JP6975673B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本明細書で開示する技術は、加熱調理器に関する。
特許文献1には、電気を熱に変換して加熱を行う電気加熱部と、電気加熱部による加熱を制御する電気加熱制御部と、電気加熱部に配置された鍋の温度を測定するためのセンサを備える加熱調理器が開示されている。電気加熱制御部は、センサによって測定される温度に基づいて、電気加熱部に配置された鍋に入っている油の量を判定している。
特開2017−208184号公報
このような加熱調理器において、鍋の温度を測定するための複数個のセンサを設け、制御部によって各センサの測定温度を監視し、各センサの測定温度に所定の閾値以上の差が生じた場合に、制御部が、少なくとも1個のセンサが正常に動作していないと判定する技術も知られている。
しかしながら、そのような技術を採用する場合であっても、制御部自身が正常に動作していない場合には、制御部が各センサの測定温度を正確に監視できないため、各センサが正常に動作しているか否かを正確に判定することができない。
そのため、加熱調理器において、制御手段が正常に動作していないことを適切に判定することができる技術が求められている。
本明細書では、加熱調理器において、制御手段が正常に動作していないことを適切に判定することができる技術を提供する。
本明細書が開示する加熱調理器は、電気を熱に変換して加熱を行う電気加熱部と、前記電気加熱部による加熱を制御する電気加熱制御部と、ガスを燃焼させて加熱を行うガス加熱部と、前記ガス加熱部による加熱を制御するガス加熱制御部と、前記電気加熱部と前記ガス加熱部とのうちのいずれか一方である対象加熱部に配置された加熱対象物の温度を測定するためのセンサ部と、を備える。前記電気加熱制御部及び前記ガス加熱制御部は、ともに、前記センサ部によって測定される前記加熱対象物の温度を検出可能であり、前記電気加熱制御部と前記ガス加熱制御部のうちの少なくとも一方は、前記電気加熱制御部によって検出された前記加熱対象物の温度である第1温度と、前記ガス加熱制御部によって検出された前記加熱対象物の温度である第2温度と、の差が特定の閾値以上である場合に、前記電気加熱制御部と前記ガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないと判定する。
ここで、「電気加熱部」とは、電熱器(例えばシーズヒータ等、電気をジュール熱に変換する加熱器)、IH加熱器(即ち、電気を利用して発生する磁力を利用して加熱対象物(鍋等)を誘導加熱する加熱器)等、電気を熱に変換して加熱対象物を加熱可能な各種加熱部を含む。
上記の構成によると、電気加熱部とガス加熱部とを備える加熱調理器において、電気加熱制御部とガス加熱制御部とが、共通の加熱対象物の温度である第1温度と第2温度をそれぞれ検出し、検出された第1温度と第2温度との間に特定の閾値以上の差が存在する場合に、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないと判定される。そのため、特定の閾値を適切に設定しておくことにより、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないことを適切に判定することができる。上記の構成によると、加熱調理器の制御手段が正常に動作していないことを適切に判定することができる。
前記センサ部は、前記加熱対象物の温度を測定するための第1センサと、前記加熱対象物の温度を測定するための前記第1センサとは異なる第2センサと、を含んでいてもよい。前記電気加熱制御部は、前記第1センサによって測定される前記対象加熱部の温度である前記第1温度を検出可能であり、前記ガス加熱制御部は、前記第2センサによって測定される前記対象加熱部の温度である前記第2温度を検出可能であってもよい。
この構成による場合、第1温度と第2温度との差が特定の閾値以上である場合は、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないか、第1センサと第2センサのうちの少なくとも一方が正常に動作していないか、のいずれかである可能性がある。そのため、この構成によると、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないことに加え、第1センサと第2センサのうちの少なくとも一方が正常に動作していないことも適切に判定され得る。
前記電気加熱制御部と前記ガス加熱制御部の間が電気的に絶縁されていてもよい。
この構成によると、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの一方に電力を供給するための電力供給系統に起因する不具合が生じる場合において、一方に発生した不具合に起因して連鎖的に他方にも不具合が発生することを抑制することができる。
第1実施例の加熱調理器2の構成を模式的に示す図。 第1実施例の電気加熱制御部12が実行する判定処理を示すフローチャート。 第2実施例の加熱調理器102の構成を模式的に示す図。 第2実施例の電気加熱制御部12が実行する判定処理を示すフローチャート。
(第1実施例)
図1に示される本実施例の加熱調理器2は、商用電源(図示しない)を電力供給源として動作する加熱調理器である。加熱調理器2は、電気を熱に変換して加熱を行う電気式加熱と、ガスを燃焼させて加熱を行うガス式加熱とを両方行うことができるハイブリッドタイプの加熱調理器である。図1に示されるように、加熱調理器2は、電力供給手段4と、電気加熱ユニット6と、ガス加熱ユニット8と、を備える。本実施例では、電力供給手段4と電気加熱ユニット6とガス加熱ユニット8とがこの順で直列に接続されている。
電力供給手段4は、商用電源に接続され、商用電源から加熱調理器2の各ユニットに電力を供給するための手段である。電力供給手段4は、例えば電源プラグである。
電気加熱ユニット6は、電力供給手段4から供給される電力を利用して動作する加熱ユニットである。上記の通り、電気加熱ユニット6は電力供給手段4に電気的に接続されている。電気加熱ユニット6は、電気加熱部10と、電気加熱制御部12と、を有している。図1に示されるように、電気加熱部10、電気加熱制御部12は、電力供給手段4と電気的に接続されている電力供給系統から電力供給を受けて動作する(図中太線参照)。
電気加熱部10は、電気を熱に変換することにより、載置されている加熱対象物(例えば鍋)を加熱するための加熱部である。本実施例では、電気加熱部10は、電気を利用して発生する磁力を利用して加熱対象物(鍋等)を誘導加熱するいわゆるIH加熱器である。他の例では、電気加熱部10は、電気をジュール熱に変換する電熱器(例えばシーズヒータ)等、電気を熱に変換可能な他の加熱器であってもよい。
本実施例では、電気加熱部10には、載置されている加熱対象物の温度を測定するための1個のセンサ30が設けられている。センサ30の測定温度は、電気加熱制御部12と、後述のガス加熱制御部22とによって検出される(図中実線矢印参照)。
電気加熱制御部12は、電気加熱部10による加熱を制御するための制御部である(図中実線矢印参照)。また、上記の通り、電気加熱制御部12は、センサ30の測定温度を検出する。以下、本実施例において、電気加熱制御部12が検出するセンサ30の測定温度のことを「第1温度」と呼ぶ場合がある。また、電気加熱制御部12は、予め記憶されているプログラムに従って、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とのうちの少なくとも一方が正常に動作していないことを判定するための判定処理(図2参照)を実行する。判定処理の内容は後で説明する。
ガス加熱ユニット8も、電力供給手段4から供給される電力を利用して動作する加熱ユニットである。上記の通り、ガス加熱ユニット8は電気加熱ユニット6に電気的に接続されている。即ち、ガス加熱ユニット8は、電気加熱ユニット6を介して、電力供給手段4からの電力の供給を受けている。ガス加熱ユニット8は、ガス加熱部20と、ガス加熱制御部22とを有している。ガス加熱部20、ガス加熱制御部22も、電力供給手段4と電気的に接続されている電力供給系統から電力供給を受けて動作する(図中太線参照)。
ガス加熱部20は、ガスを燃焼させることにより、載置されている加熱対象物(例えば鍋)を加熱するための加熱部である。図示しないが、ガス加熱部20は、ガスを供給するためのガス供給路、供給されたガスを燃焼させるバーナ等を有している。
ガス加熱制御部22は、ガス加熱部20による加熱を制御する制御部である(図中実線矢印参照)。また、上記の通り、ガス加熱制御部22も、センサ30の測定温度(即ち、電気加熱部10に載置される加熱対象物の温度)を検出する。以下、本実施例において、ガス加熱制御部22が検出するセンサ30の測定温度のことを「第2温度」と呼ぶ場合がある。
また、上述の電気加熱制御部12と、ガス加熱制御部22とは、それぞれ、フォトカプラを備える通信用回路を内蔵している。電気加熱制御部12と、ガス加熱制御部22とは、送信側の発光ダイオードに光を発光させ、受信側のフォトトランジスタを導通させることで信号伝達を行う。このように、上述の電気加熱制御部12と、ガス加熱制御部22とは、電気的に絶縁された状態で相互に通信可能に構成されている(図中破線矢印参照)。
さらに、上述の電気加熱制御部12とガス加熱制御部22との間の電力供給経路(即ち、電気加熱ユニット6とガス加熱ユニット8の間の電力供給経路)には、絶縁構造40が設けられている。絶縁構造40は、例えば、一次側と二次側の配線を直接接続させない電源変換部(いわゆるトランス)を設ける構造である。また、他の例では、絶縁構造40は、一次側と二次側の配線をいずれの箇所においても所定距離以上離隔させる構造(いわゆる離隔による絶縁構造)であってもよい。また、絶縁構造40は、これらの組合せであってもよい。
また、上述のセンサ30とガス加熱制御部22の間にも、絶縁構造45が設けられている。絶縁構造45は、例えば、上述したようなフォトカプラを備える通信用回路である。絶縁構造45が設けられることにより、センサ30とガス加熱制御部22とが、電気的に絶縁された状態で通信可能に構成される。そのため、ガス加熱制御部22は、センサ30と電気的に絶縁された状態を維持したまま、センサ30の測定温度を検出することができる。また、絶縁構造45が設けられることにより、ガス加熱制御部22と電気加熱制御部12との間も電気的に絶縁される。
従って、本実施例では、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22の間は、相互に通信可能に構成されているが、相互に電気的に絶縁されている。
(判定処理)
続いて、図2を参照して、本実施例の電気加熱制御部12が実行する判定処理の内容を説明する。判定処理は、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とのうちの少なくとも一方が正常に動作していないことを判定するための処理である。加熱調理器2の電源がオンされ、電気加熱部10に加熱対象物(例えば鍋)が載置されると、電気加熱制御部12は、図2の判定処理を開始する。
S10では、電気加熱制御部12は、この時点におけるセンサ30の測定温度(即ち第1温度)を検出する。
S12では、電気加熱制御部12は、ガス加熱制御部22から、ガス加熱制御部22が検出したセンサ30の測定温度(即ち第2温度)を取得する。上記の通り、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とは相互に通信可能に構成されている。ガス加熱制御部22は、センサ30の測定温度(即ち第2温度)を電気加熱制御部12に供給する。これにより、電気加熱制御部12は、ガス加熱制御部22から供給され測定温度(即ち第2温度)を取得することができる。
S14では、電気加熱制御部12は、S10で検出した第1温度と、S12で取得した第2温度と、の差分を算出する。
S16では、電気加熱制御部12は、S14で算出された差分が、特定の閾値Th以上であるか否かを判断する。特定の閾値Thは、予め定められた閾値であり、第1温度と第2温度との差分がこの値以上である場合、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とのうちの少なくとも一方が正常に動作していない(即ち、センサ30の測定温度を正常に検出できていない)と考えられる値である。S14で算出された差分が、特定の閾値Th以上である場合、電気加熱制御部12は、S16でYESと判断し、S18に進む。一方、S14で算出された差分が、特定の閾値Thより小さい場合、電気加熱制御部12は、S16でNOと判断し、S10に戻り、S10〜S16の各処理を再び実行する。
S18では、電気加熱制御部12は、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とのうちの少なくとも一方が正常に動作していないと判定する。
続くS20では、電気加熱制御部12は、報知動作を行う。報知動作は、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とのうちの少なくとも一方が正常に動作していないことを利用者に報知するための動作であり、報知音の発生、報知表示の実行、電気加熱部10による加熱の停止等の各種動作を含む。S20で報知動作を行うと、電気加熱制御部12は、図2の判定処理をエラー終了する。
なお、電気加熱制御部12は、上記のS16でYESと判断されない限り、S10〜S16の各処理を繰り返し実行する。その場合、電気加熱部10から加熱対象物が取り外されると、電気加熱制御部12は図2の判定処理を終了させる。
以上、本実施例の加熱調理器2の構成及び動作を説明した。上記の通り、本実施例では、電気加熱部10とガス加熱部20とを備える加熱調理器2において、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とが、共通の加熱対象物の温度である第1温度と第2温度をそれぞれ検出し、検出された第1温度と第2温度との間に特定の閾値Th以上の差が存在する場合(図2のS16でYES)に、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないと判定される(S18、S20)。そのため、特定の閾値Thを適切に設定しておくことにより、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないことを適切に判定することができる。上記の構成によると、加熱調理器2の制御手段が正常に動作していないことを適切に判定することができる。
特に、本実施例のような電気加熱部10とガス加熱部20とを備える加熱調理器2において、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないと、電気加熱部10による加熱とガス加熱部20による加熱とのうちの少なくとも一方が正常に制御されなくなる。その場合、利用者が、安全に加熱調理を行なえない可能性もある。この点、上記の通り、本実施例によると、特定の閾値Thを適切に設定しておくことにより、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないことを適切に判定することができる。電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していない場合に、迅速に修理等の対応を取り得るため、利用者が安全に加熱調理を行なえる状態を確保し得る。
また、上記の通り、本実施例では、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22の間は、相互に通信可能に構成されているが、相互に電気的に絶縁されている。そのため、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの一方に電力供給系統に起因する不具合が生じる場合において、一方に発生した不具合に起因して連鎖的に他方にも不具合が発生することを抑制することができる。
本実施例のセンサ30が「センサ部」の一例である。電気加熱部10が「対象加熱部」の一例である。
(第2実施例)
図3に示される第2実施例の加熱調理器102について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の加熱調理器102も、第1実施例と同様に、電力供給手段4と、電気加熱ユニット6と、ガス加熱ユニット8と、を備える。電力供給手段4、電気加熱ユニット6、及び、ガス加熱ユニット8は、いずれも、第1実施例と同様の構成を有する。図3では、第1実施例の加熱調理器2(図1参照)と同じ構成を有する要素を、図1と同じ符号を用いて示している。本実施例では、第1実施例の加熱調理器2(図1参照)と同じ構成を有する要素についての詳しい説明は省略する。
図3に示されるように、本実施例では、電気加熱部10には、載置されている加熱対象物の温度を測定するための第1センサ50と第2センサ60とが設けられている点が第1実施例とは異なる。第1センサ50の測定温度は電気加熱制御部12によって検出される(図中実線矢印参照)。第2センサ60の測定温度はガス加熱制御部22によって検出される(図中実線矢印参照)。このように、本実施例では、電気加熱制御部12が第1センサ50の測定温度を検出し、ガス加熱制御部22が第2センサ60の測定温度を検出する関係にあるため、図1の絶縁構造45に相当する絶縁構造(センサ30とガス加熱制御部22との間に設けられる絶縁構造)は省略されている。以下、本実施例では、電気加熱制御部12が検出する第1センサ50の測定温度のことを「第1温度」と呼び、ガス加熱制御部22が検出する第2センサ60の測定温度のことを「第2温度」と呼ぶ場合がある。
(判定処理)
続いて、図4を参照して、本実施例の電気加熱制御部12が実行する判定処理の内容を説明する。加熱調理器2の電源がオンされ、電気加熱部10に加熱対象物(例えば鍋)が載置されると、電気加熱制御部12は、図4の判定処理を開始する。
S30では、電気加熱制御部12は、この時点における第1センサ50の測定温度(即ち第1温度)を検出する。
S32では、電気加熱制御部12は、ガス加熱制御部22から、ガス加熱制御部22が検出した第2センサ60の測定温度(即ち第2温度)を取得する。上記の通り、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とは相互に通信可能に構成されている。ガス加熱制御部22は、第2センサ60の測定温度(第2温度)を電気加熱制御部12に供給する。これにより、電気加熱制御部12は、ガス加熱制御部22から供給された第2センサ60の測定温度(第2温度)を取得することができる。
S34では、電気加熱制御部12は、S30で検出した第1温度と、S32で取得した第2温度と、の差分を算出する。
S36では、電気加熱制御部12は、S34で算出された差分が、特定の閾値Th以上であるか否かを判断する。本実施例でも、特定の閾値Thは、予め定められた閾値である。特定の閾値Thは、第1温度と第2温度との差分がこの値以上である場合、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないか、若しくは、第1センサ50と第2センサ60のうちの少なくとも一方が正常に動作していない、と考えられる値である。S34で算出された差分が、特定の閾値Th以上である場合、電気加熱制御部12は、S36でYESと判断し、S38に進む。一方、S34で算出された差分が、特定の閾値Thより小さい場合、電気加熱制御部12は、S36でNOと判断し、S30に戻り、S30〜S36の各処理を再び実行する。
S38では、電気加熱制御部12は、電気加熱制御部12、ガス加熱制御部22、第1センサ50、第2センサ60、のうちの少なくとも1つが正常に動作していないと判定する。本実施例では、第1温度と第2温度との差が特定の閾値Th以上である場合は、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないか、第1センサ50と第2センサ60のうちの少なくとも一方が正常に動作していないか、のいずれかである可能性がある。S38では、電気加熱制御部12は、これらのうちのいずれか1つ以上の異常が発生していると判定することができる。
続くS40では、電気加熱制御部12は、報知動作を行う。報知動作は、電気加熱制御部12、ガス加熱制御部22、第1センサ50、第2センサ60、のうちの少なくとも1つが正常に動作していないことを利用者に報知するための動作であり、報知音の発生、報知表示の実行、電気加熱部10による加熱の停止等の各種動作を含む。S40で報知動作を行うと、電気加熱制御部12は、図2の判定処理をエラー終了する。
なお、本実施例でも、電気加熱制御部12は、上記のS36でYESと判断されない限り、S30〜S36の各処理を繰り返し実行する。その場合、電気加熱部10から加熱対象物が取り外されると、電気加熱制御部12は図4の判定処理を終了させる。
以上、本実施例の加熱調理器102の構成及び動作を説明した。上記の通り、本実施例では、共通の加熱対象物の温度を測定するために、第1センサ50と第2センサ60とを別個に設けている。そして、電気加熱制御部12が、第1センサ50の測定温度である第1温度を検出し、ガス加熱制御部22が、第2センサ60の測定温度である第2温度を検出する。そして、第1温度と第2温度との差が特定の閾値以上である場合(図4のS36でYES)に、電気加熱制御部12、ガス加熱制御部22、第1センサ50、第2センサ60、のうちの少なくとも1つが正常に動作していないことが判定される(S38、S40)。そのため、特定の閾値Thを適切に設定しておくことにより、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22のうちの少なくとも一方が正常に動作していないことに加え、第1センサ50と第2センサ60のうちの少なくとも一方が正常に動作していないことも適切に判定され得る。本実施例の第1センサ50及び第2センサ60が「センサ部」の一例である。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例1)上記の各実施例では、センサ30、第1センサ50、第2センサ60は、いずれも、電気加熱部10に載置される加熱対象物の温度を測定する。これに限られず、センサ30、第1センサ50、第2センサ60は、ガス加熱部20に載置される加熱対象物の温度を測定してもよい。この変形例では、ガス加熱部20が「対象加熱部」の一例である。
(変形例2)上記の各実施例では、電力供給手段4と電気加熱ユニット6とガス加熱ユニット8とがこの順で直列に接続されて構成されている。しかしながら、電気加熱ユニット6とガス加熱ユニット8の接続順は逆であってもよい。即ち、電力供給手段4とガス加熱ユニット8と電気加熱ユニット6とがこの順で直列に接続されて構成されていてもよい。また、さらに他の例では、電気加熱ユニット6とガス加熱ユニット8が、それぞれ、電力供給手段4に電気的に接続されていてもよい。即ち、電力供給手段4に対して、電気加熱ユニット6とガス加熱ユニット8が互いに並列に接続されていてもよい。
(変形例3)また、ガス加熱ユニット8と電気加熱ユニット6とに電力を供給する手段は、1個の電力供給手段4に限られない。ガス加熱ユニット8と電気加熱ユニット6とが、互いに別個の電力供給手段を有していてもよい。
(変形例4)上記の各実施例では、電気加熱制御部12が、判定処理(図2、図4)を実行している。これに限られず、ガス加熱制御部22が判定処理を実行してもよい。その場合、ガス加熱制御部22は、第2温度を検出するとともに、電気加熱制御部12から第1温度を取得し、第1温度と第2温度との差分を算出するようにしてもよい。また、さらに他の例では、電気加熱制御部12とガス加熱制御部22とが協働して判定処理を実行してもよい。一般的に言うと、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの少なくとも一方は、電気加熱制御部によって検出された加熱対象物の温度である第1温度と、ガス加熱制御部によって検出された加熱対象物の温度である第2温度と、の差が特定の閾値以上である場合に、電気加熱制御部とガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないと判定すればよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:加熱調理器
4:電力供給手段
6:電気加熱ユニット
8:ガス加熱ユニット
10:電気加熱部
12:電気加熱制御部
20:ガス加熱部
22:ガス加熱制御部
30:センサ
40:絶縁構造
50:第1センサ
60:第2センサ
102:加熱調理器

Claims (3)

  1. 加熱調理器であって、
    電気を熱に変換して加熱を行う電気加熱部と、
    前記電気加熱部による加熱を制御する電気加熱制御部と、
    ガスを燃焼させて加熱を行うガス加熱部と、
    前記ガス加熱部による加熱を制御するガス加熱制御部と、
    前記電気加熱部と前記ガス加熱部とのうちのいずれか一方である対象加熱部に配置された加熱対象物の温度を測定するためのセンサ部と、
    を備え、
    前記電気加熱制御部及び前記ガス加熱制御部は、ともに、前記センサ部によって測定される前記加熱対象物の温度を検出可能であり、
    前記電気加熱制御部と前記ガス加熱制御部のうちの少なくとも一方は、前記電気加熱制御部によって検出された前記加熱対象物の温度である第1温度と、前記ガス加熱制御部によって検出された前記加熱対象物の温度である第2温度と、の差が特定の閾値以上である場合に、前記電気加熱制御部と前記ガス加熱制御部のうちの少なくとも一方が正常に動作していないと判定する、
    加熱調理器。
  2. 前記センサ部は、
    前記加熱対象物の温度を測定するための第1センサと、
    前記加熱対象物の温度を測定するための前記第1センサとは異なる第2センサと、
    を含み、
    前記電気加熱制御部は、前記第1センサによって測定される前記対象加熱部の温度である前記第1温度を検出可能であり、
    前記ガス加熱制御部は、前記第2センサによって測定される前記対象加熱部の温度である前記第2温度を検出可能である、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記電気加熱制御部と前記ガス加熱制御部の間が電気的に絶縁されている、
    請求項1又は2に記載の加熱調理器。
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