JP6968741B2 - 排泄センサ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、排泄センサに関する。
例えば、ベッド内の空気をサンプリングして排泄を検出する排泄センサがある。より使い易い排泄センサが望まれる。
特開2000−245779号公報
本発明の実施形態は、より使い易い排泄センサを提供する。
実施形態によれば、排泄センサは、第1タンク、第1ポンプ及び臭いセンサを含む。前記第1タンクは、第1底部と、前記第1底部よりも高い位置に設けられた第1吸気口と、第1内側開口部及び第1外側開口部を含む第1ダクトと、を含む。前記第1内側開口部は、前記第1底部よりも高い位置に設けられ前記第1底部の上方の空間に繋がる。前記第1ポンプは、前記第1タンクの前記内部の気体を前記第1外側開口部から前記臭いセンサに送る。
本発明の実施形態は、より使い易い排泄センサを提供できる。
図1(a)及び図1(b)は、第1実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図3(a)〜図3(c)は、第1実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図5(a)〜図5(d)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図6(a)〜図6(d)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式的斜視図である。 図7(a)〜図7(d)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式的斜視図である。 図8(a)〜図8(c)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図9(a)及び図9(b)は、第3実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1(a)、図1(b)、図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。
図1(a)は、斜視図である。図1(b)は、第1蓋部10Qを第1槽部10Pから取り外した状態の斜視図である。図2(a)は、図1(a)のA1−A2線断面図である。図2(b)は、第1蓋部10Qを除去したときの斜視図である。
図1(a)に示すように、実施形態に係る排泄センサ110は、第1タンク10、第1ポンプ16及び臭いセンサ17を含む。
この例では、第1タンク10は、第1槽部10P及び第1蓋部10Qを含む。第1蓋部10Qは、第1槽部10Pに着脱可能に取り付けられる。
図1(b)に示すように、第1蓋部10Qは、第1槽部10Pから取り外すことが可能である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、第1タンク10は、第1底部11、第1吸気口12、及び、第1ダクト13を含む。この例では、第1底部11、第1吸気口12、及び、第1ダクト13は、第1槽部10Pに設けられている。
第1吸気口12は、第1底部11よりも高い位置に設けられる。実施形態において、排泄センサ110は、第1吸気口12が第1底部11よりも高い位置に設けられるように、設置される。
第1ダクト13は、第1内側開口部13a及び第1外側開口部13bを含む。第1内側開口部13aは、第1底部11よりも高い位置に設けられる。第1内側開口部13aは、第1底部11の上方の空間に繋がる。
第1ポンプ16は、第1外側開口部13bと繋がる。第1ポンプ16は、第1タンク10の内部の気体を、第1外側開口部13bから臭いセンサ17に送る。
図1(a)に示すように、第1吸気口12に第1チューブ21の一端21eが繋がれる。第1チューブ21の一端21eは、第1吸気口12と着脱可能に接続されても良い。第1チューブ21の他端21fが、対象者の臀部の近傍に設けられる。
例えば、第1ポンプ16は、第1タンク10の内部から気体を排出する。これに伴い、第1タンク10の第1吸気口12に接続された第1チューブ21から、気体が第1タンク10に運ばれる。
対象者が排泄すると、第1チューブ21の他端21fから、排泄に伴う臭いを含む気体(検出対象物)が、第1タンク10に送られる。第1タンク10を介して、臭いを含む気体が、第1ポンプ16により、臭いセンサ17に送られる。これにより、臭いセンサ17が、対象者の排泄を検出できる。
実施形態においては、第1タンク10に、第1底部11及び第1ダクト13が設けられている。第1底部11は、使用時に、第1吸気口12よりも低い位置に設けられる。さらに、第1底部11は、使用時に、第1ダクト13の第1内側開口部13aよりも低い位置に設けられる。
図2(b)に示すように、検出対象物28が、第1吸気口12から、第1タンク10の内部の空間に送られる。検出対象物28が、気体28G及び排泄物28Lを含む場合がある。対象者が排泄(排便または排尿など)をしていないときには、気体28Gは実質的に空気である。対象者が排泄した場合には、気体28Gは、排泄に伴う臭いを含む。例えば、排泄物28Lは、固形物または液体(尿)などである。
図2(b)に示すように、第1吸気口12を通過した排泄物28Lは、重力により、第1底部11に流れる。排泄物28Lは、第1ダクト13の第1内側開口部13aには実質的に流れない。一方、第1吸気口12を通過した気体28Gは、第1ダクト13の第1内側開口部13aを通って、第1外側開口部13bに向かう。気体28Gは、第1外側開口部13bを通って、臭いセンサ17に向かう。臭いセンサ17により、気体28Gの臭いの有無が検出される。
このように、臭いセンサ17には、対象者の排泄に伴う臭いを含む気体28Gが選択的に送られる。
実施形態においては、排泄物28Lが、第1内側開口部13aを通って、第1タンク10の外部に流れることが抑制できる。例えば、排泄物28Lが、第1吸気口12を通過して、第1チューブ21に逆流することが抑制できる。第1底部11は、例えば、排泄物28Lの貯留部として機能する。
例えば、第1底部11が設けられない参考例においては、第1チューブ21を通過した排泄物28Lが第1ポンプ16および臭いセンサ17に送られてしまう場合がある。排泄物28Lが第1ポンプ16および臭いセンサ17に付着すると、排泄を正しく検出することが困難である。例えば、第1底部11が設けられない参考例においては、対象者の保護者(介護者など)は頻繁に排泄の有無をチェックする必要がある。
実施形態においては、上記の第1タンク10を設けることで、目的とする気体28Gが選択的に、臭いセンサ17に送られる。これにより、排泄を高い精度で検出できる。第1ポンプ16および臭いセンサ17に排泄物28Lが付着することが抑制できるため、排泄センサ110のメンテナンスが容易になる。実施形態によれば、より使い易い排泄センサを提供できる。
図2(a)及び図2(b)に示すように、第1タンク10は、第1内部壁14をさらに含んでも良い。第1内部壁14の少なくとも一部(例えば部分14a)は、第1吸気口12と第1ダクト13との間に設けられる。これにより、例えば、排泄物28Lが第1吸気口12から第1タンク10の内部に入った場合に、排泄物28Lが第1ダクト13の第1内側開口部13aに到達することが、より抑制できる。
図2(b)に示すように、第1内部壁14の一部14wは、第1ダクト13の少なくとも一部と、第1タンク10の外壁10wの一部と、の間に設けられる。これにより、排泄物28Lは、第1内部壁14の一部14wと、第1タンク10の外壁10wと、の間を通って、第1底部11に落ちる。第1内部壁14の一部14wにより、排泄物28Lが第1ダクト13の第1内側開口部13aに届くことが、より抑制できる。
例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、第1ダクト13の側部13sの少なくとも一部は、第1内側開口部13aと第1吸気口12との間にある。これにより、排泄物28Lが、第1内側開口部13aに届くことが、より抑制できる。
図2(a)及び図2(b)に示すように、第1内部壁14の少なくとも一部(例えば部分14a)は、第1吸気口12と、第1ダクト13の側部13sと、の間に設けられる。
実施形態において、第1蓋部10Qの弾性率は、第1槽部10Pの弾性率よりも低い。弾性率は、例えば、ヤング率である。例えば、第1蓋部10Qは、ゴムなどの弾性体を含む。第1槽部10Pは、樹脂(例えば、エポキシ樹脂)などを含む。
例えば、第1蓋部10Qが第1槽部10Pに取り付けられたときに、第1ポンプ16により第1タンク10の内部は、減圧状態になる。このとき、第1蓋部10Qは、第1ダクト13の頂部13tと接しても良い。これにより、第1ダクト13と第1蓋部10Qとの間の空間が塞がれる。例えば、第1吸気口12から入った排泄物28Lが第1内側開口部13aに到達することが、より抑制できる。
第1蓋部10Qは、第1槽部10Pよりも変形し易い。これにより、第1槽部10Pの形状が維持されたまま、第1ダクト13と第1蓋部10Qとの間の空間を実質的に塞ぐことができる。
既に説明したように、第1蓋部10Qは、第1槽部10Pと着脱可能である。これにより、第1タンク10の洗浄が容易になる。例えば、部品の交換が容易になる。
既に説明したように、第1チューブ21は、第1吸気口12と着脱可能である。これにより、第1タンク10または第1チューブ21の洗浄が容易になる。例えば、第1チューブ21などの部品の交換が容易になる。例えば、第1チューブ21は、ディスポーザブルでも良い。
図2(a)に示すように、排泄センサ110は、第1フィルタ10Fをさらに含んでも良い。第1フィルタ10Fは、第1ダクト13と第1ポンプ16(または臭いセンサ17)との間の流路16Pに設けられる。第1フィルタ10Fの液体に対する透過率は、第1フィルタ10Fの気体に対する透過率よりも低い。第1フィルタ10Fは、例えば、気体28Gを選択的に透過する。例えば、第1タンク10の内部の液体または固体(排泄物28L及びゴミなど)が第1ポンプ16(または臭いセンサ17)に送られることが抑制できる。
図2(a)に示すように、排泄センサ110は、第1底部センサ15をさらに含んでも良い。第1底部センサ15は、第1底部11に液体(例えば排泄物28L)が導入されたことを検出する。底部センサ15は、例えば、静電容量センサ及び接触式センサの少なくともいずれかを含む。例えば、第1底部11に液体(例えば排泄物28L)が導入されると、第1底部11の静電容量が、導入されていないときから変化する。静電容量を検出することで、第1底部11(例えば貯留部)に排泄物28Lなどが流れたことが検出できる。検出結果は、例えば、後述する通信部などを介して、対象者の保護者(介護者など)に通知できる。
例えば、第1底部11に排泄物28Lなどが流れたことを、速やかに、対象者の保護者(介護者など)に知らせることができる。メンテナンスを早急に行うことができる。例えば、衛生が向上できる。排泄物28Lを吸引したままで第1タンク10を使用し続けることが抑制できる。例えば、高い検出精度が得られる。
実施形態においては、対象者の排泄を正確に検出できるため、対象者から排泄物を速やかに取り除くことができる。例えば、おむつを速やかに交換できる。例えば、対象者の褥瘡を抑制できる。例えば、対象者が排泄物に触れる機会を減らすことができる。
以下に説明するように、実施形態において、排泄センサ110は、複数のタンク(複数の第1タンク10など)を含んでも良い。
図3(a)〜図3(c)は、第1実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図3(a)に示すように、排泄センサ111は、複数のタンク(例えば、第1タンク10、第2タンク10B及び第Xタンク10Xなど)を含む。複数のタンクのそれぞれの構成は、第1タンク10の構成と同様である。図3(c)に示すように、排泄センサ111は、複数のポンプ(第1ポンプ16、第2ポンプ16B及び第Xポンプ16Xなど)を含む。
図3(a)に示すように、複数のタンクのそれぞれに、チューブが接続される。例えば、第1タンク10には、第1チューブ21が接続される。例えば、第2タンク10Bには、第2チューブ22が接続される。例えば、第Xタンク10Xの第X吸気口12Xには、第Xチューブ20Xが接続される。例えば、第1チューブ21の一端21eが、第1タンク10の第1吸気口12に接続される。例えば、第2チューブ22の一端22eが、第2タンク10Bの第2吸気口12Bに接続される。
図3(b)は、1つの例として、第2タンク10Bを例示している。第2タンク10Bは、第2底部11B、第2吸気口12B及び第2ダクト13Bを含む。第2吸気口12Bは、第2底部11Bよりも高い位置に設けられる。第2ダクト13Bは、第2内側開口部13aB及び第2外側開口部13bBを含む。第2内側開口部13aBは、第2底部11Bよりも高い位置に設けられる。第2内側開口部13aBは、第2底部11Bの上方の空間に繋がる。この例でも、第2タンク10Bは、第2槽部10PB及び第2蓋部10QBを含む。第2底部11B、第2吸気口12B及び第2ダクト13Bは、第2槽部10PBに含まれる。第2蓋部10QBは、第2槽部10PBに着脱可能に取り付けられる。
図3(c)に示すように、例えば、第1タンク10の第1外側開口部13bに、第1ポンプ16が接続される。例えば、第2タンク10Bの第2外側開口部13bBに、第2ポンプ16Bが接続される。例えば、第Xタンク10Xの第X外側開口部13bXに、第Xポンプ16Xが接続される。例えば、第2ポンプ16Bは、第2タンク10Bの内部の気体を、第2外側開口部13bBから臭いセンサ17に送る。例えば、第Xポンプ16Xは、第Xタンク10Xの内部の気体を、第X外側開口部13bXから臭いセンサ17に送る。臭いセンサ17に送られた気体は、例えば、排気口30Dから外部に排出される。
排泄センサ111によれば、より使い易い排泄センサを提供できる。例えば、一人の対象者の排泄を、複数のチューブを用いて検出することで、より正確に排泄を検出できる。例えば、実施形態に係る排泄センサにより、複数の対象者の排泄が検出されても良い。
図3(b)に示すように、排泄センサ111は、第2底部センサ15B(第X底部センサなど)をさらに含んでも良い。第2底部センサ15Bは、第2底部11Bに液体(例えば排泄物28L)が導入されたことを検出する。
第1実施形態に係る排泄センサは、例えば、任意の対象者に適用できる。例えば、ベッドに寝ている高齢者の排泄を検出できる。実施形態に係る排泄センサは、例えば、幼児の排泄などに適用されても良い。
上記の例では、複数のタンクのそれぞれに1つのポンプが設けられている。実施形態において、複数のタンクに、1つのポンプが設けられても良い。例えば、第1タンク10及び第2タンク10Bが、第1ポンプ16により排気されても良い。上記の例では、複数のタンクに対応して、1つの臭いセンサ17が設けられる。実施形態において、複数のタンクのそれぞれに少なくとも1つの臭いセンサが設けられても良い。
(第2実施形態)
第2実施形態において、排泄センサの気体収集部は、例えば、ベッドの上などに設けられる。
図4(a)及び図4(b)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。
図4(a)に示すように、実施形態に係る排泄センサ120において、気体収集部38は、例えば、ベッド210の上に設けられる。この例では、排泄センサ120のセンサ部30もベッド210の上に設けられている。排泄の検出の対象者が、ベッド210を使用する。対象者は、ベッド210の上に設けられた気体収集部38の上に横たわる。
気体収集部38で集められた気体が、センサ部30に送られる。センサ部30では、気体に含まれる臭いを検出する。気体は、例えば、対象者の排泄に伴う臭いを含む。
センサ部30で検出された検出結果は、通信部61に送られる。センサ部30と通信部61との間の通信は、有線または無線の任意の方法により行われる。
1つの例において、検出結果は、サーバ63などに提供される。サーバ63は、検出結果を蓄積する。サーバ63は、検出結果を分析しても良い。サーバ63は、検出結果及び分析結果を、他の通信機器に提供しても良い。
1つの例において、検出結果は、対象者の保護者などが有する携帯型端末などに提供される。例えば、検出結果が、通信部61から、保護者などが有する携帯型端末などに提供されても良い。検出結果が、サーバ63から、保護者などが有する携帯型端末などに提供されても良い。
検出結果を受けた保護者などが、対象者のおむつを交換する。本実施形態に係る排泄センサ120においては、例えば、センサ部30は、第1実施形態に関して説明した第1タンク10などを含む。これにより、排泄をより正確に検出できる。より使い易い排泄センサを提供できる。
図4(b)に示すように、排泄センサ120に、操作部62が設けられても良い。操作部62により、例えば、センサ部30の動作に関する設定ができる。操作部62により、例えば、センサ部30と通信部61との間の通信が設定可能でも良い。操作部62により、例えば、通信部61の動作が設定可能でも良い。
例えば、操作部62により、排泄センサ120の動作が一時的に停止されても良い。例えば、おむつ交換時の臭いは、外乱となる。例えば、着床時または離床時の臭いは、外乱となる。例えば、食事などの臭いも外乱となる可能性がある。このような外乱が生じる可能性がある場合に、操作部62により、排泄センサ120の動作が一時的に停止されても良い。外乱の可能性が低くなったときに、操作部62により、排泄センサ120の動作が開始されても良い。
以下、気体収集部38の例について説明する。
図5(a)〜図5(d)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図5(a)に示すように、例えば、気体収集部38及びセンサ部30がカバー部38Sで覆われる。カバー部38Sは、例えば、通気性を有するシートである。センサ部30の例については、後述する。
図5(b)は、カバー部38Sを除去した状態を例示している。図5(b)に示すように、気体収集部38は、シート部37と、複数のチューブ(この例では、第1〜第6チューブ21〜26)を含む。図5(b)では、図の見やすさのために、シート部37と複数のチューブとが互いに離されて描かれている。図5(c)は、図5(b)の矢印ARから見た状態(平面的な配置)を例示している。
例えば、シート部37は、ウレタン樹脂などを含む。シート部37の厚さは、対象者に寝心地に関する違和感を与えない厚さである。シート部37の厚さは、例えば、3mm以上15mm以下である。対象者がシート部37の上(カバー部38Sの上)に横たわった時に、シート部37は変形可能である。
シート部37は、孔(この例では、第1〜第6孔h1〜h6)を有する。孔の大きさは、例えば、20mm以上30mm以下である。
複数のチューブ(この例では、第1〜第6チューブ21〜26)のそれぞれは、開口部を有する。例えば、第1〜第6チューブ21〜26は、第1〜第6チューブ開口部21a〜26aをそれぞれ含む。
図5(b)及び図5(c)に示すように、第1チューブ開口部21aは、第1孔h1と重なる。同様に、第2〜第6チューブ開口部22a〜26aは、第2〜第6孔h2〜h6とそれぞれ重なる。
例えば、対象者の臀部が、第1〜第6孔h1〜h6の少なくともいずれかの上に位置する。対象者が排泄したときに、排泄に伴う臭いが、第1〜第6孔h1〜h6の少なくともいずれかから、第1〜第6チューブ開口部21a〜26aに導入される。
後述するように、第1〜第6チューブ開口部21a〜26aは、センサ部30と繋がっている。センサ部30において、気体に含まれる、排泄に伴う臭いが検出される。
実施形態においては、シート部37に複数の孔が設けられる。例えば、複数の孔の1つの上に、対象者の臀部(例えばおむつでも良い)がある場合に、その孔において、排泄に伴う臭いの程度が激しい。その孔の位置の周りにおいて、シート部37は、対象者の臀部(例えばおむつでも良い)に押される。このため、その1つの孔以外からは、気体の取り込みが少ない。一方、その1つの孔は、対象者の臀部(例えばおむつでも良い)で抑えられない。その1つの孔から、検出対象の気体が、効果的にチューブを通って、センサ部30に送られる。例えば、センサ部30で検出する気体において、臭いの元の濃度が高い。これにより、より高い感度で排泄を検出できる。
一方、ベッドと毛布との間の空間の気体を収集する参考例がある。この場合には、空気の堆積が多いため、その気体に含まれる臭いの元の濃度は、低い。このため、この参考例においては、排泄の検出の感度は、十分に高くできない。
これに対して、実施形態においては、収集する気体に含まれる臭いの元の濃度を高くすることができる。このため、排泄の検出の感度を高くすることができる。
実施形態においては、複数の孔を用いて、気体を収集する。これにより、高い濃度で臭いを含む気体をセンサ部30に供給できる。これらの複数の孔の互いの距離は、第1孔h1から第4孔h4への方向において、例えば、60mm〜110mmである。これらの複数の孔の互いの距離は、例えば、60mm以上110mm以下である。この距離は、第1孔h1から第2孔h2への方向において、例えば、110mm〜160mmである。例えば、対象者の臀部の位置が、移動した場合においても、複数の孔のいずれかで、臭いを含む気体を収集できる。これにより、排泄をより高い精度で検出できる。
図5(d)に示すように、この例では、第1〜第3チューブ開口部21a〜23aが1つの束(組み)を形成する。第4〜第6チューブ開口部24a〜26aが別の1つの束(組み)を形成する。このように、実施形態において、複数のチューブの少なくとも2つが互いに組み合わされても良い。
これらの複数のチューブは、例えば、シート部37と着脱可能である。例えば、これらの複数のチューブは、例えばディスポーザブルである。これらの複数のチューブの幾つがが、束(組み)となることで、着脱が容易になる。
例えば、第1〜第6チューブ開口部21a〜26aは、第1〜第6チューブ21〜26のそれぞれの側面に設けられる。例えば、第1〜第6チューブ開口部21a〜26aは、シート部37に対向する。これにより、第1〜第6孔h1〜h6を介して、臭いを含む気体が、第1〜第6チューブ21〜26に効率的に入る。
以下、センサ部30の例について説明する。
図6(a)〜図6(d)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式的斜視図である。
これらの図は、センサ部30の例を示している。センサ部30には、気体収集部38で収集された気体が供給される。
図6(a)に示すように、センサ部30は、筐体30A及び筐体蓋30Bを含む。筐体30Aには、駆動部30Cが内蔵される。筐体30Aに、排気口30Dが設けられる。排気口30Dから、例えば、気体収集部38から供給されて、臭いセンサ17を通過した気体が、排出される。
図6(b)に示すように、筐体蓋30Bは、開閉可能である。筐体蓋30Bの下に、複数のタンク(第1タンク10、第2タンク10B及び第Xタンク10Xなど)が設けられる。複数のタンクは、筐体30Aにセットされ、ストッパ30Sで固定される。
複数のタンクに、複数のチューブ(例えば、第1〜第6チューブ21〜26)が接続される。例えば、複数のチューブの1つは、複数のタンクの1つに、着脱可能に接続される。
図6(c)に示すように、ストッパ30Sは、開閉可能である。ストッパ30Sが閉状態のときに、ストッパ30Sにより、第1タンク10の第1蓋部10Qが抑えられる。第1タンク10において、第1蓋部10Qと第1槽部10P(図1(a)参照)とが、互いに密着する。第1タンク10の内部が実質的に気密になる。
図6(c)及び図6(d)に示すように、ストッパ30Sを開状態とすることで、タンク(例えば第1タンク10)は、筐体30Aから取り外すことができる。筐体30Aから取り外すときには、チューブ(例えば第1チューブ21)は、第1タンク10から取り外されても良い。
図6(d)に示すように、第1タンク10は、第1蓋部10Q及び第1槽部10Pを含む。第1蓋部10Q及び第1槽部10Pは、互いに分離できる。タンク(例えば第1タンク10)の下部に、第1フィルタ10Fが設けられている。第1フィルタ10Fは、筐体30Aから取り外すことができる。タンクが筐体30Aにセットされているときは、ストッパ30Sにより、第1タンク10を介して、第1フィルタ10Fが筐体30Aに押しつけられる。
例えば、第1チューブ21、第1タンク10及び第1フィルタ10Fが、筐体30Aから容易に取り外すことができる。これより、洗浄などが容易になる。例えば、これらの部品(第1チューブ21、第1タンク10及び第1フィルタ10F)の交換が容易になる。例えば、筐体30Aの洗浄が容易になる。
このように、実施形態に係る排泄センサ120は、第1タンク10、第1ポンプ16及び臭いセンサ17に加えて、第1チューブ21をさらに含んでも良い。第1チューブ21の一端21eは、第1吸気口12に接続されることが可能である(図3(a)参照)。排泄センサ120は、第1孔h1を有するシート部37をさらに含んでも良い。第1チューブ21は、第1チューブ開口部21aを含む。第1チューブ開口部21aは、第1孔h1と重なる。
排泄センサ120は、第2タンク10B及び第2チューブ22をさらに含んでも良い。排泄センサ120は、第2ポンプ16Bをさらに含んでも良い。図3(b)に関して既に説明したように、第2タンク10Bは、第2底部11Bと、第2底部11Bよりも高い位置に設けられた第2吸気口12Bと、第2ダクト13Bと、を含む。第2ダクト13Bは、第2内側開口部13aB及び第2外側開口部13bBを含む。第2内側開口部13aBは、第2底部11Bよりも高い位置に設けられ、第2底部11Bの上方の空間に繋がる。
例えば、第2ポンプ16Bは、第2タンク10Bの内部の気体を第2外側開口部13bBから臭いセンサ17に送る。第1ポンプ16が、第2タンク10Bの内部の気体を第2外側開口部13bBから臭いセンサ17に送っても良い。
第2チューブ22の一端22eは、第2吸気口12Bに接続されることが可能である(図3(a)参照)。
シート部37は、第1孔h1に加えて、第2孔h2をさらに有する(図5(b)参照)。第2孔h2は、第1孔h1とは異なる位置に設けられる。第2チューブ22は、第2チューブ開口部22aを含む。第2チューブ開口部22aは、第2孔h2と重なる(図5(b)及び図5(c)参照)。
図5(a)に関して既に説明したように、排泄センサ120は、カバー部38Sを含んでも良い。カバー部38Sは、シート部37の少なくとも一部の周りに設けられる。カバー部38Sは、通気性を有する。カバー部38Sを設けることで、チューブの開口部(例えば、第1チューブ開口部21aなど)から、異物(塵など)または液体が、チューブ内に入ることが抑制できる。
図7(a)〜図7(d)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式的斜視図である。
これらの図は、センサ部30の例を示している。これらの図において、下から上への向きをZ軸方向とする。
図7(a)は、筐体蓋30B及びストッパ30Sを取り外ししたときの状態を例示している。この例では、第Xタンク10Xが、筐体30Aの中のタンク挿入部30Zに挿入されている。第1タンク10及び第2タンク10Bなどは、タンク挿入部30Zから取り外されている。第1タンク10及び第2タンク10Bなどは、描かれていない。タンクが取り除かれたタンク挿入部30Zにおいて、フィルタ(例えば第1フィルタ10Fなど)が設けられている。タンク挿入部30Zの底部に、流出口(第1〜第5流出口31a〜31eなど)が設けられている。これらの流出口に向けて、それぞれのタンクの外側開口部から、気体28Gが流れる。
図7(b)は、タンク挿入部30Zなどを除去したときの状態を例示している。ただし、図7(b)において、分かりやすいように、第Xタンク10Xが例示されている。流出口(第1流出口31a及び第2流出口31bなど)の底に、ポンプ(第1ポンプ16及び第2ポンプ16Bなど)が設けられる。さらに、タンクの底部(例えば、第1底部11及び第2底部11Bなど)の位置に底部センサ(例えば、第1底部センサ15及び第2底部センサ15B)が設けられている。底部センサは、例えば、プリント基板30CBの一部に設けられる。
図7(b)に示すように、臭いセンサ17及び排気口30Dが設けられる。この例では、バッテリ30Tが設けられる。バッテリ30Tにより、外部から電源が供給されないときにも、各種の動作が可能である。
図7(c)は、センサ部30の筐体30Aの下側部分を除去した状態を、下から見たときの状態を例示している。タンクの下に位置する部分に、流路の外壁の一部となる板部32が設けられる。
図7(d)は、図7(c)の状態から、板部32を除去した状態を例示している。流出口(第1〜第6流出口31a〜31fなど)に対応して、溝が設けられている。これらの溝の一部が、流路16Pとなる。溝を流れた気体28Gが、臭いセンサ17の周りを通過して、排気口30Dから外部に流れる。
図8(a)〜図8(c)は、第2実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。 図8(a)に示すように、実施形態に係る排泄センサ121においても、複数のチューブ(例えば、第1〜第6チューブ21〜26)が設けられる。第1〜第6チューブ21〜26は、シート部37の第1〜第6孔h1〜h6と、それぞれ重なる。
図8(b)及び図8(c)に示すように、この例では、複数のチューブの径が互いに異なる。
以下、第1チューブ21及び第2チューブ22に着目する。図8(a)に示すように、第1チューブ開口部21aと、第1チューブ21の一端21eと、の間の第1チューブ21に沿った距離は、第2チューブ開口部22aと、第2チューブ22の一端22eと、の間の第2チューブ22に沿った距離よりも短い。この例では、第1チューブ21の第1流路21pの断面積S1は、第2チューブ22の第2流路22pの断面積S2よりも小さい。
例えば、第1チューブ21において、第1チューブ21の一端21eと第1チューブ開口部21aとの間の距離は、比較的短い。第2チューブ22において、第2チューブ22の一端22eと第2チューブ開口部22aとの間の距離は、比較的長い。このとき、これらのチューブの断面積が同じ場合には、これらのチューブにおいて、流路の抵抗が互いに異なる。
上記の例にように、チューブの端と、開口部と、の間の距離に応じて、チューブの流路の断面積を変えることで、例えば、複数のチューブにおいて、流路の抵抗を均一にできる。これにより、例えば、排泄に伴う臭いを含む気体の吸気量を、複数のチューブ(すなわち、複数の孔)において、より均一にできる。精度のより高い検出が可能になる。
図8(b)及び図8(c)に示すように、複数のチューブの断面形状が実質的に円形で、流路のサイズが実質的に均一である場合には、断面積の変わりに、径(第1〜第6径d1〜d6)を用いても良い。例えば、第1チューブ21の第1径d1は、第2チューブ22の第2径d2よりも小さい。
実施形態において、第1チューブ21の一端21eと第1チューブ開口部21aとの間の第1流路21pに沿う距離を第1距離L1とする。第2チューブ22の一端22eと第2チューブ開口部22aとの間の第2流路22pに沿う距離を第2距離L2とする。例えば、L1/S1は、L2/S2と実質的に同じである。例えば、L1/S1は、L2/S2の0.8倍以上1.2倍でも良い。
(第3実施形態)
図9(a)及び図9(b)は、第3実施形態に係る排泄センサを例示する模式図である。
図9(a)に示すように、本実施形態に係る排泄センサ130は、第1チューブ21、第1タンク10、第1ポンプ16、臭いセンサ17及び第1吸気口側フィルタ10Gを含む。第1チューブ21は、第1チューブ開口部21aを有している。第1チューブ開口部21aは、対象者の臀部(例えばおむつ)の近傍に設けられる。第1チューブ21の一端21eは、第1タンク10の第1吸気口12に接続される。接続は、例えば、着脱可能である。第1ポンプ16は、第1タンク10の内部の気体を臭いセンサ17に送る。
第1吸気口側フィルタ10Gは、第1チューブ21と第1ポンプ16との間の経路に設けられる。
この例では、アタッチメント10GAが設けられる。アタッチメント10GAの吸気口に第1チューブ21の一端21eが接続される。
図9(a)及び図9(b)に示すように、アタッチメント10GAの内部に、第1吸気口側フィルタ10Gが設けられる。
図9(a)に示すように、アタッチメント10GAの排気孔が、第1タンク10の第1吸気口12に接続される。
第1吸気口側フィルタ10Gは、例えば、防塵フィルタである。第1吸気口側フィルタ10Gは、例えば、通気性を有する。第1吸気口側フィルタ10Gは、例えば、液体を実質的に通過させなくても良い。
第1吸気口側フィルタ10Gにおいて、例えば、網目が細かい。第1吸気口側フィルタ10Gにより、第1チューブ21から第1タンク10への、異物(ゴミなど)または液体の侵入が抑制できる。これにより、例えば、第1ポンプ16または臭いセンサ17への悪影響が抑制できる。例えば、第1ポンプ16または臭いセンサ17の破損が抑制できる。
第1タンク10の、流路と交差する断面積は、第1チューブ21の、流路と交差する断面積よりも大きい。これにより、第1タンク10内における吸引力が小さくできる。これにより、例えば、もし第1吸気口側フィルタ10Gを通過して第1タンク10内に異物または液体が入った場合でも、異物または液体は、第1タンク10の内部に留まりやすくなる。例えば、第1ポンプ16または臭いセンサ17への悪影響がさらに抑制できる。
第1吸気口側フィルタ10Gは、例えば、十分に大きい面積を有する。これにより、第1ポンプ16の吸引力が低下することが実質的に抑制できる。
着脱可能なアタッチメント10GAを用いることで、部品の交換または洗浄が容易になる。アタッチメント10GA内に第1吸気口側フィルタ10Gを設けることで、交換または洗浄が容易になる。
実施形態において、複数のチューブ(例えば、第2チューブ22)、複数のタンク(例えば、第2タンク10B)、複数のポンプ(例えば、第2ポンプ16B)、及び、複数の吸気口側フィルタが設けられても良い。
例えば、参考例の排泄検出装置において、外部に空気を吸引するためのポンプまたは吸引ファンを設けて、排泄物の臭いを含む気体を吸引される。吸引された気体は、ガスセンサまたは温湿度センサなどのセンサ等により、検出される。その検出結果により、排泄の検出(または識別)が行われる。
このような参考例において、気体を吸引する手段として、掛毛布またはマットレスなどが用いられる。掛毛布を用いようとする場合は、使用環境によっては、掛毛布が使用されない場合がある。マットレスを用いる場合は、マットレスに排泄物が付着すると、メンテナンスの負担が大きい。
参考例においては、排泄物がおむつから漏れたときに、排泄物が誤って吸引される可能性がある。排泄物の誤吸引を防ぐために、液体を透過せずに気体を透過する特殊なシートを用いることが考えられる。しかしながら、特殊なシートは、コストが高い。特殊なシートを用いると、吸引時の空気抵抗が上がるため、ポンプが大型になる。
さらに、参考例においては、誤って排泄物を吸引したことを知ることが困難である。
この参考例においては、広い範囲の気体が収集される。このため、外乱の影響を受けやすい。外乱は、例えば、おむつ交換時の臭いである。外乱は、例えば、着床時の臭い、離床時の臭い、または、その他の臭いである。外乱の影響により、誤検出が生じやすい。
実施形態においては、例えば、おむつの設置位置、及び、おむつの可動範囲に対応したサイズのシート状の気体収集部38を用いる。気体収集部38は、シート部37を含む。例えば、最小限のサイズのシート部37を用いることで、例えば、排泄センサの設置が容易になる。例えば、メンテナンスが容易になる。
実施形態においては、例えば、取り外しが容易なチューブを用いる。例えば、排泄物を吸引してしまった場合、または、定期交換が容易になる。例えば、チューブは、一般的な材料(例えば塩化ビニルなど)により製造できる。コストが低減できる。
実施形態においては、排泄物がタンクに入ったことを検出するセンサ(例えば、第1底部センサ15など)が設けられる。排泄物が誤って吸引されたことを検出できる。メンテナンスを速やかに実施できる。衛生が向上できる。排泄物を吸引したままの使用が抑制できるため、検出精度を向上できる。
実施形態において、排泄センサは、排泄センサの動作が一時的に停止される機能を有しても良い。例えば、外乱が生じる可能性がある場合に、排泄センサの動作が一時的に停止されても良い。外乱の可能性が低くなったときに、排泄センサの動作が開始されても良い。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含んでも良い。
(構成1)
第1タンクと、
第1ポンプと、
臭いセンサと、
を備え、
前記第1タンクは、
第1底部と、
前記第1底部よりも高い位置に設けられた第1吸気口と、
第1内側開口部及び第1外側開口部を含む第1ダクトと、
を含み、前記第1内側開口部は、前記第1底部よりも高い位置に設けられ前記第1底部の上方の空間に繋がり、
前記第1ポンプは、前記第1タンクの前記内部の気体を前記第1外側開口部から前記臭いセンサに送る、排泄センサ。
(構成2)
前記第1タンクは、第1槽部及び第1蓋部を含み、
前記第1槽部は、前記第1底部、前記第1吸気口及び前記第1ダクトを含み、
前記第1蓋部は、前記第1槽部に着脱可能に取り付けられる、構成1記載の排泄センサ。
(構成3)
前記第1蓋部の弾性率は、前記第1槽部の弾性率よりも低い、構成2記載の排泄センサ。
(構成4)
前記第1タンクは、第1内部壁をさらに含み、
前記第1内部壁の少なくとも一部は、前記第1吸気口と前記第1ダクトとの間に設けられた、構成1〜3のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成5)
前記第1内部壁の一部は、前記第1ダクトの少なくとも一部と、前記第1タンクの外壁の一部と、の間に設けられた、構成1〜4のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成6)
前記第1ダクトの側部の少なくとも一部は、前記第1内側開口部と前記第1吸気口との間にある、構成1〜5のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成7)
前記第1底部に液体が導入されたことを検出する第1底部センサをさらに備えた、構成1〜6のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成8)
前記第1底部センサは、静電容量センサ及び接触式センサの少なくともいずれかを含む、構成7記載の排泄センサ。
(構成9)
前記第1ダクトと前記第1ポンプとの間の流路に設けられた第1フィルタをさらに備えた、構成1〜8のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成10)
第1チューブをさらに備え、
前記第1チューブの一端は、前記第1吸気口に接続されることが可能な、構成1〜9のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成11)
第1孔を有するシート部をさらに備え、
前記第1チューブは、第1チューブ開口部を含み、
前記第1チューブ開口部は、前記第1孔と重なる、構成10記載の排泄センサ。
(構成12)
第2タンクと、
第2ポンプと、
第2チューブと、
をさらに備え、
前記第2タンクは、
第2底部と、
前記第2底部よりも高い位置に設けられた第2吸気口と、
第2内側開口部及び第2外側開口部を含む第2ダクトと、
を含み、前記第2内側開口部は、前記第2底部よりも高い位置に設けられ前記第2底部の上方の空間に繋がり、
前記第2ポンプは、前記第2タンクの前記内部の気体を前記第2外側開口部から前記臭いセンサに送り、
前記第2チューブの一端は、前記第2吸気口に接続されることが可能で、
前記シート部は、前記第1孔とは異なる位置に設けられた第2孔をさらに有し、
前記第2チューブは、第2チューブ開口部を含み、
前記第2チューブ開口部は、前記第2孔と重なる、構成11記載の排泄センサ。
(構成13)
前記第1チューブ開口部と、前記第1チューブの前記一端と、の間の前記第1チューブに沿った距離は、前記第2チューブ開口部と、前記第2チューブの前記一端と、の間の前記第2チューブに沿った距離よりも短く、
前記第1チューブの第1流路の断面積は、前記第2チューブの第2流路の断面積よりも小さい、構成12記載の排泄センサ。
(構成14)
前記シート部の少なくとも一部の周りに設けられた通気性のカバー部をさらに備えた、構成10〜13のいずれか1つに記載の排泄センサ。
(構成15)
前記第1チューブと前記第1ポンプとの間の経路に設けられた第1吸気口側フィルタをさらに備えた、構成10〜14のいずれか1つに記載の排泄センサ。
例えば、実施形態においては、誤検出が減少する。
実施形態に係る排泄センサは、例えば、介護施設で使用されても良い。実施形態に係る排泄センサを用いることで、例えば、対象者のQOLを向上できる。例えば、介護スタッフの業務負担が軽減できる。
実施形態によれば、より使い易い排泄センサが提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、排泄センサに含まれるタンク、ポンプ、臭いセンサ、チューブ、シート部、通信部及び制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施形態として上述した排泄センサを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての排泄センサも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと解される。
10…第1タンク、 10B…第2タンク、 10F…第1フィルタ、 10G…第1吸気口側フィルタ、 10GA…アタッチメント、 10P…第1槽部、 10PB…第2槽部、 10Q…第1蓋部、 10QB…第2蓋部、 10X…第Xタンク、 10w…外壁、 11…第1底部、 11B…第2底部、 12…第1吸気口、 12B…第2吸気口、 12X…第X吸気口、 13…第1ダクト、 13B…第2ダクト、 13a…第1内側開口部、 13aB…第2内側開口部、 13b…第1外側開口部、 13bB…第2外側開口部、 13bX…第X外側開口部、 13s…側部、 13t…頂部、 14…内部壁、 14a…部分、 14w…一部、 15…第1底部センサ、 15B…第2底部センサ、 16…第1ポンプ、 16B…第2ポンプ、 16P…流路、 16X…第Xポンプ、 17…臭いセンサ、 20X…第Xチューブ、 21〜26…第1〜第6チューブ、 21a〜26a…第1〜第6チューブ開口部、 21e…一端、 21f…他端、 21p…流路、 22e…一端、 22p…流路、 28…検出対象物、 28G…気体、 28L…排泄物、 30…センサ部、 30A…筐体、 30B…筐体蓋、 30C…駆動部、 30CB…プリント基板、 30D…排気口、 30S…ストッパ、 30T…バッテリ、 30Z…タンク挿入部、 31a〜31f…第1〜第6流出口、 32…板部、 37…シート部、 38…気体収集部、 38S…カバー部、 61…通信部、 62…操作部、 63…サーバ、 110、111、120、121、130…排泄センサ、 210…ベッド、 AR…矢印、 S1、S2…断面積、 d1〜d6…第1〜第6径、 h1〜h6…第1〜第6孔

Claims (11)

  1. 第1タンクと、
    第1ポンプと、
    臭いセンサと、
    を備え、
    前記第1タンクは、
    第1底部と、
    前記第1底部よりも高い位置に設けられた第1吸気口と、
    第1内側開口部及び第1外側開口部を含む第1ダクトと、
    第1内部壁と、
    を含み、前記第1内側開口部は、前記第1底部よりも高い位置に設けられ前記第1底部の上方の空間に繋がり、
    前記第1内部壁の少なくとも一部は、前記第1吸気口と前記第1ダクトとの間に設けられ、
    前記第1外側開口部は、前記第1吸気口よりも低い位置に設けられ、
    前記第1タンクは、水平方向において前記第1吸気口と前記第1底部との間に位置し、前記第1底部へ向かう下り傾斜を含み、
    前記第1ポンプは、前記第1タンクの内部の気体を前記第1外側開口部から前記臭いセンサに送る、排泄センサ。
  2. 前記第1タンクは、第1槽部及び第1蓋部を含み、
    前記第1槽部は、前記第1底部、前記第1吸気口及び前記第1ダクトを含み、
    前記第1蓋部は、前記第1槽部に着脱可能に取り付けられ
    前記第1蓋部の弾性率は、前記第1槽部の弾性率よりも低い、請求項1記載の排泄センサ。
  3. 前記臭いセンサで検出された検出結果が、外部装置に無線で提供される、請求項1または2に記載の排泄センサ。
  4. 前記臭いセンサの動作に関する設定が可能な操作部をさらに備え、
    外乱が生じる可能性がある場合に、前記操作部により、前記臭いセンサの動作を一時的に停止することができる、請求項1〜3のいずれか1つに記載の排泄センサ。
  5. 前記第1内部壁の一部は、前記第1ダクトの少なくとも一部と、前記第1タンクの外壁の一部と、の間に設けられた、請求項1〜4のいずれか1つに記載の排泄センサ。
  6. 前記第1ダクトの側部の少なくとも一部は、前記第1内側開口部と前記第1吸気口との間にある、請求項1〜5のいずれか1つに記載の排泄センサ。
  7. 前記第1底部に液体が導入されたことを検出する第1底部センサをさらに備えた、請求項1〜6のいずれか1つに記載の排泄センサ。
  8. 前記第1底部センサは、静電容量センサ及び接触式センサの少なくともいずれかを含む、請求項7記載の排泄センサ。
  9. 前記第1ダクトと前記第1ポンプとの間の流路に設けられた第1フィルタをさらに備えた、請求項1〜8のいずれか1つに記載の排泄センサ。
  10. 第1チューブをさらに備え、
    前記第1チューブの一端は、前記第1吸気口に接続されることが可能な、請求項1〜9のいずれか1つに記載の排泄センサ。
  11. 第1孔を有するシート部をさらに備え、
    前記第1チューブは、第1チューブ開口部を含み、
    前記第1チューブ開口部は、前記第1孔と重なる、請求項10記載の排泄センサ。
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