JP6967690B2 - 熱交換形換気装置 - Google Patents

熱交換形換気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6967690B2
JP6967690B2 JP2017055250A JP2017055250A JP6967690B2 JP 6967690 B2 JP6967690 B2 JP 6967690B2 JP 2017055250 A JP2017055250 A JP 2017055250A JP 2017055250 A JP2017055250 A JP 2017055250A JP 6967690 B2 JP6967690 B2 JP 6967690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air volume
exhaust
predetermined
air
temperature difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017055250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018159476A (ja
Inventor
賢幸 木戸
耕次 飯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017055250A priority Critical patent/JP6967690B2/ja
Publication of JP2018159476A publication Critical patent/JP2018159476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6967690B2 publication Critical patent/JP6967690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、外気と室内空気を熱交換する熱交換形換気装置に関するものである。
従来、この種の換気装置としては、建物内に設置され外気を外気給気口から導入し、内蔵する熱交換素子を経て室内に供給する換気装置が知られている。
以下、その換気空調装置について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、換気装置本体101は、建物内の屋根裏空間または天井裏空間に設置される。新鮮外気は、外気給気口102から導入され、内蔵する熱交換素子103を通過して室内給気口104を経て室内に供給される。一方、室内の汚れた空気は、室内排気口105から導入され、熱交換素子103を通過し、室外排気口106を経て室外に排気される。外気給気口102から導入される新鮮外気と室内排気口105から導入される室内の汚れた空気は、熱交換素子103を経て電動機107に同一軸108にて連結された給気用ファン109と排気用ファン110により移送される構成としている。
特開平11−325535号公報
従来の熱交換形換気装置においては、例えば冬季に、換気を継続することで過換気となり、室内環境が過乾燥になるという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、冬季などにおける過乾燥を抑制するために、室内温湿度に応じて風量設定を切り替える熱交換形換気装置を実現する。
そして、この目的を達成するために、本発明の一態様に係る熱交換形換気装置は、給気用モータを備えた給気用ファンと、排気用モータを備えた排気用ファンと、前記給気用ファンにより室外から室内に送風される給気送風経路と、前記排気用ファンにより室内から室外に送風される排気送風経路と、前記給気送風経路と前記排気送風経路とが交差する位置に設けられた熱交換素子と、前記給気用モータと前記排気用モータの運転および回転数を制御する制御部とを備えた熱交換形換気装置において、室内の温度を検出する室内温度センサーと、室内の相対湿度を検出する室内湿度センサーと、室外の温度を検出する室外温度センサーとを設け、前記室内温度センサーにより検出される室内温度をT、前記室内湿度センサーにより検出される相対湿度をH、前記室外温度センサーにより検出される室外温度をT、室内温度Tおよび相対湿度Hから算出される絶対湿度をH、室内温度Tから室外温度Tを差し引いた温度差をΔTとし、前記制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、「温度差ΔT<第1所定温度差ΔT 」であるときは、給気風量と排気風量が所定風量Aとなるように前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を制御し、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「絶対湿度H<第1所定湿度H」であるときは、所定風量Aから予め定義された第1A給気風量および第1A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、「第1A 給気風量<所定風量A」且つ「第1A 排気風量<所定風量A」であることにより、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、室内が過乾燥になることを抑制することができる。
本発明の実施の形態1の熱交換形換気装置を示す外観斜視図 同熱交換形換気装置の側面断面を示す構成図 同リモコンを示す概要図 同制御部のブロック図 従来の熱交換形換気装置の側面断面を示す構成図
本発明の一態様に係る熱交換形換気装置は、給気用モータを備えた給気用ファンと、排気用モータを備えた排気用ファンと、前記給気用ファンにより室外から室内に送風される給気送風経路と、前記排気用ファンにより室内から室外に送風される排気送風経路と、前記給気送風経路と前記排気送風経路とが交差する位置に設けられた熱交換素子と、前記給気用モータと前記排気用モータの運転および回転数を制御する制御部とを備えた熱交換形換気装置において、室内の温度を検出する室内温度センサーと、室内の相対湿度を検出する室内湿度センサーと、室外の温度を検出する室外温度センサーとを設け、前記室内温度センサーにより検出される室内温度をT、前記室内湿度センサーにより検出される相対湿度をH、前記室外温度センサーにより検出される室外温度をT、室内温度Tおよび相対湿度Hから算出される絶対湿度をH、室内温度Tから室外温度Tを差し引いた温度差をΔTとし、前記制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「絶対湿度H<第1所定湿度H」であるときは、予め定義された第1A給気風量および第1A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させる構成を有する。
この構成によれば、例えば冬季に、換気量を制限することができると共に、熱交換素子を通過する風速を落とすことができ、温度・湿度の交換効率を高めることができる。このため、室内側の湿度を保ち、また、生活する中で発生する湿度を室内に留めるよう促すことができる。従って、室内が過乾燥になることを抑制することができる。別の表現を用いれば、室内湿度の過剰な低下を抑制でき、また熱交換素子を通過する風速を落とすことで、温度・湿度の交換効率を高め、湿度回収効果を高めることができる。従って、室内が過乾燥になることを抑制することができる。
また、前記制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第1所定湿度H≦絶対湿度H<第2所定湿度H」であるときは、予め定義された第2A給気風量および第2A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、「第1A給気風量<第2A給気風量」且つ「第1A排気風量<第2A排気風量」である構成としてもよい。
この構成によれば、室内で結露が発生することを抑制しつつ、室内が過乾燥になることを抑制することができる。
また、前記制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第2所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、予め定義された第3A給気風量および第3A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、「第2A給気風量<第3A給気風量」且つ「第2A排気風量<第3A排気風量」である構成としてもよい。
この構成によれば、室内で結露が発生することを抑制しつつ、室内が過乾燥になることを抑制することができる。
また、前記制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、「第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT」且つ「絶対湿度H<第3所定湿度H」であるときは、予め定義された第4A給気風量および第4A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、「第4A給気風量<第1A給気風量」且つ「第4A排気風量<第1A排気風量」である構成としてもよい。
この構成によれば、室内が過乾燥になることをさらに抑制することができる。
また、前記制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、「第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT」且つ「第3所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、予め定義された第5A給気風量および第5A排気風量になるように、前記給気用モーターおよび前記排気用モーターの回転数を減少させ、「第4A給気風量<第5A給気風量<第1A給気風量」且つ「第4A排気風量<第5A排気風量<第1A排気風量」である構成としてもよい。
この構成によれば、室内で結露が発生することを抑制しつつ、室内が過乾燥になることを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態の熱交換形換気装置の構成について、図1および図2を用いて説明する。
図1に示すように、熱交換形換気装置1は、箱形の本体を有する。本体の例えば側面には、外気吸込口2、室内空気排気口3、および外気給気口4が設けられている。本体の例えば下面には、室内空気吸込口5が設けられている。
外気給気口4は、外気吸込口2または室内空気排気口3が設けられた側面に対向した側面に設けられる。
外気吸込口2、室内空気排気口3、外気給気口4には、それぞれダクト(図示せず)が接続できる形状となっている。外気吸込口2と室内空気排気口3に接続したダクトは建物外壁面まで引き回して建物外の屋外空気と連通する。外気給気口4に接続したダクトは居室の天井面または壁面と連通されて室内空気と連通する。
図2に示すように、熱交換形換気装置1の内部には、給気用ファン9、排気用ファン10、および熱交換素子6が設けられている。
給気用ファン9は、給気用モータ11を備える。
排気用ファン10は、排気用モータ12を備える。
熱交換形換気装置1の内部には、給気用モータ11の回転数および排気用モータ12の回転数を制御する制御部13が設けられている。制御部13は給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を制御することにより、給気風量および排気風量を一定に保ちながら制御するものである。なお、制御部13は、熱交換形換気装置1の外部に設けられてもよい。
熱交換形換気装置1は、給気送風経路7および排気送風経路8を有する。
給気送風経路7は、新鮮な屋外の空気(給気空気)を外気吸込口2から吸い込み、熱交換形換気装置1の内部の熱交換素子6を通って外気給気口4から室内に供給する経路である。
排気送風経路8は、汚染された室内の空気(排気空気)を室内空気吸込口5から吸い込み、熱交換素子6を通って室内空気排気口3から室外に排気する経路である。
熱交換素子6は、排気される空気の熱量を給気される空気に供給する、または、給気される空気の熱量を排気される空気の熱量に供給する、熱回収の機能を有している。熱交換素子6は、給気送風経路7と排気送風経路8とが交差する位置に配設される。
給気送風経路7において熱交換素子6の給気入口側に室外温度センサー14(外気温度センサー)を配設する。
図3に示すように、室内温度センサー16及び室内湿度センサー17は、例えばリモコン15の内部基板に設けられる。リモコン15は部屋の壁面などに設けられる。リモコン15を操作することにより、熱交換形換気装置1は操作される。
ここで、本実施の形態における特徴的な部分、すなわち、制御部13の動作について説明する。
熱交換形換気装置1を起動すると、制御部13は、給気用ファン9と排気用ファン10の出力する送風量が同等になるように、給気用モータと排気用モータの回転数を制御する(熱交換気運転)。
しかし、熱交換気運転中に低温の外気が流入すると、室内が過乾燥になる場合がある。これは、絶対湿度量の少ない低外気温度の空気が室内に流入すると同時に、室内の湿った空気が排出されることで室内相対湿度が低下し、過乾燥となるからである。
絶対湿度(kg/kg(DA))とは、重量絶対湿度(英語: humidity ratio)のことであり、乾燥空気の質量に対する水蒸気の質量の比のことである。
相対湿度(%)とはその温度における飽和水蒸気量に対するその時の空気中の水蒸気量の比率のことである。
図4において、室外温度センサー14により検出された室外温度をTとし、室内温度センサー16により検出された室内温度をTとし、室内湿度センサー17により検出された相対湿度をHとする。
室内温度Tおよび相対湿度Hから算出される絶対湿度をHとする。
室内温度Tから室外温度Tを差し引いた温度差をΔTとする。
室内が過乾燥となることを抑制するために、制御部13は、絶対湿度Hおよび温度差ΔTをそれぞれ監視し、絶対湿度Hが所定の値を下回ったときに、給気風量と排気風量を減少させる、すなわち、給気用モータ11の回転数と、排気用モータ12の回転数を減少させる。
絶対湿度Hを算出する理由は、窓結露の発生するタイミングを計るためである。窓結露は、室内の相対湿度Hではなく絶対湿度Hに依存するため、制御部13は、絶対湿度Hに基づいて制御する。
まず、図4において、各定数の数値例を記載しておく。
風量については、所定風量A:140m/h、第1A給気風量:100m/h、第1A排気風量:100m/h、第2A給気風量:110m/h、第2A排気風量:110m/h、第3A給気風量:120m/h、第3A排気風量:120m/h、第4A給気風量:70m/h、第4A排気風量:70m/h、第5A給気風量:80m/h、第5A排気風量:80m/hである。これらの例では、「所定風量A>第3A給気風量>第2A給気風量>第1A給気風量」、「所定風量A>第3A排気風量>第2A排気風量>第1A排気風量」、「所定風量A>第5A給気風量>第4A給気風量」、「所定風量A>第5A排気風量>第4A排気風量」の関係を満たす。特に、初期の風量よりも減少させるという意味で、「所定風量A>第3A給気風量」、「所定風量A>第3A排気風量」、「所定風量A>第5A給気風量」、「所定風量A>第5A排気風量」の関係を満たす。なお、風量について、A<Aとしたが、例えばA≦A<A、またはA≦A<Aしてもよい。
温度については、所定温度T:16℃、第1所定温度差ΔT:2℃、第2所定温度差ΔT:29℃である。これらの例では、「第1所定温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」の関係を満たす。2℃≦第1所定温度差ΔT≦17℃としてもよい。8℃≦第2所定温度差ΔT≦29℃としてもよい。
重量絶対湿度については、第1所定湿度H:6kg/kg(DA)、第2所定湿度H:9kg/kg(DA)、第3所定湿度H:7.5kg/kg(DA)である。これらの例では、「第1所定湿度H<第2所定湿度H」の関係を満たす。Hについては、例えば、第1所定湿度H<第3所定湿度H<第2所定湿度Hの関係を満たすものとした。
時間については、t:1hである。
なお、各数値は例であるため、それらの数値に限定されることはない。各数値の大小関係についても、場合によっては、入れ替わる場合もあり得る。
以下、図4を用いて、制御部13の動作を具体的に説明する。
室外温度センサー14により検出された室外温度Tが、所定温度T以上の場合には、給気風量と排気風量は所定風量Aで運転する。
或いは、温度差ΔT<0の場合には、給気風量と排気風量は所定風量Aで運転する。
この運転状態を継続し、次第に外気温度が低下する場合を考える。外気温度が低下していくと、室外温度センサー14は、室外温度Tが所定温度Tを下回ることを検出する。
室外温度Tが所定温度Tより小さくなると、制御部13は、温度差ΔTおよび絶対湿度Hを確認する。
温度差ΔT<第1所定温度差ΔTであるときは給気風量と排気風量は所定風量Aで運転を続ける。
第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT2、且つ、絶対湿度H<第1所定湿度Hであるときは、予め定義された第1A給気風量および第1A排気風量になるように、給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を減少させる。
第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT、且つ第1所定湿度H≦絶対湿度H<第2所定湿度Hであるときは、予め定義された第2A給気風量および第2A排気風量になるように、給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を減少させる。
第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT2、且つ、第2所定湿度H≦絶対湿度Hであるときは、予め定義された第3A給気風量および第3A排気風量になるように、給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を減少させる。
第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT、且つ、絶対湿度H<第3所定湿度Hであるときは、予め定義された第4A給気風量および第4A排気風量になるように、給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を減少させる。ここで、第4A給気風量<第1A給気風量、且つ、第4A排気風量<第1A排気風量としてもよい。
第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT、且つ、第3所定湿度H≦絶対湿度Hであるときは、予め定義された第5A給気風量および第5A排気風量になるように、給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を減少させる。
このように、給気用モータ11と排気用モータ12の回転数を減少させることで、換気量を制限することができると共に、熱交換素子6を通過する風速を落とすことができる。このため、温度・湿度の交換効率を高めることができる。換気量を制限することで、室内湿度の過剰な低下を抑制できる。また熱交換素子を通過する風速を落とすことで、温度・湿度の交換効率を高め、湿度回収効果を高めることができる。これらの作用により、室内側の湿度を保ち、また生活する中で発生する湿度を室内に留めるよう促すことができ、室内が過乾燥になることを抑制することができる。
また、t時間毎の一定間隔(例えば1回/時間)で算出する絶対湿度Hが所定の値を上回ったときに、給気風量および排気風量を増加させる、すなわち、給気用モータ11および排気用モータ12の回転数を増加させてもよい。
例えば、絶対湿度H<第1所定湿度Hの状態から第1所定湿度H≦絶対湿度Hの状態になった場合、或いは、絶対湿度H<第2所定湿度Hの状態から第2所定湿度H≦絶対湿度Hの状態になった場合に、給気風量および排気風量を増加させてもよい。また、例えば、絶対湿度H<第3所定湿度Hの状態から第3所定湿度H≦絶対湿度Hの状態になった場合に給気風量および排気風量を増加させてもよい。
給気用モータ11と排気用モータ12の回転数を増加させることで、換気量を大きくすることができると共に、熱交換素子を通過する風速を高めることができ、温度・湿度の交換効率を抑制することができる。これらの作用により、室内側の過剰に湿った空気をより排出するように促す。また、生活する中で発生する湿度の回収を抑制することができ、室内湿度が減少し、窓結露などの住宅結露の発生を抑制することができる。
また、第4A給気風量および第4A排気風量でt時間運転した後において、制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」で、「第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT」且つ「第3所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、予め定義された第5A給気風量および第5A排気風量になるように、給気用モータおよび排気用モータの回転数を増加させる構成としてもよい。
また、第5A給気風量および第5A排気風量でt時間運転した後において、制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」で、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第2所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、予め定義された第3A給気風量および第3A排気風量になるように、給気用モータおよび排気用モータの回転数を増加させる構成としてもよい。
また、第1A給気風量および第1A排気風量でt時間運転した後において、制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」で、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第1所定湿度H≦絶対湿度H<第2所定湿度H」であるときは、予め定義された第2A給気風量および第2A排気風量になるように、給気用モータおよび排気用モータの回転数を増加させる構成としてもよい。
また、第2A給気風量および第2A排気風量でt時間運転した後において、制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」で、「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第2所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、予め定義された第3A給気風量および第3A排気風量になるように、給気用モータおよび排気用モータの回転数を増加させる構成としてもよい。
また、第3A給気風量および第3A排気風量でt時間運転した後において、制御部は、「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」で、「温度差ΔT<第1所定温度差ΔT」であるときは、予め定義された初期のA給気風量およびA排気風量になるように、給気用モータおよび排気用モータの回転数を増加させる構成としてもよい。
これらの構成によれば、換気量を大きくすることができると共に、熱交換素子を通過する風速を高めることができる。このため、温度・湿度の交換効率を抑制することができる。そして、室内側の過剰に湿った空気をより排出するように促し、また生活する中で発生する湿度の回収を抑制することができる。従って、室内湿度が上昇し、窓結露などの住宅結露の発生を抑制することができるという効果を奏する。
なお、図4の各々のステップにおいて、排気風量と給気風量は同等としたが、排気風量と給気風量は異なる風量としてもよい。
図4の各々のステップにおいて、各時間tは、異なる時間にしてもよい。
以上、本発明に係る熱交換形換気装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
熱交換形換気装置は、外気と室内空気の熱交換を目的とするダクト式の換気装置、ダクト式の空気調和装置等として有用である。
1 熱交換形換気装置
2 外気吸込口
3 室内空気排気口
4 外気給気口
5 室内空気吸込口
6 熱交換素子
7 給気送風経路
8 排気送風経路
9 給気用ファン
10 排気用ファン
11 給気用モータ
12 排気用モータ
13 制御部
14 室外温度センサー
15 リモコン
16 室内温度センサー
17 室内湿度センサー

Claims (5)

  1. 給気用モータを備えた給気用ファンと、
    排気用モータを備えた排気用ファンと、
    前記給気用ファンにより室外から室内に送風される給気送風経路と、
    前記排気用ファンにより室内から室外に送風される排気送風経路と、
    前記給気送風経路と前記排気送風経路とが交差する位置に設けられた熱交換素子と、
    前記給気用モータと前記排気用モータの運転および回転数を制御する制御部とを備えた熱交換形換気装置において、
    室内の温度を検出する室内温度センサーと、室内の相対湿度を検出する室内湿度センサーと、室外の温度を検出する室外温度センサーとを設け、
    前記室内温度センサーにより検出される室内温度をT、前記室内湿度センサーにより検出される相対湿度をH、前記室外温度センサーにより検出される室外温度をT、室内温度Tおよび相対湿度Hから算出される絶対湿度をH、室内温度Tから室外温度Tを差し引いた温度差をΔTとし、
    前記制御部は、
    「室外温度T<第1所定温度T」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、
    「温度差ΔT<第1所定温度差ΔT 」であるときは、給気風量と排気風量が所定風量Aとなるように前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を制御し、
    「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「絶対湿度H<第1所定湿度H」であるときは、所定風量Aから予め定義された第1A給気風量および第1A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、
    「第1A 給気風量<所定風量A」且つ「第1A 排気風量<所定風量A」であることを特徴とする熱交換形換気装置。
  2. 前記制御部は、
    「室外温度T <第1所定温度T 」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、
    「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第1所定湿度H≦絶対湿度H<第2所定湿度H」であるときは、前記所定風量Aから予め定義された第2A給気風量および第2A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、
    「第1A給気風量<第2A給気風量」且つ「第1A排気風量<第2A排気風量」であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換形換気装置。
  3. 前記制御部は、
    「室外温度T <第1所定温度T 」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、
    「第1所定温度差ΔT≦温度差ΔT<第2所定温度差ΔT」且つ「第2所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、所定風量Aから予め定義された第3A給気風量および第3A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、
    「第2A給気風量<第3A給気風量」且つ「第2A排気風量<第3A排気風量」であることを特徴とする請求項2に記載の熱交換形換気装置。
  4. 前記制御部は、
    「室外温度T <第1所定温度T 」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、
    「第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT」且つ「絶対湿度H<第3所定湿度H」であるときは、前記所定風量Aから予め定義された第4A給気風量および第4A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、
    「第4A給気風量<第1A給気風量」且つ「第4A排気風量<第1A排気風量」であることを特徴とする請求項3に記載の熱交換形換気装置。
  5. 前記制御部は、
    「室外温度T <第1所定温度T 」且つ「0≦温度差ΔT」の場合において、
    「第2所定温度差ΔT≦温度差ΔT」且つ「第3所定湿度H≦絶対湿度H」であるときは、前記所定風量Aから予め定義された第5A給気風量および第5A排気風量になるように、前記給気用モータおよび前記排気用モータの回転数を減少させ、
    「第4A給気風量<第5A給気風量<第1A給気風量」且つ「第4A排気風量<第5A排気風量<第1A排気風量」であることを特徴とする請求項4に記載の熱交換形換気装置。
JP2017055250A 2017-03-22 2017-03-22 熱交換形換気装置 Active JP6967690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017055250A JP6967690B2 (ja) 2017-03-22 2017-03-22 熱交換形換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017055250A JP6967690B2 (ja) 2017-03-22 2017-03-22 熱交換形換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018159476A JP2018159476A (ja) 2018-10-11
JP6967690B2 true JP6967690B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=63796605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017055250A Active JP6967690B2 (ja) 2017-03-22 2017-03-22 熱交換形換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6967690B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7336630B2 (ja) * 2019-02-18 2023-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気システム
CN109945434B (zh) * 2019-03-20 2020-05-05 珠海格力电器股份有限公司 空调的控制方法、装置和空调
CN110081565A (zh) * 2019-04-30 2019-08-02 深圳创维空调科技有限公司 定频空调控制方法、装置、定频空调设备及存储介质
CN110108000A (zh) * 2019-05-29 2019-08-09 广东美的制冷设备有限公司 空调器的控制方法、空调器及计算机可读存储介质
CN111912082A (zh) * 2020-09-07 2020-11-10 云森威尔智能环境(深圳)有限公司 一种空调柔性出风控制方法
CN112524758B (zh) * 2020-09-27 2022-06-21 四川长虹空调有限公司 壁挂式空调多阶送风控制方法
CN112460777B (zh) * 2020-11-30 2022-08-19 佛山市顺德区美的电子科技有限公司 多联机空调器及其控制方法、装置和存储介质
JP7197811B2 (ja) * 2021-02-26 2022-12-28 ダイキン工業株式会社 換気システム
CN113531760B (zh) * 2021-06-03 2022-08-02 珠海格力电器股份有限公司 湿度控制方法、装置、存储介质及处理器
CN113587384B (zh) * 2021-07-12 2022-11-15 Tcl空调器(中山)有限公司 空调器的控制方法、装置、空调器和存储介质
CN114353251B (zh) * 2022-01-10 2023-03-10 Tcl空调器(中山)有限公司 空调新风控制方法、装置、计算机设备以及存储介质

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03164637A (ja) * 1989-11-21 1991-07-16 Takenaka Komuten Co Ltd 空調用換気装置
JP2974499B2 (ja) * 1992-06-05 1999-11-10 松下精工株式会社 同時給排型換気扇の自動運転装置
JP4710352B2 (ja) * 2005-02-28 2011-06-29 株式会社富士通ゼネラル 換気装置および空気調和機
JP2008309381A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
KR20140119361A (ko) * 2013-03-29 2014-10-10 삼성전자주식회사 환기장치 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018159476A (ja) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6967690B2 (ja) 熱交換形換気装置
US8118236B2 (en) Basement ventilator
EP2449315B1 (en) Ventilation system
JP2008309381A (ja) 熱交換換気装置
WO2015146018A1 (ja) 熱交換形換気装置
KR20100123318A (ko) 환기시스템 및 제어방법
WO2013157246A1 (ja) 熱交換形換気装置
WO2014057617A1 (ja) 調湿換気装置
WO2017110055A1 (ja) 熱交換形換気装置
JP5425112B2 (ja) 空気調和装置及び空気調和システム
JP2013524143A (ja) 建物の空気調和のための方法
JP4014866B2 (ja) 建築物の換気装置
JP4636382B2 (ja) 多層階建屋の附室の結露防止システム
JP6322814B2 (ja) 熱交換形換気装置
JP7085188B2 (ja) 建物の換気システム
JP2005164113A (ja) 換気装置
JP2006046731A (ja) 換気システムと住宅構造
KR20090064979A (ko) 덕트형 공기조화 시스템 및 그 제어방법
JP2016153701A (ja) 熱交換形換気装置
JP2015190684A (ja) 熱交換形換気装置
JP5543002B2 (ja) 空気調和装置及び空気調和システム
JP5987164B2 (ja) 給排型換気装置
JP2005140479A (ja) 夜間換気システム
JPWO2020255308A1 (ja) 熱交換換気装置および熱交換換気装置の制御方法
JP7197811B2 (ja) 換気システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210920

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6967690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151