JP2012164272A - 操作情報取得装置および操作情報取得方法 - Google Patents

操作情報取得装置および操作情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネル機器の操作性を向上させることができる操作情報取得装置を提供すること。
【解決手段】操作情報取得装置100は、タッチパネルディスプレイ200の出力信号に基づいて操作情報を取得する装置であって、出力信号に基づいて操作種別を取得する操作種別判定部120と、出力信号に基づいてタッチパネルにおけるタッチ面積を取得するタッチ面積算出部130と、取得されたタッチ面積に対応する量を、取得された操作種別の操作量として決定する操作量決定部140とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルの出力信号に基づいて操作情報を取得する操作情報取得装置および操作情報取得方法に関する。
近年、携帯電話機および電子ブック等の携帯情報機器は、タッチパネルが用いられるようになってきている。タッチパネルを備えた機器(以下「タッチパネル機器」という)は、タッチパネルの出力信号から、ユーザがどのような操作を指定したかを示す操作情報を取得し、取得した操作情報に応じた処理を実行する。
タッチパネルの操作情報を取得する技術は、例えば、特許文献1に記載の装置および特許文献2に記載の技術(以下「従来技術」という)がある。従来技術は、ユーザによりタッチされた領域(以下「タッチ領域」という)の数と、タッチ領域毎の面積とに基づいて、ユーザがタッチパネルにおいて行ったジェスチャを選択する。これにより、従来技術は、所定の位置が押下されたか否かといった単純な情報だけでなく、回転や移動等の複数の操作種別の中からいずれをユーザが指定したかを取得することができ、タッチパネル機器の操作性を向上させることができる。
特開2005−100391号公報 特開2000−163193号公報
ところで、このようにタッチパネル機器は、操作種別の指定が可能となってくる場合、更に、操作の強度、大きさ、数量等を指定することができれば、タッチパネルを用いた機器の操作性が格段に向上する。したがって、タッチパネル機器は、タッチパネルから、更に操作量を指定可能であることが望ましい。
しかしながら、上述の従来技術において操作量を指定可能にしようとすると、ユーザに負担が掛かり、かえってタッチパネル機器の操作性が低下するという課題がある。なぜなら、従来技術では、複数の操作種別と複数の量のレベルとのそれぞれに対して異なるジェスチャを割り当てなければならず、全てのジェスチャを記憶したり、ジェスチャを使い分けるのに手間が掛かるからである。
本発明の目的は、タッチパネル機器の操作性を向上させることができる操作情報取得装置および操作情報取得方法を提供することである。
本発明の操作情報取得装置は、タッチパネルの出力信号に基づいて操作情報を取得する操作情報取得装置であって、前記出力信号に基づいて操作種別を取得する操作種別判定部と、前記出力信号に基づいて前記タッチパネルにおけるタッチ面積を取得するタッチ面積算出部と、取得された前記タッチ面積に対応する量を、取得された前記操作種別の操作量として決定する操作量決定部とを有する。
本発明の操作情報取得方法は、タッチパネルの出力信号に基づいて操作情報を取得する操作情報取得方法であって、前記出力信号に基づいて、操作種別および前記タッチパネルにおけるタッチ面積を取得するステップと、取得された前記タッチ面積に対応する量を、取得された前記操作種別の操作量として決定するステップとを有する。
本発明によれば、タッチパネル機器の操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る操作情報取得装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1におけるタッチ領域を説明するための図 実施の形態1に係る操作情報取得装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1における状態遷移の様子の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る操作情報取得装置の構成の一例を示す図 実施の形態2における代表ポイントを説明するための図 実施の形態2における操作量表示の一例を示す図 実施の形態2に係る操作情報取得装置の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態3に係る操作情報取得装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態3における操作量の第1の決定手法を説明するための図 実施の形態3における操作量の第2の決定手法を説明するための図 実施の形態3における操作量の第3の決定手法を説明するための図 実施の形態3におけるタッチ位置に応じて操作量の取得の手法が変化する例を示す図 実施の形態3における各処理のタイミングチャートの第1の例を示す図 実施の形態3における各処理のタイミングチャートの第2の例を示す図 本発明の実施の形態4に係る操作情報取得装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態4におけるタッチ領域の分割を説明するための図 本発明の実施の形態におけるタッチ面積の変化に基づく操作量を説明するための図
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る操作情報取得装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、操作情報取得装置100は、接触判定部110、操作種別判定部120、タッチ面積算出部130、操作量決定部140およびドライバ/アプリケーション部150を有する。
接触判定部110は、タッチパネルディスプレイ200からの出力信号(以下「タッチパネル信号」という)に基づいて、タッチパネルディスプレイ200の各時刻におけるタッチ領域を取得する。タッチパネルディスプレイ200は、静電容量式などの複数の接触ポイントを感知するデバイスである。タッチパネル信号は、タッチパネルディスプレイ200上の各位置に対応付けて、その位置における接触の反応量を信号強度で示す信号である。タッチパネルディスプレイ200上の位置は、例えば、xy座標系を用いて表現される。接触判定部110は、信号強度が所定の閾値を超える一まとまりの領域を、タッチ領域として取得する。そして、接触判定部110は、取得したタッチ領域を、操作種別判定部120、タッチ面積算出部130、およびドライバ/アプリケーション部150へ出力する。
図2は、タッチ領域を説明するための図である。
例えば、ユーザの手300の4本の指先がタッチパネルディスプレイ200に接触した場合、接触判定部110は、その指先が接触した4つの領域を、それぞれタッチ領域210−1〜210−4として取得する。
図1の操作種別判定部120は、入力されたタッチ領域に基づいて操作種別を取得し、ドライバ/アプリケーション部150および操作量決定部140へ出力する。具体的には、操作種別判定部120は、例えば、ある時刻のタッチ領域の位置、時間変化、および継続時間等に基づいて、どの対象が選択されたか、およびどのような操作が指示されたか等を取得する。
タッチ面積算出部130は、入力されたタッチ領域に基づいて、タッチパネルディスプレイ200におけるタッチ面積を取得し、操作量決定部140へ出力する。タッチ面積は、例えば、ある時刻のタッチ領域の面積、ある区間に取得されたタッチ領域の面積の積算値、およびある区間に取得された全てのタッチ領域の面積等である。
操作量決定部140は、入力された操作種別において、入力されたタッチ面積に対応する操作量を決定し、決定した操作量を、ドライバ/アプリケーション部150へ出力する。
ドライバ/アプリケーション部150は、ドライバソフトウェアあるいはアプリケーションソフトウェアであり、操作情報に応じた処理を実行する。操作情報とは、入力されたタッチ領域、操作種別、および操作量の情報の一まとまりであり、以下「操作情報」という。
なお、タッチパネルディスプレイ200および操作情報取得装置100は、例えば1つの携帯情報機器を構成する。この場合、ドライバ/アプリケーション部150は、例えば、携帯情報機器の主機能部である。
また、操作情報取得装置100は、図示しないが、CPU(central processing unit)、制御プログラムを格納したROM(read only memory)等の記憶媒体、およびRAM(random access memory)等を有することができる。この場合、上記した各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
このような操作情報取得装置100は、タッチパネルディスプレイ200におけるタッチ面積に対応する量を、操作種別の操作量として決定する。これにより、操作情報取得装置100は、タッチパネルディスプレイ200を供えた機器(例えば上述の携帯情報機器)の操作性を向上させることができる。
次に、操作情報取得装置100の動作について説明する。
図3は、操作情報取得装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1000において、接触判定部110は、タッチパネル信号を検出するタイミング(以下「検出タイミング」という)が到来したか否かを判定する。接触判定部110は、検出タイミングが到来していない場合(S1000:NO)、後述のステップS5000へ進む。また、接触判定部110は、検出タイミングが到来した場合(S1000:YES)、ステップS2000へ進む。
検出タイミングは、例えば、0.01秒毎など、取得される操作情報がユーザの手の動きに十分な精度で追従することが可能な周期のタイミングである。なお、検出タイミングは、接触を感知する静電容量が、ある閾値を超えたことを検出したタイミングでもよい。接触判定部110は、タッチパネルへの接触を感知している場合は、周期的なタイミングで検出し、タッチパネルへの接触を感知できない場合は静電容量がある閾値になるまで停止し、省電力状態を長時間維持してもよい。これにより、操作情報取得装置100は、省電力化を図ることができる。
ステップS2000において、接触判定部110は、タッチパネル信号に基づいて、タッチ領域の取得を試みる。接触判定部110は、タッチ領域が存在しない場合(S2000:NO)、後述のステップS5000へ進む。また、接触判定部110は、タッチ領域が存在する場合(S2000:YES)、ステップS3000へ進む。
ステップS3000において、接触判定部110は、タッチパネル信号からタッチ領域を取得し、ドライバ/アプリケーション部150、操作種別判定部120、およびタッチ面積算出部130へ出力する。
そして、ステップS4000において、タッチ面積算出部130は、入力されたタッチ領域に基づいてタッチ面積を取得し、操作量決定部140へ出力する。具体的には、タッチ面積算出部130は、例えば、静電容量式のタッチパネルであれば、そのタッチパネル上の細分化された領域において、静電容量の変化がある閾値を超えた場所がカウントされることにより、タッチ面積を取得する。
ステップS5000において、操作種別判定部120および操作量決定部140は、操作種別および操作量を判定するタイミング(以下「判定タイミング」という)が到来したか否かを判定する。操作種別判定部120および操作量決定部140は、判定タイミングが到来していない場合(S5000:NO)、後述のステップS9000へ進む。また、操作種別判定部120および操作量決定部140は、判定タイミングが到来した場合(S5000:YES)、ステップS6000へ進む。
判定タイミングは、例えば、接触判定部110からタッチ領域が出力される毎のタイミングである。また、判定タイミングは、例えば、タッチパネルから指が離れるなど、1つの操作の終了を意図する指示が表現される毎のタイミングである。
ステップS6000において、操作種別判定部120は、入力されたタッチ領域に基づいて、操作種別を取得し、ドライバ/アプリケーション部150および操作量決定部140へ出力する。具体的には、操作種別判定部120は、例えば、タッチ領域の配置パターンあるいは時間変化パターン毎に操作種別を対応付けた対応表を予め有しており、この対応表から、該当するパターンに対応する操作種別を取得する。
そして、ステップS7000において、操作量決定部140は、入力された操作種別において入力されたタッチ面積に対応する操作量を決定し、決定した操作量を、ドライバ/アプリケーション部150へ出力する。具体的には、操作量決定部140は、例えば、操作種別毎にタッチ面積と操作量とを対応付けた、対応表あるいは変換式を予め有している。そして、操作量決定部140は、入力された操作種別について対応表あるいは変換式を用いて、タッチ面積を操作量に変換する。
そして、ステップS8000において、ドライバ/アプリケーション部150は、操作種別および操作量を含む入力された操作情報に応じた処理を実行する。
ステップS9000において、接触判定部110は、ユーザ操作等により、操作の有無および操作内容の判定の処理の終了が指示されたか否かをドライバ/アプリケーション部150に通知する。接触判定部110は、処理の終了が指示されていない場合(S9000:NO)、ステップS1000へ戻る。また、接触判定部110は、処理の終了が指示された場合(S9000:YES)、一連の動作を終了する。
このような動作により、操作情報取得装置100は、タッチパネルディスプレイ200におけるタッチ面積に対応する量を、操作種別の操作量として決定し、操作種別および操作量に応じた処理を実行することができる。
なお、検知タイミングが周期的なタイミングであり、判定タイミングがタッチ領域の出力毎のタイミングであるとき、操作情報取得装置100は、「接触判定状態」と「操作種別判定状態」と「操作量判定状態」とを遷移するといえる。接触判定状態は、タッチパネルディスプレイ200に何も触れていない状態である。操作種別判定状態は、タッチパネルディスプレイ200に何かが触れているが、操作種別が特定されていない状態である。操作量判定状態は、操作種別が特定された状態である。
図4は、操作情報取得装置100における状態遷移の様子の一例を示す図である。
図4に示すように、操作情報取得装置100は、初期状態から、まず接触判定状態に遷移し(S411)、タッチ領域の判定(接触の有無の判定)を繰り返す(S412)。この状態では、実質的に、接触判定部110は機能しているが、操作種別判定部120、タッチ面積算出部130、および操作量決定部140は機能していない。
そして、操作情報取得装置100は、タッチ領域が存在すると、操作種別判定状態に遷移し(S413)、操作種別の判定を繰り返す(S414)。この状態では、実質的に、接触判定部110および操作種別判定部120は機能しているが、タッチ面積算出部130および操作量決定部140は機能していない。その間にタッチ領域が存在しなくなると、操作情報取得装置100は、接触判定状態へ戻る(S415)。
一方、操作情報取得装置100は、タッチ領域が存在している間に操作種別を取得すると、操作量判定状態へ遷移し(S416)、操作量の調整を繰り返すことにより(S417)、操作量を取得する。この状態では、実質的に、タッチ面積算出部130および操作量決定部140は機能しているが、接触判定部110および操作種別判定部120は機能していない。そして、操作情報取得装置100は、取得した操作種別および操作量に応じた処理を行って、接触判定状態へ戻る(S418)。
なお、操作情報取得装置100は、接触判定状態へ遷移する毎に、つまり、ユーザの手がタッチパネルから離れる毎に、取得した情報(タッチ面積および操作情報等)を初期化することが望ましい。
また、接触判定状態の間は、操作情報取得装置100が接触判定部110以外の各部の一部または全てに対してクロックゲーティングを行う等して、省電力化を図ってもよい。
以上のように、本実施の形態に係る操作情報取得装置100は、タッチパネルディスプレイ200におけるタッチ面積に対応する量を、操作種別の操作量として決定することができる。したがって、操作情報取得装置100は、タッチパネルディスプレイ200を備えた機器の操作性を向上させることができる。
すなわち、タッチ面積は、小指か中指かといった指の選択、同時に接触させる指の本数の選択、指先か指の腹か手のひらかといった部位の選択により、調整が容易である。また、タッチ面積に操作量が対応することは、人間の操作感覚として自然である。したがって、操作情報取得装置100は、ユーザが、操作情報に付随する操作量を簡単に指定すること、直感的で柔軟な操作をタッチパネル機器に対して行うこと等を可能にする。
従来は、例えば、書籍閲覧が可能な携帯情報端末機器においては、画面を指先で一度右もしくは左に指をスライドさせるジェスチャは1ページのページめくりに対応しており、複数ページを短時間でめくるのには手間と時間が掛かっていた。この点、本実施の形態に係る操作情報取得装置100は、このようなタッチパネル機器に適用すすることにより、ページめくり枚数をユーザが簡単に指定することができ、その操作性を格段に向上させることができる。
また、従来は、タッチパネル機器は小型のものが多く、タッチパネル操作が指先で行われることが暗黙的な制約であった。ところが、近年、電子ブック等の大型のタッチパネル機器は、広く市場に出回り始めており、上述の制約がなくなり、指先から手のひら全体をつかって操作を行うことが可能となってきている。したがって、本実施の形態に係る操作情報取得装置100は、このような大型の機器に適用することにより、その操作性を大幅に向上させることができる。
なお、タッチ面積算出部130は、操作量の取得を、タッチ領域があると判断されてから次にタッチ領域がないと判断されるまでの区間の始めから行ってもよいし、操作種別が入力されてから開始してもよい。タッチ領域があると判断されてから次にタッチ領域がないと判断されるまでの区間は、ユーザがタッチを行っている間であり、以下「タッチ区間」という。前者の場合、操作情報取得装置100は、ユーザが最初にタッチパネルを触れたときから、ユーザの操作意思としてタッチ面積操作量に反映させることができる。
また、タッチ面積算出部130は、他のタッチ領域との距離が所定の距離の閾値を超え、かつ、その面積が所定の面積の閾値未満であるタッチ領域が存在するとき、そのタッチ領域の面積を、算出結果とするタッチ面積から除外してもよい。または、このような除外処理は、接触判定部110が行ってもよい。これにより、操作情報取得装置100は、ユーザが意図せずして指がタッチパネルへ接触した場合、その接触領域を処理の対象外とすることができ、ユーザの意図をより的確に操作に反映させることが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1記載の操作情報取得装置において、代表ポイントを抽出してジェスチャを判定し、タッチ領域の総面積に基づいて操作量を取得する例である。また、本実施の形態は、タッチパネルがタッチされている間、逐次、操作量に応じた処理を実行するようにした例である。
図5は、本実施の形態に係る操作情報取得装置の構成の一例を示す図であり、実施の形態1の図1と対応するものである。図1と対応する部分には、同一符号を付し、これに関する説明を適宜省略する。
本実施の形態に係る操作情報取得装置100aは、接触判定部110、操作種別判定部120a、タッチ面積算出部130、操作量決定部140、ドライバ/アプリケーション部150a、およびタイマ部160aを有する。
タイマ部160aは、取得される操作情報がユーザの手の動きに十分な精度で追従することが可能な所定の周期(以下「検出周期」という)で、上述の判定タイミングを接触判定部110に通知する。すなわち、本実施の形態における接触判定部110は、検出周期毎に、タッチ領域の取得および出力を行う。
操作種別判定部120aは、タッチ領域から代表ポイントを決定し、決定した代表ポイントに基づいて、動作種別を取得する。操作種別判定部120aは、入力位置算出部121a、移動検出部122a、およびジェスチャ判定部123aを有する。
入力位置算出部121aは、入力された1つまたは複数のタッチ領域から、1つまたは複数の代表ポイントを決定する。
図6は、代表ポイントを説明するための図である。
図6に示すように、ユーザの手300の複数の指先がタッチパネルディスプレイ200に接触し、複数のタッチ領域210−1〜210−3が取得された場合を想定する。この場合、入力位置算出部121aは、例えば、複数のタッチ領域210−1〜210−3を包含する領域を代表する1つのポイントを、代表ポイント220に決定する。
代表ポイント220は、例えば、人差し指の領域と推定されるタッチ領域210−1の中心位置、または、複数のタッチ領域210−1〜210−3を包含する領域の中心位置等とする。なお、タッチ領域の中心位置は、例えば、人差し指の領域の平均座標、またはタッチ領域210−1〜210−3の平均座標とする。
従来、携帯情報機器のタッチパネルのポインティング操作は、人差し指の指先で行われることが多い。したがって、操作情報取得装置100aは、人差し指のタッチ領域210−1の中心位置を代表ポイントとして取得し、この代表ポイントをポインティング箇所とすることにより、従来と同様な操作感を出すことが可能となる。なお、人差し指の領域の推定は、例えば、ユーザがタッチパネルを右手で操作するという前提で、左上に位置するタッチ領域210−1を特定することにより可能である。
このように、タッチ領域毎にではなく、複数のタッチ領域に対して1つの代表ポイントを決定することにより、以降の処理負荷を軽減することができ、電力消費の低減を図ることができる。特に携帯情報端末では、バッテリ持続時間が重要となるため、このような省電力化の必要性は高い。
なお、本実施の形態おいて、タッチ面積算出部130は、タッチ領域の総面積をタッチ面積として取得するものとする。
図5の移動検出部122aは、決定された代表ポイントの位置または動きの少なくとも1つを示す情報(以下、適宜「ポイント位置情報」と総称する)を検出する。代表ポイントの動きは、例えば、過去の複数の時点における代表ポイントの位置の差分から求めることができる。
ジェスチャ判定部123aは、検出されたポイント位置情報に基づいて、ユーザがタッチパネルディスプレイ200上で行った手のジェスチャを判定する。そして、ジェスチャ判定部123aは、判定したジェスチャを示す情報を、操作種別の1つとして出力する。
具体的には、ジェスチャ判定部123aは、例えば、代表ポイントの時間変化パターン毎に、ジェスチャを対応付けた対応表を予め有している。時間変化パターンは、入力位置、移動方向、および移動量等により定義される。また、ジェスチャ判定部123aは、入力されるポイント位置情報を、所定の期間、記録しておく。そして、ジェスチャ判定部123aは、ポイント位置情報が示す代表ポイントの移動方向および移動量を時系列に繋げて、時間変化パターンを特定する。更に、ジェスチャ判定部123aは、特定した時間変化パターンに対応するジェスチャを、対応表から取得する。
ドライバ/アプリケーション部150aは、表示制御部151aを有する。
表示制御部151aは、入力された操作量を示す情報をタッチパネルディスプレイ200の画面に表示させる制御信号を生成し、タッチパネルディスプレイ200の画面を制御する。制御信号は、例えば、操作量を示す情報を、操作量に対応するタッチ領域の外側に表示、操作量に対応するタッチ領域に対応付けて表示、あるいは、操作対象となる画像の表示形態に反映させるための信号である。操作対象となる画像とは、操作量に対応する操作種別の対象となっている画像である。
図7は、操作量表示の一例を示す図である。
図7に示すように、表示制御部151aは、例えば、制御信号により、タッチパネルディスプレイ200のうち、タッチ領域210の外側の近傍位置に、操作量を数値で示すテキスト画像230を表示させる。このことにより、ユーザは表示内容(操作内容)を確認してタッチパネルから指を離すことで操作を確定させることが可能となる。ここで、タッチ領域210の移動、またはタッチ面積が変化した場合でも、表示制御部151aは、それらの移動およびタッチ面積変化にテキスト画像230の位置および内容を追従させて表示させることが望ましい。
また、タッチパネルの操作は、画面に向かって下側もしくは左側から右側(または、右側から左側)に指で行われることが一般的である。したがって、表示制御部151aは、図7に示すように、タッチ領域210の上側周辺に、操作量を示すテキスト画像230を表示することが望ましい。
また、ユーザは、基本的にタッチしている箇所とその周辺を見ながらタッチパネル操作を行う。したがって、表示制御部151aは、図7に示すように、タッチ領域210から少し距離を置き、かつ、一定の距離の範囲内となる位置に、操作量を示すテキスト画像230を表示することが望ましい。これにより、ユーザは、操作対象の視認性が損なわれるのを防ぎつつ、視線を操作している手元から外すことなく操作することが可能になる。
タッチ面積による操作量の指定は、ユーザがその操作量をどのようにして一意に指定するかが問題となってくる。タッチ感覚と操作量との関係を掴むことは、特に、機器の購入当初は困難だからである。また、指の太さ、手の大きさ、およびタッチ感覚には、個人差があり、会得した関係を、初めて操作情報取得装置100aを操作するユーザに伝達することは困難だからである。したがって、図7に示すように、現時点でどの程度の操作量が指定されているのかをリアルタイムに画面表示することにより、ユーザの操作量指定の操作性は更に向上する。
このような操作情報取得装置100aは、代表ポイントを抽出してジェスチャを判定し、タッチ領域の総面積に基づいて操作量を取得するので、少ない処理負荷で操作種別および操作量の取得を行うことができる。
また、操作情報取得装置100aは、タッチ領域の総面積に基づいて操作量を取得するので、操作量の調整可能範囲が広く、操作量の微妙な調整を容易にすることができる。
このことは、以下のように説明される。操作量の微妙な調整は、例えば、1〜50という値の範囲をタッチ面積により指示可能とする場合を考える。人差し指等の最大のタッチ面積が小さい場合は、タッチ面積と操作量(1〜50)の関係が鋭敏となり、値を1変化させるのに必要な単位面積が非常に小さくなる。したがって、このような場合は、ほんの僅か指のタッチ面積を変化させただけで指示する値が大きく変化することになり、操作量の指定は困難となる。これに対し、5本の指や手全体を使い、最大のタッチ面積が大きい場合は、値を1変化させるのに必要な単位面積が比較的大きくなる。したがって、このような場合は、値の変化が緩やかとなり、操作量の指示が容易となる。
更に、操作情報取得装置100aは、操作量を示す情報をリアルタイムで見易く表示させるので、タッチパネル機器の操作性を更に向上させることができる。
次に、操作情報取得装置100aの動作について説明する。
図8は、本実施の形態に係る操作情報取得装置100aの動作の一例を示すフローチャートであり、実施の形態1の図3に対応するものである。図3と同一部分には同一ステップ番号を付し、これについての説明を省略する。
タッチ領域がある場合(S2000:YES)、接触判定部110は、タッチ領域を取得して出力する(S3000)。そして、処理はステップS3100aへ進む。
ステップS3100aにおいて、操作種別判定部120aは、代表ポイントを取得し、取得した代表ポイントのポイント位置情報を記録する。
そして、ステップS4000aにおいて、タッチ面積算出部130は、パネルに入力されたタッチ領域の総面積からタッチ面積を計算して取得し、操作量決定部140へ出力する。また、このとき、操作量決定部140は、入力されたタッチ面積を記録する。
なお、タッチ面積算出部130は、判定対象となるジェスチャが代表点の移動のみによって定義される場合であって、複数のタッチ領域があるときには、同じ方向に移動しているタッチ領域のみから、タッチ面積を取得することが望ましい。これは、図7に示すように、同じような動作を行っている手の部位の動作のみが、ユーザの意図を示していることが多いと考えられるためである。これにより、操作情報取得装置100aは、ユーザの意図を的確に反映した操作量を取得することが可能となる。
一方、タッチ領域がない場合(S2000:NO)、ステップS4100aにおいて、操作種別判定部120aおよび操作量決定部140は、それまでのポイント位置情報の記録およびタッチ面積の記録を、それぞれクリア(初期化)する。
すなわち、操作種別判定部120aおよび操作量決定部140は、検出周期毎に、ユーザがタッチパネルに触れてから取得された最新のポイント位置情報およびタッチ面積がそれぞれ記録される。そして、ユーザがタッチパネルから手を離す毎に、その蓄積内容は、初期化される。なお、直近の記録のみが用いられるように処理が行われる場合には、記録は必ずしも初期化されなくてもよい。
そして、判定タイミングが到来する毎に(S5000:YES)、操作種別判定部120aは、ステップS6000aへ進む。
ステップS6000aにおいて、操作種別判定部120aは、記録された代表ポイントのポイント位置情報から操作種別を取得し、ドライバ/アプリケーション部150aおよび操作量決定部140へ出力する。
そして、ステップS7000aにおいて、操作量決定部140は、記録されたタッチ面積から操作量を決定し、決定した操作量を、ドライバ/アプリケーション部150aへ出力する。例えば、操作量決定部140は、直前の所定時間間隔に検出したタッチ面積の平均値を、操作量として決定する。平均値を操作量とすることにより、ノイズの影響を低減することができる。
そして、ステップS7100aにおいて、表示制御部151aは、制御信号の出力により、入力された操作量を示す情報を、タッチパネルディスプレイ200に表示する。
そして、ステップS8000aにおいて、ドライバ/アプリケーション部150aは、操作種別および操作量を含む入力された操作情報に応じた処理を実行する。
このような動作により、操作情報取得装置100aは、代表ポイントを抽出してジェスチャを判定し、タッチ領域の総面積に基づいて操作量を取得する。また、操作情報取得装置100aは、操作量を示す情報をリアルタイムで見易く表示させることができる。
なお、記録の初期化は、タッチ領域がない状態へ移行したときに限定されるものではなく、以降のタッチがある状態へ移行するまでの任意のタイミングで行うことができる。
また、タッチ面積算出部130は、代表ポイントが決定される周期よりも長い周期で、タッチ面積の取得を行うことが望ましい。なぜなら、代表ポイントは、その移動を正確にとらえるために比較的細かい時間粒度でトレースする必要があるのに対し、タッチ面積は、人が操作量を判断しながら指示を行うことができれば良く、比較的粗い時間粒度で十分なためである。これにより、操作情報取得装置100aは、タッチ面積を計算するための処理回数が削減され、省電力化も可能となる。
以上のように、本実施の形態に係る操作情報取得装置100aは、代表ポイントを抽出してジェスチャを判定し、タッチ領域の総面積に基づいて操作量を取得することができる。これにより、操作情報取得装置100aは、少ない処理負荷で操作種別および操作量の取得を行うことができる。また、操作情報取得装置100aは、タッチ領域の総面積に基づいて操作量を取得するので、操作量の調整可能範囲が広く、操作量の微妙な調整を容易にすることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態1記載の操作情報取得装置において、タッチパネルからタッチが離れたときに、操作量を取得するようにした例である。なお、本実施の形態に係る操作情報取得装置の構成は、実施の形態2に係る操作情報取得装置と同一であるため、その図示および説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る操作情報取得装置100aの動作の一例を示すフローチャートであり、実施の形態2の図8に対応するものである。図8と同一部分には、同一符号を付し、これについての説明を省略する。
本実施の形態に係る操作情報取得装置は、図8のステップS5000の判断処理は行わず、タッチ領域がない場合(S2000:NO)、ステップS6000aへ進む。そして、本実施の形態に係る操作情報取得装置は、実施の形態2と同様に、代表ポイントの記録から操作種別を取得し、タッチ面積の記録から操作量を決定する。
但し、本実施の形態では、ジェスチャ判定部123aは、タッチ区間全体のポイント位置情報に基づいてジェスチャを判定する。また、操作量決定部140は、タッチ区間全体のポイント位置情報に基づいて操作量を決定する。
操作量の決定手法は、様々なバリエーションが適用し得る。ここでは、操作量決定部140における操作量の決定手法のバリエーションを例示する。
第1の決定手法は、タッチ区間から抽出された時刻または区間のタッチ領域の面積を、タッチ面積として取得し、操作量を決定する手法である。
図10は、この操作量の第1の決定手法を説明するための図である。図10において、横軸は時間を示し、縦軸は各時刻におけるタッチ領域の面積を示す。
ここでは、ユーザが、実施の形態2の操作量を示す情報の表示等に基づいて、表示された操作量を見ながらタッチ領域の面積を調整し、最終的に意図した操作量となった時点で、手指をタッチパネルから離す動作をすることを想定する。
例えば、図10に示すように、タッチ区間510において、タッチ領域の面積は、ユーザが意図した操作量に対応する大きさ520になるまでの前半の区間530において徐々に増加し、その後の後半の区間540において、急激に減少する。前半の区間530は、ユーザが手指をタッチパネルに押し付けていく動作に対応する。後半の区間540は、ユーザが手指をタッチパネルから離す動作に対応する。
後半の区間540では、検出周期に比べて長い場合、ユーザが意図した操作量に対応する大きさ520よりも小さい大きさ550のタッチ領域の面積が取得されることになる。そこで、タッチ面積算出部130は、例えば、タッチ区間510が終わる時刻tよりも、後半の区間540の長さだけ前の時刻tに得られた面積を、タッチ面積として取得する。これにより、本実施の形態では、ユーザが意図しない操作量が指定されてしまうのを防ぐことができる。
なお、タッチ面積算出部130は、時刻tを含む微小な一定区間や、値が連続して緩やかに変化する区間における最大値や平均値を、タッチ面積としてもよい。
この第1の決定手法では、ユーザが意図する操作量を容易に指定することができる。
第2の決定手法は、タッチ区間に取得されたタッチ領域の面積の積算値を、タッチ面積として取得し、操作量を決定する手法である。
この場合、タッチ面積算出部130は、同じ場所を再度塗りつぶした場合でも、再度塗りつぶした領域(つまり異なる時刻で重複する領域)をタッチ面積にカウントする。このようなタッチ面積は、例えば、タッチ区間の各時刻について、他の時刻のタッチ領域とは無関係にタッチ領域の面積を取得し、取得した面積を積算することにより得ることができる。
図11は、この操作量の第2の決定手法を説明するための図である。図11において、横軸は時間を示し、縦軸は各時刻におけるタッチ領域の面積を示す。第2の決定手法により得られるタッチ面積は、図11の斜線部分560の面積に対応する。
この第2の決定手法によれば、ユーザは、同じ場所を所望の操作量が得られるまで触り続けることによって、指定する操作量を調整することができる。また、ユーザは、例えば、最初は大きい面積で手指を接触させ、所望の操作量に近付くとその面積を小さくすることにより、操作量の微調整を容易に行うことが可能となる。したがって、ユーザは時間長さの調整を併用して操作量を指定することができ、操作の柔軟性を向上させることができる。また、第2の決定手法は、タッチ領域の方向を検知して、例えば、右回りの場合は加算し、左回りの場合は減算することにより、操作量を微調整することができる。
第3の決定手法は、代表ポイントの移動距離に応じて、操作量を決定する手法である。
この場合、タッチ面積算出部130は、タッチ区間において、タッチ領域の面積と単位時間当たりの移動距離とに応じて、操作量を決定する。
図12は、この操作量の第3の決定手法を説明するための図である。図12において、横軸は代表ポイントの単位時間当たりの移動距離を示し、縦軸は各時刻におけるタッチ領域の面積を示す。第3の決定手法により得られるタッチ面積は、図12の斜線部分570の面積に対応する。タッチ面積算出部130は、省電力化のため、常にタッチ面積を計測し続けるのではなく、定期的にタッチ面積を算出し、その後に移動した距離と積算することによって傾斜部分の操作量の面積が順次確定する。そして、タッチ面積算出部130は、最終的に、指を離したときに操作量を確定するものとする。但し、タッチ面積算出部130は、接触面積と移動距離との積算を、比較的短い間隔で行うものとする。これにより、指先が同じ領域を往復した場合でも、それぞれの移動における接触面積が、操作量に反映される。
この第3の決定手法では、ユーザは、同じ場所を所望の操作量が得られるまで手指を移動させ続けることによって、指定する操作量を調整することができる。また、第3の決定手法では、接触面積が一定時間毎に更新されながら移動距離と積算される。したがって、ユーザは、例えば、最初は速い速度で手指を移動させ、所望の操作量に近付くとその速度を小さくするというように、指の移動速度と接触面積との両方を用いて操作量の微調整を容易に行うことが可能となる。したがって、ユーザは、手指の移動距離の調整を併用して操作量を指定することができ、操作の柔軟性を向上させることができる。
なお、第3の決定手法では、単位時間当たりの移動距離ではなく、代表ポイントの初期位置からの相対距離を用いることにより、操作量を増加させる調整だけでなく、操作量を減少させる調整も可能となる。
第4の決定手法は、タッチ区間に取得された全てのタッチ領域の面積を、タッチ面積として取得し、操作量を決定する手法である。
これは、ユーザの指がパネルを塗りつぶした領域の大きさを、タッチ領域の総面積として算出し、その総面積を用いる手法である。すなわち、この場合、タッチ面積算出部130は、同じ場所を再度塗りつぶした場合は、再度塗りつぶした領域(つまり異なる時刻で重複する領域)をタッチ面積にカウントしない。このようなタッチ面積は、例えば、タッチ区間の各時刻について、過去の時刻にタッチ領域と判定された領域を除外した残りのタッチ領域の面積を取得し、取得した面積を加算することにより得ることができる。
この第4の決定手法では、手指の大きさの個人差による影響を抑えた状態で、操作量を指定することが可能となる。
このように、タッチ区間全体のタッチ領域の面積を用いて、タッチ区間の最後に操作量を決定することにより、操作量の微調整が容易となる。
なお、タッチ面積算出部130は、代表ポイントの初期位置(以下「タッチ位置」という)に応じて、操作量の取得の手法を切り替えてもよい。
図13は、タッチ位置に応じて操作量の取得の手法が変化する例を示す図である。
図13に示すように、ここでは、タッチパネルディスプレイ200に電子書籍のページ240が表示され、ページ240にタッチしたときの操作種別がページめくりである場合を想定する。タッチ面積算出部130は、タッチ領域210mがページ240の中央であるとき、タッチ面積を、接触面積×移動距離とする。そして、タッチ面積算出部130は、タッチ領域210cがページ240の端部付近であるとき、タッチ面積を、単位時間当たりの接触面積の積算値とする。これにより、ユーザは、タッチするタッチ領域の場所を選択することにより、操作量の指定の仕方を選択することができるので、操作量の調整が更にし易くなる。
また、タッチ面積算出部130は、ジェスチャに応じて、あるいは、操作の対象となっているドライバやアプリケーションに応じて、操作量の取得の手法を切り替えてもよい。この場合、タッチ面積算出部130は、例えば、予め、ジェスチャの種別およびドライバ/アプリケーションの種別と、操作量の取得の手法とを対応付けた対応表を予め有している。そして、タッチ面積算出部130は、ジェスチャ判定部123aおよびドライバ/アプリケーション部150aから、ジェスチャの種別あるいはドライバ/アプリケーションの種別を取得し、対応する手法を適用する。
ここで、参考のため、各処理が行われるタイミングについて説明する。
図14は、ジェスチャが判定された後も代表ポイントの動きを操作量に反映させる場合の、各処理のタイミングチャートの一例を示す図である。図14において、横軸は時間軸を示し、点線は、検出周期を示す。
図14に示すように、接触判定状態においては、必要なのは接触判定処理のみである。
また、ジェスチャ判定状態では、接触判定処理、初期化処理、代表ポイント位置算出処理、動き算出処理、ジェスチャ判定処理、およびタッチ面積算出処理が検出周期毎に行われるが、初期化処理は最初の1回のみでよい。
また、操作量判定状態では、接触判定処理、代表ポイント位置算出処理、動き算出処理、およびタッチ面積算出処理が検出周期毎に行われる。しかし、操作量判定状態では、ジェスチャは既に判定されていることから、ジェスチャ判定処理は必要ない。
図15は、ジェスチャ判定後において、代表ポイントの動きを操作量に反映させない場合の各処理のタイミングチャートの一例を示す図であり、図14に対応するものである。
この場合、図15に示すように、操作量判定状態では、接触判定処理およびタッチ面積算出処理しか行われない。
実施の形態1において、クロックゲーティング等により省電力化を図ってもよい旨を記載したが、実施の形態3についても同様である。すなわち、本実施の形態に係る操作情報取得装置は、各機能部の動作を、その実行すべき処理がない間は、停止させてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る操作情報取得装置は、タッチパネルからタッチが離れたときに最終的な操作量を取得する。これにより、本実施の形態に係る操作情報取得装置は、タッチ区間において時間や移動距離を要素に含めて操作量を調整することが可能となるので、操作量のより柔軟な指定が可能となる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、実施の形態2記載の操作情報取得装置において、複数のタッチ領域を分割した分割領域毎に代表ポイントを決定するようにした例である。
図16は、本実施の形態に係る操作情報取得装置の構成の一例を示すブロック図であり、実施の形態2の図5と対応するものである。図5と同一部分には、同一符号を付し、これについての説明を省略する。
本実施の形態の操作種別判定部120bは、入力位置算出部121a、移動検出部122a、およびジェスチャ判定部123aに加えて、タッチ領域分割部124bを有する。
タッチ領域分割部124bは、タッチ領域が複数存在するとき、境界判定を行い、これらを分割する。境界判定は、例えば、互いの距離が所定の距離の閾値以下となっているタッチ領域を連続していると捉え、連続しているタッチ領域群と他のタッチ領域とを分けることにより行われる。以下、境界判定の結果、分割されずに一まとまりとなっている1つまたは複数のタッチ領域は、「分割領域」という。
また、本実施の形態において、入力位置算出部121aは、分割領域毎に代表ポイントを決定するものとする。
図17は、タッチ領域の分割を説明するための図である。
操作情報取得装置100aが受け付けるジェスチャに、回転操作が含まれるものとする。回転操作を行おうとするユーザは、図17に示すように、手300を、親指のタッチ領域210−0を軸として、人差し指のタッチ領域210−1と中指のタッチ領域210−2とを回転させる。
この場合、タッチ領域分割部124bは、互いの距離が近い人差し指のタッチ領域210−1および中指のタッチ領域210−2と、これらとの距離が遠い親指のタッチ領域210−0とを分割する。この結果、入力位置算出部121aは、親指のタッチ領域210−0に対して1つの代表ポイント220−0を決定する。同様に、入力位置算出部121aは、人差し指のタッチ領域210−1および中指のタッチ領域210−2に対して1つの代表ポイント220−1を決定する。
これにより、親指と他の指が離れているという手の特性を活かしつつ、タッチ面積の調整幅を広く設定することができる。
このように、本実施の形態に係る操作情報取得装置100bは、指によるタッチ領域が分離していることを用いて複数の代表ポイントを抽出する。これにより、操作情報取得装置100bは、指定可能な操作種別のバリエーションを増やしつつ、操作量の指定を受け付けることができ、タッチパネル機器の操作性を更に向上させることができる。
なお、操作情報取得装置は、以上説明した各実施の形態では、タッチ面積そのものに基づいて操作量を取得したが、タッチ区間におけるタッチ面積の変化に基づいて操作量を取得してもよい。
図18は、タッチ面積の変化に基づく操作量を説明するための図である。
例えば、操作情報取得装置は、タッチ区間の初期のタッチ領域210sのタッチ面積に対する、その後のタッチ領域210eのタッチ面積の比に基づいて、操作量を取得する。このような操作量の指定は、例えば、地図の拡大率の変更操作など、相対的な大きさの指定をする場合に便利である。
また、以上説明した各実施の形態では、タッチパネルは、操作情報取得装置の外部に配置されているものとしたが、操作情報取得装置と一体的に設けられていてもよい。また、操作情報の取得手法が、操作対象となるソフトウェアによって異なる場合、操作種別判定部120、タッチ面積算出部130、および操作量決定部140は、ドライバ/アプリケーション部150に配置されていてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態に係る操作情報取得装置は、タッチパネルの出力信号に基づいて操作情報を取得する操作情報取得装置であって、前記出力信号に基づいて操作種別を取得する操作種別判定部と、前記出力信号に基づいて前記タッチパネルにおけるタッチ面積を取得するタッチ面積算出部と、取得された前記タッチ面積に対応する量を、取得された前記操作種別の操作量として決定する操作量決定部と、を有する。これにより、本操作情報取得装置は、タッチパネル機器の操作性の向上を図ることができる。また、本実施の形態に係る操作情報取得装置は、前記出力信号に基づいて前記タッチパネルの各時刻におけるタッチ領域を取得する接触判定部、を更に有する。
本発明に係る操作情報取得装置および操作情報取得方法は、タッチパネル機器の操作性を向上させることができる携帯電話機、電子ブック、電子辞書、携帯音楽プレイヤー、携帯ゲーム機、デジタルカメラ、カーナビ、タブレット型パソコン等の、タッチパネルを備えた情報機器として有用である。
100、100a、100b 操作情報取得装置
110 接触判定部
120、120a、120b 操作種別判定部
121a 入力位置算出部
122a 移動検出部
123a ジェスチャ判定部
124b タッチ領域分割部
130 タッチ面積算出部
140 操作量決定部
150、150a ドライバ/アプリケーション部
151a 表示制御部
160a タイマ部
200 タッチパネルディスプレイ

Claims (18)

  1. タッチパネルの出力信号に基づいて操作情報を取得する操作情報取得装置であって、
    前記出力信号に基づいて操作種別を取得する操作種別判定部と、
    前記出力信号に基づいて前記タッチパネルにおけるタッチ面積を取得するタッチ面積算出部と、
    取得された前記タッチ面積に対応する量を、取得された前記操作種別の操作量として決定する操作量決定部と、を有する、
    操作情報取得装置。
  2. 前記操作量決定部は、
    前記タッチ面積のうち、前記操作種別が取得された区間の前記出力信号から取得された前記タッチ面積に対応する量を、前記操作量として決定する、
    請求項1記載の操作情報取得装置。
  3. 前記出力信号に基づいて前記タッチパネルの各時刻におけるタッチ領域を取得する接触判定部、を更に有し、
    前記操作種別判定部は、
    前記タッチパネルにおける1つまたは複数のタッチ領域から1つまたは複数の代表ポイントを決定し、決定した代表ポイントの位置もしくは動きまたはこれらの両方に基づいて、前記操作種別を取得し、
    前記タッチ面積算出部は、
    前記1つまたは複数のタッチ領域の総面積を、前記タッチ面積として取得する、
    請求項1記載の操作情報取得装置。
  4. 前記タッチ面積算出部は、
    所定の区間に取得されたタッチ領域の面積の積算値に対応する量を、前記操作量として決定する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  5. 前記所定の区間は、前記タッチ面積が連続して所定の値以上となっている区間である、
    請求項4記載の操作情報取得装置。
  6. 前記タッチ面積算出部は、
    所定の区間に取得された全てのタッチ領域の面積を、前記タッチ面積として取得する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  7. 前記所定の区間は、前記タッチ面積が連続して所定の値以上となっている区間である、
    請求項6記載の操作情報取得装置。
  8. 前記操作種別判定部は、
    前記タッチ領域が複数存在するとき、前記タッチ領域毎に代表ポイントを決定する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  9. 前記操作種別判定部は、
    前記タッチ領域が複数存在するとき、前記複数のタッチ領域の位置関係およびそれぞれの面積の少なくとも1つに基づいて、1つの代表ポイントを決定する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  10. 前記タッチ面積算出部は、
    同一方向に移動する複数の前記タッチ領域存在するとき、当該複数のタッチ領域の総面積を、前記タッチ面積として取得する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  11. 前記タッチ面積算出部は、
    他のタッチ領域との距離が所定の距離の閾値を超え、かつ、その面積が所定の面積の閾値未満であるタッチ領域が存在するとき、当該タッチ領域の面積を、前記タッチ面積から除外する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  12. 前記タッチ面積算出部は、
    前記代表ポイントが決定される周期よりも長い周期で、前記タッチ面積の取得を行う、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  13. 前記タッチパネルは、画像表示装置の画面上に配置された装置であり、
    前記画像表示装置に対して、取得された操作量を示す情報を前記画面に表示させる制御信号を生成する表示制御部、を更に有する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  14. 前記制御信号は、前記画像表示装置に対して、前記操作量を示す情報を、前記操作量に対応する前記タッチ領域の外側に表示させる信号である、
    請求項13記載の操作情報取得装置。
  15. 前記制御信号は、前記画像表示装置に対して、前記操作量を示す情報を、前記操作量に対応する前記タッチ領域に対応付けて表示させる信号である、
    請求項14記載の操作情報取得装置。
  16. 前記制御信号は、前記画像表示装置に対して、前記操作量を示す情報を、前記操作量に対応する前記操作種別の対象を示す画像の表示形態に反映させる信号である、
    請求項15記載の操作情報取得装置。
  17. 前記操作種別判定部は、
    前記タッチ領域が複数存在するとき、前記複数のタッチ領域を分割した分割領域毎に代表ポイントを決定する、
    請求項3記載の操作情報取得装置。
  18. タッチパネルの出力信号に基づいて操作情報を取得する操作情報取得方法であって、
    前記出力信号に基づいて、操作種別および前記タッチパネルにおけるタッチ面積を取得するステップと、
    取得された前記タッチ面積に対応する量を、取得された前記操作種別の操作量として決定するステップと、を有する、
    操作情報取得方法。
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