JP6975926B2 - 水栓 - Google Patents

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Description

本開示は、水栓装置に関し、特にスパウトに関する。
従来、台所や洗面所で使用される水栓装置として、引き出し可能なホースに接続された吐水ヘッドを有する水栓装置がある。吐水ヘッドは水栓装置のスパウトから分離可能である。吐水ヘッドから流れる水がホースを伝ってホースとスパウトとの間に浸入し、さらにホースを伝って水栓装置内部に入る場合がある。
そこで、特許文献1の洗面化粧台は、キャビネット内において水栓装置の下方のホースの折り返し部を収容する水受けタンクが設けられている。吐水ヘッドからホースを伝って落下する水は、水受けタンクに回収される。
特開2006−63518号公報
しかしながら、キャビネット内に水受けタンクを配置することでキャビネット内のスペースが制限される。そこで、水受けタンクを撤去するためには、ホースを伝って落下する水を低減する必要がある。
従って、本開示の目的は、前記課題を解決することにあって、水がホースを伝って水栓装置内部に浸入するのを低減する水栓装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本開示の一態様に係る水栓装置は、
水の量を調節するレバーと、
前記レバーを支持する支持管および前記支持管と分岐した枝管を有するスパウトと、
前記枝管内に取り付けられ、ホースが移動可能に挿通されるガイド孔を内部に有するホルダと、
前記ホルダと前記枝管との間を封止するシール部材と、を備え、
前記枝管の鉛直方向に対する角度が、45度より大きく90度より小さく、
前記スパウトは、下面に水抜き孔を有し、
前記ホルダは、前記ホルダ内に溜まった水を抜く切り欠きを有し、
前記枝管の前記ホース引き抜き側から、前記シール部材、前記切り欠き、前記水抜き孔の順に配置されている。
水がホースを伝って水栓装置内部に侵入するのを防止する水栓装置を提供することができる。
実施の形態に係る水栓装置の全体側面図である。 図1の水栓において吐水ヘッドを省略した縦断面図である。 ホースの先端部の拡大図である。 スパウトの部分斜視図である。 スパウトの下面図である。 ホルダの分解斜視図である。 上部ホルダの内側斜視図である。 下部ホルダの内側斜視図である。 下部ホルダの外側斜視図である ホルダとスパウトとの接続部分の拡大断面図である。 実施の形態における水の流れを示す説明図である。 従来の水栓装置における弱い水の流れを示す説明図である。 従来の水栓装置における強い水の流れを示す説明図である。
本開示の一態様によれば、水の量を調節するレバーと、前記レバーを支持する支持管および前記支持管と分岐した枝管を有するスパウトと、前記枝管内に取り付けられ、ホースが移動可能に挿通されるガイド孔を内部に有するホルダと、前記ホルダと前記枝管との間を封止するシール部材と、を備え、前記枝管の鉛直方向に対する角度が、45度より大きく90度より小さく、前記スパウトは、下面に水抜き孔を有し、前記ホルダは、前記ホルダ内に溜まった水を抜く切り欠きを有し、前記枝管の前記ホース引き抜き側から、前記シール部材、前記切り欠き、前記水抜き孔の順に配置されている、水栓装置である。
また、前記切り欠きは前記ホルダの下側に設けられていてもよい。
また、前記枝管に形成された固定孔に嵌まる突起部を前記ホルダは備え、前記突起部の両側に切り欠きが形成されてもよい。
また、前記ホルダは、少なくとも2つの成形品が組み合わされて構成されてもよい。
また、前記ガイド孔は、内径の異なる大径ガイド孔と小径ガイド孔とを備えてもよい。
また、前記ガイド孔は、前記ホースの移動方向に交差する複数の前記小径ガイド孔を備え、前記ホルダは、隣り合う小径ガイド孔間に前記小径ガイド孔よりも内径の大きい中間部を備え、少なくとも1つの小径ガイド孔は、前記切り欠きよりも前記ホース引き抜き側に配置されていてもよい。
まず、図12を参照して、従来の水栓装置の水Wの流れについて、説明する。図12は、従来の水栓装置における弱い水Wの流れを示す説明図である。従来の水栓装置101において、スパウト103の枝管105内を挿通するホース107は、ホルダ109により案内される。ホルダ109のホース挿入側端部において、ホルダ109と枝管105との間にシール部材111が配置されている。枝管105において、シール部材111のさらにホース挿入側には、水抜き孔113が空けられている。
水Wの流れが弱い場合、ホース107を伝って浸入してきた水Wは、自重によりホース107の下方のホルダ109の内面に落下する。落下した水Wは、ホルダ109を伝って水抜き孔113からスパウト103の外部へ流れ出る。しかしながら、水Wの流れが強い場合、水抜き孔113から流れ出ない場合がある。この状態を図13を参照して説明する。
図13は、従来の水栓装置における強い水Wの流れを示す説明図である。ホルダ109の基端側端部の近傍に枝管105の水抜き孔113が配置されているので、ホース107を伝って流れる水Wは、自重により落下するよりも、その強い流れにより、水抜き孔113を乗り越えてスパウト103の基部にまで浸入する。このように、ホース107を伝って浸入する水Wの流れが強い場合、スパウト103に空けられた水抜き孔113から流れ出ずに、そのままホース107を伝って、水栓装置101の中を通って、キャビネットまで流れる場合がある。この結果、キャビネット内の水受けタンクを撤去することができなかった。
(実施の形態)
以下に、本開示の実施の形態に係る水栓装置について説明する。図1は、本開示の実施の形態に係る水栓装置の全体側面図である。図2は、図1の水栓において吐水ヘッドを省略した縦断面図である。
図1および図2に示すように、本開示の実施の形態に係る水栓装置1は、シングルレバー水栓である。水栓装置1は、水と湯の混合比率と水と湯の混合水の水量を調節するレバー3と、混合水が内部を通るホース5と、ホース5の先端に接続された吐水ヘッド7と、レバー3を支持しホース5が内部に挿通されるスパウト9と、を備える。水栓装置1は、さらに、設置台に立設される基部11と、スパウト9内に取り付けられ、ホース5を案内するホルダ13と、を備える。吐水ヘッド7はスパウト9に着脱可能に取り付けられる。
スパウト9は、基部11と接続される下部から上方に向けて2つの管に分岐しており、レバー3を支持する支持管9Aと、ホース5が内部を通る枝管9Bとを備える。枝管9Bの鉛直方向に対する角度θは、45度より大きく90度より小さい。したがって、水栓装置1の枝管9Bは、浴室に使われるシャワーのスパウトよりも起立している角度が緩やかである。枝管9Bの先端開口9Baには、ホルダ13が挿入されて固定される。スパウト9は、金属製または樹脂製であるが、例えば、アクリル製であると、洗浄が容易になる。
ホルダ13は、例えば、ホース5の摺動方向に沿って2つに分割された上部ホルダ21と下部ホルダ23との成形部品から構成される。また、ホルダ13は内部にホース5が移動可能に挿通されるガイド孔25を有し、略円筒形状を有する。ホルダ13は樹脂製であり、例えば、ポリアセタール(POM)などの耐摩耗性や摺動性が高い材料で成形されている。ガイド孔25は、内径の大きさが異なる大径ガイド孔27と小径ガイド孔29とを有する。ホルダ13において、大径ガイド孔27は、小径ガイド孔29よりもホース5の引き出し側、すなわち先端側に形成されている。
次に、図3を参照する。図3は、ホース5の先端部の拡大図である。ホース5の先端には、吐水ヘッド7に連結されるジョイント部15が接続されている。このジョイント部15には、取り付け金具17が固定されている。取り付け金具17は、ジョイント部15およびホース5よりも径方向外方に突出している。ジョイント部15の外径R1はホース5の外径R2よりも大きい。吐水ヘッド7がスパウト9に装着されている状態では、外径R1を有するジョイント部15のホース5側の一部がホルダ13の大径ガイド孔27内に収納され、取り付け金具17の下面がホルダ13の台座19に当接する。これにより、ホース5がそれ以上に水栓装置1内に入るのを制限する。
次に、図4および図5を参照する。図4は、スパウト9の部分斜視図である。図5は、スパウト9の下面図である。スパウト9の枝管9Bの下面には、下部ホルダ23の突起部23Cが嵌入する孔9Bbと、下部ホルダ23の切り欠き23D(図8参照)からの水をスパウト9の外部へ出す水抜き孔9Bcとを備える。孔9Bbは水抜き孔9Bcよりも枝管9Bの先端側に配置されている。枝管9Bの周方向における水抜き孔9Bcの幅は、枝管9Bの周方向における孔9Bbの幅よりも大きい。また、スパウト9の枝管9Bの先端開口9Baに、開口に沿って例えば2箇所に、下部ホルダ23の凸部23E(図9参照)が嵌入される凹部9Bdが形成されている。
次に、図6を参照する。図6は、ホルダ13の分解斜視図である。ホルダ13は、ホース5の移動方向に沿って分割される。上部ホルダ21および下部ホルダ23は、内側の長手方向に空洞が形成された略半円筒形状を有する。上部ホルダ21は、例えば、4本のピン21Aを有し、これらのピン21Aが下部ホルダ23に形成された4つの孔24(図8参照)にそれぞれ挿入されることで上部ホルダ21と下部ホルダ23とが一体化する。4つの孔24の中で下部ホルダ23の先端側とは反対の基端側に形成された2つの孔24は、長穴形状である。これにより、上部ホルダ21と下部ホルダ23との結合を容易にしている。
次に、図7から図9を参照する。図7は、上部ホルダ21の内側斜視図である。図8は、下部ホルダ23の内側斜視図である。図9は、下部ホルダの外側斜視図である。上部ホルダ21には先端側開口の内周に沿って半円の長さの第1上リブ27Aが、下部ホルダ23には先端側開口の内周に沿って半円の長さの第1下リブ27Bがそれぞれ形成されている。第1上リブ27Aと第1下リブ27Bとが組み合わさってホルダ13の大径ガイド孔27が構成される。
また、上部ホルダ21には、第1上リブ27Aよりも基端側に、内周に沿って半円の長さの第2上リブ29Aが、下部ホルダ23には第1下リブ27Bよりも基端側に、内周に沿って半円の長さの第2下リブ29Bがそれぞれ形成されており、第2上リブ29Aと第2下リブ29Bとが組み合わさってホルダ13の小径ガイド孔29が構成される。第1上リブ27Aと第1下リブ27Bとは同じ大きさの内径R3を有している。第2上リブ29Aと第2下リブ29Bとは同じ大きさの内径R4を有している。第1上リブ27Aの内径R3よりも、第2上リブ29Aの内径R4の方が小さい。また、第1下リブ27Bの内径R3よりも、第2下リブ29Bの内径R4の方が小さい。
また、ホルダ13は、小径ガイド孔29を複数個、例えば、2個有しており、隣り合う小径ガイド孔29間には中間部31を有する。中間部31の内径は、小径ガイド孔29の内径よりも大きい。なお、ホルダ13は、小径ガイド孔29を、2個に限らず、3個以上有していてもよい。
ホルダ13の外周面上には、周方向に沿って形成された溝33を有する。上部ホルダ21と下部ホルダ23には、それぞれの外周面の周方向に沿って形成された溝33A、33Bが形成されており、これらが組み合わさってホルダ13の溝33が構成される。溝33には、ホルダ13と枝管9Bとの間を封止するシール部材35が嵌め込まれている。シール部材35は、例えば、Oリングである。
溝33の径方向内側には小径ガイド孔29が形成されている。つまり、上部ホルダ21の溝33Aの径方向内側には第2上リブ29Aが形成され、下部ホルダ23の溝33Bの径方向内側には第2下リブ29Bが形成されている。したがって、Oリングによりホルダ13の溝33が締め付けられると、小径ガイド孔29も締め付けられるので、ホース5とのクリアランスを減らすことができる。
ホルダ13の溝33と大径ガイド孔27との間には、ホルダ13の外周面が径方向外方に張り出した台座19が形成されている。つまり、溝33Aと第1上リブ27Aとの間の上部ホルダ21の外周面から径方向外側に張り出した上台座19Aが形成されている。また、溝33Bと第1下リブ27Bとの間の下部ホルダ23の外周面から張り出した下台座19Bが形成されている。上台座19Aと下台座19Bとで環状の台座19が構成される。
上部ホルダ21は、第2上リブ29Aよりホース5の挿入方向側(基端側)に、第2上リブ29Aとは別に、上部ホルダ21の内周方向に沿って形成された第3上リブ37を有する。下部ホルダ23には、第3上リブ37と組み合わされるリブが形成されていない。したがって、ホルダ13において、ホース5の横断面で上半分の半円部の上方にリブが形成されている。これにより、ホース5の上部を伝って流れる水が第3上リブ37に当たり、第3上リブ37沿いに流れることで、切り欠き23Dへ案内される。
下部ホルダ23は、第1下リブ27Bと溝33Bとの間の下面に形成された水抜き孔23Aを有する。下部ホルダ23は、さらに、溝33Bから下部ホルダ23の周方向と交差する方向に延びる舌片23Bと、舌片23Bの基端側端部に形成された突起部23Cと、下部ホルダ23の周方向と交差する方向に形成された切り欠き23Dと、下部ホルダ23の外周に沿って、例えば2カ所に形成された凸部23Eを備える。
舌片23Bは下部が凹んだアーチ形状を有する。この形状により、舌片23Bと枝管9Bの内周面との間を水が流れやすくなる。切り欠き23Dは、ホース5の移動方向に沿って、舌片23Bおよび突起部23Cの両側に形成されている。また、切り欠き23Dは下部ホルダ23の下側に設けられ、切り欠き23Dの反対側のホルダ13の上側は、スパウト9に当接する。凸部23Eは、下部ホルダ23において溝33Aよりもホース5の引き出し側の外周縁部に形成されている。
次に、図10を参照する。図10は、基端側から見たホルダと枝管との接続部分の拡大横断面図である。下部ホルダ23の凸部23Eが、スパウト9の枝管9Bの凹部9Bdに嵌め合うことで、スパウト9に対してホルダ13が回転するのを防止する。このように、下部ホルダ23の凸部23Eと、スパウト9の枝管9Bの凹部9Bdとで回り止め構造を構成している。
次に、図11を参照して、実施の形態の水栓装置1でのホース5を伝って流れる水Wの流れを説明する。図11は、実施の形態の水栓装置1における水Wの流れを示す説明図である。枝管9Bにおけるホース5の引き抜き側である先端側から、水抜き孔23A、シール部材35、切り欠き23D、水抜き孔9Bcの順にそれぞれがホルダ13に配置されている。ホース5をスパウト9に挿入する際に、ホルダ13の大径ガイド孔27によりホース5から除去された水は、水抜き孔23Aを通って落下するのでスパウト9内に浸入しない。
また、大径ガイド孔27とホース5との間のクリアランス内をホース5を伝って流れる水Wは、小径ガイド孔29に当たり、ホルダ13の中間部31に溜まる。ホルダ13の中間部31に溜まった水Wは、中間部31から溢れると、下部ホルダ23を伝って、切り欠き23Dを通って水抜き孔9Bcからスパウト9の外部へ流れる。また、水Wの流れが強い場合でも、小径ガイド孔29を通過した水でホース5を伝って流れる水は、自重により切り欠き23Dへ案内される。ホルダ13に切り欠き23Dが形成されているので、水が早めにスパウト9の内面に到達する。これにより、水Wが水抜き孔9Bcから排出されるので、水抜き孔9Bcを乗り越えてスパウト9の本体および基部11に浸入しにくくなる。この結果、キャビネット内の水受けタンクを撤去することができる。また、小径ガイド孔29を通過した水でホース5の上部を伝って流れる水も、小径ガイド孔29よりも基端側の第3上リブ37に当たり、第3上リブ37沿いに自重により下方へ流れることで、切り欠き23Dへ案内される。
以上より、本開示による水栓装置1は、水の量を調節するレバー3と、レバー3を支持する支持管9Aおよび支持管9Aと分岐した枝管9Bを有するスパウト9と、枝管9B内に取り付けられ、ホース5が移動可能に挿通されるガイド孔25を内部に有するホルダ13と、ホルダ13と枝管9Bとの間を封止するシール部材35と、を備え、枝管9Bの鉛直方向に対する角度が、45度より大きく90度より小さく、枝管9Bは、下面に水抜き孔9Bcを有し、ホルダ13は、ホルダ13内に溜まった水を抜く切り欠き23Dを有し、枝管9Bのホース5の引き抜き側から、シール部材35、切り欠き23D、水抜き孔9Bcの順に配置されている。
ホース5が移動可能に挿通されるホルダ13が取り付けられるスパウト9の枝管9Bの鉛直方向に対する角度が、45度より大きく90度より小さいので、浴室などに設置されているシャワーのスパウトに比べて、ホース5が挿通されているスパウトの部分の角度が起立していない。したがって、ホース5を伝って流れる水は、スパウト9の内部の奥まで浸入する前に、ホルダ13の下面に落下しやすい。枝管9Bは下面に水抜き孔9Bcを有し、ホルダ13は切り欠き23Dを有する。枝管9Bのホース5の引き抜き側から、シール部材35、切り欠き23D、水抜き孔9Bcの順に配置されているので、ホース5を伝ってホルダ13内に浸入した水は切り欠き23Dにより早めに枝管9Bの内面に到達し、水抜き孔9Bcから排出されるので、水抜き孔9Bcを乗り越えて水栓装置1の内部の奥にまで浸入するのを低減することができる。
また、切り欠き23Dはホルダ13の下側に設けられている。切り欠き23Dがホルダ13の下側に設けられているので、自重によりホルダ13内の下側を流れる水を切り欠き23Dから枝管9Bの内面へと案内することができる。また、ホルダ13の上側は枝管9Bに当接しているので、ホルダ13の上側からの水の浸入を阻止することができる。
また、枝管9Bに形成された孔9Bbに嵌まる突起部23Cをホルダ13は備え、突起部23Cの両側に切り欠き23Dが形成されている、突起部23Cの両側に切り欠き23Dが形成されているので、ホルダ13の下側に流れてきた水を突起部23Cに沿って切り欠き23Dへ案内することができる。
また、ホルダ13は、少なくとも2つの成形品である上部ホルダ21と下部ホルダ23とが組み合わされて構成される。ホース5が挿通されるガイド孔25を有するホルダ13が、少なくとも2つの成形品が組み合わされて構成されるので、一体品として成形されたものよりもガイド孔25の形成が容易である。これにより、ガイド孔25とホース5とのクリアランスを容易に小さくすることができる。この結果、ホース5を伝って流れる水をガイド孔25によって止めることができ、水がホース5を伝って水栓装置1の内部に浸入するのを低減することができる。水栓装置1の内部に浸入する水の量を低減することができるので、水受けタンクをホース5の下方に配置しなくてもよい。
また、ガイド孔25は、内径の異なる大径ガイド孔27と小径ガイド孔29とを備えてもよい。ガイド孔25は、小径ガイド孔29を備えることで、ホース5をガイドし、さらに、水の浸入を低減することができる。大径ガイド孔27とホース5とのクリアランスは、小径ガイド孔29とホース5とのクリアランスよりも大きい。したがって、ガイド孔25は、大径ガイド孔27を備えることで、ホース5をガイドし、さらに、ホース5とホルダ13との摺動性を向上することができる。
また、ホルダ13は、複数の小径ガイド孔29を備え、さらに、隣り合う小径ガイド孔29間に小径ガイド孔29よりも内径の大きい中間部31を備える。より詳細に説明すると、ガイド孔25は、ホース5の移動方向に交差する複数の小径ガイド孔29を備え、ホルダ13は、隣り合う小径ガイド孔29間に小径ガイド孔29よりも内径の大きい中間部31を備える。これにより、ホース5を伝って流れる水の勢いが小径ガイド孔29により弱められ、さらにホース5を伝って流れる水が絞られて、中間部31の空間に水が溜まる。したがって、水がホース5を伝って水栓装置1のより内部へ流れるのを低減することができる。
また、スパウト9は、アクリル製であり、スパウト9は、レバー3を支持する支持管9Aと、支持管9Aと分岐する枝管9Bとを有し、スパウト9は、枝管9Bの先端開口9Baの周縁部に凹部9Bdを有し、ホルダ13は、外周縁部に凸部23Eを有し、ホルダ13の凸部23Eがスパウト9の凹部9Bdに嵌め合わされる。
スパウト9がアクリル製であるので、スパウト9の洗浄が容易である。また、スパウト9にレバー3が支持されているので、レバー3を洗浄する際に、水がホース5を伝ってスパウト9に流入しやすいが、ホルダ13により水の浸入を低減することができる。スパウト9がアクリル製であるのでスパウト9の成形性が他の樹脂性のものよりも弱く、スパウト9とホルダ13との取り付け構造が例えばネジ止め構造であるとスパウト9が破損するおそれがある。スパウト9の凹部9Bdにホルダ13の凸部23Eを嵌め合う構造であるので、アクリル製のスパウト9を破損することなく、スパウト9とホルダ13との回り止め構造を実現することができる。
また、小径ガイド孔29は、ホルダ13の内周方向に沿って形成されたリブである。これにより、小径ガイド孔29はホース5の引き出し方向と直交するように形成され、ホース5を伝って流れる水を除去しやすくなる。また、小径ガイド孔29がリブで形成されているので、小径ガイド孔29とホース5とのクリアランスが小さくても小径ガイド孔29とホース5との摺動性を向上させることができる。
また、ホルダ13は、小径ガイド孔29よりホース5の挿入方向側に、ホルダ13の内周方向に沿って形成された別の第3上リブ37を有する。これにより、小径ガイド孔29を通過した水を別の第3上リブ37により除去することができる。
本開示は、上記実施形態のものに限らず、次のように変形実施することができる。
上記実施形態において、ホルダ13は、上部ホルダ21と下部ホルダ23との2分割された部品から構成されていたが、これに限られない。3分割以上に分割された部品から構成されてもよい。
なお、上記様々な実施の形態および変形例のうちの任意の実施の形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
1 水栓装置
3 レバー
5 ホース
9 スパウト
9A 支持管
9B 枝管
9Bb 孔
9Bc 水抜き孔
13 ホルダ
21 上部ホルダ
23 下部ホルダ
23C 突起部
23D 切り欠き
25 ガイド孔
27 大径ガイド孔
29 小径ガイド孔
31 中間部
35 シール部材

Claims (5)

  1. 水の量を調節するレバーと、
    前記レバーを支持する支持管および前記支持管と分岐した枝管を有するスパウトと、
    前記枝管内に取り付けられ、ホースが移動可能に挿通されるガイド孔を内部に有するホルダと、
    前記ホルダと前記枝管との間を封止する、1つのシール部材と、を備え、
    前記枝管の鉛直方向に対する角度が、45度より大きく90度より小さく、
    前記枝管は、下面に第1の水抜き孔と、前記第1の水抜き孔よりも先端側に形成された固定孔とを有し、
    前記ホルダは、前記ホルダ内に溜まった水を抜く切り欠きと、前記固定孔に嵌まる突起部と、を有し、
    前記切り欠きは、前記ホルダの下側に設けられて、前記突起部の両側に形成され、
    前記枝管の前記ホース引き抜き側から、前記シール部材、前記切り欠き及び前記固定孔、前記第1の水抜き孔の順に配置されている、
    水栓装置。
  2. 前記ホルダは、下面に形成された第2の水抜き孔を有し、
    前記第2の水抜き孔は、前記シール部材よりも前記枝管の前記ホース引き抜き側に配置されている、
    請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記ホルダは、少なくとも2つの成形品が組み合わされて構成される
    請求項1または2に記載の水栓装置。
  4. 前記ガイド孔は、内径の異なる大径ガイド孔と小径ガイド孔とを備える、
    請求項1からのいずれか1つに記載の水栓装置。
  5. 前記ガイド孔は、前記ホースの移動方向に交差する複数の前記小径ガイド孔を備え、
    前記ホルダは、隣り合う小径ガイド孔間に前記小径ガイド孔よりも内径の大きい中間部を備え、
    少なくとも1つの小径ガイド孔は、前記切り欠きよりも前記ホースの引き抜き側に配置されている、
    請求項に記載の水栓装置。
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