JP6959867B2 - 飲料若しくは食品を調製するためのシステムのコード及び容器 - Google Patents

飲料若しくは食品を調製するためのシステムのコード及び容器 Download PDF

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Description

説明される実施形態は、全般的に、コーヒーカプセルなどの容器から飲料又は食品を調製する、飲料又は食品調製システムに関し、具体的には、そのシステムのマシンによって読み取るための調製情報をエンコードする、その容器上に配置されたコードに関する。
飲料又は食品の調製用の調製マシンは、単回供給量の調製材料、例えば、コーヒー、茶、アイスクリーム、ヨーグルトを備える容器を使用して動作するように構成されることが、ますます増えてきている。このマシンは、その容器内の材料を、例えば、ミルク若しくは水などの流体の添加、及びそれらに対する混合の適用を使用して処理することによって、調製するように構成することができ、そのようなマシンは、国際出願PCT/EP13/072692号で開示されている。あるいは、このマシンは、その容器から、例えば溶解又は淹出によって、材料の原材料を少なくとも部分的に抽出することにより、調製するように構成することもできる。そのようなマシンの例は、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号で提示されている。
これらのマシンの人気の高まりは、部分的には、従来の調製マシンと比較して、例えば、手動操作式の直火式エスプレッソメーカ又はカフェティエ(フレンチプレス)と比較して、ユーザの利便性が向上していることに起因し得る。
これはまた、部分的には、向上した調製プロセスにも起因し得るものであり、その調製プロセスでは、容器及び/又はその容器内の調製材料に固有の調製情報が、その容器上にコードとしてエンコードされ、調製マシンによって読み取られ、そのマシンによって、調製プロセスを最適化するために使用される。具体的には、この調製情報は、流体の温度、調製継続時間、混合条件などの、そのマシンの動作パラメータを含み得る。
したがって、容器上に調製情報をエンコードすることが必要とされる。そのような様々なコードが開発されており、一実施例が、欧州特許第2594171(A1)号で提示されており、その実施例では、カプセルのフランジの周辺部が、その上に配置されたコードを備える。このコードは、製造の間にカプセル上に印刷することが可能な、一連のシンボルを含む。そのようなコードの欠点は、そのエンコードの密度に限界があること、すなわち、エンコードすることが可能な調製情報の量に、限界があることである。更なる欠点は、そのコードは視認性が高く、審美的に好ましくないと見なされる場合がある点である。欧州特許第2525691号は、2Dバーコードを有する容器を開示しており、この2Dバーコードは、より高いエンコード密度を有するものの、そのエンコード密度には限界がある。
それゆえ、上記のコード及びそれらの関連する処理方法の開発において、多大なる努力が既に費やされてきたにもかかわらず、更なる改善が望まれている。
本開示の目的は、高いエンコード密度を有するコードを備える、飲料又は食品調製材料用の容器を提供することである。先行技術よりも視認性の低いコードを提供することが、有利であろう。多数のシンボルを含まないように、複雑ではないコードを提供することが、有利であろう。製造のコスト効率が高く、かつコスト効率の高いコードリーダによって読み取ることが可能なコードを提供することが、有利であろう。確実な読み取り及び処理が可能なコードを提供することが、有利であろう。
第1の実施形態によれば、本明細書では、食品又は飲料調製マシン、具体的には、第2の実施形態で開示されるマシンによって使用するための(例えば、好適に寸法設定された)容器が開示される。この容器は、飲料又は食品調製材料を収容するためのものである(例えば、その容器は、一定の内容積を有し、かつ食品安全性とすることができる)。この容器は、単回供給量の容器とすることができ、例えば、上記の製品の単回供給量の(例えば、予め小分けされた)調製用の、1回量の飲料又は食品材料を収容するように、寸法設定されている。この容器は、単回使用の容器とすることができ、例えば、単一の調製プロセスで使用され、その後、好ましくは穿孔、貫通、蓋の除去、又は上記の材料が使い果たされることによって、好ましくは使用不可能になることが意図されている。この容器は、調製情報をエンコードしているコードを(例えば、その表面上に)備え、そのコードは、基準部分及びデータ部分を含み、基準部分は、データ部分に関する基準位置を提供する。基準部分は、基準線rを規定する少なくとも2つの基準ユニットの、直線状とすることが可能な配置を含み、データ部分は、少なくとも1つのデータユニットを含み、このデータユニットは、基準線rと交差するエンコード線Dの一部分上に(例えば、そのデータユニットの少なくとも一部分、一般的には中心が、その線と交差する状態で)配置され、データユニットは、調製情報のパラメータをエンコードする変数として、上記のエンコード線Dに沿った距離dを占有し、上記のエンコード線Dは、半円(すなわち、円の弧を含む)又は全円であり、上記の交差の点で、その接線が基準線rに直交する状態で配置されている。
円形に延びるエンコード線Dを有することの1つの利点は、画像処理に関して、極座標系を利用することができる点であり、その場合、原点は、典型的には、基準線方向識別子の基準ユニットであり、各データユニットは、その原点からの半径方向距離(関連する基準位置の半径方向距離に相当するもの)を有し、各データユニットは、基準線rとその半径方向線との間で画定される、角度を有する。この場合、上記の角度及び上記の半径方向距離によって、距離dを簡便に決定することができる。この座標系を使用する画像処理は、基準線と、その基準線に直交して延びる直線状のエンコード線とによって軸が定義される、デカルト座標系の場合よりも簡便であるが、これは、デカルト式配置の場合、コードのデカルト軸が画像処理装置のデカルト軸と整合するように、コードの画像の向きを変更する必要があるためである。この方式で、よりコスト効率の高い画像処理装置を使用することができる。更には、このコードは、高いエンコード密度を有するが、これは、それぞれがデータユニットを有する複数の(2、3、4、5、6、7、又は8つなどの)エンコード線Dを、それぞれが1つ以上の関連するデータユニットを含む状態で、原点の周りに同心円状に配置することができるためである。
データユニットは、交差の点からの任意の連続距離dで、エンコード線上に配置することができる。1つの利点は、このコードが、離散方式ではなく、連続方式で情報をエンコードすることができるため、高いエンコード密度を有する点である。それらのデータユニットは、交差の点から、離散的距離でのみ配置することもできる(すなわち、データユニットは、線Dに沿った複数の所定の位置のうちの、1つのみを占有し得るものであり、それらの位置は、一般に重なり合うことなく、隣り合う位置間に離散的な間隔を有し得るものである)。2つ以上のエンコード線D、及び/又は、それらの線(1つ以上)に沿って配置された2つ以上のデータユニットの場合には、それらのデータユニットを、連続距離と離散的距離との組み合わせで配置することができる。
調製情報は、調製プロセスに関連する情報、例えば、以下のものなどの、そのマシンによって使用される1つ以上のパラメータを含み得る;温度;トルク及び角速度(混合を実施する、マシンの混合ユニットに関するもの);流量/流体容積;圧力;%冷却力;時間(例えば、上述のパラメータのうちの1つ以上を含む段階を適用するための);消費期限;容器の幾何学的特性;段階識別子(複数のコードを備える容器に関するものであり、それらのコードのそれぞれが、調製動作の別個の段階をエンコードしている);容器識別子;製品を調製するためにマシンによって使用される、そのマシンの1つ以上のパラメータ(これらのパラメータは、そのマシン上に記憶させることができる)を検索するために使用することが可能な、レシピ識別子;予備湿潤容積。
このコードは、好ましくは、600〜1600μm、又は600〜6000μmの周長(例えば、直径、又は矩形の辺長)を有する。したがって、そのコードが特に可視とはならないため、本開示の目的が達成される。より具体的には、このコードを構成するユニット(すなわち、データユニット及び基準ユニット)は、好ましくは、50〜250μmのユニット長を有する。上述のユニット長は、実質的に円形のユニットに関しては、直径として;四角形のユニットに関しては、辺長として;別の形状のユニットに関しては、他の好適な長さの尺度として、定義することができる。エンコード領域は、好ましくは、周辺部で円形であり、エンコード線Dは、そのエンコード領域の中心の周りに、同心円状に延びている。
基準部分は、基準線方向識別子としての、基準ユニットを含み得る。上記の方向識別子の基準ユニットは、1つ以上の手段によって、コードの他のユニットから識別可能とすることができ、例えば、この基準ユニットは、データユニットが上に配置され、かつ上記の基準ユニットと交差する、関連のエンコード線Dを有するものではなく、この基準ユニットは、形状、サイズ、色のうちの1つ以上の観点で、そのコードの他のユニットとは異なる、基準ユニットを含むものであり、この基準ユニットは、上記の基準線rの一方の端部に配置されている。1つの利点は、画像処理装置が、基準線rの向きを決定することが簡便である点である。
この方向識別子を定義する基準ユニットは、好ましくは、円形に延びるエンコード線Dによって画定された円の、中心に配置されている。
データ部分は、複数のエンコード線D(例えば、最大2、3、4、5、6、10、16、20以上)を備え得るものであり、それぞれが、対応するデータユニットの配置を含む(すなわち、データユニットは、パラメータを少なくとも部分的にエンコードするように、交差の点から距離dで配置されている)。好ましくは、それらのエンコード線Dは、同心円状に配置され、好ましくは、異なる位置で基準線rと交差している。
基準部分の更なる基準ユニットを、以下のうちの1つ以上によって、識別可能とすることができる:この更なる基準ユニットは、上記の方向識別子から、データユニットよりも大きい半径方向位置で、かつ/又は、上記の方向識別子から所定の余裕を持たせた、半径方向位置(例えば、特定の位置、例えば、400〜600μm)で配置することができ、この場合、上記の所定の半径方向位置には、データユニットは配置されていない;この更なる基準ユニットは、形状、サイズ、色のうちの1つ以上の観点で、そのコードの他のユニットとは異なるものである。1つの利点は、これら方向識別子及び更なる基準ユニットの位置を特定することによって、基準線rを簡便に決定することができる点である。
データ部分は、エンコード領域を有し得るものであり、このエンコード領域内部に、エンコード線Dが配置され、データ部分のデータユニットは、エンコード領域の境界の内部に配置されている。
エンコード線Dは、基準位置で、基準線rと交差し得るものであり、この基準位置は基準ユニットを含み得ず、この基準位置又は各基準位置は、基準線に沿って、例えば、方向識別子又は他の位置の基準ユニットから、所定の距離で配置されており、例えば、それらの基準ユニットは、エンコード領域内部には配置されていない。1つの利点は、データユニットを基準線rに極めて近接して配置することができ、例えば、データユニットと、他の方式であれば基準線r上に存在するであろう基準ユニットとの間に、適度の間隔を確実に存在させることが必要とされないため、エンコード密度が増大する点である。上述の所定の距離は、それらの基準位置が等距離となるような設定量として、例えば、基準線rの両端間の距離を、基準位置の数で除算したもの、又は、基準位置の数に1若しくは2などの特定の量を加えた数で除算したものとして、定義することができる。
エンコード領域の一部分を、基準線rによって境界することができ、例えば、このエンコード領域は環状であり、その基準線によって半径方向で交差される。1つの利点は、データユニットが、それらの環の中心に極めて近接して配置されない点であり、そのような場合には、エンコード線Dの円周方向距離が小さくなることにより、決定される距離dの精度が低いものとなる。
あるいは、エンコード線Dは、基準位置で基準線rと交差し得るものであり、その基準位置は、基準ユニットを含む。1つの利点は、画像処理装置が、エンコード線Dの位置を簡便に決定することができる点である。エンコード領域の一部分は、基準線rの近位に存在し得る。
データユニットは、そのパラメータに関連付けられたメタデータを、更にエンコードすることができる。このメタデータは、好ましくは、離散的にエンコードされる(例えば、このメタデータは、所定の数の値のうちの1つを呈し得る)。このメタデータは、一般に、特定のパラメータ、及び/又はそのパラメータに関連付けられた特性(例えば、指数の±)を特定することを可能にするものである。メタデータをエンコードする変数として、データユニットのユニット長を、複数の所定のユニット長のうちの1つとして選択することができる。上述のユニット長は、実質的に円形のユニットに関しては、直径として;四角形のユニットに関しては、辺長として;別の形状のユニットに関しては、他の好適な長さの尺度として、定義することができる。直線(この線は、エンコード線Dとの交差の点で、そのエンコード線に直交している)に沿った、エンコード線からのデータユニットの中心のオフセットを、メタデータをエンコードする変数として、複数の所定のオフセットのうちの1つとして選択することができる。線(この線は、円形のエンコード線Dの中心から半径方向に延びている)に沿った、エンコード線からのデータユニットの中心のオフセットが、メタデータをエンコードする変数として、複数の所定のオフセットのうちの1つとして選択される。
好ましくは、上記のオフセットは、エンコード線Dと交差する、関連のデータユニットの少なくとも一部の境界の内部で達成される。
複数のデータユニットを、単一のエンコード線Dに沿って配置することができる。1つの利点は、エンコード密度が増大する点である。上記のデータユニットのそれぞれは、別個のパラメータをエンコードすることができる。あるいは、それら複数のデータユニットは、単一のパラメータをエンコードすることができ、その場合、上記のパラメータをエンコードする距離dは、上記の複数のデータユニットの距離dnの関数(例えば、平均又は倍数)とすることができる。そのような配置では、各データユニットは、メタデータによって識別可能とすることができる。
データユニット及び基準ユニットは、印刷(例えば、従来のインクプリンタによるもの:1つの利点は、簡便かつコスト効率的に、コードを形成することができる点である)、彫刻、エンボス加工のうちの1つによって形成することができる。このコードは、例えば、容器の表面上に直接形成することができ、それらのユニット用の基材は、容器に一体化されている。あるいは、このコードは、容器に取り付けられる付属品上に形成することもできる。
この容器は、その中に収容された飲料又は食品調製材料を備え得る。この容器は、カプセル、パケット、飲料又は食品を摂取するための受容器のうちの1つを含み得る。カプセルは、5〜80mLの内容積を有し得る。受容器は、150〜350mLの内容積を有し得る。パケットは、その用途に応じて、150〜350mL、又は200〜300mL、又は50〜150の内容積を有し得る。
第2の実施形態によれば、本明細書では、第1の実施形態による容器と、飲料又は食品調製マシンとを備える、飲料又は食品調製システムが開示され、この調製マシンは、容器を受容し、その容器から上記の飲料又は食品を調製するための、調製ユニットと、その容器のコードのデジタル画像を取得して、そのデジタル画像を処理することにより、エンコードされている調製情報をデコードするように動作可能な、コード処理システムと、以下のうちの1つ以上を実施するように動作可能な、制御システムとを備える:上記のデコードされた調製情報を使用する、上記の調製ユニットの制御;例えば、通信インターフェースを通じたサーバシステムによる再注文のために、容器の消費量を監視するための、動作情報の使用;容器がその消費期限を超過しているか否かを決定するための、調製情報の使用。
調製ユニットは、一般に、飲料又は食品材料に、水若しくはミルクなどの流体を添加することによって、上記の調製を実行するように動作可能である。容器処理サブシステムは、抽出ユニット、溶解ユニット、混合ユニットのうちの1つを備え得る。容器処理サブシステムは、上述のユニットに流体を供給するように動作可能な、流体供給部を更に備え得る。一般的には、この流体供給部は、流体ポンプ及び流体ヒータを備える。上述のユニットは、飲料又は食品材料を収容する容器と共に動作するように、構成することができる。
調製情報をデコードするための、デジタル画像の処理は、そのコードのユニットの位置を特定することと、基準ユニットを特定して、それら基準ユニットから基準線rを決定することと、各データユニットに関して、その基準線rからの、エンコード線Dに沿った距離dを決定することとを含み得る。
コードのユニット(すなわち、データユニット及び基準ユニット)の位置を特定することは、以下のうちの1つ以上を含み得る:デジタル画像の、二値画像への変換;特徴抽出による、ユニットの中心の決定;画素統合による、ユニットのサイズ/面積/形状の決定(すなわち、ユニットを構成する陰影領域の画素の数の決定)。
基準ユニットを特定して、それら基準ユニットから基準線rを決定することは、以下のうちの1つ以上を含み得る:直線状配置を有するユニットを特定すること;所定の距離で離間しているユニットを特定すること;特定の形状又はサイズのユニット、例えば、方向識別子の基準ユニットを特定すること;円形に延びるエンコード線Dによって画定された円の中心に配置されている、方向識別子に相当する基準ユニットを特定し、その方向識別子から、データユニットよりも大きい半径方向位置を有し、かつ/又は、その方向識別子から所定の余裕を持たせた半径方向位置の、基準ユニットを特定すること。
各データユニットに関して、基準線rからの、エンコード線Dに沿った距離dを決定することは、円周方向距離を決定すること、すなわち、基準線rとデータユニットとの間の、エンコード線の中心で観察される角度と、その中心からの、そのデータユニットの半径方向距離とによって、決定することを含み得る。あるいは、角距離を決定すること、すなわち、基準線rとデータユニットとの間の、エンコード線の中心で観察される角度によって決定することを含み得るものであり、この場合、半径方向距離を使用して、基準位置に対するデータユニットを特定することができる。必要とされる処理ステップが少ないため、後者が好ましい。上記の距離を決定することは、倍率/読み取り距離に関する補正を含み得る。
調製情報をデコードするための、デジタル画像の処理は、距離dを、パラメータの実際値Vへと、そのパラメータと距離dとの間の記憶されている(すなわち、そのマシンのメモリユニット上に記憶されている)関係性を使用して、変換することを更に含み得る。この関係性は、線形、例えば、V∞dとすることができ、及び/又は、非線形とすることもできる。この関係性は、対数関係、例えば、V∞log(d);指数関係、例えば、V∞e;多項式;ステップ関数;線形からなる群から選択される、少なくとも1つを含み得る。指数関係及び対数関係は、それぞれ、パラメータの精度が低い値で重要であり、高い値では重要性が低い場合、又はその逆の場合に、特に有利である。典型的には、この関係性は、等式として、又は参照テーブルとして記憶されている。この関係性は、温度;トルク;流量/流体容積;圧力;%冷却力などの、調製情報の任意の好適な変数に適用することができる。1つの利点は、複雑なレシピの実行であり、それらのレシピは、その容器内の具体的な材料、及びそのマシンの機能性によって決定することができる。
調製情報をデコードするための、デジタル画像の処理は、エンコードされているパラメータのデータユニットに関連付けられたメタデータを、例えば、以下のうちの1つ以上によって決定することを、更に含み得る:特徴抽出によるユニット長、又は画素統合による全体的な面積/形状の決定;特徴抽出による、エンコード線Dに対するデータユニットのオフセットの決定。
第3の実施形態によれば、本明細書では、第2の実施形態によるシステムを使用して、飲料又は食品を調製する方法が開示され、この方法は、第1の実施形態による容器のコードのデジタル画像を取得することと、そのデジタル画像を処理することにより、エンコードされている調製情報をデコードすることと、以下のうちの1つ以上を実施するように、制御システムを動作させることとを含む:上記のデコードされた調製情報を使用する、上記の調製ユニットの制御;例えば、通信インターフェースを通じたサーバシステムによる再注文のために、容器の消費量を監視するための、動作情報の使用;容器がその消費期限を超過しているか否かを決定するための、調製情報の使用。
この方法は、第3の実施形態によって定義されるような、デジタル画像の処理に関するステップのうちのいずれかを、更に含み得る。
第4の実施形態によれば、本明細書では、第1の実施形態による飲料又は食品調製マシンの容器に取り付けるように構成された、付属品が開示される。この付属品は、その表面上に、第1の実施形態で説明されるようなコードを保持する、保持部と、上記の容器に取り付けるための、取り付け部材とを備え得る。この取り付け部材は、好ましくは、上記の保持部を、あたかもその保持部が容器上に一体的に形成されているかのごとく、その容器に取り付けるように構成されている。この方式で、その保持部を、あたかもその保持部が容器に一体的に形成されているかのごとく、画像取り込み装置によって読み取ることができる。好適な取り付け部材の例は、接着ストリップ;クリップ又はボルトなどの機械的締結具を含む。
第5の実施形態によれば、本明細書では、第2の実施形態による飲料又は食品調製マシンに取り付けるように構成された、付属品が開示される。この付属品は、その表面上に、第1の実施形態で説明されるようなコードを保持する、保持部と、上記のマシンに取り付けるための、取り付け部材とを備え得る。この取り付け部材は、好ましくは、上記の保持部を、その保持部上のコードが上記の容器の近位に存在するように、上記のマシンの画像取り込み装置と、受容された場合の容器との間の位置で、そのマシンに取り付けるように構成されている。この方式で、その保持部を、あたかもその保持部が容器に取り付けられているかのごとく、画像取り込み装置によって読み取ることができる。好適な取り付け部材の例は、接着ストリップを備える、上記の保持部に取り付けられた延長部、又は、クリップ、ボルト、若しくはブラケットなどの機械的締結具を含む。
第6の実施形態によれば、本明細書では、第2の実施形態で定義されたような飲料又は食品調製マシンに関する、第1の実施形態で定義されたような容器、若しくは、第4及び第5の実施形態で定義されたような付属品の使用が開示される。
第7の実施形態によれば、本明細書では、第2の実施形態で定義されたような飲料又は食品調製マシンの、コード処理システムのプロセッサに関する、コンピュータプログラムが開示され、このコンピュータプログラムは、第1の実施形態による容器のコードのデジタル画像を(例えば、画像取り込み装置を制御することによって)取得し;そのデジタル画像を処理することにより、エンコードされている調製情報をデコードするための、プログラムコードを含む。このコンピュータプログラムは、第2の実施形態によって定義されるような、デジタル画像の処理のステップのうちのいずれかを実施するための、プログラムコードを更に含み得る。これらのコンピュータプログラムによって説明される機能ユニットは、本明細書では一般に、デジタル電子論理、例えば、1つ以上のASIC又はFPGA;記憶されたコードで構成されたファームウェアの1つ以上のユニット;モジュール若しくはアルゴリズムなどの、1つ以上のコンピュータプログラム又は他のソフトウェア要素;あるいは、これらの任意の組み合わせを使用して、様々な方式で実装することができる。一実施形態は、本明細書で説明される機能を実行するように特別に構成された、専用コンピュータを含み得るものであり、その専用コンピュータでは、機能ユニットの全てが、記憶媒体内に記憶された、デジタル電子論理、記憶されたコードで構成されたファームウェアの1つ以上のユニット、あるいは、1つ以上のコンピュータプログラム又は他のソフトウェア要素を含む。
第8の実施形態によれば、本明細書では、第7の実施形態によるコンピュータプログラムを含む、非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。この非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータをプログラムするためのコンピュータ可読プログラムコードを記憶させるための、プロセッサのメモリユニット、又は他のコンピュータ可読記憶媒体、例えば、ハードディスク、CD−ROM、光学記憶装置、磁気記憶装置、フラッシュメモリを含み得る。
第9の実施委形態によれば、本明細書では、調製情報をエンコードするための、第1の実施形態で定義されたようなコードの使用の提供が開示され、このコードは、好ましくは、飲料又は食品調製マシンの容器であって、第1の実施形態で定義されたような、飲料又は食品材料を収容するための容器上に;あるいは、第7又は第8の実施形態による付属品上にある。
第10の実施形態によれば、本明細書では、調製情報をエンコードする方法が開示され、この方法は、飲料又は食品調製マシン用の容器であって、飲料又は食品材料を収容するための容器;あるいは、上記の容器又は上記のマシンに取り付けるための付属品上に、コードを形成することを含む。この方法は、第1の実施形態のいずれかの特徴によるコードで、情報をエンコードすることを含み得る。具体的には、この方法は、基準部分の基準線rを規定するために、少なくとも2つの基準ユニットを配置することと、基準線rと交差するエンコード線D上に、データユニットを配置することによって、コードのデータ部分で、調製情報のパラメータを少なくとも部分的にエンコードすることとを含み得るものであり、このデータユニットは、上記のエンコードに関する変数として、上記の交差からエンコード線Dに沿って延びる距離dに配置され、上記のエンコード線Dは、円形であり、上記の交差の点で、その接線が基準線rに直交する状態で配置されている。この方法は、印刷、彫刻、エンボス加工のうちの1つによって、コードを形成することを含み得る。
第11の実施形態によれば、本明細書では、第1の実施形態によるコードを備える、情報保持媒体が開示される。具体的には、この情報保持媒体は、本明細書で定義されるような容器、本明細書で定義されるような付属品のうちのいずれか、又は、他の好適な媒体の接着ストリップなどの基材を含み得る。第2の実施形態による調製情報をエンコードする方法を、この情報保持媒体に適用することができる。第3の態様による調製情報をデコードする方法を、この情報保持媒体に適用することができる。第4の実施形態による飲料又は食品調製マシンを、この情報保持媒体と共に、例えば、上述の付属品のうちのいずれかなどの、その容器又は他の好適な構成要素への取り付けを介して、動作するように構成することができる。第5の実施形態によるシステムは、この情報保持媒体を備え得る。第6の実施形態の飲料又は食品を調製する方法は、この情報保持媒体のコードのデジタル画像を取得することを含むように、適合させることができる。
上記の「発明の概要」は、本明細書で説明される主題の諸態様の基本的理解がもたらされるように、一部の例示的実施形態を要約する目的で提供されている。したがって、上述の特徴は、単なる例に過ぎず、いかなる方式でも、本明細書で説明される主題の範囲又は趣旨を制限するものとして解釈されるべきではない。更には、任意の好適な組み合わせで、上記の実施形態を組み合わせることにより、更なる実施形態を提供することができる。本明細書で説明される主題の、他の特徴、態様、及び利点は、以下の「発明を実施するための形態」及び「特許請求の範囲」から明らかとなるであろう。
本開示の実施形態による、マシンと容器とを備える飲料又は食品調製システムの実施形態を示す、概略図である。 本開示の一実施形態による、図1の調製マシンに関する制御システム及びコード処理サブシステムを示す、ブロック図である。 本開示の実施形態による、図1の調製マシン用の容器を示す、概略図である。 本開示の実施形態による、図1の調製マシン用の容器を示す、概略図である。 本開示の実施形態による、図3の容器に関するコードを縮尺変更して示す、平面図である。 本開示の実施形態による、図3の容器に関するコードを縮尺変更して示す、平面図である。 本開示の実施形態による、図3の容器に関するコードを縮尺変更して示す、平面図である。 本開示の実施形態による、図3の容器に関するコードを縮尺変更して示す、平面図である。 本開示の実施形態による、図3の容器に関するコードを縮尺変更して示す、平面図である。 本開示の実施形態による、図3の容器に関するコードを縮尺変更して示す、平面図である。 本開示の実施形態による、図1のシステム関する付属品を示す、概略図である。 本開示の実施形態による、図1のシステム関する付属品を示す、概略図である。
飲料調製システム
図1に一実施例が示される、飲料又は食品調製システム2は、飲料又は食品調製マシン4と、容器6とを備えるものであり、これらを順次説明する。
調製マシン
飲料又は食品調製マシン4は、1回分の飲料又は食品材料、ここでは調製材料を、食べること及び/又は飲むことによって摂取するための、食品及び/又は飲料へと処理するように、動作可能である。本明細書で定義されるような食品材料は、典型的には、冷蔵若しくは温蔵することが可能な、一般に食用の滋養物へと処理することが可能な物質を含み、その非網羅的な例は、ヨーグルト、ムース、パフェ、スープ、アイスクリーム、シャーベット、カスタード、スムージである。好ましくは、この食品は、液体、ゲル、又はペーストの食品である。本明細書で定義されるような飲料材料は、冷蔵若しくは温蔵することが可能な、飲料物質へと処理することが可能な物質を含み得るものであり、その非網羅的な例は、茶、粉コーヒーを含めたコーヒー、ホットチョコレート、ミルク、果汁シロップである。双方の定義の間には、ある程度の重複があり、すなわち、上記のマシン4は、食品及び飲料の双方を調製することができる点が、理解されるであろう。
調製マシン4は、一般に、調理台上で使用するように寸法設定されており、例えば、この調製マシン4は、長さ、幅、及び高さが、70cm未満である。調製マシン4は、調製することが意図されている飲料及び/又は食品の具体的なタイプに応じて、様々な構成を有し得るものであり、その例は:
図1に一実施例が示される、第1の実施形態であって、この場合、調製マシン4は、一般に食品調製用のものであり、エンドユーザが摂取するための受容器である容器6内に供給されている、調製材料を調製するように動作可能であり、好適な調製マシンの例が、参照により本明細書に組み込まれる国際出願PCT/EP13/072692号で提示されている;
第2の実施形態であって、この場合、調製マシン4は、一般に食品調製用のものであり、パケット又はカプセルなどの容器6内に供給されている調製材料を、エンドユーザが摂取するための代替の受容器内に注出するように動作可能であり、食品は、上記の受容器内で調製され、好適な調製マシンの例が、参照により本明細書に組み込まれる国際出願PCT/EP13/072692号及び欧州特許第14167344(A)号で開示されている;
第3の実施形態であって、この場合、調製マシン4は、一般に飲料調製用のものであり、1種以上の調製材料の原材料を、パケット又はカプセルなどの単回使用の容器6内部に抽出し、その原材料を、エンドユーザが摂取するための代替の受容器内に注出するように動作可能であり、好適な調製マシン4の例が、参照により本明細書に組み込まれる、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号、同第2594171(A1)号で開示されている。
完全を期すために、いくつかのそのような調製マシン4を、ここでより詳細に説明するものとし、この調製マシン4は、筐体10と、調製ユニット14と、制御システム16と、コード処理システム18とを備えるものと見なすことができ、これらを順次説明する。
筐体
筐体10は、上述の構成要素を収容及び支持するものであり、水平に配置された支持表面に当接するための、基底部20と、それらの構成要素を取り付けるための本体22とを備える。
調製ユニット
調製マシン4の実施形態に応じて、調製ユニット14は、調製材料から食品/飲料を少なくとも部分的に調製するように動作可能とすることができ、その調製材料は、単回供給量の、単回使用の容器6;エンドユーザが摂取するための受容器である、容器6;これらの組み合わせ内に配置される。それらの各構成の実施形態を、論じるものとする。
一般に全ての実施形態では、調製ユニット14は、調整する(すなわち、加熱又は冷却する)ことが可能な、一般に水又はミルクである、調製の間に使用される流体を、典型的には容器6(又は、マシン4の実施形態に応じて、受容器)に供給するように動作可能な、流体供給部12を備える。典型的には、流体供給部12は、殆どの用途では1〜5リットルの流体である流体を収容するための、リザーバ24と、電気モータ若しくは誘導コイルによって駆動することが可能な、往復ポンプ又は回転ポンプなどの、流体ポンプ26と、インラインのサーモブロックタイプのヒータを一般に含む、任意選択的な流体ヒータ28と、調製ユニット14に流体を供給するための、出口とを備える。リザーバ24、流体ポンプ26、流体ヒータ28、及び出口は、任意の好適な順序で互いに流体連通している。代替的実施例では、流体供給部12は、外部の流体源、例えば水道への、接続部を備え得る。
容器内に供給された調製材料を調製するための調製ユニット
図1に一実施例が示される、調製マシン4の第1の実施形態によれば、調製ユニット14は、約150〜350mLの調製された製品を保持するように構成された、カップ、ポット、又は他の好適な受容器などの受容器である容器6内に貯蔵されている、調製材料を調製するように動作可能である。本明細書では、調製ユニット14は、混合ユニットと称される場合があり、撹拌ユニット30と、補助製品ユニット32と、熱交換器34と、受容器支持部52とを備え得るものであり、これらを順次説明するものとする。
撹拌ユニット30は、調製材料を、その少なくとも部分的な調製のために、受容器6内部で撹拌するように動作可能である。撹拌ユニット30は、任意の好適な混合構成、例えば、遊星型ミキサ、螺旋型ミキサ、垂直切断ミキサを含み得る。典型的には、撹拌ユニット30は、調製材料と接触するための混合ヘッドを有する、混合用器具と、その混合器具を駆動するための、電気モータ又はソレノイドなどの駆動ユニットとを備える。遊星型ミキサの好ましい実施例では、混合ヘッドは、国際出願PCT/EP13/072692号で開示される構成などの、旋回角速度W2で回転するオフセット軸上で、半径方向角速度W1で回転する、撹拌器を含む。
補助製品ユニット32は、容器6に、トッピングなどの補助製品を供給するように動作可能である。補助製品ユニット32は、上記の製品を貯蔵するためのリザーバと、リザーバからの上記の製品の注出を実施するための、電動式注出システムとを備える。
熱交換器34は、容器6から熱エネルギーを伝達及び/又は抽出するように動作可能である。熱エネルギーの伝達の実施例では、この熱交換器34は、サーモブロックなどのヒータを含み得る。熱エネルギーの抽出の実施例では、この熱交換器34は、冷凍型サイクル熱ポンプなどの、熱ポンプを含み得る。
受容器支持部52は、容器6が、撹拌ユニット30によって、その中の調製材料が撹拌されている間、安定したまま維持されるように、調製プロセスの間、容器6を支持するように動作可能である。受容器支持部52は、好ましくは、支持されている受容器との、熱エネルギーの伝達が生じ得るように、熱交換器34と熱的に関連付けられている。
調製マシン4の第2の実施形態によれば、上述の第1の実施形態の調製ユニット14は、容器6を受容して、関連の調製材料を、その材料が調製される受容器内に注出するための、注出機構を更に備える。そのような実施例が、欧州特許第14167344(A)号で開示されている。そのような実施例が、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許第15195547(A)号で開示されている。具体的には、その容器の圧潰可能な部分は、その圧潰可能な部分が保持部分に優先して(双方の部分を通る軸方向荷重が加えられると)折り畳まれるような、弱化している幾何学的構成及び/又は幾何学的部分を含む。そのような実施形態では、容器処理ユニット14は、上記の容器を折り畳むための軸方向荷重を加えるように構成された、機械式作動装置を備え、その実施例が、参照出願で提示されている。
容器から飲料原材料を抽出するための調製ユニット
調製マシン4の第3の実施形態によれば、調製ユニット14は、抽出ユニットと称される場合があり、調製材料を収容している容器6を受容し、その容器6から1種以上の飲料の原材料を抽出するように、容器6を処理し、その原材料を、エンドユーザが摂取するための代替の受容器内に注出するように、動作可能とすることができる。この容器は、一般に、カプセル又はパケットなどの、単回使用、単回供給量の容器であり、上記のカプセルと共に使用するための調製ユニット14を最初に説明し、次に、上記のパケットと共に使用するための変種のマシンを説明するものとする。
カプセルを含む容器6の実施例では、調製ユニット14は、カプセル受容位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能であり、カプセル抽出位置からカプセル受容位置に移動する際に、この抽出ユニットは、カプセル排出位置を通過するか、又は、カプセル排出位置まで移動することができ、その位置で、抽出ユニットから使用済みのカプセルを排出することができる。この調製ユニットは、典型的には、注入ヘッドと、カプセルホルダと、カプセルホルダ装填システムと、カプセル挿入チャネルと、カプセル排出チャネルとを備えるものであり、これらを順次説明する。
注入ヘッドは、カプセルが、カプセルホルダによって保持されている場合に、そのカプセルの空洞部内に流体を注入するように構成されており、この目的のために、その注入ヘッドには注入器が取り付けられており、この注入器は、流体供給部の出口と流体連通するノズルを有する。
カプセルホルダは、抽出の間カプセルを保持するように構成されており、この目的のために、注入ヘッドと動作可能に連係している。カプセルホルダは、上記のカプセル受容位置及びカプセル抽出位置を遂行するべく移動するように動作可能であり、カプセル受容位置にカプセルホルダがある場合には、カプセル挿入チャネルから、そのカプセルホルダにカプセルを供給することができ、カプセル抽出位置にカプセルホルダがある場合には、供給されたカプセルは、そのホルダによって保持され、注入ヘッドが、保持されたカプセルの空洞部内に流体を注入することができ、そのカプセルから1種以上の原材料を抽出することができる。カプセルホルダを、カプセル抽出位置からカプセル受容位置に移動させる際、そのカプセルホルダは、上記のカプセル排出位置を通過するか又はカプセル排出位置まで移動することができ、その位置で、カプセルホルダから、カプセル排出チャネルを介して、使用済みのカプセルを排出することができる。
カプセルホルダ装填システムは、カプセル受容位置とカプセル抽出位置との間で、カプセルホルダを駆動するように動作可能である。
調製ユニット14は、ある圧力で、例えば、最大20バールで、カプセル6の空洞部内に流体を注入することによって動作することができ、このことは、注入ヘッド及びポンプ26によって達成することができる。調製ユニットは、あるいは、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許第2594171(A1)号で開示されるような、遠心分離によって動作することもできる。好適な調製ユニットの更なる例が、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号、及び同第2594171(A1)号で提示されている。調製ユニット14は、あるいは、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許第1472156号及び同第1784344号で開示されるように構成された、溶解ユニットを備え得る。
パケットを含む容器6の実施例では、調製ユニット14は、パケットを受容して、流体供給部12からの流体を、そのパケットの入り口で注入するように、動作可能である。注入された流体は、パケット内部の調製材料と混合することにより、少なくとも部分的に飲料を調製し、その飲料は、そのパケットの出口を介して、パケットから放出される。調製ユニット14は、未使用のパケットを受容し、使用済みのパケットを排出するための、支持機構と、流体供給部の出口から、パケットに流体を供給するように構成された、注入器とを備える。更なる詳細が、参照により本明細書に組み込まれる国際公開第2014/125123号で提示されている。
制御システム
図2に一実施例が示される、制御システム16は、飲料/食品を調製するべく、調製ユニット14を制御するように動作可能である。制御システム16は、典型的には、ユーザインターフェース36と、プロセッサ38と、任意選択的なセンサ40と、電源42と、任意選択的な通信インターフェース44とを備えるものであり、これらを順次説明する。
ユーザインターフェース36は、ユーザがプロセッサ38とインターフェースすることを可能にするための、ハードウェアを備え、それゆえ、プロセッサ38に動作可能に接続されている。より具体的には、ユーザインターフェースが、ユーザからのコマンドを受信し、ユーザインターフェース信号が、そのコマンドを、入力としてプロセッサ38に転送する。それらのコマンドは、例えば、調製プロセスを実行する命令、及び/又は、調製マシン4の動作パラメータを調節する命令、及び/又は飲料調製マシン4の電源をオン若しくはオフする命令とすることができる。プロセッサ38はまた、例えば、飲料調製プロセスが開始されたこと、又は、そのプロセスに関連付けられたパラメータが選択されたことを示すために、調製プロセスの一部として、ユーザインターフェース36にフィードバックを出力することもできる。ユーザインターフェース36のハードウェアは、任意の好適な装置(1つ以上)を含み得るものであり、例えば、このハードウェアは、ジョイスティックボタン又は押しボタンなどのボタン、ジョイスティック、LED、グラフィックLDC又はキャラクタLDC、タッチ感知ボタン及び/又はスクリーンエッジボタンを備えるグラフィカルスクリーンのうちの、1つ以上を含む。
センサ40は、調製プロセス及び/又は調製マシン4の状態を監視するための入力を提供するように、プロセッサ38に動作可能に接続されている。この入力は、アナログ信号又はデジタル信号とすることができる。センサ40は、典型的には、リザーバ24に関連付けられた流体レベルセンサ、流体ポンプ26に関連付けられた流量センサ、熱交換器28に関連付けられた温度センサのうちの、1つ以上を含む。調製マシン4の第1及び第2の実施形態では、これらのセンサは、受容器内の流体レベルを測定するように動作可能な流体レベルセンサと、受容器内の製品の温度を測定するためのセンサと、撹拌ユニット30の混合ヘッドによって製品に加えられるトルクを測定するためのセンサと、撹拌ユニット30の混合ヘッドの速度を測定するためのセンサと、受容器支持部52によって支持された受容器の存在を検知するための受容器検知センサとを更に含み得る。調製マシン4の第3の実施形態では、これらのセンサは、調製ユニット14に関連付けられ、その調製ユニット14の位置を感知するように動作可能な位置センサと、ユーザによって供給された容器の存在を検出するための、容器6(すなわち、カプセル又はパケット)検出センサとを更に含み得る。
プロセッサ38は、入力、例えば、ユーザインターフェース36からのコマンド、及び/又はセンサ40からの入力を受信し、メモリユニット上に記憶されたプログラムコード(又は、プログラム論理)に従って、その入力を処理し、一般には調製プロセスである出力を提供するように、動作可能である。具体的には、この出力は、容器6上の調製情報を決定するように、コード処理システム18を動作させることと、その決定された情報に従って、調製ユニット14を動作させることとを含み得る。調製ユニット14の動作は、開ループ制御とすることができ、又は、より好ましくは、センサ40らの入力信号をフィードバックとして使用する、閉ループ制御とすることもできる。プロセッサ38は、一般に、メモリ、入出力システム構成要素を備え、これらは、集積回路として、典型的はマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラとして構成される。プロセッサ38は、ASIC;FPGAなどのプログラム可能論理装置;コントローラなどのアナログ集積回路などの、他の好適な集積回路を含み得る。そのような装置に関しては、適切である場合、前述のプログラムコードは、プログラム論理として、又はプログラム論理を更に含むものとして見なすことができる。プロセッサ38はまた、前述の集積回路のうちの1つ以上、すなわち複数のプロセッサも含み得る。プロセッサ38は、一般に、プログラムコード及び任意選択的にデータを記憶するための、メモリユニット46を備える。このメモリユニットは、典型的には、不揮発性メモリ、例えば、プログラムコード及び動作パラメータを記憶するための、EPROM、EEPROM、若しくはフラッシュと、データを記憶するための揮発性メモリ(RAM)とを含む。このメモリユニットは、別個のメモリ、及び/又は(例えば、プロセッサのダイ上に)統合されたメモリを含み得る。
メモリユニット上に記憶されるプログラムコード(又は、プログラム論理)は、上記の調製プロセスを実行するためにプロセッサ38によって実行可能な、調製プログラム48を含むものとして、理想化することができる。典型的には、この調製プロセスは、容器から(すなわち、コード処理システム18とインターフェースすることによって)調製情報を決定することと、制御するために、上記の含まれる情報、並びに/あるいは、メモリユニット46上にデータとして記憶させることが可能な他の情報、及び/又はユーザインターフェース36を介して入力することが可能な他の情報を使用することとを含む。決定された情報を、代替として、若しくは追加的に、調製プログラム48によって、又は調製プログラム48と通信する装置(例えば、通信インターフェースを介して、インターネットなどのネットワーク上で調製マシンと通信するサーバ)によって使用することにより、再注文のために容器6の消費量を監視し、調製マシンの定期保守を監視し、マシンの使用を監視することができる。
電源42は、プロセッサ38及び関連レベルに、電気エネルギーを供給するように動作可能である。電源42は、電池、又は商用電源供給を受電して調整するユニットなどの、様々な手段を含み得る。電源42は、調製マシン4の電源をオン又はオフにするために、ユーザインターフェース36の一部に動作可能に連係することができる。
通信インターフェース44は、飲料調製マシン4と別の装置/システムとの、典型的にはサーバシステムとの、データ通信用のものである。通信インターフェース44は、容器の消費量情報及び/又は調製プロセス情報などの、調製プロセスに関連する情報を、供給並びに/あるいは受信するために使用することができる。通信インターフェース44は、有線媒体、又は無線媒体、若しくはこれらの組み合わせ、例えば、RS−232、USB、IC、IEEE 802.3によって規定されるイーサネット(登録商標)などの、有線接続、無線LAN(例えば、IEEE 802.11)、又は近距離通信(NFC)、又はGPRS若しくはGSM(登録商標)などのセルラシステムなどの、無線接続用に構成することができる。通信インターフェース44は、プロセッサ38に動作可能に接続されている。一般的に、通信インターフェースは、通信ハードウェア(例えば、アンテナ)を、メーザプロセッサ38とインターフェースするように制御するための、別個の処理ユニット(上記に例が提示されている)を備える。しかしながら、より単純な構成、例えば、プロセッサ38との直接的なシリアル通信のための、単純な有線接続を使用することもできる。
コード処理システム
コード処理システム18は、容器6上のコードの画像を取得し、その画像を処理することにより、エンコードされている調製情報をデコードするように、動作可能である。コード処理システム18は、画像取り込み装置54と、画像処理装置56と、出力装置72とを備えるものであり、これらを順次説明する。
画像取り込み装置54は、コードのデジタル画像を取り込み、その画像を、画像処理装置56に、デジタルデータとして転送するように動作可能である。決定されるデジタル画像の縮尺変更を可能にするために、画像取り込み装置54は、デジタル画像を取得する際に、コードから離れる方向の所定の距離に配置され、画像取り込み装置54が、レンズを備える実施例では、そのレンズの倍率が、好ましくは、画像処理装置56のメモリ上に記憶される。画像取り込み装置54は、以下で論じられるマイクロユニットコード構成からなるデジタル画像を取り込むための、任意の好適な光学装置を含むものであり、好適な光学装置の例は、Sonix SN9S102、Snap Sensor S2撮像装置、オーバーサンプル二値画像センサである。
画像処理装置56は、画像取り込み装置54に動作可能に接続されており、上記のデジタルデータを処理して、そのデジタルデータ内にエンコードされている調製情報をデコードするように動作可能である。このデジタルデータの処理は、以下のパラグラフで論じられる。画像処理装置56は、マイクロコントローラ又はASICなどのプロセッサを含み得る。あるいは、画像処理装置56は、前述のプロセッサ38を含み得るものであり、そのような実施形態では、プロセッサ38内に出力装置が組み込まれることが理解されるであろう。上記の処理のために、画像処理装置56は、典型的には、コード処理プログラムを含む。好適な画像処理装置の一例は、Texas InstrumentsのTMS320C5517である。
出力装置72は、画像処理装置56に動作可能に接続されており、デコードされた調製情報を含むデジタルデータを、例えばシリアルインターフェースによって、プロセッサ38に出力するように動作可能である。
容器
容器6は、調製マシン4の実施形態に応じて、調製及びエンドユーザが摂取するための、調製材料を備える受容器;調製するための調製材料を備える、カプセル又はパケットを含み得る。容器6は、金属又はプラスチック、若しくはこれらの組み合わせなどの、様々な材料から形成することができる。一般的に、その材料は、食品安全性であり、調製プロセスの圧力/温度に耐え得るように選択される。好適な容器の例は、以下で提示される。
パケット形態ではない場合の容器6は、一般に、1回量の調製材料を貯蔵するための空洞部を画定する、本体部分58と、その空洞部を閉鎖するための蓋部分60と、フランジ部分62、又は本体部分とフランジ部分とを接続するための他の好適な部分とを含み、このフランジ部分は、一般に、空洞部の基底部の遠位に配置されている。本体部分は、円盤、円錐台、又は矩形の断面などの、様々な形状を含み得る。したがって、カプセル6は、図3Aに一実施例が提示される、様々な形態を呈し得るものであり、このことは、本明細書で定義されるような受容器/カプセルにも、一般的に適用することができる点が理解されるであろう。容器6は、150〜350mLの内容積を有して構成される場合、エンドユーザが摂取するための受容器として区別することができる。同様の方式で、100mL未満の内容積を有して構成される場合、カプセルとして区別することができる。圧潰可能な構成での容器6は、5mL〜250mLの内容積を備え得る。
図3Bに示されるようなパケット形態の場合の容器6は、一般に、1回量の調製材料を貯蔵するための内容積66を画定する、シート材料64の構成(1つ以上のシートが、それらの周辺部で接合されたものなど)と、内容積66内に流体を流入させるための、入口68と、流体及び飲料/食品材料を内容積から流出させるための、出口70とを備える。典型的には、入口68及び出口70は、シート材料に取り付けられている、付属品(図示せず)の本体上に配置される。このシート材料は、金属箔又はプラスチック、若しくはこれらの組み合わせなどの、様々な材料から形成することができる。典型的には、容積66は、その用途に応じて、150〜350mL、又は200〜300mL、又は50〜150とすることができる。
コードによってエンコードされる情報
容器6のコード74は、調製情報をエンコードするものであり、この調製情報は、一般に、関連の調製プロセスに関する情報を含む。調製マシン4の実施形態に応じて、上記の情報は、1つ以上のパラメータをエンコードすることができ、それらのパラメータは、以下のうちの1つ以上を含み得る:流体圧;流体温度(容器の入口、及び/又は受容器への出口での);流体の質量流量/体積流量;流体容積;段階継続時間(例えば、上述のパラメータを適用するための継続時間);形状/容積などの、容器の幾何学的パラメータ;他の容器パラメータ、例えば、容器を再注文する目的上、容器の消費量を監視するために使用することが可能な、容器識別子、消費期限;その容器と共に使用するための飲料マシンのメモリ上に記憶されたレシピを検索するために使用することが可能な、レシピ識別子。
具体的には、第1の実施形態の調製マシン4に関しては、上記のエンコードされるパラメータは、以下のうちの1つ以上を含み得る:適用される冷却力又は加熱力(例えば、熱交換器34によって適用される出力)の百分率;撹拌ユニット30によって適用されるトルク;1つ以上の角速度(例えば、旋回角速度及び半径方向角速度、W1、W2);容器の温度(例えば、熱交換器34によって設定される温度);上述の1つ以上のパラメータが適用される、特定の調製段階の時間;段階識別子、例えば、上述の1つ以上のパラメータが関連する複数の段階のうちのいずれかを識別するための、英数字識別子。
具体的には、第3の実施形態の調製マシン4に関しては、上記のエンコードされるパラメータは、以下のうちの任意の1つ以上を含み得る:圧力;温度;流体容積;流体の流量;上述の1つ以上のパラメータが適用される、特定の調製段階の時間;段階識別子、例えば、上述の1つ以上のパラメータが関連する複数の段階のうちのいずれかを識別するための、英数字識別子;レシピ識別子;初期の調製段階の間、その容器の材料を浸透させることが可能な時間量である、予備湿潤時間;上記の段階の間に適用される流体容積の量である、予備湿潤容積。
コードの配置
このコードは、コード処理システム18によって処理することが可能となるように、任意の好適な位置で、容器6の外部表面上に配置することができる。図3A及び図3Bに示されるような、前述の受容器/カプセル6の実施例では、コードは、それらの任意の外部表面に、例えば、蓋部分、本体部分、又はフランジ部分に配置することができる。図6Cに示されるような、前述のパケット6の実施例では、コードは、その任意の外部表面に、例えば、周縁部を含めた、そのパケットの片側面又は両側面に配置することができる。
コードの構成
コード74は、画像取り込み装置54によって取り込まれる方式で、調製情報をエンコードするように構成されている。より具体的には、このコードは、異なる色の周囲を有する、複数のユニット76、好ましくはマイクロユニットで形成され、典型的には、これらのユニットは、暗色(例えば、黒色、暗青色、紫色、暗緑色のうちの1つ)を含み、周囲は、明色(例えば、白色、薄青色、黄色、薄緑色のうちの1つ)を含むか、又はその逆であることにより、それらの間には、画像処理装置56が区別するための十分なコントラストが存在する。ユニット76は、以下の形状のうちの1つ又は組み合わせを有し得る:円形;三角形;多角形、具体的には、正方形又は平行四辺形などの四角形;他の既知の好適な形状。形成上の誤差、例えば、印刷上の誤差により、上述の形状は、実際の形状の近似であり得ることが理解されるであろう。ユニット76は、典型的には、50〜200μm(例えば、60、80、100、120、150μm)のユニット長を有する。このユニット長は、好適に定義されたユニットの距離であり、例えば、円形の形状に関しては直径であり、正方形に関しては辺長であり、多角形に関しては、直径、又は、対向する頂点間の距離であり、三角形に関しては斜辺である。ユニット76は、好ましくは、約1μmの精度で配置される。
このコードは、複数のユニットを含むものとして言及されているが、これらのユニットは、代替的には、要素又はマーカと称される場合もあることが理解されるであろう。
典型的には、ユニット76は、例えばインクプリンタによる、印刷;エンボス加工;彫刻;他の既知の手段によって形成される。印刷の一実施例としては、インクは、従来のプリンタ用インクとすることができ、基材は、ポリエチレンテレフタレート(PET);ラッカーでコーティングされたアルミニウム(Nespresso(登録商標)Classic(登録商標)カプセルで見られるようなもの)、又は他の好適な基材とすることができる。エンボス加工の一実施例としては、その形状は、塑性変形可能な基材(上述のラッカーでコーティングされたアルミニウムなど)内に、スタンプによって押圧することができる。
ユニット76は、調製情報をエンコードするための、データ部分78と、データ部分78に対する基準を提供するための、基準部分80とに編成されている。基準部分80は、複数の基準ユニット86を含み、それらの中心は、基準線rを規定するための直線状配置を有する。基準ユニット86のうちの1つは、一般に、基準線r方向識別子88であり、これは、上記の線の向きを決定するために特定されるものである。データ部分78は、一般に、エンコード領域90を含み、このエンコード領域90の境界の内部で、データユニット82が配置される。データユニット82は、基準線rと交差するエンコード線D上に配置される。一般的に、データユニットは、調製情報のパラメータをエンコードする変数として、離散的位置のみ(すなわち、離散的とは、所定の位置のみを意味する)ではなく、データ線Dに沿って、任意の連続距離dを占有することが可能である。この点で、より広範囲の情報をエンコードすることができる。データ部分78は、n個のデータユニット82を含み、この場合、nは1以上の数値であり、それゆえ、一般にn個のパラメータをエンコードする。同様の方式で、基準部分80は、m個の基準ユニット86を含み、この場合、mは少なくとも2の数値である。
より具体的には、エンコード線Dは、基準位置84で、基準線rと交差している。基準位置84は、基準ユニット86を含む場合もあれば、含まない場合もある。
距離dは、この基準位置から、データユニット82の中心が配置されているエンコード線D上の位置で、又はエンコード線Dの近位に配置されている位置、例えば、データユニット82の中心を通る線によって交差されている(この線は、その交差の点でエンコード線Dに直交している)、エンコード線D上の位置で定義される。距離dは、円周方向距離又は角距離の観点で、定義することができる。
コードの詳細な説明
図4に一実施例が示される、コード74の第1の実施形態によれば、このコードは、円形の平面図形を含む。典型的には、この平面図形は、600〜1600μm、又は約1100μmの直径を有し、これは、エンコードされるパラメータの数に応じて決定される。図4(及び、後続の図)では、基準線r及びエンコード線Dは、例示目的のためにのみ示されており、すなわち、それらの線は、コードの一部として物理的に形成する必要はなく、むしろ、そのコードの画像が以下で論じられるように処理される際に、仮想的に規定することができる点に留意されたい。
基準部分80は、直線状配置を有する、m個の基準ユニット86(2つが示されている)を含む。これらの基準ユニット86は、基準線rを規定するものである。基準ユニット86のうちの1つは、基準線r及び関連する基準位置84の向きの決定を可能にする、基準線方向識別子88であり、例えば、各基準位置84は、基準線rに沿って、方向識別子88から所定の距離(100〜200μm、又は160μm)に存在する。方向識別子88は、以下のうちの1つ又は組み合わせとして、識別可能とすることができる:関連するデータユニット82を有さない、基準ユニット86;他のユニットとは異なる形状、色、サイズのうちの1つ以上;基準線rの一方の端部に配置された、基準ユニット。好ましくは、図示のように、この基準ユニットは、そのコードの他のユニットとは異なるサイズを含むものである(例えば、基準ユニットは120μmの直径を有し、他のユニットは60μmである)。また、図示のように、方向識別子88を、上記の円形平面図形の中心に配置することも好ましい。基準線rは、好ましくは、2つの基準ユニットで、すなわち、方向識別子88及び更なる基準ユニット86で構成される。この更なる基準ユニットは、以下のうちの1つ以上によって識別可能である;方向識別子88からの、データユニットよりも大きい半径方向位置での、その配置;方向識別子88からの、所定の余裕を持たせた半径方向位置での、その配置であり、この場合、データユニットは、上記の所定の半径方向位置に配置されていない;この更なる基準ユニットは、形状、サイズ、色のうちの1つ以上の観点で、そのコードの他のユニットとは異なるものである。有利には、これら方向識別子88及び更なる基準ユニット86の位置を特定することによって、基準線rを簡便に決定することができる。
代替的実施形態では、基準線rは、基準ユニット86の他の構成で規定することができ、例としては:上記の線が通って延びる三角形などの、基準ユニットの配置;上記の線に平行かつオフセットして延びるように規定された、直線状配置が挙げられる。
基準位置84の番号付けは、本明細書では、対応する距離d1〜nによって示されるように、方向識別子88に近位の最小番号の基準位置84が、方向識別子88に遠位の最大番号の基準位置84へと、連続的に増大することを含む。
基準線rは、データ部分78のエンコード領域90から離れる方向の所定の最小距離、例えば、50μm〜150μm、又は100μmで配置されることにより、基準ユニット86とデータユニット82との適度の間隔を確保することができ、すなわち、半径方向に延びる部分が、その環形状から切り離されている。
あるいは、図示の実施例で示されるように、基準線rは、エンコード領域90を通って延びており、すなわち、その環形状と半径方向で交差している。
データ部分78は、一般に、環状エンコード領域90を含み、そのデータユニット82が内部に配置され、基準線rは、環状エンコード領域90の中心から、半径方向に延びている。エンコード線Dは、半円又は全円で、同心円状であり、基準線rから、環状エンコード領域90の中心の周りに延びている。n個のデータユニット82(4つが示されている)が存在し、それぞれが、基準線rから、線Dに沿って円周方向距離dで配置されている。エンコード線Dと基準線rとの交差の点が、局所的に直交しており、基準位置84を規定している。各データユニット82は、関連する基準位置84に、対応する基準ユニット86を有し得る。あるいは(図に示されるように)、好ましくは、基準位置84には基準ユニットは存在せず、基準位置84は、仮想的に規定され、例えば、隣接する基準ユニット86から、所定の距離で内挿される。
例えば、複数のパラメータがエンコード線D上でエンコードされるように、又は、各パラメータが、そのパラメータに関連付けられた複数の値を有するように、2つ以上のデータユニット82を、エンコード線Dに沿って配置することができ、その実施例が、以下で提示される。パラメータの値は、データユニット82の、その関連の基準位置84からの円周方向距離dによって、エンコードされる。
エンコード線Dと同軸に配置された陰影領域が、関連するデータユニット82の位置の境界を画定する。それらの領域は、例示目的のために陰影で示されているが、それらは、好ましくは、画像処理装置56のプログラムコードによって、仮想的に画定されるものである。
メタデータのエンコード
各データユニット82(又は、更なるデータユニット)は、任意選択的に、関連のパラメータについての、メタデータをエンコードする。このメタデータは、一般に、離散的にエンコードされ、すなわち、特定の値のみを呈し得るものである。メタデータをエンコードする様々な実施例が、以下で挙げられる。
図5Aに一実施例が示される、第1の実施形態では、メタデータは、データユニット82の特徴的サイズ(例えば、上記で定義されたユニット長又は面積によって定義されるサイズ)としてエンコードされ、このサイズは、画像処理装置56によって、変数として識別可能なものである。具体的には、このサイズは、例えば60、80、100、120μmから選択される、2つ、又は3つ、又は4つの特定サイズのリストのうちの1つとすることができる。第3の基準位置84で示されている具体例では、データユニット82のサイズは、3つのサイズのうちの1つとすることができる。第2の基準位置84で示されている具体例では、エンコードされた3つのパラメータが存在し、各パラメータのデータユニット82は、3つの異なるサイズのメタデータによって識別可能である。
図5Bに一実施例が示される、第2の実施形態では、メタデータは、エンコード線Dに直交する方向での、データユニット82の配置に関する、データユニット82の特徴的位置(すなわち、半径方向距離、及び/又は、エンコード線Dから引かれた接線に直交する距離)としてエンコードされる。このオフセットにもかかわらず、エンコード線Dは、依然としてデータユニット82と交差している。具体的には、データユニット82を、エンコード線Dに対して、第1の位置又は第2の位置でオフセットさせることにより、2つのメタデータの値をエンコードすることができ、データユニット82を、第1の位置又は第2の位置でオフセットさせるか、あるいはエンコード線D上の第3の位置に配置することにより、3つのメタデータの値をエンコードすることができる。これら第1の位置及び第2の位置は、エンコード線Dから離れる方向の特定の距離、例えば、少なくとも20μmで配置される、データユニット82の中心によって定義することができる。第3の位置は、エンコード線Dから離れる方向の特定の距離未満、例えば、5μm未満で配置される、データユニット82の中心によって定義することができる。第3の基準位置84で示されている具体例では、データユニット82は、メタデータをエンコードするために、第1の位置又は第2の位置に存在し得る。第2の基準位置で示されている具体例では、上記の基準位置は、その基準位置でエンコードされる3つのパラメータを有し、各パラメータのデータユニット82は、そのデータユニット82の位置のメタデータによって識別可能である。
図5Cに一実施例が示される、第3の実施形態では、第3の基準位置で、メタデータは、1つ又は2つのデータユニット82の、基準線rの両側での、それらデータユニットの配置に関する特徴的位置としてエンコードされる。例として、基準線rの左側のデータユニット82は、負のパラメータをエンコードすることができ、基準線rの右側のデータユニット82は、正のパラメータをエンコードすることができ、又はその逆であり;同じパラメータに関して、基準線rの左側のデータユニット82は、対数をエンコードすることができ、基準線rの右側のデータユニット82は、指数をエンコードすることができ、又はその逆の配置であり;基準線rの左側のデータユニット82は、右側と同じパラメータをエンコードすることができ、それにより、精度を向上させるための平均値を得ることができる。エンコード領域90では、好ましくは、2つの別個の半円形サブ区域90A、90Bに区分され、各サブ区域が、その中に配置された関連のデータユニット82を有し、例えば、いずれのサブ区域に関する最大距離dも、第2象限での基準線r上に(又は、2つのデータユニットが一致して配置されないように、その近位に)ある。
図5Dに一実施例が示される、第4の実施形態では、メタデータは、エンコード線Dに沿って配置された、複数のデータユニット82としてエンコードされ、それぞれが、異なる関連の距離dを有する。有利には、距離dの関数(典型的には、平均)として、全体的な距離dを、向上した精度で決定することができる。図示の実施例では、2つのデータユニット82が示されており、d=0.5(d+d)である。
第5の実施形態(図示せず)では、メタデータは、特徴的形状としてエンコードされる。例えば、その形状は、以下のリストのうちの1つとすることができる:円形;三角形;多角形。第6の実施形態(図示せず)では、メタデータは、特徴色としてエンコードされる。例えば、その色は、RGB画像センサによる識別に好適な、以下のリストのうちの1つとすることができる:赤色;緑色;青色。
第1〜第6の実施形態を、好適に組み合わせることができ、例えば、エンコードされるパラメータは、第1の実施形態と第2の実施形態との組み合わせでエンコードされる、メタデータを有し得る。
調製マシン4の第1の実施形態に関する、コード74の具体的実施例が、図5Eに示され、この場合、第1、第3、及び第4の基準位置86は、いずれのメタデータも有さないパラメータをエンコードする、データユニット82を有するものであり、第2の基準位置84は、それぞれがパラメータをエンコードする、3つのデータユニット82を有し、そのパラメータは、第1の実施形態と第2の実施形態との組み合わせに従ってエンコードされた、メタデータを有する(すなわち、ユニットのサイズに関する3つの値、及びユニットの位置に関する3つの値であり、それゆえ、合計9つのメタデータの値が可能)。
具体的には、第1の基準位置84は、適用される冷却力の百分率をエンコードするものであり、第3及び第4の基準位置84は、半径方向角速度W1及び旋回角速度W2のいずれかをエンコードするものであり、第2の基準位置は、時間、温度、トルクを、それぞれ、特定の位置での、小データユニット、中データユニット、及び大データユニットとしてエンコードするものであり、これらのパラメータは、それらのパラメータうちの1つによって設定された条件が達成されると、そのコード74によってエンコードされている段階が完成されるような、トリガを表すものである。
コードの処理方法
コード処理システム18は、画像取り込み装置54によって、コードのデジタル画像を取得することと、画像処理装置56によって、そのデジタル画像のデジタルデータを処理することにより、調製情報をデコードすることと、出力装置72によって、そのデコードされた調製情報を出力することとによって、コードを処理することにより、調製情報を決定する。
デジタルデータを処理することは、コード内のユニット82、86の位置を特定することと、基準ユニット86を特定して、その基準ユニット86から基準線rを決定することと、各データユニット82に関して、その基準線rからの、エンコード線Dに沿った距離dを決定することとを含み、これらのそれぞれを、順次説明するものとする。
コード内のユニット82、86の位置を特定することは、一般に、デジタルデータ内に表された画素を、1ビットの2色白黒画像、すなわち、二値画像に変換することによって達成され、その関連の変換パラメータは、それらのユニットを、それらの周囲の基準レベルから区別するように設定される。あるいは、画像取り込み装置54として、オーバーサンプル二値画像センサを使用することにより、二値画像を提供することもできる。ユニットの中心の場所は、円のハフ変換などの、特徴抽出技術によって決定することができる。種々のサイズのユニットを、画素統合によって特定することができる。
基準ユニット86を特定すること、及び、その基準ユニット86から基準線rを決定することは、一般に、以下のうちの1つ又は組み合わせを特定することによって達成される:直線状配置を有するユニット;所定の距離及び/又は最大の距離で離間しているユニット;特定の形状又はサイズのユニット。基準線rの方向識別子88は、他の基準ユニットとは異なる形状又はサイズの基準ユニット86;関連するデータユニット82をエンコード線D上に有さない基準ユニット86によって、決定することができる。好ましくは、基準線rは、円形に延びるエンコード線Dによって画定された円の中心に配置されている、方向識別子88に相当する基準ユニットを特定し、その基準ユニットから所定/最大の距離を有する基準ユニットを決定することによって、決定される。
各データユニット82に関して、基準線rの関連の基準位置84からの、エンコード線Dに沿った距離dを決定することは、データユニット82の中心から、関連の基準位置84までの、円周方向距離を(例えば、基準線rとデータユニット82への半径方向線との間の、基準位置88でのラジアン角と、エンコード線Dの全周との積によって)決定することによって、達成することができる。あるいは、上記の距離dを決定することは、角距離を決定すること、すなわち、基準線rとデータユニット8(典型的には、その中心)への半径方向線との間のラジアン角によって決定することを含み得るものであり、この場合、半径方向距離を使用して、基準位置に対するデータユニットを特定することができる。必要とされる処理ステップが少なく、更には、正確な半径方向距離が必要とされないことにより、任意選択的なメタデータのエンコードに関する補正が不要となるため、後者が好ましい。
決定された距離は、画像が取り込まれたときの画像取り込み装置54の倍率及び/又はコード74から離れる方向での距離を使用して、補正することができる。
決定された距離dに関連付けられたパラメータの値Vを決定するために、そのパラメータと距離dとの関係性を定義する、記憶された情報を利用することができる。このステップは、画像処理装置56又はプロセッサ38で実行することができる。この関係性は、線形、例えば、V∞dとすることができる。あるいは、非線形とすることもできる。非線形関係は、対数関係、例えば、V∞log(d)、又は指数関係、例えば、V∞eを含み得る。そのような関係性は、パラメータの精度が、低い値で重要であり、高い値では重要性が低い場合、又はその逆の場合に、特に有利であり、例えば、調製マシン4の第1の実施形態に関しては、混合ユニットの角速度W1、W2の精度は、高い角速度におけるよりも、低い角速度において重要であるため、対数関係が好ましい。
エンコード線Dの円周は、環状エンコード領域90の中心(すなわち、図示の実施例での方向識別子88)に近接すると共に減少するため、決定される距離dの精度は、上記の中心の近位で低くなる。有利には、高レベルの精度を必要とするパラメータを、上記の中心の遠位に配置することができ、高レベルの精度を必要としないパラメータは、上記の中心の近位に配置することができる。
上述のパラメータについてのメタデータは、エンコードの実施形態に応じて決定することができ、例えば、第1の実施例では、関連のデータユニット82に関して、特徴抽出によってユニット長を、又は画素統合によって全体の面積を決定することによって;第2の実施例では、関連のデータユニット82に関して、特徴抽出によって、エンコード線Dに対するオフセットを決定することによって;第3及び第4の実施例では、特徴抽出によって、関連のデータユニットの中心を決定することによって、決定することができる。
マシン及び容器の付属品
付属品94は、その表面上に配置された、上述のコード74を備え得るものであり、この付属品94は、上述の飲料又は食品調製マシン4に取り付けるように構成されている。図6に一実施例が示される、この付属品は、コード74を保持するための保持部96と;上記のマシン4の画像取り込み装置54と、上記のマシン4によって受容された容器6との間、かつ上記の容器の近位で、マシン4に保持部96を取り付けるための、取り付け部材98とを備える。この方式で、コード74の画像を、あたかもコード74が容器6に取り付けられているかのごとく、画像取り込み装置54によって取り込むことができる。好適な取り付け部材の例は、(図示のような)接着ストリップを備える、上記の保持部に取り付けられた延長部;クリップ、ボルト、又はブラケットなどの機械的締結具を含む。
代替的な付属品100は、その表面上に配置された、上述のコード74を備え得るものであり、この付属品100は、上述の容器6に取り付けるように構成されている。図7に一実施例が示される、この付属品100は、コード74を保持するための保持部96と;容器6に保持部96を取り付けるための、取り付け部材98とを備える。この方式で、コード74の画像を、あたかもコード74が容器6上に一体的に形成されているかのごとく、画像取り込み装置54によって取り込むことができる。好適な取り付け部材の例は、(図示のような)接着ストリップ;クリップ、ボルト、又はブラケットなどの機械的締結具を含む。
2 調製システム
4 調製マシン
10 筐体
20 基底部
22 本体
14 調製ユニット
12 流体供給部
24 リザーバ
26 流体ポンプ
28 流体熱交換器
30 撹拌ユニット
32 補助製品ユニット
34 熱交換器
52 受容器支持部
16 制御システム
36 ユーザインターフェース
38 プロセッサ
46 メモリユニット
48 調製プログラム
40 センサ(温度、受容器レベル、流量、トルク、速度)
42 電源
44 通信インターフェース
18 コード処理システム
54 画像取り込み装置
56 画像処理装置
72 出力装置
6 容器
58 本体部分
60 蓋部分
62 フランジ部分
64 シート材料
66 内容積
68 入口
70 出口
74 コード
76 ユニット
78 データ部分
90 エンコード領域
82 データユニット
80 基準部分
84 基準位置
86 基準ユニット
88 方向識別子

Claims (17)

  1. 飲料調製マシン又は食品調製マシン用の容器(6)であって、前記容器(6)は、飲料材料又は食品材料を収容するためのものであり、調製情報をエンコードしているコード(74)を備え、前記コード(74)が、基準部分(80)及びデータ部分(78)を含み、
    前記基準部分(80)が、仮想基準線(r)を規定するための少なくとも2つの基準ユニット(86)の配置を有し、
    前記データ部分(78)が、2つのデータユニット(82)を含み、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想基準線(r)と仮想交点(84)で交差する仮想エンコード線(D)沿いに配置され、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想エンコード線(D)沿いに前記仮想交点(84)から異なる距離(d、d)でそれぞれ配置され、前記仮想エンコード線(D)が、円形又は円弧であり、前記仮想交点(84)で前記仮想エンコード線の接線が前記仮想基準線(r)に直交する状態で、配置されており、前記2つのデータユニット(82)それぞれの前記距離(d、d)の平均(d=0.5(d+d))として決定される全体的な距離(d)が、前記調製情報のパラメータ(V)の値をエンコードしている、容器(6)。
  2. 前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想エンコード線(D)に沿った任意の連続距離(d、d)をとり得る、請求項1に記載の容器(6)。
  3. 前記コード(74)が、600〜1600μmの直径又は辺長を有する、請求項1又は2に記載の容器(6)。
  4. それぞれが専用の仮想エンコード線(D)を有する、複数のデータユニット(82)が存在し、前記専用の仮想エンコード線が、前記仮想交点(84)で前記仮想エンコード線の接線が前記仮想基準線(r)に直交する状態で、前記仮想基準線(r)と交差し、複数の前記仮想エンコード線が、同心円状に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器(6)。
  5. 前記仮想交点(84)は基準ユニットを含まず、前記仮想交点(84)が、前記仮想基準線(r)に沿って、所定の距離で配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器(6)。
  6. 前記コード(74)が、前記容器(6)の表面上、又は、前記容器に取り付けられる付属品(100)上に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器(6)。
  7. 前記容器(6)が、カプセル、パケット、飲料又は食品を摂取するための受容器、圧潰可能な容器のうちの1つを備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器(6)。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器(6)と、飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)とを備える、飲料又は食品調製システム(2)であって、前記飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)が、
    容器(6)を受容し、前記容器から飲料又は食品を調製するための調製ユニット(14)と、
    コード処理システム(18)であって、前記容器(6)の前記コード(74)のデジタル画像を取得して、前記デジタル画像を処理することにより、前記エンコードされている調製情報をデコードするように動作可能なコード処理システムと、
    前記デコードされた調製情報を使用して、前記調製ユニット(14)を制御するように動作可能な制御システム(16)と、
    を備える、飲料又は食品調製システム(2)。
  9. 前記コード処理システム(18)が、前記コード(74)の前記基準ユニット及び前記データユニットの位置を特定することと、前記基準ユニット(86)を特定して、前記基準ユニットから仮想基準線(r)を決定することと、2つのデータユニット(82)のそれぞれに関して、前記仮想エンコード線(D)沿いの距離(d、d)を決定し、前記2つのデータユニット(82)それぞれ前記距離(d、d)の平均(d=0.5(d+d))として全体的な距離(d)を決定することと、好ましくは、前記全体的な距離(d)を、パラメータ(V)の値へと、前記パラメータの値と前記距離(d)との間の記憶されている関係性を使用して変換することと、によって、前記エンコードされている調製情報をデコードするように構成されており、前記記憶されている関係性が、対数関係;指数関係;多項式;ステップ関数;線形、からなる群から選択される少なくとも1つを、任意選択的に含む、請求項8に記載の飲料又は食品調製システム(2)。
  10. 請求項8又は9に記載のシステム(2)を使用して飲料若しくは食品を調製する方法であって、
    前記容器(6)のコード(74)のデジタル画像を取得することと、
    前記デジタル画像を処理することにより、前記エンコードされている調製情報をデコードすることと、
    前記調製情報を使用して、調製動作を制御することと、
    を含む、方法。
  11. 請求項8又は9に記載の飲料又は食品調製システム(2)の飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)用の容器(6)に取り付けるように構成された付属品(100)であって、
    基準部分(80)及びデータ部分(78)を含むコード(74)を表面上に保持する保持部(96)と、
    前記容器(6)に取り付けるための取り付け部材(98)と、
    を備え、
    前記基準部分(80)が、仮想基準線(r)を規定するための少なくとも2つの基準ユニット(86)の配置を有し、
    前記データ部分(78)が、2つのデータユニット(82)を含み、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想基準線(r)と仮想交点(84)で交差する仮想エンコード線(D)沿いに配置され、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想エンコード線(D)沿いに前記仮想交点(84)から異なる距離(d、d)でそれぞれ配置され、前記2つのデータユニット(82)それぞれ前記距離(d、d)の平均(d=0.5(d+d))として決定される全体的な距離(d)が、前記調製情報のパラメータ(V)の値をエンコードしており、前記仮想エンコード線(D)が、円形又は円弧であり、前記仮想交点(84)で前記仮想エンコード線の接線が前記仮想基準線(r)に直交する状態で、配置されている、付属品(100)。
  12. 請求項8又は9に記載の飲料又は食品調製システム(2)の飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)に取り付けるように構成された付属品(94)であって、
    基準部分(80)及びデータ部分(78)を含むコード(74)を表面上に保持する保持部(96)と、
    前記飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)に取り付けるための取り付け部材(98)と、
    を備え、
    前記基準部分(80)が、仮想基準線(r)を規定するための少なくとも2つの基準ユニット(86)の配置を有し、
    前記データ部分(78)が、2つのデータユニット(82)を含み、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想基準線(r)と仮想交点(84)で交差する仮想エンコード線(D)沿いに配置され、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想エンコード線(D)沿いに前記仮想交点(84)から異なる距離(d、d)でそれぞれ配置され、前記2つのデータユニット(82)それぞれ前記距離(d、d)の平均(d=0.5(d+d))として決定される全体的な距離(d)が、前記調製情報のパラメータ(V)の値をエンコードしており、前記仮想エンコード線(D)が、円形又は円弧であり、前記仮想交点(84)で前記仮想エンコード線の接線が前記仮想基準線(r)に直交する状態で、配置されている、付属品(94)。
  13. 請求項8又は9に記載の飲料又は食品調製システム(2)の飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)に関する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器(6)、あるいは、請求項11又は12に記載の付属品(100、94)の使用。
  14. 調製情報をエンコードするためのコード(74)の使用であって、前記コード(74)が基準部分(80)及びデータ部分(78)を含み、
    前記基準部分(80)が、仮想基準線(r)を規定するための少なくとも2つの基準ユニット(86)の配置を有し、
    前記データ部分(78)が、2つのデータユニット(82)を含み、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想基準線(r)と仮想交点(84)で交差する仮想エンコード線(D)沿いに配置され、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想エンコード線(D)沿いに前記仮想交点(84)から異なる距離(d、d)でそれぞれ配置され、前記2つのデータユニット(82)それぞれ前記距離(d、d)の平均(d=0.5(d+d))として決定される全体的な距離(d)が、前記調製情報のパラメータ(V)の値をエンコードしており、前記仮想エンコード線(D)が、円形又は円弧であり、前記仮想交点(84)で前記仮想エンコード線の接線が前記仮想基準線(r)に直交する状態で、配置されている、使用。
  15. 飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)のコード処理サブシステム(18)の1つ以上のプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムであって、請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器(6)のコード(74)のデジタル画像を処理することにより、エンコードされている調製情報をデコードするように実行可能な、コンピュータプログラム。
  16. 請求項15に記載のコンピュータプログラムを含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  17. 調製情報をエンコードする方法であって、
    飲料材料又は食品材料を収容するための、飲料調製マシン又は食品調製マシン(4)用の容器(6)上に、あるいは
    前記容器(6)又は飲料調製マシン若しくは食品調製マシン(4)に取り付けるための付属品(100、94)上に、
    コード(74)を形成することを含み、
    基準部分(80)の仮想基準線(r)を規定するために少なくとも2つの基準ユニット(86)を配置することと、
    前記仮想基準線(r)と仮想交点(84)で交差する仮想エンコード線(D)上に2つのデータユニット(82)を配置することによって、前記コード(74)のデータ部分(78)で前記調製情報のパラメータ(V)を少なくとも部分的にエンコードすることであって、前記2つのデータユニット(82)が、前記仮想エンコード線(D)沿いに前記仮想交点(84)から異なる距離(d、d)でそれぞれ配置され、前記2つのデータユニット(82)それぞれ前記距離(d、d)の平均(d=0.5(d+d))として決定される全体的な距離(d)が、前記調製情報の前記パラメータ(V)の値をエンコードしており、前記仮想エンコード線(D)が、円形又は円弧であり、前記仮想交点(84)で前記仮想エンコード線の接線が前記仮想基準線(r)に直交する状態で、配置されている、ことと、
    を更に含む、方法。
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