JP6965021B2 - ドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドア装置に関する。
特許文献1には、開口部の上縁に沿って移動して開口部を開閉する移動扉と、該移動扉とともに旋回することで開口部全体を開放する固定扉とを備えるドア装置が開示されている。
特許文献1に記載のドア装置の移動扉は、開口部の上枠に沿って移動可能な吊り金具に吊り下げられており、この吊り金具とともに移動して開口部を開閉する。また、この移動扉は、吊り金具と上部軸を介して連結されており、開口部の下縁に沿って案内される下部軸と上部軸とを中心として旋回することで開口部を開閉することも可能である。ドア装置の固定扉は、開口部の縦枠寄りの上下の軸部を中心とする旋回方向に開閉可能である。開口部の下縁には、下部軸を案内するガイドレールが設けられている。
特開2001−3633号公報
ところで、上記のドア装置は、開口部の下縁にガイドレールが必要であるため、開口部の下縁、言い換えれば床面に凹凸がないことが望まれる施設に設置することができない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動扉の下部を案内するガイドレールを省略するとともに、スムーズに旋回することのできるドア装置を提供することにある。
上記課題を解決するドア装置は、袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、前記移動扉が前記開閉方向に移動するときには、前記移動扉と前記袖扉との間の距離が所定以上離れることを抑制するとともに、前記移動扉の旋回時には前記移動扉を支持する支持機構と、前記袖扉に取り付けられ、前記支持機構を前記袖扉の厚さ又は高さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対の案内部材と、を備える。
上記構成によれば、移動扉が袖扉に対し建物開口部の開閉方向に移動するときには、移動扉と袖扉との間の距離が所定以上離れるのを支持機構によって抑制することができる。更に移動扉を支持する支持機構の厚さ又は高さ方向の両側から挟み込む一対の案内部材が袖扉に設けられているため、移動扉及び袖扉が旋回する際に、移動扉が支持機構を介して袖扉に支持される。特に一対の案内部材は、支持機構を両側から挟み込むように設けられるので、案内部材が一つの場合に比べ、案内部材にかかる圧縮方向の力と引っ張り方向の力をバランスよく受けることができる。これにより、移動扉の下部を案内するガイドレールを省略するとともに、スムーズに旋回することもできる。
上記ドア装置について、前記支持機構は、前記一対の案内部材に一端が保持されるブラケットと、前記移動扉の下部に固定された前記幅方向に延びるレールと、前記ブラケットの他端に設けられ、前記移動扉の旋回時に前記レールを支持する支持部材と、を備え、前記一対の案内部材により保持される前記ブラケットの部分の前記幅方向における長さは、前記支持部材の前記幅方向における長さ以上であることが好ましい。
上記構成によれば、ブラケットに掛かる荷重を分散させることができ、案内部材に荷重が局所的に集中することを抑制することで、旋回時における袖扉に対する移動扉の相対移動がスムーズに行えるので、スムーズに旋回することができる。
上記ドア装置について、前記支持部材の前記レールに対する接触部及び前記レールの前記支持部材に対する接触部の、前記幅方向と垂直な断面におけるそれぞれの外形が、一方は凹状の曲線であり、他方は凸状の曲線であることが好ましい。
上記構成によれば、移動扉と袖扉とが旋回する際に、それぞれの旋回軸が異なることによる移動距離や角度の差によって支持部材とレールとの位置関係が変化したとしても接触部同士の曲線からなる断面形状によってずれを補正することができる。
上記ドア装置について、前記支持部材は、前記旋回時に、前記レールの前記移動扉の厚み方向における前記袖扉から遠い側の表面と当たるつばを備えることが好ましい。
上記構成によれば、袖扉だけを旋回させた場合であっても支持部材のつばがレールに当たることで、袖扉を旋回させる力が移動扉にも伝達されるため、袖扉と移動扉とを一体に旋回することができる。
上記ドア装置について、前記袖扉は、前記一対の案内部材の前記袖扉に対する取付部分を外部から確認するために前記移動扉側の側面に設けた袖扉孔部と、前記袖扉孔部を閉じる袖扉蓋と、を備え、前記移動扉は、前記支持機構を外部から確認するために前記移動扉の戸尻側側面に設けた移動扉孔部と、前記移動扉孔部を閉じる移動扉蓋と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、ドア装置が全閉状態のときに、移動扉孔部から支持機構の状態と、袖扉孔部によって一対の案内部材の取付状態とを移動することなく確認することができる。更に支持機構の状態を確認しながら、移動することなく案内部材の上下方向の位置等を変更することができる。
上記ドア装置について、前記ドア装置を設けた開口部の一部を形成する躯体部又は前記袖扉の一方に設けた保持部材と、前記躯体部又は前記袖扉の他方に設け、前記袖扉が閉じた状態で前記保持部材に接触して保持する被保持部材と、を備え、前記被保持部材及び前記保持部材は、前記被保持部材と前記保持部材とが接触した状態において、前記移動扉から前記袖扉に対して力が掛かっても前記袖扉が旋回しない所定以下の保持力で保持することが好ましい。
ドア装置は、移動扉の下部が案内されていないとともに、移動扉の厚み方向への変位が規制されていないため、移動扉が自重によって袖扉が設けられている方向に傾くおそれがある。移動扉からの力が袖扉に働くと固定されていない袖扉は旋回するおそれがある。そこで、上記構成によれば、袖扉が旋回していない閉じた状態のときに、保持部材及び被保持部材が接触して、袖扉を保持することで、移動扉からの力が袖扉に働くことにより、袖扉が意図せず旋回することを抑制することができる。
上記ドア装置について、前記袖扉に固定され、前記一対の案内部材を取り付けるU字状の取付部材を備え、前記一対の案内部材は、前記取付部材のU字の各腕と前記支持機構との間に取り付けられ、前記袖扉と前記取付部材との相対位置を変更可能であることが好ましい。
上記構成によれば、一対の案内部材が支持機構を保持しつつ、取付部材の袖扉との相対位置を変更することによって支持機構の袖扉に対する位置、例えば高さ方向の位置関係を容易に変更することができる。
上記ドア装置について、前記一対の案内部材は、前記支持機構を前記袖扉の厚さ方向の両側から挟み込んで保持する一対のスライドレールであることが好ましい。
上記構成によれば、支持機構を袖扉の下方に設けた開口から一対の案内部材に挟み込むことができるので、袖扉の側面に支持機構を通過させるための開口を設ける必要がない。
上記ドア装置について、前記支持部材は、回転可能なローラであることが好ましい。
上記構成によれば、引戸動作時に支持機構のレールと仮に当たったとしても、ガイドローラが回転することにより引戸動作に悪影響を与えることがない。
上記ドア装置について、前記移動扉を吊り下げて前記袖扉に対して相対的に移動する吊り部材と、前記袖扉の上方に設けられ、前記袖扉の幅方向に延出し、前記吊り部材が移動するレールと、を備え、前記レールは、前記移動扉の厚み方向の中心よりも前記袖扉寄りに設けられることが好ましい。
上記構成によれば、吊り部材の袖扉の厚み方向における長さを短くすることができる。
上記課題を解決するドア装置は、袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、ブラケットと、前記移動扉の下部に固定され、前記移動扉の幅方向に延びる断面が凸状のレールと、前記ブラケットの他端に設けられ、前記移動扉の旋回時に前記レールを支持する断面が凹状のガイドローラとからなる支持機構と、前記袖扉に取り付けられ、前記ブラケットの一端を前記袖扉の厚さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対のスライドレールと、を備える。
上記構成によれば、移動扉が袖扉に対し建物開口部の開閉方向に移動するときには、移動扉と袖扉との間の距離が離れるのを支持機構によって抑制することができる。更に支持機構のブラケットの一端を袖扉の厚さ方向の両側から挟み込む一対のスライドレールが袖扉に設けられているため、移動扉及び袖扉が旋回する際に、移動扉が支持機構を介して袖扉に支持される。特に一対のスライドレールは、支持機構のブラケットの一端を両側から挟み込むように設けられるので、スライドレールが一つの場合に比べ、スライドレールにかかる圧縮方向の力と引っ張り方向の力をバランスよく受けることができる。これにより、移動扉の下部を案内するガイドレールを省略するとともに、スムーズに旋回することもできる。
本発明によれば、移動扉の下部を案内するガイドレールを省略するとともに、スムーズに旋回することができる。
ドア装置の概略構成を示す正面図。 ドア装置の動作を示す平面図。 ドア装置の構成を示す破断側面図。 ドア装置の構成を示す破断側面図。 ドア装置の袖扉の構成を示す平面図。 ドア装置の移動扉の構成を示す平面図。 ドア装置の構成を示し、移動扉が開状態における戸尻側の縦断面図。 ドア装置の構成を示し、移動扉が開状態における戸先側の縦断面図。 ドア装置の構成を示し、袖扉の幅方向中央付近の上部の縦断面図。 ドア装置の袖扉の袖扉孔部の構成を示す正面図。 ドア装置の袖扉の袖扉孔部及び袖扉蓋の構成を示す横断面図。 ドア装置の移動軌跡を示す平面図。
以下、図1〜図12を参照して、ドア装置の一実施形態について説明する。
<ドア装置>
図1に示すように、ドア装置1は、四角形の板状の袖扉2と移動扉3とを一対備えている。袖扉2と移動扉3とは、建物の例えば部屋の建物開口部10に設置されて、建物開口部10を開閉する。図1は、ドア装置1を部屋の内側から見た正面図である。建物開口部10は、床面11と、間隔を隔てて垂直に床面11に設置されている左側縦枠12及び右側縦枠13と、左右両端部がそれぞれ左側縦枠12及び右側縦枠13に取り付けられ、床面11と間隔を隔てて水平に配置されている上枠14とにより形成されている。以下では、部屋の内側から見て、建物開口部10の左側に位置する縦枠を左側縦枠12とし、戸尻21が左側に位置する袖扉2を左側袖扉2Aとし、戸尻31が左側に位置する移動扉3を左側移動扉3Aとする。また、部屋の内側から見て、建物開口部10の右側に位置する縦枠を右側縦枠13とし、戸尻21が右側に位置する袖扉2を右側袖扉2Bとし、戸尻31が右側に位置する移動扉3を右側移動扉3Bとする。上枠14は、建物開口部10の上縁に沿って設けられ、天井15に固定されている。上枠14の内部には、移動扉3を建物開口部10に沿って移動させるモータを含む図示しない駆動装置等が収納されている。上枠14の外面の中央には、人等を検知する検知センサ5が取り付けられている。ドア装置1は、検知センサ5が人等を検知した際に、前記駆動装置によって移動扉3を開位置に移動させ、検知センサ5が検知しなくなってから所定時間経過後に、前記駆動装置によって移動扉3を閉位置に移動させる。なお、上枠14は躯体部に相当する。また、袖扉2や移動扉3は枠体にガラスをはめ込んだものであっても、金属の扉であってもよい。
図2に示すように、袖扉2と移動扉3とは、扉の厚み方向、言い換えれば建物開口部10の幅方向に直交する方向においてずれた状態で設置されている。すなわち、移動扉3が建物開口部10の幅方向に移動する状態では、袖扉2は部屋の外側に設置され、移動扉3は部屋の内側に設置されている。以下、「建物開口部10の幅方向」を単に「幅方向」という場合もある。
そして、左側移動扉3A及び右側移動扉3Bは、幅方向において移動可能に設置されている。以下では左側移動扉3A及び右側移動扉3Bの幅方向への移動を引戸動作と記載する。左側移動扉3Aは、幅方向において戸先32が建物開口部10の中央に位置する全閉位置A1と、左側袖扉2Aの戸先22の位置と左側移動扉3Aの戸先32の位置とがほぼ一致する旋回開始位置A3との間で移動可能である。なお、扉の幅方向において全閉位置A1と旋回開始位置A3との間には、左側袖扉2Aの戸先22の位置よりも左側移動扉3Aの戸先32の位置が建物開口部10の中央側へ突出する全開位置A2がある。左側移動扉3Aは、自動ドアとして機能する際には、全閉位置A1と全開位置A2との間で移動する。同様に、右側移動扉3Bは、幅方向において戸先32が建物開口部10の中央に位置する全閉位置A1と、右側袖扉2Bの戸先22の位置と右側移動扉3Bの戸先32の位置とがほぼ一致する旋回開始位置B3との間で移動可能である。なお、幅方向において全閉位置A1と旋回開始位置A3との間には、右側袖扉2Bの戸先22の位置よりも右側移動扉3Bの戸先32の位置が建物開口部10の中央側へ突出する全開位置A2がある。右側移動扉3Bは、自動ドアとして機能する際には、全閉位置A1と全開位置A2との間で移動する。
さらに、左側袖扉2A及び左側移動扉3Aは、左側移動扉3Aが旋回開始位置A3に移動すると、それぞれの戸尻21,31側を旋回軸として部屋の外側へ向かって旋回することが可能となる。同様に、右側袖扉2B及び右側移動扉3Bは、右側移動扉3Bが旋回開始位置A3に移動すると、それぞれの戸尻21,31側を旋回軸として部屋の外側へ向かって旋回することが可能となる。以下では、左側袖扉2A及び左側移動扉3A、右側袖扉2B及び右側移動扉3Bのそれぞれの旋回を旋回動作と記載する。このように、左側袖扉2A及び左側移動扉3Aが部屋の外側へ反時計回りに90°旋回した位置である旋回終了位置B4,A4に位置するとともに、右側袖扉2B及び右側移動扉3Bが部屋の外側へ時計回りに90°旋回した位置である旋回終了位置B4,A4に位置すると、建物開口部10を全開状態にすることができる。一方、左側移動扉3A及び右側移動扉3Bが全閉位置A1に位置すると、建物開口部10を全閉状態にすることができる。
なお、引戸動作から旋回動作に切り替える際には、図示しない全開スイッチが操作されると、全開信号が図示しない駆動装置に入力されて、駆動装置によって全開位置A2から旋回開始位置A3に移動される。
図3は、左側移動扉3Aが全開位置A2に位置する状態において、戸先22,32から戸尻21,31方向を見た、左側袖扉2A及び左側移動扉3Aの戸尻21,31寄りの破断側面図である。図4は、左側移動扉3Aが全開位置A2に位置する状態において、戸先22,32から戸尻21,31方向を見た、左側袖扉2A及び左側移動扉3Aの戸先22,32寄りの破断側面図である。
図3及び図4に示すように、袖扉2は、2枚の四角形の板部材23,24と、板部材23,24を対向した状態で固定する上部固定部材26と、板部材23,24を対向した状態で固定する下部固定部材28とを備えている。上部固定部材26は、側面視においてU字状であって、袖扉2の幅方向に延出して袖扉2の上端部25に設けられる。上部固定部材26の下面には、補強板26Aが固定されている。下部固定部材28は、側面視において逆U字状であって、袖扉2の幅方向に延出して袖扉2の下端部27に設けられる。下部固定部材28の上面には、補強板28Aが固定されている。
移動扉3は、2枚の四角形の板部材33,34と、板部材33,34を対向した状態で固定するU字状の上部固定部材36と、板部材33,34を対向した状態で固定する逆U字状の下部固定部材38とを備えている。上部固定部材36は、移動扉3の幅方向に延出して移動扉3の上端部35に設けられる。上部固定部材36の下面には、補強板36Aが固定されている。下部固定部材38は、移動扉3の幅方向に延出して移動扉3の下端部37に設けられる。下部固定部材38の上面には、補強板38Aが固定されている。
<袖扉>
次に、図5を参照して左側袖扉2Aについて説明する。なお、右側袖扉2Bは左側袖扉2Aと構成が左右対象であるため、右側袖扉2Bの説明を割愛し、以下では左側袖扉2Aを袖扉2として説明する。
図5に示すように、袖扉2の上端部25の戸尻21側には、上枠14に固定されるとともに、袖扉2の上下方向に延出する袖扉上部軸41が設けられている。袖扉上部軸41は、第1取付部材42を介して袖扉2の上端部25に取り付けられている。第1取付部材42は、板材42Aと、2個のボルト42Bとを備える。板材42Aはボルト42Bによって袖扉2の上端部25の上部固定部材26及び補強板26Aに固定され、袖扉上部軸41は板材42Aに支持されている。
袖扉2の下端部27の戸尻21側には、左側縦枠12に固定される軸固定板43Aに固定され、袖扉2の上下方向に延出する袖扉下部軸43が設けられている。袖扉下部軸43は、第2取付部材44を介して袖扉2の下端部27に取り付けられている。第2取付部材44は、板材44Aと、2個のボルト44Bと、袖扉2の下端部27の下部固定部材38及び補強板38Aに固定される支持板44Cとを備える。支持板44Cは正面視においてU字状の板材である。板材44Aはボルト44Bによって支持板44Cに固定され、この板材44Aは袖扉下部軸43に支持されている。よって、袖扉2は、袖扉上部軸41と袖扉下部軸43とによって旋回可能に支持されている。
袖扉2の上端部25の戸先22側には、第3取付部材45が設けられている。第3取付部材45は、袖扉2の上端部25の上部固定部材26及び補強板26Aに固定される板材45Aと、2個のボルト45Bとを備える。板材45Aは正面視において逆U字状の板材である。板材45Aはボルト45Bによって袖扉2の上端部25の上部固定部材26及び補強板26Aに固定されている。
上枠14の第3取付部材45と対向する部分には、移動扉3が旋回開始位置A3以外にあるときに袖扉2の旋回を規制する袖扉ロック装置46が取り付けられている。袖扉ロック装置46は、移動扉3が旋回開始位置A3に位置すると袖扉2の旋回の規制を解除するラッチ機構である。袖扉ロック装置46は、移動扉3が旋回開始位置A3以外では袖扉2の上端部25の戸先22側と上枠14とを固定し、移動扉3が旋回開始位置A3では袖扉2の上端部25の戸先22側と上枠14との固定を解除する。袖扉2は、袖扉ロック装置46による固定が解除されることで旋回可能となる。
袖扉ロック装置46は、第3取付部材45の板材45Aに係止する係止部材46Aと、係止部材46Aと一体に移動し、移動扉3が旋回開始位置A3に移動してきた際に押し上げられる被押上部材46Bとを備えている。なお、袖扉ロック装置46には、後述する移動扉3の移動扉ロック装置の被押上部材を押し上げる押上部材47が取り付けられている。
<吊り部材のレール>
図3及び図4に示すように、移動扉3は、吊り部材50を介して上枠14に取り付けられている。上枠14の内部には、幅方向に延出し、吊り部材50の戸車51を支持するレール61が設けられている。レール61は、袖扉2の上方に設けられ、袖扉2の厚み方向の中心Cよりも移動扉3寄りに設けられる。レール61は、幅方向に延出するレールベース62に取り付けられている。レールベース62は、上枠14に固定されている。各戸車51は、袖扉2の上部に位置するレール61上を回転しながら移動する。
<移動扉>
次に、図6を参照して左側移動扉3Aについて説明する。なお、右側移動扉3Bは左側移動扉3Aと構成が左右対象であるため、右側移動扉3Bの説明を割愛し、以下では左側移動扉3Aを移動扉3として説明する。
図6に示すように、移動扉3は、吊り部材50を介して上枠14に取り付けられている。吊り部材50は、移動扉3の幅方向に延出する部材である。吊り部材50には、戸尻31寄りに2個、戸先32寄りに2個の合計4個の戸車51が回転自在に支持部材52を介して設けられている(図8参照)。吊り部材50と移動扉3とは、移動扉上部軸53と移動扉ロック装置56とによって連結されている。移動扉3の上端部35の戸尻31側には、移動扉3の上下方向に延出する移動扉上部軸53が設けられている。移動扉上部軸53は、第4取付部材54を介して移動扉3の上端部35に固定されるとともに、吊り部材50の左側縦枠12寄りに支持されている。第4取付部材54は、移動扉3の上端部35の上部固定部材36及び補強板36Aに固定される板材54Aと、4個のボルト54Bとを備える。板材54Aはボルト54Bによって移動扉3の上端部35の上部固定部材36及び補強板36Aに固定されている。
移動扉3の上端部35の戸先32側には、第5取付部材55が設けられている。第5取付部材55は、移動扉3の上端部35の上部固定部材36及び補強板36Aに固定される板材55Aと、2個のボルト55Bとを備える。板材55Aは正面視において逆U字状の板材である。板材55Aはボルト55Bによって移動扉3の上端部35の上部固定部材36及び補強板36Aに固定されている。
上枠14の第5取付部材55と対向する部分には、旋回開始位置A3以外にある移動扉3の旋回を規制する移動扉ロック装置56が取り付けられている。移動扉ロック装置56は、移動扉3が旋回開始位置A3に位置すると袖扉2の旋回の規制を解除するラッチ機構である。移動扉ロック装置56は、移動扉3が旋回開始位置A3以外では移動扉3の上端部35の戸先32側と吊り部材50とを固定し、移動扉3が旋回開始位置A3では移動扉3の上端部35の戸先32側と吊り部材50との固定を解除する。移動扉3は、移動扉ロック装置56による固定が解除されることで旋回可能となる。
移動扉ロック装置56は、第5取付部材55の板材55Aに係止する係止部材56Aと、係止部材56Aと一体に移動し、移動扉3が旋回開始位置A3に移動してきた際に押し上げられる被押上部材56Bとを備えている。なお、移動扉ロック装置56には、袖扉2の袖扉ロック装置46の被押上部材46Bを押し上げる押上部材57が取り付けられている。
<保持部材及び被保持部材>
図7に示すように、袖扉2の上端部25の戸先22側には、袖扉2が旋回終了位置B4から旋回開始位置B3に移行したとき(図2参照)に、上枠14に袖扉2が保持される被保持部材49が取り付けられている。被保持部材49は、第3取付部材45の板材45Aの上面に固定されている。上枠14が被保持部材49を保持する保持部材として機能する。なお、袖扉2の旋回開始位置B3は袖扉2が閉じた状態の位置である。図4に示すように、ドア装置1は、移動扉3の下部が案内されていないとともに、移動扉の厚み方向への変位が規制されていない、特に袖扉2の上方において吊り部材50の戸車51がレール61に支持されているため、移動扉3が自重によって袖扉2が設けられている方向に傾くおそれがある。移動扉3からの力が袖扉2に働くと固定されていない袖扉2が旋回することがある。
図9に示すように、被保持部材49は、L字状に形成され、上枠14の下面及び背面に対向している。被保持部材49は、磁石49Aを備えている。磁石49Aは、被保持部材49の上枠14の背面と対向する部分に配置されている。なお、上枠14は磁性体である鉄等の金属からなる。このため、被保持部材49の磁石49Aが上枠14の背面と接触した際に、磁力によって被保持部材49ひいては袖扉2の位置が保持される。被保持部材49及び上枠14は、袖扉2が旋回していない閉じた状態のときに、移動扉3が移動することによる力が袖扉2に掛かっても袖扉2が旋回しない所定以下の保持力で保持する。なお、磁石49Aの設置面積を変更することで、袖扉2の上枠14に対する保持力を調整することができる。また、磁力は距離によってその力が大きく変化するため、被保持部材49の磁石49Aが上枠14の背面と接触しているときには強固に保持されつつ、一旦離れると、保持力は大幅に低下するので、袖扉2の旋回時には負荷にならないまま、袖扉2の予期しない旋回を抑制することができる。
<支持機構>
図4に示すように、袖扉2の下端部27に設けられる下部固定部材28には、袖扉2の幅方向に延出する逆U字状の第6取付部材71が取り付けられている。第6取付部材71の袖扉2の厚み方向の長さは、下部固定部材28の袖扉2の厚み方向の長さよりも短くなっている。第6取付部材71は、ボルト71Aによって下部固定部材28及び補強板28Aに固定されている。下部固定部材28と第6取付部材71との間には、板状のスペーサ71Bが配置されている。第6取付部材71は、スペーサ71Bによって袖扉2の下部固定部材28との距離(高さ)を変更可能である。前記袖扉と前記取付部材との距離を変更可能である。
袖扉2の下端部27の戸先22側には、移動扉3の旋回時に袖扉2に対して相対的に移動しながら移動扉3を支持する支持機構70が取り付けられている。支持機構70は、移動扉3が建物開口部10の開閉方向に移動するときには、移動扉3と袖扉2との間の距離が所定以上離れることを抑制する。ここで、所定とは、移動扉3が上枠14から外れず、袖扉2に当たらない範囲で設定される。
支持機構70は、移動扉3の下端部37に設けられるガイドレール72と、移動扉3の旋回時にガイドレール72を支持するガイドローラ73と、ガイドローラ73を回転可能に保持する、側面視においてU字状をなす取付ブラケット74とを備えている。
ガイドレール72は、移動扉3の幅方向に延出し、移動扉3の幅とほぼ同じ長さを有している(図6参照)。ガイドレール72は、移動扉3の下部固定部材38の及び補強板38Aにボルト72Bによって固定されている。ガイドレール72は、移動扉3の下方へ突出して設けられている。ガイドレール72の下部、すなわちガイドローラ73との接触部72Aは、移動扉3の厚さ方向における中央部分が下方に膨らんだ、幅方向と垂直な断面及び側面視において外形が凸状の曲線、すなわち凸円弧状である。
ガイドローラ73は、移動扉3の幅方向に回転軸を有する円柱部材であって、回転軸の延出方向における外周の中央部分が周方向全体にわたって凹んだ円柱状の部材である。ガイドローラ73のガイドレール72との接触部73Aは、幅方向と垂直な断面及び側面視において外形が凹状の曲線、すなわち凹円弧状である。取付ブラケット74は、袖扉2の下端部27に取り付けられる第1取付部74Aと、第1取付部74Aに接続されて、ガイドローラ73が取り付けられる第2取付部74Bとを備える。取付ブラケット74は、第1取付部74Aが袖扉2の下端部27に取り付けられた第6取付部材71の内部に挿入され、第2取付部74Bが移動扉3の下端部37に取り付けられた下部固定部材38の内部に挿入されている。
図5に示すように、取付ブラケット74の第1取付部74Aは、四角形の板状であって、袖扉2の幅方向に延出している。取付ブラケット74の第1取付部74Aの幅方向の長さ(L1)は、ガイドローラ73の幅方向における長さ、つまり直径(D1)以上(L1≧D1)に設定されている。取付ブラケット74の第2取付部74Bの幅方向の長さ(L2)は、ガイドローラ73の幅方向における長さ、つまり直径(D1)とほぼ同じ(L2≒D1)に設定されている。なお、取付ブラケット74はブラケットに相当し、ガイドローラ73は支持部材に相当し、ガイドレール72はレールに相当する。また、取付ブラケット74の第1取付部74Aが、一対の案内部材により保持されるブラケットの部分に相当する。
図4に示すように、ガイドローラ73の袖扉2から遠い側である表面側には、円板状のつば73Bが設けられている。つば73Bは、側面視において四角形状であって、ガイドローラ73の接触部73Aよりも径方向に突出している。このため、移動扉3に対して袖扉2が離間する方向へ移動した際や袖扉2に対して移動扉3が離間する方向へ移動した際に、つば73Bはガイドレール72の側面と接触する。
<スライドレール>
袖扉2の下部と支持機構70との間には、一対の案内部材として一対のスライドレール77が設けられている。スライドレール77は、鋼板をロールフォーミングで成形した有限の長さを持つ直線案内であり、摺動手段として、ローラ、ベアリング又はクアドロ等が用いられるものである。さて、一対のスライドレール77は、支持機構70の移動を案内し、支持機構70を袖扉2の厚さ方向の両側から挟み込んで支持する。すなわち、スライドレール77は、取付ブラケット74の第1取付部74Aと第6取付部材71のU字の各腕部71C,71Cとの間にそれぞれ設けられている。スライドレール77は、袖扉2の幅方向に延出して設けられ、袖扉2の幅方向に並んだボールベアリング77Aを有する固定部77Bと、ボールベアリング77Aによって移動する移動部77Cとを備えている。固定部77Bは第6取付部材71の腕部71Cに固定され、移動部77Cは取付ブラケット74の第1取付部74Aの両面に固定されている。よって、スライドレール77の固定部77Bは、第6取付部材71とともに移動する。スライドレール77の移動部77Cは、取付ブラケット74とともに移動する。
図5に示すように、取付ブラケット74の第1取付部74Aの幅方向における長さ(L1)は、スライドレール77の幅方向における長さ(L3)の半分ほどに設定されている。このため、ガイドローラ73に移動扉3の重量が掛かった際に取付ブラケット74を介してスライドレール77の一部に過度な荷重が掛かることを抑制することができる。
<袖扉孔部及び移動扉孔部>
図4及び図10に示すように、袖扉2の下端部27の戸先22側には、袖扉孔部80が設けられている。袖扉孔部80は、一対のスライドレール77の袖扉2の下部に対する取付部分を外部から当該取付状態を確認するために設けられている。すなわち、袖扉孔部80は、袖扉2の正面、移動扉3に対向する面側の板部材24の一部を切り欠くとともに、戸先22の下部を切り欠くことで形成されている。また、下部固定部材28の表面側の一部を切り欠くことで第6取付部材71のスペーサ71Bの枚数を変更することができるようになっている。袖扉孔部80には、袖扉孔部80を閉じる袖扉蓋81が螺子81Aによって取り付けられる。
図11に示すように、袖扉蓋81は、平面視においてL字状の板材である。袖扉蓋81は、袖扉2の板部材24側に3箇所、袖扉2の戸先22側に2箇所に螺子81Aが取り付けられる。移動扉3が全閉位置A1であっても、袖扉2と移動扉3とは重なっているので、袖扉蓋81は、袖扉2の戸先22側へ引き抜くことで袖扉孔部80から取り外すことができる。
図6に示すように、移動扉3の下端部37の戸尻31には、移動扉孔部82が設けられている。移動扉孔部82は、支持機構70のガイドレール72とガイドローラ73との位置関係を外部から確認するために設けられている。つまり旋回していないときに、ガイドローラ73の凹部にガイドレール72の凸部が接触しない程度に嵌り込む位置関係に調整する際に確認することができるように、移動扉孔部82は戸尻31の下部を切り欠くことで形成されている。また、移動扉孔部82には、移動扉孔部82を閉じる移動扉蓋83が螺子83Aによって取り付けられている。移動扉蓋83は、四角形状の板材であって、螺子83Aを外すことで移動扉孔部82から取り外すことができる。なお、上記の通り、ガイドローラ73の凹部にガイドレール72の凸部が接触しない程度にするのは、移動扉3が旋回していない場合であって、移動扉3が袖扉2に沿って移動している際にガイドローラ73の凹部にガイドレール72の凸部が常に接触していると、ガイドローラ73やガイドレール72が摩耗してしまうからである。
袖扉蓋81を袖扉孔部80から取り外すとともに、移動扉蓋83を移動扉孔部82から取り外して、ガイドローラ73の高さを確認しながら、第6取付部材71のスペーサ71Bの枚数を変更する。このようにすることで、ガイドローラ73の高さを変更することができ、ガイドレール72とガイドローラ73との位置を変更することができる。
<作用>
次に、図12を参照して、上記のように構成されたドア装置1の作用について説明する。図12では、左側袖扉2A及び左側移動扉3Aにてドア装置1の作用について説明する。左側袖扉2Aの旋回開始位置B3と旋回終了位置B4との間の軌跡を軌跡線LBにて示し、左側移動扉3Aの旋回開始位置A3と旋回終了位置A4との間の軌跡を軌跡線LAにて示す。
図12に示すように、ドア装置1が自動ドアとして機能する際には、移動扉3が全閉位置A1と全開位置A2との間で駆動装置によって移動される。このとき、移動扉3は、移動扉上部軸53及び移動扉ロック装置56によって吊り部材50に吊り下げられているため、ガイドレール72とガイドローラ73とは接触せずに移動する。なお、移動扉3に鉛直下方への荷重が掛かった場合には、ガイドレール72とガイドローラ73とが接触して、ガイドローラ73が回転しながら移動扉3が移動する。また、移動扉3は、駆動装置によって全開位置A2に移動されると、駆動装置の制動によって全開位置A2に保持されている。
また、袖扉2及び移動扉3を旋回させて建物開口部10を全開させる際には、全開スイッチを操作して図示しない駆動装置によって移動扉3を全開位置A2から旋回開始位置A3に移動させる。移動扉3が旋回開始位置A3に移動すると、移動扉3の移動扉ロック装置56が解除されて移動扉3が旋回可能となる。このとき旋回すると、移動扉3の戸先32側が自重によって鉛直下方に下がり、ガイドレール72がガイドローラ73に接触し、移動扉3の戸先32側が支持機構70によって支持される。同様に、袖扉2の袖扉ロック装置46も解除されて、袖扉2が旋回可能となる。なお、袖扉2は、袖扉上部軸41及び袖扉下部軸43によって支持されるため、袖扉2の戸先22側は鉛直下方へほとんど下がらない。前記駆動装置は、移動扉3を旋回開始位置A3に移動させると、駆動を停止する。
旋回が可能となった袖扉2及び移動扉3は、手動によって部屋の外側へ旋回される。このとき、袖扉2と移動扉3とは支持機構70の取付ブラケット74によって接続されるとともに、ガイドローラ73にガイドレール72が接触しているため、袖扉2と移動扉3とは連れ動きする。また、軌跡線LBに示すように袖扉2は袖扉上部軸41及び袖扉下部軸43を旋回中心として旋回し、軌跡線LAに示すように移動扉3は移動扉上部軸53を旋回中心として旋回する。このため、袖扉2及び移動扉3が旋回開始位置A3,B3に位置するときには、移動扉3の戸先32が袖扉2の戸先22よりも突出している。しかしながら、袖扉2及び移動扉3が旋回開始位置A3,B3から旋回終了位置A4,B4への移動に伴って、移動扉3の戸先32が袖扉2の戸先22よりも突出し、さらに移動扉3の戸先32の位置と袖扉2の戸先22の位置との距離が長くなる。
この旋回開始位置A3,B3と旋回終了位置A4,B4との間の旋回において、支持機構70のガイドローラ73(取付ブラケット74)と移動扉3とはほぼ同じ位置に位置している。一方で、取付ブラケット74は、旋回開始位置A3,B3から旋回終了位置A4,B4への移動に伴い袖扉2の戸先22から離間する。すなわち、取付ブラケット74はスライドレール77によって袖扉2に対して移動することで、袖扉2と移動扉3との旋回による移動差を吸収することができる。特に、一対のスライドレール77が取付ブラケット74の第1取付部74Aの両側に配置されているので、袖扉2及び移動扉3を旋回させるために水平方向の力が作用したとしても少なくとも一方のスライドレール77によって支持されることとなる。さらに、袖扉2と移動扉3との旋回においてガイドレール72とガイドローラ73との角度が変化するが、ガイドレール72の凸円弧状の接触部72Aとガイドローラ73の凹円弧状の接触部73Aとによってガイドレール72とガイドローラ73との位置合わせが行われる。よって、袖扉2と移動扉3との相対移動がスムーズに行われるので、スムーズに旋回することができる。
袖扉2及び移動扉3を旋回終了位置B4,A4へ旋回させる際に、移動扉3を引っ張るとガイドレール72がガイドローラ73のつば73Bに接触することで、移動扉3とともに袖扉2も一体に旋回させることができる。また、袖扉2及び移動扉3を旋回開始位置B3,A3へ旋回させる際に、袖扉2を引っ張るとガイドローラ73のつば73Bがガイドレール72に接触することで、袖扉2とともに移動扉3も一体に旋回させることができる。
袖扉2を旋回開始位置B3に旋回させた際に、袖扉2に取り付けられた被保持部材49の磁石49Aが上枠14の背面と接触すると、被保持部材49が上枠14に接触した状態に保持されるため、袖扉ロック装置46の係止部材56Aを第3取付部材45の板材45Aに確実に係止させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)移動扉3が袖扉2に対し建物開口部10の開閉方向に移動するときには、移動扉3と袖扉2との間の距離が所定以上離れるのを支持機構70によって抑制することができる。更に移動扉3を支持する支持機構70の厚さ方向の両側から挟み込む一対のスライドレール77が袖扉2に設けられているため、移動扉3及び袖扉2が旋回する際に、移動扉3が支持機構70を介して袖扉2に支持される。特に一対のスライドレール77は、支持機構70を両側から挟み込むように設けられるので、案内部材が一つの場合に比べ、案内部材にかかる圧縮方向の力と引っ張り方向の力をバランスよく受けることができる。これにより、移動扉3の下部を案内するガイドレールを省略するとともに、スムーズに旋回することもできる。
(2)取付ブラケット74の一対のスライドレール77に取り付けられる第1取付部74Aの長さ(L1)が移動扉3を支持するガイドローラ73の幅方向における長さ(D1)よりも長い(L1>D1)。このため、取付ブラケット74に掛かる荷重を分散させることができ、スライドレール77に荷重が局所的に集中することを抑制することで、旋回時における袖扉2に対する移動扉3の相対移動がスムーズに行えるので、スムーズに旋回することができる。
(3)移動扉3と袖扉2とが旋回する際に、それぞれの旋回軸が異なることによる移動距離や角度の差によってガイドローラ73とガイドレール72との位置関係が変化したとしても接触部73A,72A同士の曲線からなる断面形状である円弧によってずれを補正することができる。
(4)ガイドローラ73のつば73Bがガイドレール72に当たることで、ガイドローラ73とガイドレール72との相対的な位置や角度がずれたとしても、ガイドローラ73とガイドレール72とが離れることを抑制することができる。よって、袖扉2と移動扉3とが離れることを抑制することができるので、袖扉2と移動扉3とが一体に旋回することができる。
(5)ドア装置1が全閉状態のときに、移動扉3の移動扉孔部82から支持機構70の状態と、袖扉2の袖扉孔部80によって一対のスライドレール77の取付状態とを移動することなく確認することができる。更に支持機構70の状態を確認しながら、移動することなくスライドレール77の上下方向の位置等を変更することができる。
(6)袖扉2が旋回開始位置B3に位置する状態のときに、袖扉2の被保持部材49及び保持部材である上枠14が接触して、袖扉2を旋回開始位置B3に保持することで、移動扉3からの力が袖扉2に働くことにより、袖扉2が意図せず旋回することを抑制することができる。
(7)一対のスライドレール77が支持機構70を保持しつつ、第6取付部材71の袖扉2の下部固定部材28との相対位置(距離)を変更することによって支持機構70の袖扉2に対する位置、例えば高さ方向の位置関係を容易に変更することができる。
(8)支持機構70を袖扉2の下方に設けた開口から一対のスライドレール77に挟み込むことができるので、袖扉2の側面に支持機構70を通過させるための開口を設ける必要がない。
(9)引戸動作時に支持機構70のガイドレール72と仮に当たったとしても、ガイドローラ73が回転することにより引戸動作に悪影響を与えることがない。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、戸尻31寄りに2個、戸先32寄りに2個の合計4個の戸車51が支持部材52を介して吊り部材50に設けたが、戸車51の数量は戸尻31寄り、戸先32寄りについてそれぞれ任意に設定してよい。
・上記実施形態では、袖扉孔部80を設けたが、袖扉孔部80を省略してもよい。
・上記実施形態では、移動扉孔部82を設けたが、移動扉孔部82を省略してもよい。
・上記実施形態では、被保持部材49を袖扉2に設けたが、被保持部材を躯体部である上枠14に設け、保持部材を袖扉2に設けてもよい。
・上記実施形態では、被保持部材49に磁石49Aを設けたが、磁石に限らず、袖扉2の上枠14に対する位置を保持することができれば、面ファスナーや吸盤や粘着テープや粘着性のある高分子素材等の他の部材を設けてもよい。
・上記実施形態では、上枠14自体を保持部材としたが、被保持部材を保持する保持部材を上枠14に別途設けてもよい。別に設けることにより上枠14が鉄製でない場合であっても同様の効果を得ることができる。
・上記構成において、被保持部材49を省略してもよい。
・上記実施形態では、側面視において四角形状のつば73Bをガイドローラ73に設けたが、側面視において円弧状等の他の形状のつばをガイドローラ73に設けてもよい。
・上記実施形態では、ガイドローラ73の袖扉2から遠い側である表面側にのみ、旋回時にガイドレール72の袖扉2から遠い側の表面と当たるつば73Bを設けたが、図4の2点鎖線で示したように、ガイドローラ73の背面側にも、旋回時にガイドレール72と当たるつば73Cを設けてもよい。
・上記構成において、つば73B(73C)を省略してもよい。
・上記実施形態では、ガイドレール72の接触部72Aの幅方向と垂直な断面における外形を凸円弧状及びガイドローラ73の接触部73Aの幅方向と垂直な断面における外形を凹円弧状とした。しかしながら、ガイドレール72の接触部72Aの幅方向と垂直な断面における外形を凹円弧状及びガイドローラ73の接触部73Aの幅方向と垂直な断面における外形を凸円弧状としてもよい。
・ガイドレール72の接触部72Aとガイドローラ73の接触部73Aとが接触すれば、幅方向と垂直な断面における外形をそれぞれ円弧状としなくてもよく、曲線状であってもよい。
・上記実施形態では、回転可能なガイドローラ73を用いたが、これに限らず回転せずにガイドレール72に沿って摺動又は移動(旋回時には摺動)する樹脂製や摺動性の高い金属その他の材質のガイドブロックであってもよい。
・ガイドレール72は凸円弧状の断面としたが、これに限られず、台形その他の多角形断面であってもよい。
・上記実施形態では、取付ブラケット74の第2取付部74Bの幅方向の長さ(L2)を、ガイドローラ73の幅方向における長さ、つまり直径(D1)とほぼ同じ(L2≒D1)に設定した。しかしながら、取付ブラケット74の第2取付部74Bの幅方向の長さ(L2)を、ガイドローラ73の幅方向における長さ、つまり直径(D1)よりも長く(L2>D1)してもよい。
・上記実施形態では、袖扉2の第6取付部材71にスライドレール77を取り付けたが、取付ブラケット74の高さ変更が不要であれば、第6取付部材71を省略して、スライドレール77を袖扉2の下端部27に直接取り付けてもよい。例えば、取付ブラケット74と袖扉2の板部材23,24との距離を変更した上で、スライドレール77を取り付けてもよい。
・上記実施形態では、一対の案内部材であるスライドレール77が支持機構70を袖扉2の厚さ方向の両側から挟み込んで支持したが、一対の案内部材が袖扉2の高さ方向の両側から挟み込んで支持してもよい。例えば、支持機構70の取付ブラケット74の一部を袖扉2の厚さ方向に延出させて、この取付ブラケット74の袖扉2の厚さ方向に延出した部分を一対の案内部材が両側から挟み込んで保持する。
・上記実施形態では、スライドレール77を案内部材として採用したが、袖扉2に設けられ、支持機構70の案内が可能であって、取付ブラケット74の両側に位置すれば、スライドレール以外の案内部材、例えばガイドレール、リニアレールやリニアガイド等を採用してもよい。
・上記実施形態では、支持機構70が移動扉3の下端部37を支持したが、支持機構70を袖扉2の高さ方向の下部寄りの途中に設け、移動扉3の高さ方向の下部寄りの途中を支持してもよい。このようにしても、移動扉3及び袖扉2が旋回する際に、移動扉3が支持機構70を介して袖扉2に支持されるため、移動扉3の下部を案内するガイドレールを省略することができる。
・上記実施形態では、移動扉3を全開位置A2から旋回開始位置A3に移動させる際に、全開スイッチを操作することで駆動装置によって移動扉3を移動させたが、図示しない駆動装置でなく、手動によって移動扉3を移動させてもよい。
・上記実施形態では、移動扉3の全開位置A2と旋回開始位置A3とを異なる位置としたが、移動扉3の全開位置A2と旋回開始位置A3とを同じ位置(A2=A3)としてもよい。
・上記実施形態では、吊り部材50を介して移動扉3が上枠14に取り付けられたが、吊り部材省略して、移動扉3を上枠14に直接取り付けてもよい。
・上記実施形態では、ドア装置1は、検知センサ5が人等を検知した際に、図示しない駆動装置によって移動扉3を開位置に移動させたが、検知センサを省略して、図示しない押しボタン等のスイッチを操作した際に、前記駆動装置によって移動扉3を開位置及び閉位置に移動させてもよい。
・上記実施形態では、ドア装置1は、図示しない駆動装置によって移動扉3を移動させたが、駆動装置を省略して、手動によって移動扉3を移動させてもよい。
1…ドア装置、2…袖扉、2A…左側袖扉、2B…右側袖扉、3…移動扉、3A…左側移動扉、3B…右側移動扉、5…検知センサ、10…建物開口部、11…床面、12…左側縦枠、13…右側縦枠、14…上枠、15…天井、21…戸尻、22…戸先、23…板部材、24…板部材、25…上端部、26…上部固定部材、26A…補強板、27…下端部、28…下部固定部材、28A…補強板、31…戸尻、32…戸先、33…板部材、34…板部材、35…上端部、36…上部固定部材、36A…補強板、37…下端部、38…下部固定部材、38A…補強板、41…袖扉上部軸、42…第1取付部材、42A…板材、42B…ボルト、43…袖扉下部軸、43A…軸固定板、44…第2取付部材、44A…板材、44B…ボルト、44C…支持板、45…第3取付部材、45A…板材、45B…ボルト、46…袖扉ロック装置、46A…係止部材、46B…被押上部材、47…押上部材、48…、49…被保持部材、49A…磁石、50…吊り部材、51…戸車、52…支持部材、53…移動扉上部軸、54…第4取付部材、54A…板材、54B…ボルト、55…第5取付部材、55A…板材、55B…ボルト、56…移動扉ロック装置、56A…係止部材、56B…被押上部材、57…押上部材、61…レール、62…レールベース、70…支持機構、71…第6取付部材、71A…ボルト、71B…スペーサ、72…ガイドレール、72A…接触部、72B…ボルト、73…支持部材としてのガイドローラ、73A…接触部、73B…つば、74…取付ブラケット、74A…第1取付部、74B…第2取付部材、77…案内部材としてのスライドレール、77A…ボールベアリング、77B…固定部、77C…移動部、80…袖扉孔部、81…袖扉蓋、81A…螺子、82…移動扉孔部、83…移動扉蓋、83A…螺子、A1…全開位置、A2…全開位置、A3,B3…旋回開始位置、A4,B4…旋回終了位置、LA,LB…軌跡線。

Claims (12)

  1. 袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、
    前記移動扉が前記開閉方向に移動するときには、前記移動扉と前記袖扉との間の距離が所定以上離れることを抑制するとともに、前記移動扉の旋回時には前記移動扉を支持する支持機構と、
    前記袖扉に取り付けられ、前記支持機構を前記袖扉の厚さ又は高さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対の案内部材と、を備え
    前記袖扉は、前記一対の案内部材の前記袖扉に対する取付部分を外部から確認するために前記移動扉側の側面に設けた袖扉孔部と、前記袖扉孔部を閉じる袖扉蓋と、を備え、
    前記移動扉は、前記支持機構を外部から確認するために前記移動扉の戸尻側側面に設けた移動扉孔部と、前記移動扉孔部を閉じる移動扉蓋と、を備える
    ドア装置。
  2. 袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、
    前記移動扉が前記開閉方向に移動するときには、前記移動扉と前記袖扉との間の距離が所定以上離れることを抑制するとともに、前記移動扉の旋回時には前記移動扉を支持する支持機構と、
    前記袖扉に取り付けられ、前記支持機構を前記袖扉の厚さ又は高さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対の案内部材と、
    前記ドア装置を設けた開口部の一部を形成する躯体部又は前記袖扉の一方に設けた保持部材と、前記躯体部又は前記袖扉の他方に設け、前記袖扉が閉じた状態で前記保持部材に接触して保持する被保持部材と、を備え
    前記被保持部材及び前記保持部材は、前記被保持部材と前記保持部材とが接触した状態において、前記移動扉から前記袖扉に対して力が掛かっても前記袖扉が旋回しない所定以下の保持力で保持する
    ドア装置。
  3. 袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、
    前記移動扉が前記開閉方向に移動するときには、前記移動扉と前記袖扉との間の距離が所定以上離れることを抑制するとともに、前記移動扉の旋回時には前記移動扉を支持する支持機構と、
    前記袖扉に取り付けられ、前記支持機構を前記袖扉の厚さ又は高さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対の案内部材と、
    前記袖扉に固定され、前記一対の案内部材を取り付けるU字状の取付部材と、を備え
    前記一対の案内部材は、前記取付部材のU字の各腕と前記支持機構との間に取り付けられ、
    前記袖扉と前記取付部材との相対位置を変更可能である
    ドア装置。
  4. 前記支持機構は、前記一対の案内部材に一端が保持されるブラケットと、前記移動扉の下部に固定され、前記移動扉の幅方向に延びるレールと、前記ブラケットの他端に設けられ、前記移動扉の旋回時に前記レールを支持する支持部材と、を備え、
    前記一対の案内部材により保持される前記ブラケットの部分の前記幅方向における長さは、前記支持部材の前記幅方向における長さ以上である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のドア装置。
  5. 前記支持部材の前記レールに対する接触部及び前記レールの前記支持部材に対する接触部の、前記幅方向と垂直な断面におけるそれぞれの外形が、一方は凹状の曲線であり、他方は凸状の曲線である
    請求項に記載のドア装置。
  6. 前記支持部材は、前記旋回時に、前記レールの前記移動扉の厚み方向における前記袖扉から遠い側の表面と当たるつばを備える
    請求項に記載のドア装置。
  7. 前記一対の案内部材は、前記支持機構を前記袖扉の厚さ方向の両側から挟み込んで保持する一対のスライドレールである
    請求項1〜のいずれか一項に記載のドア装置。
  8. 前記支持部材は、回転可能なローラである
    請求項のいずれか一項に記載のドア装置。
  9. 前記移動扉を吊り下げて前記袖扉に対して相対的に移動する吊り部材と、
    前記袖扉の上方に設けられ、前記袖扉の幅方向に延出し、前記吊り部材が移動するレールと、を備え、
    前記レールは、前記袖扉の厚み方向の中心よりも前記移動扉寄りに設けられる
    請求項1〜のいずれか一項に記載のドア装置。
  10. 袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、
    ブラケットと、前記移動扉の下部に固定され、前記移動扉の幅方向に延びる断面が凸状のレールと、前記ブラケットの他端に設けられ、前記移動扉の旋回時に前記レールを支持する断面が凹状のガイドローラとからなる支持機構と、
    前記袖扉に取り付けられ、前記ブラケットの一端を前記袖扉の厚さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対のスライドレールと、
    を備え
    前記袖扉は、前記一対のスライドレールの前記袖扉に対する取付部分を外部から確認するために前記移動扉側の側面に設けた袖扉孔部と、前記袖扉孔部を閉じる袖扉蓋と、を備え、
    前記移動扉は、前記支持機構を外部から確認するために前記移動扉の戸尻側側面に設けた移動扉孔部と、前記移動扉孔部を閉じる移動扉蓋と、を備える
    ドア装置。
  11. 袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、
    ブラケットと、前記移動扉の下部に固定され、前記移動扉の幅方向に延びる断面が凸状のレールと、前記ブラケットの他端に設けられ、前記移動扉の旋回時に前記レールを支持する断面が凹状のガイドローラとからなる支持機構と、
    前記袖扉に取り付けられ、前記ブラケットの一端を前記袖扉の厚さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対のスライドレールと、
    前記ドア装置を設けた開口部の一部を形成する躯体部又は前記袖扉の一方に設けた保持部材と、前記躯体部又は前記袖扉の他方に設け、前記袖扉が閉じた状態で前記保持部材に接触して保持する被保持部材と、を備え
    前記被保持部材及び前記保持部材は、前記被保持部材と前記保持部材とが接触した状態において、前記移動扉から前記袖扉に対して力が掛かっても前記袖扉が旋回しない所定以下の保持力で保持する
    ドア装置。
  12. 袖扉と、前記袖扉に沿って建物開口部の開閉方向に移動する移動扉とからなり、前記袖扉及び前記移動扉は上下方向を軸としてそれぞれ旋回可能であるドア装置であって、
    ブラケットと、前記移動扉の下部に固定され、前記移動扉の幅方向に延びる断面が凸状のレールと、前記ブラケットの他端に設けられ、前記移動扉の旋回時に前記レールを支持する断面が凹状のガイドローラとからなる支持機構と、
    前記袖扉に取り付けられ、前記ブラケットの一端を前記袖扉の厚さ方向の両側から挟み込んで保持し、前記旋回時には前記支持機構の移動を案内する一対のスライドレールと、
    前記袖扉に固定され、前記一対のスライドレールを取り付けるU字状の取付部材と、を備え
    前記一対のスライドレールは、前記取付部材のU字の各腕と前記ブラケットとの間に取り付けられ、
    前記袖扉と前記取付部材との相対位置を変更可能である
    ドア装置。
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