JP2021186394A - 歩行アシスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】足部の回内及び回外について、拘束感を与えにくい歩行アシスト装置を提供する。【解決手段】歩行アシスト装置Aは、下腿部フレーム3及び足部フレーム4に接続され、駆動ユニット6からの駆動力によって足部フレーム4とともに足部装具2を下腿部装具1に対して移動させて、ユーザUの足部にアシスト力を付与するリンク機構7を備える。足部フレーム4は、左右方向における可撓性を有する。リンク機構7と足部フレーム4との接続部ボールジョイントを介して接続される。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザの足部に足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置に関する。
従来、ユーザの足部に装着される足部装具を、ユーザのくるぶし(すなわち、足首関節のピッチ軸)に対応する位置にあるピッチ軸周りに回動させることによって、ユーザの足部に足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置が知られている。
この種の歩行アシスト装置としては、ユーザの下腿部に装着される下腿部装具に固定されている下腿部フレームと、足部装具に固定されている足部フレームとを、回動自在に接続したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、歩行の際に、人間の足部では、ピッチ軸周りの動作である底屈及び背屈だけでなく、ロール軸周りの動作である回内及び回外も行われている。
しかし、特許文献1に記載の歩行アシスト装置では、構成部材は、足部の底屈及び背屈に対応して動作可能となるようには構成されているものの、足部の回内及び回外に対応して動作可能となるようには構成されていない。
そのため、この歩行アシスト装置を使用した歩行の際に、この歩行アシスト装置の構成部材がユーザの足部の回内及び回外を阻害してしまい、ユーザに拘束感を与えてしまうという問題があった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、足部の回内及び回外について、拘束感を与えにくい歩行アシスト装置を提供することを目的とする。
本発明の歩行アシスト装置は、
ユーザの足部に前記足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、前記ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置であって、
前記ユーザの下腿部に装着される下腿部装具と、
前記足部に装着される足部装具と、
前記下腿部装具が取り付けられている下腿部フレームと、
前記下腿部フレームに接続され、前記足部装具が取り付けられている足部フレームと、
駆動力を生成する駆動源と、
前記下腿部フレーム及び前記足部フレームに接続され、前記駆動源からの駆動力によって前記足部フレームとともに前記足部装具を前記下腿部装具に対して移動させて、前記足部装具を介して前記足部に前記アシスト力を付与するリンク機構とを備え、
前記下腿部フレームの前記足部フレームとの接続部、及び、前記足部フレームの前記リンク機構との接続部から前記下腿部フレームとの接続部までの部分の少なくとも一方は、左右方向における可撓性を有し、
前記リンク機構と前記足部フレームとの接続部、前記リンク機構と前記下腿部フレームとの接続部、及び、前記リンク機構を構成する複数のリンク部材同士の接続部の少なくとも1つは、ボールジョイントを介して接続されていることを特徴とする。
ユーザの足部に前記足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、前記ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置であって、
前記ユーザの下腿部に装着される下腿部装具と、
前記足部に装着される足部装具と、
前記下腿部装具が取り付けられている下腿部フレームと、
前記下腿部フレームに接続され、前記足部装具が取り付けられている足部フレームと、
駆動力を生成する駆動源と、
前記下腿部フレーム及び前記足部フレームに接続され、前記駆動源からの駆動力によって前記足部フレームとともに前記足部装具を前記下腿部装具に対して移動させて、前記足部装具を介して前記足部に前記アシスト力を付与するリンク機構とを備え、
前記下腿部フレームの前記足部フレームとの接続部、及び、前記足部フレームの前記リンク機構との接続部から前記下腿部フレームとの接続部までの部分の少なくとも一方は、左右方向における可撓性を有し、
前記リンク機構と前記足部フレームとの接続部、前記リンク機構と前記下腿部フレームとの接続部、及び、前記リンク機構を構成する複数のリンク部材同士の接続部の少なくとも1つは、ボールジョイントを介して接続されていることを特徴とする。
このように、本発明の歩行アシスト装置では、下腿部フレームの足部フレームとの接続部、及び、足部フレームのリンク機構との接続部から下腿部フレームとの接続部までの部分の少なくとも一方が、左右方向における可撓性を有している。これにより、ユーザの足部が回内又は回外した場合であっても、その可撓性を有している部分が撓むので、フレームからの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制される。
したがって、この歩行アシスト装置によれば、フレームからの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制されるので、ユーザの足部に与える拘束感を軽減することができる。
ところで、その可撓性を有している部分は足部フレーム又は下腿部フレームに設けられているので、その部分が撓むと、それらのフレームに接続されているリンク機構がフレームに対して傾いてしまう場合がある。そして、その場合、フレームとリンク機構との接続部に意図しない荷重が加わって、それらの相対的な回動が阻害され、リンク機構からフレームに伝達される駆動力が意図せず変化してしまうおそれがある。
そこで、この歩行アシスト装置では、リンク機構と足部フレームとの接続部、リンク機構と下腿部フレームとの接続部、及び、リンク機構を構成する複数のリンク部材同士の接続部の少なくとも1つを、ボールジョイントを介して接続している。これにより、リンク機構がフレームに対して傾いてしまった場合であっても、ボールジョイントを介して接続されている部材同士の回動、及び、その部材の接続されている他の部材に対する回動が大きく阻害されることはない。
したがって、この歩行アシスト装置によれば、構成部材の回動が大きく阻害されることがないので、リンク機構からフレームに伝達される駆動力が意図せず変化してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の歩行アシスト装置においては、リンク機構を備えている構成の場合、
前記足部フレームは、装着状態で前記ユーザのくるぶしに対応する位置でピッチ軸方向に延びる軸線を中心として、前記下腿部フレームに回動自在に接続されていることが好ましい。
前記足部フレームは、装着状態で前記ユーザのくるぶしに対応する位置でピッチ軸方向に延びる軸線を中心として、前記下腿部フレームに回動自在に接続されていることが好ましい。
このように構成すると、足部フレームの軸線を中心とした回動(ひいては、足部フレームによって導かれる足部装具の回動)は、ユーザの足部の底屈又は背屈に近似したものになる。これにより、ユーザの足部に対して足部装具からスムーズにアシスト力を付与することができる。その結果、歩行の際に、ユーザの足部に与える拘束感をさらに軽減することができる。
また、本発明の歩行アシスト装置においては、足部フレームがくるぶしに対応する位置に位置する軸線を中心として下腿部フレームに回動自在に接続されている場合、
前記足部フレームは、前記下腿部フレームに、前記軸線を中心とした回動方向にのみ回動自在に、接続されていることが好ましい。
前記足部フレームは、前記下腿部フレームに、前記軸線を中心とした回動方向にのみ回動自在に、接続されていることが好ましい。
足部フレームの動作は、その足部フレームに取り付けられている足部装具の動作に直接影響する。ひいては、その足部装具を介して付与されるアシスト力の大きさに直接影響する。このとき、足部フレームと下腿部フレームとの接続部がボールジョイントを介して接続されていると、アシスト力を付与する際に、下腿部フレームに対して足部フレームが意図せず傾いてしまい、足部フレームに伝達される駆動力が意図せず変化してしまうおそれがある。
そこで、このように、下腿部フレームと足部フレームとを、軸線を中心とした回動方向にのみ回動自在に接続すると、そのような足部フレームの傾きを抑制することができるので、足部フレームに伝達される駆動力が意図せず変化してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の歩行アシスト装置は、
ユーザの足部に前記足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、前記ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置であって、
前記ユーザの下腿部に装着される下腿部装具と、
前記足部に装着される足部装具と、
前記下腿部装具が取り付けられている下腿部フレームと、
装着状態で前記足部の側方に位置する足部フレームと、
前記足部装具と前記足部フレームとを連結する連結機構と、
駆動力を生成する駆動源と、
前記駆動源からの駆動力によって前記足部装具を前記下腿部装具に対して移動させて、前記足部装具を介して前記足部に前記アシスト力を付与する動力伝達機構とを備え、
前記連結機構は、上下方向に延び、上端側で前記足部フレームに固定され、装着状態で前記足部の側方に位置する第1部材と、左右方向に延び、前記足部装具に固定されている第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを連結している連結部材とを有し、
前記連結部材は、前記第2部材の前記足部装具側がロール軸方向の軸線を中心として回動して前記第1部材に近接又は離間するように、前記第1部材と前記第2部材とを連結していることを特徴とする。
ユーザの足部に前記足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、前記ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置であって、
前記ユーザの下腿部に装着される下腿部装具と、
前記足部に装着される足部装具と、
前記下腿部装具が取り付けられている下腿部フレームと、
装着状態で前記足部の側方に位置する足部フレームと、
前記足部装具と前記足部フレームとを連結する連結機構と、
駆動力を生成する駆動源と、
前記駆動源からの駆動力によって前記足部装具を前記下腿部装具に対して移動させて、前記足部装具を介して前記足部に前記アシスト力を付与する動力伝達機構とを備え、
前記連結機構は、上下方向に延び、上端側で前記足部フレームに固定され、装着状態で前記足部の側方に位置する第1部材と、左右方向に延び、前記足部装具に固定されている第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを連結している連結部材とを有し、
前記連結部材は、前記第2部材の前記足部装具側がロール軸方向の軸線を中心として回動して前記第1部材に近接又は離間するように、前記第1部材と前記第2部材とを連結していることを特徴とする。
このように、本発明の歩行アシスト装置では、第2部材の足部装具側(ひいては、足部装具)がロール軸方向の軸線を中心として回動して第1部材(ひいては、足部フレーム)に近接又は離間するように、第1部材と第2部材とを連結している。これにより、ユーザの足部が回内又は回外した場合であっても、足部装具が足部フレームに対して回動できるので、フレームからの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制される。
したがって、この歩行アシスト装置によれば、フレームからの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制されるので、ユーザの足部に与える拘束感を軽減することができる。
また、本発明の歩行アシスト装置においては、連結機構を備えている構成の場合、
前記第2部材は、装着状態で前記ユーザの母指球又は小指球よりも後方側に位置することが好ましい。
前記第2部材は、装着状態で前記ユーザの母指球又は小指球よりも後方側に位置することが好ましい。
このように構成すると、アシスト力は、第2部材及びそれが接続されている足部装具を介して、ユーザの足部のmp関節よりも後側に付与されることになる。これにより、アシスト力が付与されている状態においても、mp関節の動作が阻害されにくくなるので、その状態においてユーザの足部に与える拘束感を軽減することができる。
また、本発明の歩行アシスト装置においては、連結機構を備えている構成の場合、
前記足部装具は、装着状態で前記足部の底面を覆うソール部を有し、
前記第2部材は、前記ソール部の側面に固定されていることが好ましい。
前記足部装具は、装着状態で前記足部の底面を覆うソール部を有し、
前記第2部材は、前記ソール部の側面に固定されていることが好ましい。
一般に、靴等のソール部は、クッション性を有する素材で形成されている。そこで、そのソール部に連結機構の第2部材を接続するようにすると、ソール部でフレームからの回内又は回外に対して抵抗する力を吸収することができるようになる。これにより、フレームからの回内又は回外に対して抵抗する力をさらに小さなものにして、ユーザの足部に与える拘束感を軽減することができる。
また、本発明の歩行アシスト装置においては、連結機構を備えている構成の場合、
前記連結機構は、L字型に屈曲している金属製の1枚の板材で構成されていることが好ましい。
前記連結機構は、L字型に屈曲している金属製の1枚の板材で構成されていることが好ましい。
このように構成すると、連結機構を簡易な構成で実現することができる。これにより、製造コスト等のコストを低減することができる。
以下、図面を参照して、実施形態に係る歩行アシスト装置Aについて説明する。この歩行アシスト装置Aは、ユーザUの足部に足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、ユーザUの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置である。
なお、以下の説明においては、ユーザUが歩行アシスト装置Aを装着している状態(以下、「装着状態」という。)で、ユーザUの前方となる方向を「前方」、後方となる方向を「後方」とする。また、正面視で、左右方向において、ユーザUの身体の中心を通るヨー軸側を「内側」、その反対となる側を「外側」という。
そのため、図1及び図2に示す図は、装着状態、且つ、ユーザUが直立しており、ユーザUの足部が底屈又は背屈していない状態(以下、「基準状態」という。)における歩行アシスト装置Aを、側方外側から見た側面図及び正面図である。
図1及び図2に示すように、歩行アシスト装置Aは、ユーザUの脛部前面に装着される下腿部装具1と、ユーザUの足部を収容するシューズ型の足部装具2と、下腿部装具1の前面に取り付けられている下腿部フレーム3と、下腿部フレーム3に接続され、装着状態で足部装具2の側方外側に位置する足部フレーム4と、足部装具2と足部フレーム4とを連結している連結プレート5(連結機構)と、下腿部フレーム3の内部に収容されている駆動ユニット6(駆動源)と、駆動ユニット6及び足部フレーム4に接続されているリンク機構7(動力伝達機構)とを備えている。
下腿部装具1は、ユーザUの脛部前面に当接するパッド10と、正面視(図2参照)でパッド10の上端部の両側部の各々に取り付けられている一対の第1バックル11と、それらの第1バックル11に連結されている第1ベルト12と、正面視でパッド10の下端部の両側部の各々に取り付けられている一対の第2バックル13と、それらの第2バックル13に連結されている第2ベルト14と、パッド10の上端部前面側に設けられているロック機構15とを有している。
パッド10の下端部の前面側には、ピッチ軸方向に延びる軸線である第1軸線a1を中心として、下腿部フレーム3に対して回動自在に接続されている。ロック機構15は、下腿部フレーム3を回動させた際に、その下腿部フレーム3のパッド10に対する姿勢を固定するために用いられる。
一対の第1バックル11は、ピッチ軸方向に延びる軸線を中心として、パッド10に対して互いに独立して回動自在に接続されている。これにより、第1バックル11に連結されている第1ベルト12の向きは、ユーザUの下腿部の形状に応じて調整される。具体的には、第1ベルト12は、装着状態で、ユーザUのふくらはぎの上側部分に接するように調整される。
一対の第2バックル13は、ピッチ軸方向に延びる軸線を中心として、パッド10に対して互いに独立して回動自在に接続されている。これにより、第2バックル13に連結されている第2ベルト14の向きは、ユーザUの下腿部の形状に応じて調整される。具体的には、第2ベルト14は、装着状態で、ユーザUのふくらはぎの下側部分に接するように調整される。
なお、本発明の下腿部装具は、上記の構成に限定されるものではなく、ユーザの下腿部に装着されるものであればよい。例えば、パッドが下腿部フレームに対して回動自在でなくてもよい。その場合には、ロック機構は省略してもよい。
足部装具2は、装着状態でユーザUの足部を収容する収容部20と、収容部20の底面側に取り付けられ、装着状態でユーザUの側部の底面を覆うソール部21とを有している。足部装具2は、いわゆるスニーカーとして構成されている。そのため、収容部20は、合成樹脂、布等の柔軟性のある素材によって形成されている。また、ソール部21は、ゴム等のクッション性のある素材で形成されている。
なお、本発明の足部装具は、このようなスニーカー型のものに限定されるものではなく、ユーザの足部に装着され、アシスト力を付与できるような形状のものであればよい。そのため、例えば、足部装具は、ユーザの下腿部下方部分及び足部を収容するブーツ型であってもよいし、足部の上面の一部と下面を覆うサンダル型等であってもよい。
下腿部フレーム3は、下腿部装具1のパッド10を介して、装着状態でユーザUの下腿部に固定される。下腿部フレーム3は、装着状態でパッド10の外側を覆う半筒状の本体部30と、本体部30の外側の下縁から下方に向かって延設されている略棒状の延設部31とを有している。延設部31は、合成樹脂製である。そのため、延設部31は、左右方向における可撓性をわずかに有している。
ここで、「半筒状」とは、筒の周方向の一部が開放されている形状を指す。そのため、その基準となる形状は、円筒状に限らず、断面多角形状の筒状等も含まれる。
なお、本発明の下腿部フレームは、このような構成に限定されるものではなく、下腿部装具に取り付けられるものであればよい。そのため、例えば、本体部の形状を、ユーザの脛部に嵌め込まれる環状にしてもよいし、ユーザの脛部を左右又は前後から挟み込む一対の形状にしてもよい。
足部フレーム4は、略棒状の部材である。足部フレーム4は、ユーザUの足部の側方外側で、基準状態では前方側ほど下方に位置するように配置されている。
足部フレーム4の一方側の端部は、ピッチ軸方向に伸びる軸線である第2軸線a2を中心として、下腿部フレーム3の延設部31の下端部に回動自在に接続されている。足部フレーム4の他方側の端部は、連結プレート5を介して、足部装具2に固定されている。
足部フレーム4の他方側の端部であって連結プレート5との接続部よりも下腿部フレーム3側の部分には、リンク機構7が、ピッチ方向の軸線である第3軸線a3を中心として、回動自在に接続されている。
また、足部フレーム4は、金属製であり、リンク機構7との接続部から下腿部フレーム3との接続部までの部分は、左右方向における可撓性をある程度有している。
第2軸線a2は、装着状態でユーザUのくるぶしに対応する位置に位置している。第3軸線a3は、基準状態では、足部フレーム4が前方側ほど下方に位置するように配置されているものであるので、側面視(図1参照)で、第2軸線a2よりも前方側、且つ、下方側に位置する。
足部フレーム4の第2軸線a2を中心とした回動(ひいては、足部フレーム4によって導かれる足部装具2の回動)は、第2軸線a2がくるぶしに対応した位置となっているので、ユーザUの足部の底屈又は背屈に近似したものになっている。これにより、ユーザUの足部に対して、足部装具2からスムーズにアシスト力を付与することができるようになっている。
なお、本発明の足部フレームは、このような構成に限定されるものではなく、足部装具に取り付けられるものであればよい。そのため、例えば、足部フレームの形状を、足部装具を覆うような形状にしてもよい。
また、本発明の足部フレームの回動の中心となる軸線の位置は、装着状態でユーザのくるぶしに対応する位置に限定されるものではなく、歩行アシスト装置の他の構成部材の配置等に応じて適宜設定してよい。そのため、例えば、その軸線の位置を、装着状態でユーザのくるぶし以外の部位に対応する位置としてもよい。
図3に示すように、連結プレート5は、正面視でL字型に屈曲している金属製の1枚の板材である。そのため、連結プレート5の板厚は、いずれの位置でも一定となっている。
連結プレート5は、上下方向に延びる第1板状部50(第1部材)と、第1板状部50の下方で側方内側に向かって左右方向に延びる第2板状部51(第2部材)と、第1板状部50と第2板状部51とを連結している湾曲部52(連結部材)とを有している。連結プレート5は、アシスト力が付与されていない状態では、正面視で、第1板状部50と第2板状部51とが略直角になるように構成されている。
第1板状部50は、足部フレーム4の下端に差し込まれた後、その上端側の部分が、ボルト8によって、足部フレーム4の内部に固定される。そのため、装着状態では、第1板状部50は、足部フレーム4とともに、ユーザUの足部の側方外側に位置する。
第2板状部51は、足部装具2のソール部21に側面から差し込まれて固定されている。これは、ソール部21はゴム等のクッション性を有する素材で形成されているので、ソール部21によって、第2板状部51を有している連結プレート5に接続されている足部フレーム4からの、ユーザUの足部の回内又は回外に対して抵抗する力を吸収させて、小さなものにするためである。
また、第2板状部51は、装着状態でユーザUの母指球又は小指球よりも後方側に位置するように構成されている(図1参照)。これは、アシスト力は第2板状部51及びそれが接続されている足部装具2を介して付与されるので、そのアシスト力を、ユーザUの足部のmp関節よりも後方側に付与するためである。これにより、アシスト力が付与されている状態においても、mp関節の動作が阻害されにくくなっている。
なお、本発明の第2板状部(第2部材)は、このような構成に限定されるものではなく、足部装具に接続されるものであればよい。そのため、例えば、第2部材は、ソール部に対して、抜き差し自在としてもよい。また、第2部材の接続位置を、足部装具の底面又は上面としてもよいし、装着状態でユーザのつま先又はかかとに対応する位置としてもよい。
湾曲部52は、湾曲可能となっている。そのため、湾曲部52の一端側に連設されている第2板状部51の足部装具2側の端部は、ロール軸方向の軸線である第4軸線a4を中心として回動して、湾曲部52の他端側に連設されている第1板状部50に、近接又は離間可能になっている。
湾曲部52は、第1板状部50の下端部から第2板状部の外側の端部に向かって、下方に凸となるように、全体的に緩やかに湾曲している。これにより、第1板状部50と第2板状部51とが相対的に移動した場合であっても、湾曲部52の一部に荷重が集中してしまうことが防止されている。
図1及び図2に示すように、駆動ユニット6は、下腿部フレーム3の下方部分に内蔵されている。駆動ユニット6は、駆動源であり駆動力を生成するアクチュエータ、変速機等によって構成されている。アクチュエータは、その出力軸60がピッチ軸に沿う方向となるように配置されており、その出力軸60の先端部は、下腿部フレーム3の下端部の側方外側から露出している。
本説明においては図示省略しているが、歩行アシスト装置Aは、下腿部フレーム3又は足部フレーム4の内部に、IMUセンサ等のセンサ及び制御装置を備えている。歩行アシスト装置Aでは、センサの検出結果に応じて、制御装置が、ユーザUの歩容を認識するとともに、その認識結果に基づいて駆動ユニット6の駆動(ひいては、生成する駆動力)を制御して、ユーザUの足部に付与するアシスト力を制御する。
リンク機構7は、略棒状の第1リンク70と、第1リンク70よりも長い略棒状の第2リンク71とを備えている。
第1リンク70は、基準状態では、ユーザUの側方外側で、前後方向に延びるように配置されている。第1リンク70は、基準状態で下腿部フレーム3の外周に沿うようにして側方外側に向かって湾曲している。これにより、第1リンク70は、使用している状態でも、他の構成部材に接触しないようになっている。
第1リンク70の前方側の端部は、駆動ユニット6のアクチュエータの出力軸60に接続されている。そのため、第1リンク70は、ピッチ軸方向に延びる軸線である第5軸線a5を中心として、駆動ユニット6を内蔵している下腿部フレーム3に対して、駆動ユニット6からの駆動力に応じて回動自在となっている。
第2リンク71は、ユーザUの足部の側方外側で、基準状態では前方側ほど下方に位置するように配置されている。第2リンク71は、下方ほど側方外側となるように、わずかに湾曲している。これにより、第2リンク71は、使用している状態でも、他の構成部材に接触しないようになっている。
第2リンク71の前方側の端部は、足部フレーム4に、第3軸線a3を中心として、回動自在に接続されている。また、第2リンク71の後方側の端部は、第1リンク70の基準状態で後方側に位置する先端部に、ピッチ軸方向に延びる軸線である第6軸線a6を中心として、回動自在に接続されている。
歩行アシスト装置Aでは、リンク機構7と、下腿部フレーム3の本体部30の下方部分及び延設部31と、足部フレーム4とによって、いわゆる四節リンクが構成されている。
そして、歩行アシスト装置Aでは、その四節リンクを介して駆動ユニット6から伝達された駆動力によって、足部フレーム4とともに足部装具2を下腿部フレーム3(ひいては、下腿部装具1)に対して移動させて、足部装具2を介してユーザUの足部にアシスト力を付与する。そのようにして付与されたアシスト力によって、ユーザUの前後方向の歩行が補助される。
ところで、歩行の際、人間の足部では、ピッチ軸周りの動作である底屈及び背屈だけでなく、ロール軸周りの動作である回内及び回外も行われている。具体的には、通常、約12度の回外、及び、約5度の回外が行われている。そのため、仮に歩行アシスト装置の構成部材の剛性に基づく抵抗によって、その回内又は回外が阻害されてしまうと、ユーザの足部に拘束感を与えてしまうおそれがある。
そこで、歩行アシスト装置Aでは、下腿部フレーム3の延設部31、及び、足部フレーム4のリンク機構7との接続部から下腿部フレーム3との接続部までの部分が、左右方向における可撓性を有している。これにより、ユーザUの足部が回内又は回外した場合であっても、その可撓性を有している部分が撓むので、下腿部フレーム3又は足部フレーム4からの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制される。
また、歩行アシスト装置Aでは、連結プレート5の湾曲部52も、可撓性を有している。これにより、ユーザUの足部が回内又は回外した場合であっても、足部装具2が足部フレーム4に対して回動できるので、足部フレーム4からの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制される。
したがって、歩行アシスト装置Aによれば、下腿部フレーム3又は足部フレーム4からの回内又は回外に対して抵抗する力が抑制されるので、ユーザUの足部に与える拘束感を軽減することができるようになっている。
ところで、その可撓性を有している部分は下腿部フレーム3及び足部フレーム4に設けられているので、その部分が撓むと、それらに接続されているリンク機構7が下腿部フレーム3又は足部フレーム4に対して傾いてしまう場合がある。
そして、その場合、下腿部フレーム3又は足部フレーム4とリンク機構7との接続部に意図しない荷重が加わって、それらの相対的な回動が阻害され、リンク機構7から足部フレーム4に伝達される駆動力が意図せず変化してしまうおそれがある。
そこで、歩行アシスト装置Aでは、リンク機構7と足部フレーム4との接続部、及び、リンク機構を構成する第1リンク70と第2リンク71との接続部を、ボールジョイントを介して接続している。
これにより、足部装具2は、ユーザUの足部が回内した際に第4軸線a4を中心として一方側に約10度、回外した際に他方側に約10度傾くことができるようになっている。そのため、リンク機構7が下腿部フレーム3又は足部フレーム4に対して傾いてしまった場合であっても、ボールジョイントを介して接続されている部材同士の回動、及び、その部材の接続されている他の部材に対する回動が大きく阻害されることはない。
したがって、歩行アシスト装置Aによれば、構成部材の回動が大きく阻害されることがないので、リンク機構7から足部フレーム4に伝達される駆動力が意図せず変化してしまうことを抑制することができるようになっている。
ところで、歩行アシスト装置Aでは、足部フレーム4は、装着状態でくるぶしに対応する位置に位置する第2回動軸線a2を中心として、下腿部フレーム3に対して回動自在に接続している。これは、足部フレーム4の動作を、足部の動作に対応させて、足部フレーム4に取り付けられている足部装具2を介して、ユーザUの足部にスムーズにアシスト力を付与するためである。
そのため、足部フレーム4の動作は、その足部フレーム4に取り付けられている足部装具2の動作に直接影響する。ひいては、その足部装具2を介して付与されるアシスト力の大きさに直接影響する。
このとき、足部フレーム4と下腿部フレーム3との接続部がボールジョイントを介して接続されていると、アシスト力を付与する際に、下腿部フレーム3に対して足部フレーム4が意図せず傾いてしまい、足部フレーム4に伝達される駆動力が意図せず変化してしまうおそれがある。ひいては、必要とされるアシスト力を付与できなくなるおそれがある。
また、リンク機構7の第1リンク70は、下腿部フレーム3(具体的には、下腿部フレーム3に収容されている駆動ユニット6の出力軸60)に接続されている。すなわち、第1リンク70の回動は、駆動ユニット6からの駆動力に大きく影響する。
このとき、第1リンク70と下腿部フレーム3との接続部がボールジョイントを介して接続されていると、駆動力を伝達する際に、下腿部フレーム3に対する第1リンク70を含むリンク機構7の姿勢が意図せず傾いてしまい、リンク機構7に伝達される駆動力が意図せず変化してしまうおそれがある。ひいては、必要とされるアシスト力を付与できなくなるおそれがある。
そこで、歩行アシスト装置Aでは、下腿部フレーム3と足部フレーム4とを、ボールジョイントを介して接続しないことによって、第2軸線a2を中心とした回動方向にのみ回動自在となるように接続している。また、下腿部フレーム3とリンク機構7とを、ボールジョイントを介して接続しないことによって、第5軸線a5を中心とした回動方向にのみ回動自在に接続している。
これにより、そのような足部フレーム4の傾き及びリンク機構7の傾きを抑制することができるので、伝達される駆動力が意図せず変化してしまうことを抑制することができる。ひいては、アシスト力を安定して付与することができるようになっている。
なお、本発明の歩行アシスト装置は、このような構成に限定されるものではなく、下腿部フレーム及び足部フレームの少なくとも一方が可撓性を有しており、且つ、リンク機構と足部フレームとの接続部、リンク機構と下腿部フレームとの接続部、及び、リンク機構を構成する複数のリンク部材同士の接続部の少なくとも1つをボールジョイントを介して接続しているものであればよい。
そのため、例えば、本実施形態において、下腿部フレーム3と足部フレーム4との接続部、及び、駆動ユニット6(ひいては、下腿部フレーム3)とリンク機構7との接続部の少なくとも一方も、ボールジョイントを介して接続してもよい。また、リンク機構7を構成する第1リンク70と第2リンク71との接続部を、ボールジョイントを介して接続してもよい。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、下腿部フレーム3の延設部31、及び、足部フレーム4のいずれも左右方向における可撓性を有している。また、足部装具2と足部フレーム4とを、連結機構である連結プレート5を介して、接続している。しかし、本発明は、このような構成に限定されるものではない。
そのため、例えば、下腿部フレーム及び足部フレームの少なくとも一方が可撓性を有しており、且つ、リンク機構と足部フレームとの接続部、リンク機構と下腿部フレームとの接続部、及び、リンク機構を構成する複数のリンク部材同士の接続部の少なくとも1つをボールジョイントを介して接続している場合には、連結機構を省略して、足部装具と足部フレームとを連結機構を介さずに接続してもよい。
また、例えば、連結機構を設けている場合には、下腿部フレーム及び足部フレームに可撓性を有していなくてもよい。この場合、動力伝達機構としては、リンク機構以外の機構を採用してもよい。例えば、伸縮によって動力を伝達するような機構を採用してもよい。この場合、下腿部フレームと足部フレームとは、接続されていなくてもよい。
また、例えば、下腿部フレーム及び足部フレームのいずれか一方だけが可撓性を有していてもよい。その場合、ボールジョイントを介して接続する接続部は、その可撓性を有している部材よりも、駆動力の伝達方向で足部側であるとよい。
また、上記実施形態では、連結機構として、一枚の金属製の板材で形成された連結プレート5を採用している。これは、連結機構を簡易な構成で実現することによって、製造コスト等のコストを低減するためである。
しかし、本発明の連結機構は、このような構成に限定されるものではなく、足部フレームしに固定される第1部材と、足部装具に固定される第2部材と、第2部材の足部装具側がロール軸方向の軸線を中心として回動して第1部材に近接又は離間するように、第1部材と第2部材とを連結している連結部材とを有しているものであればよい。
そのため、例えば、上下方向に延びる板材を第1部材として採用し、左右方向に延びる板材を第2部材として採用するとともに、第1部材と第2部材とを連結するヒンジ及びそれらを所定の姿勢となるように付勢するバネとを、連結部材として採用してもよい。
また、上記実施形態では、リンク機構7と、リンク機構7と、下腿部フレーム3の本体部30の下方部分及び延設部31と、足部フレーム4とによって、いわゆる四節リンクが構成されている。
しかし、本発明のリンク機構は、そのような構成に限定されるものではなく、下腿部フレーム及び足部フレームに接続され、駆動源からの駆動力によって足部フレームとともに足部装具を下腿部装具に対して移動させて、足部装具を介して足部に前記アシスト力を付与するものであればよい。そのため、例えば、5つ以上のリンクを用いて構成された多節リンクであってもよい。
1…下腿部装具、2…足部装具、3…下腿部フレーム、4…足部フレーム、5…連結プレート(連結機構)、6…駆動ユニット(駆動源)、7…リンク機構(動力伝達機構)、8…ボルト、10…パッド、11…第1バックル、12…第1ベルト、13…第2バックル、14…第2ベルト、15…ロック機構、20…収容部、21…ソール部、30…本体部、31…延設部、50…第1板状部(第1部材)、51…第2板状部(第2部材)、52…湾曲部(連結部材)、60…出力軸、70…第1リンク、71…第2リンク、A…歩行アシスト装置、U…ユーザ、a1…第1軸線、a2…第2軸線、a3…第3軸線、a4…第4軸線、a5…第5軸線、a6…第6軸線。
Claims (7)
- ユーザの足部に前記足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、前記ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置であって、
前記ユーザの下腿部に装着される下腿部装具と、
前記足部に装着される足部装具と、
前記下腿部装具が取り付けられている下腿部フレームと、
前記下腿部フレームに接続され、前記足部装具が取り付けられている足部フレームと、
駆動力を生成する駆動源と、
前記下腿部フレーム及び前記足部フレームに接続され、前記駆動源からの駆動力によって前記足部フレームとともに前記足部装具を前記下腿部装具に対して移動させて、前記足部装具を介して前記足部に前記アシスト力を付与するリンク機構とを備え、
前記下腿部フレームの前記足部フレームとの接続部、及び、前記足部フレームの前記リンク機構との接続部から前記下腿部フレームとの接続部までの部分の少なくとも一方は、左右方向における可撓性を有し、
前記リンク機構と前記足部フレームとの接続部、前記リンク機構と前記下腿部フレームとの接続部、及び、前記リンク機構を構成する複数のリンク部材同士の接続部の少なくとも1つは、ボールジョイントを介して接続されていることを特徴とする歩行アシスト装置。 - 請求項1に記載の歩行アシスト装置において、
前記足部フレームは、装着状態で前記ユーザのくるぶしに対応する位置でピッチ軸方向に延びる軸線を中心として、前記下腿部フレームに回動自在に接続されていることを特徴とする歩行アシスト装置。 - 請求項2に記載の歩行アシスト装置において、
前記足部フレームは、前記下腿部フレームに、前記軸線を中心とした回動方向にのみ回動自在に、接続されていることを特徴とする歩行アシスト装置。 - ユーザの足部に前記足部を底屈又は背屈させるアシスト力を付与して、前記ユーザの前後方向の歩行を補助する歩行アシスト装置であって、
前記ユーザの下腿部に装着される下腿部装具と、
前記足部に装着される足部装具と、
前記下腿部装具が取り付けられている下腿部フレームと、
装着状態で前記足部の側方に位置する足部フレームと、
前記足部装具と前記足部フレームとを連結する連結機構と、
駆動力を生成する駆動源と、
前記足部フレームに接続され、前記駆動源からの駆動力によって前記足部フレームとともに前記足部装具を前記下腿部装具に対して移動させて、前記足部装具を介して前記足部に前記アシスト力を付与する動力伝達機構とを備え、
前記連結機構は、上下方向に延び、上端側で前記足部フレームに固定され、装着状態で前記足部の側方に位置する第1部材と、左右方向に延び、前記足部装具に固定されている第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを連結している連結部材とを有し、
前記連結部材は、前記第2部材の前記足部装具側がロール軸方向の軸線を中心として回動して前記第1部材に近接又は離間するように、前記第1部材と前記第2部材とを連結していることを特徴とする歩行アシスト装置。 - 請求項4に記載の歩行アシスト装置において、
前記第2部材は、装着状態で前記ユーザの母指球又は小指球よりも後方側に位置することを特徴とする歩行アシスト装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の歩行アシスト装置において、
前記足部装具は、装着状態で前記足部の底面を覆うソール部を有し、
前記第2部材は、前記ソール部の側面に固定されていることを特徴とする歩行アシスト装置。 - 請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の歩行アシスト装置において、
前記連結機構は、L字型に屈曲している金属製の1枚の板材で構成されていることを特徴とする歩行アシスト装置。
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JP2020096302A JP2021186394A (ja) | 2020-06-02 | 2020-06-02 | 歩行アシスト装置 |
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JP2020096302A Pending JP2021186394A (ja) | 2020-06-02 | 2020-06-02 | 歩行アシスト装置 |
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2020
- 2020-06-02 JP JP2020096302A patent/JP2021186394A/ja active Pending
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