JP6842056B2 - 棒状種結晶保持具 - Google Patents
棒状種結晶保持具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6842056B2 JP6842056B2 JP2016204924A JP2016204924A JP6842056B2 JP 6842056 B2 JP6842056 B2 JP 6842056B2 JP 2016204924 A JP2016204924 A JP 2016204924A JP 2016204924 A JP2016204924 A JP 2016204924A JP 6842056 B2 JP6842056 B2 JP 6842056B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- seed crystal
- shaped seed
- holder
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Description
坩堝内の原料融液に棒状種結晶の先端側を接触させ、該棒状種結晶の中心軸を回転軸にして棒状種結晶を回転させながら単結晶を育成する回転引き上げ法に使用される棒状種結晶保持具において、
保持具本体が、上記棒状種結晶の回転軸に中心軸を整合させた同一径の貫通孔を有しており、該貫通孔における先端側内壁面の軸対称位置となる部位には、少なくとも2本の凸條が形成されていると共に、貫通孔の基端側から挿入される上記棒状種結晶の外周面における先端側から基端側近傍までの領域でかつ貫通孔内壁面の上記凸條形成部に対応した部位には、該凸條との接触を防止する切欠き部が形成されており、上記棒状種結晶における切欠き部終端側の段差面が上記貫通孔内壁面における凸條の基端側端面に係合して棒状種結晶が保持具本体の貫通孔に保持されるようになっていることを特徴とする。
第1の発明に記載の棒状種結晶保持具において、
上記棒状種結晶が横断面矩形状を有しており、該棒状種結晶の外周面における4箇所の長尺角部に上記切欠き部が形成されていることを特徴とし、
第3の発明は、
第1の発明に記載の棒状種結晶保持具において、
上記棒状種結晶が横断面略円形状を有しており、該棒状種結晶の円周面における中心角が90度となる4箇所に上記切欠き部が形成されていることを特徴とするものである。
保持具本体が、上記棒状種結晶の回転軸に中心軸を整合させた同一径の貫通孔を有しており、該貫通孔における先端側内壁面の軸対称位置となる部位には、少なくとも2本の凸條が形成されていると共に、貫通孔の基端側から挿入される上記棒状種結晶の外周面における先端側から基端側近傍までの領域でかつ貫通孔内壁面の上記凸條形成部に対応した部位には、該凸條との接触を防止する切欠き部が形成されており、上記棒状種結晶における切欠き部終端側の段差面が上記貫通孔内壁面における凸條の基端側端面に係合して棒状種結晶が保持具本体の貫通孔に保持されるようになっていることを特徴としている。
図1(A)は第一実施の形態に係る棒状種結晶保持具の上面図、図1(B)はその側面図、図1(C)はその底面図をそれぞれ示し、図2は第一実施の形態に係る棒状種結晶保持具の斜め上方側から観た概略斜視図を示し、図3は第一実施の形態に係る棒状種結晶保持具の斜め下方側から観た概略斜視図を示し、また、図4(A)は加工前における棒状種結晶の斜視図、図4(B)は外周面における4箇所の長尺角部に切欠き部が形成されかつ第一実施の形態に係る棒状種結晶保持具に収納される棒状種結晶の斜視図を示す。
第二実施の形態に係る棒状種結晶保持具1は、図7(A)〜(C)に示すように、保持具本体10が、棒状種結晶(図示せず)の回転軸に中心軸を整合させた横断面円形状で同一内径の貫通孔11を有しており、かつ、貫通孔11における先端側内壁面の軸対称位置(貫通孔11の中心軸を中央にして互いに向かい合う位置)となる部位(第二実施の形態では互いに向かい合う4箇所の内壁面)に凸條12が形成された構造になっている。尚、図7(B)の符号13は、図示外の引き上げ軸(ロッド)に棒状種結晶保持具1が連結される際に使用される連結孔を示している。
図1〜図2に示した第一実施の形態に係る棒状種結晶保持具と同一構造を有する棒状種結晶保持具を作製した。尚、棒状種結晶保持具の材質はイリジウム(Ir)とした。
特許文献1の種結晶保持ピンを用いた従来のイリジウム(Ir)製棒状種結晶保持具を用いてチョクラルスキー法によるタンタル酸リチウム単結晶の育成を行った。
実施例1と比較例1の結果から、種結晶の加工時間を「17分/回」削減でき、かつ、結晶育成時における落下率を4%から1%に向上できることが確認された。
2 棒状種結晶
10 保持具本体
11 貫通孔
12 凸條
13 連結孔
20 長尺角部
21 切欠き部
21a 切欠き部終端側の段差面
Claims (3)
- 坩堝内の原料融液に棒状種結晶の先端側を接触させ、該棒状種結晶の中心軸を回転軸にして棒状種結晶を回転させながら単結晶を育成する回転引き上げ法に使用される棒状種結晶保持具において、
保持具本体が、上記棒状種結晶の回転軸に中心軸を整合させた同一径の貫通孔を有しており、該貫通孔における先端側内壁面の軸対称位置となる部位には、少なくとも2本の凸條が形成されていると共に、貫通孔の基端側から挿入される上記棒状種結晶の外周面における先端側から基端側近傍までの領域でかつ貫通孔内壁面の上記凸條形成部に対応した部位には、該凸條との接触を防止する切欠き部が形成されており、上記棒状種結晶における切欠き部終端側の段差面が上記貫通孔内壁面における凸條の基端側端面に係合して棒状種結晶が保持具本体の貫通孔に保持されるようになっていることを特徴とする棒状種結晶保持具。 - 上記棒状種結晶が横断面矩形状を有しており、該棒状種結晶の外周面における4箇所の長尺角部に上記切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の棒状種結晶保持具。
- 上記棒状種結晶が横断面略円形状を有しており、該棒状種結晶の円周面における中心角が90度となる4箇所に上記切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の棒状種結晶保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016204924A JP6842056B2 (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | 棒状種結晶保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016204924A JP6842056B2 (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | 棒状種結晶保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018065718A JP2018065718A (ja) | 2018-04-26 |
JP6842056B2 true JP6842056B2 (ja) | 2021-03-17 |
Family
ID=62085690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016204924A Active JP6842056B2 (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | 棒状種結晶保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6842056B2 (ja) |
-
2016
- 2016-10-19 JP JP2016204924A patent/JP6842056B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018065718A (ja) | 2018-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6842056B2 (ja) | 棒状種結晶保持具 | |
JP2018002507A (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JPH0357072B2 (ja) | ||
JP2019147698A (ja) | 結晶育成装置及び結晶育成方法 | |
JP6962092B2 (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP4661999B2 (ja) | 多結晶シリコンロッドとその加工方法 | |
JP6834493B2 (ja) | 酸化物単結晶の育成装置及び育成方法 | |
JP2019001693A (ja) | 棒状種結晶保持具 | |
JP7271843B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 | |
JP7271842B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の製造方法 | |
JP6593157B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP7310339B2 (ja) | ニオブ酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP2019112264A (ja) | 単結晶の育成状態の評価方法、評価装置、評価プログラム、単結晶の製造方法、及び、単結晶製造装置 | |
JP3716874B2 (ja) | 種結晶保持治具 | |
JP6870251B2 (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP2016222471A (ja) | 単結晶の製造方法 | |
JP6992488B2 (ja) | 単結晶育成用ルツボ | |
JP6938961B2 (ja) | 種結晶 | |
JP6520642B2 (ja) | タンタル酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP7275674B2 (ja) | ニオブ酸リチウム単結晶の育成方法 | |
JP4735594B2 (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 | |
JP7396183B2 (ja) | 酸化物単結晶の単一分域化処理に用いる耐熱容器、及び、酸化物単結晶の単一分域化処理方法 | |
JP2018002573A (ja) | 結晶育成装置 | |
JP2011225408A (ja) | シリコン単結晶の製造方法 | |
JP2019026492A (ja) | 変形抑制体及び単結晶育成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190820 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6842056 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |