JP6966355B2 - 支柱、路側装置及び路側装置の設置方法 - Google Patents

支柱、路側装置及び路側装置の設置方法 Download PDF

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Description

この発明は、支柱、路側装置及び路側装置の設置方法に関する。
有料道路の料金所においては、ナンバープレートを撮影して車両番号を認識する車両番号認識装置が設けられている場合がある。特許文献1には、路側に設置された路側アンテナと、車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信による情報のやり取りを行い、必要な料金を収受する電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)において、料金所に進入してきた車両のナンバープレートを撮影する車両番号認識装置を備えることが記載されている。
特開2015−075841号公報
上述した特許文献1の車両番号認識装置のように、アイランド上に設置される車両番号認識装置は、装置本体部と、装置本体部を下方から支持する支柱とを備えている場合がある。このような車両番号認識装置は、アイランド上に設置する際に、少なくとも装置本体部を吊り上げた状態で結線作業を行う必要がある。例えば、アイランド上に先に支柱を設置して、後に装置本体部を支柱の上に設置する場合、予め支柱の中にケーブルを通して、支柱の上部開口からケーブル端部を引出しておく。そして、装置本体部をクレーン等で吊り上げた状態で、ケーブル端部を装置本体部の下面から装置本体部の内部に入線する。その後、装置本体部と支柱上端との間にケーブルが挟まれないようにしつつ、装置本体部を支柱の上に載せて固定する。このように、支持対象物である装置本体部にケーブルを入線する際に支持対象物を吊り上げた状態としていることで、支持対象物を吊り上げている時間が長くなり、作業者の負担が増加する可能性がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、支持対象物を吊り上げる時間を短縮し、作業者の負担を軽減できる支柱、路側装置及び路側装置の設置方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明の第一態様によれば、支柱は、信号ケーブルが結線される装置本体部を下方から支持する支柱であって、前記信号ケーブル(C)を収容可能な内部空間を有する支柱本体部(34,39)と、前記支柱本体部の上端に配置され、前記装置本体部の下面に固定される上支持部(40)と、前記上支持部よりも下方に配置され、前記支柱本体部の内部空間と外部空間とを連通させて、組み立てる際に前記信号ケーブルを前記支柱本体部の外部に退避可能な退避孔(33d,44h)を形成する退避孔形成部材(33,44)と、を備える。
前記上支持部は、前記支柱本体部の上縁から水平方向外側に延び、前記退避孔形成部材は、前記上支持部の下面と前記支柱本体部の上部との間に設けられて前記信号ケーブルを外部に退避可能な第一退避孔(44h)を有した第一退避孔形成部材(44)を備え、前記第一退避孔形成部材は、互いに向かい合うように配置され、前記上支持部の下面と前記支柱本体部の上部とに固定され、前記上支持部と、前記支柱本体部との両方に交差して傾斜する斜辺を備える二つの側壁と、二つの前記側壁の前記斜辺同士を繋ぎ、前記第一退避孔が形成された傾斜壁と、前記傾斜壁に固定可能とされ前記第一退避孔を閉塞可能な第一蓋板部と、を備え、前記支柱本体部の上部は、前記二つの前記側壁の間の外周壁に、前記支柱本体部の内部空間から前記第一退避孔形成部材の内部空間に前記信号ケーブルを入線可能な切欠き部を有する。
この第一態様では、支柱の内部空間を通るケーブルの端部を、退避孔形成部の退避孔から支柱の外部に退避させることができる。そのため、支柱の設置作業や、支柱への装置の固定作業を行う際に、ケーブルが支柱と設置面との間や、支柱と装置との間に挟み込まれることがない。また、支柱の設置作業や、支柱への支持対象物の固定作業を済ませた後に、退避孔に退避させていたケーブルを、例えば、支持対象物の内部に入線する等の作業を行うことができる。そのため、支持対象物を吊り上げた状態でケーブルを支持対象物に入線する作業を行う必要が無くなる。
したがって、支持対象物を吊り上げている時間を短縮して、作業者の負担を軽減できる。
さらに、アイランド上に設置された支柱の上支持部に対して支持対象物を載せて固定する際に、上支持部の直ぐ近くで第一退避孔により信号ケーブルを退避させることができる。そのため、上支持部に支持対象物を固定した後に、第一退避孔に退避させていた信号ケーブルを支持対象物の内部に容易に入線できる。
この発明の第態様によれば、第態様に係る退避孔形成部は、前記支柱本体部よりも下方に配置され、前記ケーブルを外部に退避可能な第二退避孔(33d)を形成する第二退避孔形成部材(33)を備えていてもよい。
このように構成することで、例えば、地下ピット等から上がってくる信号ケーブルを、第二退避孔に退避させることができる。そのため、設置面の上に支柱を設置する際に、支柱本体部に信号ケーブルを通さずに、設置面の上への支柱の設置を完了させることができる。
この発明の第三態様によれば、支柱は、信号ケーブルが結線される装置本体部を下方から支持する支柱であって、前記信号ケーブルを収容可能な内部空間を有する支柱本体部と、前記支柱本体部の上端に配置され、前記装置本体部の下面に固定される上支持部と、前記上支持部よりも下方に配置され、前記支柱本体部の内部空間と外部空間とを連通させて、組み立てる際に前記信号ケーブルを前記支柱本体部の外部に退避可能な退避孔を形成する退避孔形成部材と、を備え、前記退避孔形成部材は、前記支柱本体部よりも下方に配置され、前記信号ケーブルを外部に退避可能な第二退避孔を有し下方に向かって開口すると共に前記支柱本体部の内部空間と連通する内部空間を有し断面四角形の筒状に形成された第二退避孔形成部材を備え、前記第二退避孔形成部材は、前記支柱本体部の軸線を中心とした四方に第二退避孔を形成するフレーム部と、前記フレーム部に固定され前記第二退避孔を閉塞する第二蓋板部と、を備える。
この発明の第四態様によれば、第二又は第三態様に係る支柱において、前記第二退避孔形成部材と、前記支柱本体部との間に、少なくとも端子台(70a)を収容する端子台収容部(70)を備えていてもよい。
このように構成することで、第二退避孔に退避させていた信号ケーブルを、端子台収容部に収容された端子台に容易に結線することができる。そのため、第二退避孔に退避させていた信号ケーブルを、支柱本体部に通す必要が無くなる。
この発明の第五態様によれば、路側装置は、装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える第一から態様の何れか一つの態様に係る支柱と、を備える。
五態様のように構成することで、支柱の設置作業や、支柱への装置本体部の固定作業を行う際に、信号ケーブルが支柱と設置面との間や、支柱と装置本体部との間に挟み込まれることがない。また、支柱の設置作業や、支柱への装置本体部の固定作業を済ませた後に、退避孔に退避させていた信号ケーブルを、例えば、装置本体部の内部に入線する等の作業を行うことができる。そのため、装置本体部を吊り上げた状態で信号ケーブルを装置本体部に入線する作業を行う必要が無くなる。
したがって、装置本体部を吊り上げている時間を短縮して、作業者の負担を軽減できる。
この発明の第態様によれば、路側装置の設置方法は、装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える第態様に係る支柱と、を備える路側装置の設置方法であって、前記支柱を設置するとともに、前記第一退避孔形成部材第一退避孔に前記信号ケーブルを退避させる工程(S01,S02)と、前記装置本体部を吊り上げて、前記装置本体部を前記支柱上に載せて固定する工程(S03)と、前記第一退避孔形成部材第一退避孔に退避させていた前記信号ケーブルを、前記装置本体部の内部に入線して結線する工程(S04,S05)と、を含む。
このようにすることで、装置本体部を吊り上げた状態で、支柱の内部を通る信号ケーブルを装置本体部の内部に入線する必要が無くなる。そのため、装置本体部を吊り上げる時間を短縮することが可能となる。
この発明の第態様によれば、路側装置の設置方法は、装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える第二又は第三態様に係る支柱と、を備える路側装置の設置方法であって、地下ピットから前記第二退避孔形成部材第二退避孔に前記信号ケーブルを退避させる工程(S11)と、前記支柱を設置する工程(S12)と、前記第二退避孔形成部材第二退避孔に退避させていた前記信号ケーブルを、前記装置本体部の内部に入線して結線する工程(S04、S05)と、を含む。
このようにすることで、地下ピットから支柱の内部に信号ケーブルを入線する際に、第二退避孔に信号ケーブルを退避させて、設置面と支柱との間に信号ケーブルが挟み込まれることを抑制できる。
この発明の第態様によれば、路側装置の設置方法は、装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える第四態様に係る支柱と、を備える路側装置の設置方法であって、前記支柱に前記装置本体部を固定するとともに、前記端子台と前記装置本体部とを内部信号ケーブルによって接続する工程(S21)と、前記支柱と前記装置本体部とを吊り上げた状態で、地下ピットから前記第二退避孔形成部材の第二退避孔に前記信号ケーブルを退避させる工程(S22)と、前記支柱を設置面の上に設置する工程(S23)と、前記第二退避孔形成部材の第二退避孔に退避させていた前記信号ケーブルを、前記端子台の内部に入線して結線する工程(S24)と、を含む。
このようにすることで、予め端子台と装置本体部とが内部信号ケーブルによって接続された状態にできるので、装置本体部と共に支柱を吊り上げて、同時に設置面の上に設置できる。この際、第二退避孔形成部に信号ケーブルを退避させることで、装置本体部と支柱とを吊り上げる時間を短縮できる。また、設置面の上に装置本体部及び支柱を設置した後に退避させていた信号ケーブルを端子台に結線すればよいので、信号ケーブルを装置本体部まで上げる必要が無い。
上記路側装置及び路側装置の設置方法によれば、装置本体を吊り上げる時間を短縮し、作業者の負担を軽減できる。
この発明の実施形態における車両番号認識装置が設置される料金所の構成を示す図である。 この発明の第一実施形態における車両番号認識装置の斜視図である。 この発明の第一実施形態における下支柱を示す図である。 この発明の第一実施形態における上支柱を示す図である。 この発明の第一実施形態における第一退避孔形成部の斜視図である。 この発明の第一実施形態における車両番号認識装置の設置方法のフローチャートである。 この発明の第一実施形態における下支柱をアイランドに設置した状態を示す図である。 この発明の第一実施形態における上支柱の第一退避孔にケーブルを退避させた状態を示す図である。 上支柱を下支柱に連結した支柱を示す図である。 上記支柱に装置本体部を設置した状態を示す図である。 この発明の第一実施形態においてケーブルがアイランド上を通る場合を示す図である。 この発明の第一実施形態の変形例における車両番号認識装置の設置方法のフローチャートである。 この発明の第一実施形態の変形例における下部退避孔にケーブルを退避させた状態を示す図である。 この発明の第一実施形態の変形例における上部退避孔にケーブルを退避させた状態を示す図である。 この発明の第二実施形態における車両番号認識装置の概略構成を示す図である。 この発明の第二実施形態における車両番号認識装置の設置方法のフローチャートである。
(第一実施形態)
次に、この発明の実施形態における車両番号認識装置及び車両番号認識装置の設置方法を図面に基づき説明する。
(料金所)
図1は、この発明の実施形態における車両番号認識装置を備える料金収受システムの概要を示す図である。
この実施形態に係る料金収受システム100は、有料道路の料金所に設置された料金自動収受機10、車種判別装置3、発進制御機5、及び発進検知器6と、料金所事務所に設置された監視装置8と、を備えている。
料金所は、有料道路の入口又は出口に設けられ、有料道路を走行する車両から通行料金を収受するための施設である。この実施形態では、料金収受システム100が有料道路の出口料金所に設けられている例について説明するが、他の実施形態では、料金収受システム100は有料道路の入口料金所に設けられていてもよい。
料金所事務所は料金所から離れた場所に設けられ、係員が監視装置8を介して複数の料金所を監視するための施設である。
図1の例では、出口料金所には、有料道路と一般道路とを接続する車線Lの両側にアイランドIが敷設されている。
なお、以下の説明では、車線Lが延在する方向(図1における±X方向)を「車線方向」、車線方向の有料道路側(図1の−X側)を「上流側」または「車線方向手前側」、車線方向の一般道路側(図1の+X側)を「下流側」とも記載する。また、車線方向と水平に直交する方向(図1における±Y方向)を「車線幅方向」とも記載し、車線方向と垂直に直交する方向(図1における±Z方向)を「高さ方向」とも記載する。
料金自動収受機10は、アイランドI上に設置されており、車線L上に停止した車両Aとの間で通行料金の収受を行う。
車種判別装置3は、料金自動収受機10よりも車線方向上流側(図1の−X側)に設けられ、料金所に到来する車両Aの車種を判別するための装置である。
この実施形態では、車種判別装置3は、車両検知器7と、車両番号認識装置(路側装置)11と、車種判別部12とを備えている。
車両検知器7は、アイランドI上において高さ方向(±Z方向)に延在し、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光塔及び受光塔を通じて、車線Lを走行する車両Aの進入/退出に応じた検知信号を出力する。
車両番号認識装置11は、車線方向(±X方向)において車両検知器7が設置されている地点に到達した車両Aの車体を正面側から撮影可能な位置に設けられている。車両番号認識装置11は、車両検知器7から車両Aの進入を示す検知信号が出力されたタイミングで車両Aを正面側から撮影し、当該車両Aのナンバープレートを含んだ画像データを取得する。そして、取得した画像データに所定の画像認識処理を施すことにより、画像データに含まれる車両Aのナンバープレート情報(NP情報)を出力する。なお、NP情報は、ナンバープレートの大きさ(プレートサイズ)、及びナンバープレートに刻印された分類番号(NP番号)を含む情報である。
車種判別部12は、車両番号認識装置11から出力されたNP情報に基づいて、車両Aの車種を判別する。また、車種判別部12は、判別した車両Aの車種を料金自動収受機10に送信する。
発進制御機5は、料金自動収受機10よりも車線方向下流側(+X側)に設けられており、開閉バーの開閉により車線Lを開放、閉塞することで、当該車線Lを走行する車両Aの発進、停止を制御する。
発進制御機5は、車両の発進を許可する許可信号を受信すると開閉バーを開き、車両の発進を禁止する停止信号を受信すると開閉バーを閉じる。
これにより、発進制御機5は、料金自動収受機10が車両Aの通行料金の収受処理を完了するまで、車両Aが車線Lから退出することを規制する。
発進検知器6は、発進制御機5よりも車線方向下流側(+X側)であって、車線Lの最下流に設けられており、車両Aが車線Lから退出したか否かを検出する。
発進検知器6は、車両Aが車線Lから退出したことを検出すると、退出検知信号を料金自動収受機10に送信するとともに、発進制御機5に後続車両の発進を禁止する停止信号を出力する。
監視装置8は、料金自動収受機10とネットワークNWを介して通信可能に接続されている。監視装置8は、料金所事務所に駐在する係員により操作され、料金自動収受機10との間で情報及び命令の送受信を行うことにより、料金収受処理の支援を行う装置である。
(車両番号認識装置)
図2は、この発明の第一実施形態における車両番号認識装置の斜視図である。
図2に示すように、車両番号認識装置11は、装置本体部(支持対象物)20と、支柱21と、を備えている。
装置本体部20は、車線Lを走行する車両Aの主にナンバープレートを撮影する機能を有している。この装置本体部20は、筐体22を備えている。この筐体22は、イメージセンサ、光学レンズ、RAM等の記憶装置等、デジタル撮影するための部品(何れも図示せず)や、画像処理等を行うコンピュータなどの電子機器(図示せず)を内部に収容している。筐体22は、前板22aと、後板22bと、上板22cと、下板22dと、右板22eと、左板22fとを備える箱状に形成されている。この実施形態における筐体22は、光軸Laが延びる方向に長い直方体状に形成されている。
筐体22は、前板22aに窓部(図示せず)を備えている。この窓部(図示せず)は、光学レンズ(図示せず)を通してイメージセンサ上に結像するための光を筐体22の内部に取り込む。筐体22は、更に、この窓部(図示せず)に水滴等が付着することを低減する第一庇部23Aを窓部(図示せず)の周囲に備えている。筐体22は、更に、第一庇部23Aの周囲に間隔をあけて第二庇部23Bが形成されている。第二庇部23Bは、筐体22の右板22e、左板22f及び上板22cを、光軸Laの延びる筐体22の前方へ延長するようにして形成されている。なお、この実施形態においては、第一庇部23A、第二庇部23Bを両方備える筐体22を例示したが、第一庇部23A、第二庇部23Bは、必要に応じて設ければ良い。
筐体22は、更に、上板22cに複数の吊り具24を備えている。この実施形態で例示する筐体22の吊り具24は、互いに間隔をあけて配置されている。装置本体部20は、アイランドI上への設置時や搬送時などに、これら吊り具24を介してクレーン等により吊り上げ可能となっている。
また、筐体22は、下板22dに、筐体22の内部空間と、支柱21の内部空間とを連通させる開口部22hを備えている。この開口部22hは、支柱21の内部空間を通るケーブルCを筐体22内に入線するために用いられる。開口部22hから筐体22内に入線されたケーブルCは、筐体22内に設置された信号端子台20Tに結線される。
(支柱)
図3は、この発明の第一実施形態における下支柱を示す図である。図4は、この発明の第一実施形態における上支柱を示す図である。
図2から図4に示すように、支柱21は、下支柱30と、上支柱31と、を備えている。この支柱21は、装置本体部20を下方から支える。言い換えれば、支柱21は、アイランドIから上方に延びて、装置本体部20の下板22dに接続されている。この支柱21によって、装置本体部20は、アイランドIの上面よりも上方においてその位置が保持されている。
(下支柱)
図2、図3に示すように、下支柱30は、アイランドIの上面から上方に向かって延びるように設置可能とされている。下支柱30は、下固定プレート部32と、入線箱部33と、下支柱本体部34と、を備えている。
下固定プレート部32は、例えば、アイランドI上に設けられたアンカーボルト(図示せず)に締結可能なように形成されている。この実施形態における下固定プレート部32は、平板状に形成されて入線箱部33の下縁から水平方向に延びるように形成されている。この実施形態における下固定プレート部32は、上面視又は下面視における輪郭が実質的に正方形に形成されている。下固定プレート部32の四つの角部32aは、それぞれ面取りされ、これら角部32aの近くにそれぞれ、アイランドIに設置されたアンカーボルトを挿入可能な第一取付孔35が形成されている。また、下固定プレート部32には、下方から下支柱30内にケーブルCを挿入可能な下開口部32hが形成されている。
入線箱部33は、下固定プレート部32の上面32cから上方に向かって突出する中空の箱状に形成されている。この入線箱部33は、装置本体部20に接続されるケーブルCを支柱21の内部に容易に入線可能とする。この実施形態における入線箱部33は、下方に向かって開口する断面四角形の筒状に形成されている。具体的には、入線箱部33は、軸線O1を中心とした四方に下部退避孔(第二退避孔)33dを形成するフレーム部(第二退避孔形成部)33eと、下部退避孔33dを閉塞する蓋板部33aと、蓋板部33aの上縁から軸線O1に向かって水平に延びる上支持板部33bと、を有している。四つの蓋板部33aは、ホールソー等で加工することにより、容易にその厚さ方向に貫通孔を形成することができるようになっている。
上支持板部33bは、四つの蓋板部33aと交差する方向に延びる平板状に形成されている。上支持板部33bは、四つの蓋板部33aの上縁から軸線O1に向かって延びており、軸線O1回りに円形の開口部33bhを形成している。上支持板部33bは、この開口部33bhの周縁に下支柱本体部34の下縁が、例えば、溶接等により接続されている。
下支柱本体部34は、上支持板部33bから上方に向かって延びる円筒状に形成されている。下支柱本体部34の内部空間は、上支持板部33bに形成された開口部33bhを介して、入線箱部33の内部空間と連通されている。ここで、この実施形態で例示する下支柱本体部34には、下支柱本体部34の下部の外周面と上支持板部33bの上面との間に渡るように形成されたリブ部材37が固定されている。リブ部材37は、いわゆる三角リブと称されるものであって、軸線O1を中心とした周方向に間隔をあけて複数、より具体的には四つが配置されている。なお、リブ部材37は、入線箱部33による下支柱本体部34の支持強度が十分に得られる場合には省略しても良い。
下支柱本体部34は、複数の雌ネジ部38を備えている。これら複数の雌ネジ部38は、軸線O1方向に第一の間隔L1をあけて配置されるとともに、軸線O1に沿って直列に配置されている。さらに、これら直列に配置された雌ネジ部38の列は、軸線O1を中心とした周方向に、120度ピッチで形成されている。
この実施形態の雌ネジ部38は、120度ピッチに配置されたそれぞれの列において、軸線O1方向に五つ並んで形成されている場合を例示している。この実施形態においては、この五つの雌ネジ部38のうち、上下に隣り合う二つを同時に使用するようになっている。このように上下に隣り合う二つの雌ネジ部38を、五つの雌ネジ部38の中から適宜選択することで、下支柱本体部34に連結される上支柱31の高さ位置を調整することが可能となっている。
(上支柱)
図2、図4に示すように、上支柱31は、装置本体部20から下方に向かって延びて下支柱30に連結可能となっている。この上支柱31は、上支柱本体部39と、上固定プレート部40(図4参照)と、第一退避孔形成部44と、を備えている。
上支柱本体部39は、下方に開口する円筒状に形成されている。この上支柱本体部39は、下支柱本体部34の外径R1(図3参照)よりも僅かに大きい内径R2を有している。これにより、上支柱本体部39の軸線O2の延長線上に下支柱本体部34の軸線O1を重ならせるように配置した姿勢で、下支柱本体部34を上支柱本体部39に対して出没させることが可能となっている。また、下支柱本体部34と上支柱本体部39とは、軸線O1,O2を中心とした周方向への相対変位が可能となっている。この上支柱本体部39と下支柱本体部34とによって、この発明の支柱本体部が構成されている。
上支柱本体部39は、複数の長孔41を形成する長孔形成部42を備えている。これら複数の長孔41は、軸線O2方向に第一の間隔L1をあけて二つ配置されるとともに、雌ネジ部38と同様に、軸線O2を中心とした周方向に120度ピッチで形成されている。長孔41は、軸線O2を中心とした周方向に延びており、軸線O2方向で隣り合う長孔41、言い換えれば上下方向で隣り合う長孔41は、周方向におけるそれぞれの端部の位置が一致している。ここで、長孔41における120度ピッチとは、軸線O2を中心とした周方向の一方の端部の位置が120度ピッチになることを意味する。長孔41は、軸線O2を中心とした周方向に長さを有しているため、軸線O2を中心とした周方向で隣り合う長孔41の間隔は120度よりも小さい角度範囲になっている。
図2に示すように、上支柱本体部39と下支柱本体部34とは、ピン部材45を介して連結されている。この実施形態におけるピン部材45としては、半ネジ型の第一ボルト46と、全ネジ型の第二ボルト47との二種類が存在する。これら第一ボルト46と第二ボルト47とは、それぞれ雄ネジが形成された軸部(図2において図示せず)と、ボルト頭部46h,47hとを備えている。軸部(図2において図示せず)は、長孔41の幅よりも小さい直径を有し、長孔41に対して挿入可能とされている。その一方でボルト頭部46h,47hは、長孔41の幅よりも大きく形成されている。
第一ボルト46は、上支柱本体部39と下支柱本体部34との上下方向への相対変位を規制しつつ、下支柱本体部34に対する上支柱本体部39の軸線O2を中心とした周方向への回転を可能としている。第一ボルト46の軸部は、軸線O2方向に並んで配置された二つの長孔41のうち、一方の長孔41に挿入されて、この長孔41に対向配置された下支柱本体部34の雌ネジ部38に対してねじ込まれる。
第一ボルト46の軸部は、いわゆる半ネジであり、ボルト頭部46hに近い側の、上支柱本体部39の厚さよりも僅かに大きい範囲に、雄ネジが形成されていない部分が存在する。そのため、第一ボルト46に形成された雄ネジを雌ネジ部38に全てねじ込んだとしても、上支柱本体部39が第一ボルト46のボルト頭部46hと下支柱本体部34との間に挟み込まれて保持されない。その一方で、第一ボルト46の軸部が長孔41に挿入されているので、下支柱本体部34に対する上支柱本体部39の上下方向への変位が規制される。
第二ボルト47は、下支柱本体部34に対して上支柱本体部39を固定する。第二ボルト47は、軸線O2方向に並んで配置された二つの長孔41のうち、第一ボルト46が挿入されていない他方の長孔41に挿入されて、この長孔41に対向配置された下支柱本体部34の雌ネジ部38に対してねじ込まれている。この第二ボルト47の軸部は、いわゆる全ネジであり、軸部の長さ方向全域に雄ネジが形成されている。そのため、第二ボルト47に形成された雄ネジを雌ネジ部38にねじ込むことで、上支柱本体部39が第二ボルト47のボルト頭部47hと下支柱本体部34との間に挟み込まれて保持される。
なお、この第一実施形態における第一ボルト46及び第二ボルト47は、支柱21の内部を通るケーブルCを傷つけないように、軸部の先端が、曲面又は球面状に形成されていてもよい。
図4に示すように、上固定プレート部40は、装置本体部20の下板22dの下面にボルト、ナット等の留め具(図示せず)により固定される。この実施形態における上固定プレート部40は、平板状に形成されて上支柱本体部39の上縁から水平方向に延びるように形成されている。つまり、上固定プレート部40は、少なくとも上支柱本体部39の上縁よりも内側にプレート開口部40hを備えている。この実施形態における上固定プレート部40は、上面視又は下面視における輪郭が、装置本体部20の下板22d(図3参照)よりも小さい矩形状に形成されている。この上固定プレート部40と上支柱本体部39との間には、上述した下支柱30のリブ部材37と同様に形成された、いわゆる三角リブであるリブ部材43が設けられて補強されている。
(第一退避孔形成部)
図5は、この発明の第一実施形態における第一退避孔形成部の斜視図である。
図4、図5に示すように、第一退避孔形成部44は、上支柱本体部39の外部にケーブルCを退避させることが可能な上部退避孔(第一退避孔)44hを形成する。ここで、ケーブルCを退避させるとは、下方から上方に向かって延びるケーブルCの上端部を、上固定プレート部40に形成されたプレート開口部40h(図4参照)を介さずに、上支柱31の外部に出すことを意味する。この実施形態における第一退避孔形成部44は、上固定プレート部40と上支柱本体部39の上部との間に渡るように形成されている。この第一退避孔形成部44は、二つの側壁44aと、傾斜壁44bと、縦壁44cと、横壁44dと、第一蓋板44eと、をそれぞれ備えている。
二つの側壁44a(図中、一方の側壁44aのみを示す)は、上固定プレート部40と上支柱本体部39との間に渡るように形成されている。これら側壁44aは、互いに向かい合うように配置され、リブ部材43よりも軸線O2を中心とした径方向の長さが長く形成されている。これら側壁44aは、リブ部材43と同様に直角三角形に近い形状をなしており、上固定プレート部40と、上支柱本体部39との両方に交差するように傾斜する斜辺44asを備えている。
傾斜壁44bは、二つの側壁44aの斜辺44as同士を繋ぐように形成されており、ケーブルCを外部に退避可能な上部退避孔44hが形成されている。上支柱31の軸線O2が上下方向に延びる姿勢のときに、この傾斜壁44bの外面は、軸線O2から離れる方向である斜め下方を向いている。この傾斜壁44bに形成されている上部退避孔44hも、斜め下方を向いて開口している。上部退避孔44hは、ケーブルCの端部を上支柱31の外部に退避させることが可能な大きさで形成されている。作業性の観点から、上部退避孔44hは、作業者の手を通すことが可能な大きさとしてもよい。なお、この第一実施形態における上部退避孔44hは、矩形状に形成される場合を例示しているが、上部退避孔44hの形状は、ケーブルCの端部を外部に退避可能な形状であれば如何なる形状であってもよい。
縦壁44cは、軸線O2が上下に延びる姿勢の場合に、傾斜壁44bの上側に位置する端縁と上固定プレート部40の下面とを繋ぐように形成されている。
横壁44dは、軸線O2が上下に延びる姿勢の場合に、傾斜壁44bの下側に位置する端縁と上支柱本体部39の外周面との間を繋ぐように形成されている。
このように形成された第一退避孔形成部44の内部は、上支柱本体部39の内部空間と連通されている。より具体的には、上支柱本体部39は、互いに対向するように配置された二つの側壁44aの間に、外周壁39aの形成されていない切欠き部39b(図4参照)が存在している。上支柱本体部39を通るケーブルCは、この切欠き部39bを介して、上支柱本体部39の内部空間から第一退避孔形成部44の内部空間に入線可能となっている。
この実施形態における上固定プレート部40のプレート開口部40hは、対向するように配置された二つの側壁44aの間にまで広がっている。そして、装置本体部20の下板22dには、このプレート開口部40hと重なるように開口部22h(図2参照)が形成されている。つまり、第一退避孔形成部44の内部空間は、上支柱本体部39の内部空間を経由せずに、上固定プレート部40のプレート開口部40h及び下板22dの開口部22hを介して、直接的に装置本体部20の内部空間と連通されている。なお、プレート開口部40h及び開口部22hの形状は、上部退避孔44hに退避されていたケーブルCを装置本体部20の内部に入線可能な形状であれば如何なる形状であっても良い。
第一蓋板44eは、上部退避孔44hを閉塞可能な板状をなし、ボルト等の留め具によって傾斜壁44bに固定可能とされている。この実施形態における第一蓋板44eは、上部退避孔44hを閉塞可能なように、上部退避孔44hよりも大きい矩形板状に形成されている。つまり、上部退避孔44hは、この第一蓋板44eによって開閉可能となっている。なお、第一蓋板44eの開閉は、ボルト等の留め具を用いて行うものに限られない。第一蓋板44eを開閉する機構は、上部退避孔44hを開閉できる機構であれば如何なるものを用いてもよい。また、傾斜壁44b及び上部退避孔44hは、軸線O2が上下方向に延びる姿勢で、斜め下方を向くように形成される場合について説明した。しかし、上部退避孔44hの向きは、斜め下方を向くものに限られない。また、第一退避孔形成部44を上支柱本体部39とは個別に形成する場合について説明したが、上部退避孔44hを上支柱本体部39に形成するようにしても良い。
(設置方法)
この実施形態における車両番号認識装置11は、上述した構成を備えている。次に、上述した車両番号認識装置11の設置方法について図面を参照しながら説明する。
図6は、この発明の第一実施形態における車両番号認識装置の設置方法のフローチャートである。図7は、この発明の第一実施形態における下支柱をアイランドに設置した状態を示す図である。図8は、この発明の第一実施形態における上支柱の第一退避孔にケーブルを退避させた状態を示す図である。図9は、上支柱を下支柱に連結した支柱を示す図である。図10は、上記支柱に装置本体部を設置した状態を示す図である。
図6に示すように、この第一実施形態における設置方法では、まず、支柱21をアイランドI上に設置するとともに、第一退避孔形成部44の上部退避孔44hにケーブルCを退避させる。より具体的には、図7に示すように、アイランドIの地下ピットPからアイランドI上に上がってきたケーブルCを、下開口部32hから下支柱30の内部に通し、ケーブルCを下支柱30の上端部から出す。そして、下支柱30をアイランドI上に設置する(ステップS01)。その後、図8に示すように、上支柱31の下端からケーブルCを挿入して、上部退避孔44hから上支柱31の外部にケーブルCを退避させる(ステップS02)。そして、図9に示すように、上支柱31をピン部材45によって下支柱30に連結する。
次いで、装置本体部20を吊り上げて、この装置本体部20を支柱21上に載せて固定する(ステップS03)。より具体的には、図10に示すように、上固定プレート部40の上に装置本体部20の下板22dを載せて固定する。
その後、上部退避孔44hに退避させていたケーブルCを、装置本体部20に入線し、信号端子台20Tに結線する(ステップS04、ステップS05)。この際、例えば、装置本体部20の右板22e又は左板22fを取り外した状態で、下板22dの開口部22hから、上部退避孔44hに退避されているケーブルCを装置本体部20の内部に入線する。そして、ケーブルCの被覆を処理するなどして、装置本体部20内部に収容されている信号端子台20Tに結線する。なお、第一蓋板44eは、ケーブルCを装置本体部20の内部に入線した後、如何なるタイミングで傾斜壁44bに取り付けても良い。
図11は、この発明の第一実施形態においてケーブルがアイランド上を通る場合を示す図である。
なお、上述した車両番号認識装置11の設置方法においては、アイランドIの地下ピットPを通るケーブルCを対象にして説明した。しかし、図11に示すように、ケーブルCがアイランドI上に設置された配管PP内を通る場合にも適用できる。この場合、支柱21をアイランドIに設置する際に、入線箱部33の蓋板部33aの一つにホールソー等により孔を形成し、フレキシブルパイプFP等を介して配管PPの内部空間と入線箱部33の内部空間とを連通させればよい。なお、フレキシブルパイプFPと入線箱部33との接続部、及配管PPとフレキシブルパイプFPとの接続部には、粘土等により防水処理を行ってもよい。
上述した第一実施形態によれば、支柱21の内部空間を通るケーブルCの端部を、第一退避孔形成部44の上部退避孔44hから一時的に支柱21の外部に退避させることができる。そのため、支柱21への装置本体部20の固定作業を行う際に、支柱21と装置本体部20との間に挟み込まれることがない。また、支柱21への装置本体部20の固定作業を済ませた後に、上部退避孔44hに退避させていたケーブルCを、装置本体部20の内部に入線する等の作業を行うことができるため、装置本体部20を吊り上げた状態でケーブルCを装置本体部20内に入線する作業を行う必要が無い。その結果、装置本体部20を吊り上げている時間を短縮し、作業者の負担を軽減することが可能となる。
さらに、第一実施形態では、上固定プレート部40と上支柱本体部39の上部との間に渡るように第一退避孔形成部44が形成されている。そのため、アイランドI上に設置された支柱21の上固定プレート部40に対して装置本体部20を載せて固定する際に、上固定プレート部40の直ぐ近くで上部退避孔44hによりケーブルCを退避させることができる。そのため、上固定プレート部40に装置本体部20を固定した後に、容易に上部退避孔44hに退避させていたケーブルCを装置本体部20の内部に入線できる。
また、第一実施形態では、入線箱部33を備えている。そのため、装置本体部20に接続されるケーブルCがアイランドI上に設置された配管PPを経由する場合、配管PPの出口に最も近い蓋板部33aに貫通孔を形成することで、この配管PPを入線箱部33に容易に接続することができる。そして、配管PPから入線箱部33へケーブルCを容易に入線できる。
さらに、第一実施形態では、上固定プレート部40の直ぐ近く(直下)で上部退避孔44hによりケーブルCを退避させることができるため、例えば、装置本体部20のみを交換する場合に、支柱21の内部空間を通るケーブルCの全てを支柱21から出す必要が無い。そのため、容易に装置本体部20の交換作業を行うことができる。
(第一実施形態の変形例)
上述した第一実施形態においては、第一退避孔形成部44の上部退避孔44hによりケーブルCを退避させる場合について説明した。しかし、ケーブルCがアイランドIの地下ピットPを経由している場合に、支柱21をアイランドIに設置する前に、ケーブルCを下部退避孔33dによって退避させることもできる。なお、この変形例の説明においては、上述した第一実施形態と同じ工程については、フローチャート中に同一符号を付して詳細説明を省略する。
図12は、この発明の第一実施形態の変形例における車両番号認識装置の設置方法のフローチャートである。図13は、この発明の第一実施形態の変形例における下部退避孔にケーブルを退避させた状態を示す図である。図14は、この発明の第一実施形態の変形例における上部退避孔にケーブルを退避させた状態を示す図である。
図12、図13に示すように、この変形例においては、まず、アイランドI上に下支柱30を設置する(ステップS11)。
次に、ケーブルCが、入線箱部33の下部退避孔33dから下支柱30の外部に退避するように、例えば、通線ワイヤー等を用いて、ケーブルCをアイランドIの地下ピットPに通す(ステップS12)。ケーブルCを退避させる下部退避孔33dは、四つの下部退避孔33dのうち何れの下部退避孔33dであっても良い。
次に、図14に示すように、例えば、下支柱30に上支柱31を連結して、下部退避孔33dに退避させていたケーブルCを、通線ワイヤー等を用いて上支柱31の上部退避孔44hまで通し、上部退避孔44hから支柱21の外部へ退避させる(ステップS13)。
次に、第一実施形態と同様に、支柱21の上固定プレート部40上に装置本体部20を固定し(ステップS03)、ケーブルCを装置本体部20の内部に入線させて(ステップS04)、信号端子台20Tに結線する(ステップS05)。
なお、この変形例の説明においては、下支柱30と上支柱31とを連結してからケーブルCを上部退避孔44hに退避させる場合について説明した。しかし、上述した実施形態と同様に、下支柱30に上支柱31を連結させる前にケーブルCを上部退避孔44hまで通して退避させるようにしても良い。
さらに、この変形例の説明においては、上部退避孔44hにケーブルCを退避させた後に上支柱31の上固定プレート部40に装置本体部20を固定する場合について説明した。しかし、上固定プレート部40に装置本体部20を固定した後に、下部退避孔33dに退避させていたケーブルCを、上部退避孔44hに退避させるようにしても良い。
入線箱部33の蓋板部33aは、ケーブルCを上部退避孔44hに退避させた後、如何なるタイミングでフレーム部33eに取り付けても良く、また、第一蓋板44eは、ケーブルCを装置本体部20の内部に入線した後、如何なるタイミングで傾斜壁44bに取り付けても良い。
この第一実施形態の変形例によれば、アイランドIの地下ピットPに通すケーブルCを、下部退避孔33dに退避させることができる。そのため、何らかの事情により下支柱30をアイランドI上に設置した状態でケーブルCを通す必要がある場合であっても、容易にアイランドIの地下ピットPからケーブルCを下支柱30に通すことができる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態の車両番号認識装置及び車両番号認識装置の設置方法を図面に基づき説明する。なお、この第二実施形態は、上述した第一実施形態の支柱に対して信号端子台収容部を備える点でのみ相違するため、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明し、重複説明を省略する。
図15は、この発明の第二実施形態における車両番号認識装置の概略構成を示す図である。
図15に示すように、この第二実施形態における車両番号認識装置211は、装置本体部20と、支柱221と、内部ケーブル72と、を備えている。
支柱221は、下支柱230と上支柱31とを備えている。下支柱230は、下固定プレート部32と、入線箱部33と、端子台収容部70と、下支柱本体部34と、を備えている。なお、下支柱230において、下固定プレート部32、入線箱部33、下支柱本体部34については、上述した第一実施形態と同じ構成であるため、詳細説明を省略する。また、図15において、入線箱部33の蓋板部33aの図示を省略する。
端子台収容部70は、入線箱部33と、下支柱本体部(支柱本体部)34との間に配置されている。端子台収容部70は、その内部に信号端子台70aを収容している。この実施形態における端子台収容部70は、支柱221の内部において、下方の入線箱部33及び上方の下支柱本体部34とそれぞれ連通される箱状に形成されている。端子台収容部70は、この箱状を形成する複数の側面70sのうち少なくとも一つが開閉可能となっている。端子台収容部70の側面70sを開放することで、端子台収容部70の内部に収容された信号端子台70aに対して作業者が結線作業等を行うことが可能となる。側面70sを開閉する機構は、開閉可能な機構であれば如何なる構成であっても良い。
下支柱本体部34と上支柱本体部39とは、端子台収容部70と、装置本体部20との内部空間をそれぞれ連通させている。下支柱本体部34は、端子台収容部70から上方に向かって延びて、上支柱本体部39に連結され、この上支柱本体部39が上固定プレート部40に接続されている。ここで、この第二実施形態では、第一実施形態と同様に、上固定プレート部40を備えている場合を例示しているが、上固定プレート部40を備えずに、上支柱本体部39が直接装置本体部20の筐体22に接続されていても良い。
内部ケーブル72は、信号端子台70aと、装置本体部20とを接続する。より具体的には、内部ケーブル72は、信号端子台70aと、装置本体部20の内部に収容された電子機器(図示せず)に接続されている。内部ケーブル72は、下支柱本体部34及び上支柱本体部39の内部空間を通り、信号端子台70aから装置本体部20の電子機器に至る。なお、内部ケーブル72は、装置本体部20の内部に収容された電子機器に直接接続するのではなく、装置本体部20の内部に設置された別の信号端子台(図示せず)に接続するようにしても良い。
ここで、この第二実施形態においては、装置本体部20と、支柱221とが一体化された状態で設置される。そのため、内部ケーブル72は、予め信号端子台70aと装置本体部20の電子機器との間で結線された状態となっている。この第二実施形態においては、支柱221の高さが調整できるようになっているため、内部ケーブル72は、支柱221の高さ調整範囲に応じて余長を有している。このように下支柱230、上支柱31によって装置本体部20の高さ調整が可能となっている場合、第一ボルト46と、第二ボルト47とを支柱221から外した場合、内部ケーブル72に不必要な力が作用して断線する可能性がある。そのため、支柱221の高さを調整可能な状態としつつ、上支柱31が下支柱230に対して抜けないようにする抜け止め構造を設けるようにしても良い。この抜け止め構造としては、支柱221の高さを最も高くなるように調整したときの支柱221の長さを有するワイヤー(金属ワイヤー)を、上支柱31の上部と下支柱230の下部とにそれぞれ固定する構造を例示できる。このようなワイヤーを用いた場合、支柱221の高さを低くした場合であってもワイヤーが曲がるため、支柱221の高さ調整の妨げにならない。
この第二実施形態の車両番号認識装置211は、上述した構成を備えている。次に、この第二実施形態の車両番号認識装置211の設置方法について図面を参照しながら説明する。
図16は、この発明の第二実施形態における車両番号認識装置の設置方法のフローチャートである。
この第二実施形態では、予め、製作工場内等において、支柱221を装置本体部20に固定するとともに、一端が信号端子台70aに接続された内部ケーブル72を、装置本体部20の内部に入線する。さらに、製作工場内等において、内部ケーブル72の他端を装置本体部20内の電子機器又は別の端子台に接続する。この内部ケーブル72が結線された支柱221と装置本体部20との組立体が、車両番号認識装置211の設置現場に搬入される。
図16に示すように、設置現場においては、まず、搬入された上記装置本体部20と支柱221との組立体を吊り上げる。次いで、地下ピットPからのケーブルCを、支柱221の下開口部32hから入線箱部33の内部に入線するとともに、入線箱部33の下部退避孔33dから外部に退避させる(ステップS21;図15中、退避させたケーブルCを二点鎖線で示す)。さらに、ケーブルCが支柱221とアイランドIとの間に挟み込まれないように、支柱221をアイランドI上に設置する(ステップS22)。その後、退避させていたケーブルCを端子台収容部70に入線させて、ケーブルCを信号端子台70aに結線する(ステップS24)。
上述した第二実施形態によれば、信号端子台70aと装置本体部20とを、予め内部ケーブル72によって接続された状態にできる。そのため、装置本体部20と共に支柱221を吊り上げて、同時にアイランドI上に設置できる。この際、下部退避孔33dにケーブルCを退避させることで、作業者は、装置本体部20と支柱221とを吊り上げた状態で結線等の作業を行わずに済む。そのため、装置本体部20と支柱221とを吊り上げる時間を短縮できる。また、アイランドI上に装置本体部20及び支柱221を設置した後に退避させていたケーブルCを信号端子台70aに結線すればよいので、ケーブルCを装置本体部20まで上げる必要が無い。その結果、結線の作業を行う作業員の負担を軽減できる。
(その他の変形例)
この発明は上述した各実施形態及び変形例の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した第一実施形態では、入線箱部33が設けられている場合について説明したが、地下ピットP経由でケーブルCが配線される場合には、入線箱部33を省略しても良い。
さらに、上述した第二実施形態の支柱221において、上支柱31と下支柱230とを連結する場合について説明したが、装置本体部20の高さ調整やパン角調整が不要な場合には、これら上支柱31と下支柱30とを一体に形成してもよい。
さらに、第二実施形態において、入線箱部33の上に端子台収容部70が配置される場合について説明した。しかし、入線箱部33と端子台収容部70とは、同一の箱で一体に形成するようにしても良い。
また、第二実施形態において、端子台収容部70が、信号端子台70aを収容している場合について説明したが、端子台であればよく、例えば、電力供給用の端子台等であっても良い。
さらに、第二実施形態において、地下ピットPからのケーブルCを下部退避孔33dに退避させてからアイランドI上に支柱221を設置する場合について説明した。しかし、第一実施形態の変形例と同様に、支柱221をアイランドI上に設置してからケーブルCを下部退避孔33dに退避させるようにしても良い。
1 料金所
3 車種判別装置
4 路側表示器
5 発進制御機
6 発進検知器
7 車両検知器
8 監視装置
10 料金自動収受機
11,211 車両番号認識装置(路側装置)
12 車種判別部
20 装置本体部
20T 信号端子台
21,221 支柱
22 筐体
22a 前板
22b 後板
22c 上板
22d 下板
22e 右板
22f 左板
22h 開口部
23A 第一庇部
23B 第二庇部
24 吊り具
30,230 下支柱
31 上支柱
32 下固定プレート部
32a 角部
32c 上面
33 入線箱部(第二退避孔形成部)
33a 蓋板部
33b 上支持板部
33bh 開口部
33d 下部退避孔(第二退避孔)
33e フレーム部(第二退避孔形成部)
34 下支柱本体部(支柱本体部)
35 第一取付孔
37 リブ部材
38 雌ネジ部
39 上支柱本体部(支柱本体部)
39a 外周壁
39b 切欠き部
40 上固定プレート部(上支持部)
40h プレート開口部
41 長孔
42 長孔形成部
43 リブ部材
44 第一退避孔形成部
44a 側壁
44as 斜辺
44b 傾斜壁
44c 縦壁
44d 横壁
44e 第一蓋板
44h 上部退避孔(第一退避孔)
45 ピン部材
46 第一ボルト
46h ボルト頭部
47 第二ボルト
47h ボルト頭部
70 端子台収容部
70a 信号端子台
70s 側面
72 内部ケーブル
100 料金収受システム
C ケーブル
I アイランド(設置面)

Claims (8)

  1. 信号ケーブルが結線される装置本体部を下方から支持する支柱であって、
    前記信号ケーブルを収容可能な内部空間を有する支柱本体部と、
    前記支柱本体部の上端に配置され、前記装置本体部の下面に固定される上支持部と、
    前記上支持部よりも下方に配置され、前記支柱本体部の内部空間と外部空間とを連通させて、組み立てる際に前記信号ケーブルを前記支柱本体部の外部に退避可能な退避孔を形成する退避孔形成部材と、
    を備え
    前記上支持部は、前記支柱本体部の上縁から水平方向外側に延び、
    前記退避孔形成部材は、
    前記上支持部の下面と前記支柱本体部の上部との間に設けられて前記信号ケーブルを外部に退避可能な第一退避孔を有した第一退避孔形成部材を備え、
    前記第一退避孔形成部材は、
    互いに向かい合うように配置され、前記上支持部の下面と前記支柱本体部の上部とに固定され、前記上支持部と、前記支柱本体部との両方に交差して傾斜する斜辺を備える二つの側壁と、
    二つの前記側壁の前記斜辺同士を繋ぎ、前記第一退避孔が形成された傾斜壁と、
    前記傾斜壁に固定可能とされ前記第一退避孔を閉塞可能な第一蓋板部と、を備え、
    前記支柱本体部の上部は、
    前記二つの前記側壁の間の外周壁に、前記支柱本体部の内部空間から前記第一退避孔形成部材の内部空間に前記信号ケーブルを入線可能な切欠き部を有する
    支柱。
  2. 前記退避孔形成部材は、
    前記支柱本体部よりも下方に配置され、前記信号ケーブルを外部に退避可能な第二退避孔を形成する第二退避孔形成部材を備える請求項に記載の支柱。
  3. 信号ケーブルが結線される装置本体部を下方から支持する支柱であって、
    前記信号ケーブルを収容可能な内部空間を有する支柱本体部と、
    前記支柱本体部の上端に配置され、前記装置本体部の下面に固定される上支持部と、
    前記上支持部よりも下方に配置され、前記支柱本体部の内部空間と外部空間とを連通させて、組み立てる際に前記信号ケーブルを前記支柱本体部の外部に退避可能な退避孔を形成する退避孔形成部材と、
    を備え
    前記退避孔形成部材は、
    前記支柱本体部よりも下方に配置され、前記信号ケーブルを外部に退避可能な第二退避孔を有し下方に向かって開口すると共に前記支柱本体部の内部空間と連通する内部空間を有し断面四角形の筒状に形成された第二退避孔形成部材を備え、
    前記第二退避孔形成部材は、
    前記支柱本体部の軸線を中心とした四方に第二退避孔を形成するフレーム部と、
    前記フレーム部に固定され前記第二退避孔を閉塞する第二蓋板部と、を備える
    る支柱。
  4. 前記第二退避孔形成部材と、前記支柱本体部との間に、少なくとも端子台を収容する端子台収容部を備える請求項2又は3に記載の支柱。
  5. 装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える請求項1から4の何れか一項に記載の支柱と、を備えた路側装置。
  6. 装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える請求項に記載の支柱と、を備える路側装置の設置方法であって、
    前記支柱を設置するとともに、前記第一退避孔形成部材第一退避孔に前記信号ケーブルを退避させる工程と、
    前記装置本体部を吊り上げて、前記装置本体部を前記支柱上に載せて固定する工程と、
    前記第一退避孔形成部材第一退避孔に退避させていた前記信号ケーブルを、前記装置本体部の内部に入線して結線する工程と、
    を含む、路側装置の設置方法。
  7. 装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える請求項2又は3に記載の支柱と、を備える路側装置の設置方法であって、
    地下ピットから前記第二退避孔形成部材第二退避孔に前記信号ケーブルを退避させる工程と、
    前記支柱を設置する工程と、
    前記第二退避孔形成部材第二退避孔に退避させていた前記信号ケーブルを、前記装置本体部の内部に入線して結線する工程と、
    を含む、路側装置の設置方法。
  8. 装置本体部と、前記装置本体部を下方から支える請求項4に記載の支柱と、を備える路側装置の設置方法であって、
    前記支柱に前記装置本体部を固定するとともに、前記端子台と前記装置本体部とを内部信号ケーブルによって接続する工程と、
    前記支柱と前記装置本体部とを吊り上げた状態で地下ピットから前記第二退避孔形成部材の第二退避孔に前記信号ケーブルを退避させる工程と、
    前記支柱を設置面の上に設置する工程と、
    前記第二退避孔形成部材の第二退避孔に退避させていた前記信号ケーブルを、前記端子台の内部に入線して結線する工程と、
    を含む、路側装置の設置方法。
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