JP6977299B2 - サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP6977299B2
JP6977299B2 JP2017076888A JP2017076888A JP6977299B2 JP 6977299 B2 JP6977299 B2 JP 6977299B2 JP 2017076888 A JP2017076888 A JP 2017076888A JP 2017076888 A JP2017076888 A JP 2017076888A JP 6977299 B2 JP6977299 B2 JP 6977299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
substrate
connector
capacitor
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017076888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018176489A (ja
Inventor
薫 村木
泰弘 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2017076888A priority Critical patent/JP6977299B2/ja
Publication of JP2018176489A publication Critical patent/JP2018176489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6977299B2 publication Critical patent/JP6977299B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

本開示は、サーマルプリントヘッドと、サーマルプリンタと、に関する。
従来から、サーマルプリントヘッドがサーマルプリンタに用いられている。サーマルプリントヘッドは主走査方向に沿って物理的に配列された複数の発熱抵抗部を有する。複数の発熱抵抗部にて発生した熱を印刷媒体に伝えることにより、印刷媒体への印刷が行われる。
特開2015−193110号公報
本開示は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、より正確に発熱抵抗部の抵抗値を計測できるサーマルプリントヘッドを提供することをその主たる課題とする。
本開示の一側面によると、互いに電気的に並列接続された複数の発熱抵抗部と、複数の発熱抵抗部に電気的に並列接続された第1コンデンサと、前記第1コンデンサに電気的に直列接続されたスイッチ部と、を備える、サーマルプリントヘッドが提供される。
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態のサーマルプリンタの構成を示す図である。 第1実施形態のサーマルプリンタの部分断面図である。 第1実施形態のサーマルプリントヘッドの平面図(一部構成省略)である。 図3に示したサーマルプリントヘッドの拡大図である。 図4に示したサーマルプリントヘッドの裏面図である。 計測用回路による各発熱抵抗部の抵抗値の計測結果を模式的に示すグラフである。 サーマルプリントヘッドの変形例を示す平面図である。 サーマルプリントヘッドの変形例を示す裏図である。 サーマルプリントヘッドの変形例を示す平面図である。 サーマルプリントヘッドの変形例を示す裏図である。 サーマルプリントヘッドの変形例を示す平面図である。 サーマルプリントヘッドの変形例を示す裏図である。 サーマルプリンタの変形例の構成を示す図である。
以下、本開示の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のサーマルプリンタの構成を示す図である。図2は、第1実施形態のサーマルプリンタの部分断面図である。
これらの図に示すサーマルプリンタB1は、印刷媒体801に印刷を施す。印刷媒体801としては、たとえばバーコードシートやレシートを作成するための感熱紙が挙げられる。
図1、図2に示すようにサーマルプリンタB1は、サーマルプリントヘッドA1と、プラテンローラ802と、主電源回路861と、計測用回路862と、制御部863と、を備える。プラテンローラ802は、サーマルプリントヘッドA1に正対している。
主電源回路861は、サーマルプリントヘッドA1における複数の発熱抵抗部41に電力を供給する。計測用回路862は、複数の発熱抵抗部41の各々の抵抗値を計測する。計測用回路862は、たとえば印刷媒体801への印字を行わない時に、複数の発熱抵抗部41の各々の抵抗値を計測する。これにより、発熱抵抗部41の寿命や故障した発熱抵抗部41の有無が確認されうる。制御部863は、主電源回路861および計測用回路862の駆動状態を制御する。制御部863は、複数の発熱抵抗部41の各々の通電状態を制御する。
図3は、第1実施形態のサーマルプリントヘッドの平面図(一部構成省略)である。
図1〜図3に示すサーマルプリントヘッドA1は、第1基板11と、第2基板12と、放熱板13と、配線3と、抵抗体層4と、第1コンデンサ61Aと、第2コンデンサ61Bと、スイッチ部62と、駆動IC71と、カバー72と、ワイヤ81と、封止樹脂82と、コネクタ831,832と、を備える。
第1基板11は、たとえば絶縁性の材料よりなる。このような絶縁性の材料は、たとえばセラミック(たとえばアルミナ)である。図3に示すように、第1基板11は、主走査方向X1に長く延びる長矩形状である。第1基板11は、表面111および裏面112を有する。表面111および裏面112は互いに反対方向を向く。
第2基板12は、たとえば絶縁材料よりなる。第2基板12には、配線パターンが物理的に形成されている。このような絶縁材料は、たとえば樹脂(たとえばガラスエポキシ樹脂)である。図3に示すように、第2基板12は、主走査方向X1に長く延びる長矩形状である。第2基板12は、第1基板11に対し、主走査方向X1に直交する副走査方向Y1に位置ずれした位置に物理的に配置されている。第2基板12は、第1端領域12Aおよび第2端領域12Bを含む。第1端領域12Aおよび第2端領域12Bは、主走査方向X1に互いに離間している。第2基板12は、表面121および裏面122を有する。表面121および裏面122は互いに反対方向を向く。
図2に示す放熱板13は、第1基板11を構成する材料よりも熱伝導率が大きい材料よりなる。放熱板13は、たとえばアルミニウムよりなる。放熱板13は、第1基板11の裏面112に物理的に配置されている。
図1、図2に示す抵抗体層4における複数の発熱抵抗部41は各々、第1基板11に物理的に配置されている。複数の発熱抵抗部41は、主走査方向X1に沿って物理的に配列されている。複数の発熱抵抗部41は、互いに電気的に並列接続されている。複数の発熱抵抗部41の個数は、たとえば1000〜10000個である。複数の発熱抵抗部41は、配線3を構成する材料よりも抵抗率が大であるたとえば酸化ルテニウムなどからなる。
配線3は、導電材料よりなる。配線3は、抵抗体層4における複数の発熱抵抗部41に通電するための経路を構成する。配線3の一部は、第1基板11と、第2基板12と、に物理的に配置されている。図2等に示す配線3のうち第1基板11に物理的に形成された部位は、たとえば添加元素としてロジウム、バナジウム、ビスマス、シリコンなどが添加されたレジネートAuからなる。配線3のうち第1基板11に物理的に配置された部位は、共通電極331および複数の個別電極335を有している(図1も参照)。複数の個別電極335は、抵抗体層4に対して部分的に通電するためのものである。複数の個別電極335は、共通電極331に対して逆極性となる部位である。
図1〜図3に示すコネクタ831およびコネクタ832は、第2基板12に物理的に配置されている。コネクタ831およびコネクタ832は、サーマルプリントヘッドA1外の装置と通信するために用いられる。図1に示すように、コネクタ831を介して、サーマルプリントヘッドA1は、主電源回路861および計測用回路862に電気的に接続している。コネクタ832を介して、サーマルプリントヘッドA1は、制御部863に電気的に接続している。本実施形態ではコネクタ831およびコネクタ832は別体であるが、本実施形態とは異なり、一体のものであってもよい。
図4は、図3に示したサーマルプリントヘッドの拡大図である。図5は、図4に示したサーマルプリントヘッドの裏面図である。
図3、図4に示すように、コネクタ831は、複数のコネクタ電極831Eを含む。本実施形態では、複数のコネクタ電極831Eは棒状に延びており、第2基板12に形成された挿入孔に挿通されている。複数のコネクタ電極831Eは各々、第2基板12に物理的に接合された接合部831Fを含む。本実施形態では、接合部831Fは、コネクタ電極831Eのうち、第2基板12における挿入孔に充填された導電材(たとえばはんだ)に当接する部位である。コネクタ831と同様に、コネクタ832は、複数のコネクタ電極832Eおよび接合部832Fを含む。コネクタ832における複数のコネクタ電極832Eおよび接合部832Fについての説明は、コネクタ831におけるコネクタ電極831Eおよび接合部831Fの説明を適用できるから、省略する。
図1に示すように、本実施形態では、コネクタ831は、第1コネクタ端子831Aを含む。第1コネクタ端子831Aは主電源回路861および計測用回路862に電気的に接続している。第1コネクタ端子831Aには主電源回路861および計測用回路862から所定の電位V1が付与される。第1コネクタ端子831Aは、複数のコネクタ電極831Eの少なくともいずれか1つに、電気的に接続している。第1コネクタ端子831Aは、複数の発熱抵抗部41の各々と第1コンデンサ61Aと第2コンデンサ61Bとに電気的に接続している。本実施形態では、コネクタ831は、グラウンド端子(図示略)を含む。コネクタ832は、コネクタ端子832Aを含む。コネクタ832Aは制御部863と駆動ICとを電気的に接続している。
図1〜図3等に示す駆動IC71は、第1基板11に物理的に配置されている。本実施形態とは異なり駆動IC71は第2基板12に物理的に配置されていてもよい。駆動IC71は、コネクタ832を介して、制御部863から信号を受ける。駆動IC71は制御部863から受けた当該信号に基づき、複数の発熱抵抗部41の各々の通電状態を制御する。具体的には、駆動IC71は、複数の個別電極335を選択的に通電させることにより、複数の発熱抵抗部41のいずれかを任意に発熱させる。図2、図4に示すように、駆動IC71には複数のワイヤ81が電気的に接続している。複数のワイヤ81は、第2基板12に物理的に接合されている。駆動IC71における電極パッド(図示略)は、複数のワイヤ73を介して、複数の個別電極335に電気的に接続している。
図1に示すように、第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bは各々、複数の発熱抵抗部41に電気的に並列接続されている。第1コンデンサ61Aと、第2コンデンサ61Bと、複数の発熱抵抗部41との各々は、第1コネクタ端子831Aおよび第2コネクタ端子831Bの間に電気的に配置されている。第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bは各々、主電源回路861から付与される電位V1(第1電位v11)が何らかの理由で過渡的に所望の値と異なったとしても、複数の発熱抵抗部41の各々の発熱量が所望の値から大きくずれてしまうことを抑制する。
図4、図5に示すように、第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bは各々、第2基板12に物理的に配置されている。本実施形態では、第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bは第2基板12の裏面122に物理的に配置されている。第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bは主走査方向X1に互いに離間して物理的に配置されている。第1コンデンサ61Aは、第2基板12における第1端領域12Aに物理的に配置されている。第2コンデンサ61Bは、第2基板12における第2端領域12Bに物理的に配置されている。本実施形態とは異なり、サーマルプリントヘッドA1が第2コンデンサ61Bを含んでいなくてもよい。
図1に示すように、スイッチ部62は、第1コンデンサ61Aに電気的に直列接続されている。本実施形態では、スイッチ部62は、第2コンデンサ61Bにも電気的に直列接続されている。スイッチ部62は、第1コネクタ端子831Aにおける電位V1に基づき駆動する。スイッチ部62は、第1スイッチ端子621Aおよび第2スイッチ端子621Bを含む。スイッチ部62は、第1コネクタ端子831Aにおける電位V1に基づき、第1スイッチ端子621Aおよび第2スイッチ端子621Bの間に流れうる電流I1の通電状態を制御する。
本実施形態においては、第1コネクタ端子831Aには、主電源回路861から、電位V1として第1電位v11が付与される。第1コネクタ端子831Aには、計測用回路862から、電位V1として第2電位v12が付与される。第1コネクタ端子831Aが第1電位v11である場合、第1スイッチ端子621Aおよび第2スイッチ端子621Bの間に流れうる電流I1の電流値は、第1電流値である。第1コネクタ端子831Aが第2電位v12である場合、第1スイッチ端子621Aおよび第2スイッチ端子621Bの間に流れうる電流I1の電流値は、第2電流値である。第2電位v12は、第1電位v11より小さく且つ0より大きい。第1電位v11は、たとえば24Vであり、第2電位v12は、たとえば、3〜10Vである。第2電流値は、第1電流値よりも小さく、ほぼ0であることが好ましい。すなわち、第1コネクタ端子831Aに主電源回路861から第1電位v11が付与されている場合、第1コンデンサ61A(あるいは第2コンデンサ61B)から複数の発熱抵抗部41の各々への通電経路が確保される。一方、第1コネクタ端子831Aに計測用回路862から第2電位v12が付与されている場合、第1コンデンサ61A(あるいは第2コンデンサ61B)から複数の発熱抵抗部41の各々への通電経路が実質的に遮断される。本開示における電圧値および電流値の用語はそれぞれ、電圧値の絶対値および電流値の絶対値を意味する。
図1に示すように、本実施形態では、スイッチ部62は、第1トランジスタ621と、第1分圧抵抗625Aと、第2分圧抵抗625Bと、を含む。本実施形態とは異なり、スイッチ部62はリレー素子を含んでいてもよい。第1トランジスタ621は、たとえば、MOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)である。
第1トランジスタ621は、第1スイッチ端子621Aと、第2スイッチ端子621Bと、第1制御端子621Cと、を含む。本実施形態では、第1トランジスタ621は、NチャネルMOSFETであることが好ましいが、PチャネルMOSFETであってもよい。第1スイッチ端子621Aは、たとえば、MOSFETのドレイン電極およびソース電極の一方であり、第2スイッチ端子621Bは、上記ドレイン電極およびソース電極の他方であるとよい。第1制御端子621Cは、第1スイッチ端子621Aおよび第2スイッチ端子621Bの間に流れうる電流I1の通電状態を制御する。第1制御端子621CはMOSFETのゲート電極であるとよい。第1制御端子621Cは、第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bの間に電気的に配置されている。
たとえば、第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bの抵抗値が同一である場合を想定する。この場合に、電位V1として、主電源回路861から第1コネクタ端子831Aに付与される第1電位v11がたとえば24Vであると、第1制御端子621Cに付与される電位は12Vとなる。一方、計測用回路862から第1コネクタ端子831Aに付与される第2電位v12がたとえば6Vであると、第1制御端子621Cに付与される電位は3Vとなる。
図4に示すように、スイッチ部62における第1トランジスタ621は、第2基板12に物理的に配置されている。より具体的には、第1トランジスタ621は、第2基板12における表面121に物理的に配置されている。本実施形態では、第1トランジスタ621は、主走査方向X1において、第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bの間に物理的に配置されている。同図では、主走査方向X1において、第1トランジスタ621および第1コンデンサ61Aの間に、コネクタ831が物理的に配置されている。第1トランジスタ621は、副走査方向Y1において、複数のコネクタ電極831Eの各々における接合部831Fに重なっている。
図1に示すように、第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bは、互いに電気的に直列接続されている。第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bは各々、第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bに電気的に並列接続されている。本実施形態とは異なり、スイッチ部62が第1分圧抵抗625Aや第2分圧抵抗625Bを含んでいなくてもよい。
図1、図4に示すように、配線3は、第1配線要素351および第2配線要素352を含む。第1配線要素351は、コネクタ831における第1コネクタ端子831Aと、第1コンデンサ61Aおよび第1トランジスタ621のいずれか一方と、を電気的に接続している。本実施形態では、第1配線要素351は、第1コネクタ端子831Aおよび第1コンデンサ61Aを電気的に接続している。本実施形態とは異なり、第1配線要素351は、第1コネクタ端子831Aおよび第1トランジスタ621を電気的に接続するものであってもよい。第2配線要素352は、第1コンデンサ61Aおよび第1トランジスタ621を電気的に接続している。
図4に示すように、第1配線要素351および第2配線要素352は、第2基板12に物理的に配置されている。同図では、第1配線要素351および第2配線要素352はいずれも第2基板12の表面121に物理的に配置されている。第1配線要素351および第2配線要素352は、第2基板12に物理的に形成された配線パターンの一部である。同図に示すように、第1配線要素351は、平面視において、第2配線要素352および第1基板11の間に物理的に配置されている。第2配線要素352の少なくとも一部は、接合部831Fを挟んで第1基板11とは反対側の領域において、副走査方向Y1に沿って延びている。第1トランジスタ621は、副走査方向Y1において複数のワイヤ81を挟んで第1基板11とは反対側に物理的に位置している。
図1、図4に示すように、配線3は、第3配線要素353および第4配線要素354を含む。第3配線要素353は、コネクタ831における第1コネクタ端子831Aと、第2コンデンサ61Bおよび第1トランジスタ621のいずれか一方と、を電気的に接続している。本実施形態では、第3配線要素353は、第1コネクタ端子831Aおよび第2コンデンサ61Bを電気的に接続している。本実施形態とは異なり、第3配線要素353は、第1コネクタ端子831Aおよび第1トランジスタ621を電気的に接続するものであってもよい。第4配線要素354は、第2コンデンサ61Bおよび第1トランジスタ621を電気的に接続している。
図4に示すように、第3配線要素353および第4配線要素354は、第2基板12に物理的に配置されている。同図では、第3配線要素353および第4配線要素354はいずれも第2基板12の表面121に物理的に配置されている。第3配線要素353および第4配線要素354は、第2基板12に物理的に形成された配線パターンの一部である。同図に示すように、第3配線要素353は、平面視において、第4配線要素354および第1基板11の間に物理的に配置されている。第4配線要素354の少なくとも一部は、接合部832Fを挟んで第1基板11とは反対側の領域において、副走査方向Y1に沿って延びている。
図2に示すカバー72は、第2基板12に対し、たとえばねじ(図示略)によって物理的に固定されている。カバー72は、導電材料よりなっていてもよいし、絶縁材料よりなっていてもよい。カバー72は、被覆部721および側部722を含む。被覆部721は、平面視において、第1トランジスタ621に重なっている。被覆部721は、傾斜面721Aを含む。傾斜面721Aは、第2基板12の位置する側とは反対側を向く。傾斜面721Aは、副走査方向Y1において第1基板11に近づくにつれて、第2基板12の厚さ方向Z1において第2基板12に近づく。側部722は、第2基板12から被覆部721に向かって延びており、且つ、平面視において、第1トランジスタ621を挟んで第1基板11とは反対側に物理的に配置されている。図2に示すように、第2配線要素352の少なくとも一部は、平面視において、カバー72における側部722に重なっている。
図2に示すように、封止樹脂82は、駆動IC71を覆っている。封止樹脂82は、たとえば黒色の軟質樹脂からなる。
次に、サーマルプリンタB1の使用方法について説明する。
印刷媒体801への印刷時には、第1コネクタ端子831Aに、主電源回路861から、電位V1として第1電位v11が付与される。この場合、複数の発熱抵抗部41が選択的に通電し、発熱する。当該熱を印刷媒体801に伝えることにより、印刷媒体801への印刷がなされる。上述のとおり、第1コネクタ端子831Aに、主電源回路861から、電位V1として第1電位v11が付与されている場合、第1コンデンサ61Aから複数の発熱抵抗部41の各々への通電経路が確保されている。
各発熱抵抗部41の抵抗値の計測時には、主電源回路861からコネクタ831に電位は付与されない。各発熱抵抗部41の抵抗値の計測時には、第1コネクタ端子831Aに、計測用回路862から、電位V1として第2電位v12が付与される。この場合、複数の発熱抵抗部41が順番に(たとえば主走査方向X1の端に位置する発熱抵抗部41から順番に)通電する。発熱抵抗部41に流れる電流の値および第2電位v12に基づき、計測用回路862は、各発熱抵抗部41の抵抗値を計測する。上述のとおり、第1コネクタ端子831Aに、主電源回路861から、電位V1として第1電位v11が付与されている場合、第1コンデンサ61Aから複数の発熱抵抗部41の各々への通電経路が実質的に遮断される。そのため、各発熱抵抗部41の抵抗値の計測時には、第1コンデンサ61Aは発熱抵抗部41の通電において機能しない。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
図6は、計測用回路862による各発熱抵抗部41の抵抗値の計測結果を模式的に示す。横軸は、主走査方向X1における発熱抵抗部41の位置である。縦軸は、抵抗値である。同図にて比較例における模式的な計測結果を左側に示し、本実施形態における模式的な計測結果を右側に示す。比較例は、スイッチ部62を備えない点を除き、本実施形態と同様の回路構成を有する。発熱抵抗部41の抵抗値計測の際、主走査方向X1の端に位置する発熱抵抗部41から順に発熱抵抗部41に1つずつ電流を流すことにより、各発熱抵抗部41の抵抗値を計測する。
比較例では、主走査方向X1における端に位置する発熱抵抗部41の抵抗値が不当に高い値として計測されている(図6のP1参照)。また故障している発熱抵抗部41の近傍の複数の発熱抵抗部41の抵抗値が本来の値とは異なる値として計測されている(図6のP2参照)。これらの不当な値は、第1コンデンサ61Aや第2コンデンサ61Bの影響によるものと考えられる。一方、本実施形態においては、サーマルプリントヘッドA1は、第1コンデンサ61Aに電気的に直列接続されたスイッチ部62を含む。そのため、各発熱抵抗部41の抵抗値の計測時に、第1コンデンサ61Aや第2コンデンサ61Bが発熱抵抗部41の通電において機能することを回避できる。これにより、図6の右側に示すように、図6の左側にてP1やP2を用いて示した不当な値が検出される不具合を抑制あるいは回避できる。これにより、計測用回路862によって、より正確に各発熱抵抗部41の抵抗値を計測できる。
本実施形態においては、スイッチ部62は、互いに電気的に直列接続された第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bを含む。第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bは各々、第1コンデンサ61Aに電気的に並列接続されている。第1制御端子621Cは、第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bの間に電気的に配置されている。このような構成によると、第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bの各々の抵抗値を調整することにより、第1制御端子621Cに付与される電位を調整できる。そのため、所望のしきい値電圧を有する第1トランジスタ621を用いることができる。
本実施形態においては、第1コンデンサ61Aは、第2基板12における第1端領域12Aに物理的に配置されている。このような構成によると、配線3のうち第1コンデンサ61Aから共通電極331に至るまでの部分の長さを極力短くできる。このことにより、発熱抵抗部41へ流れる電流に生じうるノイズの発生を抑制できる。本実施形態においては、第2コンデンサ61Bは、第2基板12における第2端領域12Bに物理的に配置されている。このような構成によっても同様の利点が享受されうる。
本実施形態においては、第1トランジスタ621は、主走査方向X1において、第1コンデンサ61Aおよび第2コンデンサ61Bの間に物理的に配置されている。このような構成によると、配線3のうち第1トランジスタ621から第1コンデンサ61Aに至るまでの部分の長さと、配線3のうち第1トランジスタ621から第2コンデンサ61Bに至るまでの部分の長さと、のいずれか一方が極端に長くなることを防止できる。このことにより、発熱抵抗部41へ流れる電流に生じうるノイズの発生を抑制できる。
本実施形態においては、第1トランジスタ621は、副走査方向Y1において、複数のコネクタ電極831Eの各々における接合部に重なっている。このような構成によると、第1トランジスタ621を、印刷媒体801の送給経路からより遠ざけることができる。本実施形態においては更に、被覆部721は、第2基板12の位置する側とは反対側を向く傾斜面721を含む。傾斜面721は、副走査方向Y1において第1基板11に近づくにつれて、第2基板12の厚さ方向Z1において第2基板12に近づく。このような構成によると、カバー72を、印刷媒体801の送給経路にカバー72からより遠ざけることができる。
以下に変形例および他の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、上記と同一または類似の構成については上記と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図7〜図12は、サーマルプリントヘッドの第1配線要素351、第2配線要素352、第3配線要素353、および第4配線要素354の物理的配置の変形例を示している。図7、図8では、第1配線要素351および第3配線353は第2基板12の表面121に物理的に配置されており、第2配線要素352および第4配線要素354は第2基板12の裏面122に物理的に配置されている。図9、図10では、第1配線要素351および第3配線要素353は第2基板12の裏面122に物理的に配置されており、第2配線要素352および第4配線要素354は第2基板12の表面121に物理的に配置されている。図11、図12では、第1配線要素351、第2配線要素352、第3配線要素353、および第4配線要素354は第2基板12の裏面122に物理的に配置されている。
図13は、スイッチ部62の変形例を示している。同図に示すスイッチ部62は、第2トランジスタ623と、第1分圧抵抗625Aと、第2分圧抵抗625Bと、を含む。
第2トランジスタ623は、第1分圧抵抗625Aに電気的に直列接続されている。第2トランジスタ623は、第1コネクタ端子831Aと第1トランジスタ621における第1制御端子621Cとの間に電気的に配置されている。
第2トランジスタ623は、第3スイッチ端子623Aと、第4スイッチ端子623Bと、第2制御端子623Cと、を含む。本実施形態では、第2トランジスタ623は、PチャネルMOSFETであることが好ましいが、NチャネルMOSFETであってもよい。第3スイッチ端子623Aは、たとえば、MOSFETのドレイン電極およびソース電極の一方であり、第4スイッチ端子623Bは、上記ドレイン電極およびソース電極の他方であるとよい。第2制御端子623Cは、第3スイッチ端子623Aおよび第4スイッチ端子623Bの間に流れうる電流I2の通電状態を制御する。第2制御端子623CはMOSFETのゲート電極であるとよい。第2制御端子623Cは、第3分圧抵抗625Cおよび第4分圧抵抗625Dの間に電気的に配置されている。第3分圧抵抗625Cの抵抗値および第4分圧抵抗625Dの抵抗値は同一であってもよく異なっていてもよい。
たとえば、第1分圧抵抗625Aおよび第2分圧抵抗625Bの抵抗値が同一であり、第3分圧抵抗625Cおよび第4分圧抵抗625Dが同一である場合を想定する。この場合に、電位V1として、主電源回路861から第1コネクタ端子831Aに付与される第1電位v11がたとえば24Vであると、第2制御端子623Cに付与される電位は12Vとなる。このとき、電流I2は十分に流れ、第1制御端子621Cに付与される電位は12Vとなる。このとき、電流I1は十分に流れる。
一方、計測用回路862から第1コネクタ端子831Aに付与される第2電位v12がたとえば6Vであると、第2制御端子623Cに付与される電位は3Vとなる。このとき、電流I2の電流値は実質的に0であることが好ましいが、無視できない程度の大きさであることがある。しかしながら、第2トランジスタ623が比較的大きな抵抗として機能するので、第1制御端子621Cに付与される電位は、1.5Vよりも小さく、たとえば、0.5Vである。したがって、電流I1の電流値をより小さくすることができる。以上より、計測用回路862から第1コネクタ端子831Aに第2電位v12を付与し、各発熱抵抗部41の抵抗値を計測する際に、電流I1の値をより小さくすることができる。よって、各発熱抵抗部41の抵抗値の計測時に、第1コンデンサ61Aや第2コンデンサ61Bが発熱抵抗部41の通電において機能することを更に適切に回避できる。これにより、計測用回路862によって、より正確に各発熱抵抗部41の抵抗値を計測できる。
本実施形態では、図13に示すように、コネクタ831は、第3分圧抵抗625Cおよび第4分圧抵抗625Dの間に電気的に配置された計測用端子831Cを含む。このような構成によると、計測用端子831Cに所望の電位を付与することができる。そのため、より小さい電位を付与する電源を用いて、各発熱抵抗部41の抵抗値を計測できる。
本開示は、上述した実施形態に限定されるものではない。本開示の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上記実施形態は、以下の付記を含む。
[付記1]
互いに電気的に並列接続された複数の発熱抵抗部と、
複数の発熱抵抗部に電気的に並列接続された第1コンデンサと、
前記第1コンデンサに電気的に直列接続されたスイッチ部と、を備える、サーマルプリントヘッド。
[付記2]
第1コネクタ端子を含むコネクタを更に備え、
前記第1コネクタ端子は、前記複数の発熱抵抗部の各々と前記第1コンデンサとに電気的に接続しており、
前記スイッチ部は、前記第1コネクタ端子における電位に基づき駆動する、付記1に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記3]
前記スイッチ部は、第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を含み、
前記第1コネクタ端子が第1電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる電流の電流値は、第1電流値であり、
前記第1コネクタ端子が第2電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の前記電流値は、第2電流値であり、
前記第2電位は、前記第1電位より小さく且つ0より大きく、前記第2電流値は、前記第1電流値よりも小さい、付記2に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記4]
前記スイッチ部は、第1トランジスタを含み、前記第1トランジスタは、前記第1スイッチ端子と、前記第2スイッチ端子と、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の通電状態を制御する第1制御端子と、を含む、付記3に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記5]
前記スイッチ部は、互いに電気的に直列接続された第1分圧抵抗および第2分圧抵抗を含み、前記第1分圧抵抗および第2分圧抵抗は各々、前記第1コンデンサに電気的に並列接続されており、
前記第1制御端子は、前記第1分圧抵抗および第2分圧抵抗の間に電気的に配置されている、付記4に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記6]
前記スイッチ部は、前記第1分圧抵抗に電気的に直列接続された第2トランジスタを含み、前記第2トランジスタは、前記第1コネクタ端子と前記第1トランジスタにおける前記第1制御端子との間に電気的に配置されている、付記5に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記7]
前記第2トランジスタは、第3スイッチ端子と、第4スイッチ端子と、前記第3スイッチ端子および前記第4スイッチ端子の間に流れうる電流の通電状態を制御する第2制御端子と、を含み、
前記スイッチ部は、互いに電気的に直列接続された第3分圧抵抗および第4分圧抵抗を含み、前記第3分圧抵抗および第4分圧抵抗は各々、前記第1コンデンサに電気的に並列接続されており、
前記第2制御端子は、前記第3分圧抵抗および第4分圧抵抗の間に電気的に配置されている、付記6に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記8]
前記コネクタは、前記第3分圧抵抗および前記第4分圧抵抗の間に電気的に配置された検査端子を含む、付記7に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記9]
前記複数の発熱抵抗部が物理的に配置された第1基板と、
前記第1コンデンサと前記スイッチ部と前記コネクタとが物理的に配置された第2基板と、を更に備え、
前記複数の発熱抵抗部は、主走査方向に沿って物理的に配列されており、前記第2基板は、前記第1基板に対し、前記主走査方向に直交する副走査方向に位置ずれした位置に物理的に配置されている、付記4に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記10]
前記コネクタにおける前記第1コネクタ端子と、前記第1コンデンサおよび前記第1トランジスタのいずれか一方と、を電気的に接続する第1配線要素と、
前記第1コンデンサおよび前記第1トランジスタを電気的に接続する第2配線要素と、を更に備え、
前記第1配線要素および前記第2配線要素は、前記第2基板に物理的に配置されている、付記9に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記11]
前記第2基板は、前記主走査方向に互いに離間した第1端領域および第2端領域を含み、
前記第1コンデンサは、前記第2基板における前記第1端領域に物理的に配置されている、付記10に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記12]
前記コネクタは、前記主走査方向において、前記第1コンデンサおよび前記第1トランジスタの間に物理的に配置されている、付記10または付記11に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記13]
前記複数の発熱抵抗部および前記第1コンデンサに電気的に並列接続された第2コンデンサを更に備え、
前記スイッチ部は、前記第2コンデンサに電気的に直列接続されている、付記11に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記14]
前記第2コンデンサは、前記第2基板における前記第2端領域に物理的に配置されており、
前記第1トランジスタは、前記主走査方向において、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの間に物理的に配置されている、付記13に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記15]
前記第2基板は、表面および裏面を有し、前記第1トランジスタは、前記第2基板における前記表面に物理的に配置され、前記第1コンデンサは、前記第2基板における前記裏面に物理的に配置されている、付記9に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記16]
前記コネクタは、複数のコネクタ電極を含み、前記複数のコネクタ電極の少なくともいずれか1つは、前記第1コネクタ端子に電気的に接続しており、
前記複数のコネクタ電極は各々、前記第2基板に物理的に接合された接合部を含み、
前記第1トランジスタは、前記副走査方向において、前記複数のコネクタ電極の各々における前記接合部に重なっている、付記10に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記17]
前記第2配線要素の少なくとも一部は、前記接合部を挟んで前記第1基板とは反対側の領域において、前記副走査方向に沿って延びている、付記16に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記18]
前記第1配線要素および前記第2配線要素は、前記第2基板の前記表面に物理的に配置されており、
前記第1配線要素は、平面視において、前記第2配線要素および前記第1基板の間に物理的に配置されている、付記10に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記19]
前記第2基板に対し物理的に固定されたカバーを更に備え、
前記カバーは、被覆部および側部を含み、前記被覆部は、平面視において、前記第1トランジスタに重なっており、前記側部は、前記第2基板から前記被覆部に向かって延びており、且つ、平面視において、前記第1トランジスタを挟んで前記第1基板とは反対側に物理的に配置されており、
前記第2配線要素の少なくとも一部は、平面視において、前記カバーにおける前記側部に重なっている、付記10に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記20]
前記被覆部は、前記第2基板の位置する側とは反対側を向く傾斜面を含み、前記傾斜面は、前記副走査方向において前記第1基板に近づくにつれて、前記第2基板の厚さ方向において前記第2基板に近づく、付記19に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記21]
前記第1基板に物理的に配置され、前記複数の発熱抵抗部の各々の通電状態を制御する駆動ICと、
前記駆動ICに電気的に接続し、前記第2基板に物理的に接合された複数のワイヤと、を更に備え、
前記第1トランジスタは、前記副走査方向において前記複数のワイヤを挟んで前記第1基板とは反対側に物理的に位置している、付記10に記載のサーマルプリントヘッド。
[付記24]
付記3に記載のサーマルプリントヘッドと、
前記第1コネクタ端子に前記第1電位を付与する主電源回路と、
前記第1コネクタ端子に前記第2電位を付与する計測用回路と、を更に備える、サーマルプリンタ。
11 第1基板
111 表面
112 裏面
12 第2基板
121 表面
122 裏面
12A 第1端領域
12B 第2端領域
13 放熱板
3 配線
331 共通電極
335 個別電極
351 第1配線要素
352 第2配線要素
353 第3配線要素
354 第4配線要素
4 抵抗体層
41 発熱抵抗部
61A 第1コンデンサ
61B 第2コンデンサ
62 スイッチ部
621 第1トランジスタ
621A 第1スイッチ端子
621B 第2スイッチ端子
621C 第1制御端子
623 第2トランジスタ
623A 第3スイッチ端子
623B 第4スイッチ端子
623C 第2制御端子
625A 第1分圧抵抗
625B 第2分圧抵抗
625C 第3分圧抵抗
625D 第4分圧抵抗
71 駆動IC
72 カバー
721 被覆部
721A 傾斜面
722 側部
801 印刷媒体
802 プラテンローラ
81 ワイヤ
82 封止樹脂
831 コネクタ
831A 第1コネクタ端子
831C 計測用端子
831E コネクタ電極
831F 接合部
832 コネクタ
832A コネクタ端子
832E コネクタ電極
832F 接合部
861 主電源回路
862 計測用回路
863 制御部
A1 サーマルプリントヘッド
B1 サーマルプリンタ
I1,I2 電流
V1 電位
v11 第1電位
v12 第2電位
X1 主走査方向
Y1 副走査方向
Z1 厚さ方向

Claims (17)

  1. 互いに電気的に並列接続された複数の発熱抵抗部と、
    複数の発熱抵抗部に電気的に並列接続された第1コンデンサと、
    前記第1コンデンサに電気的に直列接続されたスイッチ部と、を備え、
    第1コネクタ端子を含むコネクタを更に備え、
    前記第1コネクタ端子は、前記複数の発熱抵抗部の各々と前記第1コンデンサとに電気的に接続しており、
    前記スイッチ部は、前記第1コネクタ端子における電位に基づき駆動し、
    前記スイッチ部は、第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を含み、
    前記第1コネクタ端子が第1電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる電流の電流値は、第1電流値であり、
    前記第1コネクタ端子が第2電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の前記電流値は、第2電流値であり、
    前記第2電位は、前記第1電位より小さく且つ0より大きく、前記第2電流値は、前記第1電流値よりも小さく、
    前記スイッチ部は、第1トランジスタを含み、前記第1トランジスタは、前記第1スイッチ端子と、前記第2スイッチ端子と、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の通電状態を制御する第1制御端子と、を含み、
    前記スイッチ部は、互いに電気的に直列接続された第1分圧抵抗および第2分圧抵抗を含み、前記第1分圧抵抗および第2分圧抵抗は各々、前記第1コンデンサに電気的に並列接続されており、
    前記第1制御端子は、前記第1分圧抵抗および第2分圧抵抗の間に電気的に配置されており、
    前記スイッチ部は、前記第1分圧抵抗に電気的に直列接続された第2トランジスタを含み、前記第2トランジスタは、前記第1コネクタ端子と前記第1トランジスタにおける前記第1制御端子との間に電気的に配置されている、サーマルプリントヘッド。
  2. 前記第2トランジスタは、第3スイッチ端子と、第4スイッチ端子と、前記第3スイッチ端子および前記第4スイッチ端子の間に流れうる電流の通電状態を制御する第2制御端子と、を含み、
    前記スイッチ部は、互いに電気的に直列接続された第3分圧抵抗および第4分圧抵抗を含み、前記第3分圧抵抗および第4分圧抵抗は各々、前記第1コンデンサに電気的に並列接続されており、
    前記第2制御端子は、前記第3分圧抵抗および第4分圧抵抗の間に電気的に配置されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 前記コネクタは、前記第3分圧抵抗および前記第4分圧抵抗の間に電気的に配置された検査端子を含む、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 互いに電気的に並列接続された複数の発熱抵抗部と、
    複数の発熱抵抗部に電気的に並列接続された第1コンデンサと、
    前記第1コンデンサに電気的に直列接続されたスイッチ部と、を備え、
    第1コネクタ端子を含むコネクタを更に備え、
    前記第1コネクタ端子は、前記複数の発熱抵抗部の各々と前記第1コンデンサとに電気的に接続しており、
    前記スイッチ部は、前記第1コネクタ端子における電位に基づき駆動し、
    前記スイッチ部は、第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を含み、
    前記第1コネクタ端子が第1電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる電流の電流値は、第1電流値であり、
    前記第1コネクタ端子が第2電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の前記電流値は、第2電流値であり、
    前記第2電位は、前記第1電位より小さく且つ0より大きく、前記第2電流値は、前記第1電流値よりも小さく、
    前記スイッチ部は、第1トランジスタを含み、前記第1トランジスタは、前記第1スイッチ端子と、前記第2スイッチ端子と、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の通電状態を制御する第1制御端子と、を含み、
    前記複数の発熱抵抗部が物理的に配置された第1基板と、
    前記第1コンデンサと前記スイッチ部と前記コネクタとが物理的に配置された第2基板と、を更に備え、
    前記複数の発熱抵抗部は、主走査方向に沿って物理的に配列されており、前記第2基板は、前記第1基板に対し、前記主走査方向に直交する副走査方向に位置ずれした位置に物理的に配置されている、サーマルプリントヘッド。
  5. 前記コネクタにおける前記第1コネクタ端子と、前記第1コンデンサおよび前記第1トランジスタのいずれか一方と、を電気的に接続する第1配線要素と、
    前記第1コンデンサおよび前記第1トランジスタを電気的に接続する第2配線要素と、を更に備え、
    前記第1配線要素および前記第2配線要素は、前記第2基板に物理的に配置されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記第2基板は、前記主走査方向に互いに離間した第1端領域および第2端領域を含み、
    前記第1コンデンサは、前記第2基板における前記第1端領域に物理的に配置されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 前記コネクタは、前記主走査方向において、前記第1コンデンサおよび前記第1トランジスタの間に物理的に配置されている、請求項または請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  8. 前記複数の発熱抵抗部および前記第1コンデンサに電気的に並列接続された第2コンデンサを更に備え、
    前記スイッチ部は、前記第2コンデンサに電気的に直列接続されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  9. 前記第2コンデンサは、前記第2基板における前記第2端領域に物理的に配置されており、
    前記第1トランジスタは、前記主走査方向において、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの間に物理的に配置されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  10. 前記第2基板は、表面および裏面を有し、前記第1トランジスタは、前記第2基板における前記表面に物理的に配置され、前記第1コンデンサは、前記第2基板における前記裏面に物理的に配置されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  11. 前記コネクタは、複数のコネクタ電極を含み、前記複数のコネクタ電極の少なくともいずれか1つは、前記第1コネクタ端子に電気的に接続しており、
    前記複数のコネクタ電極は各々、前記第2基板に物理的に接合された接合部を含み、
    前記第1トランジスタは、前記副走査方向において、前記複数のコネクタ電極の各々における前記接合部に重なっている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  12. 前記第2配線要素の少なくとも一部は、前記接合部を挟んで前記第1基板とは反対側の領域において、前記副走査方向に沿って延びている、請求項11に記載のサーマルプリントヘッド。
  13. 前記第1配線要素および前記第2配線要素は、前記第2基板の表面に物理的に配置されており、
    前記第1配線要素は、平面視において、前記第2配線要素および前記第1基板の間に物理的に配置されている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  14. 前記第2基板に対し物理的に固定されたカバーを更に備え、
    前記カバーは、被覆部および側部を含み、前記被覆部は、平面視において、前記第1トランジスタに重なっており、前記側部は、前記第2基板から前記被覆部に向かって延びており、且つ、平面視において、前記第1トランジスタを挟んで前記第1基板とは反対側に物理的に配置されており、
    前記第2配線要素の少なくとも一部は、平面視において、前記カバーにおける前記側部に重なっている、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  15. 前記被覆部は、前記第2基板の位置する側とは反対側を向く傾斜面を含み、前記傾斜面は、前記副走査方向において前記第1基板に近づくにつれて、前記第2基板の厚さ方向において前記第2基板に近づく、請求項14に記載のサーマルプリントヘッド。
  16. 前記第1基板に物理的に配置され、前記複数の発熱抵抗部の各々の通電状態を制御する駆動ICと、
    前記駆動ICに電気的に接続し、前記第2基板に物理的に接合された複数のワイヤと、を更に備え、
    前記第1トランジスタは、前記副走査方向において前記複数のワイヤを挟んで前記第1基板とは反対側に物理的に位置している、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  17. 互いに電気的に並列接続された複数の発熱抵抗部と、
    複数の発熱抵抗部に電気的に並列接続された第1コンデンサと、
    前記第1コンデンサに電気的に直列接続されたスイッチ部と、を備え、
    第1コネクタ端子を含むコネクタを更に備え、
    前記第1コネクタ端子は、前記複数の発熱抵抗部の各々と前記第1コンデンサとに電気的に接続しており、
    前記スイッチ部は、前記第1コネクタ端子における電位に基づき駆動し、
    前記スイッチ部は、第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を含み、
    前記第1コネクタ端子が第1電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる電流の電流値は、第1電流値であり、
    前記第1コネクタ端子が第2電位である場合、前記第1スイッチ端子および前記第2スイッチ端子の間に流れうる前記電流の前記電流値は、第2電流値であり、
    前記第2電位は、前記第1電位より小さく且つ0より大きく、前記第2電流値は、前記第1電流値よりも小さい、サーマルプリントヘッドと、
    前記第1コネクタ端子に前記第1電位を付与する主電源回路と、
    前記第1コネクタ端子に前記第2電位を付与する計測用回路と、を更に備える、サーマルプリンタ。
JP2017076888A 2017-04-07 2017-04-07 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ Active JP6977299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017076888A JP6977299B2 (ja) 2017-04-07 2017-04-07 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017076888A JP6977299B2 (ja) 2017-04-07 2017-04-07 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018176489A JP2018176489A (ja) 2018-11-15
JP6977299B2 true JP6977299B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=64280739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017076888A Active JP6977299B2 (ja) 2017-04-07 2017-04-07 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6977299B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023058415A1 (ja) * 2021-10-04 2023-04-13 ローム株式会社 サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2687236B2 (ja) * 1989-03-23 1997-12-08 富士写真フイルム株式会社 サーマルヘッドおよびこれを用いたサーマルプリンタ
JP3028240B2 (ja) * 1990-11-05 2000-04-04 株式会社日立製作所 熱転写プリンタ
JPH0721350U (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 京セラ株式会社 サーマルヘッド
JP4856806B2 (ja) * 1999-06-14 2012-01-18 キヤノン株式会社 記録ヘッド、記録ヘッド用基体および記録装置
JP2001038943A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Sato Corp サーマルヘッドの断線自己診断回路及びその断線自己診断方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018176489A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5981815B2 (ja) 記録ヘッド用基板及び記録装置
US7896472B2 (en) Recording-head driving device for driving recording head
US9573384B2 (en) Thermal head and thermal printer
JP6977299B2 (ja) サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ
US20160325557A1 (en) Thermal head and thermal printer
US20180061506A1 (en) Semiconductor apparatus, liquid discharge head substrate, liquid discharge head, and liquid discharge apparatus
JP5765924B2 (ja) 液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置
CN111107999B (zh) 热头
US10160228B2 (en) Thermal head and thermal printer with improved sealability
WO2011136142A1 (ja) サーマルヘッド
WO2023058415A1 (ja) サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ
JP5511510B2 (ja) サーマルヘッド
JP2019034465A (ja) サーマルヘッド
JP2022059849A (ja) サーマルプリントヘッド及びその製造方法、並びにサーマルプリンタ
JP6470858B2 (ja) 基板、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
US11731433B2 (en) Thermal head and thermal printer
JP6525819B2 (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
US9744775B2 (en) Thermal head and thermal printer
JP6302513B2 (ja) 記録ヘッド用基板及び記録装置
JP5800695B2 (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
CN113677535B (zh) 热敏头以及热敏打印机
JP2013071272A (ja) サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ
JP6422281B2 (ja) サーマルヘッド
JP2023106846A (ja) サーマルプリントヘッド、および、サーマルプリントヘッドの製造方法
JP2017177477A (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6977299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150