JP4390660B2 - 排泄物処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、老人、病人、幼児などの排泄物処理装置であって、特に、寝たままの状態で排泄しその排泄物を処理するとともに局部の洗浄、乾燥を行なうことができる排泄物処理装置に関するものである。
従来、この種の排泄物処理装置として、人体の腰臀部を包囲するオムツカップ本体と、該オムツカップ本体の内部に洗浄水を送水する洗浄水送水ホースと、汚物を吸引する汚物吸引ホースとを備え、前記オムツカップ本体を屈曲自在に構成することによって、様々な体型に合わせることが可能な排泄物処理装置が開示されている(例えば特許文献1)。また、上記特許文献1は、上記送水ホースと汚物吸引ホースとをホースユニットで一括支持することによって、各種ホースを一括して着脱することができるものである。
特許第3077083号公報
しかしながら、上記特許文献1においても、汚物タンク内に溜まった汚物は汚物タンクから汚物吸引ホースやバキュームホースなどを取り外し、汚物タンクをトイレなどに持っていき汚物を排出しなければならず、作業負担が大きいという問題がある。また、オムツカップ本体が蛇腹ジョイントによって屈曲自在に構成されることによって湾曲したカップ状のフロントカバーを先端に設置し多様な体型に対応できるものの、オムツカップ本体との当接する皮膚に擦り傷や圧瘡を生じさせる懸念があった。また、上記送水ホースと汚物吸引ホースはホースユニットで一括支持されるものの、オムツカップ本体に汚物吸引ホースを接続する汚物吸引口および、送水ホースに接続する送水口を形成する必要があり、部品の洗浄や修理などのメンテナンスが煩雑となる懸念があった。さらに、オムツカップ本体の外側に替えオムツを装着し、さらにオムツカバーで人体に固定するものであり、替えオムツの股下部分に横漏れ防止用のフリルが設けられているが、このフリルだけではオムツカップ本体と股下部分との隙間を十分に埋めることは困難で、横漏れを防止することは困難であるという問題点があった。
そこで、本願発明は上記した問題点に鑑み、負担なく汚物を排出でき、オムツカバーの締め付け力により人体に擦り傷などの障害を発生させることがなく、メンテナンスが容易で、横漏れを確実に防止できる排泄物処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る排泄物処理装置は、洗浄水および乾燥用温風を供給する洗浄用ホースと、空気供給装置からの圧縮空気を供給する空気供給ホースと、排泄物排出装置により排泄物を吸引排出する排泄物吸込ホースとを排泄用着用体に接続した排泄物処理装置において、前記排泄物排出装置は、吸排出ポンプと、排泄物タンクと、正圧と負圧とを切換える圧力変換部とからなり、前記吸排出ポンプはシリンダ式のポンプであって圧力変換部を介して前記排泄物タンクに接続され、排泄物タンクは前記着用体に前記排泄物吸込ホースで接続され、負圧により排泄物を吸引して排泄物タンクに貯留し、正圧により貯留した排泄物を前記排泄物タンクから排出するように構成され、前記着用体は、固定用のオムツカバーが着脱自在に装着され、前記オムツカバーには前記空気供給ホースと接続された腰枕が設けられており、前記腰枕は、断面がくの字形の襞が平行に複数内部に設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明に対し、前記着用体はシリコン樹脂で形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記着用体に着脱自在にマニホールドを設け、該マニホールドは、洗浄水と乾燥用温風とを噴出するノズルと、排泄物吸込口とを備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記着用体は、股部側に配置される主壁部と尻部側に配置される副壁部とを湾曲状に一体化してなり、前記主壁部と前記副壁部の人体に接触する部分に横漏れを防止する環状のバルーンが設けられ、該バルーンは前記マニホールドを介して前記空気供給ホースに接続されたものである。
請求項5に係る発明は、前記着用体内に小便を感知する小便検知器を設けたものである。
請求項6に係る発明は、前記空気供給ホースは、第1の切替弁と、前記第1の切替弁の一次側に設けたアキュームレータと、前記アキュームレータの一次側に設けたチェックバルブとを備えたものである。
請求項に係る発明は、前記オムツカバーは、股部と腰部に伸縮布地をそれぞれ設けたものである。
請求項に係る発明は、前記排泄物吸込ホースは、接続された複数のパイプを有し、前記パイプは、半円部と反転部とで構成された排泄物が通過するチューブが内部に設けられており、前記パイプと前記チューブとの間に開閉弁を経由して流体を圧送供給する流体供給手段と、前記パイプと前記チューブとの間に圧送供給された流体を外部に開放する開放手段とを備え、前記反転部は、前記半円部の内面に添うように反転変形可能に構成され、前記流体供給手段から供給された流体によって前記反転部を反転変形させて該チューブ内の排泄物を接続された他のパイプのチューブ内へ送り出す動作を長さ方向他側から一側へ順次繰り返して、長さ方向他側から一側に排泄物を搬送する搬送装置を備えるものである。
本発明の請求項1記載の排泄物排出装置によれば、排泄物タンク内の排泄物を自動で排出することができるので、作業負担を大幅に軽減できると共に、シリンダ式のポンプを圧力変換部と共に使用することによって、1基のポンプで排泄物の吸引と排出を行え、装置本体を小型化でき、騒音を低減できる。また、着用体をオムツカバーで使用者の股部に取り付け保持できると共に、腰枕が膨張することにより、着用体の内側と肌との間に密閉空間を形成することができ、排泄物により肌が汚れるのを防止し、効率よく排泄物を吸い込ませることができる。さらに、使用者が寝ていて腰枕に体重がかかっている状態であっても、確実に腰枕を圧縮空気により膨張させることができる。
また、請求項2に記載の排泄物排出装置によれば、着用体がシリコン樹脂で形成されていることにより、肌が着用体と接触しても擦り傷などを起こすことがない。
また、請求項3に記載の排泄物排出装置によれば、着用体からノズルなどを備えたマニホールドを分離でき、メンテナンスが容易で装置を清潔に保持することができる。また、洗浄水と乾燥用温風とを同じノズルから噴出することとしたから、マニホールドを小型化でき、コストの低減を図れる。
また、請求項4に記載の排泄物排出装置によれば、バルーンが膨張することによって、着用体と肌との密着性を向上し、着用体と股部との間に密閉空間を形成でき、横漏れを確実に防止することができる。
また、請求項5に記載の排泄物排出装置によれば、小便検知器により、小便を検知することができるので、バルーンを適時に膨張させることによって、より確実に横漏れを防止することができる。
また、請求項6に記載の排泄物排出装置によれば、空気供給装置が、起動してから圧縮空気を供給できるまでに時間を要するとしても、着用体から排泄物が漏れるのを効果的に防止することができる。
また、請求項に記載の排泄物排出装置によれば、伸縮布地により着用体を確実に人体に取付保持できるので、ずれるのを防止し横漏れを防ぐことができる。
また、請求項に記載の排泄物排出装置によれば、大がかりな搬送装置を要しなくとも、排泄物を確実に搬送でき、また、ホース内に排泄物を残さないで搬送できるので、ホースを取り外した際など、ホースからの液ダレなどを防ぎ、メンテナンスを容易にできる。
以下図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は本発明に係る排泄物処理装置を模式的に示す断面図である。図2はマニホールドを模式的に示す外観図であり、(a)背面図、(b)正面図である。図3は排泄物処理装置の正面図である。図4はオムツカバーを示す平面図である。図5は腰枕を示す斜視図である。図6は排泄物処理装置にオムツカバーを装着した状態を示す斜視図である。図7は本体装置を示す全体構成図であり、(a)左側面図、(b)正面図である。図8は水及び空気の流れを示す回路図である。図9は吸排出ポンプと圧力変換部の構成を模式的に示す回路図であって、排泄物を吸引する状態を示す図であり、(a)押工程、(b)引き工程を示す図である。図10は吸排出ポンプと圧力変換部の構成を模式的に示す回路図であって、排泄物を排出する状態を示す図であり、(a)押工程、(b)引き工程を示す図である。図11は処理状態を示すタイムチャートである。
図1に示す1は、洗浄水および乾燥用温風を供給する洗浄用ホース2と、空気供給装置からの圧縮空気を供給する空気供給ホース3と、排泄物排出装置4により排泄物を吸引排出する排泄物吸込ホース5とを排泄用着用体6に接続した排泄物処理装置である。前記洗浄用ホース2と空気供給ホース3と排泄物吸込ホース5とは、マニホールド7に一端接続され、前記マニホールド7からノズル8及び吸込口9へ連結される。
前記マニホールド7は、合成樹脂製のブロックにより構成され、適宜ドリル等で穴が形成され、前側に比べ後側は縦長さが小さく形成され、段部10が設けられている。マニホールド7の前面には、洗浄用継手11、腰枕用継手12、バルーン用継手13、排出用継手14が設けられている。マニホールド7の後面には、洗浄及び乾燥を行うノズル8と、排泄物を吸引する排泄物吸込口である吸込口9と、臭気センサ80が縦方向に設けられている。前記段部10には、腰枕用口15とバルーン用口16と後部洗浄用口17とが設けられる。洗浄用継手11はノズル8と後部洗浄用口17にマニホールド7内で分岐される。腰枕用継手12は腰枕用口15にマニホールド7内で連通される。バルーン用継手13はバルーン用口16にマニホールド7内で連通される。排出用継手14はマニホールド7内で吸込口9に接続される。前記臭気センサ80は、例えば、臭いを吸着する特性を表面に備えた半導体素子からなり、臭い成分を感知すると通電して臭いを検出する。
前記ノズル8は、縦方向に2個形成され、上方に位置する上部ノズル8aは、上下方向に洗浄水及び乾燥空気を拡散する噴出口が形成される。下方に位置する下部ノズル8bは、左右方向に洗浄水及び乾燥空気を拡散する噴出口が形成される。前記ノズル8の下方にはL字形の前記吸込口9が開口9aを下向きにして設けられている。前記開口9aは、その周縁部が後方に向かって斜めに形成され、排泄物を確実に吸い込むことができるように構成されている。マニホールド7の側面には、全周に一条の溝部18が形成されており、着用体6に形成された後述する凸条に嵌合する。腰枕用口15は、腰枕20に接続され、バルーン用口16は、後述するバルーン21に接続され、各部に圧縮空気を供給する。前記後部洗浄用口17は、後部ノズル22に接続され、洗浄水及び乾燥空気を供給する。
前記着用体6は、シリコン樹脂からなり、股部側に配置される主壁部25と尻部側に配置される副壁部26とを湾曲状に一体化して形成される。主壁部25と副壁部26の人体に接触する部分には、環状のバルーン21が固設される。前記バルーン21はシリコン樹脂からなり、前記バルーン用口16に第1のホース27で接続される。バルーン21の内側近傍に、小便を感知する小便検知器28が配置される。小便検知器は、通電した導線に小便が接触したときに、抵抗値が変位することにより検出する。着用体6内部には、複数の噴出口を設けた後部ノズル22が副壁部26の略中央に配置される。この後部ノズル22は、前記後部ノズル22用継手に第2のホース29で接続される。着用体6の略中央すなわち、主壁部25と副壁部26との接合部に連通穴30が形成され、該連通穴30の内側面には環状の凸条19が形成さている。マニホールド7に設けられた前記吸込口9の開口9aを下向きにして前記連通穴30に前記マニホールド7が嵌合される。マニホールド7は、マニホールド7の側面に形成された前記溝部18に、連通穴30に形成された凸条19を係合して、着用体6に一体化される。着用体6および連通穴30はシリコン樹脂で形成されており、弾力性があるため、別途Oリング等のシール材を用いなくとも、連通穴30に対するマニホールド7の気密を保持することができる。このとき、バルーン21は前記バルーン用継手13にホースで接続される。主壁部25の外側表面には複数のオス型のホック31aが設けられる。
上記のようにマニホールド7と一体化した着用体6には、人体に固定するためのオムツカバー32が着脱自在に装着される。オムツカバー32は略T字形に裁断した布地で構成され、股下部33と腰巻部34とからなる。股下部33の中央には、楕円形の貫通孔35が形成され、該貫通孔35の周縁には横漏れ防止用のフリル36が設けられる。さらに貫通孔35の近傍には、着用体6の主壁部25に設けられたオス型ホック31aに対応する位置に同数の複数のメス型ホック31bが設けられる。股下部33の端部表面には第1のメス型貼着手段37aが設けられている。腰巻部34は、端部の一側裏面に第1のオス型貼着手段37bが設けられており、表面に第2のメス型貼着手段38aが設けられている。腰巻部34の他側の端部裏面には第2のオス型貼着手段38bが設けられている。股下部33と腰巻部34の接合部分には、腰枕20を収納する収納袋39が形成され、腰枕用継手12に第3のホース40で接続された腰枕20が収納される。腰枕20は、図5に示すように、断面がくの字形の襞41が平行に複数内部に設けられている。前記オムツカバー32の股部と腰部には、伸縮布地42、例えばトリコット編の布地などが設置され、より人体へフィットさせることによって、横漏れを防止することができる。尚、このオムツカバー32は使用者の体のサイズに合わせて、適宜異なる大きさのもの、例えば、新生児用、女性用、男性用や、特大、大、中、小などを製作することによって、よりフィット感を向上できる。
このオムツカバー32をマニホールド7と一体化した着用体6に装着するには、図4に示す位置にオムツカバー32を敷き、副壁部26を下にしてマニホールド7を貫通孔35に向け着用体6をオムツカバー32に載置する。マニホールド7及び主壁部25を貫通孔35に通し、主壁部25に設けられたオス型ホック31aをオムツカバー32に設けられたメス型ホック31bに係合する。腰巻部34の一側の端部裏面に設けられた第1のオス型貼着手段37bを股下部33表面に設けられた第1のメス型貼着手段37aに貼着する。次いで、腰巻部34の他側の裏面に設けられた第2のオス型貼着手段38bを腰巻部34の一側の端部表面に設けられた第2のメス型貼着手段38aに貼着し、オムツカバー32を着用体6に装着する(図6)。
次に、本体装置45について説明する。本体装置45は、液体供給装置46と空気供給装置であるコンプレッサ47と排泄物排出装置4とこれらの制御を行なう制御部48からなり、台車49に搭載されている。台車49の中央には液体供給装置46とコンプレッサ47が配設される。
コンプレッサ47は、レギュレータ50によって所定圧以下に制御された上で、第1の切替弁51を介して圧縮空気用ライン52と洗浄用ライン53とに分岐している。レギュレータ50の二次側は圧力センサ70を有し、制御部48によって圧力センサ70による検知圧力が所定圧力以上になったら、前記コンプレッサ47を停止するようになっている。前記第1の切替弁51の一次側にはアキュームレータ72が備えられ、かつ、このアキュームレータ72の一次側にチェックバルブ73を設け、アキュームレータ72内に所定圧の圧縮空気が蓄えられる。圧縮空気用ライン52は、さらに、空気供給ホース3である腰枕用ホース3aとバルーン用ホース3bとに分岐している。腰枕用ホース3aは、腰枕用切替弁54を介して腰枕用ホース3aで前記腰枕用継手12に接続されている。バルーン用ホース3bは、バルーン用切替弁55を介してバルーン用ホース3bで前記バルーン用継手13に接続されている。腰枕用ホース3aとバルーン用ホース3bは圧力センサ56a,56bを有し、制御部48によって圧力センサ56a,56bによる検知圧力が所定圧力以上になったら、前記腰枕用切替弁54若しくはバルーン用切替弁55を閉じるようになっている。また、腰枕用ホース3aとバルーン用ホース3bは図示しないが、排気手段を有する。
前記洗浄用ライン53は、洗浄水ライン58と乾燥ライン59とに分岐している。
洗浄水ライン58には、液体供給装置46が備えられている。液体供給装置46は、水タンク61を有し、この水タンク61の上面中央に洗浄水供給口62が立設され、この洗浄水供給口62には蓋62aが開閉可能に装着されている。また、水タンク61には水位センサ63、サーミスタ64及び保温ヒータ65を有し、制御部48によってサーミスタ64の検知温度が一定になるようにヒータ65の通断電を制御すると共に、水位センサ63からの信号に基づき水きれ状態を報知できるようになっている。また、水タンク61の上面には圧縮空気を水タンク61内に圧送する洗浄水ライン58が接続されている。水タンク61の下方にはチェックバルブ71を介して洗浄用ホース2が接続されている。この洗浄用ホース2は、前記洗浄用継手11に接続される。
乾燥ライン59は、第3の切替弁66を介してヒータ67に接続し、このヒータ67にはサーミスタ68を備え、制御部48によってサーミスタ68の検知温度が一定になるようにヒータ67の通断電を制御する。ヒータ67には圧縮空気が乾燥ライン59によって圧送される。さらに、ヒータ67によって温められた圧縮空気は、乾燥用切替弁69を介して前記チェックバルブ71の二次側において前記洗浄用ホース2に連結されている。
排泄物排出装置4は、排泄物タンク75を有し、この排泄物タンク75は台車49の前方に設置され、台車49の下方には排泄物排出装置4を構成するシリンダ式の吸排出ポンプ76が配設される。吸排出ポンプ76は圧力変換部78を介して排泄物タンク75に接続される。吸排出ポンプ76は、シリンダ外筒76aとシリンダ外筒76aのスカート側76dから突出しているピストン76bとからなる。このピストン76bは等速度カム79に連結し、等速度カム79は動力源である駆動モータ77に連結されている。
圧力変換手段は、圧力変換部78と、吸排出ポンプ76と排泄物タンク75とを接続し吸気口96および排気口99との切替を行う三方向弁95,98とからなる。圧力変換部78は三方向弁95,98が接続され、前記三方向弁95,98に排泄物タンク75、吸入口96および排気口99が接続される。前記圧力変換手段は、吸排出ポンプ76による負圧を利用する場合、負圧の発生側を排泄物タンク75に接続し、正圧の発生側を排気口99に接続する。また、吸排出ポンプ75による正圧を利用する場合、正圧の発生側を排泄物タンク75に接続し、負圧の発生側を吸気口96に接続する。以下に、前記圧力変換部78の構成について説明すると、圧力変換部78は、アルミニウムなどの金属製のブロック体で形成され、内部にチェックバルブを複数備え、各チェックバルブを連通穴で接続される。図9(a)に示すように、第1の通路81は吸排出ポンプ76のヘッダ側76c(前側)に接続され、第2の通路82と第3の通路83とに分岐する。第2の通路82は吸排出ポンプ76からの出力を止める第1のチェックバルブ91を介し第4の通路84に接続される。第3の通路83は吸排出ポンプ76からの出力を通す第2のチェックバルブ92を介し第5の通路85に接続される。第6の通路86は吸排出ポンプ76のピストンを隔てて反対側となるスカート側76d(後側)に接続され、第7の通路87と第8の通路88とに分岐する。第7の通路87は吸排出ポンプ76からの出力を止める第3のチェックバルブ93を介し第4の通路84に接続される。第8の通路88は吸排出ポンプ76からの出力を通す第4のチェックバルブ94を介し第5の通路85に接続される。第4の通路84は、第1の三方向弁95を介して吸入口96と排泄物タンク75とに接続される。第5の通路85は、第3の通路83および第8の通路88からの流れを通す第5のチェックバルブ97が設けられ、第2の三方向弁98を介して、排泄物タンク75と排気口99とに接続される。排気口99には防音機能および防臭機能を備えたフィルタが備えられる。
排泄物タンク75は、手動切替弁100に第4のホース101で接続され、この手動切替弁100を介して吸引口102と排出口103とに分岐する。吸引口102は、前記排出用継手14へ接続する吸込ホース5に接続される。排出口103は、排泄物タンク75内の排泄物をトイレなどの外部に排出する排出ホース104に接続される。前記手動切替弁100の操作により排泄物タンク75は吸引口102と排出口103のいずれかに連通する。前記吸込ホース5は、ホース5内を見えなくするためのカバー106が設けられ、前記マニホールド7及び前記吸引口102にはホース固定手段107が備えられる。このホース固定手段107は、溝部107aを有し、前記カバー106の端部に一体的に形成されたパッキン106aを前記溝部107aに嵌合してカバー106が吸込ホース5の外側に装着される。前記排泄物タンク75にはタンク75内の排泄物量を検知する水位センサ108が設けられる。
前記手動切替弁100により、吸込ホース5を排泄物タンク75に接続すると、図9(a)に示すように、吸排出ポンプ76は押工程において第1の通路81に圧縮空気を送り出す。第1の通路81に送り出された圧縮空気は、第3の通路83を通り第2の三方向弁98を通過し排気口99から排気される。同時に吸排出ポンプ76のスカート側76dは負圧となり、第1の三方向弁95を介して排泄物タンク75内の空気を吸引する。排泄物タンク75内の空気が吸引されると、タンク内が負圧となり、吸込ホース5を介して吸込口9より排泄物をタンク内に吸引する。さらに、図9(b)に示すように、吸排出ポンプ76が引き工程に移行すると、スカート側76dに吸引された空気が第6の通路86に送り出される。第6の通路86に送り出された空気は第8の通路88を通り第2の三方向弁98を通過し排気口99から排気される。この空気はタンク内の臭気を含むものであるが、脱臭機能を有する排気口99を通過することにより、無臭状態で排気される。同時に、吸排出ポンプ76のヘッダ側76cは負圧となり、第1の三方向弁95を介して排泄物タンク75内の空気を吸引する。排泄物タンク75内の空気が吸引されると、タンク内が負圧となり、吸込ホース5を介して吸込口9より排泄物をタンク内に吸引する。以上の動作が交互に繰り返され、着用体6から排泄物を吸引する。
前記手動切替弁100により、排出ホース104を排泄物タンク75に接続すると、図10(a)に示すように、吸排出ポンプ76は押工程においてヘッダ側76cから第1の通路81に圧縮空気を送り出す。第1の通路81に送り出された圧縮空気は第3の通路83を通り第2の切替弁57によって排泄物タンク75に送り込まれる。排泄物タンク75に圧縮空気が送り込まれると、タンク75内の圧力が上昇する。タンク内の圧力が上昇すると、タンク75内に貯留された排泄物がホースより押し出され、手動切替弁100を介して排出ホース104へ送り出される。同時に、第1の切替弁51を介して第6の通路86より吸排出ポンプ76のスカート側76dへ吸気が行われる。さらに、図10(b)に示すように、吸排出ポンプ76が引き工程に移行すると、スカート側76dから第6の通路86へ圧縮空気を送り出す。第6の通路86に送り出された圧縮空気は通路8を通り、第2の切替弁57によって排泄物タンク75へ送り込まれる。排泄物タンク75に圧縮空気が送り込まれると、タンク75内の圧力が上昇する。タンク75内の圧力が上昇すると、タンク75内に貯留された排泄物がホースより押し出され、手動切替弁100を介して排出ホース104へ送り出される。同時に、第1の切替弁51を介して第1の通路81より吸排出ポンプ76のヘッダ側76cへ吸気が行われる。以上のようにして、排泄物タンク75内に貯留された排泄物をタンク75外へ自動で排出することができる。
次に上記構成について、図11に基づいてその作用を説明する。マニホールド7と着用体6を一体化し、この着用体6にオムツカバー32を装着してオムツカバー32を使用者の股部分に着用させ、取付保持させる。尚、オムツカバー32には予め腰枕20を装着しておく。使用者が寝たままの状態で排泄を行うと、これを小便検知器28で検知し、この検知信号に基づき制御部48は排泄物処理装置1を起動させ予め定められたプログラムに従い一連の排泄処理動作を実行する。小便検知器28で排泄を感知できない場合であっても、臭気センサ80が排泄物の臭いを検知することによって、一連の処理動作を実行を開始できる。
まず、コンプレッサ47および吸排出ポンプ76が作動すると共に、第1のおよび腰枕用、バルーン用切替弁51,54,55が通電し、これによって、圧縮空気が圧縮空気ライン52を通って腰枕20およびバルーン21に供給されて腰枕20およびバルーン21が膨張する。腰枕20の膨張により腰が持ち上げられる。バルーン21の膨張により、シリコン樹脂で構成された着用体6が肌に密着し、肌とシリコン樹脂製の着用体6の内面との間に密閉空間を形成する。このとき、第1の切替弁51が通電することによって、アキュームレータ72に蓄えられている圧縮空気が即座に腰枕20およびバルーン21に供給される。これによって、コンプレッサ47が、起動してから圧縮空気を供給できるまでに時間を要するとしても、着用体6から排泄物が漏れるのを効果的に防止することができる。
次に腰枕用およびバルーン用切替弁54,55が断電し、第2、第3の切替弁57,66が同時に通電して、各ノズル8および後部ノズル22から温められた洗浄水が霧状に噴射する。洗浄が終了すると乾燥用切替弁69が通電して温風空気が各ノズル8および後部ノズル22から吹き出す。この間、排泄物吸込口9からは排泄物が洗浄水と共に順次吸い出される。各ノズル8および後部ノズル22から温められた空気が噴射し続け、密閉空間内を乾燥させる。この乾燥工程終了後、乾燥用切替弁69を断電し、図示しない排気手段により腰枕20およびバルーン21内の空気を排気して収縮させた時点で装置を停止し処理動作を完了するものである。
次に本発明に係る排泄物処理装置1の変形例について図を参照して説明する。図12は本発明に係る排泄物処理装置の変形例を示す図であり、吸込ホースを搬送装置とした場合における搬送装置の断面図である。図13はチューブ115の断面形状を示す縦断面図である。図14は搬送装置の断面図であり、使用状態を示す図である。
前記排泄物吸込ホースは、パイプ内に設けられたチューブと、前記パイプとチューブとの間に開閉弁を経由して流体を圧送供給する流体供給手段と、前記パイプとチューブとの間に圧送供給された流体を外部に開放する開放手段とを備え、前記チューブの変形により該チューブ内の被搬送物を長さ方向他側から一側に搬送する搬送装置である。以下、前記搬送装置について詳細に説明する。
前記パイプ111は長さ方向両側に鍔継手たるフランジ112を設け、このフランジ112は複数の孔113を備え、ボルト,ナットなどの締付け具114により連結される。前記パイプ111内に沿ってチューブ115が設けられ、このチューブ115はゴムなどの弾性材料からなり、前記パイプ111の長さ方向一側から他側に向かってその断面一方側の厚さが段階的に縮小して形成している。また、図中左右対称であって、断面他方側に略半円形の半円部117を有し、この半円部117は半円より僅かに大きく形成されており、その半円部117の両側縁117Fは、内面側に凸な折返し部118をそれぞれ設け、両側の折返し部118の間を反転部たる径小半円部119により連結し、この径小半円部119はほぼ半円状であって、前記半円部117より径小であり、薄く反転し易くなっている。そして、前記折返し部118の折返し位置は湾曲部118Aであり、この湾曲部118Aの両側にほぼ平行な直線部118B,118Cを設け、直線部118Bが前記縁117Fに連結されると共に、直線部118Cが前記径小半円部119に連結されている。また、同一断面において、前記折返し部118と径小半円部119とは同一厚さである。さらに、両側の前記湾曲部118Aに対応する前記半円部117の内周寸法と、前記湾曲部118A間の前記直線部118Cと径小半円部119と直線部118Cの合計寸法とがほぼ等しい。そして、この例では、前記折返し部118と湾曲部118Aと径小半円部119との厚さが、長さ方向に5段階に縮小し、内面形状を同一として厚さの変化により外面形状を変化させている。前記半円部117の外周には、保形部材120がインサート成形により一体に設けられる。
前記チューブ115の両側には鍔状のシール部121,121が一体に設けられ、前記フランジ112の内面には、前記シール部121の外面に圧接するリング状の圧接部122が形成され、この圧接部122の内面と前記フランジ112の内面との間隔は、前記シール部121の厚さより狭く形成されている。尚、前記シール部121の外面と前記フランジ112の内面とは必要に応じて接着する。また、前記パイプ111には、該パイプ111の内面と前記チューブ115の外面との間に連通する連通孔123が形成されている。尚、径小半円部119の一側116A及び他側116Bは、仕切り部124により閉塞されている。
前記パイプ111の連通孔123には、開閉弁たる電磁弁131を経由して流体供給手段たるコンプレッサ47が接続され、各電磁弁131及びコンプレッサ47は、その動作が制御手段(図示せず)により制御され、また、この例では、前記電磁弁131に、開放手段131Aを設けている。そして、複数の前記パイプ111は、一側を被搬送物たる排泄物(図示せず)の送り出し方向に揃えて、前記フランジ112により接続される。また、前記コンプレッサ47を、各電磁弁131,131…に接続している。排泄物の搬入側は前記排泄物継手14に連結されている。また、搬出側は吸引口102に連結されている。
次に、前記構成による装置の動作につき説明する。尚、説明のために、図14中右側から、第1のパイプ111,第2のパイプ111…、及び第1の電磁弁131,第2の電磁弁131…と称する。この搬送装置は、図12に示すように乾燥終了後に動作が開始される。通常、吸込口9より吸引された排泄物は、吸排出ポンプ76により搬入側に送り込まれ、排泄物タンク75に吸引されるが、排泄物タンク75に吸引されないでチューブ115内に残留する排泄物がある。このチューブ115内に残留した排泄物を確実に排泄物タンク75に送り込むため、上記した搬送装置を起動させる。すなわち、コンプレッサ47が駆動し、図14に示すように、制御手段により第1の電磁弁131が開成し、コンプレッサ47と連通孔123が連通し、コンプレッサ47から流体たる圧縮空気が第1のパイプ111内に供給され、この圧縮空気によりチューブ115の径小半円部119が半円部117の内面に添うように反転変形する。この反転の際、まず、チューブ115の径小半円部119は、薄い長さ方向他側116Bから反転を開始し、この反転により内部の排泄物を一側に押し出し、径小半円部119が半円部117の内面が密着するようにチューブ115の全長に渡って径小半円部119が反転して第2のパイプ111内に排泄物が送り出される。
次に、第2の電磁弁131が開成し、コンプレッサ47から圧縮空気が供給され、これにより第2のパイプ111の径小半円部119が同様に反転して、内部の排泄物を第3のパイプ111内に送り出し、第2のパイプ111の径小半円部119が反転した後、第3の電磁弁131が開成し、第3のパイプ111の径小半円部119の反転が他側6Bから開始し、これらの動作を順次繰り返して、排泄物をパイプ111の他側から一側へと圧送する。また、第3のパイプ111の径小半円部119全体が反転した後、制御手段は、第1の電磁弁131を動作して連通孔123を開放手段131A側に連通し、第1のパイプ111とチューブ115との間の空気を外部に開放する。この開放により、第1のパイプ111のチューブ115の径小半円部119は、その弾性復元力により反転前の状態に復帰すると共に、第1のパイプ111とチューブ115との間の空気が排出される。尚、電磁弁131が開放手段131A側に連通した状態で、コンプレッサ47と連通孔123とは、遮断部131Bにより遮断され、電磁弁131は閉成した状態となる。
このように上記実施例においては、請求項1に対応し、洗浄水および乾燥用温風を供給する洗浄用ホース2と、コンプレッサ47からの圧縮空気を供給する空気供給ホース3と、排泄物排出装置4により排泄物を吸引排出する排泄物吸込ホース5とを排泄用着用体6に接続した排泄物処理装置1において、前記排泄物排出装置4は、動力源を備えた吸排出ポンプ76と排泄物タンク75と正圧と負圧とを切換える圧力変換部78とからなり、前記吸排出ポンプ76はシリンダ式のポンプであって圧力変換部78を介して前記排泄物タンク75にホースで接続され、排泄物タンク75は前記圧力変換部78に前記排泄物吸込ホース5で接続され、負圧により排泄物を吸引して排泄物タンク75に貯留し、正圧により貯留した排泄物を前記排泄物タンク75から排出するように構成され、前記着用体6は、固定用のオムツカバー32が着脱自在に装着され、前記オムツカバー32には前記空気供給ホース3と接続された腰枕20が設けられており、前記腰枕20は、断面がくの字形の襞41が平行に複数内部に設けられていることとしたから、排泄物タンク75内の排泄物を排出することができるので、作業負担を大幅に軽減できると共に、シリンダ式のポンプを圧力変換部78と共に使用することによって、1基のポンプで排泄物の吸引と排出を行え、装置本体を小型化でき、騒音を低減できる。また、着用体6をオムツカバー32で使用者の股部に取り付け保持できると共に、腰枕が膨張することにより、着用体6の内側と肌との間に密閉空間を形成することができ、排泄物により肌が汚れるのを防止し、効率よく排泄物を吸い込ませることができる。さらに、前記腰枕20は、内部に複数の襞41を備えたから、使用者が寝ていて腰枕20に体重がかかっている状態であっても、確実に腰枕20を圧縮空気により膨張させることができる。
また、請求項2に対応して、前記着用体6はシリコン樹脂で形成されているから、肌が着用体6と接触しても擦り傷などを起こすことがない。
また、請求項3に対応して、前記着用体6に着脱自在にマニホールド7を設け、該マニホールド7は、洗浄水と乾燥用温風とを噴出する複数のノズルと、排泄物吸込口9とを備えたから、着用体6からノズルなどを備えたマニホールド7を分離でき、メンテナンスが容易で装置を清潔に保持することができる。また、洗浄水と乾燥用温風とを同じノズルから噴出することとしたから、マニホールド7を小型化でき、コストの低減を図れる。
また、請求項4に対応して、前記着用体6は股部側に配置される主壁部25と尻部側に配置される副壁部26とを湾曲状に一体化してなり、主壁部25と副壁部26の人体に接触する部分に横漏れを防止する環状のバルーン21が設けられ、該バルーン21は前記マニホールド7を介して前記空気供給ホース3に接続されているから、バルーン21が膨張することによって、着用体6と肌との密着性を向上し、着用体6と股部との間に密閉空間を形成でき、横漏れを確実に防止することができる。
また、請求項5に対応して、前記着用体6内に小便を感知する小便検知器28を設けたから、小便を検知することができるので、バルーン21を適時に膨張させることによって、より確実に横漏れを防止することができる。
また、請求項6に対応して、前記空気供給ホース3は、第1の切替弁51と、前記第1の切替弁51の一次側に設けたアキュームレータ72と、前記アキュームレータ72の一次側に設けたチェックバルブ73とを備えたから、コンプレッサ47が、起動してから圧縮空気を供給できるまでに時間を要するとしても、着用体6から排泄物が漏れるのを効果的に防止することができる。
また、請求項に対応して、前記オムツカバー32は、股部と腰部に伸縮布地42をそれぞれ設けたから、伸縮布地42により着用体6を確実に人体に取付保持できるので、ずれるのを防止し横漏れを防ぐことができる。
また、請求項に対応して、前記排泄物吸込ホース5は、接続された複数のパイプ111を有し、前記パイプ111は、半円部117と反転部119とで構成された排泄物が通過するチューブ115が内部に設けられており、前記パイプ111とチューブ115との間に開閉弁131を経由して流体を圧送供給するコンプレッサ47と、前記パイプ111とチューブ115との間に圧送供給された流体を外部に開放する開放手段131とを備え、前記反転部119は、前記半円部117の内面に添うように反転変形可能に構成され、前記コンプレッサ47から供給された流体によって前記反転部119を反転変形させて該チューブ115内の排泄物を接続された他のパイプ111のチューブ115内へ送り出す動作を長さ方向他側から一側へ順次繰り返して、長さ方向他側から一側に排泄物を搬送する搬送装置であるから、大がかりな搬送装置を要しなくとも、排泄物を確実に搬送でき、また、ホース内に排泄物を残さないで搬送できるので、ホースを取り外した際など、ホースからの液ダレなどを防ぎ、メンテナンスを容易にできる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、着用体6は小便検知器のほかに、体温測定器を設けることにより、使用者の体温を計測してもよい。さらに、排泄された小便から、尿糖、尿蛋白、尿潜血、PHなどの分析を行い、記録をし、通信手段により地理的に離れている病院等へ定期的に通知することとしてもよい。また、ホック及び貼着手段のオス型、メス型は上記した実施形態におけるオス型をメス型に、上記した実施形態におけるメス型をオス型にそれぞれ変更しても良い。
本発明に係る排泄物処理装置を模式的に示す断面図である。 同上、マニホールドを模式的に示す外観図であり、(a)背面図、(b)正面図である。 同上、排泄物処理装置の正面図である。 同上、オムツカバーを示す平面図である。 同上、腰枕を示す斜視図である。 同上、排泄物処理装置にオムツカバーを装着した状態を示す斜視図である。 同上、本体装置を示す全体構成図であり、(a)左側面図、(b)正面図である。 同上、水及び空気の流れを示す回路図である。 同上、吸排出ポンプと圧力変換部の構成を模式的に示す回路図であって、排泄物を吸引する状態を示す図であり、(a)押工程、(b)引き工程を示す図である。 同上、吸排出ポンプと圧力変換部の構成を模式的に示す回路図であって、排泄物を排出する状態を示す図であり、(a)押工程、(b)引き工程を示す図である。 同上、処理状態を示すタイムチャートである。 本発明に係る排泄物処理装置の変形例を示す図であり、吸込ホースを搬送装置とした場合における搬送装置の断面図である。 同上、チューブ115の断面形状を示す縦断面図である。 同上、搬送装置の断面図であり、使用状態を示す図である。
1 排泄物処理装置
2 洗浄用ホース
3 空気供給ホース
4 排泄物排出装置
5 排泄物吸込みホース
6 着用体
7 マニホールド
8 ノズル
9 吸込口(排泄物吸込口)
20 腰枕
21 バルーン
22 後部ノズル
28 小便検知器
32 オムツカバー
41 襞
42 伸縮布地
47 コンプレッサ
72 アキュームレータ
75 排泄物タンク
76 吸排出ポンプ
78 圧力変換部
102 排泄物吸引口

Claims (8)

  1. 洗浄水および乾燥用温風を供給する洗浄用ホースと、
    空気供給装置からの圧縮空気を供給する空気供給ホースと、
    排泄物排出装置により排泄物を吸引排出する排泄物吸込ホースと
    を排泄用着用体に接続した排泄物処理装置において、
    前記排泄物排出装置は、吸排出ポンプと、排泄物タンクと、正圧と負圧とを切換える圧力変換部とからなり、
    前記吸排出ポンプはシリンダ式のポンプであって圧力変換部を介して前記排泄物タンクに接続され、排泄物タンクは前記着用体に前記排泄物吸込ホースで接続され、負圧により排泄物を吸引して排泄物タンクに貯留し、正圧により貯留した排泄物を前記排泄物タンクから排出するように構成され、
    前記着用体は、固定用のオムツカバーが着脱自在に装着され、前記オムツカバーには前記空気供給ホースと接続された腰枕が設けられており、
    前記腰枕は、断面がくの字形の襞が平行に複数内部に設けられている
    ことを特徴とする排泄物処理装置。
  2. 前記着用体はシリコン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の排泄物処理装置。
  3. 前記着用体に着脱自在にマニホールドを設け、該マニホールドは、洗浄水と乾燥用温風とを噴出するノズルと、排泄物吸込口とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の排泄物処理装置。
  4. 前記着用体は、股部側に配置される主壁部と尻部側に配置される副壁部とを湾曲状に一体化してなり、前記主壁部と前記副壁部の人体に接触する部分に横漏れを防止する環状のバルーンが設けられ、該バルーンは前記マニホールドを介して前記空気供給ホースに接続されたことを特徴とする請求項3記載の排泄物処理装置。
  5. 前記着用体内に小便を感知する小便検知器を設けたことを特徴とする請求項4記載の排泄物処理装置。
  6. 前記空気供給ホースは、第1の切替弁と、前記第1の切替弁の一次側に設けたアキュームレータと、前記アキュームレータの一次側に設けたチェックバルブとを備えたことを特徴とする請求項4又は5記載の排泄物処理装置。
  7. 前記オムツカバーは、股部と腰部に伸縮布地をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項記載の排泄物処理装置。
  8. 前記排泄物吸込ホースは、接続された複数のパイプを有し、
    前記パイプは、
    半円部と反転部とで構成された排泄物が通過するチューブが内部に設けられており
    前記パイプと前記チューブとの間に開閉弁を経由して流体を圧送供給する流体供給手段と、
    前記パイプと前記チューブとの間に圧送供給された流体を外部に開放する開放手段と
    を備え、
    前記反転部は、前記半円部の内面に添うように反転変形可能に構成され、
    前記流体供給手段から供給された流体によって前記反転部を反転変形させて該チューブ内の排泄物を接続された他のパイプのチューブ内へ送り出す動作を長さ方向他側から一側へ順次繰り返して、長さ方向他側から一側に排泄物を搬送する搬送装置を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載の排泄物処理装置。
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