JP6955992B2 - 香料組成物 - Google Patents

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本発明は、屎尿収集車の汚物吸引/排出装置の排気口から排出される悪臭を低減するための香料組成物に関する。
一般に、屎尿収集車(バキュームカー)によって一般家庭住宅等の屎尿収集や浄化槽清掃を行う際には、真空ポンプで汚物貯留タンク内を減圧状態にして汚物の吸引を行い、その後汚物貯留タンク内を加圧状態にして汚物の排出を行う。これらの作業の際には、汚物吸引/排出装置の排気口から汚物貯留タンク内部のエチルメルカプタン、アンモニア、硫化水素等の汚物由来の悪臭成分が外気へ放出されるため、悪臭対策が必要となる。
この屎尿収集車からの悪臭に対する脱臭対策としては、脱臭装置の吸着材として好気性土壌微生物を繁殖させた木質細片を用いたもの(特許文献1)、オゾンミスト噴霧装置を備えたもの(特許文献2)など、屎尿収集車の脱臭装置に関する技術が知られている。
これに対し、屎尿収集車からの悪臭に対する脱臭対策として香料組成物の組成に関する検討はほとんど報告されておらず、ボルネオール、カンファー、シナモン、シチロネラ、ユーカリプトール等の成分から成る天然植物精油を浸透膜内に収容したもの(特許文献3)など、天然植物精油を利用した技術が開示されるのみである。
一方、一般的な糞便臭を抑制するための香料組成物として、フローラル系香気を有する基調香料成分、動物臭系又は油脂系の香気を有する動物性香料からなる変調香料成分、糞便臭系の臭気を有する動物性香料からなる強調香料成分からなる植物系身体用フレグランスの目標処方から、前記強調香料成分のみを除外した差分処方に従い調合された糞便臭抑制用フレグランスが提案されている(特許文献4)。
特開2003-135923号公報 特開2014-91952号公報 特開平2-203918号公報 国際公開第2013/018805号パンフレット
しかし、特許文献3等、天然植物精油を利用したものは、単なるマスキングによるものであって、悪臭より強い別の香気を添加しているだけであり、強度の高い悪臭や持続的な悪臭に対しては十分な効果を奏するものではなかった。また、特許文献4に記載のフレグランスは糞便臭の悪臭をフローラル系香気に変調させることによる消臭技術であるが、屎尿収集車からの強い悪臭を有する排気ガスに対する消臭効果は十分とはいえなかった。
したがって本発明は、屎尿収集車からの強い悪臭に対しても優れた低減効果を発揮する香料組成物に関する。
本発明者らは、特定の組成を有する香料組成物が、屎尿収集車から排出される悪臭を好適に低減することができることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、屎尿収集車の汚物吸引/排出装置の排気口から排出される悪臭を低減するための香料組成物であって、下記成分(A)を80質量%以上97質量%以下、下記成分(B)を2質量%以上5質量%以下含有する香料組成物を提供するものである。
成分(A):下記香料化合物(a-1)、(a-2)及び(a-3)からなり、それらの質量比が、香料化合物(a-1)を1とした場合に、香料化合物(a-2)が0.41以上1.13以下、香料化合物(a-3)が0.08以上0.5以下である香料成分
(a-1) ベンジルアセテート及びベンジルプロピオネートからなる群より選ばれる1種以上
(a-2) ヘキシルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒド及びメチルジヒドロジャスモネートからなる群より選ばれる1種以上
(a-3) リナロール、エチルリナロール、ジヒドロミルセノール及びテトラヒドロリナロールからなる群より選ばれる1種以上
成分(B):下記香料化合物(b-1)、(b-2)及び(b-3)からなる香料成分
(b-1) パラクレジルメチルエーテル、メチルベンゾエ−ト及びエチルベンゾエートからなる群より選ばれる1種以上
(b-2) γ-ウンデカラクトン及びγ-デカラクトンからなる群より選ばれる1種以上
(b-3) マルトール及びエチルマルトールからなる群より選ばれる1種以上
また本発明は、上記の香料組成物を、屎尿収集車の汚物吸引/排出装置中の流路内の気体に接触させ、該装置の排気口から排出される悪臭を低減する方法を提供するものである。
更に本発明は、前記香料組成物を含有する屎尿収集車の汚物吸引/排出真空ポンプ用潤滑油を提供するものである。
本発明によれば、屎尿収集車からの強い悪臭を好適に低減することができる。
実施例で用いた実験装置を示す図である。
〔成分(A):香料化合物(a-1)、(a-2)及び(a-3)からなる香料成分〕
本発明の香料組成物は、下記香料化合物(a-1)、(a-2)及び(a-3)からなり、それらの質量比が、香料化合物(a-1)を1とした場合に、香料化合物(a-2)が0.41以上1.13以下、香料化合物(a-3)が0.08以上0.5以下である香料成分(A)を含有する。
(a-1) ベンジルアセテート及びベンジルプロピオネートからなる群より選ばれる1種以上
(a-2) ヘキシルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒド及びメチルジヒドロジャスモネートからなる群より選ばれる1種以上
(a-3) リナロール、エチルリナロール、ジヒドロミルセノール及びテトラヒドロリナロールからなる群より選ばれる1種以上
香料化合物(a-1)のなかでもベンジルアセテートがより好ましく、香料化合物(a-2)のなかでもヘキシルシンナミックアルデヒドがより好ましく、香料化合物(a-3)のなかでもリナロールがより好ましい。
香料化合物(a-1)を1とした場合の香料化合物(a-2)の質量比は、悪臭低減効果の高さの観点から、0.41以上であって、好ましくは0.45以上、より好ましくは0.5以上、更に好ましくは0.55以上であり、また、1.13以下であって、好ましくは1.05以下、より好ましくは0.95以下、更に好ましくは0.8以下である。
香料化合物(a-1)を1とした場合の香料化合物(a-3)の質量比は、悪臭低減効果の高さの観点から、0.08以上であって、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.15以上、更に好ましくは0.2以上であり、また、0.5以下であって、好ましくは0.45以下、より好ましくは0.4以下、更に好ましくは0.35以下である。
本発明の香料組成物中における成分(A)の含有量は、悪臭低減効果の高さの観点から、80質量%以上であって、好ましくは80.5質量%以上、より好ましくは81.5質量%以上、更に好ましくは82質量%以上であり、また、97質量%以下であって、好ましくは93質量%以下、より好ましくは90質量%以下、更に好ましくは86質量%以下である。
〔成分(B):香料化合物(b-1)、(b-2)及び(b-3)からなる香料成分〕
本発明の香料組成物は、下記香料化合物(b-1)、(b-2)及び(b-3)からなる香料成分(B)を含有する。
(b-1) パラクレジルメチルエーテル、メチルベンゾエ−ト及びエチルベンゾエートからなる群より選ばれる1種以上
(b-2) γ-ウンデカラクトン及びγ-デカラクトンからなる群より選ばれる1種以上
(b-3) マルトール及びエチルマルトールからなる群より選ばれる1種以上
香料化合物(b-1)のなかでもパラクレジルメチルエーテル、メチルベンゾエートがより好ましく、香料化合物(b-2)のなかでもγ-ウンデカラクトンがより好ましく、香料化合物(b-1)のなかでもマルトールがより好ましい。
香料化合物(b-2)を1とした場合の香料化合物(b-1)の質量比は、悪臭低減効果の高さの観点から、好ましくは0.008以上、より好ましくは0.013以上、更に好ましくは0.018以上であり、また、好ましくは0.34以下、より好ましくは0.25以下、更に好ましくは0.15以下である。
香料化合物(b-2)を1とした場合の香料化合物(b-3)の質量比は、悪臭低減効果の高さの観点から、好ましくは0.005以上、より好ましくは0.007以上、更に好ましくは0.008以上であり、また、好ましくは0.015以下、より好ましくは0.013以下、更に好ましくは0.012以下である。
本発明の香料組成物中における成分(B)の含有量は、悪臭低減効果の高さの観点から、2質量%以上であって、好ましくは2.2質量%以上、より好ましくは2.5質量%以上、更に好ましくは2.8質量%以上であり、また、5質量%以下であって、好ましくは4.5質量%以下、より好ましくは4質量%以下、更に好ましくは3.5質量%以下である。
成分(A)及び成分(B)の質量比は、悪臭低減効果の高さの観点から、成分(A)を1とした場合に、成分(B)が好ましくは0.02以上、より好ましくは0.025以上、更に好ましくは0.03以上であり、また、好ましくは0.06以下、より好ましくは0.05以下、更に好ましくは0.04以下である。
〔成分(C):追加の香料成分(1)〕
本発明の香料組成物には、前記成分(A)及び成分(B)に加え、更に成分(C)として、オイゲノール、ベンジルイソブチレート、ベンジルアルコール、cis-ジャスモン、ジメチルアンスラニレート、メチルアンスラニレート、ネロリンヤラヤラ、メチルβ-ナフチルケトン、リナリルアセテート、ターピニルアセテート、cis-3-ヘキセノール及びcis-3-ヘキセニルベンゾエートからなる群より選ばれる1種以上を含有することが好ましい。
本発明の香料組成物中における成分(C)の含有量は、悪臭低減効果の高さ、また持続性の観点から、好ましくは2質量%以上、より好ましくは6質量%以上、更に好ましくは9質量%以上であり、また、18質量%以下であって、好ましくは17質量%以下、より好ましくは16質量%以下、更に好ましくは15質量%以下である。
成分(A)及び成分(C)の質量比は、悪臭低減効果の高さの観点から、成分(A)を1とした場合に、成分(C)が0以上、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.11以上であり、また、好ましくは0.2以下、より好ましくは0.19以下、更に好ましくは0.17以下である。
〔成分(D):追加の香料成分(2)〕
本発明の香料組成物は、更に成分(D)として、イソプロピルミリステート、エチルジグリコール、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、ベンジルベンゾエート及びトリエチルシトレートからなる群より選ばれる1種類以上を含有することができる。
本発明の香料組成物中における成分(D)の含有量は、悪臭低減効果の高さの観点から、好ましくは0.75質量%以上、より好ましくは1.5質量%以上、更に好ましくは2.2質量%以上であり、また、好ましくは5.5質量%以下、より好ましくは4.6質量%以下、更に好ましくは3.8質量%以下である。
〔屎尿収集車から排出される悪臭の低減方法・真空ポンプ用潤滑油〕
以上説明した本発明の香料組成物を、屎尿収集車の汚物吸引/排出装置中の流路内の気体に接触させることにより、該装置の排気口から排出される悪臭を低減することができる。
本発明の香料組成物を屎尿収集車の汚物吸引/排出装置中の流路内の気体に接触させる方法としては、上記流路内の気体に前記香料組成物をそのまま又は希釈して噴霧する方法、本発明の香料組成物を真空ポンプ用潤滑油に含有させ、この潤滑油を屎尿収集車の吸引/排出用真空ポンプに使用する方法が挙げられる。既存の設備をそのまま利用できる点から、後者の方法がより好ましい。
このような潤滑油としては、通常屎尿収集車の吸引/排出用真空ポンプに使用されるものであれば特に制限なく使用することができる。潤滑油は、ベースオイルと呼ばれる基油に、ポンプの金属部品の酸化防止、金属面への油膜形成(油性向上)、高圧(極圧)下での金属の焼き付きを防ぐ等の目的で各種の添加剤を加えたものである。ベースオイルは、石油の潤滑油留分を精製し、物性改質のため場合によって更に水素添加した、パラフィン系、ナフテン系等の鉱油が主に使用されている。なかでもパラフィン系ベースオイルが使用されることが多く、パラフィンの組成としては、炭素数15〜50、分子量200〜700、沸点250〜600℃のものがよく用いられている。その他、合成油系ベースオイルも用いることができる。添加剤としては、酸化防止剤、油性向上剤、極圧添加剤、さび止め剤、流動点降下剤、消泡剤等がその使用目的に応じて適宜添加される。
真空ポンプ用潤滑油に添加する本発明の香料組成物の量としては、当該添加後の潤滑油をそのまま屎尿収集車の吸引/排出用真空ポンプに使用する場合、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下である。
また、本発明の香料組成物を真空ポンプ用潤滑油に高濃度に含有させ、通常使用される真空ポンプ用潤滑油に添加してもよい。このような潤滑油添加剤としての態様の場合、悪臭低減効果の減少程度に従い、適宜適量を添加することができる。潤滑油添加剤中における本発明の香料組成物の含有量は、好ましくは40質量%以上、より好ましくは44質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは56質量%以下である。
試験例1
表2に示す香料組成物(実施例1〜5、比較例1〜5)を調製し、糞便臭の低減効果を評価した。なお、糞便臭は、屎尿収集車から排出される糞便臭を回収し、その臭気成分をガスクロマトグラフィー分析及び官能評価により同定し、寄与の高い特徴的な臭気成分を選択して、特定比率で配合することにより、表1に示す疑似悪臭組成物として調製した。
6×6cmのキムワイプに、表1に示す疑似悪臭組成物の15質量%エタノール希釈溶液を、スプレーボトルで1回(0.062g)吹きかけた。
続いて、表2に示す香料組成物の0.1質量%エタノール希釈溶液を、スプレーボトルで1回(0.062g)吹きかけた。その後、15分放置してエタノールを蒸発させ、キムワイプの臭いの評価を下記基準に従って行った。官能評価は3人の専門パネラーの協議により行った。官能評価結果を表3に示す
(評価基準)
◎:悪臭が感じられない
○:わずかに悪臭が感じられる
△:少し悪臭が感じられる
×:悪臭が感じられる
Figure 0006955992
Figure 0006955992
Figure 0006955992
試験例2
実際の屎尿車を想定した図1の装置を用いて悪臭低減効果の評価を行った。
図1中の悪臭ボトル1(2Lのポリタンク)に表1に示す擬似悪臭組成物の1質量%真空ポンプオイル希釈液500gを入れ、香料ボトル2(2Lのポリタンク)に表2に示す実施例2、実施例4、比較例3及び比較例5の香料組成物の0.2質量%真空ポンプオイル希釈液500gを入れ、各ボトルのバス3の温度を70℃に設定し、各ボトル内温度が約70℃になるまで30分間加熱した。
各ボトル内温度が約70℃になったことを確認した後、窒素フロー(約4L/min)を9時から開始した。窒素フローは、1時間毎に「流す」、「止める」を繰り返し、16時に終了した。
官能評価時は、窒素フロー終了後ドラフトを止めてドラフト内に臭いを溜めて5分後にドラフト内の臭いについて前記の基準に従って評価を行った。官能評価の結果は3人の専門パネラーの協議によって決定した。この結果を表4に示す。
Figure 0006955992
試験例3
試験例2と同じ図1の装置を用いて悪臭低減効果の継続的評価を行った。
図1中の悪臭ボトル1(2Lのポリタンク)に表1に示す擬似悪臭組成物の1質量%真空ポンプオイル希釈液500gを入れ、香料ボトル2(2Lのポリタンク)に表2に示す実施例4の香料組成物の0.2質量%真空ポンプオイル希釈液500gを入れ、各ボトルのバス3の温度を70℃に設定し、各ボトル内温度が約70℃になるまで30分間加熱した。
各ボトル内温度が約70℃になったことを確認した後、窒素フロー(約4L/min)を9時から開始した。窒素フローは、1時間毎に「流す」、「止める」を繰り返し、16時に終了する。
官能評価時は、ドラフトを止めてドラフト内に臭いを溜めて5分後にドラフト内の臭いについて前記の基準に従って評価を行った。官能評価は3人の専門パネラーによって、9時、12時、16時の計3回行い、3人の協議によって1日の評価結果を決定した。なお、9時の評価は、窒素フロー開始後5分後に窒素を止めて行った。
この操作を20日間繰り返した。バス温度は20日間の試験中70℃に維持した。試験中、香料ボトル2内の香料組成物希釈液は継続使用し、悪臭ボトル1内の擬似悪臭組成物希釈液は、毎朝新しいものに交換した。
1日目、5日目、10日目、15日目及び20日目における評価結果を表5に示す。
Figure 0006955992
1 悪臭ボトル
1a 擬似悪臭組成物真空ポンプオイル希釈液
2 香料ボトル
2a 香料組成物真空ポンプオイル希釈液
3 ウォーターバス
4 ドラフト

Claims (9)

  1. 屎尿収集車の汚物吸引/排出装置の排気口から排出される悪臭を低減するための香料組成物であって、下記成分(A)を80質量%以上97質量%以下、下記成分(B)を2質量%以上5質量%以下含有し、成分(A)及び(B)の質量比が、成分(A)を1とした場合に、成分(B)が0.02以上0.06以下である、香料組成物。
    成分(A):下記香料化合物(a-1)、(a-2)及び(a-3)からなり、それらの質量比が、香料化合物(a-1)を1とした場合に、香料化合物(a-2)が0.41以上1.13以下、香料化合物(a-3)が0.08以上0.5以下である香料成分
    (a-1) ベンジルアセテー
    (a-2) ヘキシルシンナミックアルデヒ
    (a-3) リナロー
    成分(B):下記香料化合物(b-1)、(b-2)及び(b-3)からなり、それらの質量比が、香料化合物(b-2)を1とした場合に、香料化合物(b-1)が0.008以上0.34以下、香料化合物(b-3)が0.005以上0.015以下である香料成分
    (b-1) パラクレジルメチルエーテル及びメチルベンゾエートからなる群より選ばれる1種以上
    (b-2) γ-ウンデカラクト
    (b-3) マルトー
  2. 成分(B)における香料化合物(b-1)、(b-2)及び(b-3)の質量比が、香料化合物(b-2)を1とした場合に、香料化合物(b-1)が0.013以上0.25以下、香料化合物(b-3)が0.007以上0.013以下である請求項1に記載の香料組成物。
  3. 成分(A)及び(B)の質量比が、成分(A)を1とした場合に、成分(B)が0.025以上0.05以下である請求項1又は2に記載の香料組成物。
  4. 更に、下記成分(C)を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の香料組成物。
    成分(C):オイゲノール、ベンジルイソブチレート、ベンジルアルコール、cis-ジャスモン、ジメチルアンスラニレート、メチルアンスラニレート、ネロリンヤラヤラ、メチルβ-ナフチルケトン、リナリルアセテート、ターピニルアセテート、cis-3-ヘキセノール及びcis-3-ヘキセニルベンゾエートからなる群より選ばれる1種以上
  5. 成分(A)及び(C)の質量比が、成分(A)を1とした場合に、成分(C)が0以上0.2以下である請求項4に記載の香料組成物。
  6. 更に、下記成分(D)を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の香料組成物。
    成分(D):イソプロピルミリステート、エチルジグリコール、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、ベンジルベンゾエート及びトリエチルシトレートからなる群より選ばれる1種類以上
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の香料組成物を、屎尿収集車の汚物吸引/排出装置中の流路内の気体に接触させ、該装置の排気口から排出される悪臭を低減する方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の香料組成物を含有する屎尿収集車の汚物吸引/排出真空ポンプ用潤滑油。
  9. 請求項8に記載の潤滑油を屎尿収集車の吸引/排出用真空ポンプに使用して、屎尿収集車の汚物吸引/排出装置の排気口から排出される悪臭を低減する方法。
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