JP6973027B2 - 自動倉庫 - Google Patents

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Description

本発明は、自動倉庫に関する。
自動倉庫は、移載物を収納する収納部を上下方向に複数段有する棚と、移載物を収納部に対して出し入れする移載機と、上下方向に延びるとともに移載機を昇降可能に支持するマストを有するスタッカクレーンと、を備えている。移載機は、移載物を収納部から取り出す荷取り作業と、移載物を収納部へ収納する荷置き作業とを行う。
ところで、従来から、スライドフォークによって移載物を掬い上げて移載物を棚の収納部に対して出し入れする自動倉庫が一般的に知られている。しかし、このような自動倉庫においては、スライドフォークによって移載物を掬い上げた際に、移載物が棚に干渉してしまうことを避けるためのスペースが必要になり、そのスペースを確保する分だけ、棚の収納部の数が少なくなってしまう。
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、移載物を棚の収納部に対して出し入れする際に、スライドフォークによって移載物を掬い上げること無く、移載機に設けられた引掛部を移載物の被引掛部に引っ掛けた状態で、棚の収納部に対して移載物を水平方向にスライド移動させることで出し入れすることが考えられている。
このような場合、移載機は、引掛部をマストに対して移載物における収納部に対するスライド移動方向にストロークさせるシフトユニットを有している。そして、移載機は、シフトユニットによって、引掛部をマストに対して移載物における収納部に対するスライド移動方向にストロークさせて、引掛部を被引掛部に引っ掛けた状態で引掛部を水平方向に移動させることにより移載物を収納部に対して水平方向にスライド移動させ、移載物を収納部に対して出し入れする。これによれば、スライドフォークによって移載物を掬い上げて移載物を棚の収納部に対して出し入れする構成のように、移載物が棚に干渉してしまうことを避けるスペースを確保する必要が無く、棚の収納部の数を多くすることができる。
特開平8−151103号公報
ところで、棚やマストは、上下方向に対して、移載物における収納部に対するスライド移動方向へ傾く場合がある。棚やマストが、上下方向に対して、移載物における収納部に対するスライド移動方向へ傾くと、移載物における収納部に対するスライド移動方向において、棚の上段の収納部に収納されている移載物に対する移載機からの距離と、棚の下段の収納部に収納されている移載物に対する移載機からの距離とにズレが生じる。
このズレが生じた状態で、例えば、上段の収納部に収納されている移載物の荷取り作業を行う際に、シフトユニットが、下段の収納部に収納されている移載物の荷取り作業を行うときのシフトユニットによる引掛部のストローク量と同じストローク量で引掛部をストロークさせると、引掛部が被引掛部に対して正常に引っ掛からない場合がある。荷取り作業の際に引掛部が被引掛部に対して正常に引っ掛からなかった場合、異常が発生したとして、システムを停止する等の処理を行う必要があり、荷取り作業がスムーズに行われなくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、収納部に収納されている移載物の荷取り作業をスムーズに行うことができる自動倉庫を提供することにある。
上記課題を解決する自動倉庫は、移載物を収納する収納部を上下方向に複数段有する棚と、前記移載物を前記収納部に対して出し入れする移載機と、前記上下方向に延びるとともに前記移載機を昇降可能に支持するマストを有するスタッカクレーンと、を備え、前記移載機は、前記移載物の被引掛部に引っ掛けられる引掛部と、前記引掛部を前記マストに対して前記移載物における前記収納部に対するスライド移動方向にストロークさせるシフトユニットと、を有し、前記シフトユニットによって、前記引掛部を前記マストに対して前記スライド移動方向にストロークさせて、前記引掛部を前記被引掛部に引っ掛けた状態で前記引掛部を水平方向に移動させることで前記移載物を前記収納部に対して水平方向にスライド移動させる自動倉庫であって、前記スライド移動方向における前記移載物に対する前記移載機からの距離を測定する距離測定部と、前記距離測定部により測定された距離に基づいて、前記シフトユニットによる前記引掛部のストローク量を算出するストローク量算出部と、を備えた。
これによれば、シフトユニットは、ストローク量算出部により算出されたストローク量だけ引掛部をマストに対して移載物における収納部に対するスライド移動方向にストロークさせるため、収納部に収納されている移載物に対する移載機からの距離が、棚の上段と下段とでズレが生じても、引掛部を被引掛部に対して正常に引っ掛けることができる。その結果、収納部に収納されている移載物の荷取り作業をスムーズに行うことができる。
上記自動倉庫において、前記棚は、前記移載物が載置される棚板と、前記上下方向に立設されるとともに前記棚板を支持する支柱と、を有し、前記距離測定部は、前記スライド移動方向において前記支柱と対向する位置に配置される距離測定センサを有しているとよい。
これによれば、距離測定部は、距離測定センサからの検出信号に基づいて、移載物に対する移載機からの距離を測定する。したがって、移載物の大きさや形状に左右されることなく、移載物における収納部に対するスライド移動方向において、移載物に対する移載機からの距離を測定することができる。
上記自動倉庫において、前記距離測定部は、前記移載機が前記スタッカクレーンによって前記マストに沿って昇降して、前記移載機が、荷取り作業の対象となる前記移載物に対して荷取り作業位置に到着する毎に、前記スライド移動方向における前記移載物に対する前記移載機からの距離を測定するとよい。
これによれば、移載物に対する移載機からの距離を、常にリアルタイムで測定することができるため、経年変化による棚やマストの傾きの量の変化に対応することができる。その結果、引掛部を被引掛部に対して正常に引っ掛けることができる。
この発明によれば、収納部に収納されている移載物の荷取り作業をスムーズに行うことができる。
実施形態における自動倉庫を示す側面図。 (a)は自動倉庫の一部を示す斜視図、(b)は引掛部の周辺を拡大して示す斜視図。 自動倉庫の電気的構成を示すブロック図。 制御装置の制御を説明するためのフローチャート。 自動倉庫の一部を示す側面図。 自動倉庫の一部を示す側面図。 引掛部及び被引掛部の周辺を拡大して示す斜視図。 棚の上段に位置する収納部に収納されている移載物の荷取り作業を行っている自動倉庫の一部を示す斜視図。 棚の下段に位置する収納部に収納されている移載物の荷取り作業を行っている自動倉庫の一部を示す斜視図。
以下、自動倉庫を具体化した一実施形態を図1〜図9にしたがって説明する。なお、以下で説明する実施形態の自動倉庫は、自動搬送式納骨堂で用いられる。
図1及び図2(a)に示すように、自動倉庫10は、棚11を備えている。図2(a)に示すように、棚11は、複数の支柱12及び複数の棚板13により構成されている。複数の支柱12は、図2(a)において矢印X1で示す連方向に所定の間隔を置いて複数配列されるとともに、矢印Y1で示す前後方向に所定の間隔を置いて2列配列されている。複数の支柱12は、矢印Z1で示す上下方向に立設される四角柱状である。複数の支柱12は、それぞれが互いに平行に上下方向に延びている。
図1に示すように、各棚板13は、細長板状である。各棚板13の一端部は前後方向で隣り合う支柱12の一方に固定されるとともに、各棚板13の他端部は前後方向で隣り合う支柱12の他方に固定されている。そして、前後方向で隣り合う支柱12には、上下方向に所定の間隔を置いて棚板13が複数架け渡されている。よって、支柱12は、棚板13を支持する。上下方向で隣り合う棚板13は互いに平行に延びている。複数の棚板13は、連方向に複数配列されている。
図1及び図2(a)に示すように、棚11は、複数の支柱12及び複数の棚板13によって構成される収納部14を複数有している。複数の収納部14は、連方向に複数配列されるとともに上下方向に複数段設けられている。複数の収納部14には、図示しない骨壺が収容された荷である厨子16がそれぞれ収納されている。厨子16は、長四角箱状である。本実施形態において、厨子16は、トレイとしての機能を果たす厨子移載用容器20に載置された状態で収納部14に収納されている。厨子16及び厨子移載用容器20は、収納部14に収納される移載物W1である。よって、収納部14には、厨子16、及び厨子16が載置された厨子移載用容器20が移載物W1として収納されている。厨子移載用容器20は、棚板13の上面に載置されている。よって、棚板13には移載物W1が載置される。
自動倉庫10は、移載物W1を収納部14に対して水平方向にスライド移動させることで出し入れする移載機40を備えている。本実施形態において、移載物W1における収納部14に対するスライド移動方向は、前後方向に一致する。なお、以下の説明において、「移載物W1における収納部14に対するスライド移動方向」を、単に「スライド移動方向Y1」と記載する。
図1に示すように、自動倉庫10は、スタッカクレーン17を備えている。スタッカクレーン17は、図示しない走行レール上を走行可能な走行台車17aと、走行台車17aに立設されて上下方向に延びるマスト18と、マスト18に対して昇降可能に配設された昇降キャリッジ19と、を有している。移載機40は、昇降キャリッジ19に取り付けられている。そして、移載機40は、昇降キャリッジ19と一体的に昇降可能である。よって、マスト18は、上下方向に延びるとともに移載機40を、昇降キャリッジ19を介して昇降可能に支持する。
図2(a)に示すように、移載機40は、昇降キャリッジ19に取り付けられる基台41と、基台41に対してスライド移動方向Y1にストローク可能なシフトユニット42と、を有している。基台41は、平板状の基板41aと、基板41aから立設される一対のガイドレール41bと、を有している。基板41aは、水平方向に延びるとともに平面視長四角板状である。基板41aは、基板41aの長手方向がスライド移動方向Y1と一致した状態で昇降キャリッジ19に取り付けられている。
一対のガイドレール41bは、基板41aにおける短手方向の両縁部から基板41aに対して直交する方向に立設される長四角板状である。一対のガイドレール41bは、互いに平行に延びている。一対のガイドレール41bは、各ガイドレール41bの長手方向がスライド移動方向Y1と一致した状態で基板41aに設けられている。
シフトユニット42は、一対の駆動ベルト43を有している。一対の駆動ベルト43は帯状である。一対の駆動ベルト43は、駆動ベルト43の面方向が上下方向に一致するとともに、平面視すると、略長四角環状に配置されている。一対の駆動ベルト43は、連方向に並んで配置されるとともに、一対の駆動ベルト43の短手方向が連方向に一致し、一対の駆動ベルト43の長手方向が前後方向に一致する。なお、駆動ベルト43は、チェーンであってもよい。
シフトユニット42は、各駆動ベルト43の内側で各駆動ベルト43の四隅にそれぞれ配置されるプーリ44a,44b,44c,44dを有している。各プーリ44a,44b,44c,44dの回転軸線は上下方向に延びている。各駆動ベルト43は、各プーリ44a,44b,44c,44dにそれぞれ掛装されている。
シフトユニット42は、各プーリ44a,44b,44c,44dを回転可能に支持する支持板45を有している。支持板45は、水平方向に延びるとともに平面視長四角板状である。支持板45は、支持板45の長手方向がスライド移動方向Y1と一致した状態で基台41の一対のガイドレール41bに対してスライド移動方向Y1にスライド可能に支持されている。
シフトユニット42は、収納部14に対して出し入れされる移載物W1を載置可能な載置台46を有している。載置台46は平板状であるとともに、各プーリ44a,44b,44c,44dの上方に配置されている。載置台46は、支持板45に支持されている。
図2(a)及び(b)に示すように、移載機40は、引掛部50を二つ有している。各引掛部50は、図示しない螺子等によって各駆動ベルト43に取り付けられている。さらに、移載機40は、シフトユニット42をスライド移動方向Y1へ移動させるシフトユニット駆動モータ47を有している。シフトユニット駆動モータ47は、基台41の基板41aに取り付けられている。シフトユニット駆動モータ47の出力軸は、例えば、図示しないボールねじを介して支持板45に連結されている。ボールねじは、シフトユニット駆動モータ47の出力軸の回転をシフトユニット42のストローク運動に変換する。
シフトユニット42は、各駆動ベルト43を駆動させるために用いられる駆動ベルト駆動モータ48をそれぞれ有している。具体的には、各駆動ベルト駆動モータ48は、各プーリ44a,44b,44c,44dのうちの一つを駆動させる。各駆動ベルト駆動モータ48は、支持板45における各プーリ44a,44b,44c,44dとは反対側の面に取り付けられている。
そして、各プーリ44a,44b,44c,44dのうちの一つが各駆動ベルト駆動モータ48によって駆動すると、各駆動ベルト43が各プーリ44a,44b,44c,44dに掛装された状態で駆動する。この各駆動ベルト43の駆動に伴って、各引掛部50が、水平方向であって、且つ各駆動ベルト43の延設方向へ各駆動ベルト43と一体的に移動する。
各引掛部50は、シフトユニット42がスライド移動方向Y1にストロークすることにより、シフトユニット42と一体的にスライド移動方向Y1にストロークする。よって、シフトユニット42は、各引掛部50をマスト18に対してスライド移動方向Y1にストロークさせる。
自動搬送式納骨堂において、参拝者が訪れると、移載機40は、厨子16を棚11の収納部14から取り出して載置台46に載置した状態で、祭壇又は墓石まで搬送する。そして、参拝者による参拝が終わると、厨子16を棚11の収納部14へ戻す。
図2(a)に示すように、厨子移載用容器20は、移載機40の引掛部50が引っ掛けられる被引掛部25(フック)を備えている。よって、各引掛部50は、移載物W1の被引掛部25に引っ掛けられる。厨子移載用容器20は、被引掛部25が、スライド移動方向Y1に配置されるように収納部14に収納されている。
そして、自動倉庫10は、シフトユニット42によって、各引掛部50をマスト18に対してスライド移動方向Y1にストロークさせて、各引掛部50を被引掛部25に引っ掛けた状態で各引掛部50を水平方向に移動させることで移載物W1を収納部14に対して水平方向にスライド移動させる。
自動倉庫10は、距離測定センサ51を有している。距離測定センサ51は、基台41の基板41aに取り付けられている。距離測定センサ51は、スライド移動方向Y1において支柱12と対向する位置に配置されている。距離測定センサ51は、レーザ光の発光部と受光部とを有している。発光部から発光されたレーザ光は、支柱12に反射して受光部に受光される。また、図1に示すように、自動倉庫10は、制御装置52を有している。制御装置52は、例えば、マスト18の側面に配設されている。
図3に示すように、制御装置52は、距離測定センサ51、シフトユニット駆動モータ47、及び各駆動ベルト駆動モータ48と電気的に接続されている。制御装置52には、距離測定センサ51の受光部に受光されたレーザ光の検出信号が送信される。そして、制御装置52には、距離測定センサ51から送信される検出信号に基づいて、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する測定プログラムが予め記憶されている。
移載物W1は、収納部14に対して予め定められた位置に収納されるため、制御装置52は、距離測定センサ51から送信される検出信号に基づいて、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離が測定可能である。よって、距離測定センサ51及び制御装置52は、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する距離測定部を構成している。したがって、自動倉庫10は、距離測定部を備え、距離測定部は距離測定センサ51を有している。
制御装置52には、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離に基づいて、シフトユニット42による各引掛部50のストローク量を算出する算出プログラムが予め記憶されている。よって、制御装置52は、距離測定部により測定された距離に基づいて、シフトユニット42による引掛部50のストローク量を算出するストローク量算出部としても機能する。したがって、自動倉庫10は、ストローク量算出部を備えている。
制御装置52は、算出したストローク量に基づいて、シフトユニット駆動モータ47を駆動させる制御信号をシフトユニット駆動モータ47に送信する。そして、シフトユニット駆動モータ47は、制御装置52から送信された制御信号に基づいて、シフトユニット42をストロークさせる。
また、制御装置52は、各駆動ベルト駆動モータ48を駆動させる制御信号を各駆動ベルト駆動モータ48に送信する。そして、各駆動ベルト駆動モータ48は、制御装置52から送信された制御信号に基づいて、各駆動ベルト43を駆動させる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4に示すように、移載機40が、スタッカクレーン17によってマスト18に沿って昇降して、移載機40が、荷取り作業の対象となる移載物W1に対して荷取り作業位置に到着すると、制御装置52は、ステップS10において移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する。
図5に示すように、具体的には、制御装置52は、距離測定センサ51の発光部から発光されて支柱12に反射して受光部に受光されたレーザ光の検出信号に基づいて、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する。
本実施形態では、制御装置52は、移載機40がスタッカクレーン17によってマスト18に沿って昇降して、移載機40が、荷取り作業の対象となる移載物W1に対して荷取り作業位置に到着する毎に、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する。
引掛部50は、移載機40に対して予め定められた部分に設けられるとともに、被引掛部25は、移載物W1に対して予め定められた部分に設けられている。このため、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離が測定されれば、スライド移動方向Y1における被引掛部25に対する引掛部50からの距離が一義的に決まる。
図4に示すように、制御装置52は、ステップS11においてシフトユニット42による各引掛部50のストローク量を算出する。具体的には、制御装置52は、ステップS10において測定したスライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離に基づいて、シフトユニット42による各引掛部50のストローク量を算出する。
制御装置52は、ステップS12においてシフトユニット駆動モータ47を駆動して、シフトユニット42をストロークさせる。具体的には、制御装置52は、ステップS11において算出したストローク量に基づいて、シフトユニット駆動モータ47を駆動させる制御信号をシフトユニット駆動モータ47に送信する。
図6に示すように、シフトユニット駆動モータ47は、制御装置52から送信された制御信号に基づいて、スライド移動方向Y1において棚11に向けてシフトユニット42をストロークさせる。
図4に示すように、制御装置52は、ステップS13において各駆動ベルト駆動モータ48を駆動して、各駆動ベルト43を駆動させる。具体的には、制御装置52は、各駆動ベルト駆動モータ48を駆動させる制御信号を各駆動ベルト駆動モータ48に送信する。
図7に示すように、各駆動ベルト駆動モータ48は、制御装置52から送信された制御信号に基づいて、各駆動ベルト43を駆動させ、一対の引掛部50を、連方向で互いに接近する方向に水平移動させる。すると、一対の引掛部50が被引掛部25に引っ掛けられる。
そして、一対の駆動ベルト43が駆動して、一対の引掛部50が、連方向に互いに接近する方向に水平移動し、さらに、一対の駆動ベルト43が駆動して、一対の引掛部50が、スライド移動方向Y1において、棚11に対して離間する方向へ移動する。すると、一対の引掛部50は、被引掛部25に引っ掛けられた状態で、厨子移載用容器20を引き込む。そして、移載機40によって収納部14に対して移載物W1が水平方向にスライド移動して、移載物W1が収納部14から取り出される。そして、移載物W1は、移載機40の載置台46に載置される。このようにして、収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業が行われる。
移載物W1が移載機40の載置台46に載置されている状態において、移載物W1を収納部14へ収納する荷置き作業を行う場合も、制御装置52は、ステップS10〜S13までの処理を行う。荷置き作業の際には、制御装置52は、ステップS13において各駆動ベルト駆動モータ48を駆動して、一対の駆動ベルト43が駆動し、一対の引掛部50が、スライド移動方向Y1において、棚11に対して接近する方向へ移動する。すると、一対の引掛部50は、被引掛部25に引っ掛けられた状態で、棚11に対して接近する方向へ移動し、一対の引掛部50が厨子移載用容器20を収納部14に対して押し込む。
そして、一対の駆動ベルト43が駆動して、一対の引掛部50が、連方向で互いに離間する方向に水平移動し、一対の引掛部50が、被引掛部25に対して連方向の両外側へ抜け出し、被引掛部25に対して一対の引掛部50が引っ掛けられた状態が解除される。これにより、移載物W1を収納部14へ収納する荷置き作業が完了する。
移載物W1を収納部14へ収納する荷置き作業を行う場合も、制御装置52が、ステップS10〜S13までの処理を行うため、移載物W1は、収納部14に対して予め定められた位置からずれた状態で収納部14に収納されたり、棚11から落下してしまったりすること無く、収納部14に対して予め定められた位置に収納される。
このように、一対の引掛部50が被引掛部25に引っ掛けられた状態で一対の引掛部50が水平方向に移動することにより移載物W1が収納部14に対して水平方向に移動して、移載機40による収納部14に対しての移載物W1の出し入れが行われる。
ところで、図1に示すように、棚11は、上下方向に対して、スライド移動方向Y1へ傾く場合がある。図1では、棚11は、上下方向に対して、スライド移動方向Y1におけるスタッカクレーン17側へ角度θ1分だけ傾いている。棚11が、上下方向に対して、スライド移動方向Y1へ傾くと、スライド移動方向Y1において、棚11の上段の収納部14に収納されている移載物W1に対する移載機40からの距離と、棚11の下段の収納部14に収納されている移載物W1に対する移載機40からの距離とにズレが生じる。このとき、シフトユニット42は、制御装置52により算出されたストローク量だけ引掛部50をマスト18に対してスライド移動方向Y1にストロークさせる。
図8及び図9では、シフトユニット42におけるストローク前の状態を二点鎖線で示し、シフトユニット42におけるストローク後の状態を実線で示している。図8及び図9に示すように、棚11の上段に位置する収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際のシフトユニット42による引掛部50のストローク量L1は、棚11の下段に位置する収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際のシフトユニット42による各引掛部50のストローク量L2よりも小さい。
よって、例えば、上段の収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際に、シフトユニット42が、下段の収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行うときのシフトユニット42による引掛部50のストローク量と同じストローク量で引掛部50をストロークさせてしまうことが無い。したがって、収納部14に収納されている移載物W1に対する移載機40からの距離が、棚11の上段と下段とでズレが生じていても、引掛部50が被引掛部25に対して正常に引っ掛けられる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)シフトユニット42は、制御装置52により算出されたストローク量だけ引掛部50をマスト18に対してスライド移動方向Y1にストロークさせる。このため、収納部14に収納されている移載物W1に対する移載機40からの距離が、棚11の上段と下段とでズレが生じても、引掛部50を被引掛部25に対して正常に引っ掛けることができる。その結果、収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業をスムーズに行うことができる。
(2)距離測定センサ51は、スライド移動方向Y1において支柱12と対向する位置に配置されている。制御装置52は、距離測定センサ51からの検出信号に基づいて、移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する。したがって、移載物W1の大きさや形状に左右されることなく、スライド移動方向Y1において、移載物W1に対する移載機40からの距離を測定することができる。
(3)制御装置52は、移載機40がスタッカクレーン17によってマスト18に沿って昇降して、移載機40が、荷取り作業の対象となる移載物W1に対して荷取り作業位置に到着する毎に、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する。これによれば、移載物W1に対する移載機40からの距離を、常にリアルタイムで測定することができるため、経年変化による棚11の傾きの量の変化に対応することができる。その結果、引掛部50を被引掛部25に対して正常に引っ掛けることができる。
(4)本実施形態の自動倉庫10によれば、荷取り作業の際に引掛部50が被引掛部25に対して正常に引っ掛からずに、異常が発生したとして、システムを停止する等の処理を行う頻度を少なくすることができ、荷取り作業を効率良く行うことができる。
(5)引掛部50を被引掛部25に対して正常に引っ掛けることができるため、引掛部50と被引掛部25や移載物W1との接触音を抑制することができる。また、引掛部50が移載物W1に接触して移載物W1が損傷してしまうことを抑制することができる。
(6)移載物W1を収納部14へ収納する荷置き作業を行う場合も、制御装置52が、ステップS10〜S13までの処理を行う。したがって、移載物W1が、収納部14に対して予め定められた位置からずれた状態で収納部14に収納されたり、棚11から落下してしまったりすること無く、移載物W1を収納部14に対して予め定められた位置に収納することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、制御装置52は、移載機40が、荷取り作業の対象となる移載物W1に対して荷取り作業位置に到着する毎に、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定しなくてもよい。例えば、棚11の中段に位置する収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際には、制御装置52は、移載機40が、移載物W1に対して荷取り作業位置に到着した際に、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定しなくてもよい。この場合、制御装置52は、上段の収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際のシフトユニット42による引掛部50のストローク量L1と、下段の収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際のシフトユニット42による各引掛部50のストローク量L2とから、ストローク量を推定する。そして、制御装置52は、推定したストローク量に基づいて、シフトユニット42をストロークさせる。これによれば、棚11の中段に位置する収納部14に収納されている移載物W1の荷取り作業を行う際には、制御装置52が、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定しないため、荷取り作業のサイクルタイムの短縮を図ることができる。
○ 実施形態において、距離測定センサ51が、スライド移動方向Y1において移載物W1と対向する位置に配置されていてもよい。例えば、距離測定センサ51の発光部から発光されたレーザ光は、移載物W1に反射して受光部に受光され、制御装置52は、受光部に受光されたレーザ光の検出信号に基づいて、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する。
○ 実施形態において、制御装置52は、移載機40が、荷取り作業の対象となる移載物W1に対して荷取り作業位置に到着する毎に、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定しなくてもよい。例えば、制御装置52は、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する毎に、その測定データを保存し、再度同じ移載物W1の荷取り作業を行う際には、測定を行わずに、保存されたデータを用いて荷取り作業の制御を行うようにしてもよい。これによれば、荷取り作業のサイクルタイムの短縮を図ることができる。
○ 実施形態において、距離測定センサ51の代わりに、例えば、カメラを用いてもよい。そして、制御装置52は、カメラによって撮影された画像に基づいて、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定してもよい。この場合、カメラ及び制御装置52によって、スライド移動方向Y1における移載物W1に対する移載機40からの距離を測定する距離測定部が構成される。
○ 実施形態において、棚11は、上下方向に対して、スライド移動方向Y1におけるスタッカクレーン17とは反対側へ傾いていてもよい。
○ 実施形態において、棚11が、上下方向に対して、スライド移動方向Y1へ傾いておらず、マスト18が、上下方向に対して、スライド移動方向Y1へ傾いていてもよい。
○ 実施形態において、距離測定センサ51は、例えば、超音波を用いたものであってもよい。
○ 実施形態において、厨子移載用容器20を用いずに、厨子16が棚板13に直接載置された状態で収納部14に収納されていてもよい。この場合、厨子16に被引掛部25が設けられている必要がある。
○ 実施形態において、自動倉庫10は、自動搬送式納骨堂で用いられていたがこれに限らず、工場等に用いられてもよい。要は、荷としては厨子16以外の荷であってもよい。
W1…移載物、10…自動倉庫、11…棚、12…支柱、13…棚板、14…収納部、17…スタッカクレーン、18…マスト、25…被引掛部、40…移載機、42…シフトユニット、50…引掛部、51…距離測定センサ、52…距離測定部を構成するとともにストローク量算出部としても機能する制御装置。

Claims (3)

  1. 移載物を収納する収納部を上下方向に複数段有する棚と、
    前記移載物を前記収納部に対して出し入れする移載機と、
    前記上下方向に延びるとともに前記移載機を昇降可能に支持するマストを有するスタッカクレーンと、を備え、
    前記移載機は、
    前記移載物の被引掛部に引っ掛けられる引掛部と、
    前記引掛部を前記マストに対して前記移載物における前記収納部に対するスライド移動方向にストロークさせるシフトユニットと、を有し、
    前記シフトユニットによって、前記引掛部を前記マストに対して前記スライド移動方向にストロークさせて、前記引掛部を前記被引掛部に引っ掛けた状態で前記引掛部を水平方向に移動させることで前記移載物を前記収納部に対して水平方向にスライド移動させる自動倉庫であって、
    前記スライド移動方向における前記移載物に対する前記移載機からの距離を測定する距離測定部と、
    前記距離測定部により測定された距離に基づいて、前記シフトユニットによる前記引掛部のストローク量を算出するストローク量算出部と、を備え
    前記シフトユニットは、
    前記引掛部が取り付けられている環状の駆動ベルトと、
    前記駆動ベルトが掛装されている複数のプーリと、
    前記複数のプーリのうち一つのプーリを駆動させる駆動ベルト駆動モータと、を有し、
    前記駆動ベルトの駆動に基づいて前記スライド移動方向に直交する方向であるとともに水平方向に前記引掛部を移動させることによって前記引掛部が前記被引掛部に対して引っ掛けられた状態をなし、
    前記駆動ベルトの駆動に基づいて前記スライド移動方向に直交する方向であるとともに水平方向に前記引掛部を移動させることによって前記引掛部が前記被引掛部に対して引っ掛けられた状態を解除することを特徴とする自動倉庫。
  2. 前記棚は、前記移載物が載置される棚板と、前記上下方向に立設されるとともに前記棚板を支持する支柱と、を有し、
    前記距離測定部は、前記スライド移動方向において前記支柱と対向する位置に配置される距離測定センサを有していることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫。
  3. 前記距離測定部は、前記移載機が前記スタッカクレーンによって前記マストに沿って昇降して、前記移載機が、荷取り作業の対象となる前記移載物に対して荷取り作業位置に到着する毎に、前記スライド移動方向における前記移載物に対する前記移載機からの距離を測定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動倉庫。
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