JP2019195845A - コイル成形装置およびコイル成形方法 - Google Patents

コイル成形装置およびコイル成形方法 Download PDF

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麻美 市河
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Abstract

【課題】この発明は、簡易な構成で、線材を立体的、かつ多様な形状のコイルに成形できるコイル成形装置およびコイル成形方法を得る。【解決手段】コイル成形装置は、第1水平曲げローラと、上記第1水平曲げローラとの間に上記線材を把持する第1把持位置と上記線材の把持を解除する第1開放位置とを採る第2水平曲げローラと、上記第1水平曲げローラと上記第2水平曲げローラとを一体に、上記第1水平曲げローラの中心軸周りに回転させる第1駆動部と、を有する第1曲げ装置と、第1垂直曲げローラと、上記第1垂直曲げローラとの間に上記線材を把持する第2把持位置と上記線材の把持を解除する第2開放位置とを採る第2垂直曲げローラと、上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとを一体に、上記第1垂直曲げローラの中心軸の軸心周りに回転させる第2駆動部と、を有する第2曲げ装置と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、電動機、発電機などの回転電機に適用されるコイルを成形するコイル成形装置およびコイル成形方法に関するものである。
従来、回転電機に適用されるコイルは、導線をボビンに巻回して作製されていた。しかし、この従来のコイル製造方法では、円形、矩形などの単純な形状のコイルしか製造できなかった。
このような状況を鑑み、多様な形状のコイルを製造する方法が種々提案されていた。例えば、特許文献1に記載の従来のコイル製造方法では、平角導体線を送り出し、平角導体線に曲げツールを押し付けて、コイルエンドと直線部との連結部分の角度を成形していた。また、特許文献2に記載の従来のコイル製造方法では、コイルばねを製造するコイリングマシーン、線材を加工するフォーミングマシーンなどを用い、線材を送り出し、線材に曲げツール線材を押し付けて、線材を円形に曲げていた。
特開2014−538296号公報 特開2004−306075号公報
特許文献1に記載の従来のコイル製造方法では、断面円形の導体線には適用できなかった。また、平角導体線の4面のそれぞれに4つの曲げツールを押し付けて、平角導体線を曲げているので、装置構成が複雑となるという課題もあった。
特許文献2に記載のコイル製造方法は、円形のコイルを製造するものであって、立体的、かつ多様な形状のコイルは製造できなかった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、断面形状によらずに、簡易な構成で、線材を立体的、かつ多様な形状のコイルに成形できるコイル成形装置およびコイル成形方法を得ることを目的とする。
この発明によるコイル成形装置は、線材を水平方向に曲げる第1曲げ装置と、上記線材を垂直方向に曲げる第2曲げ装置と、を備える。上記第1曲げ装置は、軸方向を鉛直方向とする第1中心軸を有する第1水平曲げローラと、軸方向を鉛直方向とする第2中心軸を有し、上記第1水平曲げローラに接近して上記第1水平曲げローラとの間に上記線材を把持する第1把持位置と上記第1水平曲げローラから離間して上記線材の把持を解除する第1開放位置とを採る第2水平曲げローラと、上記第1水平曲げローラと上記第2水平曲げローラとを一体に上記第1中心軸の軸心周りに回転させる第1駆動部と、を備える。上記第2曲げ装置は、軸方向を水平方向とする第3中心軸を有する第1垂直曲げローラと、軸方向を水平方向とする第4中心軸を有し、上記第1垂直曲げローラに接近して上記第1垂直曲げローラとの間に上記線材を把持する第2把持位置と上記第1垂直曲げローラから離間して上記線材の把持を解除する第2開放位置とを採る第2垂直曲げローラと、上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとを一体に上記第3中心軸の軸心周りに回転させる第2駆動部と、を備える。
この発明によれば、線材を水平方向に曲げる第1曲げ装置と、線材を垂直方向に曲げる第2曲げ装置と、を備えているので、線材の断面形状に拘わらず、線材を立体的、かつ多様な形状のコイルに成形できる。
第1曲げ装置は、線材を把持/把持解除可能に構成された第1水平曲げローラおよび第2水平曲げローラと、第1水平曲げローラと第2水平曲げローラとを一体に、第1水平曲げローラの第1中心軸周りに回転させる第1駆動部と、から構成されており、構成の簡素化が図られる。第2曲げ装置は、線材を把持/把持解除可能に構成された第1垂直曲げローラおよび第2垂直曲げローラと、第1垂直曲げローラと第2垂直曲げローラとを一体に、第1垂直曲げローラの第3中心軸周りに回転させる第2駆動部と、から構成されており、構成の簡素化が図られる。
この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1線材曲げ工程のフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1線材曲げ工程を説明する工程図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1開放位置に位置している第1曲げ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1把持位置に位置している第1曲げ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第2開放位置に位置している第2曲げ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第2線材曲げ工程のフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第2線材曲げ工程を説明する工程図である。 この発明の実施の形態2に係るコイル成形装置により作製されたコイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るコイルの成形方法を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2に係るコイルの成形方法を説明する模式図である。 この発明の実施の形態2に係るコイルを固定子鉄心に装着した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るコイル成形装置における第1曲げ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るコイル成形装置における第1曲げ装置の実施態様を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置を示す模式図、図2は、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1線材曲げ工程のフロー図、図3は、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1線材曲げ工程を説明する工程図である。なお、図3では、第1曲げ装置を鉛直上方から見た図である。図4Aは、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1開放位置に位置している第1曲げ装置を示す断面図、図4Bは、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第1把持位置に位置している第1曲げ装置を示す断面図である。図5は、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第2開放位置に位置している第2曲げ装置を示す断面図、図6は、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第2線材曲げ工程のフロー図、図7は、この発明の実施の形態1に係るコイル成形装置における第2線材曲げ工程を説明する工程図であり、図7の上段は、第2曲げ装置を鉛直上方から見た状態を示し、図7の下段は、第2曲げ装置を第1水平曲げローラの中心軸と線材の搬送方向とに対して直角の方向から見た状態を示している。
図1において、コイル成形装置100は、線材6の癖を矯正するためのストレーナー1と、線材6を一定量送り出すための線材送り装置2と、線材6を水平方向に曲げる第1曲げ装置3と、線材6を鉛直方向に曲げる第2曲げ装置4と、曲げ成形された線材6を保持するコイル保持台5と、線材6が収容される線材容器7と、線材容器7が載置される容器載置台8と、を備える。コイル成形装置100は、線材6の搬送方向の前方に向かって、容器載置台8に載置された線材容器7、ストレーナー1、線材送り装置2、第1曲げ装置3、第2曲げ装置4、コイル保持台5に順に配置されている。そして、ストレーナー1、線材送り装置2、第1曲げ装置3および第2曲げ装置4は、それらの線材6の通過位置の高さが揃えられて配置され、線材6が水平方向に一直線に搬送されるようになっている。
線材6は、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線、アルミニウム線などからなる断面円形の導体線である。線材容器7には、線材6が巻き付けられた巻胴(図示せず)が、中心軸の軸方向を鉛直方向として収容されている。容器載置台8は、線材容器7の巻胴の中心軸周りの回転に同期して回転可能となっている。これにより、線材6は、線材容器7から屈曲しないように緩やかに引き出される。このとき、線材容器7が容器載置台8と共に巻胴の中心軸周りに回転しながら、線材6が線材容器7から繰り出される。これにより、線材6のねじれの発生が抑制される。
ストレーナー1は、線材6の搬送方向に1列に配列された複数の回転ローラ9の対を備える。なお、線材6の搬送方向は水平方向である。回転ローラ9の各対は、線材6の搬送方向に対して直角の方向に、線材6の搬送方向を挟んで配置される。回転ローラ9のそれぞれは、バネ、エアシリンダなどにより、対をなす回転ローラ9間が狭まる方向に付勢されるようになっている。そこで、線材容器7から引き出された線材6は、バネ、エアシリンダなどの付勢力により、各対の回転ローラ9に押し付けられながら、各対の回転ローラ9間を通って搬送される。これにより、線材6が塑性変形される。その結果、線材6に生じていた曲がりなどの癖が矯正され、線材6は、うねりのない直線状の線材6となる。
ここで、回転ローラ9の対により、線材6の搬送方向、すなわち線材6の長さ方向に対して直角の方向、かつ多方向から線材6を押し付けることが望ましい。このとき、各対の回転ローラ9は、線材6の軸心を中心とする点対称な配置とすることが望ましい。これにより、線材6が各対の回転ローラ9を通過する際に、線材6に加わる押し付け力が拮抗する。さらに、複数の回転ローラ9の対は、線材6の軸心方向から見て、線材6の軸心を中心とする点対称な配置とすることが望ましい。これにより、線材6が複数対の回転ローラ9を通過する際に、線材6をうねりのない直線状に矯正することができる。
線材送り装置2は、線材6の搬送方向に対して直角の方向に、線材6の搬送方向を挟んで配置される一対の回転ベルト10と、回転ベルト10を回転駆動するモータ(図示せず)と、一対の回転ベルト10を接近するように付勢するバネなどの付勢部材(図示せず)と、を備える。一対の回転ベルト10は、ベルト面が相対するように、線材6を挟んで上下に配置される。一対の回転ベルト10は、線材6の軸心を通る水平面に関して面対称な配置となる。一対の回転ベルト10は、同期して、互いに逆向きに回転駆動される。これにより、線材6は、回転ベルト10の摩擦力により前方に、すなわち第1曲げ装置3の方向に搬送される。モータによる回転ベルト10の回転数を制御することで、線材6の移動量が制御される。
ここで、線材送り装置2は、回転ベルト10の摩擦力で線材6を移動させる構成に代えて、エアチャックで線材6を挟んで搬送方向に移動させる構成でもよい。具体的には、ガイドレールにエアチャックを取り付け、エアチャックをモータでガイドレールに沿って移動可能に構成する。そして、エアチャックで線材6の一部を挟んで保持させ、モータなどの駆動により、線材6を保持した状態でエアチャックをガイドレールに沿って移動させる。これにより、線材6が第1曲げ装置3に搬送される。
第1曲げ装置3は、図1、図4Aおよび図4Bに示されるように、ベースプレート14と、ベースプレート14に固定された第1取付台16aと、第1中心軸11a周りに回転可能に第1取付台16aに取り付けられた第1水平曲げローラ11と、ベースプレート14にスライド移動可能に取り付けられて第1取付台16aとの間の距離が可変となっている第2取付台16bと、第1中心軸11aと平行な第2中心軸12a周りに回転可能に第2取付台16bに取り付けられた第2水平曲げローラ12と、ベースプレート14を第1中心軸11a周りに回転可能に支持する架台18と、ベースプレート14を第1中心軸11a周りに回転駆動するモータ13と、を備える。ここで、モータ13とベースプレート14とが第1駆動部を構成する。なお、図示していないが、第2水平曲げローラ12を第1水平曲げローラ11側にスライド移動させるモータ、エアシリンダなどの駆動装置を備えている。
ここでは、第1曲げ装置3は、第1中心軸11aの軸方向を鉛直方向として、設置されている。第1水平曲げローラ11は、円柱体に構成されている。第2水平曲げローラ12は、断面台形の溝形状の凹部15が、円柱体の外周面の同一円周上に、その全周にわたって形成されている。ベースプレート14は、モータ13の駆動軸13aに固定されている。このとき、駆動軸13aと第1中心軸11aとは同軸となっている。また、図1において、矢印A1は、ベースプレート14の回転方向であり、矢印B1は、第2水平曲げローラ12のスライド移動方向である。
なお、第1水平曲げローラ11および第2水平曲げローラ12は、第1中心軸11aおよび第2中心軸12aを固定状態に第1取付台16aおよび第2取付台16bに取り付けられてもよい。
第2曲げ装置4は、図1および図5に示されるように、ベースプレート24と、ベースプレート24に固定された第3取付台26aと、第3中心軸21a周りに回転可能に第3取付台26aに取り付けられた第1垂直曲げローラ21と、ベースプレート24にスライド移動可能に取り付けられて第3取付台26aとの間の距離が可変となっている第4取付台26bと、第3中心軸21aと平行な第4中心軸22a周りに回転可能に第4取付台26bに取り付けられた第2垂直曲げローラ22と、第3中心軸21aと第4中心軸22aとに直交する軸周りに回転可能に構成されて、ベースプレート24を第3中心軸21a周りに回転可能に支持する架台28と、ベースプレート24を第3中心軸21a周りに回転駆動するモータ23と、を備える。ここで、モータ23とベースプレート24が第2駆動部を構成する。なお、図示していないが、第2垂直曲げローラ22を第1垂直曲げローラ21側にスライド移動させるモータ、エアシリンダなどの駆動装置を備えている。また、図示していないが、第2曲げ装置4は、架台28を第3中心軸21aと第4中心軸22aとに直交する軸周りに回転駆動するモータなどの駆動装置を備えている。ここで、架台28と架台28を回転駆動するモータが第3駆動部を構成する。
ここでは、第2曲げ装置4は、第3中心軸21aの軸方向を水平方向として、設置されている。第1垂直曲げローラ21は、円柱体に構成されている。第2垂直曲げローラ22は、断面台形の溝形状の凹部25が、円柱体の外周面の同一円周上に、その全周にわたって形成されている。ベースプレート24は、モータ23の駆動軸23aに固定されている。このとき、駆動軸23aと第3中心軸21aとは同軸となっている。さらに、第2曲げ装置4は、図示していないが、モータ、エアシリンダなどの駆動装置を備えており、線材6の搬送方向に対して直角な水平方向にスライド移動可能に、かつ線材6の搬送方向と平行な水平方向にスライド移動可能に設置されている。なお、図1において、矢印A2は、ベースプレート24の回転方向である。矢印B2は、第2垂直曲げローラ22のスライド移動方向である。矢印Cは、架台28の回転方向である。矢印D,Eは、第2曲げ装置4のスライド移動方向である。
なお、第1垂直曲げローラ21および第2垂直曲げローラ22は、第3中心軸21aおよび第4中心軸22aを固定状態に第3取付台26aおよび第4取付台26bに取り付けられてもよい。
コイル保持台5は、第1曲げ装置3と第2曲げ装置4とにより曲げ成形された線材6、すなわちコイル20を保持する台である。
つぎに、コイル成形装置100によるコイル20の製造方法について説明する。
まず、線材6が、線材容器7から引き出され、ストレーナー1の各対の回転ローラ9間を通され、線材送り装置2の回転ベルト10間に挿入される。そこで、線材送り装置2が駆動され、線材6が、第1曲げ装置3に供給される。このとき、線材6は、複数の回転ローラ9の対により直線状に矯正される。
ついで、線材6が第1曲げ装置3により水平曲げされる。そこで、図3、図4Aおよび図4Bを用いて、第1曲げ装置3による線材6の水平曲げ工程について説明する。まず、第1曲げ装置3は、図4Aに示されるように、第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12とが、線材6の搬送経路を挟んで離間している、初期位置である第1開放位置に位置している。そして、図3の(a)に示されるように、線材6が第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12との間を通って一定量搬送されると、線材送り装置2の駆動が停止される。ついで、第2水平曲げローラ12が第1水平曲げローラ11側にスライド移動される。これにより、第1曲げ装置3は、図4Bに示されるように、第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12との間に線材6が把持された第1把持位置に位置する。そして、図3の(b)に示されるように、線材6が、第2水平曲げローラ12の押し圧力により、第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12との間に保持される(ステップ100)。このとき、線材6は、図4Bに示されるように、線材6の長さ方向と直交する断面において、第1水平曲げローラ11の外周面の1点と第2水平曲げローラ12の凹部15の内周面の2点との3点で保持される。ついで、線材6の線材送り装置2側の部位が、第1保持部材であるエアチャック17により把持される(ステップ101)。
ついで、図3の(c)に示されるように、モータ13が駆動され、第1曲げ装置3のベースプレート14が、モータ13の駆動軸13a周りに回転される(ステップ102)。これにより、線材6を保持した状態の第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12とが、一体となって、第1水平曲げローラ11の第1中心軸11aを回転中心として回転する。その結果、線材6は、第1水平曲げローラ11の外周形状に沿って曲げられる(水平曲げ)。そして、第1水平曲げローラ11の半径が線材6の曲げ部の曲率半径となる。また、ベースプレート14の駆動軸13a周りの回転角度、すなわち第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12との回転角度が、線材6の曲げ部の曲げ角度となる。
線材6は、線材6の長さ方向と直交する断面において、第1水平曲げローラ11の外周面の1点と第2水平曲げローラ12の凹部15の内周面の2点との3点で保持される。これにより、断面円形の線材6が、第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12とにより高い強度で保持される。そこで、線材6を曲げる過程で線材6の位置がずれて、線材6が第1水平曲げローラ11に斜めに巻き付くような不具合の発生が抑制される。
ここで、線材6は、第1水平曲げローラ11に巻き付けられて曲げられるので、線材6の剛性によって線材6に張力が発生する。そして、この張力は、線材6の第1水平曲げローラ11の線材送り装置2側を線材6の曲げ部に引き込むように作用する。本実施の形態1では、エアチャック17により線材6の第1水平曲げローラ11の線材送り装置2側を把持しているので、線材6の第1水平曲げローラ11の線材送り装置2側が線材6の曲げ部に引き込まれることが阻止される。つまり、線材6を曲げる過程での、線材6の移動が阻止される。また、線材6は、曲げられた後、弾性力で元の状態に戻ろうとする力が発生する。そのため、第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12との回転角度は、目標の曲げ角度より大きくする必要がある。
ついで、図3の(d)に示されるように、エアチャック17を開いて、線材6の把持を解除する(ステップ103)。ついで、第2水平曲げローラ12を第1水平曲げローラ11から離反させ、線材6の把持を解除する(ステップ104)。ついで、図3の(e)に示されるように、モータ13が駆動され、第1曲げ装置3のベースプレート14が、モータ13の駆動軸13a周りに逆方向に回転され、第1開放位置に戻る(ステップ105)。これにより、第1曲げ装置3による線材6の水平曲げ工程が終了する。第1曲げ装置3により水平曲げされた線材6は、第2曲げ装置4に搬送される。
ついで、線材6が第2曲げ装置4により垂直曲げされる。そこで、図6および図7を用いて、第2曲げ装置4による線材6の垂直曲げ工程について説明する。まず、第1曲げ装置3による線材6の水平曲げ工程中においては、第2曲げ装置4は、図7の(a)に示されるように、線材6の搬送方向から外れた退避位置に退避しており、水平曲げされた線材6との干渉を回避している。第1曲げ装置3による線材6の水平曲げ工程が終了すると、第2曲げ装置4は、図7に(b)に示されるように、矢印Dの方向にスライド移動する(ステップ200)。これにより、第2曲げ装置4は、第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22とが、線材6の搬送経路を挟んで離間している作動位置に位置する。そして、第2曲げ装置4は、図5に示されるように、第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22とが、線材6の搬送経路を挟んで離間している、初期位置である第2開放位置に位置している。ついで、線材6が第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22との間を通って一定量搬送されると、線材送り装置2の駆動が停止される。これにより、線材6が、第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22との間に挿入される。
ついで、図7の(c)に示されるように、第2垂直曲げローラ22が矢印B2の方向に移動される。そして、第2曲げ装置4は、第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22との間に線材6が把持された第2把持位置に位置する。これにより、線材6が第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22との間に把持される(ステップ201)。ついで、線材6の第1曲げ装置3側の部位が、第2保持部材であるエアチャック19により把持される(ステップ202)。ついで、図7の(d)に示されるように、モータ23が駆動され、第2曲げ装置4のベースプレート24が、モータ23の駆動軸23a周りに回転される(ステップ203)。これにより、線材6を保持した状態の第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22とが、一体となって、第1垂直曲げローラ21の第3中心軸21aを回転中心として回転する。その結果、線材6は、第1垂直曲げローラ21の外周形状に沿って曲げられる(垂直曲げ)。なお、エアチャック19により線材6の第1垂直曲げローラ21の第1曲げ装置3側を把持しているので、線材6の第1垂直曲げローラ21の第1曲げ装置3側が線材6の曲げ部に引き込まれることが阻止される。
ついで、図7の(e)に示されるように、エアチャック19を開いて、線材6の把持を解除する(ステップ204)。ついで、第2垂直曲げローラ22が矢印B2の方向にスライド移動され、第2垂直曲げローラ22を第1垂直曲げローラ21から離反させる(ステップ205)。ついで、図7の(f)に示されるように、モータ23が駆動され、第2曲げ装置4のベースプレート24が、モータ23の駆動軸23a周りに逆方向に回転され、第2開放位置に戻る(ステップ206)。ついで、図7の(g)に示されるように、第2曲げ装置4は、矢印Dの方向にスライド移動し、線材6の搬送方向から外れた退避位置に退避する(ステップ207)。これにより、第2曲げ装置4による線材6の垂直曲げ工程が終了する。
そして、線材6は、設定された量が間欠的に搬送され、第1曲げ装置3によりヨー角が成形され、第2曲げ装置4によりピッチ角が成形されて、設定された立体的な形状のコイルに曲げ成形される。そして、第1曲げ装置3と第2曲げ装置4とによる線材6の曲げ成形に応じて、曲げ成形後のコイル20は回転する。そこで、コイル保持台5は、成形後のコイル20の回転の挙動に同期して回転するように構成されている。立体的な形状に成形されたコイル20は、立体的な軌道を描いて重力で垂れ下がる。
実施の形態1では、線材6は螺旋形状のコイル20に曲げ成形される。そして、複数のコイル20を重ね合わせて、複数ターンの分布巻きコイルとなる。このとき、線材6の搬送量を変えて、螺旋状のコイル20の各辺の長さをターン毎に変えることで、渦巻き状のコイルを成形することができる。例えば、1ターン目のコイルに繋がる2ターン目のコイルにおいて、螺旋状の各辺の線材送り量を小さくすれば、2ターン目のコイルが1ターン目のコイル内に納まるコイルを成形できる。このように構成された渦巻き状のコイルは、径方向に重ねてスロット内に挿入される。これにより、スロット内に挿入される線材部分が、例えば、スロット内に俵を積むような整列した状態に挿入され、スロット内の導体の占積率が高められる。
また、第2曲げ装置4を図1中矢印Eの方向に移動させることで、第2曲げ装置4を第1曲げ装置3で曲げられた線材6に近づけて、線材6の垂直曲げ加工を行うことができる。
また、第2曲げ装置4を矢印Dの方向にスライド移動させるステップ200に先だって、第2曲げ装置4を図1中矢印Cの方向に回転させてもよい。これにより、第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22とは、線材6に対して搬送方向に対して直角の方向と異なる方向から、線材6を把持できる。その結果、線材6を斜め方向に曲げることができ、多様な形状のコイル20を成形できる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係るコイル成形装置により作製されたコイルを示す斜視図、図9は、この発明の実施の形態2に係るコイルの成形方法を示すフロー図、図10は、この発明の実施の形態2に係るコイルの成形方法を説明する模式図、図11は、この発明の実施の形態2に係るコイルを固定子鉄心に装着した状態を示す斜視図である。
コイル30は、図8に示されるように、直線状の一対のスロット挿入部31と、一対のスロット挿入部31の端部間を連結するコイルエンド32と、を備える。S字状のクランク部32aが、コイルエンド32の長さ方向の中央部に形成されている。一対のスロット挿入部31は、クランク部32aにより、導体の幅方向に導体の幅dだけ変位している。
つぎに、図1に示されるコイル成形装置100を用いてコイル30を成形する方法を図9および図10を参照しつつ説明する。ここでは、線材29は、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる断面矩形の導体線である。また、第2水平曲げローラ12および第2垂直曲げローラ22のローラ形状は、凹部のない円柱体とした。
まず、線材29が、線材容器7から引き出され、ストレーナー1の各対の回転ローラ9間を通され、線材送り装置2の回転ベルト10間に挿入される。そこで、線材送り装置2が駆動され、線材6が、複数の回転ローラ9の対により直線状に矯正されて、第1曲げ装置3を通って第2曲げ装置4に供給される。
ついで、線材29が第2曲げ装置4により垂直曲げされる(ステップ300)。ついで、線材29が設定された量だけ搬送される(ステップ301)。ついで、線材29が第1曲げ装置3により水平曲げされる(ステップ302)。ついで、線材29が設定された量だけ搬送される(ステップ303)。ついで、線材29が第2曲げ装置4により垂直曲げされる(ステップ304)。これにより、クランク部32aが曲げ成形される。ついで、線材29が設定された量だけ搬送される(ステップ305)。ついで、線材29が第1曲げ装置3により水平曲げされる(ステップ306)。これにより、図8に示されるコイル30が曲げ成形される。
ここで、ステップ300とステップ306における曲げ角度は、45°である。ステップ302とステップ304における曲げ角度は、90°である。ステップ301とステップ305における搬送量は、同じである。ステップ303における搬送量は、クランク部32aによる変位量に設定される。
このように作製されたコイル30は、一対のスロット挿入部31を2つのスロット34に挿入して、ステータコア33に装着される。クランク部32aにより、一対のスロット挿入部31がスロット深さ方向に線材29の幅dだけ変位されている。これにより、図11に示されるように、各スロット34には、異なるコイル30の2本のスロット挿入部31がスロット深さ方向に1列に重なって整然と収納される。そして、スロット挿入部31同士を接合して、コイル30が接続されて、ステータコイルが構成される。
線材29をボビンに巻き付けてコイル30を作製した場合、手で曲げて、あるいはハンマーなどで叩いてクランク部32aを成形する必要がある。そのため、コイル30の成形工程が煩雑になるとともに、絶縁被膜の損傷が発生しやすかった。
実施の形態2によれば、線材29を保持した状態の第1水平曲げローラ11と第2水平曲げローラ12とを一体に、第1水平曲げローラ11の中心軸周りに回転させて、線材29を水平曲げしている。さらに、線材29を保持した状態の第1垂直曲げローラ21と第2垂直曲げローラ22とを一体に、第1垂直曲げローラ21の中心軸周りに回転させて、線材29を垂直曲げしている。そのため、コイル30の成形工程を簡素化でき、モータの製造工数を削減できるとともに、線材29の絶縁被膜の損傷発生が抑制され、コイル30の絶縁性を確保することができる。また、従来の線材29をボビンに巻き付ける方法では対応できないような複雑な立体的な形状のコイル30も、容易に曲げ成形できる。
なお、実施の形態2において、ステップ306に続いて、線材29をスロット挿入部31の長さだけ搬送し、ステップ300からステップ306を実行すれば、一対のスロット挿入部31と一対のコイルエンド32とからなる1ターンのコイルパターンの分布巻きコイルが得られる。さらに、この工程を繰り返すことにより、1ターンのコイルパターンが一続きに螺旋状に繋がった複数ターンの分布巻きコイルが得られる。
また、上記実施の形態2では、クランク部32aが一対のスロット挿入部31を線材29の幅dだけ変位させているが、クランク部32aの変位量は、線材29の幅dに限定されない。
また、上記実施の形態2では、第2曲げ装置4を図1中矢印Cの方向に回転させていないが、第2曲げ装置4を図1中矢印Cの方向に回転させてもよい。これにより、クランク部32aの直線部の長さ方向を、スロット挿入部31の長さ方向から見て、一対のスロット挿入部31の離間方向と直交する方向に対して傾斜させることができる。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3に係るコイル成形装置における第1曲げ装置を示す断面図である。
図12において、第1水平曲げローラ11Aは、切頭円錐体に形成されている。そして、第1水平曲げローラ11Aは、駆動機構(図示せず)により第1中心軸11aの軸方向に移動可能に、第1取付台16aを介してベースプレート14に取り付けられている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態3によれば、第1水平曲げローラ11Aの第1中心軸11aの軸方向の位置が可変になっている。そこで、第1水平曲げローラ11Aの第1中心軸11aの軸方向の位置を調整することにより、線材6の水平曲げ半径を直線的に変えることができる。
また、第1水平曲げローラ11Aに代えて、半径が第1中心軸11aの軸方向に段階的に変化する段付き円柱体に形成されている、図13に示される第1水平曲げローラ11Bを用いてもよい。この場合においても、第1水平曲げローラ11Bの第1中心軸11aの軸方向の位置を調整することにより、線材6の水平曲げ半径を段階的に変えることができる。
ここで、図示していないが、第1垂直曲げローラも、第1水平曲げローラ11Aと同様に構成されている。そこで、第1垂直曲げローラの中心軸の軸方向の位置を調整することにより、線材6の垂直曲げ半径を変えることができる。
なお、上記各実施の形態において、第1曲げ装置による水平曲げと第2曲げ装置による垂直曲げとを交互に行う必要はなく、成形されるコイルの立体的な形状にあわせて、線材の搬送、第1曲げ装置による水平曲げ、および第2曲げ装置による垂直曲げなどの順番、条件を適宜設定することになる。
また、上記各実施の形態では、エアチャック17は、線材6の搬送方向に関し、第1曲げ装置3の後方に配置され、線材6の第1曲げ装置3の後方部分を把持しているが、第1曲げ装置3の前方に配置され、線材6の第1曲げ装置3の前方部分を把持するようにしてもよい。また、エアチャック19は、線材6の搬送方向に関し、第2曲げ装置4の後方に配置され、線材6の第2曲げ装置4の後方部分を把持しているが、第2曲げ装置4の前方に配置され、線材6の第2曲げ装置4の前方部分を把持するようにしてもよい。
3 第1曲げ装置、4 第2曲げ装置、6,29 線材、11,11A,11B 第1水平曲げローラ、11a 第1中心軸、12 第2水平曲げローラ、12a 第2中心軸、13 モータ(第1駆動部)、14 ベースプレート(第1駆動部)、17 エアチャック(第1保持部材)、19 エアチャック(第2保持部材)、20,30 コイル、21 第1垂直曲げローラ、21a 第3中心軸、22 第2垂直曲げローラ、22a 第4中心軸、23 モータ(第2駆動部)、24 ベースプレート(第2駆動部)、28 架台(第3駆動部)、100 コイル成形装置。

Claims (8)

  1. 線材を水平方向に曲げる第1曲げ装置と、上記線材を垂直方向に曲げる第2曲げ装置と、を備え、上記線材を曲げてコイルを成形するコイル成形装置において、
    上記第1曲げ装置は、
    軸方向を鉛直方向とする第1中心軸を有する第1水平曲げローラと、
    軸方向を鉛直方向とする第2中心軸を有し、上記第1水平曲げローラに接近して上記第1水平曲げローラとの間に上記線材を把持する第1把持位置と上記第1水平曲げローラから離間して上記線材の把持を解除する第1開放位置とを採る第2水平曲げローラと、
    上記第1水平曲げローラと上記第2水平曲げローラとを一体に上記第1中心軸の軸心周りに回転させる第1駆動部と、を備え、
    上記第2曲げ装置は、
    軸方向を水平方向とする第3中心軸を有する第1垂直曲げローラと、
    軸方向を水平方向とする第4中心軸を有し、上記第1垂直曲げローラに接近して上記第1垂直曲げローラとの間に上記線材を把持する第2把持位置と上記第1垂直曲げローラから離間して上記線材の把持を解除する第2開放位置とを採る第2垂直曲げローラと、
    上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとを一体に上記第3中心軸の軸心周りに回転させる第2駆動部と、を備えているコイル成形装置。
  2. 上記第2曲げ装置は、上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとを一体に、上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとの軸心と直交する軸周りに回転させる第3駆動部をさらに備える請求項1記載のコイル成形装置。
  3. 上記第2曲げ装置は、上記第1曲げ装置の上記線材の搬送方向の前方に配置され、上記第1曲げ装置から搬送された上記線材が上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとの間に配置される作動位置と、上記第1曲げ装置から搬送された上記線材が上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとの間から外れる退避位置と、を採る請求項1又は請求項2記載のコイル成形装置。
  4. 上記第1曲げ装置の上記線材の搬送方向の前方又は後方に配置され、上記線材を保持/保持解除可能な第1保持部材と、
    上記第2曲げ装置の上記線材の搬送方向の前方又は後方に配置され、上記線材を保持/保持解除可能な第2保持部材と、を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコイル成形装置。
  5. 上記第1水平曲げローラは、半径が上記第1中心軸の軸方向に異なる外周面を有し、上記第1中心軸の軸方向に移動可能に構成され、
    上記第1垂直曲げローラは、半径が上記第3中心軸の軸方向に異なる外周面を有し、上記第3中心軸の軸方向に移動可能に構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコイル成形装置。
  6. 上記第1水平曲げローラは、半径が上記第1中心軸の軸方向に異なる切頭円錐体、又は半径が上記第1中心軸の軸方向に階段状に異なる段付き円柱体であり、
    上記第1垂直曲げローラは、半径が上記第3中心軸の軸方向に異なる切頭円錐体、又は半径が上記第3中心軸の軸方向に階段状に異なる段付き円柱体である請求項5記載のコイル成形装置。
  7. 上記第2水平曲げローラは、外周面に凹部を有しており、
    上記線材は、上記線材の長手方向と直交する断面において、上記第1水平曲げローラとの1点と上記第2水平曲げローラの上記凹部との2点との3点で上記第1水平曲げローラと上記第2水平曲げローラとに把持され、
    上記第2垂直曲げローラは、外周面に凹部を有しており、
    上記線材は、上記線材の長手方向と直交する断面において、上記第1垂直曲げローラとの1点と上記第2垂直曲げローラの上記凹部との2点との3点で上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとに把持される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコイル成形装置。
  8. 線材を曲げてコイルを成形するコイル成形方法において、
    軸方向を鉛直方向とする第1中心軸を有する第1水平曲げローラと軸方向を鉛直方向とする第2中心軸を有する第2水平曲げローラとで上記線材を挟み込み、上記線材を挟み込んでいる状態の上記第1水平曲げローラと上記第2水平曲げローラとを一体に、上記第1中心軸の軸心周りに回転させて、上記線材を水平方向に曲げる水平曲げ工程と、
    軸方向を水平方向とする第3中心軸を有する第1垂直曲げローラと軸方向を水平方向とする第4中心軸を有する第2垂直曲げローラとで上記線材を挟み込み、上記線材を挟み込んでいる状態の上記第1垂直曲げローラと上記第2垂直曲げローラとを一体に、上記第3中心軸の軸心周りに回転させて、上記線材を垂直方向に曲げる垂直曲げ工程と、
    を備えるコイル成形方法。
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