JP6956272B2 - トレース支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トレース支援装置に関するものである。
トレース支援装置は、基板製品の生産に用いられる対基板作業機に適用される。特許文献1には、対基板作業機としての部品装着機が開示されている。特許文献1の部品装着機は、基板に部品を装着する装着処理を実行するとともに、装着処理の実行に伴う駆動装置などの動作履歴をトレースログに記録する。このような構成によると、例えば装着エラーなどのトリガー事象が発生した場合に、トレースログを解析することにより装着処理をトレースし、装着エラーの原因を特定することができる。
特開2017−199740号公報
上記の特許文献1の構成によれば、装着エラーなどのトリガー事象が発生したときのトレースログを取得できる。しかし、現実には、このトレースログを解析しても装着エラーを誘発した直接的な原因を特定できない場合が多々ある。そこで、過去の動作履歴を記録したトレースログを取得し、これらのトレースログを比較することが考えられる。これにより、対基板作業機のトレーサビリティが向上する一方で、トレースログが大量に蓄積されるとトリガー事象の原因の特定に用いるトレースログの取得が容易ではなくなるおそれがある。
本明細書は、対基板作業機が記録する複数のトレースログから作業エラー等の原因の特定に用いるのに適したトレースログを取得可能なトレース支援装置を提供することを目的とする。
本明細書は、基板に所定の作業を行う対基板作業機の動作履歴を記録したトレースログを動作環境または動作制御に関する区分に分類して記憶する記憶部と、前記対基板作業機による作業において所定のトリガー事象が発生した場合に、前記トレースログのうち前記トリガー事象に関する一連動作を記録した一部を基準ログとし、前記記憶部に記憶された前記トレースログから前記基準ログと同一区分または類似区分に属する関連ログを取得するログ取得部と、を備える対基板作業機のトレース支援装置を開示する。
このような構成によると、トリガー事象が発生したときの基準ログと同一区分または類似区分に属する関連ログを、過去に記録したトレースログの中から容易に取得することが可能となる。これにより、例えば基準ログおよび関連ログに同一の解析処理を実行することにより、両者に対する解析処理の結果を比較しトリガー事象の原因を特定するなどのトレースが可能となる。結果として、トリガー事象の発生に伴う生産効率の低下を抑制することができる。
実施形態におけるトレース支援装置を含む生産システムを示す模式図である。 図1の生産ラインにおける部品装着機の構成を示す模式図である。 部品装着機による装着処理を示すフローチャートである。 トレースログを含む各種データを示す図である。 トレース支援処理を示すフローチャートである。
1.生産システム1の概要
トレース支援装置は、例えば基板製品の生産システム1を構成する対基板作業機に適用される。本実施形態において、トレース支援装置が対基板作業機としての部品装着機3による装着処理を支援の対象とする態様を例示する。上記の生産システム1は、図1に示すように、1以上の生産ラインL、および生産ラインLを統括して管理するホストコンピュータ60により構成される。
2.生産ラインLの構成
生産ラインLは、複数の対基板作業機を基板80(図2を参照)の搬送方向に複数設置して構成される。複数の対基板作業機のそれぞれは、ホストコンピュータ60に通信可能に接続される。生産ラインLは、図1に示すように、複数の対基板作業機としての印刷機2、複数の部品装着機3、リフロー炉4、および検査機5を備える。
印刷機2は、搬入された基板80における部品の装着位置にペースト状のはんだを印刷する。複数の部品装着機3のそれぞれは、生産ラインLの上流側から搬送された基板80に部品を装着する。部品装着機3の構成については後述する。リフロー炉4は、生産ラインLの上流側から搬送された基板80を加熱して、基板80上のはんだを溶融させてはんだ付けを行う。検査機5は、生産ラインLにより生産された基板製品の外観または機能が正常であるか否かを検査する。
なお、生産ラインLは、例えば生産する基板製品の種別などに応じて、その構成を適宜追加、変更され得る。具体的には、生産ラインLには、搬送される基板80を一時的に保持するバッファ装置や基板供給装置、基板反転装置、各種検査装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、チップ載せ換え装置、紫外線照射装置などの対基板作業機が適宜設置され得る。
3.部品装着機3の構成
部品装着機3は、基板80に部品を装着する装着処理を実行する。部品装着機3は、図2に示すように、基板搬送装置10、部品供給装置20、部品移載装置30、部品カメラ41、基板カメラ42、および制御装置50を備える。以下の説明において、水平方向の第一方向であって部品装着機3の左右方向をX方向とし、X方向に交差する水平方向の第二方向であって部品装着機3の前後方向をY方向とし、X方向およびY方向に直交する鉛直方向(図2の前後方向)をZ方向とする。
基板搬送装置10は、ベルトコンベアおよび位置決め装置などにより構成される。基板搬送装置10は、基板80を搬送方向へと順次搬送するとともに、基板80を機内の所定位置に位置決めする。基板搬送装置10は、部品装着機3による部品の装着処理が終了した後に、基板80を部品装着機3の機外に搬出する。
部品供給装置20は、基板80に装着される部品を供給する。部品供給装置20は、X方向に並んで配置された複数のスロット21と、複数のスロット21にそれぞれセットされるフィーダ22とを備える。フィーダ22は、多数の部品が収納されたキャリアテープを送り移動させる。これによりフィーダ22は、フィーダ22の先端側に設けられた供給位置において部品を採取可能に供給する。
部品移載装置30は、部品供給装置20により供給された部品を、基板搬送装置10により機内に搬入された基板80上の所定の装着位置(作業位置)まで移載する。部品移載装置30のヘッド駆動装置31は、直動機構により移動台32を水平方向(X方向およびY方向)に移動させる。移動台32には、図示しないクランプ部材により装着ヘッド33が交換可能に固定される。装着ヘッド33は、回転可能に且つ昇降可能に複数の吸着ノズル34を支持する。吸着ノズル34は、供給される負圧エアにより、フィーダ22により供給される部品を吸着する。上記のように、吸着ノズル34は、負圧エアを供給されることにより部品を保持する保持部材である。
部品カメラ41、および基板カメラ42は、CMOSなどの撮像素子を有するデジタル式の撮像装置である。部品カメラ41、および基板カメラ42は、制御信号に基づいて撮像を行い、当該撮像により取得した画像データを送出する。部品カメラ41は、光軸がZ方向の上向きとなるように基台に固定される。部品カメラ41は、装着ヘッド33の吸着ノズル34に保持された部品を下方から撮像可能に構成される。基板カメラ42は、光軸がZ方向の下向きとなるように移動台32に固定され、移動台32の移動に伴って装着ヘッド33と一体的に移動する。基板カメラ42は、基板80を上方から撮像可能に構成される。
制御装置50は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。制御装置50は、基板80に部品を装着する装着処理を実行する。上記の装着処理には、部品供給装置20により供給された部品を採取して基板80における装着位置に部品を装着するピックアンドプレースサイクル(以下、「PPサイクル」とも称する)を複数回に亘って繰り返す処理が含まれる。
制御装置50は、装着処理において、各種センサから出力される情報や画像処理の結果、基板80上の装着位置を指定する制御プログラムなどに基づき、部品移載装置30の動作を制御する。これにより、装着ヘッド33に支持された複数の吸着ノズル34の位置および角度が制御される。部品装着機3による装着処理の詳細については後述する。
4.部品装着機3による装着処理
部品装着機3による装着処理について図3を参照して説明する。制御装置50は、装着処理において、先ず、基板80の搬入処理を実行する(S11)。基板80の搬入処理において、基板搬送装置10は、部品装着機3の機内に基板80を搬入するとともに、機内の所定位置に位置決めする。
次に、制御装置50は、複数の吸着ノズル34に部品を順次吸着させる吸着サイクルを実行する(S12)。より詳細には、制御装置50は、部品供給装置20において所定種類の部品を供給するフィーダ22の上方まで装着ヘッド33を移動させる。そして、制御装置50は、吸着ノズル34を下降させて部品を吸着した後に、再び吸着ノズル34を上昇させる。吸着サイクルにおいて、上記のような装着ヘッド33の移動と吸着ノズル34の下降および上昇が繰り返されて、複数の部品が吸着ノズル34にそれぞれ保持される。
続いて、制御装置50は、複数の吸着ノズル34にそれぞれ保持された部品の保持状態を認識する状態認識処理を実行する(S13)。より詳細には、制御装置50は、装着ヘッド33を部品カメラ41の上方に移動させ、部品カメラ41に撮像指令を送出する。制御装置50は、部品カメラ41の撮像により取得された画像データを画像処理して、複数の吸着ノズル34のそれぞれに保持された部品の姿勢(位置および角度)を認識する。
その後に、制御装置50は、複数の吸着ノズル34に部品を基板80に順次装着させる装着サイクルを実行する(S14)。より詳細には、制御装置50は、基板80における所定の装着位置の上方まで装着ヘッド33を移動させる。このとき、制御装置50は、状態認識処理(S13)の結果に基づいて、吸着ノズル34の位置および角度を補正する。そして、制御装置50は、吸着ノズル34を下降させて部品を装着した後に、再び吸着ノズル34を上昇させる。装着サイクルにおいて、上記のような装着ヘッド33の移動と吸着ノズル34の下降および上昇が繰り返されて、複数の部品が基板80にそれぞれ装着される。
制御装置50は、現在の基板80に対して装着する全ての部品の装着が終了していない場合には(S15:No)、装着が終了するまでPPサイクル(S12−S14)を繰り返し実行する。全ての部品の装着が終了した場合に(S15:Yes)、制御装置50は、基板80の搬出処理を実行する(S16)。基板80の搬出処理において、基板搬送装置10は、位置決めされていた基板80を開放するとともに、部品装着機3の機外に基板80を搬出する。
5.トレース支援装置70の構成
本実施形態において、ホストコンピュータ60は、構成機器およびインストールされたソフトウェアにより対基板作業機のトレース支援装置70として機能する。本実施形態において、トレース支援装置70は、部品装着機3において発生した装着エラーの原因の特定などを行うトレース処理を支援する。上記のトレース処理には、部品装着機3の動作履歴を記録したトレースログM1(図4を参照)が用いられる。
5−1.トレースログM1およびタグ
ここで、部品装着機3などの対基板作業機は、基板80に所定の作業を行うとともに、その作業に伴う動作履歴をトレースログM1に記録する。例えば、部品装着機3は、所定の作業としての部品の装着を行う装着処理を実行する際に、各種装置(基板搬送装置10、部品供給装置20、部品移載装置30など)が各種動作(基板80の搬送、部品の供給、部品の採取および装着など)を行うごとにトレースログM1に動作履歴を書き込む。なお、トレースログM1の更新については、各種装置が動作中に一定間隔(例えば、数μsごと)で行われることもある。
上記の動作履歴には、例えば装着ヘッド33をフィードバック制御により所定のXY位置に移動させる動作の場合には、装着ヘッド33を移動させるヘッド駆動装置31に対する動作指令、装着ヘッド33の現在のXY位置、フィードバック制御の各種信号が含まれ得る。また、トレースログM1には、装着ヘッド33に設けられた昇降体の上下移動に関する動作指令などが動作履歴として記録され得る。上記の昇降体には、例えば吸着ノズル34などの保持部材を支持するホルダが含まれる。
さらに、トレースログM1には、装着ヘッド33に設けられた回転体の回転に関する動作指令などが動作履歴として記録され得る。上記の回転体には、例えば吸着ノズル34などの保持部材を支持するホルダ、および複数の吸着ノズル34をZ軸に平行なR軸周りに回転可能に支持するロータリヘッドが含まれる。また、トレースログM1には、各種の画像処理に用いる画像データを取得するための撮像処理に関する動作指令など、また画像処理の種別や設定値、複数種類の画像処理の実行順序などが動作履歴として記録され得る。
上記のようなトレースログM1は、制御装置50にて生成および書き込みによる更新がなされる他に、部品装着機3を構成する種々の構成機器にて生成および更新がなされる。上記の構成機器には、例えば基板搬送装置10、部品供給装置20、および部品移載装置30が含まれる。さらに、部品供給装置20を構成するフィーダ22、および部品移載装置30を構成する装着ヘッド33を個々の構成機器とし、これらがトレースログM1を生成および更新する構成としてもよい。
なお、上記の構成機器は、部品装着機3に対して着脱可能に構成され、生産する基板製品に応じて種別や数量、これらの組み合わせを変更されることがある。さらに、構成機器は、所定の機能を発揮するファームウェアが予め組み込まれている場合に、実行する装着処理に必要な機能などに応じてファームウェアのバージョンが設定される。上記のような構成において、例えば制御装置50は、構成機器に対して送出した動作指令をトレースログM1に記録する。一方で、構成機器は、受け取った動作指令および動作指令に応じた動作をトレースログM1に記録する。
ここで、本実施形態において、制御装置50および構成機器にて生成および更新されるトレースログM1は、図4に示すように、部品装着機3における各種の動作環境または動作制御に応じたタグを付加される。上記の各種の「動作環境」とは、部品装着機3が装着処理などを実行した際における環境である。これにより、例えば構成機器の種別や組み合わせ、ファームウェアのバージョンに応じたタグがトレースログM1に付加される。その他に、例えば部品装着機3または構成機器の作業時間および作業回数の少なくとも一方に応じたタグがトレースログM1に付加される。
部品装着機3または構成機器の「作業時間」とは、部品装着機3の電源投入や所定のメンテナンスから現在(その動作履歴が記録された時)までの累積動作時間である。例えば構成機器が装着ヘッド33である場合には、メンテナンスを終えた装着ヘッド33に交換されてから現在に至るまでの時間である。また、部品装着機3または構成機器の「作業回数」とは、例えば構成機器が吸着ノズル34である場合には、メンテナンスを終えた吸着ノズル34に交換されてから現在(その動作履歴が記録された時)に至るまでに吸着ノズル34が部品の採取や装着を行った累積回数である。さらに、本実施形態において、部品の装着処理の対象である基板80(種類や識別情報)、基板80に装着された部品の種別、部品の数量に応じたタグがトレースログM1に付加される。
また、上記の各種の「動作制御」とは、部品装着機3が装着処理などを実行するための制御である。つまり、装着ヘッド33の水平移動、装着ヘッド33に設けられた昇降体の上下移動、および装着ヘッド33に設けられた回転体の回転の少なくとも一つがトレースログM1に動作履歴として記録される場合には、それぞれの動作履歴に応じたタグがトレースログM1に付加される。また、装着処理にて実行される画像処理に用いられた画像データ、画像データを取得する撮像処理、および画像処理に応じたタグがトレースログM1に付加される。
さらに、部品装着機3に対するオペレータの操作がトレースログM1に動作履歴として記録される場合には、その操作に応じたタグがトレースログM1に付加される。また、吸着ノズル34に供給された負圧エアまたは正圧エアの空気圧または流量がトレースログM1に動作履歴として記録される場合には、それぞれの動作履歴に応じたタグがトレースログM1に付加される。なお、制御装置50および構成機器は、制御プログラムの内容、画像処理による認識処理の結果、部品種ごとの形状や装着条件が設定されたパートデータに基づいて、上記のようなタグをトレースログM1に付加する。
本実施形態において、制御装置50および構成機器のそれぞれは、例えばファイルサイズが所定値以下となるようにトレースログM1を生成し、トレースログM1のファイルごとに複数のタグを付加する。これに対して、制御装置50および構成機器のそれぞれは、例えば1のファイルに記録されたトレースログM1において途中で装着処理が変更されたり、これに伴い構成機器が変更されたりする場合に対応するために、トレースログM1における複数の行のうち装着処理や構成機器の種類に対応した所定の範囲ごとに別々のタグを付加する構成としてもよい。
5−2.トレース支援装置70の詳細構成
上記のように、部品装着機3は、トレーサビリティを向上させるために、装着処理において協同する各種装置(制御装置50および構成機器)がトレースログM1をそれぞれ記録する構成としている。これにより、トレース処理に必要なトレースログM1の不足を回避することができる。一方で、トレースログM1の増加に伴い参照可能な情報量も増加する。これにより、装着エラーなどのトリガー事象が発生した際のトレースログM1に加えて、例えばさらに過去の動作履歴を参照しようとした場合に、有意なトレースログM1の取得が容易ではなくなる。
そこで、本実施形態のトレース支援装置70は、部品装着機3が記録する複数のトレースログM1からトレース処理に適したトレースログM1を取得可能な構成を採用する。具体的には、トレース支援装置70は、図1に示すように、記憶部71と、ログ取得部72と、提示部73とを備える。記憶部71は、ハードディスク装置などの光学ドライブ装置、またはフラッシュメモリなどにより構成される。記憶部71は、部品装着機3の動作履歴を記録した複数のトレースログM1を動作環境または動作制御に関する区分に分類して記憶する。
本実施形態において、記憶部71は、生産ラインLを構成する複数の部品装着機3を含む種々の対基板作業機において生成された複数のトレースログM1を入力して記憶する。なお、上記の「動作環境または動作制御に関する区分」は、トレースログM1に付加され得るタグと対応する。例えば、トレースログM1に付加された装着ヘッド33の種別を示すタグは、装着ヘッド33の種別に関する区分に対応する。このように、記憶部71は、1以上のタグが付加された多数のトレースログM1を記憶する。
ログ取得部72は、部品装着機3による作業において所定のトリガー事象が発生した場合に、記憶部71に記憶された複数のトレースログM1から基準ログMsと同一区分または類似区分に属する関連ログMtを取得する。ここで、トレース支援装置70は、トリガー事象に関する一連動作を記録したトレースログM1を基準ログMsとする。上記の「トリガー事象に関する一連動作」は、例えばトリガー事象が装着処理において装着ヘッド33の水平移動の際に発生したエラーである場合に、水平移動の開始からエラーの発生に伴う停止まで動作としてもよい。
トレース支援装置70は、トリガー事象に関する一連動作について、どの程度の範囲まで含めるのかについてオペレータにより任意に設定可能としてもよい。上記の例においては、水平移動の開始から停止までを一連動作とせずに、当該水平移動を含む1回のPPサイクルを一連動作としてもよいし、基板80の搬入後における装着処理の開始から水平移動の停止までを一連動作としてもよい。また、一連動作には、トリガー事象の発生後の動作が含まれ得る。
また、基準ログMsは、記憶部71に記憶された複数のトレースログM1の一つである場合の他に、部品装着機3にて生成されトリガー事象に関する一連動作を記録するように書き込みがなされているトレースログM1である場合がある。また、ログ取得部72は、オペレータによる取得条件等に基づいて、協同する各種装置において記録された複数の基準ログMsを取得し得る。ログ取得部72は、基準ログMsに付加されたタグに基づいて、基準ログMsの区分を認識する。
また、ログ取得部72は、基準ログMsにタグが付加されていない場合、例えば部品装着機3が操作不能な状態で異常停止(ハングアップ)した場合等には、種々の情報に基づいて基準ログMsの区分(付加されるべくタグに対応する)を認識してもよい。具体的には、ログ取得部72は、トリガー事象の発生の際における装着処理に用いられた制御プログラムの内容、画像処理による認識処理の結果、部品種ごとの形状や装着条件が設定されたパートデータに基づいて、基準ログMsの区分を認識する。
ログ取得部72は、認識した基準ログMsの区分と同一または類似の区分に分類された関連ログMtを取得する。基準ログMsと関連ログMtとの類似性については、例えば複数のタグのうち一定以上のタグが共通である場合に区分が類似と判定するなど、オペレータの設定により調整することが可能である。オペレータは、トリガー事象の種別や発生頻度などに応じて、上記の類似性の判定基準を調整してもよい。
また、基準ログMsと関連ログMtとの類似性について、複数のタグごとに重み付けをして、例えばトリガー事象の種別等に応じて取得される関連ログMtが変動するようにしてもよい。これにより、トリガー事象の種別等によっては、類似区分となるのに必須のタグが生じたり、類似性の判定に使用されないタグが生じたりすることもある。これにより、取得される関連ログMtの数を予め絞ることが可能となり、その後の処理負荷の軽減を図ることができる。
ここで、トリガー事象が部品装着機3による装着処理などの作業の実行中において検出された作業エラーである場合に、ログ取得部72は、当該作業エラーに関する一連動作を記録した基準ログMsを特定する。また、トリガー事象が部品装着機3による作業の実行後に基板80に対する検査において検出された作業エラーである場合に、ログ取得部72は、実行された部品装着機3による作業において作業エラーが発生したとし、当該作業エラーに関する一連動作を記録した基準ログMsを特定する。そして、ログ取得部72は、特定した基準ログMsに基づいて、複数のトレースログM1から関連ログMtを取得する。
例えば、検査機5による外観検査により部品の装着位置が正常でないと判定されたとする。この場合に、ログ取得部72は、当該部品の装着を試行した装着動作についてトリガー事象(装着エラー)が発生したとし、装着動作に関する一連動作が記録されたトレースログM1を基準ログMsとする。そして、ログ取得部72は、基準ログMsおよび基準ログMsと同一区分または類似区分に属する関連ログMtを取得する。
トレース支援装置70の提示部73は、基準ログMsおよび関連ログMtを作業者に提示する。本実施形態において、提示部73は、基準ログMsおよび関連ログMtをホストコンピュータ60の表示装置(図示しない)に表示させることにより、これらを作業者に提示する。上記の表示装置は、例えばホストコンピュータ60を構成するディスプレイである。
また、本実施形態において、提示部73は、基準ログMsおよび関連ログMtのそれぞれにおける一連動作に含まれる規定動作を対照させた状態で提示する。上記の「規定動作」とは、トリガー事象の種別または一連動作の範囲ごとにオペレータが任意に設定できる動作であり、例えば装着ヘッド33の水平移動を含む1回のPPサイクルが一連動作である場合に、PPサイクルにおいて吸着サイクル(S12)から状態認識処理(S13)へと移行する際の水平移動が規定動作に設定され得る。
ここで、取得した基準ログMsおよび関連ログMtに含まれる動作履歴が大量であると、情報量が膨大となりトレース処理の作業効率が低下する。これに対して、上記のように提示部73が規定動作を対照させた状態で基準ログMsおよび関連ログMtを提示することにより、両者の共通点および相違点を認識しやすくなる。これにより、トレース処理の効率が向上し、トレース処理の負荷を軽減できる。
また、本実施形態において、提示部73は、基準ログMsおよび関連ログMtのそれぞれから部品装着機3に対するオペレータの操作を抽出し、それぞれの操作の順序を対照させた状態で提示する。ここでトリガー事象は、オペレータの操作の手順ミスによって発生することがある。そこで、提示部73が上記のように、オペレータの操作の順序を比較可能に提示することにより、オペレータの操作の手順ミスの有無およびミスの操作を特定することが容易となる。
6.トレース支援装置70によるトレース支援処理
上記のような構成からなるトレース支援装置70によるトレース支援処理について、図4および図5を参照して説明する。ここで、トレース支援装置70は、対基板作業機である部品装着機3による装着処理において発生したトリガー事象の原因を特定するトレース処理を対照として支援する。また、記憶部71は、上記の装着処理に用いられた制御プログラムやパートデータ、既に実行された装着処理において生成された複数のトレースログM1を予め記憶しているものとする。
支援処理において、ログ取得部72は、図5に示すように、先ずトリガー事象に基づいて基準ログMsを特定するとともに、基準ログMsを取得する(S21)。なお、ログ取得部72は、オペレータによる基準ログMsの指定を受け付けて、指定された基準ログMsを取得してもよい。ログ取得部72は、トリガー事象の種別など、またはトリガー事象の発生時における各種装置の協同の有無などに基づいて、制御装置50にて生成されたトレースログM1に加えて所定の構成機器にて生成されたトレースログM1の両方を基準ログMsとして取得してもよい。
次に、トレース支援装置70は、オペレータによる関連ログMtの取得に関する各種設定を受け付ける(S22)。上記の各種設定には、一連動作の範囲、および基準ログMsと関連ログMtとの類似性の判定基準が含まれる。これにより、オペレータによる調整がなされ、後工程において取得される関連ログMtの数などに反映される。また、オペレータによる各種設定が入力されない場合には、初期の設定値または前回の設定値が入力されたものとしてもよい。
続いて、ログ取得部72は、基準ログMsに付加されたタグに基づいて、基準ログMsの区分を認識する(S23)。ログ取得部72は、基準ログMsにタグが付加されていない場合には、トリガー事象の発生の際における装着処理に用いられた制御プログラムの内容などに基づいて基準ログMsの区分を認識する。このとき、ログ取得部72は、各種装置により付加されるべくタグを基準ログMsに付加してもよい。
ログ取得部72は、S23にて認識した基準ログMsと同一区分または類似区分の関連ログMtを、記憶部71に記憶された複数のトレースログM1から取得する(S24)。このとき、ログ取得部72は、取得した関連ログMtの数をオペレータに通知し、関連ログMtの取得に関する各種設定を再度受け付けるとともに、関連ログMtを再度取得するようにしてもよい。これにより、関連ログMtの数が適宜調整される。
なお、S24にて取得される関連ログMtは、トリガー事象が発生した部品装着機3が過去に実行した装着処理において記録されたトレースログM1に限られない。例えば、同一または異なる生産ラインLを構成する同種または異種の部品装着機3が過去に実行した装着処理において記録されたトレースログM1が、今回のトリガー事象に関する基準ログMsと同一区分または類似区分に分類されているとして取得されることもある。
その後に、提示部73は、基準ログMsおよび関連ログMtの提示処理を実行する(S25)。具体的には、提示部73は、先ず基準ログMsおよび関連ログMtにおける一連動作にオペレータによる操作が含まれる場合には(S251:Yes)、基準ログMsおよび関連ログMtのそれぞれから部品装着機3に対するオペレータの操作を抽出する(S252)。そして、提示部73は、それぞれの操作の順序を対照させた状態で、基準ログMsおよび関連ログMtを提示する(S253)。
基準ログMsおよび関連ログMtにおける一連動作にオペレータによる操作が含まれない場合には(S251:No)、またはS253の提示を行った場合に、提示部73は、基準ログMsおよび関連ログMtのそれぞれにおける一連動作に含まれる規定動作を検出する(S254)。そして、提示部73は、検出されたそれぞれの規定動作を対照させた状態で基準ログMsおよび関連ログMtを提示する(S255)。
なお、提示部73は、S253またS255において基準ログMsおよび関連ログMtを提示する際に、オペレータによる所定の操作や規定動作を、その他の事項と表示色を変えるなど強調して表示してもよい。これにより、オペレータによる視認性が向上し、トレース処理の作業性をより向上できる。また、提示部73は、複数の基準ログMsおよび複数の関連ログMtを提示する場合には、例えばトリガー事象に直接的に関わる構成機器から出力されたものを優先的に提示し、その構成機器と協同していた他の構成機器から出力されたものを補助的に提示するようにしてもよい。
また、提示部73は、複数の関連ログMtを提示する場合に、基準ログMsと類似性が高いものを優先的に提示するようにしてもよい。このとき、提示部73は、提示する関連ログMtの類似の度合いを併せて提示するようにしてもよい。これにより、オペレータは、関連ログMtを参照する際における信頼性の指標とすることができる。さらに、提示部73は、提示した関連ログMtについて、基準ログMsと同様のトリガー事象が発生したのか否か、および発生していた場合にはそのタイミングを併せて提示してもよい。
7.実施形態の構成による効果
上記の対基板作業機(部品装着機3)のトレース支援装置70は、基板80に所定の作業を行う部品装着機3の動作履歴を記録したトレースログM1を動作環境または動作制御に関する区分に分類して記憶する記憶部71と、部品装着機3による作業において所定のトリガー事象が発生した場合に、トリガー事象に関する一連動作を記録したトレースログM1を基準ログMsとし、記憶部71に記憶されたトレースログM1から基準ログMsと同一区分または類似区分に属する関連ログMtを取得するログ取得部72と、を備える。
このような構成によると、記憶部71に記憶されたトレースログM1が大量となっても、基準ログMsと同一区分または類似区分に属する関連ログMtを取得することが可能となる。これにより、例えば基準ログMsおよび関連ログMtに同一の解析処理を実行することにより、両者に対する解析処理の結果を比較しトリガー事象の原因を特定するなどのトレースが可能となる。結果として、トリガー事象の発生に伴う生産効率の低下を抑制することができる。
8.実施形態の変形態様
8−1.トレースログM1の分類について
実施形態において、トレースログM1は、動作環境または動作制御に関する区分に対応した複数のタグを、トレースログM1を生成する各種装置(制御装置50および構成機器)において付加されることにより分類される構成とした。これに対して、トレースログM1にタグを付加する処理を、トレース支援装置70などの外部装置が行ってもよい。
具体的には、トレース支援装置70は、例えば生産ラインLを構成する対基板作業機からネットワークを介してトレースログM1を取得するとともに、制御プログラムや機械構成を示す構成情報などを取得する。これにより、トレース支援装置70は、取得したトレースログM1に適切なタグを付加し、当該トレースログM1が所定の区分に分類されるようにしてもよい。
また、実施形態において、トレースログM1は、上記のように複数のタグを付加されることにより所定の区分に分類される構成とした。これに対して、トレース支援装置70は、その他の方法によりトレースログM1を所定の区分に分類してもよい。例えば、実施形態において例示したタグに対応する文字列を連結した区分名を、トレースログM1のファイル名としたり、トレースログM1を保存するフォルダ名としたりすることによりトレースログM1が分類されてもよい。
8−2.トレース支援装置の構成
実施形態において、トレース支援装置70は、ホストコンピュータ60に組み込まれた構成とした。これに対して、トレース支援装置70は、ホストコンピュータ60の一機能を構成する他に種々の態様を採用し得る。例えば、トレース支援装置70は、生産ラインLやホストコンピュータ60と通信可能に接続された専用の外部装置であってもよい。このとき、トレース支援装置70は、インターネットを介して対基板作業機と接続される構成であってもよい。何れの構成においても実施形態と同様の効果を奏する。
8−3.その他
実施形態において、トレース支援装置70は、対基板作業機である部品装着機3を対象として、部品装着機3において発生した装着エラーの原因の特定などを行うトレース処理を支援する構成とした。これに対して、トレース支援装置70は、部品装着機3以外の対基板作業機(印刷機2、接着剤塗布装置など)を対象としてもよい。例えば、対基板作業機が印刷機2である場合には、はんだの印刷に用いられるスキージを水平移動させる移動ヘッドが、実施形態の装着ヘッド33に相当する。
実施形態において、部品装着機3は、部品を保持する保持部材として、供給される負圧エアにより部品を吸着する吸着ノズル34を備える構成とした。これに対して、保持部材は、装着処理において供給される負圧エアまたは正圧エアにより部品を把持するチャックであってもよい。このような構成において、トレースログM1が分類される区分には、負圧エアまたは正圧エアの空気圧または流量に基づく区分が含まれてもよい。これにより、実施形態にて例示したように、保持部材に対する動作制御に関する区分に分類されたトレースログM1から関連ログMtを取得することが容易となる。
1:生産システム、 2:印刷機、 3:部品装着機(対基板作業機)、 4:リフロー炉、 5:検査機、 30:部品移載装置、 33:装着ヘッド(移動ヘッド)、 34:吸着ノズル(保持部材)、 50:制御装置、 60:ホストコンピュータ、 70:トレース支援装置、 71:記憶部、 72:ログ取得部、 73:提示部、 80:基板、 M1:トレースログ、 Ms:基準ログ、 Mt:関連ログ

Claims (15)

  1. 基板に所定の作業を行う対基板作業機の動作履歴を記録した複数のトレースログを動作環境または動作制御に関する区分に分類して記憶する記憶部と、
    前記対基板作業機による作業において所定のトリガー事象が発生した場合に、前記トリガー事象に関する一連動作を記録した前記トレースログを基準ログとし、前記記憶部に記憶された複数の前記トレースログから前記基準ログと同一区分または類似区分に属する関連ログを取得するログ取得部と、
    を備える対基板作業機のトレース支援装置。
  2. 前記区分には、前記対基板作業機を構成する構成機器の種別、複数の前記構成機器の組み合わせ、および前記構成機器に組み込まれたファームウェアのバージョンの少なくとも一つに基づく区分が含まれる、請求項1に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  3. 前記区分には、前記対基板作業機または当該対基板作業機を構成する構成機器の作業時間および作業回数の少なくとも一方に基づく区分が含まれる、請求項1または2に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  4. 前記対基板作業機は、複数の作業位置のそれぞれに移動ヘッドを移動させて前記所定の作業を行い、
    前記区分には、前記対基板作業機において前記移動ヘッドの水平移動、前記移動ヘッドに設けられた昇降体の上下移動、および前記移動ヘッドに設けられた回転体の回転の少なくとも一つに基づく区分が含まれる、請求項1−3の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  5. 前記対基板作業機は、機内に設置されたカメラの撮像により取得した画像データを画像処理した結果に基づいて前記所定の作業を行い、
    前記区分には、前記画像処理に用いられた前記画像データ、前記画像データを取得する撮像処理、および前記画像処理の少なくとも一つに基づく区分が含まれる、請求項1−4の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  6. 前記区分には、前記対基板作業機に対するオペレータの操作に基づく区分が含まれる、請求項1−5の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  7. 前記トレースログは、前記動作環境または前記動作制御に関する前記区分に対応した複数のタグを付加されることにより分類される、請求項1−6の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  8. 前記トリガー事象は、前記対基板作業機による作業の実行中において検出された作業エラーであり、
    前記ログ取得部は、前記作業エラーが発生した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記トレースログから前記関連ログを取得する、請求項1−7の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  9. 前記トリガー事象は、前記対基板作業機による作業の実行後に前記基板に対する検査において検出された作業エラーであり、
    前記ログ取得部は、前記検査により前記作業エラーが検出された場合に、実行された前記対基板作業機による作業において前記作業エラーが発生したとし、前記記憶部に記憶された複数の前記トレースログから前記関連ログを取得する、請求項1−8の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  10. 前記ログ取得部は、前記トリガー事象が発生した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記トレースログから前記基準ログおよび前記関連ログを取得し、
    前記トレース支援装置は、前記基準ログおよび前記関連ログを作業者に提示する提示部をさらに備える、請求項1−9の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  11. 前記提示部は、前記基準ログおよび前記関連ログのそれぞれにおける前記一連動作に含まれる規定動作を対照させた状態で提示する、請求項10に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  12. 前記提示部は、前記基準ログおよび前記関連ログのそれぞれから前記対基板作業機に対するオペレータの操作を抽出し、それぞれの操作の順序を対照させた状態で提示する、請求項10または11に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  13. 前記対基板作業機は、前記基板に部品を装着する部品装着機である、請求項1−12の何れか一項に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  14. 前記区分には、前記基板、前記基板に装着された前記部品の種別、および前記部品の数量に基づく区分が含まれる、請求項13に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
  15. 前記部品装着機は、前記所定の作業において負圧エアまたは正圧エアを保持部材に供給することにより前記部品を保持し、
    前記区分には、前記保持部材に供給された負圧エアまたは正圧エアの空気圧または流量に基づく区分が含まれる、請求項13または14に記載の対基板作業機のトレース支援装置。
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