JP6960872B2 - エレベーターの乗りかご体 - Google Patents

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Description

本開示は、エレベーターの乗りかご体に係り、特に、複数のパネル部材を互いに接続してかご室の所定の内部空間が形成されるエレベーターの乗りかご体に関する。
エレベーターは、建物の各階の乗場からの利用客を乗りかごに乗せ、利用客の要求に応じて建物を縦貫する昇降路の中を昇降させて、利用客の所望の乗場に着床して利用客を降ろす利用客運搬装置である。乗りかごの昇降路内の移動を案内するために、乗りかごを挟んで一対のガイドレールが昇降路内に垂直に設けられ、乗りかごにはガイドシューが設けられる。乗りかごが昇降すると、ガイドシューはガイドレールに摺動しながら案内される。摺動抵抗を少なくするために、ガイドレールに給油が行われる。
特許文献1では、ガイドレールに給油した油は、ガイドレールに沿って自然落下しピット床面に設けられた油受皿に溜まる一方で、ガイドレールを摺動するガイドシューの接触面を伝わってガイドシューの下面に集まり、油滴となって落下することを指摘する。そして、エレベーターが走行すると、その風圧により、ガイドシューの下面から油滴が飛散し、かご、釣合おもり、昇降路、ピットを汚し、その清掃に多大の労力と時間を必要とすると述べている。
本開示に関連する技術として、特許文献2には、エレベーターのかご室壁は、複数の壁パネルを連結して構成されることを述べている。壁パネルは、室壁面部、室壁面部から室外側に直角に屈曲された側面部、及び、側面部から室壁面部に平行に屈曲されたフランジ部等を有する金属板の成形品で、壁パネルの室壁面部及び側面部には化粧材が全面に貼着されている。
従来は、隣接壁パネルの側面部が相対向する隙間に、目地材を介在させ、これらを貫通するボルトにナットを締付けることで連結するので、化粧材の貼替えをするには、かご室を分解し、壁パネル単体ごとに化粧材を貼替え、かご室を再組立する必要を指摘する。そこで、隣接壁パネルの全高にわたる高さを有して隣接壁パネルのフランジ部を互いに連結する連結部材を設け、隣接壁パネルの側面部が相対向する隙間内に室内側に取外し可能な目地材を嵌合させ、目地材の室外側側面を連結部材で支持する構成を開示している。これによれば、連結部材で隣接壁パネルは連結されている状態のままで目地材は室内側に取外すことができるので、隣接壁パネルを分解することなく化粧材の貼替えが可能になる。
実開昭63−107260号公報 特開平6−144743号公報
乗りかごにおけるかご室の内部空間は、パネル部材を組み合わせて構成されることが多い。例えば、天井部のパネル部材と床部との間の側壁部は、複数のパネル部材の側面を互いに向かい合わせながら環状に配置して接続することで形成される。かご室内部からはパネル部材の合わせ目が縦方向に視認される。複数のパネル部材は締結等で接続されるので、合わせ目にはほとんど隙間がない。ところが、かご室内に油が滲み出ることが分かり、その原因を調べると、乗りかごの外部におけるガイドレールの潤滑のための給油が飛散し、パネル部材の合わせ目における例えば1mm以下の狭い隙間を毛細管作用によってかご室内に滲みだすことが分かった。かご室外からの油がかご室内に滲み出ると、かご室内の外観意匠等を損ない、場合によっては、かご室内の利用者に不測の汚れを与える可能性がある。
これを防ぐには、メンテナンスの際に乗りかごの外側に付着している油汚れ等を拭き取ることが考えられるが、隙間に毛細管作用で入り込んだ油を拭き取ることは困難である。また、乗りかごの外側における向かい合うパネル部材の隙間の全てに、例えばシリコーン樹脂のコーキングを行うことが考えられるが、既に設置済みのエレベーターについてこれを行う場合、昇降路内での作業となり、多大な負荷と時間を要する。そこで、コーキング等を行うことなく、かご室の内部空間を構成する複数のパネル部材の向かい合う隙間に毛細管作用でかご室外からの油が入り込むことを抑制できるエレベーターの乗りかご体が要望される。
本開示に係るエレベーターの乗りかご体は、かご室内壁を構成する平板部、及び、平板部の周縁からかご室外側に垂直に折れ曲る周面部を有する皿形状の複数のパネル部材を互いに接続してかご室の所定の内部空間を形成したかご室構造体と、かご室構造体を構成する複数のパネル部材について2つのパネル部材を互いに接続する対向接触面のかご室外側の合わせ目を覆う閉塞部材と、を備える。
上記構成によれば、かご室構造体においてパネル部材を互いに接続する対向接触面のかご室外側の合わせ目を閉塞部材で覆うので、2つのパネル部材が向かい合う対向接触面の隙間に毛細管作用でかご室外からの油が入り込むことを抑制できる。
本開示に係るエレベーターの乗りかご体において、対向接触面は、隣接する2つのパネル部材の一方側の周面部と他方側の周面部とを向い合わせた周面部接触面であり、閉塞部材は、周面部接触面のかご室外側の合わせ目を覆う周面部閉塞部材であることが好ましい。
平板部と周面部とを有するパネル部材を互いに接続する例として、隣接する2つのパネル部材の一方側の周面部と他方側の周面部とを向い合わせる場合があり、この場合には、向かい合う周面部が接触する。上記構成によれば、周面部接触面のかご室外側における合わせ目を周面部閉塞部材で覆う。これにより、周面部接触面の隙間に毛細管作用でかご室外からの油が入り込むことを抑制できる。
本開示に係るエレベーターの乗りかご体において、対向接触面は、隣接する2つのパネル部材の一方側の平板部と他方側の周面部とを向い合わせた平板部接触面であり、閉塞部材は、平板部接触面のかご室外側の合わせ目を覆う平板部閉塞部材であることが好ましい。
平板部と周面部とを有するパネル部材を互いに接続する例として、隣接する2つのパネル部材の一方側の平板部と他方側の周面部とを向い合わせる場合があり、この場合には、向かい合う平板部と周面部とが接触する。上記構成によれば、平板部接触面のかご室外側における合わせ目を平板部閉塞部材で覆う。これにより、平板部接触面の隙間に毛細管作用でかご室外からの油が入り込むことを抑制できる。
本開示に係るエレベーターの乗りかご体において、閉塞部材は、対向接触面を構成する2つのパネル部材の向かい合う部分を両側から挟み込む弾性体のクリップ部材と、クリップ部材の内面と対向接触面の合わせ目との間に配置された吸油性部材と、を有することが好ましい。
上記構成によれば、閉塞部材は、クリップ部材を有するので、隣接するパネル部材の向かい合う対向接触面をしっかり挟む作業によって対向接触面を完全に覆うことができる。また、閉塞部材は、吸油性部材を有するので、仮に油が飛散してきても、対向接触面の隙間に入り込む前に吸い込むことができる。これによって、乗りかごの外側から壁側対向接触面に毛細管作用でかご室外からの油が入り込むことを抑制できる。
本開示に係るエレベーターの乗りかご体において、閉塞部材は、所定の長尺寸法で形成された長尺閉塞部材を、所定の長さに切断した部材であることが好ましい。
かご室構造体を構成するパネル部材の寸法等によって対向接触面のかご室外側の合わせ目の長さが異なるので、それぞれの長さの閉塞部材を用意する必要がある。上記構成によれば、長尺閉塞部材を実際の合わせ目の長さに合わせて切断できるので便利である。
上記構成のエレベーターの乗りかご体によれば、コーキング等を行うことなく、かご室内壁を構成する複数のパネル部材の向かい合う隙間に対し、毛細管作用でかご室外からの油が入り込むことを抑制できる。
実施の形態に係るエレベーターの乗りかご体の斜視図である。 図1の乗りかご体の上面図である。 図1の乗りかご体の側面図である。 実施の形態に係るエレベーターの乗りかご体における対向接触面の例を示す図である。 図1のV部の断面図である。 図1のVI部の断面図である。 長尺閉塞部材を切断して所望の長さの閉塞部材を得る方法を示す図である。
以下に図面を用いて本開示に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、パネル部材の平面形状を矩形として直方体の乗りかご構造体について述べるが、これは説明のための例示である。複数のパネル部材を用いてかご室の所定の内部空間が形成できればよく、矩形以外の平面形状を有するパネル部材を用いてもよい。例えば、多角形のパネル部材で天井部を構成し、多角形の平面形状を有するかご室としてもよい。以下では、床部を除く部分についてパネル部材を用いてかご室構造体を構成するものとするが、これは説明のための例示であって、複数のパネル部材を用いるかご室構造体であればよい。以下で述べる形状、材質、パネル部材の数等は、説明のための例示であって、エレベーターの乗りかご体の仕様等に合わせ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、エレベーターの乗りかご体20の構成を示す斜視図である。以下では、特に断らない限り、エレベーターの乗りかご体20を、乗りかご体20と呼ぶ。乗りかご体20は、建物を縦方向に縦貫する昇降路10内を昇降する利用客運搬装置であるエレベーターの乗りかごから付帯機器等を取り去った箱体の部分である。図1では、乗りかご体20が乗りかごとなった場合に昇降する昇降路10、乗りかごの昇降路10内の昇降を案内する一対のガイドレール12,13、乗りかご体20に設けられてガイドレール12,13と摺動する一対のガイドシュー14,15が示される。
一対のガイドシュー14,15に取り付けられる一対の給油装置16,17は、ガイドレール12とガイドシュー14との間、及びガイドレール13とガイドシュー14との間の摺動抵抗を少なくするための潤滑油を供給する装置である。潤滑油は、ガイドレール12とガイドシュー14との間、及びガイドレール13とガイドシュー14との間を通った後、エレベーターの昇降路10内の移動によって生じる風圧等によって昇降路10内に油滴18となって飛散し、乗りかご体20の外側に付着する。場合によっては、乗りかご体20の下部から垂れ、昇降路10の最下部であるピットまで落ちる。
図1において、直交する上下方向と奥行方向と幅方向とを示す。上下方向は、昇降路10が延びる方向であり、乗りかご体20の昇降方向である。建物の上層階に向かう方向が上方側で、下層階に向かう方向が下方側である。奥行方向は、建物の乗場から昇降路10へ向かう方向に平行な方向であり、乗りかご体20においてかご扉が設けられる開口部19側を乗場側、乗場側と反対方向を昇降路側と呼ぶ。幅方向は、建物の乗場から乗りかご体20を見て、左方が左側方向で、右方が右側方向である。以下の図においても同様である。
乗りかご体20は、かご室構造体22と、複数の閉塞部材80,82を含んで構成される。かご室構造体22は、複数のパネル部材を互いに接続して所定の内部空間を有するかご室23を形成した構造体である。閉塞部材80,82は、かご室構造体22を構成する複数のパネル部材について2つのパネル部材を互いに接続する対向接触面のかご室外側の合わせ目を覆う保護部材である。閉塞部材80,82は、昇降路10内に飛散した油滴18が合わせ目の隙間に入り込むことを防止するために設けられる。図1では、乗りかご体20の昇降路側の側面においてのみ閉塞部材80,82の配置を示し、その他の側面においては閉塞部材80,82の図示を省略する。
かご室構造体22は、かご室23の床部24、かご室23の天井部26、及び、かご室23の側壁部28を含んで構成される。かご室23の内部空間は、床部24、天井部26、及び側壁部28で囲まれた空間で、エレベーターの利用客を収容する空間である。乗りかご体20は、床部24を除いて、複数のパネル部材を組み合わせて形成される。床部24は、乗りかご体20の床面を構成する部材で、乗りかごカーペット等が敷設される平板部材である。床部24をパネル部材で構成してもよい。
パネル部材とは、矩形形状の平板部、及び、平板部の周囲4辺のそれぞれから立設する4つの周面部を有する矩形皿形状の部材である。かかるパネル部材としては、適当な強度を有する材料を矩形皿形状に成形したものが用いられる。材料としては鉄材等の金属を用いることができる。この場合、金属板を適当な打抜き加工と折り曲げ加工等で矩形皿形状に成形したものをパネル部材として用いることができる。
図1に加え、図2、図3を用いて、乗りかご体20を構成する複数のパネル部材の内容を説明する。図2は、図1の乗りかご体20を上方側から見た上面図であり、図3は、幅方向の右側から見た側面図である。
かご室23の天井部26は、かご室天井壁を構成する矩形形状の天井平板部50、及び、天井平板部50の周囲四辺のそれぞれからかご室23の外側に垂直に折れ曲る4つの天井周面部を有する矩形皿形状の天井パネル部材である。図2に、4つの天井周面部51,52,53,54を示す。4つの天井周面部51等は、かご室構造体22において、最も上方側に配置される天井平板部50から上方側に垂直に立設される。乗りかご体20を右側から見た図3では、天井部26として、天井周面部52が示される。
かご室23の側壁部28は、天井部26に接続される11枚の縦長パネル部材30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40、及び、床部24に接続される5枚の幅木パネル部材41,42,43,44,45で構成される。11枚の縦長パネル部材は、いずれも上下方向に長く、上下方向に垂直な方向に短い寸法を有する。幅木パネル部材41,42,43,44,45のうち、幅木パネル部材42,43,44は、上下方向に短く、上下方向に垂直な方向に長い寸法を有する横長のパネル部材である。
幅木パネル部材41,42,43,44,45は、かご室23の側壁部28のうちで床部24に接続される幅木と呼ばれる部分である。幅木は、利用客の靴や、台車等が直接接触する部分で、傷つきやすいので、幅木のかご室23の内側面は、例えば、金属板等が貼付される。縦長パネル部材30,40、及び、幅木パネル部材41,45は、乗りかご体20において、かご扉が設けられる開口部19の両側に配置されるパネル部材である。
縦長パネル部材31等と、幅木パネル部材41等は、いずれも、矩形形状の壁平板部60と、壁平板部60の周囲四辺からかご室23の外側である昇降路10側に垂直に折れ曲る4つの壁周面部61,62,63,64を有する矩形皿形状のパネル部材である。
壁平板部60の平面積は、11枚の縦長パネル部材と5枚の幅木パネル部材について同じではない。図1〜図3の例では、縦長パネル部材31,32,33,34,35,36,37,38,39の9枚について壁平板部60の面積は同じであるが、これに対し、残りの縦長パネル部材30,40の2枚についての壁平板部60の面積は狭い。また、幅木パネル部材42,44の2枚の壁平板部60の面積は同じであるが、幅木パネル部材43の壁平板部60の面積はこれらよりやや広い。幅木パネル部材41,45の2枚の壁平板部60の壁平板部60の面積は同じであるが、他の幅木パネル部材42,44,43の壁平板部60に比べると狭い面積である。
側壁部28を構成する16枚のパネル部材についての4つの壁周面部61,62,63,64を区別する場合は、かご室構造体22の上方側に配置される壁周面部を上壁周面部61と呼び、下方側に配置される壁周面部を下壁周面部62と呼ぶ。そして、上下方向に延びる2つの壁周面部を縦壁周面部63,64と呼ぶ。2つの縦壁周面部63,64を区別する場合は、かご室構造体22の外側から見て左側に配置される縦壁周面部を一方側の縦壁周面部63と呼び、右側に配置される縦壁周面部を他方側の縦壁周面部64と呼ぶ。
天井部26の1枚のパネル部材と、側壁部28の11枚の縦長パネル部材と、5枚の幅木パネル部材と、床部24は、以下のように互いに接続されてかご室構造体22を形成する。ここで「接続」とは、ボルトとナット等を用いて締結固定されることを意味する。
5枚の幅木パネル部材において、幅木パネル部材41は、壁平板部60の他方側の縦壁周面部64側の端面が幅木パネル部材42における一方側の縦壁周面部63に接続される。幅木パネル部材42は、他方側の縦壁周面部64が幅木パネル部材43の壁平板部60の一方側の縦壁周面部63側の端面に接続される。幅木パネル部材43は、壁平板部60の他方側の縦壁周面部64側の端面が幅木パネル部材44の一方側の縦壁周面部63に接続される。幅木パネル部材44は、他方側の縦壁周面部64が幅木パネル部材45の壁平板部60の一方側の縦壁周面部63側の端面に接続される。このようにして、開口部19の部分を除いて環状に接続された環状幅木部分は、各幅木パネル部材41,42,43,44,45の下壁周面部62がそれぞれ床部24と接続される。
11枚の縦長パネル部材において、縦長パネル部材30は、壁平板部60の他方側の縦壁周面部64側の端面が縦長パネル部材31における一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材31は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材32は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材33の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材33は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材34の壁平板部60の一方側の縦壁周面部63側の端面に接続される。縦長パネル部材34は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材35の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材35は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材36の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材36は、壁平板部60の他方側の縦壁周面部64側の端面が縦長パネル部材37の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材37は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材38の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材38は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材39の一方側の縦壁周面部63に接続される。縦長パネル部材39は、他方側の縦壁周面部64が縦長パネル部材40の壁平板部60の一方側の縦壁周面部63側の端面に接続される。このようにして、開口部19の部分を除いて環状に接続された環状縦長パネル部分が形成される。
環状縦長パネル部分は、各縦長パネル部材30,31,32,33,34,35,36,37,38.39,40の上壁周面部61がそれぞれ天井部26の天井平板部50の4つの天井周面部側の端面に接続される。また、環状縦長パネル部分は、各縦長パネル部材30,31,32,33,34,35,36,37,38.39,40の下壁周面部62が、環状幅木部分の各幅木パネル部材41,42,43,44,45の上壁周面部61にそれぞれ接続される。このようにして、かご室構造体22が形成される。
かご室構造体22を形成する過程において、隣接するパネル部材は、2通りの接続方法によって互いに接続される。1つの接続方法は、「隣接する2つのパネル部材において、一方側のパネル部材の周面部と、他方側のパネル部材の周面部とを接続する」方法である。もう1つの接続方法は、「隣接する2つのパネル部材において、一方側のパネル部材の平板部の端面と、他方側のパネル部材の周面部等を接続する」方法である。後者には変形例として、「隣接する2つのパネル部材において、一方側のパネル部材の周面部と、他方側のパネル部材の平板部の端面とを接続する」方法がある。
上記2つの接続方法について、図4を用いてさらに詳細に説明する。図4(a)は、図3のIII部を抜き出した側面図である。図4(a)では、図1から図3と同様に、複数のパネル部材の周面部の板厚を図示できないので、線図で各パネル部材の周面部が示される。図4(b),(c),(d)は、図4(a)におけるB部、C部、D部の拡大図で、各パネル部材の板厚が図示されている。
図4(b)と(c)は、「隣接する2つのパネル部材において、一方側のパネル部材の周面部と、他方側のパネル部材の周面部とを接続する」方法の例である。図4(d)は、さらに、「隣接する2つのパネル部材において、一方側のパネル部材の平板部の端面と、他方側のパネル部材の周面部を接続する」方法が加わった例である。
図4(b)では、隣接する2つの縦長パネル部材31,32において、一方側の縦長パネル部材31の他方側の縦壁周面部64と、他方側の縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63とが接続される。一方側の縦長パネル部材31の他方側の縦壁周面部64と、他方側の縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63とが互いに向い合う面は、対向接触面であるが、もう1つの接続方法における対向接触面と区別して、周面部接触面70と呼ぶ。
図4(c)では、(b)と同様に、隣接する2つの縦長パネル部材31,32において、一方側の縦長パネル部材31の他方側の縦壁周面部64と、他方側の縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63とが接続される。この部分は、図4(b)と同様に、上下方向に延びる周面部接触面70を介して、一方側の縦長パネル部材31の他方側の縦壁周面部64と、他方側の縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63とが向かい合う。さらに、隣接する幅木パネル部材42と、縦長パネル部材31において、幅木パネル部材42の上壁周面部61と、他方側の縦長パネル部材31の下壁周面部62とが接続される。同様に、隣接する幅木パネル部材42と、縦長パネル部材32において、幅木パネル部材42の上壁周面部61と、他方側の縦長パネル部材32の下壁周面部62とが接続される。ここでは、幅方向に延びる周面部接触面70を介して、幅木パネル部材42の上壁周面部61と、他方側の縦長パネル部材31,32の下壁周面部62とが向かい合う。
図4(d)では、(b),(c)と同様に、隣接する2つの縦長パネル部材31,32において、一方側の縦長パネル部材31の他方側の縦壁周面部64と、他方側の縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63とが接続される。この部分は、図4(b),(c)と同様に、上下方向に延びる周面部接触面70を介して、一方側の縦長パネル部材31の他方側の縦壁周面部64と、他方側の縦長パネル部材32の一方側の縦壁周面部63とが向かい合う。
さらに、隣接する2つのパネル部材として、天井部26と縦長パネル部材31とにおいて、天井部26の天井平板部50の天井周面部52側の端面と、縦長パネル部材31の上壁周面部61とが接続される。同様に、隣接する2つのパネル部材として、天井部26と縦長パネル部材32とにおいて、天井部26の天井平板部50の天井周面部52側の端面と、縦長パネル部材32の上壁周面部61とが接続される。ここでは、天井部26の天井平板部50の天井周面部52側の端面と、縦長パネル部材31,32の上壁周面部61とが向かい合う。向い合う面は、対向接触面であるが、周面部接触面70と区別して、平板部接触面72と呼ぶ。
対向接触面である周面部接触面70及び平板部接触面72は、かご室23側から見ると、線状の合わせ目として視認されるが、実際には僅かな隙間ΔSがある。隙間ΔSは目視では視認できない程度で、1mm以下のことが多い。この隙間ΔSに給油装置16から飛散した油滴18が付着すると、毛細管作用で油滴18が隙間ΔSに浸透し、かご室23側に滲み出てくる。
図1に戻り、乗りかご体20の昇降路側の側面において示される閉塞部材80,82は、かご室構造体22を構成する複数のパネル部材について2つのパネル部材を互いに接続する対向接触面のかご室外側の合わせ目を覆う保護部材である。閉塞部材80,82は、昇降路10内に飛散した油滴18が合わせ目の隙間ΔSに入り込むことを防止するために設けられる。閉塞部材80は、周面部接触面70における合わせ目を覆い、閉塞部材82は、平板部接触面72における合わせ目を覆う。
閉塞部材80,82について、図5から図7を用いて説明する。図5は、図1のV部の断面図で、周面部接触面70を覆う閉塞部材80を示す図であり、図6は、図1のVI部の断面図で、平板部接触面72を覆う閉塞部材82を示す図である。図7は、配置場所によって長さの異なる閉塞部材80,82を簡単な方法で得ることができる長尺閉塞部材130を示す図である。
図5に示す閉塞部材80は、乗りかご体20において、縦長パネル部材34の他方側の縦壁周面部64と、縦長パネル部材35の一方側の縦壁周面部63とが向かい合ってかご室外側に突き出す突出部76を覆う部材である。閉塞部材80によって、周面部接触面70と合わせ目71は、昇降路10内に飛散した油滴18の侵入に対し保護される。
閉塞部材80は、クリップ部材90と吸油性部材92とを有する。クリップ部材90は、対向接触面である周面部接触面70を構成する縦長パネル部材34の他方側の縦壁周面部64と、縦長パネル部材35の一方側の縦壁周面部63を両側から挟み込む弾性体のクリップである。クリップ部材90は、突出部76に対し幅方向に左右対称形の断面を有する。断面形状において、幅方向に延びる背面部94と、背面部94の幅方向の両側で背面部94に対しほぼ直角に曲げられた両側面部96,97と、両側面部96,97の両先端側の間隔を狭めた両挟み部98,99を有する。両挟み部98,99は、自然状態において付勢力を有して互いに押し付け合って接触する。クリップ部材90は、周面部接触面70において向かい合う縦壁周面部63,64の両側を挟むと、強制力を加えない限り外れることがない。
クリップ部材90は、両挟み部98,99からさらに先端側に延びる両開口ガイド部100,101を有する。両開口ガイド部100,101は、先端側に行くに連れて開口間隔が広がる形状を有する。保守作業員は、クリップ部材90を手で持って、両開口ガイド部100,101を突出部76の先端に押し当てることで、両開口ガイド部100,101が開き、クリップ部材90を突出部76に対し幅方向の両側から容易に挟み込むことができる。クリップ部材90の挟み込み作業に際し、開口支援治具を用いてもよい。
かかるクリップ部材90は、弾性を有する金属板の両端部を合わせるように曲げ、両挟み部98,99において付勢力を発生するように所定の形状に成形したものを用いることができる。
吸油性部材92は、閉塞部材80の上下方向の端部側から油滴18が侵入する等の場合に、油を吸い込んで保持し、合わせ目71から隙間ΔSに入り込むことを確実に防止するために設けられる。吸油性部材92は、クリップ部材90の内面側で、背面部94、両側面部96,97、両挟み部98,99で構成される中空部を囲む閉鎖形状断面内に予め配置される。かかる吸油性部材92としては、スポンジ、フェルト、不織布等を用いることができる。
図6に示す閉塞部材82は、乗りかご体20において、天井部26の天井平板部50と、縦長パネル部材35の上壁周面部61とが向かい合ってかご室外側に突き出す突出部78を覆う部材である。閉塞部材82によって、平板部接触面72と合わせ目73は、昇降路10内に飛散した油滴18の侵入に対し保護される。
閉塞部材82は、クリップ部材110と吸油性部材112とを有する。図5のクリップ部材90が突出部76に対し幅方向に左右対称形の断面を有しているが、クリップ部材110は、突出部78に対し天井部26の天井周面部52の高さ分だけ片側に延びた非対称の断面を有する。そのために、背面部114が図5の背面部94に対しやや長めの寸法となり、両挟み部118,119の断面形状も突出部78に対し幅方向に非対称となる。両側面部116,117、両開口ガイド部120,121の断面形状は、突出部78に対し幅方向にほぼ対称形である。
クリップ部材110の作用、材質等はクリップ部材90と同様であるので、詳細な説明を省略する。吸油性部材112も図5の吸油性部材92よりやや大きめの体積を有するが、材質、作用等は、吸油性部材92と同様であるので、詳細な説明を省略する。
閉塞部材80,82は、かご室構造体22において、複数のパネル部材を接続することでかご室外側に現われるパネル部材の合わせ目71,73について、パネル部材の4隅の部分を除き、全長に渡って配置される。図1に示すように、複数のパネル部材の大きさは同一ではないので、複数の閉塞部材80,82の長さは同一ではない。必要な長さに合わせて予め複数の閉塞部材80,82を製作するのは手間がかかる。図7は、予め長尺閉塞部材130を製作し、保守作業員が閉塞部材80の取付作業を行う建物の現場において、エレベーターの現物に合わせて、必要な長さLに切断し、これを閉塞部材80とする例を示す図である。長尺閉塞部材130は、弾性を有する長尺金属板を用い、予め吸油性部材92を配置して、これを包むようにして、長尺金属板の両端部を合わせるように曲げ、両挟み部98,99において付勢力を発生するように所定の形状に成形して製作する。長尺閉塞部材130を用いることで、閉塞部材80,82の長さが適切となり、閉塞部材80,82のコストが低減でき、取付作業の効率が上がる。
上記構成のエレベーターの乗りかご体20によれば、コーキング等を行うことなく、かご室内壁を構成する複数のパネル部材の向かい合う隙間ΔSに対し、毛細管作用でかご室23の外から油が入り込むことを抑制できる。
10 昇降路、12,13 ガイドレール、14,15 ガイドシュー、16,17 給油装置、18 油滴、19 開口部、20 (エレベーターの)乗りかご体、22 かご室構造体、23 かご室、24 床部、26 天井部、28 側壁部、30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40 縦長パネル部材、41,42,43,44,45 幅木パネル部材、50 天井平板部、51,52,53,54 天井周面部、60 壁平板部、61 (上)壁周面部、62 (下)壁周面部、63,64 (縦)壁周面部、70 周面部接触面、71,73 合わせ目、72 平板部接触面、76,78 突出部、80,82 閉塞部材、90,110 クリップ部材、92,112 吸油性部材、94,114 背面部、96,97,116,117 側面部、98,99,118,119 挟み部、100,101,120,121 開口ガイド部、130 長尺閉塞部材。

Claims (4)

  1. かご室内壁を構成する平板部、及び、前記平板部の周縁からかご室外側に垂直に折れ曲る周面部を有する皿形状の複数のパネル部材を互いに接続してかご室の所定の内部空間を形成したかご室構造体と、
    前記かご室構造体を構成する複数の前記パネル部材について2つの前記パネル部材を互いに接続する対向接触面のかご室外側の合わせ目を覆う閉塞部材と、
    を備え
    前記閉塞部材は、
    前記対向接触面を構成する2つの前記パネル部材の向かい合う部分を両側から挟み込む弾性体のクリップ部材と、
    前記クリップ部材の内面と前記対向接触面の前記合わせ目との間に配置された吸油性部材と、
    を有する、エレベーターの乗りかご体。
  2. 前記対向接触面は、
    隣接する2つの前記パネル部材の一方側の前記周面部と他方側の前記周面部とを向い合わせた周面部接触面であり、
    前記閉塞部材は、前記周面部接触面のかご室外側の前記合わせ目を覆う周面部閉塞部材である、請求項1に記載のエレベーターの乗りかご体。
  3. 前記対向接触面は、
    隣接する2つの前記パネル部材の一方側の前記平板部と他方側の前記周面部とを向い合わせた平板部接触面であり、
    前記閉塞部材は、前記平板部接触面のかご室外側の前記合わせ目を覆う平板部閉塞部材である、請求項1に記載のエレベーターの乗りかご体。
  4. 前記閉塞部材は、
    所定の長尺寸法で形成された長尺閉塞部材を、所定の長さに切断した部材である、請求項に記載のエレベーターの乗りかご体。
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