JP6980255B2 - 水中観測システム及び水中観測システムの音波競合排除方法 - Google Patents
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Description
D1=D2の場合、限界船間距離SLは、
SL=D1・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))
の式で求まり、
D1>D2の場合、限界船間距離SLは、
SL=D1・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))
の式で求まり、
D1<D2の場合、限界船間距離SLは、
SL=D2・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))
の式で求まる限界船間距離SLよりも船間距離が長くなるようにすればよい。
図1は、海洋に展開されている本実施の形態の水中観測システム1の概要図である(ただし、説明の便宜上、海洋部分は図示していない)。図1に示すように、水中観測システム1は、水上航走体である母船MSと、母船MSと音響通信により通信可能な2機の自律型無人潜水機AUV1−1,1−2からなる航走体グループG1と、水上航走体である洋上中継器ASV1と、洋上中継器ASV1と音響通信により通信可能な2機の自律型無人潜水機AUV2−1,2−2からなる航走体グループG2と、水上航走体である洋上中継器ASV2と、洋上中継器ASV2と音響通信により通信可能な2機の自律型無人潜水機AUV3−1,3−2からなる航走体グループG3とからなる。航走体グループ内の通信は、時間分割信号処理等の多重通信技術によって実現されている。母船MSと、洋上中継器ASV1,2は、近距離においては電波を用いた無線通信を用いて、電波が到達しない遠距離においては、通信衛星CSを利用した衛星通信回線を用いて、相互に通信を行う。
図2は、水深を無視して洋上中継器ASVと自律型無人潜水機AUVを図示した平面図であり、洋上中継器ASVと自律型無人潜水機AUVからなる航走体グループによる海底観測の様子を示す概要図である。自律型無人潜水機AUVには、予め海底のAUV観測シナリオが設定されており、洋上中継器ASVは、自律型無人潜水機AUVの観測シナリオに基づいてASV観測シナリオを作成する。図2には、AUV観測シナリオOSによる航路(測線)が実線(一部省略)により描かれている。洋上中継器ASV及び自律型無人潜水機AUVには、予め、緯度・経度で定義された会合ポイントMPが設定されており、観測範囲に到着すると、洋上中継器ASVは会合ポイントMPで待機し(図2(1))、自律型無人潜水機AUVは、着水後潜航しながら会合ポイントMPへと向かうようになっている(図2(2))。会合後、自律型無人潜水機AUVはAUV観測シナリオに基づいて海底観測を開始し、洋上中継器ASVは自律型無人潜水機AUVを追尾する(図2(3))。観測が終了すると、洋上中継器ASVと自律型無人潜水機AUVは、終了地点で、旋回待機を行う(図2(4))。
図3は、母船MSと自律型無人潜水機AUV1、及び、洋上中継器ASVと自律型無人潜水機AUV2による音響通信の様子を図示した概略図である。図3は、紙面上部を海面側、紙面下部を海底側にした側方から見た図である。母船MSと洋上中継器ASVは船間距離Sをあけて洋上(海面SS)を航行しており、自律型無人潜水機AUV1,2は海中を航行している。本実施の形態は、特に、母船MS及び洋上中継器ASVから、自律型無人潜水機AUV1,2へ送信する音響通信が対象である。
図3及び図4を用いて、音波競合について説明する。図3は音波競合が生じていない状況であり、図4は音波競合が生じている状況である。図3に示す母船MS及び自律型無人潜水機AUV1からなる航走体グループG1と、洋上中継器ASV及び自律型無人潜水機AUV2からなる航走体グループG2で、自律型無人潜水機AUVの深度D1,D2を比較すると、自律型無人潜水機AUV2の方が深度が深い。そこで、航走体グループG1と航走体グループG2のいずれも、自律型無人潜水機AUV2の深度D2に合わせて音波ビームの円錐の底面を定義する。すなわち、航走体グループG2の場合には、有効音波ビームの底面を底面BSとし、航走体グループG1の場合には、有効音波ビームよりも下方に仮想底面IBSがあると仮定する。母船MSと洋上中継器ASVが近づき、図4のように、底面BSと仮想底面IBSが交差した状態となり、音波競合範囲CRが形成されると、音波競合状態となる。この状態で直ちに音響通信ができなくなるわけではないが、音波競合範囲CRに自律型無人潜水機AUV1,2が進入すると、音響通信ができなくなるため、音波競合状態を排除することで、未然に音響通信ができなくなることを防ぐことが本実施の形態の目的の1つである。
図5は、洋上中継器ASVの構成を示すブロック図である。本実施の形態の洋上中継器ASVは、自身で情報を収集し、母船MSや他の洋上中継器ASVとの音波競合を排除するものである。図5には、回避行動に必要なブロックのみ図示してあり、自律航行に必要な部材、観測に必要な部材、AUVとの音響通信に必要な部材等の他の部材は図示を省略してある。なお、母船MSも同様の構成を有するものとすることもできる。
本実施の形態では、図6のフローチャートに沿って、音波競合を排除する。以下では、図3の例をもとに、音波競合の回避を説明する。
・測位部13により、自律型無人潜水機AUVの相対位置及び深度を取得する
・洋上中継器ASVの絶対位置と自律型無人潜水機AUVの相対位置から、自律型無人潜水機AUVの絶対位置を演算する
・設定情報記憶部15から音波ビームの設定情報(送波器TR1の出力V、指向角θ、送波方向Di、受波感度RG)、及び、洋上中継器ASV自身の航行状態を読み出す
・通信部9により、母船MS及び/または他の洋上中継器ASVと通信を行い、母船MS及び/または他の洋上中継器ASVの絶対位置、航行状態、音波ビームの設定情報、自律型無人潜水機AUVの絶対位置を取得する
・深度取得部21は、図3の例では、自律型無人潜水機AUV2の深度を最深深度として取得する
・船間距離取得部23は、洋上中継器ASV自身の絶対位置と、母船MS及び/または他の洋上中継器ASVの絶対位置に基づいて、船間距離Sを取得する。
D1=D2の場合、限界船間距離SLは、
SL=D1・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))・・・式(1)
の式で求まり、
D1>D2の場合、限界船間距離SLは、
SL=D1・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))・・・式(2)
の式で求まり、
D1<D2の場合、限界船間距離SLは、
SL=D2・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))・・・式(3)
の式で求まる。図3の例の場合には、D1<D2の場合なので、限界船間距離SLは、式(3)により求まる。
図10乃至図15は、他の音波競合回避のフローチャート及び回避行動の結果を示す図である。図10、図12、図14のフローチャートは、回避行動ステップ(ステップST5乃至ステップST7)以外は、図6のフローチャートと共通なので、相違点のみを説明し、他の説明は省略する。
図16は、第2の実施の形態の水中観測システムに含まれる母船MSのブロック図を示す図である。図16には、図5に示した実施の形態の部材と同じ部材には、図5に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。
MS 母船
ASV1,2 洋上中継器
AUV1−1〜3−2 自律型無人潜水機
1 水中観測システム
3 データ部
5 演算部
7 回避行動実行部
9 通信部
11 GPS信号受信部
13 測位部
15 設定情報記憶部
17 音波ビーム到達範囲取得部
19 航行状態取得部
21 深度取得部
23 船間距離取得部
25 重複状態判断部
27 回避行動判断部
Claims (15)
- 1つの水上航走体と、前記1つの水上航走体と音響通信により通信可能であり、水中を自律航行する1以上の水中航走体とからなる複数の航走体グループを備えた水中観測システムの音波競合排除方法であって、
前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体がそれぞれ水中に放射する複数の音波ビームのそれぞれの到達範囲を取得する音波ビーム到達範囲取得ステップと、
前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体のそれぞれの航行状態を取得する航行状態取得ステップと、
1つの前記航走体グループに含まれる前記1以上の水中航走体と、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1以上の水中航走体のうち、最も深い深度にある水中航走体の深度を最深深度として取得する深度取得ステップと、
1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体と、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体同士の船間距離を取得する船間距離取得ステップと、
前記音波ビーム到達範囲取得ステップで取得した前記複数の音波ビームのそれぞれの前記到達範囲と、前記航行状態取得ステップで取得した前記航行状態と、前記深度取得ステップで取得した前記最深深度と、前記船間距離取得ステップで取得した前記船間距離とに基づいて、1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する前記音波ビームと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する前記音波ビーム同士の重複状態を判断する重複状態判断ステップと、
前記重複状態判断ステップが判断した前記重複状態に基づいて、前記音波ビーム同士が重複して音波競合が発生する音波競合範囲が形成されている、または、前記音波競合範囲が形成される可能性があると判断した場合に、前記音波競合を排除するために、前記音波競合範囲を形成しないための回避行動の必要性を判断する回避行動判断ステップと、
前記回避行動判断ステップで、前記回避行動が必要と判断した場合に、前記回避行動を前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体の少なくとも1台が実行する回避行動実行ステップとからなり、前記複数の水上航走体が放射する前記複数の音波ビーム同士の音波競合を排除する水中観測システムの音波競合排除方法。 - 前記1つの水上航走体と前記1以上の水中航走体の音響通信は、通信期間と非通信期間からなる通信周期を有しており、
前記通信期間は、前記回避行動の実行に要する時間を含む競合判断期間と連続しており、
前記回避行動判断ステップは、前記競合判断期間内に、前記音波競合が発生する範囲が形成される可能性がある場合に、前記回避行動が必要と判断する請求項1に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。 - 前記回避行動判断ステップは、前記音波競合を排除するために必要な、1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体と、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体同士の限界船間距離を演算する船間距離演算ステップを含み、
前記回避行動実行ステップは、前記船間距離が前記限界船間距離より長くなるように前記回避行動をすることを含む請求項1に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。 - 前記音波競合が発生する2つの前記航走体グループに属する2台の前記水上航走体のうち一方の前記水上航走体の送波器の指向角をθ1、他方の前記水上航走体の送波器の指向角をθ2、前記一方の水上航走体と組になる前記1以上の水中航走体のうち最も深度が深いものの深度をD1、前記他方の水上航走体と組になる前記1以上の水中航走体のうち最も深度が深いものの深度をD2とすると、
D1=D2の場合、前記限界船間距離SLは、
SL=D1・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))
の式で求まり、
D1>D2の場合、前記限界船間距離SLは、
SL=D1・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))
の式で求まり、
D1<D2の場合、前記限界船間距離SLは、
SL=D2・(tan(θ1/2)+tan(θ2/2))
の式で求まる請求項3に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。 - 前記回避行動実行ステップは、前記音波競合が発生する2つの前記航走体グループに属する2台の前記水上航走体の少なくとも一方の前記音波ビームを送波する送波器の指向角を小さくすることを含む請求項1に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。
- 前記回避行動実行ステップは、前記音波競合が発生する2つの前記航走体グループに属する2台の前記水上航走体の少なくとも一方の前記音波ビームを送波する送波器の出力を小さくすることを含む請求項1に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。
- 前記回避行動実行ステップは、前記音波競合が発生する2つの前記航走体グループに属する2台の前記水上航走体の少なくとも一方の前記音波ビームを送波する送波器の送波方向を変更することを含む請求項1に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。
- 前記回避行動実行ステップでは、前記水上航走体が、組になる前記水中航走体との前記音響通信が所定の試行回数を超えた場合に、予め定めておいた再会合ポイントへ移動し、再び前記水中航走体を捕捉するまで前記再会合ポイントで待機する請求項1に記載の水中観測システムの音波競合排除方法。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の音波競合排除方法を実行する水中観測システムであって、
前記複数の航走体グループに属する前記複数の水上航走体のそれぞれが、前記音波ビーム到達範囲取得ステップ、前記航行状態取得ステップ、前記深度取得ステップ、前記船間距離取得ステップ、前記重複状態判断ステップ、及び、前記回避行動判断ステップを実行し、前記回避行動判断ステップで、前記回避行動が必要と判断した場合に、前記回避行動実行ステップを実行するように構成されている水中観測システム。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の音波競合排除方法を実行する水中観測システムであって、
前記複数の航走体グループに属する前記複数の水上航走体のうち1つ、または、基地局がマスター機として設定され、他の前記複数の水上航走体は前記マスター機からの指示を受けるスレーブ機として設定されており、
前記マスター機が、前記音波ビーム到達範囲取得ステップ、前記航行状態取得ステップ、前記深度取得ステップ、前記船間距離取得ステップ、前記重複状態判断ステップ、及び、前記回避行動判断ステップを実行し、前記回避行動判断ステップで、前記回避行動が必要と判断した場合に、該水中航走体と組になる前記スレーブ機に前記回避行動実行ステップを実行させる指令を出力するように構成されている水中観測システム。 - 1つの水上航走体と、前記1つの水上航走体と音響通信により通信可能であり、水中を自律航行する1以上の水中航走体とからなる複数の航走体グループを備えた水中観測システムであって、
前記水上航走体のそれぞれは、
自らが放射する音波ビームと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビーム同士の重複状態に基づいて、前記音波ビーム同士が重複して音波競合が発生する音波競合範囲が形成されている、または、前記音波競合範囲が形成される可能性があると判断した場合に、前記音波競合を排除するために、前記音波競合範囲を形成しないための回避行動の必要性を判断する演算部と、
前記演算部が、前記回避行動が必要と判断した場合に、前記回避行動を実行する回避行動実行部とを備えていることを特徴とする水中観測システム。 - 前記演算部は、
前記水上航走体自らが放射する音波ビームと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビームの到達範囲を取得する音波ビーム到達範囲取得部と、
前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体のそれぞれの航行状態を取得する航行状態取得部と、
前記水上航走体自らが属する前記航走体グループに含まれる前記1以上の水中航走体と、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1以上の水中航走体のうち、最も深い深度にある水中航走体の深度を最深深度として取得する深度取得部と、
前記水上航走体自らと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体同士の船間距離を取得する船間距離取得部と、
前記音波ビーム到達範囲取得部で取得した前記音波ビームのそれぞれの前記到達範囲と、前記航行状態取得部で取得した前記航行状態と、前記深度取得部で取得した前記最深深度と、前記船間距離取得部で取得した前記船間距離とに基づいて、前記水上航走体自らが放射する音波ビームと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビーム同士の重複状態を判断する重複状態判断部と、
前記重複状態判断部が判断した前記重複状態に基づいて、音波競合を排除するための回避行動の必要性を判断する回避行動判断部と、
を備えている請求項11に記載の水中観測システム。 - 1つの水上航走体と、前記1つの水上航走体と音響通信により通信可能であり、水中を自律航行する1以上の水中航走体とからなる複数の航走体グループを備えた水中観測システムであって、
前記複数の航走体グループに属する前記複数の水上航走体のうち1つ、または、基地局がマスター機として設定され、他の前記複数の水上航走体は前記マスター機からの指示を受けるスレーブ機として設定されており、
前記マスター機は、
1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビームと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビーム同士の重複状態に基づいて、前記音波ビーム同士が重複して音波競合が発生する音波競合範囲が形成されている、または、前記音波競合範囲が形成される可能性があると判断した場合に、前記音波競合を排除するために、前記音波競合範囲を形成しないための回避行動の必要性を判断する演算部と、
前記演算部が、前記回避行動が必要と判断した場合に、前記回避行動を実行するように前記スレーブ機に指示を行う回避行動実行部と、
を備えていることを特徴とする水中観測システム。 - 前記演算部は、
前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体がそれぞれ水中に放射する複数の音波ビームのそれぞれの到達範囲を取得する音波ビーム到達範囲取得部と、
前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体のそれぞれの航行状態を取得する航行状態取得部と、
1つの前記航走体グループに含まれる前記1以上の水中航走体と、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1以上の水中航走体のうち、最も深い深度にある水中航走体の深度を最深深度として取得する深度取得部と、
1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体と、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体同士の船間距離を取得する船間距離取得部と、
前記音波ビーム到達範囲取得部で取得した前記複数の音波ビームのそれぞれの前記到達範囲と、前記航行状態取得部で取得した前記航行状態と、前記深度取得部で取得した前記最深深度と、前記船間距離取得部で取得した前記船間距離とに基づいて、1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビームと、他の1つの前記航走体グループに含まれる前記1つの水上航走体が放射する音波ビーム同士の重複状態を判断する重複状態判断部と、
前記重複状態判断部が判断した前記重複状態に基づいて、音波競合を排除するための回避行動の必要性を判断する回避行動判断部と、
を備えている請求項13に記載の水中観測システム。 - 前記複数の航走体グループに属する複数の前記水上航走体には、予め優先順位が付けられており、
前記回避行動実行部は、同時期に複数の前記スレーブ機に前記回避行動を実行させる必要がある場合に、前記優先順位の順に前記回避行動を実行するように前記複数のスレーブ機に前記指示を行う調停機能を有する請求項13または14に記載の水中観測システム。
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