JP2020171087A - 整流器 - Google Patents
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Abstract
Description
これを解決するための手段として例えば特許文献1において、バランス抵抗(後述)が、各電解コンデンサに対して並列に設けられ、リーク電流から換算される抵抗値に対して十分低い抵抗値に設定されることにより、整流器の直流成分は均等に分圧される。
この分圧比のくるいは、整流器のエネルギ変換効率を悪化させるものであった。整流器の交流成分においても分圧比の維持が望まれていた。
上記整流回路は、交流電源の出力電流を整流する。上記第1および第2のコンデンサは、上記整流回路の出力側に直列接続される。上記第1のバランス抵抗は、上記第1のコンデンサに並列接続されるとともに熱結合される。上記第2のバランス抵抗は、上記第2のコンデンサに並列接続されるとともに熱結合される。上記第1のコンデンサと上記第2のコンデンサは熱結合される。
図1は、本発明の一実施形態における整流器10を示した概略回路図である。
整流器10は、交流電源1、交流電源1の出力電流を整流する整流回路2、整流回路2の出力側に並列接続される、互いに直列接続された2つのコンデンサC1、C2(以下、2つの直列コンデンサとする)、および、2つの直列コンデンサC1、C2にそれぞれ並列接続された2つのバランス抵抗Rbal1、Rbal2を備えている。
2つの直列コンデンサC1、C2は、交流電源1のピーク値を上回るように選定されるためこの場合は、例えば500Vの耐圧をそれぞれ有するアルミまたはタンタル電解コンデンサなどが選定される。
各バランス抵抗が各コンデンサに対応して並列接続され、コンデンサC1、C2の漏れ抵抗Rleak1およびRleak2に対して十分低い抵抗値に設定されることにより、整流器10の直流成分は、所望の比率で(均等に)分圧されるようになる。
バランス抵抗Rbal1、Rbal2と、コンデンサC1、C2とがそれぞれ熱結合(近接)されると、バランス抵抗Rbal1、Rbal2が温度上昇した場合、コンデンサC1、C2の温度も上昇する。
バランス抵抗Rbal1、Rbal2と、コンデンサC1、C2とを熱結合させることにより、結果として、コンデンサC1、C2の静電容量および漏れ電流の双方が増大し、均等な分圧を維持できる。これにより、リーク電流の大きい複数の直列コンデンサ(例えば電解コンデンサ)が並列配置される整流器の交流成分においてもエネルギ変換効率を向上させることができる。
ツェナーダイオードを使用することで、電圧が低い時の効率が向上する。これにより、低電圧時のエネルギ変換効率をより向上させることができる。
V1:V2=1.1:1の場合、バランス抵抗Rbal1、Rbal2の発熱量は、PRbal1:PRbal2=1.21:1となり、バランス抵抗Rbal1、Rbal2の温度上昇も、ΔtRbal1:ΔtRbal2=1.21:1の比率となる。
これにより、バランス抵抗Rbal1 // 漏れ抵抗Rleak1 > バランス抵抗Rbal2 // 漏れ抵抗Rleak2の大小関係が、コンデンサを発熱させることで、Rleak1とRleak1の相対比が近づく。または発熱量が所定の値を超えると、この相対比は逆転する。
図2は、本発明におけるコンデンサと抵抗との間の熱結合の一実施形態を示した概略平面図である。
コンデンサC1,C2は、熱抵抗の大きい樹脂系の接着剤(第2の樹脂)により互いに接着されている。第2の樹脂は、第1の樹脂よりも熱伝導率が小さい。
この図に示されているように、熱伝導性に優れた金属板5,5(銅やアルミニウムなどのヒートシンク)が回路基板9上に配置され、この金属板5,5上に、コンデンサC1,C2とバランス抵抗R1,R2とが、それぞれ配置(介在)される。
この図に示されているように、コンデンサC1,C2に中空部を設け、その中空部内にバランス抵抗R1,R2がそれぞれ配置される。すると、コンデンサとバランス抵抗との間のそれぞれの距離(エアギャップ)6、6は、各コンデンサC1,C2の外径より小さくなる。
これにより、コンデンサの内部にバランス抵抗を設けることで沿面距離をより長くすることができる。このとき、コンデンサとバランス抵抗とが、ポッティング材で接着されてもよい(接着および近接)。そしてコンデンサC1,C2は、熱抵抗の大きい樹脂系の接着剤により互いに接着されてもよい。
この図に示されているように熱を外部に逃がさないように、断熱材7が、各コンデンサC1,C2およびバランス抵抗R1,R2を全面的に包囲する。断熱材7としては、セラミックファイバー、シリコン、エポキシ樹脂などが用いられる。
当然のことながら、コンデンサC1,C2とバランス抵抗R1,R2とが、ポッティング材(樹脂)3で熱結合されるように接着されてもよい。
この図に示されているように、各バランス抵抗R1,R2が、回路基板9を介してコンデンサC1,C2の裏側に熱結合されるように配置される。
ここで、この回路基板9の熱結合部は熱抵抗が小さい材料(金属やセラミックなど)が選択され、回路基板9の熱結合部以外の部位は、熱抵抗が大きい材料(例えばガラス)が選択される。あるいは、回路基板9に熱結合用の穴を設け、ポッティング材(樹脂)3で各コンデンサとバランス抵抗とが熱結合されるように接着されてもよい。
図7は、一従来例の整流器10'を示した概略回路図である。
この整流器10'は、図1の整流器10から2つのバランス抵抗R1,R2(熱結合)を取り除いたものである。したがって、図1の整流器10と他の同様の構成に関しては、説明を省略する。
図8は、他の従来例の整流器10'を示した概略回路図である。
この整流器10'は、図7の整流器10'に2つのバランス抵抗R1,R2がさらに設けられたものであるが、上述した熱結合がされていない。図1の整流器10と同様の構成に関しては、説明を省略する。
2・・・整流回路
3・・・ポッティング材
4・・・接着剤
5・・・金属板(ヒートシンク)
6・・・エアギャップ
7・・・断熱材
9・・・回路基板
10,10'・・・整流器
20・・・駆動部
100・・・電力変換装置
C1、C2・・・直列コンデンサ
Rleak1、Rleak2・・・漏れ仮想抵抗
Rbal1、Rbal2・・・バランス抵抗
Claims (7)
- 交流電源の出力電流を整流する整流回路と、
前記整流回路の出力側に直列接続される第1および第2のコンデンサと、
前記第1のコンデンサに並列接続されるとともに熱結合される第1のバランス抵抗と、
前記第2のコンデンサに並列接続されるとともに熱結合される第2のバランス抵抗と、を備え、
前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサは熱結合される
整流器。 - 請求項1に記載の整流器であって、
前記第1のコンデンサと前記第1のバランス抵抗との間の熱抵抗、および、前記第2のコンデンサと前記第2のバランス抵抗との間の熱抵抗は、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの間の熱抵抗よりも小さい
整流器。 - 請求項1または2に記載の整流器であって、
前記第1のコンデンサと前記第1のバランス抵抗との間、および、前記第2のコンデンサと前記第2のバランス抵抗との間は、第1の樹脂により熱結合される
整流器。 - 請求項3に記載の整流器であって、
前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの間は、第2の樹脂により熱結合され、
前記第2の樹脂は、前記第1の樹脂よりも熱伝導率が小さい
整流器。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の整流器であって、
前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサに中空部を設け、前記中空部内に前記第1のバランス抵抗と前記第2のバランス抵抗が配置される
整流器。 - 請求項3に記載の整流器であって、
前記第1の樹脂を包囲する断熱材を備え、
前記第1の樹脂は、前記第1のコンデンサと前記第1のバランス抵抗、および、前記第2のコンデンサと前記第2のバランス抵抗を覆うように設けられる
整流器。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の整流器であって、
前記第1のバランス抵抗に直列接続されるとともに、前記第1のコンデンサに熱結合される第1のツェナーダイオードと、
前記第2のバランス抵抗に直列接続されるとともに、前記第2のコンデンサに熱結合される第2のツェナーダイオードと、を備え、
前記第1のツェナーダイオードと前記第2のツェナーダイオードの降伏電圧は、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサの耐圧より低く設定される
整流器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019070149A JP2020171087A (ja) | 2019-04-01 | 2019-04-01 | 整流器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019070149A JP2020171087A (ja) | 2019-04-01 | 2019-04-01 | 整流器 |
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JP2020171087A true JP2020171087A (ja) | 2020-10-15 |
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JP2019070149A Pending JP2020171087A (ja) | 2019-04-01 | 2019-04-01 | 整流器 |
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JP (1) | JP2020171087A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022075451A1 (ja) | 2020-10-09 | 2022-04-14 | 株式会社エースネット | 抗病原体薬剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、病原体処理装置、抗病原体薬剤の製造方法、抗菌方法、ウイルス不活性化方法、及び病原体処理方法 |
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-
2019
- 2019-04-01 JP JP2019070149A patent/JP2020171087A/ja active Pending
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