JP6965795B2 - 距離計校正方法及びそれに用いる校正治具 - Google Patents
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特許文献1には、レーザ距離計から所定の位置に配した第1校正板までの距離を計測した後、第1校正板を第1校正板とは厚みが異なる第2校正板に変え、レーザ距離計から第2校正板までの距離を計測し、2つの計測値から、レーザ距離計の傾きの偏差(ずれ)を求める方法が記載されている。
特許文献3には、2つの厚み計測装置を被測定物(計測対象物)の移動方向に配置し、一方の厚み計測装置で基準板を用いて校正値を求め、他方の厚み計測装置で計測した被測定物の厚みを、校正値を基に補正して、温度ドリフトによる厚み計測誤差を除去する方法が記載されている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、2次元距離計を用いた厚み計測に対し効率的に校正が行える距離計校正方法及びそれに用いる校正治具を提供することを目的とする。
図1、図2、図3(A)、(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る距離計校正方法は、パスラインGを搬送方向であるY方向に搬送される鋼材(計測対象物の一例)Sの上方から、Y方向に垂直なX方向に長いライン光P1を垂直(鉛直)に照射し、鋼材Sで反射させたライン状の反射光L1(反射光αの一例)を検出して鋼材Sまでの距離を求める2次元距離計10の配置を校正する方法である。以下、詳細に説明する。
なお、Y方向及びX方向に対し垂直で上向きの方向をZ方向とする。
各2次元距離計10は、搬送中の鋼材Sの上面S1に対し、X方向に長いライン光P1をZ方向に照射するレーザ照射部12と、反射光L1を撮像する撮像部13を有している。
レーザ照射部12からのライン光P1の照射によって、X方向に長いライン状の反射光L1が鋼材Sの上面S1で反射する。
各2次元距離計10のレーザ照射部12は各2次元距離計11のレーザ照射部14に対向して配置されている。
校正治具20は、図5(B)、(C)に示すように、ブロック21の対向する面24(第1の部位)及び面25をそれぞれ上下に配し、ブロック22の対向する面26(第2の部位)及び面27をそれぞれ上下に配し、ブロック23の対向する面28(第2高さ領域)及び面29をそれぞれ上下に配し、ブロック21、23、22がX方向に順に配された状態で用いられる。この状態で、面24〜29は水平に配置され、面24、26は同じ高さに配置され、面25、27は同じ高さに配置され、面28は面24、26より低い位置に配され、面29は面25、27より高い位置に配される。
ブロック21には、面24、25にマーク31(第1のマーク)及びマーク32がそれぞれ設けられ、ブロック22には、面26、27にマーク33(第2のマーク)及びマーク34がそれぞれ設けられている。従って、マーク31、33は間隔を空けて設けられ、マーク32、34は間隔を空けて設けられていることになる。
以下、マーク31のXの字の中心を基準点35(第1基準点)とし、マーク32のXの字の中心を基準点36とし、マーク33のXの字の中心を基準点37(第2基準点)とし、マーク34のXの字の中心を基準点38とする。
これに対し、2次元距離計10が、図8(A)に示すように、X方向に傾いている場合、2次元距離計10を基準としたライン光P1の照射方向の座標位置は、図8(B)に示すように、面24のX方向の異なる箇所で相違する。これは、2次元距離計10から面26、28までの距離についても同様である。
2次元距離計11のライン光P2の照射方向のX方向及びY方向それぞれに対する傾きを検知する原理は、2次元距離計10のライン光P1の照射方向のX方向及びY方向それぞれに対する傾きを検知するのと同様の原理である。
同様の手順によって、ライン光P2の長手方向がX方向に沿っているか否かを検知することができる。
2次元距離計10の位置がX方向にずれていなければ、校正治具20に対する反射光L1’のX方向の位置関係は所定の位置となる。本実施の形態では、第1高さ領域30と面28(即ち、第2高さ領域)の段差(高さ位置の差)を利用して、校正治具20に対する反射光L1’のX方向の位置関係を計測している。
具体的には、図7(B)に示すように、2次元距離計10がX方向に所定の位置に配されているときの反射光L1’の面24で反射されている部分の長さをQとして、厚み導出機17が、図7(C)に示すように、反射光L1’の面24で反射されている部分の長さQ’を検出する。
なお、比較対象を反射光L1’の面24で反射されている部分の長さにする必要はなく、例えば、比較対象を反射光L1’の面26で反射されている部分の長さにしてもよい。
2次元距離計10と同様の手順によって、2次元距離計11のX方向の位置ずれを検出可能である。
例えば、第1、第2のマークはそれぞれ第1高さ領域に形成された溝であってもよい。
また、第1高さ領域が第1、第2の部位を備えている校正治具を採用する代わりに、例えば、図10(A)、(B)に示すように、上面に第1、第2のマーク41、42が間隔を空けて配された第1高さ領域43のX方向に隣接して第2高さ領域44が設けられた校正治具45を採用してもよい。
更に、第1、第2のマークは大きさや形状が異なっていてもよい。
また、下方から鋼材にライン光を照射しない場合、マークが第1高さ領域のみに設けられた校正治具を採用することができる。
Claims (8)
- パスラインを搬送方向であるY方向に搬送される計測対象物の上方から、Y方向に直交するX方向に長いライン光を垂直に照射し、前記計測対象物で反射したライン状の反射光αを検出して該計測対象物までの距離を求める2次元距離計の配置を校正する距離計校正方法であって、
第1、第2のマークが間隔を空けて設けられた第1高さ領域、及び、前記第1高さ領域と高さが異なる第2高さ領域を有する校正治具を、前記2次元距離計が目標位置に正しく配されている場合に前記ライン光が照射されて前記校正治具で反射されるライン状の治具反射光が前記第1のマークの第1基準点及び前記第2のマークの第2基準点を通る位置、かつ、前記目標位置に対しX方向に所定の関係となる位置に配置する工程と、
配置の校正対象である前記2次元距離計から前記ライン光を照射して、前記第1、第2のマークと前記第2高さ領域を通る反射光βを検出する工程と、
検出した前記反射光βを基に前記2次元距離計から前記第1高さ領域までの距離と、前記2次元距離計から前記第2高さ領域までの距離とを計測して、前記ライン光の照射方向の傾きを求め、前記第1基準点に対する前記反射光βの該第1のマークを通る箇所のY方向の位置関係と、前記第2基準点に対する前記反射光βの該第2のマークを通る箇所のY方向の位置関係とを検出して、前記2次元距離計のY方向の位置ずれ、並びに、前記ライン光の長手方向のX方向に対する傾きを検知し、前記校正治具に対する前記反射光βのX方向の位置関係を検出して、前記2次元距離計のX方向の位置ずれを検知する工程とを有し、
前記第1のマークはY方向の異なる部分の配置がそれぞれ相違し、前記第2のマークはY方向の異なる部分の配置がそれぞれ相違することを特徴とする距離計校正方法。 - 前記第1高さ領域は、前記第1のマークが設けられた第1の部位と前記第2のマークが設けられた第2の部位とが間隔を空けて設けられ、前記第2高さ領域は、平面視して前記第1、第2の部位の間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の距離計校正方法。
- 前記第1、第2のマークはそれぞれ、前記第1高さ領域に、周囲の色とは異なる色で描かれて設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の距離計校正方法。
- 前記第1、第2のマークはそれぞれ、前記第1高さ領域に形成された溝であることを特徴とする請求項1又は2記載の距離計校正方法。
- パスラインを搬送方向であるY方向に搬送される計測対象物の上方から、Y方向に垂直なX方向に長いライン光をY方向及びX方向に対し垂直に照射し、前記計測対象物で反射したライン状の反射光を検出して該計測対象物までの距離を求める2次元距離計の配置を校正するのに用いられる校正治具であって、
前記ライン光が照射される第1高さ領域と、前記第1高さ領域と高さが異なり、前記ライン光が照射される第2高さ領域とを備え、
前記第1高さ領域には、第1基準点を具備する第1のマーク及び第2基準点を具備する第2のマークが間隔を空けて設けられ、
前記第1基準点及び前記第2基準点がX方向に沿った状態に配置されて、前記第1のマークはY方向の異なる部分の配置がそれぞれ相違し、前記第2のマークはY方向の異なる部分の配置がそれぞれ相違することを特徴とする校正治具。 - 前記第1高さ領域は、前記第1のマークが設けられた第1の部位と前記第2のマークが設けられた第2の部位とが間隔を空けて設けられ、前記第2高さ領域は、平面視して前記第1、第2の部位の間に配置されていることを特徴とする請求項5記載の校正治具。
- 前記第1、第2のマークはそれぞれ、前記第1高さ領域に、周囲の色とは異なる色で描かれて設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の校正治具。
- 前記第1、第2のマークはそれぞれ、前記第1高さ領域に形成された溝であることを特徴とする請求項5又は6記載の校正治具。
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