JP6979363B2 - 導電性ローラ及び画像形成装置 - Google Patents
導電性ローラ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6979363B2 JP6979363B2 JP2018014025A JP2018014025A JP6979363B2 JP 6979363 B2 JP6979363 B2 JP 6979363B2 JP 2018014025 A JP2018014025 A JP 2018014025A JP 2018014025 A JP2018014025 A JP 2018014025A JP 6979363 B2 JP6979363 B2 JP 6979363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- base layer
- meth
- conductive roller
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
ここで、基層については、各種ゴムや、ポリウレタン等のエラストマーが用いられており、該弾性層はエラストマー原料を所望のキャビティー形状を有するモールドに注入し、加熱硬化させることにより製造することができる。
例えば、基層の上に紫外線硬化樹脂からなる塗膜層を設ける技術が知られている。ただし、塗膜層として紫外線硬化樹脂を用いる場合、汚染性等は向上するものの、紫外線照射により硬化する際に塗膜層で硬化収縮が起こりやすく、基層と塗膜層との間に歪が生じ、層間の密着性や接着性が悪化するという問題があった。
上記構成を具えることによって、画像不良を抑制できるとともに、基層の外周側に形成された塗膜の接着性に優れた導電性ローラの提供が可能となる。
4<N×1000<43 ・・・(1)
より優れた基層と塗膜との接着性を得ることができるためである。
上記構成によって、導電性ローラの状態に起因した画像不良の発生を低減できる。
ここで、図1(a)は、本発明の導電性ローラの一実施形態について、模式的に示したものであり、図1(b)は、本発明の導電性ローラの他の実施形態について、模式的に示したものである。また、図2は、本発明の画像形成装置の一実施形態を、模式的に示した断面図である。
本実施形態の導電性ローラ1は、図1(a)及び(b)に示すように、シャフト2と、該シャフト2の外周側に、少なくとも、基層3と、塗膜(図1(a)では表層4、図1(b)では中間層5)とを備えた導電性ローラ1である。
これらの中でも、本発明の導電性ローラは、現像ローラとして用いられることが好ましい。現像ローラは、特に、トナー搬送性能の劣化に起因した印字濃度の低下を抑制できることが要求されている部材であり、ローラを構成する基層と塗膜との高い接着性が求められていることから、本発明の課題解決による利益を効果的に享受できるためである。
(基層)
本実施形態の導電性ローラ1を構成する基層3は、図1(a)及び(b)に示すように、シャフト2の外周側に形成された層である。
これらの中でも、ポリウレタン樹脂は、良好な柔軟性を実現できる点で好ましい。
さらに、前記ポリウレタン樹脂については、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタンであることが好ましい。紫外線を照射することによって硬化させることができ、後述する塗膜中の(メタ)アクリロイル基と反応することで、基層と塗膜との接着性をより高めることができる。さらにまた、前記(メタ)アクリロイル基をポリウレタンの末端に導入したポリウレタンは、紫外線硬化の効率が優れる点でより好ましい。なお、前記(メタ)アクリロイル基については、後述する基層用組成物中に含まれる(メタ)アクリレートに由来するものである。
また、本明細書において、「(メタ)アクリロイル」は、アクリロイル及びメタクリロイルのうち少なくとも1つを意味し、「(メタ)アクリロイル基」は、アクリロイル基(CH2=CHCO−)及びメタクリロイル基(CH2=C(CH3)CO− )のうち少なくとも1つを意味する。
4<N×1000<43 ・・・(1)
上記関係形式(1)を満たすことによって、前記ポリウレタン中にバランス良く(メタ)アクリロイル基が存在するため、ポリウレタンの良好な柔軟性を維持しつつ、基層と後述する塗膜との接着性をより向上できる。
なお、前記ポリウレタンの重量100g中に含有される前記(メタ)アクリロイル基のモル数Nについては、例えば、100gのポリウレタン基材に、2−ヒドロキシエチルアクリレート(ライトエステルHO−A、分子量:116.1)を2gとなるように含有させた場合、N=2÷116.1×1000=17となる。なお、小数点以下は四捨五入して算出する。
前記基層用組成物としては、前記基層を形成できる組成物である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ポリウレタン樹脂の基層を形成する場合には、前記基層用組成物として、ポリオール、イソシアネート、(メタ)アクリレート、ウレタン結合触媒、溶媒、充填剤、などの成分を含むことが好ましい。また、前記ポリウレタンフォームからなる基層を形成する場合には、整泡剤をさらに含むことが好ましい。
前記基層用組成物は、上記成分の他に、必要に応じて、イオン導電剤、可塑剤、軟化剤、粘着付与剤、粘着防止剤、分離剤、離型剤、増量剤、着色剤、架橋剤、加硫剤、重合禁止剤、などを含んでもよい。
これらの中でも、ポリエーテルポリオールが、樹脂の柔軟性、永久圧縮ひずみを少なくする点で、好ましい。
これらの中でも、プレポリマー化トリレンジイソシアネート(プレポリマー化TDI)が、ウレタン反応活性が高く、基層ひいては導電性ローラの弾性を向上させやすい等の点で、好ましい。
これらの中でも、2−ヒドロキシエチルアクリレートが、コスト及び高い反応性による接着力発現の点で、好ましい。
これらの中でも、2−イソシアナトエチルアクリレートが、ウレタン反応活性、アクリレート反応活性が良く、高い接着性を発現する点で、好ましい。
これらの中でも、ジブチル錫ジラウレートが、触媒活性が高い点で、好ましい。
また、前記シリコーン系整泡剤は、官能基を有することが好ましい。前記シリコーン系整泡剤の官能基としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、OH(水酸)基、チオール基、アミノ基、イミノ基、ニトロ基、ニトロソ基、カルボキシル基、アクロイル基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、OH(水酸)基は、後述する塗膜用組成物にイソシアネートが含まれると、該イソシアネートが、基層のシリコーン系整泡剤に由来するOH(水酸)基とウレタン結合を形成するため、基層と塗膜との間の接着性がより向上できる点で、好ましい。後述する湿気硬化型接着剤にイソシアネート基を2つ以上有するMDIを含んでいると、MDIは電子求引性が高く、整泡剤のOH基と化学反応しやすいため、反応効率が高く、接着性を特に向上できる。
また、前記基層を、ポリウレタンフォームにより形成する場合には、例えば、シャフトの半径方向外側に、ポリウレタンフォームを含む基層用組成物を直接担持させることで基層を形成できる。
本実施形態の導電性ローラ1は、図1(a)及び(b)に示すように、上述した基層の外周側に形成された塗膜を備える。
ここで、本発明における塗膜とは、前記基層3上に直接形成された層のことである。図1(a)に示すように、導電性ローラ1において、基層3上に導電性ローラ1の最外層である表層4が直接形成される場合には、表層4が塗膜に該当し、図1(b)に示すように、基層3と表層4との間に中間層5が形成される場合には、中間層5が塗膜に該当する。また、図示はしていないが、中間層5と基層3との間にさらなる介在層がある場合には、その介在層が塗膜に該当する。
前記塗膜中に、前記粘着付与剤を含有させることによって、塗膜の表層との接着性を大きく向上できる。ただし、前記粘着付与剤の含有量が多すぎる場合には、後述する塗膜用組成物がべたつき、加工性が悪化することもある。そのため、本発明では、前記粘着付与剤の含有量を、樹脂成分である紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー100質量部に対して5〜40質量部の範囲に収めることで、加工性の悪化等の悪影響を招くことなく、塗膜の接着性を向上させることが可能となる。
前記塗膜用組成物は、紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、溶剤及び粘着付与剤に加えて、(メタ)アクリレートモノマー、光重合開始剤等を含むことができる。
前記塗膜用組成物の濁度が40NTU以下であれば、前記塗膜用組成物に含まれる粘着付与剤が溶解し、適度に分散していることから、形成された塗膜について、優れた接着性を実現できる。
なお、前記塗膜用組成物の濁度の下限値については、特に限定はされず、5NTU程度とすることができる。
また、前記塗膜用組成物が、粗さを調整するための充填材(フィラー)を含む場合には、そのフィラーを除いて測定した濁度を、塗膜用組成物の濁度としている。
本発明では、紫外線硬化性樹脂の中でも、硬化速度が速く作業時間を短縮できる点、低温硬化が可能である点、塗膜の接着性及び柔軟性を高めることができる点等から、紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを用いて塗膜を形成している。
これらの中でも、水添化されたポリブタジエン系ウレタンアクリレートオリゴマーが、耐透湿度性、抵抗の環境変動が少ないといった点で、好ましい。
なお、前記紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーについては、ポリオール、イソシアネート及び(メタ)アクリレート化合物を、ウレタン化することによって得ることができる。
これらの中でも、イソホロンジイソシアネートが、製造プロセスにおいて粘度調整をしやすい点、基層の柔軟性を確保しやすくなる点、等で好ましい。
例えば、前記溶剤として、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類;酢酸ブチル;ジメチルスルホン;ジメチルスルホキシド;テトラヒドロフラン;ジオキサン;トルエン;キシレン等が挙げられる。これらの溶剤は、一種で用いても良いし、二種以上を併用することもできる。
前記粘着付与剤の種類については、特に限定はされず、公知の粘着付与剤を用いることができる。例えば、ロジン系樹脂、石油系樹脂、アルキルフェノール−ホルムアルデヒド系樹脂、アルキルフェノール−アセチレン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。これらの中でも、前記粘着付与剤は、前記塗膜の接着性をより向上できる観点から、ロジン系樹脂又は石油系樹脂であることが好ましく、ロジン系樹脂又は石油系樹脂の臭素価が10以上のものであることがより好ましく、20以上のものであることがより好ましい。なお、前記臭素化の上限値については、特に限定はされないが、150程度であることが好ましい。
ここで、ロジン系樹脂とは松科の植物に多量に含まれる松やにの、不揮発性の成分であり、樹脂酸とよばれる各種異性体を主成分としたものである。アビチエン酸、ネオアビチエン酸、パラストリン酸、ピマール酸、イソピマール酸、デヒドロアビチエン酸を主成分とし、ロジンメーカーにより不均化などの処理をされたものも含む。
石油系樹脂とは、スチレン、ビニルトルエン、インデン、ピペリレン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等を主な成分として重合された、脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂である。
ここで、前記(メタ)アクリレートモノマーについては、特に限定はされず、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、前記基層との接着性向上の観点からは、アクリロイルモルホリン、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、及びケイ素又はフッ素を含む(メタ)アクリレートモノマーよりなる郡から選択される少なくとも一種であることが好ましい。
なお、前記シリカ及び前記カーボンブラックの含有量については、硬化後の塗膜ではなく、前記塗膜用組成物中に配合されたシリカ及びカーボンブラックの、紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー100質量部に対する含有量(質量部)である。
前記触媒の使用量は、前記ポリオール100質量部に対して0.001〜2.0質量部の範囲が好ましい。
また、上述した整泡剤の中でも、シリコーン系整泡剤が、発泡体の泡均一性が良好になる点で、好ましい。
本発明の導電性ローラは、図1(a)及び(b)に示すように、シャフト2を備える。前記シャフト2を構成する材料は、良好な導電性を有する限り、特に制限はなく、例えば、金属からなるシャフトや、高剛性の樹脂基材からなるシャフト、又は、これらの組み合わせとすることができ、内部を中空にくりぬいた金属製又は高剛性樹脂製の円筒体等であってもよい。
本発明の画像形成装置は、上述した本発明の導電性ローラを備えたことを特徴とする。
画像形成装置中に、本発明の導電性ローラを備えることによって、導電性ローラに起因した画像不良の発生を抑制できる。
なお、本実施形態の画像形成装置は、さらに、画像形成装置に通常用いられる公知の部品(図示せず)を備えることができる。
以下に記載の条件によって、現像ローラの各サンプルを作製した。
ポリオールとしてのサンニックスFA−951(三洋化成工業(株)製)20gと、ポリオールとしてのクラレポリオールF−510(クラレ(株)製)50gと、ポリオールとしてのクラレポリオールF−1010(クラレ(株)製)20gと、イソシアネートとしての所定量のプレポリマー化TDI(旭硝子(株)製)(イソシアネート基%=7%)と、(メタ)アクリレート(「ライトエステルHO−A」、共栄社化学(株)製)4gと、触媒としてのネオスタンU−100(日東化成(株)製)0.1gと、整泡剤としての所定量のSF−2937F(東レ・ダウコーニング(株)製)を、容器に投入し、基層用組成物を調製した。ここで、イソシアネートとしてのプレポリマー化TDIは、INDEX比(イソシアネート基のモル数/水酸基のモル数)が1.1となるように、メカニカルフロスヘッドで混合し、内面がフッ素コーティングされたφ16mmのモールドに、金属シャフトが中心になるよう固定して、上記基層作製用混合物を流し込んだ。オーブンを用いて120℃で30分間加熱し、硬化したウレタン基層をモールドから取り出した。
なお、作製した基層については、ポリウレタンの重量100gに含有される前記(メタ)アクリロイル基のモル数Nを算出し、Nに1000を乗じること(N×1000)で、(メタ)アクリロイル基含有量を得た。得られた(メタ)アクリロイル基含有量は表1に示す。
表1に記載の成分(ウレタンアクリレートオリゴマー、溶剤、粘着付与剤)に加えて、光重合開始剤としてIIRGACURE 184(BASF社製)を、ウレタンアクリレートオリゴマー100質量部に対して1質量部配合し、ディスパーミキサーを用いて、2000rpmで5分間撹拌し、表層用樹脂組成物を調製した。調製した表層用組成物については、ASONE(株)製の測定器「TR−55」を用い、JIS K0101に準拠して、濁度(NTU)の測定を行った。その後、表面粗さ調整剤として、JB800を、ウレタンアクリレートオリゴマー100質量部に対して20質量部配合し、ディスパーミキサーを用いて、2000rpmで5分間撹拌し、表層用組成物を調製した。なお、測定した濁度は表1に示す。
その後、上記の方法で作製した基層に、ロールコーターにて塗膜を3〜10μmになるよう塗装した後、UVランプ(FusionUV社製)のDバルブを用いて、紫外線を照射した。照射した紫外線(365nm)のピーク強度は1584mW/cmであり、積算光量は1086mJ/cm2であった。
紫外線照射によって表層用組成物を硬化させることで、基層と表層(塗膜)とを備えたサンプルとなる現像ローラを得た。
その後、作製した現像ローラの各サンプルについて、以下の評価を行った。
現像ローラの各サンプルから、別途1mm×1mmのシートサンプル(試験サンプル)を切り出した。その後、試験用サンプルの、表層と基層の間にカッターナイフで切り込みを入れ、EZ−TEST((株)島津製作所製)を用いて、180度剥離法により、基層と表層との間の接着力を測定した。剥離速度を10mm/minとし、5つの試験サンプルのピーク試験力の平均値を算出し、これを接着力(N)とした。
得られた接着力を表1に示す。なお、接着力は、数値が大きいほど、接着力が高く、2N以上であると導電性ローラの耐久性を確保するのに好適である。また、サンプル22については、基層の硬化が不十分であったため、塗膜の接着率を測定できていなかった。
現像ローラの各サンプルについて、印刷装置(ブラザー工業(株)製 「HL−L2360DN」)に取り付けて、温度10℃、湿度15%RHの条件下で、1%濃度の黒画像3500枚の印刷を実施した。その後、現像ローラの表面状態を観察し、以下の基準に従って評価を行った。評価結果を表1に示す。
○:現像ローラに異常なし
×:現像ローラの表層の一部に剥がれが発生
ポリオールとして、両末端水酸基ポリプロピレンジオールのサンニックスPP−2000(分子量2000)(製造会社:三洋化成工業社)を用い、イソシアネートとして、イソホロンジイソシアナート(製造会社:エボニックジャパン社)を用い、末端のイソシアネートのキャップには、2−ヒドロキシエチルアクリレート:ライトエステルHOA(N)(製造会社:共栄社化学社)を用いて、エーテル系ウレタンアクリレートオリゴマー(ウレタンアクリレートA)を調製した。 なお、イソシアネートインデックスは1.8である。
*2:ウレタンアクリレートBについては、以下の通り調製した。
ポリオールとして、ポリテトラメチレングリコールのPTG−2000SN (分子量2000)(製造会社:保土谷化学)を用い、イソシアネートとして、イソホロンジイソシアナート(製造会社:エボニックジャパン社)を用い、末端のイソシアネートのキャップには、2−ヒドロキシエチルアクリレート:ライトエステルHOA(N)(製造会社:共栄社化学社)を用いて、エーテル系ウレタンアクリレートオリゴマー(ウレタンアクリレートB)を調製した。なお、イソシアネートインデックスは1.8である。
*3:ウレタンアクリレートCについては、以下の通り調製した。
ポリオールとして、両末端水酸基ポリカプラクトンジオールのプラクセル220N(分子量2000)(製造会社:ダイセル社)を用い、イソシアネートとして、イソホロンジイソシアナート(製造会社:エボニックジャパン社)を用い、末端のイソシアネートのキャップには、2−ヒドロキシエチルアクリレート:ライトエステルHOA(N)(製造会社:共栄社化学社)を用いて、エステル系ウレタンアクリレートオリゴマー(ウレタンアクリレートC)を調製した。 なお、イソシアネートインデックスは2.0である。
*4:ウレタンアクリレートDについては、以下の通り調製した。
ポリオールとして、両末端水酸基ポリカーボネートジオールのデュラノールT5652(分子量2000)(製造会社:旭化成ケミカル社)を用い、イソシアネートとして、イソホロンジイソシアナート(製造会社:エボニックジャパン社)を用い、末端のイソシアネートのキャップには、2−ヒドロキシエチルアクリレート:ライトエステルHOA(N)(製造会社:共栄社化学社)を用いて、カーボネート系ウレタンアクリレートオリゴマー(ウレタンアクリレートD)を調製した。お、イソシアネートインデックスは1.8である。
*5:「QTN1500」、日本ゼオン(株)製、臭素価81
*6:「QTN1105」、日本ゼオン(株)製、臭素価120
*7:「QTNU185」、日本ゼオン(株)製、臭素価34
*8:「ハリタック PAJA」、ハリマ化成(株)製、臭素価84
*9:「ハリタック SE10」、ハリマ化成(株)製、臭素価5未満
*10:「ハリエスター TF」、ハリマ化成(株)製、臭素価56
*11:「YSレジン PX800」、ヤスハラケミカル(株)製、臭素価34
2 シャフト
3 基層
4 表層(塗膜)
5 中間層(塗膜)
11 感光体
12 帯電ローラ
13 トナー供給ローラ
14 トナー収容部
15 トナー
16 現像ローラ
17 クリーニングブレード
18 転写ローラ
19 クリーニングローラ
Claims (7)
- シャフトと、該シャフトの外周側に形成された基層と、該基層の外周側に形成された塗膜とを備えた導電性ローラであって、
前記塗膜が、紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、溶剤と、前記紫外線硬化ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー100質量部に対して、5〜40質量部の粘着付与剤と、を少なくとも含む塗膜用組成物からなり、
前記塗膜用組成物の濁度が40NTU以下であることを特徴とする、導電性ローラ。 - 前記粘着付与剤は、ロジン系樹脂又は石油系樹脂で、且つ、臭素価が10以上であることを特徴とする、請求項1に記載の導電性ローラ。
- 前記塗膜用組成物が、(メタ)アクリルモノマーをさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の導電性ローラ。
- 前記基層が、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタンを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
- 前記基層における、前記ポリウレタンの重量100gに含有される前記(メタ)アクリロイル基のモル数Nが、以下の関係式(1)を満たすことを特徴とする、請求項4に記載の導電性ローラ。
4<N×1000<43 ・・・(1) - 前記塗膜が、前記基層上に形成された表層、又は、前記基層と表層との間に形成された中間層であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の導電性ローラを備えたことを特徴とする、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018014025A JP6979363B2 (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | 導電性ローラ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018014025A JP6979363B2 (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | 導電性ローラ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019132954A JP2019132954A (ja) | 2019-08-08 |
JP6979363B2 true JP6979363B2 (ja) | 2021-12-15 |
Family
ID=67546074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018014025A Active JP6979363B2 (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | 導電性ローラ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6979363B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3633985B2 (ja) * | 1994-02-03 | 2005-03-30 | 出光アトフィナ株式会社 | ロール用組成物及びロール |
JPH08165441A (ja) * | 1994-10-13 | 1996-06-25 | Canon Inc | 活性エネルギー線重合性組成物、これを含む記録媒体及びこれを用いた画像形成方法 |
JP4874051B2 (ja) * | 2006-10-25 | 2012-02-08 | 株式会社ブリヂストン | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 |
EP2457935A4 (en) * | 2009-07-22 | 2013-12-04 | Hitachi Chemical Co Ltd | PHOTOCURABLE RESIN COMPOSITION AND HARDENER THEREFOR; RESIN SHEET AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME AND DISPLAY DEVICE |
JP5620950B2 (ja) * | 2012-07-19 | 2014-11-05 | 住友ゴム工業株式会社 | 現像ローラ |
JP6344999B2 (ja) * | 2014-06-30 | 2018-06-20 | 株式会社ブリヂストン | 積層体、導電性ローラ及び積層体の製造方法 |
JP6712459B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2020-06-24 | アイカ工業株式会社 | 光硬化性樹脂組成物 |
-
2018
- 2018-01-30 JP JP2018014025A patent/JP6979363B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019132954A (ja) | 2019-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5030605B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP6545561B2 (ja) | 帯電ローラ | |
JP5279237B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4616297B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4925676B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
WO2008044502A1 (fr) | Rouleau élastique conducteur et appareil de formation d'image employant celui-ci | |
JP4996866B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2008090227A (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを具えた画像形成装置 | |
JP4679556B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4990535B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
WO2016031145A1 (ja) | 導電性部材、導電性ローラ、及び画像形成装置 | |
JP4925675B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP5781780B2 (ja) | 現像ローラ | |
JP6979363B2 (ja) | 導電性ローラ及び画像形成装置 | |
JP4990536B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2009115952A (ja) | 導電性ローラ及びその製造方法、並びにそれを用いた画像形成装置 | |
JP5781779B2 (ja) | 現像ローラ | |
JP7522044B2 (ja) | 帯電ローラ、および、画像形成装置 | |
JP7221039B2 (ja) | 帯電ローラ、および帯電ローラの製造方法 | |
JP4711936B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2019105663A (ja) | 導電性ローラ及び画像形成装置 | |
WO2019150763A1 (ja) | 導電性ローラ及び画像形成装置 | |
JP4925695B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2008129520A (ja) | 導電性ローラ及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP7425059B2 (ja) | 帯電ローラ及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211029 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6979363 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |