JP6966309B2 - 絶縁抵抗計およびその測定方法 - Google Patents
絶縁抵抗計およびその測定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6966309B2 JP6966309B2 JP2017237078A JP2017237078A JP6966309B2 JP 6966309 B2 JP6966309 B2 JP 6966309B2 JP 2017237078 A JP2017237078 A JP 2017237078A JP 2017237078 A JP2017237078 A JP 2017237078A JP 6966309 B2 JP6966309 B2 JP 6966309B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- measurement target
- insulation resistance
- value
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
絶縁抵抗計は、高圧ケーブルやトランスやモータなどの絶縁抵抗の測定に用いられる。その測定は、測定対象に試験電圧を印加し、印加した試験電圧と流れる電流とに基づいて測定対象の抵抗値を求めている。
測定は、測定開始を指示すると、絶縁抵抗計から測定対象に直流の試験電圧が印加され、測定対象に印加されている試験電圧と、測定対象に流れる電流値を測定し抵抗値を算出して表示している。
測定対象の容量値は、測定対象によって容量値が変わってくるので、充電が完了して測定値が安定するまでの時間は測定対象によってさまざまになる。たとえば、測定対象が高圧ケーブルであった場合でも、その太さ、絶縁体、長さによって容量値が変わってくるので、充電時間はいちがいには定まらない。
このように、測定対象に絶縁抵抗計を接続して絶縁抵抗を測定しようとしても、測定者は、測定値が安定するまで、どのくらいの時間を待てばわからない問題がある。
充電完了の時間がわからないことから、一律に何分経過という基準を決めて絶縁抵抗値を求めて表示する技術もあるが、それでは、測定の正確性に問題が残る。
本実施の形態の絶縁抵抗計1は、電源部2、電圧検出部3、電流検出部4、A/D変換部5、制御部6、操作部7、記憶部8、表示部9を備え、測定対象11についての絶縁抵抗値Rを測定可能に構成されている。
記憶部8には、測定対象11への試験電圧の印加の開始からの経過時間Tごとの印加電圧Vvについてのデータを記憶する。この記憶部8に記憶されるデータに基づいて、制御部6の演算手段が、測定対象11の絶縁抵抗値を算出するとともに、測定対象11の容量、充電完了までの時間を演算する。
表示部9は、液晶あるいは有機EL等からなる表示装置であり、測定された絶縁抵抗の値、充電完了の待ち時間や、測定操作に必要な情報等を表示する。
ここで、測定開始されると、電源部2から直流電圧が出力され、測定対象11に試験電圧が印加される。測定対象11が容量性の場合は、測定開始直後は、定電圧印加とならず、定電流印加となり、印加電圧は漸次増加する。
t={C×(V2−V1)}/I
t:t1からt2までの時間 C:容量、 V1:t1時の充電電圧(試験電圧)、V2:t2の充電電圧(試験電圧)、I:定電流値
A/D変換部でのサンプリング周期は、既知であるからtは既知であり、また、定電流値も既知であって、測定対象の容量は、算出できるので、印加している定電流で充電完了までの時間を求めることが可能である。
測定のスタートが指示されると、電源部2から試験電圧の印加が開始される(ステップS11)。測定対象11が容量性の場合、定電流が印加され、徐々に充電され、測定される印加電圧が増加する。制御部6で、経過時間の計測が開始され(ステップS12)、まず、第一の経過時間t1の電圧、経過時間が測定される(ステップS13)。このデータは記憶部6に記憶される。次に第二の経過時間t2の電圧、経過時間が測定され、記憶部8に記憶される(ステップS14)。制御部6の演算手段では、上記の第一の経過時間、第二の経過時間のデータから定電流充電の式に基づいて、測定対象の容量値を演算する(ステップS15)。そして、測定対象の容量値、印加電圧に基づいて充電にかかる時間を計算し(ステップS16)、充電完了時間を表示部9に表示する(ステップS17)。また、電圧測定、電流測定を行い絶縁抵抗値Rを算出し(ステップS28)、この算出した絶縁抵抗値Rを表示部9に表示する。(ステップS19)。
経過時間とともに充電完了時間をカウントダウンさせて、測定した電圧、電流に基づいて絶縁抵抗値Rを算出して絶縁抵抗値Rを表示する(ステップS17〜S29)。
図4は、表示部9に表示される絶縁抵抗値Rと、待ち時間の例である。充電完了までは、電圧は変化していくので、表示される絶縁抵抗値は変化する。
絶縁抵抗計での絶縁抵抗の演算では、測定値の移動平均をとって、平均値を表示している。測定された、電圧、電流には、ゆらぎ、ふらつきがあるため、算出した絶縁抵抗値をそのまま出力、表示するのではなく、測定したデータの移動平均を求めて、平均処理された絶縁抵抗の値を表示している。
2 電源部
3 電圧検出部
4 電流検出部
5 A/D変換部
6 制御部
7 操作部
8 記憶部
9 表示部
11 測定対象
Claims (4)
- 測定対象に試験電圧を印加する電源部と、
前記測定対象に印加されている前記試験電圧の電圧値を印加電圧として検出する電圧検出部と、
前記試験電圧が印加されているときに前記測定対象に流れる電流を検出する電流検出部と、
前記印加電圧の電圧値および前記検出された電流の電流値に基づいて絶縁抵抗の測定値を算出する演算部と
を備え、
前記演算部は、前記試験電圧の印加開始後に前記測定対象の容量を演算して前記測定対象への充電が完了するまでの時間を表示する手段を備えた
ことを特徴とする絶縁抵抗計。 - 請求項1に記載の絶縁抵抗計において、
前記演算部は、印加している定電流値と、前記試験電圧の印加開始から第一の所定時間経過後の印加電圧値と、第二の所定時間経過後の印加電圧値とに基づいて、前記測定対象の容量を算出し充電が完了するまでの時間を演算する
ことを特徴とする絶縁抵抗計。 - 請求項1または2に記載の絶縁抵抗計において、
前記演算部は、充電完了後の絶縁抵抗の測定値の平均処理回数を増加する
ことを特徴とする絶縁抵抗計。 - 測定対象に試験電圧を印加する電源部と、
前記測定対象に印加されている前記試験電圧の電圧値を印加電圧として検出する電圧検出部と、
前記試験電圧が印加されているときに前記測定対象に流れる電流を検出する電流検出部と、
前記印加電圧の電圧値および前記検出された電流の電流値に基づいて絶縁抵抗の測定値を算出する演算部と
を備えた絶縁抵抗計の測定方法において、
前記演算部が前記試験電圧の印加開始後に前記測定対象の容量を演算して前記測定対象への充電が完了するまでの時間を表示するステップを実行する
ことを特徴とする絶縁抵抗計の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017237078A JP6966309B2 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | 絶縁抵抗計およびその測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017237078A JP6966309B2 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | 絶縁抵抗計およびその測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019105483A JP2019105483A (ja) | 2019-06-27 |
JP6966309B2 true JP6966309B2 (ja) | 2021-11-10 |
Family
ID=67062658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017237078A Active JP6966309B2 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | 絶縁抵抗計およびその測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6966309B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498285A (ja) * | 1972-05-10 | 1974-01-24 | ||
JP3461937B2 (ja) * | 1994-11-18 | 2003-10-27 | 東亜ディーケーケー株式会社 | 絶縁抵抗の測定方法 |
JP2836677B2 (ja) * | 1995-02-28 | 1998-12-14 | 日本電気株式会社 | 充電完了時間表示付き二次電池用充電装置 |
JP4685500B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2011-05-18 | 日置電機株式会社 | 絶縁抵抗計 |
JP6021518B2 (ja) * | 2012-08-27 | 2016-11-09 | 日置電機株式会社 | 抵抗測定装置および抵抗測定方法 |
JP2014219335A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 日置電機株式会社 | 検査装置および検査方法 |
-
2017
- 2017-12-11 JP JP2017237078A patent/JP6966309B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019105483A (ja) | 2019-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7821232B2 (en) | Method of calculating remaining capacity of rechargeable battery | |
US10191117B2 (en) | Battery remaining power predicting device and battery pack | |
JP2014505863A (ja) | バッテリー容量を検知するためのシステム及び方法 | |
US20110098966A1 (en) | Electronic clinical thermometer and operation control method | |
US20130342950A1 (en) | Systems and Methods for Determining Actuation Duration of a Relay | |
US10573936B2 (en) | Remaining battery life prediction device and battery pack | |
JP3200339B2 (ja) | 電池残存容量測定装置 | |
CN104198086B (zh) | 绕组温升测试方法及装置 | |
KR102193414B1 (ko) | 전기차용 전력량 측정방법 및 장치 | |
WO2019140956A1 (zh) | 电量计量精度检测方法、其装置及计算机存储介质 | |
WO2019057006A1 (zh) | 一种电池检测方法 | |
US20170219639A1 (en) | Detecting Current Measurement Tampering by Current Transformer Parallel Impedance | |
JP6272379B2 (ja) | ケーブル検査装置及びケーブル検査システム | |
JPH10221418A (ja) | 電池の劣化判定装置及び劣化判定方法 | |
CN108966670B (zh) | 电量计及其电流采集校准电路和校准方法 | |
JP4685500B2 (ja) | 絶縁抵抗計 | |
JP6966309B2 (ja) | 絶縁抵抗計およびその測定方法 | |
CN111965428B (zh) | 一种绝缘电阻的检测方法、装置、设备及储存介质 | |
JP6021518B2 (ja) | 抵抗測定装置および抵抗測定方法 | |
JP2008139224A (ja) | 測定装置 | |
TW201222920A (en) | Battery capacitance detecting system | |
JP3583540B2 (ja) | 容量性素子の等価直列抵抗測定方法および等価直列抵抗測定装置 | |
TWI398028B (zh) | 電池內阻測量裝置和方法 | |
JP4659296B2 (ja) | 蓄電装置の等価並列抵抗測定方法 | |
JP2023123087A (ja) | 試験装置および試験方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201014 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6966309 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |