JP6960966B2 - 部材間の接合構造および接合方法 - Google Patents
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Description
図2は、現場の省力化を目的とした本発明の一実施形態を示したものであり、互いに連結される一対の接合部材1a、1bが、第1の勾配付きの部材としての所定の勾配を持たせた勾配座金4およびこれと逆向きの勾配を持たせた第2の勾配付きの部材としての受け金具5を介して、ボルト3とナット6で締め付けられている。接合の手順は以下の通りである。
あらかじめ一方の接合部材1aの接合面にボルト3、勾配座金4、ナット6を、他方の接合部材1bの接合面の所定の位置に受け金具5を装着しておく。ナット6は、所定の首下長さになるまで、精度良く位置合わせをする。
接合面をスライドさせると受け金具5と勾配座金4が嵌合する。なお、接合面には後述する実施形態2のスリット(図4(b)のガイド溝9、10に相当するスリット)が形成されていることでスライド可能となっている。
勾配部が嵌合し、接合が完了する。
必要に応じてナット6を回転し、所定の締付力を導入する。
図3は、接合面に軸力を導入する場合の実施形態を示したものであり、接合の手順は以下の通りである。なお、図4は、図3(b)に対応する挿入過程を示したものであり、(a)はボルトの軸と平行な断面図、(b)はボルトの軸と垂直な断面図である。
あらかじめ一方の接合部材1aの接合面にボルト3、勾配座金4、ばね座金8、ナット6を、他方の接合部材1bの接合面の所定の位置に受け金具5を装着しておく。ナット6は、所定の首下長さになるまで、精度良く位置合わせをする。
接合面のスリット(図4(b)のガイド溝9、10)にボルト3の軸部3bを挿入し、受け金具5と勾配座金4が嵌合するまで接合面をスライドさせる。
勾配部が嵌合し、接合が完了する。接合面にばね座金8の反力分の軸力が導入される。
必要に応じてナット6を回転し、所定の締付力を導入する。
図5は、接合面に軸力を導入する場合(ボルト3の固定度を高める場合)の他の実施形態を示したものであり、接合の手順は以下の通りである。
あらかじめ一方の接合部材1aの接合面にボルト3、勾配座金4、ばね座金8、ナット6を、他方の接合部材1bの接合面の所定の位置に受け金具5を装着しておく。ナット6は、所定の首下長さになるまで、精度良く位置合わせをする。
接合面のスリットにボルト3の軸部3bを挿入し、接合面をスライドさせると受け金具5と勾配座金4が嵌合する。なお、接合面には前述の実施形態2のスリット(図4(b)のガイド溝9、10に相当するスリット)が形成されていることでスライド可能となっている。
勾配部が嵌合し、接合が完了する。接合面にばね座金8の反力分の軸力が導入される。
図6は、H形鋼の端部に取り付けられた端板11a、11bどうし接合する場合の実施形態を示したものであり、図6(a)はボルト3等の金具類を装着する前の接合部の断面と接合面を示した図、図6(b)はボルト3等の金具類を装着した状態の接合部の断面と接合面を示した図である。
あらかじめ一方の接合部材11a、11bの接合面にボルト3、勾配座金4、ばね座金8、ナット6およびボルト3と対抗する接合面の所定の位置に受け金具5を、互い違いに装着しておく。ナット6は、所定の首下長さになるまで、精度良く位置合わせをする。
接合面のスリットにボルト3の軸部を挿入し、接合面をスライドさせると受け金具5と勾配座金4が嵌合する。
勾配部が嵌合し、接合が完了する。接合面にばね座金8の反力分の軸力が導入される。
必要に応じてナット6を回転し、所定の締付力を導入する。
図7は、H型鋼の端部に取り付けられた端板11a、11bどうし接合する場合の他の実施形態(接合面の剛性を高める方法)を示したものである。
実施形態5では、端板11a、11bどうしの接合面から所定間隔離した位置に、H形鋼の軸方向と直角なリブ12a、12bを取り付け、このリブ12a、12bに、ボルト3、勾配座金4、受け金具5、ばね座金8、ナット6を配置したものであり、原理は前述した実勢形態2、実施形態4と同様である。
図8、本発明をエレクションピースに適用する場合の概要を従来例と比較して示したものである。
図9(a)に示すように、鋼管21の上端部の内側にエレクションピース22aが溶接により取り付けられており、そのエレクションピース22aには添接板22bが通常の高力ボルト23により締め付けられている。
添接板22bとエレクションピース22cには、他の実施形態において説明したボルト3、勾配座金4、受け金具5、ナット6、ばね座金8が所定位置に取り付けられている。
図9(d)は、上下の鋼管21の突き合わせ部の溶接24が完了した状況を示している。
図10は、実施形態7として鋼管パイプ31の端板32a、32bどうしの接合構造の原理を示したものである。
図11は、実施形態3(図5参照)と、実施形態8を対比して示したものである。
図11(a)は、実施形態3におけるスライドロック後の状態を示した図であり、あらかじめ取り付けられたボルト3は、互いに接合される部材1a、1bにボルト3の軸径より少し大きいボルト孔2が開けられ、座金7を介してボルト軸力を伝える構造になっている。
8…ばね座金、9…ガイド溝(部材1bのガイド溝)、10…ガイド溝(受け金具5のガイド溝)、
11a、11b…端板、
12a、12b…リブ、
21…鋼管、22、22a、22c…エレクションピース、22b…添接板、23…高力ボルト、24…溶接、
31…鋼管パイプ、32a、32b…端板、39…ガイド溝孔、
51a、51b…部材、52a、52b…ボルト孔、53…ボルト、53a…頭部、53b…軸部、54…座金、55…座金、56…ナット
Claims (11)
- 互いに接合される一方の部材のボルト孔に対してボルトが装着されており、前記ボルトのボルト頭部と前記ボルト孔との間に互いに接合される他方の部材の接合部を嵌合させた部材間の接合構造であって、前記ボルト頭部の裏面側には所定の勾配を持たせた第1の勾配付きの部材が前記ボルトの軸部を貫通させた状態で取り付けられており、前記他方の部材の接合部には前記第1の勾配付きの部材と逆向きの勾配を持たせた第2の勾配付きの部材が取り付けられており、前記他方の部材の接合部および前記第2の勾配付きの部材には、前記ボルトの軸部を側方から受入れ可能なガイド溝が形成されており、前記第1の勾配付きの部材と前記第2の勾配付きの部材の勾配面どうしを当接させた状態で部材どうしが前記ボルトを介して接合されていることを特徴とする部材間の接合構造。
- 請求項1記載の部材間の接合構造において、前記ボルトは、前記一方の部材の前記ボルト孔に対しボルトの軸部の雄ねじに螺合したナットで接合されていることを特徴とする部材間の接合構造。
- 請求項1記載の部材間の接合構造において、前記ボルトの軸部の雄ねじが前記一方の部材の前記ボルト孔に形成された雌ねじに螺合して接合されていることを特徴とする部材間の接合構造。
- 請求項2記載の部材間の接合構造において、前記一方の部材のボルト孔と前記ナットとの間に弾性部材を介在させてあることを特徴とする部材間の接合構造。
- 請求項1〜3の何れかに記載の部材間の接合構造において、前記ボルト頭部と前記第1の勾配付きの部材との間に弾性部材を介在させてあることを特徴とする部材間の接合構造。
- 請求項4または5記載の部材間の接合構造において、前記弾性部材はばね座金または皿ばねであることを特徴とする部材間の接合構造。
- 互いに接合される一方の部材のボルト孔にあらかじめボルトを装着しておき、前記ボルトのボルト頭部と前記ボルト孔との間に、互いに接合される他方の部材の接合部を側方から嵌合させて、部材どうしを前記ボルトを介して接合する部材間の接合方法であって、前記ボルト頭部の裏面側に所定の勾配を持たせた第1の勾配付きの部材を前記ボルトの軸部を貫通させて取り付けておき、前記他方の部材の接合部に前記第1の勾配付きの部材と逆向きの勾配を持たせた第2の勾配付きの部材を取り付けた状態で、前記他方の部材の接合部および前記第2の勾配付きの部材に形成されているガイド溝に前記ボルトの軸部を側方から嵌入させながら、前記他方の部材の接合部を側方から嵌合させて、前記第1の勾配付きの部材と前記第2の勾配付きの部材の勾配面どうしを当接させ、前記部材間に前記ボルトの締付け力を導入することを特徴とする部材間の接合方法。
- 請求項7記載の部材間の接合方法において、前記一方の部材のボルト孔に対し、前記ボルトを、該ボルトの軸部の雄ねじに螺合したナットを介して装着することを特徴とする部材間の接合方法。
- 請求項7記載の部材間の接合構造において、前記一方の部材のボルト孔に対し、前記ボルトを該ボルトの軸部の雄ねじを前記ボルト孔に形成された雌ねじに螺合して装着することを特徴とする部材間の接合方法。
- 請求項8記載の部材間の接合方法において、前記一方の部材のボルト孔と前記ナットとの間に弾性部材を介在させることを特徴とする部材間の接合方法。
- 請求項7〜9の何れかに記載の部材間の接合方法において、前記ボルト頭部と前記第1の勾配付きの部材との間に弾性部材を介在させることを特徴とする部材間の接合方法。
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