JP6967446B2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具 Download PDF

Info

Publication number
JP6967446B2
JP6967446B2 JP2017246774A JP2017246774A JP6967446B2 JP 6967446 B2 JP6967446 B2 JP 6967446B2 JP 2017246774 A JP2017246774 A JP 2017246774A JP 2017246774 A JP2017246774 A JP 2017246774A JP 6967446 B2 JP6967446 B2 JP 6967446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide portion
guide
groove
shaft
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017246774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019111723A (ja
Inventor
良昌 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Corp KK
Original Assignee
Pilot Corp KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Corp KK filed Critical Pilot Corp KK
Priority to JP2017246774A priority Critical patent/JP6967446B2/ja
Publication of JP2019111723A publication Critical patent/JP2019111723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6967446B2 publication Critical patent/JP6967446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Description

本発明は、軸筒に対して尾栓を装着する筆記具に関するものである。
従来からキャップ式の筆記具などでは軸筒後端に尾栓を装着する筆記具はよく知られており、例えば特許文献1には、軸筒の後端開口部に尾栓を圧入して嵌着することで軸筒に対して尾栓を装着している筆記具が開示されている。
この特許文献1の尾栓取り付け構造では、軸筒と尾栓との嵌合力は軸筒の内径寸法および尾栓の外径寸法に依存しているため、装着時の嵌合力にはバラツキが発生し易く、必要に応じて接着剤等を併用して固着する必要があった。
一方、特許文献2には、軸筒の開口部にクリップを一体成形した部材(以降クリップ部材)を装着する技術が開示されている。
この特許文献2の構造では、クリップ部材が、外方へ露出する外筒部と、軸筒の開口部内に挿入される内筒部とを有し、内筒部の外周面に係合突起とガイド用突起が形成され、軸筒の開口部の内壁面に軸方向に延びるガイド溝と係合孔とが形成され、クリップ部材の内筒部のガイド用突起を軸筒のガイド溝に挿嵌しつつクリップ部材の内筒部を軸筒内に挿入し、軸筒の係合孔とクリップ部材の係合突起とを係合させることで、軸筒に対してクリップ部材を装着している。このため、クリップ部材は軸筒に対して回転方向を決められた状態で係合される。
また、軸筒に対してクリップ部材を装着する際、クリップ部材の内筒部の外周面に設けた切欠部により内筒部が軸径方向に撓み、クリップ部材の係合突起が軸筒の内周面を乗り越えて係合孔に係合するよう構成されている。
実公昭56−31411号公報 特開平11−180087号公報
しかしながら、特許文献2では、軸筒に対してクリップ部材を装着する際、撓み部となるクリップ部材の内筒部に、軸方向へ延びガイド用突起となる連続した肉厚部が形成されているため、切欠部があっても内筒部が撓み難くなり、装着時にクリップ部材を装着するために必要となる力が大きくなるという問題がある。
本発明は、前記問題を鑑みてなされたものであって、尾栓に、軸筒に対する軸周方向及び軸径方向の位置を合わせる為のガイドを設けると共に、軸筒に対して尾栓を容易に装着可能な筆記具を提供することを目的とした。
本発明は、
「1.後端部に開口部を備えた軸筒と、前記開口部に装着される尾栓と、を備えた筆記具であって、
前記尾栓は、後端に有底部を備えた筒状に形成されると共に、前記軸筒の後端部に当接する鍔部と、前記軸筒の内壁に設けた被係止部に係止する係止部と、外周部に外方へ向って突出するよう形成されたガイド部と、外周部に内外を貫通するように形成され軸方向に延びる切欠部と、を具備し、
前記ガイド部は、軸方向に延びる第一ガイド部と、軸周方向に延びる第二ガイド部と、を有し、前記第一ガイド部の外側面に、溝状に形成され軸周方向に延びる第一溝部を備えると共に、前記第ニガイド部の外周面に、溝状に形成され軸周方向に延びる第二溝部を備え、前記第一溝部と前記第ニ溝部とが連通するよう形成され、
前記軸筒の内壁に、前記第一ガイド部が挿入される内溝部と、前記第二ガイド部と摺接する内側部と、が形成され、
前記尾栓のガイド部が、前記第一溝部及び前記第ニ溝部により軸方向に分断されて形成されていることを特徴とする筆記具。
2.前記切欠部により前記第ニガイド部の少なくとも一部が軸周方向に分断されていることを特徴とする前記1項に記載の筆記具。
3.前記第二ガイド部の前端が前記第一ガイド部の前端より後方に形成されていることを特徴とする前記1項または2項に記載の筆記具。」である。
本発明によれば、尾栓の外周部に軸方向に延びる第一ガイド部と、軸周方向に延びる第二ガイド部とを形成し、各々のガイド部には溝状に形成され軸周方向に延びるように形成された第一溝部及び第二溝部を形成し、前記両溝部により第一ガイド部及び第二ガイド部を軸方向前後に分断することで、尾栓を軸筒に装着する際、尾栓の外周部が撓み易くなる。このため、2つのガイド部により軸周方向及び軸径方向に尾栓がガイドされて装着位置に案内され、且つ、装着時に尾栓の外周部が撓んで当該軸筒の被係止部と尾栓の係止部とが係止し易くなり、結果として、尾栓の装着が容易となる効果を奏する。
また、尾栓の外周部に形成する切欠部は尾栓の前端から後方へ延びるように形成してもよく、尾栓の外周面に内外を貫通するよう孔状部として形成してもよい。
尚、切欠部の軸方向の長さは特に限定されないが、尾栓を装着する際、当該尾栓の内筒部が撓み易くなるよう、内筒部の全長の1/2以上とすることが好ましい。
また、尾栓の外周部に形成した切欠部により、第ニガイド部の少なくとも一部が軸周方向に分断するよう構成することが好ましく、軸周方向に延びる第二ガイド部を切欠部で分断することで、尾栓を軸筒に装着する際、尾栓の外周部が更に撓み易くなるため当該尾栓の装着に必要となる押圧力を更に下げることができる。
尚、切欠部により第ニガイド部を軸周方向に分断することで、軸筒の後端付近まで通気するための通路が形成されることから、軸筒内と筆記具の外部とを連通させ空気交代するための通気口を形成することが容易となる。
更に、尾栓の第二ガイド部の前端が第一ガイド部の前端より後方側になるように形成することが好ましく、この場合、第一ガイド部により軸周方向の位置を決めた際、軸径方向の位置も案内されるため、軸筒の内側部へ尾栓の第二ガイド部を挿入することが容易となり、結果として、尾栓を軸筒に装着する際の時間を短縮することができる。
第一ガイド部に設ける第一溝部の軸方向の幅と、第二ガイド部に設ける第二溝部の軸方向の幅は、0.5mm以上、2.0mm以下に形成することが好ましく、この場合、溝幅を0.5mm以上に形成することで、尾栓を装着する際、当該尾栓の外周部が撓み易くなる。また、溝幅を2.0mm以下にすることで挿入時にガイドから外れた尾栓が軸筒に対して傾斜し難く、再度、2つのガイド部が軸筒の内溝部及び内側部に入り易くなる効果を奏する。
本発明により、尾栓に、軸筒に対する軸周方向及び軸径方向の位置を合わせる為のガイドを設けると共に、軸筒に対して尾栓を容易に装着可能な筆記具を提供することができた。
実施例1の筆記具(ボールペン)の縦断面図である。 図1の筆記具の要部を拡大した要部拡大縦断面図である。 図2におけるA−A断面図である。 実施例1における尾栓の斜視図である。 軸筒に尾栓を取り付ける状況を説明するための説明図である。 図1において、軸筒に対して尾栓が後方へ移動した状態の要部拡大断面図である。 図6の要部を更に拡大した要部拡大断面図である。 実施例2の筆記具の要部を拡大した要部拡大縦断面図である。
次に図面を参照しながら、本発明の筆記具をボールペンを用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、本実施例では、軸筒の長手方向において、ボールペンチップがある方を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。更に、軸筒の軸径方向において、ボールペンレフィルがある方を内方と表現し、その反対側を外方と表現する。
尚、説明を分かりやすくするために、図面中の同様の部材、同様の部分については同じ符号を付してある。
実施例1
本発明の筆記具1(ボールペン)は、図1から図7に示すように、筒状に形成した後軸2の前部に同じく筒状に形成した前軸3を螺合することで固定し、更に、前軸3の前部に筒状の先口4を螺合することで固定してある。また、筆記具1は、後軸2と前軸3と先口4とで軸筒5を形成してあり、先口4の前端開口部から筆記先端部7aが突出するようにボールペンレフィル7を軸筒5内に収納し、後軸2(軸筒5)の後端に尾栓6を装着してある。更に、ボールペンレフィル7と先口の内段との間に、弱い弾発力で形成したコイルスプリング11が配設してあり、コイルスプリング11によりボールペンレフィル7を後方へ弾発してある。
ボールペンレフィル7は、図1に示すように、先端開口部にタングステンカーバイド製のボールを抱持させ、筆記先端部7aとなるボールペンチップ8を、樹脂製のインキ収容筒9の前端部に、チップホルダー10を介して装着してある。
このボールペンレフィル7で筆記すると、ボールペンチップ8のボールの回転と筆圧によって、ボールがボールペンチップ8の先端開口部の底壁側に移動して、先端開口部の内壁とボールに隙間を生じ、インキ収容筒9内に収納した筆記具用水性ゲルインキを吐出して筆記することができる。
前軸3は、図1に示すように、筒状に形成してあり、前端内周部に先口4の雄螺子部4aと螺合するための前部雌螺子部3aを形成してあり、後部外周部には後部雄螺子部3bを形成してある。
後軸2は、図1から図3、及び図5に示すように、筒状に形成してあり、前端内周部に前軸3の後部雄螺子部3aと螺合するための雌螺子部2aを形成してあり、後部内周部2b(開口部)には、軸周方向に均等配置させた状態で形成した複数のリブ2cと、内方へ向って突出し軸周方向に延びる内突起2d(被係止部)と、を形成してある。そして、隣り合うリブ2cの間には内溝部2eが形成される。
尚、内突起2d(被係止部)の前端には、図2及び図5に示すように、軸方向に対して直交する方向に延びる前方壁部2fと、前方壁部2fの内方端には先端角部2gと、が形成してある。また、リブ2cの後端の内周部は拡径された内側部2hが形成してある。
尾栓6は、図2から図5に示すように、内孔6aに有底部6bを備えた筒状に形成してあり、後軸2内(軸筒5内)に挿入される内筒部6cと後軸2の後端面2iに当接する鍔部6dを備えた後筒部6eとで構成してある。また、内筒部6cの前部は太径に形成してあり、前端にはボールペンレフィル7の後端部が当接して、ボールペンレフィル7の後退を制限してある。更に、内筒部6cの外周面には、内外を貫通し、軸方向に延びるよう楕円形状で形成した切欠部6fと、切欠部6fに対して90°回転した位置に、外方へ向って突出し、軸心を挟んで対称に2箇所形成した係止突起6g(係止部)と、当該係止突起6g(係止部)の後方に、外方へ向って突出し軸方向に延びるレール状に形成された第一ガイド部6hと、軸周方向に延びるように形成された第二ガイド部6iと、とを設けてある。
尚、切欠部6fのの軸方向(長手方向)長さを、内筒部6fのの軸方向(長手方向)長さに対して1/2以上の長さとすることで内筒部6fは軸径方向に撓み易くなる。このため、本実施例では、具体的な数値として、内筒部6fの長さを14.8mmで形成してあり、切欠部6fの長さは10.0mmで形成してある。
尾栓6を更に詳述すると、尾栓6の第一ガイド部6hは、軸周方向に延びるように形成され溝状に形成された第一溝部6jにより軸方向に対して前後に分断され、前部第一ガイド部6h1と後部第一ガイド部6h2が形成される。また、第二ガイド部6iは、軸周方向に延びるように形成され溝状に形成された第二溝部6kにより軸方向に対して前後に分断され、前部第二ガイド部6i1と後部第二ガイド部6i2が形成される。そして、第一溝部6jと第二溝部6kは連通するように形成され、一体の溝部として形成してある。
また、切欠部6fの後端は第二溝部6jまで達しており、前部第二ガイド部6i1は、切欠部6fにより軸周方向にも分断されるよう構成してある。また、前部第一ガイド部6h1の前端は尖形状に形成してある。
尚、具体的には、第一溝部6jの幅は1.0mmで形成し、第二溝部6kの幅を1.6mmで形成した。
また、尾栓6の係止突起6g(係止部)の後端には、軸方向に対して傾斜した後方傾斜部6mと、後方傾斜部6mの前端に連接し外方へ向って突設された後方壁部6nと、が形成されており、尾栓6の後方傾斜部6mと、後軸2の内突起2d(被係止部)の先端角部2gと、を当接した状態で係合させてある。
ここで、尾栓6を後軸2(軸筒5)に取り付ける際の状態を説明する。
図5に示すように、尾栓6の内筒部6cを前方にした状態で、後軸2の後部内周部2bに内筒部6cを挿入すると、尾栓6の係止突起6g(係止部)が後軸2の内突起2dと当接するより先に、尾栓6の前部第一ガイド部6h1の尖形状に形成した前端が後軸2の内溝部2eに挿入され、前部第一ガイド部6h1により尾栓6の軸周方向の位置が案内される。そして、後軸2の内側部2hまで尾栓6の前部第二ガイド部6i1が進むと、内側部2hに前部第二ガイド部6i1が挿入され、後軸2に対して尾栓6の軸径方向の位置が案内される。更に、尾栓6を前方へ押し込むと、尾栓6の係止突起6g(係止部)が後軸2の内突起2dに対して乗り越え嵌合する。この際、尾栓6の第一ガイド部6hは第一溝部6jにより軸方向に対して前後に分断され、第二ガイド部6iは第二溝部6kにより軸方向に対して前後に分断されると共に、第一ガイド部6hの前部第一ガイド部6h1が、切欠部6fにより軸周方向に対して分断されていることから、乗り越え嵌合時に係止突起6g(係止部)が内突起2d(被係止部)により内方側に押圧されると、内筒部6cは内方側へ撓み易くなるよう構成してある。このため、後軸2(軸筒5)に対して尾栓6を容易に装着することができた。
また、具体的には、尾栓6を装着する際に必要となった押圧力は19.6Nであり、第一溝部6j及び第二溝部6kの幅を0.5mm以上としていることで尾栓6の装着時の押圧力を抑えることができた。更に、第一溝部6j及び第二溝部6kの幅を2.0mm以下としていることで、後部第一ガイド部6h2及び後部第二ガイド部6i2が後軸2の内溝部4e及び内側部2hに挿入される際、尾栓6は後軸2(軸筒5)に対して傾くことはなく、スムーズに挿入された。
尚、本実施例では、後軸2の内溝部2eが隣り合うリブ2c同士の間に複数形成されると共に、内溝部2eの後端部は傾斜して形成することで拡口されており、同時に、尾栓6の前部第一ガイド部6h1の前端部も尖形状に形成してあるため、尾栓6を後軸2に挿入する際、軸周方向の回転位置を合わせることなく挿入しても、前部第一ガイド部6h1が内溝部2eに案内されて軸周方向の嵌合位置が合うように構成してある。また、前部第一ガイド部6h1が内溝部2eに案内された際、前部第一ガイド部6h1の外周面と内溝部2eの内周面とで、ある程度、軸径方向の位置も案内されるため、前部第一ガイド部6h1より後方に形成されている第二ガイド部6iの前部第二ガイド部6i2を後軸2(軸筒5)の内側部2hに挿入する際の位置合わせが容易となった。このため、後軸2(軸筒5)に対する尾栓6の装着はより容易となり、結果として、尾栓6を後軸2(軸筒5)に装着する際の時間を短縮することができた。
また、尾栓6を後軸2に取り付けた際、尾栓6の係止突起6g(係止部)の後方傾斜部6mと、後軸2の内突起2d(被係止部)の先端角部2gと、が必ず当接するよう、尾栓6の内筒部2cが軸径方向に少し撓んだ状態で当接させてある。これにより、尾栓6は内突起2cの撓みによる弾発力を受けて後軸2(軸筒5)に対して前方へ付勢され、尾栓6の鍔部6dの前端が後軸2の後端に常に当接するよう構成することで、尾栓6が軸方向にガタツクことを防止してある。
更に、尾栓6を後軸2(軸筒5)に対して引き抜く、または、尾栓6が当該尾栓6の前端部に当接しているボールペンレフィル7により後方(図2の矢印P方向)へ押されて移動しても、図6及び図7に示すように、尾栓6の係止突起6g(係止部)の後方壁部6nと後軸2の内突起2d(被係止部)の前方壁部2fとが面接触することで、内突起2dを係止突起6g(係止部)が乗り越え難くなるよう構成し、尾栓6が後軸2(軸筒5)から外れることを防止してある。
具体的には、後軸2に対して尾栓6を引き抜くのに必要な力(引抜力)は75.4Nであり、取り付け時の押圧力19.6Nと比べて高いことから、装着が容易で抜け難い筆記具となった。
尚、後方壁部6nと前方壁部2fとが接触した際に、尾栓6が後軸2に対して強く引っ掛かるように、軸径方向に延びる後方壁部6n及び前方壁部2fを、若干傾斜させて形成してもよく、後方壁部6nと前方壁部2fとの接触面の粗さを調整して接触時の摩擦係数が高くなるよう構成してもよい。
実施例2
本発明の第二の形態としては、図8に示すように、筆記具100は、尾栓60の形状を、切欠部60fが内筒部60cの前端部から後方へ延びるスリット状に形成してある。本実施の形態では、尾栓60の内筒部60cの前端部が閉じていないため、尾栓60を軸筒5に取り付ける際、内筒部60cが軸径方向へ撓み易くなる。このため、本実施例では、尾栓60の取り付けが更に容易になると共に、尾栓60の前端部を閉じなくて済む分、尾栓60の内筒部60cの長さを短くできる利点があり、軸筒5の全長を短くしたい場合や、ボールペンレフィルの全長を延ばしたい場合、または、尾栓の装着時の押圧力を更に低くしたい場合等に効果を奏する。
また、本実施の形態では、尾栓を装着し易くした分、抜け易くもなるため、尾栓で軸筒内部のレフィルなどの部品を支える必要の無い、例えば一般的な万年筆、または、マーカーやサインペンなどの塗布具等に用いることが好適である。
尚、本発明に用いる筆記具としては、特に限定されることはなく、尾栓を備えた構造であれば、ボールペン、シャープペンシル、万年筆、マーカー、サインペン等の筆記具に用いることができる。
1…筆記具、
2…後軸、2a…雌螺子部、2b…後部内周部、2c…リブ、
2d…内突起(被係止部)、2e…内溝部、2f…前方壁部、2g…先端角部、
2h…内側部、2i…後端面、
3…前軸、3a…前部雄螺子部、3b…後部雌螺子部、
4…先口、4a…雄螺子部、
5…軸筒、
6…尾栓、6a…内孔、6b…有底部、6c…内筒部、6d…鍔部、6e…後筒部、
6f…切欠部、6g…係止突起、6h…第一ガイド部、6h1…前部第一ガイド部、
6h2…後部第一ガイド部、6i…第二ガイド部、6i1…前部第二ガイド部、
6i2…後部第二ガイド部、6j…第一溝部、6k…第二溝部、
6m…後方傾斜部、6n…後方壁部、
7…ボールペンレフィル、7a…先端部、
8…ボールペンチップ、
9…インキ収容筒、
10…チップホルダー、
11…コイルスプリング、
50…軸筒、
60…尾栓、60c…内筒部、60f…切欠部、
100…筆記具。

Claims (3)

  1. 後端部に開口部を備えた軸筒と、前記開口部に装着される尾栓と、を備えた筆記具であって、
    前記尾栓は、後端に有底部を備えた筒状に形成されると共に、前記軸筒の後端部に当接する鍔部と、前記軸筒の内壁に設けた被係止部に係止する係止部と、外周部に外方へ向って突出するよう形成されたガイド部と、外周部に内外を貫通するように形成され軸方向に延びる切欠部と、を具備し、
    前記ガイド部は、軸方向に延びる第一ガイド部と、軸周方向に延びる第二ガイド部と、を有し、前記第一ガイド部の外側面に、溝状に形成され軸周方向に延びる第一溝部を備えると共に、前記第二ガイド部の外周面に、溝状に形成され軸周方向に延びる第二溝部を備え、前記第一溝部と前記第二溝部とが連通するよう形成され、
    前記軸筒の内壁に、前記第一ガイド部が挿入される内溝部と、前記第二ガイド部と摺接する内側部と、が形成され、
    前記尾栓のガイド部が、前記第一溝部及び前記第二溝部により軸方向に分断されて形成されていることを特徴とする筆記具。
  2. 前記切欠部により前記第二ガイド部の少なくとも一部が軸周方向に分断されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記第二ガイド部の前端が前記第一ガイド部の前端より後方に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の筆記具。
JP2017246774A 2017-12-22 2017-12-22 筆記具 Active JP6967446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017246774A JP6967446B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017246774A JP6967446B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019111723A JP2019111723A (ja) 2019-07-11
JP6967446B2 true JP6967446B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=67222018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017246774A Active JP6967446B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6967446B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4203153B2 (ja) * 1998-09-14 2008-12-24 パイロットインキ株式会社 筆記具用部品の連結構造
JP3132133U (ja) * 2007-03-16 2007-05-31 パイロットインキ株式会社 筆記具用部材の連結構造
JP2009279801A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Sailor Pen Co Ltd:The 筆記具の尾冠取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019111723A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5413428A (en) Writing instrument
JP5196481B2 (ja) 複式筆記具
JP6967446B2 (ja) 筆記具
JP7057124B2 (ja) 筆記具
JP2008221512A (ja) 複式筆記具
JP2011194829A (ja) ボールペン
JP5215768B2 (ja) 筆記具
JP5137739B2 (ja) 多芯筆記具
JP4766963B2 (ja) シャープペンシル
JP2009034879A (ja) ボールペン
JP6811124B2 (ja) ノック式筆記具
EP0538503B1 (en) A rotary-cam ball-point pen
JP5731556B2 (ja) 筆記具
JP6334884B2 (ja) ボールペン
JP6275409B2 (ja) クリップの軸筒への取付構造
JP6259650B2 (ja) ボールペン
JP2018140512A (ja) 筆記具の尾栓取付構造
JP2016163935A (ja) ボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具
JP2012030374A (ja) 筆記具
JP2011025579A (ja) 多芯筆記具のスライド部材における筆記体との連接構造
US20020031393A1 (en) Cap fixing construction
JP6047194B2 (ja) 筆記具
JP6512631B2 (ja) ボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具
JP6448949B2 (ja) ノック式ボールペン
JP2022053830A (ja) 複数出没式筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6967446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150