JP6955123B1 - 面実装ナットの製造方法、面実装ナットの製造装置、有底筒状体の製造方法、および面実装ナット - Google Patents

面実装ナットの製造方法、面実装ナットの製造装置、有底筒状体の製造方法、および面実装ナット Download PDF

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Abstract

【課題】比較的深い穴を設ける場合にも工程数を少なくしつつ、穴の寸法精度を高くすることが容易となる面実装ナットの製造方法を提供する。【解決手段】上方に開口したネジ穴を有し底面部を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナットを、金属材から製造する製造方法であって、穴部を有した台を下側に設置した前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴部の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程と、前記形成された穴を前記ネジ穴に加工するネジ穴加工工程と、を含む製造方法とする。【選択図】図7

Description

本発明は、面実装ナットの製造方法、面実装ナットの製造装置、有底筒状体の製造方法、および面実装ナットに関する。
従来、例えば基板同士を連結する用途等に面実装ナットが利用されている。面実装ナットにはネジ穴が設けられており、一方の連結対象(実装面)にはんだ付けで固着しておくとともに、他方の連結対象をネジ止めすることにより、双方を連結することが可能である。特許文献1には、電子機器の印刷配線基板に装着される面実装ナットにおいて、該面実装ナットのネジ孔を含む下面にフィルムシートを貼着したものが開示されている。
特開2007-35992号公報
面実装ナットの底面をはんだ付けで実装面へ強固に固着させ得る点等において、面実装ナットの形状は底面まで貫通した孔を有する筒状であるよりも、底面の面積を広くできる有底筒状であることが望ましい。このような面実装ナットは、金属製の有底筒状体の一種と見ることができる。
金属製の有底筒状体を製造する方法については、例えば深絞りプレス加工によって有底の穴を設ける方法が挙げられる。しかし深絞りプレス加工によれば、比較的深い穴を設ける場合には、徐々に穴を深くするために多くの工程が必要となる。また、深絞りプレス加工によれば、穴の寸法精度の面で問題となる場合がある。
本発明は上述した問題に鑑み、比較的深い穴を設ける場合にも工程数を少なくしつつ、穴の寸法精度を高くすることが容易となる面実装ナットの製造方法、面実装ナットの製造装置、および有底筒状体の製造方法の提供を目的とする。
本発明に係る面実装ナットの製造方法は、上方に開口したネジ穴を有し底面部を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナットを、金属材から製造する製造方法であって、穴部を有した台を下側に設置した前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴部の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程と、前記形成された穴を前記ネジ穴に加工するネジ穴加工工程と、を含む製造方法とする。本製造方法によれば、比較的深い穴を設ける場合にも工程数を少なくしつつ、穴の寸法精度を高くすることが容易となる。
上記製造方法としてより具体的には、上方視で、前記穴部の外縁を前記パンチの外縁より内側に配置した製造方法としても良い。本製造方法によれば、押し下げられた部分の一部を穴の底として利用しながらも、当該底の部分を適切に設けることが容易となる。
上記製造方法としてより具体的には、前記穴部の外縁の上方視形状を、多角形とした製造方法としても良い。また上記製造方法としてより具体的には、前記金属材の前記突出させた部分を切断して除去する切断除去工程と、下方視で当該切断した箇所を含む前記金属材の下面の所定領域を、上方へ押し潰す工程と、を含む製造方法としても良い。
上記製造方法としてより具体的には、前記下面より上側であって前記上面より下側である位置において、前記金属材の下側部分を切断して除去する切断除去工程を含み、前記切断した面を前記底面部とする製造方法としても良い。本製造方法によれば、押し下げられた部分の一部を穴の底として利用しながらも、当該底の部分を適切に設けることが容易となる。なお「前記切断した面を前記底面部とする」とは、「切断した面」にメッキ処理等の表面処理を施した程度のものを「底面部」とすることも含まれる。
また上記製造方法としてより具体的には、前記穴の側壁の上端部にC面取りを施す工程を含む製造方法としても良い。また、本発明に係る面実装ナットの製造装置は、上記製造方法により前記面実装ナットを製造する構成とする。本構成によれば、本発明に係る製造方法の利点を享受することが可能となる。
また、本発明に係る有底筒状体の製造方法は、上方に開口した穴を有する有底筒状体を金属材から製造する製造方法であって、穴を有した台を下側にセットした前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程を含み、前記下面より上側であって前記上面より下側である位置において、前記金属材の下側部分を切断して除去する切断除去工程と、を含む製造方法とする。
また本発明に係る有底筒状体の製造方法は、上方に開口した穴を有する有底筒状体を金属材から製造する製造方法であって、穴を有した台を下側にセットした前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程を含み、上方視で、前記穴部の外縁を前記パンチの外縁より内側に配置した製造方法とする。本製造方法によれば、押し下げられた部分の一部を穴の底として利用しながらも、当該底の部分を適切に設けることが容易となる。
また本発明に係る面実装ナットは、上方に開口したネジ穴を有し底面部を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナットであって、前記ネジ穴の下方を閉鎖する閉鎖部が除去可能である構成とする。本構成によれば、必要に応じて閉鎖部を除去し、ネジ穴の下方を貫通させた形態で使用することが可能となる。また当該構成としてより具体的には、前記底面部における前記閉鎖部と当該閉鎖部以外の部分との境界が、視認可能である構成としても良い。
本発明に係る面実装ナットの製造方法によれば、比較的深い穴を設ける場合にも工程数を少なくしつつ、穴の寸法精度を高くすることが容易となる。
本実施形態の製造方法によって製造される面実装ナット1の斜視図である。 面実装ナット1の具体的形態の一例に関する説明図である。 面実装ナット1の製造方法の概略的なフローチャートである。 面実装ナット1の製造に用いられる金属板状材2に関する説明図である。 穴形成工程S12が行われる様子に関する説明図である。 穴形成工程S12が行われる様子に関する説明図である。 切断除去工程S13以降の各工程に関する説明図である。 切断除去工程S13に関する説明図である。 本実施形態に係る製造方法の変形例に関する説明図である。 図9に示す金属板状材2の斜視図である。 図9に示す金属板状材2の別の角度から見た斜視図である。 金属板状材の大きさに関する説明図である。 金属板状材の大きさに関する説明図である。 台の貫通孔の形態を変更する場合に関する説明図である。 台の貫通孔の形態を変更する場合に関する説明図である。 台の貫通孔の形態を変更する場合に関する説明図である。 底面部から出っ張った箇所を有する面実装ナットに関する説明図である。 押し潰し工程を実施済みの面実装ナットに関する説明図である。
本発明の実施形態に係る面実装ナット(リフローナット)の製造方法について、各図面を使用して以下に説明する。なお、面実装ナットについての上下方向はそのネジ穴の軸方向に一致し、ネジ穴の開口する側(ネジが嵌め込まれる側)を上側とする。
図1は、本実施形態の製造方法によって製造される面実装ナット1の斜視図である。面実装ナット1は、上下左右および前後の各面を有する金属製の直方体に、上方に開口したネジ穴11が設けられた形態となっており、底面部15を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の部品である。ネジ穴11の中心軸は、面実装ナット1の上方視中心位置を通り、上下方向に延びている。なおネジ穴11の側壁の上端部は、C0.15程度のC面取りの加工が施された部分(C面取り部12)となっている。
面実装ナット1の使用方法の一例としては、貫通孔を設けた接続基板Aを実装基板Bに連結する例が挙げられる。この場合、面実装ナット1はまず、はんだ付けによって、底面部15が実装基板Bの上面(実装面)に固着される。その後、ネジ穴11の上に当該貫通孔が位置するようにして、接続基板Aが上面部16の上にセットされる。このセットされた状態にて、接続基板Aの上からネジをネジ穴11に挿入して当該ネジを締める。これにより、接続基板Aはネジ止めによって面実装ナット1の上面部16に固定される。
ここで実装基板Bと面実装ナット1の固着に着目すると、はんだ付けによって当該固着が実現されるため、例えば面実装ナット1をネジ止めするための孔を実装基板Bに設ける必要がない。そのため、当該孔を設けるための実装基板Bにおける部品実装等の制限は生じず、製品設計の自由度が向上する。
また面実装ナット1では、ネジ穴11は底面部15まで貫通しておらず、その分、底面部15の面積は広くなっている。そのため、ネジ穴11が底面部15まで貫通していると仮定した場合に比べて、実装面にはんだ付けされる面積が大きくなり、はんだ付けの剥離強度(剥がれ難さ)が向上する。更に、底面部15にクリームはんだを塗布してはんだ付けを行う場合であっても、ネジ穴11は底面部15まで貫通していないため、当該クリームはんだが下側からネジ穴11に入り込むことは抑えられる。また、ネジ穴11が底面部15まで貫通していないため、面実装ナット1を上側から真空吸着によって持ち上げることも容易であり、搬送等の作業性にも優れる。
更に、面実装ナット1と実装基板Bの接触面積が大きくなることから、これら双方間の電気抵抗を小さくしたり、放熱特性を向上させたりすることも可能である。これらの部品がスマートフォン等の通信機器に搭載される場合は、電気抵抗を極力小さくしてグランド(接地)性能を向上させるようにすることも可能であり、高周波帯域のノイズ削減にも効果を発揮する。また、ネジ穴11の下側は閉鎖されているため、ネジ穴11に挿入されたネジが誤って実装基板Bに接触して損傷させてしまうことは回避される。
図2は、面実装ナット1の具体的形態の一例について、正面図、平面図、およびX−X断面図(正面図に示すX−X断面の図)を表している。この断面図に示すように、ネジ穴11の下方は閉鎖部13によって閉鎖されている。
図2に示す例では、面実装ナット1全体の上下方向サイズS1は1.5mm程度、左右方向SサイズS2は2mm程度、前後方向サイズS3は1.2mm程度となっている。また、ネジ穴11の深さS4は1.3mm程度となっており、ネジ穴11の底部を形成している閉鎖部13の厚みS5は0.2mm程度となっている。なおネジ穴11は、M0.8のサイズで形成されている。但し面実装ナット1の具体的な形状やサイズは、特に限定されるものではない。
次に面実装ナット1の製造方法について説明する。なおここでは、メッキ処理などを含む表面処理等については説明を省略する。
図3は、面実装ナット1の製造方法の概略的なフローチャートである。図3に示す製造方法は、面実装ナット1を金属材から製造する製造方法であって、セッティング工程S11、穴形成工程S12、切断除去工程S13、C面取り工程S14、ネジ穴加工工程S15、および仕上げ工程16が順に実施される方法である。但し面実装ナット1の製造に差し支えない範囲において、当該製造方法の一部を変更することも可能である。
セッティング工程S11は、面実装ナット1の製造装置(以下、製造装置Jと称することがある。)に、図4に示す金属板状材2をセットする工程である。なお、図4以降に示される金属板状材2における薄い着色部分は、理解容易とするため、面実装ナット1の基となる金属材21の部分であることを示している。金属板状材2における金属材21の下側には、後述する台Jaをセットするための穴22が設けられている。金属板状材2は、金属材21および穴22を有する同じ形態のパートが、左右方向へ並ぶように形成されている。
製造装置Jは、本実施形態の例では、一または複数の工程を実行するように構成された各エリアが順に並んでおり、あるエリアで工程が施された金属板状材2のパートを次の工程のエリアへ送り出すようにして、穴形成工程S12以降の一連の各工程を自動的に実行する。
穴形成工程S12は、穴部を有した台を下側に設置した金属材21に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分(以下、「押し下げ部」と称することがある。)の一部を下面から突出させ、当該押し下げ部の上面を底とする穴を金属材21に形成する工程である。
図5は、穴形成工程S12が行われる様子を概略的に示している。図5は上側から順に工程が進むことを表しており、左側から順に、側面図、正面図、および断面図(金属板状材2を前後に二分する平面で切断した場合の断面図)を表している。本図に示すように、製造装置Jには、第1台部Ja1と第2台部Ja2からなる台Ja、第1ストリッパー部Jb1と第2ストリッパー部Jb2からなるストリッパーJb、およびパンチJcが備えられている。図6は、図5の(c)の状態から、第2台部Ja2および第2ストリッパー部Jb2を前方へ移動させた状態を概略的に示している。
まず図5の(a)に示すように、金属板状材2には、製造装置Jの台Ja、ストリッパーJb、およびパンチJcがセットされる。台Jaは、第1台部Ja1が後方へ移動して第2台部Ja2が前方へ移動し、穴22内でこれらが接触して、金属材21の下側に密着するようにセットされる。ストリッパーJbは、第1ストリッパー部Jb1が後方へ移動して第2ストリッパー部Jb2が前方へ移動し、これらが金属材21の上側で接触してセットされる。
なおパンチJcは円筒状に形成されており、セットされた台Jaには、径寸法がパンチJcとほぼ同等である断面円形の貫通孔Jah(本発明の穴部に相当する)が形成され、セットされたストリッパーJbには、径寸法がパンチJcとほぼ同等である断面円形の貫通孔Jbhが形成されている。パンチJc、および各貫通孔Jah,Jbhは中心軸が一致しており、この中心軸は金属材21の上方視中心を通る。
この状態において、図5の(a)の点線矢印で示すように製造装置JはパンチJcを、貫通孔Jbhを通るようにして下方へ打ち込む。これによって図5の(b)に示すように、金属材21におけるパンチJcの下側部分は、貫通孔Jahに押し出される。なお、パンチJcの打ち込みは金属材21の下面よりも上側の位置に留まっており、金属材21におけるパンチJcの下側部分(押し下げ部21a)は、金属材21の他の部分に比べて押し下げられた状態となっている。
その後、図5の(b)の点線矢印で示すように、製造装置JはパンチJcを上方へ移動させ、図5の(c)に示すように元の位置に戻す。なお金属材21には、押し下げ部21aが押し出されたことにより穴21bが形成されている。更にその後、図5の(d)に示すように、台Ja、ストリッパーJb、およびパンチJcのセットが解除される。このようにして穴形成工程S12が施された金属板状材2のパートは、更に後続の工程が順に施されることになる。これについて、図7等を参照しながらより詳細に説明する。なお図7は上側から順に、平面図、正面図、および断面図(金属板状材2を前後に二分する平面で切断した場合の断面図)を表している。
図7の(a)は、穴形成工程S12が実施済みの金属板状材2のパートを表している。切断除去工程S13では、製造装置Jは前後方向へ動くカッターを用いたせん断によって、金属板状材2における点線枠βの部分を切断して除去する。ここで点線枠βの上縁の位置は、金属材21の下面より上側であって、押し下げ部21aの上面より下側となっている。すなわち切断除去工程S13は、金属材21の下面より上側であって押し下げ部21aの上面より下側である位置において、金属材21(押し下げ部21aとそれ以外の部分を含む)の下側部分を切断除去する工程となっている。これにより、押し下げ部21aの一部を穴21bの底(閉鎖部13)として利用できるとともに、金属材21の下面を平坦にして、面実装ナット1の底面部15を形成することが可能である。
なお、一般的な手法で切断除去工程S13が実施されると仮定すれば、図7に示す点線枠βの部分を切断除去する代わりに、余分な押し下げ部21aのみを除去するように、例えば図8に示す点線枠β´の部分が切断除去されることになる。しかしこのようにすると、穴21bの底の部分に相当する閉鎖部13を適切に設けることが、難しくなる虞がある。
すなわち、余分な押し下げ部21aのみを切断除去するようにすると、この切断による切断面と金属材21の下面(当該切断面を除く)との間に段差等が生じ、面実装ナット1の底面部15(はんだ付けに用いられる面)が平坦にならず、面実装ナット1のはんだ付けが適切に行えなくなる虞がある。この点、本実施形態では、余分な押し下げ部21aを含む金属材21の下側部分全体を一括して切断除去するため、金属材21の下面全体を平坦にして、平坦な底面部15を得ることが容易である。
また本実施形態のように、穴21bの深さを十分に確保するために穴21bの底を薄くする場合、仮に余分な押し下げ部21aのみを切断除去するようにすると、金属材21の下面よりも上側の押し下げ部21aの部分(除去せずに閉鎖部13として残す部分)を非常に短くしておく必要がある。そのため切断除去工程S13を実施する際に、切断時の衝撃等によって、この部分が意図せずに金属材21から脱落してしまう虞がある。この点、本実施形態では、金属材21の下面よりも上側の押し下げ部21aの部分を比較的長くしておくことができ、その分、切断除去工程S13を実施する際にこの部分が意図せずに脱落することは回避される。
なお、C面取り工程S14では、製造装置Jは穴21bの側壁の上端部にC面取りを施す。図7の(b)は、切断除去工程S13およびC面取り工程S14が実施済みの金属板状材2のパートを表している。
ネジ穴加工工程S15では、製造装置Jは、図7に点線γで概略的に示す工具でタッピング加工を施すことによって、穴21bをネジ穴に加工する。これにより、面実装ナット1のネジ穴11を得ることができる。なお本実施形態の例では、直径0.7mmの穴21bに対して、M0.8のタッピング加工を実施する。図7の(c)は、ネジ穴加工工程S15が実施済みの金属板状材2のパートを表している。仕上げ工程S16では、製造装置Jは、図7に点線δで示す位置で金属板状材2を切断する。このようにして、金属材21を基にした面実装ナット1を得ることができる。
また、金属板状材2から面実装ナット1を製造する方法として、先述した各工程S11〜S16と同様の趣旨の各工程を行う方法でありながらも、パンチを打ち込む方向を90°ずらした製造方法が採用されても良い。この方法を採用した場合の金属板状材2の様子を図9に示す。なお図9の(a)は、穴形成工程S12が実施済みの金属板状材2のパートを表し、図9の(b)は、切断除去工程S13およびC面取り工程S14が実施済みの金属板状材2のパートを表し、図9の(c)は、ネジ穴加工工程S15が実施済みの金属板状材2のパートを表している。また図10は、図9に示す金属板状材2の斜視図を表し、図11は、当該金属板状材2の別の角度から見た斜視図を表している。このように当該製造方法では、金属板状材2の板厚方向が上下方向(ネジ穴11の軸方向)となる。
なおこの製造方法では、穴形成工程S12において、パンチが金属板状材2の板厚方向に打ち込まれる。また切断除去工程S13では、金属板状材2における図9に示す点線枠βの部分が切断除去される。なお当該点線枠βの上縁の位置は、金属材21の下面より上側であって、押し下げ部21aの上面より下側となっている。
以上に説明したように本実施形態に係る面実装ナット1の製造方法は、上方に開口したネジ穴11を有し底面部15を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナット1を、金属材21から製造する製造方法である。またこの製造方法は、穴形成工程S12(金属材21に上方からパンチJcを打ち込んで押し下げ部21aの一部を金属材21の下面から突出させ、押し下げ部21aの上面を底とする穴21bを金属材21に形成する工程)と、切断除去工程S13(金属材21の下面より上側であって押し下げ部21aの上面より下側である位置において、金属材21の下側部分を切断して除去する工程)と、ネジ穴加工工程S15(穴21bをネジ穴11に加工する工程)と、を含み、前記切断した面を底面部15とする製造方法である。
そのため、押し下げ部21aの一部をネジ穴11の底として利用しながらも、当該底の部分を適切に設けることが容易となっている。また面実装ナット1と同等の深さの穴を有する有底筒状体を形成する手法として、深絞りプレス加工を採用する場合には、徐々に穴を深くするために概ね4〜5工程が必要となるが、本実施形態の製造方法によれば、穴形成工程と切断除去工程の2工程で形成することができ、製造効率に優れている。
更に本実施形態の穴形成工程S12で穴を形成する場合には、深絞りプレス加工で穴を形成する場合に比べて穴の寸法精度をより高めることができ、タッピング加工によるネジ穴の形成もより安定して行うことが可能となる。このように本実施形態の製造方法によれば、比較的深い穴を設ける場合にも工程数を少なくしつつ、穴の寸法精度を高くすることが容易となる。また、穴形成工程S12で穴を形成する場合は、深絞りプレス加工で穴を形成する場合に比べ、加工対象となる金属板状材を小さくすることが容易となる。
また、仮に切削加工によって穴を形成すると、当該穴の内壁等に切削によるバリが発生する。このバリが残存したままの面実装ナット1が実装基板に配置されると、当該バリが取れて基板実装品に付着し、電気回路のショート等の不具合が懸念される。しかし、このようなバリを確実に除去することは容易ではなく、特に穴のサイズが小さい場合には困難となる。この点、本実施形態の穴形成工程S12によれば、切削によるバリを生じさせることなく穴を形成することができるため、当該バリに起因する問題を回避することが可能である。
ここで、深絞りプレス加工で穴を形成して面実装ナットXaを製造する場合の金属板状材Xを図12(a)に例示し、本実施形態の(穴形成工程S12で穴を形成して面実装ナット1を製造する場合の)金属板状材2を図12(b)に例示する。なお図13(a)には金属板状材Xの斜視図を示し、なお図13(b)には金属板状材2の斜視図を示している。図12の例において、金属板状材Xについてのピッチ(横方向に隣り合う面実装ナット同士の間隔)P1と、金属板状材2についてのピッチP2は何れも9mmである。しかし、金属板状材Xの縦方向サイズL1は16mmである一方、金属板状材2の縦方向サイズL2は7.5mmである。このように本実施形態の金属板状材2は、深絞りプレス加工で同程度の面実装ナットを製造するために用いられる金属板状材Xに比べて小さくなっている。
なお穴形成工程S12は、金属材21の下面に台Jaが設置された状態で実施され、台Jaにおける上方視でパンチJcと重なる位置には、パンチJcと径方向サイズが略同等である孔Jahが設けられている。そのため、パンチJcの打ち込みによって下方へ押し出される押し下げ部21aの形状やサイズを孔Jahによって規制することができ、穴形成工程S12を安定して行うことが可能である。
また、穴形成工程S12で用いられる台Jaの貫通孔Jahについて、その形態を種々変更することも可能である。以下、この点についてより詳細に説明する。
図14は、貫通孔Jahの上方視での形状および寸法をパンチJcの上方視での形状および寸法と同等に設定し、先述した各工程S11〜S16によって製造される面実装ナット1の形態を例示している。図14(後述する図15と図16も同様)においては、(a)斜め上方から見た外観斜視図、(b)斜め下方から見た外観斜視図、(c)平面図、(d)正面図、(e)底面図、(f)側面図、および(g)X−X断面図(側面図に示すX−X断面の図)が示されている。
一方で図15は、貫通孔Jahの上方視での径方向寸法をパンチJcの上方視での径方向寸法よりも小さく設定し、先述した各工程S11〜S16によって製造される面実装ナット1の形態を例示している。図15の下側には、(g)X−X断面図における点線枠内の拡大図が示されている。なお貫通孔JahとパンチJcの上方視での形状は、何れも円形で同じであり、貫通孔JahとパンチJcの中心位置は上方視で重なっている。上方視で、貫通孔Jahの外縁はパンチJcの外縁より内側に配置されている。貫通孔Jahの上方視での面積は、パンチJcの上方視での面積よりも小さくなっている。
またここでは、切断除去工程S13として、金属材21の下面から下方へ突出した押し下げ部21aの部分のみを切断除去する工程が採用されている。つまり図15に示す面実装ナット1は、穴形成工程S12においてY1に示す位置までパンチJcが打ち込まれており、切断除去工程S13ではY2に示す位置で押し下げ部21aのみが切断除去されている。
図15に示す面実装ナット1においても、切断除去されずに残存した押し下げ部21aの上側部分が閉鎖部13として利用され、閉鎖部13によってネジ穴11の下側が閉鎖されている。更に上述したとおり、貫通孔JahをパンチJcよりも小径としたことから、穴形成工程S12において、押し下げ部21aは貫通孔Jahの開口部のやや上側から当該開口部まで徐々に窄まった形態となる。そのため閉鎖部13の外周部には、図15に示すように断面視でテーパーTPが形成されており、上側の方が拡径しているため閉鎖部13の下方への脱落は回避される。
このように、上方視で貫通孔Jahの外縁をパンチJcの外縁より内側に配置したことで、閉鎖部13の厚みYaを十分に薄くしても閉鎖部13が脱落しないようになっており、ネジ穴11の底を十分に薄くしながらも適切に設けることが容易となっている。また、切断除去工程S13で金属材21の下面から突出した押し下げ部21aの部分のみを切断除去しても、閉鎖部13を脱落させずに適切に設けることが可能である。なお上方視での貫通孔Jahの外縁形状は、円形以外とすることも可能である。
図16は、貫通孔Jahの外縁の上方視形状を正方形(多角形の一例)とし、先述した各工程S11〜S16によって製造される面実装ナット1の形態を例示している。なおパンチJcの上方視での形状は円形であり、貫通孔JahとパンチJcの中心位置は上方視で重なっている。また、当該正方形の対角線の長さは当該円形の直径よりも短く、上方視で、貫通孔Jahの外縁はパンチJcの外縁より内側に配置されている。またここでは、切断除去工程S13として、金属材21の下面から下方へ突出した押し下げ部21aの部分のみを切断除去する工程が採用されている。
図16に示す面実装ナット1においても、図15に示す例と同様に、閉鎖部13の外周部には断面視でテーパーTPが形成されており、上側の方が拡径しているため閉鎖部13の下方への脱落は回避される。更に貫通孔Jahを上方視正方形としたことにより、金属材21の下面から突出した押し下げ部21aも上方視正方形となる。そのため、この突出した押し下げ部21aを切断除去する際、上方視で当該正方形の一辺に相当する平面へ垂直にカッターを当てるようにして、よりスムーズに切断することが可能となる。なお金属材21の下面から突出した押し下げ部21aを長方形や三角形等の他の多角形とした場合も、その多角形の一辺に相当する平面へ垂直にカッターを当てるようにして、同等の効果を得ることが可能である。
また、切断除去工程S13として、金属材21の下面から下方へ突出した押し下げ部21aの部分のみを切断除去する工程を採用する場合、加工精度等の問題から、この切断した箇所が金属材21の下面(底面部15に相当する)から出っ張って残ることもあり得る。図17は、底面部15から出っ張った箇所Zを有する面実装ナットを例示している。なお図17(後述する図18も同様)においては、左側に斜め下方から見た外観斜視図を示し、右側に断面図(図15の(g)と同様の視点の図)を示している。
このような出っ張った箇所が残ると、面実装ナットを実装面上に配置した際に傾きが生じ、当該面実装ナットの実装面へのはんだ付けに悪影響を及ぼす虞がある。そこで切断除去工程S13を実施した後に、下方視で当該切断した箇所を含む金属材21の下面の所定領域を、上方へ僅かに押し潰す工程(押し潰し工程)を実施するようにしても良い。なお図18は、押し潰し工程を実施済みの面実装ナット(僅かに押し潰された領域15aを有する面実装ナット)を例示している。このような押し潰し工程により、底面部15から下方へ出っ張った箇所を無くし、面実装ナットの実装面へのはんだ付けを良好に行うことが可能となる。
また本実施形態の製造方法により製造される面実装ナット1は、基板同士を連結する形態等、種々の形態で使用され得る。例えばスマートフォンの構成部品として面実装ナット1を使用する場合、実装基板にBtoBコネクタの浮き上がり防止用カバーを連結する用途で使用しても良く、実装基板にLDSアンテナを連結する用途で使用しても良い。
更に本実施形態の製造方法により製造される面実装ナット1は、上方に開口したネジ穴11を有し底面部15を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナットであって、ネジ穴11の下方を閉鎖する閉鎖部13が除去可能である構成となっている。
すなわち先述したように、閉鎖部13は、パンチJcの打ち込みによって金属材21の一部が下方へ移動して形成されたものである。そのため、閉鎖部13の外周部はその周囲の面実装ナット1の部分と密着してはいるが、閉鎖部13の外周部とその周囲との境界では金属組織が不連続(分断された状態を含む)となっており、閉鎖部13の外周部とその周囲の結合は弱くなっている。
これにより面実装ナット1は、閉鎖部13が意図せずに脱落することはないが、閉鎖部13に上方または下方へある程度以上の力を加えることにより、閉鎖部13を比較的容易に除去することが可能である。なお、図15に示すように閉鎖部13の外周部にテーパーTPが形成されている場合は、閉鎖部13に上方の力を加えることにより、閉鎖部13を除去することが可能である。
また、閉鎖部13の外周部とその周囲との境界では金属組織が不連続(分断された状態を含む)となっているため、底面部15を平面状に形成しても、底面部15における閉鎖部13と閉鎖部13以外の部分との境界は模様として現れるため視認可能である。例えば、図14、図15、および図18に示す例では、底面部15における当該境界は円の模様として現れて視認可能となっており、図16に示す例では、底面部15における当該境界は四角形の模様として現れて視認可能となっている。そのため、底面部15における閉鎖部13の領域は容易に認識可能となっており、閉鎖部13を除去した場合に底面部15にどのような孔が開くかを予め正確に認識しておくことも容易である。なお閉鎖部13を除去せずに面実装ナット1を使用する場合であっても、底面部15における閉鎖部13と閉鎖部13以外の部分との境界が視認可能となっていれば、面実装ナット1を下方から見てネジ穴11の位置を容易に認識することができるため便利である。
上述したように、面実装ナット1は除去可能な閉鎖部13を設けているため、閉鎖部13を有する形態(ネジ穴11が貫通していない形態)で使用可能でありながら、必要に応じて閉鎖部13を除去し、ネジ穴11の下方を貫通させた形態で使用することも可能である。例えば、面実装ナット1の底面部15を実装基板に固着させておき、ネジ穴11に上側から挿入されるネジが当該実装基板へ届くようにする場合は、当該面実装ナット1の閉鎖部13を予め除去しておけば良い。
本発明の構成は、上記各実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。なお本発明に係る面実装ナットの製造方法は、本発明に係る有底筒状体の製造方法の一形態とみることもでき、主な技術的特徴は共通している。
1 面実装ナット
11 ネジ穴
12 C面取り部
13 閉鎖部
15 底面部
16 上面部
2 金属板状材
21 金属材
21a 押し下げ部
21b 穴
Ja 台
Ja1 第1台部
Ja2 第2台部
Jb ストリッパー
Jb1 第1ストリッパー部
Jb2 第2ストリッパー部
Jc パンチ

Claims (11)

  1. 上方に開口したネジ穴を有し底面部を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナットを、金属材から製造する製造方法であって、
    穴部を有した台を下側に設置した前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴部の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程と、
    前記形成された穴を前記ネジ穴に加工するネジ穴加工工程と、を含むことを特徴とする面実装ナットの製造方法。
  2. 上方視で、前記穴部の外縁を前記パンチの外縁より内側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の面実装ナットの製造方法。
  3. 前記穴部の外縁の上方視形状を、多角形としたことを特徴とする請求項2に記載の面実装ナットの製造方法。
  4. 前記金属材の前記突出させた部分を切断して除去する切断除去工程と、
    下方視で当該切断した箇所を含む前記金属材の下面の所定領域を、上方へ押し潰す工程と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の面実装ナットの製造方法。
  5. 前記下面より上側であって前記上面より下側である位置において、前記金属材の下側部分を切断して除去する切断除去工程を含み、
    前記切断した面を前記底面部とすることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の面実装ナットの製造方法。
  6. 前記穴の側壁の上端部にC面取りを施す工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の面実装ナットの製造方法。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の製造方法により前記面実装ナットを製造することを特徴とする面実装ナットの製造装置。
  8. 上方に開口した穴を有する有底筒状体を金属材から製造する製造方法であって、
    穴を有した台を下側にセットした前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程を含み、
    前記下面より上側であって前記上面より下側である位置において、前記金属材の下側部分を切断して除去する切断除去工程と、を含むことを特徴とする有底筒状体の製造方法。
  9. 上方に開口した穴を有する有底筒状体を金属材から製造する製造方法であって、
    穴を有した台を下側にセットした前記金属材に上方からパンチを打ち込んで、押し下げられた部分の一部を当該金属材の下面から前記穴の内部へ突出させ、当該押し下げられた部分の上面を底とする穴を当該金属材に形成する穴形成工程を含み、
    上方視で、前記穴部の外縁を前記パンチの外縁より内側に配置したことを特徴とする有底筒状体の製造方法。
  10. 上方に開口したネジ穴を有し底面部を実装面にはんだ付け可能とした有底筒状の面実装ナットであって、
    前記ネジ穴の下方を閉鎖する閉鎖部が除去可能であることを特徴とする面実装ナット。
  11. 前記底面部における前記閉鎖部と当該閉鎖部以外の部分との境界が、視認可能であることを特徴とする請求項10に記載の面実装ナット。
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