JP6967882B2 - 糸クランプ装置 - Google Patents

糸クランプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6967882B2
JP6967882B2 JP2017113472A JP2017113472A JP6967882B2 JP 6967882 B2 JP6967882 B2 JP 6967882B2 JP 2017113472 A JP2017113472 A JP 2017113472A JP 2017113472 A JP2017113472 A JP 2017113472A JP 6967882 B2 JP6967882 B2 JP 6967882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
thread
clamp element
spindle
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017113472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017218716A (ja
Inventor
シュタウデンマイアー ゴットフリート
ヴィンター ヨーゼフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saurer Spinning Solutions GmbH and Co KG
Original Assignee
Saurer Components GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saurer Components GmbH filed Critical Saurer Components GmbH
Publication of JP2017218716A publication Critical patent/JP2017218716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6967882B2 publication Critical patent/JP6967882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H65/00Securing material to cores or formers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/38Arrangements for winding reserve lengths of yarn on take-up packages or spindles, e.g. transfer tails
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

本発明は、紡績機または撚糸機のスピンドル用の糸クランプ装置であって、スピンドル上側部分に定置に配置された第1のクランプエレメントと、該第1のクランプエレメントに対して相対的に軸方向移動可能に支持された第2のクランプエレメントと、該第2のクランプエレメントをばね力に基づいて第1のクランプエレメントに向かって押圧する負荷装置および第2のクランプエレメントを遠心力に基づいて第1のクランプエレメントに対して間隔をおいて位置決めする負荷除去装置と、を備えた糸クランプ装置に関する。
公知のように、リング精紡機では、少なくとも一方の機械長辺側の紡績コップの完成後に、まずいわゆる紡出終了(Abspinnen)を実施することが公知であり、この紡出終了によって、リング精紡機の該当する機械長辺側が、後続の紡績コップ交換のために準備される。
これに関連して、リング精紡機では以前から、一方の機械長辺側の紡績コップの完成後に、リングレールを、上側位置から比較的迅速に、紡績コップの紡績巻管の下側領域に移動させ、このとき糸をそれぞれ、比較的急勾配の螺旋において紡績コップの表面にわたって下方に向かって案内することが通常である。次いでリングレールはこの位置において制動され、その結果糸は、紡績コップにわたって横方向に複数回巻き付けられる。このいわゆるリザーブワインディング(Hinterwindung)によって、紡績コップの糸は、後続のさらなる搬送のために固定される。
次いでリングレールは、比較的迅速に、新たに幾分下方に向かってスピンドルのいわゆる巻付け箇所へと移動させられ、そこで新たに制動される。このときスピンドルの巻付け箇所の領域において、糸は新たに複数の巻条の形で巻き取られる。
スピンドルのいわゆる巻付け箇所において固定されているこれらのアンダワインディング(Unterwindung)は、それぞれ紡出開始糸(Anspinnfaden)を形成しており、この紡出開始糸は、紡績コップ交換後において再紡出開始のために必要になる。すなわち、糸がそれぞれリザーブワインディングとアンダワインディングとの間で切り離される、リング精紡機のスピンドルからの完成した紡績コップの引出し後、および新しい紡績巻管の装着後に、リングレールは再び上方に向かって紡績巻管の下側領域に移動させられ、紡出開始糸が新しい紡績巻管に巻き付けられる。
このような方法における欠点は、アンダワインディングがスピンドルの巻付け箇所に留まり、この残留アンダワインディングが特定数の紡績コップ交換後にかなりのボリュームとなり、しばしばアンダワインディング領域からの除去が不十分にしか成功し得ないことにある。
したがって紡績コップ交換を容易にするために、特にスピンドルの巻付け箇所の手間の掛かるクリーニングを回避するために、スピンドルのアンダワインディング領域に糸クランプ装置を配置し、この糸クランプ装置が糸の一時的な固定を可能にし、ひいてはスピンドルのアンダワインディング領域への糸の巻付けを不要にするといった種々様々な提案が、既に過去において提示されている。
独国特許出願公開第19628826号明細書(DE 196 28 826 A1)に記載された、スピンドルのアンダワインディング領域に配置されたこのような糸クランプ装置は、スピンドルのワーブに不動に配置された第1のクランプエレメントと、スピンドルの長手方向軸線に対して軸方向移動可能に支持された第2のクランプエレメントとを有している。
これらのクランプエレメントは、移動可能に支持された第2のクランプエレメントとワーブとに支持された圧縮ばねによって、互いに向かって押圧され、これによってクランプエレメントの間にクランプモーメントが与えられている。
この公知の糸クランプ装置では、第2のクランプエレメントは、内方に向かって傾けられた円錐形のリング面を有しており、このリング面は、位置固定の第1のクランプエレメントと共にリング室を画定しており、このリング室内に、可動に支持された遠心力エレメントが配置されている。
スピンドルの限界回転数を上回った場合に、遠心力エレメントから移動可能なクランプエレメントにもたらされる力は、圧縮ばねのばね力よりも大きくなり、これによって、移動可能に支持された第2のクランプエレメントは、軸方向において移動し、これにより糸クランプ装置は開放される。
相応に、この公知の糸クランプ装置は、スピンドルの限界回転数を下回った場合に、再びクランプ位置に移動し、このクランプ位置において両方のクランプエレメントの端面は互いに圧着させられる。
独国特許出願公開第19628826号明細書に記載された糸クランプ装置は、実地において良好であることが認められている。しかしながら、これらの公知の糸クランプ装置は、糸クランプ装置が期待に反して糸残留物によって汚された場合に、しばしば困難を生ぜしめる。すなわちこの公知の糸クランプ装置では、可動に支持された第2のクランプエレメントがスピンドルの停止時にクリーニング位置において位置決めされ得るようになっていない。
また、独国特許出願公開第102006022484号明細書(DE 10 2006 022 484 A1)、独国特許出願公開第102008058655号明細書(DE 10 2008 058 655 A1)および/または欧州特許出願公開第2530041号明細書(EP 2 530 041 A1)によって公知の特許文献は、同様に、紡績機または撚糸機のスピンドルのアンダワインディング領域に設置された、自動作動式の糸クランプ装置に関し、これらの糸クランプ装置は、スピンドルの巻付け箇所へのアンダワインディング材料の装着を不要にするが、これらの特許文献においても、糸クランプ装置が期待に反して糸残留物によって汚された場合に、どのように対処するかについては、まったく記載されていない。
独国特許出願公開第102006022484号明細書に記載された糸クランプ装置は、通常のように、紡績機または撚糸機のスピンドルのスピンドル上側部分に配置されており、位置固定の第1のクランプエレメントと、軸方向移動可能に支持されていてばね力によって位置固定の第1のクランプエレメントに圧着可能な第2のクランプエレメントと、遠心力エレメントとを有している。すなわち糸クランプ装置は、第1のクランプエレメントとは反対側に位置する側に収容部を有していて、これらの収容部内に遠心力エレメントが配置されている。さらに収容部と第2のクランプエレメントの当接面との間に圧縮ばねが配置されている。
独国特許出願公開第102008058655号明細書に記載された糸クランプ装置は、実質的に、上に記載した糸クランプ装置の発展形である。
この改良された糸クランプ装置は、半径方向に延びる複数の半割シェルを有しており、これらの半割シェルの内部において、遠心力エレメントが配置されかつ案内されている。このとき半割シェルの一方の半部はそれぞれ、移動可能に支持された第2のクランプエレメントに配置され、かつそれぞれ対応する半割シェルの他方の半部は、位置固定に配置されたベースエレメントに配置されている。
さらに移動可能な第2のクランプエレメントの半割シェルはそれぞれ、水平に対して傾けられたガイド(Kulisse)を備えており、かつベースエレメントの対応する半割シェルはそれぞれ、水平なガイドを備えている。
さらに移動可能な第2のクランプエレメントの半割シェルの、水平に対して傾けられたガイドは、移動可能なクランプエレメントの半割シェルを起点としてスピンドル上側部分の長手方向軸線の方向において、ベースエレメントを起点として移動可能なクランプエレメントの半割シェルの方向におけるのとは異なった傾斜角を有するように構成されている。
欧州特許出願公開第2530041号明細書に記載の糸クランプ装置もまた、通常のように、位置固定の第1のクランプエレメントと第1のクランプエレメントに対して移動可能に支持された第2のクランプエレメントとを有しており、この第2のクランプエレメントは、コイルばねとして形成された押圧エレメントによって、第1のクランプエレメントに向かって押圧される。
さらにこの場合においても、ボールとして形成された負荷除去エレメントが設けられており、これらの負荷除去エレメントは、第2のクランプエレメントを遠心力に基づいて押圧し、糸クランプ装置が特定のスピンドル回転数を上回った場合に開放されて糸を解放するように働く。
上において既に示唆したように、これらの公知の糸クランプ装置は、実地において程度の差こそあれ良好であることが認められているが、しかしながらすべて、必要な場合にクリーニングすることが極めて困難であるという欠点を有している。
本発明の根底を成す課題は、上に記載した形式の糸クランプ装置を出発点として、必要な場合に糸クランプ装置の問題のないクリーニングが可能であるように糸クランプ装置を改良することである。
この課題を解決する本発明に係る糸クランプ装置では、糸クランプ装置は、スピンドル上側部分に定置に配置されたアンダワインディング管を有していて、該アンダワインディング管は、可動に支持された第2のクランプエレメントにおける対応するガイド付加部と相俟って第2のクランプエレメント用の機械式の係止装置を形成するガイド装置を備えている。
本発明に係る糸クランプ装置の好適な実施形態は、従属請求項の対象である。
糸クランプ装置の本発明に係る構成は、公知の糸クランプ装置に対して特に次のような利点を有している。すなわち本発明に係る糸クランプ装置では、機械式の係止装置の使用によって、必要な場合に、つまり糸クランプ装置が糸残留物によって汚された場合に、可動に支持された第2のクランプエレメントを、クリーニング位置において確実に位置決めすることができ、このクリーニング位置において糸クランプ装置を比較的容易にクリーニングすることができる。
このとき好適な実施形態では、係止装置は、可動に支持された第2のクランプエレメントが必要な場合に問題なくクリーニング位置において位置決め可能であり、該クリーニング位置において、可動に支持された第2のクランプエレメントが定置に配置された第1のクランプエレメントに対して間隔をおいて固定されているように形成されている。すなわち、スピンドルの停止時に第2のクランプエレメントは、両クランプエレメントの間の領域が自由に接近可能であり、ひいては糸クランプ装置全体の容易かつ徹底的なクリーニングが可能であるように、問題なく手動によって位置決めされることができる。
好ましくはさらに、係止装置は、バヨネットジョイントの形式で形成されている。このようなバヨネットジョイントは、2つの円筒形の部材を確実に結合および位置決めするための、機械構造において良好であることが判明している好適な迅速連結装置である。すなわち、係止装置をバヨネットジョイントとして形成することは、アンダワインディング管における可動に支持された第2のクランプエレメントの軸方向移動と、次いで行われる例えば90°の回転とによって、第2のクランプエレメントが定置のアンダワインディング管における予め設定された位置において確実に固定されることを可能にする。
そしてこのいわゆるクリーニング位置において、場合によっては糸クランプ装置の領域に存在する糸残留物を、迅速かつ問題なく除去することができる。
好適な実施形態ではさらに、アンダワインディング管に配置されたガイド装置は、ガイド機構(Kulissenfuerung)として形成されている。すなわち定置のアンダワインディング管は、可動に支持された第2のクランプエレメントにおける対応するガイド付加部と相俟って確実な係止装置を形成するガイド機構を有している。
このような構成は、糸クランプ装置の手動による開放を簡単に可能にし、このとき可動に支持された第2のクランプエレメントは、引き下げと次いで行われる例えば90°の回転とによって、クリーニング位置において固定可能であり、このクリーニング位置において、場合によっては存在する糸残留物の迅速かつ問題のない除去が可能である。
別の好適な実施形態ではさらに、アンダワインディング管に配置されたガイド装置は、ガイド機構として形成されており、該ガイド機構はそれぞれ、少なくとも1つの鉛直方向に延びる第1のガイド部分と少なくとも部分的に水平に延びる第2のガイド部分とを有している。
このように形成されたガイド機構は、機械構造において良好であることが認められている人気のある伝動装置エレメントであり、このような伝動装置エレメントは、例えばいわゆるガイドブロック(Kulissenstein)である対応エレメントと相俟って、伝動装置エレメントの確実な位置決めを可能にする。
このようなガイド機構によってこのとき、比較的複雑な運動軌道と、本実施形態のように比較的単純な運動軌道とを実現することができる。
すなわちアンダワインディング管におけるガイド機構は、可動に支持された第2のクランプエレメントにおける対応するガイド付加部と相俟って、単純かつ確実な切換え兼係止装置を形成しており、この切換え兼係止装置は、予め設定されたクリーニング位置における、可動に支持された第2のクランプエレメントの確実な固定を可能にする。
好ましくは、アンダワインディング管は、ガイド機構として形成された少なくとも2つのガイド装置を有している。しかしながらガイド機構の数を制限することは、必ずしも必要なことではない。
すなわち180°ずらされて配置された2つのガイド機構の代わりに、アンダワインディング管は例えば120°ずらされた配置された3つのガイド機構または90°ずらされて配置された4つのガイド機構を有していてもよい。
本発明のさらなる詳細については、次に図面に示された実施形態を用いて詳説する。
スピンドルのスピンドル上側部分に配置された本発明に係る糸クランプ装置を、紡出終了プロセス中において、つまり糸クランプ装置が閉鎖されていて、糸クランプ装置のクランプエレメントの間において糸が固定されている状態において示す図である。 本発明に係る糸クランプ装置を、クリーニング位置において、つまり可動に支持された第2のクランプエレメントが、定置の第1のクランプエレメントに対して比較的大きな間隔をおいて位置している状態において示す図である。 本発明に係る糸クランプ装置を分解して示す図である。
公知のように、リング精紡機または撚糸機は、通常、繊維機械の機械長辺側の領域に互いに比較的短い間隔をおいて配置された、複数の同一の作業箇所、リング精紡機ではいわゆる紡績ユニット1を有している。これらの紡績ユニット1はそれぞれ、回転可能に支持された駆動可能なスピンドル2を有しており、このスピンドル2はそれぞれ、上流側に配置されたドラフト装置から供給された糸13に、確定された糸撚りを与えかつ紡績巻管6に巻き取るために働く。このときリング精紡機または撚糸機のスピンドル2は、通常、個別モータによって駆動されるか、または本実施形態におけるように、スピンドル2のワーブ12に力を加える循環する駆動ベルト11(いわゆるエンベロープ駆動装置(Huelltrieb))を用いて駆動される。
図1に示すように、このようなスピンドル2はそれぞれ、回転可能に支持されたスピンドル上側部分3と回転しない軸受ハウジング4とを有しており、この軸受ハウジング4は、スピンドルレール(詳しくは図示せず)に定置に接続されている。
このときスピンドル上側部分3は、いわゆるスピンドルシャフト5を有しており、このスピンドルシャフト5は、公知のように、基部軸受および頸部軸受を用いて軸受ハウジング4に回転可能に支持されている。
スピンドル上側部分3はその上側領域に、さらにカップリング手段(図示せず)を備えており、これらのカップリング手段は、紡績された糸13が紡績コップ7に巻き取られる紡績巻管6を収容するのに用いられる。
巻取り工程は、公知の形式で、いわゆるリングレール8の綾振り往復運動によって実施され、リングレール8は、機械長辺側の、互いに並んで配置された複数の紡績ユニット1にわたって延びている。
図1においてさらに示すように、リングレール8には各スピンドル2の領域に定置の紡績リング9が設置されており、この紡績リング9に沿って、公知の形式でいわゆるリングトラベラ10が循環し、このリングトラベラ10は、巻取り工程中に、紡績巻管6を介して回転するスピンドル2に接続された走行する糸13によって駆動される。
このような紡績機または撚糸機のスピンドル2は、さらにそれぞれ本発明に係る糸クランプ装置14を備えており、この糸クランプ装置14は、紡績巻管交換の際に使用される。すなわち、スピンドル2の紡績コップ7が完成して、一緒に上方に向かってそのスピンドル2から引き上げられ、新しい紡績巻管6と交換されねばならない場合に、糸クランプ装置14は必要になる。
特に図3から良好に分かるように、糸クランプ装置14は、本実施形態では、主要な構成部材として、スピンドル2のスピンドル上側部分3に固定された定置の第1のクランプエレメント15、同様にスピンドル上側部分3に固定されたアンダワインディング管(Unterwindehuelse)16、このアンダワインディング管16に接続可能なばねエレメント17、例えば板ばねエレメント、および移動可能に支持されていて取付け状態において機能的にばねエレメント17に接続された第2のクランプエレメント18、いわゆるスライドスリーブを有している。
糸クランプ装置14は、さらに、カバーエレメント19と、スピンドル上側部分3に固定された底部分21とを有しており、これらのカバーエレメント19および底部分21は、紡績運転中に、糸クランプ装置14の板ばねエレメント17を下方からの汚れに対して保護するために働く。
さらに図面から分かるように、アンダワインディング管16は、ばねエレメント17のための少なくとも2つの支持部24と、ばねエレメント17に接続された遠心力エレメント26のための収容部27とを備えて構成されている。
アンダワインディング管16の支持部24には、取付け状態においてばねエレメント17が、内方に向かって延びるピン状の付加部25を用いて、半径方向および軸方向において固定されて、制限されて可動に支持されている。
ばねエレメント17にはさらに、既に示唆したように、例えばねじ結合またはクリップ結合によって、遠心力エレメント26が固定されており、これらの遠心力エレメント26は、予め曲げられたばねエレメント17の曲げ応力に基づいて内方に向けられている。すなわち遠心力エレメント26は、例えば図1において示すように、取付け状態において、およびスピンドル2が確定されたスピンドル回転数を超えない限り、アンダワインディング管16の収容部27内に内方旋回されている。
さらにアンダワインディング管16は、その上側領域に、幾つかの、少なくとも2つのガイド機構22を有しており、このガイド機構22は、取付け状態において、可動に支持された第2のクランプエレメント18における対応するガイド付加部23と対応して、係止装置を形成する。
すなわちアンダワインディング管16のガイド機構22は、可動に支持された第2のクランプエレメント18のガイド付加部23と相俟って、クランプエレメント18が、図2に示すように、クリーニング位置RSにおいて位置決めされ得ることを可能にし、このクリーニング位置RSにおいてクランプエレメント15,18は、明らかに互いに対して間隔をおいて位置している。
可動に支持された第2のクランプエレメント18が、定置に配置された第1のクランプエレメント15に対して比較的大きな間隔bをおいて位置決めされている、このようなクリーニング位置RSを得るために、スピンドル2の停止時に、第2のクランプエレメント18はまず手動で方向Mにおいて下方に向かって移動させられ、次いで幾分、例えば90°回転させられねばならない。
このような手順の場合、アンダワインディング管16に配置されたガイド機構22は、可動に支持された第2のクランプエレメント18に配置されたガイド付加部23と相俟って、第2のクランプエレメント18をクリーニング位置RSにおいて固定するために働き、このクリーニング位置RSにおいて第2のクランプエレメント18は、定置の第1のクランプエレメント15に対して大きな間隔をおいて位置しており、かつ相応に糸クランプ装置14を問題なくクリーニングすることができる。
糸クランプ装置14は、このクリーニング位置RSが第2のクランプエレメント18の相応の手動操作によって再び解除するまで、このクリーニング位置RSに留まる。

Claims (5)

  1. 紡績機または撚糸機のスピンドル(2)用の糸クランプ装置(14)であって、スピンドル上側部分(3)に定置に配置された第1のクランプエレメント(15)と、該第1のクランプエレメント(15)に対して相対的に軸方向移動可能に支持された第2のクランプエレメント(18)と、該第2のクランプエレメント(18)をばね力に基づいて前記第1のクランプエレメント(15)に向かって押圧する負荷装置および前記第2のクランプエレメント(18)を遠心力に基づいて前記第1のクランプエレメント(15)に対して間隔をおいて位置決めする負荷除去装置と、を備えた糸クランプ装置において、
    前記糸クランプ装置(14)は、前記スピンドル上側部分(3)に定置に配置されたアンダワインディング管(16)を有していて、該アンダワインディング管(16)は、前記可動に支持された第2のクランプエレメント(18)における対応するガイド付加部(23)と相俟って前記第2のクランプエレメント(18)用の機械式の係止装置を形成するガイド装置(22)を備えており、
    前記係止装置は、前記可動に支持された第2のクランプエレメント(18)が必要な場合に問題なくクリーニング位置(RS)において位置決め可能であり、該クリーニング位置(RS)において、前記第1のクランプエレメント(15)および前記第2のクランプエレメント(18)との間の領域へ自由に接近できるように、前記第2のクランプエレメント(18)が前記定置に配置された第1のクランプエレメント(15)に対して間隔をおいて固定されているように形成されていることを特徴とする、糸クランプ装置(14)。
  2. 前記係止装置は、バヨネットジョイントの形式で形成されている、請求項1記載の糸クランプ装置(14)。
  3. 前記アンダワインディング管(16)に配置された前記ガイド装置(22)は、ガイド機構として形成されている、請求項1または2記載の糸クランプ装置(14)。
  4. 前記ガイド機構はそれぞれ、少なくとも1つの鉛直方向に延びる第1のガイド部分と少なくとも部分的に水平に延びる第2のガイド部分とを有している、請求項記載の糸クランプ装置(14)。
  5. 前記アンダワインディング管(16)は、ガイド機構として形成された少なくとも2つのガイド装置(22)を有している、請求項1記載の糸クランプ装置(14)。
JP2017113472A 2016-06-09 2017-06-08 糸クランプ装置 Active JP6967882B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102016007040.4 2016-06-09
DE102016007040.4A DE102016007040A1 (de) 2016-06-09 2016-06-09 Fadenklemmvorrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017218716A JP2017218716A (ja) 2017-12-14
JP6967882B2 true JP6967882B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=59091325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017113472A Active JP6967882B2 (ja) 2016-06-09 2017-06-08 糸クランプ装置

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP3257979B1 (ja)
JP (1) JP6967882B2 (ja)
KR (1) KR102301537B1 (ja)
CN (1) CN107487664B (ja)
DE (1) DE102016007040A1 (ja)
ES (1) ES2900275T3 (ja)
TW (1) TW201804038A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113335996B (zh) * 2021-07-01 2022-09-16 徐州广朋纺织有限公司 一种纺织生产用纱锭放线的限位装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19628826A1 (de) 1996-07-17 1998-01-22 Lieser Gmbh Beteiligungsgesell Klemmvorrichtung für Fäden
ITMI980853A1 (it) * 1997-05-06 1999-10-22 Rieter Ag Maschf Dispositivo di filatura
EP0949366B1 (de) * 1998-04-09 2003-05-07 Zinser Textilmaschinen GmbH Vorrichtung zum Klemmen eines Unterwindefadens an der Spindel einer Ringspinnmaschine oder Ringzwirnmaschine
DE19947854A1 (de) * 1999-10-05 2001-04-12 Zinser Textilmaschinen Gmbh Vorrichtung zum Klemmen eines Unterwindefadens an einer Spindel einer Textilmaschine, insbesondere einer Ringspinnmaschine
DE102005061043A1 (de) * 2005-12-08 2007-06-14 König, Günter Fadenklemmvorrichtung für Unterwindefäden an Spindeln einer Ringspinn- oder Ringzwirnmaschine
DE102006022484B4 (de) * 2006-05-13 2017-04-27 Saurer Components Gmbh Klemmvorrichtung
DE102008039502A1 (de) * 2008-08-23 2010-02-25 Oerlikon Textile Components Gmbh Klemmvorrichtung
DE102008058655B4 (de) 2008-11-22 2019-01-10 Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg Klemmvorrichtung
TR200908809A2 (tr) * 2008-12-15 2010-04-21 Lakshmi Machine Works Ltd. Tekstil alanında iplik eğirme ve bükme makinesi dahilinde bir dip sarım mekanizması
DE102011076744A1 (de) 2011-05-31 2012-12-06 Maschinenfabrik Rieter Ag Fadenklemmeinrichtung für eine Spinn- oder Zwirnspindel
DE102013020470A1 (de) * 2013-12-03 2015-06-03 Saurer Components Gmbh Klemmvorrichtung zum Klemmen eines Fadens an einer Spindel einer Spinn- oder Zwirnmaschine und Spinn- oder Zwirnmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
EP3257979B1 (de) 2021-10-20
TW201804038A (zh) 2018-02-01
DE102016007040A1 (de) 2017-12-14
KR20170139444A (ko) 2017-12-19
CN107487664A (zh) 2017-12-19
KR102301537B1 (ko) 2021-09-14
CN107487664B (zh) 2020-07-17
EP3257979A1 (de) 2017-12-20
JP2017218716A (ja) 2017-12-14
ES2900275T3 (es) 2022-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6967882B2 (ja) 糸クランプ装置
JP5661765B2 (ja) ボビンホルダー
US3283489A (en) Device and method for producing a yarn package
US3210922A (en) Thread cutting apparatus for spinning frames or the like
US4196575A (en) Method for transfer of a fiber roving from a completed bobbin package to an empty tube on a spinning preparatory machine
CN113336003B (zh) 一种转动式锦纶长丝收卷设备
JPH11315430A (ja) リング精紡機或いはリング撚糸機のスピンドルにおける玉尻り糸を締付けるための装置
TWI308607B (en) Device and methods for dressing card clothing
CN208733276U (zh) 自由端型纺纱机
US3768242A (en) Spindle for draw-twisting machines
KR20080071589A (ko) 링 방적기 또는 링 연사기의 방추들에 방적사를언더와인딩하는 방적사 클램핑 장치
JP6967881B2 (ja) 糸クランプ装置
CN108138385A (zh) 卷绕中的夹紧装置及其夹紧纱线的方法
CN201713156U (zh) 纺织纺纱和捻线机中的管底卷绕夹紧装置
RU99124808A (ru) Способ и устройство для намотки спряденной паковки пряжи
US1938332A (en) Method of and apparatus for use in drying
US1818087A (en) Apparatus for making rotary brushes
JP2010047893A (ja) クランプ装置
JP2014185420A (ja) クリヤラローラ
CN219385451U (zh) 一种棉纺设备的上料装置
US869044A (en) Apparatus for doffing spools from the spindles of fly-frames.
US2563053A (en) Pot spinning method, apparatus, and product
JP6120602B2 (ja) 粗糸をドラフトするドラフト装置
RU115341U1 (ru) Бобинодержатель
JPS63295726A (ja) 精紡機、撚糸機等における尻糸処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6967882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150