JP6971230B2 - ブレーキキャリパ - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、車両のブレーキキャリパに関する。さらに詳細には、限定されるわけではないが、本発明は、ディスクブレーキキャリパ本体と、このようなブレーキキャリパ本体を内蔵したブレーキキャリパ、制動システム、および車両とに関する。
従来の車両用のディスクブレーキシステムは、車輪に結合されたディスクと、ディスクの外側部分を内部に受けるブレーキキャリパと、キャリパ内のディスク両側の摩擦パッドとを含む。ブレーキキャリパは、車両を減速させるためにパッド間でディスクを選択的に圧迫する、それぞれのピストンチャンバ内で往復可能な1つまたは複数のピストンを含む。
高性能なディスクブレーキシステムは、各ブレーキパッドをディスクに向けて付勢するための1つまたは複数のピストンをディスクの両側のそれぞれに含むことが多い。多くのこのような構成では、マスタシリンダからの加圧ブレーキ液を単一の注入口から導入し、これを両側のピストンチャンバに供給するためにキャリパの両側に分配しなければならない。これは、一般に、両側を接続するクロスオーバ流路を使用して行われる。
欧州特許第1865218号明細書には、2つのサイドリムのそれぞれに複数のピストンチャンバを流体接続するピストンチャンバチャネルを有し、また各チャネルの一端を接続する外部クロスオーバパイプを有するキャリパ本体を備えた、対向ピストン型ディスクブレーキキャリパが開示されている。外部パイプは、損傷しやすく、流体接続部で漏れが生じやすく、また、追加の構成要素を使用することにより、製造および組立ての複雑さおよび/またはコストが増大する可能性がある。
日本特許第1030660号には、本体に直接穿孔されたクロスオーバチャネルを有するキャリパ本体を備えた、対向ピストン型ディスクブレーキキャリパの一例が開示されている。このキャリパは、2つのサイドリムと、これらのサイドリムのそれぞれの端部を接続する1対のブリッジ部分と、ブリッジ部分のうちの1つに設けられたクロスオーバチャネルとを含む。クロスオーバチャネルは、本体の外面から対向するピストンシリンダの内のそれぞれ対応するピストンシリンダ内にそれぞれ延び、中間点で互いに交差してシリンダ間の流体連絡をもたらす2つの穿孔で構成される。これらの穿孔のうちの一方の露出端部には、ブリードスクリュが取り付けられ、他方の穿孔の露出端部は、ブレーキのマスタシリンダと流体接続するためのバンジョー型取付具を備える。
使用時には、キャリパ本体の端部のブリッジ部分は、極めて大きな応力および高温にさらされる可能性があり、それによりブレーキ液が蒸発することによって、ブレーキが故障する可能性がある。したがって、ブリッジ部分は、このような問題を緩和するように構成しなければならず、そのために、これらのブリッジ部分に、またはそれらに非常に近い部分にクロスオーバチャネルを組み込もうとする場合には、キャリパ本体の大きさ、重量、および/または複雑さを増大させる必要が生じることがある。
したがって、従来技術の設計に関連する問題の内の少なくとも一部を緩和するブレーキキャリパを提供することが望ましい。本発明のさらに一般的な非排他的な目的は、剛性が改善され、かつ/あるいは軽量化され、かつ/あるいは故障しにくく、かつ/あるいは製造および/または組立てがそれほど高価でない、改良されたブレーキキャリパを提供することである。
本開示は、以下の[1]から[25]を含む。
[1]1対の離間リムと、各リムのそれぞれの端部をそれぞれ接続する1対のブリッジ部材と、上記ブリッジ部材の間の中間ブリッジ部分とを備えるブレーキキャリパ本体であって、各リムが、それぞれのピストンを受ける2つ以上の流体接続された油圧シリンダを含む油圧回路を含み、上記油圧回路が、少なくとも一部分が上記中間ブリッジ部分に形成されたチャネルによって互いに流体接続され、上記チャネルが、上記リム間および上記ブリッジ部材間の空間を横切って延びる、ブレーキキャリパ本体。
[2]上記チャネルが、上記リム間および上記ブリッジ部分間の上記空間を対角線状に横切って延びる、上記[1]に記載のブレーキキャリパ本体。
[3]端部間の長手方向寸法と、リム間の側方方向寸法と、上記長手方向寸法および上記側方方向寸法のそれぞれと直交する法線方向寸法とを有し、上記チャネルが、他方のリムとは異なる長手方向位置で一方のリムと交差する、上記[2]に記載のブレーキキャリパ本体。
[4]上記チャネルが、各リム内のリムチャネル部分と、上記リムチャネル部分を流体接続する上記中間ブリッジ部分内のブリッジチャネル部分とを含み、上記ブリッジチャネル部分が、上記リム間を対角線状に延びる、上記[2]または[3]に記載のブレーキキャリパ本体。
[5]端部間の長手方向寸法と、リム間の側方方向寸法と、上記長手方向寸法および上記側方方向寸法のそれぞれと直交する法線方向寸法とを有し、上記チャネルが、上記側方方向寸法に対して角度をなして延びるように、他方のリムとは異なる法線方向位置で一方のリムと交差する、上記[1]から[4]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[6]上記中間ブリッジ部分が、使用時に上記チャネル内に収容されるブレーキ液と上記キャリパ本体の上を流れる冷却媒体との間の熱伝達を改善する、上記チャネルに隣接する、または上記チャネルを少なくとも部分的に取り囲む、表面特徴を備える、上記[1]から[5]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[7]上記チャネルが、少なくとも一部分が露出している、上記中間ブリッジ部分と一体形成されたパイプ内に設けられる、上記[1]から[6]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[8]ディスク受け側と、上記ディスク受け側の反対側の外側と、上記リムの対向面および上記ブリッジ部材の対向面によって規定されるブレーキパッド受け領域とを有し、上記チャネルが、上記キャリパ本体の上記外側の上記リム間の空間を横切って延び、上記ブレーキパッド受け領域と位置合わせされる、上記[1]から[7]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[9]ディスク受け側と、上記ディスク受け側の反対側の外側と、上記リムの対向する油圧シリンダの間に規定される作動領域とを有し、上記チャネルが、上記キャリパ本体の上記外側の上記リム間の空間を横切って延び、上記作動領域と位置合わせされる、上記[1]から[8]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[10]ディスク受け側と、上記ディスク受け側の反対側の外側とを有し、各油圧回路の上記2つ以上の油圧シリンダが、外側油圧シリンダを含み、上記チャネルが、上記キャリパ本体の上記外側の上記リム間の空間を横切って延び、最も外側の油圧シリンダの中心軸の間で位置合わせされる、上記[1]から[9]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[11]各リムと交差する中心面を有し、上記チャネルの少なくとも一部分が、上記中心面に沿って延び、かつ/または上記中心面と交差する、上記[1]から[10]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[12]上記ブリッジ部材の間に、1つまたは複数の窓、ポケット、または凹部を備える、上記[1]から[11]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[13]上記チャネルが、完全に上記本体内に形成される、上記[1]から[12]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[14]上記中間ブリッジ部分が、ドームまたはプレート部分を含む、上記[1]から[13]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[15]上記油圧回路のうちの少なくとも1つが、1対の外側油圧シリンダと、内側油圧シリンダと、上記内側油圧シリンダに直接送り込む注入口とを備える、上記[1]から[14]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[16]単一片として形成される、上記[1]から[15]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[17]使用時に冷却媒体を送るための、上記リム間および上記ブリッジ部材間の上記空間の上に取り付けられた冷却ダクトを備える、上記[1]から[16]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
[18]流路が、上記冷却ダクトと、下に上記チャネルが位置する上記キャリパ本体の外面とによって、実質的に密封された状態で規定され、境界形成される、上記[17]に記載のブレーキキャリパ本体。
[19]1対の離間リムと、各リムのそれぞれの端部をそれぞれ接続する1対のブリッジ部分とを備えるブレーキキャリパ本体であって、各リムが、1つまたは複数の油圧シリンダを含む油圧回路を含み、上記油圧回路が、上記リム間および上記ブリッジ部分間の空間を対角線状に横切って延びるチャネルによって互いに流体接続される、ブレーキキャリパ本体。
[20]各油圧シリンダ内にそれぞれのピストンを備える上記[1]から[19]のいずれか一項に記載の本体を備えるブレーキキャリパ。
[21]上記[20]に記載のブレーキキャリパを2つ以上含む車両用の制動システム。
[22]上記[21]に記載の制動システムを含む車両。
[23]3次元付加または除去製造手段とともに使用される3次元設計を含むコンピュータプログラム要素であって、上記3次元設計が、上記[1]から[19]のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体の実施形態を含む、コンピュータプログラム要素。
[24]ブレーキキャリパ内のブレーキ液を冷却する方法であって、冷却媒体を上記ブレーキキャリパの外面上に直接、かつ/または上記ブレーキキャリパの外面を横切るように送る冷却ダクトに冷却媒体を通す、または流すステップを含み、上記外面の下に、上記キャリパの1対の離間リムのそれぞれの油圧ブレーキ回路を流体接続するチャネルが位置する、方法。
[25]流路が、上記冷却ダクトと、下に上記チャネルが位置する上記キャリパ本体の上記外面とによって、実質的に密封された状態で規定され、境界形成される、上記[23]に記載の方法。
したがって、本発明の第1の態様は、油圧回路をそれぞれ含む1対の離間リムと、各リムのそれぞれの端部をそれぞれ接続する1対のブリッジ部分とを備えるブレーキキャリパ本体であって、油圧回路が、リム間およびブリッジ部分間の空間を横切って延びるチャネルによって互いに流体接続される、ブレーキキャリパ本体を提供するものである。
したがって、チャネルは、キャリパ本体の応力および熱を受けにくい領域に位置する。実際に、本発明の実施形態では、例えば本発明の利点をさらに強化するために、チャネルが位置する領域に隣接して、その領域の上に、またはその領域を取り囲むように、冷却ダクトを設けることができる。いくつかの既知のキャリパ設計は、離間リム間の間隙を横切って冷却空気を伝達するようにこの一般領域に位置し、外部リム部分内に位置する外部ピストンおよびシリンダアセンブリに向けられた、冷却ダクトを含む。本発明の実施形態では、冷却ダクトは、使用時に冷却媒体を送ることによってチャネル内の作動油の蒸発を防止する能力をさらに向上させるための、リム間およびブリッジ部分間の空間の上に取り付けることができる。
各油圧回路は、それぞれのピストンを受け、ピストンを作動させる、1つまたは複数の油圧シリンダを備えることがある。少なくとも1つの油圧回路または各油圧回路は、それぞれの作動ピストンを受ける2つ以上の油圧シリンダを含むことがあり、これらの油圧シリンダは、流体接続または流体相互接続することがある。ブリッジ部分は、ブリッジ部材、リム、部分、または区画を含むことがある。
ブリッジ部分は、端部ブリッジ部分を含むことがある、または第1のブリッジ部分および第2のブリッジ部分と呼ばれることがある。1対のリムは、第1のリムおよび第2のリムを含むことがある。それぞれの油圧回路は、第1の油圧回路および第2の油圧回路を含むことがあり、例えば、第1のリムが、第1の油圧回路を含み、かつ/または第2のリムが、第2の油圧回路を含むことがある。2つ以上の油圧シリンダは、第1の油圧シリンダおよび第2の油圧シリンダを含むことがあり、存在する場合には、第3の油圧シリンダ、第4の油圧シリンダ、および/またはさらなる油圧シリンダを含むこともある。
キャリパ本体は、1つまたは複数の中間ブリッジ部分を含むことがあり、これらの中間ブリッジ部分は、第1のブリッジ部分と第2のブリッジ部分の間に、例えば位置することがある。中間ブリッジ部分のうちの少なくとも1つが、各リムのそれぞれの中間部分を互いに接続することがある。1つまたは複数の中間ブリッジ部分は、第3のブリッジ部分と、任意選択で第4または後続のブリッジ部分とを含むことがある。中間ブリッジ部分は、リムと第1および第2のブリッジ部分との間の空間の一部分しか横切らないこともある。ブリッジ部分のうちの少なくとも1つが、端部ブリッジ部分より薄いこともある。
好ましくは、中間ブリッジ部分は、ドーム、ブリッジプレート、またはプレート部分を含み、これらは、リムと第1および第2のブリッジ部分との間の空間の一部分、約半分、大部分、または全体にまたがることがある。中間ブリッジ部分は、キャリパ本体の中心またはそれに隣接して延び、かつ/または位置し、かつ/あるいは第1のブリッジ部分および第2のブリッジ部分のそれぞれから実質的に等距離にある、第3の中央ブリッジ部分を含むことがある。この中間ブリッジ部分、または少なくとも1つの中間ブリッジ部分は、リムに対して実質的に直交して、またはリムに対して対角線状に、例えば斜めに、位置する、または延びることがある。
チャネルの少なくとも一部分は、中間ブリッジ部分、または中間ブリッジ部分のうちの1つに形成することができる。これらの中間ブリッジ部分、または中間ブリッジ部分のうちの1つは、その中に形成されたチャネル部分を有することがある。中間ブリッジ部分に形成されたチャネル部分は、リム間、および/またはブリッジ部材間、例えばブリッジ部分間の位置の空間を横切って延びる、例えば側方に横切って延びることがある。油圧回路は、中間ブリッジ部分のチャネル部分を介して互いに流体接続することができる。
本発明の別の態様は、1対の離間リムと、各リムのそれぞれの端部をそれぞれ接続する1対のブリッジ部材と、各リムのそれぞれの中間部分を互いに接続する、ブリッジ部材の間の中間ブリッジ部分とを備えるブレーキキャリパ本体であって、各リムが、それぞれのピストンを受ける2つ以上の流体接続された油圧シリンダを含む油圧回路を含み、中間ブリッジ部分が、その内部に形成された、リム間およびブリッジ部分間の空間を横切って延びる、チャネル部分を含み、油圧回路が、中間ブリッジ部分のチャネル部分によって互いに流体接続される、ブレーキキャリパ本体を提供するものである。
中間ブリッジ部分に形成されるチャネル部分の少なくとも一部分は、リム間の空間を横切って延びることがある。中間ブリッジ部分は、チャネルに隣接するまたはチャネルを少なくとも部分的に取り囲むことのある表面特徴を備える可能性がある。この表面特徴は、使用時にチャネル内に収容されるブレーキ液とキャリパ本体の上を流れる冷却媒体との間の熱伝達を改善するのに適している、そのように構成されている、またはそのように適合されていることが好ましい。この表面特徴は、プロフィル、表面の1つまたは複数の突起、凹部、または断続部、あるいは熱伝達を改善するのに適したその他の任意の特徴を含む可能性がある。
これらの中間ブリッジ部分、またはこれらの中間ブリッジ部分のうちの少なくとも1つは、キャリパ本体あるいはその一方または両方のリムから分離可能である、取外し可能である、かつ/または最初から分離していることがある。実施形態では、これらの中間ブリッジ部分、またはこれらの中間ブリッジ部分のうちの少なくとも1つは、2つ以上の部分で設けられ、それらの部分のうちの1つまたはそれぞれは、リムのうちの1つ、例えばそれぞれのリムと一体形成される、分離可能である、または最初から分離していることがある。
チャネルは、パイプ内に設けることができ、このパイプは、キャリパ本体、リム、または各リムの油圧回路から分離可能である、取外し可能である、かつ/または最初から分離している、かつ/あるいはそれらの外部にある、かつ/あるいはそれらに流体接続されることがある。好ましくは、チャネルは、少なくとも一部分が、中間ブリッジ部分と、または中間ブリッジ部分のうちの1つと一体形成され、かつ/あるいは例えばパイプの外面など、少なくとも一部分が露出している、パイプ内に設けられる。パイプの露出部分は、上述した熱伝達を改善するための表面特徴を含む、またはこの表面特徴を提供することができる。中間ブリッジ部分と一体形成されたパイプ部分の少なくとも一部分は、リム間の空間を横切って延びることがある。
実施形態では、チャネルは、完全に(entirely)、かつ/または一体的に(integrally)本体内に形成される。
キャリパ本体は、ブリッジ部分間に、かつ/あるいは中間ブリッジ部分を通して、またはその内部に、1つまたは複数の開口、孔、ポケット、凹部、または窓を含むことがある。これらの開口、孔、または窓は、リム間の空間の一部または全体を横切って延びる、または広がることがある。
キャリパ本体は、ディスク受け側、および/あるいはディスク受け側と反対側であることがある外側または上側を有することがある。ブリッジ部分の少なくとも一方または両方または全てが、キャリパ本体の外側または上側にあることがある。キャリパ本体は、例えば、使用時にブレーキディスクの周囲部分および/あるいは1つまたは複数のブレーキパッドを中に受ける、空洞を含むことがある。この空洞は、キャリパ本体の受け側に位置することがある。この空洞は、ブレーキパッド受け領域および/または作動領域を含むことがある。
リムは、内部に規定、輪郭形成、または画定された油圧シリンダをそれぞれ含むことがある対向面を有することがある。空洞は、一部がこれらの対向面によって、かつ/または一部がブリッジ部分によって、例えば第1および第2のブリッジ部分と、存在する場合には1つまたは複数の中間ブリッジ部分とによって、規定、画定、輪郭形成、または境界形成されることがある。
キャリパ本体または空洞は、例えば、使用時に1対のブレーキパッドを受けるブレーキパッド受け領域を含むことがある。チャネルは、キャリパ本体の外側のリム間の空間を横切って延び、かつ/またはブレーキパッド受け領域と位置合わせされることがある。ブレーキパッド受け領域は、少なくとも部分的には、リムの対向面、および/またはブリッジ部分の面、例えば向き合った面または対向面によって規定、画定、輪郭形成、または境界形成されることがある。ブリッジ部分の向き合った面または対向面は、一方のリムから他方のリムにそれぞれまたがることがある第1および第2のブリッジ部分の向き合った面または対向面を含むことがある。第1および第2のブリッジ部分の対向面は、それぞれ、例えば互いに異なる角度で、かつ/または異なる面内で延びることがあり、かつ/あるいは1つまたは複数の湾曲面を含むこともある複数の面部分を含む、複合面を含むことがある。一実施形態では、第1および第2のブリッジ部分の対向面は、リムの対向面に対して実質的に直交している。ブレーキパッド受け領域は、リムの対向面と、第1のブリッジ部分、および/または第2のブリッジ部分、および/または中間ブリッジ部分の対向面とによって規定、画定、輪郭形成、または境界形成されることがある。
上記の作動領域、またはある作動領域は、対向するシリンダ、例えば全ての対向するシリンダの間に規定、画定、輪郭形成、または境界形成されることがある。ブレーキパッド受け領域は、作動領域を含むことがある。チャネルは、キャリパ本体の外側のリム間の空間を横切って延び、かつ/または作動領域と位置合わせされることがある。
キャリパ本体は、その端部間またはリムの端部間であり、かつ/あるいは長手方向に沿って、かつ/またはその端部の一方から他方に向かって測定することができる、長手方向寸法を有することがある。キャリパ本体は、そのリム間であり、かつ/あるいは側方方向に沿って、かつ/または長手方向寸法もしくは長手方向に対して実質的に直交して、かつ/またはリムの対向面に対して実質的に直交して測定することができる、側方方向寸法または厚さを有することがある。キャリパ本体は、法線方向に沿って、かつ/または長手方向寸法もしくは長手方向に対して実質的に直交して、かつ/またはリムの対向面に対して実質的に平行に測定することができる、法線方向寸法または高さを有することがある。キャリパ本体は、作動領域の中心線および/または中央の油圧シリンダの中心面と交差し、かつ/あるいは長手方向寸法の中心に位置することがある、各リムと交差する中心面を有することがある。
チャネルの少なくとも一部分は、中心面に沿って延び、かつ/または中心面を通って延び、かつ/または中心面と交差することがある。好ましくは、チャネルは、中心面のそれぞれの側で各油圧回路に流体接続され、かつ/または中心面を通って延びる。これに加えて、または別法として、チャネルは、他方のリムとは異なる法線方向位置で一方のリムと交差して、側方方向寸法に対して角度をなして延びるようになっていることもある。これに加えて、または別法として、チャネルは、他方のリムおよび/または油圧回路とは異なる長手方向位置で、一方のリムと交差し、かつ/または1つの油圧回路に流体接続されることもある。
少なくとも1つの油圧回路、または各油圧回路は、1対の最も外側の油圧シリンダと、それらの間の1つまたは複数の内側油圧シリンダとを含むことがある。実施形態では、1つまたは複数の内側油圧シリンダは、2つ、3つ、またはそれ以上の油圧シリンダを含む。
チャネルは、各油圧回路に、その油圧シリンダの間で接続することができる。例えば、チャネルは、最も外側の油圧シリンダであることもある1対の油圧シリンダの間でこの回路の別の部分に接続されることもあれば、あるいは油圧シリンダ自体に接続されることもある。実施形態では、チャネルは、1つの油圧回路または各油圧回路の油圧シリンダのうちの1つに、例えば直接接続される。チャネルは、1つの油圧回路または各油圧回路の内側油圧シリンダ、またはそのうちの1つに、例えば直接接続されることもある。
少なくとも1つの油圧回路または各油圧回路は、油圧シリンダを例えば直列構成、並列構成、またはその他の任意の構成で互いに接続することがある、流体導管を含むことがある。実施形態では、チャネルは、1つの油圧回路または各油圧回路の流体導管に例えば直接接続されることもある。
少なくとも1つの油圧回路または各油圧回路は、その流体チャネルまたは部分を1つの、または複数の、またはそれぞれの油圧シリンダに接続する、アンダーカットで構成されることもある移行部分を含むことがある。油圧回路は、流体チャネルまたは部分と、1つ、または複数の、またはそれぞれの油圧シリンダとの間の全ての接続部にこのような移行部分を有することがある。流体導管が、この移行部分の少なくとも一部分を含むことがあり、かつ/または油圧シリンダが、この移行部分の少なくとも一部分を含むこともある。実施形態では、チャネルは、1つの油圧回路または各油圧回路の移行部分に、例えば直接接続されることがある。
したがって、チャネルは、1つの、または複数の、またはそれぞれの流体チャネル、および/あるいは移行部分または移行部分のうちの1つ、および/あるいは1つの油圧回路または各油圧回路の油圧シリンダのうちの1つに、例えば直接接続されることがある。本発明の範囲を逸脱することなく、このような任意の組合せが考案されることは理解されるであろう。
リムまたは油圧回路のうちの少なくとも1つは、作動油注入口を備えることがある。作動油注入口は、例えばキャリパ本体、リム、または流体導管の端部で、またはそれに隣接して、あるいは油圧シリンダの間または最も外側の油圧シリンダの間で、油圧回路に接続されることがある。実施形態では、作動油注入口または各作動油注入口は、内側油圧シリンダまたはそのうちの1つ、好ましくは上記の中央の油圧シリンダまたはある中央の油圧シリンダに、例えば直接接続される。
チャネルは、1つのリムまたは各リムにリムチャネル部分を含むことがある。チャネルは、リムチャネル部分を流体接続することがあるブリッジチャネル部分を含むことがある。ブリッジチャネル部分は、中間ブリッジ部分またはパイプ内にあることがある。このリムチャネル部分または各リムチャネル部分は、1つの端、例えば第1の端部が、油圧回路またはそのうちの1つに流体接続または接合され、かつ/あるいは1つの端部、例えば第2の端部が、ブリッジチャネル部分に流体接続または接合されることがある。このリムチャネル部分または各リムチャネル部分は、油圧回路または各油圧回路との流体接続と、ブリッジ要素との流体接続とによって規定、画定、輪郭形成、または境界形成される長さを有することがある。チャネル、および/あるいは1つの、または複数の、またはそれぞれのリムチャネル部分、および/あるいはブリッジチャネル部分は、例えばキャリパ本体内にある、キャリパ本体を貫通する、またはキャリパ本体中に延びる、穿孔を含むことがある。このリムチャネル部分または各リムチャネル部分は、少なくとも1つの端部が例えば穿孔に締まり嵌めされる、またはねじによって穿孔内に受けられる、かつ/あるいは穿孔の露出端部と係合するプラグで栓をされた、リム中に延びる例えばブラインド穿孔などの穿孔で構成されることがある。ブリッジチャネル部分は、少なくとも1つの端部が例えば穿孔に締まり嵌めされる、またはねじによって穿孔内に受けられる、かつ/あるいは穿孔の露出端部と係合するプラグで栓をされた、中間ブリッジ部分中に延びる例えばブラインド穿孔などの穿孔で構成されることがある。
実施形態では、リムチャネル部分のうちの一方が、他方より長い。このチャネル、例えばブリッジチャネル部分は、法線方向寸法に対して斜めに延びることがある。ブリッジチャネル部分は、リムチャネル部分のうちの他方との流体接続とは異なる法線方向位置で、リムチャネル部分のうちの一方に流体接続されることがある。
したがって、ブリッジチャネル部分の第1の端部は、第2の端部より高い、またはキャリパ本体の外側に近いことがある。第1の端部は、キャリパ本体のこの取付け側またはある取付け側にある、あるいはそれに隣接していることがある。第2の端部は、キャリパ本体のこの非取付け側またはある非取付け側にある、あるいはそれに隣接していることがある。
例えばブリッジチャネル部分などのチャネルは、リム間で、かつ/あるいは1つのリムもしくは各リムまたはその対向面に対して斜めの角度で、斜めになっている、または対角線状に延びることがある。これに加えて、または別法として、リムチャネル部分のうちの少なくとも1つが、斜めになっている、または長手方向寸法に対して対角線状に延びることもある。例えばリムチャネル部分および/またはブリッジチャネル部分などのチャネルは、長手方向寸法および/または側方方向寸法に対して斜めに延びることがある。ブリッジチャネル部分は、リムチャネル部分の他方との流体接続とは異なる長手方向位置で、リムチャネル部分の一方に流体接続されることがある。リムチャネル部分の少なくとも一部分は、中心面の対向する側にあることがあり、例えばブリッジチャネル部分などのチャネルは、中心面を通って延びることがある。リムチャネル部分のうちの少なくとも1つの少なくとも一部分は、例えば油圧回路からブリッジチャネル部分に向かって、中心面に向かって延びることがある。リムチャネル部分のうちの少なくとも1つの少なくとも一部分は、油圧回路からブリッジチャネル部分に、中心面に向かって延びることがある。
本発明の別の態様は、1対の離間リムと、各リムのそれぞれの端部をそれぞれ接続する1対のブリッジ部分とを備えるブレーキキャリパ本体であって、各リムが、例えば1つまたは複数の油圧シリンダを含む油圧回路を含み、油圧回路が、リム間およびブリッジ部分間の空間を対角線状に横切って延びるチャネルによって互いに流体接続される、ブレーキキャリパ本体を提供するものである。
当業者なら、このチャネルの構成により、空気がシステム内で一貫して上昇し、油圧回路のうちの1つの端部で抽気口に向かって流れるようになっていることを理解するであろう。さらに、キャリパ本体の非取付け側のブリッジチャネル部分の端部を取付け側の端部より低くすることにより、外部プロフィルを減少させ、それによりパッケージングが改善している。必ずそうであるわけではないが、この特徴は、利点をもたらすと考えられる。
いくつかの実施形態では、キャリパ本体は、単一の材料片として、または単一の材料片で構成され、かつ/あるいはモノブロック構造を有する。実施形態では、キャリパ本体は、例えば2分割されるなど、2つ以上の部分で構成され、これらの部分は、例えばボルト、ねじ、またはその他の任意の手段などの1つまたは複数の固定具によって互いに接合または固定することができる。実施形態では、ブリッジ部分のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の部分で形成され、これらの部分は、例えばボルト、ねじ、またはその他の任意の手段などの1つまたは複数の固定具によって互いに接合または固定することができる。キャリパ本体は、チャネル、流体導管、および/または作動油注入口のうちの1つまたは複数の1つまたは複数の端部に流体接続された、および/またはそれらの端部のところに流体接続された、1つまたは複数の口部を備えることがある。注入口は、例えば使用時にマスタシリンダに流体接続されたパイプに接続するための注入口取付具がその中にある、またはそれに接続されていることがある。これらの注入口のうちの1つまたは複数は、例えば使用時にキャリパ本体またはキャリパ本体を含むまたは内蔵する制動システムから空気を抽気するための、1つまたは複数の抽気ねじまたはデバイスがその中にある、またはそれに接続されていることがある、抽気口を含むことがある。これらの口部のうちの1つまたは複数は、その中に受けられている密閉プラグを含むことがある。
キャリパ本体は、例えば使用時に冷却媒体を送るための冷却ダクトを備える、含む、または有する、あるいはその冷却ダクトと関連付けられる、または結合されることがある。冷却ダクトは、リム間、ならびに/または第1のブリッジ部分と第2のブリッジ部分の間の空間のところに、かつ/またはその空間の上に、関連付けられ、取り付けられ、締結され、または固定されることがある。冷却ダクトは、1つまたは複数の固定具あるいはその他の固定手段によってキャリパ本体に締結されることがある。いくつかの実施形態では、冷却ダクトは、キャリパ本体と一体形成されることもある。
好ましくは、流路が、このダクトと、例えば外面の下にチャネルが位置するキャリパ本体、例えばキャリパ本体の外面とによって、実質的に密封された状態で、規定され、画定され、輪郭形成され、かつ/または境界形成される。この外面は、中間ブリッジ部分の表面を含むことがある。
本発明の別の態様は、上述のキャリパ本体を備えるブレーキキャリパを提供するものである。このブレーキキャリパは、油圧シリンダまたは各油圧シリンダ内にピストンまたはそれぞれのピストンを含むことがある。このブレーキキャリパは、例えば1対など、1つまたは複数のブレーキパッドを備えることがあり、これらのブレーキパッドは、リムの対向面の間、および/またはブレーキパッド受け領域内に、受けられ、かつ/または取り付けられ、かつ/または接続もしくは固定されることがある。
本発明のさらに別の態様は、上述のブレーキキャリパを1つまたは複数、例えば2つ以上、例えば3つ以上、例えば4つ含む車両用の制動システムを提供するものである。この制動システムは、例えば1つのパイプ、または複数のパイプ、またはそれぞれのパイプによって上記のブレーキキャリパまたは各ブレーキキャリパに流体接続された1つまたは複数のマスタシリンダを含むことがある。
本発明のさらに別の態様は、上述の制動システムを備える車両を提供するものである。
本発明の別の態様は、例えば3次元プリンタまたはCNC機械などの3次元付加または除去製造手段もしくはデバイスとともに使用される3次元設計を含み、かつ/または記述し、かつ/または定義する、コンピュータプログラム要素であって、3次元設計が、上述したブレーキキャリパまたは制動システムのブレーキキャリパ本体の実施形態またはその他の任意の関連する特徴を含む、コンピュータプログラム要素を提供するものである。
本発明のさらに別の態様は、例えば上述のブレーキキャリパなどのブレーキキャリパ内のブレーキ液を冷却する方法であって、冷却媒体をブレーキキャリパの外面上に直接、かつ/またはブレーキキャリパの外面を横切るように送る冷却ダクトに冷却媒体を通す、または流すステップを含み、この外面の下に、キャリパの1対の離間リムのそれぞれの油圧ブレーキ回路を流体接続するチャネルが位置している、方法を提供するものである。
誤解を避けるために記しておくと、本明細書に記載する任意の特徴は、本発明の任意の態様に等しく適用される。
本願の範囲内で、上記の各段落、特許請求の範囲、ならびに/または以下の説明および図面に記載する様々な態様、実施形態、実施例、および代替形態、および特にそれらの個々の特徴は、独立して採用してもよいし、任意の組合せで採用してもよいことが明確に意図されている。すなわち、全ての実施形態、および/または任意の実施形態の特徴は、それらの特徴が両立しないものでない限り、任意の方法および/または組合せで組み合わせることができる。誤解を避けるために記しておくと、本明細書で使用する「ことがある」、「および/または」、「など」、「例えば」などの用語、および任意の同様の用語は、非限定的なものであり、そのように述べられている任意の特徴が存在していなくてもよいものとして解釈されたい。実際に、任意選択の特徴の任意の組合せは、それらが明示的に主張されていても主張されていなくても、本発明の範囲を逸脱することなく明示的に考えられる。出願人は、最初に出願された任意の請求項を、当初はそのように請求されていなかったが、任意の他の請求項の任意の特徴に従属する、かつ/またはこれを含むように補正する権利も含め、最初に出願された任意の請求項を変更する、またはそれに応じて任意の新たな請求項を出願する権利を有する。
次に、例示のみを目的として、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
非取付け側から見た本発明の態様によるブレーキキャリパを示す斜視図である。 油圧回路を概略的に示す、取付け側から見た図1のブレーキキャリパを示す斜視図である。 油圧回路を概略的に示す、図1および図2のブレーキキャリパのブレーキキャリパ本体のディスク受け側を示す斜視図である。 図3のブレーキキャリパ本体を示す上面図である。 図4の線X−Xに沿って取った、図3および図4のブレーキキャリパ本体を示す断面図である。 前方端部から見た図3から図5のブレーキキャリパ本体を示す端面図である。 図3から図6のブレーキキャリパ本体の非取付け側のリムの内面の油圧チャンバのレイアウトを示す概略図である。 本発明の実施形態によるブレーキキャリパを4つ備えた制動システムを備えた車両を示す概略図である。
図1および図2を参照すると、一対の離間リム3を備えたキャリパ本体2と、端部ブリッジ部材4と、中間ブリッジ部分5と、一連の作動ピストン6a、6b、6cとを含むブレーキキャリパ1が示してある。
図1から図6に示すキャリパ本体2は、前方端部20と、後方端部21とを備え、ブレーキディスク受け側22と、ブレーキディスク受け側22の反対側の外側23と、取付け側24と、非取付け側25とを有する。また、キャリパ本体2は、前方端部20から後方端部21に向かう長手方向に沿って測定される長手方向寸法Lと、長手方向寸法Lに直交する側方方向に沿ってリム3間で測定される側方方向寸法Lと、長手方向寸法Lおよび側方方向寸法Lの両方に対して直交する法線方向に沿って測定される法線方向寸法Nまたは高さとを有する。
各リム3は、内部に作動ピストン6a、6b、6cを摺動可能に受ける3つの油圧シリンダ31a、31b、31cと、これらのシリンダ31a、31b、31cを流体接続する流体導管32とを備える、油圧回路30を備える。また、キャリパ本体2は、取付け側24上のリム3の外面に、中央の油圧シリンダ31bに供給するねじ式注入口33を備える。油圧シリンダ31a、31b、31cは、各リム3の対向面34に形成され、対向する油圧シリンダ31a、31b、31cの対を形成するように位置合わせされており、それらの対の間で、ピストン6a、6b、6cを作動させることによってブレーキパッド(図示せず)の一部分がブレーキディスクに押し付けられる。
シリンダ31a、31b、31cは、図7により明瞭に示すように、湾曲面Pが各シリンダ31a、31b、31cの中心軸を通るように弓形経路に沿って配置されるが、これは不可欠なことではない。作動領域Aは、やはり図7に示すように、対向する油圧シリンダ31a、31b、31cの間で規定され、中心作動領域は、最も外側の油圧シリンダ31a、31cの中心軸の間に規定される。シリンダ対31a、31b、31cは、当技術分野で既知の理由で前方端部20から後方端部21に向かって次第に大きくなるが、これは不可欠なことではない。キャリパ本体2は、図4に示すように、作動領域Aの中心および中央の油圧シリンダ31bの中心軸を通って各リムと交差する、本実施形態では長手方向寸法Lの中央に位置する中心面Cを有する。代替の実施形態では、中央の油圧シリンダ31bは、作動領域Aの中心からずれていてもよい。油圧回路30が偶数個の油圧シリンダを含む場合には、中心面は、それらの油圧シリンダがリム3に沿って等間隔であると仮定すれば、2つの油圧シリンダ31a、31b、31cの間のリム3と交差することになることを理解されたい。ただし、油圧シリンダ間の相対間隔を変化させると有利であることもある。
本実施形態の各リム3の流体導管32は、2つの部分32a、32bからなる。第1の導管部分32aは、キャリパ本体2の前方端部20から延びて最初の2つのシリンダ31a、31bのそれぞれの中心軸と交差する穿孔によって構成されるが、これは不可欠なことではなく、使用時の取付けの位置および/または配向によって変化する可能性がある。第2の導管部分32bは、キャリパ本体2の後方端部21から延びて第2のシリンダ31bおよび第3のシリンダ31cのそれぞれの中心軸と交差する穿孔によって構成されるが、これは、上述のように変化する可能性がある。各導管部分32a、32bの露出端部には、ブリードスクリュ(図示せず)、プラグ(図示せず)、または注入口取付具(図示せず)を受けるねじ口32cが形成されている。さらに別の実施形態では、一端のみからのブラインド穿孔を組み込む、または適当な代替のプラグ構成を組み込むことによって、各導管の端部にねじ口を設ける必要がないこともある。
各端部ブリッジ部材4は、各リム3のそれぞれの端部を接続し、キャリパ本体2のディスク受け側22に湾曲ディスク受けチャネル40を備え、各リム3の端部に隣接して架台41を備える。端部ブリッジ部材4は、リム3の対向面34に対して直交する対向面42を有し、リム3の対向面34と端部ブリッジ部材4の対向面42とが協働して、ブレーキパッド受け領域を規定する。ディスク受けチャネル40と、ブレーキパッド受け領域とが協働して、空洞を画定する。本実施形態の端部ブリッジ部材4の形状は例示的なものであり、個々の適用分野に応じて応力分布を最適化するように様々な形状にすることができる。さらに、端部ブリッジ部材4は、汎用型の、または向きを問わないキャリパ1を形成するように両側24、25が取付け側となるように、架台41を両側24、25に備えることができる。このような実施形態では、キャリパ本体2の形状の関連する特徴を、長手方向寸法Lおよび法線方向寸法Nによって規定される中心面について実質的に対称になるように配置して、このキャリパ1がどちらの側で取り付けられるかにかかわらず、実質的に同じ性能を提供するようにすることもできる。
本実施形態では、本発明によれば、端部ブリッジ部材4は、中間の中央ブリッジ部分5を挟んで互いに離間している。中間ブリッジ部分5は、ブレーキパッド受け領域にまたがり、リム3と端部ブリッジ部材4を接続するドームを形成する複合板構造の形態である。本実施形態の中間ブリッジ部分5は、冷却を促進し、軽量化し、ブレーキパッド(図示せず)がそれを通して見えるようにする、7つの窓50を備える。中間ブリッジ部分5は、ドーム構造内に一部が埋め込まれ、その上側外側表面から突出する一体パイプ51も備える。
リムの油圧回路30どうしは、図5により明瞭に示す流体チャネル7によって流体接続される。流体チャネル7は、各リム3に1つずつ形成された2つのリムチャネル部分73a、73bと、中間ブリッジ部分5の一体パイプ51に形成されたブリッジチャネル部分75とを含む。
各リムチャネル部分73a、73bは、流体導管32から外側または上側23に向かって、反対側のリム3に向かって、中心面Cに向かって延び、ブリッジチャネル部分75との交差点で終端する。一方のリムチャネル部分73aは、第1の導管部分32aに接続され、他方のリムチャネル部分73bは、第2の導管部分32bに接続される。リムチャネル部分73a、73bはともに、法線方向に対して角度をなして中心面Cに向かって延びているが、その手前で終端する。本実施形態では、ブリッジチャネル部分75が、リムチャネル部分73a、73bを接続し、中心面Cと交差する。また、リムチャネル部分73a、73bを、中心面Cで、あるいは中心面Cから同じ距離または同じような距離のところで終端し、ブリッジチャネル部分75が中心面Cに沿って、または中心面Cと平行に延びるように構成することも考えられる。他の構成も考えられ、チャネル7が中心面Cに沿って延び、かつ/または中心面Cと交差することが好ましいが、これは必ずしも必要というわけではない。本実施形態では、一方のリムチャネル部分73aは、他方のリムチャネル部分73bよりも高い法線方向位置まで延び、ブリッジチャネル部分75は、その一端が他端より高くなるように法線方向に対して角度をなして延びている。
上述のように、チャネル7の構成は、空気がシステム内で一貫して上昇し、油圧回路30のうちの1つの端部で抽気口32cに向かって流れるようになっている。さらに、キャリパ本体2の非取付け側25のブリッジチャネル部分75の端部を取付け側24の端部より低くすることにより、キャリパ1の外部プロフィルを減少させ、それによりパッケージングを改善することができる。
各リムチャネル部分73a、73bは、リム3の下側部分の外面から延びてブリッジチャネル部分75で終端する穿孔によって構成され、露出端部が、膨張プラグまたはねじプラグ(図示せず)あるいはその他の適当な密閉手段を用いて密閉されている。同様に、ブリッジチャネル部分75は、長い方のリムチャネル部分73aとともにリム3の外面から延びる穿孔によって構成され、短い方のリムチャネル部分73bの終端部で終端し、露出端部が、膨張プラグまたはねじプラグ(図示せず)あるいはその他の適当な密閉手段を用いて密閉されている。チャネルまたはその任意の部分を形成する他の手段も考えられるが、当業者ならそれらを理解するであろう。
図8に概略的に示すように、それぞれのブレーキパイプ13によってマスタシリンダ12に流体接続された本発明によるブレーキキャリパ1を4つ内蔵した制動システム11を備えた車両10を提供することができる。車両10は、車輪とともに回転するように車輪に結合され、車両10を通常の方法で停止させるためにブレーキキャリパ1のうちの対応する1つに受けられているブレーキディスク15をそれぞれ有する、4つの車輪14を備える。
図8では、ブレーキキャリパ1をアッパートレーリング構成で示している、すなわち車輪中心線より上方で車輪の後方に位置するように示しているが、当業者なら、本発明によるブレーキキャリパ1はこの構成に限定されないことを理解するであろう。さらに詳細には、この同じキャリパ1が、リーディング構成でもトレーリング構成でも使用することができる。端部ブリッジ区画のうちの1つの内部に従来のクロスオーバチャネル構成を含める場合には、構成に妥協が必要になる。この従来の構成では、クロスオーバチャネルは、空気を逃がしやすいことからその架台に基づいて最も下のブリッジ区画に位置し、キャリパが前方位置から後方位置に移動すると、このクロスオーバが最も下のブリッジ区画から最も上のブリッジ区画に移動する。対照的に、本発明のキャリパ1では、チャネル7がほぼ中央に留まり、チャネル部分の角度により、キャリパ1が前方位置にあるか後方位置にあるかに関わらず、空気が常に上方に移動することが保証される。実際に、本発明のこの態様により、キャリパ本体2を対称に構成して、向きを問わないキャリパ1を提供することができる。また、キャリパ1をブレーキディスク15の周りで任意の配向で位置決めすることができ、ブレーキディスク15の下半分の一部分においてキャリパ1が受けるようにすることも考えられるが、キャリパ1は、前方位置にあるときでも後方位置にあるときでも、ブレーキディスク15の上半分の一部分を受けることが好ましい。
使用時には、流体圧力が、注入口33に加えられ、取付け側24のリム3の油圧チャンバ31bに加えられ、流体チャネル7を通って外向きに残りの2つの油圧チャンバ31a、31c中に広がり、他方のリムの油圧回路30中へ広がる。いかなる理論にも束縛されるものではないが、各油圧回路30の中心に隣接して流体チャネル7を接続することにより、より良好な流体バランスが得られると考えられる。
当業者なら、上述のキャリパ本体設計により、流体チャネル7内に収容されているブレーキ液が、キャリパ1の通常高い応力および温度にさらされる領域から離間されることを理解するであろう。さらに詳細には、ブレーキディスク15の摩擦面は、高負荷状態で高い温度に達し、これらの表面と端部ブリッジ部材4とが非常に近接していることにより、高温になる。また、端部ブリッジ部材4は、ピストン6a、6b、6cを作動させたときに高い曲げ応力にもさらされる。中間の中央ブリッジ部分5は、これらの領域から離間しており、同じ温度にはさらされず、キャリパ1の端部ブリッジ部材4は、上述の従来技術の設計のようにチャネル7がその内部に形成される場合に生じる材料の損失がない。
さらに、中間ブリッジ部分5の設計により、キャリパ本体2の外面を横切る例えば空気などの冷却媒体の流れの冷却効果も向上する。さらに詳細には、ブリッジチャネル部分75が中に延びている一体パイプ51の部分円筒表面の突出面により、熱伝達表面積が増大し、冷却媒体をさらに乱れ度の高い乱流にすることができ、これにより、チャネル内の流体の冷却容量がさらに高くなる。流体チャネル7が中央に近づくほど、この現象は改善されるが、本発明では、流体チャネル7を端部ブリッジ部材4の間のどこに配置してもよいものと考えられることは理解されるであろう。流体チャネル7の少なくとも一部分は、キャリパ本体の作動領域Aの上方に位置する、または作動領域Aの外側にあってこれと位置合わせされていることが好ましく、より好ましくは中心作動領域CAと位置合わせされる(ともに図7に示す)。流体チャネル7の全体が完全にこれらの領域内にあることがさらに好ましく、流体チャネル7の少なくとも一部分が中心面Cまたはその周りにあることが最も好ましい。
また、当業者なら、本発明ではさらに密接に油圧回路30を注入口に結合することができ、これによりキャリパリム内でさらに均一な圧力上昇を保証することができることも理解するであろう。
また、当業者なら、キャリパ1が後方位置(図8に示す)または前方位置に取り付けられたときに、流体チャネル7の構成によって、空気がシステム内で一貫して上昇し、油圧回路のうちの1つの端部で抽気口32cに向かって流れることが促進されることも理解するであろう。また、不可欠なものではないが、キャリパ1が後方位置で右側に取り付けられたときに、ブリッジチャネル部分75のプラグ端部もブリッジチャネル部分75のブラインド端部より下となり、これにより、普通ならプラグのすぐ前の領域に閉じ込められる可能性がある空気が抽気口32cに向かって上昇することが促進されることも理解されるであろう。
本発明の1つの任意選択の特徴は、冷却媒体を送るために中間ブリッジ部分5の上に取り付けられる、図8に概略的に示す1つまたは複数の冷却ダクト16を含むことである。好ましくは、中間ブリッジ部分5の外面が冷却ダクト16と協働して実質的に密閉された流路を規定して、例えば空気などの冷却媒体の流れが中間ブリッジ部分5から熱を除去することにより、流体チャネル7のブリッジチャネル部分75を冷却するようにする。
当業者なら、本発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態にいくつかの変更を加えることが考えられることを理解するであろう。例えば、キャリパ本体2は、2つ以上の部分で構成し、かつ/または2つ以上の中間ブリッジ部分5を含むことができる。流体チャネル7は、流体導管32、例えば流体導管32の部分32aまたは32bなどの代わりに、またはこれに加えて、油圧シリンダ31a、31b、31cのうちの1つ、例えば中央の油圧シリンダ31bに流体接続することができる。これに加えて、または別法として、流体チャネル7は、単独で、または任意の考えられる組合せで、油圧シリンダ31a、31b、31cと流体導管32の間の移行部分(図示せず)に流体接続することもできる。流体チャネル7は、中間の中央ブリッジ部分5の中に延びている必要はなく、それどころかいかなるブリッジ部分5の中に延びている必要もなく、例えば、外部パイプなど別の機構に形成する、または別の機構によって構成することもできる。いくつかのその他の変形が以上の記述および特許請求の範囲に述べられているが、当業者なら、このような特徴はいずれも、単独でも、任意の適当な組合せでも有利である可能性があることを理解し、認識するであろう。
当業者なら、上述の特徴および/または添付の図面に示す特徴の任意数の組合せが、従来技術に優る明白な利点を提供し、したがって本明細書に記載する本発明の範囲内であることも理解するであろう。
1 ブレーキキャリパ
2 キャリパ本体
3 リム
4 端部ブリッジ部材
5 中間ブリッジ部分
6a 作動ピストン
6b 作動ピストン
6c 作動ピストン
30 油圧回路
31a 油圧シリンダ
31b 油圧シリンダ
31c 油圧シリンダ
32 流体導管
32c 抽気口
33 注入口
50 窓
51 一体パイプ
75 ブリッジチャネル部分

Claims (20)

  1. 端部間の長手方向寸法と、
    リム間の側方方向寸法と、
    前記長手方向寸法および前記側方方向寸法のそれぞれと直交する法線方向寸法と、
    1対の離間リムと、
    各リムのそれぞれの端部をそれぞれ接続する1対のブリッジ部材と
    を備えるブレーキキャリパ本体であって、
    各リムが、1つ以上の油圧シリンダを含む油圧回路を含み、前記油圧回路が、前記リム間および前記ブリッジ部の空間を横切って延びるチャネルによって互いに流体接続され、前記チャネルが、他方のリムとは異なる長手方向位置で一方のリムと交差する、ブレーキキャリパ本体。
  2. 前記チャネルが、各リム内のリムチャネル部分と、前記リムチャネル部分を互いに流体接続する中間ブリッジ部分内のブリッジチャネル部分とを含み、前記ブリッジチャネル部分が、前記リム間を対角線状に延びる、請求項1に記載のブレーキキャリパ本体。
  3. 前記チャネルが、前記側方方向寸法に対して角度をなして延びるように、他方のリムとは異なる法線方向位置で一方のリムと交差する、請求項1または2のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  4. 前記中間ブリッジ部分が、使用時に前記チャネル内に収容されるブレーキ液と前記チャネルの上を流れる冷却媒体との間の熱伝達を改善する、前記チャネルに隣接する、または前記チャネルを少なくとも部分的に取り囲む、表面特徴を備える、請求項に記載のブレーキキャリパ本体。
  5. 前記チャネルが、少なくとも一部分が露出している、前記中間ブリッジ部分と一体形成されたパイプ内に設けられる、請求項2または4に記載のブレーキキャリパ本体。
  6. ディスク受け側と、前記ディスク受け側の反対側の外側と、前記リムの対向面および前記ブリッジ部材の対向面によって規定されるブレーキパッド受け領域とを備え、前記チャネルが、前記キャリパ本体の前記外側の前記リム間の延び、前記ブレーキパッド受け領域と位置合わせされる、請求項1から5のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  7. ディスク受け側と、前記ディスク受け側の反対側の外側と、前記リムの対向する油圧シリンダの間に規定される作動領域とを備え、前記チャネルが、前記キャリパ本体の前記外側の前記リム間の空間を横切って延び、前記作動領域と位置合わせされる、請求項1から6のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  8. ディスク受け側と、前記ディスク受け側の反対側の外側とを備え、各油圧回路の前記2つ以上の油圧シリンダが、外側油圧シリンダを含み、前記チャネルが、前記キャリパ本体の前記外側の前記リム間の空間を横切って延び、最も外側の油圧シリンダの中心軸の間で位置合わせされる、請求項1から7のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  9. 各リムと交差する中心面を備え、前記チャネルの少なくとも一部分が、前記中心面に沿って延び、かつ/または前記中心面と交差する、請求項1から8のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  10. 前記ブリッジ部材の間に、1つまたは複数の窓、ポケット、または凹部を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  11. 前記チャネルが、完全に前記本体内に形成される、請求項1から10のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  12. 前記中間ブリッジ部分が、ドームまたはプレート部分を含む、請求項2、4、または5に記載のブレーキキャリパ本体。
  13. 前記油圧回路のうちの少なくとも1つが、1対の外側油圧シリンダと、内側油圧シリンダと、前記内側油圧シリンダに直接送り込む注入口とを備える、請求項1から12のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  14. 単一片として形成される、請求項1から13のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  15. 使用時に冷却媒体を送るための、前記リム間および前記ブリッジ部材間の空間を横切って取り付けられた冷却ダクトを備える、請求項1から14のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体。
  16. 流路が、前記冷却ダクトと、その内部に前記チャネルが位置する前記キャリパ本体の外面とによって、実質的に密封された状態で規定され、境界形成される、請求項15に記載のブレーキキャリパ本体。
  17. 各油圧シリンダ内にそれぞれのピストンを備える請求項1から16のいずれか一項に記載の本体を備えるブレーキキャリパ。
  18. 請求項17に記載のブレーキキャリパを2つ以上含む車両用の制動システム。
  19. 請求項18に記載の制動システムを含む車両。
  20. 3次元付加または除去製造手段とともに使用される3次元設計を含むコンピュータプログラム要素であって、前記3次元設計が、請求項1から16のいずれか一項に記載のブレーキキャリパ本体の実施形態を含む、コンピュータプログラム要素。
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