JP6971469B2 - トイレ用ドア開閉スイッチおよびトイレ用自動ドアシステム - Google Patents
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Description
また、トイレ用自動ドアシステムにはさらに音声案内装置が配設されたものもあり、例えば「開くボタンを押すとドアが開きます」のような案内メッセージで操作者に適切なスイッチ操作を促し、さらに利便性を向上させている。また多国籍の人が利用する施設においては、さらに複数言語による音声案内を行なう音声案内装置も配設されている。
また音声案内は視覚障害者にとっても利便性を向上させる有効な手段の1つだが、従来の「開くボタンを押すとドアが開きます」のような案内メッセージでは目視で開くボタンを認識できない視覚障害者の利便性を向上させる効果は限定的であった。
状態表示部と、開き用と閉じ用の2つの押しボタン部が配設され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、開き用と閉じ用に対応し形状の異なる触知記号が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、前記開き用と閉じ用に対応する異なる点字が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の中央付近に、前記開き用と閉じ用に対応し向きの異なる2本の矢印が配置され、
少なくとも前記触知記号の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の一方の側の前記2本の矢印の隙間に形成され、少なくとも前記点字の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の他方の側の前記2本の矢印の隙間に形成されたことを特徴とする。
トイレの出入口に配したドアと、前記トイレの室外と室内にそれぞれ配置されて前記ドアの開閉を操作する2つのトイレ用ドア開閉スイッチと、前記2つのトイレ用ドア開閉スイッチからの開信号及び閉信号に基づいて駆動装置を制御して前記ドアを開閉させる駆動用コントローラとを備え、
前記トイレ用ドア開閉スイッチは、状態表示部と、開き用と閉じ用の2つの押しボタン部が配設され、前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、開き用と閉じ用に対応し形状の異なる触知記号が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、前記開き用と閉じ用に対応する異なる点字が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の中央付近に、前記開き用と閉じ用に対応し向きの異なる2本の矢印が配置され、
少なくとも前記触知記号の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の一方の側の前記2本の矢印の隙間に形成され、少なくとも前記点字の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の他方の側の前記2本の矢印の隙間に形成されたことを特徴とする。
(実施例1)
トイレ21は、その間口21aに引き戸式のドア22が開閉自在に配置され、その間口21aの上部の無目内に図示省略したモータ、エンコーダ等のドア位置検出部、タイミングベルト等の動力伝達機構を備えた駆動装置23と、その駆動装置23の駆動動作を適宜の出力信号により駆動させる駆動用コントローラ24が配設されている。駆動用コントローラ24には、電気錠コントローラ26を介して電気錠25が接続され、ドア22の開閉動作に対応して適時に施錠または解錠するようにしている。
なお、トイレ21内には便器21bや洗面台21cが設置されるとともに便器21bの近傍には緊急呼出スイッチ34を設けており、その他に図示しないが室内灯や換気扇などが適宜に装備されるものである。
なおトイレ室外用ドア開閉スイッチ1及びトイレ室内用ドア開閉スイッチ2は、図1のように各押しボタン部を横型配置としてもよいが、図2に示すように縦型配置とする方が好ましい。
近接センサ32は静電容量型のセンサ等でもよいが、通常の自動ドアに使用され検出エリアを細分化して通行者の位置を検出できる起動用の光学センサを使用してもよい。これにより通行者がドア22に近づいたときと、トイレ室外用ドア開閉スイッチ1に近づいたときを区別できるので、より最適な音声メッセージを発声させることができる。
またトイレ21の室内にも、トイレ室内用ドア開閉スイッチ2の内部もしくは周辺に、利用者を非接触で検出する室内用近接センサ33を配置してもよい。これによりトイレ内の利用者にも、より最適なタイミングで音声メッセージを発声させることができる。
また記憶部30は、ドア22の開閉状態、トイレドア開閉スイッチ1、2の押しボタン部の操作状況、案内目的などに応じた案内メッセージが多言語で種別音声ごとに予め録音しファイルとして登録されたものである。
図3(a)において状態表示部5を間にして、開き用押しボタン部3と閉じ用押しボタン部4が配設されている。また薄型の枠部11がトイレ室内用ドア開閉スイッチの外周に全体を囲むように配設され、枠部11に沿って上下する両押しボタン部3、4は枠部11よりも突出して配設されているため、両押しボタン部3、4は略全面が操作可能な押圧部となっており、体の不自由な人でも容易に操作できる構造となっている。
本発明では両触知記号8、9と点字部7は共に両押しボタン部3、4の押圧部に配設されているため、利用者が触知記号又は点字部により触れて、その押しボタン部が操作したい押しボタン部と認識した時点で、その触知記号又は点字部をそのまま押圧操作することが可能であり、視覚障害者にとって使いやすいものとなっている。従来は押圧部に触知記号と点字部を両方配設した例は見られず、例えば点字部が押しボタン部の押圧部の外側に配設されている場合には、利用者が点字部により押しボタン部が操作したい押しボタン部と認識した後に、押しボタン部の押圧部を再度探す必要があり、視覚障害者にとって使い勝手のよいものとは言えなかった。
両押しボタン部3、4の押圧部のベース面と状態表示部5の表示面が、全体として1の面を形成している場合、健常者が見た場合の意匠性が向上している反面、両押しボタン部3、4の押圧部と状態表示部5の表示面の間に段差がないため、視覚障害者にとって、トイレ用ドアスイッチのどこに両押しボタン部3、4があるかを、触覚で判断するのは容易とはいえなかった。これに対し押圧部上に凸状の案内部10を配設することにより、状態表示部5の表示面に対して両押しボタン部3、4の押圧部上の案内部10が高く突出することになるため、視覚障害者でも触覚により案内部10を突出部と認識することができ、更には突出した案内部10もしくは案内部10で囲まれた部分に両押しボタン部3、4があると比較的容易に認識できるようになる。案内部10は両押しボタン部3、4の押圧部上にあるため、案内部10やその内側を押圧することで、押しボタン部3、4を操作できることは言うまでもない。
なお図3では案内部10は円周状に突起させているが、これには限定されず、楕円状、長円状、角丸四角形など、案内部10が形成される押しボタン部の押圧部の形状や、案内部10が囲む触知記号の形状に合わせて選択してもよい。ただし案内部10はそれ自体が触知記号と認識されないように、屈曲部のない連続的な形状であることが望ましい。
また案内部10の内側の触知記号8、9の突起の無い部分に、触知記号の突起よりも低い凸型の点を上下左右に繰返し配置した点テクスチャや、触知記号の突起よりも低い凸型の線を平行に繰返し配置した線テクスチャなどのテクスチャ12を配置してもよい。テクスチャ12を構成する点の大きさや高さや間隔、線の太さや高さは、テクスチャ12部を指先で触知したとき指先が底面に触れるようにするとよい。これにより触知記号の存在や形状がより認識しやすくなる場合もある。
また両押しボタン部3、4上の触知記号8、9は全体が発光部6に含まれるように発光部6上に突出して形成されており、触知記号8、9もLED等からの光を透過して発光する発光部6の一部となっている。触知記号の機能としては発光する必要はないが、触知記号8、9も発光部6も押しボタン部3、4の中央部に配設され、それぞれが形状の違いにより配設された押しボタン部が開き用か閉じ用かを識別するためのものであり、少なくともある程度以上大きい必要があることから、状況に応じて重なり合うように配設されてもよい。触知記号8、9と発光部6とは形状と大きさを一致させてもよいが、触知で識別しやすい触知記号8、9の形状と目視で識別しやすい2つの発光部6の形状は必ずしも一致せず、発光部6の方をより大きな面積とした方が好ましいことが多い。従って、触知記号8、9の全てが発光部6に含まれるように形成されるか、少なくとも触知記号8、9の一部が発光部6に含まれるように形成されるとよい。
同様に案内部10の周囲面からの高さHbは0.3mm以上、1.5mm以下とし、さらに好ましくは0.5mm以上、1.3mm以下とするとよい。また案内部10の上部の触知部分の幅Wbは0.5mm以上、1.5mm以下とし、さらに好ましくは0.5mm以上、1.3mm以下とするとよい。断面形状は長方形、台形などでもよいが、これには限定されず、周囲面からの高さと上部の幅が上記範囲に入っていればよい。また周囲面が平面でなく曲面の場合も、その曲面からの高さが上記範囲に入っていればよい。
これに対して従来のトイレ室外用ドア開閉スイッチでは図5(b)と同じトイレが利用可能な空室時に、状態表示部5の使用中の文字を非発光とするだけで、空室の文字を発光させることができなかった。従って使用中の文字が点灯しない状態でうっすらと見えているか、殆ど見えていないかのどちらかである。使い慣れている人は開き用押しボタン部3の発光部6が発光しているときはトイレが空室と分かるが、そうでないと空室かどうか判断に迷うことがあったが、本発明のように状態表示部5に使用中の時だけ使用中と表示させるのでなく、空室時にも空室と明確に表示させることで、初めて利用する人でも安心して利用できるようになる。
これに対して従来のトイレ室内用ドア開閉スイッチ2では図5(d)のとき、状態表示部5の施錠中の文字が非発光状態となるだけで未施錠の文字は発光させることができなかった。従って施錠中の文字が発光しない状態でうっすらと見えているか、殆ど見えていないかのどちらかである。使い慣れている人は閉じ用押しボタン部4の発光部6が発光しているときはトイレが未施錠と分かるようになるが、それまでは未施錠かどうか判断が難しかったが、本発明のように状態表示部に施錠中の時だけ施錠中と表示させるのでなく、未施錠時にも未施錠と明確に表示させることで、初めて利用する人でも施錠するのを忘れず安心して利用できるようになる。
図6において、まずトイレ21が使用中か否かを判断し(STEP1)、トイレ21が使用中の場合はトイレ室外用ドア開閉スイッチ1の近傍に利用者が近付いて室外用近接センサ32がONしたか否かを判断し(STEP2)、近接センサがONした場合には、トイレが使用中であることを利用者に伝える案内メッセージとして、例えば音声(1)「トイレは使用中です。」を発声する(STEP3)。従来のトイレ用の自動ドアシステムでは、例えば利用者が開き用押しボタン部3を操作したとき、トイレが使用中であることを利用者に知らせる案内メッセージを発声するものはあったが、例えば視覚障害者にとって開き用押しボタン部3を探して操作する前にトイレが使用中であることが分かれば、負担を大幅に軽減することができる。
なお、上記の例ではトイレが使用中のときに室外用近接センサ32により利用者の接近を検出したときに音声メッセージを発声するようにしたが、室外用近接センサ32によらず、トイレが使用中のときトイレが使用中であることを知らせる音声メッセージを所定の時間間隔で繰返し発声するようにしてもよい。
またトイレ室外用ドア開閉スイッチの近傍をトイレ利用者以外の通行人が通過するようなところでは、室外用近接センサ23が利用者を検出した後、所定の時間検知が継続したときに、トイレが使用中であることを知らせる音声メッセージを発声するようにしてもよい。これにより本当にトイレを利用したい人にだけ、トイレが使用中であることを知らせることができるので、余計な発声を抑制することができる。
また案内メッセージとして例えばさらに情報量の多い音声(2)「上側の光るボタンを押すとドアが開きます。」を発声するようにしてもよい。この例では操作すべきボタンの位置や方向に加え、操作すべきボタンが光っていることを利用者に伝えることができるため、文字の認識が容易でないロービジョン者の負担も軽減することができる。
開き用押しボタン部3の操作を促す案内メッセージである音声(2)が発声され(STEP5)、開き用押しボタン部が操作されてONになると(STEP6)、注意喚起の案内メッセージとして例えば音声(3)「ドアが開きます。ご注意下さい。」を発声してから(STEP7)、ドア22が開動する(STEP8)。
閉じ用押しボタン部4の操作を促す案内メッセージである音声(5)が発声され(STEP11)、閉じ用押しボタン部4が操作されてONになると(STEP12)、注意喚起の案内メッセージとして例えば音声(6)「ドアが閉まります。ご注意下さい。」を発声してから(STEP13)、ドア22が閉動する(STEP14)。ドア22の閉動作が完了すると電気錠25が施錠され、ドア22が施錠されたことを知らせる案内メッセージとして、例えば音声(7)「ドアは施錠されました。」を発声し(STEP15)、トイレは使用中となる(STEP16)。
なお室内側近接センサ33は省略することもできる。その場合、例えば音声(4)「ドアが開きました。中にお入り下さい。」を発声してから、所定の時間経過後の利用者がトイレ室内用ドア開閉スイッチ2の近傍に到達するころに、例えば音声(5)「下側のボタンを押すとドアが閉まります。」、もしくは「下側の光るボタンを押すとドアが閉まります。」を発声するようにしてもよい。
音声(5)の案内メッセージを発声後に、トイレ室外用ドア開閉スイッチ1の閉じ用押しボタン部4が操作されてONになると(STEP25)、注意喚起の案内メッセージとして例えば音声(6)「ドアが閉まります。ご注意下さい。」を発声してから(STEP26)、ドア22が閉動し(STEP27)、トイレ21は空室となる(STEP28)。
実施例2は実施例1に対し、トイレ用ドア開閉スイッチ1、2の構成、特に案内部10とそれに関連する部分の構成のみが異なるため、その異なる構成のみを説明し、他の実施例1と同じ構成の部分については詳細説明を省略する。
図9(a)において状態表示部5を間にして、開き用押しボタン部3と閉じ用押しボタン部4が配設され、両押しボタン部3、4の押圧部の中央付近には、周囲面である押圧部のベース面から円柱状に突出する比較的大きな案内部10が形成されている。案内部10が円周状でなく円柱状に形成されている点で実施例1と異なるが、両押しボタン部3、4の押圧部のベース面と状態表示部5の表示面が、全体として1つの面を形成している場合でも、状態表示部5の表示面に対し両押しボタン部3、4の押圧部上の柱状の案内部10が高く突出することになるため、視覚障害者でも触覚により突出した案内部10の部分を両押しボタン部3、4と比較的容易に認識できる点は実施例1と変わらない。
また発光部6も押圧部のベース面から突出した円柱状の案内部10の上面に集中して形成され、製造しやすい構造となっている。
実施例3は実施例1に対して、トイレ用ドア開閉スイッチ1、2の構成のみが異なるため、その異なる部分のみを説明し、他の実施例1と同じ構成の部分については詳細説明を省略する。
図10において状態表示部5を間にして、開き用押しボタン部3と閉じ用押しボタン部4が配設されている。実施例3の両押しボタン部3、4は、押圧部に円周状や円柱状に突出する案内部10がない点で実施例1や実施例2と異なるが、左側面図に示す通り、両押しボタン部3、4の押圧部全体が状態表示部5の表示面より突出して形成されているので、視覚障害者が触覚により両押しボタン部3、4を容易に認識できる点は変わらない。
また、ここでは2本の矢印が発光するものとして説明したが、逆に2本の矢印は不透明の例えば黒色として、矢印の周囲を発光部6としてもよい。また両押しボタン部3、4の発光部6のうち、一方は2本の矢印を発光部6とし、他方を2本の矢印の周囲を発光部6としてもよい。
2 :トイレ室内用ドア開閉スイッチ
3 :開き用押しボタン部
3B:開き用押しボタン部の押圧部ベース面
4 :閉じ用押しボタン部
4B:閉じ用押しボタン部の押圧部ベース面
5 :状態表示部
6 :発光部
7 :点字部
8 :開き用触知記号
9 :閉じ用触知記号
10:案内部
11:枠部
12:テクスチャ
21:トイレ
22:ドア
23:駆動装置
24:駆動用コントローラ
25:電気錠
26:電気錠コントローラ
27:操作案内コントローラ
28:音声案内装置
29、29a、29b:スピーカ
30:記憶部
31:音声コントローラ
32:室外用近接センサ
33:室内用近接センサ
34:緊急呼出スイッチ
35:安全光線
Claims (10)
- 状態表示部と、開き用と閉じ用の2つの押しボタン部が配設され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、開き用と閉じ用に対応し形状の異なる触知記号が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、前記開き用と閉じ用に対応する異なる点字が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の中央付近に、前記開き用と閉じ用に対応し向きの異なる2本の矢印が配置され、
少なくとも前記触知記号の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の一方の側の前記2本の矢印の隙間に形成され、少なくとも前記点字の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の他方の側の前記2本の矢印の隙間に形成されたことを特徴とするトイレ用ドア開閉スイッチ。 - 前記開き用と閉じ用に対応し向きの異なる2本の矢印のうち、一方は2本の矢印が発光部であり、他方は2本の矢印の周囲が発光部であることを特徴とする請求項1に記載のトイレ用ドア開閉スイッチ。
- 前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の上下両端部に、前記開き用と閉じ用に対応する異なる文字が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトイレ用ドア開閉スイッチ。
- 前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の上端部に配置された前記開き用と閉じ用に対応する文字は、ひらがなの「あける」と「しめる」であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のトイレ用ドア開閉スイッチ。
- 前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の下端部に配置された前記開き用と閉じ用に対応する文字は、英語の「OPEN」と「CLOSE」であることを特徴とする請求項3に記載のトイレ用ドア開閉スイッチ。
- 前記開き用と閉じ用に対応する異なる文字のうち、一方は文字が発光部であり、他方は文字の周囲が発光部であることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載のトイレ用自動ドア開閉スイッチ。
- 前記点字は前記触知記号に外接する長方形から10mm以上離れた位置に配設されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のトイレ用ドア開閉スイッチ。
- 前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部全体が、前記状態表示部の表示面よりも突出していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のトイレ用ドア開閉スイッチ。
- トイレの出入口に配したドアと、前記トイレの室外と室内にそれぞれ配置されて前記ドアの開閉を操作する2つのトイレ用ドア開閉スイッチと、前記2つのトイレ用ドア開閉スイッチからの開信号及び閉信号に基づいて駆動装置を制御して前記ドアを開閉させる駆動用コントローラとを備え、
前記トイレ用ドア開閉スイッチは、状態表示部と、開き用と閉じ用の2つの押しボタン部が配設され、前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、開き用と閉じ用に対応し形状の異なる触知記号が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部に、前記開き用と閉じ用に対応する異なる点字が、周囲面から凸状に形成され、
前記2つの押しボタン部のそれぞれの押圧部の中央付近に、前記開き用と閉じ用に対応し向きの異なる2本の矢印が配置され、
少なくとも前記触知記号の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の一方の側の前記2本の矢印の隙間に形成され、少なくとも前記点字の一部は前記2本の矢印の上側もしくは下側の他方の側の前記2本の矢印の隙間に形成されたことを特徴とするトイレ用自動ドアシステム。 - 前記2つの押しボタン部には発光部がさらに配設され、
前記トイレの状態に応じて、利用者が操作できる前記2つの押しボタン部の発光部のみを発光させて、その操作を促す操作案内コントローラを更に備えたことを特徴とする請求項9に記載のトイレ用自動ドアシステム。
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