JP6977646B2 - 電解液およびリチウムイオン電池 - Google Patents

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Description

本開示は電解液およびリチウムイオン電池に関する。
特開平01−132067号公報(特許文献1)には、溶媒が無水酢酸とその他の溶媒との混合溶媒であり、無水酢酸とその他溶媒との混合比がモル比で「無水酢酸:その他の溶媒=1:10〜30:10」であることが記載されている。
特開平01−132067号公報
電解液に対して電導度の向上が求められている。電解液は溶媒およびリチウム(Li)塩を含む。従来、溶媒としては、例えばエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)およびエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(カーボネート系混合溶媒)等が多用されている。
カーボネート系混合溶媒が多用されている理由は、1種の溶媒により高解離能および低粘性を両立することが困難であるためと考えられる。例えばECは高解離能であるが、高粘性である。例えばDMCおよびEMCは低粘性であるが、低解離能である。Li塩としてはLiPF6が一般的である。LiPF6はカーボネート系混合溶媒への溶解度が高いためと考えられる。
電解液の電導度は、主に溶媒組成、Li塩の種類およびLi塩の濃度に依存する。カーボネート系混合溶媒およびLiPF6の組み合わせにおいて、電導度の上限は10.9mS/cm程度であると考えられる。
溶媒として無水酢酸が検討されたこともある(例えば特許文献1を参照のこと)。しかし電導度に関し、十分な検討はなされていないと考えられる。
本開示の目的は高い電導度を有し得る電解液を提供することである。
以下本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により特許請求の範囲が限定されるべきではない。
〔1〕本開示の電解液はリチウムイオン電池用である。電解液は溶媒およびリチウム塩を少なくとも含む。溶媒にリチウム塩が溶解している。溶媒に無水酢酸が80vоl%以上含まれている。
本開示の新知見によれば、無水酢酸は解離能および粘性のバランスが良いと考えられる。すなわち無水酢酸は適度に高い解離能を有し、かつ適度に低い粘性を示す。本開示の電解液では溶媒に無水酢酸が80vоl%(80体積%)以上含まれている。そのため電解液が高い電導度を有し得ると考えられる。なお溶媒に無水酢酸が80vоl%以上含まれている電解液は特許文献1に記載されていない。
〔2〕溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれていてもよい。
本開示の電解液では、溶媒における無水酢酸の比率が高い程、高い電導度が期待される。無水酢酸は解離能および粘性のバランスが良いと考えられる。そのため無水酢酸に例えばEC、DMC等が混合されると、解離能および粘性のバランスが却って崩れることがあると考えられる。ただし従来の電解液(溶媒がカーボネート系混合溶媒である電解液)に比して電導度が向上し得る限り、無水酢酸にその他の成分(溶媒)が混合されてもよい。
〔3〕リチウム塩の少なくとも一部にリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドが含まれていてもよい。
無水酢酸が溶媒として普及していない理由の一つとして、一般的なLi塩すなわちLiPF6が無水酢酸に対して低い溶解度を示すことが考えられる。リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド〔Lithium bis(fluorosulfonyl)imide,LiFSI〕は、無水酢酸に対しても高い溶解度を示す。Li塩にLiFSIが含まれることにより、より多くのLi塩が溶媒に溶解し得ると考えられる。これにより電導度の向上が期待される。
〔4〕上記〔3〕に記載の電解液において、溶媒に0.9mоl/L以上、飽和濃度以下のリチウム塩が溶解していてもよい。
上記のようにLiPF6は無水酢酸に対して低い溶解度を示す。無水酢酸の単独溶媒の場合、LiPF6の飽和濃度は0.8mоl/L程度であると考えられる。Li塩にLiFSIが含まれることにより、Li塩の飽和濃度が0.9mоl/L以上になり得ると考えられる。これにより電導度の向上が期待される。
〔5〕溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれており、溶媒に1.1mоl/L以上2.0mоl/L以下のリチウム塩が溶解しており、かつリチウム塩の少なくとも一部にリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドが含まれていてもよい。
上記〔5〕に記載の条件が満たされることにより、電導度の向上が期待される。
〔6〕本開示のリチウムイオン電池は上記〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の電解液を少なくとも含む。
本開示のリチウムイオン電池は低い電池抵抗を有することが期待される。本開示の電解液が高い電導度を有し得るためと考えられる。
図1は本実施形態のリチウムイオン電池の構成の一例を示す第1概略図である。 図2は本実施形態のリチウムイオン電池の構成の一例を示す第2概略図である。 図3は無水酢酸単独系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。 図4は無水酢酸(90vоl%)およびEC(10vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。 図5は無水酢酸(80vоl%)およびEC(20vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。 図6は無水酢酸(90vоl%)およびDMC(10vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。 図7は無水酢酸(80vоl%)およびDMC(20vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。
以下本開示の実施形態(本明細書では「本実施形態」とも記される)が説明される。ただし以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。
<電解液>
本実施形態の電解液はリチウムイオン電池用である。リチウムイオン電池の詳細は後述される。電解液は溶媒およびLi塩を少なくとも含む。
本実施形態の電解液は高い電導度を有することが期待される。電解液は例えば13.5mS/cm以上の電導度を有してもよい。電解液は例えば14.8mS/cm以上の電導度を有してもよい。電解液は例えば16.0mS/cm以上の電導度を有してもよい。電解液は例えば17.2mS/cm以上の電導度を有してもよい。電解液は例えば18.1mS/cm以上の電導度を有してもよい。電解液は例えば19.1mS/cm以上の電導度を有してもよい。電導度の上限は特に限定されるべきではない。電解液は例えば20.0mS/cm以下の電導度を有してもよい。
本実施形態の電導度は25℃での測定値を示す。電導度は一般的な電導度計により測定される。電導度計は電気伝導率計、導電率計等とも称されている。例えば東亞ディーケーケー社製の電導度計(製品名「CM−31P」)等が使用され得る。これと同等の電導度計が使用されてもよい。電導度は少なくとも3回測定される。少なくとも3回の算術平均が採用される。
《溶媒》
溶媒はLi塩を溶解させる液体成分である。溶媒は非プロトン性である。本実施形態では、溶媒に無水酢酸が80vоl%以上含まれている。溶媒組成は従来公知の方法により特定され得る。溶媒組成は例えば核磁気共鳴(NMR)法、ガスクロマトグラフ質量分析法(GC−MS)等により分析され得る。溶媒組成の分析は少なくとも3回実施される。少なくとも3回の算術平均が採用される。
溶媒に無水酢酸が80vоl%以上含まれていることにより、電解液が高い電導度を有し得ると考えられる。無水酢酸が適度に高い解離能を有し、かつ適度に低い粘性を示すためと考えられる。本実施形態では、溶媒における無水酢酸の比率が高い程、高い電導度が期待される。したがって溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれていてもよい。溶媒が実質的に無水酢酸のみからなってもよい。すなわち溶媒に無水酢酸が実質的に100vоl%含まれていてもよい。
《その他の成分》
溶媒に80vоl%以上の無水酢酸が含まれている限り、溶媒にその他の成分(無水酢酸以外の溶媒)がさらに含まれていてもよい。その他の成分としては、例えば環状カーボネート、鎖状カーボネート、ラクトン、環状エーテル、鎖状エーテル、カルボン酸エステル等が挙げられる。溶媒に、その他の成分が1種単独で含まれていてもよい。すなわち溶媒は2成分系であってもよい。溶媒に、その他の成分が2種以上含まれていてもよい。すなわち溶媒は3成分系、4成分系等であってもよい。
環状カーボネートは、例えばEC、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)等であってもよい。鎖状カーボネートは、例えばDMC、EMC、ジエチルカーボネート(DEC)等であってもよい。
ラクトンは、例えばγ−ブチロラクトン(GBL)、δ−バレロラクトン等であってもよい。環状エーテルは、例えばテトラヒドロフラン(THF)、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン等であってもよい。鎖状エーテルは、例えば1,2−ジメトキシエタン(DME)等であってもよい。カルボン酸エステルは、例えばメチルホルメート(MF)、メチルアセテート(MA)、メチルプロピオネート(MP)等であってもよい。
例えば溶媒に、無水酢酸が80vоl%以上100vоl%未満含まれており、残部としてその他の成分(環状カーボネート、鎖状カーボネート等)がさらに含まれていてもよい。例えば溶媒に、無水酢酸が90vоl%以上100vоl%未満含まれており、残部としてその他の成分がさらに含まれていてもよい。
《リチウム塩》
Li塩は支持電解質である。Li塩は溶媒に溶解している。すなわちLi塩の濃度(以下「塩濃度」とも記される)は飽和濃度以下である。電解液に1種のLi塩が単独で含まれていてもよい。電解液に2種以上のLi塩が含まれていてもよい。電解液に2種以上のLi塩が含まれている場合、塩濃度はすべてのLi塩の合計濃度を示す。塩濃度は従来公知の方法により測定され得る。塩濃度は例えばNMR法等により測定され得る。塩濃度は少なくとも3回測定される。少なくとも3回の算術平均が採用される。
塩濃度が高くなる程、Liイオンの絶対数は増加すると考えられる。しかし塩濃度が高くなる程、Li塩の解離度は低下する傾向にある。塩濃度は飽和濃度以下の範囲において、電導度が最大となるように調整されることが望ましい。
Li塩は例えばLiFSI〔LiN(FSO22〕、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、LiSbF6、LiCF3SO3、LiC49SO3、LiC(CF3SO23等であってもよい。
Li塩の少なくとも一部にLiPF6が含まれていてもよい。Li塩のすべてがLiPF6であってもよい。ただし無水酢酸に対するLiPF6の飽和濃度は0.8mоl/L程度であると考えられる。
Li塩の少なくとも一部にLiFSIが含まれていてもよい。LiFSIは無水酢酸に対して高い溶解度を示す。Li塩の少なくとも一部にLiFSIが含まれていることにより、溶媒に0.9mоl/L以上、飽和濃度以下のLi塩が溶解し得る。これにより電導度の向上が期待される。Li塩の一部がLiFSIであってもよい。Li塩のすべてがLiFSIであってもよい。
Li塩にLiFSIが含まれており、かつ任意成分としてLiPF6がさらに含まれていてもよい。この場合、LiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6=10:0〜2:8」の関係を満たすことにより、Li塩全体の飽和濃度が高くなり、電導度の向上が期待される。さらにLiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6=10:0〜5:5」の関係を満たしてもよい。これにより電導度の向上が期待される。
溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれており、溶媒に1.1mоl/L以上2.0mоl/L以下のLi塩が溶解しており、かつLi塩の少なくとも一部にLiFSIが含まれていてもよい。該条件が満たされることにより、電導度の向上が期待される。
溶媒に無水酢酸が実質的に100vоl%含まれており、かつ溶媒に1.1mоl/L以上2.0mоl/L以下のLiFSIが溶解していてもよい。該条件が満たされることにより、電導度の向上が期待される。
溶媒に無水酢酸が80vоl%以上含まれており、溶媒に1.1mоl/L以上2.0mоl/L以下のLi塩が溶解しており、かつLi塩にLiFSIおよびLiPF6が含まれていてもよい。該条件が満たされることにより、電導度の向上が期待される。
溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれており、溶媒に1.1mоl/L以上1.5mоl/L以下のLi塩が溶解しており、かつLi塩にLiFSIおよびLiPF6が含まれていてもよい。該条件が満たされることにより、電導度の向上が期待される。
《添加剤》
電解液に溶媒およびLi塩が含まれている限り、電解液に各種の添加剤がさらに含まれていてもよい。添加剤の濃度は例えば0.005mоl/L以上0.5mоl/L以下であってもよい。添加剤としては、例えばSEI(solid electrolyte interface)膜形成剤、ガス発生剤、難燃剤等が挙げられる。電解液に1種の添加剤が単独で含まれていてもよい。電解液に2種以上の添加剤が含まれていてもよい。電解液に2種以上の添加剤が含まれている場合、添加剤の濃度はすべての添加剤の合計濃度を示す。
SEI膜形成剤は、例えば負極活物質等の表面においてSEIの形成を促進する成分である。SEI膜形成剤は、例えばビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、LiB(C242、LiBF2(C24)、LiPF2(C242、プロパンサルトン(PS)、エチレンサルファイト(ES)等であってもよい。
ガス発生剤は過充電添加剤とも称されている。ガス発生剤は過充電時にガスを発生させ、例えば圧力によって作動する電流遮断機構(current interrupt device,CID)等の作動を促進し得る成分である。ガス発生剤は、例えばシクロヘキシルベンゼン(CHB)、ビフェニル(BP)等であってもよい。
難燃剤は電解液に難燃性を付与する成分である。難燃剤は例えばリン酸エステル、ホスファゼン化合物等であってもよい。
<リチウムイオン電池>
以下本実施形態のリチウムイオン電池が説明される。本実施形態のリチウムイオン電池は二次電池であってもよい。本実施形態のリチウムイオン電池は一次電池であってもよい。以下リチウムイオン電池が「電池」と略記され得る。
図1は本実施形態のリチウムイオン電池の構成の一例を示す第1概略図である。
電池100はケース90を含む。ケース90はアルミラミネートフィルム製のパウチである。すなわち電池100はラミネート電池である。ただしケース90は例えば金属製等であってもよい。電池100は例えば角形電池、円筒形電池等であってもよい。ケース90にCID、ガス排出弁、注液孔等が設けられていてもよい。ケース90は密封されている。正極タブ81および負極タブ82はそれぞれケース90の内外を連通している。
図2は本実施形態のリチウムイオン電池の構成の一例を示す第2概略図である。
ケース90は電極群50および電解液(不図示)を収納している。電解液は本実施形態の電解液である。すなわち電池100は本実施形態の電解液を少なくとも含む。本実施形態の電解液の詳細は前述のとおりである。電池100は低い電池抵抗を有することが期待される。本実施形態の電解液が高い電導度を有し得るためと考えられる。
電池100はゲル電解質を含んでいてもよい。すなわち電池100はいわゆるリチウムイオンポリマー電池であってもよい。ゲル電解質は、高分子材料に電解液が浸透し、高分子材料が膨潤することにより形成され得る。ゲル電解質に含まれる電解液が本実施形態の電解液であることにより、電池抵抗の低減が期待される。ゲル電解質に含まれる高分子材料は、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロペン共重合体(PVdF−HFP)等であってもよい。
電極群50は積層(スタック)型である。電極群50は正極10および負極20が交互にそれぞれ1枚以上積層されることにより形成されている。電極群50において正極10および負極20の各間にはセパレータ30がそれぞれ配置されている。正極10の各々は正極タブ81と電気的に接続されている。負極20の各々は負極タブ82と電気的に接続されている。
電極群50は巻回型であってもよい。すなわち電極群50は、正極10、セパレータ30および負極20がこの順序で積層され、さらにこれらが渦巻状に巻回されることにより形成されていてもよい。
《正極》
正極10は例えばシート状であってもよい。正極10は正極活物質を少なくとも含む。正極10は例えば正極集電体、導電材およびバインダ等をさらに含んでもよい。例えば正極活物質、導電材およびバインダを含む正極合材が正極集電体の表面に塗着されることにより、正極10が形成され得る。正極集電体は例えばAl箔等であってもよい。正極集電体は例えば5μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。
正極活物質は典型的には粒子群である。正極活物質は例えば1μm以上30μm以下のd50を有してもよい。d50はレーザ回折散乱法によって得られる粒度分布において微粒側からの積算粒子体積が全粒子体積の50%になる粒径を示す。
正極活物質はLiイオンを吸蔵し、放出する。正極活物質は特に限定されるべきではない。正極活物質は例えばコバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(例えばLiMnO2、LiMn24等)、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/32等)、ニッケルコバルトアルミン酸リチウム(例えばLiNi0.82Co0.15Al0.032等)、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)等であってもよい。正極10に1種の正極活物質が単独で含まれていてもよい。正極10に2種以上の正極活物質が含まれていてもよい。
導電材は電子伝導性を有する。導電材も特に限定されるべきではない。導電材は例えばカーボンブラック(例えばアセチレンブラック等)、炭素短繊維等であってもよい。導電材の含量は100質量部の正極活物質に対して、例えば0.1質量部以上10質量部以下であってもよい。
バインダは正極活物質(粒子)同士を結着する。バインダは正極活物質と正極集電体とを結着する。バインダも特に限定されるべきではない。バインダは例えばPVdF等であってもよい。バインダの含量は100質量部の正極活物質に対して、例えば0.1質量部以上10質量部以下であってもよい。
《負極》
負極20は例えばシート状であってもよい。負極20は負極活物質を少なくとも含む。負極20は例えば負極集電体およびバインダ等をさらに含んでもよい。例えば負極活物質およびバインダを含む負極合材が負極集電体の表面に塗着されることにより、負極20が形成され得る。負極集電体は例えば銅(Cu)箔等であってもよい。負極集電体は例えば5μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。
負極活物質は典型的には粒子群である。負極活物質は例えば1μm以上30μm以下のd50を有してもよい。負極活物質はLiイオンを吸蔵し、放出する。負極活物質は特に限定されるべきではない。負極活物質は、例えば黒鉛(例えばアモルファスコート黒鉛等)、易黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素、珪素、酸化珪素、珪素基合金、錫、酸化錫、錫基合金、リチウム(純金属)、リチウム合金(例えばLi−Al合金等)、チタン酸リチウム等であってもよい。負極20に1種の負極活物質が単独で含まれていてもよい。負極20に2種以上の負極活物質が含まれていてもよい。
バインダは負極活物質(粒子)同士を結着する。バインダは負極活物質と負極集電体とを結着する。バインダも特に限定されるべきではない。バインダは例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)およびスチレンブタジエンゴム(SBR)等であってもよい。バインダの含量は100質量部の負極活物質に対して、例えば0.1質量部以上10質量部以下であってもよい。
《セパレータ》
セパレータ30は電気絶縁性である。セパレータ30は正極10および負極20の間に配置されている。正極10および負極20はセパレータ30によって互いに隔離されている。セパレータ30は多孔質膜である。セパレータ30は電解液の透過を許す。セパレータ30は例えば10μm以上30μm以下の厚さを有してもよい。セパレータ30は例えばポリオレフィン製の多孔質膜等であってもよい。
セパレータ30は単層構造を有してもよい。セパレータ30は例えばポリエチレン(PE)製の多孔質膜のみから形成されていてもよい。セパレータ30は多層構造を有してもよい。セパレータ30は例えばポリプロピレン(PP)製の多孔質膜、PE製の多孔質膜およびPP製の多孔質膜がこの順序で積層されることにより形成されていてもよい。セパレータ30はその表面に耐熱膜を含んでもよい。耐熱膜は耐熱材料を含む。耐熱材料は例えばベーマイト、シリカ、チタニア等であってもよい。
以下本開示の実施例が説明される。ただし以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。
<電解液の調製および評価>
《1.電解液の調製》
下記表1〜4に示される溶媒がそれぞれ調製された。
《2.溶解試験》
各溶媒に下記表1〜4に示されるLi塩が溶解するか否かが確認された。確認手順は次のとおりである。
まずLi塩(結晶粉末)が凝集しないようにされつつ、Li塩が溶媒に少量ずつ添加される。添加の都度、ハンドシェイクにより溶媒が攪拌される。下記表1〜4に示される量のLi塩が添加された後、ハンドシェイクにより溶媒が十分攪拌される。これにより電解液が調製される。電解液が60℃環境下で30分間静置される。30分間保管後、ハンドシェイクにより電解液が攪拌される。攪拌後、電解液が25℃環境下で3時間静置される。3時間静置後、電解液中にLi塩の結晶(不溶分)が存在するか否かが目視により確認される。
確認結果は下記表1〜4の「溶解」の欄に示される。「溶解」の欄において、「P(positive)」はLi塩が実質的に全量溶解していたことを示す。「N(negative)」は電解液中にLi塩の結晶(不溶分)が確認されたことを示す。
《3.電導度の測定》
露点が−30℃以下である環境下において、試料瓶に電解液および測定端子が入れられた。同環境下において試料瓶が密閉された。25℃環境下において、東亞ディーケーケー社製の電導度計(製品名「CM−31P」)により電解液の電導度が測定された。電導度の測定は、溶解試験においてLi塩が実質的に全量溶解した電解液において実施されている。結果は下記表1〜4の「電導度」の欄に示される。
なおLi塩の不溶分があった電解液が濾過され、不溶分が取り除かれることにより、飽和濃度のLi塩を含む電解液が調製され得ると考えられる。
《4.結果》
〈4−1.No.1〜13の結果〉
Figure 0006977646
No.1は従来の電解液である。No.1の溶媒組成およびLi塩の濃度は最適化されていると考えてよい。No.1の電導度は10.9mS/cmである。
No.2の溶媒組成はNo.1と同一である。No.2ではLi塩がLiFSIである。No.2はNo.1に比して電導度が若干高くなっている。
No.3〜8では、溶媒に無水酢酸が含まれている。No.3〜8はNo.1および2に比して高い電導度を示している。No.3〜6では、溶媒に無水酢酸が80vоl%含まれている。No.3〜6では、No.7および8(60vоl%)に比して一段と高い電導度が示されている。
後述のNo.14〜16(下記表2)に示されるように、無水酢酸の単独溶媒においてLiPF6の飽和濃度は0.8mоl/L程度であると考えられる。No.3〜6では、無水酢酸にECが混合されることにより、LiPF6の飽和濃度が高くなっている。しかし例えばNo.3とNo.15との比較から、Li塩の飽和濃度が高くなっても、電導度が実質的に向上していないと考えられる。Li塩の飽和濃度が高くなることによる電導度の向上効果と、無水酢酸の比率が低下することによる電導度の低下効果とが相殺していると考えられる。
No.9〜13では、溶媒に無水酢酸が含まれている。No.9〜13はNo.1および2に比して高い電導度を示している。No.9〜11では、溶媒に無水酢酸が80vоl%含まれている。No.9〜11では、No.12および13(60vоl%)に比して一段と高い電導度が示されている。
No.9〜11では、無水酢酸にDMCが混合されることにより、LiPF6の飽和濃度が高くなっている。しかし例えばNo.10とNo.16との比較から、電導度はむしろ低下していると考えられる。DMCの混合による飽和濃度の向上幅は、ECの混合よる飽和濃度の向上幅よりも若干小さい。そのためNo.9〜11では無水酢酸の比率が低下することによる電導度の低下効果が、Li塩の飽和濃度が高くなることによる電導度の向上効果を上回っていると考えられる。
以上の結果から、無水酢酸はECに比して解離能および粘性のバランスに優れると考えられる。また無水酢酸はDMCに比しても解離能および粘性のバランスに優れると考えられる。
〈4−2.No.14〜37の結果〉
Figure 0006977646
No.14〜18の結果から無水酢酸に対するLiPF6の飽和濃度は0.8mоl/L程度であると考えられる。飽和濃度以下である0.5〜0.8mоl/Lの範囲において、LiPF6の濃度が高くなる程、電導度が高くなっている。0.8mоl/Lを超えるLi塩が溶解できれば、電導度はさらに向上すると考えられる。
No.19〜24の結果から無水酢酸に対するLiFSIの飽和濃度は2.5mоl/L程度であると考えられる。LiFSIの濃度が1.5mоl/Lであるとき、電導度が極大値を示している。電導度が極大値を示していることから、無水酢酸による電導度の向上効果が十分引き出されていると考えられる。
No.25〜37の結果から、Li塩がLiFSIおよびLiPF6の両方を含む場合、LiFSIの比率が高くなる程、Li塩全体の飽和濃度が高くなる傾向が認められる。
No.25〜37の結果から、Li塩がLiFSIおよびLiPF6の両方を含む場合、LiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6(A:B)=10:0〜2:8」の関係を満たすことにより、電導度が向上する傾向が認められる。
さらにLiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6(A:B)=10:0〜5:5」の関係を満たすことにより、電導度がいっそう向上する傾向が認められる。
図3は無水酢酸単独系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。
図3中の点線は、Li塩が実質的に全量溶解する可溶領域と、Li塩の不溶分が発生する不溶領域との境界と推定される線である。該線は飽和濃度曲線とも考えられる。各プロットに付された数値は電導度を示す。後述の図4〜7についても同様である。
〈4−3.No.38〜54の結果〉
Figure 0006977646
No.38〜48の結果から、無水酢酸およびECの2成分系において、無水酢酸が90vоl%である場合、LiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6(A:B)=10:0〜2:8」の関係を満たすことにより、Li塩全体の飽和濃度が高くなり、電導度が向上する傾向が認められる。
No.49〜54ならびに6、30および6の結果から、無水酢酸およびECの2成分系において、無水酢酸が80vоl%である場合、LiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6(A:B)=10:0〜2:8」の関係を満たすことにより、Li塩全体の飽和濃度が高くなる傾向は認められる。しかし電導度の向上幅は小さい傾向が認められる。
図4は無水酢酸(90vоl%)およびEC(10vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。図5は無水酢酸(80vоl%)およびEC(20vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。図4および5から、無水酢酸およびECの2成分系では、ECの比率が高くなることにより、可溶領域は拡大するが、電導度は実質的に向上しない傾向が認められる。
〈4−4.No.55〜73の結果〉
Figure 0006977646
No.55〜65の結果から、無水酢酸およびDMCの2成分系において、無水酢酸が90vоl%である場合、LiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6(A:B)=10:0〜2:8」の関係を満たすことにより、Li塩全体の飽和濃度が高くなり、電導度が向上する傾向が認められる。
No.66〜73の結果から、無水酢酸およびDMCの2成分系において、無水酢酸が80vоl%である場合、LiFSIとLiPF6との濃度比が「LiFSI:LiPF6(A:B)=10:0〜2:8」の関係を満たすことにより、Li塩全体の飽和濃度が高くなる傾向は認められる。しかし電導度の向上幅は小さい傾向が認められる。
図6は無水酢酸(90vоl%)およびDMC(10vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。図7は無水酢酸(80vоl%)およびDMC(20vоl%)の2成分系におけるLi塩の溶解性を示す散布図である。図6および7から、無水酢酸およびDMCの2成分系では、DMCの比率が高くなることにより、可溶領域の拡大幅は小さいものの、電導度は向上している。無水酢酸およびECの2成分系(図4および5)との挙動の違いは、DMCの粘性に起因すると考えられる。すなわちDMCはECに比して低粘性を有する。そのためLi塩の濃度が高くなることにより、電導度が向上していると考えられる。
〈4−5.電池の評価〉
No.1、2、15および21の電解液を含む電池100がそれぞれ製造された。電解液以外の電池構成は以下のとおりである。アジレント・テクノロジー社製のミリオームメータ「Agilent 4338B」により、各電池100の電池抵抗が測定された。結果は下記表5に示される。
設計容量:28mAh
ケース:アルミラミネートフィルム製のパウチ
正極活物質:ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(19.0mg/cm2
負極活物質:アモルファスコート黒鉛(9.2mg/cm2
セパレータ:PE製の多孔質膜(表面に耐熱膜が形成されたもの)
Figure 0006977646
上記表5に示されるように、No.15および21の電解液を含む電池100は、低い電池抵抗を有する。電解液が高い電導度を有するためと考えられる。
本開示の実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
10 正極、20 負極、30 セパレータ、50 電極群、81 正極タブ、82 負極タブ、90 ケース、100 電池。

Claims (6)

  1. リチウムイオン電池用の電解液であって、
    溶媒およびリチウム塩を少なくとも含み、
    前記溶媒に前記リチウム塩が溶解しており、
    前記溶媒に無水酢酸が80vоl%以上含まれている、
    電解液。
  2. 前記溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれている、
    請求項1に記載の電解液。
  3. 前記リチウム塩の少なくとも一部にリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドが含まれている、
    請求項1または請求項2に記載の電解液。
  4. 前記溶媒に0.9mоl/L以上、飽和濃度以下の前記リチウム塩が溶解している、
    請求項3に記載の電解液。
  5. 前記溶媒に無水酢酸が90vоl%以上含まれており、
    前記溶媒に1.1mоl/L以上2.0mоl/L以下の前記リチウム塩が溶解しており、かつ
    前記リチウム塩の少なくとも一部にリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドが含まれている、
    請求項1に記載の電解液。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の前記電解液を少なくとも含む、
    リチウムイオン電池。
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