JP5869434B2 - ステータ製造方法及びステータ製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、環状のステータコアのスロットから延出した導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造方法及びステータ製造装置に関する。
従来、ステータを製造する際に、環状のステータコアに設けた複数の各スロットに導体セグメントを挿入し、各スロットからステータコアの軸方向に延出した導体セグメントの延出部を折り曲げて、隣接する延出部の先端部同士を接合することによりステータコイルを形成する技術が知られている。
この場合、各導体セグメントの延出部は、ステータコアにおける径方向の位置が異なる複数の層からなる導体層を構成する。そこで、かかる導体セグメントの延出部を折り曲げる技術として、各層の延出部を層毎に折り曲げる層毎の治具を層の数分だけ同心円状に重ねて構成した折曲げ治具を採用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
折曲げ治具を構成する各治具には、対応する層の各延出部の先端部が挿入される複数の穴が設けられている。これらの穴で各延出部の先端を保持した治具を回転させることにより、各延出部がステータコアの周方向に折り曲げられる。
このとき、隣接する各治具は、各導体セグメントでステータコイルを形成できるように、相互に逆方向に回転される。折り曲げられた各導体セグメントの延出部の対応する先端部同士が溶接され、ステータコイルが形成される。
特開2000−92797号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、導体層の各層毎の治具を重ねた折曲げ治具を用い、各層毎の治具を治具毎に回転させることにより導体セグメントの延出部を折り曲げるようにしている。この場合、各層毎の治具の径が一定であるため、ステータコアの径方向に隣接する延出部間の間隔を拡げながら延出部を折り曲げることが構造上不可能である。
このため、隣接する各相のコイル間を絶縁する相間紙を挿入するための間隙を、延出部を折り曲げるときに並行して設けることができない。したがって、相間紙を用いて絶縁を行う場合には、これを挿入する隙間を形成するための工程や治具を別途設ける必要があるので、工程数やコストの増大を招くという問題がある。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、導体セグメントの延出部の折曲げと並行して相間紙を挿入するための間隙を容易に形成できるステータ製造方法を提供することにある。
本発明のステータ製造方法は、環状のステータコアの径方向の位置が異なる複数の延出位置において該ステータコアのスロットから軸方向に延出した複数の導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造方法であって、前記延出部の先端部に径方向に駆動可能な係合部を係合させ、該係合部を前記ステータコアの周方向に駆動して該延出部を折り曲げる折曲げ工程と、前記折曲げ工程により折り曲げられた延出部を前記径方向の内方から押圧して外方へ拡張する拡張工程とを備え、前記拡張工程では、前記延出部の先端部に係合している係合部が、該係合が維持されるように、前記径方向に移動されることを特徴とする。
本発明によれば、上記の折曲げ工程と拡張工程とを、径方向の延出位置が異なる各延出部について順次施すことにより、各延出部の間に相間紙を挿入するための間隙を、各延出部の折曲げと並行して形成することができる。
折曲げ工程と拡張工程の順次の施工は、例えば、延出位置が径方向の最も外方に位置する各延出部から、延出位置が径方向の最も内方に位置する各延出部にかけて行うことができる。その際、各拡張工程における拡張量を変化させることにより、相間紙を挿入するための各間隙の大きさが一定となるように調整することができる。
本発明に係る別のステータ製造方法は、環状のステータコアに形成されたスロットにおいて該ステータコアの径方向の位置が異なる複数の延出位置から該ステータコアの軸方向に延出した複数の導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造方法であって、前記延出部の先端部に係合部を係合させ、該係合部を前記ステータコアの周方向に駆動して該延出部を折り曲げる第1折曲げ工程と、押圧部材を所定位置へ駆動することにより、前記第1折曲げ工程で折り曲げられた延出部を該押圧部材により前記径方向の内方から押圧して外方へ拡張する拡張工程と、前記拡張工程の後、前記押圧部材を前記所定位置に配置したまま、前記延出部の先端部に係合している係合部をさらに前記周方向に駆動して該延出部を折り曲げる第2折曲げ工程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、上述の発明の場合と同様に、第1折曲げ工程、拡張工程及び第2折曲げ工程を、径方向の延出位置が異なる各延出部について順次施すことにより、径方向の延出位置が異なる各延出部の間に相間紙を挿入するための間隙を、導体セグメントの延出部の折曲げと並行して形成することができる。
その場合、第2折曲げ工程は、押圧部材を所定位置に配置した状態で行われるので、第2折曲げ工程における延出部の折曲げに際しても、押圧部材により、拡張量を維持することができる。
本発明のステータ製造装置は、環状のステータコアに形成されたスロットにおいて該ステータコアの径方向の位置が異なる複数の延出位置から該ステータコアの軸方向に延出した複数の導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造装置であって、前記延出部の先端部に係合可能であり、径方向に移動可能な係合部と、前記延出部の先端部に係合した係合部を前記ステータコアの周方向へ駆動して該延出部を折り曲げる周方向駆動部と、前記周方向駆動部により折り曲げられた延出部の基端部と先端部との間の中間部を前記径方向の内方から押圧して外方に拡張する拡張部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、係合部、周方向駆動部及び拡張部により、上述のステータ製造方法の発明の場合と同様の工程を行うことができる。したがって、上述のステータ製造方法の発明の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明のステータ製造装置は、前記拡張部が、前記延出部を押圧するための押圧部材と、前記押圧部材を、各スロットから延出している前記延出部の間の空間において前記径方向に駆動する押圧部材駆動部とを備えてもよい。これによれば、折り曲げられた延出部の基端部と先端部との間の中間部を、押圧部材により支障なく押圧することができる。
また、本発明のステータ製造装置は、前記拡張部が、前記スロットの数と同数の前記押圧部材を備え、前記押圧部材駆動部は、すべての前記押圧部材を同時に前記径方向に駆動するものであってもよい。これによれば、拡張部による拡張を、全スロットに係る延出位置が同一の延出部について同時に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るステータ製造装置の正面図である。 図1のステータ製造装置で加工されるワークピースの一部を示す斜視図である。 図1の装置の径方向駆動部の要部を示す分解図である。 図1の装置における係合部の係合先端部が係合する様子を例示する図である。 図1の装置の基端支持機構の要部を示す斜視図である。 図1の装置の拡張部の要部を示す断面図である。 図1の装置による折曲げ加工の工程を示すフローチャートである。 図7の加工に際して係合部が延出部に位置決めされた様子を示す図である。 図7の加工に際して各延出部が若干折り曲げられた状態を示す図である。 図7の加工に際して各延出部が大きく折り曲げられた様子を示す図である。 図9の状態を軸方向及び周方向に見た様子を模式的に示す図である。 図9の若干折り曲げられた各延出部が拡張された様子を示す図である。 図10の状態を軸方向及び周方向に見た様子を模式的に示す図である。 図13の状態において相間紙を挿入する様子を示す図である。 図7の加工で2層目の延出部が若干折り曲げられた状態を示す図である。 図7の加工が終了したワークピースを例示する斜視図である。 図1の装置における係合先端部の他の例を示す斜視図である。 図17の係合先端部により延出部が折り曲げられる様子を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態に係るステータ製造装置の正面図である。図2は、このステータ製造装置により折曲げ加工が行われるステータのワークピースの一部を示す斜視図である。
図2に示すように、折曲げ加工が行われるワークピース1は、環状のステータコア2の各スロット3に対して、ステータコイルを形成するための複数の導体セグメント4が挿入されたものである。各スロット3からは、各導体セグメント4の端部側が、ステータコア2の軸方向Aに延出している。この各導体セグメント4の延出した部分である各延出部5は、ステータコア2の径方向Rの位置が異なる複数の層からなる導体層6を構成している。
導体層6を構成する各層は、各スロット3における径方向Rの位置が同一である各延出部5により構成される。すなわち、各スロット3からは、導体層6を構成する層の数と同数の延出部5が、径方向Rに異なる各延出位置において延出している。
ステータ製造装置による折曲げ加工では、ステータコア2の各スロット3から延出した導体セグメント4の延出部5をステータコア2の周方向Cに折り曲げる加工が行われる。この加工は、導体層6を構成する各層(以下、「加工層」という。)毎に行われる。加工層毎の加工に際しては、その加工層に属するすべての各延出部5について、同時に折曲げ加工が行われる。
図1に示すように、実施形態に係るステータ製造装置7は、各延出部5の先端部に係合可能な複数の係合部8と、ステータ製造装置7にセットされたワークピース1におけるステータコア2の周方向C、径方向R及び軸方向A(図2参照)へそれぞれ各係合部8を移動させる周方向駆動部9、径方向駆動部10及び軸方向駆動部11を備える。
導体層6(図2参照)を構成する各加工層毎に、その加工層に属するすべての延出部5について一度で折曲げ加工が行われるように、係合部8は、スロット3と同数が存在し、そのすべてが同時にかつ同様にして駆動される。
径方向駆動部10は、各係合部8が係合すべき延出部5の径方向Rにおける延出位置に応じて各係合部8を径方向Rに駆動する。周方向駆動部9は、径方向駆動部10を保持して周方向Cに回転させる。これにより周方向駆動部9は、各延出部5の先端部に係合した各係合部8を周方向Cへ駆動して各延出部5を周方向Cに折り曲げることができる。
軸方向駆動部11は、装置のフレーム12上に設けられ、周方向駆動部9を保持して軸方向Aに駆動する。これにより軸方向駆動部11は、各係合部8を軸方向Aに駆動する。軸方向駆動部11は、周方向駆動部9が各係合部8を周方向Cへ駆動して各延出部5を折り曲げるとき、この周方向Cへの駆動量に応じた駆動量で各係合部8を軸方向Aに駆動する。
図3は、径方向駆動部10の要部を示す分解図である。図3に示すように、径方向駆動部10は、各係合部8を径方向Rに移動自在に案内する案内部13と、各係合部8に固定された従動部14と、周方向Cに回転自在に支持された回転部15とを備える。回転部15には、係合部8と同数のカム溝16が設けられる。カム溝16は、回転部15が回転されるときに各係合部8の従動部14に作用して各係合部8に径方向Rの駆動力を付与する円弧状のカム面を有する。
案内部13は、係合部8と同数の径方向Rに長い案内溝17を有する。各係合部8は、対応する案内溝17に対して軸方向Aに挿入される3つの案内ピン18を有する。各係合部8は、案内ピン18及び対応する案内溝17を介して、案内部13により径方向Rに案内される。
案内部13と回転部15との間には、スペーサ19が設けられる。スペーサ19は、軸方向Aに垂直な一方の面が案内部13の一方の面と対向し、かつこれらの対向面間で、各係合部8が径方向Rに移動するための空間を形成するように、案内部13に固定される。各係合部8は、これらの対向面の間でスムーズに径方向Rに移動できるように、各対向面上で転動するローラ20を有する。
また、スペーサ19は、案内部13の各案内溝17に対応する位置において、径方向Rに長く、軸方向Aに貫通した、案内溝17と同数の貫通溝21を有する。各係合部8の従動部14は、対応する貫通溝21を経て回転部15の対応するカム溝16に対し、軸方向Aに挿入される。従動部14は、貫通溝21に接触することはない。
回転部15は、案内部13及びスペーサ19に位置が固定されたモータ22(図1参照)によりタイミングプーリやタイミングベルトを介して周方向Cに回転される。回転部15が周方向Cに回転されると、回転部15の各カム溝16が、各係合部8の従動部14に作用する。
これにより、各係合部8は、案内部13の各案内溝17に沿って、径方向Rに駆動される。回転部15が周方向Cにおける逆方向に回転されると、各係合部8は、径方向Rにおける逆方向に駆動される。
各係合部8は、延出部5(図2参照)の先端部に係合可能な係合先端部23と、係合先端部23を交換可能に支持する先端支持部24とを備える。係合先端部23は、ネジ25により、先端支持部24に対して交換可能に取り付けられる。
図4は、係合先端部23が、対応する延出部5の先端部に係合しているときの様子を例示する。この例では、係合先端部23の先端がツメ状になっており、延出部5の先端部には、このツメ状の先端に対応する凹部が設けられている。
係合先端部23が周方向Cに駆動されるとき、係合先端部23のツメ状の先端が延出部5先端の凹部に係合し、延出部5に折り曲げ力が付与される。すなわち、係合部8は、延出部5の先端部に対し、径方向Rにおいて延出部5の延出位置に対応する位置に位置するときに係合可能となっている。
図1に示すように、ステータ製造装置7は、各延出部5が折り曲げられるときに各延出部5の基端部を支持する基端支持機構26を備える。基端支持機構26は、延出部5が折り曲げられるときに、ステータコア2における端面とスロット3の内壁とが交差するエッジ部分によって延出部5の基端部が損傷するのを防止し、延出部5が基端部において支障なく周方向Cに折れ曲がるようにするために設けられている。
図5は、基端支持機構26の要部を示す斜視図である。ただし、図5においては、延出部5は図示していない。図5に示すように、基端支持機構26は、ステータコア2の端面上に配置され、延出部5(図2参照)が折り曲げられるときに各延出部5の基端部を支持する基端支持部材27と、延出部5の基端部を支持する支持位置と所定の退避位置との間で基端支持部材27を径方向に駆動する支持部材駆動部28とを備える。
支持部材駆動部28は、上述の径方向駆動部10と同様の構成を備える。そして、支持部材駆動部28は、径方向駆動部10が係合部8を駆動するのと同様にして基端支持部材27を径方向Rに駆動する。基端支持部材27は、スロット3と同数が設けられ、そのすべてが同時に同様にして駆動される。
すなわち、支持部材駆動部28は、各基端支持部材27を径方向に移動自在に案内する案内部29と、各基端支持部材27に固定された従動部30と、周方向Cに回転自在に支持された回転部31とを備える。回転部31は、基端支持部材27と同数の円弧状のカム溝32を有する。カム溝32は、回転部31が回転されたとき、各基端支持部材27の従動部30に作用して各基端支持部材27に径方向Rの駆動力を付与する。
案内部29は、基端支持部材27と同数の径方向Rに長い案内溝33を有しており、ワーク支持部34に固定される。各基端支持部材27は、案内溝33に対して軸方向Aに挿入される3つの案内ピン35を有する。各基端支持部材27は、案内ピン35及び案内溝33を介して、案内部29により径方向Rに案内される。
案内部29と回転部31との間には、スペーサ36が設けられる。スペーサ36は、軸方向Aに垂直な一方の面が案内部29の一方の面と対向し、かつこれらの対向面間で、各基端支持部材27が径方向Rに移動するための空間を形成するように、案内部29に固定される。
また、スペーサ36は、案内部29の各案内溝33に対応する位置において、径方向Rに長く、軸方向Aに貫通した、案内溝33と同数の貫通溝37を有する。各基端支持部材27の従動部30は、対応する貫通溝37を経て回転部31の対応するカム溝32に対し、軸方向Aに挿入される。従動部30は、貫通溝37に接触することはない。
回転部31は、フレーム12に固定されたモータ38(図1参照)によりタイミングプーリやタイミングベルトを介して周方向Cに回転される。回転部31が周方向Cに回転されると、回転部31の各カム溝32が、各基端支持部材27の従動部30に作用し、各基端支持部材27を、案内部29の各案内溝33に沿って、径方向Rに駆動する。
図1に示すように、ステータ製造装置7は、さらに、図2のワークピース1を支持するワーク支持部34と、周方向駆動部9により折り曲げられた各延出部5の基端部と先端部との間の中間部を径方向Rの内方から押圧して外方に拡張する拡張部39とを備える。ワーク支持部34はフレーム12上に設けられる。
図6は、拡張部39の要部を示す断面図である。図6に示すように、拡張部39は、各延出部5の中間部を押圧するための押圧部材40と、押圧部材40を径方向Rに駆動する押圧部材駆動部41とを備える。押圧部材40は、スロット3と同数が設けられる。押圧部材駆動部41は、各スロット3から延出している延出部5の間の空間において押圧部材40を径方向Rに駆動する。その際、すべての押圧部材40を同時に同様にして径方向Rに駆動する。
押圧部材駆動部41は、軸方向Aに駆動される昇降軸42と、フレーム12に固定されたメタルガイド43と、昇降軸42と各押圧部材40との間に介在するリンク機構44とを備える。リンク機構44は、押圧部材40と同数が設けられる。昇降軸42は、図1に示されるモータ45により、タイミングプーリ、タイミングベルト、ボールネジ等を介して、軸方向Aに駆動される。メタルガイド43は、各押圧部材40を径方向Rに移動自在に案内する。
各リンク機構44は、昇降軸42の軸方向Aの運動を、メタルガイド43による案内に従った径方向Rにおける各押圧部材40の運動に変換する。拡張部39は、この各押圧部材40の運動により、折り曲げられた各延出部5の中間部を拡張する。
図7は、ステータ製造装置7による折曲げ加工の工程を示すフローチャートである。図7に示すように、折曲げ加工に際しては、まず、加工対象となるワークピース1が、ステータ製造装置7に取り付けられる(ステップS1)。
この取付けは、ワーク支持部34にワークピース1を支持させることにより行われる。ワークピース1においては、図2のように、導体セグメント4がステータコア2の各スロット3に挿入され、延出部5による導体層6が形成されている。
次に、基端支持機構26において、支持部材駆動部28により、各基端支持部材27が所定の退避位置から径方向R内方の支持位置へ駆動される(ステップS2)。これにより、各基端支持部材27が、図5に示されるように、各延出部5の基端部を支持し得る位置に配置される。
次に、ステップS3の係合部8の位置決めとステップS4〜S7の折曲げ工程とが、導体層6を構成する加工層の数と同じ回数だけ繰り返される。1回の折曲げ工程により、1つの加工層についての折曲げ加工が行われる。この折曲げ工程は、延出部5を若干折り曲げるステップS4の第1折曲げ工程と、延出部5をさらに折り曲げるステップS6の第2折曲げ工程とを含む。各回の折曲げ工程は、導体層6を構成する加工層のうちの最も外側の最外加工層から最も内側の最内加工層にかけて加工層毎に順次行われる。
すなわち、ステップS3では、軸方向駆動部11、径方向駆動部10等により、係合部8が、今回の折曲げ工程に付される1つの加工層に属する各延出部5に対して、図8のように、位置決めされる。
この位置決めに際し、各係合部8は、径方向駆動部10により、各延出部5の延出位置に対応する径方向Rの位置に位置するように径方向Rへ駆動される。また、このとき、各係合部8は、必要に応じ、周方向駆動部9や軸方向駆動部11により周方向Cや軸方向Aに駆動される。
ステップS4では、延出部5を若干折り曲げる第1折曲げ工程が行われる。すなわち、周方向駆動部9及び軸方向駆動部11により、各係合部8が周方向C及び軸方向Aに駆動される。この駆動の開始時には、図4のように、各係合部8の係合先端部23が、延出部5の先端部に係合する。その後、この駆動は、各係合部8とこれに係合している各延出部5の先端部との位置関係が一定に保持され、係合状態が維持されるように行われる。また、この駆動は、各延出部5の先端部の周方向Cの位置が、隣接するスロット3間の間隔の半分程度だけ初期位置から移動した位置となるように行われる。
これにより、各延出部5は、図9のように、若干折り曲げられた状態となる。図11(a)及び(b)は、この状態を、それぞれ軸方向A及び周方向Cに見た様子を模式的に示す。
ステップS5では、第1折曲げ工程により折り曲げられた各延出部5を径方向Rの内方から押圧して外方へ拡張する拡張工程が行われる。すなわち、拡張部39において昇降軸42が軸方向Aに駆動され、押圧部材40が径方向R外方の所定位置に移動される。また、この駆動に同期して、各係合部8は、各延出部5の先端部との係合が維持されるように、径方向駆動部10によって径方向Rの外方へ駆動される。これにより、ステップS4で若干折り曲げられた各延出部5が、図12に例示されるように、径方向Rの外方へ拡張された状態となる。
ステップS6では、拡張された各延出部5をさらに折り曲げる第2折曲げ工程が行われる。すなわち、押圧部材40を上述の所定位置に配置したまま、周方向駆動部9及び軸方向駆動部11により、各係合部8がさらに周方向C及び軸方向Aに駆動される。
この駆動は、各係合部8とこれに係合している各延出部5の先端部との位置関係が一定に保持され、係合状態が維持されるように行われる。また、この駆動は、各延出部5の先端部の周方向Cの位置が、隣接するスロット3間の間隔の3倍程度だけ図8の初期位置から周方向Cへ移動した位置となるように行われる。
このとき、各延出部5は、対応する押圧部材40の径方向R外側の端面に沿って、該端面により径方向R外方に拡張されながら折れ曲がる。これにより、各延出部5は、径方向Rに見た状態が図10に例示したような状態となり、軸方向A及び周方向Cに見た状態が図13に例示したような状態となる。
ステップS7では、図14に示すように、必要に応じて、隣接する各相のコイル間を絶縁するための相間紙46が、今回の折曲げ加工の対象とされた加工層の各延出部5と、次回の折曲げ加工の対象とされる加工層の各延出部5との間の隙間に挿入される。これにより導体層6の1つの加工層についての折曲げ加工が完了する。
次に、ステップS8において、今回の折曲げ工程に付された加工層が径方向Rにおける最も内側の最内加工層であるか否かが判定される。最内加工層でない場合には、ステップS3へ戻り、次の加工層に属する各延出部5が、次回の折曲げ工程に付される。ただし、次回の折曲げ工程では、必要に応じて、今回の折曲げ工程における延出部5の折曲げ方向と逆方向に、延出部5の折曲げが行われる。
図15では、この折曲げ方向が反転されたときの様子が例示されている。すなわち、最外加工層については、折曲げ方向が周方向Cについて時計回りであるのに対し、その1つ内側の加工層については、反時計回りとなっている。なお、1つ内側の加工層については、ステップS4で若干折り曲げられた状態の延出部5が示されている。
ステップS8の判定により、今回の折曲げ工程に付された加工層が最内加工層であるとされた場合には、図7の折曲げ加工が終了する。折曲げ加工が終了したワークピース1は、例えば図16に示すような状態となる。このワークピース1については、その後、各延出部5の先端部が所定の組合せで溶接され、ステータコイルが形成される。
なお、各加工層についての拡張工程での拡張量を変化させることにより、相間紙46を挿入するための各間隙の大きさを、一定となるように調整することができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1折曲げ工程で係合部8の駆動により延出部5を若干折り曲げた後、その延出部5を、拡張工程で径方向Rの内方から押圧して外方へ拡張し、さらに第2折曲げ工程により完全に折り曲げるようにしている。
そして、この第1折曲げ工程、拡張工程及び第2折曲げ工程を、径方向Rの延出位置が異なる各加工層の延出部5について順次施すようにしている。したがって、径方向Rの延出位置が異なる各延出部5の間に相間紙46を挿入するための間隙を、延出部5の折曲げと並行して形成することができる。これにより、ステータ製造のための工程を減らすことができる。
また、各加工層についての拡張工程での拡張量を変化させることにより、相間紙46を挿入するための各間隙の幅を一定となるように調整できるので、加工層の数に拘わらず、相間紙46を挿入するための間隙を支障なく形成することができる。
また、拡張部39は、各スロット3から延出している延出部5の間の空間において押圧部材40を径方向Rに駆動する押圧部材駆動部41を備えるので、折り曲げられた延出部5の基端部と先端部との間の中間部を、押圧部材40により支障なく押圧することができる。
また、拡張部39は、スロット3の数と同数の押圧部材40を備え、押圧部材駆動部41は、すべての押圧部材40を同時に径方向Rに駆動するので、拡張部39による拡張を、全スロット3に係る延出位置が同一の延出部5について同時に行うことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、折曲げ工程には第1折曲げ工程、拡張工程及び第2折曲げ工程が含まれるが、第2折曲げ工程を廃止し、第1折曲げ工程で延出部5の完全な折曲げを行い、これを拡張工程で拡張するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、係合部8の係合先端部23は、図4に示すツメ状の先端を有する形態のものに代えて、図17のように、延出部5の先端部に係合する凹部47を備えたものであってもよい。この場合、凹部47は、軸方向Aに長い直方体形状を有する。該直方体形状の3組の対向面は、それぞれ軸方向A、周方向C及び径方向Rに垂直である。
軸方向Aに垂直な対向面のうちの一方は、係合先端部23の先端面において開放された開放面となっている。径方向Rに垂直な対向面のうちの一方は、係合先端部23の径方向R内側の面において開放された開放面となっている。すなわち、凹部47は、これらの2つの開放面以外の4つの面で構成される。凹部47の大きさは、凹部47に延出部5の先端部を嵌合させたときに若干の隙間が生じる程度に、該先端部より大き目となっている。
したがって、延出部5の先端部に対して軸方向A及び周方向Cについて位置決めされた係合先端部23を、径方向Rの外方から内方へ矢印Yのように駆動させることにより、係合先端部23を延出部5の先端部に嵌合させ、径方向Rについても位置決めすることができる。このとき、凹部47の径方向Rに垂直な内壁47aが、この径方向Rについての位置決めに利用される。
このようにして位置決めされた係合先端部23を、周方向Cに沿って駆動させ、かつその移動量に応じて係合先端部23の軸方向Aの位置を調整することにより、図18(a)〜(c)のように、延出部5を折り曲げることができる。
このとき、周方向Cへの駆動を開始する前の時点では、図18(a)のように、延出部5の先端部と凹部47との間に隙間が存在する。しかし、周方向Cへの駆動が開始されると、図18(b)のように、延出部5の先端部が凹部47に接触し、延出部5の剛性によって比較的強い摩擦力が該先端部と凹部47との間に働くので、該先端部は係合先端部23により良好に保持され、延出部5の折曲げが支障なく開始される。
なお、折曲げが行われる間、係合先端部23の軸方向Aの位置が調整されるので、図18(c)のように、延出部5の先端部が凹部47から逸脱することはない。
2…ステータコア、3…スロット、4…導体セグメント、5…延出部、7…ステータ製造装置、8…係合部、9…周方向駆動部、10…径方向駆動部、11…軸方向駆動部、13…案内部、14…従動部、15…回転部、23…係合先端部、24…先端支持部、27…基端支持部材、28…支持部材駆動部、39…拡張部、40…押圧部、46相間紙。

Claims (5)

  1. 環状のステータコアの径方向の位置が異なる複数の延出位置において該ステータコアのスロットから軸方向に延出した複数の導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造方法であって、
    前記延出部の先端部に径方向に駆動可能な係合部を係合させ、該係合部を前記ステータコアの周方向に駆動して該延出部を折り曲げる折曲げ工程と、
    前記折曲げ工程により折り曲げられた延出部を前記径方向の内方から押圧して外方へ拡張する拡張工程とを備え
    前記拡張工程では、前記延出部の先端部に係合している係合部が、該係合が維持されるように、前記径方向に移動されることを特徴とするステータ製造方法。
  2. 環状のステータコアに形成されたスロットにおいて該ステータコアの径方向の位置が異なる複数の延出位置から該ステータコアの軸方向に延出した複数の導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造方法であって、
    前記延出部の先端部に係合部を係合させ、該係合部を前記ステータコアの周方向に駆動して該延出部を折り曲げる第1折曲げ工程と、
    押圧部材を所定位置へ駆動することにより、前記第1折曲げ工程で折り曲げられた延出部を該押圧部材により前記径方向の内方から押圧して外方へ拡張する拡張工程と、
    前記拡張工程の後、前記押圧部材を前記所定位置に配置したまま、前記延出部の先端部に係合している係合部をさらに前記周方向に駆動して該延出部を折り曲げる第2折曲げ工程とを備えることを特徴とするステータ製造方法。
  3. 環状のステータコアに形成されたスロットにおいて該ステータコアの径方向の位置が異なる複数の延出位置から該ステータコアの軸方向に延出した複数の導体セグメントの延出部を折り曲げるステータ製造装置であって、
    前記延出部の先端部に係合可能であり、径方向に移動可能な係合部と、
    前記延出部の先端部に係合した係合部を前記ステータコアの周方向へ駆動して該延出部を折り曲げる周方向駆動部と、
    前記周方向駆動部により折り曲げられた延出部の基端部と先端部との間の中間部を前記径方向の内方から押圧して外方に拡張する拡張部とを備えることを特徴とするステータ製造装置。
  4. 前記拡張部は、
    前記延出部を押圧するための押圧部材と、
    前記押圧部材を、各スロットから延出している前記延出部の間の空間において前記径方向に駆動する押圧部材駆動部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のステータ製造装置。
  5. 前記拡張部は、前記スロットの数と同数の前記押圧部材を備え、
    前記押圧部材駆動部は、すべての前記押圧部材を同時に前記径方向に駆動することを特徴とする請求項4に記載のステータ製造装置。
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