JP6977911B2 - 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 - Google Patents
化合物、液晶組成物及び高周波移相器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6977911B2 JP6977911B2 JP2021528393A JP2021528393A JP6977911B2 JP 6977911 B2 JP6977911 B2 JP 6977911B2 JP 2021528393 A JP2021528393 A JP 2021528393A JP 2021528393 A JP2021528393 A JP 2021528393A JP 6977911 B2 JP6977911 B2 JP 6977911B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- carbon atoms
- compound represented
- atom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 Cc(cc1)cc2c1c(*)c(*)c(*)c2 Chemical compound Cc(cc1)cc2c1c(*)c(*)c(*)c2 0.000 description 7
- HYPJFMBSJDZYGL-UHFFFAOYSA-N CC(C)C(C)(C#Cc1cc(F)c(C)c(C)c1)SC Chemical compound CC(C)C(C)(C#Cc1cc(F)c(C)c(C)c1)SC HYPJFMBSJDZYGL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- KFYKZKISJBGVMR-UHFFFAOYSA-N CCC(C)NCC Chemical compound CCC(C)NCC KFYKZKISJBGVMR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- LNSNJBTVXJJQCI-YGPZHTELSA-N CCC1=CCC(C)[C@H](C)C1 Chemical compound CCC1=CCC(C)[C@H](C)C1 LNSNJBTVXJJQCI-YGPZHTELSA-N 0.000 description 1
- BHUGJNYUYJCCKV-UHFFFAOYSA-O CCCc(cc1)cc(CC)c1[NH2+]OCC(C)(C)N Chemical compound CCCc(cc1)cc(CC)c1[NH2+]OCC(C)(C)N BHUGJNYUYJCCKV-UHFFFAOYSA-O 0.000 description 1
- PBYQIPORGDZOGS-UHFFFAOYSA-N CCCc(cc1CC)ccc1O Chemical compound CCCc(cc1CC)ccc1O PBYQIPORGDZOGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- LWPXUXWTBSPJPA-LURJTMIESA-N CCNC(C)(C)[C@H](C)O Chemical compound CCNC(C)(C)[C@H](C)O LWPXUXWTBSPJPA-LURJTMIESA-N 0.000 description 1
- OMLGFAMDKCKFPF-UHFFFAOYSA-N CCc1cc(F)cc(C#C)c1 Chemical compound CCc1cc(F)cc(C#C)c1 OMLGFAMDKCKFPF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- LOTIIUCEQDIYTA-UHFFFAOYSA-N CCc1cc(F)cc(C#CC2=CC(C)SCC(C)S2)c1 Chemical compound CCc1cc(F)cc(C#CC2=CC(C)SCC(C)S2)c1 LOTIIUCEQDIYTA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D495/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D495/02—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D495/04—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K19/00—Liquid crystal materials
- C09K19/04—Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
- C09K19/06—Non-steroidal liquid crystal compounds
- C09K19/34—Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least one heterocyclic ring
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
A1及びA2は各々独立して置換されていてもよい炭素原子数3から16の炭化水素環又は複素環を表すが、A1が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、A2が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z1、Z2及びZ3は各々独立して二価の連結基又は単結合を表すが、Z1が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z2が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m1及びm2は各々独立して0から3の整数を表すが、m1+m2は0から3の整数を表し、
Axは下記の式(Ax−1)及び式(Ax−2)
から選ばれる基を表す。)で表され、ここで上記一般式(I)中における
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良い。)
(c)1,4−シクロヘキセニレン基、ビシクロ[2.2.2]オクタン−1,4−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,4−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、アントラセン−2,6−ジイル基、アントラセン−1,4−ジイル基、アントラセン−9,10−ジイル基、フェナントレン−2,7−ジイル基(これらの基中に存在する水素原子はフッ素原子又は塩素原子に置換されても良く、また、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,4−ジイル基、アントラセン−2,6−ジイル基、アントラセン−1,4−ジイル基、アントラセン−9,10−ジイル基又はフェナントレン−2,7−ジイル基中に存在する1個の−CH=又は2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良い。)
(d)チオフェン−2,5−ジイル基、ベンゾチオフェン−2,5−ジイル基、ベンゾチオフェン−2,6−ジイル基、ジベンゾチオフェン−3,7−ジイル基、ジベンゾチオフェン−2,6−ジイル基、チエノ[3,2−b]チオフェン−2,5−ジイル基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良い。)からなる群より選ばれる基を表すことが好ましく、A1及びA2は複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、各々独立して無置換であるか又は1つ以上の置換基L1によって置換されていても良い、1,4−フェニレン基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、フェナントレン−2,7−ジイル基、ベンゾチオフェン−2,5−ジイル基、ベンゾチオフェン−2,6−ジイル基、ベンゾチアゾール−2,5−ジイル基、ベンゾチアゾール−2,6−ジイル基、ジベンゾチオフェン−3,7−ジイル基、ジベンゾチオフェン−2,6−ジイル基又はチエノ[3,2−b]チオフェン−2,5−ジイル基から選ばれる基を表すことがより好ましく、A1及びA2は複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、各々独立して下記の式(A−1)から式(A−14)
電圧保持率を高くする観点からは、Y2及びY5が上記の構造であることが好ましい。一方で、Y2及びY5としてチオイソシアノ基(-NCS)を用いた場合、チエノチオフェン構造との電子共役状態によっては電圧保持率の低下を招くことがある。
液晶組成物への相溶性、屈折率異方性、電圧保持率、合成の容易さ及び原料の入手性の観点から、Axは下記の式(Ax−1−i)及び式(Ax−2−i)
Y12及びY32は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Y22はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から8のアルキル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から7のアルコキシ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から8のアルケニル基又は任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から7のアルケニルオキシ基を表す。)から選ばれる基を表すことがより好ましく、Axは下記の式(Ax−1−iii)
Y13及びY33は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Y23はフッ素原子、塩素原子又はシアノ基を表す。)から選ばれる基を表すことがさらに好ましく、Axは下記の式(Ax−1−iv)
A11及びA21は各々独立して1,4−フェニレン基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、フェナントレン−2,7−ジイル基、ベンゾチオフェン−2,5−ジイル基、ベンゾチオフェン−2,6−ジイル基、ベンゾチアゾール−2,5−ジイル基、ベンゾチアゾール−2,6−ジイル基、ジベンゾチオフェン−3,7−ジイル基、ジベンゾチオフェン−2,6−ジイル基又はチエノ[3,2−b]チオフェン−2,5−ジイル基を表すが、A11が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、A21が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、これらの基は無置換であるか又は1つ以上の置換基L11によって置換されていても良く、
L11はフッ素原子、塩素原子又は基中の任意の水素原子がフッ素原子に置換されていても良く、基中の1個の−CH2−又は2個以上の−CH2−が各々独立して−O−、−S−、−CH=CH−、−CF=CF−若しくは−C≡C−によって置換されていても良い炭素原子数1から20の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から20の分岐状若しくは環状アルキル基を表すが、L11が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z11、Z21及びZ31は各々独立して−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z11が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z21が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m11及びm21は各々独立して0、1又は2を表すが、m1+m2は0から3の整数を表し、
Ax1は下記の式(Ax−1−i)及び式(Ax−2−i)
A12及びA22は各々独立して下記の式(A−ii−1)から式(A−ii−14)
L12はフッ素原子又は基中の任意の水素原子がフッ素原子に置換されていても良く、基中の−CH2−が−O−によって置換されていても良い炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から10の分岐状若しくは環状アルキル基を表し、
Z12、Z22及びZ32は各々独立して−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z12が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z22が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m12及びm22は各々独立して0、1又は2を表し、m12+m22は0、1又は2を表し、
X12は水素原子又は炭素原子数1から5のアルキル基を表し、
Y12及びY32は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Y22はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から8のアルキル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から7のアルコキシ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から8のアルケニル基又は任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から7のアルケニルオキシ基を表す。)で表される化合物であることがより好ましく、下記の一般式(I−iii)
A13及びA23は各々独立して下記の式(A−iii−1)から式(A−iii−7)及び式(A−iii−12)
L13はフッ素原子又は炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から10の分岐状若しくは環状アルキル基を表し、
Z13、Z23及びZ33は各々独立して−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
m13及びm23は各々独立して0又は1を表し、m13+m23は0、1又は2を表し、
X13は水素原子、メチル基又はエチル基を表し、
Y13及びY33は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Y23はフッ素原子、塩素原子又はシアノ基を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、下記の一般式(I−iv−1)から一般式(I−iv−3)
A14及びA24は下記の式(A−iv−1)、式(A−iv−3)から式(A−iv−7)
L14はフッ素原子又は炭素原子数1から8の直鎖状アルキル基を表し、
Z14、Z24及びZ34は各々独立して−C≡C−又は単結合を表し、
Y14及びY34は各々独立して水素原子又はフッ素原子を表し、Y24はフッ素原子又はシアノ基を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
(製法1)下記式(s−7)で表される化合物の製造
式(s−1)で表される化合物を例えばN−ブロモスクシンイミドと反応させることにより式(s−2)で表される化合物を得ることができる。
(製法2)下記式(s−14)で表される化合物の製造
式(s−8)で表される化合物をルイス酸存在下、式(s−9)で表される化合物と反応させることにより式(s−10)で表される化合物を得ることができる。ルイス酸の具体例としては塩化アルミニウム(III)等が挙げられる。
A3は下記の式(A6−1)から式(A6−8)
Z4は−O−、−S−、−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−OCO−NH−、−NH−COO−、−NH−CO−NH−、−NH−O−、−O−NH−、−SCH2−、−CH2S−、−CF2O−、−OCF2−、−CF2S−、−SCF2−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CH2CH2−、−OCO−CH2CH2−、−CH2CH2−COO−、−CH2CH2−OCO−、−COO−CH2−、−OCO−CH2−、−CH2−COO−、−CH2−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z4が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m3は1から4の整数を表し、
Ayは下記の式(Ay−1)及び式(Ay−2)
A31は上記の式(A6−1)から式(A6−6)から選ばれる基を表すが、A31が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z41は−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−COO−、−OCO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z41が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m31は1から3の整数を表し、
Ay1は下記の式(Ay−1−i)及び式(Ay−2−i)
A32は上記の式(A6−1)から式(A6−5)から選ばれる基を表すが、A32が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z42は−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z42が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m32は1、2又は3を表し、
Y72及びY92は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Y82はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、チオイソシアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から8のアルキル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から7のアルコキシ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から8のアルケニル基又は任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から7のアルケニルオキシ基を表す。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(VI)で表される化合物は下記の一般式(VI−iii)
A33は上記の式(A6−1)から式(A6−5)から選ばれる基を表すが、A33が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z43は−CF2O−、−OCF2−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z43が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m33は1、2又は3を表し、
Y73及びY93は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Y83はフッ素原子、塩素原子、シアノ基又はチオイソシアノ基を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(VI)で表される化合物は下記の一般式(VI−iv−1)から一般式(VI−iv−21)
A31及びA32は各々独立して下記の式(A3−1)から式(A3−8)
m31は1から4の整数を表す。)で表される化合物を含有してもよい。液晶組成物の液晶相温度範囲、屈折率異方性、誘電率異方性、回転粘度及び弾性率の観点から、一般式(III)で表される化合物は下記の一般式(III−i)
A311及びA321は各々独立して下記の式(A31−1)から式(A31−6)
m311は1から3の整数を表す。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(III)で表される化合物は下記の一般式(III−ii)
A312及びA322は各々独立して下記の式(A32−1)から式(A32−4)
m312は1又は2を表す。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(III)で表される化合物は下記の一般式(III−iii)
A313及びA323は各々独立して下記の式(A33−1)及び式(A33−2)
m313は1又は2を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(III)で表される化合物は下記の一般式(III−iv−1)から一般式(III−iv−10)
A41及びA42は各々独立して下記の式(A4−1)から式(A4−11)
Z41及びZ42は各々独立して−O−、−S−、−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−OCO−NH−、−NH−COO−、−NH−CO−NH−、−NH−O−、−O−NH−、−SCH2−、−CH2S−、−CF2O−、−OCF2−、−CF2S−、−SCF2−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CH2CH2−、−OCO−CH2CH2−、−CH2CH2−COO−、−CH2CH2−OCO−、−COO−CH2−、−OCO−CH2−、−CH2−COO−、−CH2−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z41が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z42が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m41及びm42は各々独立して0から3の整数を表すが、m41+m42は1から3の整数を表す。)で表される化合物を含有しても良い。液晶組成物の液晶相温度範囲、屈折率異方性、誘電率異方性、回転粘度及び弾性率の観点から、一般式(IV)で表される化合物は下記の一般式(IV−i)
A411及びA421は各々独立して上記の式(A4−1)から式(A4−9)から選ばれる基を表すが、A411が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、A421が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z411及びZ421は各々独立して−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−COO−、−OCO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z411が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z421が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m411及びm421は各々独立して0から3の整数を表すが、m411+m421は1から3の整数を表す。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(IV)で表される化合物は下記の一般式(IV−ii)
A412及びA422は各々独立して上記の式(A4−1)から式(A4−7)から選ばれる基を表すが、A412が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、A422が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z412及びZ422は各々独立して−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−COO−、−OCO−、−CF2O−、−OCF2−又は単結合を表すが、Z412が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z422が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m412及びm422は各々独立して0、1又は2を表すが、m412+m422は1又は2を表す。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(IV)で表される化合物は下記の一般式(IV−iii)
A413及びA423は各々独立して上記の式(A4−1)から式(A4−5)から選ばれる基を表すが、A413が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、A423が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
Z413及びZ423は各々独立して−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−又は単結合を表すが、Z413が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Z423が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
m413及びm423は各々独立して0、1又は2を表すが、m413+m423は1又は2を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(IV)で表される化合物は下記の一般式(IV−iv−1)から一般式(IV−iv−8)
Zx1は−O−、−S−、−OCH2−、−CH2O−、−CH2CH2−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−OCO−NH−、−NH−COO−、−NH−CO−NH−、−NH−O−、−O−NH−、−SCH2−、−CH2S−、−CF2O−、−OCF2−、−CF2S−、−SCF2−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CH2CH2−、−OCO−CH2CH2−、−CH2CH2−COO−、−CH2CH2−OCO−、−COO−CH2−、−OCO−CH2−、−CH2−COO−、−CH2−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Zx1が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
mx1は0又は1を表し、
mx2は0から4の整数を表す。)で表される化合物が挙げられる。電圧保持率、液晶組成物への相溶性の観点から、一般式(X1)で表される化合物は下記の一般式(X1−i)
Zx11は−COO−、−OCO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2CH2−COO−又は単結合を表すが、Zx11が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、
mx11は0又は1を表し、
mx21は0又は1を表す。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(X1)で表される化合物は下記の一般式(X1−ii−1)から一般式(X1−ii−4)
Spx21、Spx22、Spx23及びSpx22は各々独立してスペーサー基又は単結合を表し、
mx21は0又は1を表し、
mx22は0又は1を表し、
mx23は0又は1を表す。)で表される化合物が挙げられる。電圧保持率、液晶組成物への相溶性の観点から、一般式(X2)で表される化合物は下記の一般式(X2−i)
Spx211、Spx221、Spx231及びSpx221は各々独立して、基中の任意の水素原子がフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキレン基又は単結合を表し、
mx211は0又は1を表し、
mx221は0又は1を表し、
mx231は0又は1を表す。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(X2)で表される化合物は下記の一般式(X2−ii)
Spx212及びSpx222は各々独立して、1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−が各々独立して−O−、−COO−又は−OCO−に置き換えられても良い炭素原子数1から10の直鎖状アルキレン基又は単結合を表し、
mx212は0又は1を表す。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(X2)で表される化合物は下記の一般式(X2−iii)
Spx213は1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−が各々独立して−COO−又は−OCO−に置き換えられても良い炭素原子数1から10の直鎖状アルキレン基を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
(実施例1)式(I−1)で表される化合物の製造
相転移温度:C 68 I
1H−NMR(400MHz,CHLOROFORM−D)δ 7.34−7.29(m,2H),7.26−7.22(m,1H),7.12(td,J=9.4,7.8Hz,1H),6.90(d,J=0.9Hz,1H),2.90−2.87(m,2H),1.74−1.66(m,2H),1.42(td,J=14.9,7.3Hz,2H),0.94(t,J=7.3Hz,3H)
MS(EI):m/z=332
(実施例2)式(I−2)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=356
(実施例3)式(I−3)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=364
(実施例4)式(I−4)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=388
(実施例5)式(I−5)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=400
(実施例6)式(I−6)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=371
(実施例7)式(I−7)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=468
(実施例8)式(I−8)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=476
(実施例9)式(I−9)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=472
(実施例10)式(I−10)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=406
(実施例11)式(I−11)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=451
(実施例12)式(I−12)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=468
(実施例13)式(I−13)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=342
(実施例14)式(I−14)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=338
(実施例15)式(I−15)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=410
(実施例16)式(I−16)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=502
(実施例17)式(I−17)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=474
(実施例18)式(I−18)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=481
(実施例19)式(I−19)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=534
(実施例20)式(I−20)で表される化合物の製造
MS(EI):m/z=584
(実施例21及び比較例1)
実施例において液晶化合物の記載について以下の略号を用いる。
(環構造)
2− CH3CH2−
3− CH3(CH2)2−
4− CH3(CH2)3−
5− CH3(CH2)4−
−2 −CH2CH3
−3 −(CH2)2CH3
−4 −(CH2)3CH3
−5 −(CH2)4CH3
−Cl −Cl
(連結基)
− 単結合
−T− −C≡C−
下記化合物によって構成される母体液晶Nを調製した。
(母体液晶N)
2−Ph3−T−PhPh−3 20.0%
4−Ph3−T−PhPh−3 36.0%
3−Ph1Ph1Ph−Cl 10.0%
5−Ph1Ph1Ph−Cl 20.0%
5−CyPhPh1Ph−2 7.0%
5−CyPhPh1Ph−3 7.0%
母体液晶Nに対し、実施例1から実施例20に記載の式(I−1)から式(I−20)で表される化合物を添加し、評価対象の液晶組成物(M−1)から液晶組成物(M−20)を調製した。また、非特許文献1に記載の式(R−1)で表される化合物、特許文献1に記載の式(R−2)で表される化合物、特許文献2に記載の式(R−3)及び式(R−4)で表される化合物を添加し、比較対象の液晶組成物(RM−1)から液晶組成物(RM−4)を調製した。
母体液晶N 90.0%
式(I−1)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−2))
母体液晶N 90.0%
式(I−2)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−3))
母体液晶N 90.0%
式(I−3)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−4))
母体液晶N 90.0%
式(I−4)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−5))
母体液晶N 90.0%
式(I−5)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−6))
母体液晶N 90.0%
式(I−6)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−7))
母体液晶N 90.0%
式(I−7)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−8))
母体液晶N 90.0%
式(I−8)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−9))
母体液晶N 90.0%
式(I−9)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−10))
母体液晶N 90.0%
式(I−10)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−11))
母体液晶N 90.0%
式(I−11)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−12))
母体液晶N 90.0%
式(I−12)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−13))
母体液晶N 90.0%
式(I−13)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−14))
母体液晶N 90.0%
式(I−14)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−15))
母体液晶N 90.0%
式(I−15)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−16))
母体液晶N 90.0%
式(I−16)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−17))
母体液晶N 90.0%
式(I−17)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−18))
母体液晶N 90.0%
式(I−18)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−19))
母体液晶N 90.0%
式(I−19)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(M−20))
母体液晶N 90.0%
式(I−20)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(RM−1))
母体液晶N 90.0%
式(R−1)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(RM−2))
母体液晶N 90.0%
式(R−2)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(RM−3))
母体液晶N 90.0%
式(R−3)で表される化合物 10.0%
(液晶組成物(RM−4))
母体液晶N 90.0%
式(R−4)で表される化合物 10.0%
得られた液晶組成物の誘電率異方性Δε、屈折率異方性Δnを下表に示す。また、評価対象の各化合物について、保存安定性の評価を行った。保存安定性は、得られた各液晶組成物2mLをアルゴン雰囲気下、ガラス製バイアルに密閉し、10℃で4週間保管した後の状態を目視により評価した。評価結果を下表に示す。
tanδ⊥ =(3εaveragetanδaverage−ε‖tanδ‖)/2ε⊥
変調能(τ) =(ε‖−ε⊥)/ε‖
材料特性(ηε)=τ/(max(tanδ‖,tanδ⊥))
母体液晶Nの19GHz、20℃における物性値は下記の通りであった。
tanδ‖ =0.003
変調能(τ) =0.25
材料特性(ηε)=17.5
得られた各液晶組成物についても同様に19GHz、20℃における物性値を測定した。その結果、本発明の式(I−1)から式(I−12)及び式(I−16)から式(I−20)で表される化合物を含有する液晶組成物(M−1)から(M−20)について、材料特性(ηε)がいずれも25以上を示すことがわかった。
Claims (8)
- 下記の一般式(I)
R1は炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基又は炭素原子数2から8のアルキニル基を表し、
当該アルキル基中の任意の水素原子がハロゲン原子に置換されていても良く、
A1及びA2は各々独立して下記の式(A−1)、(A−3)、(A−4)、(A−5)、(A−6)及び(A−7)
破線は結合位置を表し、
L 1 はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又は炭素原子数1から20の直鎖状アルキル基を表し、
当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されていても良い
L 1 が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)
から選ばれる基を表し、
Z1及びZ2は各々独立して、単結合、−CH=CH−又は−C≡C−を表し、
Z3は、−C≡C−を表すが、
m1は0、1又は2の整数を表し、
m2は0又は1の整数を表すが、
m1+m2は0から3の整数を表し、
Axは下記の式(Ax−1)及び式(Ax−2)
破線は結合位置を表し、
X1及びX2は各々独立して水素原子又は炭素原子数1から8のアルキル基を表し、
Y1、Y3、Y4及びY6は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、
Y2及びY5は各々独立してフッ素原子、塩素原子、シアノ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から8のアルキル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から7のアルコキシ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から8のアルケニル基又は任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から7のアルケニルオキシ基を表す。)
から選ばれる基を表す。)
で表され、
ここで上記一般式(I)中における
- 上記一般式(I)が、下記の一般式(I−ii)
R12は基中の任意の水素原子がフッ素原子に置換されていても良い炭素原子数1から12の直鎖状又は分岐状アルキル基又は炭素原子数2から8のアルキニル基を表し、
A12及びA22は各々独立して下記の式(A−ii−1)、(A−ii−3)、(A−ii−4)、(A−ii−5)、(A−ii−6)及び(A−ii−7)
破線は結合位置を表し、
L12が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)
から選ばれる基を表すが、
L12はフッ素原子又は基中の任意の水素原子がフッ素原子に置換されていても良い炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基を表し、
Z12及びZ22は各々独立して−CH=CH−、−C≡C−又は単結合を表し、
Z32は、−C≡C−を表すが、
m12は0、1又は2の整数を表し、
m22は0又は1の整数を表すが、
m12+m22は0、1又は2の整数を表し、
X12は水素原子又は炭素原子数1から5のアルキル基を表し、
Y12及びY32は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、
Y22はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から8のアルキル基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数1から7のアルコキシ基、任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から8のアルケニル基又は任意の水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい炭素原子数2から7のアルケニルオキシ基を表す。)
で表される、請求項1に記載の化合物。 - 上記一般式(I)が、下記の一般式(I−iii)
R13は炭素原子数1から8のアルキル基又は炭素原子数2から8のアルキニル基を表し、
A13及びA23は各々独立して下記の式(A−iii−1)、(A−iii−3)、(A−iii−4)、(A−iii−5)、(A−iii−6)及び(A−iii−7)
破線は結合位置を表し、
L13が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)
から選ばれる基を表し、
L13はフッ素原子又は炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基を表し、
Z13及びZ23は各々独立して−CH=CH−、−C≡C−又は単結合を表し、
Z33は、−C≡C−を表し、
m13及びm23は各々独立して0又は1の整数を表すが、
m13+m23は0、1又は2の整数を表し、
X13は水素原子、メチル基又はエチル基を表し、
Y13及びY33は各々独立して水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、
Y23はフッ素原子、塩素原子及びシアノ基を表す。)
で表される、請求項1又は2に記載の化合物。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物を含有する液晶組成物。
- 屈折率異方性が0.15以上である、請求項4に記載の液晶組成物。
- 誘電率異方性が2以上である、請求項4又は5に記載の液晶組成物。
- 誘電率異方性が2以下である、請求項4又は5に記載の液晶組成物。
- 請求項4〜7のいずれか一項に記載の液晶組成物を使用した高周波移相器、フェーズドアレイアンテナ、画像認識装置、測距装置、液晶表示素子、液晶レンズ又は立体画像表示用複屈折レンズ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019191942 | 2019-10-21 | ||
JP2019191942 | 2019-10-21 | ||
PCT/JP2020/038068 WO2021079743A1 (ja) | 2019-10-21 | 2020-10-08 | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2021079743A1 JPWO2021079743A1 (ja) | 2021-12-02 |
JP6977911B2 true JP6977911B2 (ja) | 2021-12-08 |
Family
ID=75619846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021528393A Active JP6977911B2 (ja) | 2019-10-21 | 2020-10-08 | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6977911B2 (ja) |
WO (1) | WO2021079743A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7428296B2 (ja) | 2021-03-25 | 2024-02-06 | Dic株式会社 | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3342631A1 (de) * | 1983-11-25 | 1985-06-05 | Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt | Thienothiophenderivate |
KR20160001773A (ko) * | 2014-06-26 | 2016-01-07 | 주식회사 동진쎄미켐 | 티에노티오펜 액정 화합물, 그를 포함하는 액정 조성물 및 전기광학소자 |
-
2020
- 2020-10-08 WO PCT/JP2020/038068 patent/WO2021079743A1/ja active Application Filing
- 2020-10-08 JP JP2021528393A patent/JP6977911B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2021079743A1 (ja) | 2021-12-02 |
WO2021079743A1 (ja) | 2021-04-29 |
CN114364680A (zh) | 2022-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7424023B2 (ja) | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 | |
JP6635228B2 (ja) | 液晶化合物及びその組成物 | |
WO2022030343A1 (ja) | 化合物、組成物、液晶組成物及びデバイス | |
KR20140107703A (ko) | 시클로펜틸 및 디플루오로메틸렌옥시 연결기를 함유하는 액정 화합물, 그의 제조 방법 및 적용 | |
TW201127784A (en) | Compounds for a liquid-crystalline medium, and high-frequency components comprising same | |
JP6977911B2 (ja) | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 | |
JP2022018084A (ja) | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 | |
JP6369656B2 (ja) | 2−ヒドラジノベンゾチアゾール誘導体の製造方法 | |
JP7428296B2 (ja) | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 | |
CN114364680B (zh) | 化合物、液晶组合物和高频移相器 | |
JP6836733B2 (ja) | 液晶組成物及び表示素子、ならびに化合物 | |
JP4894226B2 (ja) | ハイドロキノン骨格を有する含フッ素液晶化合物の製造方法 | |
TW202304856A (zh) | 芳香性異硫氰酸酯 | |
JP7235189B1 (ja) | 化合物、液晶組成物並びにこれを用いた液晶表示素子、センサ、液晶レンズ、光通信機器及びアンテナ | |
JP7464204B1 (ja) | 化合物並びにこれを用いた液晶組成物、液晶表示素子、センサ、液晶レンズ、光通信機器及びアンテナ | |
JP2021091630A (ja) | 高周波装置用液晶化合物及び液晶組成物 | |
JP2018035126A (ja) | 重合性化合物及び光学異方体 | |
JP2022094498A (ja) | 化合物、液晶組成物及び高周波移相器 | |
JP2016113582A (ja) | 重合性化合物及び光学異方体 | |
WO2024134973A1 (ja) | 化合物並びにこれを用いた液晶組成物、液晶表示素子、センサ、液晶レンズ、光通信機器及びアンテナ | |
JP7354777B2 (ja) | 高周波装置用液晶化合物 | |
JP6489369B2 (ja) | ジフルオロメチルエーテル骨格を有する化合物の製造方法及びその製造中間体化合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210520 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210520 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20210520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211012 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211025 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6977911 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |