JP6964389B2 - 化合物、化合物の製造方法、および化合物を含む着色剤 - Google Patents

化合物、化合物の製造方法、および化合物を含む着色剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6964389B2
JP6964389B2 JP2016009660A JP2016009660A JP6964389B2 JP 6964389 B2 JP6964389 B2 JP 6964389B2 JP 2016009660 A JP2016009660 A JP 2016009660A JP 2016009660 A JP2016009660 A JP 2016009660A JP 6964389 B2 JP6964389 B2 JP 6964389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
compound according
compounds
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016009660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016153479A (ja
Inventor
サンミン ハン,
ヒョンス リー,
イルヨ チェ,
ウナ チョン,
スンファン リー,
Original Assignee
イリドス リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イリドス リミテッド filed Critical イリドス リミテッド
Publication of JP2016153479A publication Critical patent/JP2016153479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964389B2 publication Critical patent/JP6964389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D215/00Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems
    • C07D215/02Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D215/16Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D215/38Nitrogen atoms
    • C07D215/40Nitrogen atoms attached in position 8
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B57/00Other synthetic dyes of known constitution
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/006Preparation of organic pigments
    • C09B67/0063Preparation of organic pigments of organic pigments with only macromolecular substances
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/223Absorbing filters containing organic substances, e.g. dyes, inks or pigments

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年1月22日出願の韓国特許出願第10−2015−0010463号に対する優先権を主張するものであり、この出願の全体内容は、あらゆる目的のために参照により本明細書に援用される。
本発明は、優れた熱安定性を有する黄色着色剤化合物、およびその製造方法に関する。本発明はまた、それを含むカラーフィルター用の着色剤組成物、およびそのようなカラーフィルターを備えたディスプレイデバイスに関する。
カラーフィルターは、様々な用途に幅広く使用され、特に、液晶ディスプレイ(LCD)および有機発光ディスプレイ(OLED)などの、ディスプレイデバイスに使用されている。ディスプレイ技術の急速な進歩のために、とりわけ輝度、コントラスト比、および色再現性の観点からの、カラーフィルターのさらなる改善が当技術分野において必要とされている。
カラーフィルターを形成する場合に、顔料および/または染料を含む着色剤材料を有するカラー組成物が多くの場合使用される。顔料は通常、染料と比較して熱および/または環境に対してより良好な安定性を示すが、達成できる輝度は多くの場合不十分である。他方では、染料がカラーフィルター着色剤として使用される場合に、カラーフィルターの満足できる輝度は達成され得るが、その安定性、とりわけ光安定性および熱安定性、分散性、ならびに/またはコントラスト比は多くの場合不十分である。
黄色顔料および黄色染料などの、1つもしくは複数の黄色着色剤が多くの場合、赤色または緑色ピクセル用のカラーフィルターに補助着色剤として使用される。そのような黄色着色剤は、少なくとも1つの赤色/緑色着色剤と一緒に使用することができ、前記赤色/緑色着色剤のみの使用によって示される色をシフトさせる機能を果たす。ディスプレイカラーフィルター用途向けに有利に使用することができる黄色染料の開発が、当技術分野において熱望されている。
国際公開第2012/144521 A1号パンフレット 特開2014−108975号公報 国際公開第2013/050431 A号パンフレット
本発明の目的は、ディスプレイにおけるカラーフィルターを形成するための黄色着色剤として有利に使用することができる化合物を提供することである。別の目的は、十分な輝度およびコントラスト比を達成しながら、ディスプレイカラーフィルター用途においてカラーフィルター製造の高温プロセスに耐えることができる化合物を提供することである。本発明のさらなる目的は、ディスプレイ用途においてカラーフィルターの形成のために使用される溶媒への有利な分散性を示す化合物を提供することである。
実際に、本発明によるキノフタロン構造から誘導された化合物は、傑出した安定性、特に優れた光安定性および熱安定性、ならびに優れた分散性を示し得ることが本発明者らによって意外にも見いだされた。本発明による化合物は、優れた輝度およびコントラスト比を有するカラーフィルターの形成のための着色剤として有利に使用できることがまた分かった。
本発明においては、「アルキル基」は、1〜20個の炭素原子を通常有する直鎖、分岐鎖、または環状炭化水素基を特に意味すると理解される。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが挙げられる。
本発明においては、「アリール基」は、芳香環に由来する任意の官能基または置換基を特に意味すると理解される。特に、アリール基は、6〜20個の炭素原子(好ましくは、低コストでの合成の容易さのために6〜12個)を有することができ、そのうちアリール基の水素原子のいくらかまたはすべてが、他の基、とりわけアルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、チオアルコキシ基、複素環、アミノ基またはヒドロキシル基で置換されていても、されていなくてもよい。アリール基は好ましくは、場合により置換されたフェニル基、ナフチル基、アントリル基およびフェナントリル基である。
本発明においては、「練り顔料組成物」は、カラーフィルターを形成するための最終組成物に含まれるべき成分の少なくとも一部を含む中間組成物を特に意味すると理解される。カラーフィルターを形成するための最終組成物は、練り顔料組成物を他の成分と組み合わせることによって配合することができる。本発明においては、練り顔料組成物は多くの場合、カラーフィルターを形成するための最終組成物に含まれるべき着色剤成分を少なくとも含む。
本発明の一態様は、下式(I):
Figure 0006964389
を有する化合物に関する。
本発明においては、Xは、水素またはハロゲンから独立して選択される。本発明においては、すべてのXが水素であることが好ましい。
本発明においては、Yは官能基を表す。そのような官能基は、光安定性および熱安定性などの、安定性、ならびに/または分散性の増加などの、様々な目的のためにキノフタロン誘導体化合物に導入することができる。本発明においては、Yは好ましくは、−SO 、−COO、−COH、−C(O)NR’R”、−S(O)NR’R”、−NO、および−NR’R”からなる群から選択され、ここで、Mは独立してカチオンであり、R’およびR”は、水素、アルキル基、もしくはアリール基から独立して選択されるか、またはR’およびR”は、結合して単環もしくは多環構造を形成してもよい。そのような環構造は、窒素、硫黄および酸素などの、1つもしくは複数のヘテロ原子を含んでもよい。その環構造の例は、次の構造:
Figure 0006964389
を含むが、本発明はそれに限定されない。
優れた結果は、Yが−SO である場合にとりわけ得ることができる。いかなる理論にも制約されることなく、傑出した熱安定性ならびに分散性は、−SO 基の導入によって得ることができる。
本発明においては、R1〜R8は、フタル酸無水物構造への置換基を表す。任意のタイプの置換基を、それが最終用途向けの化合物の使用を実質的に妨げない限り使用することができる。好ましくは、R1〜R8は、水素、アルキル基、アリール基、アルキルエステル(たとえばメチルエステル、エチルエステルなど)、アリールエステル、および上記で説明されたような官能基(「Y」)からなる群から独立して選択される。本発明においては、R1〜R8の少なくとも1つは嵩高い有機基を含むことが特に好ましい。そのような嵩高い有機基は、有機溶媒へのその化合物の分散性を高める、ならびにその化合物の熱安定性を向上させる機能を果たし得る。嵩高い有機基の代表的な例としては、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、ペンチル、ネオペンチル、およびヘキシル基などの、少なくとも3個の炭素原子を有するアルキル基が挙げられるが、本発明は、それらに限定されない。特に、R2およびR6は嵩高い有機基であるが、R1、R3、R4、R5、R7、およびR8は水素であることが好ましい。
本発明においては、Mは、任意のカチオンであり得る。そのようなカチオンの特定例としては、プロトン、アンモニウムカチオン、ならびにアルカリ金属カチオン(たとえばLi、Na、Kなど)、アルカリ土類金属カチオン(たとえばMg2+、Ca2+など)、および13族元素金属カチオン(たとえばAl3+)などの、金属カチオンが挙げられる。本発明においては、プロトン、アンモニウムカチオン、およびアルカリ金属カチオンを、Mとして好ましくは使用することができる。あるいは、官能基(Y)が、−SO 、および−COOなどの、酸性基から選択される場合には、そのような官能基は、様々な目的のためにカチオン性化合物との錯化によってさらに改質することができる。
そのようなカチオン性化合物の好ましい例は、カチオン性ポリマーベースの分散剤である。したがって、Mは、カチオン性ポリマーベースの分散剤のカチオンであってもよい。熱安定性および/または分散性のさらなる改善は、カチオン性ポリマーベースの分散剤との官能基の錯化によって達成することができる。カチオン性ポリマーベースの分散剤の特定例としては、少なくとも1つのアンモニウム基を含むポリマーベースの分散剤が挙げられる。本発明においては、カチオン性ポリマーベースの分散剤の平均分子量(Mw)は、4,000g/モル〜30,000g/モルの範囲であってもよい。7,000g/モル〜25,000g/モルのMwを有するカチオン性ポリマーベースの分散剤を、本発明において好ましくは使用することができる。ある種のカチオン性ポリマーベースの分散剤、特に少なくとも1つのアンモニウム基を含むものは、BYK CHEMIEから入手可能である(BYKシリーズ)。
したがって、本発明のさらに別の態様は、本発明の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つのカチオン性ポリマーベースの分散剤との錯体に関する。そのような錯体は、場合により攪拌下に溶媒中で着色剤化合物と分散剤とを混合することによって形成され得る。本発明においては、本発明の化合物は、下式(I−1):
Figure 0006964389
を有するアニオンを好ましくは含む。
本発明の別の態様は、本発明の化合物の製造方法に関する。
本発明の実施形態においては、前記方法は、少なくとも1つの置換もしくは非置換の8−キナルジンを少なくとも1つの機能化剤と反応させる工程を、少なくとも、含んでもよい。置換8−キナルジンの特定例としては、8−ニトロキナルジンおよび8−アミノキナルジンが挙げられるが、本発明はそれらに限定されない。
本発明においては、「機能化剤」は、意図される官能基をターゲット化合物に付与することができる化学試剤を特に意味すると理解される。本発明においては、官能基の好ましい例としては、−SO 、−COO、−COH、−C(O)NR’R”、−S(O)NR’R”、−NO、および−NR’R”(ここで、Mは独立してカチオンであり、R’およびR”は、水素、アルキル基、もしくはアリール基から独立して選択されるか、またはR’およびR”は、結合して単環もしくは多環構造を形成してもよい)が挙げられるが、本発明は、それらに限定されない。
任意の公知の方法および機能化剤が、置換もしくは非置換の8−キナルジンに官能基(Y)を導入するプロセスのために用いられてもよい。たとえば、−SO 基は、少なくとも1つのスルホン化剤を使用することによって置換もしくは非置換の8−キナルジンに導入することができる。スルホン化剤の例としては、硫酸(濃硫酸および普通の硫酸など)、発煙硫酸、クロロスルホン酸、三酸化硫黄、およびアミドスルホン酸が挙げられるが、本発明は、それらに限定されない。−COOおよび−NOの導入は、それぞれ、ホルミル化およびニトロ化反応(たとえば硝酸を使用することによる)によって行うことができる。置換8−キナルジンにいくつかのタイプの官能基を導入するための例示的な反応スキームは、次の通り:
Figure 0006964389
示されるが、本発明は、それに限定されない。
本発明による化合物の製造方法には、官能基が上記の反応にしたがって導入される置換もしくは非置換の8−キナルジン化合物を、イミド化反応によって少なくとも1つの機能化剤と少なくとも1つの置換もしくは非置換のフタル酸無水物と反応させて本発明による化合物を生成する工程がさらに含まれてもよい。例示的な反応スキームは下に提供されるが、本発明はそれに限定されない。
Figure 0006964389
あるいは、本発明による化合物の製造方法は、先ず少なくとも1つの置換もしくは非置換のフタル酸無水物を、官能基(Y)が導入されていない、置換もしくは非置換の8−キナルジンと、特に8−アミノキナルジンと反応させて、下式(II):
Figure 0006964389
の化合物を生成し、次に、この化合物を、少なくとも1つの機能化剤と反応させて、意図される目的に適切な官能基(Y)を導入することによって行われてもよい。
式(II)において、各X、およびR1〜R8は、上記において定義されたものと同じ意味を有する。
それ故、本発明のさらなる実施形態においては、本発明の化合物の製造方法は、式(II)の少なくとも1つの化合物を、少なくとも1つの機能化剤と反応させる工程を含む。
本発明の化合物または錯体は、黄色着色剤として有利に使用することができ、その使用は、少なくとも1つのさらなる染料もしくは顔料と場合により組み合わせることができる。特に、本発明の化合物または錯体は、ディスプレイカラーフィルター用途において赤色または緑色を示す少なくとも1つの主着色剤と組み合わせて補助着色剤として使用することができる。それ故、本発明のさらなる態様は、本発明による化合物と、場合により少なくとも別の染料もしくは顔料とを含む着剤材料を提供する。本発明の別のさらなる態様は、本発明による錯体と、場合により少なくとも別の染料もしくは顔料とを含む着剤材料を提供する。
染料のおよび顔料の例は、それぞれ、PCT国際特許出願公開番号(特許文献1)および日本国特許出願公開番号(特許文献2)に見いだすことができ、両方とも、それらの全体を参照により本明細書に援用される。特に、本発明の化合物は、ハロゲン化金属フタロシアニン染料もしくは、Pigment Green 58などの、顔料などの、1つもしくは複数の緑色着色剤と、またはPigment Red 254などの、1つもしくは複数の赤色着色剤と組み合わせて着色剤材料として使用することができる。さらに、本発明の錯体は、ハロゲン化金属フタロシアニン染料もしくは、Pigment Green 58などの、顔料などの、1つもしくは複数の緑色着色剤と、またはPigment Red 254などの、1つもしくは複数の赤色着色剤と組み合わせて着色剤材料として使用することができる。
本発明の化合物は、カラーフィルター、特にディスプレイ用途向けのカラーフィルターの形成のために好適に使用することができる。同様に、本発明の錯体は、カラーフィルター、特にディスプレイ用途向けのカラーフィルターの形成のために好適に使用することができる。したがって、本発明のさらにさらなる態様は、本発明による化合物、錯体、または着色剤材料を含む、カラーフィルター用の組成物に関する。本組成物は、顔料、バインダー、分散助剤もしくは分散剤、重合可能なモノマー、溶媒、インヒビター、重合開始剤、およびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの成分をさらに含んでもよい。
顔料、バインダー、分散助剤/分散剤、重合可能なモノマー、溶媒、インヒビター、および開始剤などの、上述の成分のさらなる詳細は、たとえば(特許文献1)、(特許文献2)、およびPCT国際特許出願公開No.(特許文献3)の開示に見いだすことができ、その開示は、その全体を参照により本明細書に援用される。本発明においては、BYK CHEMIEから商業的に入手可能な分散剤、特にBYKシリーズ、および大塚化学株式会社製のもの、特にTERPLUS Dシリーズが特に有利である。
本発明においては、カラーフィルター用の練り顔料組成物は、(A)着色剤材料と;(B)溶媒と;(C)分散剤とを特に含み、ここで、着色剤材料(A)は、本発明の化合物もしくは錯体、または本発明の着色剤材料を含む。
本発明はまた、本発明の化合物または着色剤材料を含むカラーフィルターに関する。そのようなカラーフィルターは、リソグラフ法によって、とりわけ次の工程:本発明による練り顔料組成物を他の追加の成分と組み合わせてカラーフィルターを形成するための組成物を形成する工程、カラーフィルターを形成するための組成物を基材上に塗布する工程、乾燥させる工程、光に露光する工程、および現像する工程によって製造されてもよい。カラーフィルターは、液晶ディスプレイデバイス、発光ディスプレイデバイス、または電荷結合素子(CCD)などの固体撮像素子などの、ディスプレイデバイスの製造のために適用できる。
本発明はそれ故また、着色剤としての、好ましくは黄色着色剤としての本発明の化合物または錯体の使用に、およびカラーフィルターの製造のための、特に、カラーフィルターの緑色もしくは赤色部分を形成するための本発明の化合物、錯体の、または着色材料の使用に関する。
本発明の追加の態様は、下式(III):
Figure 0006964389
を有する化合物に関する。
式(III)において、Yは、上記に定義された通りの官能基であり、R9〜R14は、キノリン骨格構造への置換基であり、好ましくは、水素、ハロゲン、アルキル基、アリール基、アルキルエステル、アリールエステル、−SO 、−COO、−COH、−C(O)NR’R”、−S(O)NR’R”、−NO、および−NR’R”からなる群から独立して選択され、ここで、Mは独立してカチオンであり、R’およびR”は、水素、アルキル基、もしくはアリール基から独立して選択されるか、またはR’およびR”は、結合して単環もしくは多環構造を形成してもよい。特に好ましい実施形態においては、R14はメチル基であり、R9は、アミノ基かニトロ基かのどちらかであり、一方、残りのR10、R11、R12、およびR13は、式(III)において水素である。
参照により本明細書に援用される特許、特許出願、および刊行物のいずれかの開示が用語を不明瞭にさせ得る程度まで本出願の記載と矛盾する場合には、本記載が優先するものとする。
以下の実施例は、本発明をより詳細に説明することを意図されるが、それを限定する意図はない。
実施例1:スルホン化8−アミノキナルジン中間体を経由する化合物Iの製造
Figure 0006964389
8−ニトロキナルジン(1g、5.31ミリモル)をHSO(2.83ml、53.1ミリモル)に添加し、70℃で8時間攪拌した。反応後に、温度を室温に低下させた。得られた混合物をHO(280ml)にゆっくり添加した。沈澱した物質を濾過し、HOで洗浄してスルホン化8−ニトロキナルジンを得た。
このようにして得られたスルホン化8−ニトロキナルジン(1g、3.72ミリモル)をEtOH(10ml)に溶解させ、Fe(1.04g、18.63ミリモル)をそれに添加した。濃HCl(10ml)をゆっくり添加した。得られた混合物を2時間還流した。温度を室温に戻した。DCM(20ml)および飽和NaHCO(20ml)をゆっくり導入し、セライトフィルターで濾過した。濾過した溶液を抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過した。減圧下での濃縮後に、スルホン化8−アミノキナルジンが得られた。
Figure 0006964389
安息香酸(9.22g、75.54ミリモル)をフラスコに添加し、温度を140℃に上昇させた。スルホン化8−アミノキナルジン(1g、4.19ミリモル)および4−第三ブチルフタル酸無水物(1.71g、8.39ミリモル)を添加し、28時間攪拌した。温度を室温に低下させ、DCM(100ml)および2NのNaOHでの抽出を行った。有機層をMgSOで乾燥させ、セライトを使用して濾過した。減圧下での濃縮およびSiOカラム(Hex:EA=5:1〜2:1)での処理後に、化合物1が得られた。
実施例2:キノフタロン構造のスルホン化による化合物1の製造
8−ニトロキナルジン(50g、256.7ミリモル)をEtOH(500ml)に溶解させ、Fe(74.19g、1328.5ミリモル)をそれに添加した。濃HCl(100ml)をゆっくり添加した。得られた混合物を2時間還流した。温度を室温に戻した。DCM(200ml)および飽和NaHCO(200ml)をゆっくり導入し、セライトフィルターで濾過した。濾過した溶液を抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過した。減圧下での濃縮後に、8−アミノキナルジンが得られた。
安息香酸(97g、796ミリモル)をフラスコに添加し、温度を140℃に上昇させた。8−アミノキナルジン(7g、44.24ミリモル)および4−第三ブチルフタル酸無水物(18.07g、88.5ミリモル)を添加し、28時間攪拌した。温度を室温に低下させ、DCM(100ml)および2NのNaOHでの抽出を行った。有機層をMgSOで乾燥させ、セライトを使用して濾過した。減圧下での濃縮およびSiOカラム(Hex:EA=5:1〜2:1)での処理後に、次の中間体化合物が得られた。
Figure 0006964389
このようにして得られた中間体化合物(1g、1.88ミリモル)をHSO(0.1ml、1.88ミリモル)に添加し、70℃で8時間攪拌した。反応後に、温度を室温に低下させた。得られた混合物をHO(280ml)にゆっくり添加した。沈澱した物質を濾過し、HOで洗浄して化合物1を得た。
実施例3:ポリマー分散剤との化合物1の錯化
化合物1(1g)をMeOH(10ml)に溶解させた。分散剤BYK−2000(1g、BYK CHEMIEから入手可能な)をMeOH(1ml)に溶解させ、化合物1の溶液にゆっくり添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、HO(100ml)にゆっくり添加した。沈澱した物質を濾過し、水で洗浄し、真空オーブン中で乾燥させて錯化化合物を得た。
実施例4:黄色着色剤練り顔料1の製造
実施例1から得られた3gの化合物1、4gのTERPLUS D1160(大塚化学株式会社から入手可能な)、および43gのPGMEをビーズミルに導入し、ジルコニアビーズ(サイズ:0.05〜2mm)を使用して40℃で6〜8時間すり潰して黄色着色剤練り顔料1を得た。
実施例5:黄色着色剤練り顔料2の製造
実施例3から得られた3gの錯化化合物、4gのTERPLUS D1160(大塚化学株式会社から入手可能な)、および43gのPGMEをビーズミルに導入し、ジルコニアビーズ(サイズ:0.05〜2mm)を使用して40℃で6〜8時間すり潰して黄色着色剤練り顔料2を得た。
性能試験
(1)フィルムの調製:黄色顔料練り顔料を、スピンコーティング(15秒間200〜300rpm)によってガラス基材(Corningから入手可能なEAGLE−XG FUSION GLASS)上にコートし、厚さ約2ミクロンのフィルムを形成し、90秒間90℃でプレ−ベーキングした。その後、フィルムを20分間230℃での第1ポストベーキングにかけた。続いて、フィルムを60分間230℃での第2ポストベーキングにかけた。次に、フィルムをさらに、400W/mの強度で20時間光照射(UV照射)にかけた。
(2)色および輝度の測定:分光法を、Otsuka Photal MCPD 3000比色計を用いることによってフィルムに関して行い、xおよびy色座標(x,y)ならびに輝度(Y)を得た。ΔE*abは、それぞれのポストベーキングプロセス前後のそれぞれの値を比較することによって測定した。
(3)コントラストの測定:コントラストは、第1ポストベーキングプロセス後にコントラストテスターTsubosaka CT−1(30,000:1)で測定した。
Figure 0006964389

Claims (12)

  1. 下式(I):
    Figure 0006964389
    (式中、
    Xは、水素またはハロゲンから独立して選択され;
    Yは、−SO であり、ここで、Mは独立してカチオンであり;
    R1〜R8は、水素、アルキル基、アリール基、アルキルエステル、アリールエステル、−SO 、−COO、−COH、−C(O)NR’R”、−S(O)NR’R”、−NO、および−NR’R”からなる群から独立して選択され、ここで、Mは独立してカチオンであり、R’およびR”は、水素、アルキル基、もしくはアリール基から独立して選択されるか、またはR’およびR”は、結合して単環もしくは多環構造を形成してもよい)
    を有し、
    下式(I−1):
    Figure 0006964389
    を有するアニオンを含む、化合物。
  2. R1〜R8の少なくとも1つが、少なくとも3個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項1に記載の化合物。
  3. 前記カチオン(M)が、プロトン、アンモニウムカチオン、および金属カチオンからなる群から選択される、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 請求項1または2に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つのカチオン性ポリマーベースの分散剤との錯体。
  5. 前記カチオン性ポリマーベースの分散剤が、少なくとも1つのアンモニウム基を含む、請求項4に記載の錯体。
  6. II
    Figure 0006964389
    (式中、各X、およびR1〜R8は、請求項1におけるのと同じ意味を有する)
    の化合物を、少なくとも1つの機能化剤と反応させる工程を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物の製造方法。
  7. 8−ニトロキナルジンまたは8−アミノキナルジンの少なくとも1つを、イミド化反応によって少なくとも1つの置換もしくは非置換のフタル酸無水物と反応させて式(II):
    Figure 0006964389
    (式中、各X、およびR1〜R8は、請求項1におけるのと同じ意味を有する)
    の化合物を生成し、生成した式(II)の化合物を、少なくとも1つの機能化剤と反応させる工程を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物の製造方法。
  8. 前記機能化剤が、硫酸、発煙硫酸、クロロスルホン酸、三酸化硫黄、およびアミドスルホン酸からなる群から選択される少なくとも1つのスルホン化剤である、請求項6または7に記載の方法。
  9. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、または請求項4もしくは5に記載の錯体と、場合により少なくとも別の染料もしくは顔料とを含む着色剤材料。
  10. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、請求項4もしくは5に記載の錯体、または請求項9に記載の着色剤材料と、場合により、顔料、バインダー、分散助剤もしくは分散剤、重合可能なモノマー、溶媒、インヒビター、重合開始剤、およびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの成分とを含む、カラーフィルター用の組成物。
  11. (A)着色剤材料と;(B)溶媒と;(C)分散剤とを含む、カラーフィルター用の練り顔料組成物であって、前記着色剤材料(A)が、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、請求項4もしくは5に記載の錯体、または請求項9に記載の着色剤材料を含む組成物。
  12. ディスプレイデバイス用のカラーフィルターの製造のための、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、請求項4もしくは5に記載の錯体、または請求項9に記載の着色剤材料の使用。
JP2016009660A 2015-01-22 2016-01-21 化合物、化合物の製造方法、および化合物を含む着色剤 Active JP6964389B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20150010463 2015-01-22
KR10-2015-0010463 2015-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016153479A JP2016153479A (ja) 2016-08-25
JP6964389B2 true JP6964389B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=56708320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016009660A Active JP6964389B2 (ja) 2015-01-22 2016-01-21 化合物、化合物の製造方法、および化合物を含む着色剤

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6964389B2 (ja)
KR (1) KR102603878B1 (ja)
CN (1) CN105820118A (ja)
TW (1) TWI745284B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI798182B (zh) * 2016-09-02 2023-04-11 日商住友化學股份有限公司 著色組成物及化合物
KR20220087497A (ko) 2019-10-18 2022-06-24 더 리전츠 오브 더 유니버시티 오브 캘리포니아 병원성 혈관을 표적화하기 위한 화합물 및 방법
CN116656148A (zh) * 2023-05-16 2023-08-29 华东理工大学 黄色液晶显示颜料黄衍生物及其应用

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6482503B1 (en) * 1993-03-19 2002-11-19 Xerox Corporation Recording sheets containing pyrrole, pyrrolidine, pyridine, piperidine, homopiperidine, quinoline, isoquinoline, quinuclidine, indole, and indazole compounds
US7981578B2 (en) * 2008-03-31 2011-07-19 Xerox Corporation Additive containing photoconductors
JP2011118219A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd カラーフィルタ用着色組成物、及びカラーフィルタ
JP5583396B2 (ja) * 2009-12-14 2014-09-03 富士フイルム株式会社 顔料分散組成物、着色感光性組成物、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、液晶表示装置、及び、固体撮像素子
KR101550427B1 (ko) * 2011-03-18 2015-09-04 토요잉크Sc홀딩스주식회사 칼라 필터용 착색 조성물 및 칼라 필터
JP2013186149A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd カラーフィルタ用着色剤、着色組成物、およびカラーフィルタ
JP5949246B2 (ja) * 2012-07-12 2016-07-06 東洋インキScホールディングス株式会社 カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ
JP6217067B2 (ja) 2012-10-25 2017-10-25 東洋インキScホールディングス株式会社 カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
KR102603878B1 (ko) 2023-11-21
TW201630895A (zh) 2016-09-01
JP2016153479A (ja) 2016-08-25
KR20160091265A (ko) 2016-08-02
TWI745284B (zh) 2021-11-11
CN105820118A (zh) 2016-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101886948B1 (ko) 개질된 양자점 및 그의 제조 방법, 착색제, 감광성 수지 조성물, 컬러 필터 및 디스플레이 디바이스
JP2021091904A (ja) 着色剤化合物及びこれを含む着色剤材料
JP6964389B2 (ja) 化合物、化合物の製造方法、および化合物を含む着色剤
KR101787338B1 (ko) 칼라 필터용 착색 감광성 수지 조성물
JP6735809B2 (ja) キサンテン化合物及びそれを含む着色剤
JP6934875B2 (ja) 着色剤化合物及びこれを含む着色剤材料
JP7063663B2 (ja) 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ及び表示装置
KR102385559B1 (ko) 청색 착색 경화성 수지 조성물, 컬러 필터 및 표시 장치
KR101815879B1 (ko) 칼라 필터용 착색 감광성 수지 조성물
TWI753043B (zh) 化合物、含有該化合物之著色樹脂組成物、由該著色樹脂組成物所形成之濾色器及含有該濾色器之顯示裝置
TWI748137B (zh) 著色硬化性樹脂組成物、彩色濾光片及顯示裝置
JP6962862B2 (ja) カラーフィルタ
KR102439577B1 (ko) 착색 경화성 수지 조성물, 컬러 필터 및 표시 장치
KR20110075693A (ko) 컬러필터용 염료의 제조방법, 이로부터 제조된 컬러필터용 염료, 이를 포함하는 컬러필터용 조성물
JP2024046614A (ja) トリアリールメタン色素、該色素を含有する着色組成物、カラーフィルター用着色剤およびカラーフィルター
CN115181121A (zh) 一种高亮含氮杂环化合物的制备方法及其应用
TW201922943A (zh) 含有包含二苯并哌喃系陽離子染料及有機陰離子之成鹽化合物之著色組合物、彩色濾光片用著色劑及彩色濾光片
KR20130001938A (ko) 칼라 필터용 착색 감광성 수지 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210204

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210204

C11 Written invitation by the commissioner to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11

Effective date: 20210224

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210506

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6964389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150