JP6964507B2 - 鍛造加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベース板の一方の面に複数のフィンが形成されたヒートシンクを成形する鍛造加工装置およびその関連技術に関する。
ベース板に多数のフィンを形成したヒートシンクは空冷で使用される他、フィンを収容するジャケットを装着して液冷の冷却装置としても使用される(特許文献1参照)。
図2は半導体モジュール3の冷却装置2であり、ヒートシンク1のベース板10のフィン11側の面に、フィン11を収容する凹部21を有するジャケット21を装着して冷却媒体流通空間29が形成されている。前記ベース板1の反対側の面に半導体モジュール3が接合されている。前記冷却装置2に使用されるヒートシンク1はベース板10の中央部にフィン11が形成され、その周囲はジャケット20を取り付けるためのフランジ12となされている。前記冷却装置2は、ヒートシンク1のフランジ12をジャケット20の上面にボルト28で止め付けて組み立てられ、凹部21の開口縁の近傍に設けられた溝25に装填されたOリング26によって液密構造が形成されている。
前記ヒートシンク1は、例えば、キャビティの底面にフィン成形凹部を形成したダイスとパンチを用いた鍛造加工法によって作製される。鍛造加工法によればベース板と多数のフィンを一体に成形できる(特許文献2)。
国際公開 WO2014/069174号公報 特開2015−50318号公報
上記構造の冷却装置において高い液密性を得るには、Oリングに接するフランジの表面粗さが小さく平滑性が高いこと、例えば表面粗さがRz6.3以下の高い平滑性が求められる。このため、ヒートシンクを成形するダイスはキャビティ内のフランジを成形する部分が高度の平滑性を有するように設計されている。
しかし、鍛造加工時にダイスまたは素材に塗布した潤滑剤が成形後もダイスとヒートシンクとの間に残り、ダイスの高度な平滑性がフランジに転写されず、表面が粗くなることがある。フランジの表面が粗い場合は研削などの追加加工を施す必要があり、この追加加工がヒートシンクの製造コストを押し上げる要因となっている。
本発明は、上述した背景技術に鑑み、フランジの表面粗さが小さいヒートシンクを成形できる鍛造加工装置およびヒートシンクの鍛造加工方法の提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[6]に記載の構成を有する。
[1]ベース板の一方の面において、中央部に複数のフィンが突出し、フィンの周囲がフランジとなされたヒートシンクを成形する鍛造加工装置であって、
前記ベース板に対応するキャビティと、このキャビティの底面に形成されたフィン成形凹部を有するダイスと、
前記ダイスのキャビティに打ち込まれるパンチとを備え、
前記パンチの押圧面は、中央部のフィン成形領域がフランジ成形領域よりもダイス側に突出し、少なくともフランジ成形領域に押圧面の周縁に向かってダイスのキャビティの底面から離れる方向の勾配が形成されていることを特徴とする鍛造加工装置。
[2]前記勾配がフランジ成形領域にのみ形成され、フィン成形領域がダイスのキャビティの底面に平行な面で形成されている前項1に記載の鍛造加工装置。
[3]前記勾配がフィン成形領域とフランジ成形領域にわたって形成されている前項1に記載の鍛造加工装置。
[4]前記押圧面全体が球面で形成されている前項3に記載の鍛造加工装置。
[5]前項1〜4のうちのいずれかに記載された鍛造加工装置を用い、ダイスのキャビティに潤滑剤を付着させ、該キャビティに素材を投入し、前記素材にパンチを打ち込んでベース板の一方の面にフィンが突出するヒートシンクを形成することを特徴とするヒートシンクの鍛造加工方法。
[6]前記潤滑剤は油性潤滑剤である前項5に記載のヒートシンクの鍛造加工方法。
上記[1]に記載の鍛造加工装置によれば、キャビティに投入した素材にパンチを打ち込むと、突出する中央部のフィン成形領域が最初に素材に接触し、続いて勾配が形成されたフランジ成形領域が接触する。この僅かな接触時期のずれによって素材の外周部のフランジとなる部分がキャビティの底面から離れる方向に反り、キャビティの底面と素材の間から潤滑剤が外周部へ押し出されながらフィン成形凹部に材料が流入していく。そして、キャビティの端部まで押し出された潤滑剤は、キャビティの側面と素材の側面との間に押し出され、さらにキャビティの側面とパンチの側面の間に排出され、この間にフィン成形凹部材料が満たされて、ベース板の一方の面に複数のフィンを有するヒートシンクの全形が成形される。このように鍛造加工されたヒートシンクのフランジには潤滑剤が残留せず、潤滑剤による表面粗さの低下を防いでフランジの表面平滑性を高めることができる。
上記[2]に記載の鍛造加工装置によれば、パンチのフィン成形領域がダイスのキャビティの底面に平行な面で形成されているので、複数のフィン成形凹部への材料の流入速度が均一であり、複数のフィンの高さを均一に成形できる。
上記[3]に記載の鍛造加工装置によれば、パンチの押圧面の勾配がフィン成形領域とフランジ成形領域にわたって形成されているので、潤滑剤の排出効果が大きい。
上記[4]記載の鍛造加工装置によれば、パンチの押圧面全体が球面で形成されているので、潤滑剤の排出効果が大きい。
上記[5]に記載のヒートシンクの鍛造加工方法は、上記[1]〜[4]のいずれかの鍛造加工装置を用いているので、フランジにおける潤滑剤の残留を防いで平滑性を高めることができる。
上記[6]に記載のヒートシンクの鍛造加工方法は、油性潤滑剤を用いているので潤滑剤が排出され易い。
本発明の鍛造加工装置で作製するヒートシンクの正面図である。 図1Aのヒートシンクの底面図である。 図1Aのヒートシンクを用いた半導体冷却装置の断面図である。 本発明の鍛造加工装置を示す要部断面図である。 ヒートシンクの鍛造加工工程において潤滑剤を付与した状態を示す要部断面図である。 ヒートシンクの鍛造加工工程において素材が変形し始めた状態を示す要部断面図である。 ヒートシンクの鍛造加工工程において素材の変形が進行した状態を示す要部断面図である。 ヒートシンクの鍛造加工工程において素材の変形がさらに進行した状態を示す要部断面図である。 ヒートシンクの鍛造加工工程において加工が完了した状態を示す要部断面図である。 パンチの押圧面の他の形状を示す部分断面図である。 パンチの押圧面のさらに他の形状を示す部分断面図である。 パンチの押圧面のさらに他の形状を示す部分断面図である。 パンチの押圧面のさらに他の形状を示す部分断面図である。 パンチの押圧面のさらに他の形状を示す部分断面図である。 パンチの押圧面のさらに他の形状を示す部分断面図である。
[ヒートシンクおよび冷却装置]
図1A〜図2に、ヒートシンク1およびこのヒートシンク1を用いた冷却装置2を示す。
ヒートシンク1は、四角形のベース板10の一方の面の中央部に多数のピン状のフィン11がベース板10と一体に立設された鍛造加工品である。前記ベース板のフィン11群の周囲がフランジ12となされている。前記フランジ12の四隅にジャケット取付用の孔13が穿設されている。
ジャケット20は、フィン11群を収容する凹部21を有する四角形の箱型であり、前記ジャケット20の一つの側壁に孔22が穿設され、その側壁に対向する側壁に孔23が穿設され、各孔22、23に連通して冷却媒体の導管を接続するジョイント24が取り付けられている。また、前記ジャケット20の上面において、凹部21の開口縁の近傍に溝25が設けられ、この溝25にOリング26が嵌め込まれている。前記溝25の外側に4つの雌ねじ部27(2個のみ表示)が形成されている。
半導体モジュール3は、絶縁基板30の一方の面に配線層31が接合され、その配線層31に半導体素子32がはんだ層33によって接合されている。さらに、前記絶縁基板30の他方の面には、半導体素子32が発する熱を前記ヒートシンク1に伝達するための伝熱層34が接合されている。前記半導体モジュール3は、伝熱層34を介してヒートシンク1のベース板10にろう付されている。
前記冷却装置2は以下のようにして半導体モジュール3とともに組み立てられる。
前記半導体モジュール3が接合されたヒートシンク1をジャケット20に被せ、凹部21にフィン11群を収容してベース板10で凹部21の開口部を閉じ、ベース板10の孔13をジャケット20の雌ねじ部27に位置合わせし、ボルト28をベース板10の孔13に挿入してジャケット20の雌ねじ部27に止め付ける。これにより、ベース板10とジャケット20の凹部21の間に囲まれた冷却媒体流通空間29が形成されて、冷却装置2が組み立てられる。前記冷却媒体流通空間29はOリング26がベース板10のフランジ12の組み付け面12aに押し付けられることによって液密構造に形成される。
前記ヒートシンク1の材料は熱伝導性の良い金属であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金、銅または銅合金、鉄または鉄合金が好適に用いられる。
[鍛造加工装置およびヒートシンクの鍛造加工方法]
図3〜図4Eに、前記ヒートシンク1を成形する鍛造加工装置の一実施形態と、ヒートシンク1の鍛造加工工程を示す。
(鍛造加工装置)
鍛造加工装置4は、アンビル40に支持されたダイス50と、パンチ60とを備えている。
前記ダイス50には、その上面側に下方に凹陥形成されたキャビティ51が設けられている。キャビティ51は、その水平断面形状(軸心方向に直交する断面形状)において、前記ヒートシンク1のベース板10の平面形状に対応して四角形状に形成されている。前記ダイス50におけるキャビティ51の底面の中央部に、上下方向に貫通する貫通孔52が多数形成されている。各貫通孔52内には上下方向に沿ってスライド自在にノックアウトピン53が配置されている。
アンビル40は内側に上下に開口する中空孔が形成されており、アンビル40の中空孔内には、エジェクター(図示省略)によって昇降駆動するプレート41が設けられており、このプレート41に各ノックアウトピン53の下端が支持されている。前記プレート41が昇降駆動することによって、そのプレート41に連動して各ノックアウトピン53が昇降するようになっている。
本実施形態においては、貫通孔52とノックアウトピン53とによって、詳細には貫通孔52の内周面とノックアウトピン53の上端面とによってフィン成形凹部54が構成されている。前記キャビティ51の底面の周縁部分でフィン成形凹部54が形成されていない部分が、フランジ12の組み付け面12aを成形するフランジ成形部55である。
前記フィン成形凹部54は図1のヒートシンク1のフィン11を成形するための凹部であるが、発明の理解を容易にするために、図3〜図4Eにおいては貫通孔52、ノックアウトピン53およびフィン成形凹部54を拡大して表示している。
前記パンチ60は、その水平断面形状がダイス50のキャビティ51にほぼ対応して四角形に形成され、押圧面61は、中央部のフィン成形領域62と、フィン成形領域62の周囲のフランジ成形領域63とによって構成されている。前記フィン成形領域62はダイス50の貫通孔52が設けられてる領域に対応し、ダイス50のキャビティ51の底面に平行な水平面で形成されている。一方、前記フランジ成形領域63はダイス60のフランジ形成部55を押圧する領域であり、フィン成形領域62との境界から押圧面61の周縁に向かってキャビティ51の底面から離れる方向の勾配、即ち周縁に向かって上り勾配をもつフラットな斜面で形成されている。即ち、パンチ60の押圧面61はフィン成形領域62がダイス50に向かって突出している。前記パンチ60の押圧面61には高低差Hがある。図示例の押圧面61の高低差Hは、押圧面61の最も突出した部分であるフィン成形領域63からフランジ成形領域62の外側端部までの垂直方向における寸法である。なお、図3〜図4Eにおいては、発明の理解を容易にするために、押圧面61の高低差Hを拡大して表示している。
(ヒートシンクの鍛造加工方法)
前記鍛造加工装置4を用いて前記ヒートシンク1を鍛造加工する。
まず、図4Aに示すように、ダイス50の貫通孔52に配置されるノックアウトピン53は、そのピン53と貫通孔52とで所定長さのフィン成形凹部54が形成されるように、所定の位置まで降下した位置に配置する。そして、前記ダイス50のキャビティ51およびフィン成形凹部54に潤滑剤Lを噴霧する等して付着させ、素材Wをキャビティ51に投入する。投入する素材Wは必要に応じて潤滑処理を行って加熱し、あるいはさらに焼きなまし処理をしておく。また、パンチ60も必要に応じて潤滑処理を行っておく。
次に、パンチ60を降下させて素材Wを加圧する。前記パンチ60の押圧面61は突出する中央部のフィン成形領域62が最初に素材Wに接触し、続いてフランジ成形領域63が接触する。この僅かな接触時期のずれによって素材Wの外周部がキャビティのフランジ成形部55から離れる方向に反り(図4B)、フランジ成形部55と素材Wの間から潤滑剤Lが外周部へ押し出されながらフィン成形凹部54に材料が流入していく(図4C)。押圧面61のフランジ成形領域63は斜面であるから、パンチ60の下降に従って素材Wへの加圧領域が外側に広がっていき、潤滑剤Lが押し出されていく。そして、キャビティ51のフランジ形成部55の端部まで押し出された潤滑剤Lは、キャビティ51の側面と素材Wの側面との間に押し出され、さらにキャビティ51の側面とパンチの側面の間に排出される。また、フィン成形凹部54に付与した潤滑剤Lも、流入する材料に押し出されて貫通孔52とノックアウトピン53の側面との間に排出される(図4D)。この間にフィン成形凹部54に材料が満たされて、ベース板10の一方の面に複数のフィン11を有する鍛造加工品の全形が成形される(図4E)。
成形後はパンチ60およびプレート41を上昇させて、ノックアウトピン53で鍛造加工品をダイス50から排出する。
上述の鍛造加工によれば、鍛造加工の進行に伴ってダイス50のキャビティ51と素材Wの間の潤滑剤Lが排出が円滑に行われ、成形したヒートシンク1のフランジ12の組付け面12aに潤滑剤Lが残留せず、潤滑剤Lによる表面粗さの低下を防ぐことができる。このため、ヒートシンク1はフランジ12の組み付け面12aに表面粗さを小さくする追加加工を施すことなく、冷却装置2に使用できる。
また、パンチ60のフィン成形領域62がダイス50のキャビティ51の底面に平行な面で形成されているので、複数のフィン成形凹部54に材料が等しい速度で流入して複数のフィン11の形成速度が均一になるため、フィン11の高さが均一に成形される。
前記潤滑剤Lの種類は限定されないが、排出され易い点で油性潤滑油が好ましい。
前記素材Wはキャビティ51に対して隙間の小さいものが好ましく、例えば全周に1mm程度の隙間が形成される寸法の素材Wを用いることが好ましい。また、前記素材Wの製造方法は限定されず、所要の断面形状をもつ押出棒または鋳造棒を所要の厚さもスライス切断する方法や圧延板から所要形状に切り出す方法を例示できる。
なお、鍛造加工によって得たヒートシンク1のベース板10の上面はパンチ60の押圧面61の形状が転写されているので、フランジ12は外側に向かって厚みが大きくなっている。この厚みの増加分はバリ取りなどの仕上げの機械加工の際に除去する。そして、フランジ12に孔13を穿設してヒートシンク1に仕上げる。
前記パンチ60において、押圧面61の高低差Hは10μm〜10,000μmの範囲に設定されていることが好ましい。10μm未満では潤滑剤Lを排出する効果が小さく、10,000μmで十分な潤滑剤排出効果を得ることができるので10,000μmを超える高低差Hを設けるには及ばない。特に好ましい高低差Hは100μm〜1,000μmである。鍛造圧力はパンチ60の中央に近いほど高いので、パンチ60の弾性変形量も中央に近いほど大きく、外周にいくほど変形量が小さくなる。前記高低差Hはフランジ成形領域63における弾性変形量を見越した寸法である。
また、本発明の鍛造加工装置で作製するヒートシンクのフィンの形状は限定されず、図示例のピン状のフィンの他、菱形フィン、波形フィン、角形フィン、ストレートフィン、羽翼形等の異形等を例示できる。図示例のピン状のフィンは所定の面積内に数多く設けてフィンの合計表面積を大きくでき、冷却性能が優れている点で推奨できる。また、ヒートシンクのベース板の平面形状も長方形や正方形の四角形に限定されず、多角形、円形、楕円形等でもよい。
(パンチ押圧面の変形例)
本発明においてパンチの押圧面は、図3〜図4Eに示す形状、即ちフィン成形領域62がダイス50のキャビティ51の底面に平行な面で形成され、フランジ成形領域63がフラットな斜面で形成されていることには限定されない。フィン成形領域がフランジ成形領域よりもダイス側に突出していることと、少なくともフランジ成形領域に押圧面の周縁に向かってダイスから離れる方向の勾配が付けられていることが条件であり、各領域が平面であることや、フィン成形領域がキャビティ51の底面に平行な面であることにも限定されない。勾配はフィン成形領域とフランジ成形領域にわたって形成されていてもよいし、勾配は平面、曲面のどちらでもよい。
図5A〜図5Fにパンチの押圧面の他の形状を示す。なお、図5A〜図5Fは、押圧面の形状を強調して記載している。これらの形状の押圧面についても、押圧面の高低差Hの好ましい範囲は前記押圧面61における高低差Hと共通である(図3参照)。
図5Aに示す押圧面70は、押圧面70全体が球面で形成され、即ちフィン成形領域71とフランジ領域72が連続する曲面で形成されており、フィン成形領域71の中央が最も突出している。
図5Bに示す押圧面73は、フィン成形領域74がキャビティの底面に平行な面で形成され、フランジ成形領域75が曲面で形成されている。
図5Cに示す押圧面76は、フィン成形領域77とフランジ領域78が連続するフラットな斜面で形成されており、フィン成形領域77の中央が最も突出している。
図5Dに示す押圧面79は、フィン成形領域80およびフランジ成形領域81がそれぞれ傾斜角度の異なる複数の面によって形成されている。
図5Eに示す押圧面82は、フィン成形領域83が曲面によって形成され、フランジ成形領域84がフィン成形領域82に連続する曲面とフラットな斜面によって形成されている。
図5Fに示す押圧面85は、フィン成形領域86がキャビティの底面に平行な面で形成され、フランジ成形領域87は不連続な2つのフラットな斜面によって形成されている。
上記のうち、図5A、図5C,図5D、図5Eに示すように、フィン成形領域71、77、80、83にも勾配を設けた押圧面70、76、79、82を有する場合は、潤滑剤Lを外周部に排出する効果が大きい。また、図5Aに示すように押圧面70全体を球面で形成することによって、潤滑剤Lを全方向に均等に排出させることができる。
本発明は、液冷式冷却装置に用いるヒートシンクの製造に適している。
1…ヒートシンク
2…冷却装置
3…半導体モジュール
4…鍛造加工装置
10…ベース板
11…フィン
12…フランジ
12a…組み付け面
20…ジャケット
26…Oリング
50…ダイス
51…キャビティ
54…フィン成形凹部
55…フランジ成形部
60…パンチ
61、70、73、76、79、82、85…押圧面
62、71、74、77、80、83、86…フィン成形領域
63、72、75、78、81、84、87…フランジ成形領域
W…素材
H…高低差

Claims (6)

  1. ベース板の一方の面において、中央部に複数のフィンが突出し、フィンの周囲がフランジとなされたヒートシンクを成形する鍛造加工装置であって、
    前記ベース板に対応するキャビティと、このキャビティの底面に形成されたフィン成形凹部を有するダイスと、
    前記ダイスのキャビティに打ち込まれるパンチとを備え、
    前記パンチの押圧面は、中央部のフィン成形領域がフランジ成形領域よりもダイス側に突出し、少なくともフランジ成形領域に押圧面の周縁に向かってダイスのキャビティの底面から離れる方向の勾配がフランジ成形領域の外側端部まで形成され、前記勾配による押圧面の高低差が10μm〜10,000μmに設定されていることを特徴とする鍛造加工装置。
  2. 前記勾配がフランジ成形領域にのみ形成され、フィン成形領域がダイスのキャビティの底面に平行な面で形成されている請求項1に記載の鍛造加工装置。
  3. 前記勾配がフィン成形領域とフランジ成形領域にわたって形成されている請求項1に記載の鍛造加工装置。
  4. 前記押圧面全体が球面で形成されている請求項3に記載の鍛造加工装置。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれかに記載された鍛造加工装置を用い、ダイスのキャビティに潤滑剤を付着させ、該キャビティに素材を投入し、前記素材にパンチを打ち込んでベース板の一方の面にフィンが突出するヒートシンクを形成することを特徴とするヒートシンクの鍛造加工方法。
  6. 前記潤滑剤は油性潤滑剤である請求項5に記載のヒートシンクの鍛造加工方法。
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