JP6957211B2 - 板バネアシスト装具 - Google Patents

板バネアシスト装具 Download PDF

Info

Publication number
JP6957211B2
JP6957211B2 JP2017110155A JP2017110155A JP6957211B2 JP 6957211 B2 JP6957211 B2 JP 6957211B2 JP 2017110155 A JP2017110155 A JP 2017110155A JP 2017110155 A JP2017110155 A JP 2017110155A JP 6957211 B2 JP6957211 B2 JP 6957211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
pair
portions
connection
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017110155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018201826A (ja
Inventor
美文 宮田
俊希 板花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP2017110155A priority Critical patent/JP6957211B2/ja
Publication of JP2018201826A publication Critical patent/JP2018201826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6957211B2 publication Critical patent/JP6957211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

本発明は、板バネ部を備える板バネアシスト装具に関する。
従来、下腿を損傷した患者の歩行サポートに用いる下腿用免荷装具が知られている。例えば、特開2012−250000号公報には、U字状の支柱を、下腿を支持するソケットの両側に固定し、支柱の底部を扁平状に形成して接地部とした下腿用免荷装具が開示されている。
特開2012−250000号公報
しかしながら、従来の下腿用免荷装具は、免荷のみに着目するものであり、必ずしも歩行性能は考慮されていない。
本発明の主たる目的は、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人の運動能力をアシスト可能な板バネアシスト装具を提供することにある。
本発明に係る板バネアシスト装具は、装着者の下腿が挿入される挿入部と、湾曲状領域を有する板バネ部と、を備える。
上記板バネアシスト装具において、板バネ部は、直線状に延びる第1部分と、該第1部分より湾曲状に延びる第2部分とを含む。板バネ部は、第1部分を介して挿入部に固定される。
上記板バネアシスト装具において、2本の板バネ部が、挿入部の左右にそれぞれ固定されている。
上記板バネアシスト装具において、1本の板バネ部が、挿入部の左右のいずれかに固定されている。
上記板バネアシスト装具は、挿入部の一方端部側に配置された第1接続部と、第1接続部と接続されており、かつ第1接続部の一部分を中心として、挿入部に対する傾き角度を変更可能に設けられている第2接続部と、第2接続部と接続されており、かつ挿入部の延在方向において第2接続部の各々に対する相対的な位置を変更可能に設けられている第3接続部とをさらに備える。板バネ部の第1部分が、挿入部の第3接続部に固定されている。
上記板バネアシスト装具において、板バネ部、第1接続部、第2接続部、及び第3接続部が、挿入部の左右にそれぞれ設けられている。上記板バネアシスト装具は、1対の第2接続部同士を接続する第4接続部をさらに備える。
本発明によれば、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人の運動能力をアシスト可能な板バネアシスト装具を提供することができる。
実施の形態に係る板バネアシスト装具を示す斜視図である。 実施の形態に係る板バネアシスト装具を示す正面図である。 実施の形態に係る板バネアシスト装具を示す側面図である。 実施の形態に係る板バネアシスト装具を示す背面図である。 実施の形態に係る板バネアシスト装具を示す底面図である。 実施の形態に係る板バネアシスト装具の第2接続部と第3接続部とを示す部分拡大図である。 実施の形態に係る板バネアシスト装具の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1〜図6に示されるように、実施の形態に係る板バネアシスト装具100は、挿入部1と、板バネ部2と、挿入部1と板バネ部2とを接続している1対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の第3接続部7、および少なくとも1つの第4接続部12を主に備える。
図1〜図4に示されるように、挿入部1は、装着者の下腿を挿入可能に設けられており、下腿に沿うように延在している。以下において下腿とは、膝と足首との間に位置する部位を指す。また、挿入部1の延在方向を単に延在方向とよび、該延在方向において膝が配置される側を上方、その反対側を下方とよぶ。また、挿入部1に対し、板バネ部2の後述する先端部が突出するように配置されている側を前側、その反対側を後側とよぶ。
挿入部1は、装着者の前側に配置されて下腿を前側から覆うように設けられている前側部10と、装着者の後側に配置されて下腿を後側から覆うように設けられている後側部20とを、前側部10と後側部20とを緊締するための複数のベルト1D,1E,1Fとを含む。前側部10と後側部20とは、互いに別体として設けられている。挿入部1の前側部10および後側部20は、装着者の下腿から取られた型に基づき製造されている。
図1〜図5に示されるように、前側部10は、下腿に対し前側、左側および右側に配置される各部分(前側部分、左側部分、および右側部分)を有している。図2および図4に示されるように、後側部20は、下腿に対し後側、左側および右側に配置される各部分(後側部分、左側部分、および右側部分)を有している。前側部10の左側部分および右側部分は、後側部20の左側部分および右側部分よりも外側において、これらと重なるように設けられている。
挿入部1は、下腿に対し、前側に前側部10が、後側に後側部20がそれぞれ配置され、かつ前側部10の左側部分および右側部分が後側部20の左側部分および右側部分よりも外側において重なるように配置された状態において、前側部10と後側部20との間に下腿が挿入され得る空間を形成している。
図1〜図5に示されるように、挿入部1内において下腿が挿入される空間は、上記延在方向に延びており、挿入部1の上記延在方向の一方端部(上方端部)1Aおよび他方端部(下方端部)1Bで開口している。挿入部1の一方端部1Aは、装着者の膝を支持可能に設けられている。挿入部1の他方端部1Bは、装着者の足首を支持可能に設けられている。挿入部1の一方端部1Aは、前側部10の一方端部10Aと後側部20の一方端部20Aとにより構成されている。挿入部1の他方端部1Bは、前側部10の他方端部10Bと後側部20の他方端部20Bとにより構成されている。
前側部10や後側部20を構成する材料は、例えばガラス繊維や炭素繊維などの強化プラスチックや熱可塑性樹脂を含む。
複数のベルト1D,1E,1Fの各々は、上記延在方向を中心とする周方向に沿って渡されている。ベルト1Dは、上記一方端部1Aを下腿に対して緊締するためのものである。ベルト1Dは、例えば一方端部1Aにおいて第1接続部3と接続されている部分よりも後方に位置する部分に、後側部20を囲むように渡されている。ベルト1Eは、一方端部1Aと他方端部1Bとの間において第1接続部3と第2接続部5との接続部の近くを通って、上記周方向に沿って前側部10および後側部20を囲むように渡されている。ベルト1Fは、他方端部1Bにおいて、上記周方向に沿って前側部10および後側部20を囲むように渡されている。前側部10には、ベルト1D,1E,1Fの各々が挿通されている挿通部が複数配置されている。各挿通部は、挿入部1においてベルト1D,1E,1Fが渡される位置を決めている。後側部20は、ベルト1D,1E,1Fが緊締されることにより、前側部10に対する相対的な位置が保持される。
図1〜図5に示されるように、挿入部1には、1対の板バネ部2が、一対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の角度調整部6および1対の第3接続部7を介して固定されている。1対の板バネ部2、一対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の角度調整部6および1対の第3接続部7の各一方の部材は挿入部1の前側部10の左側部分の外側に固定されており、1対の板バネ部2、一対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の角度調整部6および1対の第3接続部7の各他方の部材は挿入部1の前側部10の右側部分の外側に固定されている。1対の板バネ部2、一対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の角度調整部6および1対の第3接続部7の各一方の部材の構成は、1対の板バネ部2、一対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の角度調整部6および1対の第3接続部7の各他方の部材の構成と、基本的に同等である。以下、前側部10の左側部分に固定されている、1対の板バネ部2、一対の第1接続部3、1対の第2接続部5、1対の角度調整部6および1対の第3接続部7の各一方の部材の構成について説明する。
図1〜図5に示されるように、板バネ部2は、直線状に設けられている第1部分2Aと、第1部分2Aと連なり、第1部分に対して交差する方向に延びる先端部2Cを含む第2部分2Bとを含む。第2部分2Bは、第1部分2Aと連なり、第1部分2Aよりも後側に突出して配置されている後方部分と、後方部分と連なり装着者による歩行、走行および跳躍時に地面(たとえば水平面)に接触する接地部分とを含む。板バネ部2を構成する材料は、たとえば繊維強化樹脂(Fiber Reinforced Plastics)であり、特に、炭素繊維強化樹脂またはガラス繊維強化樹脂等が好適である。板バネ部2は、2つの板バネ部2によって歩行、走行および跳躍時に装着者の片足に印加される荷重を免荷し得るように、設けられている。
図1〜図5に示されるように、第1接続部3は、前側部10の一方端部10Aの外側に固定されている。第1接続部3は、例えば上記延在方向に沿うように設けられている。第1接続部3は、前側部10の一方端部10Aにおける左側部分に、複数の固定部材4により固定されている。複数の固定部材4が第1接続部3を前側部10に対し固定している方法は、例えば圧入、ビス止め、螺合、溶接、係止およびこれらの組み合わせのうちから任意に選択され得るが、例えばビス止めである。
図1〜図5に示されるように、第2接続部5は、前側部10の外側において、角度調整部6を介して第1接続部3と接続されている。第2接続部5は、挿入部1の延在方向の一方端部1Aと他方端部1Bとの間に配置されている。第2接続部5の上方端部は、例えば第1接続部3の下方端部と、角度調整部6を介して、接続されている。第2接続部5および角度調整部6は下腿に対し左側に配置されている。第2接続部5の上方端部は、前側部10の一方端部10Aにおける左側部分に固定されている上記第1接続部3の下方端部と、角度調整部6を介して接続されている。
図1〜図4に示されるように、角度調整部6は、第1接続部3と接続されている部分と、第2接続部5と接続されている部分とを有している。角度調整部6において、第2接続部5と接続されている部分は、第1接続部3と接続されている部分を中心として、回動可能に設けられている。これにより、第2接続部5の各々は、第1接続部3の各下方端部を中心として、挿入部1に対する傾き角度を変更可能に設けられている。角度調整部6は、任意の構成を有していればよいが、例えばダブルクレンザック継手である。
図1〜図5に示されるように、第2接続部5は、例えば直線状に延在するように設けられている。この場合、挿入部1に対する第2接続部5の傾き角度は、第2接続部5の延在方向が上記挿入部1の延在方向に対し成す角度を指している。なお、第2接続部5は、後述する第3接続部7を介して、板バネ部2に対して固定されている。第2接続部5、第3接続部7および板バネ部2において、任意の1部材は任意の他部材に対して回動可能に設けられていない。つまり、角度調整部6は、挿入部1に対する板バネ部2の各々の傾き角度を変更可能に設けられている。第2接続部5には、後述する固定部材8が螺合され得る複数のネジ孔が設けられている。第2接続部5に設けられた複数のネジ孔は、第2接続部5の延在方向において、互いに間隔を隔てて配置されている。第2接続部5に設けられた複数のネジ孔の数は、後述する複数の固定部材8の数よりも多い。
図1〜3および図6に示されるように、第3接続部7は、前側部10の外側において、第2接続部5と接続されており、かつ上記延在方向において第2接続部5に対する相対的な位置を変更可能に設けられている。第3接続部7は、第2接続部分に対して固定されている第1部7Aと、板バネ部2に対して固定されている第2部7Bと、第1部7Aと第2部7Bとを接続している複数の第3部7Cとを含む。
図1〜図3および図6に示されるように、第1部7Aは、上記第2接続部5に対し挿入部1とは反対側(外側)に配置されており、かつ複数の固定部材8により上記第2接続部5に対して固定されている。複数の固定部材8の各々は第1部7Aを第2接続部5に対し着脱可能に固定している。複数の固定部材8が第1部7Aを第2接続部5に対し着脱可能に固定している方法は、例えば螺合である。複数の固定部材8は、例えばボルトである。第1部7Aには、例えば複数の固定部材8の各々が挿通され得る複数の貫通孔が設けられている。第1部7Aに設けられた複数の貫通孔は、第2接続部5の延在方向において、互いに間隔を隔てて配置されている。複数の固定部材8の各々は、第3接続部7の第1部7Aに設けられた貫通孔に挿通された状態で第2接続部5に設けられたネジ孔に螺合されている。第1部7Aに設けられた複数の貫通孔の数は、例えば第2接続部5に設けられた複数のネジ孔の数よりも少ない。第2接続部5に設けられた複数のネジ孔が複数の固定部材8の数よりも多いため、第2接続部5の複数のネジ孔のうち各固定部材8が同時に螺合されるネジ孔の組は、複数通り選択され得る。これにより、第1部7Aは、第2接続部5の延在方向において第2接続部5との相対的な位置が変更された状態で、第2接続部5に対して固定され得る。
図1〜図3および図6に示されるように、第2部7Bは、上記板バネ部2に対し、複数の固定部材9A,9Bにより固定されている。複数の固定部材9A,9Bの各々は第2部7Bを板バネ部2に対し固定している。複数の固定部材9A,9Bが第2部7Bを板バネ部2に対し固定している方法は、任意の方法であればよいが、例えば螺合である。例えば複数の固定部材9Aはボルトであり、複数の固定部材9Bはナットである。板バネ部2および第2部7Bには、例えば各固定部材9Aが挿通され得る複数の貫通孔が設けられている。板バネ部2および第2部7Bに設けられている各貫通孔の孔軸は、例えば第1部7Aに設けられた各貫通孔の孔軸と交差するように設けられており、例えば直交するように配置されている。
図1〜図3および図6に示されるように、複数の第3部7Cは、第1部7Aに対して固定されている第4部分7D(図6参照)と、板バネ部2に対して固定されている第5部分7E(図6参照)とを有している。上記延在方向から視て、複数の第3部7Cの各々では、上記第4部分7Dが上記第5部分7Eに交差するように設けられており、例えば上記第4部分7Dが上記第5部分7Eに直交するように設けられている。
複数の第3部7Cの各第4部分7Dは、第1部7Aに対し挿入部1とは反対側(外側)に配置されており、かつ固定部材11により第1部7Aに対して固定されている。複数の第3部7Cの各第4部分7Dは、複数の固定部材8と干渉しないように設けられている。固定部材11が第3部7Cの第1部7Aに対し固定している方法は、例えば圧入、ビス止め、螺合、溶接、係止およびこれらの組み合わせのうちから任意に選択され得るが、例えばビス止めである。
図1〜図3および図6に示されるように、複数の第3部7Cの各第5部分7Eは、第2部7Bに対し板バネ部2とは反対側(前側)に配置されており、かつ固定部材9A,9Bにより第2部7Bおよび板バネ部2に対して固定されている。各第5部分7Eには、各固定部材9Aが挿通され得る複数の貫通孔が設けられている。各固定部材9Aは、第3部7Cの第5部分7Eに設けられた貫通孔、第2部7Bに設けられた貫通孔、および板バネ部2に設けられた貫通孔に挿通され、かつ板バネ部2に設けられた貫通孔から後方に突出した部分が各固定部材9Bに螺合されている。
これにより、前側部10の一方端部10Aにおける左側部分には、1つの第1接続部3および1つの角度調整部6を介して1つの第2接続部5が固定されている。一方、1つの板バネ部2には、1つの第2部7Bおよび複数の第3部7Cを介して1つの第1部7Aが固定されている。1つの第2接続部5と、1つの第1部7Aとが、複数の固定部材8により固定されることにより、前側部10と1つの板バネ部2とが固定されている。
板バネ部2は、直線状に設けられている第1部分2Aが接地面に対して垂直になるように板バネアシスト装具100を配置した状態(以下、「基準状態」という)において、挿入部1の他方端部1Bと、板バネ部2の最下端点との間に装着者の足首以下が配置される程度の隙間が形成されるよう、前側部10に対して固定するのが好ましい。具体的には、基準状態において、他方端部1Bと板バネ部2の最下端点との距離を25mm〜150mmとすることで、静止時には免荷ができ、歩行動作時には板バネの反発によるアシストが可能となる。
上述のように、前側部10の右側部分に固定されている、他の1つの板バネ部2、他の1つの第1接続部3、他の1つの第2接続部5、他の1つの角度調整部6および他の1つの第3接続部7の構成は、前側部10の左側部分に固定されている、上記1つの板バネ部2、上記1つの第1接続部3、上記1つの第2接続部5、上記1つの角度調整部6および上記1つの第3接続部7の構成と同等である。
このように、第1接続部3、第2接続部5、角度調整部6、及び第3接続部7を左右それぞれに設けているので、挿入部1に対する板バネの角度や高さ方向の位置を左右独立して調整することができ、個人の体型や歩行特性に合わせて細かな設定ができる。
図1〜図5に示されるように、第4接続部12は、上記1つの第2接続部5において1つの第1接続部3と接続されている部分から挿入部1の延在方向に間隔を隔てて配置されている部分と、上記他の1つの第2接続部5において他の1つの第1接続部3と接続されている部分から挿入部1の延在方向に間隔を隔てて配置されている部分とを接続している。第4接続部12は、例えば1対の第2接続部5の下方端部同士を接続している。第4接続部12は、例えば挿入部1に対して前側に設けられている。第4接続部12は、例えばベルト1Fの一部と重なるように設けられている。挿入部1の上記延在方向から視た第4接続部12の形状は、例えば半円環形状である。第4接続部12は、1対の第2接続部5と任意に方法により固定されていればよく、例えばビス止め、螺合、溶接、係止およびこれらの組み合わせのうちから任意に選択され得るが、例えば溶接である。
第1接続部3、第2接続部5、及び第3接続部7を構成する材料は、例えば鋼材やアルミ合金などの金属材料や、CFRPを含む。
上記板バネアシスト装具100は、挿入部1の延在方向の他方端部1Bと1対の板バネ部2の各々の第2部分2Bとの間の領域内に、装着者の足首以下が配置されるように設けられている。言い換えると、板バネアシスト装具100は、板バネアシスト装具100を下腿に装着した装着者が歩行、走行、または跳躍等所定の動作をした時に、装着者の足裏よりも先に板バネ部2の上記接地部分が接地するように設けられている。なお、板バネアシスト装具100は、板バネアシスト装具100を下腿に装着した装着者が歩行、走行、または跳躍等所定の動作をした時に、装着者の足裏が接地しないように設けられていてもよい。
本実施の形態1においては、踵側に突出する湾曲形状の板バネ部2を用いる場合について説明したが、板バネ形状はこれに限らず、例えばJ字型の板バネやC字型の板バネであってもよい。C字型の板バネを使用する場合は、第2接続部5と第3接続部7の形状や挿入部1に対する固定角度を適宜変更させて、挿入部1に固定すればよい。またC字型の板バネの場合、延在方向が接地面に対して垂直になるように板バネアシスト装具100を配置した状態を基準状態として、上述のように挿入部1の他方端部1Bと、板バネ部2の最下端点との間の隙間を形成すればよい。また、板バネ部2は一本とすることも可能である。例えば、図7に示すように、先端部2Cを横長形状、あるいは幅広形状にし、板バネ部2を、挿入部1の左右いずれかに固定してもよい。この場合、第1接続部3、第2接続部5、及び第3接続部7は、板バネ部2を固定する側にのみ設けてもよい。
<作用効果>
上記板バネアシスト装具100は、装着者の下腿に沿うように延在しており、下腿が挿入される挿入部1と、挿入部1を挟むように配置されており、挿入部1に対して固定されている1対の第1接続部3と、1対の第1接続部3の各々と接続されており、かつ1対の第1接続部3の各々の一部分を中心として、挿入部1に対する傾き角度を変更可能に設けられている1対の第2接続部5と、1対の第2接続部5の各々と接続されており、かつ挿入部1の延在方向において1対の第2接続部5の各々に対する相対的な位置を変更可能に設けられている1対の第3接続部7と、1対の第3接続部7に対して固定されている1対の板バネ部2とを備える。1対の板バネ部2の各々は、直線状に延びる第1部分2Aと、第1部分2Aと連なり、第1部分2Aに対して交差する方向に延びる先端部を含む第2部分2Bとを含む。第1部分2Aが第3接続部7に固定されている。
このような板バネアシスト装具100は、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人に装着され得る。さらに、板バネアシスト装具100において上記のように挿入部1に対して固定されている板バネ部2は、装着者の歩行、走行、または跳躍等の動作時に接地可能であるため、このような動作時に装着者の下腿に印加される荷重を免荷し、さらに該荷重を変形エネルギーとして蓄えてこれを蹴り出し時の推進力に利用することができる。そのため、板バネアシスト装具100は、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人の運動能力をアシスト可能である。
上記板バネアシスト装具100において、挿入部1の延在方向の一方端部1Aは装着者の膝を支持可能に設けられている。挿入部1の延在方向の他方端部1Bと1対の板バネ部2の各々の第2部分2Bとの間の領域内に装着者の足首以下が配置されるように設けられている。
つまり、上記板バネアシスト装具100は、板バネアシスト装具100を下腿に装着した装着者が歩行、走行、または跳躍等所定の動作をした時に、装着者の足裏よりも先に板バネ部2の上記接地部分が接地するように設けられている。そのため、該板バネアシスト装具100は、上記動作の接地時に装着者の下腿に印加される最大荷重を免荷し、さらに該荷重を変形エネルギーとして蓄えてこれを蹴り出し時の推進力に利用することができる。該板バネアシスト装具100は、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人の運動能力をより効果的にアシスト可能である。
上記板バネアシスト装具は、1対の第2接続部5の各々において、1対の第1接続部3と接続されている部分から延在方向に間隔を隔てて配置されている部分同士を接続する第4接続部12をさらに備える。
このような板バネアシスト装具100では、例えば1対の板バネ部2に大きさの異なる荷重が印加される場合がある。このような場合に1対の第2接続部5の各々において1対の第1接続部3と接続されている部分から延在方向に間隔を隔てて配置されている部分間の相対的な位置は変動し得る。変動が大きい場合には、1対の板バネ部2の相対的な位置も変動するため、該変動直後の歩行、走行、または跳躍等の動作時に1対の板バネ部2が正常に作用しないことが懸念される。これに対し、第4接続部12は、当該変動を抑制し得る。そのため、第4接続部12を備える上記板バネアシスト装具100は、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人の運動能力をより効果的にアシスト可能である。
上記板バネアシスト装具において、1対の第1接続部3の各々は、少なくとも挿入部1の一方端部に対して固定されている。1対の第2接続部5の各々は、延在方向において一方端部と他方端部との間に配置されている。第4接続部は、1対の第2接続部5の各々における他方端部側に位置する端部同士を接続している。
このような第4接続部12は上記変動をより効果的に抑制し得る。そのため、該第4接続部12を備える上記板バネアシスト装具100は、整形外科疾患患者などの荷重時に痛みを感じる人の運動能力をより効果的にアシスト可能である。
板バネアシスト装具100は、さらに以下の構成を備えていてもよい。
図3および図4に示されるように、前側部10の前側部分には、前側部10の他方端部10Bに連なる切欠き部10Cが設けられていてもよい。後側部20の後側部分には、切欠き部20Cが設けられていてもよい。切欠き部10Cは、例えば前側部10において装着者の脛よりも前側に配置される部分に設けられている。切欠き部20Cは、例えば後側部20において装着者のふくらはぎよりも後側に配置される部分に設けられている。
図3〜図5に示されるように、挿入部1の内側には、クッション性を有するパッドが配置されていてもよい。例えば前側部10において装着者の膝と接触される部分に、パッドが配置されていてもよい。また、前側部10において装着者の脛よりも前側に配置される切欠き部10C内に、脛と接触され得るパッド1Gが配置されていてもよい。パッド1Gには、例えばベルト1Fが挿通されている挿通部が配置されている。これにより、パッド1Gは、ベルト1Fによって前側部10に対し位置決めされている。
板バネ部2の上記第2部分2Bにおいて接地され得る部分には、衝撃干渉部材2Dが固定されていてもよい。衝撃干渉部材2Dを構成する材料は、例えばウレタンやEVAなどの弾性体スポンジである。衝撃干渉部材2Dは、板バネ部2の第2部分2Bと任意に方法により固定されていればよいが、例えば接着である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 挿入部、1D,1E,1F ベルト、2 板バネ部、3 第1接続部、4,8,9A,9B,11 固定部材、5 第2接続部、6 角度調整部、7 第3接続部、7A 第1部、7B 第2部、7C 第3部、7D,7E 部分、10 前側部、10C,20C 切欠き部、20 後側部、100 板バネアシスト装具。

Claims (4)

  1. 装着者の下腿が挿入される挿入部と、
    湾曲状領域を有する板バネ部と、を備え
    前記板バネ部は、直線状に延びる第1部分と、該第1部分より湾曲状に延び、先端に接地部を有する第2部分とを含み、
    前記板バネ部は、前記第1部分を介して前記挿入部に固定され、
    2本の前記板バネ部が、前記挿入部の左右にそれぞれ固定されている、板バネアシスト装具。
  2. 装着者の下腿が挿入される挿入部と、
    湾曲状領域を有する板バネ部と、を備え、
    前記板バネ部は、直線状に延びる第1部分と、該第1部分より湾曲状に延び、先端に接地部を有する第2部分とを含み、
    前記板バネ部は、前記第1部分を介して前記挿入部に固定され、
    1本の前記板バネ部が、前記挿入部の左右のいずれかに固定されている、板バネアシスト装具。
  3. 前記挿入部の一方端部側に配置された第1接続部と、
    前記第1接続部と接続されており、かつ前記第1接続部の一部分を中心として、前記挿入部に対する傾き角度を変更可能に設けられている第2接続部と、
    前記第2接続部と接続されており、かつ前記挿入部の延在方向において前記第2接続部の各々に対する相対的な位置を変更可能に設けられている第3接続部とを備え、
    前記板バネ部の前記第1部分が、前記挿入部の前記第3接続部に固定されている、請求項またはに記載の板バネアシスト装具。
  4. 前記板バネ部、前記第1接続部、前記第2接続部、及び前記第3接続部が、前記挿入部の左右にそれぞれ設けられており、
    1対の前記第2接続部同士を接続する第4接続部をさらに備える、請求項に記載の板バネアシスト装具。
JP2017110155A 2017-06-02 2017-06-02 板バネアシスト装具 Active JP6957211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017110155A JP6957211B2 (ja) 2017-06-02 2017-06-02 板バネアシスト装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017110155A JP6957211B2 (ja) 2017-06-02 2017-06-02 板バネアシスト装具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018201826A JP2018201826A (ja) 2018-12-27
JP6957211B2 true JP6957211B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=64954546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017110155A Active JP6957211B2 (ja) 2017-06-02 2017-06-02 板バネアシスト装具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6957211B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759140Y2 (ja) * 1978-10-12 1982-12-17
DE29924933U1 (de) * 1999-02-10 2006-12-14 Böckh, Thomas Unterschenkelorthese
JP2012250000A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Sakamoto Kk 小児用下腿免荷装具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018201826A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6767002B2 (ja) 歩行支援装置用の靴アセンブリ
US8545424B2 (en) Hip support member
US9788986B2 (en) Hinge for an orthopedic device
KR101363834B1 (ko) 족관절 보조장치
US8388564B2 (en) Hyperextension knee brace
JP6912208B2 (ja) 歩行補助装具
US11278439B2 (en) Ankle-foot orthosis
JP6883712B6 (ja) 外骨格構造
JP6932831B2 (ja) エクソスケルトンサブアセンブリおよびそのようなサブアセンブリを含むエクソスケルトン構造体
JP6957211B2 (ja) 板バネアシスト装具
JP6713124B1 (ja) 短下肢装具の後方支柱および短下肢装具
JP6722344B2 (ja) ユーザに対して力補助を行う外骨格構造
CN112842630B (zh) 膝关节载荷免除装置
JP2012183277A (ja) リハビリ用膝装具
JP6900859B2 (ja) 歩行訓練用下肢装具
JP2021132679A (ja) 脚装具
WO2019044980A1 (ja) 歩行支援装置
JP2762432B2 (ja) 外反母趾における足跡変形矯正用履物、副木装具および装具
JP2021186395A (ja) 歩行アシスト装置
WO2022185483A1 (ja) 下垂足矯正用具
JP2023505422A (ja) 靴ソール
JP2021186394A (ja) 歩行アシスト装置
WO2015044906A1 (en) Protective device for protecting the lower limbs of the human body

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6957211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250