JP6958025B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷済み用紙に後処理を施す後処理装置に関し、さらには、後処理装置を備えた画像形成システムに関する。
従来、サイズが異なる用紙をファイル又は製本する場合、サイズが大きい用紙を半分に折り、半分に折られた用紙の一方をさらに半分に折り返す、いわゆる、Z折りが行われることが多い。
そして、複合機に、印刷済み用紙を前記Z折りして排出する機能を備えているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−26345号公報
特許文献1に記載のシート処理装置では、排出される用紙の折り方向が常に同じ方向であり、印刷された用紙の丁合いの自由度が低く、ユーザーの使用目的によっては、利便性が低くなる恐れがある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、Z折りシートの排紙時における高い生産性及び丁合い性を確保してユーザーの利便性を高めることができる後処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る後処理装置は、用紙に画像を印刷する印刷部と、前記画像が印刷された用紙を搬送するとともに用紙を排出する用紙搬送部と、排出された用紙が重ねて載置される排紙トレイと、前記排紙トレイに重ねて載置された前記用紙に対して印刷後の後処理を行う後処理部と、制御部と、を備え、前記用紙搬送部は、前記用紙をZ折り処理し、一端側に折り返し部を形成する折り処理部と、搬送された用紙の表裏を反転させる反転部とを備え、前記折り返し部を備えた用紙を排紙トレイに排出するときに前記制御部は、前記後処理の有無に基づいて、前記反転部を制御して、前記折り返し部が前記排紙トレイと対向する向き又はその反対向きに前記排紙トレイに排出させることを特徴とする。
本発明によれば、Z折りシートの排紙時における高い生産性及び丁合い性を確保してユーザーの利便性を高めることができる後処理装置を提供することができる。
本発明にかかる画像形成システムの主要構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す複合機の概略構成を示す図である。 本発明にかかる後処理装置の概略構成を示す図である。 折り処理された用紙を示す斜視図である。 用紙が反転部に搬入されている状態を示す図である。 用紙を反転させるように第2切替部が動作している状態を示す図である。 反転部から用紙が排出されている状態を示す図である。 用紙を第1折り線で折り曲げる折り処理を実行中の折り処理部状態を示す図である。 用紙を第2折り線で折り曲げる折り処理を実行中の折り処理部を示す図である。 折り処理が完了した用紙が第2搬送路を搬送されている状態を示す図である。 折り処理が完了した用紙が主搬送路を搬送されている状態を示す図である。 折り返し部が排紙トレイと対向する側に向いた用紙が載置された排紙トレイを示す図である。 折り返し部が排紙トレイと反対側に向いた用紙が載置された排紙トレイを示す図である。 左綴じされる印刷済み用紙の搬送状態を示す図である。 右綴じされる印刷済み用紙の搬送状態を示す図である。 制御部が動作条件を決定する手順を示すフローチャートである。 厚い用紙を排紙トレイにZ折りをストレート排紙するときの排紙トレイと排紙ローラーとの適正な段差を示す図である。 普通の用紙を排紙トレイにZ折りをストレート排紙するときの排紙トレイと排紙ローラーとの適正な段差を示す図である。 薄い用紙を排紙トレイにZ折りをストレート排紙するときの排紙トレイと排紙ローラーとの適正な段差を示す図である。 用紙の厚み、最適な段差の情報を備えたデータテーブルである。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(第1実施形態)
本発明にかかる画像形成システムの主要構成を示す機能ブロック図である。図2は、図1に示す複合機の概略構成を示す図である。
(画像形成システムA)
画像形成システムAは、複合機100と、後処理装置200とを含む。複合機100は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能及びFAX機能等の複数の機能を兼ね備える。後処理装置200は、複合機100で印刷された印刷済み用紙に対して、折り処理、パンチ処理、ステープル処理等の後処理を行う。なお、各処理の詳細については、後述する。
(複合機100)
図1、図2に示すように、複合機100には、制御部1、印刷部2、画像読取部51、原稿搬送部52、操作入力部6及び通信部7が備えられている。
制御部1は、複合機100の全体制御を司る。制御部1は、CPU11及び画像処理部12を含む。また、複合機100は、ROM、HDDやフラッシュROMのような不揮発性メモリー及びRAMのような揮発性のメモリーを含む記憶部13を備える。記憶部13は、制御に関するプログラムやデータを記憶する。制御部1は、記憶部13のプログラムやデータを利用して各部を制御する。制御部1は、コピーや送信のようなジョブのときに行われるスキャン、印刷、送信、画像データの記憶を制御する。
(制御部1)
制御部1は、画像読取部51から出力される画像データ、通信部7を介してコンピューターCp、サーバーSv及びFAX装置Fx等から送られた画像データ等に、基づき画像処理を行う画像処理部12を備える。画像処理部12は、画像データに含まれる画像の内容を読み取る。例えば、画像データが写真データであった場合、画像処理部12は、撮影画像に含まれる物体の形状、色等を判別することができる。また、詳細は後述するが、画像処理部12は、印刷される画像の用紙に対する向きを回転させる処理も実行する。
(印刷部2)
印刷部2は、給紙部2a、搬送部2b、画像形成部2c、定着部2d及び用紙排出部2eを含む。給紙部2aは、用紙を供給する。搬送部2bは、用紙を搬送し、印刷済み用紙を機外に排出する。画像形成部2cは、画像データに基づきトナー像を形成し、搬送される用紙にトナー像を転写する。定着部2dは、転写されたトナー像を用紙に定着させる。制御部1は印刷部2の動作を制御する。
図2に示すように、給紙部2aは、複数の給紙カセット21を備える。複数の給紙カセット21には用紙が収容されている。複数の給紙カセット21のそれぞれに収容された用紙は、互いに大きさ又は方向の少なくとも一方が異なる。制御部1は、ユーザーの指示に基づいて用紙の適切な大きさ、方向等を選択する。そして、適切な用紙が収容された給紙カセット21を選択する。そして、給紙部2aは、制御部1からの指示に従って、選択された給紙カセット21から用紙を繰り出す。
図2に示すように、複合機100は、画像読取部51と印刷部2との中間部分に設けられた排出トレイ22を備えている。定着部2dで画像が定着された用紙(印刷済み用紙)は、用紙排出部2eによって、排出トレイ22に排出される。また、印刷済み用紙に後処理を施す場合において、用紙排出部2eは、印刷済み用紙を、排出トレイ22に排出させずに、後処理装置200に搬送する。なお、後処理装置200の説明において、用紙Pと示す場合、印刷済み用紙Pを示すものとする。また、印刷済み用紙Pは、片面印刷されたものとする。
(画像読取部51)
画像読取部51は、制御部1の制御に基づいて、画像読取部筐体の上面に装着された、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。図2に示すように、画像読取部51は、原稿を載置するためのコンタクトガラス511(原稿台)を備えている。画像読取部51は、さらに、コンタクトガラス511に載置された原稿を押える開閉自在の原稿押えカバー512と、コンタクトガラス511に載置された原稿又はコンタクトガラス511へ搬送される原稿の各画像を読み取る読取機構513とを備えている。
(原稿搬送部52)
原稿搬送部52は、制御部1の制御に基づいて、原稿を画像読取部51のコンタクトガラス511に搬送する。原稿搬送部52は、原稿が載置される原稿載置台521と、画像読み取り済みの原稿が排出される原稿排出部522と、原稿搬送機構523と、を備える(図2参照)。原稿搬送機構523は、図略の給紙ローラー及び搬送ローラー等を備える。原稿搬送機構523は、給紙ローラー及び搬送ローラーの駆動により、原稿載置台521に載置された原稿を1枚ずつ繰り出してコンタクトガラス511へ搬送する。コンタクトガラス511に搬送された原稿は読取機構513によって読み取られた後、原稿排出部522に排出される。
さらに原稿搬送部52は、図2の紙面奥側にヒンジ(不図示)を備えている。原稿搬送部52は、ヒンジを中心として前方がコンタクトガラス511に対して接近又は離間するように回動する。原稿搬送部52の前方側を上方に移動させてコンタクトガラス511上面を開放することにより、コンタクトガラス511の上面に原稿をユーザーが載置できるようになっている。また、コンタクトガラス511の上面に原稿を載置した状態で、原稿搬送部52の前方をコンタクトガラス511に接近させる。これにより、原稿をコンタクトガラス511に押し付けることができ、画像読取部51は正確に原稿を読み取ることができる。
複合機100では、原稿搬送部52により搬送された原稿又はコンタクトガラス511に載置された原稿を画像読取部51が光学的に読み取り、画像データを生成する。画像読取部51により生成された画像データは内蔵の記憶部13又はネットワーク接続されたコンピューターCp等に保存される。
(操作入力部6)
操作入力部6は、表示パネル61、タッチパネル62、ハードキー63を含む。表示パネル61は、画像の表示が可能であり、液晶パネル等を含む。タッチパネル62は、使用者のタッチ位置を検知するためのものである。タッチパネル62は、表示パネル61と重ねて配置される。制御部1は、タッチパネル62の出力に基づき、表示パネル61に表示されたキーやボタンのような操作画像のうち、操作されたものを認識する。ハードキー63は、ジョブの実行開始を指示するためのスタートキーや、数字を入力するためのテンキーを含む。制御部1は、操作入力部6の状態や各種メッセージや設定用画面を表示パネル61に表示させる。また、操作入力部6は、スキャンやコピーのようなジョブに関し、タッチパネル62、ハードキー63に対する設定操作を受け付ける。
(通信部7)
通信部7は、PCのようなコンピューターCp、サーバーSv及びFAX装置Fx等と、有線及び(又は)無線ネットワーク、公衆回線等を介して通信可能に接続される。
(後処理装置200)
次に後処理装置200の詳細について図面を参照して説明する。図3は、後処理装置の概略構成を示す図である。後処理装置200は、用紙排出部2eから用紙Pが搬送される。後処理装置200は、搬送されてきた用紙Pに対して、折り処理、反転処理、ステープル処理、パンチ処理、スタッキング処理等を行う。
図1に示すように、後処理装置200の各部は、複合機100に備えられた制御部1に制御される。また、ユーザーによる後処理装置200で実行する処理の指示は、複合機100に備えられた操作入力部6を用いて行われる。しかしながら、これらに限定されるものではなく、後処理装置200に、後処理装置200の各部を制御する制御部を備えていてもよい。また、同様に、後処理装置200にユーザーによる指示入力を行うための操作入力部を備えていてもよい。後処理装置200に専用の制御部及び操作入力部が備えられている場合、制御部及び操作入力部が、複合機100の制御部1と接続されていてもよい。
後処理装置200は、用紙搬送部3と、ステープルユニット41と、パンチユニット42とを備える。用紙搬送部3は、折り処理部31と、反転部32とを備えている。折り処理部31が、用紙Pに折り処理を施す。ここで、折り処理について図面を参照して説明する。図4は、折り処理された用紙を示す斜視図である。
図4に示すように、用紙Pの一端S2(ここでは、用紙Pの右端)を画像Imgが形成されている側から他端S1(用紙Pの左端)に合わせて重ねる。このとき、用紙Pの他端S1側を領域P1、一端S2側を領域P2とする。また、用紙Pの左右方向の中央に上下に延びる折り線を第2折り線Fd2とする。つまり、用紙Pは、画像Imgを覆うように、第2折り線Fd2で折り曲げる。
用紙Pの領域P2は、左右方向中央で上下方向に延びる第1折り線Fd1で折り返される。このとき、領域P2において折り返された分を折り返し部P21とする。用紙Pは、このように折り曲げられることで、側方から見たときにアルファベットの「Z」字状になる。そのため、このような折り方を「Z折り」と称する。なお、以上示した、Z折りでは、最初に半分に折り、その後、半分に折られた部分の一方をさらに半分に折り返すことで説明しているが、後述する折り処理部31では、折曲の手順が異なる。しかしながら、用紙Pの折り処理後の状態は、同じであるため、折り処理部31における用紙を折り曲げる処理もZ折り或いはZ折り処理と称する。
(用紙搬送部3)
図3に戻り、用紙搬送部3の詳細について説明する。用紙搬送部3は、直接搬送部30と、折り処理部31、反転部32、排紙トレイ33及び駆動部34(図1参照)を含む。排紙トレイ33は、用紙搬送部3から排出される用紙Pを載置する。直接搬送部30、折り処理部31及び反転部32から排出された用紙Pが排紙トレイ33に排出される。なお、図3に示す、用紙搬送部3は、図示を省略しているが、別途、搬送用のローラー、搬送センサー及びモーター等を備えている。
直接搬送部30は、用紙排出部2eから搬送された用紙Pを折り曲げたり、反転したりすることなく、排紙トレイ33に搬送する。直接搬送部30は、主搬送路300、搬入ローラー301と、排紙ローラー302と、切替部303と、を備える。なお、用紙搬送部3では、接触させつつ回転する2個のローラーで用紙Pを挟んで搬送している。そのため、以下の説明において、用紙を搬送するローラーについて、ローラーと記載する場合には別途記載がない限り、2個のローラーが対をなしているものとする。
搬入ローラー301は、用紙排出部2eから送られた用紙Pを用紙搬送部3に引き込む。そのため、搬入ローラー301は、用紙搬送部3の用紙搬送方向の最上流にある。排紙ローラー302は、用紙搬送部3内を搬送された用紙Pを外部に排出する。排紙ローラー302から排出された用紙Pは、排紙トレイ33に載置される。そのため、排紙ローラー302のニップ部が、排紙部の一例である。主搬送路300は、用紙Pの搬送をガイドする。搬入ローラー301と排紙ローラー302とを直線的に接続する。搬入ローラー301で搬入された用紙Pは、画像が下向き、すなわち、用紙Pは、画像が折り処理部31側に向いた状態で搬送される(図3に示す用紙Pにおいて三角形の先端が示す向きが画像の向きである)。
そして、切替部303は、主搬送路300の途中に配置される。切替部303は、用紙Pの搬送方向を主搬送路300に維持する又は反転部32に切り替える。図3に示すように、切替部303は断面三角形状の切替部材を備えており、切替部材を回転させる(角度を変更する)ことで、用紙の搬送先を切り替える。主搬送路300は、搬入ローラー301と排紙ローラー302を直接的に接続しており、折り処理及び反転処理を行わない用紙は、主搬送路300を通過して、排紙ローラー302から排紙トレイ33に排紙される。主搬送路300の搬入ローラー301の下流側には、パンチユニット42が配置される。
主搬送路300では、搬送中の印刷済み用紙Pを一時的に停止させることが可能である。主搬送路300では、一時的に停止された印刷済み用紙Pの綴じしろ(例えば、左右の一方の端部)にパンチ孔Hp(後述の図14、図15参照)をあけるパンチ処理が行われる。また、詳細は後述するが、後処理装置200において、折り処理を行う場合には、搬送された用紙Pの後端部を綴じしろとしてパンチ処理を実行する。図3及び後述の図5〜図11に示す後処理装置200では、第1ローラー311とパンチユニット42とが近接して表示されているが、実際には、搬送された用紙Pの第1折り線Fd1が第1折曲ブレード313と対向する前に、用紙Pの綴じしろがパンチユニット42と対向可能な程度に離れている。
折り処理部31は、第1搬送路310、第1ローラー311、第2ローラー312、第1折曲ブレード313、第2折曲ブレード314、退避部315及び第2搬送路316を備える。
第1ローラー311は、主搬送路300の下方に主搬送路300に面して配置されている。第1ローラー311は、主搬送路300における用紙の搬送方向に並んで配置される。主搬送路300の第1ローラー311と反対側、すなわち、主搬送路300の上方に第1折曲ブレード313が配置されている。第1折曲ブレード313は、第1ローラー311に対して接近/離間可能なように配置される。図3に示すように、本実施形態において、第1折曲ブレード313は、断面三角形状であり、最も尖った先端が、第1ローラー311のニップ部に対向している。そして、この先端で用紙Pの中間部分を押し、用紙Pの中間部分が第1ローラー311のニップ部に引き込まれることで、用紙Pが折られる。なお、第1折曲ブレード313の形状は断面三角形状に限定されず、用紙Pの中間部分を、第1ローラー311のニップ部に押し込むことができる形状を広く採用することができる。
第1搬送路310は、第1ローラー311に引き込まれた用紙の搬送をガイドする。第1搬送路310は、主搬送路300と直交するとともに下方に向かって延びている。第1搬送路310の下端部には、第2ローラー312が配されている。第2ローラー312は、第1搬送路310における印刷済み用紙Pの搬送方向の一方側から第1搬送路310に面している。そして、第2ローラー312は、第1搬送路310における用紙の搬送方向に並んで配置される。また、第1搬送路310の第2ローラー312と反対側には、第2折曲ブレード314が配置される。第2折曲ブレード314は、第2ローラー312に対して接近/離間可能なように配置される。第2折曲ブレード314は、第1折曲ブレード313と同じ形状及び構成を有している。そのため、第2折曲ブレード314の詳細な説明は省略する。
退避部315は、第1搬送路310の用紙の搬送方向における下流側の端部に接続している。退避部315は、用紙を一時的に退避するために用紙をガイドする。第1搬送路310と退避部315の間に、第2ローラー312が配置される。
第2ローラー312に引き込まれた用紙Pは、第2搬送路316にガイドされ、主搬送路300に戻る。なお、第1搬送路310及び第2搬送路316には、用紙Pの搬送をガイドするローラー(不図示)が設けられている。なお、用紙Pが第2搬送路316から主搬送路300に戻る位置は、第1ローラー311及び第1折曲ブレード313の用紙の搬送方向における下流側である。
反転部32は、引き込み搬送路320と、移動ローラー321とを備える。反転部32は、引き込み搬送路320に用紙を一端収納して、逆転させる、すなわち、スイッチバックすることで、主搬送路300で搬送される用紙Pの表裏を反転させる。
駆動部34は、排紙トレイ33を上下に移動させる。駆動部34は、不図示のモーターとギア等を含む駆動機構を備えている。
用紙搬送部3は以上のような構成を備えている。各ローラーは、別途備えられた不図示のモーターによって回転駆動される。ローラー毎又は同期して回転するローラー毎にモーターが接続されていてもよいし、モーターの動力の伝達を切り替える動力伝達機構を用いてもよい。各ローラー、各折曲ブレードは、制御部1に制御される。
ステープルユニット41は、排紙トレイ33に載置された用紙を綴じるステープル処理を実行する。ステープルユニット41は、排紙トレイ33に載置された用紙Pの束にステープル針で綴じる処理を実行する。ステープルユニット41としては、ここでは、後処理装置200の側面に設けられた開口部の内部に配置されており、排紙トレイ33に載置された用紙を開口部から引き込み、用紙Pの端(ここでは、他端S1)をそろえた後にステープル処理を行う。なお、ステープルユニット41には、排紙トレイ33に排紙された用紙Pの端部をステープルユニット41に引き込むとともにステープル処理後の用紙Pを排出するローラー(不図示)が設けられる。
本実施形態の後処理装置200において、排紙トレイ33は、用紙をスタックするとともに処理を行う処理部としての役割も果たす。また、排紙トレイ33を後処理装置200の内部に配置し、ステープル処理を実行した後に、外部に排出するようにしてもよい。
上述した、用紙Pをステープル針で綴じるステープルユニット41及び用紙Pにパンチ孔をあけるパンチユニット42は、従来、公知の構成を利用している。そのため、ステープルユニット41及びパンチユニット42の詳細については、省略する。なお、後処理装置200において、パンチユニット42は、折り処理部31及び反転部32よりも用紙の搬送方向の上流側に配置される。そのため、用紙Pには、パンチユニット42でパンチ孔をあけるパンチ処理を行った後、折り処理及び(又は)反転処理が実行される。また、ステープルユニット41は、折り処理部31及び反転部32よりも用紙の搬送方向の下流側に配置される。そのため、用紙Pには、折り処理及び(又は)反転処理が実行された後、ステープルユニット41によって綴じ処理される。
(用紙Pの搬送及び処理)
次に、後処理装置200の用紙搬送部3における用紙の搬送について説明する。以下、用紙の搬送、反転及び折り処理の説明では、排紙トレイ33を省略した図面を用いる。また、表裏反転させて排紙することを反転排紙と称し、表裏反転させずに排紙することをストレート排紙と称する。
用紙Pに折り処理を行わず、反転処理も行わない場合、搬入ローラー301で搬入された用紙Pは主搬送路300を搬送され、排紙ローラー302に送られる。そして用紙Pは排紙ローラー302によって排紙トレイ33に排紙される。
(用紙Pの反転処理)
用紙Pを反転して排出する場合について図面を参照して説明する。図5は、用紙が反転部に搬入されている状態を示す図である。図6は、用紙を反転させるように第2切替部が動作している状態を示す図である。図7は、反転部から用紙が排出されている状態を示す図である。
反転排紙を行う場合、制御部1は、用紙Pが反転部32に送られるように切替部303を引き込み位置に移動させる。なお、主搬送部300に搬送される用紙Pは、下側が画像形成面(図5〜7で示す三角形の頂点の向き)とする。これにより、主搬送路300の用紙Pが反転部32に向けて搬送される(図5参照)。そして、用紙Pは移動ローラー321に挟まれて引き込み搬送路321に引き込まれる(図6参照)。このとき、用紙Pの搬送下流側の端部を、切替部303よりも下方に移動させる。その後、移動ローラー321を停止するともに、逆回転させて用紙Pを切替部303に移動させる。切替部303の切替部材は断面三角形状である。そして、切替部303を引き込み位置に移動させているとき、下端の頂点が、引き込み搬送路321の幅方向の中央よりも、用紙Pが搬入されてきた側にずれる。
この状態で、引き込み搬送路321の用紙Pを切替部303側に移動させることで、用紙Pは、切替部材によって主搬送路300の搬送方向において、切替部303の下流側に送り出される(図7参照)。これにより、用紙Pは、搬入ローラー301にて搬入されたと、表裏反転した状態で排紙ローラー302に送られる。上述のとおり、主搬送路300では、用紙Pは、画像が下向きで搬送されるため、反転部32で反転された用紙Pは、画像が上向きになる。以上のように、用紙搬送部3では、搬入された用紙Pをストレート排紙又は反転排紙することができる。
(用紙の折り処理)
次に、折り処理部31による用紙Pの折り処理について図面を参照して説明する。図8は、用紙を第1折り線で折り曲げる折り処理を実行中の折り処理部状態を示す図である。図9は、用紙を第2折り線で折り曲げる折り処理を実行中の折り処理部を示す図である。図10は、折り処理が完了した用紙が第2搬送路を搬送されている状態を示す図である。図11は、折り処理が完了した用紙が主搬送路を搬送されている状態を示す図である。
図8に示すように、用紙Pの第1折り線Fd1が第1折曲ブレード313と対向する位置にまで搬送されたとき、用紙Pを停止させる。このとき、用紙Pの画像形成面は、下向き、すなわち、第1折曲ブレード313と反対側に向いている。そして、第1折曲ブレード313を用紙Pに向けて移動させるとともに、第1ローラー311を用紙Pを引き込む方向(図8に矢線で示す方向)に回転させる。これにより、第1折り線Fd1で折り曲げられた用紙Pが、第1ローラー311に引き込まれ、第1搬送路310に引き込まれる。
図9に示すように、用紙Pが第1搬送路310に引き込まれた後、第1ローラー311は停止され、第1折曲ブレード313は、元の位置に戻される。折り返し部P21を退避路315に退避させて、用紙Pの第2折り線Fd2が第2折曲ブレード314と対向する位置に移動した後、用紙Pを停止する。このとき、用紙Pの画像形成面は、第2折曲ブレード314と対向している。そして、第2折曲ブレード314を用紙Pに向けて移動させるとともに、第2ローラー312を用紙Pを引き込む方向(図9に矢線で示す方向)に回転させる。
これにより、第2折り線Fd2で折り曲げられた用紙Pが、第2ローラー312に引き込まれ、第2搬送路316に引き込まれる。第2搬送路316に移動した用紙Pは、Z折りされる(図10)。そして、図10に示すように用紙Pが第2搬送路316に搬入された後に、第2ローラー312を停止させるとともに、第2折曲ブレード314を元の位置に戻す。第2搬送路316にガイドされた用紙Pは、第1ローラー311よりも用紙の搬送方向において下流側で主搬送路300に戻る。このとき、用紙Pの画像形成面、すなわち、折り返し部P21は、下向きである。
用紙搬送部3では、以上に示した手順で、折り処理部31を利用して、用紙Pに対してZ折り処理を施す。なお、第2搬送路316から主搬送路300に戻った用紙Pに対して、反転部32を利用して表裏反転させる反転処理を行うことも可能である。反転処理については、上述したものと同じであるため詳細は省略する。
(排紙トレイ33に排紙される用紙Pについて)
次に、排紙トレイ33上に載置されているZ折りされた用紙Pについて説明する。図12は、折り返し部が排紙トレイと対向する側に向いた用紙が載置された排紙トレイを示す図である。図13は、折り返し部が排紙トレイと反対側に向いた用紙が載置された排紙トレイを示す図である。
後処理装置200では、排紙トレイ33に排出された用紙Pの搬送方向における上流側の端部、すなわち、搬送方向において後端部分にステープル処理を実施する。そのため、後処理装置200では、排紙トレイ33の排紙方向後端側と隣接した位置にステープルユニット41が設けられている。
Z折りされた用紙Pの場合、ステープル処理は、折り返し部P21と反対側(他端S2)側に施される。図11に示すように、折り処理部31でZ折りされた用紙Pは、折り返し部P21が搬送方向における前側で、下向きである。図12に示すように、後処理装置200において、Z折りされた用紙Pで、ステープル処理を実行する場合、用紙Pの他端S1が排紙方向の後端となるように、ストレート排紙される。これにより、図12に示すように、排紙トレイ33に載置された用紙Pは、折り返し部P21が排紙トレイ33と対向する、すなわち、折り返し部P21が下向きになる。このとき、用紙Pの他端S1は、排紙トレイ33の後処理装置200が突出している後端側に配置される。これにより、用紙Pの他端S1に配される綴じしろにステープル処理を実行可能である。
Z折りされた用紙Pでは、折り返し部P21が配置される側に画像Imgも形成される。折り返し部P21が下向きの場合、排紙されている用紙Pの画像Imgが形成されている面と反対側の面に重なるように、すなわち、排紙されている用紙Pの後に次の印刷済み用紙Pが排紙される。そのため、折り返し部P21が下向きになるようにストレート排紙した場合、複数のページの印刷を1ページ目から順に実行することが可能である。また、反転処理も不要である。このことから、後処理装置200において、Z折り処理を施す場合、折り返し部P21を下に排出することで、後処理が可能であるとともに生産性を高めることが可能である。
一方で、ユーザーによっては、生産性が落ちても、用紙PのZ折りの状態や画像の状態を確認しながら印刷を行いたい場合もある。そのような場合には、Z折りされた用紙Pを反転排紙する。これにより、用紙Pは、折り返し部P21が上向きの用紙Pが排紙トレイ33に排紙される(図13参照)。また、折り返し部P21は、画像Imgが形成されている側である。折り返し部P21が上向きの用紙Pを排紙トレイ33に排紙することで、ユーザーは、Z折りの状態を確認することができるとともに、画像の印刷状態を確認することが可能となる。これにより、印刷中に、折りがずれている、印刷状態が悪い、ページがとんでいる等の不具合(乱丁、落丁等)を確認し、対応することが可能であるため、最終的な印刷物(印刷済み用紙Pの束)の品質(丁合い性と称する)が低下しにくい。このことから、後処理装置200において、Z折り処理を施す場合、折り返し部P21を上に排出することで、丁合い性を高めることが可能である。
用紙Pを折り返し部P21が上となるように排紙すると、用紙Pの他端S1が、排紙方向前側になる。そのため、用紙Pを折り返し部P21が上となるように排紙すると、用紙Pに対するステープル処理が難しい。また、排紙トレイ33に排紙された用紙Pの画像Imgが形成されている面に重なるように、すなわち、排紙されている用紙Pの前に次の印刷済み用紙Pが排紙される。そのため、複数ページの印刷を行う印刷ジョブの実行において折り返し部P21を上向きに排紙する場合、印刷順を最終ページから前のページに逆順に印刷する必要がある。そのため、図13に示すように折り返し部P21が上向きの用紙Pを排紙トレイ33載置する場合には、図12に示すような折り返し部P21が下向きの用紙Pを排紙トレイ33に載置される場合に比べて、丁合い性は高いが生産性が低い。
すなわち、後処理装置200では、Z折りされた用紙Pを排紙トレイ33に排紙する場合において、高い生産性が要求される及び(又は)ステープル処理の実施が要求されているとき、制御部1によって、ストレート排紙となるように各部が制御される。また、後処理装置200では、Z折りされた用紙Pを排紙トレイ33に排紙する場合において、高い丁合い性が要求されているとき、制御部1によって、反転排紙となるように各部が制御される。
(画像回転処理)
次に、用紙Pにおける後処理の位置及び(又は)Z折りの位置による画像処理について図面を参照して説明する。図14は、左綴じされる印刷済み用紙の搬送状態を示す図である。図14は、右綴じされる印刷済み用紙の搬送状態を示す図である。なお、図14及び図15において、上下、左右との記載があるが、この記載は、画像Imgの上下左右を示すものである。また、綴じしろに施される後処理として、パンチ孔Hpを生成しているものを示している。しかしながら、これに限定されるものではない。ステープル処理が行われる場合もあるし、後処理はされないが、後処理可能な領域(綴じしろTs)を形成するものであってもよい。
用紙Pを綴じる場合において、用紙Pの左端を綴じる場合と、右端を綴じる場合とがある。また、用紙Pの長手方向が縦向きの画像を印刷する場合もあり、その場合、左綴じを上綴じ、右綴じを下綴じと読み替えるものとする。
「左綴じ」又は「右綴じ」とは、画像Imgが上下正方向とした場合の用紙Pにおける、画像Imgの左側に綴じしろTsがあるもの(図14参照)又は右側に綴じしろTsがあるもの(図15参照)を指す。なお、以下の説明において、画像Imgの右側又は左側と説明する場合、画像Imgを上下正方向に見たときの右側及び左側を指すものとする。
上述しているように、後処理装置200では、印刷されている画像の向きにかかわらず、搬送される用紙Pの搬送方向に対する決められた位置を折り曲げ及び(又は)決められた位置にパンチ処理(ステープル処理)を施す。そのため、画像形成システムAにおいて、印刷部2で画像Imgの向きを調整し、画像Imgに対する綴じしろTsの位置を調整している。
まず、横書きの書類で多く用いられる左綴じの場合について説明する。図14に示すように、用紙Pは右から左に搬送される。上述のとおり、ステープル処理は用紙搬送方向の後端の綴じしろTsに実施される。この、綴じしろTsが画像Imgの左側とするために、制御部1は、画像処理部12で180°回転された画像のデータを生成して、印刷部2に送る。印刷部2において、送られてきた画像データを用紙に印刷する。
これにより、用紙排出部2eは、用紙搬送方向の後端側が画像Imgの左となる印刷済み用紙Pを後処理装置200に送る。このような印刷済み用紙が送られてくることで、画像Imgの左側が用紙Pの搬送方向の後側となる。そして、パンチユニット42は、用紙Pの搬送方向の後端部にパンチ孔Hpを形成するため、パンチ孔Hpが形成された綴じしろTsが画像Imgに対して左側、すなわち、左綴じの後処理が実行される。
また、縦書きの書類で多く用いられる右綴じされる場合もある。図15に示すように、右綴じを行う用紙Pに印刷を行う場合、制御部1は、画像処理部12で回転しない画像のデータを生成して、印刷部2に送る。印刷部2において、送られてきた画像データを用紙に印刷する。
これにより、用紙排出部2eは、用紙搬送方向の後端側が画像Imgの右となる印刷済み用紙Pを後処理装置200に送る。このような印刷済み用紙が送られてくることで、画像Imgの右側が用紙Pの搬送方向の後側となる。そして、パンチユニット42は、用紙Pの搬送方向の後端部にパンチ孔Hpを形成するため、パンチ孔Hpが形成された綴じしろTsが画像Imgに対して右側、すなわち、右綴じの後処理が実行される。
後処理を行う部分が左(左綴じ)か右(右綴じ)かは、折り処理部31、ステープルユニット41及びパンチユニット42による後処理によって決まる。すなわち、用紙Pの搬送方向の前側を綴じしろTsとするような後処理装置200の場合、右綴じのときに画像を180°回転させるようにしてもよい。
すなわち、制御部1は、画像Imgを正しい向きに見たときに用紙Pの一端S2が右側にくる場合(左綴じ)と左側にくる場合(右綴じ)とで画像の回転を行うか否かを判断している。本書では、一端S2が左側にくる(左綴じの)場合には、画像Imgを180°反転させて印刷するものとしている。
次に、制御部1による画像印刷から後処理に到るまでの各部の動作条件の設定について図面を参照して説明する。図16は、制御部が動作条件を決定する手順を示すフローチャートである。画像形成システムAにおいて、制御部1は、印刷及び後処理に基づいて決められる複数のモードを備え、複数のモードを組み合わせて、各部の画像印刷から後処理に到る動作条件を決定しているものとする。
印刷開始のジョブを受けると、制御部1は、用紙Pに綴じしろTs有りの印刷を行うか否か確認する(ステップS101)。なお、綴じしろTs有りか否かについては、ユーザーが操作入力部6を介してなされる場合もあるし、コンピューターCp等からの画像データに情報として含まれる場合もある。
綴じしろTs有り場合(ステップS101でYesの場合)、制御部1は、画像Imgを左綴じになるように印刷するか否か確認する(ステップS102)。画像Imgを用紙Pに対して左綴じになるように印刷する場合(ステップS103でYesの場合)、制御部1は、画像処理部12が生成する画像データを180°反転させる画像反転モードを選択する(ステップS103)。また、左綴じではない、すなわち、画像Imgを右綴じになるように印刷する場合(ステップS102でNoの場合)、制御部1は、画像処理部12が生成する画像データを反転させない画像反転無しモードを選択する(ステップS104)。
画像反転モードの選択(ステップS103)又は画像反転無しモードの選択(ステップS104)が実行されたのち、制御部1は、後処理を行うか否か確認する(ステップS105)。後処理有りの場合(ステップS105でYesの場合)、制御部1は、後処理実行モードを選択する(ステップS106)。また、後処理無しの場合(ステップS105でNoの場合)、制御部1は、後処理無しモードを選択する(ステップS107)。
また、綴じしろ無し(ステップS101でNo)又は後処理無しモードが選択されたとき(ステップS107の後)、制御部1は、生産性優先で印刷するか否か確認する(ステップS108)。後処理実行モードが選択された場合(ステップS106の後)又は生産性優先モードが選択されている場合(ステップS108でYesの場合)、制御部1は、ストレート排紙モードを選択する(ステップS109)。また、制御部1は、印刷ジョブの1ページ目から順に印刷を行う順方向印刷モードを選択する(ステップS110)。
また、生産性優先でない、換言すると、丁合い性を優先する場合(ステップS108でNoの場合)、制御部1は、用紙を反転して排紙する反転排紙モードを選択する(ステップS111)。また、制御部1は、印刷ジョブの最終ページから逆順に印刷を行う逆順印刷モードを選択する(ステップS112)。
制御部1は、最後にZ折りを行うか否か確認する(ステップS113)。Z折りを行う場合(ステップS113でYesの場合)、制御部1は、折り処理実行モードを選択する(ステップS114)。また、Z折りを行わない場合(ステップS113でNoの場合)、制御部1は、折り処理無しモードを選択する(ステップS115)。
以上示したように、制御部1は、印刷ジョブに含まれる印刷の要件(ここでは、綴じしろの有無、綴じ位置、後処理の有無、生産性/丁合い性優先、Z折り処理有り)に基づいて、印刷時の動作条件を決定する。そして、その動作条件に基づいて、制御部1は、画像形成部12、印刷部2、折り処理部31、反転部32、ステープルユニット41及びパンチユニット42を、必要に応じて動作させる。
制御部1は、印刷の生産性を優先するか、丁合い性を優先するかで排紙トレイ33に排紙される用紙Pの画像Img及び(又は)折り返し部P21の向きを変える。また、それ以外の要件によって、動作せる各部を決定する。このように、制御部1が各部を制御することで、画像形成システムAでは、生産性を高める印刷を行うことが可能であるとともに、丁合い性を高める印刷を行うことも可能である。これにより、画像形成システムAは、ユーザーの利便性を高めることが可能である。
(第2実施形態)
本発明にかかる画像形成装置の他の例について図面を参照して説明する。まず、駆動部34による排紙トレイ33の移動の制御について説明する。Z折りされた用紙Pの場合、折り返し部P21が排紙トレイ33側にある場合と排紙トレイ33と反対側にある場合とで、積載高さが変化する。例えば、図12に示すように折り返し部P21が下向き(排紙トレイ33側)にある場合は厚さHa1である。また、図13に示すように、折り返し部P21が上向き(排紙トレイ33と反対側)にある場合は厚さHb1(>Ha1)である。折り返し部P21が下向きの場合、上向きの場合に比べて重い部分が上になるため、積載高さは小さくなる。
画像形成システムAでは、異なる厚さの用紙が用いられる場合がある。用紙は厚いほど曲がりにくくなる(強度が上がる)。通常、排紙ローラー302から下方に設けられた排紙トレイ33に用紙Pを排出する場合において、排紙ローラー302から排紙トレイ33までの高さは、用紙Pの厚みによって適正な高さ(段差)が決まっている。ここで、用紙の厚みと排紙ローラー302から排紙トレイ33までの適正な段差について説明する。なお、以下の説明では、用紙Pの厚みとして厚い、普通、薄い、の3種類で説明する。
図17は、厚い用紙を排紙トレイにZ折りをストレート排紙するときの排紙トレイと排紙ローラーとの適正な段差を示す図である。図18は、普通の用紙を排紙トレイにZ折りをストレート排紙するときの排紙トレイと排紙ローラーとの適正な段差を示す図である。図19は、薄い用紙を排紙トレイにZ折りをストレート排紙するときの排紙トレイと排紙ローラーとの適正な段差を示す図である。
用紙Pの厚みが薄くなることで、排紙ローラー302から排出された用紙が自重でたわみやすくなる。このとき、段差が大きいと排出の途中で用紙Pがたわんでしまい、折れたり、カールしてしまったりする。厚みが厚い用紙の場合、自重ではたわみにくいが、用紙自体の強度が高い。そのため、段差小さいと、排紙ローラー302から排紙される用紙Pが排紙トレイ33に載置された用紙に強く接触してしまい、載置された用紙を押してしまったり、変形してしまったりする。
そこで、図17、図18、図19に示すように、後処理装置200では、用紙Pの厚みによって適切な段差を設定している。図17に示すように、用紙Pの厚みが厚い場合、適切な段差を段差D1とする。用紙Pが厚いときには、排紙ローラー302から排出された用紙が、排紙トレイ33の遠くに到るまで排紙トレイ33に載置された用紙Pに接触しないような段差D1とする。また、図18に示すように、用紙Pの厚みが普通の場合、適切な段差を段差D2(<D1)とする。そして、図19に示すように、用紙Pの厚みが薄い場合、適切な段差を段差D3(<D2)とする。
後処理装置200では、搬送される用紙Pの性状(厚み、折り、向き)に応じて、制御部1が駆動部34に支持を送り、排紙トレイ33を上下動させる。なお、図17〜図19には、ステープルユニット41の図示を省略しているが、実際には、排紙トレイ33と共に移動してもよいし、排紙トレイ33が上下方向の移動端に移動したときに、用紙Pを引き込むことができるように、形成されていてもよい。
また、排紙トレイ33に複数の用紙が積載されている場合において、上に用紙Pが存在するときには、上に載置されている用紙Pの重さによって下の用紙が押される。これにより、用紙Pの厚みは、1枚だけ載置されているときと比べて小さくなる。このことを、表にまとめると図20に示すようになる。図20は、用紙の厚み、最適な段差の情報を備えたデータテーブルである。図20に示す、用紙高さデータテーブルTaにおいて、第1欄Ta1には用紙の厚みの情報が含まれる。ここでは、「厚い」、「ふつう」、「薄い」である。第2欄Ta2には、各厚みに対応する適切な段差の情報が含まれる。ここでは、D1、D2、D3である。
第3欄Ta3には、排紙トレイ33への排紙方法の情報が含まれる。ここでは、「ストレート」、「反転」である。第4欄Ta4には、Z折り用紙を一枚だけ排紙トレイ33に載置したときの用紙の高さの情報が含まれる。ここでは、各データをH111〜H312で示している。第5欄Ta5には、折りなし用紙を一枚だけ排紙トレイ33に載置したときの用紙の高さの情報が含まれる。ここでは、H10、H20、H30である。第6欄Ta6には、排紙トレイ33にZ折りされた用紙Pを複数枚載置した状態で上に用紙が配置されている用紙Pの高さの情報が含まれる。
なお、上方に用紙が配置された場合のZ折りされた用紙の高さは、折り返し部P21の向きにかかわらず同じである。ここでは、厚い用紙の場合h11、普通の用紙の場合h21及び薄い用紙の場合h31である。第7欄Ta7には、排紙トレイ33にZ折りされていない用紙Pを複数枚載置した状態で上に用紙が配置されている用紙Pの高さの情報が含まれる。ここでは、厚い用紙の場合h10、普通の用紙h20及び薄い用紙の場合h30である。
そして、記憶部13には、予め用紙高さデータテーブルTaが格納されている。そして、制御部1は、現在排紙トレイ33に載置されている用紙Pの「厚さ」、「排紙の向き」、「Z折りの有無」、排紙枚数から、載置された全ての用紙Pの全体の高さを算出する。そして、排紙トレイ33に「ふつう」、「ストレート排紙」、「折りなし」の用紙が3枚と、その上に、「厚い」、「ストレート排紙」、「Z折りあり」の用紙が2枚載置されているさらにその上に、排紙ローラー302から「厚い」、「ストレート排紙」、「Z折りあり」の用紙Pを排紙する場合を例に説明する。
制御部1は、現在排紙トレイ33に載置されている用紙全体の高さを算出する。まず、用紙高さデータテーブルTaから、「ふつう」、「ストレート排紙」、「折りなし」の重ねられた状態での用紙の高さを取得する。ここでは、1枚の高さがh20である。そして、その用紙が3枚あるため、3枚の用紙全体の高さがh20×3である。また、「厚い」、「ストレート排紙」、「Z折りあり」の用紙が2枚である。このとき、一方は、上に用紙が載置されているため、下の用紙の高さはh10である。また、上の用紙では、さらに上に用紙が無いため、用紙の高さはH111である。そして、排出されてくる用紙が「厚い」用紙であるため、段差はD1である。
制御部1は、最適段差Ldとして、次の式で求められる。
Ld=h20×3+h10+H111+D1
制御部1は、排紙ローラー302のニップ部と排紙トレイ33との段差が、最適段差Ldになるように、駆動部34を制御する。
このように、排紙トレイ33と排紙部分との段差を最適化することで、排紙トレイ33に載置される用紙のずれ、曲り、折れ等の発生を抑えることができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
なお、上述の最適段差Ldの一般式は、次のとおりである。
Ld=(最も上に載置されている用紙の1枚だけで載置されたときの高さ+その下の用紙の高さ+排紙される用紙の1枚だけで載置された時の高さ+排紙される用紙の適正段差)である。
本発明にかかる後処理装置の一例は、画像が印刷された印刷済み用紙を搬送するとともに用紙を排出する用紙搬送部(3)と、排出された印刷済み用紙(P)が重ねて載置される排紙トレイ(33)と、排紙トレイ(33)に載置された印刷済み用紙(P)に対して綴じ処理を行う綴じ処理ユニット(41)と、を備え、用紙搬送部(3)は、印刷済み用紙(P)の一端側に折り返し部(P21)を形成するZ折りを行う折り処理部(31)と、印刷済み用紙(P)の表裏を反転させる反転部(32)とを備え、用紙搬送部(3)は、印刷済み用紙(P)にステープル処理を行う場合において、Z折りされた印刷済み用紙(P)を折り返し部(P21)側から排出する。
このように構成することで、綴じ処理を正確に実行できるように、反転無し又は反転させてZ折りの用紙を排出することができる。これにより、ユーザーの利便性を高めることができる。
上記構成において、用紙搬送部(3)は、Z折りされた印刷済み用紙(P)を排紙トレイ(33)に排出する場合において、印刷の生産性を優先するときには、折り返し部(P21)が排紙トレイ(33)と対向するように印刷済み用紙(P)を排出する。このようにすることで、印刷順を変更しなくてもよく、印刷の生産性を高めることが可能である。
上記構成において、用紙搬送部(3)は、Z折りされた印刷済み用紙(P)を排紙トレイ(33)に排出する場合において、印刷の丁合い性を優先するときには、折り返し部(P21)が排紙トレイ(33)と反対向きになるように印刷済み用紙(P)を排出する。このようにすることで、ユーザーが印刷状態や折り処理の状態を確認することができ、丁合いを高めることが可能である。
上記構成において、排紙トレイ(33)を上下に移動させる駆動部(34)をさらに備え、駆動部(34)は、排紙トレイ(33)に載置されている印刷済み用紙(P)の状態及び排出される印刷済み用紙(P)の状態に応じて、印刷済み用紙(P)を排出する排出部(302)と排紙トレイ(33)との段差が適正となるように、排紙トレイ(33)を移動させる。このようにすることで、用紙が折れたり、曲がったりまた、押し出されたりする不具合の発生を抑えることができる。
上記構成において、印刷済み用紙(P)の状態には、印刷済み用紙(P)の厚み、折り返し部(P21)の有無及び折り返し部(P21)の排紙トレイ(33)に対する向きの少なくとも一つを含む。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、Z折りされた用紙に対して後処理を行うことができる画像形成装置に利用可能である。
100 複合機 1 制御部
11 CPU 12 画像処理部
13 記憶部 2 印刷部
3 用紙搬送部 31 折り処理部
32 反転部 33 排紙トレイ
34 駆動部 4 後処理部
51 原稿読取部 42 原稿搬送部
6 操作入力部 61 表示パネル
62 タッチパネル 63 ハードキー
7 通信部 A 画像形成システム
200 後処理装置

Claims (7)

  1. 画像が印刷された印刷済み用紙を搬送するとともに用紙を排出する用紙搬送部と、
    排出された印刷済み用紙が重ねて載置される排紙トレイと、
    前記排紙トレイに載置された印刷済み用紙を綴じる綴じ処理を行う綴じ処理ユニットと、を備え、
    前記用紙搬送部は、前記印刷済み用紙の一端側に折り返し部を形成するZ折りを行う折り処理部と、前記印刷済み用紙の表裏を反転させる反転部とを備え、
    前記用紙搬送部は、前記印刷済み用紙に綴じ処理を行う場合において、Z折りされた前記印刷済み用紙を前記折り返し部側から排出し、
    Z折りされた前記印刷済み用紙を前記排紙トレイに排出する場合において、印刷の生産性を落として丁合い性を優先するときには、折り返し部を排出方向上流側とし、前記折り返し部が前記排紙トレイと反対向きになるように前記印刷済み用紙を排出する後処理装置。
  2. 前記用紙搬送部は、前記Z折りされた印刷済み用紙を前記排紙トレイに排出する場合において、印刷の生産性を優先するときには、前記折り返し部が前記排紙トレイと対向するように前記印刷済み用紙を排出する請求項1に記載の後処理装置。
  3. 使用者による入力を受け付ける操作入力部をさらに有し、
    前記印刷の丁合い性を優先するか、または、前記印刷の生産性を優先するかの指示が前記操作入力部を介して行われる請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記排紙トレイを上下に移動させる駆動部をさらに備え、
    前記駆動部は、前記排紙トレイに載置されている印刷済み用紙の状態及び排出される印刷済み用紙の状態に応じて、前記印刷済み用紙を排出する排出部と前記排紙トレイとの段差が適正となるように、前記排紙トレイを移動させる請求項1から請求項3のいずれかに記載の後処理装置。
  5. 前記印刷済み用紙の状態には、前記印刷済み用紙の厚み、折り返し部の有無及び折り返し部の前記排紙トレイに対する向きの少なくとも一つを含む請求項4に記載の後処理装置。
  6. 画像を印刷する印刷部と、
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の後処理装置と
    前記印刷部を制御する制御部と、を備え、
    前記印刷部で印刷された印刷済み用紙が前記後処理装置に搬送されることを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記折り返し部を前記排紙トレイと対向するように前記印刷済み用紙を排出するときに前記制御部は、最初のページから順に印刷させるとともに、前記折り返し部を前記排紙トレイと反対側に向くように前記印刷済み用紙を排出するときには、印刷ジョブに含まれる全ページを最終ページから逆に印刷させるように前記印刷部を制御する請求項6に記載の画像形成システム。
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