JP5466648B2 - 排泄液検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、排泄液検知装置に関し、さらに詳しくは排泄液を検知するセンサを有する排泄液検知装置に関する。
従来、パンツ等の身体側に排泄液センサを備えるものとして、例えば特開2004−41697号公報(特許文献1)が公知である。この特許文献1には、尿検知センサを備えたおむつが開示されており、センサの電極が、おむつの前端縁又は後端縁から外方に延出している。電気コネクタを介して電極に外部機器を電気的に接続し、センサによって尿を検知するようにされている。
特開2004−41697号公報
電気コネクタは、例えば、その外形が樹脂材料で形成され、通常、その厚さ寸法はセンサの電極部に比べて大きくなることが多い。電気コネクタが、おむつの前後端縁から外方へ延出して直接着用者の肌に接触することで、肌トラブルを引き起こす原因となるおそれがある。また、電気コネクタは、その厚さ寸法が大きいので、着用者に対して違和感を与えるおそれもある。
この発明の目的は、センサの電極に電気的に接続するための電気コネクタによって着用者に違和感を与えることなく、肌トラブルの発生を抑制することができる排泄液検知装置を提供することにある。
この発明は、縦方向および横方向と、前記縦方向の一端部に位置する第1端部及び前記第1端部とは反対端部に位置する第2端部と、上面および下面とを有し、前記上面と前記下面との間に位置していて、排泄液を吸引する少なくとも排泄液ポンプを含む外部機器に、電気コネクタを介して電気的に接続される排泄液検知センサを備える排泄液レシーバを含む排泄液検知装置の改良に係る。
この発明の特徴とするところは、前記検知装置は、前記上面と前記下面との間に位置する排泄液検知構造体と前記検知構造体の下部に位置する気密性排泄液容器とを含み、前記検知構造体は、前記上面から前記下面への順に位置する、フィルタと、スペーサと、前記センサと、クッションシートとから構成されており、前記容器は、底部と、前記底部から起立する周壁部と、上面部と、前記容器の内部空間に位置する第1開口および前記容器の外部に開口する第2開口を有する管状排泄液吸引部とを有し、前記レシーバは、前記容器の下部に吸湿構造体をさらに含み、前記センサは、前記スペーサと前記クッションシートとの間に挟持されており、前記第1端部の近傍から前記第2端部の近傍へ延びる電極を含み、前記電気コネクタに電気的かつ離脱可能に接続することができるように、前記レシーバの前記第1端部の近傍において前記下面から露出していることにある。
この発明によれば、検知センサの一端部が、身体側と反対側のレシーバの下面から外側に臨み、その一端部にコネクタを接続することができるようにされているので、コネクタが着用者に直接接触することを防止することができ、そのため直接接触することにより着用者に不快感を与えることがない。
この発明は、下記の好ましい実施の形態を含むことができる。
前記センサの前記電極が位置する部分は、前記レシーバの前記下面に形成されたスリットから前記レシーバの外側へ延出している形態。したがって、前記コネクタの一端部を前記レシーバの下面から外側へ容易に延出させることができる。
前記センサは、前記電極が、前記縦方向へ延びる細長い絶縁性ベースシートの上面に該方向へ並行に延び、かつ、前記横方向へ離間して形成された第1および第2電極から形成されている形態。前記電極が比較的に薄い前記絶縁性ベースシートに形成されているから、着用者に違和感を与えることがない。
前記容器は、前記上面部が難通気性かつ透液性シートから形成されている形態。したがって、容器が必要な気密性を保ちつつその上面からその内部へ排泄液を透過させることができる。
前記容器は、前記底部から起立する複数の凸部を有し、前記凸部によって前記難通気性かつ透液性シートが前記内部空間に垂れ下がるのを防止されている形態。したがって、前記容器内が常時一定容積を保つことができる。
前記第2開口は、ジョイントを介して前記外部機器に取り外し可能に連結される形態。したがって、前記レシーバを必要に応じて新しいレシーバと交換できるとともに、場合により前記レシーバだけを使用することもできる。
前記吸湿構造体は、その上面を形成する透湿性シートと、その下面を形成する不透液性シート、前記両シートの間に介在する吸湿材とを含む形態。
前記段落0016および段落0017の形態においては、例えば、前記レシーバを着用物品に適用した場合、着用物品内に生ずる湿気を吸収して着用物品内を快適に保つことができる。
前記吸湿構造体は、前記容器の実質的に中心線に沿って前記縦方向へ延びる凹部を有し、前記容器は、前記凹部に位置している形態。
前記凹部は、その厚さ方向に吸湿材が存在せず、前記縦横方向における前記容器の大きさに相当する大きさを有する形態。
前記段落0018および段落0019の形態においては、前記容器が前記吸湿構造体の上面から凸出して、着用者に違和感を与えることがない。
前記レシーバは、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域の間に位置するクロッチ域とを含むシャーシの前記前ウエスト域と前記クロッチ域との間に前記縦方向へ延びるように配置されている形態。したがって、前記レシーバを着用者に当接するのに便利である。
この発明の全体概略図。 レシーバの身体側から見た平面図。 図2のIII−III線断面図。 図2のIV−IV線断面図。 レシーバの着衣側から見た平面図。 排泄液容器の斜視図。
1 着用物品
2 シャーシ
3 レシーバ
4 検知構造体
5 容器
6 吸湿構造体
21 前ウエスト域
22 後ウエスト域
23 クロッチ域
41 検知センサ
45a 第1電極
45b 第2電極
48 電気コネクタ
65 凹部
C 制御ユニット
P ポンプ
T タンク
シャーシとしてのパンツ型着用物品にこの発明に係る排泄液検知装置を適用した一例を説明する。
図1は、着用物品1とそれに接続される外部機器との全体模式図を示す。この発明では、着用物品1のパンツ型のシャーシ2内に排泄液レシーバ3を配置し、レシーバ3には排泄液吸引管31aを介して排泄液タンクTが接続されており、タンクTには、排泄液吸引管31bを介して排泄液吸引ポンプPが接続されている。ポンプPには、制御ユニットCが接続されており、排泄液検知構造体4によって排泄液(特に尿、以下同じ)が検知されたとき、その検知信号が制御ユニットCに送られ、ポンプPの電動モータが駆動し、ポンプPが作動する。ポンプPが作動すると、タンクT内が真空状態となり、排泄液レシーバ3に受け容れられた排泄液がタンクTの中へ吸引される。
なお、こうした排泄液検知および排泄液吸引システム自体は、当該技術分野において公知である。また、この発明において、制御ユニットC、タンクT及びポンプPは、外部機器と称することがある。
シャーシ2は、着用者の身体側(上側という)およびその反対側(以下、下側という)を有し、縦方向Yに連なる前ウエスト域21と、後ウエスト域22と、これら前後ウエスト域21,22の間に位置するクロッチ域23とを含む。シャーシ2は、弾性材料、例えば弾性糸から編みまたは織ったネット状のシートによって形成され、縦方向Yおよびこれに直交する横方向Xに伸縮可能である。特に、ウエスト開口24およびレッグ開口25においては、その弾性力を向上させて、シャーシ2が着用者のウエストおよび脚に密着するようにされている。
シャーシ2の上側には、前ウエスト域21から後ウエスト域22へと縦方向Yに延びるとともに、横方向Xの寸法を二等分する縦中心線A−Aに沿って延びる排泄液レシーバ3が配置されている。レシーバ3は、シャーシ2の弾性力によって着用者の身体に密着するものであって、レシーバ3だけを交換して使用できる。
図2は、レシーバ3を広げたときの図であり、これを上側から見たときの平面図である。この図2においては、説明のためその一部を破断し、シャーシ2の記載を省略している。図3は、図2のIII−III線断面図であり、図4は、図2のIV−IV線断面図である。図3および図4においては、説明のため各シートを離間させて示しているが、これらは通常互いに接合されている。図5は、図2のレシーバ3を下側から見たときの平面図である。
レシーバ3は、シャーシ2における、前ウエスト域21に位置する第1端部3aおよび後ウエスト域22に位置する第2端部3bと、上下方向(厚さ方向)Zとを有し、着用者の身体に接触する表面シート32と、検知構造体4と、トレー状の排泄液容器5と、シャーシ2内の水蒸気を吸収する吸湿構造体6とを含む。
表面シート32は、液透過性の繊維不織布等を用いることができる。表面シート32は、縦方向Yに延びる略矩形を形成し、縦方向Yに延びる表面シート両側縁33,33と、横方向Xに延びる表面シート前後端縁34,35とを有する。
表面シート32の上面には、排泄物に対する一対のバリアカフ7,7が設けられている。バリアカフ7,7は、横方向Xの外側に位置する近位縁71,71と、近位縁71,71の内側に位置する遠位縁72,72とを含む。近位縁71,71は、表面シート32の両側縁33,33を越えて横方向Xの外側に延出し、吸湿構造体6に接合されている。遠位縁72,72は、表面シート32から身体側へ離間可能にフリーな状態で位置している。遠位縁72,72は、縦方向Yに延びるカフ弾性部材73,73が伸長状態で収縮可能に取り付けられることで弾性化され、カフ弾性部材73,73が収縮すると、遠位縁72,72が表面シート32から上方へ離間して、排泄液が横方向X外側に漏れるのを防止する。バリアカフ7,7は、排泄液漏れを防止するために不透液性であればよく、透湿性の繊維不織布、透湿性のプラスチックフィルム等を用いることができる。
検知構造体4は、シャーシ2の前ウエスト域21から後ウエスト域22に亘って縦方向Yに延びている。検知構造体4は、排泄液検知センサ41と、スペーサ42と、フィルタ43と、クッションシート44とを含む。すなわち、検知センサ41は、スペーサ42とクッションシート44とによってその厚さ方向において挟まれて、外部からの衝撃に対して保護されている。
制御ユニットCは、制御ユニットCから延出するリード線102,103の端末に取り付けられた電気コネクタ48を介して検知センサ41と電気的に接続可能にされている。一方、制御ユニットCは、リード線104,105を介してポンプPの電動モータ(図示せず)に電気的に接続されている。検知センサ41が排泄液を検知すると、検知信号が制御ユニットCへ送られ、制御ユニットCが駆動し、ポンプPの電動モータが作動する。これにより、ポンプPが吸引管31bを介してタンクT内の空気を吸引する。したがって、タンクT内は真空状態となり、タンクTから延びる吸引管31aを介してレシーバ3から排泄液が吸引されて、タンクTに貯留される。
検知センサ41は、レシーバ3の第1端部3aおよび第2端部3bの近傍に位置して横方向Xへ延びる第1および第2端部46,47を有する。検知センサ41は、縦方向Yに互いに並行に延び、かつ、横方向Xに離間する一対の第1および第2電極45a,45bを表示した絶縁性ベースシート41aから形成されている。絶縁性ベースシート41aは、ポリエチレンフィルム等の熱可塑性合成フィルムからなり、シャーシ2の縦方向Yの長さ寸法よりも小さい長さ寸法を有している。第1および第2電極45a,45bのベースシート41aへの表示は、ベースシート41aの上面に電導性塗料を印刷等によって塗布することによって形成されることができる。検知センサ41においては、第1および第2電極45a,45bは、これらの間に排泄液が流入したとき、排泄液を介して互いに電気的に接続される。
スペーサ42は、高い通気性と液透過性とを有するメッシュシートから形成されており、フィルタ43と検知センサ41とを、その厚さ方向において離間させている。湿潤状態にあるフィルタ43と検知センサ41とが接触し続けると、検知センサ41の導通状態が維持され、排泄時以外でも、排泄液を検知するという誤作動を生じるおそれがあるからである。また、スペーサ42を設けることによって、レシーバ3が着用者の体圧を受けたときに、これらフィルタ43と検知センサ41とが接触し続けることを防ぐことができる。
クッションシート44の下側には、拡散シート49と、難通気性かつ透液性シート50とが順に積層されている。難通気性かつ透液性シート50の下側には、排泄液容器5が配置されている。難通気性かつ透液性シート50と容器5とは、接着剤等の接合手段によって接合されている。難通気性かつ透液性シート50の通気性は、例えば、湿潤状態では0〜100cc/cm/秒であって、乾燥状態では20〜200cc/cm/秒であることが好ましい。
拡散シート49は、排泄された排泄液を速やかに拡散させて、難通気性かつ透液性シート50を広範囲に亘って短時間で湿潤状態にするためのものである。拡散シート49としては、レーヨン等の親水性の繊維を含む不織布等を使用することができる。難通気性かつ透液性シート50は、液透過性は高いが通気性が低いものであって、親水化処理した繊維不織布等を使用することができる。
容器5は、可撓性のもので、例えば、軟質ポリエチレンやシリコンゴム等の軟質弾性で不透液性の材料を使用することができる。容器5は、例えば、公知の射出成形機で容易に製造することができる。図6は排泄液容器5の斜視図である。容器5は、底部51と、底部51から起立する周壁部52と、周壁部52の頂縁から外側に広がるフランジ部53とを含む。このフランジ部53が、難通気性かつ透液性シート50に当接し、容器5の内部には空間54が形成される。容器5には、その内部に流入した排泄液を集めてそれを外部に排出するための吸引部55が形成されている。吸引部55は、管状であって、容器5の横方向Xの略中央部において縦方向Yへ延びている。吸引部55の横方向Xには、底部51から起立する凸部56を複数形成している。凸部56を形成することによって、フランジ部53に当接した難通気性かつ透液性シート50が、空間54に垂れ下がるのを防止することができる。
図5及び6に示すように、吸引部55は、容器5内に開口する第1開口57と、容器5の外側へ開口する第2開口58とを有する。第2開口58には、ジョイント59を介して吸引管31aが取り付けられ、吸引管31aがポンプPに接続されている。
図3および4に示すように、容器5の下方には、吸湿構造体6が配置されている。吸湿構造体6は、容器5側に位置する透湿性シート62と、不透液性シート63と、これらシート62,63の間に位置する吸湿材64とを含む。吸湿材64は、粉砕パルプ、高吸収性樹脂粉体(SAP)、およびシリカゲル等の吸湿性芯材をティッシュペーパ等で覆ったものである。吸湿構造体6は、横方向Xの中央部において縦方向Yに延びる凹部65を有しており、凹部65には、容器5が嵌合されている。凹部65は、その厚さ方向において吸湿材64を取り除いたものであって、その大きさは、容器5の縦方向Yおよび横方向Xの長さ寸法に対応している。したがって、凹部65では、透湿性シート62と不透液性シート63とが直接積層され、その厚さ方向の寸法が小さくなっている。このように、凹部65に容器5を嵌合することができるので、身体側において、容器5が存在する部分とそれが存在しない部分とでその厚さ方向の寸法がほぼ等しくなり、容器5による着用者に対する違和感を軽減することができる。また、容器5が着用者の身体に直接当接することがないので、着用者に対して痛みを与えたりすることを防止することができる。
再び、図6を参照すれば、吸引部55の第2開口58は、吸湿構造体6の露出孔66から露出している。露出孔66は、凹部65が形成されている部分、すなわち、透湿性シート62と不透液性シート63とが直接接触している部分に形成されている。したがって、露出孔66を形成するときには、二枚のシート62,63を貫通させるだけでよく、吸湿材64を貫通する必要がないので、その形成を容易に行うことができる。
吸湿構造体6は、レシーバ3および検知構造体4の横方向Xの長さ寸法よりも大きな横方向Xの長さ寸法を有する。すなわち、吸湿構造体6は、レシーバ3および検知構造体4よりも横方向Xにおいて延出しており、横方向Xに延出した吸湿構造体6の透湿性シート62の上面には、バリアカフ7,7の近位縁71が接合されている。
上記のような構成において、排泄時の作用を説明すると、まず、着用者が排泄したときに、排泄液は表面シート32に浸透する。表面シート両側縁33,33にはバリアカフ7,7が形成されているので、排泄液が横方向X外側に漏れるおそれはない。
表面シート32に浸透した排泄液は、フィルタ43およびスペーサ42を介して速やかにセンサ41に接触する。センサ41を形成する第1及び第2電極45a,45bに排泄液が連続して接触すると、第1及び第2電極45a,45bが排泄液を介して電気的に接続されて、検知回路が閉じられて、電流が流れ、排泄液を検知することができる。ちなみに、電源(図示せず)からの電圧が検知回路に常時印加されている。制御ユニットCでは、排泄液が検知されたことを知らせる信号をポンプPの電動モータに送信してこれを駆動させ、ポンプPを作動させる。ポンプPが作動すると、タンクTが真空状態となり、容器5の空間54内に溜まった排泄液が吸引管31aを介してタンクTの中に吸引され、シャーシ2外に排出される。排泄液が排出されて、第1及び第2電極45a,45b間に排泄液がなくなると、検知回路は再び開く。制御ユニットCは、検知回路が開いて導通状態が終了したことにより、ポンプPの電動モータへの送信が止められ、ポンプPは停止する。
センサ41に到達した排泄液は、クッションシート44を介して拡散シート49に浸透する。拡散シート49は、排泄液を広範囲に拡散しながら、難通気性かつ透液性シート50へ浸透させる。そのため、容器5の空間54はより気密にされる。空間54がポンプPによって吸引され負圧になる。空間54が負圧になることによって、難通気性かつ透液性シート50に浸透した排泄液を空間54に吸引するとともに、この空間54に吸引された排泄液を吸引部55を介して容器5の外へと吸引することができる。したがって、排泄時には速やかに排泄液を着用物品1外へと排出することができる。
排泄液が吸引され排出されると、着用物品1内の排泄液はほぼ無くなるが、レシーバ3等に僅かに吸引されずに残ることがある。特に容器5は不透液性であるので、その表面に排泄液が残りやすい。吸引されずに残った排泄液は、体温によって気化し、水蒸気として着用物品1内に充満する。しかし、レシーバ3の下方には、吸湿構造体6が配置されているので、この水蒸気は吸湿構造体6に吸収される。
すなわち、水蒸気は、吸湿構造体6の透湿性シート62を通過し、吸湿材64に吸収される。吸湿材64の下方には不透液性シート63が位置しているので、水蒸気は吸湿材64から漏れることなく吸収される。このように、着用物品1内に水蒸気が発生したとしても、大部分の水蒸気が吸湿材64に吸収されるから、着用物品1内の湿度が上昇することなく、湿度による着用者の肌トラブルや不快感を抑制することができる。
上記のような着用物品1では、吸湿構造体6の下側に電気コネクタ48が位置するので、電気コネクタ48が直接着用者に接触することがない。したがって、電気コネクタ48の接触による蒸れやかぶれを防止することができ、着用者の肌トラブルを誘発するおそれはない。また、電気コネクタ48が吸湿構造体6の下側に位置するので、吸湿構造体6がクッションとなって、電気コネクタ48が着用者に押し付けられることによる痛みを防止し、電気コネクタ48の存在による違和感を抑制することができる。
なお、吸湿構造体6に形成した凹部65は、吸湿材64を部分的に取り除くことによって形成しているが、厚さ方向においてすべて取り除く必要はなく、透湿性シート62と不透液性シート63との間に吸湿材64が残っていてもよい。
この発明において、排泄液を検知するセンサ41を形成しているが、さらに便を検知するセンサを備えるようにしてもよい。シャーシ2としてネット状のパンツを用いているが、例えば使い捨てのおむつや、おむつカバー、T字帯等、一般的なものを用いることもできる。図示例のように、レシーバ3は、シャーシに予め装着されている必要はなく、取引上単独で提供されることができる。
なお、電気コネクタ48は、シート状の検知センサ41の第1端部46を離脱可能かつ挟持可能な公知のクリップ形式を有し、その内面に第1および第2電極45a,45bに電気的に接触する端子を備えている。
レシーバ3は、例えば、次の方法で製造することができる。すなわち、透湿性シート62および不透液性シート63の間に介在する吸湿材64からなる吸湿構造体6の凹部65に難通気性かつ透液性シート50で覆われた容器5を嵌め、容器5にその上方へ順次、拡散シート49と、検知センサ41、スペーサ42、フィルタ43およびクッションシート44を含む検知構造体4と、表面シート32とを積層し、一対のバリヤカフ7を吸湿構造体6の両側部に取り付けることにより製造される。各部材の材料および構造は既述のとおりであり、各部材の接合は、接着剤またはヒートシールでなされる。

Claims (10)

  1. 縦方向および横方向と、前記縦方向の一端部に位置する第1端部及び前記第1端部とは反対端部に位置する第2端部と、上面および下面とを有し、前記上面と前記下面との間に位置していて、排泄液を吸引する少なくとも排泄液ポンプを含む外部機器に、電気コネクタを介して電気的に接続される排泄液検知センサを備える排泄液レシーバを含む排泄液検知装置において、
    前記検知装置は、前記上面と前記下面との間に位置する排泄液検知構造体と前記検知構造体の下部に位置する気密性排泄液容器とを含み、
    前記検知構造体は、前記上面から前記下面への順に位置する、フィルタと、スペーサと、前記センサと、クッションシートとから構成されており、
    前記容器は、底部と、前記底部から起立する周壁部と、上面部と、前記容器の内部空間に位置する第1開口および前記容器の外部に開口する第2開口を有する管状排泄液吸引部とを有し、
    前記レシーバは、前記容器の下部に吸湿構造体をさらに含み、
    前記センサは、前記スペーサと前記クッションシートとの間に挟持されており、
    前記第1端部の近傍から前記第2端部の近傍へ延びる電極を含み、前記電気コネクタに電気的かつ離脱可能に接続することができるように、前記レシーバの前記第1端部の近傍において前記下面から露出していることを特徴とする前記検知装置。
  2. 前記センサの前記電極が位置する部分が、前記レシーバの前記下面に形成されたスリットから前記レシーバの外側へ延出している請求項1に記載の検知装置。
  3. 前記センサは、前記電極が、前記縦方向へ延びる細長い絶縁性ベースシートの上面に該方向へ並行に延び、かつ、前記横方向へ離間して形成された第1および第2電極から形成されている請求項1または2に記載の検知装置。
  4. 前記容器は、前記上面部が難通気性かつ透液性シートから形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の検知装置。
  5. 前記容器は、前記底部から起立する複数の凸部を有し、前記凸部によって前記難通気性かつ透液性シートが前記内部空間に垂れ下がるのを防止されている請求項1〜4のいずれかに記載の検知装置。
  6. 前記第2開口は、ジョイントを介して前記外部機器に連結される請求項1〜5のいずれかに記載の検知装置。
  7. 前記吸湿構造体は、その上面を形成する透湿性シートと、その下面を形成する不透液性シート、前記両シートの間に介在する吸湿材とを含む請求項1〜6のいずれかに記載の検知装置。
  8. 前記吸湿構造体は、前記容器の実質的に中心線に沿って前記縦方向へ延びる凹部を有し、前記容器は、前記凹部に位置している請求項1〜7のいずれかに記載の検知装置。
  9. 前記凹部は、その厚さ方向に吸湿材が存在せず、前記縦横方向における前記容器の大きさに相当する大きさを有する請求項1〜8のいずれかに記載の検知装置。
  10. 前記レシーバは、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域の間に位置するクロッチ域とを含むシャーシの前記前ウエスト域と前記クロッチ域との間に前記縦方向へ延びるように配置されている請求項1〜9のいずれかに記載の検知装置。
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