JP6978661B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
交流を直流に変換するコンバータ回路(11)と、
前記コンバータ回路(11)の出力端子間に接続されたコンデンサ(12)と、
前記コンバータ回路(11)が出力した直流を交流に変換するインバータ回路(13)と、
前記コンデンサ(12)に接続され、前記インバータ回路(13)が出力した交流で動作する負荷からの回生電力を受けるクランプ回路(16)と、
を備え、
前記クランプ回路(16)は、1つの電解コンデンサ(16a)、若しくは直列接続された複数の電解コンデンサ(16a)によって構成されたコンデンサ回路(17)と、ダイオード(18)とが接続されて構成され、
前記電解コンデンサ(16a)は、前記コンバータ回路(11)の通電中に発熱する抵抗器(15a,16b)によって加熱されることを特徴とする電力変換装置である。
前記抵抗器(15a,16b)は、前記電解コンデンサ(16a)が実装された回路基板(20)上であって、該電解コンデンサ(16a)の裏側に実装されていることを特徴とする電力変換装置である。
前記コンデンサ回路(17)は、直列接続された複数の前記電解コンデンサ(16a)を備えるとともに、前記電解コンデンサ(16a)のそれぞれに前記抵抗器(16b)が並列に接続されており、
前記電解コンデンサ(16a)を加熱する前記抵抗器(15a,16b)は、前記電解コンデンサ(16a)に並列接続された前記抵抗器(16b)であることを特徴とする電力変換装置である。
前記コンバータ回路(11)の出力電圧を前記抵抗器(15a)で分圧して測定する電圧測定部(15)を備え、
前記電解コンデンサ(16a)を加熱する前記抵抗器(15a,16b)は、前記電圧測定部(15)が備えている前記抵抗器(15a)であることを特徴とする電力変換装置である。
図1は、本発明の実施形態の電力変換装置(10)の構成例を示すブロック図である。電力変換装置(10)は、コンバータ回路(11)、コンデンサ(12)、インバータ回路(13)、リアクトル(L)、制御部(14)、電圧測定部(15)、及びクランプ回路(16)を備えている。この電力変換装置(10)には交流電源(30)(例えば三相の商用交流電源)が接続されており、交流電源(30)が出力した交流を三相交流に変換し、負荷であるモータ(40)に供給する。この例では、モータ(40)は、空気調和機の冷媒回路に設けられた圧縮機に組み込まれ、圧縮機が備える圧縮機構を駆動するものである。この例では、モータ(40)には、永久磁石埋込型のモータ(Interior Permanent Magnet Motor、略称IPMモータ)が採用されている。
本実施形態のように、インバータ回路(13)に誘導性の負荷であるモータ(40)が接続されている場合には、インバータ回路(13)の運転状態に応じて、モータ(40)から電力が回生される場合がある。クランプ回路(16)は、インバータ回路(13)が出力した交流で動作する負荷からの回生電力を受ける(吸収する)回路である。
電力変換装置(10)では、コンバータ回路(11)、コンデンサ(12)、インバータ回路(13)、リアクトル(L)、制御部(14)、電圧測定部(15)、及びクランプ回路(16)は、1つの回路基板(20)上に実装されている。図2は、クランプ回路(16)付近の実装状態を模式的に示す図である。この例では、バランス抵抗(16b)には、いわゆるチップ抵抗(面実装用の抵抗器)が採用されている。図2に示すように、バランス抵抗(16b)は、電解コンデンサ(16a)が実装された回路基板(20)上であって、電解コンデンサ(16a)の裏側に実装されている。
電力変換装置(10)の起動過程では、まず、コンバータ回路(11)に通電される。それにより、制御部(14)も動作可能になる。本実施形態の制御部(14)は、この時点で、空気調和機のユーザ等からの指令(例えばリモートコントローラを介した指令)を受付可能な状態となっている。制御部(14)がユーザ等からの指令を受けるまでは、インバータ回路(13)には、制御部(14)からスイッチング指令(G)は入力されておらず、インバータ回路(13)では、何れのスイッチング素子(13a)にも電流は流れていない。
以上の通り、本実施形態によれば、コンバータ回路(11)に通電された時点で、抵抗器(16b)によって電解コンデンサ(16a)が加熱される。すなわち、インバータ回路(13)が起動する前に、電解コンデンサ(16a)を加熱することが可能になる。したがって、本実施形態では、雰囲気温度が低温であっても、電解コンデンサ(16a)の容量低下が低減され、その結果、クランプ回路(16)の性能低下を低減することが可能になる。
なお、電解コンデンサ(16a)の加熱に用いる抵抗器は例示であり、コンバータ回路(11)の通電中に電流が流れる抵抗器であれば、前記実施形態で例示した抵抗器以外の採用も可能である。例えば、電圧測定部(15)の分圧抵抗(15a)によって電解コンデンサ(16a)を加熱してもよい。電圧測定部(15)は、電解コンデンサ(16a)の比較的近傍に設けられると考えられる。そのため、電解コンデンサ(16a)を加熱可能な位置に分圧抵抗(15a)を容易に実装することができる。
11 コンバータ回路
12 コンデンサ
13 インバータ回路
15 電圧測定部
15a 分圧抵抗(抵抗器)
16 クランプ回路
16a 電解コンデンサ
16b バランス抵抗(抵抗器)
17 コンデンサ回路
18 ダイオード
20 回路基板
Claims (3)
- 交流を直流に変換するコンバータ回路(11)と、
前記コンバータ回路(11)の出力端子間に接続されたコンデンサ(12)と、
前記コンバータ回路(11)が出力した直流を交流に変換するインバータ回路(13)と、
前記コンデンサ(12)に接続され、前記インバータ回路(13)が出力した交流で動作する負荷からの回生電力を受けるクランプ回路(16)と、
を備え、
前記クランプ回路(16)は、1つの電解コンデンサ(16a)、若しくは直列接続された複数の電解コンデンサ(16a)によって構成されたコンデンサ回路(17)と、ダイオード(18)とが接続されて構成され、
前記電解コンデンサ(16a)は、前記コンバータ回路(11)の通電中に発熱する抵抗器(15a,16b)によって加熱され、
前記抵抗器(15a,16b)は、前記電解コンデンサ(16a)が実装された回路基板(20)上であって、該電解コンデンサ(16a)の裏側に実装されていることを特徴とする電力変換装置。 - 交流を直流に変換するコンバータ回路(11)と、
前記コンバータ回路(11)の出力端子間に接続されたコンデンサ(12)と、
前記コンバータ回路(11)が出力した直流を交流に変換するインバータ回路(13)と、
前記コンデンサ(12)に接続され、前記インバータ回路(13)が出力した交流で動作する負荷からの回生電力を受けるクランプ回路(16)と、
を備え、
前記クランプ回路(16)は、1つの電解コンデンサ(16a)、若しくは直列接続された複数の電解コンデンサ(16a)によって構成されたコンデンサ回路(17)と、ダイオード(18)とが接続されて構成され、
前記電解コンデンサ(16a)は、前記コンバータ回路(11)の通電中に発熱する抵抗器(15a,16b)によって加熱され、
前記コンデンサ回路(17)は、直列接続された複数の前記電解コンデンサ(16a)を備えるとともに、前記電解コンデンサ(16a)のそれぞれに前記抵抗器(16b)が並列に接続されており、
前記電解コンデンサ(16a)を加熱する前記抵抗器(15a,16b)は、前記電解コンデンサ(16a)に並列接続された前記抵抗器(16b)であることを特徴とする電力変換装置。 - 交流を直流に変換するコンバータ回路(11)と、
前記コンバータ回路(11)の出力端子間に接続されたコンデンサ(12)と、
前記コンバータ回路(11)が出力した直流を交流に変換するインバータ回路(13)と、
前記コンデンサ(12)に接続され、前記インバータ回路(13)が出力した交流で動作する負荷からの回生電力を受けるクランプ回路(16)と、
を備え、
前記クランプ回路(16)は、1つの電解コンデンサ(16a)、若しくは直列接続された複数の電解コンデンサ(16a)によって構成されたコンデンサ回路(17)と、ダイオード(18)とが接続されて構成され、
前記電解コンデンサ(16a)は、前記コンバータ回路(11)の通電中に発熱する抵抗器(15a,16b)によって加熱され、
前記コンバータ回路(11)の出力電圧を前記抵抗器(15a)で分圧して測定する電圧測定部(15)を備え、
前記電解コンデンサ(16a)を加熱する前記抵抗器(15a,16b)は、前記電圧測定部(15)が備えている前記抵抗器(15a)であることを特徴とする電力変換装置。
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JP2017034709A JP6978661B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | 電力変換装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018143022A JP2018143022A (ja) | 2018-09-13 |
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JP2017034709A Active JP6978661B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | 電力変換装置 |
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