JP6967751B2 - 入力装置 - Google Patents
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Description
図1は、自動車における車室内の概略的な構成を示している。図1に示すように、車室内のセンターコンソールには、入力装置1が設けられている。また、車室内のインストルメントパネルには、入力装置1と電気的に接続された表示装置2(外部装置)が設けられている。
本体部20は、筐体60と、操作部70と、支持機構80と、ストッパ90とを有している。筐体60内には、操作部70と支持機構80とストッパ90とが収容されている。なお、ストッパ90は、筐体60内に配置されていなくてもよい。
筐体60は、中空の直方体状に形成され、その一面に開口部60aが設けられている。具体的には、筐体60は、筒状部62と、上カバー部63と、下カバー部64とを有している。
操作部70は、筐体60内において移動可能に収容され、操作部70の一部が筐体60の開口部60aから露出している。そして、操作部70における、開口部60aから露出している部分は、操作者の操作体Fにより押圧される。これにより、操作部70には、押圧による荷重(押圧荷重N)が作用する。本実施形態では、操作部70は、押圧荷重の増加に応じて押圧方向(図3では下方)に移動し、押圧荷重の減少に応じて押圧方向の逆方向(図3では上方)に移動自在に構成されている。具体的には、操作部70は、可動部71と、操作パネル72と、タッチセンサ73と、タッチコントローラ74とを有している。
支持機構80は、筐体60内において操作部70を移動可能に支持している。この例では、支持機構80は、ダンパ81と、弾性部材82とを有している。
ストッパ90は、筐体60内に設けられている。そして、ストッパ90は、操作者による押圧操作により押圧方向に移動する操作部70と接触することで操作部70の押圧方向の移動を規制するように構成されている。
感圧センサ30は、操作部70に作用する押圧荷重Nを検知する。この例では、感圧センサ30は、静電容量方式のセンサであり、上下方向において操作部70の押圧部75と対向するように、押圧部75とメイン基板61との間にダンパ81を介して配置されている。このような構成により、操作体Fにより操作部70が押圧されると、その押圧に伴う荷重(押圧荷重N)が押圧部75とダンパ81とを経由して感圧センサ30に伝達される。
駆動部40は、予め定められた動作を行うように構成されている。この例では、駆動部40は、後述する駆動制御部51による制御に応答して操作部70を振動させるように構成されている。具体的には、駆動部40は、操作部70の可動部71内に配置され、駆動部40自身が水平方向に振動することで操作部70を水平方向に振動させる。例えば、駆動部40は、圧電体によって構成されている。このように、駆動部40により操作部70を振動させることにより、操作部70を押圧する操作体Fに触覚フィードバックを付与することが可能となる。具体的に、駆動部40は、図3に示した矢印Xの方向(水平方向)に振動することにより可動部71、操作パネル72、およびタッチセンサ73が本体部20に対して水平振動するように構成されている。なお、駆動部40は、圧電体に限らず、例えば、モータやソレノイドによる電磁的なアクチュエータであってもよい。
図4に示すように、制御部50は、感圧センサ30、駆動部40およびタッチコントローラ74と電気的に接続されて感圧センサ30、駆動部40およびタッチコントローラ74との間において信号または情報を伝送可能となっている。また、制御部50は、オン操作やオフ操作などの操作を受け付けると、受け付けた結果を、例えば車載機器などの外部機器に送信するように構成されている。例えば、制御部50は、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムまたは情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。この例では、制御部50は、駆動制御部51と、検出制御部52とを有している。駆動制御部51および検出制御部52は、制御部50の機能の一部を構成している。
駆動制御部51は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nを監視し、押圧荷重Nが予め定められた荷重閾値Ntに到達すると駆動部40を起動させるように構成されている。なお、この例では、荷重閾値Ntは、操作部70に作用する押圧荷重Nが次第に増加する押圧操作(具体的には操作者の指により操作部70を押圧する操作)に対して定められた閾値(押圧荷重閾値Nta)に該当する。そして、駆動制御部51は、押圧操作において感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが次第に増加して押圧荷重閾値Ntaに到達すると駆動部40を起動させる。
検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nを監視して押圧荷重Nの変化速度を導出し、その押圧荷重Nの変化速度に応じて荷重閾値Ntを変更するように構成されている。この例では、検出制御部52は、操作部70に作用する押圧荷重Nが次第に増加する押圧操作において押圧速度V1(押圧操作において感圧センサ30により検知された押圧荷重Nの変化速度)を導出し、その押圧速度V1に応じて押圧荷重閾値Ntaを変更する。
次に、図5を参照して、実施形態1による入力装置1の動作について説明する。実施形態1による入力装置1では、押圧操作が開始される(具体的には操作者の指により操作部70が押され始める)と、以下の動作が行われる。
まず、検出制御部52は、押圧操作が開始された時点からの経過時間tのカウントを開始する。
次に、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nに基づいて押圧速度V1を導出する。例えば、検出制御部52は、押圧操作が開始された時点から予め定められた時間が経過するまでの期間(以下「速度導出期間」と記載)において押圧荷重Nの検出を複数回行い、その検出された複数の押圧荷重Nに基づいて速度導出期間内における押圧荷重Nの変化速度を複数求め、その求められた複数の押圧荷重Nの変化速度の平均値を押圧速度V1とする。なお、押圧速度V1は、これに限らず、速度導出期間内における複数の押圧荷重Nの変化速度の最頻値であってもよいし、速度導出期間の開始時点における押圧荷重Nから終了時点における押圧荷重Nへの変化率(傾き)から導出された速度であってもよい。
次に、検出制御部52は、ステップS102において導出された押圧速度V1が押圧速度閾値Vtaを上回るか否かを判定する。押圧速度V1が押圧速度閾値Vtaを上回らない場合には、ステップS104へ進み、そうでない場合には、ステップS110へ進む。
次に、検出制御部52は、押圧荷重閾値Ntaを第1押圧荷重閾値Nt1に設定する。
次に、検出制御部52は、押圧荷重Nがゼロを上回っているか否かを判定する。押圧荷重Nがゼロを上回っている場合には、ステップS106へ進み、そうでない場合(例えば押圧操作が途中で中断された場合)には、ステップS109へ進む。
次に、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが押圧荷重閾値Nta(具体的には第1押圧荷重閾値Nt1)以上であるか否か(すなわち押圧荷重Nが押圧荷重閾値Ntaに到達しているか否か)を判定する。押圧荷重Nが押圧荷重閾値Nta以上である場合にはステップS105へ進み、そうでない場合には、ステップS105へ進む。
押圧荷重Nが押圧荷重閾値Nta(第1押圧荷重閾値Nt1)以上になると、駆動制御部51は、押圧荷重Nが押圧荷重閾値Ntaに到達したことを検出する。これにより、押圧操作がオン操作として受け付けられたことになる。そして、駆動制御部51は、駆動部40を起動させるための動作を開始する。この例では、駆動制御部51は、予め定められた第1振幅A1と第1周波数f1と第1周期P1とを有する駆動信号Sを駆動部40の出力することで駆動部40を制御する。また、制御部50(駆動制御部51)は、オン操作を受け付けたことを外部(例えば車載機器)に送信する。
駆動部40は、駆動制御部51による制御に応答して起動する。これにより、操作部70が振動し、操作者の指に振動がフィードバックされる。そして、ステップS109へ進む。
次に、検出制御部52は、経過時間tをリセットする。
一方、ステップS103において押圧速度V1が押圧速度閾値Vtaを上回る場合、検出制御部52は、押圧速度V1に基づいて第2押圧荷重閾値Nt2と高速操作時間trとを導出する。
次に、検出制御部52は、経過時間tがステップS110において導出された高速操作時間tr以下であるか否かを判定する。経過時間tが高速操作時間tr以下である場合には、ステップS112へ進み、そうでない場合(例えば最初に高速の押圧操作が行われたものの途中でゆっくりな押圧操作となった場合)には、ステップS104へ進む。
経過時間tが高速操作時間tr以下である場合、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが押圧荷重閾値Nta(具体的には第2押圧荷重閾値Nt2)以上であるか否か(すなわち押圧荷重Nが押圧荷重閾値Ntaに到達しているか否か)を判定する。押圧荷重Nが押圧荷重閾値Nta以上である場合には、ステップS113へ進み、そうでない場合には、ステップS111へ進む。
押圧操作が開始されてから高速操作時間trが経過するまでの期間中に押圧荷重Nが押圧荷重閾値Nta(具体的には第2押圧荷重閾値Nt2)以上になると、駆動制御部51は、押圧荷重Nが押圧荷重閾値Ntaに到達したことを検出する。これにより、押圧操作がオン操作として受け付けられたことになる。そして、駆動制御部51は、駆動部40を起動させるための動作を開始する。この例では、駆動制御部51は、予め定められた第2振幅A2と第2周波数f2と第2周期P2とを有する駆動信号Sを駆動部40に出力することで駆動部40を制御する。なお、この例では、第2振幅A2は、第1振幅A1よりも大きくなっており、第2周波数f2は、第1周波数f1よりも高くなっており、第2周期P2は、第1周期P1よりも短くなっている。また、制御部50(駆動制御部51)は、オン操作を受け付けたことを外部(例えば車載機器)に送信する。
駆動部40は、駆動制御部51による制御に応答して起動する。これにより、操作部70が振動し、操作者の指に振動がフィードバックされる。そして、ステップS109へ進む。
次に、図6を参照して、実施形態1による入力装置1の動作について具体的に説明する。なお、図6において、第1荷重曲線N1は、押圧速度V1が押圧速度閾値Vtaを上回らない押圧操作(以下「低速押圧操作」と記載)における押圧荷重Nの時間的変化を示し、第2荷重曲線N2は、押圧速度V1が押圧速度閾値Vtaを上回る押圧操作(以下「高速押圧操作」と記載)における押圧荷重Nの時間的変化を示している。例えば、第1荷重曲線N1は、操作者の指により操作部70に比較的にゆっくりと押圧された場合の押圧荷重Nの時間的変化に対応し、第2荷重曲線N2は、操作者の指により操作部70が比較的に素早く押圧された場合の押圧荷重Nの時間的変化に対応している。また、第1信号波形S1は、低速押圧操作において駆動制御部51から駆動部40に出力される駆動信号Sの波形を示し、第2信号波形S2は、高速押圧操作において駆動制御部51から駆動部40に出力される駆動信号Sの波形を示している。
以上のように、押圧操作において押圧速度V1(操作部70に作用する押圧荷重Nの変化速度)に応じて押圧荷重閾値Nta(荷重閾値Nt)を変更することにより、駆動制御部51が駆動部40(操作者に感覚を与えるもの)を起動させるための動作を開始するタイミングを調節することができる。これにより、駆動部40が起動するときの押圧荷重N(操作部70に作用する押圧荷重N)を調節することができる。その結果、押圧速度V1のばらつきによる押圧荷重Nのばらつき(駆動部40が起動するときの押圧荷重Nのばらつき)を低減することができる。これにより、入力装置1の操作フィーリングのばらつきを低減することができる。
次に、図7を参照して、実施形態1による入力装置1の押圧速度閾値Vtaの設定動作について説明する。押圧速度閾値Vtaは、操作者により実施された複数回の押圧操作における押圧速度V1に基づいて設定されたものであってもよい。なお、図7に示した動作は、押圧速度閾値Vtaを学習補正する一例である。
まず、操作者により押圧操作が行われる。具体的には、操作者の指により操作部70が押圧され、操作部70に作用する押圧荷重Nが次第に増加する。検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重N(すなわち操作部70に作用する押圧荷重N)を取得する。
次に、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nに基づいて押圧速度V1を導出する。例えば、図5に示したステップS101と同様に、検出制御部52は、速度導出期間(押圧操作が開始された時点から予め定められた時間が経過するまでの期間)において押圧荷重Nの検出を複数回行い、その検出された複数の押圧荷重Nに基づいて速度導出期間内における押圧荷重Nの変化速度を複数求め、その求められた複数の押圧荷重Nの変化速度の平均値を押圧速度V1とする。
次に、検出制御部52は、押圧速度閾値Vtaの導出のために必要となる押圧速度V1の取得が完了しているか否かを判定する。例えば、検出制御部52は、予め定められた回数の押圧操作が操作者により行われて予め定められた数の押圧速度V1が取得されているか否かを判定する。押圧速度閾値Vtaの導出のために必要となる押圧速度V1の取得が完了している場合には、ステップS204へ進み、そうでない場合には、ステップS201へ進む。
次に、検出制御部52は、ステップS201〜S203において取得された押圧速度V1に基づいて押圧速度閾値Vtaを導出する。例えば、検出制御部52は、ステップS201〜S203において取得された複数の押圧速度V1の平均値を押圧速度閾値Vtaとする。
なお、駆動制御部51は、次のような動作を行うように構成されていてもよい。すなわち、駆動制御部51は、押圧操作において感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが予め定められた最大荷重Nmaxに到達すると、駆動部40による操作部70の振動の、振幅、周波数および期間のうち少なくとも振幅が変更されるように駆動部40を制御するものであってもよい。なお、最大荷重Nmaxは、押圧操作において操作部70とストッパ90とが接触しているときの押圧荷重Nよりも大きい荷重に設定されている。
次に、図8を参照して、実施形態1による入力装置1の連続押圧操作(複数回連続して行われる押圧操作)に対する動作について説明する。図8において、荷重曲線Ncは、連続押圧操作における押圧荷重Nの時間的変化を示している。また、図8の例では、第1回目の押圧操作が行われた後に、押圧荷重Nが減少して点Q1において押圧荷重閾値Nta(具体的には第2押圧荷重閾値Nt2)に到達し、その後、点Q2において押圧荷重Nが増加し始めている。
実施形態2による入力装置1は、駆動制御部51および検出制御部52の動作が実施形態1による入力装置1と異なっている。実施形態2による入力装置1のその他の構成は、実施形態1による入力装置1の構成と同様となっている。
駆動制御部51は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nを監視し、押圧荷重Nが予め定められた荷重閾値Ntに到達すると駆動部40を起動させるように構成されている。なお、この例では、荷重閾値Ntは、操作部70に作用する押圧荷重Nが次第に減少する押圧解除操作(具体的には操作者の指を操作部70から離そうとする操作)に対して定められた閾値(押圧解除荷重閾値Ntb)に該当する。そして、駆動制御部51は、押圧解除操作において感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが次第に減少して押圧解除荷重閾値Ntbに到達すると駆動部40を起動させる。
検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nを監視して押圧荷重Nの変化速度を導出し、その押圧荷重Nの変化速度に応じて荷重閾値Ntを変更するように構成されている。この例では、検出制御部52は、操作部70に作用する押圧荷重Nが次第に減少する押圧解除操作において押圧解除速度V2(押圧解除操作において感圧センサ30により検知された押圧荷重Nの変化速度)を導出し、その押圧解除速度V2に応じて押圧解除荷重閾値Ntbを変更する。
次に、図9を参照して、実施形態2による入力装置1の動作について説明する。実施形態2による入力装置1では、押圧解除操作が開始される(具体的には操作者の指が操作部70を離れ始める)と、以下の動作が行われる。
まず、検出制御部52は、押圧荷重Nが予め定められた基準閾値Ntx(この例では押圧荷重閾値Nta)を下回っているか否かを判定する。押圧荷重Nが基準閾値Ntxを下回っている場合には、ステップS302へ進む、そうでない場合にはステップS301を継続する。
次に、検出制御部52は、ステップS301において押圧荷重Nが基準閾値Ntxを下回っていると判定された時点からの経過時間tのカウントを開始する。
次に、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nに基づいて押圧解除速度V2を導出する。例えば、検出制御部52は、ステップS301において押圧荷重Nが基準閾値Ntxを下回っていると判定された時点から予め定められた時間が経過するまでの期間(以下「速度導出期間」と記載)において押圧荷重Nの検出を複数回行い、その検出された複数の押圧荷重Nに基づいて速度導出期間内における押圧荷重Nの変化速度を複数求め、その求められた複数の押圧荷重Nの変化速度の平均値を押圧解除速度V2とする。なお、押圧解除速度V2は、これに限らず、速度導出期間内における複数の押圧荷重Nの変化速度の最頻値であってもよいし、速度導出期間の開始時点における押圧荷重Nから終了時点における押圧荷重Nへの変化率(傾き)から導出された速度であってもよい。
次に、検出制御部52は、ステップS303において導出された押圧解除速度V2が押圧解除速度閾値Vtbを上回るか否かを判定する。押圧解除速度V2が押圧解除速度閾値Vtbを上回らない場合には、ステップS305へ進み、そうでない場合には、ステップS310へ進む。
次に、検出制御部52は、押圧解除荷重閾値Ntbを第1押圧解除荷重閾値Nt3に設定する。
次に、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntb(具体的には第1押圧解除荷重閾値Nt3)以下であるか否か(すなわち押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntbに到達しているか否か)を判定する。押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntb以下である場合にはステップS305へ進み、そうでない場合には、ステップS306を継続する。
押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntb(具体的には第1押圧解除荷重閾値Nt3)以下になると、駆動制御部51は、押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntbに到達したことを検出する。これにより、押圧解除操作がオフ操作として受け付けられたことになる。そして、駆動制御部51は、駆動部40を起動させるための動作を開始する。この例では、駆動制御部51は、予め定められた第3振幅A3と第3周波数f3と第3周期P3とを有する駆動信号Sを駆動部40に出力することで駆動部40を制御する。また、制御部50(駆動制御部51)は、オフ操作を受け付けたことを外部(例えば車載機器)に送信する。
駆動部40は、駆動制御部51による制御に応答して起動する。これにより、操作部70が振動し、操作者の指に振動がフィードバックされる。そして、ステップS309へ進む。
次に、検出制御部52は、経過時間tをリセットする。
一方、ステップS304において押圧解除速度V2が押圧解除速度閾値Vtbを上回る場合、検出制御部52は、押圧解除速度V2に基づいて第2押圧解除荷重閾値Nt4と高速操作時間trとを導出する。
次に、検出制御部52は、経過時間tがステップS310において導出された高速操作時間tr以下であるか否かを判定する。経過時間tが高速操作時間tr以下である場合には、ステップS312へ進み、そうでない場合(例えば最初に高速の押圧解除操作が行われたものの途中でゆっくりな押圧解除操作となった場合)には、ステップS305へ進む。
経過時間tが高速操作時間tr以下である場合、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntb(具体的には第2押圧解除荷重閾値Nt4)以下であるか否か(すなわち押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntbに到達しているか否か)を判定する。押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntb以下である場合には、ステップS313へ進み、そうでない場合には、ステップS311へ進む。
ステップS301において押圧荷重Nが基準閾値Ntxを下回ると判定されてから高速操作時間trが経過するまでの期間中に押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntb(具体的には第2押圧解除荷重閾値Nt4)以下になると、駆動制御部51は、押圧荷重Nが押圧解除荷重閾値Ntbに到達したことを検出する。これにより、押圧解除操作がオフ操作として受け付けられたことになる。そして、駆動制御部51は、駆動部40を起動させるための動作を開始する。この例では、駆動制御部51は、予め定められた第4振幅A4と第4周波数f4と第4周期P4とを有する駆動信号Sを駆動部40に出力することで駆動部40を制御する。なお、この例では、第4振幅A4は、第3振幅A3よりも大きくなっており、第4周波数f4は、第3周波数f3よりも高くなっており、第4周期P4は、第3周期P3よりも短くなっている。また、制御部50(駆動制御部51)は、オフ操作を受け付けたことを外部(例えば車載機器)に送信する。
駆動部40は、駆動制御部51による制御に応答して起動する。これにより、操作部70が振動し、操作者の指に振動がフィードバックされる。そして、ステップS309へ進む。
次に、図10を参照して、実施形態2による入力装置1の動作について具体的に説明する。なお、図10において、第3荷重曲線N3は、押圧解除操作において押圧解除速度V2が押圧解除速度閾値Vtbを上回らない場合(以下「低速押圧解除操作」と記載)の押圧荷重Nの時間的変化を示し、第4荷重曲線N4は、押圧解除操作において押圧解除速度V2が押圧解除速度閾値Vtbを上回る場合(以下「高速押圧解除操作」と記載)の押圧荷重Nの時間的変化を示している。例えば、第3荷重曲線N3は、操作者の指が操作部70から比較的にゆっくり離された場合の押圧荷重Nの時間的変化に対応し、第4荷重曲線N4は、操作者の指が操作部70から比較的に素早く離された場合の押圧荷重Nの時間的変化に対応している。また、第3信号波形S3は、低速押圧解除操作において駆動制御部51から駆動部40に出力される駆動信号Sの波形を示し、第4信号波形S4は、高速押圧解除操作において駆動制御部51から駆動部40に出力される駆動信号Sの波形を示している。また、点Q3は、ステップS301において押圧荷重Nが基準閾値Ntxを下回っていると判定された時点を示している。
以上のように、押圧解除操作において押圧解除速度V2(操作部70に作用する押圧荷重Nの変化速度)に応じて押圧解除荷重閾値Ntb(荷重閾値Nt)を変更することにより、駆動制御部51が駆動部40(操作者に感覚を与えるもの)を起動させるための動作を開始するタイミングを調節することができる。これにより、駆動部40が起動するときの押圧荷重N(操作部70に作用する押圧荷重N)を調節することができる。その結果、押圧速度V1のばらつきによる押圧荷重Nのばらつき(駆動部40が起動するときの押圧荷重Nのばらつき)を低減することができる。これにより、入力装置1の操作フィーリングのばらつきを低減することができる。
次に、図11を参照して、実施形態2による入力装置1の押圧解除速度閾値Vtbの設定動作について説明する。押圧解除速度閾値Vtbは、操作者により実施された複数回の押圧解除操作における押圧解除速度V2に基づいて設定されたものであってもよい。なお、図11に示した動作は、押圧解除速度閾値Vtbを学習補正する一例である。
まず、操作者により押圧解除操作が行われる。具体的には、操作部70から操作者の指が離れていき、操作部70に作用する押圧荷重Nが次第に減少する。検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重N(すなわち操作部70に作用する押圧荷重N)を取得する。
次に、検出制御部52は、感圧センサ30により検知された押圧荷重Nに基づいて押圧解除速度V2を導出する。例えば、図9に示したステップS303と同様に、検出制御部52は、速度導出期間(押圧解除操作が開始された時点から予め定められた時間が経過するまでの期間)において押圧荷重Nの検出を複数回行い、その検出された複数の押圧荷重Nに基づいて速度導出期間内における押圧荷重Nの変化速度を複数求め、その求められた複数の押圧荷重Nの変化速度の平均値を押圧解除速度V2とする。
次に、検出制御部52は、押圧解除速度閾値Vtbの導出のために必要となる押圧解除速度V2の取得が完了しているか否かを判定する。例えば、検出制御部52は、予め定められた回数の押圧解除操作が操作者により行われて予め定められた数の押圧解除速度V2が取得されているか否かを判定する。押圧解除速度閾値Vtbの導出のために必要となる押圧解除速度V2の取得が完了している場合には、ステップS404へ進み、そうでない場合には、ステップS401へ進む。
次に、検出制御部52は、ステップS401〜S403において取得された押圧解除速度V2に基づいて押圧解除速度閾値Vtbを導出する。例えば、検出制御部52は、ステップS401〜S403において取得された複数の押圧解除速度V2の平均値を押圧解除速度閾値Vtbとする。
実施形態3による入力装置1は、制御部50の動作が実施形態1および2による入力装置と異なっている。実施形態3による入力装置1のその他の構成は、実施形態1および2による入力装置1の構成と同様となっている。
図12に示すように、最初のステップS501において、制御部50は、操作体Fにより操作パネル72の操作面72aに対して押圧操作された時の接触面積Aを検知し、検知した接触面積Aと押圧部75により感圧センサ30が押圧されたときの押圧荷重Nとから圧力Pの値を計算する。具体的に、制御部50は、押圧操作時に感圧センサ30から出力された押圧荷重Nを接触面積Aで除することにより圧力Pの値を計算する。
ステップS502において、制御部50は、ステップS501で計算した圧力Pの値と所定の圧力閾値Ptとを比較して、圧力Pの値が圧力閾値Ptを越えているか否かを判定する。具体的に、圧力Pの値が圧力閾値Ptよりも大きいYESの場合は、操作パネル72に対する押圧操作が行われたON状態にあるものと判定して、ステップS503に進む。一方、圧力Pの値が圧力閾値Ptよりも小さいNOの場合は、タッチセンサ73に対する押圧操作が行われていないOFF状態にあるものと判定して、駆動部40を駆動させずに一連の処理動作を終了させる。
ステップS503において、制御部50は、押圧操作時の接触面積Aに基づいて駆動部40の振動強度Vaを計算する。例えば、制御部50は、振動強度Vaを、接触面積Aが増加するに伴い触覚フィードバックが増加するように計算してもよい。より具体的に、上述の表1に基づいて、接触面積Aに対応した各係数Cと基準振動強度Vbとの積から振動強度Vaを計算してもよい。
ステップS504において、制御部50は、駆動部40の振動強度をステップS503で計算した計算値(振動強度Va)に変更する。
ステップS505において、制御部50は、駆動部40の振動強度を上記計算値(振動強度Va)に設定した上で駆動部40を駆動させる。これにより、可動部71、操作パネル72、およびタッチセンサ73が本体部20に対し水平振動して、押圧操作の状態に適した触覚フィードバックが操作体Fに付与される。
このように、入力装置1では、制御部50が接触面積Aおよび押圧荷重Nに基づいて押圧操作の状態を判定しかつその押圧状態に応じて操作体Fに触覚フィードバックを付与している。これにより、操作体Fに対する押圧操作時における操作感の強弱を押圧操作の状態に応じて適宜調整することが可能となる。その結果、押圧操作時における操作感の強弱を、接触面積Aの大小によらずに均一にすることができる。したがって、本実施形態に係る入力装置1では、操作体Fに対する押圧操作の操作感(操作フィーリング)を均一にすることができる。
上記実施形態の図12では、ステップS502で圧力Pの値が圧力閾値Ptよりも大きいYESの場合は押圧操作が行われたON状態にあるものと判定し、ステップS503およびS504を経た後にステップS505で駆動部40を振動させるといった制御部50の処理動作を示したが、この形態に限られない。
実施形態4では、入力装置1への入力に応じて、外部機器としての表示装置2に表示されるポインタ3を含む表示画面2aの表示例について説明する。
以上のように、制御部50は、接触状態量および座標変化量に基づいて外部装置を動作させるための動作値を算出する。より具体的に、第1実施形態に係る入力装置1において、制御部50は、接触面積Aの大きさ(接触状態量)および座標変化量に基づいて表示装置2(外部装置)を動作させるための動作値を算出する。そして、ポインタ3の移動距離は、制御部50から表示装置2に出力された動作値により定められている。このため、ポインタ3の移動距離を、接触面積Aの大きさを調整しながら直感的な入力操作(すなわちタッチ操作)のみで表示装置2の表示画面2aの大きさに応じて適宜変更できる。また、接触面積Aの大きさを調整することにより、表示画面2aの大きさにかかわらず一度のタッチ操作だけでポインタ3を目的の位置に移動させることが可能となる。すなわち、ポインタ3の継続的な移動がタッチパッド4の操作面4aに対するタッチ操作だけで完結する。これにより、従来技術のようなポインタ3を目的の位置まで移動させるために何回もタッチ操作をしたり、タッチ操作と異なる操作を行わなければならないという煩わしさが解消される。したがって、本実施形態4に係る入力装置1では、簡易な構成により外部装置の動作を直感的な入力操作だけで完結させることができ、操作フィーリングを均一化することができる。
上記実施形態4として、制御部50により接触面積Aが減少するにつれて動作値を減少させるようにした形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、上記実施形態4の変形例1として、制御部50により接触面積Aが増加するにつれて動作値を減少させてもよい。この変形例1でも、ポインタ3の移動距離が接触面積Aの増減に対応して変化することから、直感的な入力操作でポインタ3の移動距離を調整することができる。
また、上記実施形態4として、制御部50により、動作値を、タッチパッド4および操作体Fの接触状態が継続している間、接触面積Aの増減に応じて変化させるようにした形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、上記実施形態4の変形例2として、制御部50は、操作体Fが移動している場合において最初にタッチパッド4に接触したときの接触面積Aと座標変化量とに基づいて動作値を決定し、かつその決定後の動作値を操作体Fがタッチパッド4から離れるまで表示装置2に出力し続けてもよい。実施形態4の変形例2では、ポインタ3の移動距離を、操作体Fが最初にタッチパッド4に接触したときの接触面積Aに基づいて一定にすることができる。
また、上記実施形態4では、使用者の1本の指だけで接触面積Aの大きさを変化させた場合を例示したが(図14および図16を参照)、このような例示に限られず、2本以上の指による接触面積A,A,…の合計値を変化させてもよい。このような変形例3であっても、上記実施形態4と同様の作用効果を奏し得る。
図19および図20は、実施形態5に係る入力装置1を示す。この実施形態5では、上記実施形態4と比較して、タッチパッド4を振動させるための構成が追加されている。このタッチパッド4を振動させる構成は、実施形態1〜3で説明した構成と同様である。なお、この実施形態5に係る入力装置1の他の構成は、上記実施形態4に係る入力装置1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図13〜図18と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
以上のように、制御部50は、駆動部40が駆動しているときに動作値が接触面積Aの増減により変動しないように動作値の変更を禁止している。すなわち、第2実施形態に係る入力装置1では、駆動部40の駆動中に接触面積Aが増減しても、表示装置2におけるポインタ3の移動距離が変動しないようになっている。このため、指などの操作体Fに触覚フィードバックが付与されているときに、タッチパッド4の振動により使用者の意に反して接触面積Aが変化してもポインタ3の移動速度を一定に保つことが可能となる。したがって、実施形態5に係る入力装置1では、ポインタ3の移動操作を安定的に行うことができる。
上記第2実施形態の変形例1として、制御部50は、動作値が駆動部40の駆動前となる第1停止期間および駆動部40の駆動終了後となる第2停止期間の双方で変動しないように動作値の変更を禁止してもよい。これにより、ポインタ3の移動操作をより一層安定的に行うことができる。
また、駆動部40を駆動させる前の状態の方が駆動部40の駆動終了後よりも操作体Fに付与される触覚フィードバックが大きくなりやすいことに鑑み、第1停止期間を第2停止期間よりも短く設定してもよい。これにより、駆動部40の駆動前でもポインタ3の移動操作を安定的に行うことができる。
さらに、制御部50は、動作値を駆動部40の駆動前に決定しかつその決定後の動作値を操作体Fがタッチパッド4から離れるまで表示装置2に出力し続けてもよい。これにより、駆動部40の駆動前に決定したポインタ3の移動速度が維持される。その結果、タッチ操作を開始してから終了するまで間、ポインタ3の移動操作を安定的に行うことができる。
以上の説明では、操作者の指により操作部70が押圧される場合を例に挙げたが、操作者の指の代わりに、タッチペンなどの操作部材により操作部70が押圧されてもよい。
2 表示装置
2a 表示画面
4 タッチパッド
20 本体部
30 感圧センサ
40 駆動部
50 制御部
51 駆動制御部
52 検出制御部
60 筐体
60a 開口部
61 メイン基板
62 筒状部
63 上カバー部
64 下カバー部
70 操作部
71 可動部
72 操作パネル
72a 操作面
73 タッチセンサ
74 タッチコントローラ
75 押圧部
80 支持機構
81 ダンパ
82 弾性部材
90 ストッパ
Claims (21)
- 押圧荷重が作用する操作部を有する本体部と、
前記操作部に作用する押圧荷重を検知する感圧センサと、
予め定められた動作を行う駆動部と、
前記感圧センサにより検知された押圧荷重が予め定められた荷重閾値に到達すると前記駆動部を起動させる駆動制御部、および、前記感圧センサにより検知された押圧荷重の変化速度に応じて前記荷重閾値を変更する検出制御部を有する制御部、を備え、
前記駆動部は、前記駆動制御部による制御に応答して前記操作部を振動させ、
前記荷重閾値は、前記操作部に作用する押圧荷重が次第に増加する押圧操作に対して定められた押圧荷重閾値に該当し、
前記駆動制御部は、前記押圧操作において前記感圧センサにより検知された押圧荷重が次第に増加して前記押圧荷重閾値に到達すると前記駆動部を起動させ、
前記検出制御部は、前記押圧操作において前記感圧センサにより検知された押圧荷重の変化速度である押圧速度に応じて前記押圧荷重閾値を変更し、
前記操作部は、前記押圧荷重の増加に応じて押圧方向に移動するように構成され、
前記本体部は、前記操作部と接触することで該操作部の押圧方向の移動を規制するストッパを有し、
前記駆動制御部は、前記押圧操作において前記感圧センサにより検知された押圧荷重が予め定められた最大荷重に到達すると、前記駆動部による前記操作部の振動の、振幅、周波数および期間のうち少なくとも振幅が変更されるように前記駆動部を制御し、
前記最大荷重は、前記押圧操作において操作部とストッパとが接触しているときの押圧荷重よりも大きい荷重に設定されている、入力装置。 - 請求項1に記載の入力装置おいて、
前記検出制御部は、前記押圧操作において、前記押圧速度が予め定められた押圧速度閾値を上回らない場合に前記押圧荷重閾値を第1押圧荷重閾値に設定し、該押圧速度が該押圧速度閾値を上回る場合に該押圧荷重閾値を該第1押圧荷重閾値よりも低い第2押圧荷重閾値に設定する、入力装置。 - 請求項2に記載の入力装置おいて、
前記押圧速度閾値は、操作者により実施された複数回の押圧操作における押圧速度に基づいて設定されている、入力装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の入力装置おいて、
前記駆動制御部は、前記駆動部による前記操作部の振動の、振幅、周波数および期間のうち少なくとも1つが前記押圧速度に応じて変更されるように前記駆動部を制御する、入力装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力装置おいて、
前記検出制御部は、前記押圧操作が複数回連続して行われる場合に、2回目以降の押圧操作における前記押圧荷重閾値が1回目の押圧操作における前記押圧荷重閾値よりも低く
なるように該2回目以降における押圧荷重閾値を設定する、入力装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の入力装置おいて、
前記入力装置は、さらに、少なくとも操作体との接触面積を検知可能な静電容量方式のタッチセンサを備え、
前記制御部は、
前記感圧センサから出力された前記押圧荷重を、前記タッチセンサから出力された前記接触面積で除することにより前記タッチセンサに加わる圧力を計算し、
前記圧力と所定の圧力閾値とを比較することにより前記タッチセンサに対する、押圧操作の有無を含む押圧状態を判定し、
判定した前記押圧状態に応じた触覚フィードバックを前記操作体に付与する、入力装置。 - 請求項6に記載の入力装置において、
前記駆動部は、前記タッチセンサを振動させることにより前記操作体に対し前記触覚フィードバックを発生させ、
前記制御部は、前記接触面積に基づいて前記駆動部の振動強度を計算する、入力装置。 - 請求項7に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記振動強度を、前記接触面積が増加するに伴い前記振動強度が増加するように計算する、入力装置。 - 請求項7に記載の入力装置において、
前記制御部は、
前記駆動部における基準の振動強度となる基準振動強度、および、異なる複数の大きさの接触面積にそれぞれ対応した複数の係数を記憶している記憶部を有し、
前記複数の係数のうち、前記タッチセンサから出力された前記接触面積に対応する前
記係数と前記基準振動強度との積から前記接触面積に対応する前記振動強度を計算する、入力装置。 - 請求項9に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記基準振動強度を任意に設定可能に構成されている、入力装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の入力装置において、
前記入力装置は、さらに、操作面を有しており、前記操作面と操作体との接触によりタッチ操作を行うことが可能なタッチパッドを備え、
前記制御部は、
前記タッチパッドおよび前記操作体の接触状態に係わる接触状態量と、前記タッチ操作により前記操作体が前記タッチパッドの前記操作面上を移動したときの座標変化量とを前記タッチパッドからの検出値に基づいて取得し、
前記入力装置と電気的に接続される外部装置を動作させるための動作値を、前記接触状態量および前記座標変化量に基づいて算出し、
前記接触状態量は、前記タッチパッドと前記操作体との接触面積の大きさ、または、前記操作体が前記タッチパッドに接触しているときの接触点の数量を示す、入力装置。 - 請求項11に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記接触面積が増加するにつれて前記動作値を減少させる、入力装置。 - 請求項11に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記接触面積が減少するにつれて前記動作値を減少させる、入力装置。 - 請求項11に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記動作値を、前記タッチパッドおよび前記操作体の接触状態が継続している間、前記接触面積の増減に応じて変化させる、入力装置。 - 請求項11に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記操作体が移動している場合において最初に前記タッチパッドに接触したときの前記接触面積と前記座標変化量とに基づいて前記動作値を決定し、決定後の前記動作値を前記操作体が前記タッチパッドから離れるまで前記外部装置に出力し続ける、入力装置。 - 押圧荷重が作用する操作部を有する本体部と、
前記操作部に作用する押圧荷重を検知する感圧センサと、
予め定められた動作を行う駆動部と、
前記感圧センサにより検知された押圧荷重が予め定められた荷重閾値に到達すると前記駆動部を起動させる駆動制御部、および、前記感圧センサにより検知された押圧荷重の変化速度に応じて前記荷重閾値を変更する検出制御部を有する制御部と、
操作面を有しており、前記操作面と操作体との接触によりタッチ操作を行うことが可能なタッチパッドと、を備えた入力装置であって、
前記制御部は、
前記タッチパッドおよび前記操作体の接触状態に係わる接触状態量と、前記タッチ操作により前記操作体が前記タッチパッドの前記操作面上を移動したときの座標変化量とを前記タッチパッドからの検出値に基づいて取得し、
前記入力装置と電気的に接続される外部装置を動作させるための動作値を、前記接触状態量および前記座標変化量に基づいて算出し、
前記接触状態量は、前記タッチパッドと前記操作体との接触面積の大きさ、または、前記操作体が前記タッチパッドに接触しているときの接触点の数量を示し、
前記駆動部は、前記制御部と電気的に接続され、かつ前記タッチパッドと機械的に接続された状態で前記タッチパッドを振動させ、
前記制御部は、前記駆動部が駆動しているときに前記動作値が前記接触面積の増減により変動しないように前記動作値の変更を禁止する、入力装置。 - 請求項16に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記動作値が前記駆動部の駆動前となる第1停止期間および前記駆動部の駆動終了後となる第2停止期間の双方で変動しないように前記動作値の変更を禁止する、入力装置。 - 請求項17に記載の入力装置において、
前記第1停止期間は前記第2停止期間よりも短い、入力装置。 - 請求項16に記載の入力装置において、
前記制御部は、前記動作値を前記駆動部の駆動前に決定し、決定後の前記動作値を前記
操作体が前記タッチパッドから離れるまで前記外部装置に出力し続ける、入力装置。 - 請求項11〜19のいずれか1項に記載の入力装置において、
前記外部装置は、移動可能なポインタを含む表示画面を表示する表示装置からなり、
前記ポインタの前記表示画面上における移動距離は、前記動作値により定められており、
前記制御部は、前記動作値を前記表示装置に出力する、入力装置。 - 外部装置と電気的に接続された入力装置であって、
操作面を有しており、前記操作面と操作体との接触によりタッチ操作を行うことが可能なタッチパッドと、
前記タッチパッドと電気的に接続される制御部と、
前記制御部と電気的に接続され、かつ前記タッチパッドと機械的に接続された状態で前記タッチパッドを振動させる駆動部と、を備え、
前記制御部は、
前記タッチパッドおよび前記操作体の接触状態に係わる接触状態量と、前記タッチ操作により前記操作体が前記タッチパッドの前記操作面上を移動したときの座標変化量とを前記タッチパッドからの検出値に基づいて取得し、
前記外部装置を動作させるための動作値を、前記接触状態量および前記座標変化量に基づいて算出し、
前記接触状態量は、前記タッチパッドと前記操作体との接触面積の大きさ、または、前記操作体が前記タッチパッドに接触しているときの接触点の数量を示し、
前記制御部は、前記駆動部が駆動しているときに前記動作値が前記接触面積の増減により変動しないように前記動作値の変更を禁止する、入力装置。
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