JP6971795B2 - 相間紙装着装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、相間紙装着装に関する。
モータやジェネレータなどの回転電機のステータにおいて、円筒状に構成されたステータの内壁に複数の溝状のスロットが形成され、スロットに異なる相の複数のコイルが巻き付けられる構成が知られている。このようなステータにおいて、異なる相のコイルの間には、短絡を防止するための相間紙が配置されている。ステータに相間紙を配置する方法として、一対の相間紙が紐状の連結部材により連結された相間紙ユニットを用い、手作業により、連結部材をスロットに挿入し、両端の相間紙をそれぞれステータの軸方向の一端側と他端側の所定位置に配置することが行われている。
実施形態は、相間紙の装着処理を行うことができる、相間紙装着装を提供することを目的とする。
実施形態にかかる相間紙装着装置は、挿入ヘッドを備える。挿入ヘッドは、複数のガイド爪と、複数のゲート部と、複数の押さえ部と、を備える。複数のガイド爪は、筒状に構成され内周に複数のスロットを有するステータの径方向の外方に開口するとともに、前記ステータの第1方向両端に配される複数の相間紙間を連結する帯状の連結部材が配される、スリットを有し、前記ステータの径方向に移動可能に構成される。複数のゲート部は、前記スリットに配される前記連結部材の径方向外側の規制位置と、前記連結部材から退避する開放位置とで移動可能に構成される。複数の押さえ部は、前記相間紙に対向する押さえ面を有するとともに、前記ステータの径方向に移動可能に構成される。
第1実施形態にかかる相間紙装着装置の構成を示す斜視図。 第1実施形態にかかる相間紙装着装置及び相間紙装着方法における相間紙ユニットとステータの構成及び位置関係を示す説明図。 同相間紙ユニットとステータの構成及び位置関係を示す説明図。 同相間紙ユニットとステータの構成及び位置関係を示す説明図。 本実施形態にかかるステータの構成を示す斜視図。 第1実施形態にかかる相間紙装着装置のセット装置の構成を示す斜視図。 同セット装置の相間紙テーブルの構成を示す斜視図。 同相間紙装着装置の挿入ヘッドの構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同挿入ヘッドの一部の構成を示す斜視図。 他の実施形態にかかる相間紙装着装置の構成を示す斜視図。 同相間紙装着装置の構成を示す平面図。 他の実施形態にかかる相間紙装着装置の相間紙ユニットとステータの構成及び位置関係を示す説明図。
[第1実施形態]
以下に、第1実施形態に係る相間紙装着装置1について図1乃至図16を参照して説明する。図中矢印X,Y,Zは互いに直交する3方向を示す。X軸は第1方向、Y軸は第2方向、Z軸は第3方向に沿って配置される。
図1は、相間紙装着装置1を示す斜視図である。図1に示すように、相間紙装着装置1は、架台12と、セット装置13と、挿入装置14と、ステータ支持部15と、電装部16と、を備える。本実施形態にかかる相間紙装着装置1は、軸が第1方向に沿って水平に配される横置きのステータ17に、相間紙ユニット18を装着する例を示す。
[ステータ]
図2乃至図4は、ステータ17と相間紙ユニット18の構成を示す説明図であり、図5は相間紙ユニット18が装着された状態のステータ17の構成を示す斜視図である。ステータ17は、例えばモータやジェネレータ等の回転電機に用いられる。ステータ17は、例えば複数の電磁鋼板が積層されて円筒状に構成されたステータコア21と、2相の巻線コイルであるUV相コイル25a及びVW相コイル25b、複数の相間紙ユニット18と、複数の樹脂シート24と、を有する。ステータコア21の内壁には、スロット22が複数形成される。隣接するスロット22の間にそれぞれステータ17の径方向に沿う壁状部23が形成されている。
スロット22は、ステータコア21の周方向において等間隔で並列し、内周側に向かって開口する溝である。スロット22は、深さ方向がステータ17の径方向に沿うように放射状に形成されている。本実施形態においては一例として各スロット22がステータ17の軸方向に沿ってステータ17の全長に亘って形成される例を示すが、これに限られるものではなく、例えば軸に対して傾斜して延びるスロット22であってもよい。各スロット22の幅は開口の入口22aの幅が狭く、底部22bに向けて幅が広がっている。各スロット22には、カフスと呼ばれる絶縁用の樹脂シート24が装着されている。なお樹脂シート24は図3及び図4に一箇所のみ示すが、全てのスロット22に同様に装着されている。
ステータ17のスロット22には、2相の巻線コイルであるUV相コイル25a及びVW相コイル25bが巻き付けられている。本実施形態において、外周側にUV相コイル25aが配され、内周側にVW相コイル25bが配されている。各コイル25は、ステータ17の周方向において8極ずつ設けられている。UV相コイル25aの内側と、VW相コイル25bの内側に、それぞれ、相間紙ユニット18が配されている。
[相間紙ユニット]
図2乃至図5に示すように、相間紙ユニット18は、耐熱絶縁紙で構成される2枚の相間絶縁紙26、27(相間紙)と、相間絶縁紙26、27間を連結する3本の帯状の連結部材28と、を備える。本実施形態において、UV相コイル25aの内側と、VW相コイル25bの内側に、それぞれ、4つの相間紙ユニット18が、中心角90度の間隔で4つずつ、配されている。
各相間絶縁紙26,27は、第1方向に所定寸法を有する帯状の耐熱絶縁紙で構成されている。厚さは0.2mm程度である。例えば相間絶縁紙26,27は第1方向の大きさが異なり、第1方向の寸法が大きい方がリード側、第1方向の寸法が小さい方が反リード側となる。
各相間絶縁紙26,27は、所定の4箇所で第1方向に沿って折り曲げられ、2極のコイル25の形状に沿う段差が形成されている。各相間絶縁紙26,27は、2極分のコイル25の内周面を覆うとともに、一部が隣接する相間絶縁紙26,27に重ねて配置される。周方向において隣り合う相間紙ユニット18は、一方の相間紙ユニット18の相間絶縁紙26,27の端部の谷折りとなる折曲部分に、他方の相間紙ユニット18の相間絶縁紙26,27の端縁部分が配され、一部が重なり合うように、配置される。
連結部材28は、樹脂製で帯状に構成されている。装着状態で周方向に沿って配される連結部材28の幅は、例えばスロット22の中間部の幅W2よりも小さく、スロット22の開口である入口22aの幅W1よりも大きい寸法に設定されている。例えば本実施形態において、連結部材28は幅3mm程度,厚さ0.17mm程度である。連結部材28の両端部はそれぞれ、相間絶縁紙26,27に例えば溶着により接合されている。
相間紙ユニット18は、一対の相間絶縁紙26,27間の距離が、ステータ17のスロットの長さ、ここではステータ17の第1方向の距離、よりも大きく設定されている。
図2乃至図5に示す様に、相間紙ユニット18をステータ17に装着した状態では、各相間紙ユニット18において、一方の相間絶縁紙26がステータ17の第1方向一方に配され、他方の相間絶縁紙27がステータ17の第1方向他方に配され、連結部材28がスロット22内を通って第1方向に延びている。
[相間紙装着装置]
[架台]
図1に示すように、架台12は、複数のフレーム部材を有する脚部12aと、所定高さに配されるヘッドテーブル12bと、ヘッドテーブル12bよりも上位に配されるステータテーブル12cと、を備える。
[セット装置]
図6は、セット装置13の構成を示す斜視図である。図7はセット装置13の相間紙テーブル31を示す説明図である。セット装置13は、相間紙ユニット18が設置される相間紙テーブル31と、相間紙ユニット18を保持して移動させる一対のチャック装置32と、を備える。
相間紙テーブル31は、相間紙ユニット18を支持する載置面33aを有する受け台33と、受け台33の一端に回動可能に連結された蓋部34と、制御部の制御により受け台33を昇降動させる受け台移動用のエアシリンダ35と、蓋部34を昇降動させる蓋部移動用のエアシリンダ36と、蓋部34を開閉させる開閉機構としてのエアシリンダ37と、を備える。
受け台33は、ヘッドテーブル12bの上方に移動可能に支持されている。受け台33は、相間紙ユニット18を支持する載置面33aを有する。受け台33の載置面33aにはチャック装置32のチャックアーム38の把持部38aが挿入可能な開口を形成する複数の凹部33bが形成されている。
蓋部34は、受け台33の一端側の端縁に回動可能に連結されている。蓋部34は、蓋部開閉シリンダに連結され、受け台33上に対向配置された押さえ位置と受け台33上から退避した開放位置との間を回動して移動することで、受け台33との間に相間紙ユニット18を保持し、あるいは受け台33上を開放する。
チャック装置32は、受け台33の第1方向における一方と他方にそれぞれ設けられる。各チャック装置32は、受け台33に向けて第1方向に延びる3本のチャックアーム38と、複数のチャックアーム38を駆動するチャック駆動装置39と、を備える。
チャックアーム38は長手方向がX方向に沿う姿勢で配置され、X軸方向に進退動可能に構成されている。チャックアーム38の、相間紙テーブル31側である先端部には、相間紙の上下面を把持する把持部38aが設けられている。把持部38aは、開閉可能な一対の把持片を備える。
チャック駆動装置39は、チャックアーム38に接続される。チャック駆動装置39は、各チャックアーム38の把持部38aを開閉するエアチャック機構39aと、チャックアーム38をX軸方向及びZ軸方向に進退動させるアーム移動用のエアシリンダ39b,39cと、チャックアーム38を所定の軸を中心に回転させるロータリアクチュエータ39dと、を備える。
以上のように構成されたセット装置13は、受け台33上に置かれた相間紙ユニット18を挿入装置14に受け渡す。具体的には、まず、セット装置13は、相間紙ユニット18の両端の相間絶縁紙26,27の、連結部材28との接合部を、チャックアーム38により把持する。また、セット装置13は、チャックアーム38の回動及び移動により連結部材28の位置及び方向を調整し、相間紙ユニット18の形状が、装着対象のスロット22の位置及び方向に合うように、矯正する。具体的には、3本の連結部材28の間隔を、対象の複数のスロット22の間隔及び位置に合うように移動させるとともに、連結部材28の幅方向がステータ17の径方向に沿う様に放射状に向ける。以上により、相間絶縁紙26,27が撓んで湾曲形状に曲成され、連結部材28がステータ17のスロット22の方向に沿う姿勢となる。さらに、セット装置13は、矯正された状態の相間紙ユニット18を、挿入ヘッド41のガイド爪65に挿入することで、相間紙ユニット18を挿入装置14に受け渡す。
[挿入装置]
図8は挿入装置14の挿入ヘッド41を示す斜視図であり、図9は相間紙ユニット18を保持した挿入ヘッド41を示す斜視図である。
図1,図8及び図9に示すように、挿入装置14は、相間紙テーブル31の上方に配され相間紙ユニット18を保持する挿入ヘッド41と、挿入ヘッド41を移動させるヘッド移動装置42と、を備える。ヘッド移動装置42は、ヘッドテーブル12b上に設けられ、Z軸方向に沿うガイドレール42aと、挿入ヘッド41をZ軸方向に往復移動させる昇降用エアシリンダ42bと、X軸方向に沿うガイドレール42cと、挿入ヘッド41をX軸方向に進退動させるエアシリンダ42dと、を備える。ヘッド移動装置42は、挿入ヘッド41のベース部43をX,Zの2軸方向に往復移動可能に支持する。
挿入ヘッド41は、ベース部43と、テンション付与装置44と、ガイド装置45と、押出し装置46と、押さえ装置47と、ゲート装置48と、を備える。
ベース部43は、ヘッド移動装置42によって移動可能に支持される固定プレート51を備える。ベース部43に、後述する各種のシャフト、複数のエアシリンダ、及び複数のロータリアクチュエータが支持されている。
[テンション付与装置]
図11はテンション付与装置44を示す説明図である。図8乃至図11に示すように、テンション付与装置44は、プレート移動用のエアシリンダ52と、第1方向に移動可能な可動プレート53と、を備える。エアシリンダ52はベース部43に取付けられている。可動プレート53は、エアシリンダ52に接続され、固定プレート51に対して第1方向に移動可能に支持される。
可動プレート53には、軸方向の一方側のホルダユニット60が、支持されている。可動プレート53が第1方向の一方に移動することで、一方のホルダユニット60が、第1方向の一方に移動し、第1方向の他方側において別の支持プレート54に固定された他方のホルダユニット60との距離が可変に構成されている。
テンション付与装置44は、連結部材28の一方を保持するホルダユニット60を、可動プレート53とともに移動させることで、連結部材28の2箇所の支持位置間の距離を調整し、連結部材28に所定の張力を付与する。
[ガイド装置]
図12は、ガイド装置45を示す説明図である。ガイド装置45は、固定プレート51に支持されて第1方向に延びる支持シャフト55と、固定プレート51に支持されて第1方向に延びる第1の軸動シャフト56と、支持シャフト55の第1方向の両端にそれぞれ設けられたプレートセット57と、両端のプレートセット57を連結する複数本のガイド部としてのガイドアーム58a,58bと、駆動装置としての第1のエアシリンダ59と、を備える。
軸動シャフト56は、軸方向の所定の2箇所に、外径が拡大するテーパ状のカム面56aが形成されている。軸動シャフト56は第1のエアシリンダに接続され、第1方向に往復移動可能に構成されている。
各プレートセット57,57は、支持シャフト55に回転可能に支持される第1の回動プレート57a,57bと第2の回動プレート57c,57dとを備える。各プレートセット57,57の第1の回動プレート57a,57cと第2の回動プレート57b、57dは、軸動シャフト56のテーパ状のカム面56aに当接するカムフォロア57eをそれぞれ備える。
第1及び第2の回動プレート57a〜57dは、径方向外方に延びる3本の支持アーム57fをそれぞれ備える。第1の回動プレート57aの3本の支持アーム57fの先端部同士が3本のガイドアーム58aによって連結されている。第2の回動プレート57b,57dの3本の支持アーム57gの先端部同士が3本のガイドアーム58bによって連結されている。複数のガイドアーム28a,28bは、スロット22の延出方向に沿って配されている。すなわち、6本のガイドアーム28a,28bは、本実施形態においては第1方向に延びている。一対のガイドアーム28a,28bは、閉状態において、径方向に沿う姿勢で配置可能な僅かな隙間を介して近接して配置されている。すなわち、一対のガイドアーム28a,28bは閉状態において、連結部材の厚みよりも大きく幅寸法よりも小さい、隙間を有している。
ガイド装置45は、セット装置13からの受け渡しの際に、エアシリンダ59によって軸動シャフト56が第1方向の一方に移動すると、軸動シャフト56のテーパ状のカム面56aが移動することで、第1の回動プレート57a,57cと第2の回動プレート57b,57dのカムフォロア56eを押圧し、一対の第1の回動プレート27a,27cと3本のガイドアーム58aが一方に、一対の第2回動プレート57b,57dと3本のガイドアーム58bが他方に、所定角度回動する。この回動により、一対のガイドアーム58a,58b間の距離が拡大し、ガイド装置45が開状態となる。
エアシリンダ59によって軸動シャフト56が第1方向の他方に移動すると、軸動シャフト56のテーパ状のカム面56aが移動することで、第1の回動プレート57a,57cと第2の回動プレート57b,57dのカムフォロア57eからカム面56aが退避し、第1の回動プレート57a,57c及び第2の回動プレート57b,57dが元の位置に復元し、閉状態となる。閉状態において、一対のガイドアーム58a,58b間の隙間に連結部材28が配され、連結部材28がスロット22の延出方向、すなわち第1方向に延びる姿勢となる。
[押出し装置]
図13は押出し装置46を示す斜視図である。押出し装置46は、第1のロータリアクチュエータ61と、第1の回転シャフト62と、一対の爪用カムプレート63,63と、複数の押出し部としての押出しプレート64と、を備える。
第1のロータリアクチュエータ61は、ベース部43に固定され、回転シャフト62を所定のタイミングで回転させる。
第1の回転シャフト62は、第1方向に延び、ロータリアクチュエータ61の動作により正逆方向に回転する。
一対の爪用カムプレート63,63は、第1の回転シャフト62に固定され、第1の回転シャフト62の回動に伴い回動する。爪用カムプレート63,63は、その外面に、回転シャフトの軸心からの距離が変化するカム面63aを有している。
複数の押出しプレート64は、挿入ヘッド41の第1方向両端にそれぞれ設けられた可動プレート53と、支持プレート54に、径方向に移動可能に、支持される。本実施形態においては、可動プレート53及び支持プレート54において、3本の連結部材28の両端に対応する3箇所の保持位置に、それぞれ、押出しプレート64が配される。6枚の押出しプレート64は、径方向に延びる矩形の板状に構成され、先端部に一対の押出し部としてのガイド爪65を有している。ガイド爪65は、複数の連結部材28の、接合部分近傍であって、ステータの第1方向外側の位置に対向して設けられる。ガイド爪65は、一対の爪片65aを備え、径方向に延びるともに径方向外側に開口するスリット65bが形成されている。スリット65bは、連結部材28の厚さ寸法よりも大きく、連結部材28の幅寸法よりも小さい、幅寸法を有している。スリット65bは、所定の径方向に向けて挿入された連結部材28の、接合部分近傍であって、ステータの第1方向外側の位置を、保持し、連結部材28の姿勢を規制する。
各押出しプレート64はカムフォロア64bを備える。カムフォロア64bは、例えば軸方向に突出する円柱状の突起であり、その外面に、カム面53aに当接される受け面64cを有している。第1の回転シャフト62の回転に伴うカムプレート63の回転動作により、受け面64cが押圧され、押出しプレート64が径方向に往復動作する。
押出しプレート64は、スリットに連結部材28が配された状態で、径方向外方に移動することで、連結部材28を、外周側に押し出し、対向配置されたスロット22内に挿入する。その後、押出しプレート64がガイド爪65とともに径方向内方に移動することで、連結部材28の保持を解除する。
[押さえ装置]
図14は、押さえ装置47を示す斜視図である。図8乃至図14に示すように、押さえ装置47は、第2のロータリアクチュエータ66と、第2の回転シャフト67と、一対の押さえカムプレート68と、複数の押さえ部としての押さえプレート69と、を備える。
第2のロータリアクチュエータ66は、ベース部43に固定されている。
第2の回転シャフト67は、第1方向に延び、第2のロータリアクチュエータ66の動作により正逆方向に回転する。
一対のカムプレート68は、第2の回転シャフト67に固定され、第2の回転シャフト67の回動に伴い回動する。カムプレート68は、その外面に、第2の回転シャフト67の軸心からの距離が変化するカム面68aを有している。
複数の押さえプレート69は、挿入ヘッド41の第1方向両端にそれぞれ設けられた可動プレート53及び支持プレート54に、径方向に移動可能に、支持される。本実施形態においては、各可動プレート53及び支持プレート54において、3本の連結部材28の両端に対応する3箇所の保持位置に、それぞれ、押さえプレート69が配される。6枚の押さえプレート69は、径方向に延びる矩形の板状に構成され、先端部に押さえ部としての押さえ片70を有している。
押さえ片70は、細長い板状部材がL字状に屈曲形成されている。押さえ片70は、ステータ17に対向配置され、径方向に押圧されることでステータ17の軸方向両端の外側に位置する相間絶縁紙を、径方向外方に押圧する、押さえ面70aを有する。
また、各押さえプレート69は、カムフォロア69bを備える。カムフォロア69bは、例えば軸方向に突出する円柱状の突起であり、その外面に、カム面に当接される受け面を有している。第2回転シャフト67の回転に伴うカムプレート68の回転動作により、受け面が押圧され、押さえプレート69が径方向に往復動作させられる。
押さえ片70は、複数の連結部材28の接合部分近傍であって、ステータの第1方向外側の位置に対向して設けられる。押さえ片70はガイド爪65よりも第1方向において挿入ヘッド41の端部側に位置し、相間絶縁紙26,27の、連結部材28との接合部の位置近傍に対向する位置に配される。
[ゲート装置]
図15は、ゲート装置48を示す斜視図である。図8乃至図15に示すように、ゲート装置48は、固定プレート51に支持されて第1方向に延びる支持シャフト71と、固定プレート51に支持されて第1方向に延びる第2の軸動シャフト72と、支持シャフト71の第1方向の両端部にそれぞれ設けられたゲートプレート73と、軸動シャフト72を駆動する第2のエアシリンダ74と、を備える。
第2の軸動シャフト72は、軸方向の所定の2箇所に、外径が変化するテーパ状のカム面72aが形成されている。軸動シャフト72は第2のエアシリンダ74に接続され、第1方向に往復移動可能に構成されている。
各ゲートプレート73は、支持シャフト71に回転可能に支持され、第2の軸動シャフト72のテーパ状のカム面72aに当接するカムフォロア73aをそれぞれ備える。ゲートプレート73は、径方向に延びる3本のゲートアーム73bをそれぞれ備える。軸動シャフト72の前後運動によって、ゲートプレート73が所定角度回動すると、3本のゲートアーム73bが回動し、スリット65bを塞ぐ閉位置とスリット65bの開口部から退避する開位置とで往復する。
ゲートアーム73bは、径方向に延びるとともに、先端側が屈曲してL字状に構成されている。ゲートアーム73bは、軸方向及び径方向に交差して延びるゲート部としてのゲート片73cを備え、ガイド爪65に挟まれた連結部材28の、スリットの開口側にゲート片73cが配されることで、連結部材28がガイド爪から抜け出るのを防止する。ゲート片73cは、ガイド爪65よりも軸方向の中央側であって爪片65aとガイドアーム58との間に配される。
すなわち、ゲート片73cは、径方向外方に向けて開口したスリット65bに配された連結部材28の、径方向外側に配置され、連結部材28の位置を規制する規制状態と、スリット65bの開口から退避する開放状態とで切替え可能に構成されている。
ガイド爪65と、押さえ片70と、ゲート片73cとによりホルダユニット60が構成される。挿入ヘッド41の第1方向両端部であって、周方向における所定の3箇所に、それぞれホルダユニット60が設けられている。ホルダユニット60は、複数の連結部材28の接合部分近傍であって、ステータの第1方向外側の位置に対向して設けられる。図16は、挿入ヘッド41に相間紙ユニット18が装着された状態を示す斜視図である。図16に示されるように、各ホルダユニット60によって、連結部材28と相間絶縁紙26,27との接合部分近傍に対応する6箇所が、保持される。
[ステータ支持部]
図1乃至図3に示す様に、ステータ支持部は、ヘッドテーブル12bの上方に支持されるステータテーブル12cと、ステータテーブル12c上に配置され、ステータ17の円弧状の外面を支持するステータ17受け部と、ステータ17を回転させる回転機構と、を備える。
[電装部]
電装部16は、電源や制御装置を備える。制御装置は、制御部であるプロセッサと、RAMやROMを有するメモリと、を備える。プロセッサは、予め設定されたプログラムや各種条件にしたがって、所定のプログラムを実行することにより、駆動装置の動作を制御し、相間紙装着装置1の各部の動作を制御する。駆動装置は例えば、アクチュエータ、モータ、またはシリンダ、あるいはこれらの組み合わせである。
[相間紙装着方法]
本実施形態にかかる回転電機の製造方法及び相間紙装着方法について、図1乃至図10を参照して説明する。回転電機の製造方法及び相間紙装着方法は、相間紙テーブル31の受け台33上に置かれた相間紙ユニット18を、セット装置13により挿入ヘッド41にセットするセット工程と、挿入ヘッド41にセットされた相間紙ユニット18を回転電機のステータ17のスロット22に装着する装着工程と、を備える。
セット工程として、セット装置13は、プロセッサの制御により、相間紙テーブル31を駆動し、受け台33上に相間紙ユニット18が置かれた状態で、蓋部34を閉じる。次に、プロセッサはチャック装置32を駆動し、チャックアーム38を前進させ、把持部38aを閉じることにより、6本のチャックアーム38により相間紙ユニット18の所定の6箇所を保持する。次にプロセッサは、蓋部34材を開け、受け台33を下降させる。
続いて、セット装置13は、プロセッサの制御により、チャック装置32の上方にある挿入ヘッド41を下降させ、相間紙ユニット18を挿入ヘッド41に対向配置させる。次に、図2に示すように、チャックアーム38を回動及び移動させ、挿入ヘッド41の6箇所の爪片の位置関係と対応する所定の形状に変形させる。
このとき、図2乃至図5に示すように、相間紙ユニット18の接合部近傍の6箇所を回動し移動させることで、連結部材28の厚さ方向が、所定の中心軸に直交するように、向きを変え、連結部材28の幅方向をスロット22の深さ方向、すなわち径方向に沿うように、相間紙ユニット18の形状を矯正する。
相間紙ユニット18を矯正した後、プロセッサは、チャックアーム38を、径方向に移動させ、ガイド爪65の爪片65a間のスリット65bに、各連結部材28を挿入する。このとき、挿入ヘッド41は待機状態であり、ガイドアーム58は開状態であり、ゲートアーム73bはガイド爪65のスリット65bを開放する退避位置に待機している。また、押さえ片70及びガイド爪65は径方向内側に退避している。
連結部材28がスリット65b内に挿入した後、プロセッサは、第2のエアシリンダ74を駆動してゲートプレート73を回動させてゲート片73cを規制位置に移動させるとともに、ガイドアーム58を閉じる。すなわち、ガイド爪65とゲート片73cとで連結部材28の両端の接合部近傍を保持するとともに、ガイドアーム58によって連結部材28の中央部分をガイドする保持状態とする。以上によりセット工程が終了する。
装着工程において、まずプロセッサは、テンション装置を駆動して、第1方向に離間する両端のホルダユニット60間の距離を調整することにより、連結部材28を引っ張り、張力を付与する。続いて、挿入ヘッド41を第1方向に移動して、ステータ17の開口に挿入し、さらに下降させることで、挿入ヘッド41をステータ17の内周面の所定箇所に対向配置させる。このとき、ガイドアーム58a,58bは対象のスロット22に対向配置され、各ゲート片73c及びガイド爪65はステータ17の軸方向の両端であって対象のスロット22の軸方向の端部より僅かに外側の位置に対向配置される。また、相間紙ユニット18の一対の相間絶縁紙26,27が、ステータ17の軸方向両端の外側に位置するとともに、連結部材28が対応するスロット22に対向配置される。
続いて、ゲートプレート73を回動することによりゲート片73cを退避させ、爪用の第1のロータリアクチュエータ61を駆動することで、ガイド爪65とともに連結部材28の接合部近傍を径方向外方向に押し出す。一対のガイドアーム28a,28bは、閉状態においても僅かに開口しているため、第1方向両端のガイド爪65の径方向外方への移動に伴い、連結部材28がガイドアーム28a、28bから抜け出て径方向外方に移動し、スロット22内に連結部材28が挿入される。
さらに、押さえ用の第2のロータリアクチュエータ66を駆動することで、押さえ片70を外方に押出し、相間絶縁紙26,27をステータ17に向けて外方に押圧する。続いて、押さえ片70による押圧状態を維持したまま、爪用の第1のロータリアクチュエータ61を駆動し、ガイド爪65を内周方向に退避させる。ガイド爪65が退避すると、図3及び図4に示す様に、連結部材28がスロット22内で元の幅方向が挿入方向に交差する姿勢に戻るため、安定的に保持されやすくなる。
ガイド爪65が退避した後、プロセッサは、所定のタイミングで第2のロータリアクチュエータ66を駆動し、押さえ片70を退避させる。さらにプロセッサは、挿入ヘッド41を上昇させ、第1方向に移動することで、ステータ17外へ退避させる。以上により、所定のスロット22に、連結部材28が挿入され、一枚の相間紙ユニット18が装着される。
続いて、ステータ17を所定角度、回転させることで、次に相間紙ユニット18を装着する対象となるスロット22を、対象位置に移動させる。以上の工程を複数回繰り返し、複数枚の相間紙ユニット18を順次装着する。本実施形態においては90度回転させ、4枚の相間紙ユニット18を順次装着することで、一層分のコイル25の内周全周に、相間紙ユニット18を装着する工程が終了する。
本実施形態にかかる相間紙装着装置1及び相間紙装着方法によれば、相間紙ユニット18の装着処理を高精度で迅速に行うことができ、生産管理の効率化が図れる。すなわち、例えばステータ17のスロット22の入口22aに連結部材28をスロット22に挿入することが困難であるが、連結部材28の方向を規制することで、挿入ヘッド41に設けられたガイド爪65により、連結部材28を所定の姿勢で保持しながら、径方向に移動させることが可能である。このため、例えば剛性が低く反りや捻れが有る相間紙を用いた場合であっても、相間絶縁紙26,27や連結部材28の姿勢を保持することで、スムーズに装着できる。例えばスロット22の入口22aの幅が狭く、さらにカフスによって隙間が狭まっているような場合であっても、連結部材28の方向を矯正して保持することが可能であり、挿入作業を高精度で迅速に行うことができる。
また、ゲート片73cの開閉により、スリット65bに連結部材28を保持し、あるいは保持解除する構成としたことで、ガイド爪65へ連結部材28をセットする受け渡し処理と、ガイド爪65の径方向の動作により、連結部材28をスロット22に挿入する挿入処理がスムーズに行える。
また、連結部材28をスロット22に配置した後、押さえ片70により、押圧した状態で、ガイド爪65を退避させる構成としたことにより、ガイド爪65の退避の際に、連結部材28がスロット22から抜けることを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば上記第1実施形態においては、ステータ17を横置きの姿勢とした例を示したがこれに限られるものではない。例えば他の実施形態として図17及び図18に示す相間紙装着装置100のように、ステータ17を縦置きの状態で設置してもよい。相間紙装着装置100は、第1実施形態にかかる相間紙装着装置1と同様に構成されたセット装置13及び挿入ヘッド41を有し、挿入ヘッド41を鉛直方向に挿入する挿入装置114を備える。相間紙装着装置100は、挿入ヘッド41を縦方向に挿入し、ステータ支持部115に縦置きされたステータ17の内壁の一部の領域に、相間紙ユニット18を装着する。例えばこの実施形態では、挿入ヘッド41側を90度ずつ回転させて、装着工程をくり返す。
上述の実施形態においては、紐状の3本の連結部材28で相間紙が連結された例を示したが、これに限られるものではない。例えば2本以下、あるいは4本以上であってもよく、この場合、挿入ヘッド41のホルダユニット60やチャック装置32のチャックアーム38の数及び位置は連結部材28の数及び位置に対応して設定される。
上述の実施形態において、両端のホルダユニット60の押出し動作が同じタイミングであり、第1方向に平行な状態で連結部材28をスロット22に挿入する例を示したが、これに限られるものではない。例えば他の実施形態として図19に示すように、一方のホルダユニット60により連結部材28を押し出すタイミングを他方側よりも早くして、タイミングをずらすことにより、連結部材28を軸方向に対して傾斜させながら挿入することで、挿入動作が案内され、スムーズに挿入できる。
上述の実施形態において、スロット22が軸方向に平行に延びる例を示したが、これに限られるものではない。例えばスロット22が軸方向に対して傾斜する場合にも適用可能である。この場合、ガイドアームをスロット22の延出方向に平行に設定し、それぞれのスロット22の両端にホルダユニット60を配置する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
筒状に構成され内周に複数のスロットを有するステータの径方向の外方に開口するとともに、前記ステータの第1方向両端に配される複数の相間紙間を連結する帯状の連結部材が配される、スリットを有し、前記ステータの径方向に移動可能に構成される、複数のガイド爪と、
前記スリットに配される前記連結部材の径方向外側の規制位置と、前記連結部材から退避する開放位置とで移動可能に構成される複数のゲート部と、
前記相間紙に対向する押さえ面を有するとともに、前記ステータの径方向に移動可能に構成される、複数の押さえ部と、
を備える挿入ヘッドを備える、相間紙装着装置。
(2)
前記挿入ヘッドは、前記ステータの内壁に対向配置される位置と、前記ステータの外方に退避する位置とで移動可能であり、
前記ガイド爪と前記ゲート部と前記押さえ部とを有するホルダユニットを、前記ステータに対向配置された状態で前記ステータの第1方向の両端に位置する箇所に、それぞれ備え、
複数の前記ホルダユニットの前記スリットは、前記ステータの径方向に沿って延びるとともに、前記連結部材の幅寸法よりも小さい幅寸法を有する、(1)に記載の相間紙装着装置。
(3)
前記第1方向に並ぶ一対の前記ホルダユニットの間に、それぞれ、前記スロットの延出方向に延びるとともに開閉可能に構成された一対のガイドアームを備える、(2)に記載の相間紙装着装置。
(4)
前記連結部材は、前記スロットの開口の入口の幅よりも大きい幅寸法を有する帯状であり、前記ホルダユニットは、前記スリット内において前記連結部材の幅方向が前記ステータの径方向に沿う姿勢で前記連結部材を保持する、(2)または(3)に記載の相間紙装着装置。
(5)
前記第1方向に離間する一対の前記ホルダユニットの少なくとも一方を前記第1方向に移動させるテンション付与装置を備える、(2)乃至(4)のいずれかに記載の相間紙装着装置。
(6)
複数の前記相間紙と前記連結部材とを有する相間紙ユニットを複数箇所で保持する複数のチャックアームと、複数の前記チャックアームを回動及び移動させる駆動装置と、を備え、前記チャックアームを回動及び移動させることにより、前記相間紙を曲成させるとともに前記連結部材を回動させ、前記連結部材が前記スリットの深さ方向に沿う姿勢に矯正し、前記挿入ヘッドの前記スリットに前記連結部材を挿入する、チャック装置を備える、(1)乃至(5)のいずれかに記載の相間紙装着装置。
(7)
前記挿入ヘッドの動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記第1方向において異なる位置に配される複数の前記ガイド爪の、径方向外方への移動のタイミングを異ならせる、(1)乃至(6)のいずれかに記載の相間紙装着装置。
(8)
筒状に構成され、内周に複数のスロットを有するステータの径方向に開口するスリットを有するガイド爪と、押さえ部と、を第1方向に複数備える挿入ヘッドを、前記ステータに挿入することと、
第1方向両端に配される複数の相間紙と複数の前記相間紙間を連結する帯状の連結部材とを備える相間紙ユニットの前記連結部材を前記ガイド爪の前記スリットに配した状態で、前記ガイド爪を径方向外側に移動することと、
前記押さえ部を、径方向外側に移動して前記相間紙を押圧することと、
前記押さえ部により前記相間紙を押圧した状態で、前記ガイド爪を径方向内側に退避させることと、を備える、相間紙装着方法。
(9)
前記第1方向において異なる位置に設けられる複数の前記ガイド爪の径方向外方への移動のタイミングを異ならせる、(8)に記載の相間紙装着方法。
(10)
(8)又は(9)に記載の相間紙装着方法を備える、回転電機の製造方法。
1,100…相間紙装着装置、12…架台、12a…脚部、12b…ヘッドテーブル、12c…ステータテーブル、13…セット装置、14、114…挿入装置、15,115…ステータ支持部、16…電装部、17…ステータ、18…相間紙ユニット、21…ステータコア、22…スロット、22a…入口、22b…底部、23…壁状部、25…コイル、25a…UV相コイル、25b…VW相コイル、26…相間絶縁紙、27…相間絶縁紙、27a…回動プレート、27c…回動プレート、28…連結部材、28a…ガイドアーム、28b…ガイドアーム、31…相間紙テーブル、32…チャック装置、33…受け台、33a…載置面、33b…凹部、34…蓋部、35…エアシリンダ、36…エアシリンダ、37…エアシリンダ、38…チャックアーム、38a…把持部、39…チャック駆動装置、39a…エアチャック機構、39b…エアシリンダ、39c…エアシリンダ、39d…ロータリアクチュエータ、41…挿入ヘッド、42…ヘッド移動装置、42a…ガイドレール、42b…昇降用エアシリンダ、42c…ガイドレール、42d…エアシリンダ、43…ベース部、44…テンション付与装置、45…ガイド装置、46…押出し装置、47…押さえ装置、48…ゲート装置、51…固定プレート、52…エアシリンダ、53…可動プレート、53a…カム面、54…支持プレート、55…支持シャフト、56…軸動シャフト、56a…カム面、56e…カムフォロア、57…プレートセット、57a〜57d…回動プレート、57e…カムフォロア、57f…支持アーム、57g…支持アーム、58…ガイドアーム、58a…ガイドアーム、58b…ガイドアーム、59…エアシリンダ、60…ホルダユニット、61…ロータリアクチュエータ、62…回転シャフト、63…爪用カムプレート(カムプレート)、63a…カム面、64…押出しプレート、64b…カムフォロア、64c…受け面、65…ガイド爪、65a…爪片、65b…スリット、66…ロータリアクチュエータ、67…回転シャフト、68…押さえカムプレート(カムプレート)、68a…カム面、69…押さえプレート、69b…カムフォロア、70…押さえ片、70a…押さえ面、71…支持シャフト、72…軸動シャフト、72a…カム面、73…ゲートプレート、73a…カムフォロア、73b…ゲートアーム、73c…ゲート片、74…エアシリンダ。

Claims (7)

  1. 筒状に構成され内周に複数のスロットを有するステータの径方向の外方に開口するとともに、前記ステータの第1方向両端に配される複数の相間紙間を連結する帯状の連結部材が配される、スリットを有し、前記ステータの径方向に移動可能に構成される、複数のガイド爪と、
    前記スリットに配される前記連結部材の径方向外側の規制位置と、前記連結部材から退避する開放位置とで移動可能に構成される複数のゲート部と、
    前記相間紙に対向する押さえ面を有するとともに、前記ステータの径方向に移動可能に構成される、複数の押さえ部と、
    を備える挿入ヘッドを備える、相間紙装着装置。
  2. 前記挿入ヘッドは、前記ステータの内壁に対向配置される位置と、前記ステータの外方に退避する位置とで移動可能であり、
    前記ガイド爪と前記ゲート部と前記押さえ部とを有するホルダユニットを、前記ステータに対向配置された状態で前記ステータの第1方向の両端に位置する箇所に、それぞれ備え、
    複数の前記ホルダユニットの前記スリットは、前記ステータの径方向に沿って延びるとともに、前記連結部材の幅寸法よりも小さい幅寸法を有する、請求項1に記載の相間紙装着装置。
  3. 前記第1方向に並ぶ一対の前記ホルダユニットの間に、それぞれ、前記スロットの延出方向に延びるとともに開閉可能に構成された一対のガイドアームを備える、請求項2に記載の相間紙装着装置。
  4. 前記連結部材は、前記スロットの開口の入口の幅よりも大きい幅寸法を有する帯状であり、前記ホルダユニットは、前記スリット内において前記連結部材の幅方向が前記ステータの径方向に沿う姿勢で前記連結部材を保持する、請求項2または請求項3に記載の相間紙装着装置。
  5. 前記第1方向に離間する一対の前記ホルダユニットの少なくとも一方を前記第1方向に移動させるテンション付与装置を備える、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の相間紙装着装置。
  6. 複数の前記相間紙と前記連結部材とを有する相間紙ユニットを複数箇所で保持する複数のチャックアームと、複数の前記チャックアームを回動及び移動させる駆動装置と、を備え、前記チャックアームを回動及び移動させることにより、前記相間紙を曲成させるとともに前記連結部材を回動させ、前記連結部材が前記スリットの深さ方向に沿う姿勢に矯正し、前記挿入ヘッドの前記スリットに前記連結部材を挿入する、チャック装置を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の相間紙装着装置。
  7. 前記挿入ヘッドの動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1方向において異なる位置に配される複数の前記ガイド爪の、径方向外方への移動のタイミングを異ならせる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の相間紙装着装置。
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