JP5973399B2 - 光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン - Google Patents
光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン Download PDFInfo
- Publication number
- JP5973399B2 JP5973399B2 JP2013188599A JP2013188599A JP5973399B2 JP 5973399 B2 JP5973399 B2 JP 5973399B2 JP 2013188599 A JP2013188599 A JP 2013188599A JP 2013188599 A JP2013188599 A JP 2013188599A JP 5973399 B2 JP5973399 B2 JP 5973399B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain
- light
- unit
- light receiving
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
この光学式穀粒評価装置では、穀粒が貯留されている側の空間に面した投光窓部と受光窓部との間に穀粒側に突出する遮蔽部によって、投光窓部からの照射光が直接受光窓部に入射することが抑制される。これにより、貯留状態の穀粒を伝播した光に対する分光計測に基づく穀粒評価の精度が向上する。
測定ヘッド43の主要構成要素は、互いに間隔をあけて並置されている投光部41と受光部42とである。投光部41に設けられた「投光窓部」としての投光面416から光源ユニットによって発生した光、好ましくは近赤外光が照射される。穀粒群の中を伝播して戻ってきた光は、受光部42に設けられた「受光窓部」としての受光面426に入射する。受光部42に入射した光は、分光計測のために穀粒評価ユニットに送られ、その計測結果に基づいて測定対象となった穀粒の水分含有量などの穀粒評価が行われる。
受光部42は、穀粒評価ユニットに穀粒によって影響を受けた光を送る第2光ファイバ束420の端部421で構成されており、受光面426は、第2光ファイバ束420の端面422に装着された受光側ガラスプレート425の有効受光表面である。この有効受光表面とは、受光側ガラスプレート425における第2光ファイバ束420の端面422が直接向き合っている領域であり、ここでは円形であり、その直径はD2で示されている(図2参照)。投光側ガラスプレート415及び受光側ガラスプレート425は、直接貯留状態の穀粒に密接するように配置されるので、保護膜として機能するように硬質ガラスで作られている。主に構造の簡単化及び製造の容易性のため、図1で示された例では、投光面416と受光面426は同一平面上に位置している。したがって、投光面416と受光面426、つまり投光側ガラスプレート415及び受光側ガラスプレート425を同一の部材で構成してもよい。
図5と図6とに示すように、原動部3には、運転座席4aを天板部で支持するように構成したエンジンボンネット32、エンジンボンネット32の走行機体横外側に配備した吸気ケース33、エンジン31の走行機体横外側に配備したラジエータ34及び冷却ファン35が配置されている。ラジエータ34及び冷却ファン35は、吸気ケース33より走行機体横内側に配置されている。
図示されていないが、走行トランスミッションが機体フレーム1の前部に配置されている。エンジン31からの駆動力は走行トランスミッションで変速され、左右のクローラ走行装置2のクローラ駆動輪2aに伝達される。走行トランスミッションに入力した駆動力は分岐して、刈取部5にも伝達される。エンジン31からの駆動力は、ミッションケースを介して脱穀装置6及び排ワラ処理装置7にも伝達される。
脱穀装置6は、機体フレーム1のうちの左横側部位に設けてある。脱穀装置6は、脱穀機体の横外側に設けられたフィードチェーン(図示せず)を備えている。刈取部5から搬送された刈取穀稈の株元側がフィードチェーンによって挟持され、走行機体後方側に搬送される。その際、刈取穀稈の穂先側は脱穀部の扱室(図示せず)に供給され、回転駆動される扱胴(図示せず)によって脱穀される。脱穀装置6は、脱穀機体の内部に設けた選別部(図示せず)を備えている。選別部による揺動選別及び風選別によって、穀粒と、ワラ屑等の塵埃とに選別され、単粒化した穀粒は脱穀機体内の底部に落下する。塵埃は脱穀機体の後外側に排出される。
穀粒タンク10は、機体フレーム1のうちの脱穀装置6に対して走行機体右横側、かつエンジン31の後方の部分に配置されている。図6と図7と図11とから明らかなように、穀粒タンク10は、正面視で、上端側における横端部10aが下端側より走行機体横内側に張り出た形状を有する。穀粒タンク10の前側壁10Fのうちの前記横端部10aに位置する部位に、後述する受信機14が配置されている。穀粒タンク10の前側壁10Fのうちの受信機14の横外側に、穀粒タンク10の内部を見通す縦長形状の点検窓15が形成されている。
これらにより、吐出筒19cの吐出位置が変更可能である。
図8と図12とから理解できるように、穀粒タンク10の穀粒貯留空間10bに、貯留室50が配置されている。ここでは、貯留室50は、穀粒を一時的に貯留するサンプリング部50として形成されているので、以後、貯留室50は、サンプリング部50と称することにする。
投光側ガラスプレート415及び受光側ガラスプレート425を挟み込むように、ベースハウジング431の小径部にカバーハウジング432が嵌め込まれている。さらに、円板状の押え板433によって、カバーハウジング432がベースハウジング431に押し付けられた状態で、ベースハウジング431に固定されている。カバーハウジング432には、投光側ガラスプレート415と受光側ガラスプレート425とが露出するように第1孔432aと第2孔432bが設けられている。この第1孔432aと第2孔432bの周縁部は、上述した遮蔽部434を作り出すべく、メガネ縁状に盛り上げられている。同様に、カバーハウジング432の周領域もリング状に盛り上げられており、このリング状の盛り上げ部が、遮蔽周壁435として機能する。
この実施形態では、図7、図9、図11、図12に示すように、光学式穀粒評価装置40は、穀粒タンク10の前部に設けた計測室70に取り付けられる。計測室70は、穀粒タンク10の前側の側壁10F(以下、前側壁10Fと称する。)に設けられている。詳しくは、計測室70は、前側壁10Fのうちの点検窓15の横外側の部位に配備してある。
サンプリング部50は、穀粒タンク10の穀粒貯留空間10bのうちの穀粒タンク10の前側壁10F寄りの部位に設けてある。つまり、穀粒貯留空間10bにおいては、反時計まわりに回転する回転羽根17による跳ねる飛ばしによって穀粒が供給されるので、穀粒貯留空間10bのうちの前側壁10F寄りの部位には、穀粒の供給漏れが発生しにくい。従って、サンプリング部50は、サンプリング漏れがない状態で穀粒のサンプリングを行う。
(1)上述した実施形態では、光学式穀粒評価装置40及び計測室70は穀粒タンク10の前側壁10Fよりも内側に配置されたが、これに代えて穀粒タンク10の横側壁あるいは後側壁よりも内側に配置してもよい。
41:投光部
410:第1光ファイバ束
411:端部
412:端面
415:投光側ガラスプレート(保護膜)
416:投光面(投光窓部)
42:受光部
420:第2光ファイバ束
421:端部
422:端面
425:受光側ガラスプレート(保護膜)
426:受光面(受光窓部)
43:測定ヘッド
430:ハウジング
431:ベースハウジング
432:カバーハウジング
433:押え板
434:遮蔽部
435:遮蔽周壁
439:ヘッドブラケット
44:光源ユニット
440:光源部
441:ハロゲンランプ
45:穀粒評価ユニット
46:分光計測部
47:評価部
48:電源部
50:サンプリング部(貯留室)
70:計測室
73:筐体
730:ベース壁(測定壁:底壁)
731:測定ヘッド孔(貫通孔)
74:内部空間
74a:開放室
74b:密閉室
741:蓋壁
742:側壁
747:隔壁
748:第1隔壁
749:第2隔壁
Claims (13)
- 貯留状態の穀粒に接して、前記穀粒に光を照射する投光窓部を有する投光部と、
前記投光窓部と間隔をあけて並置され、前記貯留状態の穀粒に接して、前記投光窓部から前記穀粒に照射され前記穀粒の影響を受けた光の一部が入射する受光窓部を有する受光部と、
前記投光窓部から前記受光窓部に光が直接入射しないように前記投光窓部と前記受光窓部との間で前記穀粒側に突出するように設けられた遮蔽部と、
前記投光部に光を供給する光源ユニットと、
前記受光部に取り込まれた光の分光計測に基づいて穀粒評価を行う穀粒評価ユニットと、
を備えた光学式穀粒評価装置。 - 前記投光窓部と前記受光窓部とを外囲し、前記投光窓部及び前記受光窓部よりも前記穀粒側に突出する遮蔽周壁が設けられている請求項1に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光窓部と前記受光窓部とは同一平面上に位置する請求項1又は2に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光窓部の面積は、前記受光窓部の面積より大きい請求項1から3のいずれか一項に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光窓部と前記受光窓部との並び方向での前記投光窓部の長さは、前記並び方向での前記受光窓部の長さよりも長く、前記投光窓部と前記受光窓部との間隔は、前記投光窓部の長さより短く前記受光窓部の長さより長い請求項1から4のいずれか一項に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光部は前記光源ユニットからの光が伝播する第1光ファイバ束の前記投光窓部側の端部であり、前記受光部は前記穀粒からの光が前記穀粒評価ユニットに伝播する第2光ファイバ束の前記受光窓部側の端部である請求項1から5のいずれか一項に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記第1光ファイバ束及び前記第2光ファイバ束の端面は円形である請求項6に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光窓部は前記第1光ファイバ束の端面に装着された保護膜であり、前記受光窓部は前記第2光ファイバ束の端面に装着された保護膜である請求項6または7に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光部と前記受光部とは、共通のハウジングに固定されている請求項1から8のいずれか一項に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記投光部と、前記受光部と、前記光源ユニットと、前記穀粒評価ユニットとは、共通の筐体に取り付けられており、前記投光部と前記受光部とは、前記筐体を構成する1つの側壁である測定壁に設けられた孔に装着されている請求項1から9のいずれか一項に記載の光学式穀粒評価装置。
- 前記光源ユニット及び穀粒評価ユニットは、前記測定壁に位置決め固定されている請求項10に記載の光学式穀粒評価装置。
- 請求項1から11のいずれか一項に記載の光学式穀粒評価装置を備えたコンバインであって、穀粒タンクの側面部に穀粒タンクに投入される穀粒を一時的に取り込む計測室を備え、前記光学式穀粒評価装置は、前記計測室に貯留された穀粒の評価を行うように前記計測室に隣接して配置されているコンバイン。
- 前記計測室は、前記穀粒タンクの前側面部に備えられている請求項12に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188599A JP5973399B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188599A JP5973399B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055536A JP2015055536A (ja) | 2015-03-23 |
JP5973399B2 true JP5973399B2 (ja) | 2016-08-23 |
Family
ID=52820030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013188599A Active JP5973399B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5973399B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6977019B2 (ja) * | 2016-04-15 | 2021-12-08 | 株式会社クボタ | 分光分析装置 |
JP7388894B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-11-29 | ダイハツディーゼル株式会社 | オイルミスト検出装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1019773A (ja) * | 1996-07-03 | 1998-01-23 | Iseki & Co Ltd | 穀粒検出装置 |
US6424416B1 (en) * | 1999-10-25 | 2002-07-23 | Textron Systems Corporation | Integrated optics probe for spectral analysis |
-
2013
- 2013-09-11 JP JP2013188599A patent/JP5973399B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015055536A (ja) | 2015-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9857296B2 (en) | Optical grain evaluation device and combine harvester provided with optical grain evaluation device | |
JP5973400B2 (ja) | 光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン | |
US7804588B2 (en) | Measuring device for optical and spectroscopic examination of a sample | |
US8961283B2 (en) | Agricultural harvesting machine | |
KR102294732B1 (ko) | 콤바인 | |
JP5732444B2 (ja) | コンバイン | |
JP5973399B2 (ja) | 光学式穀粒評価装置及び光学式穀粒評価装置を装備したコンバイン | |
JP6452652B2 (ja) | 光学式穀粒評価装置 | |
JP5770700B2 (ja) | コンバイン | |
JP5732445B2 (ja) | コンバイン | |
JP7083273B2 (ja) | コンバイン | |
JP6169132B2 (ja) | コンバイン | |
CN110832290B (zh) | 测量装置及基板搭载装置 | |
JP2018126168A (ja) | コンバイン | |
JP6006365B2 (ja) | コンバイン | |
JP6346313B2 (ja) | コンバイン | |
JP6338628B2 (ja) | コンバイン | |
JP6073956B2 (ja) | コンバイン | |
JP2015156863A5 (ja) | ||
JP2015128451A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160714 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5973399 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |