JP6959825B2 - 減速装置 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の減速装置10を用いた産業機械12の一部を示す断面図である。産業機械12は産業用ロボットであり、減速装置10はその関節部を駆動する。なお、本発明の減速装置10の用途は特に限定されるものではない。産業機械12は、基端側のベース部材14(第1相手部材)と、先端側の回動部材16(第2相手部材)と、ベース部材14に対して回動部材16を回動させる駆動装置18とを備える。本図ではベース部材14の一部を示す。本実施形態の回動部材16は、減速装置10のカバー部材46(後述する)と同じ部材の一部として構成される。本実施形態の駆動装置18は、ベース部材14に対して所定の角度範囲で往復動するように回動部材16を回動させる。なお、回動部材16(第2相手部材)は、カバー部材46とは別部材とされ、ケーシング40から径方向外側に突出したフランジ部に固定される場合もある。
モータから出力される動力により入力軸26が回転すると、その動力が伝達歯車28を介して伝達されてクランク軸30が回転する。クランク軸30が回転中心線Lb周りに回転すると、クランク軸30により外歯歯車32が動かされる。このとき、外歯歯車32は、自らの中心軸線が回転中心線Lb周りを回転するように揺動する。このように外歯歯車32が動くと、外歯歯車32と内歯歯車34の噛合位置が順次ずれる。この結果、クランク軸30が一回転する毎に、外歯歯車32と内歯歯車34との歯数差に相当する分、外歯歯車32及び内歯歯車34の一方が自転する。本実施形態では、キャリヤ36、38がベース部材14に固定されるため、内歯歯車34が自転し、その自転成分が出力部材となるケーシング40から出力される。クランク軸30の回転は、外歯歯車32と内歯歯車34の歯数差に応じた減速比で減速されて、出力部材となるケーシング40から回動部材16に出力される。この結果、ベース部材14に対して回動部材16が回動する。
図3は、図1の一部の拡大図である。ベース側キャリヤ36は、ベース部材14を取り付けるためのキャリヤ側インロー部36aを有する。ベース部材14は、キャリヤ側インロー部36aに嵌め合わされる相手側インロー部14aを有する。キャリヤ側インロー部36aと相手側インロー部14aは、ベース部材14とベース側キャリヤ36の互いに軸方向Xに対向する箇所に設けられる。本実施形態において、キャリヤ側インロー部36aはベース側に突き出る凸状をなし、相手側インロー部14aはベース側に窪む凹状をなす。本実施形態の相手側インロー部14aは軸方向Xに貫通する貫通孔の一部となり、その内側には保護部材44や挿通部材22が配置される。
図5は、第2実施形態の減速装置10の一部を示す断面図である。本実施形態の減速装置10は、図3の例と比べて、カラー60の点で相違する。図3ではカラー60の外径がクランク軸30の中空部30cの内径より小さい例を説明した。本実施形態のカラー60の外径は、クランク軸30の中空部30cの内径より大きくなる。このように、カラー60の外径は特に限定されるものではない。
図6は、第3実施形態の減速装置10を用いた産業機械12の一部を示す断面図である。図1ではカバー部材46とセンターパイプ42は単一の部材により構成される例を説明した。本実施形態のカバー部材46とセンターパイプ42は別体である。カバー部材46とセンターパイプ42は、ねじ部材等を用いて一体化される。
Claims (11)
- 内歯歯車が設けられたケーシングと、前記内歯歯車と噛み合う外歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部に配置され前記ケーシングに回転自在に支持されるキャリヤと、を備え、径方向中央部に軸方向に貫通するホロー部が設けられた減速装置であって、
前記外歯歯車及び前記キャリヤに挿通され、前記ケーシングと一体化され、前記キャリヤと相対回転可能であり、前記ホロー部を構成するセンターパイプと、
前記センターパイプの端部と軸方向に隣り合う位置に配置され、前記ホロー部の端部を構成する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、前記キャリヤに相対回転不能に固定されるとともに、前記内歯歯車の中心軸線を中心として前記キャリヤに外接する最大径の外接円に対して径方向内側に収まる位置に配置される減速装置。 - 前記キャリヤは、相手部材を取り付けるための凸状又は凹状のインロー部を有し、
前記保護部材は、前記凸状のインロー部の外周面又は前記凹状のインロー部の内周面に対して径方向内側に収まる位置に配置される請求項1に記載の減速装置。 - 前記保護部材は、前記センターパイプより硬度の低い素材を用いて構成される請求項1または2に記載の減速装置。
- 前記センターパイプは、アルミニウム系の素材で構成され、
前記センターパイプに外嵌され鉄系の素材で構成されるカラーと、
前記キャリヤと前記カラーとの間に配置されるオイルシールと、を備える請求項1から3のいずれかに記載の減速装置。 - 前記外歯歯車を揺動させるクランク軸を備え、
前記クランク軸は、前記センターパイプが挿通される中空部を有し、
前記カラーの外径は、前記中空部の内径より小さい請求項4に記載の減速装置。 - 前記センターパイプと前記キャリヤの間に配置されるオイルシールを備え、
前記保護部材は、前記オイルシールに対して隙間を空けた位置であって、前記オイルシールに接触しない位置に配置される請求項1から5のいずれかに記載の減速装置。 - 内歯歯車が設けられたケーシングと、前記内歯歯車と噛み合う外歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部に配置され前記ケーシングに回転自在に支持されるキャリヤと、を備え、径方向中央部に軸方向に貫通するホロー部が設けられた減速装置であって、
前記外歯歯車及び前記キャリヤに挿通され、前記ホロー部を構成するセンターパイプと、
前記センターパイプの端部と軸方向に隣り合う位置に配置され、前記ホロー部の端部を構成する保護部材と、
前記センターパイプと前記キャリヤの間に配置されるオイルシールと、を備え、
前記保護部材は、前記キャリヤに固定されるとともに、前記内歯歯車の中心軸線を中心として前記キャリヤに外接する最大径の外接円に対して径方向内側に収まる位置に配置され、
前記保護部材は、前記オイルシールに対して隙間を空けた位置であって、前記オイルシールに接触しない位置に配置され、
前記保護部材は、前記センターパイプに対して隙間を空けて配置され、
前記保護部材は、前記センターパイプとの間の隙間の軸方向寸法より、前記オイルシールとの間の隙間の軸方向寸法が小さい箇所を有する減速装置。 - 前記ケーシングと一体化されたカバー部材を備え、
前記カバー部材は、前記センターパイプの反保護部材側の端部に繋がるように設けられる請求項1から7のいずれかに記載の減速装置。 - 前記キャリヤは、ベース部材に固定され、
前記ケーシングは、回動部材に固定され、
前記ホロー部には挿通部材が挿通され、
前記挿通部材のベース部材側の部分は、前記ベース部材に固定され、
前記挿通部材の回動部材側の部分は、前記回動部材に固定される請求項1から8のいずれかに記載の減速装置。 - 前記ケーシングと一体化されたカバー部材に固定されるモータを備え、
前記挿通部材の前記回動部材側の部分は、前記モータに接続される請求項9に記載の減速装置。 - 前記保護部材と前記オイルシールとの間には、第1隙間と、前記第1隙間よりも軸方向寸法の大きい第2隙間とが形成される請求項6に記載の減速装置。
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