JP6961734B2 - 自己水洗トイレアセンブリ及びシステム - Google Patents

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    • E03D2201/40Devices for distribution of flush water inside the bowl

Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、「自己水洗トイレアセンブリ及びシステム」とそれぞれ名称が付された20
14年4月16日に出願された米国仮特許出願第61/980,514号明細書、201
4年3月8日に出願された米国仮特許出願第61/950,038号明細書、2013年
11月22日に出願された米国仮特許出願第61/908,038号明細書、2013年
9月24日に出願された米国仮特許出願第61/881,948号明細書及び2013年
7月15日に出願された米国仮特許出願第61/846,427号明細書について米国特
許法第119条(e)に基づく利益を主張し、それらの開示は、それらの全体が参照によ
り本願明細書に組み込まれている。
本発明の分野は、水洗トイレを含み、より特に、水洗サイクルを有する水洗システムを
有するある重力動力ウォッシュダウン又はサイフォン水洗トイレを含む。
重力動力サイフォン及びウォッシュダウントイレを含む便器を有する様々な種類のトイ
レ及びトイレアセンブリがある。サイフォントイレは、リム供給便器、非噴射、リム噴射
及び直接噴射便器を含むことができる。そのような人間の排泄物などの老廃物を除去する
ためのトイレが周知である。通常、重力動力トイレなどのトイレは、一般にタンク及び便
器という2つの主要な部分を有する。タンク及び便器は、トイレシステムを形成するため
にともに結合された別個の部品であることができる(一般に2部品トイレと称される)又
は組み合わされて1つの一体ユニットであることができる(通常は1部品トイレと称され
る)。
タンクは、存在する場合、通常、便器の裏面上に配置され、便器から下水道への排泄物
の水洗を開始するとともに新鮮な水で便器を補充するために使用される水を含む。ユーザ
がトイレを水洗することを望むとき、ユーザはタンクの外側における水洗レバーを押し下
げ、レバーは、タンク内の可動チェーン又はレバーにタンクの内側において接続されてい
る。水洗レバーが押されたとき、それは、水洗弁を持ち上げて開放するように作用するタ
ンクの内側においてチェーン又はレバーを移動させ、タンクから便器内へと水を流入させ
、それゆえにトイレの水洗を開始する。他のトイレは、水源から供給されたインライン配
管と、水洗ハンドル又はプッシュボタンなどの作動装置の作用によって作動するインライ
ン水洗弁とを使用してタンクなしで動作する。
水洗サイクルにおいて果たされる3つの一般的な目的がある。第1は、排水管へと任意
の固体、液体又は他の排泄物を除去することである。第2は、使用中に便器の表面に堆積
又は付着していた任意の固体、液体又は他の排泄物を除去するために便器を洗浄すること
である。第3は、比較的清潔な水が下水ガスの逆流に対するシールの深さの復元使用と次
の使用及び水洗サイクルのためのトイレの準備との間において便器に残るように便器にお
ける水洗前水の交換である。
第2の要件である便器の洗浄は、通常、便器の上部周囲に延在するほとんどのトイレで
見出される中空リムによって達成される。水洗水の一部又は全ては、そのような中空リム
チャネルを介して導かれ、便器の表面全体に水を分散させ必要な洗浄を達成するためにそ
の中に配置された開口を通って流れる。
重力動力トイレは、ウォッシュダウン及びサイフォンという2つの一般的なカテゴリに
分類することができる。ウォッシュダウントイレにおいて、便器内の水位は、常に比較的
一定のままである。水洗サイクルが開始されると、水は、タンク又は他の水源から流れ、
便器内に流出する。これは、トラップウェイの堰を越えた水位の急激な上昇及び過剰な水
の流出を発生させ、それにともなって液体及び固体の排泄物を運ぶ。水洗サイクルの完了
において、便器内の水位は、堰の高さによって決まる平衡レベルに自然に戻る。
サイフォントイレにおいて、トラップウェイ及び他の水圧チャネルは、サイフォンが便
器への水の追加の際にトラップウェイにおいて開始されるように設計される。サイフォン
管自体は、便器から汚水管まで水を引き込む逆さまのU字管である。水洗サイクルが開始
されると、水は、下水道排水管への出口を出ることができるよりも速く便器内に流入しト
ラップウェイにおいて堰を越えて流出する。サイフォンを開始するために十分な空気がト
ラップウェイの下脚から最終的に除去され、次いでサイフォンは便器から残りの水を引き
込む。サイフォンブレーク時の便器内の水位は結果として十分に堰のレベル未満であり、
サイフォン水洗サイクルの終了時に便器を補充して元の水位及び下水ガスの逆流を防止す
る保護シールを再確立するために別の機構が提供される必要がある。
一般に、サイフォン及びウォッシュダウントイレは、固有の利点及び欠点を有する。サ
イフォントイレは、空気の大部分がサイフォンを開始するためにトラップウェイの下脚か
ら除去されるという要件に起因して、目詰まりをもたらす可能性があるより小さいトラッ
プウェイを有する傾向がある。ウォッシュダウントイレは、大きなトラップウェイによっ
て機能することができるが、ほとんどの国における配管規定によって必要とされる110
:1の希釈レベルを達成するために便器においてより少ない量の水洗前水を一般に必要と
する(すなわち、便器における水洗前水量の99%が便器から除去され水洗サイクル中に
新鮮な水と交換されなければならない)。この小さな水洗前の量は、小さな「水スポット
」として現れる。水スポット又は便器における水洗前水の表面積は、トイレの清浄度を維
持する上で重要な役割を果たす。大きな水スポットは、老廃物がトイレのセラミック表面
に接触する前に水に接触する確率を増加させる。これは、セラミック表面に対する老廃物
の付着を低減して、トイレが水洗サイクルを介して自体を洗浄するのを容易とする。した
がって、それらの小さな水スポットを有するウォッシュダウントイレは、使用後における
便器の手動洗浄を頻繁に必要とする。
サイフォントイレは、便器におけるより多い水洗前水量及びより多い水スポットによっ
て機能することができるという利点を有する。これは、サイフォン作用が水洗サイクルの
終了時に便器から水洗前水量の大部分を引き込むことから可能である。タンクの補充とし
て、補充水の一部は、水洗前水量をその元のレベルに戻すために便器内に導かれる。この
ようにして、多くの配管規定によって必要とされる110:1の希釈レベルは、便器内の
開始水量がタンクから出た水洗水と比較して有意により高くても達成される。北米市場に
おいて、サイフォントイレは広く受け入れられてきており、受け入れられた標準形態のト
イレとしてみられている。欧州市場において、ウォッシュダウントイレがより一層受け入
れられて人気があるのに対して、双方のバージョンは、アジア市場において一般的である
重力動力サイフォントイレは、さらに、水洗作用を達成するために使用される水圧チャ
ネルの設計に応じて3つの一般的なカテゴリに分類することができる。これらのカテゴリ
は、非噴射、リム噴射及び直接噴射である。
通常の非噴射便器において、水洗水の全ては、タンクから便器入口領域内へと出て、一
次マニホールドを通ってリムチャネル内へと流れる。水は、リムの下方に配置された一連
の孔を介して便器の周囲の周りに分散される。孔の一部は、便器内へとより多く水が流れ
るのを可能とするようにサイズがより大きいように設計されることができる。下脚におい
て十分な空気を移動させサイフォンを開始するのに十分であるように迅速にトラップウェ
イの堰を越えて水を流出するために比較的高い流量が必要とされる。非噴射便器は、通常
、便器の洗浄及び水洗前水の交換に関して適切な性能から良好な性能までを有するが、バ
ルクの除去の点で性能が比較的劣る。トラップウェイへの水の供給は、非効率的であり且
つ乱流であり、これは、トラップウェイの下脚を十分に満たし強いサイフォンを開始する
のをより困難とする。その結果、非噴射トイレのトラップウェイは、通常、径がより小さ
く、水の流れを妨げるように設計された曲がり及びくびれを含む。より小さいサイズ、曲
がり及びくびれがないと、強いサイフォンは達成されなくなる。あいにく、より小さいサ
イズ、曲がり及びくびれは、バルク排泄物の除去及び頻繁な詰まり、エンドユーザにとっ
て極めて不満足な条件の点で劣る性能につながる。
トイレの設計者及び技術者は、「サイフォン噴射」を組み込むことによってサイフォン
トイレのバルク排泄物の除去を改善している。リム噴射便器において、水洗水はタンクを
出て、トイレ入口領域を通って且つ一次マニホールドを通ってリムチャンネル内へと流れ
る。水の一部は、リムの下方に配置された一連の孔を介して便器の周囲の周りに分散され
る。水の残りの部分は、リムの正面に配置された噴射チャネルを通って流れる。この噴射
チャネルは、便器の汚水槽内に配置された噴射開口にリムチャネルを接続する。噴射開口
は、トラップウェイの開口において直接水の強力なストリームを送るようにサイズ決めさ
れて配置される。水が噴射開口を通って流れると、水は、非噴射便器で達成することがで
きるよりもより効率的且つ迅速にトラップウェイを満たすのに役立つ。このよりエネルギ
ッシュ且つ迅速なトラップウェイへの水の流れは、より大きなトラップウェイ径並びによ
り少ない曲がり及びくびれを有してトイレが設計されるのを可能とし、次いでこれは、非
噴射便器と比較してバルク排泄物の除去における性能を向上させる。より少量の水がリム
噴射トイレのリムから流出するが、便器洗浄機能は、一般に、リムチャネルを通って流れ
る水がタンクからの水の上流の流れによって加圧されることから許容可能である。これは
、水がより高いエネルギーでリム孔を出て、便器洗浄のより効果的な仕事をするのを可能
とする。
リム噴射便器は、一般に、非噴射よりも優れているが、水が噴射開口までリムを通って
移動しなければならない長い経路は、利用可能なエネルギーの多くを散逸し無駄にする。
直接噴射便器は、この概念を改善し、排泄物のバルク除去の点でさらに良好な性能を提供
する。一般に、直接噴射便器において、水洗水は、タンクを出て、便器入口を通って且つ
一次マニホールドを通って流れる。この時点で、水は、以下の2つの部分に分割される:
所望の便器洗浄を達成するという主な目的によってリムチャネルまでリム入口ポートを通
って流れる部分、及び、便器の汚水槽における噴射開口に一次マニホールドを接続する「
直接噴射チャネル」まで噴射入口ポートを通って流れる部分。直接噴射チャネルは、時々
はトイレの一方側の周りにおいて一方向性である又は「デュアル供給」である異なる形態
をとることができ、デュアル供給において、対称チャネルは、噴射開口にマニホールドを
接続する両側を下方に移動する。リム噴射便器と同様に、噴射開口は、トラップウェイの
開口部において直接水の強力なストリームを送るようにサイズ決めされて配置される。水
が噴射開口を通って流れると、水は、非噴射又はリム噴射便器で達成することができるよ
りもより効率的且つ迅速にトラップウェイを満たすのに役立つ。このよりエネルギッシュ
且つ迅速なトラップウェイへの水の流れは、さらに大きなトラップウェイ径並びに最小の
曲がり及びくびれを有してトイレが設計されるのを可能とし、次いでこれは、非噴射及び
リム噴射便器と比較してバルク排泄物の除去における性能を向上させる。
トイレの種類及びそれらの洗浄能力に加えて、より少ない水を使用するための圧力があ
り、洗浄機能をより困難としている。政府機関は、水道水のユーザが使用する水量を低減
することを継続的に要求している。近年の焦点の多くは、トイレ水洗動作によって必要と
される水需要を低減することである。この点を説明するために、各水洗のためにトイレに
おいて使用される水量は、7ガロン/水洗(1950年代前)から5.5ガロン/水洗(
1960年代の終わりまで)まで、3.5ガロン/水洗(1980年代)まで政府機関に
よって徐々に低減している。1995年の国家エネルギー政策法は、現在、米国において
販売されるトイレがわずか1.6ガロン/水洗(6リットル/水洗)の量で水を使用する
ことを義務付けている。水の使用量をさらに1.28ガロン/水洗まで低下させることを
要求する規制が、最近カリフォルニア州において通過している。特許文献に現在記載され
ており商業的に利用可能な1.6ガロン/水洗のトイレは、現在、これらのより低いレベ
ルの水の消費量に押されたときに一貫してサイフォンする能力を失う。それゆえに、製造
業者は、改善された技術及びトイレ設計の開発なしにトラップウェイ径を低減して性能を
犠牲にすることが余儀なくされており余儀なくされ続ける。
それゆえに、いくつかの発明は、直接噴射概念の最適化によってサイフォントイレの水
洗性能を向上させることを目的としている。例えば、米国特許第5,918,325号明
細書において、サイフォントイレの性能は、トラップウェイの形状を改善することによっ
て改善されている。米国特許第6,715,162号明細書において、丸みのある入口と
便器内への水の非対称流れとを有する水洗弁を使用することによって性能が改善されてい
る。
米国特許第8,316,475B2号明細書は、強化された洗浄及び現在の環境水利用
基準に準拠して少量の水で使用するための適切なサイフォンのための加圧されたリム及び
直接供給噴射構成を示している。
米国特許出願公開第2012/0198610A1号明細書は、タンク入口からトイレ
マニホールドに入る水洗水の流れをリムの入口ポート及び直接供給噴射の入口ポートへと
分割するために一次マニホールドの領域に制御要素を組み込むことによって達成される高
性能トイレを示している。
上記概念は、水洗性能、いくつかの場合には便器洗浄も改善するが、便器洗浄の改善に
焦点をあてたさらなる試みが存在し、例えば、参照により本願明細書に組み込まれている
本出願人の同時係属中の米国特許出願公開第2013/0219605A1号明細書のも
のは、入口ポートから内部突起に沿って又は噴射によって全ての水を導くことによって従
来のリムチャネルなしで強化された洗浄を提供するリムレス便器を対象としている。入口
ポートを通る流れは、洗浄機能を支援する。洗浄機能は、この設計において改善されてい
る。
同様に、準備された噴射、及び噴射流路から分離されたリム流路とともに噴射及びリム
流路用の独立した弁を有するトイレは、トイレ、水洗弁及びその弁逆流防止構造の設計及
び構造に関する関連部分が参照により本願明細書に組み込まれている本出願人の同時係属
中の国際出願第PCT/US2013/069961号公報の主題である。この出願は、
噴射チャネル内の空気流を最小にすることによって非常に少量の水での強力な水洗及び強
化された洗浄を可能とするトイレアセンブリを提供する。このトイレもまた、強化された
洗浄能力を有するリムレス設計で作ることができ、優れた洗浄を提供することができる。
上述の全ての改善は、水洗間に過度に洗浄する必要なしで強力な水洗能力及び良好な洗
浄を有する便器を提供することを試みるが、消費者が便器を洗浄する通常の様式で便器洗
浄剤を使用するトイレの定期的な手動洗浄のための当該技術分野における必要性が依然と
して存在する。リムの下方又はタンク内に直接又は容器内に配置される便器ブラシ、ゲル
クリーナー、スワップ、及び錠剤などが知られている。
各水洗で機能するように定期的に洗浄剤を導入するための機構を提供することによって
そのようなトイレの「自己洗浄」を行うための試みがまたされてきている。そのようない
くつかのトイレは、コントローラ又は他の外部作動機構を使用して便器内又はリム内に洗
浄剤を供給する外部システムを有する。その他は、従来の水洗弁のオーバーフロー管内の
チューブを通って水洗水で便器内へとゆっくりと供給する錠剤などの洗浄剤又は材料を有
する内部容器を提供する。水洗システムを介して洗浄可能とするプログラマブルシステム
もまた存在する。
米国特許第5,542,132号明細書、米国特許第5,608,923号明細書、米
国特許第5,729,837号明細書、米国特許第5,867,844号明細書及び米国
特許第5,913,611号明細書は、設定されたタイミング及び選択された流量でのリ
ム又は便器への洗浄剤の流れを操作するポンプ及びコントローラの使用を対象としている
。米国特許第5,729,837号明細書には、洗浄剤容器及びポンプが提供されている
。容器は、水洗サイクルの直後におけるリム内への水洗後の洗浄のためにポンピングされ
る流体形態における洗浄剤を含む。
米国特許第6,321,392号明細書は、タンク内の容器に且つ水位よりも上方に洗
浄剤を配置することについて記載している。容器は、水洗及び洗浄剤がその後に水洗弁の
オーバーフロー管を介して補充弁から出てトイレに入る水と混合された後、補充弁水から
導管によって流体を受け入れる。オーバーフロー管は、水洗弁の内部本体のベースにおい
て水洗水を導入する。洗浄剤は、水洗ごとに導入される。
米国特許第5,745,928号明細書は、水洗と連通してトイレタンク内に配置され
た容器及び充填弁を開示している。水洗サイクル後、水は、(容器内の洗浄ペレットなど
の洗浄剤を有する)容器を通って且つ補充チューブを通ってトイレ内に下る水洗弁からの
バイパスとして流れる。洗浄剤は、余分な洗浄のための便器内に存在する。
米国特許第6,772,450号明細書は、リム出口孔の下方における便器内に配置さ
れた柔軟に成形されたチューブを介して化学溶液を供給するタイマ及びコントローラを有
する化学インジェクタシステムを含む。化学剤は、便器を洗浄するために側壁の下方にお
いて便器内へと加圧された様式で注入される。
米国特許第8,095,997号明細書は、オーバーフロー管を介して又は直接タンク
水内においてトイレ内に制御可能な様式で導入された洗浄流体又は消臭剤のためのモジュ
ラが取り付けられたディスペンサを開示している。コントローラは、レベルセンサに応答
することができる。
全てのそのような改善がなされてきたが、繰り返し水洗によって洗浄剤を導入するため
の様々な先行技術のシステムで機能する又は洗浄剤が便器内に存在するのを可能とする洗
浄流体の連続的な導入は、動作若しくは充填するのが困難である複雑な外部システムに起
因して並びに/又は摂取した場合にペット及び子供に対して高濃度で有害であると証明す
ることができる水洗水における洗浄剤の乱用の結果として、消費者によってよく受け入れ
られていない。さらに、時間をかけた洗浄剤の乱用は、ゴムシールなどの便器内の内部部
品の損傷を引き起こすことがある。最後に、そのようなシステムのいくつかは、美観がよ
くなく、ユーザの明白な場所内にある多くの外付け部品を有する。
トイレにおける洗浄剤の影響を最小限に抑えるために要求に応じて動作することができ
、子供及びペットがいる家庭での使用に安全であり、着座するのに容易で且つ視覚的に不
快でないように好ましくは携帯可能であり小型である自己洗浄トイレの必要性が当該技術
分野においてある。さらに、特殊な工具又は配管工を必要とせずに消費者が容易に交換、
修復及びメンテナンスすることができるように、洗浄剤の容易な投与及び交換を提供する
システム並びに/又は実際の洗浄システムの必要性が当該技術分野においてある。
米国特許第5,918,325号明細書 米国特許第6,715,162号明細書 米国特許第8,316,475B2号明細書 米国特許出願公開第2012/0198610A1号明細書 米国特許出願公開第2013/0219605A1号明細書 国際出願第PCT/US2013/069961号公報 米国特許第5,542,132号明細書 米国特許第5,608,923号明細書 米国特許第5,729,837号明細書 米国特許第5,867,844号明細書 米国特許第5,913,611号明細書 米国特許第6,321,392号明細書 米国特許第5,745,928号明細書 米国特許第6,772,450号明細書 米国特許第8,095,997号明細書
本発明は、トイレ及び洗浄システムを有するトイレアセンブリ、トイレ及びそのような
洗浄システムを有するトイレアセンブリをユーザの開始時に定期的に洗浄するための方法
、並びに、トイレアセンブリによって使用するための洗浄システムを含む。本願明細書に
おけるアセンブリにおけるトイレは最も好ましくは、分離されたリム経路を有するトイレ
であるが、システムは、他の種類のトイレとともに使用することができる。本発明は、自
己洗浄トイレアセンブリを提供する。洗浄システムを有する従来のトイレアセンブリとは
異なり、システムは、ユーザが自己の作動時及び必要時にトイレを洗浄することができる
ように水洗サイクルによって自動的に作動しない。好ましい実施形態において、システム
は、優れた洗浄能力を提供しながら、不使用時の水洗水内の常備洗浄剤への人間及び動物
の最小限の暴露を可能とする。
1つの実施形態において、本発明は、洗浄システムを有するトイレアセンブリにおいて
、(a)内部空間を画定する便器と、タンク内部を画定するトイレタンクと、水洗弁と、
リム入口と、便器のリム入口に流体を供給するように構成された水洗弁の出口からリム入
口まで延在する分離されたリム流路とを備えるトイレアセンブリと、(b)内部空間を画
定する本体を有し且つ容器本体の内部空間と流体連通する出口ポートを有する液体洗浄剤
を保持するための容器と、容器を受け入れるように構成されたハウジングと、容器の内部
と流体連通し且つ容器内から流体を受け入れるための第1の端部を有する供給管と、供給
管を通る流れを制御可能な流量制御装置と、アクチュエータフィーチャによって起動可能
な制御システムとを備え、アクチュエータフィーチャの起動時に、制御システムが、供給
管から、リム入口への流体の供給のために構成された閉位置における水洗弁の内部空間へ
と液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に流量制御装置を動作させること
、及び便器内にリム入口を介して液体洗浄剤の投与量を運ぶために少なくとも約3リット
ル以上の水洗水を導入するために水洗弁を開放するように水洗弁を動作させることによっ
て洗浄サイクルを開始するようになされている、洗浄システムとを備えるトイレアセンブ
リを提供する。
アセンブリは、洗浄システム内に通気管をさらに含むことができる。通気管が設けられ
ている場合、それは、好ましくは、容器の内部と流体連通し、容器内から混入した空気及
び/又は液体を受け入れるように位置する第1の端部と、容器内の完全液位の高さの少な
くとも上方に配置された第2の開放端部とを有するように構成されている。
アセンブリの洗浄システムにおける制御システムはまた、リム入口を介して便器内へと
液体洗浄剤の投与量及び水洗水を供給した後に、水洗弁を少なくとも部分的に閉じるよう
に動作することができる。さらに、制御システムは、第2の期間にわたって液体洗浄剤の
投与量及び水洗水を供給するように水洗弁を動作させることができる。
容器本体は、好ましくは、出口部を有し、出口ポートは、出口部に配置されている。ハ
ウジングはまた、容器の出口部を受け入れるように構成された座部を有することができる
。洗浄システムは、容器の出口部がシール係合してハウジングの座部内に嵌合するように
少なくとも1つの周辺シールをさらに備えることができる。
本願明細書における実施形態において、システムは、中を通る通路を画定し且つ上方に
延在する第1の端部及び第2の端部を有するチューブを含むことができる。第1の端部は
、チューブ内の通路を通って容器の内部空間から供給管の第1の端部内へと流体を導くよ
うに構成されており、チューブは、座部に配置されている。上述の通気管は、洗浄システ
ム内にチューブを有する実施形態に組み込むことができる。そのような場合、座部は、通
気管の第1の端部を受け入れるための第1の開口と、供給管の第1の端部を受け入れるた
めの第2の開口とを備えることができる。チューブの第1の端部は、尖っていてもよい。
容器がハウジング内に位置するときに、供給管の第1の端部は好ましくは、チューブの第
2の端部内に位置することができる。容器の出口部がシートの座部にあるときにチューブ
が容器の出口ポートを通って且つ容器の出口部内の上方に延在するように、チューブはま
た、座部内に位置することができる。チューブはまた、チューブの上方に延在する端部に
入る流体が出口部の底部領域内に流入するように中を通って延在する任意選択の側方開口
(単数又は複数)を備えることができる。
本願明細書における実施形態において、出口ポートは、本願明細書における他の箇所に
記載されたように液体供給弁が組み込まれている場合、チューブの上方に延在する端部又
は液体供給弁フィッティングによって貫通可能な脆弱シールを任意選択で含むことができ
る。本実施形態における出口部の底部領域は、容器がハウジング内に完全に着座している
ときに脆弱シールの下方の領域として画定されてもよく、チューブの上方に延在する端部
又は液体供給弁フィッティングは、容器が完全にハウジング内に着座しているときに脆弱
シールを通過する。
流量制御装置は、機械弁、蠕動ポンプ、ピストンポンプ、歯車ポンプ又はギアモータの
うちのいずれかであることができる。容器の出口ポートは、例えば、箔、隔膜、ポリマー
裏材を有する箔又は膜などの脆弱カバーによって覆われていてもよい。
トイレアセンブリは、本願明細書における1つの実施形態において、上面を有し且つタ
ンクの上部に着座しているように構成されたタンク蓋をさらに備え、タンク蓋の上面は、
ハウジングを受け入れるように構成されており、ハウジングの座部を受け入れるように構
成された領域を含む。タンク蓋は、ロック機構を受け入れるように構成された中を通って
延在する少なくとも1つの開口、好ましくは少なくとも2つの開口をさらに備えることが
できる。ロック機構は、第1の端部及び第2の端部を有する少なくとも1つのロック本体
を備えることができる。第2の端部は、少なくとも1つの開口を通って延在するように構
成されていてもよい。ロック機構は、そのような実施形態において、タンク蓋を固定する
ためにロック機構を解放可能にロックするために少なくとも1つのロック本体の第1の端
部にロックキャップをさらに備える。ロック本体は、ロックロッドであることができ、及
び/又は、ロック機構は、スナップフィット又は回転クイックロックロック機構であるこ
とができる。
タンクは、その上にアクチュエータボタンを有するパネルにアクセスするためにその中
に開口を有するタンク蓋上に配置されるように構成されたカバーをさらに有することがで
きる。
そのような実施形態において、タンク蓋は、リフトアームアクチュエータギアモータに
よって作動される少なくとも1つのギアを含むリフトアームアクチュエータアセンブリの
少なくとも一部の拡張を可能とするために中を通って延在するアクチュエータ開口をさら
に備えることができ、少なくとも1つのギアは、例えば回動又は回転によってリフトアー
ムを移動させてリム水洗弁を制御可能に開放するためにリフトアームに係合可能であり、
リフトアームは、直接的又は間接的なリンクを介して水洗弁に動作可能に接続している。
リフトアームはまた、水洗ハンドルと動作可能に接続していてもよく、水洗ハンドル及び
リフトアームは、水洗ハンドルが押されたときに従来の水洗サイクル中に水洗弁を動作さ
せるように接続されており、リフトアームアクチュエータアセンブリは好ましくは、リフ
トアームアクチュエータギアモータ及び少なくとも1つのギアの動作によって水洗ハンド
ルを押すことなく水洗弁を動作させるように配置されている。
アセンブリにおける洗浄システムはまた、好ましくは、容器及びハウジングを保持する
ように構成された下部トレイと上蓋とを含み、上蓋が標準的なタンクカバーの代わりに存
在し且つ下部トレイが水洗弁の上方のタンクの内部に存在するように、下部トレイ及び上
蓋はトイレタンクの上部に配置されるように構成されている。
アセンブリにおける洗浄システムは、好ましくは、アクチュエータフィーチャに応じて
水洗弁を制御可能に開放するための水洗弁動作機構を含む。水洗弁動作機構は、1つの実
施形態において、流量制御装置を動作させるための制御システムによって起動可能なギア
モータを含む。水洗弁動作機構は、水洗弁の弁本体の周りに着座したフラッパリフト機構
に接続されたリンクと連通するリフトロッドを任意選択で含むことができ、リフトロッド
は、ギアモータによって機械的に作動され、ギアモータは、接触時にリフトロッドを移動
させるためのカム機構によって機械的に動作する。代替として、水洗弁動作機構はまた、
リフトアームアクチュエータギアモータによって作動される少なくとも1つのギアを備え
るリフトアームアクチュエータアセンブリを備えることができ、リフトアームアクチュエ
ータアセンブリの少なくとも1つのギアは、リフトアームがリム水洗弁を制御可能に開放
することができるようにリフトアームアクチュエータアセンブリにおけるリフトアームの
一部を移動させるようにリフトアームアクチュエータアセンブリに係合可能であり、リフ
トアームは、直接的又は間接的なリンクを介してリム水洗弁に動作可能に接続している。
洗浄システムは、リフトアームアクチュエータギアモータによって作動されるギアを含
むリフトアームアクチュエータアセンブリをさらに備えることができ、少なくとも1つの
ギアは、リフトアームがリム水洗弁を制御可能に開放することができるようにリフトアー
ムを回転させるようにリフトアームアクチュエータアセンブリに係合可能であり、リフト
アームは、直接的又は間接的なリンクを介してリム水洗弁に動作可能に接続している。そ
のような実施形態は、ギアモータを包囲し少なくとも1つのギアを取り付けるためのギア
モータハウジングをさらに備えることができ、ギアモータハウジングは、トイレタンク内
に配置されるように構成されている。1つの実施形態において、ギアモータハウジングは
、容器用のハウジングにおける少なくとも1つの開口を介して上方にさらに延在すること
ができる。そのようなギアモータハウジングは、容器ハウジングに対して又は容器及び容
器ハウジングを保持するように構成されたトレイに対してギアモータハウジングを固定す
るための取り付けフランジを有することができる。
アセンブリにおける制御システムは、液体洗浄剤の投与量と水洗水を供給した後に水洗
弁を少なくとも部分的に閉じるように、且つ洗浄サイクルの終了において少なくとも約3
リットルの新たな水洗水によって便器の内部をパージするために第3の期間の後に水洗弁
を再度開放するようにさらになされていてもよい。そのような実施形態において、アセン
ブリにおけるトイレは、水洗弁がリム水洗弁であるように構成されていてもよく、トイレ
は、直接供給噴射部、噴射水洗弁及び別個の噴射流路をさらに備え、そして、アセンブリ
における制御システムはまた、リムチャネルが便器をパージするために水洗水を導入する
ために再開放するのとほぼ同時に少なくとも約0.5リットルの水洗水、好ましくは少な
くとも約1.0リットルの水洗水を噴射流路に放出するために噴射水洗弁を開放するよう
に動作する。
上記トイレアセンブリの1つの実施形態において、洗浄システムは、容器の出口ポート
と流体連通し且つ供給管と流体連通して位置するように配置された液体供給弁を備えるこ
とができる。
そのような実施形態における容器本体は出口部を有してもよく、出口ポートは、出口部
に配置されていてもよい。さらに、ハウジングは、容器がハウジング内に着座していると
きに、容器の出口部を受け入れるように構成された座部を有してもよく、流体供給弁は、
中を通る液体供給弁通路を画定し、液体供給弁は、弁通路を通って且つ供給管の第1の端
部へと容器の内部空間から流体を導くための第1の上端部を有し、液体供給弁は第2の端
部を有する。
本実施形態において、アセンブリはまた、供給管の第1の端部に液体供給弁の第2の端
部を接続するための液体供給弁の第2の端部と連通する弁フィッティングを備えることが
できる。
アセンブリはまた、傘弁、ダックビル弁、ばね式弁、回転弁、通気弾性弁及びフラップ
弾性弁のうちの1つなどの様々な液体供給弁を含むことができる。
本願明細書における他の実施形態において、液体供給弁は、第1の機械弁及び第2の機
械弁を含むことができ、アセンブリは、容器の内部空間内からの液体洗浄剤の投与量を保
持するように構成された投与チャンバをさらに備えることができ、投与チャンバは、内部
空間を画定し、入口ポートを有し且つ出口ポートを有し、投与チャンバの入口ポートは、
第1の機械弁の出口ポートと流体連通し、投与チャンバの出口ポートは、第2の機械弁の
入口と流体連通し、第2の機械弁の出口は、供給管の第1の端部と流体連通する。そのよ
うな実施形態において、ハウジングは、容器及び投与チャンバを受け入れるように構成さ
れた座部を有することができる。
そのような実施形態における制御システムは、好ましくは、液体洗浄剤の投与量を投与
チャンバの内部空間に投入するように第1の機械弁を動作させ、その後に投与チャンバの
内部から、供給管内へと且つ便器のリム入口への流体の供給のために構成された閉じられ
た水洗弁の内部空間内へと液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に第2の
機械弁を動作させることによって流量制御装置を動作させるようになされている。制御シ
ステムは、第1の期間に第2の機械弁を動作させる前に液体洗浄剤の投与量を投入するよ
うに第1の機械弁を動作させることができる。
容器及び投与チャンバは、本実施形態において、ハウジングを介して横断面に対して角
度を付けて位置合わせすることができる。
本発明のトイレアセンブリは、好ましくは、直接供給噴射部をさらに含み、水洗弁はリ
ム水洗弁であり、トイレアセンブリは、トイレにおける直接供給噴射部に水洗水を導入す
るように動作可能な第2の水洗弁をさらに備える。リム水洗弁用の流体経路及び噴射水洗
弁は互いに分離されており、噴射水洗経路は、好ましくは、水洗サイクルの前後において
準備状態のままである。
供給管の第2の端部はまた、好ましくは、リム水洗弁に接続されたオーバーフロー管の
内部と流体連通する。
本願明細書におけるアセンブリにおけるアクチュエータフィーチャは、上蓋の下方に配
置されたボタンであることができ、上蓋の開口を介してアクセス可能であることができる
。アクチュエータフィーチャはまた、上蓋の上面に配置されたボタンであってもよい。ア
クチュエータフィーチャはまた、トイレタンクの側方に配置されたボタンでさらにあって
もよい。
供給管の第2の端部は、水洗弁、好ましくはリム水洗弁に接続されたオーバーフロー管
の内部内に流体を供給するように配置されることができる。供給管の第2の端部はまた、
水洗弁の底部内に液体洗浄剤の投与量を導入するように又はリム入口の上流のリム流路に
おける開口を介して便器内に液体洗浄剤の投与量を導入するように配置されることができ
る。
本発明はまた、洗浄システムによってトイレアセンブリにおけるトイレを定期的に洗浄
するための方法を含み、方法は、本願明細書の上述の及び他箇所に記載されたトイレアセ
ンブリを提供することと、洗浄サイクルを開始するためにアクチュエータフィーチャによ
って制御システムを起動することと、流量制御装置を動作させ、供給管から閉位置におけ
る水洗弁の内部空間へと液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に流量制御
装置を開放することと、水洗弁を開放するように水洗弁を動作させ、リム入口を介して且
つ便器内へと液体洗浄剤の投与量とともに少なくとも約3リットルの水洗水を導入するこ
ととを含む。
方法におけるトイレアセンブリは、好ましくは、直接供給噴射部をさらに含み、水洗弁
はリム水洗弁であり、トイレアセンブリは、トイレにおいて直接供給噴射部に水洗水を導
入するように動作可能な第2の水洗弁をさらに備える。方法におけるトイレアセンブリは
また、好ましくは、噴射水洗弁から分離されたリム水洗弁用の流体経路を有する。好まし
くは、そのような実施形態において、噴射水洗弁は、水洗サイクルの前後において準備状
態のままである。方法において提供されるアセンブリにおける制御システムは、好ましく
は、第2の期間にわたって水洗水及び液体洗浄剤の投与量を導入するために動作し、方法
は、液体洗浄剤の投与量とともに水洗水を導入した後に水洗弁を少なくとも部分的に閉じ
るように水洗弁を動作させことと、洗浄サイクルの終了において新たな水洗水によって便
器の内部をパージするために第3の期間の後に水洗弁を再度開放するように水洗弁を動作
させることをさらに含む。
本発明はまた、トイレアセンブリによって使用するための洗浄システムを含み、洗浄シ
ステムは、内部空間を画定する本体を有し且つ容器本体の内部空間と流体連通する出口ポ
ートを有する液体洗浄剤を保持するための容器と、容器を受け入れるように構成されたハ
ウジングと、容器の内部と流体連通し且つ容器内から流体を受け入れるための第1の端部
を有する供給管と、供給管を通る流れを制御可能な流量制御装置と、アクチュエータフィ
ーチャによって起動可能な制御システムとを備え、アクチュエータフィーチャの起動時に
、制御システムは、供給管から、便器のリム入口への流体の供給のために構成された閉じ
られた水洗弁の内部空間へと液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に流量
制御装置を動作させること、及び便器のリム入口内へと液体洗浄剤の投与量とともに水洗
水を導入するために水洗弁を開放するように水洗弁を動作させることによって洗浄サイク
ルを開始するようになされている。
本願明細書における洗浄システムにおいて、任意選択の通気管が、容器の内部と流体連
通して設けられてもよく、容器内から混入した空気及び/又は液体を受け入れるように位
置する第1の端部と、容器内の完全液位の高さの少なくとも上方に配置された第2の開放
端部とを有するように構成されていてもよい。
制御システムは、第2の期間にわたって水洗水及び液体洗浄剤を導入し、さらに、水洗
水及び液体洗浄剤の投与量を供給した後に水洗弁を少なくとも部分的に閉じるように動作
するようになされていてもよい。
容器本体は、好ましくは、出口部を有し、出口ポートが出口部に配置されている。ハウ
ジングは、容器の出口部を受け入れるように構成された座部を有することができる。
システムは、容器の出口部がシール係合してハウジングの座部内に嵌合するように少な
くとも1つの周辺シールをさらに備えることができる。
1つの実施形態において、システムは、中を通る通路を画定し且つ上方に延在する第1
の端部及び第2の端部を有するチューブを備えることができ、第1の端部はチューブ内の
通路を通って容器の内部空間から供給管の第1の端部内へと流体を導くためのものであり
、チューブは座部に配置されており、座部は供給管の第1の端部を受け入れるための第2
の開口を有することができる。チューブの第1の端部は尖っていてもよい。供給管の第1
の端部は、容器がハウジング内に位置するときにチューブの第2の端部内に位置すること
ができる。チューブは、容器の出口部がシートの座部にあるときにチューブが容器の出口
ポートを通って且つ容器の出口部内の上方に延在するように、座部内に位置することがで
きる。チューブはまた、チューブの上方に延在する端部に入る流体が出口部の底部領域内
に流入するように中を通って延在する任意選択の側方開口(単数又は複数)を備えること
ができる。チューブを有する実施形態において、システムはまた、容器の内部と流体連通
し且つ容器内から混入した空気及び/又は液体を受け入れるように位置する第1の端部と
、容器内の完全液位の高さの少なくとも上方に配置された第2の開放端部とを有するよう
に構成された任意選択の通気管をさらに備えることができ、その場合、座部はまた、通気
管の第1の端部を受け入れるための第1の開口を備えることができる。
洗浄システムにおける出口ポートは、チューブの上方に延在する端部又は液体供給弁フ
ィッティングによって貫通可能な脆弱シールを有することができ、出口部の底部領域は、
容器がハウジング内に完全に着座しているときに脆弱シールの下方の領域として画定され
、チューブの上方に延在する端部又は液体供給弁フィッティングは、容器が完全にハウジ
ング内に着座しているときに脆弱シールを通過する。
システムにおける流量制御装置は、機械弁、蠕動ポンプ、ピストンポンプ、歯車ポンプ
又はギアモータであることができる。洗浄システムの流量制御装置はまた、流量制御装置
を動作させるために制御システムによって起動可能なギアモータを備えることができる。
本願明細書における洗浄システムにおける容器の出口ポートは、脆弱カバーによって覆
われていてもよい。脆弱カバーは、箔、隔膜、ポリマー裏材を有する箔又は膜を含むこと
ができる。
洗浄システムはまた、水洗弁動作機構を備えることができる。1つの実施形態において
、機構は、水洗弁の弁本体の周りに着座したフラッパリフト機構に接続されたリンクと連
通するリフトロッドを含むことができ、リフトロッドは、ギアモータによって機械的に作
動され、ギアモータは、接触時にリフトロッドを移動させるためのカム機構によって機械
的に動作する。代替として、水洗弁動作機構はまた、リフトアームアクチュエータギアモ
ータによって作動される少なくとも1つのギアを備えるリフトアームアクチュエータアセ
ンブリを備えることができ、少なくとも1つのギアは、リフトアームがリム水洗弁を制御
可能に開放することができるようにリフトアームアセンブリにおけるリフトアームを移動
させるようにリフトアームアクチュエータアセンブリに係合可能であり、リフトアームは
、直接的又は間接的なリンクを介してリム水洗弁に動作可能に接続している。そのような
実施形態はまた、ギアモータを包囲し少なくとも1つのギアを取り付けるためのギアモー
タハウジングを含むことができ、ギアモータハウジングは、トイレタンク内に配置される
ように且つ容器用のハウジングにおける少なくとも1つの開口を介して上方に延在するよ
うに構成されていてもよい。アセンブリにおけるハウジングは、容器ハウジングに対して
又は容器及び容器ハウジングを保持するように構成されたトレイに対してギアモータハウ
ジングを固定するための取り付けフランジをさらに含むことができる。
洗浄システムは、容器及びハウジングを保持するように構成された下部トレイと上蓋と
をさらに備えることができ、下部トレイ及び上蓋は、上蓋が標準的なタンクカバーの代わ
りに存在し且つ下部トレイがトイレ水洗弁の上方のトイレタンクの内部内に存在するよう
に、トイレタンクの上部に配置されるように構成されている。
制御システムは、例えば水洗弁動作機構を使用して、液体洗浄剤の投与量を供給した後
に水洗弁を少なくとも部分的に閉じるように、且つ洗浄サイクルの終了において新たな水
洗水によって便器の内部をパージするために第3の期間の後に水洗弁を再度開放するよう
にさらになされていてもよい。
本発明はまた、洗浄システムを有するトイレアセンブリを含み、トイレアセンブリは、
(a)内部空間を画定する便器と、タンク内部を画定するトイレタンクと、水洗弁と、水
洗弁の出口から少なくとも1つのリム出口ポートまで延在するリム流路を介して便器の内
部と流体連通するリムとを備え、水洗弁がリムに流体を供給するように構成されており、
水洗弁が水洗作動モードで動作するように構成されており、水洗弁が、トイレアセンブリ
が水洗サイフォンを開始するのに十分な水洗水の流れを提供する又はウォッシュダウン水
洗を提供して洗浄作動モードで動作することが可能であり、水洗弁が、サイフォンを開始
するには不十分であるが便器を洗浄するためには十分である洗浄剤及び水洗水の混合物の
便器への導入を可能とするために部分的にのみ開放される、トイレアセンブリと、(b)
内部空間を画定する本体を有し且つ容器本体の内部空間と流体連通する出口ポートを有す
る液体洗浄剤を保持するための容器と、容器を受け入れるように構成されたハウジングと
、容器の内部と流体連通し且つ容器内から流体を受け入れるための第1の端部を有する供
給管と、供給管を通る流れを制御可能な流量制御装置と、アクチュエータフィーチャによ
って起動可能な制御システムとを備える洗浄システムとを備え、アクチュエータフィーチ
ャの起動時に、制御システムは、容器から1つ以上のリム出口へと液体洗浄剤の投与量を
供給するのに十分な時間の第1の期間に流量制御装置を動作させること、及びサイフォン
を開始するには不十分であるが便器を洗浄するには十分な流量で、便器内に少なくとも1
つのリム出口ポートを介して液体洗浄剤の投与量を運ぶために水洗水を導入するために水
洗弁を開放するように洗浄作動モードで水洗弁を動作させることによって洗浄サイクルを
開始するようになされている。
上記実施形態において、水洗弁は、通常水洗モード中に水洗弁を通る流量よりも洗浄作
動モードで約20%から約80%遅い流量で、好ましくは通常水洗モード中に水洗弁を通
る流量よりも洗浄作動モードで約40%から約60%遅い流量で水洗水を導入することが
できる。さらに、水洗水は、約2秒から約30秒の期間にわたって水洗作動モードで弁に
入ることができる。水洗水及び洗浄剤は、便器内に導入されることができ、便器を洗浄す
るための約30秒から約30分の滞留時間を有することができる。
このアセンブリの1つの特定の実施形態において、便器は、直接供給噴射サイフォン重
力動力便器であることができる。代替として、便器は、リム供給噴射サイフォン便器、非
噴射サイフォン重力動力便器又は重力動力ウォッシュダウン便器であってもよい。
さらに、このアセンブリの代替実施形態において、水洗弁は、洗浄作動モード中に弁を
開放するのに使用するための弁カバーにおけるポペットフィーチャを有するフラッパ型水
洗弁であることができる。代替として、水洗弁は、洗浄作動モード中に弁を開放するのに
使用するためのフック及びキャッチフィーチャを有するフラッパ型水洗弁であることがで
きる。さらに他の実施形態において、水洗弁はポペット型水洗弁であることができ、ポペ
ット型弁カバーは、通常水洗モードで水洗弁を開放し、水洗弁は、洗浄作動モード中に弁
を開放するのに使用するためのカバーをその上に有するサイドポートを有する。
そのようなトイレアセンブリの実施形態はまた、洗浄システムによってトイレアセンブ
リにおけるトイレを定期的に洗浄するための方法において使用されることができる。方法
は、様々な従来のトレイアセンブリ構成において使用できる上述のトイレアセンブリを提
供することと、洗浄サイクルを開始するためにアクチュエータフィーチャによって制御シ
ステムを起動することと、流量制御装置を動作させ、供給管から閉位置における水洗弁の
内部空間へと液体洗浄剤の少なくとも1つの投与量を供給するのに十分な第1の期間に流
量制御装置を開放することと、水洗弁を開放するように水洗弁を動作させて、サイフォン
を開始するには不十分であるがトイレアセンブリにおける便器を洗浄するには十分な流量
で少なくとも1つのリム出口ポートを介して且つ便器内へと液体洗浄剤の少なくとも1つ
の投与量とともに水洗水を導入することとを含む。
様々な従来のトイレ設計において使用するのに適した上述の実施形態に基づく本発明の
さらなる実施形態は、トイレアセンブリによって使用するための洗浄システムを含み、洗
浄システムは、内部空間を画定する本体を有し且つ容器本体の内部空間と流体連通する出
口ポートを有する液体洗浄剤を保持するための容器と、容器を受け入れるように構成され
たハウジングと、容器の内部と流体連通し且つ容器内から流体を受け入れるための第1の
端部を有する供給管と、供給管を通る流れを制御可能な流量制御装置と、アクチュエータ
フィーチャによって起動可能な制御システムとを備え、アクチュエータフィーチャの起動
時に、制御システムは、容器からトイレアセンブリの1つ以上のリム出口へと液体洗浄剤
の投与量を供給するのに十分な第1の期間に流量制御装置を動作させること、及びサイフ
ォンを開始するには不十分であるがトイレアセンブリにおける便器を洗浄するには十分な
流量で、トイレアセンブリの便器内にトイレアセンブリの少なくとも1つのリム出口ポー
トを介して液体洗浄剤の投与量を運ぶために水洗水を導入するためにトイレアセンブリに
おける水洗弁を開放するように洗浄作動モードでトイレアセンブリにおける水洗弁を動作
させることによって洗浄サイクルを開始するようになされている。
そのような洗浄システムは、非噴射サイフォン重力動力便器、リム噴射サイフォン重力
動力便器、又は、重力動力ウォッシュダウン便器において使用できる。制御システムは、
洗浄作動モード中に弁を開放するのに使用するための弁カバーにおけるポペットフィーチ
ャを有するフラッパ型水洗弁であるトイレアセンブリにおける水洗弁を動作させることが
できる。それはまた、洗浄作動モード中に弁を開放するのに使用するためのフック及びキ
ャッチフィーチャを有するフラッパ型水洗弁であるトイレアセンブリにおける水洗弁を動
作させることができる。それは、さらに、ポペット型水洗弁であるトイレアセンブリにお
ける水洗弁を動作させることができ、ポペット型の弁カバーは、通常水洗モードで水洗弁
を開放し、水洗弁は、洗浄作動モード中に弁を開放するのに使用するためのカバーをその
上に有するサイドポートを有する。
上述の概要及び本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面とともに読
めばより良好に理解されよう。本発明を説明するために、現在好ましい実施形態が図面に
示されている。しかし、本発明は、図示の正確な配置及び手段に限定されないことが理解
されるべきである。
本発明の実施形態によるトイレアセンブリ用の洗浄システムの概略フロー図である。 本発明の実施形態による洗浄システムによって且つ本願明細書におけるトイレアセンブリの一部として使用するための水洗弁を有するトイレタンクの内部の斜視図である。 本発明の実施形態による洗浄システムのタンク蓋アセンブリの斜視図である。 制御パネルが開放した図3の洗浄システムのタンク蓋アセンブリの斜視図である。 図3による洗浄システムのタンク蓋アセンブリの実施形態の分解図である。 洗浄システムの実施形態による容器並びに関連する供給管及び通気管の概略断面図である。 オーバーフロー管及び漏斗を有する水洗弁用のリンク、フラッパリフト機構及びリフトロッドを示す、図16に示され且つ図3による洗浄システムを有する本発明によるトイレアセンブリのタンク部の図16の線6−6に沿った断面図である。 上部タンク蓋が開放した図3の洗浄システムのタンク蓋アセンブリの斜視図である。 リム及び噴射水洗弁アセンブリを有するタンクの内部を示す本発明の1つの実施形態による便器アセンブリの斜視図である。 タンクの内部を示す図8の便器アセンブリの正面図である。 図8の線10−10に沿った図1〜図2及び図8のトイレアセンブリの斜視横断面図である。 図8のトイレアセンブリの上面図である。 噴射開口及びリム開口を示すトイレアセンブリの便器部の上面図である。 水洗弁を省略した図9の線13−13に沿った図8のトイレアセンブリの縦断面図である。 噴射出口を示す図13のトイレアセンブリの非常に拡大した部分を示す図である。 線15−15に沿った図16の縦断面図である。 蓋がタンクから除去された図8のトイレアセンブリの平面図である。 図1及び図3の洗浄システムの容器の部分及び拡大縦断面図である。 図1及び図3の洗浄システムの容器及び液体供給弁の分解斜視図である。 図8のトイレアセンブリ並びに図1及び図3の洗浄システム用のリフトアーム作動アセンブリの正面斜視図である。 図19のリフトアーム作動アセンブリの背面斜視図である。 図19のリフトアーム作動アセンブリの分解正面斜視図である。 図19のリフトアーム作動アセンブリの分解背面斜視図である。 ギアモータアセンブリを有するギアモータハウジングに取り付けられた図19のリフトアーム作動アセンブリの正面斜視図である。 図23のリフトアーム作動アセンブリ、ギアモータハウジング及びギアモータアセンブリの背面斜視図である。 図23のリフトアーム作動アセンブリ、ギアモータハウジング及びギアモータアセンブリの分解正面斜視図である。 図23のリフトアーム作動アセンブリ、ギアモータハウジング及びギアモータアセンブリの分解背面斜視図である。 洗浄サイクル時間に対する洗浄剤溶液流量及び水洗水流量の関係のグラフ図である。 従来の水洗トイレを使用する本発明のさらなる実施形態によるトイレアセンブリ用の洗浄システムの概略フロー図である。 図29Aの線29−29に沿った図29Aの従来技術のトイレの縦断面図である。 リム経路から分離されていない直接供給噴射流路を示す便器の従来技術の直接供給噴射便器の上面図である。 線29B−29Bに沿った図29Aの便器の横断面図である。 リム供給噴射を有し且つリム供給噴射流路を示すさらなる従来技術の便器の縦断面図である。 弁が閉位置にあるポペットフィーチャを有するフラッパカバーを有する従来のトイレを有する洗浄システムにおける使用に適した本発明の実施形態による水洗弁の側面図である。 本願明細書におけるシステムの洗浄サイクルについての開位置における図31による水洗弁の側面図である。 弁が閉位置におけるバルブフックキャッチフィーチャを有するフラッパカバーを有する従来のトイレを有する洗浄システムにおける使用に適した本発明の代替実施形態による水洗弁の側面図である。 本願明細書におけるシステムの洗浄サイクルについての開位置における図33の実施形態による水洗弁の側面図である。 弁が閉位置における別個のフラッパで覆われたサイドポートを有する従来のトイレを有する洗浄システムにおける使用に適した本発明のさらなる代替実施形態による水洗弁の側面図である。 本願明細書におけるシステムの洗浄サイクルについての開位置における図35による水洗弁の側面図である。 本願明細書における洗浄システムの代替実施形態において使用するための流体供給弁を含む代替の容器アセンブリの分解図である。 図37の弁アセンブリの拡大縦断面図である。 ハウジングシート及び代替のフラッパリフト機構における穿刺注射針型のチューブを有する本願明細書における洗浄システムのさらなる実施形態において使用するための代替の容器のフィーチャの概略図である。 図39のフラッパリフト機構の拡大斜視図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するための容器及びギアモータの分解縦断面図である。 図41の容器及びギアモータの縦断面図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するためのさらなる容器及びギアモータの分解縦断面図である。 図43の容器及びギアモータの縦断面図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するための容器及びギアモータのさらなる実施形態の分解縦断面図である。 図45の容器及びギアモータの縦断面図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するための容器及びギアモータのさらに他の実施形態の分解縦断面図である。 図47の容器及びギアモータの縦断面図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するための容器及びギアモータの他の実施形態の分解縦断面図である。 図49の容器及びギアモータの縦断面図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するためのさらなる容器の実施形態の分解縦断面図である。 図51の容器の縦断面図である。 本願明細書に記載された洗浄システムにおいて使用するためのさらなる容器の実施形態の分解縦断面図である。 図53の容器の縦断面図である。 本発明の洗浄システムの代替実施形態による洗浄システムにおいて使用するための機械弁を有する投与チャンバ及び代替の容器の斜視部分断面概略図である。 図55による投与チャンバのさらなる斜視部分断面概略図である。 変更された部品を有する図1の洗浄システムのさらなる実施形態の構成要素の一部の分解斜視図である。 図57の実施形態の代替のリフトアーム機構の正面斜視分解図である。 図58のリフトアーム機構の背面斜視分解図である。 ギアモータハウジング及び取り付けフランジをその上に有する図57の洗浄システムのトレイの正面斜視図である。 ギアモータハウジング及び取り付けフランジをその上に有する図57の洗浄システムのトレイの背面斜視図である。 図57のギアモータハウジング、ギアモータアセンブリ及びハウジング取り付けフランジの分解斜視図である。 組み立てられた形態の図57の洗浄システムにおいてトレイに設置されたギアモータハウジング及びリフトアームアセンブリの縦断面図である。 図57の洗浄システム用のギアモータの前方にとられたトレイに設置されたギアモータハウジングの正面縦断面図である。 図57の洗浄システム用のギアモータの後方にとられたトレイに設置されたギアモータハウジングの背面縦断面図である。 ギアモータハウジング、図57の洗浄システム用のトレイ上に組み立てられたリフトアーム作動機構を有するギアモータの上面図である。 図57の洗浄システムの一部としての液体供給弁、供給弁ギアモータ及び容器の動作を示す、組み立てられたタンク蓋、トレイ、容器ハウジング、カバー及び容器を通る縦断面図である。 図57の洗浄システムの組み立てられたカバー、容器ハウジング及びトレイの拡大部分の部分分解図である。 図68の組み立てられたカバー、容器ハウジング及びトレイの同じ拡大部分の完全分解図である。 本発明のさらなる実施形態において使用するためのリフトアームアクチュエータアセンブリのさらなる代替の本体の正面斜視図である。 図70のアクチュエータアセンブリの分解正面斜視図である。 図70のアクチュエータアセンブリの背面斜視図である。 図70のアクチュエータアセンブリの分解背面斜視図である。
本発明は、トイレを含むトイレアセンブリ、並びに本願明細書に記載されたようなトイ
レアセンブリによって使用するための洗浄システム及びそのような洗浄システムを使用し
て定期的にトイレを洗浄するための方法の様々な実施形態を含む。本願明細書における洗
浄システムは、ユーザがトイレを洗浄したい任意の時点でユーザによって作動させること
ができる洗浄サイクルを提供する。洗浄システムは、従来の水洗サイクル外で動作し、ト
イレのその後の使用時にトイレが正常に水洗されるように洗浄後に自動的にシャットダウ
ンする。それゆえに、液体洗浄剤は、水洗サイクルごとではなく洗浄サイクル中にのみ供
給される。洗浄サイクルはまた、便器から排水管へと洗浄剤を除去するためにパージステ
ップを含むことができる。それゆえに、そのような洗浄サイクルは、洗浄剤を酷使せず又
は洗浄間において洗浄剤を便器に存在したままにせず、環境にとってより安全とし且つさ
もなければ水洗水内の有害洗浄剤によって悪影響を受けることがあるペット及び子供に対
してフレンドリーとする。システムは、「パージ」又は「リンス」サイクルを起動する前
に1つ以上の所望の及び/又は予め設定された期間に便器内に洗浄流体を残すように設定
することができる。
1つの実施形態において、システムは、ユーザの選択として各水洗によって洗浄流体の
少用量又は断続的用量を提供するというオプションを提供することができる。これは、例
えば、弁が開放する前に少投与量が添加されることができるように自動モードにおける水
洗を使用して、PLCにプログラミングされた代替のオプションとして、又はより好まし
くは当業者に利用可能な様々な他のオプションによって行うことができる。これは、シス
テムの電源使用を増加されるが、電池容量を増大させることができる又は交流電流などの
電気的接続を提供することができる。
代替として、その後の手動水洗が作動されたときに、追加の材料が導入された後、手動
の水洗水が便器内により少量の洗浄剤を洗い流すことになるように、定期の設定された間
隔で少投与量を添加するためにタイマが使用されてもよい。タイマ機構に加えて、手動の
水洗サイクルが起動されたときに、断続的な水洗なしに洗浄剤の数倍の投与量の添加を回
避するようにシステムに警告するためにセンサが設けられてもよい。
本願明細書において使用される場合、「内側」及び「外側」、「上側」及び「下側」、
「前方」及び「後方」、「前」及び「後」、「左」及び「右」、「上方」及び「下方」な
どの語並びに類似の意味の語は、添付図面における図を参照しながら且つ図に示されたよ
うなトイレアセンブリの向きに関して本発明の好ましい実施形態を理解するのを助けるよ
うに意図され、本発明の範囲を限定すること又は図に示されているような好ましい実施形
態に本発明の範囲を限定することを意図するものではない。本願明細書における実施形態
10、200、300、400、500、700、800、900、1200、1300
、1400、1500、1600、1700、1800及び1900は、それぞれ、特定
のフィーチャについての代替の構成の記載とは対照的に文言が存在しない場合、当業者に
は、特に指定しない限り、1つのそのようなフィーチャの記載が類似のフィーチャを記載
する他の実施形態に適用可能であることが本開示及び添付図面に基づいて理解されるよう
に、本願明細書に記載され図面に示されているような本発明の類似のフィーチャを指すた
めに同様の参照符号を使用する。
図1〜図4及び図6〜図27を参照して、トイレ30及び洗浄システム100を有する
好ましいアセンブリ10は、本願明細書における洗浄システムアセンブリを有するトイレ
アセンブリにおいて使用するために記載される。本実施形態における好ましいトイレアセ
ンブリ10及び洗浄システム100は、図示されているような構成で動作可能であるが、
洗浄システムが様々なトイレに適合されてプログラミングされることができることが本開
示に基づいて理解されるべきである。これは、実施形態1600、1700及び1800
においてさらに以下に述べられる。重力動力サイフォン水洗トイレが好ましいが、単一又
は複数水洗モデルであるかどうかにかかわらず、ウォッシュダウントイレもまた、以下の
実施形態1600、1700及び1800においてさらに詳述されているようにいくつか
の変更又は適合を有して本願明細書における洗浄システムにおいて使用することができる
。本実施形態に最も好ましいトイレは、本願明細書に詳述されているように分離されたリ
ム流路を有するものである。図2、図8、図9及び図16に示されているように、好まし
いトイレは、リム水洗弁80及び噴射水洗弁70の2つの独立した水洗弁を有する。リム
水洗弁80は、タンク内の水位がオーバーフロー管の高さを超えたときにタンクからリム
又はリムチャネルへと水を導くのに役立つオーバーフロー管190を有する。補充タンク
66は、水洗サイクル又は洗浄サイクル後にタンクを補充する。それはまた、水洗サイク
ルが終了し便器が下水ガスの逆流に対してシール深さを復元するように補充される必要が
ある場合、オーバーフロー管190を介して便器に水を供給するための導管138を有す
る。
本願明細書に記載された好ましいトイレアセンブリは、リム及び噴射経路を別個に保つ
設計であることから、洗浄サイクル中にサイフォンの形成を回避する(又はさもなければ
「保持」期間前に排水管に出る洗浄流体の百分率を低減する)という要望を考慮して効果
的に動作する。1つのそのようなトイレは、同時係属中の国際特許出願公開第2014/
078461号公報において本出願人によって記載されており、国際特許出願公開第20
14/078461号公報は、制御された動作ために弁カバーを完全に持ち上げる又はピ
ールバックするように有用なピールバックフラッパフィーチャ、様々な逆流防止機構、内
部弁のウェブ構造の使用及び二重チェーン機構を有する水洗弁設計を含むそのようなトイ
レ及びその水洗弁のフィーチャ及び動作を記載しており、国際特許出願公開第2014/
078461号公報は、トイレ及びそのような水洗弁フィーチャ、並びにそれらの動作の
説明の程度まで参照により本願明細書に組み込まれている。
トイレアセンブリ10は、国際特許出願公開第2014/078461号公報及びさら
に以下に記載されているような便器30を有する。アセンブリは、内部領域36を画定す
る便器30と、タンク内部119を画定するトイレタンク60と、水洗弁80と、リム入
口ポート28とを含む。水洗弁80は、好ましくは、便器30のリム入口ポート28に流
体を供給するように構成されており、これは、本願明細書に記載されたように分離された
リム及び噴射経路及び別個のリム及び噴射水洗弁を有するトイレの場合に、リムを含む実
施形態における便器の周りにリムチャネルから従来の一連のリム出口ポートを介して、又
は、以下において本願明細書に記載されたように、余分な洗浄作用のためにリムレス便器
実施形態の側方内に直接リム水洗弁80のうちのリム流路からリムフロー水を注入する単
一側リム入口ポート28を介して、便器までリム入口ポート28を組み込むことができる
。トイレアセンブリにおいて使用される洗浄システムは、本願明細書において述べられて
いる実施形態10、200、300、400、500、700、800、900、120
0、1300、1400、1500又は1900において使用されるもののいずれかであ
ることができる。
トイレアセンブリ10は、好ましくは、直接供給噴射部20、リム水洗弁80及びトイ
レにおいて直接供給噴射部20に水洗水を導入するように動作可能な第2の噴射水洗弁7
0を含む。リム水洗弁80用の流体経路RF及び噴射水洗弁70用の噴射流体経路JFは
、本実施形態において互いに分離されたままである。洗浄サイクルにおいて、噴射水洗弁
70は、閉じられたままであり、好ましくは任意選択で、噴射流体経路は、洗浄サイクル
の前後及び通常の水洗動作における水洗サイクルの前において準備状態に維持される。し
かしながら、パージステップが追加される場合、噴射水洗弁はまた、上述のように追加の
水量を放出するようにパージステップ中に開放されていてもよい。
本実施形態における供給管の第2の端部は、リム水洗弁80に接続されたオーバーフロ
ー管190の内部と流体連通する。別個のリム及び噴射タンク区画は、国際出願公開第2
014/078461号公報に記載されているように、別個の補充弁、別個の水洗作動機
構及び別個のオーバーフロー管で使用することができるが、開放タンク、水洗弁及びリム
水洗弁における単一のオーバーフロー管の双方を動作することができる単一の水洗アクチ
ュエータを有する実施形態が好ましい。しかしながら、本願明細書の開示に基づいて、複
数の区画並びに/又は1つ以上の水洗弁及び関連する機構が、本発明の精神又は範囲から
逸脱することなく、本願明細書における洗浄システムによって使用できることが当業者に
は理解されよう。
リム水洗弁80は、以下に記載されたようなリンクと連通し且つフラッパリフト機構に
接続された以下にさらに記載されたようなリフトロッドを使用して又は1つ以上の様々な
リフトアームアクチュエータアセンブリ140を使用することによってフラッパリフトロ
ッドリフト機構82aなどの水洗弁動作機構82に嵌合される又はそれと連動して機能す
ることができる。
フラッパリフト機構は、リム水洗弁の弁本体の上又は周りに配置され、制御システムに
よって作動されたときギアモータによる機械的作動時にリフト機構は、洗浄サイクル及び
/又は水洗サイクル中にリム水洗弁を持ち上げて手動で動作することができる。従来の水
洗サイクルにおいて、リム及び噴射水洗弁は、好ましくは、本願明細書に記載されたよう
に水洗アクチュエータによって動作される。水洗ハンドルは、リム水洗弁を開放するため
に、例えば本実施形態10並びに実施形態500及び1900に記載されたように水洗弁
動作機構82の一部であることができる。又は、水洗弁動作機構82は、実施形態400
におけるようなリフトロッドを有する機械的フラッパリフト機構の形態であることができ
る。様々な水洗動作機構は、水洗弁を動作させるための制御システムによって起動可能な
ギアモータによって動作することができる。溶液を計量するための流量制御装置はまた、
例えば機械式又は他の液体供給弁を動作させるギアポンプ及び/又はギアモータ、蠕動ポ
ンプ、及び回転装置などを使用して、本発明のトイレアセンブリにおいて本願明細書に記
載された便器とともに使用するために洗浄システムに組み込むことができる。本願明細書
に記載された洗浄システムの様々な実施形態の全ての他の態様は、本願明細書のアセンブ
リに組み込むことができる。
本願明細書における好ましいサイフォン水洗トイレアセンブリは、好ましくは別個の噴
射経路及びリム経路入口を介して噴射水洗弁及びリム水洗弁から異なる流体量を供給する
ように便器アセンブリ内に導入された流体の流れを分離することによって噴射チャネルを
含む準備された閉じられた噴射流体経路を維持する。これは、空気で満たされた噴射チャ
ネルで動作し乱流及び流れ制限を最小限にするように空気を排出しなければならないより
伝統的な重力水洗サイフォントイレに比べてより強力な性能を提供し、また、結果として
、好ましい準備された閉じられた噴射流体経路及び分離されたリム経路は、より良好な洗
浄作用及び洗浄サイクルに貢献する。
本実施形態の便器アセンブリ10は、噴射弁出口から流体を受け取り噴射弁出口から噴
射入口ポート及び噴射チャネル内に流体を供給するための任意選択の噴射マニホールドを
組み込むことができる。しかしながら、噴射経路が閉じられていることから、追加のマニ
ホールド領域の使用は不要である。閉じられた噴射流体経路は、絶え間なく準備状態で噴
射チャネルを維持し、チャネルへの空気の流入から噴射チャネルを分離する。これは、(
1)リムチャネルから噴射チャネルを分離すること、(2)タンク内の水位が水洗弁の開
度のレベルまで低下する前に標準的な水洗サイクルで噴射チャンネル水洗弁を閉じること
、(3)噴射チャネル出口に入る空気を遮断するのを助けるために汚水槽領域において噴
射トラップにおけるシール深さを確立することを1つの実施形態において含むことができ
る、空気流が噴射チャネル(単数又は複数)及び任意選択の噴射マニホールドに入るのを
防止すること、及び/又は、(4)サイフォンブレーク時に空気が噴射チャネル内に戻る
のを可能とするレベルにまで噴射トラップ内の水位が低下しないことを確実にするために
アセンブリを構成し動作させることによって達成される。
一般に、トイレのリム入口ポートへの流体の容積対噴射経路への流体の容積の比はまた
、トイレの性能に影響を与える。従来のサイフォン噴射トイレにおいては、噴射力を供給
しサイフォンを開始するために水洗水の約70%が必要とされ、約30%のみがリム機能
により便器を洗浄するために残る。本願明細書におけるアセンブリにおいて使用される好
ましい準備されたトイレにおいては、サイフォンを開始するためにはるかに少ない水が必
要とされ、これはより多くの水が便器の洗浄に使用されることを可能とする。出願人によ
って、水洗水の約50%以上が便器洗浄の顕著な改善のためにリム入口ポートに導かれる
ことができることが判明されている。好ましい実施形態において、約65%超、いくつか
の場合には約70%超の水がリム機能に導かれることができる。
上記要因に加えて、汚水槽領域において水の十分なシール深さを維持するための及び/
又は汚水槽から噴射チャネル内への空気の逆流を防止するための他の方法は、サイフォン
が洗浄サイクル外で通常の水洗動作中にサイフォンブレークが発生しながら、噴射チャネ
ルを介した且つ噴射チャネルからのより遅い水の流れを維持することである。例えば、汚
水槽が空である場合にサイフォンを開始するために、噴射チャネル出口ポートを介した且
つ噴射チャネル出口ポートからの流れは、約175ml/秒超であるべきであり、約74
7mmの通常の噴射出口ポートについて約23.4cm/秒の速度で移動するべきであ
る。この数字は、噴射出口ポートの寸法の変動に応じて調整することができ、特定の実施
形態について1100ml/秒以上に高くすることができる。流れは、約0.1秒から約
5秒間に発生すべきである。汚水槽領域において十分な深さを依然として維持しながら及
び/又は空気が噴射出口ポートに入るのを避けながらトラップウェイにおいて水洗するた
めのサイフォンを生成するために、噴射チャネルを通る流量は、同じ噴出ポート出口サイ
ズについて且つ約2.125インチの平均直径を有するトラップウェイについて約127
cm/秒以上の速度で約950ml/秒以上から約1500ml/秒までであるべきであ
る。流れは、サイフォンが終了し汚水槽内の水位が安定するまで、一般には約1秒から約
5秒間、継続すべきである。
噴射水洗弁及びリム水洗弁についてのそのような水洗弁の作動を制御することは、本願
明細書における様々な実施形態において多くの方法で行うことができる。1つの方法は、
関連部分が参照により本願明細書に組み込まれている米国特許出願公開第2009/03
13750A1号明細書及び米国特許第6,823,535号明細書に開示され記載され
ているように電磁弁を使用することである。弁制御方法はまた、純粋に機械的な方法によ
って、例えば、関連部分が参照により本願明細書に組み込まれている米国特許第6,70
4,945号明細書に開示されているもののようなデュアル入口水洗弁への変更によって
達成することができる。代替として、同時係属中の国際特許出願第PCT/US2014
/278461号公報及びその関連した出願に示されているようなシーケンスにおける2
つの水洗弁の最適性能のためにバランスのとれた水洗作動アーム又はバーが使用できる。
そのような機構は、機構の重量を補償する又はその動作部に応じて調整する代わりに、自
動水洗弁動作機構によって効果的に動作するように調整を必要とすることがある又は必要
としないことがある。
汚水槽領域における十分な水洗後深さ及び/又は噴射出口ポートを介して閉じられた噴
射流体経路に入る水の停止はまた、サイフォンブレークが発生しながら本願明細書に図示
されているようにリムレストイレにおけるリム棚への水の流れを維持することによって達
成することができる。本願明細書に記載されたトイレシステムは、リム及び噴射の流れを
制御するための別個のチャネル及び弁機構を含むことから、システムは、サイフォンブレ
ーク中にリム入口ポートを通る流れを継続するように設計することができる。リム入口ポ
ートへの水の流れは、好ましくは、噴射出口ポートの高さ超に汚水槽領域における水位を
維持するのに十分であるが、トラップウェイにおいてサイフォンを維持するのにはまだ不
十分である。このように、追加された安全保障は、空気がない噴射チャネルを維持するた
めに提供されることができ、汚水槽領域におけるシール深さへの依存を低減する。噴射及
びリムを通る流れはまた、汚水槽領域において十分な水洗後深さを維持するためにともに
利用することができることに留意されたい。
一緒に機能する洗浄システム及びトイレを組み込む本アセンブリが従来技術に比べて改
善を提供する関連領域は、6.0リットル未満、好ましくは4.8リットル未満及びいく
つかの場合には2.0リットル未満の水洗量を有する高効率のサイフォントイレにおける
ものである。本願明細書に記載された本発明の便器アセンブリの実施形態は、低減した水
使用量で優れた便器の清浄度を依然としてもたらしながら、単一水洗トイレ又はデュアル
水洗トイレアセンブリにおいて約6.0リットル/水洗以下を有する本日のトイレと一貫
性のある目詰まりに対する耐性を維持することができる。できるだけ少ない水がサイフォ
ンを開始するために噴射チャネルを介して必要とされることから、本願明細書における準
備されたトイレアセンブリの実施形態は、1水洗あたり約4.8リットル以下まで機能す
ることができ、好ましくは、1水洗あたり約3.0リットル以下及び1水洗あたり約2.
0リットルという低さで機能することができる超高効率のトイレの生産を可能とする。
さらに、本発明は、本発明が従来技術を超える改善を提供するさらなる関連領域は、よ
り大きなトラップウェイを有するサイフォントイレによって使用される場合である。トラ
ップウェイのサイズを変更することにより、水消費量及びトイレの性能は、大幅に影響を
受けることができる。本発明において、本願明細書における便器アセンブリは、噴射経路
に沿って準備された閉じられた噴射流体経路を介して達成される流れに対する乱流及び制
約の低減のために、様々トラップウェイサイズ及び容積のサイフォントイレにおいて準備
されたままであることができ、これは便器アセンブリが優れた水洗及び洗浄能力を維持す
るのを可能とする。
図1〜図27は、本実施形態の洗浄システムのいずれか又は本願明細書における実施形
態200、300、400、500、700、800、900、1200、1300、1
400、1500又は1900を含む便器アセンブリ10を形成するために本願明細書に
おける便器30及び洗浄システムを有する第1のアセンブリの実施形態10を示している
。トイレは、噴射水洗弁入口71及び噴射水洗弁出口13を有する少なくとも1つの噴射
水洗弁アセンブリ70を含む。噴射水洗弁アセンブリは、様々な構成を有することができ
、当該技術分野において公知の又は開発される任意の適切な水洗弁アセンブリであること
ができる。それは好ましくは、そのような弁及び重み付けカバーの使用の記載の関連部分
が参照により本願明細書に組み込まれている同時係属中の米国特許出願公開第2014/
0090158A1号明細書に記載されたものと同様に構成されている。図示されている
ように、噴射水洗弁アセンブリ70は、噴射水洗弁アセンブリを通る流れを制御するため
のリム水洗弁アセンブリ80よりも短い弁の高さプロファイルを有する。リム水洗弁アセ
ンブリ80及び噴射水洗弁アセンブリ70のそれぞれは、各カバー105、15を有する
。任意選択のフロート17がチェーン又は他のリンクを介してそれに取り付けられてもよ
い。同時係属中の米国特許出願公開第2014/0090158A1号明細書に記載され
ているように、そのようなフィーチャは、特定の水洗弁設計における高度な性能及び浮力
の制御を提供するのに役立つ。しかしながら、本発明の原理に基づいて動作する他の水洗
弁アセンブリが使用でき、改善された洗浄能力を提供することができることが理解される
べきである。さらに、そのようなフロートは完全に任意選択である。
噴射水洗弁アセンブリ70は、その噴射水洗弁出口13から閉じられた噴射流体経路1
まで流体を供給する。閉じられた噴射流体経路1は、噴射チャネル38を含み、閉じられ
た噴射流体経路1は任意選択で、例えば図10に示されているように任意選択の噴射マニ
ホールド12を含むことができる。そのようなマニホールドは、動作を変更することなく
省略されてもよい。図2、図8及び図9における水洗弁アセンブリ80などの少なくとも
1つのリム水洗弁アセンブリも設けられる。各リム弁アセンブリは、リム水洗弁入口83
及びリム水洗弁出口81を有し、リム水洗弁80は、リム入口ポート28に直接的又は間
接的にリム水洗弁80の出口81からの流体を供給するために構成される限り、上述のよ
うな任意の適切な水洗弁アセンブリであることができる。
図示された実施形態において、リム32は、流体がリム入口ポート28を通って便器3
0内に導入され且つ便器30の内部表面39に形成された外形又は幾何学的フィーチャ(
単数又は複数)に沿って移動する「リムレス」設計のものである。すなわち、外形は、便
器30の上部周囲部分33に沿って形成された1つ以上の棚27又は同様のフィーチャと
することができる。リム棚27とも本願明細書において称される棚(単数又は複数)は、
少なくとも部分的に便器の周りにリム入口ポート28からその上部周囲部分33において
便器30の内部表面39に沿って一般に横方向に延在する。便器30は、様々な形状及び
構成のものであってもよく、様々な便座蓋及び/又は蓋ヒンジアセンブリの構造を有する
ことができる。便座蓋は任意選択であるため、それらは図示されていないが、公知の又は
開発される任意の適切な蓋が本発明で使用することができる。
図10に示されているように、棚27は、洗浄のために渦流効果を誘導するために終端
前にほぼ内部表面全体の周りに延在することができる。リム棚の設計はまた、リムレスフ
ィーチャ及びそれらの動作の記載に関する関連部分が参照により本願明細書に組み込まれ
ている同時係属中の米国特許出願公開第2013/0219605A1号明細書に記載さ
れているように、複数のリム棚と、複数のリム入口とを含むことができる。
より従来の上部リムによって画定されたリムチャネル内に供給するリム入口(単数又は
複数)を有し且つ便器の内部領域内に洗浄水を導入するための1つ以上のリム出口ポート
を有する標準的なリムチャネルがまた本願明細書に記載された実施形態において使用され
てもよいことがまた理解されるべきである。リムレス設計の代わりに標準的なリムチャネ
ルが採用される場合、そのようなリムは、非加圧であってもよく、又は、トイレアセンブ
リ設計に関して参照により本願明細書に組み込まれている米国特許第8,316,475
号明細書に記載されているものなどのフィーチャを採用することによって加圧された流れ
を供給するように変更されることができる。その特許のリムフィーチャは、本発明の範囲
から逸脱することなく本発明のより従来のリム設計を作成するためにアセンブリ内に組み
込むことができる。
便器アセンブリはまた、少なくとも1つの噴射チャネル38を画定する噴射部20を含
む。噴射部20は、噴射水洗弁70の出口13と流体連通する入口ポート18及び便器3
0の下側又は底部39に配置された噴射出口ポート42を有する。噴射出口ポートは、便
器30の汚水槽領域40に流体を排出するための可変断面形状及びサイズで構成されてい
てもよい。汚水槽領域40は、堰45を有するトラップウェイ44への入口49と流体連
通する。閉じられた噴射流体経路1は、噴射チャネル28を含む。噴射水洗弁70は、好
ましくは、トラップウェイの堰45よりも上のレベルLに配置される。閉じられた噴射流
体経路1は、好ましくは、噴射水洗弁70の出口13から噴射部20の出口ポート42ま
で延在する。アセンブリが準備されると、閉じられた噴射流体経路1は、標準的な水洗サ
イクルの作動前且つ完了後に空気が閉じられた噴射流体経路に入るのを避けるために流体
によって準備されたままであることができる。しかしながら、洗浄サイクル中において、
独立してリム水洗弁80を動作させるために制御システムを使用する場合、噴射水洗弁は
、洗浄サイクル中に稼働しないままであるが、システムが洗浄サイクルの終了においてパ
ージを行うように動作するときに使用することができる。
閉じられた噴射流体経路は、噴射水洗弁アセンブリ70の出口13の端部に係合するよ
うに成形され且つ噴射水洗弁アセンブリ70の出口13から流体を受け入れる噴射マニホ
ールド入口開口14を有する任意選択の噴射マニホールド12を含むことができる。しか
しながら、噴射弁は、任意選択の噴射マニホールド領域なしで噴射弁アセンブリ70の出
口13から中を通って噴射部の底部及び噴出出口42まで移動する別個の噴射チャネル経
路に直接出ることができる。存在する場合、噴射マニホールド12はまた、噴射入口ポー
ト18へと流体を供給するための噴射マニホールド出口開口16を有する。存在する場合
、噴射入口ポート及びマニホールド出口開口は、マニホールドを画定する壁の両側におけ
る本質的に同じ開口である。便器アセンブリ10はまた、同様に任意選択の別個のリムマ
ニホールド22を有することができる。使用される場合、任意選択のリムマニホールド2
2は、リム水洗弁アセンブリ80の出口81の端部に係合し且つリム水洗弁アセンブリ8
0の出口81から流体を受け入れるために構成されたリムマニホールド入口開口24を有
する。存在する場合、リムマニホールドは、リム入口(単数又は複数)及び/又はリム入
口ポート28に流体を供給するための出口開口26を有することになる。そのような実施
形態において、リム32((加圧又は非加圧)出口ポートを有する従来のリムチャンネル
として又は本願明細書に図示されているようなリムレス棚として構成されるかにかかわら
ず)は、リムマニホールド出口開口26と流体連通するリム入口ポート28によって便器
の周りに少なくとも部分的に延在することができる。別個の流路がリム水洗弁80の出口
81からリム入口ポート28まで直接延びることも許容可能である。
上述のようなアセンブリは、市水、タンク水、又は井戸水などを供給する供給管と流体
連通するように設置された場合に接続されるタンク充填弁を有するなど、水洗使用のため
に流体源から流体を受け入れるための任意の様式で接続可能なタンク60を含む。アセン
ブリの設置時に、タンク60は、タンクを介して充填弁66内に流体の流れを受け入れる
ことができる。タンクは、好ましくは、少なくとも1つの充填弁66を有する。充填弁は
、本開示において記載された機能を果たすためにタンク内で所望の容積を維持するのに適
切に水を供給する限り、市販されている又は開発される任意の適切な充填弁であることが
できる。タンク60は、本願明細書に図示されているようにリム及び噴射水洗弁アセンブ
リの双方を保持する1つの大きな開放容器であることができる。タンクはまた、必要に応
じて少なくとも1つの噴射容器及び少なくとも1つのリム容器を有するように上述のよう
に変更することができる。分割された容器が設けられる場合、噴射容器は、少なくとも1
つの水洗弁アセンブリ70に関連付けられている充填弁又は別個の噴射充填弁を含むこと
ができ、リム容器は、少なくとも1つのリム水洗弁アセンブリ及びタンク又はリム充填弁
を含むことができる。この設計は、別個の噴射部及びリムタンクの使用の記載に関して本
願明細書に組み込まれている同時係属中の国際特許出願公開第2014/078461A
1号公報に記載されている。必要に応じて、そのようなリム容器は、リム水洗弁アセンブ
リ80においてオーバーフロー管をさらに含むことができる。しかしながら、単一のタン
ク容器を有する開放タンクが好ましい。
図1〜図27の実施形態のトイレアセンブリ10は、約6.0リットル以下、好ましく
は約4.8リットル以下、さらにより好ましくは約2.0リットル以下の水洗容量で動作
することができる。
便器の汚水槽領域40は、好ましくは、便器30の内部表面39によって画定された噴
射トラップ41を有する。噴射トラップ41は、入口端部46及び出口端部50を有する
。噴射トラップの入口端部46は、噴射出口ポート42から流体を受け入れ、便器30の
内部領域37及び噴射トラップ41の出口端部50は、トラップウェイ44への入口49
内に入る流れを受け入れる。噴射トラップは、シール深さを有する。シール深さは、噴射
経路とともに変化することができ、深さの測定及び全てのそのような変化は、実施形態1
0に容易に組み込むことができ、実施形態10において動作可能であることができる。そ
のような変化は、この特定のトイレアセンブリについての噴射経路の変化及びシール深さ
のオプションを記載する関連部分が本願明細書に組み込まれている国際公開第2014/
078461号公報に詳細に記載されている。
準備状態のアセンブリ10などのサイフォン水洗トイレアセンブリを維持するために、
開始ステップは、上述のようなフィーチャを有する便器アセンブリを提供することであり
、ここで、少なくとも1つの噴射チャネル38をその中に有する閉じられた噴射流体経路
1は、準備されると、閉じられた噴射流体経路が水洗サイクルの作動前及び完了後に空気
が閉じられた噴射流体経路に入るのを避けるように流体によって準備されたままであるが
できるように、噴射水洗弁70の出口13から噴射部20の出口42まで延在する。水洗
サイクルは、好ましくは、水洗アクチュエータ2などの任意の適切なアクチュエータによ
って作動される。1つの好ましい実施形態において、陶磁器の外装及びアクチュエータ2
は、抗菌性表面を提供する材料から形成される又はそれを組み込む。水洗アクチュエータ
2は、標準的な水洗ハンドルであってもよく、又は、本願明細書に図示されているように
、以下にさらに記載されているような弁作動機構の一部であるようになされていてもよい
。ハンドルなどの水洗アクチュエータによって水洗サイクルを開始した後、ハンドルは、
水洗起動リフトアーム144に(ある様式で動作可能に接続している(接続は取り外し可
能であっても又は取り外し可能でなくてもよい)。本実施形態又は実施形態500、19
00に記載されたような機構も設けられることができる。
ハンドル2は、回動ロッド又は同様の装置に接続するリフトアームと動作可能に接続さ
れている。図示されているように、それは水洗起動バー75に回転可能コネクタ又はリン
クを介して接続する。図示されているように、リフトアーム144は、横方向に又は角度
を付けて回転することができ且つ水洗弁の最適化された開口の配置及びバランスを調整す
るための長手方向調整接続部144bを有するように図示されているようになされていて
もよい回転可能リンクコネクタ144aに接続する。そのような調整は、製造業者によっ
て予め設定されてもよく並びに/又は設置者若しくはユーザによってさらなる変更及び位
置合わせに応じて調整可能であってもよい。任意のヒンジ、ピン接続、ワッシャ又は他の
回転コネクタも使用できる。水洗起動バー75は、好ましくは、ある様式で可動であるこ
とが好ましいリンクを介する起動リフトアーム144への可動接続のためのバランス点を
有するように構成されている。可動及び回転可能なリンク144aは、図示されているよ
うに使用でき、好ましいバランス点において水洗起動バー75に水洗起動リフトアーム及
びそのリンクを接続する。バランス点は、通常の水洗サイクルで水洗サイクルを作動させ
るためにハンドルが押下されたときに各弁の開放の時間を特別に且つ機械的に調整するよ
うに、水洗弁によって動作するように設計することによって選択される。ハンドルが押下
されると、水洗起動リフトアーム及びリンクは、水洗起動バー75に接続される調整可能
、可動及び回転可能なコネクタ144aなどの関連するリンクを有する機構の端部ととも
に上方に押される。次いでこれは、起動バー75において引き上げる。図示されているよ
うに、機構はまた、図示されているようなコネクタ144bなどの長手方向に調整可能な
コネクタを使用して異なるタンクの高さ及び値構成について長手方向に調整可能であるこ
とができる。
従来の水洗サイクルが起動されると、流体は、少なくとも1つの噴射水洗弁アセンブリ
及び少なくとも1つのリム水洗弁アセンブリを介して提供される。閉じられた噴射流体経
路の構成はこのようであり、水洗サイクルの完了後に準備状態で閉じられた噴射流体経路
を維持するように最適化された水洗サイクルのタイミングである。
本願明細書の方法の1つの実施形態において、水洗サイクルを作動した後、水洗起動バ
ーは、空気が噴射出口に入るのを回避しトラップウェイにおいてサイフォンを発生させる
のに十分な流量で少なくとも1つの噴射水洗弁アセンブリを介して流体を提供するように
、水洗アクチュエータハンドル及びリフトアームによって動作される。そして、流量は、
サイフォンブレークまで約1秒から約5秒間、噴射チャネルを介して低下しそして、流量
は、汚水槽領域内の水位を安定させるためにサイフォンブレーク後に再び上昇する。
流体はまた、好ましくは、水洗サイクル中に少なくとも1つのリム水洗弁アセンブリを
介して提供される。最初に設置されるとき、トイレは、汚水槽が流体で満たされるまで空
気が噴出出口ポートに入るのを回避するのに十分な噴射水洗弁アセンブリ出口を通る流量
を提供することによって初期準備を必要とすることがある。トイレアセンブリは、自己準
備することができる。自己準備は、その用語が本願明細書において使用される場合、噴射
チャネルが空気を有するようにさせせる状態にトイレがあるときに全ての空気が噴射チャ
ネルから排出されることを意味する。
例えば上述のようにトイレが最初に設置される場合、通常トイレはこの状態にあるが、
配管工作業又はメンテナンスなどの他の状況もそのような状況を生じさせ得る。ユーザは
、もちろん、設置時にトイレアセンブリを準備するように手動で介入することができ、又
は、構成されるときに、トイレは、ユーザの手動介入なしにトイレの最初のいくつかの水
洗のうちの1回以上にわたって自己準備することができる。本実施形態におけるトイレア
センブリ10に関して、トイレは、わずか約3回の水洗のみで実質的に全ての空気を排出
することができるが、多かれ少なかれ個々のトイレの幾何学的形状に応じて必要とされる
ことがある。自己準備を完了させるために、噴射水洗弁を通る流体の流量は、空気を移動
させるのに十分なエネルギーを提供するように噴射出口ポートを出る流体の流量よりも大
きくする必要がある。これは、性能を向上させるために噴射チャネル及び/又は噴射出口
ポートの幾何学的形状及び/又は断面積の変更によって並びに/或いは水洗弁の変更によ
って達成することができる。それゆえに、噴射チャネルを介した閉じられた噴射流体経路
内への高いエネルギー及び強い速度の流れに寄与することができる噴射水洗弁を使用する
ことが好ましい。適切な弁は、米国特許第8,266,733号明細書及び同時係属中の
米国特許出願公開第2014/0090158A1号明細書において、並びに国際公開第
2014/078461号公報の図35〜図68に記載された噴射水洗弁の様々な実施形
態において記載されている。これらの参考文献のそれぞれは、使用できる様々な水洗弁の
理解のために参照することができ、流線形の弁本体構成を有し且つ丸みのある入口及び/
又は重み付けカバー及び/又は必要に応じて上昇した弁本体を有する弁のそれらの教示に
関して参照により本願明細書に組み込まれている。他の適切な水洗弁は市販されており、
本願明細書において適合されることができる。
2つの水洗弁は、洗浄サイクルために且つ従来の水洗サイクルの動作において性能をさ
らに最適化するために、水洗サイクル中に、同時に開閉されることができ、又は異なるタ
イミングで開閉されることができる。アセンブリにおける洗浄システムの利益を向上させ
るために機能するように従来の水洗サイクル中により清潔な水洗後水によってより清潔な
便器を達成するために、噴射水洗弁を開放する前にリム水洗弁を開放することが望ましい
。洗浄サイクル外又は洗浄サイクル後の従来の水洗サイクルについての6.0リットル/
水洗についての好ましい実施形態において、噴射水洗弁は、サイクル内へ約1秒から約5
秒で開放され、約1.2秒から約10秒で閉じられるのに対して、リム水洗弁は、水洗サ
イクルの開始時にすぐに開放され、サイクル内へ約1秒から約5秒で閉じられる。
他の実施形態は、水洗サイクルの開始時にすぐにリム水洗弁としてのデュアル水洗弁を
開放し、そしてこれはリムデュアル水洗弁後に噴射水洗弁(単一又はデュアル水洗弁)を
トリガして開放するデュアル水洗トイレアセンブリを含むことができる。サイフォン前洗
浄のためにリムに供給される水量は、約1リットル/水洗から約5リットル/水洗、好ま
しくは約2リットルから約4リットル/水洗となり、サイフォンを確立するために噴射水
洗弁を介して供給される水量は、約1リットル/水洗から約5リットル/水洗となる。
上述のような準備された噴射経路を有する本発明による洗浄システムにおいて使用する
ためのサイフォン水洗便器アセンブリは、噴射水洗弁における好ましい実施形態において
逆流防止機構をさらに含むことができる。逆流防止機構は、ホールドダウンリンク機構、
フック及びキャッチフィーチャ、ポペットフィーチャ並びに/又はチェック弁のうちの1
つ以上であることができる。リム及び/又は噴射水洗弁はまた、少なくとも部分的に柔軟
であり且つ本願明細書に図示されているように開口において上方に剥離されることができ
る水洗弁カバーを含むことができる。そのような実施形態はまた、逆流防止機構を含むこ
とができる。水洗弁カバーはまた、より良好な性能のためにカバーを持ち上げるためのチ
ェーンの取り付けのためのカバー及び/又は1つ以上のグロメットを持ち上げるのを助け
るためにヒンジアームを含むことができる。柔軟なカバーを含むそのような逆流防止機構
及び関連する水洗弁カバーは、分離された噴射経路トイレにおいて使用するためのそのよ
うな逆流防止機構、弁カバー及びヒンジ式リフト機構の様々な実施形態の設計及び動作に
関する関連部分が本願明細書に組み込まれている同時係属中の国際特許出願公開第201
4/078461号公報に詳細に記載されている。
そのようなトイレにおける噴射水洗弁の性能は、噴射の自己準備を容易とする「ピール
バック」又は部分開放弁カバーを提供することによって向上させることができる。そのよ
うな「ピールバック」カバーは、一般に弁の開放においてさらなる制御を提供する。さら
に、本願明細書における実施形態は、準備された閉じられた噴射経路を提供することから
、トイレがプランジングを必要とする場合、ここに図示され同時係属中の国際特許出願公
開第2014/078461号公報に記載されているような任意選択の逆流防止装置が噴
射水洗弁(及び/又は必要に応じてリム水洗弁に)に設けられることができる。
上述のように、噴射部20は、噴射弁出口開口13からの流体を受け入れるために任意
の任意選択の噴射マニホールド出口開口16と流体連通し且つ出口開口16を通る入口ポ
ート18を有する。しかしながら、噴射入口ポートはまた、噴射水洗弁の出口に配置され
ることができる。噴射出口ポート42は、トラップウェイ44と流体連通する汚水槽領域
40へと噴射チャネル38から流体を排出するように構成されている。噴射出口ポート4
2は、好ましくは、本願明細書における1つの実施形態において出口ポートにわたって長
手方向に測定される、約0.5cmから約15cm、好ましくは約0.5cmから約8c
m、最も好ましくは約0.5cmから約4cmの高さHjopを有する。噴射チャネルが
円形である場合、この測定値はまた、噴射チャネル38の内径と同様である又はそれに近
いことができる。しかしながら、高さにかかわらず、噴射出口ポートの断面積は、約2c
から約20cm、より好ましくは約4cmから約12cm、最も好ましくは約
5cmから約8cmの面積で維持されるべきである。本願明細書における1つの実施
形態において、上面54又は最上点における噴射出口ポート42の高さは、好ましくは、
図示されているように且つ汚水槽領域40を介して長手方向に測定されるように、トラッ
プウェイ44への入口49の上面56未満のシール深さに配置される。シール深さxは、
出口ポート42を介して噴射チャネル38内に空気が通過するのを防止するのに役立つよ
うに、好ましくは約1cmから約15cm、より好ましくは約2cmから約12cm、最
も好ましくは約3cmから約9cmである。この距離はまた、好ましくは、水洗サイクル
の作動前及び完了後において噴射水洗弁アセンブリ70又は他の水洗弁からの流体によっ
て便器アセンブリ10の噴射チャネル38及び任意の任意選択の噴射マニホールド12を
通ることを含む噴射弁の出口から噴射部の出口まで噴射チャネル38における中断を回避
するために且つ噴射流路1において準備状態を維持するために汚水槽領域40において流
体の最低レベル59以下であるべきである。
上述のように、準備された噴射経路、すなわち閉じられた噴射流体経路1を維持するこ
とは、乱流及び流れに対する抵抗を大幅に低減し、トイレ性能が向上させ、サイフォンを
開始するために使用される水量の減少を可能とする。噴射チャネル38又は閉じられた噴
射経路に沿った任意の任意選択の領域内の空気は、水洗水の流れを妨害し、噴射部20の
流れを制限する。さらにまた、噴射経路内の空気は、効率的に排気又はパージされない場
合、噴射出口ポート42を介して吐出されトラップウェイ44に入ることができ、トラッ
プウェイ44は、トラップサイフォンを遅らせ便器30の流体及び排泄物の排除に影響を
与えることができる。国際特許出願公開第2014/078461号公報に記載されてい
るようなトイレの他の変形例もまた、本願明細書におけるアセンブリ10において使用す
ることができ、本願明細書に記載された実施形態10、200、300、400、500
、700、800、900、1200、1300、1400、1500及び1900の洗
浄システムと組み合わせて水洗作用が向上した準備されたリムレストイレ設計を使用する
ことは、好ましいが、本発明の開示の範囲を限定するものと考えるべきではない。
図1〜図27を参照して、一般に本願明細書において10と称されるトイレアセンブリ
及び本発明の1つの実施形態による一般に100と称される洗浄システムが図示されてい
る。洗浄システム100において、容器6は、液体洗浄剤を保持するために設けられてい
る。容器は、多様な形状及び構成を有することができるが、圧縮された略矩形の形状が図
示されており、好ましくはタンク蓋アセンブリ内の空間を節約するように選択される(図
4〜図5参照)。容器6は、洗浄剤からの分解に対する耐性があり好ましくは軽量である
べき様々な材料から形成されることができる。適切なポリマー及びポリマー複合材料の例
は、当該技術分野において知られおり、直鎖低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、及びポリエチレン−ポリプロピレンコポリマー、ポリ塩化ビニル材料、
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ乳酸、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、及びポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンなどの成形可能なポリオレフィン
ホモポリマー及びコポリマー、並びにコポリマー及びそれらの官能化誘導体(例えば、静
電気的特性及び結合特性などのためにそれらの骨格上に官能基を有するポリマー)を含む
容器は、好ましくは、容器が交換及び/又は補充される必要がある前に複数の洗浄サイ
クルを可能とするのに十分な洗浄剤溶液を保持する。好ましい実施形態において、容器は
、約250mlから約2000ml、好ましくは約500mlから約1000mlの液体
洗浄剤を保持することができる。洗浄サイクルは、約2リットルから約6リットル、好ま
しくは約2リットルから約5リットルを保持する満たされたスタンディング便器における
平均水洗容量について約4リットルから約15リットル、好ましくは約9リットルの追加
の水洗水をタンク充填弁から導入することになる。追加の水洗容量をともなう洗浄サイク
ルは、所与の洗浄について約20mlから約60mlの液体洗浄剤、好ましくは約25m
lの液体洗浄剤を導入することになる。これは、洗浄サイクル中の便器内の水洗水対液体
洗浄剤の約50:1から約300:1の平均希釈係数を提供する。
横断面が略矩形の容器本体について、容器は、好ましくは、長さlが約10cmから約
20cm×幅wが約5cmから約15cmであり、長さ及び幅は、容器の底面51にわた
る平面P−P’において横方向に測定され、平面P−P’に対して垂直な方向で測定され
る深さdは約2cmから約8cmである。
容器6は、液体洗浄剤9を保持するための内部空間31を画定する本体7を有する。望
ましいフロー特性のために且つポンピングを容易とするために、洗浄剤溶液は、水のもの
に近い粘度を有することが好ましい。洗浄剤溶液は、好ましくは、第四級アンモニウム化
合物、漂白剤又は酸性ベースの洗浄剤などの当該技術分野において公知の又は開発される
ものに応じた水溶液である。Professional LYSOL(登録商標)Bra
nd Antibacterial All Purpose Cleanerなどの市
販されている第四級アンモニウムベースの洗浄製品が良好に適しており、清浄又は消毒有
効性を提供することができる。クエン酸ベースの薬剤又は他のエコ(環境に優しい)洗浄
剤もまた使用できる。様々な量の様々な任意選択の添加剤が以下に記載されているように
添加されてもよい。クエン酸ベースの洗浄剤は、レモン、オレンジ又はグレープフルーツ
ベースの洗浄剤を含む。本願明細書における洗浄剤溶液のための他の適切な洗浄剤は、ブ
ドウ種子油、マイルド過酸化剤の1つ以上と組み合わされた植物油、及び界面活性剤など
を含む。
洗浄剤溶液は、洗浄サイクル中に洗浄剤が導入されており便器内に存在するという視覚
的な警告を提供するために、顔料又は着色剤添加剤を含む1つ以上の様々な任意選択の成
分を有することができる。防腐剤、チキソトロープ剤及びレオロジー改質剤などの他の添
加剤は、洗浄剤溶液において且つ洗浄時に便器に清潔な臭いを提供するための香料添加剤
(松の香り、レモンの香り、オレンジの香り、花の香りなど)においてさらに使用するこ
とができる。さらに、発泡、色変化又は泡立ち(バブリング)のための他の薬剤が、洗浄
作用を示すために必要に応じて提供されてもよい。
洗浄剤は、水洗弁機構を通過して便器内に入りトイレトラップウェイ及び下水道管を通
過することから、接触した機器に対して負の浸食性及び/又は腐食性効果を有する腐食性
又は他の物質を含まないことが好ましい。また、洗浄剤溶液が安全であり、家庭用浄化槽
システム内の下水道システム又はハウジングへの導入のために承認されていることが好ま
しい。
容器6の本体7は、好ましくは、任意選択の出口部11を有する。容器はまた、容器本
体7の内部空間31と流体連通する出口ポート19を有する。本願明細書において使用さ
れる場合、「流体連通」は、他の要素から又は他の要素に流れるように開口するようにア
センブリの1つの要素が構造的に配置されていることを意味する。
出口部11は、容器上の様々な位置において容器の本体の形状によって配置され画定さ
れることができる。図示されているように、出口ポート19は、任意選択の出口部11に
配置され、下向き構成でそれによって画定される。任意選択の出口部は、様々な形状を有
することができ、好ましくは容器6からの重力流れを容易とするために下方に延在してい
るが、本体7の他の位置にも配置されることができる。図示されているように、出口部1
1は、出口部11を介した層流を容易とするために略円形である断面形状を有するが、略
矩形、楕円形、三角形又は他の形状であることもできる。
図5に概略的に示されているように、本願明細書における流量制御装置において使用す
るための供給管の様々な任意選択の構成は、液体供給弁のチューブ設計又は挿入の使用を
含む開口に挿入されることができる。それぞれは、本実施形態における好ましい使用の代
替として説明される。流量制御装置66aとしてのチューブ及び供給管設計を使用する場
合、任意選択の開口77が出口に設けられ、チューブ67内に嵌合する。チューブ67は
、容器6がハウジング121のシート57内に着座しているときに出口部11内に位置す
るように配置されることができる。同様のチューブはまた、必要に応じて容器における通
気を容易とするために任意選択で設けられてもよいが、本実施形態には図示されていない
(図39の実施形態参照)。任意選択のチューブ67は、中を通る通路86を画定する。
チューブ67は、容器がシート57内に着座しているときに出口ポート19を介して供給
管の第1の端部78内へと出口部11を出る液体用の開口69を中に有するチューブ67
の第2の端部90を介して容器6の内部空間31から通路86を通って供給管79の第1
の端部78内に流体を導くための上方に延在する第1の端部88を有する。
上方に延在する第1の端部88は、チューブ内に流体を導くように及び/又は使用され
る場合に脆弱カバーを押し通るように構成されていてもよい。それは、使用される脆弱カ
バー及びチューブ内への所望のフロー特性に応じて湾曲し鈍い又は先細り又は尖っていて
もよい。1つの実施形態において、第1の端部78は、以下にさらに記載され図23に示
されているように特定のフロー特性のために注射型針のように構成されている。
チューブ67は、出口部11の底部領域108内に流入するようにチューブの上方に延
在する端部88に流体が入るために中を通って延在する1つ以上の任意選択の側方開口1
07を含むことができる。容器がハウジング121内に着座しているときに、任意選択の
出口部の底部領域108は、座部74の対応する底部領域109内に着座している。好ま
しくは、エラストマー又はポリマーOリングなどの周辺シール110が、部品間のシール
係合のために出口部11と座部74との間に設けられる。Oリングシール110は、出口
部の外側における任意選択の溝内に存在することができる。Oリングシール110は、好
ましくは、側方開口107を介してチューブ67を出る流体が出口部11の底部領域10
8を満たし且つOリングの上を通過しないように配置され、それゆえに容器6が完全にハ
ウジング121内に着座しているときにシール110及び脆弱カバー106の下方の出口
部の底部における画定領域108を封止する。必要に応じて、この領域108及び任意の
さらなる機械弁、モータ又は他の流動制御装置の上流の供給管の領域は、洗浄剤が準備状
態にあるときに洗浄剤の所望の投与量を保持するように予めサイズを決めることができる
図5に示されている実施形態並びに本願明細書に記載された容器及び出口部の他の実施
形態において、容器の出口ポート19は、上述のように、脆弱カバー106によって覆わ
れていてもよい。容器ポート19が下方に面するようにアセンブリ10の好ましい実施形
態に配置されていることから、脆弱カバーの使用は、キャップ又は他のクロージャが容器
から除去されたときに(使用前に洗浄剤溶液で満たされた容器の商業的販売の場合など)
容器におけるシールを維持するのを可能とする。脆弱カバー106は、チューブの上方に
延在する端部が容易に貫通することができるが貫通によって完全に裂かれるようには脆弱
ではない箔又は他の膜であることができる。適切な材料は、例えば、そのような特性を提
供するのに十分な厚さを有する及び/又は脆弱プラスチック膜裏材を有するアルミニウム
包装箔を含む。そのような材料は、キャップがストアで除去されている場合に製品改ざん
又は製品の損失を回避するために保護カバーを提供するために、他の洗浄剤(食器洗い機
洗浄液など)、牛乳若しくはジュースカートン又は医薬品及びビタミンで使用するための
包装技術分野において知られている。脆弱カバーの種類は重要ではない。好ましくは、脆
弱カバー106は、ポリマー裏材アルミニウム箔から形成されている。商業販売において
、除去可能な蓋は、保護の理由のために脆弱シールの上に設けることができる。
本願明細書において使用される供給管79は、任意の適切な管又は導管であることがで
き、アセンブリ10においては、流体の流れ及び選択される洗浄剤溶液に対する耐性に適
した柔軟な導管であることができ、容器を形成するための上述のポリマー並びに例えばT
ygon(登録商標)チューブ又は他の柔軟ホースなどの様々な熱可塑性エラストマー及
び柔軟ポリマーなどが使用できる。供給管79は、好ましくは、1つ以上の弁、ギアポン
プ、ピストンポンプ、蠕動ポンプ、モータ又は流れを調節するための同様の制御装置など
の流量制御装置を含む又はそれと連通している。図5に示されている実施形態において、
流量制御装置66aは、制御システム1000においてプログラミングされたサイクルに
応答して調整され開閉される供給管を通る流れを制御するための機械弁91である。
作動フィーチャ4に応答して、制御システム1000は、容器6からの及び弁91を介
した機械弁91の上流の供給管79の最初の部分内で且つその後に供給管の第2の端部9
2を出る供給管の残りの部分内への液体洗浄剤9の投与量を供給するのに十分な(チュー
ブ又は他の供給管を通る設定された流量を提供する)期間、機械弁91又は同様の流量制
御装置を作動させる。同時に、溶液からの任意の混入空気は、溶液を移動させるように任
意選択の通気経路内へ通過することができる。そのような機械弁は、制御システム100
0によって電子的且つ自動的に作動可能である一方向又は調整可能な便器弁又は同様の弁
であることができる。弁はまた、ソレノイド又は空気圧弁であることができる。それは、
ギア又は蠕動ポンプ又はギアモータによって動作されてもよい。
アセンブリはさらに、タンク60の上部に存在するタンク蓋170として構成されてい
てもよい。タンク蓋170の底部は、トレイ94として構成されていてもよく、また、ギ
アポンプ及び/又はギアモータを保持するためにさらなる容器を組み込むことができる、
或いは、図示されているように、以下にさらに記載されているようにアクチュエータモー
タ23及びリフトアーム作動アセンブリの形態における弁動作機構の他の構成要素のため
のハウジングを含むために開口96を有することができる。
以下にさらに記載されているように、供給管及び/又は供給弁アセンブリ並びに関連す
るギアモータを含むためのさらなる容器及び/又は開口95。ギアモータ23と同様に液
体供給機能のためのギアモータ(必要に応じてギアポンプであることもできる)は、制御
システム1000によって起動されることができる。ギアモータ187などのギアモータ
の起動は、弁180を開放することによって洗浄流体が容器から出ることを可能とする。
ギアモータ187はまた、弁91などの機械弁を動作させることができる。使用される場
合、ギアポンプは、自動的且つ電子的に作動させることができる任意の適切な小容量ギア
ポンプであることができる。蠕動又はピストンポンプなどの他のポンプもまた使用できる
。適切なギアモータは、電子的且つ自動的に作動可能なものである。ギアポンプは、シス
テムがポンプを含む場合に使用でき又は重力流れを容易とするためにギアモータを使用で
きる。
水洗弁の動作において使用するために、システムはまた、さらに以下に記載されている
ようにトイレにおける機械弁(単数又は複数)及び水洗弁の制御されて作動された動作を
補助するためにそのようなギアモータの回転シャフトと連動して使用することができるカ
ム又は他の同様の機構を有することができる(図39参照)。
図示されているように、供給管の開口は、図5に示されているような座部であることが
できる。シート57の座部74は、供給管79の第1の端部78を受け入れるための第2
の開口77を含むことができる。本願明細書における供給管は、柔軟チューブなどのチュ
ーブとして図示されているが、「供給路」は、この用語が本願明細書において使用される
場合、洗浄剤が、容器内の出口から、水洗弁のオーバーフロー管190内へと、水洗弁内
へと、又は容器と水洗水及び洗浄流体の混合物の便器内への入口との間の任意の指定され
た位置(リム入口を通って直接便器内へ又はリムチャネルに入るリム入口内へにかかわら
ず、水洗水及び洗浄流体は従来のリムチャネル及び関連するリムチャネル出口を介して便
器内に入る)内へと流れるように、容器内部31から流体連通を提供する単一の供給管又
は装置を通る任意の通路であることができることが、本願明細書における開示の様々な実
施形態に基づいて理解されるべきである。それゆえに、様々な代替形態が本出願に記載さ
れており、供給管は、チューブの一部、成形品又は流体連通する様々な通路を介して容器
から便器内に洗浄剤を導入するための通路をまとめて形成する一連の部品である。供給管
がその長さの全てにわたって完全に封入されることは必要ではなく、例えば、漏斗が供給
管の一部又は全部を形成することができ、タンク内で大気に開放されながら供給機能を行
うためにオーバーフロー管内へと洗浄剤を導くことができる。供給管は、例えば、密封ク
ロージャなしで漏斗を介して且つ漏斗の開口内へとその後、例えば、オーバーフロー管内
へと重力によって流体を導入することができる。それゆえに、特定の実施形態についてよ
り具体的に使用されない限り、「供給管」は、容器の内部空間内から容器出口を通ってリ
ム流路における任意の点に沿って便器内への入口内へと、つまり、オーバーフロー管から
水洗弁へと及び/又は直接便器内のリム流れへと(これは、直接リム入口、1つ以上のリ
ム出口を有する(マニホールドが介在する又は介在しない)リムチャネル内への入口、又
は便器入口前のリム流路に沿った任意の注入点であることができ、さらに、完全に封入さ
れた導管であってもよく又はなくてもよい)流体連通を提供するための任意の機構を記載
するためにその最も広い意味で本願明細書において使用される。
供給管の第2の端部は、様々な位置において水洗水内に導入されることができる。例え
ば、供給管の第2の端部は、その中の開口95及びその点における端部を介してトレイ9
4の底部93に配置されることができ、又は、図示されているように、水洗弁80のオー
バーフロー管190内へと漏斗166の形態で供給管を介して洗浄剤を流し続けるように
配置されることができ、又は、供給が便器30内へとリム流れのためのリム入口と流体連
通するように漏斗なしでオーバーフロー管内へと直接流体を流し続けることができる。ト
レイ94は、ハウジングの下方に着座しておりハウジング121を保持する。洗浄システ
ムは、好ましくは、システム100の底部において任意選択の下部トレイを含むことがで
きる。トレイ94の底部は好ましくは、設置時にトイレタンク60における水管の少なく
とも約4インチから約5インチ上方にあるように構成されているが、これは、所与のタン
ク設計についてのタンク内の高さ及び水位に応じて変動してもよい。トレイは、好ましく
は、容器6及びハウジング121及び上蓋99を保持するように構成されている。トレイ
94及び上蓋99は、蓋99が従来のタンクカバーの上面の代わりに存在し且つ底部トレ
イ94がトイレ水洗弁の上方のトイレタンク60の内部空間119内に存在するように、
トイレタンク60の上部に配置されるように構成されている。しかしながら、他の観点に
おけるタンク蓋170が使用中に見え、従来のタンクカバーとして外観においてタンク上
に存在する。
タンクは、好ましくは、洗浄システムが既存のトイレに応じて改造されることができる
ように横断面において標準的なトイレタンクの寸法のものである。しかしながら、本願明
細書に記載されたような異なる実施形態についての洗浄システムのサイズの設計変形例を
含むために、トイレの横断面におけるサイズ(蓋の長さ及び幅)が特殊である洗浄システ
ムを提供すること及び/又は特殊なサイズのタンクを有するトイレを有する洗浄システム
を提供することも本発明の範囲内である。純粋に美的な理由により、タンクは、従来のタ
ンクの寸法に可能な限り近いことが好ましい。
アクチュエータフィーチャ4によって起動されると、洗浄システム100における制御
システム1000は、様々な機能を実施するために信号を受信する。液体洗浄剤は、任意
の機械弁又は液体供給弁の上流の出口部及び供給管内に予め装填される。洗浄流体の最初
の装填は、ユニットを準備する初期作動タイミングなどによってシステムを準備し洗浄剤
を予め装填するために最初のプログラミング可能なフィーチャを必要とすることができる
。新たな洗浄流体容器を設置する際にユニットを予め準備するために必要に応じて別個の
「開始」ボタンがコントロールパネルに設けられてもよい。適所にあり予め装填されると
、制御システム1000は、容器6から供給管79を介してそのフラッパが、閉位置にあ
る水洗弁80の内部空間103内へと液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期
間に機械弁又は他の液体供給弁を動作する。流体が導入される水洗弁は、好ましくは、オ
ーバーフロー管190を有し及び/又は便器30のリム入口ポート28への水洗水などの
流体を受け入れ供給するために構成されたものである。
より好ましい容器6は、図17及び図18において非概略的に示されている。図5に関
して上述された概略的な容器と同様に、寸法は、上述のものと同じであってもよく、容器
本体7は、内部空間31を画定する。容器は、別個の交換用の容器が別売りされる場合に
嵌合キャップのために通すことができる上述のようにその出口部11において出口ポート
19を有する。
チューブ状の供給管とともに使用するために上述のチューブの代わりに、図4、図17
及び図18の容器は、液体供給弁120を含む。図示されているように、ギアモータ及び
弁アクチュエータによって動作される液体供給弁120は、上述の概略的な容器における
ようにチューブ及び機械弁の代替となるように流量制御装置66aの一部として配置され
るが、補完的な容器ハウジング121において容器シート57内に着座しているときに容
器6の出口部11内に同様に位置する。液体供給弁120は、洗浄流体の放出のための中
を通る通路122を画定する。弁120は、内部弁プラグ180を覆うように配置された
固定弁インサート179を有する。弁プラグは、任意選択のリミットスイッチ318を有
するギア186(単数又は複数)及びギアモータ187によって動作される弁チューブア
クチュエータ185によって回転するように動作可能である。制御システム1000は、
洗浄流体を放出するために弁を作動させることから、弁ギアモータ187のステムは回転
し、プラグ180上の停止部181が接触されるまで弁プラグ180に係合するチューブ
アクチュエータ185を動作させる。弁が開放しているとき、固定弁インサート179の
開口319及び回転弁プラグ180の開口326は位置合わせされる。弁が閉じていると
き、開口は位置合わせしない。洗浄剤は、開口319を介して開放弁に入ることができる
。弁プラグは、洗浄剤液体を下方に案内し且つ通気のために閉じ込められた空気を上方に
案内するのに役立つ内部バッフル320を含む。弁はまた、開口を部分的に位置合わせし
より低い流量で洗浄剤を分配するために部分的に開放されてもよい。
上述の洗浄剤溶液は、容器6の内部空間31から弁インサート179及び弁プラグ18
0の開口319を介して、その後、弁120内の通路122内へ入り、その内部を通って
供給管内へと重力供給によって導かれることができ、供給管は、概略的な実施形態に記載
された又は図示されたようなチューブであることができ、アクチュエータ185の内部1
88としてのチューブアクチュエータ185を通って漏斗166内及びオーバーフロー管
190内へ入る直接流入路として形成されることができ、それらの全ては、それぞれ供給
管に流体連通する又は図示されているように供給管としてともに作用している。
本実施形態などにおいて、液体供給弁が直接作動され、弁自体が洗浄流体の供給のため
の流量制御装置であることから、別個の流量制御装置が弁を作動させるために必要とされ
ない場合について以下に記載している。それゆえに、本願明細書において使用される場合
、「流量制御装置」又は計量機構は、本願明細書に記載された様々な実施形態における液
体供給弁を含む任意の機構であってもよく、又は、容器からの流れを独立して制御する流
量制御装置が存在する限り、図5において概略的に上述のように機械弁91などの供給管
に沿って配置された別個の弁として構成されていてもよいことが理解されるべきである。
本願明細書における他の実施形態と同様に、アクチュエータフィーチャ(アクチュエー
タフィーチャ4など)の起動時に、制御システムは、好ましくは、便器内への洗浄剤及び
水洗水の入口と流体連通する流路に沿った位置へと、例えば、供給管へその後閉じられた
水洗弁(弁80など)の弁本体の内部空間内、又はより好ましくは図示されているように
アクチュエータ185の内部188としての供給管を通って漏斗66内に入りその後直接
又は重力流れによってオーバーフロー管190内のいずれかへと液体洗浄剤溶液の投与量
を供給するのに十分な第1の期間に弁120を動作させることによって洗浄サイクルを開
始するようになされている。洗浄剤は、洗浄剤及び水洗水の入口と流体連通する流路に入
り、流路は、便器のリム入口ポート又は従来のリムチャネル入口(単数又は複数)のいず
れかへとその後に1つ以上のリムチャネル出口を介して流体を供給するために構成されて
いる。そのような弁120は(以下の他の弁の実施形態と同様)、水洗弁の上方のオーバ
ーフロー管190へ、好ましくは本願明細書の好ましい実施形態におけるように分離され
たリム弁80へ直接供給するように、且つ便器内へのリム入口へ又は従来のリムチャネル
のリム入口へ直接供給し1つ以上の出口ポートを介して出るように接続されることができ
る。
必要とされる全てのことは、容器の下流及び洗浄剤とともに水洗水が便器に入る点の上
流の水洗水経路に沿ったある点で洗浄剤が水洗水と組み合わされることである。本実施形
態10において、弁120は、便器に入る前のある点で水洗水と組み合わせるために洗浄
剤を制御可能に放出することができる。
制御システム1000は、本願明細書において述べられたように第2の期間にわたって
水洗水とともに液体洗浄剤の投与量を導入するために水洗弁を開放し、本願明細書におい
て記載されているように液体洗浄剤の投与量を供給した後に水洗弁を少なくとも部分的に
閉じ、再度水洗弁を開放し、任意選択で、洗浄サイクルの終了において新たな水洗水で便
器の内部をパージするために第3の期間(保持時間)の後に必要に応じてアセンブリ内の
任意の噴射水洗弁70を開放するように水洗弁80を動作させる。制御システムの動作の
期間は、流体供給の点で第1の期間及び第2の期間として特定されるが、これらの2つの
期間が特定の順序である必要はなく、同時に又は重複して動作することもできることは本
発明の範囲内であることに留意されたい。例えば、洗浄剤は、水洗弁に供給されることが
でき、薬剤供給と同時に開放された水洗弁又は水洗弁は、どのようにしてサイクルが編成
されているかに応じて洗浄剤の導入及び供給前に開放することができる。好ましいモード
において、第1の期間における洗浄剤の供給は、第2の期間における水洗弁開放に先立つ
が、これは単なる好みでありステップは、第1及び第2の期間を反転させることによって
流体供給のために変更若しくは変化させることができ又は同時に若しくは重複してそれら
を動作させることができる。
液体供給弁120は、供給管の第1の端部に液体供給弁120を接続するために又は図
示されているように供給管としてそれ自体を作用させるためにアクチュエータ通路を有す
る(必要に応じて他のフィッティングも有してもよい)。システムは、弁91のような任
意の任意選択の機械弁を動作させるために制御システム1000によって同様に起動可能
であるギアモータ187に加えて上述のように任意選択のギアポンプをさらに含むでもよ
く、又は、本願明細書に記載された作動システムとともに動作するように構成されていて
もよい。容器6は、容器を保持することができるように図示されているように構成された
ハウジング121及び下部トレイ94内に着座していてもよい。液体供給弁120及び容
器6はまた、通気口は図17及び図18には示されていないものの、本願明細書に記載さ
れた通気チャネル、開口又は通気機構のうちの1つ以上を組み込むことができる。
制御システム1000は、起動可能であり、アクチュエータフィーチャ4によって開始
することができる。アクチュエータフィーチャは、洗浄サイクル100が望まれる場合に
ユーザが手動で起動することができる様々なフィーチャであることができる。例えば、ア
クチュエータフィーチャは、スイッチ、トグル、ボタン、図示されたものなどのように一
連のボタンオプションを有するタッチパッドであることができる。例えば、それは、自動
水洗トイレにおいて水洗サイクルを開始するために、当該技術分野において知られている
ような遠隔制御赤外線応答機構を使用して遠隔的に起動可能である。図面及び非限定的な
例として図示されている実施形態に示されているように、アクチュエータフィーチャ4は
、パネル上の少なくとも1つのボタンである。ボタンは、制御システム1000を起動す
るために信号を送信するようにスイッチ機構に通常の様式で電気的に接続される。アクチ
ュエータフィーチャ4の起動時において、制御システム1000は、洗浄サイクルを開始
するようになされている。
1つの実施形態における制御システム1000は、設定されたタイミングシーケンスで
洗浄サイクルのフィーチャを設定するためのプログラマブルコントローラを有する。適切
な制御システムは、機能の数に応じて、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
又はプログラマブルロジックリレー(PLR)を含むことができる。さらに、タイミング
シーケンスにプログラミングされたオープンソースのプログラミング可能なソフトウェア
、入力及び出力のためのセンサ及びロジックボードを使用するArduinoシステムも
使用されてもよい。小さいマイクロコンピュータもまた、ユーザの容易な相互作用のため
にタッチスクリーンインターフェースによって使用することができ、これはまた、液位、
システムエラー又はメンテナンスの必要性などのフィードバックをユーザに与えるために
レベルセンサ(図示されていない)及び他のセンサ機構によってプログラミングされるこ
とができる。幅広い制御システムが使用でき、記載されている現在のオプションは限定的
なものと考えるべきではない。システムは、プログラミングされると、当該技術分野にお
いて公知の又は開発される任意の適切な様式で、プログラムシーケンスを記憶するための
記憶メモリを有し、必要に応じて制御システム若しくはシーケンスを再プログラミングす
るために又はプログラムのアップグレードをダウンロードし必要に応じてインターネット
若しくは他のオプションにアクセスするためにアクティブアクセスメモリ及び対話型ソフ
トウェアも有することができることが好ましい。制御システムは、好ましくは、容易な配
線及び接続のためにアクチュエータフィーチャに又はその近くに配置されている。
図示されているように、制御システム1000のパネル97は、ハウジング上のタンク
蓋170上に配置され、アクチュエータフィーチャ4と電気的に連通する。しかしながら
、アクチュエータフィーチャが、ハンドル又は水洗作動2フィーチャの近くを含むタンク
60の側面又は前面上を含むトイレアセンブリ10上の様々な位置に配置されてもよいこ
とが理解されるべきである。図示された実施形態において、少なくとも1つのボタンとし
て図示されているアクチュエータフィーチャ4は、ハウジング上のパネル97上に配置さ
れ、CPU97aは、図13において最もよくみられるように、ハウジング内の凹部63
においてパネル97の下方に配置される。必要に応じて制御システムの他のフィーチャの
ための追加のボタン又は制御部のいずれかは、パネル97上に設けられることができる。
上カバー99は、好ましくは、制御システムパネル97に重なってこれを保護する。ハウ
ジング121を有するタンク蓋170がタンク60の上にあるとき、それは完全に別個の
タンク蓋として作用する。カバー99は、必要に応じて清潔な上蓋の外観をきれいなトイ
レに与えるためにエッジ102又は同様のインデントフィーチャを有してもよい。オプシ
ョンとして、ヒンジ付きドア98がパネル97に重なる蓋カバー99の開口101を覆う
ように設けられてもよい。フィンガーリフトフィーチャは、ユーザにとって持ち上げ易い
ドア98を作るために設けられることができる。ユーザは、ドア98の下方の蓋開口10
1を介してみえるハウジングの一部においてアクセス可能であるアクチュエータボタン4
及び制御パネル97にアクセスするために蓋99におけるドア98を開放する。ヒンジ付
きドア98、蓋99及びトレイ94は、様々な材料及び成形熱可塑性又は熱硬化性ポリマ
ーから構成されることができるが、1つの実施形態においては好ましくは、尿素−ホルム
アルデヒド又はDuraplast(商標)などの形成可能なポリマーから構成される。
洗浄システム100は、容器6を受け入れるように構成されたハウジング121をさら
に含む。ハウジングは、シート57内に容器を着座させるとともに、複数の電池61aを
受け入れるための電池受けウェル61を提供する。ウェル61は、電池極まで並び所望の
電池サイズを受け入れるようにサイズ決めされて所望のサイズの電池極と接続するための
通常のフィーチャを含むことができる。任意選択のカバー73が電池ウェル61の上部に
設けられてもよい。
容器が図示されているような出口部などの異なるフィーチャを有する場合、ハウジング
121は、好ましくは、容器の任意選択の出口部11を含むそのようなフィーチャを受け
入れるように構成された座部74を有する。座部74は、出口ポートが配置される容器の
出口部又は領域を安定的に受け入れるために出口部11又は他のフィーチャの形状に対し
て相補的な形状を有するべきである。それは過度にきつくある必要はなく、ユーザが必要
に応じて容器を変更及び/又は補充するためにハウジングの内外において容器を容易にス
ライドできるように構成されるべきである。必要に応じて、スナップフィットフィーチャ
又は保持フィーチャ(図示されていない)は、本発明の範囲内で任意選択の滑り嵌めのた
めに設けられてもよいが、本発明に必要ではない。
図5の概略的容器を参照すると、本願明細書においてさらに記載されているように必要
に応じて容器の内部と流体連通する任意の通気管及び/又は供給管にもアクセスするため
にハウジング内に任意選択の開口が設けられることができる。図示されているように、そ
のような任意選択の開口は、座部74のベースにおいてハウジング内に配置され、ハウジ
ングは、通気管76の第1の端部75を受け入れるための第1の孔65を組み込むことが
できる。孔は、通気管に応じてサイズ決めされ構成され、通気管は、約1mmから約10
mmまで様々なサイズを有することができる。任意選択の通気管はまた、ハウジング自体
の材料内に形成されてもよい。それゆえに、孔65は、ハウジングを通って部分的にのみ
延在することができ、容器が着座しているときにそれが容器内の液位Lの上方においてハ
ウジングの上部で通気するようにハウジング材料の本体を通る通路と連通することができ
る。それゆえに、通気管76は、出口部11から混入した空気及び/又は液体を受け入れ
るように位置するその第1の端部75を有するように構成されている。それは、さらに、
容器内の完全な液位Lの高さよりも少なくとも上方に配置された第2の開放端部84を有
する。第2の開放端部はまた、流出する及び/又は流入する空気及び/又は液体が一方向
通気管において誤った方向に通過するのを回避するために任意選択のチェック弁85を有
してもよい。
タンク蓋170は、図示されているようなフィーチャを有することができるが、制御パ
ネル97への物理的アクセスを変化させることも本発明の範囲内である。例えば、ハウジ
ングの上に着座した完全な蓋カバーの一部はそれ自体、蓋の完全な部分が蓋カバーの下方
に制御パネルを露出するように上向きに折れるようにヒンジ結合されてもよい。そのよう
な設計は、例えばタッチスクリーンを使用するためにより大きな領域を開放することが望
まれる場合には有用であり得る。さらに、アクチュエータフィーチャがタンク60の前面
若しくは側面上などのトイレにおいて遠隔位置に配置される場合又はアクチュエータフィ
ーチャが遠隔制御システムを使用して遠隔的に作動可能である場合には、固体の蓋カバー
が使用できる。
システムはまた、簡単に上述のような水洗弁動作機構82を含む。好ましい実施形態に
おけるこのフィーチャは、図19〜図26を参照してさらに詳細に本願明細書において記
載されている。水洗アクチュエータハンドル2は、リフトアームアクチュエータアセンブ
リ140の形態の水洗弁アクチュエータリフト機構に接続されている(図23から図26
に最もよく示されている)。リフトアームアクチュエータアセンブリ140は、水洗アク
チュエータハンドル2とは独立して動作するようになされている。すなわち、通常洗浄モ
ードが有効である場合、水洗アクチュエータハンドル2は、上述のようにトイレにおける
弁(単数又は複数)を開放するためにリフトアーム144に係合するが、洗浄システムが
係合され制御システムが起動されると、ハンドル2は、リフトアーム機構とともに動作又
は移動することがなく、代わりに、それは、以下に記載されているように独立して動作さ
れることになる。リフトアームアクチュエータアセンブリ140は、標準的な動作のため
に水洗弁80及び/又は70などの水洗弁を開放するためにリフトアーム144及び水洗
起動バー75によって単純に機能するように第1の標準モードで動作するように又は第2
の洗浄サイクルモードで動作するように水洗アクチュエータハンドル2を有効にするフィ
ーチャによってなされている。
アセンブリ140は、上述の弁(好ましい実施形態におけるリム及び噴射弁、又は、実
施形態1600、1700及び1800に記載されているようなタイプの従来のトイレを
使用している場合には少なくとも1つの水洗弁)を動作させるために標準的な水洗リフト
機構(水洗起動バー及び上述の回転可能リンクコネクタアセンブリなど)に接続及び/又
は係合できるリフトアーム144を含む。洗浄サイクルモードにおいて、アセンブリ14
0は、リム水洗弁80を持ち上げることになる。リフトアーム144は、アセンブリ14
0によって直接係合される。
リフトアーム144は、図21及び図22に最もよく示されているよう拡張部287を
有する。そのような拡張部は、様々な形状を有することができ、ここでは角度付きタブと
して図示されている。拡張タブは、以下に記載されているようにギアモータ148用のハ
ウジング290に係合する。リフトアームはまた、タブ144aを受け入れることによっ
て洗浄モードで機械的に動作される。アクチュエータギア152は、ギアモータハウジン
グ290のウェル内に配置されている。ハウジング290は、上述のポリマー又は他の材
料のいずれかから成形されることができ、単一の部品又は複数の取り付け可能/取り外し
可能な部品であることができる。内部部品への容易なアクセスがシステムのメンテナンス
において望まれる場合、ハウジングは、ある様式で取り外し可能であることが好ましい。
図示されているように、アクチュエータギア152は、ハウジング内に嵌合するように構
成されている。
ハウジング290は、1又は2部品であることができる。ギアモータハウジング290
は、組み立てられたときに容器ハウジング121の下部トレイ94における開口96から
存在する及び/又は延在するように構成されている。それは、必要に応じて開口を通って
さらに上方に延在してもよい。
リフトアーム拡張部287及びギアモータハウジング290が接触するとき、リフトア
ーム144は、水洗弁用の開放機構を動作させるために作動される。
洗浄サイクルの間に、コントローラ1000は、リフトアームアクチュエータアセンブ
リ140内のギアモータ148に係合する。それゆえに、アクチュエータアセンブリギア
モータ148は、好ましくは、コントローラと電子通信する。図示されているように、ギ
アモータ148は、ギアモータハウジング290内に配置され、それゆえに、動作中に乾
燥したままにされ保護される。それゆえに、ギアモータ及び関連するリミットスイッチ1
53は、任意の適切な方法によってトレイ94に固定することができるハウジング290
内に配置される。
動作時において、ピニオンギア151は、ギアモータハウジング290内にあるアクチ
ュエータギア152に係合する。ピニオンギア151が回転すると、それは、ギアモータ
ハウジング290と接触するトリップレバーとしてアクチュエータリフトアーム144の
拡張部287を動作させるように配置され、これはその後、水洗弁(単数又は複数)を開
放するためにリフトアーム144の移動を制限する。
動作時において、コントローラは、ピニオンギア151を動作させるギアモータ148
を起動する。ピニオンギア151は、アクチュエータギア152に沿って係合し移動する
。リフトアーム144は、ハウジング290がリフトアーム144における拡張部287
に接触するまで弁機構を動作させることになり、これは動作を停止する。リミットスイッ
チ153はまた、所望の位置でリフトアームを停止するために利用することができる。分
離されたリム及び噴射チャネルを組み込むトイレ設計における好ましい実施形態において
、リフトアームは、好ましくは、リム水洗弁を開放するのに十分高いが噴射水洗弁を開放
するのには十分に高くない位置に移動される。それゆえに、リフトアームは、カバーを制
御可能に持ち上げ洗浄サイクルのために水洗弁を開放するために、リム水洗弁に接続して
直接動作する又は接続若しくはリンク機構を介して動作することができる。コントローラ
がギアモータをオフにすると、作用が停止し、ギアモータの制御された動作によって反転
させることができる。ギアモータが動作していないときの通常の水洗サイクルにおいて、
リフトアームは、その後、リフトアームの拡張部に接触しないように配置されたままにな
るギアに係合するように移動することなく通常の水洗機構を動作させることになる。
従来のトイレ設計、例えばリム供給噴射便器を有する実施形態において、リフトアーム
は、水洗弁の部分的フローモードのみを開放する(例えば、図31〜図36参照)ように
上昇させることができる。リミットスイッチの代替として、モータ電力引き込みからのフ
ィードバックループは、リフトアームに対する力の増加及び減少を感知するために使用す
ることができ、それにより、PLCが水洗弁の位置を判定するのを可能とする。
それゆえに、洗浄サイクルにおいて、ギアモータがその元の位置に機構を戻すと、ハン
ドル2は、標準的水洗モードで動作することになる。通常水洗モードにおいて、ハンドル
2は、スタッド143と相互作用する内部リブ141を有する。ハンドルはまた、スタッ
ドの通路143gを通過し図示されているアクチュエータギア152に係合する水洗ハン
ドル軸322を有する。スタッド143は、使用時においてハンドルリブ141に対する
ねじり停止装置142によって動作する。ナット155又は同様の締結機構は、通常使用
において停止装置142によって動作するためにハンドル2に対してスタッド143を固
定する。
蓋170は、好ましくは、ロック機構164を有する。ハウジング121は、少なくと
も1つの開口311を有し、本願明細書に図示されているように、少なくとも2つのその
ような開口を有する。同様の開口309は、ロックを受け入れるためのトレイ94を介し
て設けられている。ロック機構(1つ以上)における部品又はロックの数は、蓋170が
安定していることを条件として変化することができる。そのようなロック機構(単数又は
複数)は、任意選択であるが安全及び安全保障並びにギア及び洗浄システムの円滑な動作
のために有利である。開口311(単数又は複数)は、ハウジング121を通って延在す
る。それらは、図示されているものなどのロック機構を受け入れるために成形されサイズ
決めされ、さもなければ構成されているが、開口は、他のより多様な設計を含むように変
えることができる。
図示された実施形態におけるロック機構(図4及び図7参照)は、本願明細書において
図示されているように少なくとも1つの拡張ファスナ312、好ましくは少なくとも2つ
以上のそのようなファスナを含むことができ、それぞれは、上述の様々な開口を介して延
在するためにねじ込み可能又は回転可能なヘッド312aと、嵌合ロックフィーチャに係
合するように様々な様式で構成されていてもよい第2のロック端部312bとを有する。
図示されているように、スナップ端部312bは、クイックロック固定内に嵌合する。圧
縮ばね313、プッシュナット及び/若しくはワッシャ又は同様のフィーチャを有するス
ナップワッシャアセンブリ314が設けられてもよい。圧縮ばね313は、ファスナ31
2を調整可能にロックするために設けられることができる。そして、そのようなロックフ
ィーチャは、図2に示されているライナー169内の受け入れチューブ168(単数又は
複数)内に嵌合し、ライナー及びチューブは、タンク60などのトイレタンク内に配置さ
れることができる。他のロック機構(長いロッドロック、又はロックロッドのねじ端部に
係合するように内部のスレッドを有するキャップ上のねじ、及び他のスナップフィット係
合など)が使用できる。
容器ハウジング、トレイ及びタンク蓋は一体化されていることから、それらは、タンク
の内部がアクセスされる必要があるときはいつでもタンクのライナーからアセンブリをア
ンロックした後に1つのアセンブリとしてメンテナンスのために容易に取り外される。タ
ンク蓋170は、トイレ若しくはそのタンクのような陶磁器から形成されることができ、
又は、成形複合又は成形熱可塑性又は熱硬化性ポリマーなどのポリマー材料から形成され
ることができる。タンクは、容器の交換又は補充のための容易なアクセスを依然として提
供しながら、容器ハウジング121の上に嵌合して清潔な外観のためにその上に配置され
るようにタンク蓋170におけるカバー99をさらに有することができる。カバー99は
、タンク蓋170の上部に配置されるように成形されサイズ決めされ、さもなければ構成
されているべきであり、その上にアクチュエータボタン又はタッチパッド制御部も有する
ことができる制御パネル/電子アセンブリ97をみてアクセスするために上述のようなア
クセス開口101(又は本願明細書における他の実施形態に記載されたような任意選択の
ドア)を有することができる。
ライナー169は、ポリ塩化ビニル又は同様の水安全ポリマー材料などの様々な材料か
ら形成されることができる。ライナーとタンクとの間における小さなエアギャップが結露
防止特性を提供するために使用されることができる。ライナーはまた、図示されているよ
うにチューブを受け入れるロックロッドを形成するために使用されることができる。漏斗
166又は同様のガイドフィーチャはまた、好ましくは、便器に入る前に水洗水と組み合
わせるために容器から直接下流の流れ内に洗浄剤の流れを案内する又は直接導くために設
けられる。図示されているように、それは、供給管及び/又はオーバーフロー管190内
に水を導くことになる。好ましい実施形態において、カバー99は、リフトアーム機構に
対するカバーのより一貫した垂直方向及び水平方向の配置を提供するためにライナーの上
部に接触する。
上述のようなリフトアームは、好ましくは、水洗弁80に動作可能に接続しており、ま
た、直接的又は間接的なリンクを介して上述のもののようなインク噴射弁に接続されてい
てもよく、リンクは調整可能であることができる。リフトアーム144はまた、好ましく
は、水洗ハンドル2と動作可能に接続しており、水洗ハンドル及びリフトアーム144は
また、通常の水洗サイクル中に水洗弁を動作させるように上述のように接続されていても
よい。リフトアームアクチュエータアセンブリはまた、リフトアームアクチュエータギア
モータ148及び少なくとも1つのギア151、152の動作によってハンドルなしで水
洗弁を動作させるように配置される。それゆえに、洗浄サイクル中において、ユーザは、
洗浄に従事するようにアクチュエータボタン又はタッチパッド又は他のアクチュエータフ
ィーチャ4(本願明細書において少なくとも1つのボタンとして図示されている)を使用
する必要があるのみであり、ハンドルの動作をみることもなく水洗ハンドルを押下する必
要もない。洗浄サイクルが終わり水洗ハンドルが作動されると、トイレは通常の洗浄に戻
る。
ボタンを押下すると、制御システム1000を作動させるためにパネル97の下部はC
PU97a又はArduinoアセンブリに接触する。そして、制御システムは、リフト
アームアセンブリ140のためのギアモータ148のタイミングを作動させ、また、容器
6として図示されている容器内からの洗浄剤の放出のタイミングを調整する。
導入後、液体洗浄剤及び水洗水は、サイクルが終了する前の約1分から約30分、好ま
しくは約5分から約25分の所定量の保持時間の間、便器内に残り、通常の水洗動作は、
水洗水内の洗浄剤をパージし、便器から洗浄剤を除去することになる。そして、トイレは
、次の使用において通常動作のために設定される。
機械弁91、又はこの場合にはギアモータ187は動作され、流体の投与量を放出する
ために液体供給弁120を開放する。投与量は、プログラミングのために予め定められて
おり、選択された導管、この場合には液体供給弁を通り漏斗を介してオーバーフロー管内
への洗浄剤の体積流量に基づいて設定された時間についてプログラミングされることにな
る。タイミングは、約20mlから約60mlの液体洗浄剤、好ましくは約25mlの液
体洗浄剤が供給管、この場合には液体供給弁通路からリム入口ポート28と連通する水洗
弁80の内部空間103へ通過するように設定されるべきである。供給管は、リム水洗弁
80のオーバーフロー管に直接注入することによって又はリム水洗弁の弁本体104の内
側の内部空間103と連通する水洗弁80のベースに配置された注入機構(図示されてい
ない)を介して洗浄剤溶液を導入することができる。代替として、供給管はまた、洗浄剤
が追加の水洗水とともに混合して導入されることができるように、完全に水洗弁80をバ
イパスし、開口を介して又はタンク60の側面に沿ってタンク60から出て、トイレに再
び入り、任意選択のリムマニホールドを介して又はリム入口ポート28の前且つその上流
の任意の位置における本願明細書に記載されたリム水洗経路上の他の位置のいずれかを介
してリム内に入るように構成されていてもよい。
図示された実施形態において、洗浄剤は、オーバーフロー管190を介してリム水洗弁
の内部空間103に所望の洗浄剤溶液量を供給するために約2秒から約10秒の第1の期
間に少なくとも1つの初期投与量を供給するように作動された機械弁91及び/又は液体
供給弁120から流れる。
制御システム1000はまた、設定された第2の期間にわたって液体洗浄剤の投与量を
水洗水とともに導入するように水洗弁80を機械的に開放するように水洗弁80を動作さ
せるように構成されプログラミングされている。この期間は、水洗水で希釈した洗浄剤の
分布を可能とするために且つ設定された期間の間トイレ内に保持するためにタンク内の水
洗水がより長い期間の間非動作トイレ内に流れ落ちることができるように、通常の水洗に
おいてよりも水洗弁のより遅い開口を可能とする。水洗弁は、通常、水洗ハンドル及び関
連するリンク機構などの水洗アクチュエータ2を介して動作されることから、本願明細書
に記載されたような特に変更された水洗弁動作機構がない場合、制御システムは、正しい
時間(投与後)での且つ第2の期間の間の水洗弁の制御された機械的開放のために別個の
機構を必要とする。
タンク内からトイレに約4リットルから約15リットル、好ましくは約9リットルを供
給するように水洗弁が開放される。これは、約3秒から約15秒、好ましくは約9秒かか
るが、タイミングは、必要に応じて異なるシステムのために変えることができる。トイレ
は、好ましくは、十分な洗浄が達成されるまでトトイレが洗浄剤及び水洗水をラップウェ
イへ投棄するのを回避するために、そのような設計が可能である場合、洗浄サイクル中に
起動された噴射を有しない。しかしながら、従来のサイフォン水洗トイレにおいて、水洗
弁の制御は重要となり、好ましくは、機構は、洗浄サイクルにおけるこのステップにおい
てトラップウェイを遮断し堰にわたって水のトラッピングの損失を回避するために設けら
れている。それゆえに、噴射経路が洗浄サイクルの動作から分離することができるように
、実施形態10における分離されたリム経路及び噴射経路を有するアセンブリにトイレを
組み込むことが本実施形態において好ましい。
洗浄機能以上が望まれユーザが洗浄及び消毒又は清浄したい場合には、洗浄サイクルは
、洗浄によって消毒及び/又は清浄機能を最適化するように変更されることができる。清
浄又は消毒要求についてのUS EPAによって要求される細菌死滅レベルをより容易に
達成するために、2つの投与ステップにおいて投与量を便器に添加することが有利である
。最初の投与量が投与され保持されることができ、その後、洗浄サイクルにおける最後の
500から1000mlの水との洗浄剤の第2の投与量を投与されることができる。これ
は、比較的高い濃度の活性成分が保持サイクルの滞留時間の間便器内に残ることを確実に
する。洗浄液のより高い濃度及びより長い保持サイクルは、EPAが必要する有効性レベ
ルに到達するのに有益である。
トイレアセンブリ10についての分離されたリム流路を有する図示された好ましい実施
形態において、トイレは、リム水洗弁80を機械的且つ制御可能に開放するための制御シ
ステム1000の動作が噴射水洗弁70を開放しないように別個の噴射水洗弁機構70を
有し、それにより、トラップウェイにおけるサイフォンの形成を回避し、より効果的な洗
浄サイクルを可能とする。制御システム1000は、所望の洗浄剤を供給するために、設
定された期間の間、制御された速度でそのフラッパ105を持ち上げること及び弁を介し
たリム入口ポートへの水洗水の流れを希釈することにより、リム水洗弁80を機械的に開
放する。
そして、制御システム1000は、第2の期間中に液体洗浄剤の投与量(単数又は複数
)を供給した後に水洗弁を少なくとも部分的に閉じる(第2の期間は、消毒及び/又は清
浄のために保持期間が上述のように介在して1つ以上の投与ステップを含んでもよいこと
に留意されたい)。投与が完了した後、制御システムは次いで、消毒及び/又は洗浄作用
の所望のレベルを達成するために、便器内の洗浄溶液の滞留を可能とするためにさらなる
第3の期間だけ動作を保持する。水は、水が落ち着くまで約1分から約30分、好ましく
は約5分から約25分の最適な洗浄時間の間保持される。
洗浄期間又は「洗浄保持時間」後に、制御システムは、便器30の内部領域36をパー
ジするために水洗弁をさらに機械的に再度開放するように任意選択でプログラミングされ
ることができる。任意選択で、噴射水洗弁(さらに以下に記載されているような)はまた
、追加の水を導入しトラップウェイにおけるサイフォンを開始してより多量の洗浄流体を
排水管に排出より完全なパージを達成するために、リムからのパージ水の導入中に開放さ
れることができる(しかし、タイミングは噴射水洗弁の開放の開始点に関して変化しても
よい)。代替として、制御システムは、保持期間の終了時に洗浄サイクルを単純に停止す
るようにプログラミングされることができる。そして、ユーザは、洗浄サイクルの終了に
便器をパージするために新たな水洗水を導入する通常の水洗サイクルを開始するために水
洗アクチュエータ(ハンドル)を単純に作動させることになる。第1のオプションは、ユ
ーザが安全フィーチャとして便器をパージするためにさらなる水洗を開始することを忘れ
た場合に洗浄剤が便器内に残っていないことを確実にすることから、第1のオプションが
好ましいが、双方のオプションが許容可能であり、本願明細書において本発明の範囲内で
ある。
実施形態10による洗浄液及び水洗水供給の好ましいタイミングが図27に示されてい
る。サイクルの開始において、洗浄溶液は、2秒の持続時間の間毎秒約5mlの流量を提
供するために弁を部分的に開放することによって容器から分配され、約10mlの洗浄剤
を供給する。そして、この初期投与量は、リフトアーム機構を介したリム水洗弁の開放に
よって便器全体に分散される。そして、水は、約9秒間で約1200ml/秒から約80
0ml/秒の速度でタンクからリム出口ポートに流れ、タンクにおける水の高さが下がる
につれて流量を減少させる。水供給の終了前に約3秒間、30mlの洗浄流体のより多い
投与量が最後の2リットル水とともに添加され、次の保持期間の間便器内により高い濃度
の活性成分を残す。そして、制御システム、例えばPLCは、15分の保持期間に入るこ
とになり、その後、パージサイクルが開始されることになり、ここで、リフトアームが完
全拡張に駆動され、サイフォンによる標準的な水洗を開始するためにリム及び噴射水洗弁
の双方を開放し、排水管に費やされた洗浄溶液を排出し、洗浄水で便器を補充する。
上述のこの洗浄実施形態において、動作へ約1秒で洗浄サイクルの開始後に、投第2の期
間であるが2つの投与ステップ期間2−1及び2−2に分割された投与時間が発生する。
第1の投与期間は、数秒間(ここでは約2秒)続き、便器に約10mlを導入する(約5
ml/秒の流量で)。洗浄サイクル動作が約6秒のさらなる期間発生する間、水洗水が導
入され便器が保持される。その時点において、水洗水が添加され続けながらであるが速度
がサイクルへ約3秒で約1200ml/秒近くからサイクルへ約12秒で約800ml/
秒まで時間の経過とともに減少する間、追加の約35mlの洗浄溶液が2秒以上(ここで
は約2.3秒)にわたって約15ml/秒の速度で導入される。二重投与ステップによる
この代替洗浄サイクルは、細菌の消毒のための清浄洗浄の所望のレベルを達成するために
、洗浄及び消毒サイクルにおける消毒を最適化するために使用できる。
リムレストイレの設計はまた、国際特許公開第2009/030904A1号公報又は
米国特許出願公開第2013/0219605A1号明細書及び国際特許公開第2014
/078461号公報に記載されたもののように組み込まれることができ、それぞれは、
動作するリムレストイレ及びそれらのフィーチャの記載に関して参照により本願明細書に
組み込まれている。国際公開第2014/078461号公報に示されている実施形態に
おいて、リムは、流体が便器30の内部表面に形成された外形又は幾何学的フィーチャ(
単数又は複数)に沿って移動するリム入口ポート28を介して便器内に導入される点で「
リムレス」設計である。外形は、便器の上部の周辺部に沿って形成された1つ以上の棚2
7又は同様のフィーチャであることができる。図13に示されているように、本願明細書
における実施形態は、それが便器の陶磁器内へはめ込まれた棚を含む点で同様のフィーチ
ャとともに図示されている。本願明細書においてリム棚27とも称される棚(単数又は複
数)は、少なくとも部分的に便器の周りに且つ便器30の内部表面のインセット外形にお
いてリム入口ポート28からその上部周縁部において便器の内部表面に沿って全般的に横
方向に延在する。
便器30は、本願明細書における実施形態100におけるトイレ10と同様に様々な形
状及び構成であることができ、様々な便座蓋及び/又は蓋ヒンジアセンブリを有すること
ができる。そのような蓋は任意選択であることから、それらは図示されておらず、公知の
又は開発される任意の適切な蓋が本発明によって使用できる。
図13に示されているように、棚27は、ほぼ内部表面全体の周りに延在することがで
きる。それは、洗浄のために渦流効果を誘導するために終端している。リムの棚の設計は
また、リムレスフィーチャの記載についての関連部分が参照により本願明細書に組み込ま
れている同時係属中の米国特許出願公開第2013/0219605A1号明細書に記載
されているように、複数のリム棚と、複数のリム入口とを含むことができる。英国特許出
願公開第2431937A号明細書に示されているような同様の設計又はそのような設計
のいずれの将来の変形例も使用でき、ここで、便器は、伝統的な中空リムなしで形成され
ており、水は、図示されているように便器表面の外形において棚又は同様の幾何学的フィ
ーチャを形成する上部周囲部において便器の外形の内部表面の周りに導かれ、これは、流
体が同様に使用可能であるリム入口から横方向にずれている位置(単数又は複数)におい
て便器の内部に入る便器の周りの少なくとも部分的経路の周りを通過するのを可能とする
。また、従来の上部リムによって画定されたリムチャネル内に供給するリム入口ポートを
有し且つ便器の内部領域内に洗浄水を導入するための1つ以上のリム出口ポートを有する
標準的なリムチャネルも本願明細書に記載された実施形態において使用できることが理解
されるべきである。そのようなリムは、加圧又は非加圧であってもよい。
上述のように実施形態100のトイレアセンブリ10において、棚27をはめ込むこと
ができる。棚27は、便器の内部表面から外形内へ横方向に測定されるような深さ及び棚
27から棚の上方の上部表面47まで長手方向に測定される高さを有する外形であり、こ
のパラメータは、棚の幅又は横方向のサイズを画定する。外形は、内側に延在する部分と
棚に沿って延在する棚27の上方の上部表面とを有することができるが、リム入口ポート
からの流体の強い流れを含むために、外形が第1の深さ及び深さよりも若干大きい第1の
高さを有する領域においてより深い棚を提供するためにサイズが変わり、リムの流れが便
器の正面に向かって棚に沿って継続するので便器の背面と前面との間のほぼ中間位置にお
いて大きい棚サイズを合理的に維持する。棚の深さは比較的一定であるが、外形の高さは
、便器の正面に向かって細長くなりはじめる。例えば、深さは、中間位置を通るリム外形
のはじめにおいて約15mmから約30mmの間のままであり、便器の正面において約1
0mmから約30mmの間になることができる。これらの位置での高さは、中間位置を通
る流れのアウトセットにおいて約35mm〜約55mmから、便器の正面において約40
mm〜約55mmまで変化する。
流れは、便器の正面から便器の背面に向かって戻って移動する中間点において便器の反
対側に継続することから、深さは依然として比較的一定である(便器の背面において若干
小さいが、高さはさらに細長いことができ、例えば、便器の背面までの中間点において約
45mmから約60mm、便器の背面において高さは、約50mmから約65mmである
)。高さが細長いことから、棚27はサイズが減少し、最終的に終端する。
いくつかのトイレアセンブリが本願明細書おける洗浄システム及び方法並びに本願明細
書に記載された様々な実施形態によって使用できる。洗浄システムによって使用するのに
適したトイレは、全ての重力動作サイフォン水洗弁トイレ並びに単一及び複数の水洗トイ
レ及びウォッシュダウントイレを含む。便器の構造及び動作に関する関連部分が本願明細
書に組み込まれている米国特許第8,316,475号明細書におけるように加圧された
リム及び直接噴射経路を有するものが使用できる。また、本願明細書におけるトイレアセ
ンブリにおける洗浄システムによって有用なものは、トイレの動作及びフィーチャについ
ての関連部分が参照により本願明細書にまた組み込まれている米国特許出願公開第201
2/0198610A1号明細書に記載されているように、リム及び噴射流れを調整する
ための制御フィーチャを有するトイレである。
本発明はまた、内部空間を画定する便器と、タンク内部を画定するトイレタンクと、水
洗弁と、水洗弁の出口から少なくとも1つのリム出口ポートまで延在するリム流路を介し
て便器の内部と流体連通するリムとを備えるトイレアセンブリを含む洗浄システムを有す
るトイレアセンブリを含み、水洗弁は、リムに流体を供給するように構成されており、水
洗弁は、水洗作動モードで動作するように構成されている。水洗弁は、トイレアセンブリ
が水洗サイフォンを開始するのに十分な水洗水の流れを提供することができる又は洗浄作
動モードで動作するようにウォッシュダウン水洗を提供することができ、水洗弁は、サイ
フォンを開始するのには不十分であるが便器を洗浄するためには十分である便器への洗浄
剤及び水洗水の混合物の導入を可能とするように部分的にのみ開放される。洗浄システム
はまた、内部空間を画定する本体を有し且つ容器本体の内部空間と流体連通する出口ポー
トを有する液体洗浄剤を保持するための容器を含む。これらのフィーチャの多くは、実施
形態10に関して既に上述されている。しかしながら、本実施形態において、トイレアセ
ンブリは、より従来のトイレであることができる。
システムは、容器と、容器の内部と流体連通し且つ容器内から流体を受け入れるための
第1の端部を有する供給管を受け入れるように構成されたハウジングと、供給管を通る流
れを制御可能な流量制御装置とを含む。アクチュエータフィーチャによって起動可能な制
御システムもまた設けられており、アクチュエータフィーチャの起動時に、制御システム
は、容器から1つ以上のリム出口へと液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期
間に流量制御装置を動作させること、及びサイフォンを開始するには不十分であるが便器
を洗浄するには十分な流量で便器内へと少なくとも1つのリム出口ポートを介して液体洗
浄剤の投与量を運ぶために水洗水を導入するために水洗弁を開放するように洗浄作動モー
ドで水洗弁を動作させることによって洗浄サイクルを開始するようになされている。
直接供給非噴射トイレ又はウォッシュダウントイレなどの従来のトイレにおいて、水洗
弁は、通常水洗モード中に水洗弁を通る流量よりも洗浄作動モードで約20%から約80
%遅い流量で、好ましくは通常水洗モード中に水洗弁を通る流量よりも洗浄作動モードで
約40%から約60%遅い流量で水洗水を導入することができる。さらに、水洗水は、約
2秒から約30秒の期間にわたって水洗作動モードで弁に入ることができる。水洗水及び
洗浄剤は、便器内に導入されることができ、便器を洗浄するために約30秒から約30分
の滞留時間を有することができる。
このアセンブリの1つの特定の実施形態において、便器は、直接供給噴射サイフォン重
力動力便器であることができる。代替として、便器は、リム供給噴射サイフォン便器、非
噴射サイフォン重力動力便器又は重力動力ウォッシュダウン便器であることができる。
さらに、このアセンブリの代替実施形態において、水洗弁は、洗浄作動モード中に弁を
開放するのに使用するための弁カバーにおいてポペットフィーチャを有するフラッパ型水
洗弁であることができる。代替として、水洗弁は、洗浄作動モード中に弁を開放するのに
使用するためのフック及びキャッチフィーチャを有するフラッパ型水洗弁であることがで
きる。さらに他の実施形態において、水洗弁は、ポペット型水洗弁であることができ、ポ
ペット型弁カバーは、通常水洗モードで水洗弁を開放し、水洗弁は、洗浄作動モード中に
弁を開放するのに使用するためのカバーをその上に有するサイドポートを有する。
別個のリム及び噴射流れを有する実施形態10において上述された好ましい準備された
噴射経路トイレに加えて、本願明細書における洗浄システム及び方法の概念はまた、標準
的なトイレ、好ましくは後述する理由により非噴射又はリム供給噴射構成を有するサイフ
ォン又はウォッシュダウントイレに適合されることができる。
直接供給噴射便器は、現在、排泄物のバルクを除去するための北米やアジア市場で販売
されているトイレの大部分である。しかしながら、本願明細書における洗浄システムは、
そのような便器に適合されてもよいが、それらは最も強い洗浄作用について好ましくない
。その理由は、そのような便器の構造に関して説明することができる。従来技術の直接供
給噴射サイフォン重力水洗便器の例が図29、図29A及び図29Bに示されている。み
ることができるように、入口Iを通る便器内への流れは、マニホールドMに入り、リム入
口RIにおいてリムチャネルRC及び噴射チャネルJCにわかれる。本願明細書における
自己洗浄システムの利益は、機械的洗浄作用及び化学的洗浄作用の双方を提供するために
便器の実質的に全ての又は完全な表面にわたって洗浄剤を分散させる旋回作用及び乱流回
転運動の度合いを提供するために、水の長期の流れを介して便器に洗浄流体を供給する能
力を含む。
これは、洗浄剤及び水洗水の混合物を必要な表面にわたって運び必要な機械的作用を提
供するには十分に高いが、サイフォンを開始するのには十分に高くない流量で洗浄剤及び
水洗水の混合物を添加することによって達成される。サイフォンの模倣は、洗浄剤がその
真の洗浄及び/又は清浄の潜在能力を達成するのに十分な滞留時間を有する前に便器Bか
ら排水管D内に大量の洗浄剤を運ぶことになる。
図29に示されている従来技術の直接噴射トイレDJTにおいて、水洗水及び洗浄剤が
、サイフォンを開始するのに不十分に高いより遅い速度で供給された場合には、水洗水の
大部分は、噴射チャネルJCに入り、汚水槽S及びトラップウェイTW内へと噴射出口ポ
ートJOPを介して流れることになる。噴射チャネルは、重力が噴射チャネル内へと水の
大部分を押し込むように、マニホールドM及びリム入口RIに対して「下り坂」である。
不十分な水及び洗浄剤は、所望の洗浄作用を達成するために、リムチャネルRCに到達し
リム出口ポートROPを出ることができる。そのような直接噴射トイレシステムが、それ
らの完全な設計上意図された流量で水洗される場合、水洗水の約30%のみが、噴射チャ
ネルJCへの噴射入口を越えてそれをリム出口ポートへとし、これは、水洗弁からの流量
が噴射チャネル及び噴射出口ポートを介して達成可能な最大流量を超えることからのみ発
生し、水を噴射チャネルにおいてバックアップさせてリム入口ポートに入らせる。それゆ
えに、本願明細書における洗浄システムは、汚水槽及び排水菅外に洗浄剤の大部分を送る
可能性があり、喫水線の上方において便器の表面にはほとんど洗浄作用を付与しない。本
願明細書における洗浄システムは、図29に示されているような従来技術の直接噴射トイ
レ又は同様の設計に適合されそれによって使用されることができるが、喫水線の上方の洗
浄作用は、本願明細書に記載された他のトイレ構成のものと同様に有効ではない。
本願明細書における洗浄システムは、以下に記載されているような小さな変更を加えた
他の標準的なトイレに適合されることができる。図30に示されているように、リム供給
噴射便器1630は、実施形態1600と称される本願明細書のシステムのさらなる実施
形態に使用するために適合されることができる。実施形態1600において、様々な弁開
放機構、水洗アクチュエータ、電動カム動作のものを含む代替の容器及び実施形態10、
300、400、500、700、800、900、1200、1300、1400、1
500及び1900の他の洗浄剤導入弁を含む本願明細書の実施形態のシステムの全ては
、本実施形態のトイレアセンブリ1630によって使用されることができる。それゆえに
、以下に記載されているトイレ1630以外の標準的なリム噴射便器アセンブリにおいて
使用するためにシステムを適合させる明確な態様及びその水洗弁動作以外は同じである。
変形例が便器及び弁にある程度で、それらは本願明細書に記載されている。リム供給噴出
便器において、自己洗浄システムは、トイレの幾何学的形状に起因して良好に機能するこ
とができる。通常のリム供給噴射便器が便器1630として図30に示されている(しか
し、他のリム供給設計が使用されてもよい)。水洗水は、そのような便器について当該技
術分野において公知の様式で一次マニホールド16238内へと便器入口16237から
そのような幾何学的形状で流れることになる。一次マニホールドから、流れは上部中空リ
ム入口ポート1628によって形成された開放リムチャネル内に出る。
本願明細書において使用されるように、リムレス設計における「リム入口ポート」は、
先の実施形態において上述されたようにリム棚27に沿うなどの便器の内部の周りの旋回
流れを可能とする開口を通って便器領域に水洗水が入るポートである、又はトイレの周り
の中空周辺上部リムに形成された従来のリムチャネル内への入口開口である。リムチャネ
ルを画定するそのような中空リムは、当該技術分野において周知である。流れが内部リム
チャネル16240を画定する中空リム16239を介してマニホールド16238から
一方向にのみ通過することができる場合、又は流れがリムチャネルのそれぞれの側におけ
る便器1630の背面における一次マニホールド16238から便器の正面に向かって通
過するように2つのポートを介して2つの反対方向に通過することができる場合、1つ又
は2つの入口1628があってもよい。
いくつかの出口ポート16241が、便器1630の内部636に面するリムに形成さ
れる。そのような出口は、全て同じ大きさのものであることができる、又はいくつかが必
要に応じて追加の洗浄作用のためにより大きなものであることができる。
流れがリム供給噴射便器1630の正面に到達すると、それはリム供給噴射部1624
3のリム供給噴射入口16242を越え噴射部16243を介して下方にリム供給噴射出
口16244まで通過する。それゆえに、水は、トラップウェイにつながる汚水槽領域内
へのリムチャネル出口16241を介して又はリム供給噴射出口16243を介してリム
から便器に入る。
本願明細書における洗浄システムがリム供給噴射便器1630を含むように構成されて
いる場合、より少ない水が汚水槽及びトラップウェイに導かれるように、より多量の洗浄
剤及び水洗水が出口16241を介してリムを介して便器に入ることになる。それゆえに
、以下に記載されているように流量及び弁解放が制御されている場合、十分な滞留時間が
標準的なリム供給便器1630において実施形態10、300、400、500、700
、800、900、1200、1300、1400、1500及び1900のいずれかの
洗浄システムの良好な機能を可能とするために得ることができる。
通常の非噴射重力動力便器は、リムチャネルが固体のままであり且つリム噴射が存在し
ないことを除き、図30に示されているようなリム供給噴射便器の構成のような構成を有
する。便器は、リムから汚水槽までにある噴射部を有しないその正面部分において固体壁
のままである。そのような非噴射便器はまた、全ての水洗水がリム出口ポート(単数又は
複数)を介して中空リム(便器1630について上方に図示されているものなど)を出な
ければならない点で本願明細書における洗浄システムによって良好に機能することができ
る。そのような設計において、噴射作用便器を模倣する様式で便器についてのトラップウ
ェイの入口に導かれる水洗水のより強い流れを与えるように、所望の位置、一般には便器
の正面近くにおいて水洗水のより多くの流れを提供するために、リム出口ポートの1つ以
上が通常のリム出口ポートよりも大きくされることがより一般的である。サイフォン非噴
射便器のように、通常はトラップウェイ及びリム出口に関して若干異なるトイレの幾何学
的形状を有するウォッシュダウン便器として知られている同様の便器もある。ウォッシュ
ダウン便器は、トラップウェイがサイフォンを支持するように設計されていないことを除
き、一般に非噴射サイフォン便器の構成と同様の構成のものである。ウォッシュダウント
イレのトラップウェイはそれぞれ、一般に断面積が大きく、壁及び床出口の設置のために
比較的単純なPトラップ又はSトラップ幾何学的形状のものである。複数の出口ポートを
有する従来のリムの代わりに、それらは、大抵の場合、便器内へのより高い流量及びトラ
ップウェイの堰を越える排泄物のより効率的な運搬を可能とするために下側がリムに対し
て開放して構築される。
リム噴射、非噴射又はウォッシュダウンの標準的なトイレにおける上述のような洗浄シ
ステムの設置は、洗浄のために洗浄剤及び水洗水がリム出口ポート(又は開放リム)から
多量に便器の表面に導かれることができ且つトラップウェイ及び汚水槽領域においてより
少なく浪費される点で他の標準的なトイレ設計よりも効果的である。
本願明細書における洗浄システムを助長するこのような従来の便器は、先の実施形態及
び国際出願公開第2014/078461号公報に詳細に記載されているような分離され
た噴射経路を有する準備されたマニホールド便器とは異なるので、便器に導入するために
マニホールド及び/又はリムチャネルに流体を導入する単一の水洗弁のみがそのような標
準的な便器のほとんどにおいて現在あるようにリムを介して便器に洗浄剤を導入する際に
、分離されたリム及び噴射経路並びに別個のリム及び噴射弁の欠如を考慮する必要がある
リム供給噴射若しくは非噴射便器におけるサイフォン効果の開始を回避するために又は
ウォッシュダウントイレの場合により強力な水洗を回避するために、水洗水及び洗浄剤の
導入のためにより遅い速度が必要とされる。さもなければそのようなサイフォン又は動力
水洗は、洗浄剤が意図された洗浄作用を達成する前にトラップを介して便器の外にあまり
にも多くの洗浄剤を早期に運び得る。洗浄サイクル中において通常水洗よりも長い持続期
間の間水洗弁の開放を保持することも重要である。これは、洗浄サイクルが開始される場
合により遅い速度及びより長い洗浄サイクルの滞留時間を達成するために変更された水洗
弁の設計を提供することによって達成され、これは、標準的なトイレにおける標準的な水
洗弁によって適切に機能しないことになる。標準的な水洗弁は、ヒンジ付きカバー開口を
有するフラッパカバー弁、又はキャップ若しくは蓋カバーの上方浮上のための中心軸を有
するポペット弁を含む様々な構成になる。
変更された弁は、図30のリム供給噴射便器1600を使用する実施形態において使用
するための第1の水洗弁16245に関してさらに説明されるが、他の種類の標準的な便
器(ウォッシュダウン又は非噴射など)もまた本願明細書に記載されている変更された水
洗弁16245を使用してもよいことが理解されるべきである。そのため、実施形態16
00は、トイレ1600と図31及び図32に示されている水洗弁との組合せを含み、弁
はそれぞれ、閉位置及び開位置にある。水洗弁16245は、図31及び図32に示され
ているように、本願明細書における実施形態10におけるタンク60と同じであることが
できるタンク1660における開口内に着座した弁本体16246を有する。弁1624
5は、以下に記載されているようにポペットフィーチャを有するフラッパ型カバー162
47を有する。カバー16247は、オーバーフロー管16249に配置されたヒンジ取
り付け部16248において水洗弁本体16246に接続されている(オーバーフロー管
は、上述のオーバーフロー管190のようであることができる)。ポペットフィーチャ1
6250は、ガイドロッド16251を受け入れるための開口16253を画定するガイ
ドリング16252を介してそれを往復移動させるのを可能とするためにガイドロッド1
6251又は同軸のガイド構造を有する。ガイドロッドの端部は、ガイドロッド1625
1がカバー16247から離脱しないように上方に移動するときにガイドリング1625
2から完全に通過するのを回避する停止フィーチャ16254を有するようにより大きな
サイズになされている及び/又は構成されている。
ポペット起動チェーンC2が上方に引かれると、ポペットフィーチャ16250は、カ
バー16247に対するときにポペットフィーチャ16250によって遮断された領域を
開放して上方に移動する。水は、洗浄流体(例えばオーバーフロー管16249を介して
導入することができる)を運ぶのに十分な速度で入り、サイフォンを開始することなく本
願明細書における洗浄システムを使用して所望の洗浄作用を達成する。チェーンC2は、
リンク、グロメット又は同様のフィーチャを介してポペットフィーチャ16250の上部
に取り付けられている。
洗浄サイクルが完了し通常水洗が再度望まれる場合、水洗アクチュエータは、リンク1
6255に取り付けられたチェーンC1上で上方に引っ張ることになり、通常水洗作用に
ついてサイフォンを開始するのに十分な流量を達成するために、タンク60からの水が弁
本体の内部に及ぶより大きな弁入口開口を介して入ることができるように上方にカバー1
6247の全体を引っ張る。
上述の標準的なトイレによって使用するための水洗弁の他の実施形態において、実施形
態1600によって示されているように、そのようなトイレを有するシステムにおいて使
用するためのさらなる代替の弁は、図33及び図34に示されており、実施形態1700
として特定される。それは1600のトイレを参照しながら説明されているが、上述の標
準的なトイレのいずれかによって使用することができることに留意されたい。実施形態1
600、1700(及び以下に記載されている1800)は、実施形態1600及び17
00が1つ以上の種類の標準的な重力動力サイフォン又はウォッシュダウントイレ、特に
非噴射、リム噴射又はウォッシュダウントイレを使用し、結果としてトイレ10とは対照
的に本願明細書において記載されたような変更された弁と、トイレが分離されたリム及び
噴射流及び準備された噴射経路を有する先の実施形態に記載されたその変形例とを使用す
ることを除き、実施形態10において又は実施形態200、300、400、500、7
00、800、900、1200、1300、1400、1500及び1900などの本
願明細書における他の実施形態において記載された洗浄システムについて上述されたシス
テム、機械部品及び方法ステップのいずれかを使用することができる。
弁1700において、図33及び図34において、バルブ並びにフック及びキャッチフ
ィーチャを有するフラッパ型カバーを有する弁17256が示されている。水洗弁172
56は、層状略円筒状内部を有する断面が図示された弁本体17257と、丸みのある入
口17258とを有する。フラッパカバー17259は、通常水洗動作における水洗弁の
持ち上げ及び浮きを支援するための浮力バルブ17260を有する。カバー17259は
、オーバーフロー管17262(本願明細書に記載された他のオーバーフロー管のようで
あることができる)においてヒンジ取り付け部17261において弁本体17257に取
り付けられている。さらなるフックヒンジ取り付け部17263は、フラッパカバーヒン
ジ取り付け部17261の側とは反対側のフラッパカバー17259の第1の前端部17
264上に設けられている。
フックヒンジ取り付け部17263は、フック17266の第1の取り付け端部172
65に係合する。図33に示されているように、水洗弁は閉じられており、カバー172
59は、丸みのある入口17258において弁本体17257の上部に接触している。こ
の位置において、フック17266の第2のキャッチ端部17267は緩んで懸架されて
おり、弁本体に係合しない。水は、この位置において水洗弁17256内に流入すること
はできない。定期の水洗サイクルが開始されると、フック17266は、水洗作動チェー
ンC1がトイレの水洗アクチュエータ(本願明細書において記載された洗浄システムに記
載されたそれらの水洗アクチュエータ又は標準的な水洗アクチュエータのいずれかである
ことができる)によって上昇されたときにキャッチ17268の周りに回転し揺動するよ
うにサイズ決めされる。これは、完全に十分な水洗水がサイフォンを開始し便器を水洗す
るために弁に入るのを可能とするために、又はウォッシュダウントイレの場合には十分な
水がトラップウェイに入るのを可能とするために図34におけるようにフラッパカバー1
7259を完全にまで開放する。フック17266がそのようなクリアランスを有するた
めに、図33に示されているように静止位置における場合に約1mmから約6mmの隙間
xで十分である。
実施形態1700による洗浄システムを使用する洗浄サイクルにおいて、洗浄サイクル
作動チェーンC2は、フック17266の第2の端部17267がキャッチ17268に
係合する点までフラッパカバー17259を持ち上げるように本願明細書に記載された機
構を使用して上昇される。これは、より低い流量で制限された水洗水が水洗弁に入るのを
可能とするために弁本体の上部におけるカバー17259と丸みのある入口17258と
の間の隙間を可能とする。このより低い速度は、本願明細書に記載された標準的なトイレ
へとオーバーフロー管17262を介して弁本体内に導入されることができる洗浄剤を本
願明細書に記載された標準的なトイレ内へ運ぶのみ十分であり、サイフォンを開始するの
に十分な流れなしで必要な旋回、機械的な撹拌を提供するのに十分である。
上述の標準的なトイレによって使用するための水洗弁のさらなる実施形態において、実
施形態1600によって示されているように、そのようなトイレを有するシステムにおい
て使用するためのさらなる代替の弁は、図35及び図36に示されており、実施形態18
00として特定される。それは1600のトイレを参照して説明されているが、上述の標
準的なトイレのいずれかによって使用することができることに留意されたい。実施形態1
600及び1700と同様に、実施形態1800は、実施形態1600、1700及び1
800が1つ以上の種類の標準的な重力動力サイフォン又はウォッシュダウントイレ、特
に非噴射、リム噴射又はウォッシュダウントイレを使用し、結果としてトイレ10とは対
照的に本願明細書において記載されたような変更された弁と、トイレが分離されたリム及
び噴射流及び準備された噴射経路を有する実施形態10に記載されたその変形例とを使用
することを除き、実施形態10において並びに本願明細書における他の実施形態200、
300、400、500、700、800、900、1200、1300、1400、1
500及び1900において記載された洗浄システムについて上述されたようなシステム
、機械部品及び方法ステップのいずれかを使用することができる。
弁1800において、図35及び図36において、サイドポート18271を有するポ
ペット型カバー18270を有する弁18269が示されている。水洗弁18269は、
層状略円筒状内部を有する断面が図示された弁本体18272と、丸みのある入口182
73とを有する。ポペットカバー18270は、標準的な水洗サイクル中にポペットカバ
ーを上方に中心軸状に案内し且つサイクルが通常水洗動作中に完了した場合に閉位置に戻
すための従動ガイドロッド18274を有する。ガイドロッド18274は、ガイドロッ
ドと軸方向に位置合わせされガイドロッドを受け入れるように構成された中を通る開口1
8277を有するガイドリング18276に係合するその端部に停止部18275を有す
る。弁18269はまた、オーバーフロー管18278(本願明細書に記載された他のオ
ーバーフロー管のようであることができる)を含む。
サイドポート18271は、サイドポートカバー18280を有する第1の端部182
79(丸みのある縁が任意選択で設けられていてもよい)を有する。カバーは、ヒンジ1
8281(しかし、それは任意の適切な開放機構を有してもよい)を有する。サイドポー
トは、サイドポート18271の第1の端部18279から弁本体18272の内部18
284と流体連通する第2の端部18283まで延在する中を通る通路18282を有す
る。サイドポートカバー18280は、上述のように制御システムによって洗浄サイクル
動作中に作動される図35における第1のチェーンC1によって動作可能である。標準的
な水洗サイクルにおいて、カバー18270は、図35に示されている第2のチェーンC
2によって持ち上げられる。
動作時において、図35に示されているように、水洗弁は閉じられており、カバー18
270は、丸みのある入口18273において弁本体18272の上部に接触している。
この位置において、サイドポート18271を閉じられており、サイドポートのカバー1
8280も閉じられている。水は、この位置において水洗弁18270内に流入すること
はできない。定期の水洗サイクルが開始されると、チェーンC2は、図35の水洗作動チ
ェーンC2がトイレの水洗アクチュエータ(本願明細書に記載された洗浄システムに記載
された水洗アクチュエータ又は標準的な水洗アクチュエータのいずれであってもよい)に
よって上昇された場合にカバー18270を上方に引っ張るように起動される。これは、
サイフォンを開始し便器を水洗するために十分な水洗水が弁に入るのを可能とするように
、又はウォッシュダウントイレの場合には十分な水がトラップウェイに入るのを可能とす
るようにポペット型カバー18270を完全に開放する。水洗サイクルの終了において、
カバー18270は閉じることになり、弁は、初期閉位置に戻ることになる。
洗浄サイクルにおいて、実施形態1800による洗浄システムを使用して、図35の洗
浄サイクル作動チェーンC1は、図36に示されたように、水洗水の制限された流れのみ
がサイドポート18271に入るのを可能とするために、サイドポートカバー18280
を持ち上げるように本願明細書に記載された機構を使用して上昇される。サイドポートは
、より低い流量で制限された水洗水が水洗弁に入るのを可能とするように構成されている
及び/又はサイズ決めされている。この低い速度は、オーバーフロー管18278を介し
て弁本体内に導入されることができる洗浄剤を本願明細書に記載された標準的なトイレ内
へ運ぶのに十分であり、サイフォンを開始するのに十分な流れなしで必要な旋回、機械的
な撹拌を提供するのに十分である。
他の実施形態はまた、活性洗浄動作のために洗浄剤が組み合わされトイレに入るのを可
能とするのに十分であるがサイフォンを開始するには不十分である低い速度での水洗水が
洗浄サイクル中に弁本体内に入るようにある様式で弁が部分的に開放し、その後、洗浄剤
の便器をパージし新たな水洗水を導入するために標準的な水洗に従事するために完全な流
量を使用して別個の水洗がなされるように機能するために同様に設計されていてもよい。
例えば、水洗弁は、水洗起動ポペットリフトチェーンによる完全な水洗動作を可能とする
ために、また、別個のより小さな開口経路及び別個の洗浄サイクル作動チェーン上で動作
可能なヒンジ蓋を有する側方開口(拡張体であることができる)を有するために標準的な
ポペット蓋及び同軸のガイドロッドによって構成されていてもよい。
弁及び本願明細書に記載された標準的なトイレ用の水洗弁の提案された実施形態のそれ
ぞれについて、当該技術分野において知られているような且つ実施形態1700において
図示されているような(及び必要に応じて特定の流路のための)丸みのある入口の使用、
必要に応じて且つ好ましくは洗浄作動中に弁を通る洗浄流量に負の影響を与えない場合に
は上昇した弁本体の使用、弁動作及び開口率を制御するための国際特許出願公開第201
4/078461号公報におけるもののいずれかなどの逆流防止機構の使用、本願明細書
の出願人の同時係属中の米国非仮特許出願第14/183,290号に記載されているよ
うなオーバーフロー通気スクープの使用、流れ方向のための内部バッフルの使用、及び弁
タイミングを最適化するために水洗作動チェーン又は洗浄サイクル作動チェーンのいずれ
かに引っ掛けることができる追加の取り付けられたフロート(米国特許出願公開第201
4/0090158A1号明細書におけるような)の使用などを含む本願明細書における
洗浄システム(実施形態1600、1700及び1800のような)において使用される
場合に標準的なトイレ用の記載された弁による使用するために任意選択のフィーチャが設
けられてもよい。
最適な動作のために、従来の便器において、そのような部分的に開放された弁は、洗浄
剤/水洗水の混合物による良好な洗浄のために十分であるが分離された噴射経路を有しな
い便器においてサイフォンを開始するのに十分ではない速度での流れを可能とするために
、例えば、隙間において開放する又は最適化された距離で部分的に持ち上げられる(又は
別個の側方開口を有する)(部分的フローモード)。実施形態1700において許容可能
な隙間は、部分的に開放された弁を介して達成される流量が所与のトイレ設計についての
完全な水洗流量(すなわち、完全なサイフォン又は完全なウォッシュダウン作用を達成す
るのに必要な流量)の約20%から約80%の間であるようなものであり、1600など
の実施形態における弁本体の入口の上方の部分的開口は、実施形態1800における側方
開口ポートを介する流れを可能とするように利用可能な領域と同様の測定値のものである
。好ましくは、部分的に開放された弁を介して達成される流量は、所与のトイレ設計につ
いての完全な水洗流量の約40%から約60%の間である。そして、標準的な水洗アクチ
ュエータ(電子的又は標準的な水洗ハンドル(又は本願明細書において述べられたような
機械的ハンドル)にかかわらず)は、好ましくは標準的な水洗サイクルにおいて便器をパ
ージするために従事している。
本願明細書に記載された水洗弁の全てについての動作において、洗浄サイクルアクチュ
エータ1604(本願明細書に記載されているようなギア駆動によるアクチュエータボタ
ン又は機械的作動ハンドルなど)が起動される。上述の制御システム16000は、リム
入口ポート1628(実施形態10の準備されたトイレにおけるような別個且つ分離され
たリム弁におけるリム入口ポート、又は、非噴射便器、リム供給噴射便器又はウォッシュ
ダウン便器などの標準的なトイレにおけるようなリムチャネルへのリム入口ポート)を介
したトイレ1630への水洗水の導入前に、実施形態1600、1700及び1800に
記載されたオーバーフロー管16190又は水洗弁における他の入口点内への液体供給弁
16120又は他の弁アセンブリを介した容器1606からの洗浄剤の制御された導入の
ために上述の様々な実施形態のうちの1つを開始するようにシステムを動作させる。各便
器における水洗弁は、上記詳細に述べられたように洗浄サイクルが完了する前に洗浄液の
不要な損失を生じさせる便器水洗/サイフォン開始なしで便器内への水洗水と混合された
洗浄剤の制御された放出のための水洗弁を開放するためにCPUなどの制御システム16
000によって作動される。洗浄滞留時間の終了において、従来の水洗は、便器への清潔
な水洗水の完全な流れを放出し洗浄サイクルから洗浄剤/水洗水の混合物及び洗浄剤によ
って除去されたデブリをパージするために、通常の様式で(又はプログラミングされた作
動により)作動されることができる。
異なるトイレアセンブリの異なる動作を含むためのトイレアセンブリ及び様々な水洗弁
の変形例と同様に、本願明細書における実施形態は、上述のような液体供給弁120の様
々な変更例を使用することなどによって代替の流量制御装置66aと、いくつかの場合に
は液体供給弁の変形例と機能するために又は追加のフィーチャを提供するために変更され
た容器とを設けることによって変えることができる。以下は、様々な代替の液体供給弁の
実施形態を提供する。
図38及び図38を参照すると、本願明細書におけるさらなる実施形態200において
、上述の洗浄システムは、以下に述べられていることを除いて、他の全ての点で、上述の
実施形態10の洗浄システム100と同じであり、同様の参照符号が同様の部分を示すた
めに全体を通じて使用される。本実施形態は、代替の容器及び液体供給システムを含む。
本実施形態200において、容器206は、それが相補的なハウジング内に着座している
ときに容器206の任意選択の出口部211内に位置するように配置された液体供給弁2
120を有する。液体供給弁2120は、弁フィッティング2125を受け入れる中を通
る通路2122を画定する。弁2120は、適所にある場合に弁本体2126内の通路2
122を介して且つフィッティング2125の内部2128を介して容器206の内部空
間231から洗浄剤溶液又は他の流体を導くための第1の上端部2123有する。そのよ
うなフィッティングは、トイレアセンブリの水洗弁内へのオーバーフロー管への又はチュ
ーブ型供給管の又は他の同様の供給経路の第1の端部78への供給物として作用すること
ができる。弁2120はまた、フィッティング2125が通過する第2の下端部2124
を有する。
実施形態200において、機械弁91(図5に示されているような及び実施形態100
における弁と同じであることができる)はまた、代替の流量制御装置として液体供給弁2
120と連動して使用でき、好ましくは、供給管79を通る又はオーバーフロー管内への
流れを制御することが可能である。制御システム20000はまた、実施形態10におけ
るアクチュエータフィーチャ4などのアクチュエータフィーチャによって起動可能である
。アクチュエータフィーチャ4の起動時に、制御システム20000は、供給管79及び
/又はオーバーフロー管190から、実施形態10において上述の便器30のリム入口ポ
ート28への流体の供給のために構成された閉じられた水洗弁80の弁本体104の内部
空間103への液体洗浄剤溶液9の投与量を供給するのに十分な第1の期間に上述のよう
に機械弁91を動作させることによって洗浄サイクルを開始するようになされている。制
御システム20000は、制御システム1000に関して上述のようにプログラミングさ
れフィーチャを含むことができる。制御システム20000はまた、上述の第2の期間に
わたって水洗水とともに液体洗浄剤の投与量を導入するために水洗弁を開放し、同様に上
述のように液体洗浄剤の投与量を供給した後に水洗弁を少なくとも部分的に閉じ、水洗弁
を再度開放し、任意選択で、洗浄サイクルの終了において新たな水洗水によって便器の内
部をパージするために第3の期間(保持時間)の後に必要に応じてアセンブリにおける任
意の噴射水洗弁を開放するように水洗弁80を動作させる。
液体供給弁2120は、供給管79の第1の端部78に液体供給弁の第2の端部212
4を接続するための液体供給弁2120の第2の端部2124と連通する弁フィッティン
グ2125を有することができる。液体供給弁2120は、異なる弁シール2127を有
するために当該技術分野において使用される様々な適切な弁であることができ、例えば、
シールは、傘弁、ダックビル弁、ばね式弁、回転弁、通気弾性弁及びフラップ弾性弁とす
るであることができる。図示されているように、液体供給弁2120は、傘弁シールを有
する。実施形態100と同様に、システムは、機械弁91を動作させるために制御システ
ム20000によって同様に起動可能なギアポンプ及び/又はギアモータ23をさらに含
むことができる。容器206は、実施形態10と同様に、代替206の容器、ハウジング
121、及びタンク蓋170における上部カバー99を保持するように構成されたハウジ
ング121及び下部トレイ94内に着座していてもよく、下部トレイ94、ハウジング1
21及び蓋カバーは、標準的なタンクカバーの代わりに上蓋又は蓋インサートが存在し且
つ下部トレイがトイレ水洗弁の上方においてトイレタンクの内部に存在するように、トイ
レタンク60の上部に配置されるように構成されている。トレイ94及びハウジング12
1は、上述のような弁フィッティング及び形状を考慮して当業者によって変更されてもよ
い。
図39〜図40を参照すると、洗浄システム400のさらなる実施形態は、弾性隔膜4
140によって閉じられた出口ポート419を有する出口部411を有する本体407を
有する容器406を含む。隔膜4140は、穿刺注射型針4138の形態のチューブが供
給管79内への針を介した流体連通を確立するように通過するのを可能とする。容器40
6内からの流体は、リム水洗弁80である水洗弁内へとオーバーフロー管190の入口ま
でギアポンプ21を介して通過する。
任意選択の通気管76には、容器406の内部領域431における空気を移動させるた
めに容器内に空気を引き込むために通気管76の第2の端部84の近くにチェック弁85
が設けられている。任意選択の第2の通気針4139は、システム内に混入した空気とと
もにそのような空気及び/又は流体を通過させるために図示されている。
図示されているように、水洗弁80は、カムが接点4111に係合した後にリフトロッ
ト4112を動作させるようにカム4137を使用して動作する。制御システム4000
0は、制御システム1000と動作において同じとなり、システムは、制御パネル97、
アクチュエータ4及びハウジングにおける電池区画61内の電池61aを含むことができ
、これはまた実施形態10のものと同じであることができるが、シート4142は、出口
部411及び関連する供給管79及び通気管76を受け入れるように構成されていること
が理解されるべきである。
フラッパ4105を機械的に持ち上げるために、本実施形態における水洗弁動作機構8
2aは設けられており、水洗弁動作機構82aは、他の点では弁80と同じである水洗弁
480の弁本体4104の周りに着座したフラッパリフト機構4114に接続されたリン
ク4113と連通するリフトロッド4112を有する。フラッパリフト機構4114は、
相補的な形状で弁本体4104を包み込むように構成されている(しかし、それはそうで
ある必要はなく、また、周りに部分的にのみ延在することができ依然として適切に機能す
ることができる)。好ましいものとして、フラッパリフト機構は、作動された場合に一様
なリフトを与えるように弁本体の周りに延在する。リフト機構の前部4115は、好まし
くは、フラッパの開口領域(弁本体の正面及び側面)の周りの弁本体の周りに湾曲してい
る。図示されているように、それは、作動された時にそれを捕捉してフラッパを持ち上げ
るためにフラッパの縁の真下に位置するのに十分な長手方向の幅の略平坦部品である。フ
ラッパリフト機構4114の後部4116は、フラッパヒンジ4117の下方に存在する
ためにフラッパリフト機構の前部4115よりも若干高く配置されたロッド4118を有
する。フラッパリフト機構の後部4116は、リフトロッド4112によって作用される
ための接触片4111を有する外側部品をさらに有する。
使用時において、ギアモータ423が制御システムによって起動されてフラッパカバー
4105を開放すると、機構4114の前部4115がギアモータにおけるギアのプログ
ラミングされたタイミングと一致して制御された様式でフラッパ4105を持ち上げて自
然に上方に押されるように、リフトロッドがフラッパリフト機構4114の後部4116
を押し下げる接触片4111を押すように下方に押すように、ギアモータは、回動可能な
リフトロッド4112を回転させる。ギアモータは、動作中に接触片を押すようにそのシ
ャフトにおいてカム又は同様の装置を有することができる。フラッパリフト機構4114
及びリフトロッド4112の使用は、洗浄システム400が保守、修理又は交換のために
それが容易に取り外されることができるように水洗タンク及びトイレの他の構成要素に本
質的に繋ぎ止められていないシステム設計を可能とする。
上述のようなアセンブリは、上述の10などの実施形態に有用である様々な容器設計を
有することができる。そのような容器のさらなる例が図41〜図56を参照しながら代替
の弁とともにここで記載される。
まず図41〜図42を参照すると、上述の洗浄システムを有することができるさらなる
実施形態700が代替の容器及び動作可能な弁を参照しながら示されており、これは、他
の全ての点で実施形態10と同じであることができ本願明細書において述べられた実施形
態500、1600、1700、1800又は1900において使用でき、同様の参照符
号が同様の部品を示すために全体を通じて使用されている。本実施形態は、上述のように
代替の容器を含む。本実施形態700において、容器706は、それが相補的なハウジン
グ7121(上述のハウジングのいずれであってもよい)内に着座しているときに容器7
06の任意選択の出口部711内に位置するように配置された液体供給弁7120を有す
る。液体供給弁7120は、洗浄流体を放出するための中を通る通路7122を画定する
弁7120は、内部弁プラグ7180を覆うように配置された固定弁インサート717
9を有する。弁プラグは、ギア7186(単数又は複数)及びギアモータ7187によっ
て動作される弁アクチュエータ7185によって回転するように動作可能である。制御シ
ステム70000(本願明細書に記載された他の制御システムと同様)が洗浄流体を放出
するように供給弁7120を作動させると、モータが回転し、プラグ7180における停
止部7181が接触するまで弁プラグ7180に係合するアクチュエータを動作させる。
洗浄剤溶液は、容器706の内部空間731から弁7120における通路7122を介
して且つ内部を介して供給管内へと重力供給によって導かれることができ、供給管は、上
述のもののいずれかと同様であることができアクチュエータ7185の内部7188を介
して供給管に流体連通することになる。本願明細書において弁が直接作動される700な
どのような実施形態において、弁自体が洗浄流体を供給するための電動式フロー制御装置
として作用していることから、別個の弁流量制御装置は必要とされない。それゆえに、本
願明細書において使用される場合、「流量制御装置」は、実施形態700に記載された様
々な出口弁の実施形態及び他の同様の設計又は独立して流れを制御するために供給管に沿
って配置された別個の弁を含む任意の機構であることができる。
他の実施形態と同様に、その中のアクチュエータフィーチャの起動時に、制御システム
は、好ましくは、便器内への洗浄剤及び水洗水の入口と流体連通する流路に沿った位置へ
と、例えば、供給管へ、その後、本願明細書の他の箇所に述べられたように便器のリム入
口ポート又は従来のリムチャネル入口のいずれかに流体を供給するように構成された閉じ
られた水洗弁(弁80など)の弁本体の内部空間へ、その後1つ以上のリムチャネル出口
へと液体洗浄剤溶液の投与量を供給するのに十分な第1の期間に上述のように弁7120
を動作させることによって洗浄サイクルを開始するようになされている。そのような弁7
120(本願明細書における他の弁の実施形態と同様に)は、本願明細書における好まし
い実施形態のように分離されたリム弁への水洗弁の上方におけるオーバーフロー管へ直接
供給して、便器内へのリム入口又は従来のリムチャネルのリム入口へ直接供給し1つ以上
の出口ポートを介して出るように接続されることができる。必要とされる全てのことは、
容器の下流及び水洗水が洗浄剤とともに便器に入ることになる点の上流の水洗水経路に沿
ったある点で洗浄剤が水洗水と組み合わされることである。本実施形態700において、
弁7120は、便器に入る前のある点で水洗水と組み合わすために洗浄剤を制御可能に放
出することができる。
制御システムは、制御システム1000及び他の実施形態に関して上述されたようにプ
ログラミングされ且つフィーチャを含むことができる。制御システムはまた、上述のよう
に第2の期間にわたって液体洗浄剤の投与量を水洗水とともに導入するために水洗弁を開
放し、上述のように液体洗浄剤の投与量を供給した後に水洗弁を少なくとも部分的に閉じ
、水洗弁を再度開放し、任意選択で、洗浄サイクルの終了において新たな水洗水で便器の
内部をパージするために第3の期間(保持時間)の後に必要に応じてアセンブリ内の任意
の噴射水洗弁を開放するように水洗弁80を動作させる。
液体供給弁7120は、供給管の第1の端部に液体供給弁7120を接続するためのア
クチュエータ通路を有する(必要に応じて他のフィッティングも有してもよい)。実施形
態10、200と同様に、システムは、弁91のような機械弁を動作させるために制御シ
ステム同様に起動可能なギアポンプ21及び/若しくはギアモータ23をさらに含むでも
よく、又は上記実施形態10に記載されたようにリフトアーム作動システムとともに動作
するように構成されていてもよい。容器706は、代替の容器706(又は実施形態60
0におけるように蓋及びハウジング)を保持するように実施形態10におけるように構成
されたハウジング及び/又は下部トレイ内に着座していてもよい。通気口は図41〜図4
2に示されていないものの、弁及び容器706はまた、本願明細書に記載された通気チャ
ネル、開口又は通気機構のうちの1つ以上を組み込むこともできる。
図43〜図44を参照すると、さらなる実施形態800は、部分的に示されており、以
下に記載されているように実施形態10、500、1600、1700、1800又は1
900と同様である又はそれらにおいて使用され、同様の部品は類似しているが、代替の
容器806及び代替の弁8120を提供する。それは、他の点では上述の他の実施形態に
おけるアセンブリと同じとなり、同様の参照符号が同様の部品を示すために全体を通じて
使用されている。実施形態800において、容器806は、それが相補的なハウジング8
121内に着座しているときに容器806の任意選択の出口部811内に位置するように
配置された液体供給弁8120を有する。液体供給弁8120は、容器806の内部空間
831から、適所にあるときの弁8120を介して、実施形態10に記載されたものなど
の供給管の第1の端部と流体連通するアクチュエータ8185の内部8188内へ且つそ
れを介して洗浄剤溶液又は他の流体を導く。
動作時において、弁8120は、弾性弁8189及び弁本体8190を含む。弾性弁は
、外側リング8189a及び中央弾性プラグ8189bを有する。リング8189aは、
その間の開口8189dを通過したまま一連のリブ8189cによってプラグ8189b
に接続されている。スレッド8192aを有するねじピン8192を有するモータ819
7は、嵌合スレッド8195aを有するねじ受け孔8195内で回転する。ねじが回転す
ると、回動アーム8193は、アクチュエータ8185に係合し、弾性弁8189に係合
するように弁本体8190における通路8122内にそのプランジャー8194を押し込
み、弾性弁8189のプラグ8189bを押し上げる。プラグが通路8122において弁
本体8190内にもはやぴったり着座していないとき、洗浄剤が空間8189dにおける
弾性弁リブ8189cの間を流れるように、隙間が弁本体と弾性弁との間に開放される。
本実施形態において、機械弁91(先の実施形態に図示されている)はまた、任意選択
で、追加の流量制御装置として使用でき、その場合、供給管を通る流れを制御するための
ものであることが好ましい。制御システムは、本願明細書の他の箇所に記載されているよ
うにアクチュエータフィーチャによって起動可能であることができる。アクチュエータフ
ィーチャの起動時に、制御システムは、供給管から、上述のように便器のリム入口ポート
に流体を供給するように構成された閉じられた水洗弁の弁本体の内部空間への液体洗浄剤
溶液の投与量を供給するのに十分な第1の期間に上述のように弁8120と連動して本願
明細書に記載されたような機械弁91又はモータを動作させることによって洗浄サイクル
を開始するようになされている。制御システムは、制御システム1000に関して上述さ
れたようにプログラミングされフィーチャを含むことができる。制御システムはまた、上
述のように第2の期間にわたって液体洗浄剤の投与量を水洗水とともに導入するために水
洗弁を開放し、同様に上述のように液体洗浄剤の投与量を供給した後に水洗弁を少なくと
も部分的に閉じ、水洗弁を再度開放し、任意選択で、洗浄サイクルの終了において新たな
水洗水で便器の内部をパージするために第3の期間(保持時間)の後に必要に応じてアセ
ンブリ内の任意の噴射水洗弁を開放するように水洗弁を動作させることになる。
アクチュエータを有する液体供給弁8120は、供給管へとアクチュエータ通路818
8を介して流体連通するように嵌合されていてもよい。弾性弁構成も変更されることがで
きる。容器806は、本願明細書に記載された任意のハウジング内に着座していてもよい
また図示されているように、本実施形態800において、任意選択の通気アセンブリ8
196が設けられている。通気アセンブリ8196は、組み立て時にインサート8198
の開口8199がキャップ8197とインサート8198との間に形成されたチャネル8
200による開位置に位置合わせされるように、インサート8198内に嵌合する4分の
1回転キャップ8197を有する。他の点においては本願明細書における他のカバーのよ
うであることができるカバー8099及びタンク(単数又は複数)用のインサートは、そ
れが好ましくは空気取り入れ及び開位置に配置されるようにキャップと干渉し且つキャッ
プに係合する従動ピン8201を有するように構成されていてもよい。開放時において、
空気は、容器が空になり且つ液体が弁8120を介して下方に流れるにつれてチャネルを
介して内側に引き込まれる。空気通気アセンブリ8196は、容器806に設けられた入
口開口8202内に着座することができる。代替の内側形状部8203はまた、交換容器
の保管及び輸送のための積み重ねフィーチャを提供するために容器の下部に形成されるこ
とができる。通気アセンブリ8196及び形状部8203などの他のフィーチャは、設け
られた任意の既存の通気管に加えて又はその代わりに、本願明細書における任意の他の容
器アセンブリに設けられてもよいことが理解されるべきである。
図45〜図46を参照すると、実施形態800と同様に、実施形態700及び800に
よって使用するための上述の様々な実施形態において使用するための代替の容器906及
び代替の弁9120を導入するさらに他の実施形態900が示されている。本実施形態に
おいて、弁9120は、弁8120と同一であり、したがって本願明細書においてさらに
記載されない。アセンブリはまた、他の点でも、上述の10、500、1600、170
0、1800又は1900におけるものと同じであり、同様の参照符号が同様の部分を図
示するために全体を通じて使用されている。本実施形態900において、容器906は、
それが相補的なハウジング9121内に着座しているときに容器906の任意選択の出口
部911内に位置するように配置された液体供給弁9120を有する。液体供給弁912
0は、容器906の内部空間931から、適所にあるときの弁9120を介して、実施形
態10に記載されたものなどの供給管の第1の端部と流体連通するアクチュエータ918
5の内部9188内へ且つそれを介して洗浄剤溶液又は他の流体を導く。
動作時において、弁9120は弾性弁9189及び弁本体9190を含み、弾性弁91
89及び弁本体9190は、弁8120におけるもののようであり、したがって本願明細
書にはさらに記載されていない。モータ9187は、ギア開口9205を画定するスレッ
ド内部ギア表面9204を有するギア8186(単数又は複数)を動作させる。モータが
動作しギア(単数又は複数)が回転すると、内部スレッドギア表面9204は、アクチュ
エータ9185において長い嵌合スレッド9206を回転させる。そして、アクチュエー
タ9185のプランジャー9194は、実施形態800におけるプランジャー8194に
関する上述と同様に弾性弁9189に係合する。これは、弾性弁9189に係合するよう
に弁本体9190における通路9122内にプランジャー9194を押し込み、洗浄剤が
弾性弁リブの間を流れるように弁本体9190と弾性弁9189との間に隙間を開放する
ようにそれを上方に押す。他の点では実施形態900における弁は、それが使用される洗
浄システムが行うように実施形態800における弁と同様に動作する。
アクチュエータを有する液体供給弁9120は、供給管へのアクチュエータ通路918
8を介して流体連通するように嵌合されていてもよい。弾性弁の構成も変更されることが
できる。容器906は、本願明細書に記載された任意のハウジング内に着座していてもよ
い。
また図示されているように、本実施形態900において、代替の任意選択の通気アセン
ブリ9207が設けられている。通気アセンブリ9207は、容器内のインサート開口9
202内に嵌合する通気キャップ9208を有する。他の点では本願明細書における他の
カバーのようなカバー9099及びタンク(単数又は複数)用のインサートは、それが好
ましくは配置され着座しているようにキャップと干渉し且つキャップに係合する実施形態
800のもののような従動ピン9201を有するように構成されていてもよい。容器が着
座しているときに、箔9211が通気キャップ9208の上に配置される。弁が動作しス
ピニングギア9186(単数又は複数)が弁アクチュエータ9185を起動させると、弁
は開放され、ロッド9209の穿刺点の空気は、流体が下方に引き込まれるように上方に
押される。ロッドによる箔の穿刺は、通気のために容器内への空気取り込みを可能とする
。蓋9099はまた、カバーにおいて任意選択の穿刺従動ピン9210と嵌合されること
によってロッド9209などのロッドの代わりに作用するように構成されていてもよい。
それゆえに、カバー9099が適所に置かれたとき、ピン9210は、代替のオプション
として箔を穿刺することができる。任意選択の箔及び穿孔フィーチャ並びに代替の弁作動
フィーチャを有する通気アセンブリ9207が、設けられた任意の既存の通気管に加えて
又はその代わりに、本願明細書における任意の他の容器センブリにも設けられてもよいこ
とが理解されるべきである。
図47〜図48を参照すると、全般的に本願明細書においては1200と称されるさら
なる実施形態が示されており、実施形態1200は、さらなる代替の容器1206及び代
替の弁12120をさらに導入する。それは他の点では実施形態10、500、1600
、1700、1800又は1900と同じであり、同様の参照符号が同様の部分を示すた
めに全体を通じて使用されている。本実施形態1200において、容器2106は、それ
が相補的なハウジング12121内に着座しているときに容器1206の任意選択の出口
部1211内に位置するように配置された液体供給弁12120を有する。液体供給弁1
2120は、容器1206の内部空間1231から、適所にあるときの弁12120を介
して、実施形態100に記載されたものなどの供給管の第1の端部と流体連通するアクチ
ュエータ12185の内部12188内へ且つそれを介して洗浄剤溶液又は他の流体を導
く。
動作時において、弁12120は、フラップ弁であり、フラップ弾性部12212及び
フラップ弁本体12213を含む。フラップ弁本体は、より剛性がある材料から形成され
ており、図48における開位置にある場合にフラップ弾性部12212における開口12
215を押し通る上方に延在するピン21214を有する。そして、フラップ弾性弁は、
本体を通り且つフラップの周りの流体の流れを可能とするために上方に湾曲する。ギアが
回動アーム12216における係合スレッド12219に沿って移動するにつれて平ギア
12217にさらに係合するウォームギア21218に係合するモータ12187は、フ
ラップ弾性部を押し上げることによって弁を開放するように、回動アームがその上のアク
チュエータ12185を上方に押すようにする。
他の全ての点において、実施形態1200は、本願明細書における実施形態10、50
0、1600、1700、1800又は1900における他の洗浄システムと同じである
ことができ、容器及び弁設計は単純である。実施形態800及び900において本願明細
書に記載され且つ本願明細書の他の箇所に記載された他の容器の通気アセンブリ及び形状
部、箔などには、システムのこの記載された弁及び容器部が設けられてもよいことが理解
されるべきである。
図49〜図50を参照すると、追加の代替の容器1306及び弁13120を提供する
さらに他の実施形態1300が示されている。本実施形態において、弁13120は、そ
の弁本体13220を除いて弁8120と同一である。弁本体13220は、良好に弾性
弁13189に係合しそれをより良好に着座させることができる複数の上向きスナップア
ーム13221を有する若干異なるスナップイン係合フィーチャを含む。アセンブリにお
ける洗浄システム及びトイレは、他の点で本願明細書における実施形態10、500、1
600、1700、1800又は1900のもののいずれかと同じであり、同様の参照符
号が同様の部品を示すために全体を通じて使用されている。本実施形態1300において
、容器1306は、それが相補的なハウジング13121内に着座しているときに容器1
306の任意選択の出口部1311内に位置するように配置された液体供給弁13120
を有する。液体供給弁13120は、容器1306の内部空間1331から、適所にある
ときの弁13120を介して、実施形態10に記載されたものなどの供給管の第1の端部
と流体連通するアクチュエータ13185の内部13188内へ且つそれを介して洗浄剤
溶液又は他の流体を導く。
動作時において、弁13120は、弾性弁13189及び弁本体13220を含み、弾
性弁は、実施形態800及び900のものと同様である。モータ13187は、ねじ付き
ギア表面を有するウォームギア13220(単数又は複数)を動作させる。モータが動作
しギア(単数又は複数)が係合し回動アーム13223のねじ付き係合表面13224に
沿って移動するとき、それはその後、実施形態800におけるプランジャー8194に関
する上述と同様に回動アーム駆動プランジャー13194を上方に弾性弁13189内に
押し込む。これは、弾性弁13189に係合するために、且つ洗浄剤が弾性弁リブの間を
流れるように弁本体13220と弾性弁13189との間に隙間を開放するようにそれを
上方に押すために、弁本体13220における通路13122内にプランジャー1319
4を押し込む。他の点で実施形態800及び900における弁は、実施形態1300が使
用される洗浄システムが行うように実施形態1300における弁と同様に動作する。
アクチュエータを有する液体供給弁13120は、供給管にアクチュエータ通路131
88を介して流体連通するように嵌合されていてもよい。弾性弁の構成も変更されること
ができる。容器1306は、本願明細書に記載された任意のハウジング内に着座していて
もよい。
また図示されているように、本実施形態1300において、さらなる代替の任意選択の
通気アセンブリ13225が設けられている。通気アセンブリ13225は、通気アセン
ブリ弾性弁13227を着座させるようにアームを有する弁本体13220と同様に成形
された通気アセンブリ弁本体13226を有する。このアセンブリ13225は、容器1
306における入口開口13202内に嵌合する。他の点では本願明細書における他のカ
バーのようなカバー1399及びタンク(単数又は複数)用のインサートは、それが好ま
しくは配置され着座しているようにキャップと干渉し且つキャップに係合する実施形態8
00のもののような従動ピン13201を有するように構成されていてもよい。蓋139
9はまた、カバー上に任意選択の穿刺従動ピン13210を有するように構成されていて
もよい。それゆえに、カバー1399が適所に置かれると、ピン13210は、容器内に
空気を取り込むのを可能とするために通気アセンブリ弾性弁13226を押して開放する
ことができる。通気アセンブリ13225及び代替の弁作動フィーチャが、設けられた任
意の既存の通気管に加えて又はその代わりに、本願明細書における任意の他の容器アセン
ブリにも設けられてもよいことが理解されるべきである。
図51〜図52を参照すると、さらに代替の容器1406及び弁14120を有するさ
らに他の実施形態1400が示されている。本実施形態において、弁14120は、弁1
3120と同一であり、したがって本願明細書においてさらに記載されない。アセンブリ
及び洗浄システムは、他の全ての点で、本願明細書における実施形態10、500、16
00、1700、1800又は1900のものと同様であることができ、同様の参照符号
が同様の部品を示すために全体を通じて使用されている。本実施形態1400において、
容器1406は、それが相補的なハウジング14121内に着座しているときに容器14
06の任意選択の出口部1411内に位置するように配置された液体供給弁14120を
有する。液体供給弁14120は、適所にあるときの弁14120を介して容器1406
の内部空間1431から洗浄剤溶液又は他の流体を導く。本願明細書における他の実施形
態とは異なり、ハウジングは、係合されたときに空気が取り込み管14228内に形成さ
れた通路14229を介して弾性弁14189におけるリブの間の開口内に且つそれを介
して内側に流れるのを可能とする第1の空気取り込み管14228を有するように嵌合さ
れている。容器から流出する洗浄剤溶液は、弾性弁14189におけるリブを通過し、流
体流出管14230における流体通路14231内に流入する。シートにおける固定チュ
ーブは、容器が着座しているときに弁に係合する。他の通気口は必要ないが、上述の任意
選択の追加の通気口及び他の容器フィーチャが設けられてもよい。
流体の流れは、実施形態10に関して上述されたギアポンプ又はギアモータを使用する
ことによって係合されることができる。流体チューブ14230は、供給管と流体連通す
るように構成されている。弾性弁の構成も変更されることができる。容器1406は、チ
ューブ14230及び14228がその中に形成されていることを条件として本願明細書
に記載された任意のハウジング内に着座していてもよい。
図53〜図54は、本願明細書における10、500、1600、1700、1800
又は1900のアセンブリ及び洗浄システムなどの実施形態において使用するためのさら
なる流体供給弁の実施形態1500を示している。本実施形態において、実施形態140
0と同様に空気入口及び液体出口流れのためのチューブを有する弁15120が動作する
が、チューブは、実施形態1400におけるよりも若干異なって形成され配置されている
。弁15120は、弁本体15232と、その中の通路15122における本体内の位置
のための弁ステムと、係合部をシールするためのOリング15233と、弁を開閉するた
めにステムを上下移動させるためのばね15235とを有する単純なばね式Oリング弁で
ある。洗浄システムはまた、他の点では上述のようなシステム100又は600と同様で
あり、同様の参照符号が同様の部分を示すために全体を通じて使用されている。動作時に
おいて、それは他の点では実施形態1400と同様である。本願明細書に記載された他の
通気口及びフィーチャはまた、本実施形態においても使用することができる。
便器用の洗浄システムについての容器及び液体供給弁のさらなる実施形態が図55〜図
56にみることができる。本願明細書において全般的に300と称される本実施形態は、
代替の容器306が投与チャンバ3129と連通して設けられていることを除き、他の点
では実施形態10と同じである。容器306は、他の容器に関して上述されたように液体
洗浄剤を保持するが、充填弁からより遠いタンクの側における追加空間という利点を採用
する追加の投与チャンバとともにタンク空間内に嵌合するように代替の形状(横断面にお
いて略丸みがあるとしてここで図示されている)を有することができる。容器306は、
内部空間331を画定する本体307を有する。容器本体307は、出口ポート319を
有し、図示されているように、出口ポート319は、容器306の底面351から延在す
る任意選択の出口部311にある。出口ポート319は、容器本体307の内部空間33
1及び第1の機械弁391への入口と流体連通する。機械弁391は、本願明細書におけ
る実施形態10及び他の実施形態における機械弁と同様であることができる。しかしなが
ら、この弁391は、供給管においてインラインである代わりに、投与チャンバ3129
の入口3130に出口ポート319を接続するように配置される。図示されているように
、弁391はばね式弁である。
投与チャンバ3129は、好ましくは、容器306からの液体洗浄剤の所望投与量を保
持するように構成されサイズ決めされている。投与チャンバ3129は、内部空間313
1を画定する。投与チャンバは、さらに、投与チャンバの下流端部に出口ポート3132
を有する。投与チャンバ3129の入口ポート3130は、第1の機械弁391の出口ポ
ート3133と流体連通する。投与チャンバ3129の出口ポート3132は、第2の機
械弁3135の入口3134と流体連通する。第2の機械弁3135の出口3136は、
供給管79の第1の端部と流体連通する。供給管79は、他の点では本願明細書における
実施形態10及び他の実施形態の供給管と同様に機能することができる。
実施形態300はまた、代替の容器306及び投与チャンバ3129を受け入れるよう
に構成された座部を有するハウジングを有する。座部は、容器の底部から延びる先の実施
形態の様式で通気管と流体連通する第1の開口を有するように且つ供給管の第1の端部を
受け入れるための第2の開口も有するように構成されるように変更される必要があり得る
。通気管は、容器から混入した空気及び/又は液体を受け入れるように位置する第1の端
部と、容器内の完全液位の少なくとも上方に配置された第2の開放端部とを有するように
先の実施形態のように構成されることになる。第1及び第2の機械弁391、3135は
それぞれ、投与室内外へ及び供給管への流れを制御するようにプログラミングされた本実
施形態における制御システム30000によって動作されることになる。投与チャンバの
目的は、作動のタイミングに依存するのとは対照的に投与量の正確な測定を確実にするた
めに弁の動作を使用することになる。
洗浄システム300はまた、本願明細書に記載されているようなリフトロッド及び関連
するリフトロッド機構を動作させるために機能することができる、或いは水洗弁カバーを
開放するように水洗弁を持ち上げる代替のリフト作動機構によってギアモータがオーバー
フロー管及び/又は供給管への流体の定期的な供給のために投与チャンバを単純に動作さ
せるように機能することができる、図39〜図40の実施形態に示されているようにカム
3137によって第1及び第2の機械弁を動作させるために制御システムによって起動可
能なギアモータ323を含むことができる。
システム300の好ましい構成において、チャンバの重力流れの態様のために、追加の
配管を必要とせずに例えば漏斗内への及び/又はオーバーフロー管の上部へのより良好な
流れ及び洗浄流体の投入を提供するためにハウジングを通る横断面に対して角度を付けて
容器306及び投与チャンバ3126を位置合わせすることが望ましいことがある。
容器設計を容易とする蓋カバーとともに容器及び投与チャンバを保持するように特に構
成されたハウジング及びトレイはまた、他の実施形態のように部品を有して設けられるこ
とができるが、サイズ及び形状が投与チャンバ及び代替の容器に特に適合されることがで
きる。下部トレイ及び蓋カバーは、タンク蓋が従来のタンクカバーの代わりに存在し且つ
下部トレイがトイレ水洗弁の上方のトイレタンクの内部にあるように、トイレタンクの上
部におけるタンク蓋として配置されるように依然として構成されていることになるが、タ
ンク蓋のトレイは、下部吊り下げ投与チャンバがより多くの利用可能な空間を提供するた
めに充填弁から遠いタンクの側に配置されるように配置されることができる。
本願明細書におけるアセンブリのさらなる実施形態1900において、本願明細書に記
載された実施形態10、500のものと同様であるがいくつかの変更を有する好ましい機
械的水洗ハンドルアクチュエータは、実施形態10のものと同様の好ましい変更されたタ
ンクとともに採用される。水洗ハンドルアクチュエータは、内部動作要素の大部分が容器
ハウジングの開口におけるタンク及び取り付け部内に存在するように構成されたアクチュ
エータハウジング内にあるように動作する。これは、動作安定性を提供し、作業部品を保
護し、動作及びメンテナンスの容易性を向上させる。それゆえに、アセンブリトレイは、
このフィーチャを含むために変更される。さらに、そのような実施形態1900(又は上
述の他の実施形態)において、実施形態は、実施形態10、200、300、400、5
00、700、800、900、1200、1300、1400又は1500における上
述の様々な容器設計のいずれかを含むことができ、或いは、本願明細書に記載されている
ようにチューブアクチュエータ(実施形態700のものと同様)を有する変更された容器
を組み込むことができる。それはまた、好ましく且つ実施形態10に記載された準備され
たトイレ以外の他の種類のトイレアセンブリによって機能するように実施形態1600、
1700及び1800の水洗弁を使用してなされることもできる。
実施形態500と同様に、図57〜図69は、上述のように実施形態1900を対象と
している。本実施形態は、洗浄システムを作動させるために単純な様式でより少ない作業
部品で機能し、また有利には、例えばケーブル、ワイヤなどによってトイレタンクの本体
に連結されていないカバーユニットにおいて起動機構が維持されるのを可能とする。これ
は、実施形態10と同様にトイレタンクからの洗浄システムの容易な取り外しを可能とし
、修理又はメンテナンスのための他のタンク構成要素へのアクセスを容易とする。本実施
形態において、図57を参照すると、本願明細書の他の箇所に記載されたように便器、好
ましくは実施形態10に関して記載されたトイレの上部に存在するように構成されたタン
ク1906が示されている。それは好ましくは、分解形態で同様に図示されている洗浄シ
ステムの部品とともに分解形態でアセンブリ1900の一部として図示されているタンク
ライニング19169を有する。(タンク及び便器は図示されていないが、好ましくは実
施形態10のタンク及び便器である)。本実施形態1900は、リフトアームアクチュエ
ータアセンブリ19285の形態のさらなる代替のリフト機構を提供する(図62に最も
よく示されているように)。
リフトアームアクチュエータアセンブリ19285は、水洗アクチュエータハンドル1
902とは独立して動作するようになされている。すなわち、通常水洗モードが有効であ
る場合、水洗アクチュエータハンドルは、トイレにおける弁(単数又は複数)を開放する
ためにリフトアームに係合するが、洗浄システムが係合され制御システムが起動された場
合、ハンドルは、リフトアーム機構とともに動作又は移動せず、代わりに、以下に記載さ
れているように独立して動作されることになる。リフトアームアクチュエータアセンブリ
19285は、水洗アクチュエータハンドル1902が標準的な動作についての図57に
示されている水洗弁1980などの水洗弁を開放するために回動ロッド又は他の水洗リフ
ト機構によって単純に機能するように第1の標準モードで動作する又は第2の洗浄サイク
ルモードで動作するのを可能とするフィーチャによってなされている。
アセンブリ19285は、必要に応じて弁(好ましい実施形態においてリム及び噴射弁
、又は、実施形態1600、1700及び1800に記載されたように標準的なトイレを
使用する場合には少なくとも1つの水洗弁)を動作させるために標準的な水洗リフト機構
(本願明細書の他の箇所に記載されたような回動ロッド又はリンクアセンブリなど)に接
続される及び/又は係合することができるリフトアーム19286を含む。洗浄サイクル
モードである場合、アセンブリ19285は、リム水洗弁(他の点では実施形態10に図
示されている弁80に類似する弁1980など)を持ち上げることになる。この部分は、
アセンブリ10おいて上述されたように動作することになり、そのリフトアーム1928
6は、アセンブリ19285によって直接係合されることができる。
リフトアーム19286は、図59に最もよくみられるように、アクチュエータギア1
9289においてさらなる係合拡張部19288に係合する拡張部19287(様々な形
状を有してもよく、ここで角度付きタブとして図示されている)を有する。アクチュエー
タギアは、ハウジング19290の外部に配置される。ハウジングは、上述のポリマー又
は他の材料のいずれかから成形されることができ、単一部品又は複数の取り付け可能/取
り外し可能な部品であることができる。内部部品への容易なアクセスがシステムのメンテ
ナンス中に望まれる場合、ハウジングは、ある様式で取り外し可能であることが好ましい
ハウジング19290は、リフトギア及びその関連部品として動作するアクチュエータ
ギア19289のベースを受け入れベースであるように構成されたアクチュエータ側19
291(設置時に便器の前面に面する)及び反対側19292又は後方に面する側を有す
る2部品ハウジング(図62参照)である。そのような部品は、図示されているように、
嵌合エッジ19296を有することができ、他の嵌合フィーチャを使用して一緒にスナッ
プされる又はねじ止めされる又はさもなければ一緒に嵌合することができる。図示されて
いるように、嵌合ファスナ19298用のファスナ孔19297もある。ハウジングは、
図57に示されているように、組み立て時に容器ハウジング19121の下方に存在し電
源としての電池を受け入れるようにサイズ決めされた任意の種類の電池トレイであること
ができる電池受けウェル1961の前部に存在するトレイ1994における開口1929
3を介して上方に、またタンク蓋19295における対応する開口19294を介して上
方に延在する。
リフトアーム拡張部19287及び係合拡張部19288が接触すると、リフトアーム
19286は、水洗弁用の開放機構(水洗弁のフラッパの昇降を動作させるために本願明
細書の他の箇所に記載されたように構成されていてもよい)を動作させるために作動され
る。
洗浄サイクル中において、コントローラ19000(上述の実施形態10、200、3
00、400などのコントローラと同様にプログラミングされることができる)は、リフ
トアームアクチュエータアセンブリ19285におけるギアモータ19148に係合する
。それゆえに、アクチュエータアセンブリギアモータ19148は、好ましくは、コント
ローラと電子通信する。図示されているように、ギアモータ19148は、ハウジング1
9290に配置され、それゆえに、動作中に乾燥したままにされ保護される。それゆえに
、ギアモータ及び関連するリミットスイッチ19153は、取り付けフランジ19299
を介してトレイ1994に固定されることができるハウジング19290内に配置される
。取り付けフランジは、取り付けフランジを介して長手方向に延在する少なくとも1つの
ファスナ開口19300を有する(図示されているように、フランジの両端部に1つずつ
2つのそのような開口があるが、数は設計に応じて異なることがある)。さらに、好まし
くは、大きな開口19300もまた、取り付けフランジを介して長手方向に延在し、好ま
しくは、ハウジング19290を好ましくは嵌合及び安定係合で受け入れるように構成さ
れている。ファスナ19302は、トレイ1994の上方に延在する部分19304内に
下方に締め付けられ、それぞれ、その中にファスナ受け開口19305を有し、部分19
304は、トレイの上面19303に取り付けフランジ19299を固定するために取り
付けフランジ19299のファスナ開口19300内に嵌合する。
トレイ1994は、さらなる安定性のために開口19294を介してハウジング192
90を受け入れるように構成された変更されたタンク蓋19295の上に存在する。蓋1
9295は、以下に記載されているような供給弁ギアモータを収容するトレイ1994の
下部及び容器ハウジング19121における容器シート1957の双方を受け入れるため
の凹部19307も有する上面19306を有する。
動作時において、ピニオンギア19308は、ハウジング19290に取り付けられた
下方に配置されたアクチュエータギア19289に係合する。アクチュエータギア192
89が回転すると、それは、トリップレバーとしてのアクチュエータリフトアーム192
86を動作させるように配置され、それにおいて、リフトアーム19286の拡張部19
287は、その後に水洗弁(単数又は複数)を開放するためにリフトアーム19186の
動きを制限することになるアクチュエータギア19289の係合拡張部19288に接触
することになる。
動作時において、コントローラは、ピニオンギア19308を動作させるギアモータ1
9148を起動する。ピニオンギア19208は、アクチュエータギア19289に係合
しそれを移動させる。リフトアームは、アクチュエータギア係合拡張部19288がリフ
トアーム19286における拡張部19287を押すまで弁機構を動作させることになり
、これにより動作が停止する。リミットスイッチ19153はまた、所望の位置でリフト
アームを停止するために利用することができる。分離されたリム及び噴射チャネルを組み
込むトイレ設計の好ましい実施形態において、リフトアームは、好ましくは、リム水洗弁
を開放するには十分高いが噴射水洗弁を開放するには十分高くない位置に移動される。そ
れゆえに、リフトアームは、洗浄サイクルのためにカバーを制御可能に持ち上げ水洗弁を
開放するためにリム水洗弁に直接接続して又は接続若しくはリンク機構を介して動作する
ことができる。
コントローラがギアモータをオフにすると、作用が停止し、ギアモータの制御された動
作によって反転させることができる。ギアモータが動作していないときの通常水洗サイク
ルにおいて、リフトアームは、その後、リフトアーム拡張部に接触しないように配置され
たままになるアクチュエータギアに係合するように移動することなく通常水洗機構を動作
させることになる。それゆえに、洗浄サイクルにおいて、ギアモータがその元の位置に機
構を戻したとき、ハンドル1902は、標準的水洗モードで動作することになる。通常水
洗モードにおいて、ハンドル1902は、スタッド19324と相互作用する内部リブ1
9141を有する。
ハンドルはまた、図62に示されているように、作動ギアの中央取り付け部に係合する
ためのねじ雲台19323を有することができる水洗ハンドル軸19322を受け入れる
ための開口19321を有する。スタッド19324は、使用中にハンドルに対してねじ
りばね(又は同様のねじり機構)19325を圧縮する。ナット19155又は同様の締
結機構は、スタッドによるばねの圧縮のためにハンドル1902に対してスタッド133
24を固定することができる。
それゆえに、トイレアセンブリは、実施形態10のタンク又は図示されている好ましい
タンクと、タンク60などのタンクの上部に着座しているように構成された上面1930
6を有する上述の変更された蓋19295とを含むことができる。タンク蓋の上面193
06は、容器ハウジング19121及びトレイ1994の双方を受け入れるように構成さ
れており、それらが下方に依存するようにトレイ1994及び容器ハウジング19121
を受け入れるように構成された凹部開口19307を含む。蓋19295は、好ましくは
、ロック機構19164(実施形態10と同様)を有する。実施形態1900に図示され
ているように、蓋は、少なくとも1つの開口19178を有し、本願明細書に図示されて
いるように、少なくとも2つのそのような開口を有する。ロックを受け入れるためにトレ
イ1994を介して且つトレイ拡張部19310を介して同様の開口19309が設けら
れている。容器ハウジング19121に追加のロック開口19311も設けられている。
ロック機構(1つ以上)における部品又はロックの数は、蓋が安定していることを条件と
して変えることができる。そのようなロック機構は任意選択であるが、安全及び安全保障
並びにギア及び洗浄システムの円滑な動作のために有利である。開口19178(単数又
は複数)は、蓋19295を通って延在する。それらは、図示されているものなどのロッ
ク機構を受け入れるように成形されサイズ決めされ、さもなければ構成されている(しか
し、開口は、他のより多様な設計を含むように変えることができる)。
図示された実施形態におけるロック機構(図57参照)は、本願明細書に図示されてい
るように、少なくとも1つの拡張ファスナ19312、好ましくは少なくとも2つ以上の
そのようなファスナを含むことができ、それぞれは、上述の様々な開口を介して延在する
ためにねじ込み可能又は回転可能なヘッド19312aと、嵌合ロックフィーチャに係合
するように様々な様式で構成されていてもよい第2のロック端部19312bとを有する
。図示されているように、スナップ端部19312bは、クイックロック固定内に嵌合す
る。プッシュナット及びワッシャ又は同様のフィーチャを有するスナップワッシャアセン
ブリ19314が設けられてもよい。圧縮ばね19313は、ファスナ19312を調整
可能にロックするために設けられることができる。そして、そのようなロックフィーチャ
は、実施形態10のタンク60などのトイレタンク内に配置されることができるライナー
19169内の受け入れチューブ19168(単数又は複数)内に嵌合する。他のロック
機構が使用できる(ロッドロック、ロックロッドのねじ端部に係合するように内部のスレ
ッドを有するキャップのねじ、他のスナップフィット係合など)。
容器ハウジング、トレイ及びタンク蓋は一体化されていることから、それらは、タンク
の内部がアクセスされる必要があるときはいつでもタンクのライナーからアセンブリをア
ンロックした後に1つのアセンブリとしてのメンテナンスのために容易に取り外される。
タンク蓋19295は、トイレ又はそのタンクのような陶磁器であることができ、或いは
、成形複合又は成形熱可塑性又は熱硬化性ポリマーなどのポリマー材料から形成されるこ
とができる。タンクは、蓋19295及び容器ハウジング19121の上に着座した19
99などのカバーをさらに有することができ、清潔な外観のためにその上に配置されるこ
とができるが、容器の交換又は補充のための容易なアクセスを依然として提供する。カバ
ー1999は、タンク蓋の上に配置されるように成形されサイズ決めされ又はさもなけれ
ば構成されているべきであり、その上にアクチュエータボタン又はタッチパッド制御部も
有することができる制御パネル/電子アセンブリ1997をみてアクセスするためにアク
セス開口(又は本願明細書における他の実施形態に記載されたような任意選択のドア)を
有することができる。
上述のようなライナー19169は、ポリ塩化ビニル又は同様の水安全ポリマー材料な
どの様々な材料から形成されることができる。ライナーとタンクとの間における小さなエ
アギャップが結露防止特性を提供するために使用されることができる。ライナーはまた、
図示されているようにチューブを受け入れるロックロッドを形成するために使用されるこ
とができる。漏斗19166又は同様のガイドフィーチャはまた、好ましくは、便器に入
る前に水洗水と組み合わせるために容器から直接下流の流れ内に洗浄剤の流れを案内する
又は導くために設けられる。図示されているように、それは、供給管及び/又はオーバー
フロー管19249内に水を導くことになる。
上述のようなリフトアームは、好ましくは、水洗弁1980に動作可能に接続しており
、また、直接的又は間接的なリンクを介して上述のもののような噴射弁に接続されていて
もよく、リンクは調整可能であることができる。リフトアームはまた、好ましくは、水洗
ハンドル1902と動作可能に接続しており、水洗ハンドル及びリフトアーム19286
はまた、通常の水洗サイクル中に水洗弁を動作させるように上述のように接続されていて
もよい。リフトアームアクチュエータアセンブリはまた、リフトアームアクチュエータギ
アモータ及び少なくとも1つのギアの動作によってハンドルなしで水洗弁を動作させるよ
うに配置される。それゆえに、洗浄サイクル中において、ユーザは、洗浄に従事するよう
にアクチュエータボタン又はタッチパッド又は他のアクチュエータフィーチャ1904(
本願明細書においてボタンとして図示されている)を使用する必要があるのみであり、ハ
ンドルの動作をみることもなくなり水洗ハンドルを押下する必要もなくなる。洗浄サイク
ルが終わり水洗ハンドルが作動されると、トイレは通常の洗浄に戻る。
図68及び図69に示されているように、ボタンアクチュエータフィーチャ1904は
、受けリング19315上に着座していてもよい。押下時に、トレイ1994の上に配置
されたパネル1997の下部にボタン接触がなされる。Arduinoアセンブリ133
16は、制御システム19000(本願明細書における任意の実施形態における任意の制
御システムと同じであることができる)を作動させるための受け接触機構19317を有
する。そして、制御システムは、リフトアームアセンブリ19285のためのギアモータ
19148のタイミングを作動させ、また、容器1906として図示されている容器内か
らの洗浄剤の放出のタイミングを調整する。
さらに、図70〜73を参照しながらみることができる本願明細書における便器用の洗
浄システムを有する本発明のさらなる実施形態500が提供される。本実施形態500は
、リフトアームアクチュエータアセンブリ5140の形態の代替の水洗弁動作機構582
を提供する。リフトアームアクチュエータアセンブリは、標準的な動作について水洗弁を
開放するための回動ロッド又は他の水洗リフト機構によって単純に機能するように水洗ア
クチュエータハンドル502が第1の標準モードで動作する、或いは第2の洗浄サイクル
モードで動作するのを可能とするフィーチャによってなされた水洗アクチュエータハンド
ル502に適合されている。図73の分解背面斜視図からわかるように、水洗アクチュエ
ータハンドル502は、スタッド5143内に配置されたトリップレバー停止フィーチャ
5142によって機能するアクチュエータハンドル502の内側においてリブ5141な
どのフィーチャを有するようになされている点でトリップレバーとしても動作することが
できる。第2の標準モードにある場合、毎日の水洗のために、トリップレバー停止部51
42は、通常水洗位置においてアセンブリ5140の他の稼働中の機構を保持するために
トリップレバーとして作用する水洗アクチュエータハンドル502におけるリブ5141
に係合する。そのような状況において、リフトアーム5144は、必要に応じて双方の弁
を動作させるために、標準的な水洗機構(本願明細書の他の箇所に記載されているような
水洗起動バー又はリンクアセンブリなど)に接続される及び/又は係合することができる
第2の洗浄サイクルモードにある場合、機構は、リム水洗弁(実施形態10に図示され
た弁80など)を持ち上げることになる。そうするために、リフトアーム5144の延在
するシャフト部5145は、リフトアーム5144の延在するシャフト部の端部5146
がトリップレバー停止部5142における嵌合開口5147に係合するように、アセンブ
リ5140を通過する。洗浄サイクル中において、コントローラ50000(上述の実施
形態、例えば10、200、300、700、800、900、1200、1300、1
400、1500及び1900のコントローラと同様にプログラミングされることができ
る)は、リフトアームアクチュエータアセンブリ5140に配置されたギアモータ514
8に係合する。それゆえに、アクチュエータアセンブリギアモータ5148は、好ましく
は、コントローラと電子通信する。図示されているように、ギアモータ5148は、取り
付けブラケット5149に配置される。ブラケットは、ピニオンギア5151のベースを
着座させるための凹部5149aを有する。ピニオンギアベース5151aは、アクチュ
エータアセンブリギアモータ5148のギアステム5150を受け入れるように構成され
たピニオンギア5151の反対側に凹部5151bを有する。それゆえに、コントローラ
がギアモータを起動すると、ステム5150は、移動しピニオンギア5151を回転させ
る。ピニオンギアは、アクチュエータギア5152の歯5152aに係合するように構成
された歯5151cを有する。
アクチュエータギア5152が回転すると、それは取り付けブラケット5149上のリ
ミットスイッチ5153の間を移動する。アクチュエータ及びピニオンギアから取り付け
ブラケットの反対側に延在する回転可能な取り付けステム5154は中空であり、リフト
アーム5144の延在するシャフト部5145をステム5154における通路5154b
内で受け入れるように構成された内部表面5154aを有する。取り付けブラケットステ
ム5154の外面5154cは、スタッド5143の拡張部5143a内に嵌合するよう
に構成されている。より具体的には、取り付けブラケットステム5154は、スタッド5
143の拡張部5143aの内部表面5143fによって画定された通路5143e内に
嵌合する。スタッドの外面5143bは、スタッドの拡張部が取り付けブラケットの取り
付けステムの周りに安定的に嵌合するように、取り付けブラケットをスタッドに確実に保
持できるナット5155又は他のファスナ装置に係合するように任意選択のスレッド51
43c又は他の同様のフィーチャを有することができる。
図示されているように、中を通る通路5155b又は孔を画定する内部表面5155a
を有するナット5155が設けられている。内部表面5155aは、スタッド5143の
外部スレッド5143cに係合することができる嵌合スレッド5155cを有することが
できる。他のロック、スナップフィットフィーチャ又はインターロック嵌合フィーチャは
、これらのフィーチャを一緒に保持するために使用されることができる。六角形面515
5dなどの任意選択の締め付けフィーチャが、それを適所に締め付けのためにナットに設
けられてもよい。図70及び図72に示されているように組み立てられると、取り付けブ
ラケット5149の取り付けステム5154がスタッド5143の拡張部5143aの通
路5143f内に回転可能に存在するように、ナットは、取り付けブラケットに向かって
スタッドを締め付ける。取り付けステム5154及びスタッド5143の拡張部5143
aのそれぞれは、それぞれ、位置合わせ及び動作のための部品を配置するために停止フィ
ーチャ5154d、5143dを有する。
拡張部5143aの反対側のスタッド5143の部分において、スタッドは、着座して
おり且つ回転可能である様式でトリップレバー停止部5142を受け入れるように構成さ
れた凹部5143hにおいてより広い開口5143gを含む。より広い開口5143gは
、スタッド5143の拡張部5143aを介して通路5143fと連通する。リフトアー
ム5144の拡張部5145がスタッド5143の拡張部5143aの通路5143f内
に着座した取り付けステムの通路5154aを通過することから、リフトアーム5144
の拡張部5145の端部5146は、トリップレバー停止部5142における開口514
7内に嵌合しそれに係合する。凹部はまた、凹部に面するトリップレバー停止部5142
の側において嵌合係合フィーチャ5156に接触する係合停止フィーチャ5143iを含
む。
水洗アクチュエータハンドル502の内部に面するトリップレバー停止部5142の表
面は、その外側に延在する部分5158において追加の又は第2の係合フィーチャ515
7を有する。外側に延在する部分5158はまた、トリップレバー停止部5142に水洗
アクチュエータハンドル502を接続するために、ねじ5160用の任意選択の受け入れ
孔5159及びワッシャ5161又は他のファスナを有する。洗浄サイクルが起動された
ときに張力を維持するためにトリップレバー戻しばねであるばね機構5162もまた設け
られてもよい。
動作時において、コントローラは、ピニオンギア5151を動作させるステム5150
を有するギアモータ5148を起動する。ピニオンギア5151は、アクチュエータギア
5152に係合しそれを移動させる。アクチュエータギア凹部5163は、回転可能な取
り付けステム5154の背面に係合するように構成されている。ギアがステムを回転させ
ると、スタッド5143の凹部5143h内でトリップレバー停止部5142を移動させ
るステムは、トリップレバー停止部が位置内に移動することを可能にし、トリップレバー
戻りばねは、ギアモータがトリップレバー停止部を回転させている間にハンドルが定常状
態のままであるように、凹部フィーチャ5164を有する水洗アクチュエータハンドル5
02において張力を維持する。取り付けステムが回転すると、リフトアーム5144の拡
張部5145もまた回転し、カバーを制御可能に持ち上げ洗浄サイクルのために水洗弁を
開放するようにリム水洗弁と直接接続して又は接続若しくはリンク機構を介して動作させ
ることができる。コントローラがギアモータをオフにすると、作用が停止し、ばね作用に
よって又はより好ましくはギアモータの制御された動作によって反転されることができる
洗浄サイクルが終わった後、アクチュエータアセンブリは、標準的水洗モードで再度動
作し、フィーチャ5141を有する水洗アクチュエータハンドルは、直接的に又は他の水
洗リフト機構(水洗起動バーなど)を介して所望の様式でリム及び噴射水洗弁の双方を開
放することができるリフトアーム5144の拡張部5145に単純に手動で係合するよう
にトリップレバー停止部を移動させる。他の全ての点において、実施形態500は、本願
明細書における他の実施形態の他の様々な弁及びトイレアセンブリとともに使用すること
ができる。
洗浄システムを有するトイレを定期的に洗浄するための方法が本願明細書において提供
され、方法は、上述のような洗浄システム10、200、300、400、500、70
0、800、900、1200、1300、1400、1500及び1900のいずれか
によって実施することができる。それはまた、実施形態1600、1700及び1800
による変更を有して使用できる。簡潔にするために、実施形態10に関して記載されるが
、全てのステップは、本発明の範囲の精神から逸脱することなく実施形態200、300
、400、500、700、800、1200、1300、1400、1500及び19
00について上述された付加情報に応じて実施することができる。方法は、内部領域36
を画定する便器30と、タンク内部119を画定するトイレタンク60と、水洗弁80と
、リム入口ポート28とを有するトイレアセンブリ10における便器30用の洗浄システ
ム100を提供することを含む。これらのフィーチャは、さらに詳細に上記されている。
水洗弁80は、便器30のリム入口ポート28に流体を供給するように構成されたもので
ある。使用される水洗弁の種類、便器及びタンクの形状、並びにリム入口は、多種多様の
トイレアセンブリを含むように変えることができる。
制御システムは、洗浄サイクルを開始するようにアクチュエータフィーチャ4によって
起動される。そして、流量制御装置66a、例えば図示された機械弁91又は液体供給弁
120は、供給管から、上述のように閉位置であるときの水洗弁80の水洗弁本体104
の内部空間103へと液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に動作され開
放される。
そして、水洗弁は、上述のように第2の期間にわたって少なくとも約3リットルの水洗
水によって運ばれた液体洗浄剤の投与量を導入するように水洗弁80のフラッパ105を
持ち上げることによって弁を開放するように水洗弁動作機構を使用して動作される。実施
形態10、400、500又は1900のものなどの機構が使用できる。
水洗弁80は、好ましくは、液体洗浄剤の投与量を供給した後に少なくとも部分的に閉
じるように動作される。流量制御装置66a及び水洗弁動作機構は、上述のようにその中
でプログラミングされた制御システム及びタイミングによって動作される。
そして、水洗弁は、洗浄サイクルの終了に新たな水洗水によって便器の内部をパージす
るために少なくとも約3リットルを導入するために第3の期間(洗浄保持期間)後に再開
放するように任意選択で動作されることができる。少なくとも約0.5リットルの追加の
水洗水はまた、必要に応じて調整された導入のタイミングで噴射水洗弁70を介して導入
されることができる。
その広範な発明概念から逸脱することなく、変更が上述の実施形態になされ得ることが
当業者には理解されよう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定され
るものではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されている本発明の精神及び範囲内
の変更を包含することが意図されることが理解される。

Claims (24)

  1. 洗浄システムを有するトイレアセンブリであって、
    (a)トイレアセンブリは、
    内部空間を画定する便器と、
    タンク内部を画定するトイレタンクと、
    前記トイレタンク内の水洗弁と、
    前記水洗弁の出口から少なくとも1つのリム出口ポートまで延在するリム流路を介して前記便器の前記内部空間と流体連通するリムとを備え、前記水洗弁が前記少なくとも1つのリム出口ポートに液体洗浄剤、水洗水、または液体洗浄剤及び水洗水の混合物を供給するように構成されており、
    前記水洗弁が水洗作動モード及び洗浄作動モードで動作するように構成されており、前記水洗作動モードでは、前記水洗弁が、前記トイレアセンブリが水洗サイフォンを開始するのに十分な水洗水の流れを提供する又はウォッシュダウン水洗を提供し、前記洗浄作動モードでは、前記水洗弁が、サイフォンを開始するには不十分であるが前記便器を洗浄するためには十分である前記液体洗浄剤及び水洗水の混合物の前記便器への導入を可能とするために部分的にのみ開放され、
    (b)前記トイレアセンブリの前記水洗作動モードと独立して動作する前記洗浄作動モードを有する前記洗浄システムであって、
    前記洗浄システムは、
    内部空間を画定する容器本体を有し且つ前記容器本体の前記内部空間と流体連通する出口ポートを有する前記液体洗浄剤を保持するための容器と、
    前記容器を受け入れるように構成されたハウジングと、
    前記容器の前記内部空間と流体連通し且つ前記容器内から前記液体洗浄剤を受け入れるための第1の端部を有する供給管と、
    前記供給管を通る流れを制御可能な流量制御装置と、
    アクチュエータによって起動可能な制御システムとを備え、前記アクチュエータの起動時に、前記制御システムが、
    前記容器から1つ以上のリム出口へと前記液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に前記流量制御装置を動作させること、及び
    サイフォンを開始するには不十分であるが前記便器を洗浄するには十分な流量で、前記便器内に前記少なくとも1つのリム出口ポートを介して前記液体洗浄剤の前記投与量を運ぶために水洗水を導入するために前記水洗弁を開放するように前記洗浄作動モードで前記水洗弁を動作させること
    によって洗浄サイクルを開始するようになされている、トイレアセンブリ。
  2. 前記水洗弁が、前記洗浄作動モードでは、前記水洗作動モード中に前記水洗弁を通る流量約20%から約80%流量で水洗水を導入する、請求項1に記載のトイレアセンブリ。
  3. 前記水洗弁が、前記洗浄作動モードでは、記水洗作動モード中に前記水洗弁を通る前記流量約40%から約60%流量で水洗水を導入する、請求項2に記載のトイレアセンブリ。
  4. 前記水洗水が約2秒から約30秒の期間にわたって水洗作動モードで前記弁に入る、請求項2に記載のトイレアセンブリ。
  5. 水洗水及び洗浄剤が前記便器内に導入され、前記便器を洗浄するための約30秒から約30分の滞留時間を有する、請求項4に記載のトイレアセンブリ。
  6. 前記便器が、直接供給噴射サイフォン重力動力便器、非噴射サイフォン重力動力便器、リム噴射サイフォン重力動力便器、重力動力ウォッシュダウン便器のいずれかである、請求項1に記載のトイレアセンブリ。
  7. 前記水洗弁が、弁カバーにるポペットを有するフラッパ型水洗弁であり、前記ポペットは、前記洗浄作動モード中に前記ポペットが前記弁カバーに対するときに前記ポペットによって遮断された前記水洗弁の領域を開放するのに使用する、
    または、
    前記水洗弁が、前記弁カバーにフックを有し、弁本体に前記フックと係合するキャッチを有するフラッパ型水洗弁であり、前記フック及びキャッチは前記洗浄作動モード中に前記水洗弁を開放するのに使用する、請求項1に記載のトイレアセンブリ。
  8. 前記水洗弁が弁カバーを有する弁本体とサイドポートカバーを有するサイドポートとを有するポペット型水洗弁であり、前記弁カバーが前記水洗作動モード中に前記弁本体を開放し、前記洗浄作動モード中に前記サイドポートカバーが前記サイドポートを開放する、請求項1に記載のトイレアセンブリ。
  9. 前記洗浄システムは、前記水洗弁に結合されたアクチュエータリフトアームの拡張部に係合するように構成されたハウジングをさらに備える、請求項1に記載のトイレアセンブリ。
  10. 前記洗浄システムはギアモータ、ピニオンギア及びアクチュエータギアを有するギアモータハウジングをさらに備え、前記アクチュエータギアは前記水洗弁に結合されたアクチュエータリフトアームに結合され、前記水洗作動モードでは前記ギアモータは前記アクチュエータリフトアームを制御するように動作せず、前記洗浄作動モードでは前記ギアモータは前記アクチュエータリフトアームを制御するように動作する、請求項1に記載のトイレアセンブリ。
  11. 洗浄システムを有するトイレアセンブリであって、
    (a)トイレアセンブリは、
    内部空間を画定する便器と、
    タンク内部を画定するトイレタンクと、
    水洗弁と、
    リム入口ポートと、
    記水洗弁の出口から前記リム入口ポートまで延在する分離されたリム流路であって、前記分離されたリム流路は前記トイレアセンブリを通り噴射流路から分離され、前記水洗弁は前記便器の前記リム入口ポートに液体洗浄剤、水洗水、または液体洗浄剤及び水洗水の混合物を供給するように構成された、前記分離されたリム流路と、を備え、
    前記トイレアセンブリは、通常水洗モード中に前記便器に前記水洗水を供給するように動作するように構成されており、
    (b)洗浄システムは、
    内部空間を画定する本体を有し且つ前記本体の前記内部空間と流体連通する出口ポートを有する液体洗浄剤を保持するための容器と、
    前記容器を受け入れるように構成されたハウジングと、
    前記容器の前記内部空間と流体連通し且つ前記容器内から前記液体洗浄剤を受け入れるための第1の端部を有する供給管と、
    前記供給管を通る流れを制御可能な流量制御装置と、
    アクチュエータによって起動可能な制御システムとを備え、前記アクチュエータ起動時に、前記制御システムが、
    前記供給管から、閉位置における前記水洗弁であって前記リム入口ポート及び前記分離されたリム流路への前記液体洗浄剤の供給のために構成された前記水洗弁の内部空間へと前記液体洗浄剤の投与量を供給するのに十分な第1の期間に前記流量制御装置を動作させること、
    前記便器内に前記分離されたリム流路を介して前記液体洗浄剤の前記投与量を運ぶために水洗水を導入するために前記水洗弁を開放するように前記水洗弁を動作させること、及び、
    第2の期間にわたって前記液体洗浄剤の前記投与量及び水洗水を供給するように前記水洗弁を動作させること、
    によって洗浄作動モードを開始するようになされており、
    前記トイレアセンブリは、前記洗浄作動モードで動作するように構成され、前記洗浄作動モードは、前記通常水洗モードとは独立して動作するように構成されている、トイレアセンブリ。
  12. 前記制御システムが、前記リム入口ポートを介して前記便器内へと液体洗浄剤の前記投与量及び水洗水を供給した後に、前記水洗弁を少なくとも部分的に閉じるように動作する、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  13. 前記流量制御装置を動作させるために前記制御システムによって起動可能なギアモータをさらに備える、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  14. リフトアームアクチュエータギアモータによって駆動される少なくとも1つのギアを含むリフトアームアクチュエータアセンブリをさらに備え、前記少なくとも1つのギアが、リフトアームを移動させて前記水洗弁を制御可能に開放するために前記リフトアームに係合可能であり、前記リフトアームが、直接的又は間接的なリンクを介して前記水洗弁に動作可能に接続している、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  15. 前記リフトアームが水洗ハンドルと動作可能に接続しており、前記水洗ハンドル及び前記リフトアームが、前記水洗ハンドルが押されたときに前記通常水洗モード中に前記水洗弁を動作させるように接続されており、前記リフトアームアクチュエータアセンブリが、前記リフトアームアクチュエータギアモータ及び前記少なくとも1つのギアの動作によって前記水洗ハンドルを押すことなく前記洗浄作動モード中に前記水洗弁を動作させるように配置されている、請求項14に記載のトイレアセンブリ。
  16. 前記アクチュエータに応じて前記水洗弁を制御可能に開放するための水洗弁動作機構をさらに備える、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  17. 前記水洗弁動作機構が、前記水洗弁の弁本体の周りに着座したフラッパリフト機構に接続されたリンクと結合するリフトロッドを備え、接触時に前記リフトロッドを移動させるためにギアモータによって動作するカム機構によって前記リフトロッドが機械的に駆動され、請求項16に記載のトイレアセンブリ。
  18. 前記水洗弁動作機構が、リフトアームアクチュエータギアモータによって駆動される少なくとも1つのギアを備えるリフトアームアクチュエータアセンブリを備え、前記リフトアームアクチュエータアセンブリの前記少なくとも1つのギアが、リフトアームが前記水洗弁を制御可能に開放することができるように前記リフトアームアクチュエータアセンブリにおける前記リフトアームを移動させるように前記リフトアームに係合可能であり、前記リフトアームが、直接的又は間接的なリンクを介して前記水洗弁に動作可能に接続している、請求項16に記載のトイレアセンブリ。
  19. 前記制御システムが、液体洗浄剤の前記投与量と前記水洗水を供給した後に前記水洗弁を少なくとも部分的に閉じるように、且つ前記洗浄作動モードの終了において新たな水洗水によって便器の内部をパージするために第3の期間の後に前記水洗弁を再度開放するようにさらになされている、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  20. 前記トイレアセンブリが、直接供給噴射部をさらに含み、前記水洗弁が前記便器の前記リム入口ポートに液体洗浄剤、水洗水、または液体洗浄剤及び水洗水の混合物を供給するように構成されたリム水洗弁であり、前記トイレアセンブリが、前記トイレアセンブリにおいて前記直接供給噴射部に水洗水を導入するように動作可能な噴射水洗弁である第2の水洗弁をさらに備える、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  21. 前記リム水洗弁用の流体経路及び前記噴射水洗弁用の流体経路が互いに分離されており、前記噴射水洗弁用の流体経路が水洗サイクルの前後において準備状態にある、請求項20に記載のトイレアセンブリ。
  22. リフトアームをさらに備え、前記リフトアームは、前記通常水洗モード中に直接的に前記水洗弁を駆動させるとともに、前記洗浄作動モードでリンクを介して前記水洗弁を動作させるように構成されている、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  23. 前記水洗弁はリム水洗弁であり、前記トイレアセンブリはさらに水洗水を前記便器とリフトアームに導入するための噴射水洗弁を備え、前記洗浄作動モード中に、前記リフトアームは、前記噴射水洗弁を開放することなしに前記リム水洗弁を開放する位置に移動するように構成される、請求項11に記載のトイレアセンブリ。
  24. 前記通常水洗モードは前記洗浄作動モードと独立して動作するように構成され、
    前記通常水洗モードは前記トイレアセンブリがサイフォンを開始するに十分な水の流れを提供し、前記洗浄作動モードはサイフォンを開始するには不十分であるが前記便器を洗浄するためには十分である水の流れを提供する、
    請求項11に記載のトイレアセンブリ。
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