JP6958587B2 - 磁束吸収体とこれを備える磁気センサ - Google Patents

磁束吸収体とこれを備える磁気センサ Download PDF

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Description

本発明は磁束吸収体とこれを備える磁気センサに関し、特に磁気シールドの構成に関する。
磁気センサは、磁界検出素子が検出すべき磁界以外の外部磁界をシールドするため、磁気シールドを備えることがある。磁気シールドは外部磁界の多くを吸収するが、磁気シールド自体が磁化するため、磁気シールドからの漏れ磁界が磁界検出素子に印加される。このため、磁界検出素子は磁気シールドの磁化の影響を受ける。磁気シールドの磁化の向きは外部磁界の向きによって変動し、これに応じて、磁界検出素子に印加される漏れ磁界の向きも変動する。漏れ磁界の向きの変動は磁界検出素子の磁界検出精度を低下させる。従って、磁気シールドの磁化方向は外部磁界に対してできるだけ固定されていることが好ましい。
特許文献1には、磁界検出素子をシールドする磁気シールドにハードバイアス層を設けた電流センサが開示されている。ハードバイアス層は磁気シールドの両端部に設けられ、磁気シールドを単磁区化する。特許文献2には、磁界検出素子をシールドする磁気シールドが軟磁性層と反強磁性層の積層構造からなる電流センサが開示されている。軟磁性層は反強磁性層によって単磁区化される。
特開2018−4459号公報 特許第5505817号公報
一般に、磁性体の磁区は静磁エネルギーと交換エネルギーと磁気異方性エネルギーの和(以下、静磁エネルギー等という)が最小化されるように形成される。静磁エネルギーとは、磁界中に存在する磁性体が有する磁気的ポテンシャルエネルギーである。単磁区化された軟磁性層では、その縁部の静磁エネルギーが増加する。このため、ハードバイアス層や反強磁性層によって強制的に単磁区化しても、軟磁性層の磁化状態は不安定である。交換エネルギーとは、強磁性体においてスピンを同じ向きに揃えようとする交換相互作用のエネルギーである。交換エネルギーはスピンが同じ向きに揃うことで減少する。磁区が細かく分割されると静磁エネルギーは減少するが、交換エネルギーは増加する。このような理由により、磁性体には静磁エネルギー等を最小化するように磁区を修正する力が生じる。このため、磁気シールドの磁化方向を外部磁界に対して十分に固定できない可能性がある。以上の課題は磁気シールド以外の磁束吸収体でも生じる。
本発明は、外部磁界に対する磁化方向の変動を抑制することのできる磁束吸収体を提供することを目的とする。
本発明の磁束吸収体は、第1の面と、第1の面の裏面である第2の面と、を有する中実の軟磁性層と、軟磁性層の第1の面の一部または第2の面の一部と対向して設けられた少なくとも一つの磁化固定部と、を有している。軟磁性層の磁化固定部と対向する領域は、磁化固定部によって、軟磁性層の他の領域の少なくとも一部と異なる方向に磁化されている。
本発明では、磁化固定部は軟磁性層の第1の面または第2の面の一部だけに設けられ、軟磁性層は多磁区化される。軟磁性層の磁化固定部と対向していない領域は磁化固定力を受けないため、静磁エネルギー等を減少させるように自ら磁区を形成する。従って、本発明によれば、外部磁界に対する磁化方向の変動を抑制することのできる磁束吸収体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る磁気センサの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 図2のA方向からみた上部磁気シールドの側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第7の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第8の実施形態に係る上部磁気シールドの平面図である。 本発明の第9の実施形態に係る上部磁気シールドの側面図である。 本発明の第10の実施形態に係る上部磁気シールドの側面図である。
図1は本発明の磁気センサ1の概略構成を示している。磁気センサ1は、基板2と、基板2に形成され、磁界を検出する磁界検出素子3と、基板2に形成された上部磁気シールド4及び下部磁気シールド5(磁束吸収体の一例)と、を有している。磁界検出素子3は特に限定されず、TMR素子、GMR素子、AMR素子などの磁気抵抗効果を用いた素子を用いることができる。検出する磁界の種類は特に限定されないが、例えば導線を流れる電流によって誘起される磁界を検出することができる。この場合、磁気センサ1は電流センサとして作動する。上部磁気シールド4と下部磁気シールド5はシールドの対象物である磁界検出素子3の両側に、磁界検出素子3を挟むように設けられている。上部及び下部磁気シールド4,5は外部磁界をシールドし、例えば導線を流れる電流によって誘起される磁界の検出精度を高める。
以下、図面を参照して上部及び下部磁気シールド4,5の様々な実施形態について説明する。2つの磁気シールド4,5の構成はほぼ同じであるため、ここでは、上部磁気シールド4を中心に説明する。以下の説明及び図面において、上部磁気シールド4の長辺と平行な方向をX方向、上部磁気シールド4の短辺と平行な方向をY方向、X及びY方向と直交する方向、すなわち軟磁性層6の第1及び第2の面6A,6B並びに基板2と直交する方向をZ方向という。また、各実施形態において、第1の面6Aまたは第2の面6Bは複数の仮想小領域に分割されている。各仮想小領域は互いに重複せず且つ隙間なく配置されており、全ての仮想小領域を合わせた領域は第1の面6Aまたは第2の面6Bと一致する。
(第1の実施形態)
図1〜3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る磁気シールドの構成について説明する。図2は上部磁気シールド4のZ方向からみた平面図であり、図2(a)と図2(b)は磁化固定部7の位置が異なっている他は同じ構成の上部磁気シールド4を示している。図3(a)と図3(b)はそれぞれ、図2(a)と図2(b)の方向Aからみた上部磁気シールド4の側面図を示している。
図1を参照すると、上部磁気シールド4と下側磁気シールド5はNiFeなどの軟磁性体からなる軟磁性層6を有している。軟磁性層6は、磁界検出素子3と対向する概ね平面形状の第1の面6Aと、第1の面6Aの裏面であり概ね平面形状の第2の面6Bと、を有している。上部磁気シールド4の第1の面6Aは磁界検出素子3及び基板2と対向している。下側磁気シールド5の第1の面6Aは磁界検出素子3と対向しており、下側磁気シールド5の第2の面6Bは基板2と対向している。軟磁性層6は概ね直方体形状を有し、第1の面6Aと第2の面6Bと基板2の下側磁気シールド5と対向する面は互いに平行である。第1の面6Aと第2の面6Bは曲面であってもよい。軟磁性層6はZ方向からみて磁界検出素子3と重なっている。軟磁性層6は、磁界検出素子3の側方を覆う突起を有していてもよい。第1の面6Aと第2の面6BはZ方向からみて長方形である。
上部及び下部磁気シールド4,5の軟磁性層6には磁化固定部7が設けられている。軟磁性層6の磁化固定部7が設けられた領域は、磁化固定部7によって、軟磁性層6の他の領域の少なくとも一部と異なる方向に磁化される。磁化固定部7は、上部磁気シールド4では軟磁性層6の第1の面6Aの一部に設けられ、下部磁気シールド5では軟磁性層6の第2の面6Bの一部に設けられる。上部磁気シールド4の磁化固定部7は、軟磁性層6の第1の面6Aと接する硬磁性膜7Aと、硬磁性膜7Aと接し、硬磁性膜7Aの保磁力を向上させる下地膜7Bと、から構成されている。下部磁気シールド5では、硬磁性膜7Aが第2の面6Bに接している。下地膜7Bは硬磁性膜7Aより先に成膜されることが望ましいため、上部磁気シールド4、下部磁気シールド5とも、下地膜7Bは硬磁性膜7Aと基板2との間に設けられている。硬磁性膜7AはCoPt,CoCrPt,FePtなどの硬磁性材料から形成することができる。下地膜7Bは例えばCrTiから形成することができる。磁化固定部7が設けられない部位には絶縁層16が配置されている。
磁化固定部7は、硬磁性膜7A及び下地膜7Bに替えて、反強磁性膜(図示せず)を有していてもよい。反強磁性膜は例えばIrMn,FeMn,NiMn,PtMnなどの反強磁性材料から形成することができる。一例では、磁化固定部7は、基板2側からTa層、Ru層、IrMn層(または他の反強磁性層)、CoFe層がこの順で積層され、CoFe層が上部磁気シールド4の軟磁性層6の第1の面6Aまたは下部磁気シールド5の軟磁性層6の第2の面6Bに接する多層膜で形成することができる。磁化固定部7は軟磁性層6の反対面に接するように作成することもできる。例えば、磁化固定部7は基板2側からCoFe層、IrMn層(または他の反強磁性層)、Ru層がこの順で積層され、CoFe層が上部磁気シールド4の軟磁性層6の第2の面6Bまたは下部磁気シールド5の軟磁性層6の第1の面6Aに接する多層膜で形成することができる。従って、磁化固定部7を2つの軟磁性層6の外側に配置することも可能である。
磁化固定部7の硬磁性膜7Aまたは反強磁性膜は予め長辺方向(X方向)に着磁されている。このため、軟磁性層6の磁化固定部7と対向する領域は、硬磁性膜7Aまたは反強磁性膜との交換結合によって、磁化固定部7と同じ方向(X方向)に磁化される。軟磁性層6の磁化固定部7と対向する領域は、軟磁性層6の第1の面6Aの磁化固定部7に対向する面だけでなく、厚さ方向(Z方向)における全領域を含む。従って、軟磁性層6はどのX−Y面においてもほぼ同じパターンで磁化される。
一方、軟磁性層6の磁化固定部7と対向しない領域は、軟磁性層6の静磁エネルギー等が最小化されるように磁化される。磁化された軟磁性体は一般に、静磁エネルギー等が最小化されるように磁区が形成される。静磁エネルギー等が最小化されていると、磁化された軟磁性体の磁区が外部磁界に対して安定し、外部磁界に対する耐性が向上する。このため、外部磁界の変動に対して磁区の形状が変化しにくく、軟磁性体からの漏れ磁界の向きの変動も生じにくくなる。これに対して、単磁区化された軟磁性体は一般に静磁エネルギー等が高いため、磁区が静磁エネルギー等の低い状態に変形しやすい。このため、外部磁化の変動(外乱)に対して容易に磁区が変形する。本実施形態では、軟磁性層6の磁化固定部7と対向する領域は磁化固定部7と同じ方向に磁化されるため、軟磁性層6はその状態で軟磁性層6全体の静磁エネルギー等が最小化されるように磁化されることになる。換言すれば、軟磁性層6の磁化固定部7と対向しない領域の磁区は、磁化固定部7の形状及び設置位置に応じて、軟磁性層6の静磁エネルギー等が最小化されるように自動的に形成されることになる。
前述のように、軟磁性層6は概ね直方体形状を有しており、第1の面6Aは矩形である。第1の面6Aは互いに対向する一対の第1の辺8と、第1の辺8と直交し互いに対向する一対の第2の辺9と、を有し、第1の辺8は矩形の長辺である。第1の面6Aは第1の辺8と平行な第1の中心軸10と、第2の辺9と平行な第2の中心軸11とを有している。本実施形態では、第1の面6Aは、2つの第2の辺9(短辺)の中点を通る長辺と平行な直線(第1の中心軸10)によって、2つの領域11A,11Bに区分されている。区分された各領域11A,11Bを仮想小領域11という。換言すれば、第1の面6Aは複数の仮想小領域11に分割され、複数の仮想小領域11は、第1の辺8と同じ長さの一対の辺と第2の辺9の半分の長さの一対の辺とを有する一対の矩形領域11A,11Bからなっている。図2(a),2(b)に示すように、磁化固定部7は仮想小領域11のいずれか一つ、すなわち矩形領域11Aまたは11Bと対向している。磁化固定部7が軟磁性層6の磁区を固定する効果を高めるため、磁化固定部7の仮想小領域11と対向する領域は矩形領域11Aまたは11Bの形状とほぼ一致し、且つ矩形領域11Aまたは11Bから張り出さないのが好ましい。軟磁性層6の磁化固定部7と対向しない領域の磁区は、磁化固定部7と対向する領域の磁区と反平行の向きに磁化される。軟磁性層6は、磁束が磁化固定部7と対向する領域と対向しない領域を循環する還流磁気回路を形成する。図中の白抜き矢印は磁束の向きを概念的に示しており、矩形領域11Aまたは11Bの磁束は一旦矩形領域11Aまたは11Bの外部に出た後、隣接する矩形領域11Bまたは11Aに入り、矩形領域11Bまたは11Aの外部に出た後、矩形領域11Aまたは11Bに入り、還流磁気回路を形成する。還流磁気回路が形成されることによって静磁エネルギー等が低減される。また、本実施形態では、2つの領域11A,11Bは、第1の辺8と平行な第1の中心軸10に関し線対称に設けられており、これによっても軟磁性層6の磁区が安定する。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。図4(a)と図4(b)は磁化固定部7の位置が異なっている他は同じ構成の上部磁気シールド4を示している。第1の面6Aは5つの仮想小領域111に分割されている。複数の仮想小領域111は、第1の辺8と同じ長さの一対の辺と第2の辺9より短い一対の辺とを有する5つの矩形領域111A〜111Eからなり、複数の磁化固定部7が矩形領域111A〜111Eに一つおきに対向している。仮想小領域111の数は5に限定されず、より一般的にはN個(Nは3以上の整数)であってよく、複数の磁化固定部7はN個の矩形領域に一つおきに対向するように設けることができる。複数の仮想小領域111の幅(Y方向寸法)は同じでも異なっていてもよいが、複数の仮想小領域111は、第1の中心軸10に関し線対称に設けられていることが好ましい。すなわち、中央の仮想小領域111Cの中心軸は第1の中心軸10に一致しており、それ以外の仮想小領域111A,111B,111D,111Eは第1の中心軸10に関し線対称に配置されている。磁束は磁化固定部7と対向する領域を出て、隣接する磁化固定部7と対向しない領域に入る。このため、本実施形態では複数の還流磁気回路が形成される。本実施形態では、複数の磁化固定部7が、仮想小領域111の互いに隣接しない複数の仮想小領域111と対向している。このため、軟磁性層6の磁区形成の制御が容易で、図示のような磁区を確実に作ることができる。一対の第1の辺8に面する2つの矩形領域(本実施形態では矩形領域111A,111E)のY方向幅はいずれもL1であり、一対の第1の辺8に面する2つの矩形領域111A,111Eの間に位置するN−2個の矩形領域(本実施形態では矩形領域111B,111C,111D)のY方向幅はいずれもL2である。L1=L2でもよいが、安定した磁区を形成するためにはL1:L2=1:2であることがより好ましい。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。図5(a)と図5(b)は磁化固定部7の位置が異なっている他は同じ構成の上部磁気シールド4を示している。第1の面6Aは4つの仮想小領域211に分割されている。4つの仮想小領域211は、一対の第1の辺8をそれぞれ長辺とする2つの台形領域211A,211Bと、一対の第2の辺9をそれぞれ一辺とする2つの三角形領域211C,211Dとからなり、磁化固定部7は、2つの台形領域211A,211Bと2つの三角形領域211C,211Dのいずれか一つと対向している。図5(a),5(b)に示すように、磁区を安定して形成するため、磁化固定部7は2つの台形領域211A,211Bのいずれかと対向して設けるのがより好ましい。磁束は2つの台形領域211A,211Bと2つの三角形領域211C,211Dを循環する。本実施形態では一つの還流磁気回路が軟磁性層6の内部に形成されるため、漏れ磁場が低減し、磁区も一層安定する。本実施形態の2つの台形領域211A,211Bと2つの三角形領域211C,211Dとからなる磁区は極めて安定で、静磁エネルギー等が低い。従って、磁区固定部7が、例えば破線で示すような、台形領域211A,211Bの短辺を一辺とし、台形領域211A,211Bと同じ高さを有する矩形領域212であっても、図5に示すのと同様の磁区が形成される。
(第4の実施形態)
図6は、第4の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。図6(a)と図6(b)は磁化固定部7の位置が異なっている他は同じ構成の上部磁気シールド4を示している。第1の面6Aは7つの仮想小領域311に分割されている。複数の仮想小領域311は、一対の第1の辺8のそれぞれを長辺とする2つの台形領域311A,311Cと、4つの三角形領域311D〜311Gと、1つの六角形領域311Bと、から構成されている。三角形領域311D〜311Gは矩形の各短辺に2つずつ設けられ、各三角形領域311D〜311Gは短辺の半分を一つの辺としている。六角形領域311Bは2つの台形領域311A,311Cと4つの三角形領域311D〜311Gとに囲まれた領域を埋め、互いに対向する2辺が第1の辺8と平行である。図6(a)では六角形領域311Bに磁化固定部7が設けられ、図6(b)では両側の台形領域311A,311Cに磁化固定部7が設けられている。例えば図6(a)では、磁束は六角形領域311Bを出て、三角形領域311F,311Gを通り台形領域311A,311Cに入り、三角形領域311D,311Eを通って六角形領域311Bに戻る。従って、本実施形態では2つの還流磁気回路が軟磁性層6の内部に形成される。
(第5の実施形態)
図7は、第5の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。図7(a)と図7(b)は磁化固定部7の位置が異なっている他は同じ構成の上部磁気シールド4を示している。本実施形態では第1の面6Aに2つの六角形領域411B,411Cが形成されている。複数の仮想小領域411は、一対の第1の辺8のそれぞれを長辺とする2つの台形領域411A,411Dと、6つの三角形領域411E〜411Jと、2つの六角形領域411B,411Cと、から構成されている。三角形領域411E〜411Jはそれぞれが第2の辺9の一部を一辺としており、各第2の辺9に沿って同数の三角形領域411E〜411Jが配列している。2つの六角形領域411B,411Cの互いに対向する2辺は第1の辺8と平行となっている。より一般的には、Nを2以上の整数としたときに、複数の仮想小領域411は、一対の第1の辺8のそれぞれを長辺とする2つの台形領域と、2×(N+1)個の三角形領域と、2つの台形領域と2×(N+1)個の三角形領域とに囲まれた領域を埋め、互いに対向する2辺が第1の辺8と平行であるN個の六角形領域と、から構成されている。複数の磁化固定部7が、台形領域411A,411Dと六角形領域411B,411Cに一つおきに対向している。図7(a)では上側の台形領域411Aと下側の六角形領域411Cに磁化固定部7が設けられ、図7(b)では下側の台形領域411Dと上側の六角形領域411Bに磁化固定部7が設けられている。本実施形態では3つの還流磁気回路が軟磁性層6の内部に形成される。
(第6の実施形態)
図8は、第6の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。本実施形態では、磁化固定部7が短辺方向、すなわち−Y方向に着磁されている。本実施形態では第1の辺8が矩形の短辺であり、第2の辺9が矩形の長辺である。図8(a)を参照すると、第1の面6Aは第2の実施形態と同様、5つの矩形の仮想小領域511に分割されており、各矩形領域511A〜511Eの長辺はY方向と平行である。左から2番目の矩形領域511Bと右から2番目の矩形領域511Dに磁化固定部7が設けられている。いずれの磁化固定部7も−Y方向(且つ同じ向き)に着磁されている。図示は省略するが、矩形領域511A,511C,511Eに磁化固定部7が設けられてもよい。一対の第1の辺8に面する2つの矩形領域(本実施形態では矩形領域511A,511E)のX方向幅はいずれもL1であり、一対の第1の辺8に面する2つの矩形領域511A,511Eの間に位置する矩形領域(本実施形態では矩形領域511B,511C,511D)のX方向幅はいずれもL2である。L1=L2でもよいが、安定した磁区を形成するためにはL1:L2=1:2であることがより好ましい。図8(b)を参照すると、第1の面6Aは第5の実施形態と同様、2つの台形領域611A,611Dと2つの六角形領域611B,611Cと6つの三角形領域611E〜611Jとに分割されており、1つの六角形領域611Bと1つの台形領域611Dに磁化固定部7が設けられている。いずれの磁化固定部7も−Y方向に着磁されている。図示は省略するが、1つの六角形領域611Cと1つの台形領域611Aに磁化固定部7が設けられてもよい。図8(c)を参照すると、第1の面6Aは、2つの台形領域711A,711Eと3つの六角形領域711B〜711Dと8つの三角形領域711F〜711Mとに分割されており、2つの六角形領域711B,711Dに磁化固定部7が設けられている。いずれの磁化固定部7も−Y方向に着磁されている。図示は省略するが、2つの台形領域711A,711Eと1つの六角形領域711Cに磁化固定部7が設けられてもよい。図8に示す各実施形態では、台形領域と六角形領域が短辺方向、すなわち形状異方性による磁化容易軸と直交する方向に磁化されるため、静磁エネルギー等は高くなる傾向であるが、磁化固定部7を設けることにより安定した磁区を形成することができる。また、本実施形態では、仮想小領域511,611,711は第2の軸11に関して線対称に設けられることが好ましい。
(第7の実施形態)
図9は、第7の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。図9(a)を参照すると、第1の実施形態の軟磁性層6の4つの角部12が丸められている。図9(b)を参照すると、第1の実施形態の軟磁性層6の4つの角部12が面取りされている。磁化方向が不安定になりやすい角部12を丸めまたは面取りすることで、軟磁性層6の磁区をさらに安定させることができる。一部の角部12だけを丸めまたは面取りすることも可能である。本実施形態は上述の第2〜第6の実施形態にも適用できる。換言すれば、第1〜第6の実施形態の第1及び第2の面6A,6Bは、角部12を丸められ、または面取りされた実質的に矩形の形状を有することができる。
(第8の実施形態)
図10は、第8の実施形態の上部磁気シールド4の、図2と同様の平面図である。図10(a)を参照すると、第1及び第2の面6A,6Bは菱形であり、第1及び第2の面6A,6Bは、菱形の互いに対向する頂点を結ぶ直線13を共有する2つの三角形領域811A,811Bからなる一対の仮想小領域811に分割され、磁化固定部7はいずれかの三角形領域811A,811Bと対向している。図10(a)の実施形態において、一方の三角形領域の直線13と対向する角部14が面取りされていてもよい。すなわち、図10(b)を参照すると、第1及び第2の面6A,6Bは、第1の辺13を一辺とする三角形領域911Bと第1の辺13を長辺とする台形領域911Aとを組み合わせた形状となっている。第1及び第2の面6A,6Bは、台形領域911Aと三角形領域911Bからなる一対の仮想小領域911に分割されている。磁化固定部7は台形領域911Aと三角形領域911Bのいずれかと対向している。図10(a)の実施形態において、両方の三角形領域の直線13と対向する角部14が面取りされていてもよい。すなわち、図10(c)を参照すると、第1及び第2の面6A,6Bは、第1の辺13を長辺とする第1の台形領域1011Aと第1の辺13を長辺とする(すなわち第1の辺を共有する)第2の台形領域1011Bとを組み合わせた形状となっている。第1及び第2の面6A,6Bは、第1の台形領域1011Aと第2の台形領域1011Bからなる一対の仮想小領域1011に分割されている。磁化固定部7は第1の台形領域1011Aと第2の台形領域1011Bのいずれかと対向している。
(第9の実施形態)
図11は、第9の実施形態の上部磁気シールド4の、図3と同様の側面図である。磁化固定部7と仮想小領域の平面構成は特に限定されないが、便宜上図2に示す第1の実施形態の平面構成を示している。本実施形態では、各々が軟磁性層6と磁化固定部7とからなる複数の組15を有し、組15が互いに積層されている。軟磁性層6が厚い場合、磁化固定部7による磁化固定効果が軟磁性層6の磁化固定部7からZ方向に離れた領域に及びにくい。本実施形態は一つ一つの軟磁性層6を薄くすることができるため、軟磁性層6の磁区をより安定して形成することができる。
(第10の実施形態)
図12は、第10の実施形態の上部磁気シールド4の、図3と同様の側面図である。本実施形態においても磁化固定部7及び仮想小領域の平面構成は特に限定されないが、便宜上図2に示す第1の実施形態の平面構成を示している。上部の軟磁性層6が2つの仮想小領域1111A,1111Bに分割され、下部の軟磁性層6が2つの仮想小領域1111C,1111Dに分割されており、合計4つの仮想小領域1111が設けられている。本実施形態では、複数の組15は、Z方向からみて、隣接する組15同士で磁化固定部7が重ならないように積層されている。磁化固定部7が設けられない部位は絶縁層16が配置されている。これによって、磁束は側方(X方向)に隣接する軟磁性層6だけでなく上下方向(Z方向)に隣接する軟磁性層6にも流れる。例えば、上部の軟磁性層6の仮想小領域1111Aを出た磁束は仮想小領域1111Bだけでなく、下部の軟磁性層6の仮想小領域1111Cにも入る。本実施形態では、仮想小領域111の数に対して多くの還流磁気回路が形成されるため、静磁エネルギー等を一層低減させることができる。
1 磁気センサ(シールドされる対象物)
2 基板
3 磁界検出素子
4 上部磁気シールド
5 下部磁気シールド
6 軟磁性層
6A 第1の面
6B 第2の面
7 磁化固定部
7A 硬磁性膜
8 第1の辺
9 第2の辺
10 第1の中心軸
11 第2の中心軸
11,111,211,311,411,511,611,711,811,911,1011,1111 仮想小領域
211A,211B,311A,311C,411A,411D,611A,611D 711A,711E,911A,1011A,1011B 台形領域
211C,211D,311D〜311G,411E〜411J,611E〜611J 711F〜711M,811A,811B,911B 三角形領域
311B,411B,411C,611B,611C,711B〜711D 六角形領域
11A,11B,111A〜111E,511A〜511E 矩形領域
15 軟磁性層と磁化固定部の組

Claims (21)

  1. 第1の面と、前記第1の面の裏面である第2の面と、を有する中実の軟磁性層と、前記軟磁性層の前記第1の面の一部または前記第2の面の一部と対向して設けられた少なくとも一つの磁化固定部と、を有し、前記軟磁性層の前記磁化固定部と対向する領域は、前記磁化固定部によって、前記軟磁性層の他の領域の少なくとも一部と異なる方向に磁化されている、磁束吸収体。
  2. 前記第1または第2の面は矩形であり、互いに対向する一対の第1の辺と、前記第1の辺と直交し互いに対向する一対の第2の辺と、を有し、
    前記第1または第2の面は複数の仮想小領域に分割され、前記磁化固定部は前記仮想小領域のいずれか一つと対向している、請求項1に記載の磁束吸収体。
  3. 前記複数の仮想小領域は、前記第1の辺と同じ長さの一対の辺と前記第2の辺の半分の長さの一対の辺とを有する一対の矩形領域からなり、前記磁化固定部はいずれかの前記矩形領域と対向している、請求項2に記載の磁束吸収体。
  4. 前記複数の仮想小領域は、前記一対の第1の辺のそれぞれを長辺とする2つの台形領域と、前記一対の第2の辺のそれぞれを一辺とする2つの三角形領域とからなり、前記磁化固定部は前記2つの台形領域と前記2つの三角形領域のいずれか一つと対向している、請求項2に記載の磁束吸収体。
  5. 前記複数の仮想小領域は、前記一対の第1の辺のそれぞれを長辺とする2つの台形領域と、それぞれが前記第2の辺の一部を一辺とする4つの三角形領域であって、各第2の辺に沿って同数の前記三角形領域が配列した4つの三角形領域と、前記2つの台形領域と前記4つの三角形領域とに囲まれた領域を埋め、互いに対向する2辺が前記第1の辺と平行な六角形領域と、からなり、前記磁化固定部は、前記2つの台形領域または前記六角形領域と対向している、請求項2に記載の磁束吸収体。
  6. 前記第1または第2の面は矩形であり、互いに対向する一対の第1の辺と、前記第1の辺と直交し互いに対向する一対の第2の辺と、を有し、前記少なくとも一つの磁化固定部は複数の磁化固定部であり、
    前記第1または第2の面は複数の仮想小領域に分割され、前記複数の磁化固定部は前記仮想小領域の互いに隣接しない複数の前記仮想小領域と対向している、請求項1に記載の磁束吸収体。
  7. 前記複数の仮想小領域は、前記第1の辺と同じ長さの一対の辺と前記第2の辺より短い一対の辺とを有するN個の矩形領域(Nは3以上の整数)からなり、前記複数の磁化固定部は前記N個の矩形領域に一つおきに対向している、請求項6に記載の磁束吸収体。
  8. 前記複数の仮想小領域は、前記一対の第1の辺のそれぞれを長辺とする2つの台形領域と、それぞれが前記第2の辺の一部を一辺とする2×(N+1)個の三角形領域(Nは2以上の整数)であって、各第2の辺に沿って同数の前記三角形領域が配列した2×(N+1)個の三角形領域と、前記2つの台形領域と前記2×(N+1)個の三角形領域とに囲まれた領域を埋め、互いに対向する2辺が前記第1の辺と平行なN個の六角形領域と、からなり、前記複数の磁化固定部は、前記台形領域と前記六角形領域に一つおきに対向している、請求項6に記載の磁束吸収体。
  9. 前記複数の仮想小領域は、前記第1の辺と平行な第1の中心軸または前記第2の辺と平行な第2の中心軸に関し線対称に設けられている、請求項2から8のいずれか1項に記載の磁束吸収体。
  10. 前記第1または第2の面は長方形であり、前記第1の辺は長辺であり、前記少なくとも一つの磁化固定部は前記第1の辺と平行な方向に着磁されている、請求項2から9のいずれか1項に記載の磁束吸収体。
  11. 前記第1または第2の面は長方形であり、前記第1の辺は短辺であり、前記少なくとも一つの磁化固定部は前記第1の辺と平行な方向に着磁されている、請求項2から9のいずれか1項に記載の磁束吸収体。
  12. 前記第1または第2の面は菱形であり、
    前記第1または第2の面は、前記菱形の互いに対向する頂点を結ぶ直線を共有する2つの三角形領域からなる一対の仮想小領域に分割され、前記磁化固定部はいずれかの前記三角形領域と対向している、請求項1に記載の磁束吸収体。
  13. 前記第1または第2の面は、三角形領域と前記三角形領域の一辺を長辺とする台形領域とを組み合わせた形状であり、
    前記第1または第2の面は、前記三角形領域と前記台形領域とからなる一対の仮想小領域に分割され、前記磁化固定部は前記三角形領域と前記台形領域のいずれかと対向している、請求項1に記載の磁束吸収体。
  14. 前記第1または第2の面は、長辺を共有する2つの台形領域を組み合わせた形状であり、
    前記第1または第2の面は、前記2つの台形領域からなる一対の仮想小領域に分割され、前記磁化固定部はいずれかの前記台形領域と対向している、請求項1に記載の磁束吸収体。
  15. シールドされる対象物と対向する第1の面と、前記第1の面の裏面である第2の面と、を有する軟磁性層と、前記軟磁性層の前記第1の面の一部または前記第2の面の一部と対向して設けられた少なくとも一つの磁化固定部と、を有し、前記軟磁性層の前記磁化固定部と対向する領域は前記磁化固定部と同じ方向に磁化され、前記軟磁性層の前記磁化固定部と対向しない領域は、前記対向する領域が前記磁化固定部と同じ方向に磁化された状態で前記軟磁性層の静磁エネルギーと交換エネルギーと磁気異方性エネルギーの和が最小化されるように磁化されている、磁束吸収体。
  16. 各々が前記軟磁性層と前記少なくとも一つの磁化固定部とからなる複数の組を有し、前記組は互いに積層されている、請求項1から15のいずれか1項に記載の磁束吸収体。
  17. 前記複数の組は、前記第1または前記第2の面と直交する方向からみて、隣接する組同士で前記磁化固定部が重ならないように積層されている、請求項16に記載の磁束吸収体。
  18. 前記磁化固定部は硬磁性膜または反強磁性膜を有している、請求項1から17のいずれか1項に記載の磁束吸収体。
  19. 前記第1の面はシールドされる対象物と対向している、請求項1から18のいずれか1項に記載の磁束吸収体。
  20. 請求項19に記載の磁束吸収体と、前記対象物である磁界検出素子と、を有する磁気センサ。
  21. 前記第1または前記第2の面と直交する方向からみて、前記磁界検出素子は前記磁束吸収体と重なっている、請求項20に記載の磁気センサ。
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