JP6978737B2 - 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法 - Google Patents

外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法 Download PDF

Info

Publication number
JP6978737B2
JP6978737B2 JP2017215098A JP2017215098A JP6978737B2 JP 6978737 B2 JP6978737 B2 JP 6978737B2 JP 2017215098 A JP2017215098 A JP 2017215098A JP 2017215098 A JP2017215098 A JP 2017215098A JP 6978737 B2 JP6978737 B2 JP 6978737B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stainless steel
plate
steel plate
heat insulating
alc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017215098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019078148A (ja
Inventor
龍夫 ▲高▼▲橋▼
Original Assignee
株式会社高橋監理
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高橋監理 filed Critical 株式会社高橋監理
Priority to JP2017215098A priority Critical patent/JP6978737B2/ja
Publication of JP2019078148A publication Critical patent/JP2019078148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6978737B2 publication Critical patent/JP6978737B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

この発明は、外壁のALC板材の外側に断熱材と多面形状をしたステンレス鋼板を取り付けた外壁取付工法に関するものである。
従来のALC板材で構成した外壁面は、複数のALC板材を横並びに配置し、隣接するALC板材とALC板材との間の目地に、ゴム等の乾式目地材、又はコーキング等の湿式目地材を装填し、さらにALC板材の表面には塗装処理が施工されてきた。
一般的な鉄骨造りの建物の外壁をALC板材で構築する場合、クレーン等で鉄骨柱を組み立て、各階の床部分にデッキプレート等を取り付けてコンクリートを打設し、建物の外側に足場を設置したあと、鉄骨柱・梁等にALC板材を固定し、建物の外側から隣接するALC板材とALC板材との間の目地に、ゴム等の乾式目地材、又はコーキング等の湿式目地材を装填し、さらにALC板材の表面には塗装処理をしてきた。
このように建築中の建物の外側で、隣接するALC板材とALC板材との間の目地にゴム等の乾式目地材、又はコーキング等の湿式目地材を装填し、ALC板材の表面に、塗装処理を行う必要があるため、建物の外側には作業員が作業を行うための足場を設置しなければならず、そのために隣地と建築する建物との間に足場構築用の約40cm以上の空間を必要としたため、都市部の建物が密集した狭小地では、土地の有効活用という観点から問題があった。
そのため、このような都市部の狭小地で、建ぺい率を最大限活用した鉄骨造りの建物の外壁をALC板材で構築する場合には(隣地の建物と、建築する建物の間の隙間が10cmから15cmの場合。)建物の外側に足場を設置することが出来ないため、あらかじめ工場等でALC板材の表面に塗装を施工したALC板材を使用して外壁を建築し、隣接するALCパネル間の目地の室内側からゴム等の乾式目地材、又はコーキング等の湿式目地材を装填してきた(隣接するALC板材とALC板材との間の建物外側の目地には、ゴム等の乾式目地材、又はコーキング等の湿式目地材を装填しない)ため、建物外面の目地部分に防水処理を行わないことから雨水の浸入といった点でも問題が残った。
さらに、前記のような工法で建物を建てた場合、隣家の建物との隙間が狭く作業員が入って外壁のALC板材をメンテナンスすることが出来ないため、ALC板材に塗布した塗装の老化により室内へ雨水が進入する等の問題が発生した。
本発明は、このような従来の欠点に鑑みて、隣家の建物と新築する建物の間の隙間が狭いような場合でも、ALC板材を使った建物を建築することを可能とし、さらに長期にわたり外壁のメンテナンスを必要としないステンレス鋼板を使ったALC板材の外壁取付工法を提供することを主な課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、建物の床スラブ端上面に断面形状が概ね柄杓形をして先端部をT字形に形成した外断熱材用水切り台座を固定すると共に、前記外断熱材用水切り台座の上部室外側に多面形状に形成したステンレス化粧鋼板を載せ、前記ステンレス化粧鋼板の室内側に発泡スチロールパネルを2枚のベニヤ板でサンドイッチ状に接着した断熱パネルを配置し、前記ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを断熱パネルの室内側に配置したALC板材に固定するため、隣り合うステンレス化粧鋼板の両端に成形した柄杓形の契合部を重ね合せ、前記重ね合わせた契合部にステンレス鋼板で概ねL形に形成したALC板材固定金具の一端を引っ掛け、他端を折り曲げてALC板材の室内面に固定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、前記外断熱材用水切り台座は、ステンレス化粧鋼板の外面に当接させるための下部ステンレス当接面とステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面と水切り面で概ねZ形に成形した下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材と、ステンレス化粧鋼板の外面に当接させるための上部ステンレス当接面と接合面で概ねL形に成形した上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材の上部ステンレス当接面と、前記下部ステンレス当接面を同一面状になるようにステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面と接合面を溶接により固定すると共に、固定面と水切り斜面と床スラブ固定面で概ねL形に成形したL形床スラブ固定部材の固定面を、前記水切り面の外側に当接させて溶接により固定したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物の床スラブ端上面に断面形状が概ね柄杓形をして先端部をT字形に形成した外断熱材用水切り台座を固定すると共に、前記外断熱材用水切り台座の上部室外側に多面形状に形成したステンレス化粧鋼板を載せ、前記ステンレス化粧鋼板の室内側に発泡スチロールパネルを2枚のベニヤ板でサンドイッチ状に接着した断熱パネルを配置し、前記ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを断熱パネルの室内側に配置したALC板材に固定するため、隣り合うステンレス化粧鋼板の両端に成形した柄杓形の契合部を重ね合せ、前記重ね合わせた契合部にステンレス鋼板で概ねL形に形成したALC板材固定金具の一端を引っ掛け、他端を折り曲げてALC板材の室内面に固定したことにより、建物外側に足場を設置せずに室内側から外壁(ステンレス化粧鋼板と外断熱パネルとALC板材で構成される)を構築することが出来るようになり、狭小地の土地の有効活用が可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、前記外断熱材用水切り台座は、ステンレス化粧鋼板の外面に当接させるための下部ステンレス当接面とステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面と水切り面で概ねZ形に成形した下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材と、ステンレス化粧鋼板の外面に当接させるための上部ステンレス当接面と接合面で概ねL形に成形した上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材の上部ステンレス当接面と、前記下部ステンレス当接面を同一面状になるようにステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面と接合面を溶接により固定すると共に、固定面と水切り斜面と床スラブ固定面で概ねL形に成形したL形床スラブ固定部材の固定面を、前記水切り面の外側に当接させて溶接により固定したことにより、上下階のステンレス化粧鋼板と断熱パネルを容易に連続して固定することが出来るようになると共に、雨水が室内に浸入するのを容易に防ぐことが可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図8には、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、床スラブ12の先端部に断熱パネル3とステンレス化粧鋼板1を載置するための外断熱材用水切り台座13をビス85(図8で示す)で取り付けると共に、床スラブ12の先端部に載置した外断熱材用水切り台座13の建物外側上面にステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3を載置し、床スラブ12に固定したL形状の定規アングル11に、ALC板材2をイナズマプレート9とボルト10で固定し、ステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3をALC板材固定金具7(図5、図6で詳しく説明する)でALC板材2に固定した状態を立体図で示す。
図2は、図1で説明したALC板材2を点線で示し、ALC板材2を透明状態で図示することにより、ALC板材固定金具7をステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3に取り付けた状態を立体図で示す。
図3は、図1で説明したALC板材2に、ステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3をALC板材固定金具7で固定する前の、各部材の位置関係を配置図で示す。
図4aは、図1乃至図3で説明したステンレス化粧鋼板1を立体図で示す。図4bは、図4aのステンレス化粧鋼板1のA−B断面38を断面図で示す。ステンレス化粧鋼板1は、厚さ1mmのステンレス平板鋼板を横巾699mmで切断し(縦寸法は建築する室内高さによって異なる)、図4baと図4bbで示すように、第1のコの字形袖契合部22の先端部の第3の当接面34を巾4mm折り曲げ、さらに連続する第2の当接面33を第3の当接面34に対して直角に巾13mm折り曲げ、さらに連続する第1の当接面32を第2の当接面33に対して直角に巾19mm折り曲げ、さらに連続するE壁面25を第1の当接面32に対して直角に巾282mm折り曲げ、さらに連続する折曲面26をE壁面25に対して55度の角度で断熱パネル3方向に巾25mm折り曲げ、さらに連続するベニヤ板当接面27をE壁面25と平行になるように巾8mm折り曲げ、さらに連続する折曲面30をベニヤ板当接面27に対して55度の角度で断熱パネル3と反対方向に巾25mm折り曲げ、さらに連続するF壁面28を折曲面30に対して55度の角度でE壁面25の延長面上になるように巾282mm折り曲げ、さらに連続する第4の当接面35をF壁面28に対して直角に巾20mm折り曲げ、さらに連続する第5の当接面36を第4の当接面35に対して直角に巾15mm折り曲げ、さらに連続する第6の当接面37を第5の当接面に対して直角に折り曲げることにより図4aに示すステンレス化粧鋼板1が成形される。
図5は、隣り合うステンレス化粧鋼板1と、断熱パネル3と、ALC板材2を断面図で示すと共に、ステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3をALC板材2に固定するためのALC板材固定金具7を断面図と立体図(図5a、図5b)で示す。図5aはALC板材固定金具7を立体図で示す。図5bは、図5aで示したALC板材固定金具7を各々部材に分解した状態を立体図で示す。ALC板材固定金具7は、厚さ1.5mm、巾40mmのステンレス鋼板をL形に折り曲げ、先端部を図6の拡大図で示すように、隣り合うステンレス化粧鋼板の第1のコの字形袖契合部22と第2のコの字形袖契合部23を重ね合せて組み立てた状態において第3の当接面34と第6の当接面37の先端部に引っ掛けるように概ね釣り針形に折り曲げた引っ掛け部材45と、厚さ1.5mm、巾40mmのステンレス鋼板をL形に折り曲げたベニヤ板押え部材46と、厚さ1.5mm、巾10mmのステンレス鋼板の一端をL形に折り曲げると共に他端をALC板材の角面の三角形状に合わせてへの字形に折り曲げたALC板材固定部材47で構成される。
このように構成した引っ掛け部材45の接合面54にベニヤ板押え部材46の接合面48を溶接により固定した状態を図5aで示す。ベニヤ板押え部材46の接合面48を引っ掛け部材45の接合面54に溶接により固定する位置は、図6の拡大図で示すように、引っ掛け部材45のベニヤ板押え面51とベニヤ板押え部材46のベニヤ板押え面49がベニヤ板4をサンドイッチ状に挟み込むような位置に溶接により固定される。このように溶接により固定した引っ掛け部材45のベニヤ板押え面51の上下中央部にALC板材固定部材47の接合面52を引っ掛け部材45の接合面54とALC板材固定部材47のステンレス化粧鋼板引張り面53が同一面上になるように溶接により固定することによりALC板材固定金具7が形成される。
図6は、図5で説明したALC板材固定金具7でステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3をALC板材2に固定した状態を示す。ALC板材固定金具7の先端部の概ね釣り針形に折り曲げた引っ掛け面50を、隣り合うステンレス化粧鋼板1の第1のコの字形袖契合部22の第3の当接面34と第2のコの字形袖契合部23の第6の当接面39を重ね合せた先端部に引っ掛け、ベニヤ板押え部材46のベニヤ板押え面49と引っ掛け部材45のベニヤ板押え面51が断熱パネル3のベニヤ板4を挟み込んで固定すると共に、ALC板材固定部材47のALC固定面55をビス8によりALC板材2に固定することによりステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3がALC板材固定金具7によりALC板材2に固定される。
図7は、図1で説明した床スラブ12に外断熱材用水切り台座13を取り付けると共に、ALC板材2の下部を床スラブ12に固定した定規アングル11に、ALC板材2にボルト10で固定したイナズマプレート9を固定し、さらにALC板材2の上部を梁66に固定した定規アングル67に、ALC板材2にボルト69で固定したイナズマプレート68を固定し、さらにステンレス化粧鋼板1と断熱パネル3を外断熱材用水切り台座13の台座上に配置した状態を断面図で示す。
図8は、図7で説明した外断熱材用水切り台座13を詳細に説明する。外断熱材用水切り台座13は図8cで示すように厚さ1mmのステンレス鋼板をL形状に直角に折り曲げた上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材75と、厚さ1mmのステンレス鋼板を概ねZ形に折り曲げた下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76と、厚さ1mmのステンレス化粧鋼板を概ねL形に折り曲げたL形床スラブ固定部材77で構成され、上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材75はステンレス化粧鋼板1の外面を押える巾30mmの上部ステンレス当接面78と、上部ステンレス当接面78に対して直角に折り曲げられた巾30mmの接合面79で形成される。下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76はステンレス化粧鋼板1の外面を押える下部ステンレス当接面80と、下部ステンレス当接面80に対して直角に折り曲げられた巾32mmのステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面81と、ステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面81に対して直角に折り曲げられた巾30mmの水切り面82で形成される。L形床スラブ固定部材77は巾20mmの固定面83と、固定面83に対して105度の角度で折り曲げられた巾23mmの水切り斜面86と、水切り斜面86に対して巾30mmで5度の角度に折り曲げた床スラブ面84で形成され、床スラブ面84には2階床スラブ65に外断熱材用水切り台座13をビス85で固定するための複数の穴87が開けられる。
このように、図8cで説明した上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材75の上部ステンレス当接面78と下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76の下部ステンレス当接面80を同一面状になるように配置したうえで上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材75の接合面79と下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76のステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面81を溶接により固定すると共に、さらに下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76の水切り面82の上端部とL形床スラブ固定部材77の固定面83の折端が同一位置になるように、下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76の水切り面82とL形床スラブ固定部材77の固定面83を溶接により固定することにより、図8bで示すような外断熱材用水切り台座13が形成される。なお、外断熱材用水切り台座13の長さについては、工事現場の間取り等により長さの異なる外断熱材用水切り台座13を使用する。
図8aは、図8bで説明した外断熱材用水切り台座13をビス85で2階床スラブ65に固定し、外断熱材用水切り台座13の上面にステンレス化粧鋼板1、断熱パネル3を載置し、図5、図6で説明したALC板材固定金具7で、ステンレス化粧鋼板1、断熱パネル3をALC板材2に固定した状態を断面図で示す。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図9、図10には、この発明の実施の形態2を示す。上記発明の実施の形態1では、図5で説明したように、引っ掛け部材45の先端部は概ね釣り針形に折り曲げて成形すると共に、ALC板材固定金具7のALC板材固定部材47は端部を折り曲げてへの字形折曲面56とALC固定面55で成形したが、この発明の実施の形態2では、図9a、図9bで示すように引っ掛け部材99の先端部をU字形に成形すると共に、ALC板材固定金具97のステンレス化粧鋼板引張り面101に穴103を開けると共に、端部を斜めに折り曲げて三角形状の食込み部102を成形し、図10で示すように、ステンレス化粧鋼板(この発明の実施の形態1と同様)と断熱パネル(この発明の実施の形態1と同様)をALC板材固定金具97でALC板材96に固定する際は、図10a、図10bで示すようにALC板材固定金具97の食込み部102をハンマー104で叩いてALC板材96に打ち込みビス110でステンレス化粧鋼板引張り面101をALC板材96に固定するように構成した。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以下、この発明の実施の形態3について説明する。
[発明の実施の形態3]
図11には、この発明の実施の形態3を示す。上記発明の実施の形態1では、図8で説明したように、外断熱材用水切り台座13は図8cで示すように厚さ1mmのステンレス鋼板をL形状に直角に折り曲げた上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材75と、厚さ1mmのステンレス鋼板を概ねZ形に折り曲げた下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材76と、厚さ1mmのステンレス化粧鋼板を概ねL形に折り曲げたL形床スラブ固定部材77で構成し、床スラブ端上面にL形床スラブ固定部材77をビス85で固定したが、この発明の実施の形態3では、外断熱材用水切り台座127は図11cで示すように厚さ1mmのステンレス鋼板をステンレス当接面132と接合面129でL形状に直角に折り曲げた上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材126と、床スラブ端を斜面状に切り下げ水返し勾配を付けた床スラブ欠け込み部128に、厚さ1mmのステンレス鋼板をステンレス化粧鋼板の外面に対して斜めに成形した水切り面133とステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面130と水押え面130と床スラブ欠け込み部131の斜面形状に合致するよう斜めに成形した水切り斜面で概ね階段状に成形した下部ステンレス化粧鋼板階段形押え部材125で構成し、上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材126の接合面129を下部ステンレス化粧鋼板階段形押え部材125のステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面130に溶接で固定し、下部ステンレス化粧鋼板階段形押え部材125の穴131にビス124を挿入して外断熱材用水切り台座127を床スラブ欠け込み部128に固定することにより室内への雨水等の浸入を防ぐように構成した。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態1に係る、断熱パネルとステンレス化粧鋼板をALC板材固定金具でALC板材に固定した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示したALC板材を点線で示し、ALC板材固定金具をステンレス化粧鋼板と断熱パネルに固定した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した断熱パネルとステンレス化粧鋼板とALC板材を組み合せて固定する前の状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、ステンレス化粧鋼板を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルとALC板材をALC板材固定金具に固定する前の状態を断面図で示す。 同実施の形態に係る、図5で示したステンレス化粧鋼板と断熱パネルとALC板材をALC板材固定金具に固定した状態を断面図で示す。 同実施の形態に係る、スステンレス化粧鋼板と断熱パネルを外断熱材用水切り台座で床スラブに固定した状態を断面図で示す。 同実施の形態に係る、図7で示した外断熱材用水切り台座を部材別に分解した状態を断面図で示す。 本発明の実施の形態2に係る、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルとALC板材をALC板材固定金具に固定する前の状態を断面図で示す。 同実施の形態に係る、図9で示したステンレス化粧鋼板と断熱パネルとALC板材をALC板材固定金具に固定した状態を断面図で示す。 本発明の実施の形態3に係る、外断熱材用水切り台座を部材別に分解した状態を断面図で示す。
1 ステンレス化粧鋼板
2 ALC板材
3 断熱パネル
4 ベニヤ板
5 発泡スチロールパネル
6 ベニヤ板
7 ALC板材固定金具
8 ビス
9 イナズマプレート
10 ボルト
11 定規アングル
12 床スラブ
13 外断熱材用水切り台座
18 穴
22 第1のコの字形袖契合部
23 第2のコの字形袖契合部
24 C位置
25 E壁面
26 折曲面
27 ベニヤ板当接面
28 F壁面
29 D位置
30 折曲面
31 台形折曲部
32 第1の当接面
33 第2の当接面
34 第3の当接面
35 第4の当接面
36 第5の当接面
37 第6の当接面
38 A―B断面
45 引っ掛け部材
46 ベニヤ板押え部材
47 ALC板材固定部材
48 接合面
49 ベニヤ板押え面
50 引っ掛け面
51 ベニヤ板押え面
52 接合面
53 ステンレス化粧鋼板引張り面
54 接合面
55 ALC固定面
56 への字形折曲面
60 ステンレス化粧鋼板契合部
65 2階床スラブ
66 梁
67 定規アングル
68 イナズマプレート
69 ボルト
70 ケイカル板
75 上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材
76 下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材
77 L形床スラブ固定部材
78 上部ステンレス当接面
79 接合面
80 下部ステンレス当接面
81 ステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面
82 水切り面
83 固定面
84 床スラブ固定面
85 ビス
86 水切り斜面
87 穴
91 第3のコの字形袖契合部
92 第4のコの字形袖契合部
93 ベニヤ板
94 発泡スチロールパネル
95 ベニヤ板
96 ALC板材
97 ALC板材固定金具
98 ベニヤ板押え部材
99 引っ掛け部材
100 ALC板材固定部材
101 ステンレス化粧鋼板引張り面
102 食込み部
103 穴
104 ハンマー
105 手
106 引っ掛け面
110 ビス
115 ステンレス化粧鋼板
116 断熱パネル
117 ベニヤ板
118 発泡スチロールパネル
119 ベニヤ板
120 ボルト
121 イナズマプレート
122 定規アングル
123 2階床スラブ
124 ビス
125 下部ステンレス化粧鋼板階段形押え部材
126 上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材
127 外断熱材用水切り台座
129 接合面
130 ステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面
131 穴
132 ステンレス当接面
133 水切り面
134 水押え面
136 水切り斜面

Claims (2)

  1. 建物の床スラブ端上面に断面形状が概ね柄杓形をして先端部をT字形に形成した外断熱材用水切り台座を固定すると共に、前記外断熱材用水切り台座の上部室外側に多面形状に形成したステンレス化粧鋼板を載せ、前記ステンレス化粧鋼板の室内側に発泡スチロールパネルを2枚のベニヤ板でサンドイッチ状に接着した断熱パネルを配置し、前記ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを断熱パネルの室内側に配置したALC板材に固定するため、隣り合うステンレス化粧鋼板の両端に成形した柄杓形の契合部を重ね合せ、前記重ね合わせた契合部にステンレス鋼板で概ねL形に形成したALC板材固定金具の一端を引っ掛け、他端を折り曲げてALC板材の室内面に固定したことを特徴とする外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法。
  2. 前記外断熱材用水切り台座は、ステンレス化粧鋼板の外面に当接させるための下部ステンレス当接面とステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面と水切り面で概ねZ形に成形した下部ステンレス化粧鋼板Z形押え部材と、ステンレス化粧鋼板の外面に当接させるための上部ステンレス当接面と接合面で概ねL形に成形した上部ステンレス化粧鋼板L形押え部材の上部ステンレス当接面と、前記下部ステンレス当接面を同一面状になるようにステンレス化粧鋼板・ベニヤ板置き面と接合面を溶接により固定すると共に、固定面と水切り斜面と床スラブ固定面で概ねL形に成形したL形床スラブ固定部材の固定面を、前記水切り面の外側に当接させて溶接により固定したことを特徴とする請求項1に記載の外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法。
JP2017215098A 2017-10-20 2017-10-20 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法 Active JP6978737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017215098A JP6978737B2 (ja) 2017-10-20 2017-10-20 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017215098A JP6978737B2 (ja) 2017-10-20 2017-10-20 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019078148A JP2019078148A (ja) 2019-05-23
JP6978737B2 true JP6978737B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=66627521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017215098A Active JP6978737B2 (ja) 2017-10-20 2017-10-20 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6978737B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112252540A (zh) * 2020-11-19 2021-01-22 苏州兰夕宜建筑装饰工程有限公司 一种桁架式房屋建筑外墙结构
CN116335297A (zh) * 2022-05-18 2023-06-27 江苏山由帝奥节能新材股份有限公司 一种采用保温装饰一体板构成的保温墙面

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811512U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 松下電工株式会社 壁パネルの接合構造
JPH07247686A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Sekisui House Ltd ベタ基礎の成形方法およびこの成形に用いる型枠保持金具
JP4971031B2 (ja) * 2007-05-25 2012-07-11 株式会社ヒロコーポレーション 荷重受支持ブラケット
JP6562266B2 (ja) * 2015-12-09 2019-08-21 株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の透明仮枠構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019078148A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2365145B1 (en) A prefabricated modular building
US20170306621A1 (en) An exterior wall and a method for constructing an exterior wall
US9068350B2 (en) Building module, a method for making same, and a method for using same to construct a building
JP4847153B2 (ja) 陸屋根建物の屋根改修構造及びその構築方法
JP6978737B2 (ja) 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法
US2329610A (en) Building panel
KR20070030278A (ko) 건축물 시스템
JP6846612B2 (ja) 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法
CN110835970A (zh) 压型钢板结构及施工方法
WO2019102438A1 (en) Permanent formwork and support system
US6145263A (en) Light gauge sheet metal building construction system
CN115217254A (zh) 一种免拆钢筋桁架楼承板及模板、楼承板的制造方法
JP6946608B2 (ja) 断熱パネルの両端を凹凸形フレーム金具で構成した外壁断熱パネル
KR101776783B1 (ko) 건축 시공용 일체형 모듈블록
FI66229C (fi) Sammasatt platta
JP7540355B2 (ja) 屋根構造体
JP7198025B2 (ja) 持ち出し構造
CN220747338U (zh) 一种新型金属复合饰面装配式隔墙底部调平结构
RU107204U1 (ru) Перекрытие для деревянного здания (варианты)
JP7401377B2 (ja) 木造建物の床パネル
JP2000096752A (ja) 建築構造および建築工法
JP7193368B2 (ja) 屋根パネル
DK2639372T3 (en) Wall structure and method of making a wall structure
WO2000047836A1 (en) Wall construction system
EP3081713A1 (en) An improved floor/ceiling joist arrangement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6978737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250