JP6969168B2 - フィン基材、および熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Description
熱交換器(100)に含まれ且つ複数本のチューブ(2)の相互間に設けられる熱交換フィン(7)の表面処理前の部材として構成されたフィン基材であって、
平板状の平坦部(721、722、741、742)と、
平坦部に対し、その平坦部に沿った一方向(DR1)の一方側または他方側に配置されたルーバ部(723、743)とを備え、
そのルーバ部は、上記一方向へ並びその一方向に対して傾斜した板状の複数の傾斜板部(724)から構成され、
平坦部は、その平坦部の表面(721b)を形成する表層部(721a)を有し、
その表層部は、その表層部に付着する液体の接触角を、その液体がルーバ部に付着する場合に比して小さくする。
複数本のチューブ(2)とその複数本のチューブの相互間に設けられる熱交換フィン(7)とを含む複数の構成部品からなる熱交換器(100)の製造方法であって、
複数の構成部品の基になる構成基材を相互に接合して一体化する組立工程(S100)と、
その組立工程の後に、複数の構成基材に対して表面処理を行うための処理液を複数の構成基材に付着させる液付着工程(S180)と、
その液付着工程の後に、複数の構成基材に付着した処理液の一部を送風により吹き飛ばす送風工程(S190)とを含み、
複数の構成基材のうち、表面処理が為されることにより熱交換フィンになるフィン基材(70)は、平板状の平坦部(721、722、741、742)と、その平坦部に対し、その平坦部に沿った一方向(DR1)の一方側または他方側に配置されたルーバ部(723、743)とを備え、
そのルーバ部は、上記一方向へ並びその一方向に対して傾斜した板状の複数の傾斜板部(724)から構成され、
平坦部は、その平坦部の表面(721b)を形成する表層部(721a)を有し、
その表層部は、その表層部に付着する処理液の接触角を、その処理液がルーバ部に付着する場合に比して小さくするものであり、
送風工程で、フィン基材に対しては、上記一方向に沿った送風により、フィン基材に付着した処理液の一部を吹き飛ばす。
本実施形態の熱交換器100は、空気と冷媒とを熱交換することにより空気を冷却すると共に冷媒を蒸発させる蒸発器である。具体的には、熱交換器100は車両用空調ユニットに用いられる熱交換器であり、膨張弁および圧縮機等とともに冷凍サイクル装置を構成している。
(1)上述の実施形態において、図5に示す表層部721aは、その表層部721aに付着する液体の表面張力を、その液体がルーバ部723に付着する場合に比して低減させ、その液体として、表面処理用の樹脂液が例示されているが、これに限らない。その液体は、表面処理用ではない液であってもよい。
上記実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、フィン基材の平坦部は、その平坦部の表面を形成する表層部を有し、その表層部は、表層部に付着する液体の表面張力を、その液体がルーバ部に付着する場合に比して低減させる。
7 熱交換フィン
70 フィン基材
100 熱交換器
721、741 第1平坦部
721a 表層部
721b 平坦部の表面
722、742 第2平坦部
723、743 ルーバ部
724 傾斜板部
Claims (5)
- 熱交換器(100)に含まれ且つ複数本のチューブ(2)の相互間に設けられる熱交換フィン(7)の表面処理前の部材として構成されたフィン基材であって、
平板状の平坦部(721、722、741、742)と、
前記平坦部に対し、該平坦部に沿った一方向(DR1)の一方側または他方側に配置されたルーバ部(723、743)とを備え、
該ルーバ部は、前記一方向へ並び該一方向に対して傾斜した板状の複数の傾斜板部(724)から構成され、
前記平坦部は、該平坦部の表面(721b)を形成する表層部(721a)を有し、
該表層部は、該表層部に付着する液体の接触角を、該液体が前記ルーバ部に付着する場合に比して小さくするフィン基材。 - 前記表層部は凹凸形状を有し、該凹凸形状により前記接触角を小さくする請求項1に記載のフィン基材。
- 前記複数の傾斜板部は、前記平坦部の表面よりも、前記平坦部の厚み方向へ突き出ており、
前記表層部の凹凸形状は、前記厚み方向へ突き出る凸部(721c)を有し、
前記厚み方向における前記凸部の基端(721d)からの該凸部の凸高さ(Hp)は、前記厚み方向における前記基端からの前記複数の傾斜板部の突出し高さ(Hi)よりも低い請求項2に記載のフィン基材。 - 前記液体は、前記表面処理を行うための処理液である請求項1ないし3のいずれか1つに記載のフィン基材。
- 複数本のチューブ(2)と該複数本のチューブの相互間に設けられる熱交換フィン(7)とを含む複数の構成部品からなる熱交換器(100)の製造方法であって、
前記複数の構成部品の基になる構成基材を相互に接合して一体化する組立工程(S100)と、
該組立工程の後に、複数の前記構成基材に対して表面処理を行うための処理液を複数の前記構成基材に付着させる液付着工程(S180)と、
該液付着工程の後に、複数の前記構成基材に付着した前記処理液の一部を送風により吹き飛ばす送風工程(S190)とを含み、
複数の前記構成基材のうち、前記表面処理が為されることにより前記熱交換フィンになるフィン基材(70)は、平板状の平坦部(721、722、741、742)と、該平坦部に対し、該平坦部に沿った一方向(DR1)の一方側または他方側に配置されたルーバ部(723、743)とを備え、
該ルーバ部は、前記一方向へ並び該一方向に対して傾斜した板状の複数の傾斜板部(724)から構成され、
前記平坦部は、該平坦部の表面(721b)を形成する表層部(721a)を有し、
該表層部は、該表層部に付着する前記処理液の接触角を、該処理液が前記ルーバ部に付着する場合に比して小さくするものであり、
前記送風工程で、前記フィン基材に対しては、前記一方向に沿った送風により、前記フィン基材に付着した前記処理液の一部を吹き飛ばす熱交換器の製造方法。
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JP2017115288A JP6969168B2 (ja) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | フィン基材、および熱交換器の製造方法 |
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JP2017115288A JP6969168B2 (ja) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | フィン基材、および熱交換器の製造方法 |
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JP2019002587A JP2019002587A (ja) | 2019-01-10 |
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CN110741218B (zh) | 2017-06-12 | 2021-11-19 | 株式会社电装 | 热交换器及波纹状翅片 |
WO2021235557A1 (ja) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器、熱交換器の製造方法、および冷媒サイクル装置 |
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