JP6977019B2 - 分光分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、籾(米)、麦、粟、稗、そば、豆類等の収穫した穀物の水分量を分光分析により測定する分光分析装置に関する。
従来、穀物の水分量を測定する水分計として特許文献1に示すものがある。
水分計は、回転により穀物を圧砕し、圧砕する時における電気抵抗値を検出する2つの電極ロールを有する。検出した電気抵抗値における水分値を演算することにより穀物の水分量が測定される。水分量が測定された後の穀物は廃棄される。
特開2007−212086号公報
来では、穀物の水分量を測定するのに、サンプリングした穀物を2つの電極ロール間で圧砕(破壊)することにより行う破壊式の水分計を用いている。これにより、以下の問題がある。
上述したように、穀物を2つの電極ロール間で圧砕すると、穀物の水分量を測定する度に、穀物のロス(屑)が生じる。また、つぶした穀物が電極ロールに付着するので、付着することにより、測定精度が落ちる可能性がある。
また、穀物をつぶすことによって穀物の水分量を測定する方法では、穀物をつぶして当該穀物の水分を測定してから、次に穀物の水分を測定するまでの間に、電極ロールに付着した穀物を除去するクリーニング等が必要である。そのため、測定間隔を短くするのに限界がある。したがって、従来の水分計では、高頻度で穀物の水分量を測定するのが難しい。特に、高水分域では、頻度を上げるのが難しい。
そこで、本発明は、従来の問題を解決することができる分光分析装置を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
本発明の分光分析装置は、穀物が流れる面である案内面と、開口部とを有する壁部に取り付けられ、穀物の水分量を分光分析により測定する分光分析装置であって、穀物が通過する通過面を有し、且つ、光が透過可能な透過板と、前記開口部に配置された前記透過板を前記案内面の反対側から保持する保持部と、前記通過面の反対側から前記透過板に光を照射する投光部と、前記通過面を通過する穀物の反射光を前記透過板を介して受光する受光部と、前記壁部とは別体で形成されていて、前記透過板を押さえるように前記案内面側から前記保持部に取り付けられる押え板であって、前記案内面と略面一である押え板と、を備え、前記通過面は前記投光部と前記受光部とに亘って面一であり、前記保持部は、前記案内面の反対側から前記開口部に挿入される上壁を有し、前記上壁は、前記案内面側から凹設されていて前記透過板が挿入される凹部を有し、前記押え板は、前記開口部に挿入されて前記上壁に取り付けられている。
た、前記投光部と前記受光部とは、穀物が流れる方向である流動方向に並べて配置され、前記投光部は、前記受光部の前記流動方向の上流側に位置しており、前記上壁における前記凹部の底部に、前記投光部から照射される光を通過させる第1透孔と、穀物の反射光を前記受光部に受光させるべく通過させる第2透孔とが形成されている。
また、前記通過面が、前記案内面と略面一である。
また、前記投光部、前記受光部、前記保持部及び前記通過面が設けられ且つ前記案内面及び前記押え板と略面一であるケースを備えている。
また、前記投光部、前記受光部及び前記透過板を有する測定部を複数有する。
また、前記投光部、前記受光部及び前記透過板を有する測定部であって、穀物が流れる方向に交差する方向に長い横長の測定部を有する。
また、前記透過板は、平坦な一枚の板材である。
また、前記透過板は、投光部に対応する第1板と、受光部に対応する第2板とを有する。
また、分光分析装置は、近赤外水分計によって構成されている。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
分光分析装置は、穀物が通過する通過面を有する透過板を備え、通過面の反対側から投光部によって透過板上の穀物に光を照射し、穀物から戻ってきた反射光を透過板を介して受光部が受光し、受光した光に基づいて穀物の水分量を計測する。したがって、透過板の通過面を、投光部と受光部とに亘って面一にすることにより、穀物が通過面を接しながら通過する。これにより、穀物から戻ってくる反射光を安定して受光でき、穀物の水分量の測定を精度よく行うことができる。
また、穀物の水分量を分光分析により測定するので、水分を測定することによる穀物のロス(屑)が生じることを防止することが可能である。また、従来のように電極ロールに穀物が付着することが発生しないため、穀物の付着による測定精度が低下するといったこともなく、高精度の測定をすることができる。
また、穀物の水分量を測定する測定間隔を短くすることが可能である。測定間隔を短くした場合は、測定回数を多くすることができる。測定回数を多くすることにより、水分量が極端に高い穀物、又は、水分量が極端に低い穀物が存在していたとしても、これらの穀物の水分量のみが、穀物の水分量の代表値になることを防止することができる
また、測定間隔を短くすることにより、所定時間当たりに数多くの穀物の水分量を取得することができる。
た、高頻度で穀物の水分量を測定でき、且つ、短い測定間隔で穀物の水分量を測定することができる。また、穀物の水分量を分光分析により測定するので、高水分量でも高頻度で測定することができる。
また、押え板が案内面と略面一であるので、案内面を流れる穀物が押え板を経て通過面へとスムーズに移動する。これにより、精度のよい水分測定が行える。
乾燥機の概略構成を示す正面図である。 乾燥機の概略構成を示す側面図である。 貯留部、乾燥部及び集穀部の概略構成を示す正面図である。 分光分析装置の取付例を示す縦送り部の下部の側面断面図である。 分光分析装置の外観斜視図である。 測定部の断面図である。 測定部の平面図である。 測定部の上部を示す分解斜視図である。 測定部を下から見た図である。 他の実施形態を示す断面図である。 他の実施形態を示す断面図である。 他の実施形態を示す断面図である。 他の実施形態を示す断面図である。 他の実施形態を示す平面図である。 他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、例えば、籾(米)、麦、粟、稗、そば、豆類等の穀物を乾燥する乾燥機1を示している。図1は、乾燥機1の概略構成を示す正面図である。図2は、乾燥機1の概略構成を示す側面図である。以下の説明において、前方とは、乾燥機1の背面から正面に向かう方向であり、後方は、前方の反対の方向である。また、右側とは、乾燥機1の正面に向かって右側であり、左側とは、乾燥機1の正面に向かって左側である。
まず、乾燥機の全体構成から説明する。
乾燥機1は、投入部2と、貯留部3と、乾燥部4と、集穀部5と、縦送り部6と、第1横送り部7と、第2横送り部8と、分光分析装置9とを備えている。
投入部2は、乾燥する穀物を投入する投入口2Aを有していて、ホッパー等で構成されている。貯留部3、乾燥部4及び集穀部5は、箱型に形成された乾燥槽10に設けられている。貯留部3は、乾燥する穀物を貯留する部屋であって、乾燥槽10の上部に設けられている。乾燥部4は、穀物を熱や温風等によって乾燥する装置であって、貯留部3の下方の乾燥槽10内に設けられている。貯留部3と乾燥部4とは連通していて、貯留部3で貯留した穀物が乾燥部4へ流れるようになっている。
図1〜図3に示すように、乾燥部4は、正面壁4Aと、背面壁4Bと、複数の給風胴4Cと、複数の排風胴4Dとを有する。複数の給風胴4Cと複数の排風胴4Dとは、正面壁4Aと背面壁4Bとの間に設けられている。また、複数の給風胴4Cと複数の排風胴4Dとは、左から右に向けて交互に並べて設けられている。給風胴4Cと排風胴4Dとの間が、貯留部3の穀物が流れ込む乾燥路4Eとされている。給風胴4Cと排風胴4Dとは、多孔板によって形成され、通気可能である。給風胴4Cには、熱風が供給される。供給された熱風は、給風胴4Cから乾燥路4Eに排出される。乾燥路4Eに排出された熱風は、排風胴4Dから排出される。これによって、乾燥路4E中の穀物が乾燥される。
集穀部5は、乾燥部4の下方の乾燥槽10内に設けられている。乾燥部4と集穀部5とは連通していて、乾燥部4内の穀物が集穀部5へ流れるようになっている。集穀部5は、集穀部材11と、樋部12と、複数のガイド部材13a,13b,13cと、複数の繰出しロール14a,14b,14c,14dとを有する。集穀部材11は、乾燥部4の正面壁4Aに連続する正面板11Aと、乾燥部4の背面壁4Bに連続する背面板11Bとを有する。集穀部材11の下部は、正面板11Aと背面板11Bとの間隔が下方に行くに従って漸次狭くなるように形成されている。
樋部12は、底板12Aと、底板12Aの前端と正面板11Aの下端とを接続する前板12Bと、底板12Aの後端と背面板11Bの下端とを接続する後板12Cとを有している。樋部12は、上方開放状に形成されていて、集穀部材11内に連通している。
複数のガイド部材13a,13b,13cは、集穀部材11の上部で且つ乾燥部4の下方に設けられている。また、複数のガイド部材13a,13b,13cは、集穀部材11の正面板11Aと背面板11Bとの間に前後に並べて設けられている。この複数のガイド部材13a,13b,13cは、乾燥部4から流下する穀物を、集穀部材11の正面板11Aと背面板11Bとの上面に案内する。複数の繰出しロール14a,14b,14c,14dは、ガイド部材13a,13b,13cの下部に設けられていて、回転することで、ガイド部材13a,13b,13cの下部の穀物を下方へと繰り出す。複数の繰出しロール14a,14b,14c,14dから繰り出された穀物は、集穀部5の下部の樋部12へと集められる。
集穀部5の下部であって、樋部12とガイド部材13a,13b,13cとの間で且つ正面板11Aと背面板11Bとの間には、バーナーで加熱される遠赤放射体18が設けられている。
縦送り部6は、投入部2に投入された穀物及び第1横送り部7で送られる穀物を上方に搬送する装置であって、乾燥槽10の側方に設けられている。縦送り部6は、上下に長い箱型のケーシング16と、ケーシング16の内部に設けられた運搬部17とを備えている。運搬部17は、ケーシング16の上部に配置された上スプロケット17Aと、ケーシング16の下部に配置された下スプロケット17Bと、上下のスプロケット17A,17Bに巻き掛けられたベルト17Cと、ベルト17Cに設けられたバケット17Dとを有している。運搬部17は、前部が下降側とされ、後部が上昇側とされている。運搬部17は、図示省略の駆動モータ等によって上スプロケット17A又は下スプロケット17Bを回転させてベルト17Cを動かすことにより、ケーシング16の下部の穀物をバケット17Dで掬ってケーシング16の上部に運搬する。
ケーシング16は、運搬部17の正面側を覆う第1壁16Aと、運搬部17の背面側を覆う第2壁16Bと、運搬部17の乾燥槽10側の側面を覆う第3壁16Cと、運搬部17の乾燥槽10側とは反対側の側面を覆う第4壁16Dと、運搬部17の上方を覆う第5壁16Eと、運搬部17の下方を覆う第6壁16Fと、運搬部17の上部の前方側に設けられた排出部19とを有する。第1壁16Aの上端と第5壁16Eとの間には、間隔が設けられている。
排出部19は、後部が開放状とされていて、運搬部17の収容空間の上部と連通している。したがって、バケット17Dによってケーシング16の上部に運搬された穀物は、バケット17Dが反転する際に、排出部19へと放擲される。
排出部19は、上部壁19Aと、当接壁19Bと、第1側部壁19Cと、第2側部壁19Dと、案内壁19Eとを有する。上部壁19Aは、第5壁16Eから前方に延出している。当接壁19Bは、上部壁19Aの前端から下方側に延出している。当接壁19Bの上部は下方に行くに従って前方に移行する傾斜状とされている。当接壁19Bの下部は、鉛直方向に沿って形成されている。第1側部壁19Cは、第3壁16Cの上部から前方に延出している。第2側壁は、第4壁16Dの上部から前方に延出している。案内壁19Eは、第1壁16Aの上端から前方に行くに従って下方に移行する傾斜方向に延出している。案内壁19Eの下端と、当接壁19Bの下端との間には、間隔が設けられていて、排出部19の前部下端が下方に向けて開放状とされた排出口19Fとされている。したがって、運搬部17から排出部19へと放擲された穀物は、主として、当接壁19Bに接当して落下し、排出口19Fから排出される。また、一部の穀物は、直接又は案内壁19E上を滑り落ちて、排出口19Fから排出される。
第1横送り部7は、集穀部5の下部に集められた穀物を縦送り部6の下部へと横送りする装置である。第1横送り部7は、穀物を横送り可能なスクリュ(第1スクリュという)20と、第1スクリュ20で横送りされた穀物を縦送り部6に流す流通路21とを有する。第1スクリュ20の左部は、樋部12内に配置され且つ樋部12に沿って設けられている。第1スクリュ20右部は、樋部12から突出して縦送り部6の下部の前方側にまで設けられている。
流通路21は、乾燥槽10の下部とケーシング16とを繋ぐものである。具体的には、流通路21は、樋部12とケーシング16の第1壁16Aの下部とを繋ぐ通路である。この流通路21は、第1スクリュ20の樋部12から突出する部分を収容している。第1スクリュ20は、駆動モータ等の駆動力によって回転することによって樋部12内の穀物を流通路21に向けて送ることが可能である。
流通路21は、ケーシング16の下部に連通するシュート部22と、樋部12とシュート部22とを連通(接続)する連通部23とを有する。したがって、第1スクリュ20で送られる穀物は、連通部23を通ってシュート部22に至り、該シュート部22からケーシング16の下部に供給される。また、シュート部22には、投入部2が接続されていて、投入部2に投入された穀物がシュート部22からケーシング16の下部に供給される。
図4に示すように、シュート部22は、上壁22Aと、縦壁22Bと、底壁22Cとを有する。また、シュート部22の左側面は、左側壁22Dによって塞がれている。シュート部22の右側面は、右側壁22Eによって塞がれている(図1参照)。シュート部22の後部は、後方開放状とされている。この後方開放部分が、穀物を排出する排出開口22Fとされている。
ケーシング16の第1壁16Aの下部には、穀物を受け入れる受入口24が形成されている。この受入口24は、排出開口22Fに連通している。上壁22Aは、受入口24の上縁から前方に突出している。縦壁22Bは、上壁22Aの前端から下方に延出している。底壁22Cは、縦壁22Bの下端から後方に延出する延出部22Caと、延出部22Caの後端から受入口24の下縁にわたって延出する傾斜部22Cbとを有する。傾斜部22Cbは、第1壁16Aに近づくにしたがって下方に移行する傾斜状となっている。つまり、流通路21は、ケーシング16に近づくにしたがって下方に移行する傾斜面22Gを有している。
傾斜面22Gの端部は、受入口24の下縁に接続されている。傾斜面22Gの幅は、ケーシング16の下部の幅と略同じに設定されている。したがって、流通路21を流れる穀物が傾斜面22Gに達すると、当該穀物は傾斜面22Gを滑りながらケーシング16の下部に落下する。それゆえ、傾斜面22Gにおいては、穀物は一様に広がり易く、穀物の運搬時における穀物層の厚みは、傾斜面22Gでは薄くなり易い箇所である。
図1、図4に示すように、連通部23は、第1スクリュ20の上方、下方、前方及び後方を覆う筒状に形成されている。連通部23は、左方及び右方に開放状とされている。連通部23の左端は、樋部12に連通している。連通部23の右端は、シュート部22の左側壁22Dに形成された開口部26を介して、シュート部22内に連通している。
図1、図2に示すように、第2横送り部8は、縦送り部6の上部で排出された穀物を貯留部3の上部に運搬する装置である。第2横送り部8は、スクリュ(第2スクリュという)27と、第2スクリュ27を収容するスクリュケース28とを有する。スクリュケース28は、縦送り部6の排出部19から貯留部3の中途部にまで設けられている。スクリュケース28の右側は、縦送り部6の排出口19Fに接続され且つ連通していて、排出口19Fから排出された穀物がスクリュケース28内に供給される。このスクリュケース28に供給された穀物は第2スクリュ27によって貯留部3へと運搬される。第2スクリュ27によって貯留部3に運搬された穀物は、スクリュケース28の底部28Aの中途部に形成された第1開口36及びスクリュケース28の左端に形成された第2開口37から貯留部3へと排出される。
穀物は、貯留部3から乾燥部4、集穀部5、第1横送り部7、縦送り部6、第2横送り部8を経て貯留部3へと循環する。この循環は、穀物の水分量が目標の水分量となるまで、繰り返し行われる。
乾燥後の穀物を横送りする第1横送り部7と、第1横送り部7で送られた穀物を上方へ送る縦送り部6と、縦送り部6の上部に送られた穀物を貯留部3に送る第2横送り部8とから循環部が構成されている。この循環部は、穀物を循環させる装置であって、乾燥部4で乾燥した穀物を貯留部3に送ったり、投入部2に投入された穀物を貯留部3に送る装置である。
分光分析装置(乾燥機用分光分析装置)9は、少なくとも乾燥部4によって乾燥する穀物(乾燥部4を通過した流動する穀物)の水分量を分光分析によって測定する装置である。なお、分光分析装置9は、少なくとも穀物の水分量を測定する装置であればよく、穀物の水分量と共に水分以外の穀物の特性を測定する装置であってもよい。
分光分析装置9は、流動する穀物の水分量を分光分析により測定する装置であって、穀物が放射または吸収する光のスペクトルを調べて穀物の水分量を測定する装置である。分光分析装置は、例えば、近赤外水分計、中赤外分光光度計、紫外可視分光光度計、ラマン分光装置などがあげられる。なお、分光分析装置としては、分光分析により穀物の水分量を測定することができるものであれば、例示したもの以外の装置であってもよい。
近赤外水分計(近赤外線水分計)は、近赤外分光法により穀物の水分を測定する装置であって、近赤外線を含む光を穀物に照射してその反射率を測定することで穀物の特性の1つである水分(水分量)を測定する装置である。中赤外分光光度計は、中赤外領域の赤外光を用いて分光分析により穀物の水分量を測定する装置である。紫外可視分光光度計は、紫外領域と可視領域の光の領域を用いて分光分析により穀物の水分量を測定する装置である。ラマン分光装置は、穀物にレーザーを照射して、発生したラマン散乱光から穀物の水分量を測定する装置である。本実施形態では、分光分析装置9として、近赤外水分計を採用している(分光分析装置9は、近赤外水分計である)。
図4に示すように、分光分析装置9(近赤外水分計)は、乾燥後の穀物を横送りする第1横送り部7に設けられている。第1横送り部7に分光分析装置9を設けることによって、乾燥後に横に送り出される穀物の水分量を正確に測定する。
詳しくは、分光分析装置9は、第1横送り部7の流通路21であって、底壁22Cの傾斜部(壁部)22Cbに設けられている。傾斜部22Cbの上面である傾斜面22Gは、穀物G1がY1方向に流れる案内面である。即ち、乾燥機1は、穀物が流れる面である案内面22Gを有する壁部(傾斜部22Cb)を有している。分光分析装置9は、案内面22Gを流れる穀物G1の水分量を測定する。
図4、図5に示すように、分光分析装置9は、少なくとも、ケース31と測定部32とを有する。ケース31は、傾斜部(壁部)22Cbの下方に配置されている。ケース31は、傾斜部22Cbの下面に対向する上壁31Aを有する方形の箱形に形成されている。ケース31の上壁31Aは傾斜部(壁部)22Cbに取り付けられている。
図5〜8に示すように、ケース31の上壁31Aには、該上壁31Aを貫通する円形穴からなる(環状の縁部で構成された)挿通穴33が形成されている。この挿通穴33を測定部32の上部側が挿通している。すなわち、測定部32の上部側は、ケース31の上壁31Aにおける上面(一端面)31Bから突出している。
図6に示すように、傾斜部22Cbは、当該傾斜部22Cb(壁部)を貫通する開口部34を有する。この開口部34は、円形穴からなり(環状の縁部で構成され)、測定部32に対応する部分に形成されている。この開口部34に測定部32の上部側(後述する透過板36、第1保持部37の上壁37A及び押え板38)が挿入されている。
図6、図7、図8A及び図8Bに示すように、測定部32は、透過板36と、保持部(第1保持部という)37と、押え板38と、投光部41と、受光部42と、保持部(第2保持部という)43と、取付板44とを有する。
透過板36は、光が通過可能な板材である。透過板36は、例えば、平坦で且つ透明(半透明を含む)な一枚の板材であるガラス板によって形成されている。透過板36は、光が通過可能な板材であればよく、例えば、樹脂板で形成されていてもよい。また、透過板36は、板面が上下を向くように開口部34内に配置されている。即ち、傾斜部22Cbは、透過板36が配置される開口部34を有する。また、透過板36は、穀物G1が流れる方向である流動方向Y1に長い矩形状に形成されている。また、透過板36は、傾斜部22Cbの傾斜角度と同じ角度で傾斜して配置されている。また、透過板36の上面は、案内面22Gを流れる穀物G1が通過する通過面36Aとされている。通過面36Aは平坦面である。なお、透過板36の角度は、傾斜部22Cbの傾斜角度と異なっていてもよい。
第1保持部37は、透過板36を保持する部材である。第1保持部37の上部は、挿通穴33を挿通して上壁31Aから上方に突出している。即ち、第1保持部37は、ケース31の上面(一端面)31Bから突出している。この第1保持部37を詳しく説明すると、第1保持部37は、上壁37Aと、周壁37Bと、第1フランジ37Cと、第2フランジ37Dとを有する。
上壁37Aは、開口部34の内径に略一致する外径の円形状に形成され、開口部34内に位置する(開口部34内に下から挿入されている)。上壁37Aには、上面37Eから下方に凹む凹部37Fが形成されている。この凹部37Fは、透過板36に略一致する矩形状に形成されている。該凹部37Fには、透過板36が挿入されている。凹部37Fの深さは透過板36の厚みと略同じ寸法に形成されている。したがって、上壁37Aの上面37Eと透過板36の上面(通過面36A)とは略面一状である。また、上壁37には、第1透孔40aと、第2透孔40bとが形成されている。この第1透孔40a及び第2透孔40bは、上壁37を貫通する円形の穴(環状の縁部)によって形成され、凹部37Fに対応する部位(凹部37Fの底部に対応する部位)に形成されている。また、第1透孔40a及び第2透孔40bは、流動方向Y1に並べて設けられている。第1透孔40aは、第2透孔40bの流動方向Y1の上流側に位置している。また、第1透孔40aと第2透孔40bとは、流動方向Y1に間隔をおいて形成されていて、第1透孔40aと第2透孔40bとの間に遮蔽部37Gが設けられている。また、上壁37Aの上面側には、凹部37Fを挟む2つのねじ穴39a,39bが設けられている。
周壁37Bは、上壁37Aの下面の外周側から下方側に突出する円筒状に形成されている。周壁37Bの内周面と上壁37Aの下面とで、下方から上方に凹む円柱状の凹設部50が形成されている。
第1フランジ37Cは、周壁37Bの外面から径外方向に突出している。第1フランジ37Cは、挿通穴33に挿通されている。第1フランジ37Cの外径は、挿通穴33の内径に略同じ寸法に形成されている。第1フランジ37Cの上面には、傾斜部22Gの下面に接当する環状の突条部37Hが設けられている。第1フランジ37Cの下部は、挿通穴33から下方に突出している。
第2フランジ37Dは、第1フランジ37Cの下部から径外方向に突出している。この第2フランジ37Dの上面は、ケース31の上壁31Aの下面に接当している。
押え板38は、透過板36を押さえる部材であって、透過板36を第1保持部37に固定する円形の板材である。押え板38の外径は、第1保持部37の上壁37Aの外径と同じ寸法に形成されている。押え板38は、開口部34内の上部に挿入され、上壁37Aに重ね合わされている。押え板38の上面(端面)38Aは、案内面22Gと略面一とされている。即ち、押え板38の上面38Aは、穀物を案内する案内面とされている。押え板38は、開穴47と、2つのネジ挿通穴48a,48bとを有する。開穴47は、押え板38を貫通する穴であって、環状の縁部で構成されている。開穴47は、透過板36に対応する矩形状の穴であって、透過板36の外形より小さい穴である。また、開穴47の範囲内(開穴47の縁部の内側)に第1透孔40a及び第2透孔40bが位置している。
押え板38は、2つのネジ49a,49bによって上壁37Aに固定されている。ネジ49aは、ネジ挿通穴48aを挿通してねじ穴39aにねじ込まれている。ネジ49bは、ネジ挿通穴48bを挿通してねじ穴39bにねじ込まれている。
投光部41は、光ファイバーの束を有する第1ケーブル部材45の端部で構成されている。第1ケーブル部材45は、ケース31内に設けられた図示省略の光源ユニットに接続されている。光源ユニットから供給される近赤外線を含む光は、第1ケーブル部材45に導かれて投光部41に至り、投光部41の端面である投光面41Aから照射される。投光部41は、開口部34及び透過板36の下方側に配置され、上壁37Aの下面に接当している。また、投光部41は、投光面41Aが第1透孔40aに対応する位置に配置されている。言い換えると、投光面41Aは、第1透孔40aを介して透過板36に向いている。
投光部41は、通過面36Aの反対側から透過板36に光(近赤外線)を照射する。即ち、投光面41Aから透過板36に向けて照射された光は、第1透孔40a及び透過板36を通って、通過面36Aを通過する(通過面36A上を移動する)穀物G1に照射される。
受光部42は、光ファイバーの束を有する第2ケーブル部材46の端部で構成されている。第2ケーブル部材46は、ケース31内に設けられた図示省略の穀物評価ユニットに接続されている。受光部42は、開口部34及び透過板36の下方側に配置され、上壁37Aの下面に接当している。また、受光部42は、受光面42Aが第2透孔40bに対応する位置に配置されている。言い換えると、受光面42Aは、第2透孔40bを介して透過板36に向いている。
受光部42は、通過面36Aを通過する穀物G1の反射光を透過板36を介して受光する。即ち、投光部41から穀物G1に照射されて該穀物G1から戻ってきた近赤外線を含む反射光は、受光部42の端面である受光面42Aから受光部42に入る。受光部42で受光した反射光は、第2ケーブル部材46に導かれて穀物評価ユニットに至る。穀物評価ユニットは、受光部42で受光した反射光(近赤外線)に基づいて分光分析(近赤外分光法)により穀物の水分量を算出する。この実施形態では、投光部41及び受光部42に光ファイバーを用いているが、光ファイバー以外であってもよい。例えば、投光部41の先端部(通過面36A側)に、LED等の光源を設け、当該光源を穀物G1に照射し、穀物G1の透過又は散乱光(反射光)を受光部42で受光して、透過又は反射光を穀物評価ユニットに導入してもよい。
第2保持部43は、投光部41及び受光部42を保持する部材である。第2保持部43は、第1部位43Aと、第2部位43Bとを有する。第1部位43Aは、円柱状であって、凹設部50(周壁37B)内に挿入されている。第2部位43Bは、第1部位43Aの下部に位置し、第1部位43Aより径大な円柱状である。第2部位43Bは、第1保持部37の下面に接当している。また、第2保持部43は、第1保持穴43Cと、第2保持穴43Dとを有する。第1保持穴43Cは、第1部位43A及び第2部位43Bを貫通する穴であって、第1保持穴43Cに投光部41が挿通されている。第2保持穴43Dは、第1部位43A及び第2部位43Bを貫通する穴であって、第2保持穴43Dに受光部42が挿通されている。
取付板44は、第1保持部37及び第2保持部43をケース31の上壁31Aに固定する部材である。取付板44は、第2保持部43の下面に接当している。また、取付板44は、ケース31の上壁31Aに設けられた取付部にボルトによって取り付けられる。この取付板44によって、第1保持部37及び第2保持部43がケース31に取り付けられる。
透過板36は、上述したように、平坦なガラス板によって形成されている。それ故、通過面36Aは、投光部41と受光部42とに亘って面一である。通過面36を、投光部41と受光部42とに亘って面一にすることにより、穀物が通過面36Aを接しながら投光部41から受光部42へと通過する。これにより、穀物から戻ってくる反射光を安定して受光でき、穀物の水分量の測定を精度よく(安定して)行うことができる。
測定部32は、投光部41から照射した光が直接受光部42に入るのを抑制するために遮蔽部37Gを有している。透過板36を遮蔽部37Gの上方(投光部41及び受光部42の配置側とは反対側)に配置することにより、穀物が投光部41から受光部42に至る際に遮蔽部37Gに引っ掛かることなくスムーズに流れる。これにより、精度のよい水分測定が行える。
また、押え板38が案内面22Gと略面一であるので、案内面22Gを流れる穀物が押え板38を経て通過面36Aへとスムーズに移動する。これにより、精度のよい水分測定が行える。
また、分光分析装置9が設けられる壁部である傾斜壁22Cbに、開口部34を設け、この開口部34に透過板36を配置することにより、案内面22Gを流れる穀物を通過面36Aにスムーズに通過させることができる。
また、透過板36を平坦な一枚の板材によって形成することにより、容易に製作でき、防塵性の確保も容易である。
また、当該分光分析装置9は、案内面22Gを流れる穀物の水分量を測定する。これによれば、一様に広がりながら傾斜部22Cb(案内面22G)を流れる穀物の水分量を分光分析装置9によって測定することができる。即ち、乾燥後に循環する大多数の穀物における水分量を分光分析装置9によって測定することができる。
また、図4に示すように、投入部2(ホッパー)の下端部は、傾斜部22Cbの上方に設けられている。ホッパーの下端部は、傾斜部22Cbと対向する上壁22Aに接続されている。ホッパーが傾斜部22Cbの上方に設けられ、分光分析装置9が傾斜部22Cbに設けられているため、ホッパーの投入直後の穀物(乾燥前の穀物)の水分量を分光分析装置9で測定できると共に、乾燥後に傾斜部22Cb(案内面22G)を流れる穀物の水分量を測定することができる。
図9〜図14は、図1〜8に示す第1実施形態とは異なる他の実施形態を示している。
図9(A)は第2実施形態を示す。この第2実施形態は、透過板36が、凹部37Fに嵌る第1部位36Bと、第1部位36Bから上方に延出されていて開穴47に嵌る第2部位36Cとを有している。第2部位36Cの上面が通過面36Aとされている。また、第2部位36Cの厚みは、押え板38の厚みと略同じ寸法である。したがって、通過面36Aは、案内面22G及び押え板38と略面一状である。
以上の点が第1実施形態と異なる点であり、その他は、第1実施形態と同様に構成される。この第2実施形態では、通過面36Aが案内面22G及び押え板38と略面一状であるので、案内面22Gから通過面36Aへと穀物がスムーズに移動し、水分量の測定精度を向上させることができる。
図9(B)は第3実施形態を示す。この第3実施形態は、透過板36が、投光部41に対応する第1板36Dと、受光部42に対応する第2板36Eとを有する点が第1実施形態と異なる点である。言い換えれば、透過板36は、透過板36を構成する板材を、第1板36Dと第2板36Eとに2分割したことである。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。なお、この構成を他の実施形態に採用してもよい。
この第3実施形態では、透過板36が、第1板36Dと第2板36Eとを有するので、投光部41から照射された光が透過板36内を通って直接受光部42に入るのを抑制することが可能である。
図9(C)は第4実施形態を示す。この第4実施形態は、透過板36を第1保持部37の上壁37Aに直接固定し、且つ通過面36Aを案内面22Gと略面一にしている(押え板を設けていない)点が第1実施形態と異なる点である。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
この第4実施形態では、構造の簡素化を図ることができる。
図10及び図11(A)は、第5実施形態を示す。図10に示すように、この第5実施形態は、開口部34をケース31の上面31Bの形状に略一致する大きさに形成し、開口部34にケース31の上面側を挿入している。ケース31の上面31Bは、案内面22Gと略面一状とされている。したがって、案内面22Gをケース31に向けて移動する穀物はケース31の上面31Bを流れて通過面36Aを通過する。即ち、ケース31の上面31Bが、穀物を案内する案内面とされている。この第5実施形態では、
図11(A)に示すように、第1保持部37は、挿通穴33を挿通してケース31の案内面(一端面)31Bから突出する上部37Iと、ケース31の上壁31Aの下面に接当する下部37Jとを有する。上部37Iのケース31の上面31Bから突出する部位は、外形状がケース31の案内面(一端面)31Bから透過板36の縁部(押え板38の縁部)に行くに従って漸次径小となる円錐形[上部が平坦である円錐形(截頭錐体)]に形成されている。即ち、第1保持部37は、透過板36の縁部側からケースの案内面(一端面)31Bに向けて傾斜する傾斜面37Kを有する。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
また、この第5実施形態では、第2実施形態と同様に、透過板36が、凹部37Fに嵌る第1部位36Bと、開穴47に嵌る第2部位36Cとを有している。
この第5実施形態では、第1保持部37が傾斜面37Kを有することにより、ケース31の案内面(上面)31Bを移動する穀物が傾斜面37Kを通過して通過面36Aにスムーズに移動する。
図11(B)は、第6実施形態を示す。この第6実施形態は、第1保持部37が円柱状に形成されて、ケース31の上壁31Aの下面に配置されている。また、押え板38は挿通穴33内に位置し、且つ押え板38の上面(端面)38Aがケース31の案内面(一端面)31Bと略面一状になっている。言い換えれば、押え板38の上面(端面)38Aは、穀物を案内する案内面とされ、案内面38とケース31の案内面31とが略面一状になっている。また、透過板36は、第1板36Dと第2板36Eとを有する点は、第3実施形態と同様である。また、ケース31の上面31Bを開口部34に挿入して、該上面31Bを案内面22Gと略面一状としている点は、第5実施形態と同様である。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
この第6実施形態では、ケース31の上面31Bを移動する穀物が押え板38をスムーズに通過して通過面36Aへとスムーズに移動する。
図11(C)は、第7実施形態を示す。この第7実施形態は、透過板36が一枚板で形成され且つ凹部37Fに嵌る第1部位36Bと、第1部位36Bから開穴47に嵌る第2部位36Cとを有し、通過面36Aが案内面22G及び押え板38と略面一状である点が、第6実施形態と異なる点である。
この第7実施形態においても、ケース31の上面31Bを移動する穀物が押え板38をスムーズに通過して通過面36Aへとスムーズに移動する。
図12は、第8実施形態を示す。この第8実施形態では、透過板36を下方に向けて(投光部41及び受光部42に向けて)湾曲状に凹むように形成されている点が第1実施形態と異なる点である。この第8実施形態においても、通過面36Aは、面一である。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
なお、透過板36は、上方に向けて湾曲状に凹むように形成されていてもよい。
図13(A)は、第9実施形態を示す。この第9実施形態は、第1実施形態と同様の測定部32を複数有する。複数の測定部32は、流動方向Y1に交差する方向であって、ケース31の上面31Bに沿う方向に並べて設けられている。測定部32は、少なくとも、投光部41、受光部42及び透過板36を有すればよい。即ち、分光分析装置9は、投光部41、受光部42及び透過板36を有する測定部32を複数有する。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
この第9実施形態では、穀物に光を照射し且つ穀物から戻ってきた反射光を受光することを、複数の測定部32で行うので、より多くの穀物の水分量を測定でき、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつき(ムラ)を正確に把握することができる。
図13(B)は、第10実施形態を示す。この第10実施形態では、分光分析装置9は、投光部41、受光部42及び透過板36を有する測定部32であって、穀物が流れる方向Y1に交差する方向に長い横長の測定部32を有する。
透過板36は、投光部41に対応する(穀物に向けて光を照射するための)第1透過板36Fと、受光部42に対応する(穀物から戻ってくる反射光を入れるための)第2透過板36Gとを有する。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
この第10実施形態では、広い範囲に光を照射し且つ広い範囲で反射光を受光するので、より多くの穀物の水分量を測定でき、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつき(ムラ)を正確に把握することができる。
図14は、第11実施形態を示す。この第11実施形態は、分光分析装置9は、投光部41を有する第1装置9Aと、受光部42を有する第2装置9Bとを有する。第1装置9Aは、案内面22G及び第2装置9Bの上方側に位置する。第2装置9Bは、通過面36Aを有する透過板36を有し、傾斜部22Cbに設けられている。第1装置9Aは、図示省略の光源ユニットを有し、投光部41は、通過面36Aを通過する穀物に向けて上方側から光を照射する。
第2装置9Bは、ケース31と、測定部32と、図示省略の穀物評価ユニットとを有する。測定部32は、透過板36と、第1保持部37と、押え板38と、受光部42と、第2保持部43と、取付板44とを有する。これらの構成は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
この第10実施形態においても、透過板36が平坦な一枚のガラス板によって構成されているので、穀物が通過面36Aを接しながら通過する。これによって、穀物からの反射光を安定して受光でき、穀物の水分量の測定を精度よく(安定して)行うことができる。
なお、第10実施形態において、第1装置9Aが、受光部42及び穀物評価ユニットを有し、第2装置9Bが投光部41及び光源ユニットを有していてもよい。即ち、投光部41又は受光部42の一方が、透過板36における通過面36Aとは反対側に設けられている。
従来では、例えば、電極ロールで穀物をつぶす破壊式であったため、電極ロールに付着した穀物を除去するクリーニングが必要であったが、本発明の分光分析装置9では、穀物をつぶすことがないため、当該分光分析装置9の測定間隔は、クリーニングによる影響を受けず、短い間隔に設定することができる。
破壊式の水分計で穀物の水分量を測定する従来の乾燥機では、測定間隔を短くするのに限界がある。測定間隔が長い(測定回数が少ない)と、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつき(ムラ)を正確に把握するのが難しい。
また、本実施形態では、穀物の水分量を非破壊で測定するので、穀物の水分量の測定間隔を短くすることができる。また、測定間隔を短くすることで、測定回数を多くすることができる。これにより、複数の水分量を移動平均した水分量を得ることによって、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつきを正確に把握することができる。
本実施形態では、高頻度で穀物の水分量を測定することができ、短い測定間隔で穀物の水分量を測定することができる。本実施形態の分光分析装置9は、短い測定間隔で穀物の水分量を測定する装置である。「短い測定間隔」とは、1回の水分測定において、従来技術の穀物破壊と破壊された穀物の水分測定とにかかる時間よりも短い時間間隔を言う。なお、市場に流通している乾燥機では、破壊式の水分計で穀物の水分量を測定するものであり、測定間隔は、数十分間隔のものが一般的である。本実施形態の乾燥機1では、例えば、10分以下の測定間隔で穀物の水分量を測定することが可能であり、好ましくは5分未満、さらに好ましくは60秒以下の測定間隔での測定が可能である。
また、本実施形態では、分光分析装置9は、短い測定間隔で連続的に穀物の水分量を測定する装置である。なお、連続的に測定するとは、所定の時間幅(所定の間隔)で繰り返し測定することであり、例えば、所定のサンプリング周波数を定めておき、サンプリング周波数の間隔で測定する。なお、穀物の水分量を測定する全体をみた場合、一部に測定が行っていない間欠区間があったとしても、間欠区間以外の所定の区間において、所定の時間幅で繰り返し測定している場合は、連続的に測定していることになる。短い測定間隔とは、測定してから次に測定するまでの間隔が1秒以下の間隔であることは当然に含まれるが、数秒〜数十秒でも短い測定間隔であり、数分の間隔でもよい。したがって、短い測定間隔で連続的に穀物の水分量を測定することにより、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつきを、より正確に把握することができる。また、乾燥機1では、目標水分量を設定することが好ましく、実際に乾燥を終了したときの実際の穀物の水分量(実水分量)が、予め定められた目標水分量と一致することが望ましい。分光分析装置9は、短い測定間隔で連続的に穀物の水分量を測定するため、実水分量を目標水分量に一致させやすい。
また、分光分析装置9は、単一の装置であることが好ましい。単一の装置とは、投受光部(後述する投受光部)に着目した場合、分光分析装置9に設けた投受光部が同じ時間(タイミング)で穀物を測定する装置のことである。なお、分光分析装置9が有する投受光部の数は限定されない。例えば、分光分析装置9が複数の投受光部を有している場合であっても、当該複数の投受光部が同一のタイミングで穀物の水分を測定する装置であれば、単一の装置といえる。
また、破壊式の水分計で穀物の水分量を測定する従来の乾燥機では、高頻度で穀物の水分量を測定するのが難しく、特に、高水分域では、頻度を上げるのが難しい。これに対し、本実施形態の乾燥機1では、穀物の水分量を分光分析により測定するので、高水分量でも高頻度で測定することができる。
また、非破壊での測定によって測定回数を多くすることができるので、水分量が極端に高い穀物、又は、水分量が極端に低い穀物が存在していたとしても、これらの穀物の水分量のみが、従来のように乾燥している穀物の水分量の代表値になることを防止することができ、適正に乾燥することができる。また、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつきを正確に把握することができるので、乾燥を終わった後の穀物の水分量(実水分量)が、目標の水分量から大きくずれてしまうのを防止することができる。これによって、乾燥終了後に再乾燥するという事態を防止することができる。籾を乾燥する場合、乾燥機1での乾燥を終えた後の籾摺り後に、玄米の水分量が目標水分量を超えていると乾燥機1に再度回す必要がある。この場合、籾が無い状態で乾燥するので、玄米がダメージを受けやすい。本実施形態では、非破壊による分光分析装置9で穀物の水分量を測定することで、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつきを正確に把握することができるので、籾すり後の再乾燥という事態を回避することができる。
また、非破壊での測定によって測定回数を多くすることができ、その結果、乾燥機1内の穀物の水分量のばらつきを正確に把握することができるので、乾減率を正確に把握することができる。そのため、高い精度で乾減率の制御をすることができる。また、高い精度で乾減率の制御をすることができるので、乾燥終了の予測時刻の精度が向上する。
また、穀物の水分量を非破壊で測定することによって乾燥機1内の穀物の水分量のムラを正確に把握することができるので、穀物の水分量のムラを少なくするための処理がしやすい。例えば、放冷タンクを利用し、穀物の水分量のムラを少なくする処理がしやすい。放冷タンクは、乾燥機1で乾燥した穀物を所定時間貯留することで放冷するタンクである。
また、穀物を電極ロール間で圧砕する破壊式の水分計では、穀物の水分量を測定する度に、穀物のロス(屑)が生じる。また、つぶした穀物が電極ロールに付着するので、その分、測定精度が落ちる可能性がある。
本実施形態では、穀物の水分量を非破壊で測定するので、水分量の測定をする際に穀物のロスがなく、また、測定精度が低下することなく、高精度の測定をすることができる。
また、近赤外水分計では、穀物の水分量を(数十秒間隔)で測定することが可能である(連続でも測定可能である)。また、近赤外水分計は、穀物が流動している状態で、水分量を精度よく測定することができる。また、近赤外水分計は、一回の測定で多量の穀物の水分量を測定することができる。また、近赤外水分計で測定する水分量は、質量に対する割合(水分含有量%)である。
また、電気容量式水分計では、高水分の穀物の水分量を測定する場合と、低水分の穀物の水分量を測定する場合とで、穀物に流す周波数を変えなければならない。このため、測定精度を高くするのが難しい。これに対して、近赤外水分計では、高水分であっても、低水分であっても穀物の水分量を精度よく測定することができる検量線を使用することで、穀物の水分量が変わっても穀物の水分量を精度よく測定することができる。
さて、乾燥機1では、上述したように熱や温風等によって穀物の乾燥を行うことから、乾燥機1内は、比較的厳しい温度環境である。即ち、乾燥機1内の穀物は、乾燥前のコンテナやグレンタンク等に収容された比較的温度環境が安定した状況と比べ、温度環境が変化しやすい状況下に置かれることになる。そのため、乾燥機1における穀物の温度(穀物温度)は、場所によって、時間によって変化する。また、乾燥機1における雰囲気温度も、場所によって、時間によって変化する。
本実施形態では、温度(穀物温度、雰囲気温度)が違った場合にでも同じ値がでるように温度補正をする検量線を使用している。言い換えると、穀物温度が変わっても正しい水分量を測定することができる検量線を使用している。特に、分光分析装置(近赤外水分計)9では、温度変化による補正を検量線に織り込んでおり、温度測定を行わなくても、精度よく、穀物の水分量を測定することができ、従来の近赤外水分計とは異なっている。従来の分光分析装置(近赤外水分計)では、温度が変化した場合、センサ等で測定した温度に基づき、補正を行わなければならず、温度測定が必須である。
即ち、本発明の分光分析装置(近赤外水分計)では、温度変化による補正を検量線に織り込んでいるため、温度測定を行わなくても低温から高温まで測定することができる。言い換えれば、分光分析装置(近赤外水分計)は、温度補正が織り込まれた検量線を有しているため、温度測定を行わなくても穀物の水分量を測定することが可能である。なお、分光分析装置(近赤外水分計)は、低温から高温までの補正が織り込まれた検量線を有していてもよい。
乾燥機用分光分析装置9は、穀物を乾燥する乾燥機1において適正に穀物の水分量を測定できるように、乾燥機1における乾燥に対応(適合)した装置である。即ち、乾燥機用分光分析装置9は、乾燥機1のように温度(穀物温度又は雰囲気温度)が変化しやすい状況下でも適正に穀物温度の測定が行える装置である。
具体的には、乾燥機1の特有の温度環境を考慮して、分光分析装置(近赤外水分計)9は、例えば、10°C〜50°Cの雰囲気温度で、穀物の水分量を正確に測定することができる。雰囲気温度とは、例えば、穀物が投受部を通過する場所の温度であり、少なくとも、分光分析装置9で穀物を測定する周囲の温度である。言い換えれば、分光分析装置(近赤外水分計)9の検量線は、乾燥機1の温度環境に対応した設定がなされていて、例えば、穀物自体の温度(穀物温度)が、10°C〜50°Cで穀物の水分量を正確に測定する設定がなされている。
したがって、本実施形態の近赤外水分計(分光分析装置)は、10°C〜50°Cの温度(穀物温度又は雰囲気温度)で穀物の水分量を測定することができる。さらに言い換えると、乾燥機1における温度環境を考慮し、温度の下限値を10℃、上限値を50℃であるとしたうえで、近赤外水分計(分光分析装置)は、特に、温度(穀物温度又は雰囲気温度)が下限値(10℃)であっても、上限値(50℃)であっても、温度変化による補正が織り込まれた1つの検量線(10℃〜50℃までの温度に対応する1本の検量線)によって、穀物の水分量を正確に検出することができる。近赤外水分計(分光分析装置)は、温度が10℃〜50℃の場合に、検量線によって、当該穀物の水分量を正確に測定することができる。近赤外水分計(分光分析装置)では、特に、穀物温度が40℃を超え、穀物温度が20℃を下回る場合でも、穀物温度を適正に測定することができる。
また、本実施形態では、近赤外水分計(分光分析装置)は、外気温よりも高い雰囲気温度で穀物の水分量を正確に測定することが可能である。外気温とは、乾燥機1の外部(周囲)の環境温度のことを言う。例えば、自然の外気温(10°C〜30°C)である。
また、穀物に含まれるデンプンは60°Cを超えるとアルファ化するおそれがある。乾燥機1では、アルファ化に考慮して乾燥の温度の設定がなされている。そこで、近赤外水分計(分光分析装置)も、乾燥機1の特有の環境を考慮し、60°C以下の温度(穀物温度又は雰囲気温度)で適正に穀物の水分量を測定することができるよう検量線等の設定なされていることが好ましい。言い換えると、近赤外水分計(分光分析装置)は、デンプンがアルファ化しない穀物温度で、穀物の水分量を測定する装置であるのがよい。したがって、近赤外水分計(分光分析装置)では、穀物温度が40℃超〜60℃以下の範囲で穀物温度を適正に測定することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、本実施形態では、乾燥機1として、穀物を循環させながら乾燥を行う循環式乾燥機を例示したが循環は連続でも間欠でもよい、即ち、連続循環式の乾燥機であっても、間欠式の乾燥機であってもよい。また、穀物を循環させずに乾燥を行う乾燥機、即ち、穀物を所定の位置に静置した状態で乾燥を行う静置式乾燥機であってもよい。また、分光分析装置9の設ける場所は、本実施形態で開示した場所に限定されることはなく、穀物が流動する場所であれば、乾燥機1のどこに設けてもよい。また、分光分析装置9は、乾燥機1の異なる場所であって複数箇所に設けてもよい。
G1 穀物
9 分光分析装置
36 透過板
36A 通過面
41 投光部
42 受光部
22Cb 壁部
22G 案内面
34 開口部
38 押え板
38A 押え板の端面
31 ケース
31B ケースの一端面
37 保持部
37K 傾斜面
32 測定部
36D 第1板
36E 第2板

Claims (9)

  1. 穀物が流れる面である案内面と、開口部とを有する壁部に取り付けられ、穀物の水分量を分光分析により測定する分光分析装置であって、
    穀物が通過する通過面を有し、且つ、光が透過可能な透過板と、
    前記開口部に配置された前記透過板を前記案内面の反対側から保持する保持部と、
    前記通過面の反対側から前記透過板に光を照射する投光部と、
    前記通過面を通過する穀物の反射光を前記透過板を介して受光する受光部と、
    前記壁部とは別体で形成されていて、前記透過板を押さえるように前記案内面側から前記保持部に取り付けられる押え板であって、前記案内面と略面一である押え板と、
    を備え、
    前記通過面は前記投光部と前記受光部とに亘って面一であり、
    前記保持部は、前記案内面の反対側から前記開口部に挿入される上壁を有し、
    前記上壁は、前記案内面側から凹設されていて前記透過板が挿入される凹部を有し、
    前記押え板は、前記開口部に挿入されて前記上壁に取り付けられている分光分析装置。
  2. 前記投光部と前記受光部とは、穀物が流れる方向である流動方向に並べて配置され、
    前記投光部は、前記受光部の前記流動方向の上流側に位置しており、
    前記上壁における前記凹部の底部に、前記投光部から照射される光を通過させる第1透孔と、穀物の反射光を前記受光部に受光させるべく通過させる第2透孔とが形成されている請求項に記載の分光分析装置。
  3. 前記通過面が、前記案内面と略面一である請求項1または2に記載の分光分析装置。
  4. 前記投光部、前記受光部、前記保持部及び前記通過面が設けられ且つ前記案内面及び前記押え板と略面一であるケースを備えている請求項1〜のいずれか1項に記載の分光分析装置。
  5. 前記投光部、前記受光部及び前記透過板を有する測定部を複数有する請求項1〜のいずれか1項に記載の分光分析装置。
  6. 前記投光部、前記受光部及び前記透過板を有する測定部であって、穀物が流れる方向に交差する方向に長い横長の測定部を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の分光分析装置。
  7. 前記透過板は、平坦な一枚の板材である請求項1〜のいずれか1項に記載の分光分析装置。
  8. 前記透過板は、投光部に対応する第1板と、受光部に対応する第2板とを有する請求項1〜のいずれか1項に記載の分光分析装置。
  9. 近赤外水分計によって構成されている分光分析装置であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の分光分析装置。
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