JP2015208503A - 尿レシーバ及び自動排尿処理装置 - Google Patents

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Koki Ono
宏毅 大野
敏彦 門野
Toshihiko Kadono
敏彦 門野
逸子 正野
Itsuko Shono
逸子 正野
廣子 田畑
Hiroko Tabata
廣子 田畑
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Abstract

【課題】介護者の交換作業の作業性に優れ、かつ装着者の装着時の快適性に優れた尿レシーバ及び自動排尿処理装置を提供する。【解決手段】防水フィルム、吸収部材、内面シートを備えるとともに、装着時に装着者の股間部背面から下面に亘る位置に設けられ、平面視でU字状の溝状に形成され、溝の左右間の溝上縁同士が水平乃至上方に膨出する板状部で連結された集尿溝と、集尿溝内底部に溝全体に亘りU字状敷設され、側面に導尿孔が開口する多孔管の集尿管と、集尿管のU字曲部に接続され、集尿溝及び防水フィルムを貫通して外部に延設された排尿管と、排尿管先端に設けられた、排尿用の導尿チューブに接続するための接続ポートとを備え、集尿溝は、U字曲部の先端が、装着者に装着時に装着者の股間部下面に位置するように配設されたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、おむつカバーの内側に挿入して使用者の股間部前面から背面に亘り装着し、使用者の排尿を吸収及び排出するために使用する尿レシーバ、及びそれを使用する自動排尿処理装置に関する。
かかる尿レシーバ又は自動排尿処理装置としては、特許文献1,2に記載されたものが公知である。
特許文献1に記載の尿レシーバは、尿を吸収する吸尿材と、吸尿材の表面を覆うように配置されている表面シートと、吸尿材に当接配置され尿を吸入する多孔吸尿チューブと、多孔吸尿チューブを支持する支持シートを備えた構成からなる。多孔吸尿チューブは、3本の多孔吸尿チューブで構成され、一端を共通に接続されて長方形状の取付板に接着され、他端はチューブ毎に取付板に接着されており、各多孔吸尿チューブは取付板に並置して接着されている。多孔吸尿チューブの基端側は尿レシーバの一方の端(装着時に装着者の背側に位置する端)に延出され、先端にワンタッチジョイントが設けられている。また、尿レシーバには、該尿レシーバが尿を吸入したことを検知する尿センサが設けられており、多孔吸尿チューブには導尿チューブによって尿タンク及び真空ポンプが接続されている。尿センサは、コードにより真空ポンプの制御装置に接続され、尿センサが尿を検出すると真空ポンプを起動して尿タンクへ尿を吸引排出するものである。
特許文献2に記載の尿レシーバは、図6に示すような防漏性の容器部と、容器部に容器部の内外を貫通するように形成されていて容器部の外に設けられる尿吸引機構へ接続可能な吸引部と、容器部の開口を覆う透液性シートを備えている。容器部は、底部と底部から厚さ方向へ起立して底部を囲繞する周壁部とを有していて、周壁部の頂縁部分によって開口が画成されている中空のものである(図6(b))。開口を覆う透液性シートが頂縁部分に対して固定されることによって、容器部と透液性シートとが尿吸引用空間を形成している。また、容器部は、吸引部が尿吸引用空間内に向かって口を開く尿吸引用開口を有し、尿吸引用空間外に向かって口を開く尿排出用開口を有する。装着者が排尿すると、尿センサが排尿を検出し、尿吸引機構(ポンプユニット)が起動される。この吸引による負圧の作用下で、透液性シートを透過させて容器部内へ吸引した尿をさらに負圧の作用下に吸引部を介して容器部の外へ排出させるものである。
特開2004−267530号公報 特開2007−44494号公報
上記特許文献1,2に記載された尿レシーバ及び自動排尿処理装置には、次のような課題がある。
装着者が排尿した後、介護者が尿レシーバを交換する必要があるが、その際、尿レシーバの導尿チューブの付け外しを行う必要がある。従来の尿レシーバでは、図6(c)に示すように、導尿チューブを接続するポートが、装着者の背部付近に位置しており、介護者は導尿チューブの脱着作業が非常に行いにくいという問題があった。また、装着者が尿レシーバを装着した時に、常時導尿チューブが背部に敷かれた状態にある。従って、導尿チューブが装着者の体重によって潰されて正常に吸引ができない場合が生じる。これを避けるために導尿チューブを堅めの素材によって構成すると、導尿チューブが装着者の背から腰付近を押圧し、快適性が低下するだけでなく、褥瘡を引き起こす恐れもある。
また、導尿チューブへ尿を導くために集尿する容器部は、図6(b)に示した様なものが使用されているが、幅が狭いため左右側方へ尿が漏出し易く、漏出した尿により尿レシーバの周囲が汚れやすいという問題がある。また、容器部は、内部空間を維持するために比較的硬質に形成されており、装着者は容器部により臀部付近を常時押圧されるため、快適性に欠けるだけでなく、褥瘡発生の危険性が高まるという問題がある。
また、自動排尿処理装置全体としてみると、排尿を検出するための尿センサが尿レシーバ内に備えられているため、介護者は尿レシーバの交換時に、同時に尿センサに接続する配線の脱着作業も行う必要があり、煩わしい。また、配線の接続忘れや装着時における配線外れ(図6(a)のクリップの脱落)が生じる場合がある。その場合、装着者が排尿しても尿吸引機構(ポンプユニット)が正常に作動しないという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、介護者の交換作業の作業性に優れ、かつ装着者の装着時の快適性に優れた尿レシーバ及び自動排尿処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る尿レシーバの第1の構成は、おむつカバーの内側に挿入して装着者の股間部前面から背面に亘り装着し、装着者の排尿を吸収及び排出するために使用する尿レシーバであって、
不透液性の柔軟シートからなる防水フィルムと、
前記防水フィルムの上面に設けられた綿状の吸収部材と、
前記吸収部材上面に前記防水フィルムとともに前記吸収部材を密封するように端部が前記防水フィルムと貼り付けて設けられた、透液性の柔軟シートからなる内面シートと、
装着者への装着時に装着者の股間部背面から下面に亘る位置の前記防水フィルムと前記吸収部材との間に設けられ、平面視でU字状の溝状に形成されるとともに、溝の左右間の溝上縁同士が水平乃至上方に膨出するような板状部で連結された、可撓性不透水部材からなる集尿溝と、
前記集尿溝内底部に溝全体に亘りU字状に敷設され、側面に複数の導尿孔が開口する管からなる集尿管と、
基端側が前記集尿管のU字曲部に接続されており、前記集尿溝及び前記防水フィルムを貫通して外部に延設された可撓性の管からなる排尿管と、
前記排尿管の先端に設けられた、排尿用の導尿チューブに接続するための接続ポートと、を備え、
前記集尿溝は、U字曲部の先端が、装着者への装着時に装着者の股間部下面に位置するように配設されたことを特徴とする。
この構成によれば、尿レシーバを装着した装着者が、仰向けにベッドに寝た状態で排尿した場合、尿は股間部背面の集尿溝に流下し内底部に集尿される。集尿された尿は導尿孔から集尿管内へ流入し、さらに排尿管を経て外部へ排尿される。このとき、U字状の集尿溝の左右間の溝上縁同士は水平乃至上方に膨出するような板状部で連結されているため、尿は左右いずれかの集尿溝へ流入する。また、従来の1本の集尿溝よりも集尿面積が広いため、従来よりも漏れなく集尿溝へ尿を回収することができる。
また、排尿管先端の接続ポートは、装着者の股間部下面から出っ張っているため、尿レシーバを装着後に装着者が仰向けにベッドに寝た状態で、接続ポートは装着者の股下に位置する。従って、装着者が仰向けに寝たままで接続ポートを導尿チューブに接続することが可能であり、介護者は楽に尿レシーバの取り替え作業を行うことができる。
また、装着者の股間部に対向する集尿溝の面積を大きくしたことで、仰臥状態に装着者が寝ているときに、集尿溝が装着者の臀部に押し当たって押圧する圧力が緩和され、装着者の不快感が緩和される。
本発明に係る尿レシーバの第2の構成は、前記第1の構成に於いて、前記集尿溝の上面に、前記集尿溝全体に亘ってクッション部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、集尿溝の上面に集尿溝全体に亘ってクッション部材を設けることで、装着者がベッドに寝た状態で、集尿溝が装着者の臀部に押し当てられる不快感が緩和されるとともに、床ずれなどを防止することができる。
本発明に係る尿レシーバの第3の構成は、前記第1又は2の構成に於いて、前記集尿溝の各部の断面形状は、中央部が溝状に湾曲し、両溝縁部に水平フランジが突出形成された形状をなすとともに、前記集尿溝の内側縁の前記水平フランジは、対向する前記集尿溝の内側縁の前記水平フランジに連結されており、
前記集尿溝の外縁側の前記水平フランジの上面に、高吸水性部材が敷設されていることを特徴とする。
この構成によれば、集尿溝の外縁側の水平フランジの上面に高吸水性部材を設けた事により、排尿された尿が集尿溝の左右外側へ流出することが抑止され、より確実に集尿及び排尿を行うことが可能となる。
本発明に係る自動排尿処理装置の構成は、前記第1乃至3の構成の何れか一記載の尿レシーバと、
前記尿レシーバの前記接続ポートに導尿チューブによって接続された一乃至複数の集尿タンク、前記尿レシーバから前記集尿タンクに尿を真空吸引する真空ポンプ、並びに前記真空タンクを制御する制御装置を具備する貯尿部と、
前記貯尿部の前記集尿タンク又は前記貯尿部内の尿が通過する管路の何れかに設けられた尿を検出する排尿センサと、を備え、
前記制御装置は、前記尿センサが尿を検出していない間は、所定の間隔で前記真空ポンプを一時的に起動させ、前記尿センサが尿を検出した場合には、前記尿センサが尿を検出しなくなるまで前記真空ポンプを連続的に起動させる制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、排尿センサを貯尿部の側に設けたことで、尿レシーバの交換時に排尿センサを制御装置にコードなどで接続する作業が不要となり、尿レシーバの交換が容易となる。また、コードの接続忘れや外れが生じないため、確実な排尿検出が可能である。また、尿レシーバに排尿センサの電気配線がないため、感電のおそれがなくなる(特に、使用者がペースメーカを使用している場合)。
以上のように、本発明に係る尿レシーバによれば、排尿管先端の接続ポートが、装着者の股間部下面から延出されているため、尿レシーバを装着後に装着者が仰向けにベッドに寝た状態で、接続ポートは装着者の股下に位置する。そのため、介護者は、装着者が仰向けに寝たままで接続ポートを集尿タンクに導尿チューブで接続することが可能であり、楽に尿レシーバの取り替え作業を行うことができる。
また、従来の1本の集尿溝(図6(b))よりも集尿面積が広いため、従来よりも漏れなく集尿溝へ尿を回収することができる。また、装着者の股間部に対向する集尿溝の面積を大きくしたことで、寝ているときに集尿溝が装着者の臀部に押し当たって押圧する圧力が緩和され、装着者の不快感が緩和される。
さらに、クッション部材を設ければ、装着者がベッドに寝た状態で、集尿溝が装着者の臀部に押し当てられる不快感が緩和されるとともに、床ずれなどを防止することができる。
さらに、集尿溝の外縁側の水平フランジの上面に高吸水性部材を設ける事により、排尿された尿が集尿溝の左右外側へ流出することが抑止され、尿レシーバ周辺が尿で汚れることを防止することができる。
また、本発明に係る自動排尿処理装置によれば、排尿センサを貯尿部の側に設けたことで、尿レシーバの交換時に排尿センサをコードなどで接続する作業が不要となり、尿レシーバの交換作業の煩わしさが解消される。また、尿レシーバは排尿センサを備えないため、消耗品である尿レシーバの製造が容易となり、製造コストも安価とすることができる。
本発明の実施例1に係る自動排尿処理装置1の全体構成を表す図である。 実施例1の尿レシーバ2及びおむつカバー3を展開した図である。 図2の尿レシーバ2をA−A線で切った断面模式図である。 集尿溝13の斜視図である。 集尿溝13の平面図である。 特許文献2に記載の尿レシーバ及び自動排尿処理装置である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る自動排尿処理装置1の全体構成を表す図である。図1において、本実施例の自動排尿処理装置1は、尿レシーバ2、おむつカバー3、貯尿部4、排尿センサ8、導尿チューブ9を備えている。
尿レシーバ2は、おむつカバー3の内側に挿入して装着者の股間部前面から背面に亘り装着し、装着者の排尿を吸収及び排出するためのものである。
貯尿部4は、尿レシーバ2により集尿される尿を吸引し貯留するための装置である。この貯尿部4は、集尿タンク5、真空ポンプ6、及び制御装置7を備える。集尿タンク5は、尿を一時的に貯留するためのタンクであり、尿レシーバ2と導尿チューブ9を介して接続されている。真空ポンプ6は、集尿タンク5内の空気を吸引排出するためのポンプであり、これにより尿レシーバ2から集尿タンク5へ尿を真空吸引する。制御装置7は、真空ポンプ6の動作制御を行う装置である。
排尿センサ8は、集尿タンク5と導尿チューブ9との接続部に配設され、導尿チューブ9を尿が通過したか否かを検出するセンサである。このセンサの種類に関しては、電気伝導度センサや光センサなど、周知の各種センサを使用することができる。
図2は、実施例1の尿レシーバ2及びおむつカバー3を展開した図である。図3は、図2の尿レシーバ2をA−A線で切った断面模式図である。図4は、集尿溝13の斜視図、図5は、集尿溝13の平面図である。
尿レシーバ2は、防水フィルム10、吸収部材11、内面シート12、集尿溝13、集尿管14、排尿管15、接続ポート16、クッション部材17、及び高吸水性部材19を備えている。
防水フィルム10は、不透液性の柔軟シートからなる。吸収部材11は、防水フィルム10の上面に設けられ、綿状の素材で構成されている。内面シート12は、吸収部材11上面に、防水フィルム10とともに吸収部材11を密封するように端部が防水フィルム10に貼り付けて設けられた、透液性の柔軟シートからなる。
集尿溝13は、尿レシーバ2を装着者へ装着する時に、装着者の股間部背面から下面に亘る位置の防水フィルム10と吸収部材11との間に設けられ、平面視でU字状の溝状に形成された可撓性不透水部材からなる。可撓性不透水部材としては、シリコンゴムやポリ塩化ビニルなどの素材が使用される。
集尿管14は、集尿溝13内底部に溝全体に亘りU字状に敷設され、側面に複数の導尿孔14aが開口する管からなる。装着者の履き心地をよくするため、集尿管14の上面は平らに形成されている。排尿管15は、基端側が前記集尿管のU字曲部13aに接続されており、前記集尿溝及び前記防水フィルムを貫通して外部に延設された可撓性の管からなる。接続ポート16は、排尿管15の先端に設けられた、排尿用の導尿チューブ9に接続するためのワンタッチの管継手である。クッション部材17は、集尿溝13の上面に、集尿溝13全体に亘って設けられたスポンジ状の部材である。高吸水性部材19は、高吸水の高い部材である。高吸水性部材19としては、一般のおむつなどに使用されている高吸水性樹脂などを使用することができる。
左右の集尿溝13断面は、図3に示すように、中央部が溝状に湾曲し、両溝縁部に水平フランジ18が突出形成された形状をなし、集尿溝13の内側縁の水平フランジ18は、対向する集尿溝13の内側縁の水平フランジ18と一体となっている。また、集尿溝13の外縁側の水平フランジ18の上面には、高吸水性部材19が敷設されている。また、集尿溝13の溝内には、多数の支柱突起20が突出形成されており、これにより体重がかかって集尿溝13が潰れることが防止されている。
また、集尿溝13を平面視した場合、図5に示すようにU字状の溝状に形成されている。左右の集尿溝13直線部分間の溝上縁の水平フランジ18は、互いに連結されて一枚の水平な板状部18aとされている。
尚、本実施例において、集尿溝13は、左右の溝間の溝上縁同士が水平フランジ18により連結された構成(水平な板状部18aとした構成)を示しているが、この板状部18aは、尿が溝に向かって流れやすくするため、上方に膨出するように湾曲した板状部18aとしてもよい。
本実施例の尿レシーバ2は、集尿溝13のU字曲部13aの先端が、装着者への装着時に装着者の股間部下面に位置するように配設され、このU字曲部13aの先端から排尿管15が、おむつカバー3を通して股間部下面へ延出するように配設されている。そのため、介護者が尿レシーバ2を脱着させる時に、装着者の体位を変えることなく排尿管15先端の接続ポート16に導尿チューブ9を脱着することが可能であり、介護者は楽に尿レシーバの取り替え作業を行うことができる。
また、従来の尿レシーバ(図6(a)参照)では、尿レシーバに排尿センサが付属していたため、装着者に対し尿レシーバを交換する際に、尿レシーバに対して導尿チューブを脱着するとともに、排尿センサを電気的に接続するコードを脱着する必要もあったが、本実施例の自動排尿処理装置1では、排尿センサ8は貯尿部4の側に設けており(図1参照)、装着者に対する尿レシーバ2の脱着時に排尿センサ8を電気的に接続するコードの脱着までも行う必要はない。従って、介護者は従来よりも楽に尿レシーバ2の取り替え作業を行うことができる。
さらに、図2〜図5に示すように、集尿溝13を平面視U字状とし、従来の1本の集尿溝よりも集尿できる面積を広くしたため、従来よりも漏れなく集尿溝へ尿を回収することができる。そして、図2及び図3に示すように、集尿溝13の外縁側の水平フランジ18の上面に高吸水性部材19を設けた事により、排尿された尿が集尿溝13の左右外側へあふれた場合に高吸水性部材19に吸収され、左右に流出することが抑止され、より確実に集尿及び排尿を行うことが可能となる。
さらに、図3に示すように、集尿溝13の上面に集尿溝13全体に亘ってクッション部材17を設けたことで、装着者がベッドに寝た状態で、集尿溝が装着者の臀部に押し当てられる不快感が緩和されるとともに、床ずれなどを防止することができる。
次に、以上のように構成された本実施例の自動排尿処理装置1について、以下その動作を説明する。まず、尿レシーバ2をおむつカバー3により装着者に装着する。そして、導尿チューブ9により集尿タンク5と排尿管15の接続ポート16を接続し、制御装置7の電源を入れる。
制御装置7には、排尿センサ8から尿検出信号が常時入力される。制御装置7は、尿検出信号が未検出状態の間は、真空ポンプ6を所定の時間間隔で一定時間(例えば2〜10秒)起動し、尿レシーバ2の集尿溝13から尿が吸引されないか否かを監視する。
装着者が排尿し、尿レシーバ2の集尿溝13に尿が流入すると、真空ポンプ6の起動時に導尿チューブ9から集尿タンク5へ尿が真空吸引され、排尿センサ8は吸引された尿を検出し、尿検出信号が検出状態となる。制御装置7は、尿検出信号が検出状態となると、該尿検出信号が再び未検出状態に戻るまで真空ポンプ6を連続駆動する。これにより、集尿溝13内に排出された尿は、集尿タンク5へ完全に排出される。
以上のように動作制御することで、排尿センサ8を尿レシーバ2に設ける必要がなく、貯尿部4の側に設けることができ、これにより上述したように、介護者は従来よりも楽に尿レシーバの取り替え作業を行うことができる構成とすることができる。
尚、本実施例では排尿センサ8を集尿タンク5の尿入口付近に設けた構成を例示しているが、排尿センサ8の位置は、排尿の検出ができる位置であればこれに限られない。
1 自動排尿処理装置
2 尿レシーバ
3 おむつカバー
4 貯尿部
5 集尿タンク
6 真空ポンプ
7 制御装置
8 排尿センサ
9 導尿チューブ
10 防水フィルム
11 吸収部材
12 内面シート
13 集尿溝
13a U字曲部
14 集尿管
14a 導尿孔
15 排尿管
16 接続ポート
17 クッション部材
18 水平フランジ
18a 板状部
19 高吸水性部材
20 支柱突起

Claims (4)

  1. おむつカバーの内側に挿入して装着者の股間部前面から背面に亘り装着し、装着者の排尿を吸収及び排出するために使用する尿レシーバであって、
    不透液性の柔軟シートからなる防水フィルムと、
    前記防水フィルムの上面に設けられた綿状の吸収部材と、
    前記吸収部材上面に前記防水フィルムとともに前記吸収部材を密封するように端部が前記防水フィルムと貼り付けて設けられた、透液性の柔軟シートからなる内面シートと、
    装着者への装着時に装着者の股間部背面から下面に亘る位置の前記防水フィルムと前記吸収部材との間に設けられ、平面視でU字状の溝状に形成されるとともに、溝の左右間の溝上縁同士が水平乃至上方に膨出するような板状部で連結された、可撓性不透水部材からなる集尿溝と、
    前記集尿溝内底部に溝全体に亘りU字状に敷設され、側面に複数の導尿孔が開口する管からなる集尿管と、
    基端側が前記集尿管のU字曲部に接続されており、前記集尿溝及び前記防水フィルムを貫通して外部に延設された可撓性の管からなる排尿管と、
    前記排尿管の先端に設けられた、排尿用の導尿チューブに接続するための接続ポートと、を備え、
    前記集尿溝は、U字曲部の先端が、装着者への装着時に装着者の股間部下面に位置するように配設された尿レシーバ。
  2. 前記集尿溝の上面に、前記集尿溝全体に亘ってクッション部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の尿レシーバ。
  3. 前記集尿溝の各部の断面形状は、中央部が溝状に湾曲し、両溝縁部に水平フランジが突出形成された形状をなすとともに、前記集尿溝の内側縁の前記水平フランジは、対向する前記集尿溝の内側縁の前記水平フランジに連結されており、
    前記集尿溝の外縁側の前記水平フランジの上面に、高吸水性部材が敷設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の尿レシーバ。
  4. 請求項1乃至3の何れか一記載の尿レシーバと、
    前記尿レシーバの前記接続ポートに導尿チューブによって接続された一乃至複数の集尿タンク、前記尿レシーバから前記集尿タンクに尿を真空吸引する真空ポンプ、並びに前記真空タンクを制御する制御装置を具備する貯尿部と、
    前記貯尿部の前記集尿タンク又は前記貯尿部内の尿が通過する管路の何れかに設けられた尿を検出する排尿センサと、を備え、
    前記制御装置は、前記尿センサが尿を検出していない間は、所定の間隔で前記真空ポンプを一時的に起動させ、前記尿センサが尿を検出した場合には、前記尿センサが尿を検出しなくなるまで前記真空ポンプを連続的に起動させる制御を行うことを特徴とする自動排尿処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108498232A (zh) * 2018-03-07 2018-09-07 上海乐壮医疗科技有限公司 一种便携式负压集尿装置

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CN108498232A (zh) * 2018-03-07 2018-09-07 上海乐壮医疗科技有限公司 一种便携式负压集尿装置

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