JP6958920B2 - ディスク収納装置及びディスクアーカイブ装置 - Google Patents

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Description

本技術は、大容量光ディスクを使用するディスク収納装置及びディスクアーカイブ装置に関する。
大容量の光ディスク(以下、「ディスク」と称する。)を使用したアーカイブ装置が実用化されている。データセンターにおける記憶装置としては、磁気テープを媒体として使用したものもある。ディスクは、磁気テープに比較して長期保存を目的としたコールドアーカイブに適している。例えば下記の特許文献1には、マガジンに12枚のディスクを収納してマガジン単位で取り扱うことができるアーカイブ装置が記載されている。
特許文献1に記載のように、一つのマガジンに12枚のディスクを収納することによって、1枚ずつディスクをドライブに装着するのと比較して一度にアクセスするができるディスクの数が増え、より大きなデータを一度に記録又は再生することができる利点がある。しかしながら、データセンターにおいては、より大量のデータを記録又は再生することが望まれている。
本願出願人は、先により多数のディスクをケースに収納したディスク媒体収納装置(以下、ディスクトレイと適宜称する)を提案している。このディスクトレイは、上面が開放とされた箱型の合成樹脂製のケース内に64枚(=4列×16枚)のディスクを収納できるものである。かかるディスクトレイが収納ラックに多数収容され、トレイ搬送ロボットが所定のディスクトレイを収納ラックから取り出してディスクドライブに運んで、ディスクドライブが複数枚のディスクに対して同時にデータを記録又は再生するようになされている。
ディスクアーカイブ装置の収納ラックに一旦収納されたディスクトレイは、通常、ラックからの取出がされない。その理由は、収納ラック内に外部から埃などが入り込む可能性があるからである。しかしながら、容量がフルになっているもの、不良となったディスク、殆どアクセスされず、オフラインで保管すればよいディスクトレイなどが生じる場合がある。この点を考慮してディスクトレイを取り出したり、取り出し後の収納ラックのスペースにディスクトレイを装着したりするために専用の収納ラックを設けるようになされる。なお、収納ラックに設けられているメインテナンス用のハッチから不要なディスクトレイを取り出すことも考えられるが、取出時にディスクトレイを傾けると、内部のディスクが飛び出して散乱するおそれがある。
特開2014−13639号公報
インポート及びエクスポート専用のスロットを設けたとしても、ディスクトレイの上方が開放されている場合には、ディスクトレイの取出時及び装着時に、取り出された状態でディスクトレイが傾けられた結果、内部のディスクが脱落する問題があった。
したがって、本技術の目的は、ディスクトレイの取出時又は装着時に内部のディスクが飛び出すことを防止することができるディスク収納装置及びディスクアーカイブ装置を提供することにある。
本技術は、積層したM枚のディスク状記録媒体をN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納することが可能で、上面に開口を有するケースと、
ケースの後端からスライドされて開口を覆うようになされたトレイカバーと、
開口を覆う状態をロックさせるロック機構と
を備えるディスク収納装置である。
好ましくは、ロック機構は、ケースの後端の近傍に設けられたレバーと、レバーに設けられ、レバーの回転によってケースと係合/離脱自在とされたロック爪とを有する。
さらに、本技術は、積層したM枚のディスクをN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納することが可能なディスク収納装置と、
前後に開口を有し、ディスク収納装置が開口を通じて装着/取出可能とされた収納部を複数有する第1及び第2の収納ラックと、
第1及び第2の収納ラックのそれぞれの前側の開口を通じて指定されたディスク収納装置を選択して搬送する搬送ロボットと、
搬送ロボットにより搬送されたディスク収納装置内のディスク状記録媒体に対して記録又は再生を行う複数のドライブを有するディスクドライブと、
ディスク収納装置からのディスクをディスクドライブの各ドライブにセットするためのディスク搬送ピッカとを備え、
ディスク収納装置は、上面に開口を有するケース内に対して積層したM枚のディスク状記録媒体をN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納するようになされ、
ディスク収納装置が第2の収納ラックの収納部の後側の開口から取り出される場合に、トレイカバーが後側の開口からスライドされて開口を覆うようになされ、トレイカバーで開口が覆われた状態でディスク収納装置が取り出されるようにしたディスクアーカイブ装置である。
少なくとも一つの実施形態によれば、ディスクトレイに(N列×M枚)のディスク状記録媒体を収納するので、一度に取り扱うことができるディスク枚数を増やすことができ、大量のデータの処理を短時間で行うことが可能となる。さらに、ケースの後端からスライドされて開口を覆うようになされたトレイカバーを有するので、ディスク状記録媒体がケースから飛び出して散乱することを防止することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果又はそれらと異質な効果であっても良い。また、以下の説明における例示された効果によりこの発明の内容が限定して解釈されるものではない。
ディスクトレイの説明に使用する斜視図である。 ディスクトレイの説明に使用する斜視図である。 ディスクカバーの一例の平面図、底面図及び斜視図である。 ディスクカバーを取り付けた状態のディスクトレイの斜視図である。 ディスクトレイとディスクトレイラックの説明に用いる斜視図である。 ディスクトレイラックの説明に用いる斜視図である。 ディスクアーカイブ装置の全体を示す斜視図である。 ディスクアーカイブ装置の全体を示す斜視図である。 ディスクアーカイブ装置の全体を示す斜視図である。 ディスクアーカイブ装置の一部を示す斜視図である。 ディスクアーカイブ装置の一部を示す斜視図である。 ディスクアーカイブ装置の平面図である。 ディスクアーカイブ装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本技術の一実施の形態によるディスクアーカイブ装置の全体を示す斜視図、側面図、正面図である。 IEステーションの斜視図、側面図、正面図である。 IEステーションの一部の斜視図である。 IEステーションの一部の斜視図である。 ディスクトレイ及びトレイカバーを取り付けたディスクトレイの斜視図である。 ディスクトレイの斜視図、側面図、正面図、底面図である。 ディスクトレイのロック機構の説明に用いる断面図及び斜視図である。 ディスクトレイのバネの説明に用いる斜視図、側面図及び断面図である。 ディスクトレイの位置決め突起及び位置決め孔の説明に用いる斜視図、拡大斜視図及び拡大断面図である。 IEステーションからディスクトレイを取り出す時の動作説明に用いる斜視図である。
以下に説明する実施の形態は、本技術の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本技術の範囲は、以下の説明において、特に本技術を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
なお、本技術の説明は、下記の順序にしたがってなされる。
<1.一実施の形態>
<2.変形例>
<1.一実施の形態>
「ディスクアーカイブ装置」
本技術を適用できるディスクアーカイブ装置について説明する。この装置は、ディスクとして大容量光ディスクを使用したものである。例えばディスクとしては、BD(Blu-ray (登録商標)Disc)等の高密度光ディスクを使用できる。BDは、片面単層で約25Gバイト、片面2層で約50Gバイトの記録容量を有する高密度光ディスクである。BD規格では、ビームスポット径を小とするために、光源波長を405nmとし、対物レンズの開口数NA(Numerical Aperture)を0.85と大きくしている。さらに、近年、BD(Blu-ray (登録商標)Disc)に対し、チャンネルビット長すなわちマーク長を短くし、線密度方向に高密度化をはかり、3層で100Gバイト及び4層で128Gバイトの大容量化を実現したBDXL(登録商標)が実用化されている。さらに、さらなる記録容量の増大のために、グルーブトラック及びランドトラックの両方にデータを記録する方法(ランド/グルーブ記録方式と適宜称する)を採用するディスクが提案されている。この場合には、より大きな容量とすることができる。
一例として、図1に示すような上面が開放とされた箱型の合成樹脂製のケース2に整列して4ヶ所の収納凹部3a〜3d(個々の収納凹部を区別する必要がない場合には、収納凹部3と称する)が形成されている。各収納凹部3は、ディスクの外形とほぼ同一の形状の凹部とされ、中央にセンターポール4a〜4d(個々のセンターポールを区別する必要がない場合には、センターポール4と称する)が立設されている。すなわち、N列(例えばN=4)のディスク5が収納される。
図2に示すように、収納凹部3(各列)には、それぞれM枚(例えばM=16)のディスク5が積層されて収納され、後述するように、最上段にディスクカバーが積層されている。センターポール4がディスクの中心の開口を貫通する。さらに、ディスク5の収納後にケース2の上部開口が透明又は半透明の樹脂製のフィルム6によって覆われる。このようにディスクが収納され、フィルム6によってシールされたディスク収納容器をディスクトレイ1と称する。但し、フィルム6は、使用時に際してケース2から剥がされて破棄される。フィルム6によって開口がシーリングされていると、ディスク5にゴミが付着することを防止できると共に、未使用ディスクであることを保証することができる。さらに、フィルム6を貼り替えた場合には、その痕跡が残るものであれば、よりセキュリティを高くすることができる。さらに、フィルム6が剥がされた後では、積層されたディスク5の最上層にディスクカバー(図示せず)が配置されているので、浮遊している粉塵がデータ保存用のディスク5に付着されることが防止される。
ディスクトレイ1に収納された複数枚のディスク5の最上段にディスクカバーが載置され、塵埃がディスク5に付着することが防止されている。ディスクトレイ1がディスクトレイラックの棚に収納された場合、あるディスクトレイ1の上面(開放面)とその上側に位置する他のディスクトレイ1の底面との間に僅かな隙間が存在する。ディスクトレイラックに対して地震のような大きな振動が与えられる場合には、ディスクがディスクトレイ1から飛び出して落下するおそれがある。
一例として、図3に示すようなディスクカバー7が使用される。ディスクカバー7は、主面に形成されたディスク5と同様の中央開口8と、裏面の外側の四隅から突出する脚部9a,9b,9c,9d(個々の脚部を区別する必要がない場合には、脚部9と称する)と、対角方向の2箇所に形成された孔10a、10bを有する。
図4に示すように、ディスクカバー7a、7b、7c、7dがディスクトレイ1のケース2の収納凹部に積層されているディスクの表面を覆う。上述した脚部9は、各収納凹部に形成されている一部例えば突起と係合する。脚部9の長さは、ディスクトレイ1をディスクトレイラックに収納した場合に、あるディスクトレイ1の上面とその上側に位置する他のディスクトレイ1の底面の間に生じる隙間の幅よりやや大とされている。このような脚部9を有するので、ディスクカバー7a〜7dが振動した場合でも、ディスクカバー7a〜7dが隙間を通じて脱落することを防止できる。なお、ディスクトレイ1がディスクトレイラックに収納されている状態に限らず、トレイ搬送ロボットによってディスクトレイ1を搬送する場合にもディスクの脱落を防止できる。
さらに、孔10a、10bに対して、ピッカ15のアーム部の下側に形成されているテーパーピン(図示しない)が挿入される。孔10a、10bとテーパーピンの係合によってディスクカバー7a〜7dの回転が防止される。
フィルム6が剥がされたディスクトレイ1が図5に示すように、第1の収納ラック(以下、「トレイラック」と適宜省略する。)11の各収納部にセットされる。なお、以下では、積層されたディスクの最上段のディスクカバー7の図示を省略する。ディスクトレイ1の長さ方向をX方向とし、その幅方向をZ方向とする。トレイラック11は、一例として、図6に示すように、ディスクトレイ1の長さよりやや大きい奥行き寸法を有し、7個のディスクトレイ1を横に並べて収納できる幅を有している。
ディスクトレイラック11は、5段の棚で区切られた複数の収納部を有し、各収納部に対してディスクトレイ1が装着される。最も下の棚には、Y方向に6個のディスクトレイ1の収納部が設けられ、6個の収納部からなる組がZ方向に7組並べられている。すなわち、最大で42個のディスクトレイ1を装着できる収納部が設けられている。他の棚には、7個のディスクトレイ1の収納部が設けられ、7個の収納部からなる組がZ方向に7組並べられ、最大で49個のディスクトレイ1を装着できる収納部が設けられている。したがって、一つのディスクトレイラック11には、最大で238(=42+49×4)個のディスクトレイ1が収納可能とされている。
トレイラック11の収納部のそれぞれは、前後に開口を有し、ディスクトレイ1よりやや大きい収納空間を有する。収納部の内側(以下、「前側」と言う。)の開口は、ディスクトレイ1をトレイ搬送ロボットによって取出自在とするために開放とされ、その外側(以下、「後側」と言う。)には、開口を覆う扉が設けられている。後述するように、トレイラック11の前面を搬送ロボットがZ方向に移動して例えばバーコードのような識別情報に基づいて目的とするディスクトレイ1を取り出すようになされている。また、トレイラック11の後側の扉を開けて収納部の後側の開口からは、最初に、作業者がディスクトレイ1をトレイラック11の収納部にセットできるようにされている。
図7、図8及び図9は、本技術を適用することができるディスクアーカイブ装置のシステム全体の外観の斜視図である。システムは、上述したトレイラック11a及び11bと、トレイ搬送ロボット12と、ディスクドライブ13と、システム全体を制御するコントローラ、電源回路等を含む電気回路部14と、ディスク搬送ピッカ15と、ターンテーブル16とから主として構成されている。一つのトレイラック11を備える構成が最小構成であり、トレイラック11をZ方向に連結することによって、トレイラック11の数を増加させることができる。
トレイラック11a及び11bの対向する間にトレイ搬送ロボット12が走行するスペースが形成される。トレイ搬送ロボット12は、例えば下部のトロリー線、又は下部のレールによって案内され、電動モータ等の駆動源によって走行される。位置センサによって、所望の位置で停止可能とされている。さらに、トレイ搬送ロボット12が有するバーコードリーダによって、ディスクトレイ1のケース2の面に表示されているバーコードを読み取ることができるようにされ、指定されたディスクトレイ1をトレイラック11a又は11bから抜き出してディスク搬送ピッカ15の近傍まで搬送するものである。
ディスク搬送ピッカ15及びターンテーブル16は、トレイ搬送ロボット12とディスクドライブ13との間でディスクを受け渡すために設けられている。図10は、トレイ搬送ロボット12上のディスクトレイ1と、ディスク搬送ピッカ15との一部を拡大して示している。図11は、ディスク搬送ピッカ15の一部を拡大して示している。図12は、ターンテーブル16を示すものである。
ターンテーブル16は、図12で矢印で示すように、回転自在とされており、ターンテーブル16上には、2個のディスクトレイ1a及び1bを載せるための第1領域及び第2領域が設定される。ターンテーブル16は、直径を境界として2分割され、半円状の第1領域及び第2領域が形成される。第1領域及び第2領域のそれぞれにディスクトレイ1a,1bが載置可能とされている。
図12に示す位置からターンテーブル16が半回転して、ディスクトレイ1aとディスクトレイ1bの位置が入れ替わるようになされている。そして、ターンテーブル16上のディスクドライブ13に近い側のディスクトレイ1aから全てのディスク5がディスク搬送ピッカ15により取り出される。
ディスクドライブ13は、ディスク5に対して情報の記録又は再生を行う装置である。ディスクドライブ13は、本体から排出されたドライブトレイ13a上にディスク5が載置され、次にドライブトレイ13aが本体内に挿入され、スピンドルモータにより回転されるターンテーブル16上にディスク5が載置される。そして光ピックアップによってディスク5に対してデータが記録又は再生される構成とされている。ディスクドライブ13は、X方向に配置された4台のドライブの組がY方向に16個配置されたものである。すなわち、ディスクドライブ13によって、1個のディスクトレイに収納されている最大の64枚のディスク5を同時に記録又は再生が可能とされている。
ディスク搬送ピッカ15は、ディスクトレイ1aのケースの開口上まで移動して一つのディスクトレイ1aに収納されている(4列×16枚)の全てのディスク5をケースの下側から抜き取って保持する。抜き取ったディスク5をディスクドライブ13の1段に配置されている4台のドライブのそれぞれから排出されたトレイの直上の位置にまで運ぶ。ディスクトレイ1aにおける4枚のディスク5の間隔は、4台のドライブの駆動軸の間隔と相違しているので、ディスク搬送ピッカ15は、抜き取った4枚のディスク5の間隔を調整例えば拡大してトレイ直上まで運搬する。
ディスクドライブ13に対するディスク5をローディングする場合、ディスクドライブ13の最も下に位置する4台のドライブのドライブトレイ13aが排出され、そのドライブトレイ13aの直上にディスク搬送ピッカ15が積層状態のディスク5を運搬する。そして、ディスク搬送ピッカ15が保持しているディスクの一番下の各1枚(4列で合計4枚)が分離され、分離されたディスク5がドライブトレイ13aに対してそれぞれ載置される。載置されたディスクは、ドライブトレイ13aが中に引き込まれることによってドライブにローディングされる。
次に、ディスク搬送ピッカ15が上方(Y方向)に移動すると共に、ディスクドライブ13の下から2番目に位置する4台のドライブからドライブトレイ13aが排出される。ディスク搬送ピッカ15が保持しているディスクの下から2番目の各1枚(4列で合計4枚)を分離してこのドライブトレイ13aに対して載置する。載置されたディスクは、ドライブトレイ13aが中に引き込まれることによってドライブにローディングされる。
以下、同様の動作を繰り返して、保持しているディスクの中の最も上側の各1枚(4列で合計4枚)が最も上側のドライブから排出されたトレイ上に載置され、載置されたディスクは、トレイが中に引き込まれることによってドライブにローディングされる。このようにして、一つのディスクトレイに収納されている(4列×16枚)のディスク5がディスクドライブ13の(4台×16個)のドライブにそれぞれローディングされる。
システムを制御するコントローラの制御によって、ターンテーブル16の第1領域上の現在のディスクトレイ1aから取り出したディスクに対して記録又は再生を含む処理を終了すると、ターンテーブル16を半回転させ、ターンテーブル16の第2領域上に載置されている次のディスクトレイ1bに対して記録又は再生を含む処理を行うようになされる。
さらに、コントローラの制御によって、ターンテーブル16の第1領域上の現在のディスクトレイ1aから取り出したディスクに対して記録又は再生を含む処理を行っている間に、トレイ搬送ロボット12によって次のディスクトレイ1bを選択し、選択された次のディスクトレイ1bをターンテーブル16の第2領域上に載置するようになされる。
すなわち、ディスクトレイ1aのディスク5に関して情報の記録又は再生がなされている間、次に使用されるディスクトレイ1bをターンテーブル16の反対側の面上に載置させて、ディスクトレイ1aからディスクトレイ1bへの切り替えに備えることができる。すなわち、ディスクトレイ1aに収納されていたディスク5に関する記録又は再生が終了すると、ディスク搬送ピッカ15によって、ディスクドライブ13から(4列×16枚)のディスク5がアンローディングされる。ローディング時と逆に、一番上の4台のドライブからアンローディングが開始される。そして、ディスクトレイ1aに対してアンローディングされたディスク5が戻され、さらに、ディスクトレイ1aがターンテーブル16上に載置される。次に、ターンテーブル16が半回転してディスクトレイ1b内のディスク5がディスク搬送ピッカ15によってディスクドライブ13の各ドライブに対してローディングされる。
「ディスクトレイの切り替え動作」
図13のフローチャートを参照してディスクトレイの切り替え動作について概略的に説明する。最初の状態では、ターンテーブル16には、ディスクトレイが載せられていないものとする。
ステップST1:ディスクトレイ(例えばディスクトレイ1a)の選択と選択されたディスクトレイのトレイ搬送ロボット12による搬送がなされる。
ステップST2:ディスク5のディスクドライブ13に対するローディングがディスク搬送ピッカ15によってなされる。そして、ローディングされたディスク5に対してディスクドライブ13が記録又は再生を行う。
ステップST3:最初のディスクトレイ1内のディスク5に対して記録又は再生が行われている間に、次のディスクトレイ(例えばディスクトレイ1b)が選択され、選択された次のディスクトレイがトレイ搬送ロボット12により搬送される。次のディスクトレイがターンテーブル16上に載置される。
ステップST4:記録又は再生が終了すると、ディスク搬送ピッカ15によって最初のディスクトレイに対してディスク5が戻される。
ステップST5:ターンテーブル16が半回転され、次のディスクトレイがディスク搬送ピッカ15の近くに位置される。
ステップST6:ディスク搬送ピッカ15によって次のディスクトレイのディスク5がディスクドライブ13に対してローディングされる。そして、ローディングされたディスク5に対してディスクドライブ13が記録又は再生を行う。そして、処理がステップST3(さらに、次のディスクトレイの選択、搬送)に戻り、上述した処理が繰り返される。
「IEステーション」
上述したようなディスクトレイ1にディスク5を自重で積層して管理するディスクアーカイブ装置(ライブラリシステム)においては、ディスクトレイ1をトレイラック11に対してインストール後はシステムの外へメディアが入ったディスクトレイ1を出し入れすることはできない仕様となっている。そこで、本技術の一実施の形態では、エラーが発生した場合、ライブラリ内のディスクを機器の外へ持ち出す場合、アクセス頻度の低いトレイをオフラインで管理しようとした場合、などでは、ディスクトレイ1をシステムに対して出し入れ可能とするものである。さらに、ディスクトレイ1を出し入れする場合に、ヒューマンエラーでトレイを傾けた場合、内部のディスクが散乱しデータ破損の危険性を防止するものである。
本技術の一実施の形態では、ライブラリシステムの一部に、インポート・エクスポート専用の第2のトレイラックを設置し、ディスクを収納したディスクトレイをオフライン管理することを可能にする。また、ディスクトレイを第2のトレイラックから引き出す前にカバーを装着できる構造とすることで、トレイを機器外部へ取り出した状態でも、ディスクの脱落を防止することが可能となる。さらに、飛出し防止ロック機構、逆入れ防止機構や、両手で作業しないとカバーを分離できない構造とすることで安全性を高めることが可能となる。また、スタック用の位置決め突起を設けることで、オフラインでのディスクトレイのスタックが可能となる。
通常、トレイラック11に挿入されたディスクトレイ1が取り出されることはなく、使用中に不良となったディスクを含むディスクトレイの交換、容量がフルになったディスクを含むディスクトレイの交換、オフラインで管理するためのディスクトレイの取出などは、専用のトレイラックを設ける。このディスクトレイの取出(エクスポート)及び装着(インポート)専用の第2のトレイラックを以下では、「IEステーション」と称する。
図14A,図14B及び図14Cに示すように、トレイラック11a及び11bとディスク搬送ピッカ15(ターンテーブル16)の間にIEステーション21a及び21bがそれぞれ介在される。IEステーション21a及び21bを区別する必要がない場合は、IEステーション21と称する。
IEステーション21(21a及び21b)は、図15に示すように、12(=2列×6段)の収納部を有する単位が垂直方向に2段重ねられた構成を有する。但し、IEステーション21が1列又は3列以上にスロットが並べられた構成でもよいし、6段以外の段数の収納部を有する構成でもよい。IEステーション21の前後の開口からディスクトレイ1が装着/取出可能とされている。収納部の内側(以下、「前側」と言う。)からはトレイ搬送ロボット12がディスクトレイ1を装着し、また、取り出すようになされる。各収納部の内部には、ディスクトレイ1を案内するためのガイドレールが設けられており、ディスクトレイ1がガイドレール上をスライドして収納部の開口から出し入れ可能となされている。
図15及び図16Aに示すように、IEステーション21の各収納部の後側の開口付近にトレイロック22がそれぞれ設けられている。図では煩雑さを避けるために、一部のトレイロックに対してのみ参照符号22を付している。トレイロック22は、各スロットの下側に設けられたバネであって、図16B及び図17に示すように、収納部内に奥までディスクトレイ1が挿入されると、ディスクトレイ1のケースの後側の端部とバネ力で自動的に係合してディスクトレイ1が収納部の外に飛び出すことを防止する機構である。図16及び図17においては、図に向かって見てIEステーション21の左側の列の最上段の収納部に対してディスクトレイ1が装着されている状態を示している。
図18Aは、図4を参照して説明したようなディスクカバー7a、7b、7c、7dによって積層されているディスクの表面を覆うようになされたディスクトレイ1を示している。図18Bに示すように、このディスクトレイ1の上側の開口を覆うように、トレイカバー31が取り付けられる。トレイカバー31は、全体的には合成樹脂からなる矩形板状の成型品である。ディスクトレイ1のケース2の両側の板状の突起がトレイカバー31の両側に設けられている断面コ字状のガイド溝内に、スライド自在に嵌合することによって、ディスクトレイ1に対してトレイカバー31が取り付けられる。
図19は、トレイカバー31の一例を示す。図19Aは、トレイカバー31の斜視図である。トレイカバー31は、ディスクトレイ1に対して装着される場合は、矢印a方向にスライドされ、ディスクトレイ1から外される場合は、矢印b方向にスライドされる。装着時のスライド方向において、最初にディスクトレイ1のガイド溝に挿入される側を前側と規定する。
図19Bがトレイカバー31の側面図であり、図19Cがトレイカバー31を後側から見た背面図であり、図19Dがトレイカバー31を前側から見た正面図であり、図19Eがトレイカバー31を下から見た底面図である。トレイカバー31の後端が下方に略直角に曲げられて背面板32が形成されている。背面板32の中央部に切欠きが形成される。背面板32の両角部の内側にロック解除レバー33a及び33b(以下、両者を特に区別する必要がない場合は単にロック解除レバー33と称する。但し、図面中の表記は区別する。)が設けられている。
図20A及び図20Bに示すように、ロック解除レバー33は、トレイカバー31の上面の内面から下方に植立されており、その先端部が樹脂のバネ力に抗して矢印で示す方向に回動可能とされている。ロック解除レバー33のほぼ中間位置から前方にアームが延長され、アームの先端に断面が矢印状のロック爪34a及び34b(以下、両者を特に区別する必要がない場合は単にロック爪34と称する。但し、図面中の表記は区別する。)が形成されている。
ディスクトレイ1のケース2の両側から下方に延びる板状の突起35a及び35b(以下、両者を区別する必要がない場合は単に突起35と称する。但し、図面中の表記は区別する。)が形成されている。IEステーション21の収納部内において、ロック爪34の段部が突起35と係合している状態では、トレイカバー31を後方に引いてディスクトレイ1から取り外すことが不可能とされている。一方、ロック解除レバー33を手に持って握ることによって図20Aにおける矢印方向にロック爪34の先端部が回動し、ディスクトレイ1とトレイカバー31の係合状態が解除される。そして、トレイカバー31をIEステーション21の収納部から後方に引き抜くことができる。
図19Eに示すように、ディスクトレイ1上にトレイカバー31が取り付けられている状態で、常にディスクトレイ1とトレイカバー31が密着する方向へ力が加わるバネ(樹脂バネ)36a,36b,36c,36d(以下、これらを特に区別する必要がない場合は単にバネ36と称する。但し、図面中の表記は区別する。)がトレイカバー31に形成されている。
図19E、図21A及び図21Bに示すように、トレイカバー31の一方の縁の2ヶ所にバネ36a及び36bが形成され、他方の縁の2ヶ所にバネ36c及び36dが形成されている。バネ36は、ディスクトレイ1に装着された状態で、ディスクトレイ1のケースの両側の端部2a(図21C参照)を下側から押さえる方向に設けられ、ディスクトレイ1のケース2とトレイカバー31を密着させるようになされる。このようなケース2とトレイカバー31の密着機構を設けることで、ディスクのずれ、トレイカバー31のガタ、ディスクトレイ1内への塵埃侵入を防止することが可能となる。
さらに、図19A〜図19C、並びに、図22A、図22C及び図22Dに示すように、トレイカバー31の表面の4ヶ所に位置決め突起37a,37b,37c,37d(以下、これらを特に区別する必要がない場合は単に位置決め突起37と称する。但し、図面中の表記は区別する。)が形成されている。位置決め突起37は、トレイカバー31の表面の長手方向の前側及び後側のそれぞれに2個ずつ形成される。位置決め突起37は、図22C及び図22Dに拡大して示すように、円盤状のもので、その周面が基部に向かって拡がるようになされている。
図22B及び図22Dに示すように、ディスクトレイ1のケースの底面2Bには、位置決め突起37の位置に対応する位置に複数の位置決め孔38a,38b,38c,38d(以下、これらを特に区別する必要がない場合は単に位置決め孔38と称する。但し、図面中の表記は区別する。)が形成されている。IEステーション21の外部などにおいて、トレイカバー31を有するディスクトレイ1A及び1Bを図22A及び図22Bに示すように、積み重ねた場合、図22Dに示すように、位置決め孔38に位置決め突起37が嵌合して積み重ねた場合の安定性を確保することができる。さらに、ディスクトレイ1のケース2の底面2Bに形成されている位置決め孔38は、前述のトレイ搬送ロボット12がディスクトレイ1を搬送する場合、トレイ搬送ロボット12の載置面上の位置決め突起と嵌合するものである。このように、位置決め孔38を積み重ね時と搬送時で兼用することができる。
図23を参照してIEステーション21に対するディスクトレイ1の取出について説明する。一例として最上段の収納部のディスクトレイ1を取り出す場合について説明する。取り出されたディスクトレイ1からディスクが飛び出して散乱することを防止するために、トレイカバー31が装着された状態でディスクトレイ1を取り出すようになされる。若し、IEステーション21からディスクトレイ1を引き出してからカバーを装着する方法では、ディスクトレイ1からディスクが落ちる危険性がある。
ステップ#1(図23A):IEステーション21の最上段にディスクトレイ1が挿入されている。
ステップ#1(図23B):取り出したいディスクトレイ1がセットされている収納部(図23Bでは最上段)内に後側の開口からトレイカバー31を挿入する。
ステップ#2(図23C):トレイカバー31がケース2の開口を覆う状態まで挿入されると、ロック爪34がケース2の突起35と係合してトレイカバー31がディスクトレイ1のケースに係合される。
ステップ#3(図23D):図23Cの状態において、一方の手でトレイロック22を下げながら、他方の手でトレイカバー31が取り付けられているディスクトレイ1を引き出すと、トレイカバー31によって上面が覆われたディスクトレイ1を外部に取り出すことができる。トレイカバー31で覆われているので、内部のディスクが飛び出すことを防止できる。また、取出時に、必ず両手を別の場所で使わせることによって、ディスクトレイ1とトレイカバー31のロック解除レバー33に触れないようにする。すなわち、ヒューマンエラーを防止できる。
外部からIEステーション21の空いている所定の収納部に対してトレイカバー31が付いているディスクトレイ1を装填する動作を説明する。
ステップ#11:トレイカバー31がセットされているディスクトレイ1を所定の収納部に対して後側の開口から挿入する。
ステップ#12:奥まで挿入した時点で、トレイロック22が作動し、ディスクトレイ1の収納状態がロックされる。
ステップ#13:2ヶ所のロック解除レバー33を同時に操作しながらトレイカバー31を後方(手前)に引く。
ステップ#14:トレイカバー31のみが引き抜かれる。トレイカバー31を引き出す際に、両手で同時にロック解除レバー33を操作しないとトレイカバー31を引き出すことができないようにしているので、誤ってロックを解除する危険性をなくすことができる。
なお、IEステーション21に装填されたディスクトレイ1は、トレイカバー21が無い状態であり、トレイ搬送ロボット12がディスクトレイ1を持ち上げて収納部の底面に形成されている段差を乗り越えながらディスクトレイ1を引き出す。この動作は、トレイラック11からディスクトレイ1を引き出す場合と同様の動作である。
さらに、トレイカバー31を装着した状態でトレイ搬送ロボット12が誤ってディスクトレイ1を引き出そうとした場合、トレイカバー31の背面板32が収納部壁と衝突するため、トレイ搬送ロボット12が前側からディスクトレイ1を引き出すことが不可能である。このように誤動作が防止できる。
<2.変形例>
以上、本技術の実施の形態について具体的に説明したが、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、本技術の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。また、上述の実施の形態の構成、方法、工程、形状、材料及び数値などは、本技術の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
なお、本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1)
積層したM枚のディスク状記録媒体をN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納することが可能で、上面に開口を有するケースと、
前記ケースの後端からスライドされて前記開口を覆うようになされたトレイカバーと、
前記開口を覆う状態をロックさせるロック機構と
を備えるディスク収納装置。
(2)
前記ロック機構は、前記ケースの後端の近傍に設けられたレバーと、前記レバーに設けられ、前記レバーの回転によって前記ケースと係合/離脱自在とされたロック爪とを有する(1)に記載のディスク収納装置。
(3)
前記ケースの後端の近傍に2個の前記ロック機構を備える(1)又は(2)に記載のディスク収納装置。
(4)
前記ケース及び前記トレイカバーがそれぞれ樹脂成型品である(1)から(3)までの何れか1つに記載のディスク収納装置。
(5)
前記ディスクトレイは、各列の積層されたディスク状記録媒体の最上面のディスク上に、カバーが配置されている(1)から(4)までの何れか1つに記載のディスク収納装置。
(6)
前記開口を覆う前記トレイカバーを前記ケースに密着させるバネからなる密着部を前記トレイカバーに複数箇所設けるようにした(1)から(5)までの何れか1つに記載のディスク収納装置。
(7)
前記トレイカバーの外面に複数の突起が設けられ、
前記ケースの底面に前記複数の突起の位置に対応する複数の孔が形成された(1)から(6)までの何れか1つに記載のディスク収納装置。
(8)
積層したM枚のディスクをN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納することが可能なディスク収納装置と、
前後に開口を有し、前記ディスク収納装置が前記開口を通じて装着/取出可能とされた収納部を複数有する第1及び第2の収納ラックと、
前記第1及び第2の収納ラックのそれぞれの前記前側の開口を通じて指定された前記ディスク収納装置を選択して搬送する搬送ロボットと、
前記搬送ロボットにより搬送された前記ディスク収納装置内のディスク状記録媒体に対して記録又は再生を行う複数のドライブを有するディスクドライブと、
前記ディスク収納装置からのディスクを前記ディスクドライブの各ドライブにセットするためのディスク搬送ピッカとを備え、
前記ディスク収納装置は、上面に開口を有するケース内に対して積層したM枚のディスク状記録媒体をN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納するようになされ、
前記ディスク収納装置が前記第2の収納ラックの前記収納部の後側の開口から取り出される場合に、トレイカバーが前記後側の開口からスライドされて前記開口を覆うようになされ、前記トレイカバーで前記開口が覆われた状態で前記ディスク収納装置が取り出されるようにしたディスクアーカイブ装置。
(9)
前記トレイカバーが前記開口を覆う状態をロックさせるロック機構を備える(8)に記載のディスクアーカイブ装置。
(10)
前記トレイカバーの外面に複数の突起が設けられ、
前記ケースの底面に前記複数の突起の位置に対応する複数の孔が形成され、
前記搬送ロボットによって前記ディスク収納装置を搬送する場合の位置決めに前記複数の孔が使用され、前記ディスク収納装置を積み重ねる場合の位置決めに前記複数の突起及び前記複数の孔が使用される(8)又は(9)に記載のディスクアーカイブ装置。
1・・・ディスクトレイ
2・・・ケース
5・・・ディスク
6・・・フィルム
7・・・リブ
11・・・トレイラック
12・・・トレイ搬送ロボット
13・・・ディスクドライブ
13a・・・ドライブトレイ
15・・・ディスク搬送ピッカ
16・・・ターンテーブル、
21・・・IEステーション
22・・・トレイロック
31・・・トレイカバー
33a,33b・・・ロック解除レバー
34a,34b・・・ロック爪

Claims (10)

  1. 積層したM枚のディスク状記録媒体をN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納することが可能で、上面に開口を有するケースと、
    前記ケースの後端からスライドされて前記開口を覆うようになされたトレイカバーと、
    前記開口を覆う状態をロックさせるロック機構と
    を備えるディスク収納装置。
  2. 前記ロック機構は、前記ケースの後端の近傍に設けられたレバーと、前記レバーに設けられ、前記レバーの回転によって前記ケースと係合/離脱自在とされたロック爪とを有する請求項1に記載のディスク収納装置。
  3. 前記ケースの後端の近傍に2個の前記ロック機構を備える請求項1に記載のディスク収納装置。
  4. 前記ケース及び前記トレイカバーがそれぞれ樹脂成型品である請求項1に記載のディスク収納装置。
  5. 前記ディスクトレイは、各列の積層されたディスク状記録媒体の最上面のディスク上に、カバーが配置されている請求項1に記載のディスク収納装置。
  6. 前記開口を覆う前記トレイカバーを前記ケースに密着させるバネからなる密着部を前記トレイカバーに複数箇所設けるようにした請求項1に記載のディスク収納装置。
  7. 前記トレイカバーの外面に複数の突起が設けられ、
    前記ケースの底面に前記複数の突起の位置に対応する複数の孔が形成された請求項1に記載のディスク収納装置。
  8. 積層したM枚のディスクをN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納することが可能なディスク収納装置と、
    前後に開口を有し、前記ディスク収納装置が前記開口を通じて装着/取出可能とされた収納部を複数有する第1及び第2の収納ラックと、
    前記第1及び第2の収納ラックのそれぞれの前記前側の開口を通じて指定された前記ディスク収納装置を選択して搬送する搬送ロボットと、
    前記搬送ロボットにより搬送された前記ディスク収納装置内のディスク状記録媒体に対して記録又は再生を行う複数のドライブを有するディスクドライブと、
    前記ディスク収納装置からのディスクを前記ディスクドライブの各ドライブにセットするためのディスク搬送ピッカとを備え、
    前記ディスク収納装置は、上面に開口を有するケース内に対して積層したM枚のディスク状記録媒体をN列(N,Mは、2以上の正の整数)収納するようになされ、
    前記ディスク収納装置が前記第2の収納ラックの前記収納部の後側の開口から取り出される場合に、トレイカバーが前記後側の開口からスライドされて前記開口を覆うようになされ、前記トレイカバーで前記開口が覆われた状態で前記ディスク収納装置が取り出されるようにしたディスクアーカイブ装置。
  9. 前記トレイカバーが前記開口を覆う状態をロックさせるロック機構を備える請求項8に記載のディスクアーカイブ装置。
  10. 前記トレイカバーの外面に複数の突起が設けられ、
    前記ケースの底面に前記複数の突起の位置に対応する複数の孔が形成され、
    前記搬送ロボットによって前記ディスク収納装置を搬送する場合の位置決めに前記複数の孔が使用され、前記ディスク収納装置を積み重ねる場合の位置決めに前記複数の突起及び前記複数の孔が使用される請求項8に記載のディスクアーカイブ装置。
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