JP6962092B2 - 酸化物単結晶の育成方法 - Google Patents
酸化物単結晶の育成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6962092B2 JP6962092B2 JP2017178116A JP2017178116A JP6962092B2 JP 6962092 B2 JP6962092 B2 JP 6962092B2 JP 2017178116 A JP2017178116 A JP 2017178116A JP 2017178116 A JP2017178116 A JP 2017178116A JP 6962092 B2 JP6962092 B2 JP 6962092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seed
- crystal
- holder
- pin
- single crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Description
まずはじめに、図1を参照して、Cz法に代表される引き上げ法による単結晶育成装置10の構成例、及び、単結晶育成方法の概要について説明する。図1は、単結晶育成装置10の概略構成を模式的に示す断面図である。
LN、LT結晶共に、育成方位(種結晶引上方位)が結晶構造の対称性があるX、Y、Z方向と一致していないために、育成される結晶の形状は種結晶1に対して軸対称とはならない。図7にLT結晶を40°RYで育成した場合の結晶形状の模式図を示す。
図9及び図10を参照して本実施形態に係るシードホルダ17についてさらに説明する。図9は、本実施形態に係るシードホルダ17の概略構成を示す図である。図9に示すように、本実施形態では、シードホルダ17は、シード棒16の延在方向に対して直交する方向に、シード棒16に対して回動可能な回動構造を有する。
高周波誘導加熱炉内に図1に示す単結晶育成装置10を構築し、図9に示す回動構造を有するシードホルダ17を用いてLT単結晶の結晶育成を行った。シードホルダ17とシード棒16との連結部のクリアランスCは、シードホルダ17が、シード棒16に対して最大で3°傾斜するようにした。
シードホルダ17とシード棒16との連結部のクリアランスCを、シードホルダ17がシード棒16に対して最大で8°傾斜するようにした以外は、実施例1と同様の条件で結晶育成を行った。
シードホルダ17とシード棒16との連結部のクリアランスCを、シードホルダ17がシード棒16に対して最大で2°傾斜するようにした以外は、実施例1と同様の条件で結晶育成を行った。
シードホルダ17とシード棒16との連結部のクリアランスCを、シードホルダ17がシード棒16に対して最大で10°傾斜するようにした以外は、実施例1と同様の条件で結晶育成を行った。
実施例1で使用したものと同一形状、同一方位の種結晶1を用い、ホルダピン23を図9に示した構成に対して90°回転させた方向としてシードホルダ17をシード棒16に連結した。すなわち、ホルダピン23の軸方向を種結晶1のX軸と直交させた。これ以外は実施例1と同一の条件で、重量約20kgのLT単結晶の繰り返し育成を50run行った。
2 シードピン溝(シードピン加工部)
3 貫通孔(シードピン加工部)
10 単結晶育成装置
16 シード棒
17 シードホルダ
21 シードピン
22 貫通穴
23 ホルダピン
C クリアランス
Claims (4)
- 酸化物単結晶の育成方法であって、
種結晶に設けられるシードピン加工部にシードホルダのシードピンを係止させて、前記種結晶を前記シードホルダで保持する保持ステップと、
坩堝内の単結晶原料の融液表面に前記種結晶を接触させ、前記シードホルダが取り付けられるシード棒によって前記種結晶を回転させながら上方に引き上げることにより、前記種結晶と同一方位の円筒状単結晶を育成する育成ステップと、
を含み、
前記シードホルダは、前記シード棒の延在方向に対して直交する方向に前記シード棒に対して回動可能な回動構造を有し、
前記シードホルダの回動構造は、
前記シードホルダと前記シード棒に設けられる貫通穴と、
前記貫通穴に挿入されることで前記シードホルダと前記シード棒とを連結するホルダピンと、を備え、
前記シードホルダの内径と前記シード棒の外径との間にクリアランスが設けられ、
前記ホルダピンは、軸方向が前記シード棒の延在方向に対して直交するように前記シードホルダ及び前記シード棒に取り付けられる、酸化物単結晶の育成方法。 - 前記酸化物単結晶は、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウム単結晶である、
請求項1に記載の酸化物単結晶の育成方法。 - 前記ホルダピンは、軸方向が前記種結晶のX軸方向と平行となるよう設置される、
請求項2に記載の酸化物単結晶の育成方法。 - 前記クリアランスは、前記ホルダピンを回転軸として、前記シード棒に対して前記シードホルダが3〜8°の範囲で回動可能となるよう設けられる、
請求項3に記載の酸化物単結晶の育成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017178116A JP6962092B2 (ja) | 2017-09-15 | 2017-09-15 | 酸化物単結晶の育成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017178116A JP6962092B2 (ja) | 2017-09-15 | 2017-09-15 | 酸化物単結晶の育成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019052066A JP2019052066A (ja) | 2019-04-04 |
JP6962092B2 true JP6962092B2 (ja) | 2021-11-05 |
Family
ID=66013546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017178116A Active JP6962092B2 (ja) | 2017-09-15 | 2017-09-15 | 酸化物単結晶の育成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6962092B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7271842B2 (ja) * | 2019-08-27 | 2023-05-12 | 住友金属鉱山株式会社 | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 |
JP7271843B2 (ja) * | 2019-08-27 | 2023-05-12 | 住友金属鉱山株式会社 | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 |
-
2017
- 2017-09-15 JP JP2017178116A patent/JP6962092B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019052066A (ja) | 2019-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6962092B2 (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP5318365B2 (ja) | シリコン結晶素材及びこれを用いたfzシリコン単結晶の製造方法 | |
JP2018002507A (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP2019167254A (ja) | Fz炉の多結晶原料把持具 | |
JP6938961B2 (ja) | 種結晶 | |
JP7310339B2 (ja) | ニオブ酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP7271843B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 | |
JP2019112264A (ja) | 単結晶の育成状態の評価方法、評価装置、評価プログラム、単結晶の製造方法、及び、単結晶製造装置 | |
JP2018184325A (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP7271842B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 | |
JP6870251B2 (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP6172013B2 (ja) | Gsgg単結晶の製造方法と酸化物ガーネット単結晶膜の製造方法 | |
JP6593157B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP2010265150A (ja) | サファイア単結晶の製造方法及び種結晶の製造方法 | |
JP2016222471A (ja) | 単結晶の製造方法 | |
JP6439733B2 (ja) | 非磁性ガーネット単結晶の育成方法 | |
JP6842056B2 (ja) | 棒状種結晶保持具 | |
JP7275674B2 (ja) | ニオブ酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP6520642B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP2019089671A (ja) | ニオブ酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP2010280525A (ja) | タンタル酸リチウム基板と、タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 | |
JP2019052067A (ja) | 単結晶育成装置 | |
JP2006282426A (ja) | ランガサイト単結晶及びその製造方法 | |
JP2739554B2 (ja) | 四硼酸リチウム結晶の製造方法 | |
JP2021035898A (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210914 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6962092 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |