JP6965862B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本開示は、コイル部品に関する。
従来、コイル部品として、巻線型のコモンモードチョークコイルがある。
巻線型のコモンモードチョークコイルは、巻芯部と、巻芯部のまわりに巻回された2本のワイヤとを有している(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−35473号公報
上記のコモンモードチョークコイルは、例えば、信号線路に重畳するコモンモードノイズを除去するために使用される。このため、用途に応じた特性の向上が求められる。例えば、高周波特性については、寄生容量成分の抑制等の各種の対策が検討されている。近年、例えば、低い周波数帯域においてコイル部品を用いる場合がある。このような周波数帯にコイル部品における特性の向上は、上記の検討のように、寄生容量成分を抑制するような技術の延長線上のみではなし得るものではない。
本開示の一態様であるコイル部品は、第1端部および第2端部を有する巻芯部を含むコアと、前記巻芯部上において前記第1端部から前記第2端部に向かって互いに実質的に同じターン数をもって螺旋状に巻回された第1ワイヤおよび第2ワイヤと、を備え、前記第1ワイヤは、前記巻芯部の周面に接する第1層を構成する状態で巻回され、前記第2ワイヤは、少なくとも一部が前記第1層の外側の第2層を構成する状態で巻回され、前記第1ワイヤによる第1コイル長が前記第2ワイヤによる第2コイル長よりも長い。
この構成によれば、巻芯部の周面に接する第1層を構成する第1ワイヤによるコイルのインダクタンス値と、少なくとも一部が第1ワイヤの外側の第2層を構成する第2ワイヤによるコイルのインダクタンス値との差を小さくでき、特性を向上できる。
本開示の一態様であるコイル部品によれば、特性の向上を可能としたコイル部品を提供することができる。
本発明の一実施形態のコイル部品の概略斜視図。 一実施形態のコイル部品の概略側面図。 一実施形態のコイル部品の概略底面図。 (a)は一実施形態のコイル部品の巻線を示す説明図、(b)は比較例のコイル部品の巻線を示す説明図。 コイル部品の周波数特性を示す説明図。 コイル部品のインダクタンス値の説明図。 (a)(b)は、変更例のコイル部品の巻線を示す説明図。 (a)(b)は、変更例のコイル部品の巻線を示す説明図。 ワイヤの巻線状態における寄生容量の説明図。
(予備的事項)
先ず、実施形態の説明に先立って、基礎となる予備的事項について説明する。
コイル部品の代表例として、コモンモードチョークコイルがある。コモンモードチョークコイルは、コアと、コアに巻回されてそれぞれコイルを構成する第1ワイヤ及び第2ワイヤを備える。コアは、例えば電気絶縁性材料で構成され、具体的にはアルミナや樹脂のような非磁性体、フェライトや磁性粉含有樹脂のような磁性体から構成される。第1ワイヤ及び第2ワイヤは、たとえば、絶縁被覆された銅線から構成される。第1ワイヤはコアの巻芯部の周面に接する第1層を構成するように巻回され、第2ワイヤは、第1層の外側の第2層を構成するように巻回される。
一般に、コイルのインダクタンス値Lは、以下の式により求められる。なお、μは透磁率、kは長岡係数、Sはコイルの断面積、lはコイル長、Nはコイルの巻数(ターン数)である。
Figure 0006965862
このように、コイルの内径を大きくすること、コイル長を短くすることでコイルのインダクタンス値Lが大きくなる。
コモンモードチョークコイルでは、Sパラメータ、例えばモード変換特性であるSds21の改善が求められる。従来は、高周波領域でのSds21の改善が求められていたのに対し、最近は低周波領域でのSds21の改善も新たに求められてきている。高周波領域においては、ワイヤ間における寄生容量の低減がSds21の改善に大きく寄与することが判っている。一方、低周波領域では、ワイヤ間の寄生容量よりも、巻回されているコイル間のインダクタンス値の差がSds21の改善に大きく寄与することが実験により判明した。
上記の式により得られるインダクタンス値では、巻芯部の周面に接して巻回された第1ワイヤによるコイルのインダクタンス値と比べ、第1ワイヤの外側に巻回された第2ワイヤによるコイルのインダクタンス値が大きくなる。しかしながら、本件発明者らは、第1ワイヤによるインダクタンス値が、第2ワイヤのインダクタンス値よりも大きくなることを発見した。これは、巻芯部と第2ワイヤとの距離が、巻芯部と第1ワイヤとの距離よりも長いため、巻芯部の透磁率が実質的に低下するためと考えられる。
本件発明者らは、上記のように、巻芯部の周面に接して巻回された第1ワイヤによるコイルのインダクタンス値と比べ、第1ワイヤの外側に巻回された第2ワイヤによるコイルのインダクタンス値が大きくなることに着目することにより、以降に説明する実施形態に想到するに至ったのである。
(実施形態)
以下、本発明の一実施形態を説明する。なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、または別の図面中のものと異なる場合がある。また、断面図では、理解を容易にするために、一部の構成要素のハッチングを省略している場合がある。
図1は、一実施形態のコイル部品1の斜視図、図2は、コイル部品1の側面図、図3は、コイル部品1の底面図である。
図1,図2及び図3に示すように、コイル部品1は、コア10、ワイヤ31,32、天板40を備える。コイル部品1は、例えば、コモンモードチョークコイルである。
コア10は、例えば電気絶縁性材料で構成され、具体的にはアルミナや樹脂のような非磁性体、フェライトや磁性粉含有樹脂のような磁性体から構成される。好ましくは、コア10は、アルミナ、フェライトのような焼結体から構成される。
コア10は、軸方向(図2、図3において矢印Aにて示す方向)に延びる四角柱状の巻芯部11と、巻芯部11の軸方向の第1端部11aに設けられた第1鍔部12、巻芯部11の軸方向の第2端部11bに設けられた第2鍔部13とを有している。第1鍔部12及び第2鍔部13は、それぞれ概略長方形の板状である。巻芯部11、第1鍔部12及び第2鍔部13は、一体に形成されている。
図1に示すように、第1鍔部12は、下部に第1端子電極21a,21bを有し、第2鍔部13は、下部に第2端子電極22a,22bを有している。なお、各端子電極は、図1では破線で示され、図3では省略されている。第1端子電極21a,21b及び第2端子電極22a,22bは、例えば、金属層と、その金属層の表面のめっき層とを含む。金属層の材料としては、例えば、銀(Ag)、銅(Cu)等の金属、ニッケル(Ni)−クロム(Cr)、Ni−Cu等の合金を用いることができる。めっき層の材料としては、例えば錫(Sn)及びNi等の金属や、Ni−Sn等の合金を採用することができる。なお、めっき層を多層構造としてもよい。
第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、巻芯部11上において、実質的に同じターン数をもって螺旋状に同一方向に巻回されている。また、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、巻芯部11の周面に、層状に巻回されている。なお、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32とを、バイファイラ巻きにより同時に巻芯部11に巻回することで、生産効率を高めることができる。
図4(a)に示すように、第1ワイヤ31は、巻芯部11の第1端部11aから第2端部11bにかけて、巻芯部11の周面に接する第1層を構成する状態で巻回されている。第2ワイヤ32は、部分的に第1層の外側の第2層を構成する状態で巻回されている。
図1に示すように、第1ワイヤ31の第1端部31aは第1鍔部12の第1端子電極21aに接続され、第1ワイヤ31の第2端部31bは第2鍔部13の第2端子電極22aに接続されている。第2ワイヤ32の第1端部32aは第1鍔部12の第1端子電極21bに接続され、第2ワイヤ32の第2端部32bは第2鍔部13の第2端子電極22bに接続されている。つまり、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、巻芯部11に螺旋状に2層に巻回されている。なお、添付図面において、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32との区別を明確にするため、第1ワイヤ31についてハッチングを付している。
第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、例えば円形状の断面を有する芯線と、芯線の表面を被覆する被覆材とを含む。芯線の材料としては、例えば、CuやAg等の導電性材料を主成分とすることができる。被覆材の材料としては、例えばポリウレタンやポリイミド等の絶縁材料を用いることができる。第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の直径は、例えば30〜50μmである。第1端子電極21a,21b及び第2端子電極22a,22bと第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の接続には、例えば熱圧着やレーザ溶接などが適用される。
天板40は、上側(図2において上側)から視て長方形状をなす板状の部材である。天板40は、コア10の第1鍔部12及び第2鍔部13の天面に接着剤で接着されている。天面は、第1鍔部12及び第2鍔部13において、第1端子電極21a,21b及び第2端子電極22a,22bが形成された側とは反対側の面である。
天板40は、例えば電気絶縁性材料で構成され、具体的にはアルミナや樹脂のような非磁性体、フェライトや磁性粉含有樹脂のような磁性体から構成される。好ましくは、天板40は、アルミナ、フェライトのような焼結体から構成される。例えば、天板40をコア10と同じ磁性体材料で構成すると、安定した閉磁路を形成でき、好ましい。また、天板40を例えば樹脂で構成することにより薄型化できる。
図2及び図3に示すように、第1ワイヤ31は、巻芯部11に巻回された部分である巻線部31cと、巻線部31cの両側の第1端部31a及び第2端部31bとを有している。第2ワイヤ32は、巻芯部11に巻回された部分である巻線部32cと、巻線部32cの両側の第1端部32a及び第2端部32bとを有している。
次に、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の巻回状態を説明する。
図4(a)は、本実施形態の巻回状態を示し、図4(b)は比較例の巻回状態を示す。なお、図4(a)及び図4(b)において、ワイヤ31,32の内部に記載した数字は、各ワイヤ31,32のターンの番号を示す。なお、図4(a)は、第1ワイヤ31の第22ターンと第23ターンとの間の隙間が最大となった場所において軸方向に沿った断面を示している。
図4(a)に示すように、第1ワイヤ31は、巻芯部11の第1端部11aから第2端部11bに向かって、巻芯部11の周面と接する第1層を構成する状態で巻回される。さらに、第1ワイヤ31の最終ターンは、隣り合うターンとの間に隙間を形成するように巻回される。詳述すると、第1ワイヤ31は、巻芯部11の第1端部11aから第2端部11bに向かって、隣り合うターン間に隙間を形成しない状態で、最終ターンの1つ前のターンまで、つまり第1ターンから第22ターンまで巻回される。隣り合うターン間に隙間を形成しない状態とは、互いに隣り合うターンの間で部分的に離れた部分が存在する、また隣り合うターンの全体に僅かな隙間にて巻回された状態であることを含む。
第1ワイヤ31の最終ターンである第23ターンは、巻芯部11の第2端部11b方向に隣り合う1つ前の第22ターンから離れて巻回され、第22ターンとの間に隙間を形成する。本実施形態において、隣り合う1つ前の第22ターンから巻芯部11の第2端部11b方向にしだいに離れて、第22ターンとの間に隙間を形成するように巻回される。図2及び図3では、離れて巻回される第1ワイヤ31の部分を破線にて示している。第1ワイヤ31が巻芯から離れる部分で隙間が最大となる。
第2ワイヤ32は、巻芯部11の第1端部11aから第2端部11bに向かって、第1層の外側の第2層を構成する状態で、第1ワイヤ31と同時に巻回される。第2ワイヤ32は、隣り合うターン間に隙間を形成しない状態で巻回される。さらに、第2ワイヤ32は、第1ワイヤ31の隣接する2つのターンの間の凹部に嵌り込むように巻回される。
なお、第1ワイヤ31は、最終ターンがその最終ターンの1つ前のターンから離れて巻回されている。従って、第2ワイヤ32の最初の第1ターンと最終の第23ターンは、巻芯部11の周面と接するように巻回される。
詳述すると、第2ワイヤ32の第1ターンは、第1ワイヤ31の第1ターンに隣接して、巻芯部11の周面と接するように巻回される。第2ワイヤ32の第2ターンから最終の1つ前の第22ターンは、同一ターンである第1ワイヤ31の第2ターンから第22ターンと接するように、第1ワイヤ31の外側に巻回される。そして、第2ワイヤ32の最終の第23ターンは、第1ワイヤ31の第22ターンに隣接して、巻芯部11の周面と接するように巻回される。
なお、図4(a)に示すように、第1ワイヤ31の最終ターン(第23ターン)は、第2ワイヤ32の最終ターン(第23ターン)から離れて巻回されている。第1ワイヤ31の第23ターンから第2ワイヤ32の第23ターンまでの長さL3(ワイヤの中心間の距離)は、例えば150μmである。第22ターンと第23ターンとは、第1ワイヤ31の3本分以上離れていることが好ましく、第1ワイヤ31の5本分以上離れていることがさらに好ましい。
このように巻回された第1ワイヤ31により構成される第1コイルのコイル長L1aを、第1ワイヤ31の第1ターンから第23ターンまでの長さ、例えば、第1ターンの中心から第23ターンの中心までの距離とする。隣り合うターンの中心間の距離とは、巻芯部11の第1端部11aから第2端部11bに向かう方向に沿って切断した断面において、1つのターンのワイヤ断面における中心から隣り合うターンのワイヤ断面における中心までの距離である。同様に、第2ワイヤ32により構成される第2コイルのコイル長L2aを、第1ターンから第23ターンまでの長さ、例えば第1ターンの中心から第23ターンの中心までの距離とする。
図4(b)に示す比較例のコイル部品100では、第1ワイヤ31は、隣り合うターン間に隙間を形成しない状態で、最初の第1ターンから最終の第25ターンまで巻回されている。つまり、この比較例における第1ワイヤ31により構成される第1コイルのコイル長L1bは、第1ターンから第23ターンまでの長さ(第1ターンの中心から第23ターンのワイヤの中心までの距離)となる。
この比較例では、第2ワイヤ32は、最終の第23ターンが第1ワイヤ31の最終の第23ターンと隣接して、第1ワイヤ31の第22ターンと第23ターンとの間の凹部に嵌り込むように巻回されている。そして、この比較例における第2ワイヤ32により構成される第2コイルのコイル長L2bは、第1ターンから第23ターンまでの長さ(第1ターンの中心から第23ターンの中心までの距離)となる。
図4(a)に示す本実施形態における第1ワイヤ31により構成される第1コイルのコイル長L1aは、図4(b)の比較例に示す第1ワイヤ31により構成される第1コイルのコイル長L1bと比べて長くなる。従って、第1ワイヤ31により構成される第1コイルのインダクタンス値Lを、比較例のように巻回した場合のインダクタンス値Lよりも小さくできる。
これにより、比較例では、第1ワイヤ31によるインダクタンス値が、第2ワイヤ32によるインダクタンス値よりも大きくなるが、本実施形態では、比較例よりも、第1ワイヤ31によるインダクタンス値を小さくすることができる。このため、コイル部品1において、第1コイルのインダクタンス値Lと、第2コイルのインダクタンス値Lとの差を小さくすることができる。このように、第1ワイヤ31によるインダクタンス値Lと第2ワイヤ32によるインダクタンス値Lとを揃える(差を小さくする)ことで、コイル部品1におけるモード変換特性を改善できる。
図6は、本実施形態のコイル部品1(図4(a))と比較例のコイル部品100(図4(b))のインダクタンス値の測定結果を示す。図6は、複数個(例えば5個)のサンプルについて、第1ワイヤ31におけるインダクタンス値Lと第2ワイヤ32におけるインダクタンス値Lとを測定し、それらの差の最大値と最小値とを示す図6において、左側のバーは比較例のコイル部品100の測定結果を示し、右側のバーは本実施形態のコイル部品1の測定結果を示す。各バーにおいて、四角形はインダクタンス値Lの差の最大値、丸はインダクタンス値の差の最小値を示す。本実施形態のコイル部品1では、比較例のコイル部品100と比べ、インダクタンス値Lの差を低減できることが確認された。第1ワイヤ31によるインダクタンス値L1と第2ワイヤ32によるインダクタンス値L2との平均値をLaとした場合、平均値Laに対する差の割合(=(L1−L2)/La×100)は、比較例のコイル部品100では1.57〜1.72%であるのに対し、本実施形態のコイル部品1では1.04〜1.22%となった。第1ワイヤ31によるインダクタンス値L1と第2ワイヤ32によるインダクタンス値L2との差を1.50%未満にすることができるため、Sds21を改善することができた。このことから、本実施形態のコイル部品1は、比較例のコイル部品100と比べ、インダクタンス値Lの差を低減できることが確認された。
図5は、本実施形態のコイル部品1(図4(a))と比較例のコイル部品100(図4(b))の周波数特性を示す。図5において、横軸は周波数であり、縦軸はSパラメータ(モード変換特性であるSds21)である。図5では、実線により本実施形態のコイル部品1の特性が示され、破線により比較例のコイル部品100の特性が示されている。このように、本実施形態のコイル部品1は、比較例のコイル部品100と比べ、低周波領域、特に周波数が1MHz以下の領域において特性の改善(ノイズの低減)がみられる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)コイル部品1は、第1端部11aおよび第2端部11bを有する巻芯部11を含むコア10と、巻芯部上において第1端部から第2端部に向かって互いに実質的に同じターン数をもって螺旋状に巻回された第1ワイヤ31および第2ワイヤ32と、を備える。第1ワイヤ31は、巻芯部の周面に接する第1層を構成する状態で巻回され、第2ワイヤ32は、少なくとも一部が第1層の外側の第2層を構成する状態で巻回され、第1ワイヤ31による第1コイル長L1aが第2ワイヤ32による第2コイル長L2aよりも長い。
第1ワイヤ31と第2ワイヤ32とを同じコイル長に巻回した場合、第1ワイヤ31によるコイルのインダクタンス値Lは、第2ワイヤ32によるコイルのインダクタンス値Lよりも大きくなる。従って、第1ワイヤ31による第1コイル長L1aを、第2ワイヤ32による第2コイル長L2aよりも長くし、第1ワイヤ31によるコイルのインダクタンス値Lを低減することで、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32によるインダクタンス値Lの差を低減できる。これにより、コイル部品1の特性を改善できる。
(変更例)
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第1ワイヤ31と第2ワイヤ32の巻回状態を適宜変更してもよい。
図7(a)に示すように、第1ワイヤ31において、途中の第20ターンと第21ターンとを離し、第2ワイヤ32を第1ワイヤ31の最初の第1ターンと最終の第23ターンとの間に巻回することで、第1ワイヤ31による第1コイルのコイル長を長くして、その第1コイルのインダクタンス値Lと第2ワイヤ32による第2コイルのインダクタンス値Lとの差を小さくすることができ、モード変換特性を改善できる。
さらに、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32を第20ターンと第21ターンの間において交差(クロス)させることで、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32と異なるターン間に生じる寄生容量を考慮して、その寄生容量を低減することができる。
図9に示すように、第2ワイヤ32の第1ターンは、第1ワイヤ31の第1ターンと第2ターンとの間の凹部に嵌り込むように巻回され、第2ワイヤ32の第2ターンは、第1ワイヤ31の第2ターンと第3ターンとの間の凹部に嵌り込むように巻回されている。この場合、第1ワイヤ31の第2ターンと第2ワイヤ32の第1ターンとの間に寄生容量が生じる。同様に、第1ワイヤ31の第3ターンと第2ワイヤ32の第2ターンとの間に寄生容量が生じる。
第2ワイヤ32の第22ターンは、第1ワイヤ31の第21ターンと第22ターンとの間の凹部に嵌り込むように巻回され、第2ワイヤ32の第23ターンは、第1ワイヤ31の第22ターンと第23ターンとの間の凹部に嵌り込むように巻回されている。従って、寄生容量は、第1ワイヤ31の第21ターンと第2ワイヤ32の第22ターンとの間と、第1ワイヤ31の第22ターンと第2ワイヤ32の第23ターンとの間に生じる。つまり、巻芯部11の第1端部11aの側では、第1ワイヤ31の第nターンと第2ワイヤ32の第n−1ターンとの間で寄生容量が生じるのに対し、巻芯部11の第2端部11b側では、第1ワイヤ31の第nターンと第2ワイヤ32の第n+1ターンとの間で寄生容量が生じる。このため、巻芯部11の第1端部11aの側の第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の間に生じる寄生容量と、巻芯部11の第2端部11bの側の第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の間に生じる寄生容量とを相殺して、コイル部品全体における寄生容量を低減することができる。このように、低周波領域に影響の大きいインダクタンス値の差に加えて、高周波領域に影響の大きい寄生容量を低減してコイル部品の特性を改善できる。
図7(b)に示すように、第1ワイヤ31において、最初の第1ターンを次の第2ターンから離して、最後の第21ターンをその前の第20ターンから離して巻回してもよい。そして、第2ワイヤ32を、第1ワイヤ31の第2ターンから第20ターンと接するように巻回する。このように第1ワイヤ31と第2ワイヤ32の巻回状態とすることにより、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32との巻回が容易となる。また、巻芯部11の第1端部11aの側と第2端部11bの側の巻回状態が対称となり、電気的特性の方向性を低減することができる。
図8(a)に示すように、第1ワイヤ31において、複数箇所において間隔を開けるようにしてもよい。図8(a)に示す変更例では、第5ターンと第6ターンとの間、及び第20ターンと第21ターンとの間で、間隔を開けて第1ワイヤ31が巻回されている。このようにすると、図7(a)に示す巻回状態と同様に、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32を第5ターンと第6ターンの間においてクロスさせることで、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32と異なるターン間に生じる寄生容量を考慮して、その寄生容量を低減することができる。加えて、第20ターンと第21ターンとの間で、間隔を開けることで、その第1コイルのインダクタンス値Lと第2ワイヤ32による第2コイルのインダクタンス値Lとの差を小さくすることができ、モード変換特性を改善できる。
図8(b)に示すように、第1ワイヤ31において、巻回される各ターンのピッチを広くして各ターンが互いに接しないようにしてもよい。ピッチは、例えば第1ターンから第14ターンまで均等とすることができる。このようにしても、第1ワイヤ31により第1コイルのコイル長を容易に変更することができる。
1…コイル部品、10…コア、11…巻芯部、11a…第1端部、11b…第2端部、31…第1ワイヤ、32…第2ワイヤ、L1a…第1コイル長、L2a…第2コイル長。

Claims (6)

  1. 第1端部および第2端部を有する巻芯部を含むコアと、
    前記巻芯部上において前記第1端部から前記第2端部に向かって互いに実質的に同じターン数をもって螺旋状に巻回された第1ワイヤおよび第2ワイヤと、を備え、
    前記第1ワイヤは、前記巻芯部の周面に接する第1層を構成する状態で巻回され、
    前記第2ワイヤは、少なくとも一部が前記第1層の外側の第2層を構成する状態で巻回され、
    前記第1ワイヤによる第1コイル長が前記第2ワイヤによる第2コイル長よりも長
    Nを自然数としたとき、前記第1ワイヤの第Nターンは、前記第2ワイヤの第Nターンから離れて巻回されている
    コイル部品。
  2. 前記第1ワイヤにおいて、前記第1ワイヤの隣り合うターンから間隔を離れて隙間を形成したターンが存在する、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1ワイヤにおいて、前記巻芯部の前記第1端部から前記第2端部に向かう方向において、隣り合うターンが隙間を形成しない状態で巻回された部分と、隣り合うターンの間に隙間を形成して巻回された部分とが存在する、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1ワイヤにおいて、隣り合うターンに隙間を形成して巻回された部分が複数設けられている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  5. 前記第1ワイヤにおいて、前記第1端部の側の隣り合う2つのターンの間と、前記第2端部の側の隣り合う2つのターンの間との少なくとも一方において隙間を形成して巻回されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  6. 第1端部および第2端部を有する巻芯部を含むコアと、
    前記巻芯部上において前記第1端部から前記第2端部に向かって互いに実質的に同じターン数をもって螺旋状に巻回された第1ワイヤおよび第2ワイヤと、を備え、
    前記第1ワイヤは、前記巻芯部の周面に接する第1層を構成する状態で巻回され、
    前記第2ワイヤは、少なくとも一部が前記第1層の外側の第2層を構成する状態で巻回され、
    前記第1ワイヤによる第1コイル長が前記第2ワイヤによる第2コイル長よりも長
    前記第1ワイヤにおいて、隣り合う各ターンがそれぞれ隙間を形成して巻回されており、
    前記隣り合う各ターンの間隔は均等である、
    コイル部品。
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